JPH0726450A - 活性炭素繊維シ−トおよびその製造方法 - Google Patents

活性炭素繊維シ−トおよびその製造方法

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JPH0726450A
JPH0726450A JP5166633A JP16663393A JPH0726450A JP H0726450 A JPH0726450 A JP H0726450A JP 5166633 A JP5166633 A JP 5166633A JP 16663393 A JP16663393 A JP 16663393A JP H0726450 A JPH0726450 A JP H0726450A
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carbon fiber
organic
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fiber
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JP5166633A
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Toshihiro Shigematsu
俊広 重松
Takaomi Ishikawa
敬臣 石川
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性炭素繊維に有する各種特性を損なうこと
なく、シ−トの強度と破断伸度に優れ、活性炭素繊維の
脱落のない高度の吸着能を有する均一な活性炭素繊維シ
−ト、およびその製造方法を提供する。 【構成】 活性炭素繊維10〜90重量%とアスペクト
比が1000〜2500である有機繊維90〜10重量
%とから成る活性炭素繊維層と、アスペクト比が100
0〜2500である有機繊維から成る有機繊維層とを有
する複合ウェブを湿式抄造法により形成し、水流交絡法
により両層内の有機繊維が活性炭素繊維を介在して、3
次元に絡み合わされ、両層を一体化させた活性炭素繊維
シ−ト及びその製造方法である。有機繊維層の有機繊維
の繊維径は9μm以下で、両層の有機繊維の断面形状
は、異型断面であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体中の悪臭や有機物
質あるいは溶解物質を吸着したり分離したりする浄化用
フィルタ−、マスクや生理用品、シ−ツ等の衛生用品、
そして、靴や冷蔵庫等の脱臭用品等に利用される活性炭
素繊維シ−トに関するものであり、特に、該活性炭素繊
維に有する各種特性を損なうことなく、シ−ト強度と破
断伸度に共に優れ、活性炭素繊維の脱落がなく、高度の
吸着能を有する均一な活性炭素繊維シ−ト、およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、悪臭や有機溶剤等の有毒ガスが環
境問題でクロ−ズアップされており、これらを防ぐ手段
として吸着性物質、特に従来から活性炭が利用されてい
る。最近では、中でも活性炭素繊維はその比表面積が極
めて大きく、高い吸着能及び大きな吸脱着のスピ−ドを
有しているため、その存在が特に注目されている。
【0003】活性炭素繊維をシ−ト化する場合、活性炭
素繊維には自着性がないため、何等かのバインダ−が必
要である。活性炭素繊維のバインダ−としては、種々の
溶液型やエマルジョン型の液状バインダ−及び繊維状バ
インダ−が一般的である。液状バインダ−の使用は、活
性炭素繊維の細孔を閉塞し、その各種特性を低下させる
ため好ましくない。また、有機系の樹脂を繊維状、ある
いはパルプ状にした繊維状バインダ−についても、シ−
トに十分な強度を持たせる為には多量の繊維を必要と
し、活性炭素繊維の含有量を低下させてしまうだけでな
く、溶融型のバインダ−を用いた場合、バインダ−溶融
時に活性炭素繊維の細孔を塞いでしまうといった欠点が
ある。バインダ−の使用量を減少させるためセルロ−ス
系のパルプ繊維がバインダ−としてよく用いられている
が、シ−ト密度が大きくなり、フィルタ−として必要な
通気性が悪くなることは避けられない。
【0004】一方、特開平4−363107号公報で
は、活性炭素繊維層の上下を2枚の化学繊維あるいは羊
毛繊維で挟み、これらの積層した材料に複数の刺状の突
起の付いた針を貫通させて引き抜く加工を多数回繰り返
すことによって、上下の化学繊維あるいは羊毛繊維の一
部を活性炭素繊維層を貫通させて3次元に絡み合わせ、
シ−ト強度を発現させるという方法が開示されている。
しかしながら、この方法では、複数の刺状の突起の付い
た針を貫通させて引き抜く加工を多数回繰り返す間に、
針が活性炭素繊維を傷つけたり、細かく折ったり、シ−
ト表面上に針穴跡を無数残こすため、シ−トを使用する
際に、細かくなった活性炭素繊維の脱落が起きるという
問題がある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来
技術の問題点を解決するものであり、活性炭素繊維の各
種特性を損なうことなく、シ−トの強度と破断伸度に優
れ、活性炭素繊維の脱落がなく、高度の吸着能を有する
均一な活性炭素繊維シ−ト、およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために鋭意研究した結果、活性炭素繊維シ−
トおよびその製造方法を発明するに至った。即ち、本発
明の活性炭素繊維シートは、活性炭素繊維10〜90重
量%とアスペクト比が1000〜2500である有機繊
維90〜10重量%から成る活性炭素繊維層と、該活性
炭素繊維層の片面あるいは両面に、アスペクト比が10
00〜2500である有機繊維から成る有機繊維層とを
有し、該有機繊維層と該活性炭素繊維層の両層内を構成
する有機繊維が、活性炭素繊維を介在して3次元的に絡
み合わされ、該活性炭素繊維層と該有機繊維層が一体化
されていることを特徴とする。
【0007】また、活性炭繊維層の有機繊維の繊維径
は、9μm以下で、活性炭繊維層と有機繊維層を構成す
る有機繊維の断面形状は、異型断面であることが好まし
い。
【0008】また、本発明の活性炭素繊維シートの製造
方法は、活性炭素繊維10〜90重量%と少なくとも1
種類以上のアスペクト比が1000〜2500である有
機繊維90〜10重量%を水に分散したスラリ−と、ア
スペクト比が1000〜2500である有機繊維を水に
分散したスラリ−を、湿式抄造法により2層あるいは3
層に抄き合わせして、活性炭素繊維層の片面あるいは両
面に有機繊維層を設けた複合ウェブを形成し、次いで、
該複合ウェブを水流交絡法を用いて、有機繊維層側から
高圧柱状水流を当て、該有機繊維層と該活性炭素繊維層
の両層内を構成する有機繊維を活性炭素繊維を介在し
て、3次元的に絡み合わせ、該有機繊維層と該活性炭素
繊維層を一体化させることを特徴とする。
【0009】以下、本発明の詳細な説明を行う。まず、
本発明で用いる成分の説明を行う。
【0010】本発明で用いられる活性炭素繊維とは、吸
着能に特に優れた炭素繊維であり、一般に100m2
g以上の比表面積を有するものである。好ましい比表面
積は700m2/g以上であるが、活性炭素繊維の比表
面積が極端に大きい場合には、その繊維強度が小さくな
る為、比表面積は2500m2/g以下であることが望
ましい。
【0011】このような活性炭素繊維としては、綿、
麻、セルロ−ス再生繊維、ポリビニルアルコ−ル繊維、
アクリル繊維、芳香族ポリアミド繊維、架橋ホルムアル
デヒド繊維、リグニン繊維、フェノ−ル繊維、石油ピッ
チ繊維、石炭ピッチ繊維等の原料繊維より、常法に従っ
て高温で炭化処理及び表面活性化処理を施し得られる。
【0012】活性炭素繊維の形状、繊維径、繊維長は特
に限定されるものではないが、繊維ウェブに高圧柱状水
流を当てた際の活性炭素繊維の脱落を防止し、しかも地
合の良好な活性炭素繊維シ−トを得るためには、平均繊
維径は5〜30μmのものが好ましく、さらに好ましく
は、10μm〜25μmのものが良い。また、平均繊維
長は3mm〜15mmのものが良く、さらに好ましく
は、5mm〜10mmのものが良い。
【0013】本発明において、上記の活性炭素繊維を単
独で使用しても構わないし、あるいは用途に応じて複数
の活性炭素繊維を混合しても構わない。
【0014】本発明で用いる有機繊維の種類としては、
特に限定されるものではなく、用途により、ポリエステ
ル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアクリロニトリ
ル系繊維、ポリビニルアルコ−ル系繊維、ナイロン繊
維、ウレタン繊維を単独、あるいはこれらの組み合せか
らなるあらゆる繊維を用いることができる。また、互い
に相溶性の小さい2種類以上の成分が接合された繊維
で、機械的作用や膨潤剤の作用により、容易に割繊し、
極細繊維を発生する剥離型分割複合繊維を用いることが
できる。
【0015】本発明で用いる活性炭素繊維層及び有機繊
維層の有機繊維は、少なくとも1種類のアスペクト比が
1000〜2500であることを必須条件とする。ま
た、活性炭素繊維層の有機繊維の繊維径は、9μm以下
であることが好ましい。この繊維径以下では、活性炭素
繊維層での有機繊維の本数が多くなり、また、繊維自体
が屈曲しやすく、高圧柱状水流により、活性炭素繊維の
周りを取り囲みながら、繊維同士が絡み合うことができ
るため、活性炭素繊維の脱落が少なくなる。
【0016】本発明で用いる有機繊維の繊維長は、5〜
25mmのものが好ましい。繊維長が25mmより長い
と、水中での分散工程が難しく、分散剤を選択し、適量
使用する必要があるばかりか、1度分散した後、再度凝
集して、よれ、もつれ、だま等が発生し易くなるという
問題が生じて来る。また、分散濃度を低くしなければな
らず生産性が劣る。
【0017】一方、繊維長が5mmより短いと、分散工
程が容易であるが、高圧柱状水流により動き易いため、
繊維を曲げ、絡み合わせるのが困難で強度の大きいシ−
トを得ることが困難であるばかりか、活性炭素繊維を取
り囲み、十分に捕捉することができず、活性炭素繊維の
脱落を招く。また、繊維全体が動くために、繊維間のず
れが生じ、シ−ト内部で歪が生じ、高圧柱状水流を噴射
した後、シ−トに多くのしわが発生するという問題が生
じる。
【0018】本発明で用いる有機繊維の断面形状は、円
形のみならず、楕円形でも良く、更に好ましくは、三
角、Y型、T型、U型、星型、ドッグボ−ン型等いわゆ
る異型断面形状を持つものが良い。有機繊維の断面積
が、真円と異型断面とで同一の場合では、曲げに対する
挙動が異なり、異型断面を有する有機繊維の方が、曲げ
剛性に異方性を生じ、短軸方向での剛性が極端に小さく
なるために、短軸方向に屈曲し易く、容易に絡み合う。
そのため、異型断面を有する有機繊維は、水流交絡の際
に、活性炭素繊維を取り囲みながら、繊維同士が容易に
交絡する。また、異型断面の方が角があり、活性炭素繊
維への引っかかりが良いため、真円に比べると、活性炭
素繊維の脱落が少ないという効果がある。
【0019】また、活性炭素繊維の脱落は、活性炭素繊
維層の活性炭素繊維の含有量、有機繊維層を活性炭素繊
維層の片面だけに設けるか、或は両面に設けるか、活性
炭素繊維層と有機繊維層に用いる有機繊維の繊維径の選
択、活性炭素繊維層と有機繊維層の坪量比率で異なる。
活性炭素繊維層の活性炭素繊維を繊維径の小さい有機繊
維で取り囲み、捕捉するか、活性炭素繊維の含有量が多
くても、有機繊維層の有機繊維の繊維径を小さくし、活
性炭素繊維層を両面から挟み込むようにすると、活性炭
素繊維の脱落は少なくなる。従って、活性炭素繊維の脱
落は、用途に応じて、上記の多くの方法の組み合せによ
り、無くすことが可能である。
【0020】次に、活性炭素繊維シ−トの製造方法につ
いて述べる。まず、活性炭素繊維のウェブを製造するに
は、乾式法と湿式法があるが、乾式法を用い得られたシ
−トは、通気性は良いものの、シ−トの地合が悪く、ま
た、活性炭素繊維を開繊する工程で繊維が折れて、活性
炭素繊維の歩留まりが悪くなり、不経済である。湿式法
を用いて抄紙したシ−トは、シ−トが均一で地合が良好
である。また、活性炭素繊維の歩留まりが良い。
【0021】本発明の活性炭素繊維シ−トの製造方法
は、活性炭素繊維と有機繊維、或は有機繊維だけをパル
パ−或はミキサ−等で界面活性剤を添加して離解し、ア
ジテ−タ−等の緩やかな撹拌のもと、水中に分散して、
均一なスラリ−を形成する。このスラリ−を円網、長
網、あるいは傾斜式等のワイヤ−を1つ以上有する抄紙
機を用いて抄紙して、地合良好な活性炭素繊維層と有機
繊維層を有する複合ウェブを製造する。
【0022】抄紙した湿紙状の複合ウェブをプレス後、
開孔率40%以下、1つの開孔の大きさが0.07mm
2以下の多孔質支持体上に積載し、有機繊維層側の上方
から高圧柱状水流を噴射し、高圧柱状水流とウェブを相
対的に移動させ、活性炭素繊維層と有機繊維層の両層内
を構成する有機繊維を活性炭素繊維を介在して、3次元
的に絡み合わせ、活性炭素繊維層と有機繊維層を一体化
させる。高圧柱状水流とウェブを相対的に移動させる方
法としては、コンベア式の支持体、或はドラム式の支持
体を回転運動させる方法が簡便である。このとき支持体
の搬送速度は、3〜100m/min以下の速度で用いるこ
とができる。
【0023】ここで、支持体の開孔率が40%より大き
いと、得られるシ−トに開孔が生じる。逆に、開孔率が
小さいほど、得られたシ−トの面質が良くなるが、開孔
率が40%以下でも、1つの開孔の大きさが0.005
mm2以下の多孔質支持体上では、絡み合わせるために
要した水が支持体から下に抜けず、支持体に当たった
後、再びウェブに跳ね返り、跳ね返り水がウェブを突き
上げ、ウェブが破損する現象が生じ、好ましくない。こ
のような多孔質支持体としては、平織り、綾織り等の織
り方で、ステンレス、ブロンズ等の金属、或は強化ポリ
エステル、ポリアミド等のプラスチック等の材質のワイ
ヤ−等が挙げられる。
【0024】次に、こうして得られた活性炭素繊維シ−
トは、シリンダ−ドライヤ−やエア−ドライヤ−等を用
いて乾燥され、その後、熱カレンダ−ロ−ル処理等の熱
圧加工を行い、適当な厚さに調整することが可能であ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は本実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中における、部、%はすべて重量によ
るものである。なお、実施例及び比較例に於ける引張強
度、破断伸度、比表面積、活性炭素繊維の脱落の評価
は、以下の試験方法で行った。
【0026】引張強度(kg/2cm幅):引張強度は
JIS−P8113に従い、活性炭素繊維シ−トを縦方
向及び横方向について幅2cm、長さ20cmに断裁
し、テンシロン測定機(オリエンテック社製、HTM−
100)を用いて破断時の荷重を各々10回測定し、そ
の平均値を引張強度とした。
【0027】破断伸度(%):破断伸度はJIS−P8
132に従い、上記した引張強度試験で、試験片が破断
するまでに示した最大引張りひずみ率を各々10回測定
し、その平均値を百分率で表し、破断伸度とした。
【0028】比表面積(m2/g):比表面積は、窒素
吸着法により比表面積細孔分布解析装置(島津製作所
製、アキュソ−ブ2100−02形)を用いて測定し
た。
【0029】活性炭素繊維の脱落:活性炭素繊維の脱落
の評価は、活性炭素繊維シ−トを強く揺すったり、手で
強く触った時に、活性炭素繊維が全く落ちず、手に付か
なかった場合を◎とし、活性炭素繊維は落ちなかった
が、手にわずかに付いた場合を○、活性炭素繊維が落
ち、手にかなり付いた場合を△、活性炭素繊維の落ちが
ひどく、手が黒く汚れた場合を×とした。
【0030】実施例1、2 活性炭素繊維層として、活性炭素繊維(平均繊維径15
μm、繊維長8mm、比表面積1000m2/g)と有
機繊維(繊度0.15デニ−ル、繊維長7.5mmのポ
リエチレンテレフタレ−ト繊維)の配合比率を40/6
0(実施例1)、60/40(実施例2)に調製したス
ラリ−と、有機繊維層として、繊度1.5デニ−ル、繊
維長20mmのポリエチレンテレフタレ−ト繊維で調製
したスラリ−とを、湿式抄造法により2台の円網抄紙機
で抄き合わせして、乾燥重量が35g/m2の活性炭素
繊維層と乾燥重量が15g/m2の有機繊維層から成る
全体乾燥重量が50g/m2、幅50cmの湿紙複合ウ
ェブを製造した。この湿紙複合ウェブを100メッシュ
のステンレスワイヤ−である多孔質支持体上に載置し、
搬送速度7m/minで、水流交絡法により有機繊維層
側から先に高圧柱状水を当て、活性炭素繊維層と有機繊
維層の両層内を構成する有機繊維を活性炭素繊維を介在
して、3次元的に絡み合わせ、活性炭素繊維層と有機繊
維層を一体化させた。ノズルヘッドは、2ヘッド用い、
第1ヘッドのノズルはノズル径120μm、ノズル間隔
0.6mm、2列で水圧100kg/cm2、第2ヘッ
ドのノズルは、ノズル径100μm、ノズル間隔0.3
mm、1列で水圧125kg/cm2である。水流交絡
は、まず片面で行い、次に、同じ条件で裏面の交絡を行
った。こうして得られた交絡シ−トを100度のエア−
ドライヤ−で乾燥し、活性炭素繊維シ−トを得た。この
活性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0031】実施例3 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を60部、繊度0.5デニ−ル(繊維径7.2μ
m)、繊維長10mmのポリエチレンテレフタレ−ト繊
維を40部に配合し、有機繊維層として、繊度0.15
デニ−ル(繊維径3.9μm)、繊維長7.5mmのポ
リエチレンテレフタレ−ト繊維を使用した以外は、実施
例1と同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得た。この活
性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行った。その結
果を表1に示す。
【0032】実施例4 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を80部、繊度0.15デニ−ル(繊維径3.9μ
m)、繊維長7.5mmのポリエチレンテレフタレ−ト
繊維を20部に配合し、有機繊維層として、繊度0.1
5デニ−ル(繊維径3.9μm)、繊維長7.5mmの
ポリエチレンテレフタレ−ト繊維を使用した以外は、実
施例1と同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得た。この
活性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0033】実施例5 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を80部、繊度3デニ−ル、繊維長10mmのポリエ
チレンテレフタレ−トとポリプロピレンを成分とし、1
6分割されると、平均0.2デニ−ルの極細繊維を発生
する剥離型分割複合繊維を20部に配合し、有機繊維層
として、前述の剥離型分割複合繊維を使用した以外は、
実施例1と同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得た。こ
の活性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0034】実施例6 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を90部、実施例5で使用した剥離型分割複合繊維を
10部配合し、有機繊維層として、実施例5で使用した
剥離型分割複合繊維を使用し、活性炭素繊維層の両面に
有機繊維層を設けられるように3台の円網抄紙機を使用
した以外は、実施例1と同様の方法で活性炭素繊維シ−
トを得た。この活性炭素繊維シ−トについて、各種試験
を行った。その結果を表1に示す。
【0035】比較例1 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を95部、実施例5で使用した剥離型分割複合繊維を
5部に配合した以外は、実施例6と同様の方法で活性炭
素繊維層の両面に有機繊維層を設けた活性炭素繊維シ−
トを得た。この活性炭素繊維シ−トについて、各種試験
を行った。その結果を表2に示す。
【0036】比較例2 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を60部、繊度0.15デニ−ル(繊維径3.9μ
m)、繊維長3mmのポリエチレンテレフタレ−ト繊維
を40部に配合し、有機繊維層として、繊度0.15デ
ニ−ル(繊維径3.9μm)、繊維長3mmのポリエチ
レンテレフタレ−ト繊維を使用した以外は、実施例1と
同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得た。この活性炭素
繊維シ−トについて、各種試験を行った。その結果を表
2に示す。
【0037】比較例3 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を60部、繊度0.15デニ−ル(繊維径3.9μ
m)、繊維長3mmのポリエチレンテレフタレ−ト繊維
を40部に配合し、有機繊維層として、繊度0.15デ
ニ−ル(繊維径3.9μm)、繊維長7.5mmのポリ
エチレンテレフタレ−ト繊維を使用した以外は、実施例
1と同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得た。この活性
炭素繊維シ−トについて、各種試験を行った。その結果
を表2に示す。
【0038】比較例4 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を60部、有機繊維として、繊度0.15デニ−ル
(繊維径3.9μm)、繊維長10mmのポリエチレン
テレフタレ−ト繊維を40部に配合し、有機繊維層とし
て、繊度0.15デニ−ル(繊維径3.9μm)、繊維
長10mmのポリエチレンテレフタレ−ト繊維を使用
し、実施例1と同様の方法で活性炭素繊維シ−トを得
た。この活性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0039】比較例5 活性炭素繊維層として、実施例1で使用した活性炭素繊
維を60部、繊維状バインダ−として、融着温度110
度の芯鞘タイプのポリエステルバインダ−繊維(メルテ
ィ−4080、2デニ−ル×5mm、ユニチカ社製)を
40部に配合し、有機繊維層として、芯がポリプロピレ
ンで、鞘がエチレンビニルアルコ−ル共重合体である熱
融着性複合繊維(NBF繊維、Eタイプ、2デニ−ル×
5mm、大和紡積社製)を使用し、湿式抄造法により2
台の円網抄紙機で抄き合わせして、乾燥重量が35g/
2の活性炭素繊維層と乾燥重量が15g/m2の有機繊
維層から成る幅50cmの湿紙複合ウェブを製造した。
この湿紙複合ウェブをプレス後、120度のシリンダ−
ドライヤ−を用いて乾燥し、活性炭素繊維シ−トを得
た。この活性炭素繊維シ−トについて、各種試験を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】表1に示したように、本発明の活性炭素繊
維シ−トは、表2の比較例5に示した繊維状バインダ−
繊維でシ−ト化したものに比較して、活性炭素繊維の配
合量が90重量%まで、有機繊維層と活性炭素繊維層の
両層内を構成する有機繊維が活性炭素繊維の周りを取り
囲み、介在して、3次元的に絡み合わされているので、
活性炭素繊維の脱落がほとんど起きず、引張強度や破断
伸度が非常に大きい。また、シ−トの比表面積は、活性
炭素繊維の比表面積から理論的に求まる値にほぼ近い値
を示しており、活性炭素繊維の特性が損なわれていない
ことが判る。
【0043】表1の実施例4と5を比較すると、有機繊
維の断面形状が、円形であるよりも扇型の異型断面形状
である方が、繊維に角があるため活性炭素繊維への引っ
かかりが良く、また、屈曲しやすいため、活性炭素繊維
の脱落が少なかった。
【0044】表1の実施例6から、活性炭素繊維層の活
性炭素繊維を90重量%配合しても、活性炭素繊維層の
両面に剥離型分割繊維を用いた有機繊維層を設けること
で、活性炭素繊維の脱落を防ぐことができた。
【0045】一方、表2の比較例1に示したように、活
性炭素繊維層の活性炭素繊維の配合量が90重量%を越
える場合、活性炭素繊維層の両面に剥離型分割繊維を用
いた有機繊維層を設けても、1回目の水流交絡の際に、
両層の有機繊維が十分に活性炭素繊維を取り囲み捕捉す
ることができず、高圧注状水流により活性炭素繊維が流
されて、坪量が減少し、活性炭素繊維が減少した分だけ
活性炭素繊維シ−トの比表面積が小さくなった。
【0046】表2の比較例2に示したように、活性炭素
繊維の含有量が90重量%以下でも、有機繊維のアスペ
クト比が1000より小さい場合では、活性炭素繊維層
と有機繊維層の有機繊維は活性炭素繊維を取り囲み、捕
捉することがほとんどできないため、活性炭素繊維の脱
落が激しくなり、また、両層の有機繊維同士の絡み合い
もほとんどないため、引張強度と破断伸度が著しく弱く
なった。同様に、表2の比較例3に示したように、活性
炭素繊維層を構成する有機繊維のアスペクト比が100
0より小さい場合、有機繊維層のアスペクト比が100
0〜2500で、繊維径の小さい有機繊維を使用して
も、1回目の水流交絡の際に、有機繊維層の有機繊維が
十分に活性炭素繊維を取り囲み捕捉することができず、
活性炭素繊維が流れ落ちてしまう。また、活性炭素繊維
シ−トは、活性炭素繊維層と有機繊維層を構成する有機
繊維がうまく絡み合わないため、引張強度及び破断伸度
が小さく、シ−ト内部で歪が生じるため、シ−トに波打
ちが生じた。
【0047】表2の比較例4に示したように、活性炭素
繊維層と有機繊維層を構成する有機繊維のアスペクト比
が2500を越える場合、両層の有機繊維の分散が非常
に難しくなり、よれ、だま等の地合むらが生じるため、
活性炭素繊維の脱落はあまり生じないものの、シ−トの
地合が非常に悪く、また、引張強度は実施例2に比べる
と弱くなった。
【0048】
【発明の作用及び効果】本発明の活性炭素繊維シ−ト
は、活性炭素繊維10〜90重量%とアスペクト比が1
000〜2500である有機繊維90〜10重量%から
成る活性炭素繊維層と、アスペクト比が1000〜25
00である有機繊維から成る有機繊維層とを有し、活性
炭素繊維層と有機繊維層の両層内を構成する有機繊維
が、活性炭素繊維を介在して3次元的に絡み合わされ、
活性炭素繊維層と有機繊維層が一体化されているため、
引張強度と破断伸度に優れる。その結果、各種用途への
加工性に優れ、特に、大きな応力のかかる部分に使用す
ることができ、極めて応用範囲の広いシ−トである。
【0049】さらに、本発明の活性炭素繊維シ−トの製
造方法は、活性炭素繊維10〜90重量%とアスペクト
比が1000〜2500である有機繊維90〜10重量
%から成る活性炭素繊維層と、アスペクト比が1000
〜2500である有機繊維から成る有機繊維層とを有す
る複合ウェブを湿式抄造法によりを抄造し、水流交絡法
により、活性炭素繊維層と有機繊維層の両層内を構成す
る有機繊維を活性炭素繊維を介在して3次元的に絡み合
せて、両層を一体化させているため、シ−トが均一で、
活性炭素繊維の各種性能を損なうことなく、活性炭素繊
維の脱落が非常に少ない高度の吸着能を有する活性炭素
繊維シ−トを得ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭素繊維10〜90重量%と繊維長
    Lと繊維径Dの比(L/D、アスペクト比)が1000
    〜2500である有機繊維90〜10重量%とから成る
    活性炭素繊維層と、該活性炭素繊維層の片面あるいは両
    面に、アスペクト比が1000〜2500である有機繊
    維から成る有機繊維層とを有し、該有機繊維層と該活性
    炭素繊維層の両層内を構成する有機繊維が、水流交絡法
    により、活性炭素繊維を介在して、3次元的に絡み合わ
    され、該活性炭素繊維層と該有機繊維層が一体化されて
    いることを特徴とする活性炭素繊維シ−ト。
  2. 【請求項2】 活性炭繊維層の有機繊維の繊維径が9μ
    m以下である請求項1記載の活性炭繊維シ−ト。
  3. 【請求項3】 有機繊維の断面形状が、異型断面である
    請求項1及び2記載の活性炭素繊維シ−ト。
  4. 【請求項4】 活性炭素繊維10〜90重量%とアスペ
    クト比が1000〜2500である有機繊維90〜10
    重量%を水に分散したスラリ−と、アスペクト比が10
    00〜2500である有機繊維を水に分散したスラリ−
    を、湿式抄造法により2層あるいは3層に抄き合わせし
    て、活性炭素繊維層の片面あるいは両面に有機繊維層を
    設けた複合ウェブを形成し、次いで、該複合ウェブを水
    流交絡法を用いて、有機繊維層側から高圧柱状水流を当
    て、該有機繊維層と該活性炭素繊維層の両層内を構成す
    る有機繊維を、活性炭素繊維を介在して3次元的に絡み
    合わせ、該有機繊維層と該活性炭素繊維層を一体化させ
    ることを特徴とする活性炭素繊維シ−トの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0955087A1 (en) * 1998-05-08 1999-11-10 Toyobo Co., Ltd. Gas adsorption sheet and air-purifying filter
JP2000318108A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Kao Corp 積層シート及び吸収性物品
KR101304335B1 (ko) * 2012-11-30 2013-09-11 한국건설기술연구원 절곡성형부재를 구비한 프리캐스트 콘크리트 합성슬래브 및 그 시공 방법
CN111748905A (zh) * 2020-06-15 2020-10-09 上海交通大学 一种回收碳纤维的再处理方法

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