JPH0726455B2 - 建築物の面構造体 - Google Patents
建築物の面構造体Info
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- JPH0726455B2 JPH0726455B2 JP23805690A JP23805690A JPH0726455B2 JP H0726455 B2 JPH0726455 B2 JP H0726455B2 JP 23805690 A JP23805690 A JP 23805690A JP 23805690 A JP23805690 A JP 23805690A JP H0726455 B2 JPH0726455 B2 JP H0726455B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建築物の屋根,外壁などを構成する面構造
体に関するものである。
体に関するものである。
(従来の技術) 従来の建築物の面構造体につき、縦葺屋根を例にして説
明する。
明する。
この発明の発明者は、特願平1-173105号(特開平3-3955
2号)として、躯体側の固定部材上に吊子の両側縁部を
支持固定し、前記吊子の両側縁間に形成した上方に突出
する支持部の幅方向中央部に凹溝を形成し、前記固定部
材上に前記吊子の凹溝を包囲する内樋を設け、隣接する
面板単体部材すなわち縦葺屋根板の対向縁部の折曲部か
ら折り返した係止部を吊子の前記凹溝の底に支持させ、
これらの係止部に押付部材の側板部を当てがい、この押
付部材をカバー保持部材ともども凹溝に立設状の螺子に
ナットによって共締めして、前記側板部で前記係止部を
凹溝の底に押し付けて固定させ、隣接する前記屋根板の
折曲部間に目地カバーをその突起部を前記カバー保持部
材の突出部に係合弾持させて構成したものを提案してい
る。
2号)として、躯体側の固定部材上に吊子の両側縁部を
支持固定し、前記吊子の両側縁間に形成した上方に突出
する支持部の幅方向中央部に凹溝を形成し、前記固定部
材上に前記吊子の凹溝を包囲する内樋を設け、隣接する
面板単体部材すなわち縦葺屋根板の対向縁部の折曲部か
ら折り返した係止部を吊子の前記凹溝の底に支持させ、
これらの係止部に押付部材の側板部を当てがい、この押
付部材をカバー保持部材ともども凹溝に立設状の螺子に
ナットによって共締めして、前記側板部で前記係止部を
凹溝の底に押し付けて固定させ、隣接する前記屋根板の
折曲部間に目地カバーをその突起部を前記カバー保持部
材の突出部に係合弾持させて構成したものを提案してい
る。
このものは、 i.縦葺屋根板などの面板単体部材が面板部の両側縁から
折り曲げた折曲部と、この折曲部から折り返した係止部
とを形成したものであるため、横断面形状が単純であ
り、面板単体部材が硬い材質であったり、厚さが厚かっ
たり、これらの両方であったりしても、容易に所要形状
に形成できる。
折り曲げた折曲部と、この折曲部から折り返した係止部
とを形成したものであるため、横断面形状が単純であ
り、面板単体部材が硬い材質であったり、厚さが厚かっ
たり、これらの両方であったりしても、容易に所要形状
に形成できる。
ii.吊子の支持部に設けた凹溝の底に固定したボルトな
どの螺子に、この螺子に螺子嵌合するナットなどの螺子
を締め付けることにより、押付部材の側板部を面板単体
部材の係止部に係止し、押付部材の側板部によって前記
係止部を前記凹溝の底に大きな押付力で押し付けて、吊
子と押付部材を強力に挾着することが、面板単体部材の
弾性変形を利用せずにでき、面板単体部材を確実,強固
に吊子に固定することができる。
どの螺子に、この螺子に螺子嵌合するナットなどの螺子
を締め付けることにより、押付部材の側板部を面板単体
部材の係止部に係止し、押付部材の側板部によって前記
係止部を前記凹溝の底に大きな押付力で押し付けて、吊
子と押付部材を強力に挾着することが、面板単体部材の
弾性変形を利用せずにでき、面板単体部材を確実,強固
に吊子に固定することができる。
(発明が解決しようとする課題) 本願の発明者が先に提案したものは、折曲部間の目地間
隙が目地カバーで閉じられて雨仕舞された態様になって
いる。
隙が目地カバーで閉じられて雨仕舞された態様になって
いる。
ところが、折曲部と目地カバーによる一重の雨仕舞構造
であること、そして、その雨仕舞構造が金属製の板部材
同士による重合構造であることもあって、板部材の反り
や板部材の製品精度により、板部材間に隙間がまま生じ
ることがあり、十分な雨仕舞構造とは云えない。
であること、そして、その雨仕舞構造が金属製の板部材
同士による重合構造であることもあって、板部材の反り
や板部材の製品精度により、板部材間に隙間がまま生じ
ることがあり、十分な雨仕舞構造とは云えない。
この点、板部材同士の重合範囲を延長して(たとえば特
開平2-136460号公報参照)、雨仕舞が十分なものにする
ことも考えられるが、前記した理由により十分な雨仕舞
を望めない。
開平2-136460号公報参照)、雨仕舞が十分なものにする
ことも考えられるが、前記した理由により十分な雨仕舞
を望めない。
そこで、発明者は、折曲部50と目地カバー51との合せ目
52をシリコン系,ブチル系の弾性があるシーリング材53
で覆い実験した。(第4図参照) 結果は、前記合せ目におけるシーリング能力が損なわれ
て防水性が低下し、結局、シーリング材による雨仕舞の
強化を達成できないものであった。
52をシリコン系,ブチル系の弾性があるシーリング材53
で覆い実験した。(第4図参照) 結果は、前記合せ目におけるシーリング能力が損なわれ
て防水性が低下し、結局、シーリング材による雨仕舞の
強化を達成できないものであった。
この理由は、屋根の伸縮(温度差による)や風圧などに
よる変位のエネルギーが前記合せ目のシーリング材に応
力集中する結果、シーリング材による合せ目のシーリン
グ能力が損なわれることを確認した。
よる変位のエネルギーが前記合せ目のシーリング材に応
力集中する結果、シーリング材による合せ目のシーリン
グ能力が損なわれることを確認した。
発明者は、屋根の伸縮そして風圧などによる変位を避け
られないこと、防水性の強化にはシーリング材が有効で
あることを踏まえ、シーリング材への前記応力集中を回
避するための研究を続けた結果、シーリング材をシーリ
ングする部位を筐状目地にした場合に、同筐状目地にお
けるシーリング材には前記の応力集中が発生しないこと
を見い出し、本発明を完成したものである。
られないこと、防水性の強化にはシーリング材が有効で
あることを踏まえ、シーリング材への前記応力集中を回
避するための研究を続けた結果、シーリング材をシーリ
ングする部位を筐状目地にした場合に、同筐状目地にお
けるシーリング材には前記の応力集中が発生しないこと
を見い出し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は前述の問題を解決して、筐状目地を
シーリングすることにより、防水性が完璧な優れた雨仕
舞能力を得ることができ、しかも、作業性が良好である
建築物の面構造体を提供することを目的とする。
シーリングすることにより、防水性が完璧な優れた雨仕
舞能力を得ることができ、しかも、作業性が良好である
建築物の面構造体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明による建築物の面構造体では、 躯体側の固定部材に両側縁部を固定し、これらの側縁部
間に突出した支持部の幅方向中央部に凹溝を形成し、こ
の凹溝の底に被螺子部を設けた短寸の吊子と、 前記吊子の凹溝を下側から包囲し、吊子の支持部によっ
て両側部を前記固定部材に押し付けて固定した内樋と、 面板部の両側縁から前記支持部側に折り曲げた折曲部を
有し、この折曲部から外側に折り返した係止部を前記吊
子の凹溝の底に支持された面板単体部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在し、中央部
の締付板部を前記吊子の凹溝に設けた被螺子部とこの被
螺子部に螺合する螺子部とによって締め付け固定され
て、締付板部から前記吊子側に折り曲げた押え部によっ
て隣接する前記面板単体部材の係止部を吊子の凹溝の底
に押し付け固定した押付部材と、 前記押付部材の上側に締付板部を前記螺子部で共締め固
定されて、隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在
したカバー保持部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に側板部を嵌め、
これらの側板部の対向面に突出させた突起部を、前記カ
バー保持部材における締付板部から前記面板単体部材の
面板部側に折り曲げてある起立部に設けた突出部にそれ
ぞれ係合弾持させた目地カバーとを備え、 前記目地カバーの前記折曲部間よりも突出状の側板部端
から前記面板部側に同面板部と平行させて折り曲げた中
板部と、この中板部に対面状の面板部と、中板部および
面板部の間の側板部とによって筐状目地を形成した構成
を特徴とする。
間に突出した支持部の幅方向中央部に凹溝を形成し、こ
の凹溝の底に被螺子部を設けた短寸の吊子と、 前記吊子の凹溝を下側から包囲し、吊子の支持部によっ
て両側部を前記固定部材に押し付けて固定した内樋と、 面板部の両側縁から前記支持部側に折り曲げた折曲部を
有し、この折曲部から外側に折り返した係止部を前記吊
子の凹溝の底に支持された面板単体部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在し、中央部
の締付板部を前記吊子の凹溝に設けた被螺子部とこの被
螺子部に螺合する螺子部とによって締め付け固定され
て、締付板部から前記吊子側に折り曲げた押え部によっ
て隣接する前記面板単体部材の係止部を吊子の凹溝の底
に押し付け固定した押付部材と、 前記押付部材の上側に締付板部を前記螺子部で共締め固
定されて、隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在
したカバー保持部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に側板部を嵌め、
これらの側板部の対向面に突出させた突起部を、前記カ
バー保持部材における締付板部から前記面板単体部材の
面板部側に折り曲げてある起立部に設けた突出部にそれ
ぞれ係合弾持させた目地カバーとを備え、 前記目地カバーの前記折曲部間よりも突出状の側板部端
から前記面板部側に同面板部と平行させて折り曲げた中
板部と、この中板部に対面状の面板部と、中板部および
面板部の間の側板部とによって筐状目地を形成した構成
を特徴とする。
筐状目地へのシーリング材としては弾性に富むシリコン
系,ブチル系,その他の同程度の特性を有するものから
選択される。
系,ブチル系,その他の同程度の特性を有するものから
選択される。
(作用) 目地間隙に目地カバーの側板部を、同側板部の突起部が
カバー保持部材の突出部に係合弾持されるまで嵌めて取
付けることにより、目地カバーの中板部および側板部と
面板単体部材の面板部とで一方を残して囲まれた筐状の
空間すなわち筐状目地が形成される。
カバー保持部材の突出部に係合弾持されるまで嵌めて取
付けることにより、目地カバーの中板部および側板部と
面板単体部材の面板部とで一方を残して囲まれた筐状の
空間すなわち筐状目地が形成される。
これにより、筐状目地をシーリング材でシーリングして
完全な防水性を得られ、しかも、その筐状目地は目地カ
バーを目地間隙に取付けることで併設できる。
完全な防水性を得られ、しかも、その筐状目地は目地カ
バーを目地間隙に取付けることで併設できる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例につき第1図,第2図を参照
して説明する。
して説明する。
第1図,第2図において、1は短寸の吊子であり、吊子
1は、両側縁部1aの対向部から直角に立上がる側壁1bの
上縁間に支持部1cが前記両側縁部1aと平行に形成され、
支持部1cの幅方向中央部に凹溝1dが形成され、凹溝1dの
底1gの中央部上にはスタッドボルトからなる雄螺子2が
溶接によって固定されている。なお、1eは吊子1の支持
部1cおよび側壁1bに跨がって形成された補強リブ、1fは
側縁部1aに設けた孔である。そして、吊子1は、母屋な
どの躯体側の固定部材3に上に木毛セメント板などから
なる野地板4のアスファルトルーフィング5とを敷設
し、これらの上に吊子1の両側縁部1aを支持させ、これ
らの側縁部1aの孔1fに上方から挿通したビス,ボルト,
釘などの固定具6によって野地板4に固定する。なお、
吊子1は屋根の軒棟方向に所要間隔を設けて多数個破線
状に配設する。
1は、両側縁部1aの対向部から直角に立上がる側壁1bの
上縁間に支持部1cが前記両側縁部1aと平行に形成され、
支持部1cの幅方向中央部に凹溝1dが形成され、凹溝1dの
底1gの中央部上にはスタッドボルトからなる雄螺子2が
溶接によって固定されている。なお、1eは吊子1の支持
部1cおよび側壁1bに跨がって形成された補強リブ、1fは
側縁部1aに設けた孔である。そして、吊子1は、母屋な
どの躯体側の固定部材3に上に木毛セメント板などから
なる野地板4のアスファルトルーフィング5とを敷設
し、これらの上に吊子1の両側縁部1aを支持させ、これ
らの側縁部1aの孔1fに上方から挿通したビス,ボルト,
釘などの固定具6によって野地板4に固定する。なお、
吊子1は屋根の軒棟方向に所要間隔を設けて多数個破線
状に配設する。
7は底板7aの両側縁上方に側壁板7bが起立され、側壁板
7bの上縁から幅方向中央側に先端側部に裏側に折り重ね
部7dを設けた上部フランジ7cが折り曲げ形成された内樋
である。そして、内樋7は、底板7aを前記野地板4上に
前記ルーフィング5を介して屋根の軒棟方向全長にわた
って敷設し、吊子1の凹溝1dを下側から包囲し、吊子1
の支持部1cによって側壁板7bを野地板4上にルーフィン
グ5を介して押し付けることで、ルーフィング5上に固
定してある。
7bの上縁から幅方向中央側に先端側部に裏側に折り重ね
部7dを設けた上部フランジ7cが折り曲げ形成された内樋
である。そして、内樋7は、底板7aを前記野地板4上に
前記ルーフィング5を介して屋根の軒棟方向全長にわた
って敷設し、吊子1の凹溝1dを下側から包囲し、吊子1
の支持部1cによって側壁板7bを野地板4上にルーフィン
グ5を介して押し付けることで、ルーフィング5上に固
定してある。
8は面板単体部材である縦葺屋根板であり、縦葺屋根板
8は、面板部8aの面側縁から裏面側すなわち下方に折曲
部8bが折り曲げられ、折曲部8bの下端部が断面U字状と
なるように折り返されて係止部8cが面板部8aと反対側に
形成されている。そして、前記ルーフィング5を介して
野地板4上に硬質発泡ウレタンなどからなるバックアッ
プ材9を支持し、バックアップ材9は前記凹溝1d以外の
吊子1上にも延ばして支持してある。前記バックアップ
材9上に前記屋根板8の面板部8aを支持し、左,右に隣
接する両屋根板8の面板部8aの側部を吊子1の支持部1c
上にバックアップ材9を介して支持し、前記両屋根板8
の係止部8cが吊子1の凹溝1dの底1gの両側部上に支持し
てある。なお、凹溝1dの底1g上に固定した雄螺子2は、
両屋根板8の係止部8c間に位置してこれらの上方に突出
している。
8は、面板部8aの面側縁から裏面側すなわち下方に折曲
部8bが折り曲げられ、折曲部8bの下端部が断面U字状と
なるように折り返されて係止部8cが面板部8aと反対側に
形成されている。そして、前記ルーフィング5を介して
野地板4上に硬質発泡ウレタンなどからなるバックアッ
プ材9を支持し、バックアップ材9は前記凹溝1d以外の
吊子1上にも延ばして支持してある。前記バックアップ
材9上に前記屋根板8の面板部8aを支持し、左,右に隣
接する両屋根板8の面板部8aの側部を吊子1の支持部1c
上にバックアップ材9を介して支持し、前記両屋根板8
の係止部8cが吊子1の凹溝1dの底1gの両側部上に支持し
てある。なお、凹溝1dの底1g上に固定した雄螺子2は、
両屋根板8の係止部8c間に位置してこれらの上方に突出
している。
10は押付部材、11はたとえば肉薄で弾性の強い金属板か
らなるカバー保持部材であり、これらは吊子1と同程度
に短寸に形成され、押付部材10の締付板部10a、カバー
保持部材11の締付板部11aには、それぞれ中央部に孔10
b,11bが形成されている。押付部材10は、その締付板部1
0aの両側縁から下方に若干下拡がりに押え部10cがそれ
ぞれ折り曲げられている。また、カバー保持部材11は、
その締付板部11aの両側から上方に起立部11cが折り曲げ
られている。カバー保持部材11の起立部11cは孔11bと対
応する部分に隙間を設けて前後に分割され、下部はその
締付板部11aに対し直角に配置され、中間部に幅方向外
側に突出する突出部11dが設けられ、これらの上部が幅
方向内側に向って傾斜している。そして、押付部材10の
締付板部10a上にカバー保持部材11の締付板部11aを重
ね、両方の締付板部10a,11aの孔10b,11bを吊子1の凹溝
1dの底1g上に突出させた雄螺子2に嵌め、カバー保持部
材11の締付板部11a上に突出した雄螺子2端部に、ナッ
トからなる雌螺子12を螺子嵌合させて締め付けることに
より、雌螺子12によって締付板部10a,11aを吊子1側に
押し付ける。これによって、押付部材10の押え部10c下
端を前記両屋根板8の係止部8cに上方から係止してこれ
らを下方に押し付け、係止部8cを吊子1の凹溝1dの底上
に固定する。また、このため、カバー保持部材11の締付
板部11aが押付部材10の締付板部10aに共締め固定される
ことになる。
らなるカバー保持部材であり、これらは吊子1と同程度
に短寸に形成され、押付部材10の締付板部10a、カバー
保持部材11の締付板部11aには、それぞれ中央部に孔10
b,11bが形成されている。押付部材10は、その締付板部1
0aの両側縁から下方に若干下拡がりに押え部10cがそれ
ぞれ折り曲げられている。また、カバー保持部材11は、
その締付板部11aの両側から上方に起立部11cが折り曲げ
られている。カバー保持部材11の起立部11cは孔11bと対
応する部分に隙間を設けて前後に分割され、下部はその
締付板部11aに対し直角に配置され、中間部に幅方向外
側に突出する突出部11dが設けられ、これらの上部が幅
方向内側に向って傾斜している。そして、押付部材10の
締付板部10a上にカバー保持部材11の締付板部11aを重
ね、両方の締付板部10a,11aの孔10b,11bを吊子1の凹溝
1dの底1g上に突出させた雄螺子2に嵌め、カバー保持部
材11の締付板部11a上に突出した雄螺子2端部に、ナッ
トからなる雌螺子12を螺子嵌合させて締め付けることに
より、雌螺子12によって締付板部10a,11aを吊子1側に
押し付ける。これによって、押付部材10の押え部10c下
端を前記両屋根板8の係止部8cに上方から係止してこれ
らを下方に押し付け、係止部8cを吊子1の凹溝1dの底上
に固定する。また、このため、カバー保持部材11の締付
板部11aが押付部材10の締付板部10aに共締め固定される
ことになる。
13は屋根の軒棟方向のほぼ全長にわたる長さに形成され
た目地カバーであり、目地カバー13は隣接する前記両屋
根板8の面板部8a間に跨がり得る幅方向寸法の天板部13
aの両側縁から下方内側に中板部13bが面板部8aと対面し
て平行状に折り返され、この両中板部13bにおける前記
折曲部8b間に形成される目地間隙14とほぼ等しい幅方向
間隔の内側縁から側板部13cが下方に直角に折り曲げら
れ、カバー13の側板部13cの上下方向中間部には対向面
すなわち幅方向中央側に突出する突起部13dがそれぞれ
形成されている。この側板部13cにおける突起部13dから
上端までの上下方向の高さは、突起部13dがカバー保持
部材11の突出部11dに係合された状態で、側板部13c上部
が折曲部8b上端から上方に突出して、この側板部13c上
部と中板部13bと面板部8a側部とで筐状の空間を囲み形
成可能にしてある。そして、目地カバー13の側板部13c
を上方から目地間隔14に圧入嵌合させ、目地間隙14を塞
ぐとともに、側板部13cに設けた突起部13dをカバー保持
部材11の起立部11cに設けた突出部11dにこれらの下方か
ら係合させ、目地カバー13の側板部13cを両屋根板8の
折曲部8bとカバー保持部材11の起立部11cとによって弾
性挾持する。この状態で目地カバー13の天板部13aは屋
根板8の面板部8aより上方に位置すると共に中板部13b
と、この中板部13bと対面状の面板部8a側部と、中板部1
3bおよび面板部8a間の側板部13c上部とによる筐状目地1
5が外側を開口した態様で形成され、この筐状目地15に
シーリング材16を充填可能になる。
た目地カバーであり、目地カバー13は隣接する前記両屋
根板8の面板部8a間に跨がり得る幅方向寸法の天板部13
aの両側縁から下方内側に中板部13bが面板部8aと対面し
て平行状に折り返され、この両中板部13bにおける前記
折曲部8b間に形成される目地間隙14とほぼ等しい幅方向
間隔の内側縁から側板部13cが下方に直角に折り曲げら
れ、カバー13の側板部13cの上下方向中間部には対向面
すなわち幅方向中央側に突出する突起部13dがそれぞれ
形成されている。この側板部13cにおける突起部13dから
上端までの上下方向の高さは、突起部13dがカバー保持
部材11の突出部11dに係合された状態で、側板部13c上部
が折曲部8b上端から上方に突出して、この側板部13c上
部と中板部13bと面板部8a側部とで筐状の空間を囲み形
成可能にしてある。そして、目地カバー13の側板部13c
を上方から目地間隔14に圧入嵌合させ、目地間隙14を塞
ぐとともに、側板部13cに設けた突起部13dをカバー保持
部材11の起立部11cに設けた突出部11dにこれらの下方か
ら係合させ、目地カバー13の側板部13cを両屋根板8の
折曲部8bとカバー保持部材11の起立部11cとによって弾
性挾持する。この状態で目地カバー13の天板部13aは屋
根板8の面板部8aより上方に位置すると共に中板部13b
と、この中板部13bと対面状の面板部8a側部と、中板部1
3bおよび面板部8a間の側板部13c上部とによる筐状目地1
5が外側を開口した態様で形成され、この筐状目地15に
シーリング材16を充填可能になる。
この実施例による縦葺屋根板は、前述したようにして多
数の屋根板の相対する側部を接合するとともに、従来か
ら一般に行なわれる手段によって棟部,軒部および両側
部のけらばの処置を行う。
数の屋根板の相対する側部を接合するとともに、従来か
ら一般に行なわれる手段によって棟部,軒部および両側
部のけらばの処置を行う。
この実施例において、吊子1,内樋7,屋根板8,押付部材1
0,カバー保持部材11および目地カバー13は、いずれもス
テンレス板を用い、吊子1,押付部材10の厚さを2.0mm、
屋根板8,目地カバー13の厚さを0.6mm程度とし、これら
の厚さよりカバー保持部材11,内樋7の厚さを薄くして
ある。
0,カバー保持部材11および目地カバー13は、いずれもス
テンレス板を用い、吊子1,押付部材10の厚さを2.0mm、
屋根板8,目地カバー13の厚さを0.6mm程度とし、これら
の厚さよりカバー保持部材11,内樋7の厚さを薄くして
ある。
前述のように構成したこの実施例の縦葺屋根は、目地カ
バー13における天板部13aの断面形状をたとえば第3A図
乃至第3D図に例示した態様或いはこれらに類する態様の
ものから選択して、目地カバー13に意匠的価値を付与可
能であり、任意の意匠のものとすることができる。雌螺
子12,雄螺子2が外部に見えず隠れているので外観がよ
く、また屋根板8,目地カバー13は材質が硬く、厚いので
これらの強度が大きく、外力によって変形しにくく、し
かも錆が発生しにくいので、長期間にわたり良好な外観
を保持できる。
バー13における天板部13aの断面形状をたとえば第3A図
乃至第3D図に例示した態様或いはこれらに類する態様の
ものから選択して、目地カバー13に意匠的価値を付与可
能であり、任意の意匠のものとすることができる。雌螺
子12,雄螺子2が外部に見えず隠れているので外観がよ
く、また屋根板8,目地カバー13は材質が硬く、厚いので
これらの強度が大きく、外力によって変形しにくく、し
かも錆が発生しにくいので、長期間にわたり良好な外観
を保持できる。
さらに、この実施例の縦葺屋根板は、目地カバー13の側
板部13cが屋根板8の折曲部8bとカバー保持部材11の起
立部11cとによって弾性挾持され、そして、カバー保持
部材11の起立部11cに設けた突出部11dに目地カバー13の
側板部13cに設けた突起部13dが下方から係合弾持されて
前記弾性挾持状態を保たれていることにより、目地間隙
14内部においても防水性を有している。
板部13cが屋根板8の折曲部8bとカバー保持部材11の起
立部11cとによって弾性挾持され、そして、カバー保持
部材11の起立部11cに設けた突出部11dに目地カバー13の
側板部13cに設けた突起部13dが下方から係合弾持されて
前記弾性挾持状態を保たれていることにより、目地間隙
14内部においても防水性を有している。
なお、この発明において、屋根板8は軒棟方向の全長の
所望分割数の短尺状のものであってもよい。この場合、
軒棟方向の各屋根板8はその継部に段差がない面一に接
続するようにする。又、吊子1にナット12を固定するか
或いは雌螺子孔を形成し、これらに押付部材,カバー保
持部材の締付板部に上方から挿通したボルトを螺子嵌合
させるようにしてもよい。
所望分割数の短尺状のものであってもよい。この場合、
軒棟方向の各屋根板8はその継部に段差がない面一に接
続するようにする。又、吊子1にナット12を固定するか
或いは雌螺子孔を形成し、これらに押付部材,カバー保
持部材の締付板部に上方から挿通したボルトを螺子嵌合
させるようにしてもよい。
そして、この発明は、前記野地板,バックアップ材の材
質を適宜変更し、あるいはこれらの一方または両方を省
略してもよく、吊子の両側縁部は野地板を貫通させて固
定部材に固定してもよく、野地板を省略した場合には前
記固定部材に直接支持固定する。
質を適宜変更し、あるいはこれらの一方または両方を省
略してもよく、吊子の両側縁部は野地板を貫通させて固
定部材に固定してもよく、野地板を省略した場合には前
記固定部材に直接支持固定する。
さらに、前述した実施例では、縦葺屋根について説明し
たが、この発明は、第1図に示す構成を水平断面とする
建築物の外壁にも適用できる。
たが、この発明は、第1図に示す構成を水平断面とする
建築物の外壁にも適用できる。
(発明の効果) したがって、本発明によれば次の利点がある。
筐状目地に対して現場でシーリング材を充填して現場
シーリングすることができ、そして、使用条件によって
避けることができない屋根の伸縮や風圧などによる変位
によっても、筐状目地におけるシーリング材には応力集
中が生じることがなく、シーリング能力が保たれて、完
全な防水性を有するものであり、雨仕舞十分である。
シーリングすることができ、そして、使用条件によって
避けることができない屋根の伸縮や風圧などによる変位
によっても、筐状目地におけるシーリング材には応力集
中が生じることがなく、シーリング能力が保たれて、完
全な防水性を有するものであり、雨仕舞十分である。
目地間隙を閉さぐために目地カバーを取り付けること
で、併せて筐状目地を同時に併設でき、しかも、嵌め込
むだけの単純作業でよいから作業の省力化にも有用であ
る。
で、併せて筐状目地を同時に併設でき、しかも、嵌め込
むだけの単純作業でよいから作業の省力化にも有用であ
る。
目地カバーの天板部の意匠について、所望の断面形状
に折り曲げ形成することにより、その意匠を建築主側,
請負業者側の要望に対応可能な商品価値の高いものとす
ることができる。
に折り曲げ形成することにより、その意匠を建築主側,
請負業者側の要望に対応可能な商品価値の高いものとす
ることができる。
縦葺屋根板などの面板単体部材が面板部の両側縁から
折り曲げた折曲部と、この折曲部から折り返した係止部
とを形成したものであるため、横断面形状が単純であ
り、面板単体部材が硬い材質であったり、厚さが厚かっ
たり、これらの両方であったりしても、容易に所要形状
に形成できる。また、吊子の支持部に設けた凹溝の底に
固定したボルトなどの螺子に、この螺子に螺子嵌合する
ナットなどの螺子を締め付けることにより、押付部材の
側板部を面板単体部材の係止部に係止し、押付部材の押
え部によって前記係止部を前記凹溝の底に大きな押付力
で押し付けて、吊子と押付部材を強力に挾着すること
が、面板単体部材の弾性変形を利用せずにでき、面板単
体部材を確実,強固に吊子に固定することができる。
折り曲げた折曲部と、この折曲部から折り返した係止部
とを形成したものであるため、横断面形状が単純であ
り、面板単体部材が硬い材質であったり、厚さが厚かっ
たり、これらの両方であったりしても、容易に所要形状
に形成できる。また、吊子の支持部に設けた凹溝の底に
固定したボルトなどの螺子に、この螺子に螺子嵌合する
ナットなどの螺子を締め付けることにより、押付部材の
側板部を面板単体部材の係止部に係止し、押付部材の押
え部によって前記係止部を前記凹溝の底に大きな押付力
で押し付けて、吊子と押付部材を強力に挾着すること
が、面板単体部材の弾性変形を利用せずにでき、面板単
体部材を確実,強固に吊子に固定することができる。
第1図および第2図はこの発明の一実施例による建築物
の面構造体を示し、第1図は部分拡大正面縦断面図、第
2図は主要部材の分解斜視図。第3A図乃至第3D図は目地
カバーの各実施例を示す部分拡大正面縦断面図。第4図
は比較例を示す部分拡大正面縦断面図である。 1……吊子、1a……側縁部 1b……側壁、1c……支持部 1d……凹溝、1e……補強リブ 1f……孔、1g……凹溝の底 2……雄螺子(被螺子部)、3……躯体側の固定部材 4……野地板 5……アスファルトルーフィング 6……固定具、7……内樋 7a……底板、7b……側壁板 7c……上部フランジ、7d……折重ね部 8……縦葺屋根板(面板単体部材) 8a……面板部、8b……折曲部 8c……係止部、9……バックアップ材 10……押付部材、10a……押付部材の締付板部 10b……押付部材の孔、10c……押付部材の押え部 11……カバー保持部材 11a……カバー保持部材の締付板部 11b……カバー保持部材の孔 11c……カバー保持部材の起立部 11d……カバー保持部材の突出部 12……雌螺子(螺子部)、13……目地カバー 13a……目地カバーの天板部 13b……目地カバーの中板部 13c……目地カバーの側板部 13d……目地カバーの突起部、14……目地間隙 15……筐状目地、16……シーリング材
の面構造体を示し、第1図は部分拡大正面縦断面図、第
2図は主要部材の分解斜視図。第3A図乃至第3D図は目地
カバーの各実施例を示す部分拡大正面縦断面図。第4図
は比較例を示す部分拡大正面縦断面図である。 1……吊子、1a……側縁部 1b……側壁、1c……支持部 1d……凹溝、1e……補強リブ 1f……孔、1g……凹溝の底 2……雄螺子(被螺子部)、3……躯体側の固定部材 4……野地板 5……アスファルトルーフィング 6……固定具、7……内樋 7a……底板、7b……側壁板 7c……上部フランジ、7d……折重ね部 8……縦葺屋根板(面板単体部材) 8a……面板部、8b……折曲部 8c……係止部、9……バックアップ材 10……押付部材、10a……押付部材の締付板部 10b……押付部材の孔、10c……押付部材の押え部 11……カバー保持部材 11a……カバー保持部材の締付板部 11b……カバー保持部材の孔 11c……カバー保持部材の起立部 11d……カバー保持部材の突出部 12……雌螺子(螺子部)、13……目地カバー 13a……目地カバーの天板部 13b……目地カバーの中板部 13c……目地カバーの側板部 13d……目地カバーの突起部、14……目地間隙 15……筐状目地、16……シーリング材
Claims (1)
- 【請求項1】躯体側の固定部材に両側縁部を固定し、こ
れらの側縁部間に突出した支持部の幅方向中央部に凹溝
を形成し、この凹溝の底に被螺子部を設けた短寸の吊子
と、 前記吊子の凹溝を下側から包囲し、吊子の支持部によっ
て両側部を前記固定部材に押し付けて固定した内樋と、 面板部の両側縁から前記支持部側に折り曲げた折曲部を
有し、この折曲部から外側に折り返した係止部を前記吊
子の凹溝の底に支持された面板単体部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在し、中央部
の締付板部を前記吊子の凹溝に設けた被螺子部とこの被
螺子部に螺合する螺子部とによって締め付け固定され
て、締付板部から前記吊子側に折り曲げた押え部によっ
て隣接する前記面板単体部材の係止部を吊子の凹溝の底
に押し付け固定した押付部材と、 前記押付部材の上側に締付板部を前記螺子部で共締め固
定されて、隣接する前記面板単体部材の折曲部間に介在
したカバー保持部材と、 隣接する前記面板単体部材の折曲部間に側板部を嵌め、
これらの側板部の対向面に突出させた突起部を、前記カ
バー保持部材における締付板部から前記面板単体部材の
面板部側に折り曲げてある起立部に設けた突出部にそれ
ぞれ係合弾持させた目地カバーとを備え、 前記目地カバーの前記折曲部間よりも突出状の側板部端
から前記面板部側に同面板部と平行させて折り曲げた中
板部と、この中板部に対面状の面板部と、中板部および
面板部の間の側板部とによって筐状目地を形成した ことを特徴とする建築物の面構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23805690A JPH0726455B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 建築物の面構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23805690A JPH0726455B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 建築物の面構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118449A JPH04118449A (ja) | 1992-04-20 |
| JPH0726455B2 true JPH0726455B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=17024509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23805690A Expired - Fee Related JPH0726455B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 建築物の面構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726455B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-07 JP JP23805690A patent/JPH0726455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118449A (ja) | 1992-04-20 |
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Legal Events
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