JPH0726331A - 金属体の熱処理方法および熱処理装置 - Google Patents

金属体の熱処理方法および熱処理装置

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JPH0726331A
JPH0726331A JP18436793A JP18436793A JPH0726331A JP H0726331 A JPH0726331 A JP H0726331A JP 18436793 A JP18436793 A JP 18436793A JP 18436793 A JP18436793 A JP 18436793A JP H0726331 A JPH0726331 A JP H0726331A
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JP
Japan
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metal body
quenching
cooling
crawler belt
heat treatment
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Pending
Application number
JP18436793A
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English (en)
Inventor
Akira Futaki
亮 二木
Heijiro Kurabe
兵次郎 倉部
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SAAMARU KK
Original Assignee
SAAMARU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真直性の優れた金属体を製造し、真直性を得
るための余分な研磨作業とこの研磨作業に伴う研磨機と
作業員を減少させる金属体の熱処理方法および熱処理装
置を提供することを目的とする。 【構成】 長手の金属体に0.01〜5.0%の伸びが
生じるような引張り応力を加えながら焼入れ温度に加熱
し、急冷焼入れおよび/または空冷焼入れを施すことを
特徴とする金属体の熱処理方法および長手の金属体を巻
回装置から引き出し、搬送する第1のクローラー式ベル
トと、該金属体を加熱する加熱装置と、該該金属体を冷
却する冷却装置と、該金属体を該冷却装置から引き出
し、搬送し、該金属体に所定の引張り応力を加える第2
のクローラー式ベルトと、該所定の引張り応力を調整す
る引張り応力調整装置と、該第2のクローラー式ベルト
から搬出された該金属体を所定長に切断する切断装置
と、から成る金属体の熱処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真直性の優れた硬化
線、棒および異形材を製造する金属体の熱処理方法およ
び熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音響機器、計測器、小型精密機
械等に小型モーターが使用され、耐食性を考慮して13
%Crのマルテンサイト系ステンレス鋼が多量に小型モ
ーターのマイクロシャフトに使用されている。 このマ
イクロシャフトは直径1〜3mmで長さは50mm前後のも
のが多い。従来、これらのマイクロシャフトはコイル状
に巻いた線材を所定の寸法に切断し、鋼製のバスケット
に多量に装入し、連続炉で焼入れ処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上述の従来
例では、焼入れ温度1050℃までの昇温時間も長いた
め、マイクロシャフトは自重で変形する。 また、続い
て行う油焼入れでさらに変形が発生する。 一方、コイ
ル状に巻かれた線材自体湾曲しているため、この変形が
最後まで悪影響を及ぼす。 この結果、マイクロシャフ
トの真直性を得るため3回の研磨を行って製造するた
め、研磨作業に研磨機と作業員を余分に必要とするとい
う問題点があった。一方、炭素鋼また低合金鋼の硬化
線、棒鋼も真直性の優れた研磨材が回転用シャフトおよ
びその他に広く利用されている。これらの焼入れ素材も
前述のマイクロシャフトと同じ工程で作られているた
め、焼入れ素材の変形が問題になり、余分な研磨工程で
その解決を図っている。
【0004】さらに、長手の小型異形材、例えば代表的
な形はレール状のものがあるが、材質としてはマルテン
サイト系ステンレス鋼および低合金鋼が利用されている
が、この場合も曲がり変形を生ずる。 特に、焼入れ後
の修正が困難で、長いものができないという問題点があ
った。 上述のように従来の方法で製造された長手の焼
入れ材は真直性を得るため、余分な研磨工程を必要とし
ている。そこで、本発明は、真直性の優れた金属体を製
造し、真直性を得るための余分な研磨作業とこの研磨作
業に伴う研磨機と作業員を減少させる金属体の熱処理方
法および熱処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手の金属体
に0.01〜5.0%の伸びが生じるような引張り応力
を加えながら焼入れ温度に加熱し、急冷焼入れおよび/
または空冷焼入れを施すことを特徴とする金属体の熱処
理方法である。
【0006】さらに、本発明は、長手の金属体が巻回さ
れる巻回装置と、該金属体を該巻回装置から引き出し、
搬送する第1のクローラー式ベルトと、該第1のクロー
ラー式ベルトから搬入された該金属体を加熱する加熱装
置と、該加熱装置で加熱され、搬出された該金属体を冷
却する冷却装置と、該金属体を該冷却装置から引き出
し、搬送し、第1のクローラー式ベルトとの間の該金属
体に所定の引張り応力を加える第2のクローラー式ベル
トと、該第1のクローラー式ベルトおよび/または第2
のクローラー式ベルトの回転数を調整することにより、
該所定の引張り応力を調整する引張り応力調整装置と、
該第2のクローラー式ベルトから搬出された該金属体を
所定長に切断する切断装置と、から成ることを特徴とす
る金属体の熱処理装置である。
【0007】
【作用】本発明によれば、巻回装置に巻回され、円形状
に変形した長手の金属体に0.01〜5.0%の伸びが
生じるような引張り応力を加えながら焼入れ温度に加熱
するため、真直性の優れた金属体を製造できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面を参照してその実施例に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例の構成図
である。本発明方法は、長手の金属体に0.01〜5.
0%の伸びが生じるような引張り応力を加えながら焼入
れ温度に加熱し、急冷焼入れおよび/または空冷焼入れ
を施す金属体の熱処理方法で、以下の熱処理装置により
実施される。巻回装置1には、長手の金属体2が巻回さ
れる。 長手の金属体2は、本実施例では、マルテンサ
イト系ステンレス線であるが、長手の金属体2であれ
ば、構成成分、および、その断面形状は、特に、限定さ
れない。 第1のクローラー式ベルト3は、金属体2を
巻回装置1から引き出し、搬送する装置である。 加熱
装置4は、第1のクローラー式ベルト3から搬入された
金属体2を加熱する装置である。
【0009】冷却装置5は、加熱装置4で加熱され、搬
出された金属体2を冷却する装置である。 冷却装置5
は、金属体2が通過する水冷管5aと、水冷管5aから
搬出された金属体2が通過する冷却室5bと、から成る
が、急冷焼入れおよび/または空冷焼入れを施す構成で
あれば、その構成、組合せは限定されない。加熱装置4
から搬出された金属体2の冷却は直接水噴霧でも良い
が、急激にマルテンサイト相に焼入れると変形が大きく
なる。 そのため、本実施例では、2段冷却法を採用
し、加熱装置4から搬出された金属体2は、水冷管5a
内で冷却させ、続いて冷却室5bに導入する。 この冷
却室5bの方式は微量の水噴霧、流動層および衝風でも
よい。 金属体2が、炭素鋼および低合金から成る場合
は、空気焼入れができないので水冷管5aの段階で噴霧
状の油または水で焼入れを行う。第2のクローラー式ベ
ルト6は、金属体2を冷却装置5から引き出し、搬送
し、第1のクローラー式ベルト3との間の金属体2に所
定の引張り応力を加える装置である。ここで、第1のク
ローラー式ベルト3および第2のクローラー式ベルト6
の金属体2と接する面は、ゴム等から成るが、特に、材
料は限定されない。
【0010】図示されない引張り応力調整装置は、第1
のクローラー式ベルト3および/または第2のクローラ
ー式ベルト6の回転数を調整することにより、所定の引
張り応力を調整する装置で、コンピューター等から成
る。本実施例においては、長手の金属体2に0.01〜
5.0%の伸びが生じるような引張り応力を加えるよう
に調整する。 下限の0.01%は線状の金属体2の変
形が少ない場合で、上限の5%は変形量が多くて真直性
が得られない場合の引張り応力ある。 この図示されな
い引張り応力調整装置は、引張り応力を表示する図示さ
れない応力計を備えても良い。 切断装置7は、第2の
クローラー式ベルト6から搬出された金属体2を所定長
に切断する装置である。 この所定長に切断された金属
体2は、適宜、ケース等に収納され、一連の熱処理工程
は終了する。
【0011】以下には、本実施例と従来例の具体的デー
タが示される。
【実施例1】2.0mmφ×70mmのマルテンサイト系ス
テンレス鋼のシャフトを従来例と本実施例で熱処理した
ときの特性を比較が、表1に示される。 引張り応力は
20Kgである。湾曲度(μm)は、シャフトを回転さ
せた場合の最外径の長さである。 本実施例では、従来
例に比較して、湾曲度、すなわち、曲げ変形は約1/5
に減少し、研磨回数も1/3に減少した。
【表1】
【0012】
【実施例2】5mmφのCr−Mo鋼(0.35%C)を
用いて実施例1と同じ方法で熱処理を行った例を表2に
示す。 なお、焼入れは加熱装置4から出たときで水噴
霧で行った。また、引張り応力は30Kgにした。 本
実施例では、従来例に比較して、湾曲度、すなわち、曲
げ変形は約1/5に減少し、研磨回数も1/3に減少し
た。
【表2】
【0013】
【実施例3】2.0mmφの13Cr鋼線から成る金属体
2を本発明装置を用い、0.01〜5.0%の伸びが生
じるような引張り応力を加えながら、1050℃の焼入
れ温度に加熱し、この加熱された金属体2を400℃ま
たは600℃に、水冷管5aで急冷焼入れし、その後、
10分間または2分間、冷却室5bで空冷焼入れを施し
た。 この結果、湾曲度が減少し、さらに、表3の値が
得られ、十分焼きなましされていることが明らかになっ
た。 従来例による焼きなまし時間は、数時間を要して
いたが、本実施例によると、炭化物を優先的に折出させ
て、焼きなまし時間を10分前後に著しく短縮できる利
点があった。
【表3】
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、真直性
の優れた金属体を製造し、真直性を得るための余分な研
磨作業とこの研磨作業に伴う研磨機と作業員を減少させ
るという効果を奏する。さらに、本実施例は、焼入れ温
度に加熱された13Cr鋼線等の金属体を400〜60
0℃に急冷焼入れし、その後、2〜10分間、空冷焼入
れを施すと、炭化物を優先的に折出させて、焼きなまし
時間を著しく短縮できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 巻回装置 2 金属体 3 第1のクローラー式ベルト 4 加熱装置 5 冷却装置 5a 水冷管 5b 冷却室 6 第2のクローラー式ベルト 7 切断装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手の金属体に0.01〜5.0%の伸び
    が生じるような引張り応力を加えながら焼入れ温度に加
    熱し、急冷焼入れおよび/または空冷焼入れを施すこと
    を特徴とする金属体の熱処理方法。
  2. 【請求項2】該焼入れ温度に加熱された該金属体を40
    0〜600℃に急冷焼入れし、その後、2〜10分間、
    空冷焼入れを施す請求項1記載の金属体の熱処理方法。
  3. 【請求項3】長手の金属体が巻回される巻回装置と、 該金属体を該巻回装置から引き出し、搬送する第1のク
    ローラー式ベルトと、 該第1のクローラー式ベルトから搬入された該金属体を
    加熱する加熱装置と、 該加熱装置で加熱され、搬出された該金属体を冷却する
    冷却装置と、 該金属体を該冷却装置から引き出し、搬送し、第1のク
    ローラー式ベルトとの間の該金属体に所定の引張り応力
    を加える第2のクローラー式ベルトと、 該第1のクローラー式ベルトおよび/または第2のクロ
    ーラー式ベルトの回転数を調整することにより、該所定
    の引張り応力を調整する引張り応力調整装置と、 該第2のクローラー式ベルトから搬出された該金属体を
    所定長に切断する切断装置と、から成ることを特徴とす
    る金属体の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 該引張り応力調整装置は、該所定の引張
    り応力を表示する応力計を備えた請求項3記載の金属体
    の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 該冷却装置は、該金属体が通過する水冷
    管と、該水冷管から搬出された該金属体が通過する冷却
    室と、から成る請求項3または4記載の金属体の熱処理
    装置。
JP18436793A 1993-05-13 1993-06-29 金属体の熱処理方法および熱処理装置 Pending JPH0726331A (ja)

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JP13540493 1993-05-13
JP5-135404 1993-05-13
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254370A (ja) * 1985-08-19 1987-03-10 Mamoru Tanaka 回路網解析用計算機
JPS6327410A (ja) * 1986-07-18 1988-02-05 Hosokawa Micron Kk 化粧料
JPS63190123A (ja) * 1987-02-03 1988-08-05 Shinko Kosen Kogyo Kk シヤフト用ステンレス鋼線の製造方法

Patent Citations (3)

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