JPH07263370A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
- Publication number
- JPH07263370A JPH07263370A JP7262894A JP7262894A JPH07263370A JP H07263370 A JPH07263370 A JP H07263370A JP 7262894 A JP7262894 A JP 7262894A JP 7262894 A JP7262894 A JP 7262894A JP H07263370 A JPH07263370 A JP H07263370A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- reaction tube
- nitride film
- thermal expansion
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱処理装置によって被処理体の表面に窒化膜
を形成するにあたり、反応管内雰囲気と接している部
材、治具等からパーティクルが発生するのを防止すると
ともに、メンテナンスサイクルを長くする。 【構成】 ウエハボート10に搭載されたまま反応管3
内にロードされるウエハWに対して、所定の減圧、高温
雰囲気の下で、窒化膜を形成する如く構成された熱処理
装置において、少なくとも反応管3及びウエハボート1
0を構成する材料に、前記ウエハW表面の窒化膜と同等
の熱膨張係数を有する材料を用いる。熱膨張係数が近似
しているので、高温雰囲気においても、熱反応管3やウ
エハボート10表面に堆積した窒化膜に、膜割れが起き
ない。
を形成するにあたり、反応管内雰囲気と接している部
材、治具等からパーティクルが発生するのを防止すると
ともに、メンテナンスサイクルを長くする。 【構成】 ウエハボート10に搭載されたまま反応管3
内にロードされるウエハWに対して、所定の減圧、高温
雰囲気の下で、窒化膜を形成する如く構成された熱処理
装置において、少なくとも反応管3及びウエハボート1
0を構成する材料に、前記ウエハW表面の窒化膜と同等
の熱膨張係数を有する材料を用いる。熱膨張係数が近似
しているので、高温雰囲気においても、熱反応管3やウ
エハボート10表面に堆積した窒化膜に、膜割れが起き
ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理装置に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体デバイスがその
表面に形成される半導体ウエハ(以下、「ウエハ」とい
う)の製造工程の中には、ウエハ表面に導体膜、絶縁
膜、半導体膜を形成する膜形成プロセスがあり、これら
膜形成プロセスは、例えば熱CVD装置と呼ばれる成膜
装置によって行われている。
表面に形成される半導体ウエハ(以下、「ウエハ」とい
う)の製造工程の中には、ウエハ表面に導体膜、絶縁
膜、半導体膜を形成する膜形成プロセスがあり、これら
膜形成プロセスは、例えば熱CVD装置と呼ばれる成膜
装置によって行われている。
【0003】前記熱CVD装置は、基本的にはウエハ表
面における化学反応によって外部から膜が堆積される現
象を利用したものであり、その中の例えば減圧CVD装
置は、反応管内に所定の処理ガスを導入して所定の減圧
雰囲気にして、この状態で前記反応管を加熱し、この反
応管内にロードされているウエハ表面に所定の薄膜を形
成するように構成されている。
面における化学反応によって外部から膜が堆積される現
象を利用したものであり、その中の例えば減圧CVD装
置は、反応管内に所定の処理ガスを導入して所定の減圧
雰囲気にして、この状態で前記反応管を加熱し、この反
応管内にロードされているウエハ表面に所定の薄膜を形
成するように構成されている。
【0004】これをデバイスのゲート絶縁膜やDRAM
での容量形成部などに使用されている、シリコン窒化膜
を形成する減圧CVD装置について説明すると、従来使
用されているこの種の減圧CVD装置においては、反応
管、及びこの反応管内にロードされるウエハを搭載する
ためのウエハボートと呼ばれる搭載治具、この搭載治具
が装着される保温筒がいずれも石英(SiO2)で構成
されている。
での容量形成部などに使用されている、シリコン窒化膜
を形成する減圧CVD装置について説明すると、従来使
用されているこの種の減圧CVD装置においては、反応
管、及びこの反応管内にロードされるウエハを搭載する
ためのウエハボートと呼ばれる搭載治具、この搭載治具
が装着される保温筒がいずれも石英(SiO2)で構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記減圧C
VD装置によって、ウエハに対し所定のシリコン窒化膜
形成処理を行っていると、反応管や搭載治具、保温筒の
表面にもシリコン窒化膜が堆積されていく。ところが既
述の如く、従来のこの種の減圧CVD装置に使用されて
いる反応管や搭載治具、保温筒はいずれも石英(SiO
2)で構成されているため、その表面に形成されたシリ
コン窒化膜とは、その物性、特に熱膨張係数が大きく異
なっている。その結果、加熱された際に発生する熱応力
等により、前記反応管等に形成されたシリコン窒化膜等
に膜割れなどが発生し、被処理体であるウエハへの大き
なパーティクル要因となっていた。
VD装置によって、ウエハに対し所定のシリコン窒化膜
形成処理を行っていると、反応管や搭載治具、保温筒の
表面にもシリコン窒化膜が堆積されていく。ところが既
述の如く、従来のこの種の減圧CVD装置に使用されて
いる反応管や搭載治具、保温筒はいずれも石英(SiO
2)で構成されているため、その表面に形成されたシリ
コン窒化膜とは、その物性、特に熱膨張係数が大きく異
なっている。その結果、加熱された際に発生する熱応力
等により、前記反応管等に形成されたシリコン窒化膜等
に膜割れなどが発生し、被処理体であるウエハへの大き
なパーティクル要因となっていた。
【0006】これに対処するため、従来はこれら搭載治
具、保温筒等、反応管内雰囲気に接する部材、治具の表
面に堆積するシリコン窒化膜の膜厚を基準として求めた
所定の処理回数ごとに、減圧CVD装置の運転を中止
し、これら反応管内雰囲気に接する部材、治具の洗浄を
行っていた。そのため前記従来の減圧CVD装置では、
メンテナンスの負担が大きく、また稼働率の低下も否め
なかったのである。
具、保温筒等、反応管内雰囲気に接する部材、治具の表
面に堆積するシリコン窒化膜の膜厚を基準として求めた
所定の処理回数ごとに、減圧CVD装置の運転を中止
し、これら反応管内雰囲気に接する部材、治具の洗浄を
行っていた。そのため前記従来の減圧CVD装置では、
メンテナンスの負担が大きく、また稼働率の低下も否め
なかったのである。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、前記パーティクル要因が反応管内雰囲気に接する
部材、治具表面の膜割れに起因することに着目し、この
ような膜割れを抑制してパーティクル要因を減少させ、
さらにメンテナンスサイクルの長期化を図りスループッ
トの向上を図ることを目的とする。
あり、前記パーティクル要因が反応管内雰囲気に接する
部材、治具表面の膜割れに起因することに着目し、この
ような膜割れを抑制してパーティクル要因を減少させ、
さらにメンテナンスサイクルの長期化を図りスループッ
トの向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、搭載治具に搭載されたまま反応管内にロ
ードされる被処理体に対して、所定の減圧雰囲気下で前
記被処理体を加熱して、この被処理体表面に所定の窒化
膜を形成する如く構成された熱処理装置において、少な
くとも前記反応管及び搭載治具を、前記窒化膜と同等の
熱膨張係数を有する材料によって構成したことを特徴と
するものである。
め、本発明は、搭載治具に搭載されたまま反応管内にロ
ードされる被処理体に対して、所定の減圧雰囲気下で前
記被処理体を加熱して、この被処理体表面に所定の窒化
膜を形成する如く構成された熱処理装置において、少な
くとも前記反応管及び搭載治具を、前記窒化膜と同等の
熱膨張係数を有する材料によって構成したことを特徴と
するものである。
【0009】ここで熱膨張係数が同等であるとは、少な
くとも熱処理装置によって創出される処理温度雰囲気
(例えば400〜800゜C)における熱膨張係数が、
10倍(1/10)を超えない程度をいい、被処理体表
面の窒化膜の熱膨張係数の1/10から10倍の範囲の
熱膨張係数を有する材料であれば、本発明の所期の効果
が得られる。
くとも熱処理装置によって創出される処理温度雰囲気
(例えば400〜800゜C)における熱膨張係数が、
10倍(1/10)を超えない程度をいい、被処理体表
面の窒化膜の熱膨張係数の1/10から10倍の範囲の
熱膨張係数を有する材料であれば、本発明の所期の効果
が得られる。
【0010】
【作用】反応管と搭載治具は処理領域の雰囲気と接する
面積が大きく、所定の熱処理によってこれら反応管及び
搭載治具の表面に、被処理体に形成される窒化膜と同様
な膜が形成されても、少なくとも前記反応管及び搭載治
具を構成する材料の熱膨張係数が、当該窒化膜の熱膨張
係数と同等であるから、熱応力の差は極めて小さく、膜
割れが発生する可能性は格段に低下している。したがっ
てパーティクルの発生が抑えられ、またメンテナンスの
長サイクル化が図れることになる。
面積が大きく、所定の熱処理によってこれら反応管及び
搭載治具の表面に、被処理体に形成される窒化膜と同様
な膜が形成されても、少なくとも前記反応管及び搭載治
具を構成する材料の熱膨張係数が、当該窒化膜の熱膨張
係数と同等であるから、熱応力の差は極めて小さく、膜
割れが発生する可能性は格段に低下している。したがっ
てパーティクルの発生が抑えられ、またメンテナンスの
長サイクル化が図れることになる。
【0011】なお本発明によれば、処理領域の雰囲気と
接する部材、治具のうち、その表面積が比較的大きい反
応管及び搭載治具に対して、前記したような熱膨張係数
を有する材料構成をとったが、もちろん前記雰囲気に接
する他の部材、治具についても、前記したような熱膨張
係数を有する材料で構成すれば、さらにパーティクル発
生要因が減少し、好ましい結果が得られる。
接する部材、治具のうち、その表面積が比較的大きい反
応管及び搭載治具に対して、前記したような熱膨張係数
を有する材料構成をとったが、もちろん前記雰囲気に接
する他の部材、治具についても、前記したような熱膨張
係数を有する材料で構成すれば、さらにパーティクル発
生要因が減少し、好ましい結果が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明すると、本実施例は縦型熱処理装置として構成され
た例であり、図1はこの縦型熱処理装置1の概観を示し
ており、被処理体である半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)Wは、前記縦型熱処理装置1の下方に配置
される搭載治具であるウエハボート10に所定枚数、例
えば100枚搭載されて、前記縦型熱処理装置1の縦型
炉2内の反応管内3にロードされて、所定の窒化膜形成
処理が施される如く構成されている。
説明すると、本実施例は縦型熱処理装置として構成され
た例であり、図1はこの縦型熱処理装置1の概観を示し
ており、被処理体である半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)Wは、前記縦型熱処理装置1の下方に配置
される搭載治具であるウエハボート10に所定枚数、例
えば100枚搭載されて、前記縦型熱処理装置1の縦型
炉2内の反応管内3にロードされて、所定の窒化膜形成
処理が施される如く構成されている。
【0013】前記ウエハボート10は、上下に対向して
配置された円形の天板11と底板12とを有し、これら
天板11と底板12との間には、4本の支柱13、1
4、15、16が設けられている。そして被処理体であ
るウエハWは、搬送アーム17によって搬送され、前記
各支柱13、14、15、16表面に形成された溝部1
8内にその端縁部が収納されることによって、このウエ
ハボート10に搭載されるように構成されている。
配置された円形の天板11と底板12とを有し、これら
天板11と底板12との間には、4本の支柱13、1
4、15、16が設けられている。そして被処理体であ
るウエハWは、搬送アーム17によって搬送され、前記
各支柱13、14、15、16表面に形成された溝部1
8内にその端縁部が収納されることによって、このウエ
ハボート10に搭載されるように構成されている。
【0014】以上のように構成されたウエハボート10
は、例えばステンレスからなるフランジ部19を備えた
保温筒20の上に着脱自在に装着されており、さらにこ
の保温筒20は、昇降自在なボートエレベータ21の上
に載置されており、このボートエレベータ21の上昇に
よって、ウエハWはウエハボート10ごと前記縦型炉2
内の反応管3内にロードされるようになっている。
は、例えばステンレスからなるフランジ部19を備えた
保温筒20の上に着脱自在に装着されており、さらにこ
の保温筒20は、昇降自在なボートエレベータ21の上
に載置されており、このボートエレベータ21の上昇に
よって、ウエハWはウエハボート10ごと前記縦型炉2
内の反応管3内にロードされるようになっている。
【0015】そして本実施例においては、前記ウエハボ
ート10における天板11、底板12並びに各支柱1
3、14、15、16、さらには保温筒20のいずれ
も、SiCの焼結体表面にCVDコーティングによるS
iC膜を形成した材料構成となっている。
ート10における天板11、底板12並びに各支柱1
3、14、15、16、さらには保温筒20のいずれ
も、SiCの焼結体表面にCVDコーティングによるS
iC膜を形成した材料構成となっている。
【0016】次に被処理体である前記ウエハWに対し
て、所定の窒化膜形成処理を施す前記縦型炉2内の構成
を、図2に基づいて説明すると、図2はこの縦型炉2の
縦断面を示しており、この縦型炉2のケーシング4は、
その下端部がベースプレート5の上面に固着されて、鉛
直方向に立設されている。
て、所定の窒化膜形成処理を施す前記縦型炉2内の構成
を、図2に基づいて説明すると、図2はこの縦型炉2の
縦断面を示しており、この縦型炉2のケーシング4は、
その下端部がベースプレート5の上面に固着されて、鉛
直方向に立設されている。
【0017】このケーシング4は上面が閉口した略筒状
の形態をなし、その内部表面は断熱材6で覆われてお
り、さらにこの断熱材6の内周表面には、例えば抵抗発
熱体によって構成された加熱体7が、前記反応管3を囲
むようにして螺旋状に設けられており、適宜の温度制御
装置(図示せず)によって、反応管3内を所定の温度、
例えば800゜Cに加熱、維持することが可能なように
構成されている。
の形態をなし、その内部表面は断熱材6で覆われてお
り、さらにこの断熱材6の内周表面には、例えば抵抗発
熱体によって構成された加熱体7が、前記反応管3を囲
むようにして螺旋状に設けられており、適宜の温度制御
装置(図示せず)によって、反応管3内を所定の温度、
例えば800゜Cに加熱、維持することが可能なように
構成されている。
【0018】処理領域を形成する前記反応管3は、上端
が閉口している筒状の外管31と、この外管31の内周
に位置する上端が開口した筒状の内管32とによって構
成された二重構造を有しており、これら各外管31と内
管32は、夫々例えばステンレスからなる管状のマニホ
ールド33によって気密に支持されている。またこのマ
ニホールド33の下端部には、フランジ34が一体成形
されている。
が閉口している筒状の外管31と、この外管31の内周
に位置する上端が開口した筒状の内管32とによって構
成された二重構造を有しており、これら各外管31と内
管32は、夫々例えばステンレスからなる管状のマニホ
ールド33によって気密に支持されている。またこのマ
ニホールド33の下端部には、フランジ34が一体成形
されている。
【0019】そして反応管3を構成する外管31、内管
32は、いずれもSiCの焼結体表面にCVDコーティ
ングによるSiC膜を形成してなり、その膜厚は50〜
100μmに設定されている。
32は、いずれもSiCの焼結体表面にCVDコーティ
ングによるSiC膜を形成してなり、その膜厚は50〜
100μmに設定されている。
【0020】前記マニホールド33の上部側面には、外
管31と内管32との間の空間からガスを排出して、反
応管3内の処理領域を所定の減圧雰囲気に設定、維持す
るための例えば真空ポンプ35に通ずる排気管36が気
密に接続されている。
管31と内管32との間の空間からガスを排出して、反
応管3内の処理領域を所定の減圧雰囲気に設定、維持す
るための例えば真空ポンプ35に通ずる排気管36が気
密に接続されている。
【0021】また前記マニホールド33の下部側面に
は、窒化膜形成用処理ガスである例えばSiH4(モノ
シラン)ガスやSiH2Cl2(ジクロルシラン)ガス、
並びにNH3(アンモニア)ガスを、内管32内に導入
するための第1ガス導入管37、第2ガス導入管38と
が、それぞれ気密に接続されており、これら第1ガス導
入管37、第2ガス導入管38の各ガスノズル37a、
38aは、それぞれ内管32内に突出している。前記第
1ガス導入管37、第2ガス導入管38は、それぞれ対
応する所定のマスフロー・コントローラ39、40を介
して、前記処理ガスの所定の供給源(図示せず)に接続
されている。
は、窒化膜形成用処理ガスである例えばSiH4(モノ
シラン)ガスやSiH2Cl2(ジクロルシラン)ガス、
並びにNH3(アンモニア)ガスを、内管32内に導入
するための第1ガス導入管37、第2ガス導入管38と
が、それぞれ気密に接続されており、これら第1ガス導
入管37、第2ガス導入管38の各ガスノズル37a、
38aは、それぞれ内管32内に突出している。前記第
1ガス導入管37、第2ガス導入管38は、それぞれ対
応する所定のマスフロー・コントローラ39、40を介
して、前記処理ガスの所定の供給源(図示せず)に接続
されている。
【0022】本実施例にかかる縦型熱処理装置1は以上
のように構成されており、次にその動作作用について説
明すると、まず加熱体7を発熱させて反応管3内の温度
を、例えば約800゜Cまで加熱しておく。
のように構成されており、次にその動作作用について説
明すると、まず加熱体7を発熱させて反応管3内の温度
を、例えば約800゜Cまで加熱しておく。
【0023】他方ウエハボート10には、既述の如く搬
送アーム17によって被処理体であるウエハWが搭載さ
れており、所定枚数例えば100枚搭載された時点で、
ボートエレベータ21が上昇し、図2に示したように、
保温筒20のフランジ部19が、マニホールド33下端
部のフランジ34と密着する位置までウエハボート10
を上昇させ、ウエハWを反応管3の内管32内にロード
させる。
送アーム17によって被処理体であるウエハWが搭載さ
れており、所定枚数例えば100枚搭載された時点で、
ボートエレベータ21が上昇し、図2に示したように、
保温筒20のフランジ部19が、マニホールド33下端
部のフランジ34と密着する位置までウエハボート10
を上昇させ、ウエハWを反応管3の内管32内にロード
させる。
【0024】次いで真空ポンプ35によって反応管3内
部を真空引きしていき、所定の減圧雰囲気、例えば0.
3Torrまで減圧した後、例えば第1ガス導入管37
からSiH4(モノシラン)ガスを、第2ガス導入管3
8からNH3(アンモニア)ガスを内管32内に導入さ
せると、ウエハボート10に搭載された被処理体である
ウエハWの表面に、シリコン窒化膜であるSi3N4が形
成されるのである。
部を真空引きしていき、所定の減圧雰囲気、例えば0.
3Torrまで減圧した後、例えば第1ガス導入管37
からSiH4(モノシラン)ガスを、第2ガス導入管3
8からNH3(アンモニア)ガスを内管32内に導入さ
せると、ウエハボート10に搭載された被処理体である
ウエハWの表面に、シリコン窒化膜であるSi3N4が形
成されるのである。
【0025】かかる場合、このSi3N4膜の熱膨張係数
は、400゜C〜800゜Cにおいては3.0〜3.2
×10-6であり、これに対してウエハWを搭載したウエ
ハボート10、並びにこのウエハボート10を支持する
保温筒20、さらには反応管3の外管31、内管32を
構成するSiCの熱膨張係数は、4.6×10-6である
から、両者の熱膨張係数の差は極めて小さい(ちなみに
従来この種の窒化膜形成用減圧CVD装置で使用されて
いる石英(SiO2)の熱膨張係数は、4.7〜5.8
×10-7である)。
は、400゜C〜800゜Cにおいては3.0〜3.2
×10-6であり、これに対してウエハWを搭載したウエ
ハボート10、並びにこのウエハボート10を支持する
保温筒20、さらには反応管3の外管31、内管32を
構成するSiCの熱膨張係数は、4.6×10-6である
から、両者の熱膨張係数の差は極めて小さい(ちなみに
従来この種の窒化膜形成用減圧CVD装置で使用されて
いる石英(SiO2)の熱膨張係数は、4.7〜5.8
×10-7である)。
【0026】したがってウエハWに対する前記窒化膜の
成膜処理に伴って、前記した各部材、治具表面にSi3
N4膜が形成され、これが堆積していっても、前記各部
材、治具表面のSi3N4膜に、熱応力差に起因した膜割
れが生ずる可能性は殆どない。それゆえ被処理体である
ウエハWに対するパーティクル要因が減少し、歩留まり
の向上が図れ、さらにまた従来行っていたこれら各部
材、治具の洗浄に伴うメンテナンスのサイクルを長くす
ることが可能である。
成膜処理に伴って、前記した各部材、治具表面にSi3
N4膜が形成され、これが堆積していっても、前記各部
材、治具表面のSi3N4膜に、熱応力差に起因した膜割
れが生ずる可能性は殆どない。それゆえ被処理体である
ウエハWに対するパーティクル要因が減少し、歩留まり
の向上が図れ、さらにまた従来行っていたこれら各部
材、治具の洗浄に伴うメンテナンスのサイクルを長くす
ることが可能である。
【0027】例えば従来技術の項で説明した従前の減圧
CVD装置におけるメンテナンスサイクルは、堆積膜の
厚さを基準として、反応管については5μm−25RU
N(25回の処理ごとに1回のクリーニングを行う)、
ウエハボートについては2μm−5RUNであったが、
前出実施例にかかる縦型熱処理装置1によれば、反応管
3については約1.5〜2倍、ウエハボート10につい
ても約1.5〜2倍程度の長いメンテナンスサイクルで
稼働させることが可能である。したがって、メンテナン
スサイクルを長くして処理装置としての稼働率を上げる
ことが可能である。
CVD装置におけるメンテナンスサイクルは、堆積膜の
厚さを基準として、反応管については5μm−25RU
N(25回の処理ごとに1回のクリーニングを行う)、
ウエハボートについては2μm−5RUNであったが、
前出実施例にかかる縦型熱処理装置1によれば、反応管
3については約1.5〜2倍、ウエハボート10につい
ても約1.5〜2倍程度の長いメンテナンスサイクルで
稼働させることが可能である。したがって、メンテナン
スサイクルを長くして処理装置としての稼働率を上げる
ことが可能である。
【0028】さらに前出実施例における反応管3は、既
述の如く、その表面にCVDコーティングによって形成
された、膜厚が50〜100μmのSiCの被膜が形成
されているので、反応管3自体の透過率は極めて低くな
っており、その結果、断熱体材6や加熱体7から発生す
るコンタミネーションを確実に遮断して、反応管3内の
処理領域へ侵入することも確実にできる。したがってこ
の点からみても、歩留まりの向上が図れるものである。
しかもSiC被膜の膜厚は、50〜100μmの厚さで
あるから、前記したような高温雰囲気においても、剥離
したり亀裂が入ったりすることはなく、それゆえこの反
応管3自体からコンタミネーションが発生することもな
い。
述の如く、その表面にCVDコーティングによって形成
された、膜厚が50〜100μmのSiCの被膜が形成
されているので、反応管3自体の透過率は極めて低くな
っており、その結果、断熱体材6や加熱体7から発生す
るコンタミネーションを確実に遮断して、反応管3内の
処理領域へ侵入することも確実にできる。したがってこ
の点からみても、歩留まりの向上が図れるものである。
しかもSiC被膜の膜厚は、50〜100μmの厚さで
あるから、前記したような高温雰囲気においても、剥離
したり亀裂が入ったりすることはなく、それゆえこの反
応管3自体からコンタミネーションが発生することもな
い。
【0029】なお前出実施例においてウエハW表面に形
成されるSi3N4膜と同等の熱膨張係数を有する材料で
構成した部材、治具は、既述の如く、ウエハボート1
0、並びにこのウエハボート10を支持する保温筒2
0、さらには反応管3の外管31、内管32であった
が、これに限らず、例えばガスノズル37a、38aな
ど、反応管3内雰囲気と直接に接触する他の部材、治具
等についても、前記熱膨張係数を有する材料で構成すれ
ば、装置全体としてさらにパーティクル要因を減少させ
ることが可能である。
成されるSi3N4膜と同等の熱膨張係数を有する材料で
構成した部材、治具は、既述の如く、ウエハボート1
0、並びにこのウエハボート10を支持する保温筒2
0、さらには反応管3の外管31、内管32であった
が、これに限らず、例えばガスノズル37a、38aな
ど、反応管3内雰囲気と直接に接触する他の部材、治具
等についても、前記熱膨張係数を有する材料で構成すれ
ば、装置全体としてさらにパーティクル要因を減少させ
ることが可能である。
【0030】もちろん実際の処理の前に処理状況、装置
調整等を調べる目的で使用されるダミーウエハDWにつ
いても、例えばSiCなど、前記熱膨張係数と同等の熱
膨張係数を有する材料で構成すれば、ダミーウエハDW
の処理に際しても、パーティクル要因の減少が図れ、ダ
ミーウエハDW自体の洗浄やその後の装置の可動にとっ
ても好ましい。
調整等を調べる目的で使用されるダミーウエハDWにつ
いても、例えばSiCなど、前記熱膨張係数と同等の熱
膨張係数を有する材料で構成すれば、ダミーウエハDW
の処理に際しても、パーティクル要因の減少が図れ、ダ
ミーウエハDW自体の洗浄やその後の装置の可動にとっ
ても好ましい。
【0031】また前出実施例においては、Si3N4膜と
同等の熱膨張係数を有する材料としてSiCを使用した
が、これに限らず、例えば全く同一材料であるSi3N4
や、その他ZrO2(熱膨張係数=11×10-6)、A
l2O3(熱膨張係数=4.5〜5.0×10-6)を用い
ても、同様な効果が得られるものである。
同等の熱膨張係数を有する材料としてSiCを使用した
が、これに限らず、例えば全く同一材料であるSi3N4
や、その他ZrO2(熱膨張係数=11×10-6)、A
l2O3(熱膨張係数=4.5〜5.0×10-6)を用い
ても、同様な効果が得られるものである。
【0032】さらに前出実施例は、被処理体であるウエ
ハWに対して窒化膜としてSi3N4を形成する例であっ
たが、これに代えて例えばSiNの窒化膜を形成するプ
ロセスであっても、このSiNの熱膨張係数は3×10
-6であるから、全く同一材料構成のまま、前出実施例と
同様な効果を得ることができる。また被処理体について
も、前記実施例のような半導体ウエハに限らず、例えば
LCD基板などであっても、前出実施例と全く同様な効
果を得ることが可能である。
ハWに対して窒化膜としてSi3N4を形成する例であっ
たが、これに代えて例えばSiNの窒化膜を形成するプ
ロセスであっても、このSiNの熱膨張係数は3×10
-6であるから、全く同一材料構成のまま、前出実施例と
同様な効果を得ることができる。また被処理体について
も、前記実施例のような半導体ウエハに限らず、例えば
LCD基板などであっても、前出実施例と全く同様な効
果を得ることが可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、所定の熱処理によっ
て、反応管及び搭載治具の表面に、被処理体に形成され
る窒化膜と同一の膜が形成されても、当該膜に膜割れが
発生する可能性は格段に低下しているので、パーティク
ルの発生が抑えられ、またメンテナンスサイクルを長く
することができる。したがって歩留まりを向上させると
ともに、装置自体の稼働率を上げることが可能である。
て、反応管及び搭載治具の表面に、被処理体に形成され
る窒化膜と同一の膜が形成されても、当該膜に膜割れが
発生する可能性は格段に低下しているので、パーティク
ルの発生が抑えられ、またメンテナンスサイクルを長く
することができる。したがって歩留まりを向上させると
ともに、装置自体の稼働率を上げることが可能である。
【図1】本発明の実施例にかかる縦型熱処理装置の概観
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例にかかる縦型熱処理装置におけ
る縦型炉の縦断面図である。
る縦型炉の縦断面図である。
1 縦型熱処理装置 2 縦型炉 3 反応管 10 ウエハボート 20 保温筒 31 外管 32 内管 35 真空ポンプ 36 排気管 37 第1ガス導入管 38 第2ガス供給管 W ウエハ
Claims (1)
- 【請求項1】 搭載治具に搭載されたまま反応管内にロ
ードされる被処理体に対して、所定の減圧雰囲気下で前
記被処理体を加熱して、この被処理体表面に所定の窒化
膜を形成する如く構成された熱処理装置において、 少なくとも前記反応管及び搭載治具が、前記窒化膜と同
等の熱膨張係数を有する材料によって構成されたことを
特徴とする、熱処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262894A JPH07263370A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262894A JPH07263370A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 熱処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07263370A true JPH07263370A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=13494850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262894A Pending JPH07263370A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 熱処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07263370A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6294228B1 (en) | 1998-11-04 | 2001-09-25 | Nec Corporation | Method for forming thin films |
| US6799940B2 (en) | 2002-12-05 | 2004-10-05 | Tokyo Electron Limited | Removable semiconductor wafer susceptor |
| WO2005029566A1 (ja) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 半導体装置の製造方法および基板処理装置 |
| JP2007533848A (ja) * | 2004-03-30 | 2007-11-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 蒸着させた誘電体膜のウエハ間均一性および欠陥率を改善する方法 |
| JP2021017651A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-15 | ユ−ジーン テクノロジー カンパニー.リミテッド | バッチ式基板処理装置及びその運用方法 |
| WO2023181405A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 株式会社Kokusai Electric | 基板処理装置、処理容器、基板保持具及び半導体装置の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP7262894A patent/JPH07263370A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6294228B1 (en) | 1998-11-04 | 2001-09-25 | Nec Corporation | Method for forming thin films |
| US6799940B2 (en) | 2002-12-05 | 2004-10-05 | Tokyo Electron Limited | Removable semiconductor wafer susceptor |
| WO2005029566A1 (ja) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 半導体装置の製造方法および基板処理装置 |
| US7955991B2 (en) | 2003-09-19 | 2011-06-07 | Hitachi Kokussai Electric Inc. | Producing method of a semiconductor device using CVD processing |
| US8231731B2 (en) | 2003-09-19 | 2012-07-31 | Hitachi Kokusai Electric, Inc. | Substrate processing apparatus |
| US8636882B2 (en) | 2003-09-19 | 2014-01-28 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | Producing method of semiconductor device and substrate processing apparatus |
| JP2007533848A (ja) * | 2004-03-30 | 2007-11-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 蒸着させた誘電体膜のウエハ間均一性および欠陥率を改善する方法 |
| JP2021017651A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-15 | ユ−ジーン テクノロジー カンパニー.リミテッド | バッチ式基板処理装置及びその運用方法 |
| US11702737B2 (en) | 2019-07-16 | 2023-07-18 | Eugene Technology Co., Ltd. | Batch-type substrate processing apparatus and operation method thereof |
| WO2023181405A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 株式会社Kokusai Electric | 基板処理装置、処理容器、基板保持具及び半導体装置の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101264786B1 (ko) | 고유전체막을 형성하기 위한 종형 열처리 장치와 그 구성 부품 및, 보온통 | |
| KR100395996B1 (ko) | 열처리방법 | |
| US8529701B2 (en) | Substrate processing apparatus | |
| US6204194B1 (en) | Method and apparatus for producing a semiconductor device | |
| JP4267624B2 (ja) | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 | |
| US7479619B2 (en) | Thermal processing unit | |
| JPH05166741A (ja) | 熱処理装置用基板支持具 | |
| KR101088964B1 (ko) | 기판 처리 장치, 기판 지지체 및 반도체 장치의 제조 방법 | |
| TW300327B (ja) | ||
| JP2018107182A (ja) | 基板処理装置および基板処理方法、ならびに基板処理システム | |
| JP2009021534A (ja) | 気相成長装置及び気相成長方法 | |
| US5500388A (en) | Heat treatment process for wafers | |
| JPH11501160A (ja) | 熱処理装置及びプロセス | |
| JPH1112738A (ja) | Cvd成膜方法 | |
| KR100921026B1 (ko) | 진공 처리 장치 및 진공 처리 방법 | |
| US6294228B1 (en) | Method for forming thin films | |
| JP3503710B2 (ja) | 半導体ウエハの熱処理用搭載治具及び熱処理装置 | |
| KR102823339B1 (ko) | 기판 처리 장치, 반도체 장치의 제조 방법, 프로그램 및 기판 처리 방법 | |
| JP4553227B2 (ja) | 熱処理方法 | |
| JPH08115883A (ja) | 成膜装置 | |
| KR0147826B1 (ko) | 종형열처리장치 | |
| JP2006186015A (ja) | 基板処理装置 | |
| JPH0737881A (ja) | 薄膜生成装置の後処理方法およびその装置 | |
| JP2001358136A (ja) | 半導体ウエハの熱処理方法 | |
| KR100832713B1 (ko) | 수직형 퍼니스의 페데스탈 보호장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |