JPH07265277A - Mr血流情報収集方法およびmri装置 - Google Patents
Mr血流情報収集方法およびmri装置Info
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- JPH07265277A JPH07265277A JP6059266A JP5926694A JPH07265277A JP H07265277 A JPH07265277 A JP H07265277A JP 6059266 A JP6059266 A JP 6059266A JP 5926694 A JP5926694 A JP 5926694A JP H07265277 A JPH07265277 A JP H07265277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フリップ角を変化させるプロファイルを実際
の血流速度に合せて最適に調整する。 【構成】 励起スラブ領域を複数のスライスに分割し位
相コントラスト法により各スライスについてスライス厚
方向速度の2次元分布を取得し(ステップV2)、全て
のスライスの前記2次元分布を合算して励起スラブ領域
内の血流の速度分布を取得し(ステップV3)、その速
度分布を表示し(ステップV4)、操作者に対象血流速
度を設定させ(ステップV5)、その対象血流速度から
励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させる変
化関数を算出しシンクパルスをフーリエ変換した基本関
数に前記変化関数を乗算してRFパルスのプロファイル
を決定し(ステップV6)、そのプロファイルを逆フー
リエ変換したRFパルスを用いて3次元TOFアンギオ
グラフィを行う(ステップV7)。 【効果】 被検体や撮像部位により血流速度Voが変わ
っても、常に最適のプロファイルのRFパルスを用いる
ことが出来る。
の血流速度に合せて最適に調整する。 【構成】 励起スラブ領域を複数のスライスに分割し位
相コントラスト法により各スライスについてスライス厚
方向速度の2次元分布を取得し(ステップV2)、全て
のスライスの前記2次元分布を合算して励起スラブ領域
内の血流の速度分布を取得し(ステップV3)、その速
度分布を表示し(ステップV4)、操作者に対象血流速
度を設定させ(ステップV5)、その対象血流速度から
励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させる変
化関数を算出しシンクパルスをフーリエ変換した基本関
数に前記変化関数を乗算してRFパルスのプロファイル
を決定し(ステップV6)、そのプロファイルを逆フー
リエ変換したRFパルスを用いて3次元TOFアンギオ
グラフィを行う(ステップV7)。 【効果】 被検体や撮像部位により血流速度Voが変わ
っても、常に最適のプロファイルのRFパルスを用いる
ことが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MR(Magnetic Res
onance)血流情報収集方法(アンギオグラフィ)および
MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置に関する。
さらに詳しくは、励起スラブ(Slab)領域の厚さ方向に
フリップ角が徐々に変化するようなプロファイルを持つ
RF(高周波)パルスを照射してその励起スラブ領域内
の血流情報を収集するMR血流情報収集方法およびMR
I装置に関する。
onance)血流情報収集方法(アンギオグラフィ)および
MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置に関する。
さらに詳しくは、励起スラブ(Slab)領域の厚さ方向に
フリップ角が徐々に変化するようなプロファイルを持つ
RF(高周波)パルスを照射してその励起スラブ領域内
の血流情報を収集するMR血流情報収集方法およびMR
I装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元TOF(Time Of Flight)
アンギオグラフィにおいて、図9に示すように、被検体
Hの励起スラブ領域Sの厚さ方向にフリップ角θがラン
プ(Ramp)状に変化する(血流方向に大きくなる)よう
なプロファイルを持つRFパルスRを照射することが行
なわれている。このようなプロファイルを持つRFパル
スRを用いるのは、次の理由による。
アンギオグラフィにおいて、図9に示すように、被検体
Hの励起スラブ領域Sの厚さ方向にフリップ角θがラン
プ(Ramp)状に変化する(血流方向に大きくなる)よう
なプロファイルを持つRFパルスRを照射することが行
なわれている。このようなプロファイルを持つRFパル
スRを用いるのは、次の理由による。
【0003】図10に示すように、血流速度Voの血流
が断面積aの血管Bを図の左から右へ流れているとす
る。また、励起の繰り返し時間をTRとする。また、励
起スラブ領域Sの厚さをL=3・Vo・TRとする。ま
た、励起スラブ領域Sをその右端から順に厚さVo・T
RずつのスライスS1,S2,S3に分割する。さら
に、スライスS1,S2,S3のそれぞれに対するフリ
ップ角をθ1,θ2,θ3とする。すると、単位体積当
りの磁化ベクトルの大きさをMoとし、エコー時間をT
Eとし、緩和時間をT1,T2とするとき、スライスS
1がフリップ角θ1で1回励起されて生じる信号強度I
1は、横磁化を1TR毎に消失させる高速シーケンスに
おいて、 I1=Mo・sin{θ1}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR である。このとき、スライスS2は、スライスS1の位
置でフリップ角θ1で励起され、且つ、現在の位置でフ
リップ角θ2で励起されているから、その信号強度I2
は、 I2=Mo・[(1−exp{−TR/T1})+cos{θ1}・exp{−TR
/T1}]・sin{θ2}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR となる。同様に、スライスS3の信号強度I3は、 I3=Mo・[(1−exp{−TR/T1})+[(1−exp{−TR/T
1})cos{θ1}+cos{θ1}・cos{θ2}・exp{−TR/T1}]・
sin{θ3}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR となる。もし、θ1=θ2=θ3なら、I1>I2>I
3となり、信号強度が減衰してしまうことになる。そこ
で、所望の信号強度Ioを定めると共にフリップ角θ
1,θ2,θ3以外の変数を定めて、 I1=Io I2=Io I3=Io 且つ、 0≦θ1,θ2,θ3≦π/2 なる条件式を解いてフリップ角θ1,θ2,θ3を求め
ると、適当な傾きでフリップ角θ1,θ2,θ3をラン
プ状に変化させれば、励起スラブ領域S内で一定の信号
強度Ioとなるように出来ることが判る。このような理
由により、フリップ角θがランプ状に変化する(血流方
向に大きくなる)ようなプロファイルを持つRFパルス
Rを照射するのである。
が断面積aの血管Bを図の左から右へ流れているとす
る。また、励起の繰り返し時間をTRとする。また、励
起スラブ領域Sの厚さをL=3・Vo・TRとする。ま
た、励起スラブ領域Sをその右端から順に厚さVo・T
RずつのスライスS1,S2,S3に分割する。さら
に、スライスS1,S2,S3のそれぞれに対するフリ
ップ角をθ1,θ2,θ3とする。すると、単位体積当
りの磁化ベクトルの大きさをMoとし、エコー時間をT
Eとし、緩和時間をT1,T2とするとき、スライスS
1がフリップ角θ1で1回励起されて生じる信号強度I
1は、横磁化を1TR毎に消失させる高速シーケンスに
おいて、 I1=Mo・sin{θ1}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR である。このとき、スライスS2は、スライスS1の位
置でフリップ角θ1で励起され、且つ、現在の位置でフ
リップ角θ2で励起されているから、その信号強度I2
は、 I2=Mo・[(1−exp{−TR/T1})+cos{θ1}・exp{−TR
/T1}]・sin{θ2}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR となる。同様に、スライスS3の信号強度I3は、 I3=Mo・[(1−exp{−TR/T1})+[(1−exp{−TR/T
1})cos{θ1}+cos{θ1}・cos{θ2}・exp{−TR/T1}]・
sin{θ3}・exp{−TE/T2}・a・Vo・TR となる。もし、θ1=θ2=θ3なら、I1>I2>I
3となり、信号強度が減衰してしまうことになる。そこ
で、所望の信号強度Ioを定めると共にフリップ角θ
1,θ2,θ3以外の変数を定めて、 I1=Io I2=Io I3=Io 且つ、 0≦θ1,θ2,θ3≦π/2 なる条件式を解いてフリップ角θ1,θ2,θ3を求め
ると、適当な傾きでフリップ角θ1,θ2,θ3をラン
プ状に変化させれば、励起スラブ領域S内で一定の信号
強度Ioとなるように出来ることが判る。このような理
由により、フリップ角θがランプ状に変化する(血流方
向に大きくなる)ようなプロファイルを持つRFパルス
Rを照射するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、3次元
TOFアンギオグラフィにおいて、フリップ角θがラン
プ状に変化するようなプロファイルを持つRFパルスR
を照射することが行なわれているが、被検体や撮像部位
が異なると血流速度Voが異なるため、それに合せてフ
リップ角θを変化させるプロファイルを調整する必要が
ある。しかし、従来は、操作者(例えば、医師)が経験
によってプロファイルを調整していたため、必ずしも最
適のプロファイルの設定がなされるとは限らない問題点
があった。そこで、この発明の目的は、フリップ角θを
変化させるプロファイルを、実際の血流速度に合せて最
適に調整することが出来るようにしたMR血流情報収集
方法およびMRI装置を提供することにある。
TOFアンギオグラフィにおいて、フリップ角θがラン
プ状に変化するようなプロファイルを持つRFパルスR
を照射することが行なわれているが、被検体や撮像部位
が異なると血流速度Voが異なるため、それに合せてフ
リップ角θを変化させるプロファイルを調整する必要が
ある。しかし、従来は、操作者(例えば、医師)が経験
によってプロファイルを調整していたため、必ずしも最
適のプロファイルの設定がなされるとは限らない問題点
があった。そこで、この発明の目的は、フリップ角θを
変化させるプロファイルを、実際の血流速度に合せて最
適に調整することが出来るようにしたMR血流情報収集
方法およびMRI装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角が徐々に
変化するようなプロファイルを持つRFパルスを照射し
てその励起スラブ領域内の血流情報を収集するMR血流
情報収集方法において、前記励起スラブ領域内の血流の
厚さ方向の速度分布を求め、その速度分布中に含まれる
速度を対象血流速度として選択し、その対象血流速度に
対して前記RFパルスのプロファイルを最適化すること
を特徴とするMR血流情報収集方法を提供する。
明は、励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角が徐々に
変化するようなプロファイルを持つRFパルスを照射し
てその励起スラブ領域内の血流情報を収集するMR血流
情報収集方法において、前記励起スラブ領域内の血流の
厚さ方向の速度分布を求め、その速度分布中に含まれる
速度を対象血流速度として選択し、その対象血流速度に
対して前記RFパルスのプロファイルを最適化すること
を特徴とするMR血流情報収集方法を提供する。
【0006】第2の観点では、この発明は、励起スラブ
領域の厚さ方向にフリップ角が徐々に変化するようなプ
ロファイルを持つRFパルスを照射してその励起スラブ
領域内の血流情報を収集するMRI装置において、前記
励起スラブ領域内の血流の厚さ方向の速度分布を取得す
る速度分布取得手段と、その速度分布中に含まれる速度
を対象血流速度として選択する対象血流速度選択手段
と、その対象血流速度に対して前記RFパルスのプロフ
ァイルを最適化するプロファイル最適化手段とを具備し
たことを特徴とするMRI装置を提供する。
領域の厚さ方向にフリップ角が徐々に変化するようなプ
ロファイルを持つRFパルスを照射してその励起スラブ
領域内の血流情報を収集するMRI装置において、前記
励起スラブ領域内の血流の厚さ方向の速度分布を取得す
る速度分布取得手段と、その速度分布中に含まれる速度
を対象血流速度として選択する対象血流速度選択手段
と、その対象血流速度に対して前記RFパルスのプロフ
ァイルを最適化するプロファイル最適化手段とを具備し
たことを特徴とするMRI装置を提供する。
【0007】上記構成のMRI装置において、前記速度
分布取得手段は、例えば、前記励起スラブ領域を複数の
スライスに分割し、位相コントラスト法により各スライ
スについてスライス厚方向速度のスライス面内での2次
元分布を取得し、全てのスライスの前記2次元分布を合
算して、前記速度分布を取得するものである。また、上
記構成のMRI装置において、前記対象血流速度選択手
段は、例えば、前記速度分布を表示し、操作者に対象血
流速度を設定させるものである。また、上記構成のMR
I装置において、前記プロファイル最適化手段は、例え
ば、励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させ
る変化関数を前記対象血流速度から算出し、シンクパル
スをフーリエ変換した基本関数に前記変化関数を乗算し
てRFパルスのプロファイルを決定するものである。
分布取得手段は、例えば、前記励起スラブ領域を複数の
スライスに分割し、位相コントラスト法により各スライ
スについてスライス厚方向速度のスライス面内での2次
元分布を取得し、全てのスライスの前記2次元分布を合
算して、前記速度分布を取得するものである。また、上
記構成のMRI装置において、前記対象血流速度選択手
段は、例えば、前記速度分布を表示し、操作者に対象血
流速度を設定させるものである。また、上記構成のMR
I装置において、前記プロファイル最適化手段は、例え
ば、励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させ
る変化関数を前記対象血流速度から算出し、シンクパル
スをフーリエ変換した基本関数に前記変化関数を乗算し
てRFパルスのプロファイルを決定するものである。
【0008】
【作用】この発明のMR血流情報収集方法およびMRI
装置では、励起スラブ領域内の血流の速度分布を実測
し、その速度分布中から対象血流速度を選択し、その対
象血流速度に対してRFパルスのプロファイルを最適化
する。従って、被検体や撮像部位により血流速度Voが
変わっても、常に最適のプロファイルのRFパルスを用
いることが出来るようになる。
装置では、励起スラブ領域内の血流の速度分布を実測
し、その速度分布中から対象血流速度を選択し、その対
象血流速度に対してRFパルスのプロファイルを最適化
する。従って、被検体や撮像部位により血流速度Voが
変わっても、常に最適のプロファイルのRFパルスを用
いることが出来るようになる。
【0009】なお、励起スラブ領域を複数のスライスに
分割し、位相コントラスト法により各スライスについて
スライス厚方向速度のスライス面内での2次元分布を取
得し、全てのスライスの前記2次元分布を合算して、前
記速度分布を取得し、その速度分布を表示し、操作者に
対象血流速度を設定させ、その対象血流速度を基にして
励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させる変
化関数を算出し、シンクパルスをフーリエ変換した基本
関数に前記変化関数を乗算してRFパルスのプロファイ
ルを決定すれば、最適のプロファイルのRFパルスを好
適に得ることが出来る。
分割し、位相コントラスト法により各スライスについて
スライス厚方向速度のスライス面内での2次元分布を取
得し、全てのスライスの前記2次元分布を合算して、前
記速度分布を取得し、その速度分布を表示し、操作者に
対象血流速度を設定させ、その対象血流速度を基にして
励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させる変
化関数を算出し、シンクパルスをフーリエ変換した基本
関数に前記変化関数を乗算してRFパルスのプロファイ
ルを決定すれば、最適のプロファイルのRFパルスを好
適に得ることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図1は、この発明のMRI装置の一
実施例のブロック図である。このMRI装置100にお
いて、マグネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入
するための空間部分(孔)を有し、この空間部分を取り
まくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁
場コイルと、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル
(勾配コイルは、読み出し軸,位相軸,スライス軸のコ
イルを備えている)と、被検体内の原子核のスピンを励
起するためのRFパルスを与える送信コイルと、被検体
からのNMR信号を検出する受信コイル等が配置されて
いる。静磁場コイル,勾配磁場コイル,送信コイルおよ
び受信コイルは、それぞれ主磁場電源2,勾配磁場駆動
回路3,RF電力増幅器4および前置増幅器5に接続さ
れている。
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図1は、この発明のMRI装置の一
実施例のブロック図である。このMRI装置100にお
いて、マグネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入
するための空間部分(孔)を有し、この空間部分を取り
まくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁
場コイルと、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル
(勾配コイルは、読み出し軸,位相軸,スライス軸のコ
イルを備えている)と、被検体内の原子核のスピンを励
起するためのRFパルスを与える送信コイルと、被検体
からのNMR信号を検出する受信コイル等が配置されて
いる。静磁場コイル,勾配磁場コイル,送信コイルおよ
び受信コイルは、それぞれ主磁場電源2,勾配磁場駆動
回路3,RF電力増幅器4および前置増幅器5に接続さ
れている。
【0011】シーケンス記憶回路8は、計算機7からの
指令に従い、記憶されているデータ収集パルスシーケン
スに基づいて勾配磁場駆動回路3を操作し、前記マグネ
ットアセンブリ1の勾配磁場コイルから勾配磁場を発生
させると共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回
路10の高周波出力信号を所定タイミング・所定包絡線
のパルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF
電力増幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅し
た後、前記マグネットアセンブリ1の送信コイルに印加
し、目的の領域を選択励起する。
指令に従い、記憶されているデータ収集パルスシーケン
スに基づいて勾配磁場駆動回路3を操作し、前記マグネ
ットアセンブリ1の勾配磁場コイルから勾配磁場を発生
させると共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回
路10の高周波出力信号を所定タイミング・所定包絡線
のパルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF
電力増幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅し
た後、前記マグネットアセンブリ1の送信コイルに印加
し、目的の領域を選択励起する。
【0012】前置増幅器5は、マグネットアセンブリ1
の受信コイルで検出された被検体からのNMR信号を増
幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12は、
RF発振回路10の出力を参照信号とし、前置増幅器5
からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11に
与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ信
号をディジタル信号に変換して、計算機7に入力する。
計算機7は、A/D変換器11からのデジタル信号に対
する画像再構成演算を行い、目的の領域のイメージ(プ
ロトン密度像)を生成する。このイメージは、表示装置
6にて表示される。また、計算機7は、操作卓13から
入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持
つ。
の受信コイルで検出された被検体からのNMR信号を増
幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12は、
RF発振回路10の出力を参照信号とし、前置増幅器5
からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11に
与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ信
号をディジタル信号に変換して、計算機7に入力する。
計算機7は、A/D変換器11からのデジタル信号に対
する画像再構成演算を行い、目的の領域のイメージ(プ
ロトン密度像)を生成する。このイメージは、表示装置
6にて表示される。また、計算機7は、操作卓13から
入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持
つ。
【0013】図2は、MRI装置100における血流情
報収集処理を示す要部フローチャートである。ステップ
V1では、操作者が、例えば図3に示す励起スラブ領域
Sの位置や,各種のパラメータを設定する。ステップV
2では、図3に示すように、励起スラブ領域Sを複数の
スライスSiに分割する。そして、各スライスSiにつ
いて、位相コントラスト(PC)法により、図4に示す
ように、スライス厚方向速度のスライス面内での2次元
分布Vi(x,y)を取得する。ステップV3では、全
てのスライスSiの2次元分布を合算して、励起スラブ
領域S内の血流速度分布を求める。すなわち、ある血流
速度の画素数を全てのスライスSiについてカウントし
て、図5に示すヒストグラムを求める。ステップV4で
は、血流速度のヒストグラムをディスプレイに表示す
る。ステップV5では、操作者に対象血流速度を設定さ
せる。操作者は、図6に示すように、所望の血流速度を
対象血流速度として設定する。
報収集処理を示す要部フローチャートである。ステップ
V1では、操作者が、例えば図3に示す励起スラブ領域
Sの位置や,各種のパラメータを設定する。ステップV
2では、図3に示すように、励起スラブ領域Sを複数の
スライスSiに分割する。そして、各スライスSiにつ
いて、位相コントラスト(PC)法により、図4に示す
ように、スライス厚方向速度のスライス面内での2次元
分布Vi(x,y)を取得する。ステップV3では、全
てのスライスSiの2次元分布を合算して、励起スラブ
領域S内の血流速度分布を求める。すなわち、ある血流
速度の画素数を全てのスライスSiについてカウントし
て、図5に示すヒストグラムを求める。ステップV4で
は、血流速度のヒストグラムをディスプレイに表示す
る。ステップV5では、操作者に対象血流速度を設定さ
せる。操作者は、図6に示すように、所望の血流速度を
対象血流速度として設定する。
【0014】ステップV6では、設定された対象血流速
度を前記血流速度Voとして前記条件式を解いて、図7
に示すように、フリップ角θiを励起スラブ領域Sの厚
さ方向に変化させる傾き関数R(ω)を算出する。な
お、励起スラブ領域Sの厚さ方向の位置zは角周波数ω
に換算する。次に、シンク(sinc)パルスをフーリエ変
換した図8に示す如き基本関数F(ω)に前記変化関数
R(ω)を乗算し、その乗算結果F(ω)・R(ω)を
RFパルスのプロファイルとして決定する。ステップV
7では、前記決定したプロファイルをフーリエ逆変換し
てRFパルスを算出し、そのRFパルスを励起スラブ領
域Sに照射し、3次元TOFアンギオグラフィのパルス
シーケンスにより、励起スラブ領域S内の血流情報を収
集する。
度を前記血流速度Voとして前記条件式を解いて、図7
に示すように、フリップ角θiを励起スラブ領域Sの厚
さ方向に変化させる傾き関数R(ω)を算出する。な
お、励起スラブ領域Sの厚さ方向の位置zは角周波数ω
に換算する。次に、シンク(sinc)パルスをフーリエ変
換した図8に示す如き基本関数F(ω)に前記変化関数
R(ω)を乗算し、その乗算結果F(ω)・R(ω)を
RFパルスのプロファイルとして決定する。ステップV
7では、前記決定したプロファイルをフーリエ逆変換し
てRFパルスを算出し、そのRFパルスを励起スラブ領
域Sに照射し、3次元TOFアンギオグラフィのパルス
シーケンスにより、励起スラブ領域S内の血流情報を収
集する。
【0015】以上のMRI装置100によれば、励起ス
ラブ領域S内の血流の速度分布を実測し、その速度分布
中から対象血流速度を選択し、その対象血流速度に対し
てRFパルスのプロファイルを最適化するから、被検体
Hや撮像部位により支配的な血流速度が変わっても、常
に最適のプロファイルのRFパルスを用いることが出来
るようになる。
ラブ領域S内の血流の速度分布を実測し、その速度分布
中から対象血流速度を選択し、その対象血流速度に対し
てRFパルスのプロファイルを最適化するから、被検体
Hや撮像部位により支配的な血流速度が変わっても、常
に最適のプロファイルのRFパルスを用いることが出来
るようになる。
【0016】なお、上記実施例では操作者が所望の血流
速度を対象血流速度として設定したが、ヒストグラムの
最も頻度の高い血流速度を自動的に対象血流速度として
設定するようにしてもよい。また、上記実施例では励起
スラブ領域Sの全体の血流の速度分布を実測したが、励
起スラブ領域Sの一部(例えば操作者が指定した部分)
の血流の速度分布のみを実測してもよい。この場合は、
実測時間を短縮できる。さらに、上記実施例では、演算
によりプロファイルを最適化しRFパルスを算出した
が、複数種類の対象血流速度(および他のパラメータ)
とRFパルスの組合せを予め登録しておき、設定された
対象血流速度(および他のパラメータ)に対応するRF
パルスを検索して取得し、それを用いて3次元TOFア
ンギオグラフィを行うようにしてもよい。
速度を対象血流速度として設定したが、ヒストグラムの
最も頻度の高い血流速度を自動的に対象血流速度として
設定するようにしてもよい。また、上記実施例では励起
スラブ領域Sの全体の血流の速度分布を実測したが、励
起スラブ領域Sの一部(例えば操作者が指定した部分)
の血流の速度分布のみを実測してもよい。この場合は、
実測時間を短縮できる。さらに、上記実施例では、演算
によりプロファイルを最適化しRFパルスを算出した
が、複数種類の対象血流速度(および他のパラメータ)
とRFパルスの組合せを予め登録しておき、設定された
対象血流速度(および他のパラメータ)に対応するRF
パルスを検索して取得し、それを用いて3次元TOFア
ンギオグラフィを行うようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明のMR血流情報収集方法および
MRI装置によれば、励起スラブ領域内の血流速度分布
を実測し、その血流速度分布中から選択した対象血流速
度に対してRFパルスのプロファイルを最適化するか
ら、被検体や撮像部位により血流速度が変わっても、常
に最適のプロファイルのRFパルスを用いて血流情報を
収集できるようになる。
MRI装置によれば、励起スラブ領域内の血流速度分布
を実測し、その血流速度分布中から選択した対象血流速
度に対してRFパルスのプロファイルを最適化するか
ら、被検体や撮像部位により血流速度が変わっても、常
に最適のプロファイルのRFパルスを用いて血流情報を
収集できるようになる。
【図1】この発明の一実施例のMRI装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1のMRI装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】励起スラブ領域とスライスの概念図である。
【図4】スライス面内の血流の2次元分布の概念図であ
る。
る。
【図5】励起スラブ領域内での血流速度のヒストグラム
である。
である。
【図6】対象血流速度の設定を説明する概念図である。
【図7】傾き関数の概念図である。
【図8】基本関数の概念図である。
【図9】フリップ角がランプ状に変化するプロファイル
を持つRFパルスを照射する3次元TOFアンギオグラ
フィの説明図である。
を持つRFパルスを照射する3次元TOFアンギオグラ
フィの説明図である。
【図10】フリップ角をランプ状に変化させる理由の説
明図である。
明図である。
100 MR装置 1 マグネットアセンブリ 3 勾配磁場駆動回路 7 計算機 8 シーケンス記憶回路 9 ゲート変調回路 10 RF発振回路 13 操作卓 S 励起スラブ領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 390 C
Claims (5)
- 【請求項1】 励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角
が徐々に変化するようなプロファイルを持つRFパルス
を照射してその励起スラブ領域内の血流情報を収集する
MR血流情報収集方法において、 前記励起スラブ領域内の血流の厚さ方向の速度分布を求
め、その速度分布中に含まれる速度を対象血流速度とし
て選択し、その対象血流速度に対して前記RFパルスの
プロファイルを最適化することを特徴とするMR血流情
報収集方法。 - 【請求項2】 励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角
が徐々に変化するようなプロファイルを持つRFパルス
を照射してその励起スラブ領域内の血流情報を収集する
MRI装置において、 前記励起スラブ領域内の血流の厚さ方向の速度分布を取
得する速度分布取得手段と、その速度分布中に含まれる
速度を対象血流速度として選択する対象血流速度選択手
段と、その対象血流速度に対して前記RFパルスのプロ
ファイルを最適化するプロファイル最適化手段とを具備
したことを特徴とするMRI装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のMRI装置において、
前記速度分布取得手段は、前記励起スラブ領域を複数の
スライスに分割し、位相コントラスト法により各スライ
スについてスライス厚方向速度のスライス面内での2次
元分布を取得し、全てのスライスの前記2次元分布を合
算して、前記速度分布を取得することを特徴とするMR
I装置。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のMRI
装置において、前記対象血流速度選択手段は、前記速度
分布を表示し、操作者に対象血流速度を設定させること
を特徴とするMRI装置。 - 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
のMRI装置において、前記プロファイル最適化手段
は、励起スラブ領域の厚さ方向にフリップ角を変化させ
る変化関数を前記対象血流速度から算出し、シンクパル
スをフーリエ変換した基本関数に前記変化関数を乗算し
てRFパルスのプロファイルを決定することを特徴とす
るMRI装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6059266A JPH07265277A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | Mr血流情報収集方法およびmri装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6059266A JPH07265277A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | Mr血流情報収集方法およびmri装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07265277A true JPH07265277A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13108407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6059266A Pending JPH07265277A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | Mr血流情報収集方法およびmri装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07265277A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002079791A1 (en) * | 2001-03-30 | 2002-10-10 | Koninkliijke Philips Electronics Nv | Flow adaptive guided determination of imaging parameters for 3d magnetic resonance angiography |
| JP2007029763A (ja) * | 2006-11-13 | 2007-02-08 | Toshiba Corp | 磁気共鳴映像化装置 |
| JP2008278961A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 磁気共鳴イメージング装置およびスラブ領域設定方法 |
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| KR20160002294A (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 삼성전자주식회사 | 의료 영상 장치에서의 혈류 속도 산출 방법 및 그 의료 영상 장치 |
| CN106539585A (zh) * | 2015-09-18 | 2017-03-29 | 三星电子株式会社 | 扫描血管的磁共振成像设备和方法 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP6059266A patent/JPH07265277A/ja active Pending
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| EP3144691A3 (en) * | 2015-09-18 | 2017-06-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Magnetic resonance imaging apparatus and method of scanning blood vessel |
| US10151819B2 (en) | 2015-09-18 | 2018-12-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Magnetic resonance imaging apparatus and method of scanning blood vessel |
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