JPH07262687A - 音響信号処理装置 - Google Patents

音響信号処理装置

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JPH07262687A
JPH07262687A JP6072797A JP7279794A JPH07262687A JP H07262687 A JPH07262687 A JP H07262687A JP 6072797 A JP6072797 A JP 6072797A JP 7279794 A JP7279794 A JP 7279794A JP H07262687 A JPH07262687 A JP H07262687A
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JP
Japan
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signal
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time
acoustic signal
read
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Application number
JP6072797A
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Inventor
Katsuyuki Shudo
勝行 首藤
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号レベルが大きな信号を選択し、しかも時
間軸上での配列の逆転しない音響信号が得られる音響信
号処理装置を提供する。 【構成】メモリ17の読出しアドレス値が書込みアドレ
ス値に追いついて一致したとき、及びメモリ17の読出
しアドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだ
アドレス値にまで達したときに書込みクロック信号の計
数を開始させ、計数値が全アドレスの(N−1)/Nと
対応するアドレス値に達したとき、ならびに、前記の計
数値と書込みアドレス値とが一致したときに、強制的な
書込み信号を発生して、その時点における時間軸圧縮音
響信号を、前記の書込みアドレス値が前記の一致した書
込みアドレス値から予め定められた数だけ進んだ書込み
アドレス値、または最終の書込みアドレス値に達するま
で強制的に書込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響信号が記録されてい
る記録媒体の記録情報を、記録時に要した時間よりも短
い時間で再生した場合に得られる音響信号に対する音響
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響信号が記録されている記録媒体の記
録情報を、記録時に要した時間よりも短い時間で再生し
て聞くようにすることは、例えば、磁気テープレコーダ
や、ビデオテープレコーダからの再生時に、従来より行
なわれていることは周知のとおりである。すなわち、例
えば、映像信号と前記の映像信号に付随する音響信号等
の情報信号とが記録されている記録媒体からの記録情報
の再生に当って、記録動作時における記録媒体速度より
も早い記録媒体速度で再生する再生動作、いわゆる、高
速再生動作を行なった場合に得られる再生画像を見るこ
とにより、記録媒体に記録されている画像内容を画像の
記録時に要した時間に比べて短い時間内に確めることが
従来から行なわれて来ている。そして、前記のように画
像内容の高速再生が行なわれた場合には、再生された映
像信号に付随する音響信号が周波数が高い方にピッチ変
換された状態になっているために、その情報内容を把握
できないことが通常である。
【0003】ところで、映像信号に付随する音響信号等
の情報信号が記録されている記録媒体を高速再生したと
きに再生された音響信号について、その情報内容を明態
に知ることができれば様々な用途の拡大も可能となるこ
とから、高速再生された音響信号を原音響信号に戻すよ
うなピッチ変換を行なうための信号処理手段を備えた映
像音声再生装置が従来から提案されて来ている。そし
て、前記した映像音声再生装置では、高速再生された所
定時間T毎の時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎
のブロック信号)におけるT/Nの期間の時間軸圧縮音
響信号を短い標本化周期で標本化量子化して得たデジタ
ル信号を、書込み状態に制御されたメモリに対して、書
込みクロックに同期して書込んだ後に、読出し状態に制
御された前記のメモリから、メモリに書込まれている高
速再生された所定時間の時間軸圧縮音響信号を、原音響
信号に復原させることができような時間軸伸長を施しう
る読出しクロックに同期して読出すように構成されてい
るものである。
【0004】図11は、記録再生装置がN倍速の再生動
作を行なっている場合に、記録媒体から再生される音響
信号、すなわち記録の対象にされていた原音響信号に比
べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間軸圧縮音響
信号のT秒間毎の信号(信号ブロック区間毎のブロック
信号)におけるT/Nの時間長(T/Nの書込み期間
長)の時間軸圧縮音響信号だけが、時間T毎にメモリに
書込まれ(図11の上方に図示の図)、また前記のメモ
リに記憶されていたT/Nの時間長を有する時間軸圧縮
音響信号がN倍に時間軸伸長されたTの時間長の音響信
号(図11の下方に図示されている読出し区間の信号)
として前記したメモリから読出されている状態を示して
いる{図12の(a),(b)でも同じ}。
【0005】図11{図12の(a),(b)でも同じ}
から明らかなように、前記した公知の映像音声再生装置
では、N倍速で再生動作を行なっている記録再生装置の
記録媒体から再生された時間軸圧縮音響信号について、
時間軸上で時間長T毎に区切られた時間軸圧縮音響信号
(信号ブロック区間毎のブロック信号)におけるT/Nの
時間長の時間軸圧縮音響信号が、原音響信号と同じピッ
チの再生音響信号として得られるのであり、前記した原
音響信号と同じピッチの再生音響信号は、原音響信号に
おける飛び飛びの信号部分ではあるが、前記した時間長
Tを適切に選択し、かつ、メモリに書込みが行なわれる
T/Nの時間長の期間に有効な音響情報が存在していれ
ば、倍速再生された音響信号の情報内容を確かめるのに
役立つものと考えられる。
【0006】ところが、原音響信号には時間軸上で無音
期間も存在しているから、前記のようにN倍速で再生動
作を行なっている記録再生装置の記録媒体から再生され
た時間軸圧縮音響信号について、時間軸上で時間長T毎
に区切られた時間軸圧縮音響信号におけるT/Nの時間
長の時間軸圧縮音響信号を、原音響信号と同じピッチの
再生音響信号としたところで、常に、有効な情報内容を
もつ再生音響信号が得られるとは限らない。すなわち、
例えば有効な音響情報が時間長Tの内の極く僅かな部分
だけに存在していて、メモリに書込まれる時間長T/N
の期間の時間軸圧縮音響信号中には、有効な再生音響信
号として再生できる音響情報信号が無いときは、原音響
信号が例えば会話による音響信号の場合には、会話にお
ける重大な情報が欠落してしまうことも起るという問題
点が生じ、それに基づいて音響情報の確認を良好に行な
うことができないことも起こる。
【0007】それで本出願人会社では、前記の問題点を
解決できる音響信号処理装置として、記録媒体に記録さ
れている音響信号の記録情報を、記録時に要した時間T
よりも短い時間T/N(ただし、Nは2以上の自然数)
で再生して得た時間軸圧縮音響信号における信号レベル
の大きな信号部分を順次に選択してメモリに記憶し、前
記のメモリに記憶された音響信号をN倍に時間軸伸長さ
れた状態の再生音響信号として読出すようにした音響信
号処理装置を提案している(平成4年12月21日に特
許出願した「音響信号処理装置」の明細書を参照される
とよい)。
【0008】前記した本出願人会社による既提案の音響
信号処理装置において、メモリに書込まれるべきデジタ
ル信号は、前記のように時間軸上で所定の時間長T毎に
区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎の
ブロック信号)中のT/N秒の時間長を有する時間軸圧
縮音響信号と対応するデジタル信号(本明細書中の記述
においては「時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル信
号」の語句が、単に「時間軸圧縮音響信号」のように記
載されることもある)なのであるが、前記したT/N秒
の時間長を有する時間軸圧縮音響信号は、図11及び図
12の(a)中に書込み区間として示されているT/N
秒の区間のように、信号ブロック区間中の予め定められ
た位置で連続しているT/N秒の期間区間の時間軸圧縮
音響信号ではなく、信号ブロック区間中において信号レ
ベルが大きな時間軸圧縮音響信号の信号部分の時間長の
加算値がT/N秒になるような時間軸圧縮音響信号とさ
れている。
【0009】前記の点について、記録再生装置がN倍速
の再生動作を行なっている状態で、記録媒体から原音響
信号に対して1/Nに時間軸が圧縮されている状態の時
間軸圧縮音響信号における所定の時間長Tの時間軸圧縮
音響信号(信号ブロック区間毎のブロック信号)が、例
えば図12の(c)のように時間軸上で信号レベルが変
化していて、信号レベルの大きな信号部分S1,S2,S
3…が時間軸上に間欠的に存在している場合を例にと
り、図12を参照して既述した従来例との比較も含めて
説明すると次のとおりである。まず図12の(a),
(b)は、公知の映像音声再生装置について図11を参
照して既述した場合と同様に、図12の(a)は記録再
生装置がN倍速の再生動作を行なっている場合に、記録
媒体から再生された原音響信号に比べて1/Nに時間軸
が圧縮された状態の時間長Tの時間軸圧縮音響信号(信
号ブロック区間毎のブロック信号)におけるT/Nの時
間長の時間軸圧縮音響信号だけがメモリに書込まれる場
合を示しており、また図12の(b)は前記のメモリに
記憶されていたT/Nの時間長を有する時間軸圧縮音響
信号がN倍に時間軸伸長されたTの時間長の音響信号と
して前記したメモリから読出されている状態を示してい
る。
【0010】さて、信号処理の対象にされる時間軸圧縮
音響信号における所定の時間長Tの時間軸圧縮音響信号
(信号ブロック区間毎のブロック信号)が、例えば図1
2の(c)のように時間軸上で信号レベルの大きな信号
部分S1,S2,S3…が時間軸上に間欠的に存在してお
り、前記した各信号部分S1,S2,S3…のそれぞれの
時間長がT1,T2,T3…であり、前記の各信号部分S
1,S2,S3…のそれぞれの時間長がT1,T2,T3…
と、メモリへの書込み時間T/Nとの関係が、各信号部
分S1,S2,S3,S4のそれぞれの時間長T1,T2,T
3,T4の和が、メモリへの書込み時間T/Nに等しい場
合、すなわち、T/N=T1+T2+T3+T4の場合に
は、図12の(c)に例示されている信号ブロック区間
のブロック信号における時間軸上で信号レベルの大きな
信号部分S1,S2,S3,S4が、それぞれN倍に時間軸
伸長されて、図12の(f)に示されているように時間
長がT1・N,T2・N,T2・N,T4・Nの信号部分のS1
e,S2e,S3e,S4eとなり、出力される時間長T
の再生音響信号としては、前記した各信号部分S1e,
S2e,S3e,S4eが時間軸上で連続している状態の
ものとなるから、本出願人会社による既提案の音響信号
処理装置では、従来例装置に比べて多くの音響情報を含
んでいる再生音響信号が得られるのである。なお、図1
2中における図12の(d),(e)に示す波形は、図
1,図13等について後述されている信号レベル検出部
3の動作の説明に用いられている信号である。
【0011】既述した公知の映像音声再生装置ではメモ
リへの書込み期間が固定されているために、T/Nの時
間長の書込み期間中で書込まれるべきT/Nの時間長の
時間軸圧縮音響信号が信号レベルの低い部分を含んでい
る場合には、情報量の少ない再生音響信号しか得られな
いことになるが、本出願人会社の既提案の音響信号処理
装置において、メモリに書込まれるべきデジタル信号
は、時間軸上で所定の時間長T毎に区切られた時間軸圧
縮音響信号中において、信号レベルが大きな時間軸圧縮
音響信号の信号部分の時間長の加算値がT/N秒になる
ような時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル信号であ
るために、公知の映像音声再生装置で生じた問題点が起
きない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した本
出願人会社による既提案の音響信号処理装置では、記録
再生装置がN倍速の再生動作を行なっている場合に、記
録媒体から再生される音響信号、すなわち記録の対象に
されていた原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮さ
れた状態の時間軸圧縮音響信号における時間軸上で所定
の時間長T毎に区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブ
ロック区間毎のブロック信号)中のT/N秒の時間長
(T/Nの書込み期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモ
リへの書込み動作と、メモリからの読出し動作とが、時
間軸上において図10に例示されているように行なわれ
る。図10における各信号ブロック区間1,2…中に示
されている一点鎖線図示の矢印はメモリへ情報が書込ま
れている状態を示しており、また、図中の太実線図示の
矢印はメモリから情報が読出されている状態を示してい
る。図示の例ではメモリのアドレス(書込みアドレス、
及び読出しアドレスの双方)が0から7FFFh(ただ
し、hは16進数であることを表わす記号であり、本明
細書中では、メモリのアドレス信号が15ビットである
場合を例にして記載してある)までであるとされてい
る。
【0013】メモリからの記憶情報の読出し動作は、順
次の信号ブロック区間について、循環的に時間軸上で連
続的に行なわれており、また、メモリへの情報の書込み
動作は、信号レベルが大きい状態の時間軸圧縮音響信号
の信号部分の時間長の加算値がT/N秒になるように行
なわれることを基本としているが、信号ブロック区間中
の最初から信号レベルが低い状態が連続していても、メ
モリの最大アドレスまでの書込みが完了していなけれ
ば、読出しアドレス値が全アドレスの(N−1)/Nだ
け進んだアドレス値にまで達したときには、図10の信
号ブロック区間3に例示されている状態のように、書込
み動作が行なわれるようになっている。すなわち、図1
0において信号ブロック区間1については信号ブロック
区間1の全体にわたって信号レベルが大きい(図10で
は、音量が大であるとして示されている)ので、書込み
アドレス値が0のイの点から書込みアドレス値が7FF
Fhのロの点まで連続して、書込み情報の番号S1の書
込み情報についての書込み動作が行なわれ、また、読出
しアドレス値が0のイの点から読出しアドレス値が7F
FFhのハの点まで連続して、読出し情報の番号S1の
読出し情報についての読出し動作が行なわれる。
【0014】前記した書込みアドレスカウンタのクロッ
ク信号(書込みクロック信号)と読出しクロック信号と
は、図5の(a),(b)に例示されているように、書
込みクロック信号の周期が読出しクロック信号の周期の
1/Nであり、かつ、書込みクロック信号と読出し信号
クロックとは異なる時間位置で発生するようなタイミン
グ関係で発生されている。なお、図10にはN=5の場
合(5倍速再生の場合)のメモリの読書き動作の例を例
示してあり、また、図5にはN=7の場合(7倍速再生
の場合)における書込みクロック信号と読出し信号クロ
ックとの発生タイミング関係を例示してある。
【0015】次に、図10における信号ブロック区間2
については、信号ブロック区間2の始めの部分と、中間
の部分に信号レベルが大きい個所があるので、メモリに
対する書込み動作は、書込みアドレス値が0のニの点か
ら、信号レベルが低下するホの点までの間で、書込み情
報の番号S2の書込み情報についての書込み動作が行な
われ、またホの点からヘの点までは信号レベルが低いた
めに書込み動作を行なわず、前記のヘの点から再び書込
み動作を再開して書込みアドレス値が7FFFhのトの
点まで、書込み情報の番号S3の書込み情報についての
書込み動作が行なわれる。一方、連続して行なわれる読
出し動作は、読出しアドレス値が0のニの点からチの点
までは、読出し情報の番号S2の読出し情報についての
読出し動作が行なわれ、また前記のチの点から読出しア
ドレス値が7FFFhのリの点までは、読出し情報の番
号S3の読出し情報についての読出し動作が行なわれ
る。
【0016】次いで、図10の信号ブロック区間3は、
その全区間にわたって信号レベルが低いので、読出しア
ドレス値が0のヌの点から、信号ブロック区間3におけ
る読出しアドレス値が、全アドレスの(N−1)/Nだ
け進んだアドレス値となる点ワまでは、メモリに対する
書込み動作が行なわれず、読出しアドレス値が前記のワ
の点と対応する値になったときに、書込みアドレス値が
0のワ’の点から書込み動作を開始して、書込みアドレ
ス値が7FFFhのヲの点まで、書込み情報の番号S4
の書込み情報についての書込み動作が行なわれる。一
方、連続して行なわれる読出し動作は読出しアドレス値
が0のヌの点からルの点までは、読出し情報の番号S2
の読出し情報についての読出し動作が行なわれ、また前
記のルの点から読出しアドレス値が7FFFhのヲの点
までは、読出し情報の番号S3の読出し情報についての
読出し動作が行なわれる。
【0017】次に図10における信号ブロック区間4
は、信号ブロック区間4の始めの僅かな部分と、終りの
僅かな部分に信号レベルが大きい個所がある場合の例で
あり、メモリに対する書込み動作は、書込みアドレス値
が0のカの点から、信号レベルが低下するヨの点までの
間の信号レベルの大きな期間に、書込み情報の番号S5
の書込み情報についての書込み動作が行なわれるが、前
記のカの点からヨの点までの書込み動作によっても、書
込みアドレス値がメモリの最大アドレス値には達してい
ない。また前記したヨの点から信号ブロック区間4にお
ける読出しアドレス値が、メモリの全アドレスの(N−
1)/Nだけ進んだアドレス値となる点までの間に信号
レベルの大きな信号部分がないので、前記の読出しアド
レス値がメモリの全アドレスの(N−1)/Nだけ進んだ
アドレス値に達した時点から、書込み動作を開始し、レ
点からソの点までは書込み情報の番号S6の書込み情報
についての書込み動作を行ない、また、ソの点から書込
みアドレスが7FFFhのツの点までは書込み情報の番
号S7の書込み情報についての書込み動作を行なう。
【0018】一方、連続して行なわれる読出し動作は読
出しアドレス値が0のカの点からタの点までは、読出し
情報の番号S5の読出し情報についての読出し動作が行
なわれ、また前記のタの点からソの点までは、読出し情
報の番号S4の読出し情報についての読出し動作が行な
われ、さらに前記のソの点から読出しアドレス値が7F
FFhのネの点までは、読出し情報の番号S7の読出し
情報についての読出し動作が行なわれる。前記した図1
0を見ると、本出願人会社による既提案の音響信号処理
装置においては、時間軸上で順次にメモリから読出され
る読出し情報の順序が、時間軸上で所定の順序にならな
いことが起こることが判かる。すなわち、図10の例に
おいては、時間軸上で順次にメモリから読出される読出
し情報の順序が、S1→S2→S3→S2→S3→S5→S4
→S7→のようになっており、同じ読出し情報が2度も
続けて再生されたり、本来の順序とは逆の順序に再生さ
れることが起こったりすることが判かるが、前記のよう
な状態の読出し情報では、それを聴取しても内容の把握
が困難となるから、それの解決策が求められた。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は記録媒体に記録
されている音響信号の記録情報を、記録時に要した時間
Tよりも短い時間T/N(ただし、Nは2以上の自然
数)で再生して得た時間軸圧縮音響信号における信号レ
ベルの大きな信号部分を順次に選択してメモリに記憶
し、前記のメモリに記憶された音響信号をN倍に時間軸
伸長された状態の再生音響信号として読出すようにして
いる音響信号処理装置において、メモリの読出しアドレ
ス値が書込みアドレス値に追いついて一致したときに、
その時点における時間軸圧縮音響信号を、前記の書込み
アドレス値が前記の一致した書込みアドレス値から予め
定められた数だけ進んだ書込みアドレス値に達するまで
強制的に書込ませたり、あるいは前記したメモリの読出
しアドレス値が書込みアドレス値に追いついて一致した
ときに、その時点における時間軸圧縮音響信号を、最終
の書込みアドレス値に達するまで強制的に書込ませるよ
うにする手段を備えてなる音響信号処理装置、及び記録
時における記録速度のN(ただし、Nは2以上の自然
数)倍の状態で記録媒体から再生された時間軸圧縮音響
信号を、予め定められた標本化周期で標本化量子化して
音響信号のデジタルデータを得るアナログデジタル変換
手段と、前記した時間軸圧縮音響信号における信号レベ
ルの大きな信号部分と対応する音響信号のデジタルデー
タを順次に選択して、前記した予め定められた標本化周
期で書込み記憶するメモリと、前記のメモリから前記し
た標本化周期のN倍の読出し周期で、前記した音響信号
のデジタルデータを読出す手段と、メモリから読出され
た音響信号のデジタルデータをデジタルアナログ変換し
てアナログ信号形態の音響信号として出力するデジタル
アナログ変換手段とを備えてなる音響信号処理装置にお
いて、前記したメモリからの音響信号のデジタルデータ
の読出しが、前記したメモリの先頭アドレスから最終ア
ドレスまでの間で循環的に行なわれるようにする手段
と、前記した読出しアドレス値が全アドレスの(N−
2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達したときに、書
込みアドレスカウンタのクロック信号の計数を開始させ
る手段と、前記した書込みアドレスカウンタのクロック
信号の計数値が全アドレスの(N−1)/Nと対応する
アドレス値にまで達したときに新たな書込みが開始でき
るようにする手段と、メモリの読出しアドレス値が書込
みアドレス値に追いついて一致したとき、または読出し
アドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだア
ドレス値にまで達したときに計数が開始された前記した
書込みアドレスカウンタのクロック信号の計数値と書込
みアドレス値とが一致したときに、その時点における時
間軸圧縮音響信号を、前記の書込みアドレス値が前記の
一致した書込みアドレス値から予め定められた数だけ進
んだ書込みアドレス値に達するまで強制的に書込ませる
ようにする手段を備えてなる音響信号処理装置、ならび
に前記した音響信号処理装置において前記したメモリか
らの音響信号のデジタルデータの読出しが、前記したメ
モリの先頭アドレスから最終アドレスまでの間で循環的
に行なわれるようにする手段と、前記した読出しアドレ
ス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス
値にまで達したときに、前記した書込みアドレスカウン
タのクロック信号の計数を開始させる手段と、前記した
書込みアドレスカウンタのクロック信号の計数値が全ア
ドレスの(N−1)/Nと対応するアドレス値にまで達
したときに新たな書込みが開始できるようにする手段
と、メモリの読出しアドレス値が書込みアドレス値に追
いついて一致したとき、または読出しアドレス値が全ア
ドレスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達
したときに計数が開始された前記した書込みアドレスカ
ウンタのクロック信号の計数値と書込みアドレス値とが
一致したときに、その時点における時間軸圧縮音響信号
を、最終の書込みアドレス値に達するまで強制的に書込
ませる手段とを備えてなる音響信号処理装置、及び前記
した音響信号処理装置において、記録媒体に記録されて
いる音響信号の記録情報を、記録時に要した時間Tより
も短い時間T/N(ただし、Nは2以上の自然数)で再
生して得る時間軸圧縮音響信号における時間軸圧縮率が
変更された場合については、時間軸圧縮率の変更後に最
初に行なわれるメモリへの書込み記憶動作と読出し動作
とが同時に開始されるようにする手段を備えている音響
信号処理装置を提供する。
【0020】
【作用】メモリからの記憶情報の読出し動作は連続的に
行なわれるのに、時間軸圧縮音響信号と対応しているデ
ジタル信号をメモリに書込む動作が、信号レベルの低い
状態の時間軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号
については行なわれないために、メモリの読出しアドレ
ス値が書込みアドレス値を追いこすことによる問題点を
解決するために、メモリの読出しアドレス値が書込みア
ドレス値に追いついて一致したときに、その時点からの
時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル信号を、前記の
書込みアドレス値が前記の一致した書込みアドレス値か
ら予め定められた数だけ進んだ書込みアドレス値に達す
るまで強制的に書込んだり、あるいは前記したメモリの
読出しアドレス値が書込みアドレス値に追いついて一致
したときに、その時点における時間軸圧縮音響信号を、
最終の書込みアドレス値に達するまで強制的に書込んだ
りする。
【0021】また、メモリの読出しアドレス値が全アド
レスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達し
たときに、書込みアドレスカウンタのクロック信号の計
数を開始させ、前記した書込みアドレスカウンタのクロ
ック信号の計数値が全アドレスの(N−1)/Nと対応
するアドレス値にまで達したときに新たな書込みを開始
できるようにする。そして、読出しアドレス値が全アド
レスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達し
たときに計数が開始された前記した書込みアドレスカウ
ンタのクロック信号の計数値と書込みアドレス値とが一
致したときに、その時点における時間軸圧縮音響信号
を、前記の書込みアドレス値が前記の一致した書込みア
ドレス値から予め定められた数だけ進んだ書込みアドレ
ス値に達するまで強制的に書込んだり、前記した時点に
おける時間軸圧縮音響信号を、最終の書込みアドレス値
に達するまで強制的に書込んだりする。さらに、記録媒
体に記録されている音響信号の記録情報を、記録時に要
した時間Tよりも短い時間T/N(ただし、Nは2以上
の自然数)で再生して得る時間軸圧縮音響信号における
時間軸圧縮率が変更された場合に、時間軸圧縮率の変更
後に最初に行なわれるメモリへの書込み記憶動作と読出
し動作とを同時に開始させる。
【0022】本発明の音響信号処理装置における前記の
ような動作、すなわち記録の対象にされていた原音響信
号に比べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間軸圧
縮音響信号におけるT秒間毎の時間軸圧縮音響信号、す
なわち、信号ブロック区間毎のブロック信号におけるT
/Nの時間長(T/Nの書込み期間長)の時間軸圧縮音
響信号のメモリへの書込み動作と、メモリからの読出し
動作とを、図6乃至図9を参照して説明すると次のとお
りである。図6及び図7における各信号ブロック区間
1,2…中に示されている一点鎖線図示の矢印はメモリ
へ情報が書込まれている状態を示しており、また、図中
の太実線図示の矢印はメモリから情報が読出されている
状態を示していること、及び図6や図7の例においてメ
モリのアドレス(書込みアドレス、及び読出しアドレス
の双方)が0から7FFFh(ただし、hは16進数で
あることを表わす記号である)までであること等は、既
述した図10の場合と同様である。そして、メモリから
の記憶情報の読出し動作は、順次の各信号ブロック区間
について、循環的に時間軸上で連続的に行なわれてい
る。
【0023】まず、図6に示してある例は、本発明の音
響信号処理装置における動作が、メモリの読出しアドレ
ス値がメモリの書込みアドレス値に追いついて一致した
ときに、その時点からの時間軸圧縮音響信号と対応する
デジタル信号が、メモリに強制的に書込まれるようにし
て行なわれている場合を示している。図6に示されてい
る各信号ブロック区間1,2,3…においては、各信号
ブロック区間1,2,3…の始端で、メモリの書込みア
ドレスとメモリの読出しアドレスとが一致するために、
その時点からの時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル
信号をメモリに強制的に書込む動作を開始する。図6中
の信号ブロック区間1は、それの全体にわたって信号レ
ベルが大きい(図6及び後述の図7中では、各図の下方
に音量が大であるという表示がされている)状態が示さ
れてある。それで、図6中の信号ブロック区間1では、
メモリの書込みアドレス値が0のイの点から書込みアド
レス値が7FFFhのロの点まで連続して、書込み情報
の番号S1の書込み情報についての書込み動作が行なわ
れ、また、メモリの読出しアドレス値が0のイの点から
読出しアドレス値が7FFFhのハの点まで連続して、
読出し情報の番号S1の読出し情報についての読出し動
作が行なわれる。
【0024】ここで、図6乃至図10においてメモリの
アドレス値(書込みアドレス及び読出しアドレス)は、
図中の縦方向で下方のメモリの最小アドレス値0から、
上方のメモリの最大アドレス値7FFFhであるとして
示してあり、図中で同一の高さは同一のアドレス値を示
すものであり、また横方向は時間の流れる方向を示して
いる。ここで、図6を参考例にとり上げて、上記の点に
ついて具体的に説明すると次のとおりである。図6にお
いて図中で同一の高さの点として示されている例えば
イ,ニ,ヌ,ワの各点でのメモリのアドレス値は、すべ
て最小アドレス値0であり、また、例えば、図6におい
て図中で同一の高さの点として示されているロ,ハ,
ト,リ,ル,ヲ,タ,レの各点でのメモリのアドレス値
は、すべて最大アドレス値7FFFhである。同様に、
図6中で同じ高さの点ホと点ヘとは同じアドレス値であ
り、また、点カと点ヨとは同じアドレス値である。
【0025】メモリの書込み動作と読出し動作とに使用
される書込みアドレスカウンタのクロック信号と読出し
クロック信号とは、図5の(a),(b)に例示されて
いるように、書込みアドレスカウンタのクロック信号の
周期が読出しクロック信号の周期の1/Nであり、か
つ、書込みアドレスカウンタのクロック信号と読出し信
号クロックとは異なる時間位置で発生するようなタイミ
ング関係で発生されていること、及び図6及び図7には
N=5の場合(5倍速再生の場合)のメモリの読書き動
作の例を例示してあり、また、図5にはN=7の場合
(7倍速再生の場合)における書込みアドレスカウンタ
のクロック信号と読出し信号クロックとの発生タイミン
グ関係を例示してあること等は図10の場合と同様であ
る。
【0026】次に、図6における信号ブロック区間2に
ついては、信号ブロック区間2の始めの部分と、中間の
部分に信号レベルが大きい個所があるので、メモリに対
する書込み動作は、書込みアドレス値が0のニの点か
ら、信号レベルが低下するホの点までの間で、書込み情
報の番号S2の書込み情報についての書込み動作が行な
われ、またホの点からヘの点までは信号レベルが低いた
めに書込み動作を行なわず、信号レベルが高くなったヘ
の点から再び書込み動作を再開し、書込みアドレス値が
7FFFhのトの点まで、書込み情報の番号S3の書込
み情報についての書込み動作が行なわれる。一方、連続
して行なわれる読出し動作は、読出しアドレス値が0の
ニの点からチの点までは、読出し情報の番号S2の読出
し情報についての読出し動作が行なわれ、また前記のチ
の点から読出しアドレス値が7FFFhのリの点まで
は、読出し情報の番号S3の読出し情報についての読出
し動作が行なわれる。
【0027】次いで、図6の信号ブロック区間3は、そ
の全区間にわたって信号レベルが低いが、信号ブロック
区間の始端でメモリの書込みアドレスとメモリの読出し
アドレスとが一致するために、書込みアドレス値が0の
ヌの点から書込み動作を開始して、書込みアドレス値が
7FFFhのルの点まで、書込み情報の番号S4の書込
み情報についての書込み動作が行なわれる。一方、連続
して行なわれる読出し動作は読出しアドレス値が0のヌ
の点から読出しアドレス値が7FFFhのヲの点まで、
読出し情報の番号S4の読出し情報についての読出し動
作が行なわれることになる。
【0028】次に図6における信号ブロック区間4は、
信号ブロック区間4の始めの僅かな部分に信号レベルが
大きい個所がある場合の例であり、メモリに対する書込
み動作は、書込みアドレス値が0のワの点から、信号レ
ベルが低下するカの点までの間で、書込み情報の番号S
5の書込み情報についての書込み動作が行なわれる。読
出しアドレス値が0のワの点から開始されたメモリの読
出し動作が進んで行って読出しアドレス値がヨの点、す
なわち、前記したカの点と対応する書込みアドレス値に
追いついた時点で、メモリに対する強制的な書込み動作
が行なわれてヨ(カ)と対応するアドレス値から書込み
アドレス値が7FFFhのタの点まで、書込み情報の番
号S6の書込み情報についての書込み動作が行なわれ
る。
【0029】一方、連続して行なわれる読出し動作は読
出しアドレス値が0のワの点から、ヨの点までは読出し
情報の番号S5の読出し情報についての読出し動作が行
なわれ、また前記のヨの点から読出しアドレス値が7F
FFhのレの点までは、読出し情報の番号S6の読出し
情報についての読出し動作が行なわれる。図6を参照し
て説明したところから判かるように、メモリの読出しア
ドレス値がメモリの書込みアドレス値に追いついて一致
したときに、その時点からの時間軸圧縮音響信号と対応
するデジタル信号が、メモリに強制的に書込まれるよう
にして本発明の音響信号処理装置が実施された場合にお
いて、時間軸上で順次にメモリから読出される読出し情
報の順序は、S1→S2→S3→S4→S5→S6→のように
なっており、同じ読出し情報が時間軸上で繰返して再生
されることがなく、また、本来の書込み情報の順序とは
逆の順序に再生されることも無くなる。
【0030】次に図7に示してある例は、メモリの書込
みアドレス値とメモリの読出しアドレス値とが共に0の
ときにはメモリへの書込み動作が行なわれず、また、メ
モリの読出しアドレス値がメモリの書込みアドレス値に
追いついて一致したときに、その時点からの書込み情報
がメモリに強制的に書込まれるようにするとともに、メ
モリの読出しアドレス値が全アドレスの(N−2)/N
だけ進んだアドレス値にまで達したときに、書込みアド
レスカウンタのクロック信号の計数を開始させ、前記し
た書込みアドレスカウンタのクロック信号の計数値が全
アドレスの(N−1)/Nと対応するアドレス値にまで
達したときに新たな書込みを開始できるようにし、ま
た、読出しアドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだ
け進んだアドレス値にまで達したときに計数が開始され
た前記した書込みアドレスカウンタのクロック信号の計
数値と書込みアドレス値とが一致したときに、その時点
における書込み情報を前記の書込みアドレス値が前記の
一致した書込みアドレス値から予め定められた数だけ進
んだ書込みアドレス値に達するまで強制的に書込んだ
り、前記した時点における書込み情報を、最終の書込み
アドレス値に達するまで強制的に書込んだりされるよう
な動作を行なうようにされた場合の本発明の音響信号処
理装置の動作を示している。
【0031】図7において、区間長T(時間長T)の各信
号ブロック区間1,2,3…における信号ブロック区間1
の直前の信号ブロック区間0における始端から(N−1)
/Nだけ経過した時点に、メモリの書込みアドレス値が
0のイの点から書込みアドレス値が7FFFhのロの点
まで連続して、書込み情報の番号S1の書込み情報につ
いての書込み動作が行なわれ、次に、図7における信号
ブロック区間1については、信号ブロック区間2の始端
の読出しアドレス値が0のハの点から、読出しアドレス
値が7FFFhのニの点まで、読出し情報の番号S1の
読出し情報についての読出し動作が行なわれる。図7に
おける信号ブロック区間1は、始端から(N−1)/Nだ
け経過した時点を超える大部分の期間中において高い信
号レベルを示している。それで、図7における信号ブロ
ック区間1における始端から(N−1)/Nだけ経過した
時点で、メモリの書込みアドレス値が0のトの点から、
信号レベルが低下するチの点までの間で書込み情報の番
号S2の書込み情報についての書込み動作が行なわれ
る。
【0032】次に、図7における信号ブロック区間2に
ついては、信号ブロック区間2の始端の読出しアドレス
値が0のリの点から読出し情報の番号S2の読出し情報
についての読出し動作が行なわれて行く。信号ブロック
区間2には、始端に近い部分から区間の中央を超える部
分と、区間の終端の部分とに高い信号レベルを示す部分
が存在しているから、信号ブロック区間2においては、
ヌの点からメモリの書込みアドレス値が7FFFhのル
の点まで、書込み情報の番号S3の書込み情報について
の書込み動作が行なわれるとともに、メモリの書込みア
ドレス値が0のレの点から、信号レベルが低下するソの
点までの間で書込み情報の番号S4の書込み情報につい
ての書込み動作が行なわれる。前記した図7中の信号ブ
ロック区間2において、連続して行なわれる読出し動作
は読出しアドレス値が0のリの点からヲの点までは、読
出し情報の番号S2の読出し情報についての読出し動作
が行なわれ、また、前記のヲの点から読出しアドレス値
が7FFFhのワの点までは、読出し情報の番号S3の
読出し情報についての読出し動作が行なわれることにな
る。
【0033】次に、図7における信号ブロック区間3で
は、始端から信号レベルが低い期間が続いており、この
区間の終端近くの部分だけが高い信号レベルの部分にな
っている。したがって、この信号ブロック区間3では、
まず、信号ブロック区間3の始端の読出しアドレス値が
0のツの点から読出し情報の番号S4の読出し情報につ
いての読出し動作が行なわれて行くが、ネの点において
読出しアドレス値がソの点で示されている書込みアドレ
ス値に追いつくために、ネの点から書込みアドレス値が
7FFFhのナの点まで、書込み情報の番号S5の書込
み情報についての書込み動作が行なわれる。前記したネ
の点から読出しアドレス値が7FFFhのオの点まで
は、読出し情報の番号S5の読出し情報についての読出
し動作が行なわれる。また、前記した図7中の信号ブロ
ック区間3における終端近くの高い信号レベルになった
部分については、この信号ブロック区間3における始端
から(N−1)/Nだけ経過した時点で、メモリの書込み
アドレス値が0のウの点から、信号レベルが低下するノ
の点までの間で書込み情報の番号S6の書込み情報につ
いての書込み動作が行なわれる。
【0034】次いで、図7の信号ブロック区間4では、
それの全区間にわたって低信号レベルの状態が続いてい
るから、この信号ブロック区間4では、まず、信号ブロ
ック区間4の始端の読出しアドレス値が0のクの点から
読出し情報の番号S6の読出し情報についての読出し動
作が行なわれて行く。そして、この信号ブロック区間4
に例示してあるケースでは、前記の読出し動作に伴って
増加して行く読出しアドレス値が、信号区間3における
書込み動作が終了したノの点の書込みアドレス値と対応
するフの点の読出しアドレス値に達する以前に、読出し
アドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだア
ドレス値にまで達したとき(ヤの点)から計数が開始さ
れた書込みアドレスカウンタのクロック信号の計数値
が、前記したノの点の書込みアドレス値と一致する書込
みアドレス値のマの点の計数値となるために、前記のマ
の点から書込みアドレス値が7FFFhのケの点まで
は、書込み情報の番号S7の書込み情報についての書込
み動作が行なわれる。また、前記したフの点から読出し
アドレス値が7FFFhのコの点までは、読出し情報の
番号S7の読出し情報についての読出し動作が行なわれ
る。
【0035】図7を参照して説明したところから判かる
ように、メモリの書込みアドレス値とメモリの読出しア
ドレス値とが共に0のときにはメモリへの書込み動作が
行なわれず、また、メモリの読出しアドレス値がメモリ
の書込みアドレス値に追いついて一致したときに、その
時点からの書込み情報がメモリに強制的に書込まれるよ
うにするとともに、メモリの読出しアドレス値が全アド
レスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達し
たときに、書込みアドレスカウンタのクロック信号の計
数を開始させ、前記した書込みアドレスカウンタのクロ
ック信号の計数値が全アドレスの(N−1)/Nと対応
するアドレス値にまで達したときに新たな書込みを開始
できるようにし、また、読出しアドレス値が全アドレス
の(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達したと
きに計数が開始された前記した書込みアドレスカウンタ
のクロック信号の計数値と書込みアドレス値とが一致し
たときに、その時点における書込み情報を前記の書込み
アドレス値が前記の一致した書込みアドレス値から予め
定められた数だけ進んだ書込みアドレス値に達するまで
強制的に書込んだり、前記した時点における書込み情報
を、最終の書込みアドレス値に達するまで強制的に書込
んだりされるような動作を行なうようにして本発明の音
響信号処理装置が実施された場合において、時間軸上で
順次にメモリから読出される読出し情報の順序は、S1
→S2→S3→S4→S5→S6→S7のようになっており、
同じ読出し情報が時間軸上で繰返して再生されることが
なく、また、本来の書込み情報の順序とは逆の順序に再
生されることも無くなる。
【0036】図8は記録媒体に記録されている音響信号
の記録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T
/2で再生するように再生モードが変更されて、2倍速
再生によって発生された時間軸圧縮音響信号に対する音
響信号処理の説明のための図であり、また、図9は記録
媒体に記録されている音響信号の記録情報を、記録時に
要した時間Tよりも短い時間T/5で再生するように再
生モードが変更されて、5倍速再生によって発生された
時間軸圧縮音響信号に対する音響信号処理の説明のため
の図であり、図8及び図9において前の再生モードから
新しい再生モードに再生モードが変更された時刻tsに
おいて、図8及び図9中に破線で示すように、最初の信
号ブロック区間の始端からの情報が書込み情報とされ
て、それがメモリの書込みアドレス値0から、最大の書
込みアドレス値が7FFFhまで強制的に書込まれるよ
うにすることにより、再生モードの変更が行なわれた場
合でも再生音響が途絶えることは生じない。図8及び図
9中におけるハッチングが施されている領域(時間・メ
モリアドレスに関する領域)で書込みが行なわれるよう
にすれば、書込み情報の順序が再生時に逆転することは
生じない。
【0037】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の音響信号
処理装置の内容について具体的に詳細に説明する。図1
及び図2ならびに図4は本発明の音響信号処理装置のそ
れぞれ異なる実施態様のブロック図、図3及び図13は
本発明の音響信号処理装置の一部の構成部分のブロック
図、図5乃至図12は本発明の音響信号処理装置や既提
案の音響信号処理装置の説明に使用される図である。図
1及び図2ならびに図4に示されている本発明の音響信
号処理装置において1は可変帯域型の低域通過濾波器、
2は自動利得制御回路、3は信号レベル検出部(図13
に具体的な構成例が示されている)、4はアナログデジ
タル変換器、5はデジタルアナログ変換器、6は低域通
過濾波器、SWはミュートスイッチであって、音響信号
処理の対象にされている入力信号、すなわち記録再生装
置によって記録媒体に記録されている音響信号による記
録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
で再生して得た時間軸圧縮音響信号(N倍速で再生され
た時間軸圧縮音響信号)は前記の可変帯域型の低域通過
濾波器1に供給される。
【0038】可変帯域型の低域通過濾波器1には、記録
再生装置における再生速度の異なる各動作モードを示す
モード信号MODが供給されていて、可変帯域型の低域
通過濾波器1は前記のモード信号MODによって、それ
の遮断周波数が変更される。前記した可変帯域型の低域
通過濾波器1における遮断周波数の変更は、記録再生装
置においてN倍速再生された時間軸圧縮音響信号の最高
周波数の変化と対応して行なわれる。なお、前記の可変
帯域型の低域通過濾波器1は、後続回路中に用いられて
いるアナログデジタル変換器4におけるアナログデジタ
ル変換動作に対するアンチエリアジングフィルタとして
も機能する。可変帯域型の低域通過濾波器1によって所
定の帯域制限を受けた状態の時間軸圧縮音響信号は、自
動利得制御回路2により信号レベルが自動調節された後
に、信号レベル検出部3とアナログデジタル変換器4と
に供給され、前記のアナログデジタル変換器4では、制
御部7から与えられるAD変換パルスADCKに基づい
て、時間軸圧縮音響信号を所定の標本化周期毎に所定の
ビット数のデジタル信号(デジタルデータ)に変換し、
データバスを介してメモリ17に与える。
【0039】また、前記のように自動利得制御回路2に
よって信号レベルが自動調節された状態の時間軸圧縮音
響信号が供給された信号レベル検出部3では、時間軸圧
縮音響信号の信号レベルが予め設定された信号レベル以
上の信号期間と対応して、レベル信号LGを出力してア
ンド回路18に与えるが、前記の信号レベル検出部3と
しては例えば図13の(a)に例示されているような構
成態様のものを使用することができる。図13の(a)
に示されている信号レベル検出部3において29は整流
回路であり、信号レベル検出部3に供給された時間軸圧
縮音響信号は、整流回路29において整流された後に、
低域通過濾波器30に供給されるとともに、伝送路31
を介して電圧比較器33に供給されている。
【0040】図13の(b)は信号レベル検出部3に供
給された時間軸圧縮音響信号の波形図であり、また図1
3の(c)の信号波形は、前記した時間軸圧縮音響信号
が整流回路29によって半波整流されて整流回路29か
ら出力された信号の波形を示している。また図13の
(d)中のL−Lは充分に時定数の大きな低域通過濾波
器30からの出力信号を表わしている。そして、前記の
低域通過濾波器30からの出力信号は、伝送路32を介
して電圧比較器33に供給される。前記の電圧比較器3
3では、低域通過濾波器30からの出力信号を基準信号
として、整流回路29から伝送路31を介して与えられ
た信号Eについて、前記した基準信号よりも大きい信号
部分で図13の(d)に示されているような信号を出力
して、それをリトリガラブル単安定マルチバイブレータ
34にトリガ信号として供給する。リトリガラブル単安
定マルチバイブレータ34は、それに順次に供給される
トリガ信号の間隔が予め定められた時間内の場合には再
トリガされるために、図13の(e)に示されるようなレ
ベル信号LGを発生して、それをアンド回路18に与え
るのである。
【0041】前記のようにアナログデジタル変換器4に
おいて標本化量子化されて出力されたデジタルデータが
供給されるメモリ17には、1/Nに時間軸圧縮された
時間軸圧縮音響信号における信号レベルの大きな信号部
分と対応するデジタルデータが順次に選択されて、後述
されているような間欠的な書込み動作態様によって記憶
される。また前記のメモリ17に記憶されたデジタルデ
ータは、標本化周期のN倍の読出し周期で連続的に行な
われる読出し動作によって読出される。そしてメモリ1
7から読出されたデジタルデータは、データバスを介し
てデジタルアナログ変換器5に供給される。前記のデジ
タルアナログ変換器5では、制御部7から与えられるD
A変換パルスDACKに基づいてDA変換動作を行なっ
てアナログ信号を出力する。デジタルアナログ変換器5
から出力されたアナログ信号は、ミュートスイッチSW
の固定接点aと可動接点vとを介して再生音響信号とし
て出力される。前記のミュートスイッチSWの可動接点
vは、モードの移行時で適正な再生信号が出力できない
状態に、例えば記録再生装置からモード移行時に供給さ
れるハイレベルの状態の信号CHGによって固定接点a
側からb側に切換えられ、それによりミュート動作が行
なわれるようにする。
【0042】モードの移行時にハイレベルの状態となる
前記の信号CHGは、読出しアドレスカウンタ9(図
1,図2,図4)、書込みアドレスカウンタ10(図
1,図2,図4)、リミットカウンタ28(図1,図
2)等をクリアするためにも用いられる他、モード移行
時の強制書込みタイミング信号MI(図1,図2)を発
生させるための基準信号として制御部7にも供給されて
いる。発振器8は基準クロック信号CLKを発生して、
それを制御部7に供給し、前記の制御部7では、前記の
基準クロック信号CLKに基づいて所定のタイミング関
係を有する各種のタイミング信号、制御信号等を発生し
て、それぞれの信号を音響信号処理装置における対応す
る構成部分に供給する。WCKは書込みクロック信号、
RCKは読出しクロック信号であり、前記の両信号の周
期やタイミング関係は既述のように図5に例示されてい
るが、図5に示してある例はN=7、すなわち、7倍速
の再生モード時についてのものである。
【0043】モードの移行時にハイレベルの状態となる
信号CHGが、それぞれのクリア端子CLに供給される
読出しアドレスカウンタ9、書込みアドレスカウンタ1
0、リミットカウンタ28の内で、前記の読出しアドレ
スカウンタ9は、モード移行時にクリア端子CLに供給
された信号CHGによってクリアされた後は、制御部7
から連続的に供給される読出しクロック信号RCKによ
って、メモリの最小アドレス値(図示の例では0)から
メモリの最大アドレス値(図示の例では7FFFh)ま
での計数動作を繰返して行なっており、前記の読出しア
ドレスカウンタ9から出力された計数値、すなわち、読
出しアドレス信号RADは、読出し状態検出部11と、
選択回路16と、比較回路12とに供給されている。前
記した読出し状態検出部11には、前記した読出しアド
レス信号RADの他に、モード信号MODも供給されて
いる。
【0044】また、前記した書込みアドレスカウンタ1
0と、リミットカウンタ28とは、モード移行時にクリ
ア端子CLに供給された信号CHGによってクリアされ
た後に、イネーブル端子ENにハイレベルの状態のイネ
ーブル信号(オア回路19からの信号WENまたはD型
フリップフロップ23からの信号LEN)が供給されて
いる状態において、制御部7から書込みクロック信号W
CKが供給されたときに、その供給された書込みクロッ
ク信号WCKを計数する。前記の書込みアドレスカウン
タ10から出力される計数値、すなわち書込みアドレス
信号WADは、書込み状態検出部13と、比較回路1
2,26と、選択回路16とに供給され、また、前記し
たリミットカウンタ28から出力される計数値、すなわ
ち、リミット書込みアドレス信号LADは、リミット状
態の検出部27、比較回路26とに供給される。制御部
7から送出された書込み読出し選択信号RWは、メモリ
17に供給されているとともに、選択回路16にも供給
されている。前記の選択回路16の出力信号はメモリ1
7にアドレス信号として供給される。
【0045】図1及び図2に示されている音響信号処理
装置における読出し状態検出部11では、読出しアドレ
スカウンタ9から供給された読出しアドレス信号RAD
がメモリの最小アドレス値0のときに端子Roから出力
される信号と、前記の読出しアドレス信号RADがメモ
リの最大アドレス値7FFFhのときに、端子R7FF
Fから出力される信号とをノア回路14に供給するとと
もに、前記の読出しアドレス信号RADが、[7FFF
h×{(Nh−2h)/Nh}]…ただし、前式中のN
はN倍速再生のように表現される場合のNを表わしてい
る…前式で示されるアドレス値のときに、端子RLCS
Tから出力される出力信号をD型フリップフロップ23
のセット端子とオア回路19とに与え、また、前記の読
出しアドレス信号RADが、[7FFFh×{(Nh−
1h)/Nh}]…ただし、前式中のNはN倍速再生の
ように表現される場合のNを表わしている…前式で示さ
れるアドレス値のときに、端子RWCSTから出力され
た出力信号をD型フリップフロップ21のセット端子に
与える。
【0046】また、図4に示されている音響信号処理装
置における読出し状態検出部11では、読出しアドレス
カウンタ9から供給された読出しアドレス信号RADが
メモリの最小アドレス値0のときに端子Roから出力さ
れる信号と、前記の読出しアドレス信号RADがメモリ
の最大アドレス値7FFFhのときに、端子R7FFF
から出力される信号とをノア回路14に供給するととも
に、前記した端子Roから出力された信号をオア回路1
9に供給する。さらに前記の読出しアドレス信号RAD
が、[7FFFh×{(Nh−1h)/Nh}]…ただ
し、前式中のNはN倍速再生のように表現される場合の
Nを表わしている…前式で示されるアドレス値のとき
に、端子RWCSTから出力された出力信号をD型フリ
ップフロップ21のセット端子に与える。
【0047】次に、音響信号処理装置における書込み状
態検出部13では、書込みアドレスカウンタ10から供
給された書込みアドレス信号WADが、メモリの最大ア
ドレス値7FFFhのときに、端子W7FFFから出力
される信号を、所定のD型フリップフロップのクロック
端子に与える。すなわち図1に示されている音響信号処
理装置における書込み状態検出部13は、それの端子W
7FFFから出力される信号を、D型フリップフロップ
20〜22の各クロック端子に供給しており、また図2
に示されている音響信号処理装置における書込み状態検
出部13は、それの端子W7FFFから出力される信号
を、D型フリップフロップ21,22の各クロック端子
に供給しており、さらに図4に示されている音響信号処
理装置における書込み状態検出部13は、それの端子W
7FFFから出力される信号を、D型フリップフロップ
20,21の各クロック端子に供給している。
【0048】図1及び図2に示してある音響信号処理装
置におけるリミット状態の検出部27は、リミットカウ
ンタ28から供給されたリミットアドレス信号LAD
が、メモリの最大アドレス値7FFFhのときに、端子
L7FFFから出力される信号を、D型フリップフロッ
プ23のクロック端子に供給している。D型フリップフ
ロップ23のQ出力端子から出力された信号LENは、
前記したリミットカウンタ28のイネーブル端子ENに
与えられる。比較回路12からの出力信号C1と比較回
路26からの出力信号C2とは、オア回路25を介して
アンド回路15へ、それの一方入力として与えられてお
り、また前記したアンド回路15への他方入力は、既述
したノア回路14から与えられている。
【0049】また、図4に示してある音響信号処理装置
における比較回路12からの出力信号C1は、アンド回
路15へ、それの一方入力として与えられており、前記
のアンド回路15への他方入力は、既述したノア回路1
4から与えられている。そして、前記したアンド回路1
5からの出力信号は、図1及び図4に示してある音響信
号処理装置では、D型フリップフロップ20のセット端
子に供給されており、また、図2に示してある音響信号
処理装置では、前記したアンド回路15からの出力信号
A1がタイミング回路24(図3にはタイミング回路2
4の具体的な構成例が示されている)に供給されてい
る。図1及び図2ならびに図4に示してある音響信号処
理装置において、前記したD型フリップフロップ21の
Q出力端子からの出力信号WSは、アンド回路18に供
給されており、また前記のアンド回路18には、既述の
ように信号レベル検出部3から出力されたレベル信号L
Gも供給されている。図2に示してある音響信号処理装
置では、前記したD型フリップフロップ21のQ出力端
子からの出力信号WSが前記のアンド回路18の他に、
タイミング回路24にも与えられている。
【0050】タイミング回路24の具体的な構成例を示
している図3において、241はタイミングカウンタ、
242は検出回路、243はセットリセットフリップフ
ロップ、244はアンド回路である。前記したタイミン
グカウンタ241は、図2中のアンド回路15からの出
力信号A1がクリア端子CLに与えれることによりクリ
アされ、また、イネーブル端子ENに対してハイレベル
の状態のイネーブル信号が与えられている状態のとき
に、クロック端子に供給された書込みクロック信号WC
Kを計数する。前記のタイミングカウンタ241の計数
値が供給される検出回路242は、メモリ17に対して
強制書込み動作を行なわせるべき所定の計数値Xを検出
したときに、ハイレベルの出力信号をX端子からセット
リセットフリップフロップ243のリセット端子Rに与
えて、セットリセットフリップフロップ243をリセッ
トさせる。
【0051】また、前記の検出回路242は、タイミン
グカウンタ241から供給されたタイミングカウンタ2
41の計数値が(X+1)になったときに、検出回路2
42の(X+1)端子からタイミングカウンタ241の
イネーブル端子ENに供給しているイネーブル信号をロ
ーレベルの状態にして、タイミングカウンタ241の計
数動作を中止させる。前記したセットリセットフリップ
フロップ243は、それのセット端子Sに対して既述し
た図2中のアンド回路15からの出力信号A1が与えら
れたときにセット状態になって、Q出力端子からハイレ
ベルの状態の信号をアンド回路244に与える。そして
前記のアンド回路244には、既述のように図2中のD
型フリップフロップ21のQ出力端子からの出力信号W
Sも供給されるから、アンド回路244からは前記した
セットリセットフリップフロップ243がセット状態
で、かつD型フリップフロップ21のQ出力端子からの
出力信号WSがハイレベルの状態になる時に出力信号O
Vがオア回路19に供給される。
【0052】図1に示してある音響信号処理装置に設け
られているオア回路19は、アンド回路18からの出力
信号(信号レベル検出部3から出力されたレベル信号L
Gと、D型フリップフロップ21からの出力信号WSと
の論理積の信号)と、D型フリップフロップ20から出
力された信号OVと、D型フリップフロップ22から出
力された信号MWと、読出し状態検出部11の端子RL
CSTからの出力信号との論理和出力の信号をイネーブ
ル信号WENとして、書込みアドレスカウンタ10のイ
ネーブル端子ENに供給しており、また、図2に示して
ある音響信号処理装置に設けられているオア回路19
は、アンド回路18からの出力信号(信号レベル検出部
3から出力されたレベル信号LGと、D型フリップフロ
ップ21からの出力信号WSとの論理積の信号)と、タ
イミング回路24から出力された信号OVと、D型フリ
ップフロップ22から出力された信号MWと、読出し状
態検出部11の端子RLCSTからの出力信号との論理
和出力の信号をイネーブル信号WENとして、書込みア
ドレスカウンタ10のイネーブル端子ENに供給してお
り、さらに、図4に示してある音響信号処理装置に設け
られているオア回路19は、アンド回路18からの出力
信号(信号レベル検出部3から出力されたレベル信号L
Gと、D型フリップフロップ21からの出力信号WSと
の論理積の信号)と、D型フリップフロップ20から出
力された信号OVと、読出し状態検出部11の端子Ro
からの出力信号との論理和出力の信号をイネーブル信号
WENとして、書込みアドレスカウンタ10のイネーブ
ル端子ENに供給している。
【0053】図1及び図2ならびに図4にそれぞれ例示
されている音響信号処理装置における各構成部分の動作
の状態は前述のとおりであるが、次に前記した各図に示
されているそれぞれの音響信号処理装置の全体的な動作
について説明する。既述のように、本発明の音響信号処
理装置では、既提案の音響信号処理装置において、メモ
リからの記憶情報の読出し動作を連続的に行なっている
のに、時間軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号
のメモリへの書込み動作が、信号レベルの低い状態の時
間軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号について
は行なわれないために、メモリの読出しアドレス値が書
込みアドレス値を追いこして問題点が生じていた点を解
決できるように、メモリの読出しアドレス値が書込みア
ドレス値に追いついて一致したときに、その時点の時間
軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号が、メモリ
に強制的に書込まれるようにする等の手段を施している
のである。
【0054】まず、記録再生装置で記録媒体の再生速度
が変更されると、図1及び図2ならびに図4に示されて
いる各音響信号処理装置では、モードの移行時にハイレ
ベルの状態にされる信号CHGによって、読出しアドレ
スカウンタ9と書込みアドレスカウンタ10とがクリア
される。読出しアドレスカウンタ9は制御部7から供給
されている読出しクロック信号の計数を開始し、計数値
出力、すなわち、読出しアドレス信号RADを、読出し
状態検出部11と、比較回路12と、選択回路13とに
供給する。前記の読出し状態検出部11では、既述のよ
うに読出しアドレス信号RADがメモリの最小アドレス
値0のときには端子Roに、読出しアドレス信号RAD
がメモリの最大アドレス値7FFFhのときには端子R
7FFFに、読出しアドレス信号RADが、[7FFF
h×{(Nh−2h)/Nh}]で示されるアドレス値の
ときには端子RLCSTに、読出しアドレス信号RAD
が、[7FFFh×{(Nh−1h)/Nh}]で示さ
れるアドレス値のときには端子RWCSTに、それぞれ
ハイレベルの状態の信号を出力する。
【0055】図1及び図2に示されている各音響信号処
理装置については前記のモードの移行時にハイレベルの
状態にされる信号CHGによって、リミットカウンタ2
8もクリアされる。また、図1及び図2に示されている
各音響信号処理装置においては、前記の信号CHGが供
給されることにより、制御部7で発生したモード移行時
の強制書込みタイミング信号MIが、D型フリップフロ
ップ22のセット端子Sに与えられることにより、D型
フリップフロップ22がセット状態にされてD型フリッ
プフロップ22のQ出力端子から信号MWが出力され、
それがオア回路19からイネーブル信号WEN(書込み
許可信号WEN)として、書込みアドレスカウンタ10
のイネーブル端子ENに供給されて、書込みアドレスカ
ウンタ10は制御部7からクロック端子に供給されてい
る書込みクロック信号WCKの計数を開始する。
【0056】また、図4に示されている音響信号処理装
置においては、モードの移行時にハイレベルの状態にさ
れる信号CHGによってクリアされた読出しアドレスカ
ウンタ9が、制御部7から供給されている読出しクロッ
ク信号RCKの計数を開始して、最初に出力した読出し
アドレス信号RAD、すなわち、読出しアドレス信号R
ADがメモリの最小アドレス値0のときに端子Roから
出力された信号が、オア回路19からイネーブル信号W
EN(書込み許可信号WEN)として、書込みアドレス
カウンタ10のイネーブル端子ENに供給されて、書込
みアドレスカウンタ10は制御部7からクロック端子に
供給されている書込みクロック信号WCKの計数を開始
する。
【0057】N倍速の再生モードによって再生された時
間軸圧縮音響信号が信号処理の対象にされている場合に
おける前記した書込みクロック信号WCKの周期と読出
しクロック信号RCKの周期との関係は、書込みクロッ
ク信号WCKの周期を1とした場合に、読出しクロック
信号RCKの周期はNとなる。ところで、前記した読出
しアドレスカウンタ9は、既述のように記録再生装置に
おいて記録媒体の再生速度が変更されたモードの移行時
にハイレベルの状態にされる信号CHGによってクリア
される期間を除いては、制御部7から供給される読出し
クロック信号RCKの計数動作を続けて、メモリの先頭
アドレス値からメモリの最終アドレス値までに対応する
読出しアドレス信号RADを循環的に繰返して発生させ
ている。一方、書込みアドレスカウンタ10は、既述の
ように記録再生装置において記録媒体の再生速度が変更
されたモードの移行時にハイレベルの状態にされる信号
CHGによってクリアされた後に、イネーブル端子EN
に対してオア回路19からイネーブル信号WEN(書込
み許可信号WEN)が供給されている期間だけに書込み
クロック信号WCKの計数動作を行なって、メモリの先
頭アドレス値からメモリの最終アドレス値までに対応す
る書込みアドレス信号WADを発生させている。
【0058】ところで、前記した読出しアドレスカウン
タ9から発生される読出しアドレス信号による読出しア
ドレス値の時間軸上での変化の状態と、書込みアドレス
カウンタ10から発生される書込みアドレス信号による
書込みアドレス値の時間軸上での変化の状態とは、前記
した読出しアドレスカウンタ9と書込みアドレスカウン
タ10との双方が、時間軸上で、共に連続的にアドレス
信号を発生している状態を示している例えば図6の信号
ブロック区間1中におけるイの点とハの点とを結ぶ太実
線の直線で示してある読出しアドレス値の時間軸上での
変化態様と、図6中のイの点とロの点とを結ぶ一点鎖線
の直線で示してある書込みアドレス値の時間軸上での変
化態様とのように、時間軸に対してそれぞれ異なった傾
斜を有する直線で表わされるものとなる。
【0059】そして前記した太実線の傾斜と一点鎖線の
傾斜とは、記録再生装置における高速再生モードの再生
態様の違い(N倍速という表現をとる場合のNの数値の
違いによって示される再生モードの違い)によって変化
するが、同じ高速再生モードの場合に、書込みアドレス
信号の発生が時間軸上で間欠的に行なわれたとしても図
6中に一点鎖線の直線で示されている書込みアドレス値
の時間軸上での変化態様は同じであり、図6中の一点鎖
線の直線イ→ロ、一点鎖線の直線ニ→ホ、一点鎖線の直
線ヘ→ト、一点鎖線の直線ヌ→ル、一点鎖線の直線ワ→
カ、一点鎖線の直線ヨ→タ等は平行線として表わされる
ことになる(図6の場合に限らない)。
【0060】本発明の音響信号処理装置においては、例
外的な場合を除いて、信号レベルの低い状態の時間軸圧
縮音響信号と対応しているデジタル信号をメモリに書込
まないことを原則にしているから、信号処理の対象にさ
れている時間軸圧縮音響信号の信号レベルが、時間軸上
で変化している場合には、所定の信号レベル以上の時間
軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号を順次に拾
い出し、それらが連続するように繋ぎ合わせの状態でメ
モリに記憶されることになる。それで、所定の信号レベ
ル以上の時間軸圧縮音響信号が少なくてメモリに記憶さ
れる量が少ない場合には、メモリの読出しアドレス値が
書込みアドレス値を追いこすことも起こるが、本発明の
音響信号処理装置では、読出しアドレスカウンタ9から
出力される読出しアドレス信号RADと、書込みアドレ
スカウンタ10から出力される書込みアドレス信号WA
Dとを比較回路12で比較して、前記の両信号が一致し
た時に比較回路12から出力される信号C1に基づいて
D型フリップフロップ20から強制書込み用の信号OV
を発生させ(図1及び図4に示されている構成例の音響
信号処理装置の場合)たり、あるいは、前記の比較回路
12から出力される信号C1に基づいてタイミング回路
24から強制書込み用の信号OVを発生させ(図2に示
されている構成例の音響信号処理装置の場合)たりし
て、メモリの読出しアドレス値が書込みアドレス値を追
いこすことが起きないようにしている。
【0061】すなわち、読出しアドレスカウンタ9から
出力された読出しアドレス信号RADと、書込みアドレ
スカウンタ10から出力された書込みアドレス信号WA
Dとが同一の数値の場合に比較回路12から出力された
信号C1は、図1及び図2に示されている構成例の場合
には、オア回路25を介してアンド回路15に与えられ
ており、また図4に示されている構成例の場合には、比
較回路12から出力された信号C1が直接にアンド回路
15に与えられている。前記のアンド回路15には、ノ
ア回路14の出力信号が与えられているが、前記のノア
回路14には、既述のように読出し状態検出部11にお
ける端子Roからの出力信号と、端子R7FFFからの
出力信号とが供給されているから、ノア回路14からア
ンド回路15に与えられている信号は、メモリの最小ア
ドレス値(図示の例では0)と対応する読出しアドレス
値と、メモリの最大アドレス値(図示の例では7FFF
h)と対応する読出しアドレス値とを除くアドレス値の
ときにハイレベルの状態になっている。
【0062】それで、メモリの最小アドレス値(図示の
例では0)と対応する読出しアドレス値と、メモリの最
大アドレス値(図示の例では7FFFh)と対応する読
出しアドレス値とを除くアドレス値のときに、比較回路
12から信号C1が出力された場合には、前記したアン
ド回路15からは信号A1が出力される。図1及び図4
に示されている音響信号処理装置では、前記したアンド
回路15から出力された信号A1がD型フリップフロッ
プ20のセット端子Sに与えられて、D型フリップフロ
ップ20から出力された信号OVが、オア回路19を介
してイネーブル信号WENとして、書込みアドレスカウ
ンタ10のイネーブル端子ENに供給され、また図2に
示されている音響信号処理装置では、前記したアンド回
路15から出力された信号A1がタイミング回路24に
与えられ、図3を参照して既述したようなタイミング回
路24の動作によって発生されて出力された信号OV
が、オア回路19を介してイネーブル信号WENとし
て、書込みアドレスカウンタ10のイネーブル端子EN
に供給される。
【0063】図2に示されている音響信号処理装置は、
読出しアドレス信号RADと書込みアドレス信号WAD
とが一致して、比較回路12から出力された信号C1に
基づいて、所定数の書込みアドレスと対応する短い時間
だけに強制書込み動作を行なわせるべき信号OVを発生
させるような構成のタイミング回路24を使用している
ために、例えば読出しアドレス値が書込みアドレス値に
追いついた時点に、メモリ17に強制書込みされる時間
軸圧縮音響信号が信号レベルの低いものであった場合に
でも、それがメモリ17の最大アドレス(図示の例では
7FFFh)まで記憶されてしまう、というようなこと
を少なくできる利点が得られる。
【0064】前記した読出し状態検出部11の端子RW
CSTから出力された出力信号がセット端子Sに供給さ
れているD型フリップフロップ21は、読出しアドレス
カウンタ9で発生された読出しアドレス信号RADが、
[7FFFh×{(Nh−1h)/Nh}]…ただし、
前式中のNはN倍速再生のように表現される場合のNを
表わしている…前式で示されるアドレス値のときにセッ
ト状態にされてQ出力端子から信号WSを出力して、そ
れが既述のようにアンド回路18に与えられており、ま
た、図2の音響信号処理装置では前記したD型フリップ
フロップ21からの出力信号WSはタイミング回路24
にも供給されている。前記のD型フリップフロップ21
の出力信号WSは、読出しアドレス信号RADが、[7
FFFh×{(Nh−1h)/Nh}]…ただし、前式
中のNはN倍速再生のように表現される場合のNを表わ
している…からメモり17の最大アドレス値7FFFh
までの間で、信号WSとレベル信号LGとの論理積の信
号が書込み信号として機能する。そして、前記したD型
フリップフロップ21の出力信号WSとレベル信号LG
との論理積の信号が、書込み信号として機能してメモリ
17への書込み動作が行なわれている状態は、図7中の
一点鎖線で示す直線ト→チ、一点鎖線で示す直線レ→
ソ、一点鎖線で示す直線ウ→ノの部分に例示されてい
る。
【0065】書込みアドレスカウンタ10から出力され
た書込みアドレス信号WADが供給されている書込み状
態検出部13は、前記の書込みアドレス信号WADがメ
モリの最大アドレス値7FFFhのときに、端子W7F
FFから出力した信号を、D型フリップフロップ20〜
22の内の所定のもののクロック端子に与える。すなわ
ち、図1に示されている音響信号処理装置では、前記し
た書込み状態検出部13の端子W7FFFから出力した
信号を、D型フリップフロップ20〜22のクロック端
子に与え、また、図2に示されている音響信号処理装置
では、前記した書込み状態検出部13の端子W7FFF
から出力した信号を、D型フリップフロップ21,22
のクロック端子に与え、さらに、図4に示されている音
響信号処理装置では、前記した書込み状態検出部13の
端子W7FFFから出力した信号を、D型フリップフロ
ップ20,21のクロック端子に与えている。ところ
で、前記したD型フリップフロップ20〜22のデータ
端子Dには常にローレベルのデータが与えられているか
ら、書込みアドレス信号WADがメモリの最大アドレス
値7FFFhのときに、クロック端子に信号が与えられ
ることにより、D型フリップフロップ20〜22は前記
したデータ端子Dのローベルのデーが書込まれてリセッ
トされることになる。
【0066】次に、図1及び図2に示されている音響信
号処理装置に設けられているリミットカウンタ28と、
リミット状態の検出部27と、比較回路26とD型フリ
ップフロップ23等からなる回路配置部分の動作につい
て説明する。リミットカウンタ28は、既述のように記
録再生装置において記録媒体の再生速度が変更されたモ
ードの移行時にハイレベルの状態にされる信号CHGに
よってクリアされた後に、イネーブル端子ENに対して
D型フリップフロップ23のQ出力端子から出力された
イネーブル信号LENが供給されている期間だけに書込
みクロック信号WCKの計数動作を行なって、メモリ1
7における予め定められたアドレス値からメモリの最終
アドレス値までに対応するリミットアドレス信号LAD
を発生させている。
【0067】ところで、前記したD型フリップフロップ
23は、それのセット端子Sに読出し状態検出部11に
おける端子RLCSTからの出力信号が与えられたとき
に、セット状態にされるが、前記した読出し状態検出部
11における端子RLCSTからハイレベルの状態の信
号が出力されるのは、既述のように読出しアドレスカウ
ンタ9によって発生された読出しアドレス信号RAD
が、[7FFFh×{(Nh−2h)/Nh}]…ただ
し、前式中のNはN倍速再生のように表現される場合の
Nを表わしている…前式で示されるアドレス値になった
ときであるから、前記のリミットカウンタ28における
計数動作は、読出しアドレス信号RADが、[7FFF
h×{(Nh−2h)/Nh}]の式で示されるアドレ
ス値になった状態に開始されることになる。
【0068】前記したリミットカウンタ28による計数
値、すなわち、リミットアドレス信号LADは比較回路
26に供給されて、書込みアドレスカウンタ10で発生
された書込みアドレス信号WADと比較される。前記の
比較回路26では、前記したリミットアドレス信号LA
Dと、書込みアドレス信号WADとが同一の値のときに
出力信号C2を出力する。前記した比較回路26の出力
信号C2は、オア回路25を介してアンド回路15に与
えられる。そして前記のアンド回路15には、既述のよ
うにノア回路14から、メモリの最小アドレス値(図示
の例では0)と対応する読出しアドレス値と、メモリの
最大アドレス値(図示の例では7FFFh)と対応する
読出しアドレス値とを除くアドレス値のときにハイレベ
ルの状態になっている信号も供給されている。
【0069】それで、メモリの最小アドレス値(図示の
例では0)と対応する読出しアドレス値と、メモリの最
大アドレス値(図示の例では7FFFh)と対応する読
出しアドレス値とを除くアドレス値のときに、比較回路
26から信号C2が出力された場合には、前記したアン
ド回路15からは信号A1が出力される。図1に示され
ている音響信号処理装置では、前記したアンド回路15
から出力された信号A1がD型フリップフロップ20の
セット端子Sに与えられて、D型フリップフロップ20
から出力された信号OVが、オア回路19を介してイネ
ーブル信号WENとして、書込みアドレスカウンタ10
のイネーブル端子ENに供給され、また図2に示されて
いる音響信号処理装置では、前記したアンド回路15か
ら出力された信号A1がタイミング回路24に与えら
れ、このタイミング回路24の動作によって発生されて
出力された信号OVが、オア回路19を介してイネーブ
ル信号WENとして、書込みアドレスカウンタ10のイ
ネーブル端子ENに供給される。前記の動作によりメモ
リ17に対して書込み動作が行なわれている状態は、図
7中の信号ブロック区間4における破線で示す直線マ→
ケの部分に例示されている。
【0070】メモリ17には、制御部7で発生されたR
W信号(読出し動作と書込み動作とを定める信号)が与
えられている選択回路16によって、既述した読出しア
ドレスカウンタ9から発生される読出しアドレス信号R
ADと、書込みアドレスカウンタ10から発生される書
込みアドレス信号WADとが切換えて供給されることに
より、メモリ17では書込み情報の所定のアドレスへの
書込み動作と、読出し情報の所定のアドレスからの読出
し動作とが時分割的に良好に行なわれる。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の音響信号処理装置は、メモリからの
記憶情報の読出し動作は連続的に行なわれるのに、時間
軸圧縮音響信号と対応しているデジタル信号をメモリに
書込む動作が、信号レベルの低い状態の時間軸圧縮音響
信号と対応しているデジタル信号については行なわれな
いために、メモリの読出しアドレス値が書込みアドレス
値を追いこすことによる問題点を解決するために、メモ
リの読出しアドレス値が書込みアドレス値に追いついて
一致したときに、その時点からの時間軸圧縮音響信号と
対応するデジタル信号を、前記の書込みアドレス値が前
記の一致した書込みアドレス値から予め定められた数だ
け進んだ書込みアドレス値に達するまで強制的に書込ん
だり、あるいは前記したメモリの読出しアドレス値が書
込みアドレス値に追いついて一致したときに、その時点
における時間軸圧縮音響信号を、最終の書込みアドレス
値に達するまで強制的に書込んだり、また、メモリの読
出しアドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進ん
だアドレス値にまで達したときに、書込みアドレスカウ
ンタのクロック信号の計数を開始させ、前記した書込み
アドレスカウンタのクロック信号の計数値が全アドレス
の(N−1)/Nと対応するアドレス値にまで達したと
きに新たな書込みを開始できるようにしたり、読出しア
ドレス値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだアド
レス値にまで達したときに計数が開始された前記した書
込みアドレスカウンタのクロック信号の計数値と書込み
アドレス値とが一致したときに、その時点における時間
軸圧縮音響信号を、前記の書込みアドレス値が前記の一
致した書込みアドレス値から予め定められた数だけ進ん
だ書込みアドレス値に達するまで強制的に書込んだり、
前記した時点における時間軸圧縮音響信号を、最終の書
込みアドレス値に達するまで強制的に書込んだり、さら
に、記録媒体に記録されている音響信号の記録情報を、
記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N(ただし、
Nは2以上の自然数)で再生して得る時間軸圧縮音響信
号における時間軸圧縮率が変更された場合に、時間軸圧
縮率の変更後に最初に行なわれるメモリへの書込み記憶
動作と読出し動作とを同時に開始させるようにしたもの
であるから、本発明の音響信号処理装置では再生モード
の変更が行なわれた場合でも再生音響が途絶えたり、書
込み情報の順序が再生時に逆転することを生じさせるこ
とがなく、また、前記のようにメモリの読出しアドレス
値が全アドレスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値
にまで達したときに、書込みアドレスカウンタのクロッ
ク信号の計数を開始させ、前記した書込みアドレスカウ
ンタのクロック信号の計数値が全アドレスの(N−1)
/Nと対応するアドレス値にまで達したときに新たな書
込みを開始できるようにしているために、メモリの読出
しアドレス値が書込みアドレス値に追いつくまでの時間
に余裕を作ることができるために、小さな信号レベルの
信号が強制的に書込まれるというケースを少なくさせる
ことができ、さらに、前記のように読出しアドレス値が
書込みアドレス値に追いついた時点に、その時点におけ
る時間軸圧縮音響信号を、前記の書込みアドレス値が前
記の一致した書込みアドレス値から予め定められた数だ
け進んだ書込みアドレス値に達するまで強制的に書込む
ようにして、メモリに強制書込みされる時間軸圧縮音響
信号が信号レベルの低いものであった場合にでも、それ
がメモリの最大アドレスまで記憶されてしまう、という
ようなことを少なくすることにより、できるだけ大きな
信号レベルの時間軸圧縮音響信号が効果的に使用される
ようにもできるのであり、本発明によれば既述した従来
例及び既提案の音響信号処理装置での問題点は、すべて
良好に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響信号処理装置の一例実施態様のブ
ロック図である。
【図2】本発明の音響信号処理装置の一例実施態様のブ
ロック図である。
【図3】本発明の音響信号処理装置の一部の構成部分の
ブロック図である。
【図4】本発明の音響信号処理装置の一例実施態様のブ
ロック図である。
【図5】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信号
処理装置の説明に使用される図である。
【図6】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信号
処理装置の説明に使用される図である。
【図7】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信号
処理装置の説明に使用される図である。
【図8】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信号
処理装置の説明に使用される図である。
【図9】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信号
処理装置の説明に使用される図である。
【図10】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信
号処理装置の説明に使用される図である。
【図11】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信
号処理装置の説明に使用される図である。
【図12】本発明の音響信号処理装置や既提案の音響信
号処理装置の説明に使用される図である。
【図13】本発明の音響信号処理装置の一部の構成部分
のブロック図である。
【符号の説明】
1…可変帯域型の低域通過濾波器、2…自動利得制御回
路、3…信号レベル検出部、4…アナログデジタル変換
器、5…デジタルアナログ変換器、6…低域通過濾波
器、7…制御部、8…発振器、9…読出しアドレスカウ
ンタ、10…書込みアドレスカウンタ、11…読出し状
態検出部、12,26…比較回路、13…書込み状態検
出部、14…ノア回路、15,18…アンド回路、17
…メモリ、16…選択回路、19,25…オア回路、2
0〜23…D型フリップフロップ、24…タイミング回
路、27…リミット状態の検出部、28…リミットカウ
ンタ、29…整流回路、30…低域通過濾波器、33…
電圧比較器、34…リトリガラブル単安定マルチバイブ
レータ、241…タイミングカウンタ、242…検出回
路、243…セットリセットフリップフロップ、244
…アンド回路、SW…ミュートスイッチ、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されている音響信号の記
    録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
    (ただし、Nは2以上の自然数)で再生して得た時間軸
    圧縮音響信号における信号レベルの大きな信号部分を順
    次に選択してメモリに記憶し、前記のメモリに記憶され
    た音響信号をN倍に時間軸伸長された状態の再生音響信
    号として読出すようにしている音響信号処理装置におい
    て、メモリの読出しアドレス値が書込みアドレス値に追
    いついて一致したときに、その時点における時間軸圧縮
    音響信号を、前記の書込みアドレス値が前記の一致した
    書込みアドレス値から予め定められた数だけ進んだ書込
    みアドレス値に達するまで強制的に書込ませるようにす
    る手段を備えてなる音響信号処理装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録されている音響信号の記
    録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
    (ただし、Nは2以上の自然数)で再生して得た時間軸
    圧縮音響信号における信号レベルの大きな信号部分を順
    次に選択してメモリに記憶し、前記のメモリに記憶され
    た音響信号をN倍に時間軸伸長された状態の再生音響信
    号として読出すようにしている音響信号処理装置におい
    て、メモリの読出しアドレス値が書込みアドレス値に追
    いついて一致したときに、その時点における時間軸圧縮
    音響信号を、最終の書込みアドレス値に達するまで強制
    的に書込ませるようにする手段を備えてなる音響信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 記録時における記録速度のN(ただし、
    Nは2以上の自然数)倍の状態で記録媒体から再生され
    た時間軸圧縮音響信号を、予め定められた標本化周期で
    標本化量子化して音響信号のデジタルデータを得るアナ
    ログデジタル変換手段と、前記した時間軸圧縮音響信号
    における信号レベルの大きな信号部分と対応する音響信
    号のデジタルデータを順次に選択して、前記した予め定
    められた標本化周期で書込み記憶するメモリと、前記の
    メモリから前記した標本化周期のN倍の読出し周期で、
    前記した音響信号のデジタルデータを読出す手段と、メ
    モリから読出された音響信号のデジタルデータをデジタ
    ルアナログ変換してアナログ信号形態の音響信号として
    出力するデジタルアナログ変換手段とを備えてなる音響
    信号処理装置において、前記したメモリからの音響信号
    のデジタルデータの読出しが、前記したメモリの先頭ア
    ドレスから最終アドレスまでの間で循環的に行なわれる
    ようにする手段と、前記した読出しアドレス値が全アド
    レスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達し
    たときに、書込みアドレスカウンタのクロック信号の計
    数を開始させる手段と、前記した書込みアドレスカウン
    タのクロック信号の計数値が全アドレスの(N−1)/
    Nと対応するアドレス値にまで達したときに新たな書込
    みが開始できるようにする手段と、メモリの読出しアド
    レス値が書込みアドレス値に追いついて一致したとき、
    または読出しアドレス値が全アドレスの(N−2)/N
    だけ進んだアドレス値にまで達したときに開始された前
    記した書込みアドレスカウンタのクロック信号の計数動
    作によって得られた書込みアドレスカウンタのクロック
    信号の計数値と書込みアドレス値とが一致したときに、
    その時点における時間軸圧縮音響信号を、前記の書込み
    アドレス値が前記の一致した書込みアドレス値から予め
    定められた数だけ進んだ書込みアドレス値に達するまで
    強制的に書込ませるようにする手段を備えてなる音響信
    号処理装置。
  4. 【請求項4】 記録時における記録速度のN(ただし、
    Nは2以上の自然数)倍の状態で記録媒体から再生され
    た時間軸圧縮音響信号を、予め定められた標本化周期で
    標本化量子化して音響信号のデジタルデータを得るアナ
    ログデジタル変換手段と、前記した時間軸圧縮音響信号
    における信号レベルの大きな信号部分と対応する音響信
    号のデジタルデータを順次に選択して、前記した予め定
    められた標本化周期で書込み記憶するメモリと、前記の
    メモリから前記した標本化周期のN倍の読出し周期で、
    前記した音響信号のデジタルデータを読出す手段と、メ
    モリから読出された音響信号のデジタルデータをデジタ
    ルアナログ変換してアナログ信号形態の音響信号として
    出力するデジタルアナログ変換手段とを備えてなる音響
    信号処理装置において、前記したメモリからの音響信号
    のデジタルデータの読出しが、前記したメモリの先頭ア
    ドレスから最終アドレスまでの間で循環的に行なわれる
    ようにする手段と、前記した読出しアドレス値が全アド
    レスの(N−2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達し
    たときに、前記した書込みアドレスカウンタのクロック
    信号の計数を開始させる手段と、前記した書込みアドレ
    スカウンタのクロック信号の計数値が全アドレスの(N
    −1)/Nと対応するアドレス値にまで達したときに新
    たな書込みが開始できるようにする手段と、メモリの読
    出しアドレス値が書込みアドレス値に追いついて一致し
    たとき、または読出しアドレス値が全アドレスの(N−
    2)/Nだけ進んだアドレス値にまで達したときに開始
    された前記した書込みアドレスカウンタのクロック信号
    の計数動作によって得られた書込みアドレスカウンタの
    クロック信号の計数値と書込みアドレス値とが一致した
    ときに、その時点における時間軸圧縮音響信号を最終の
    書込みアドレス値に達するまで強制的に書込ませる手段
    とを備えてなる音響信号処理装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録されている音響信号の記
    録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
    (ただし、Nは2以上の自然数)で再生して得る時間軸
    圧縮音響信号における時間軸圧縮率が変更された場合に
    ついては、時間軸圧縮率の変更後に最初に行なわれるメ
    モリへの書込み記憶動作と読出し動作とが同時に開始さ
    れるようにする手段を備えている請求項1乃至請求項4
    のいずれかの音響信号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5848392A (en) * 1995-01-13 1998-12-08 Victor Company Of Japan, Ltd. Audio signal processing circuit for changing the pitch of recorded speech

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5848392A (en) * 1995-01-13 1998-12-08 Victor Company Of Japan, Ltd. Audio signal processing circuit for changing the pitch of recorded speech

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