JPH0726527B2 - エンジンの排気マフラー - Google Patents

エンジンの排気マフラー

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JPH0726527B2
JPH0726527B2 JP19580690A JP19580690A JPH0726527B2 JP H0726527 B2 JPH0726527 B2 JP H0726527B2 JP 19580690 A JP19580690 A JP 19580690A JP 19580690 A JP19580690 A JP 19580690A JP H0726527 B2 JPH0726527 B2 JP H0726527B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はジエツト推進式の小型舟艇を初め、自動二輪車
やその他の各種乗物における搭載エンジンの排気マフラ
ーに関する。
<従来の技術> 例えば、従来のジエツト推進式小型舟艇では、その排気
の消音効果を達成するに当り、第8図の概略図から明白
なように、舟体(1)に搭載された水冷式エンジン
(2)の排気マニホールド(図示省略)から前方に向か
って、長尺な排気管(3)を導出させる一方、その舟体
(1)の舟首部に膨張室として機能するウオーターボツ
クス(排気マフラー)(4)を格納設置して、そのウオ
ーターボツクス(4)内へ上記排気管(3)の先端開口
部を臨ませることにより、エンジン(2)からの排気ガ
スをそのエンジン冷却後の水と一緒に、ウオーターボツ
クス(4)内へ導入させた上、そのボツクス(4)の頂
面から放出管(5)を介して、大気中へ放出するように
なっている。
つまり、エンジン(2)の排気ガスとその冷却水とを、
上記排気管(3)の内部において混流・熱交換させるこ
とにより、その排気ガスの背圧と低減化すると共に、引
続きウオーターボツクス(4)内において、更に排気ガ
スを膨張・減圧させることにより、その周囲からの熱吸
収や消音の作用効果を達成している。
<発明が解決しようとする課題> ところが、このような構成によれば、エンジン(2)の
出力低下を防止する趣旨のもとに、その排気マニホール
ドから上記ウオーターボツクス(4)に至る排気管
(3)が、概して直線的な排気流路を形作っているた
め、その全体の容積を大きく設定しなければ、排気音を
効率良く減衰させることが困難である。その排気管
(3)の大型・重量化は、限られた大きさの舟体(1)
を設計するに際し、その全体的な重量バランスなどとの
関係から制約を受けることになる。
この点、自動二輪車やその他の陸上乗物では、上記舟艇
のようなウオーターボツクス(4)が無く、そのエンジ
ン冷却後の水を排気の消音上活用するようになっていな
いため、上記排気管(3)としては更に一層大容積とす
る必要があり、或いは又その内部の複雑な仕切りによる
排気の迂回構造を採用しなければならず、このことは車
体の大型・重量化や、その搭載エンジンの出力低下を招
くことにもなる。
又、第8図の上記構成では、そのウオーターボツクス
(4)から冷却水を完全に放出させることも困難であ
る。これが少しでも内部に残溜したり、或いは排気ガス
の熱勾配を大きくすべく、上記冷却水を意図的に溜めた
りすれば、その冷却水が排気熱によって水蒸気となり、
背圧や排気の脈動に影響されて、ウオーターボツクス
(4)からエンジン(2)の方向へ逆流し、そのシリン
ダー内に浸入して、エンジン(2)の始動不良を起した
り、或いはクランクシヤフトの軸受やその他の各部分を
発錆させてしまう危険がある。上記舟艇は比較的容易に
転覆するが、その時にも同様な問題が起ることになる。
このような問題の対策案としては、特開平1−175597号
が公知である。そして、これではエンジン冷却後の水を
排気ガスと一緒に混流させず、その排気管(17)の周囲
にウオータージヤケツト(23)(24)も設けると共に、
そのジヤケツト(23)(24)から延長させた冷却水供給
管(30)の冷却水供給口(31)を、そのジヤケツト(2
3)(24)と別個な膨張型マフラー(18)の外部ケース
(28)に連通接続させて、排気ガスを言わば外部から冷
却水により冷却させるようになっている。
しかし、このような外部から冷却する構成では、その冷
却水の大量を要するので、上記ウオータージヤケツト
(23)(24)の容積を大きくしなければならず、その加
工代が高価になると共に、高精度な組立も困難である。
それにもまして、大型・重量化するため、限られた大き
さの舟体(11)に搭載する上で、その設計上やはり制約
を受けると共に、僅かな振動や衝撃を受けても、トラブ
ルを起すことになる。
<課題を解決するための手段> 本発明はこのような課題の改良を企図しており、そのた
めに役立つ排気マフラーの構成として、 膨張室を形作る一定長さの密閉型器筒と、 その膨張室内の胴壁面と後壁面に、第1吸音材を介して
貼り付け一体化された第1パンチングメタルと、 同じく膨張室の前壁面に振り分け配置状態として、各々
開口形成された導入口並びに導出口の一対と、 その導入口の開口縁部に付属設置された渦流発生用のガ
イドベーンと、 上記膨張室の前壁面から後壁面に到達しない一定長さの
片持ち張り出し状態として、且つ導出口と合致連通する
ように固定支架された比較的細い円筒型の第2パンチン
グメタルと、 その第2パンチングメタルの胴壁面に、第2吸音材を介
して捲き付け一体化された太い円筒型の第3パンチング
メタルと、 その第3パンチングメタルの胴壁面を一定間隙を保って
覆うことにより、上記膨張室の内部に消音室を区成すべ
く、やはり、膨張室の前壁面から後壁面に到達しない一
定長さの片持ち張り出し状態として固定支架された仕切
りカバー筒とを備え、 上記導入口から膨張室内に入る排気ガスを、ガイドベー
ンにより自づと渦流させると共に、その膨張室における
後壁面への衝突によりUターンさせ、消音室を経て導出
口から導出させ得るように設定したことを主な特徴とす
るものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構成を詳述
すると、第1図はジエツト推進式小型舟艇の概略全体を
表わしており、(10)は繊維強化プラスチツク(FRP)
などの材料から、全体的な中空密閉型のフロート構造に
作成された舟体の総称であって、その前半部にはエンジ
ンルーム(11)が区画されている一方、同じく後半部の
上面が操縦者の立ち乗り用フロアーデツキ(12)として
形成されている。但し、その舟体(10)における後半部
の上面には、フロアーデツキ(12)に代る操縦者の座り
乗り用シートが設置されることもある。
上記エンジンルーム(11)内には、水冷式の2サイクル
エンジン(13)や燃料タンク(14)などが格納設置され
ており、そのエンジン(13)により推進軸(15)を介し
て、ジエツト推進装置(ウオータージエツトポンプ)
(16)が駆動され、舟体(10)に推進力が与えられるよ
うになっている。
つまり、推進軸(15)は舟体(10)の進行中心線に沿っ
て、上記フロアーデツキ(12)の下方位置に延在してお
り、その前端部がクラツチ(17)を介して、エンジン
(13)のクランクシヤフト(図示省略)に接続一体化さ
れている一方、同じく推進軸(15)の後端部には、イン
ペラー(18)が一体回転可能に取付けられている。(1
9)はそのインペラー(18)を受容するポンプケースと
しての吸水ダクトであり、上記フロアーデツキ(12)の
下方位置に区成されていると共に、その前部が舟体(1
0)の底面に開口している。
そして、上記推進軸(15)がエンジン(13)により回転
駆動されると、そのインペラー(18)によって吸水ダク
ト(19)内へ、水が吸入されると共に、その吸水ダクト
(19)内において後方へ加速・圧送され、舟体(10)の
後尾に開口するステアリングノズル(20)から噴出され
るのであり、その噴出作用の反力によって、舟体(10)
が前進することとなる。尚、操縦者がそのステアリング
ノズル(20)を遠隔制御して、左右方向へ振り動かすこ
とにより、舟体(10)を操舵できるようになっているこ
と、言うまでもない。
(21)は上記エンジン(13)のシリンダーブロツクか
ら、排気マニホールドを介して前下方へ導出さた排気
管、(M)はその末端付近に連通接続された排気マフラ
ーであって、何れも上記エンジンルーム(11)内に格納
設置されており、そのマフラー(M)から更に放出管
(22)を経由して、排気ガスが大気中へ放出されるよう
になっている。
この点、図ではエンジン(13)から前下方に向かって斜
めに排気管(21)を導出させることにより、その放出管
(22)を舟体(10)の前部に設置しているけれども、逆
に排気管(21)をエンジン(13)から後下方に向かって
長く導出させることにより、その放出管(22)を舟体
(10)の後部に設置して、舟体(10)の後尾から排気ガ
スを放出させるように定めても勿論良い。
何れにしても、上記ジエツト推進装置(16)における吸
水ダクト(19)の高圧部からは、エンジン(13)の冷却
水が取り入れられるように配管(図示省略)されてお
り、これによってエンジン(13)を水冷作用すると共
に、その作用後の冷却水が上記排気管(21)やマフラー
(M)内にも導入され、排気ガスと一緒に放出管(22)
から放出されるようになっている。
上記排気マフラー(M)は本発明において、ステンレス
鋼や軽合金などから第2〜4図のように作成されてい
る。
即ち、同図の符号(23)は膨張室(a)を形作る一定長
さの密閉型器筒であって、その胴壁面が断面円形な輪切
り状態のパイプ材か、又は断面円形に捲き曲げ立体化さ
れた板材から成り、これに前後の両壁面となる別個な板
材の一対が、スポツト溶接などの手段によって組付け固
定されている。もっとも、その膨張室(a)の胴壁面は
これを断面楕円形に形成しても良く、又その後壁面も第
5図の変形例から明白なように、凸曲面若しくは凹曲面
として弯曲させることができる。
(24)は点在分布する多数の小孔(25)を備えた第1パ
ンチングメタルであり、グラスウールやロツクウール、
フエルトなどの第1吸音材(26)を介して、上記膨張室
(a)内の胴壁面と後壁面へ、全体的な断面ほぼコ字型
に貼り付け一体化されており、排気音を減衰作用するよ
うになっている。その場合、第3図から示唆されるよう
に、胴壁面の前側一部に限っては、その第1吸音材(2
6)や第1パンチングメタル(24)の設置を省略しても
さしつかえない。
又、(27)(28)は上記器筒(23)の長手中心線(O−
O)を境界とする上下の振り分け配置状態として、その
膨張室(a)の前壁面に各々開口形成された排気ガス用
導入口と導出口との一対であり、その何れも断面円形な
器筒(23)を直径線上、又は断面楕円形な器筒(23)の
長軸線上に位置している。
(29)は上記導入口(27)の開口縁部に付属設置さた渦
流発生用のガイドベーンであって、その導入口(27)か
ら膨張室(a)内に入る排気ガスを渦巻き旋回状に拡散
させ、排気ガスと混流状態にある重い冷却水を、その旋
回遠心力により振り飛ばし分離する一方、同じく旋回中
心に起る負圧作用により、排気ガスを膨張室(a)の後
壁面へ直進的に、且つ勢い良く衝突させて、導出口(2
8)が存在する下方への滑らかなUターン状に方向変換
させ得るようになっている。
この点、第3、4図では上記前壁面の導入口(27)へ、
ホース接手としても働く別個な導入ガイド筒(30)を貫
通状態に嵌め付け固定すると共に、そのガイド筒(30)
が膨張室(a)内に臨む開口後端部を切り割って、その
割り片の複数を全体的な一方向への渦巻き螺旋状に捻り
曲げることにより、その割り片を上記ガイドベーン(2
9)として機能させ得るように設定している。又、第5
図の変形例ではその導入ガイド筒(30)を極めて短かい
口金として、ホース接手から別個独立させると共に、そ
の開口後端部に上記と同様な割り片から成るガイドベー
ン(29)を加工している。
但し、そのガイドベーン(29)の設置に当っては、上記
した作用を排気ガスに付与できる限り、第6、7図の別
な変形例に示すように、上記導入口(27)自身の開口縁
部を特別に厚肉化するか、又はその導入口(27)に別個
な口金を嵌合め付けることによって厚肉化した上、その
厚肉な開口内壁面に複数のリード溝を、全体的な一方向
の渦巻き螺旋状に刻入加工して、そのリード溝を上記ガ
イドベーン(29)として機能させ得るように定めてもさ
しつかえない。その何れにしても、上記渦巻き螺旋状態
とする一方向への捻り角度については、排気ガスに抵抗
を与えない数値に選定することが好ましい。
他方、(31)は上記導出口(28)との合致連通状態とし
て、その膨張室(a)の前壁面から後方へ内向き一体的
に張り出された比較的細い円筒型の第2パンチングメタ
ルであり、その胴壁面には言うまでもなく多数の小孔
(32)を備えているが、これは膨張室(a)の後壁面に
到達しない程度の一定長さ(L1)として、その前壁面に
言わば片持ち固定された水平な支架状態にある。つま
り、第2パンチングメタル(31)の張り出し後端部と膨
張室(a)の後壁面との相互間には、一定量(S)の間
隙が保たれているわけである。
その場合、第3、4図では上記第2パンチングメタル
(31)を導出口(28)の貫通状態に嵌め付け一体化する
と共に、その膨張室(a)の前壁面から前方へ露出し且
つ小孔(32)の開口されていない張り出し前端部を、ホ
ース接手としても機能するように定めているが、第5図
の変形例に示す通り、その第2パンチングメタル(31)
をホース接手との別個独立として、膨張室(a)の前壁
面から後方に向かってのみ張り出し形成しても、勿論良
い。
(33)は上記第2パンチングメタル(31)の胴壁面へ、
やはりグラスウールやロツクウール、フエルトなどの第
2吸音材(34)を介して、捲き付け一体化された太い円
筒型の第3パンチングメタルであり、その胴壁面に点在
分布する多数の小孔(35)を備えていること、言うまで
もない。そして、これが膨張室(a)の前壁面から後方
へ一体的に張り出す長さも、上記第2パンチングメタル
(31)の一定長さ(L1)と等しく設定されている。
更に、(36)は膨張室(a)の内部に消音室(b)を区
成して、上記ガイドベーン(29)により加速・拡散され
た排気ガスが、膨張室(a)の後壁面へ衝突するまでの
間に、一早く第2、3パンチングメタル(31)(33)や
その第2吸音材(34)の内部へ直接流入することを防ぐ
ための仕切りカバー筒であり、上記第3パンチングメタ
ル(33)よりも若干太い円筒型として、やはり膨張室
(a)の前壁面から後方へ内向き一体的に張り出されて
いる。
つまり、仕切りカバー筒(36)の胴壁面と上記第3パン
チングメタル(33)の胴壁面との相互間には、僅かな一
定量(D)の間隙が保たれており、その第3パンチング
メタル(33)の小孔(35)を仕切りカバー筒(36)によ
って閉塞しないようになっている。
しかも、その仕切りカバー筒(36)が膨張室(a)の前
壁面から後方へ張り出す長さ(L2)については、これを
第2、3パンチングメタル(31)(33)の一定長さ(L
1)と等しく定めてもさしつかえないが、上記ガイドベ
ーン(29)により加速・拡散された排気ガスが、第3パ
ンチングメタル(33)の胴壁面から直接流入することを
防止し、必らずや膨張室(a)の後壁面へ衝突するよう
に規制誘導できる限りでは、その仕切りカバー筒(36)
を第3、5図のように、第2、3パンチングメタル(3
1)(33)の一定長さ(L1)よりも一定量(W)だけ短
かい長さ(L2)として、膨張室(a)の前壁面から後方
へ張り出すことが好ましい。
蓋し、膨張室(a)の後壁面へ衝突することにより、U
ターン状に方向変換した排気ガスを、第2、3パンチン
グメタル(31)(33)内へ後方から一層円滑に流入させ
ることができ、その排気ガスの減圧と消音の作用を昴め
得るからである。
何れにしても、上記仕切りカバー筒(36)の胴壁面はそ
の下端位置において、膨張室(a)の胴壁面と間隙なく
密着されている一方、同じく上端位置が器筒(23)の長
手中心線(O−O)上か、又はこれよりも下方に偏倚さ
れている。そのため、上記ガイドベーン(29)により分
離された冷却水は、仕切りカバー筒(36)と第3パンチ
ングメタル(33)との相互間隙(D)を通じて、その中
心の第2パンチングメタル(31)並びに導出口(28)か
ら、言わば霧状として確実に放出されることになる。
<作用> 上記の構成によれば、エンジン(13)からの排気ガス
は、第3、5図の実線矢印(x)で示す如く、又エンジ
ン冷却後の冷却水は両図の点線矢印(y)で示す如く
に、その両者の混流状態において排気管(21)から排気
マフラー(M)に導入され、その過程では排気ガスと冷
却水との熱交換が行なわれて、それだけ排気ガスの熱勾
配も大きくなるが、そのマフラー(M)へ導入されるや
否や、先づ膨張室(a)内において膨張作用を受けるた
め、茲に第1次的な消音効果が達成されることとなる。
その膨張室(a)を区成する前壁面の導入口(27)に
は、特に渦流発生用のガイドベーン(29)が付属設置さ
れているため、その膨張室(a)内への導入時におい
て、排気ガスと冷却水は自づと一緒に渦巻き旋回運動
し、その排気ガスよりも重い冷却水が遠心力により振り
飛ばし分離されて、膨張室(a)の第1吸音材(26)に
浸透する結果となる。
他方、上記渦巻き旋回運動により、その膨張室(a)内
におけるガイドベーン(29)の中心部では負圧作用が起
生するため、冷却水の振り飛ばし分離された排気ガス
は、その加速状態のもとに直進して、膨張室(a)の後
壁面に衝突するや下方へのUターン状に方向変換され、
引続き消音室(b)を形作る第2、3パンチングメタル
(31)(33)や第2吸音材(34)の内部へ、その後方か
ら極めて円滑に流入することとなり、茲に第2次的な消
音効果が達成されるのである。そして、最後に導出口
(28)から放出管(22)を経て、大気中に放出される。
その場合、膨張室(a)の下段位置には仕切りカバー筒
(36)が内蔵されており、その仕切りカバー筒(36)の
内部に消音室(b)を形作る第2、3パンチングメタル
(31)(33)と、その相互間に介在する第2吸音材(3
4)が格納設置されているため、上記ガイドベーン(2
9)によって加速・拡散される排気ガスは、必らずや膨
張室(a)の後壁面へ衝突し、そのUターン状に迂回し
てから消音室(b)内へ、その後方から確実に流入する
ことになり、従って排気ガスに抵抗を与えることがな
く、エンジン(13)の出力低下を起すおそれがないので
ある。
又、上記仕切りカバー筒(36)の下端位置は膨張室
(a)の胴壁面に密着されており、これによって覆われ
た第3パンチングメタル(33)の胴壁面と、その仕切り
カバー筒(36)の胴壁面との相互間には、一定量(D)
の間隙が確保されているため、上記排気ガスと一緒に冷
却水も言わば霧状として、第2パンチングメタル(31)
並びに導出口(28)から完全に導出させることができ、
エンジン(13)の方向へ逆流するおそれも一切ない。
特に、上記のような排気マフラー(M)の全体を長く形
成して、その膨張室(a)や消音室(b)の容積を大き
く設定するならば、排気管(21)の長さを著しく短縮で
き、その排気管(21)の部分的な張り出しによって、膨
張室(所謂エキスパンシヨンチヤンパー)を形成する必
要もなくなるため、限られた大きさ・重量の小型舟艇に
対する搭載使用上、ますます有益であると言える。
尚、本発明の排気マフラー(M)は上記のような舟艇の
みならず、自動二輪車やその他の各種陸上乗物に対して
も、そのまま適用実施することができ、その場合には上
記冷却水の分離作用を考慮する必要がないため、排気ガ
ス用導入口(27)と導出口(28)との一対を、その膨張
室(a)の前壁面へ左右の振り分け状態として開口形成
しても良い。
因みに、本発明に係る排気マフラー(M)は上記舟艇用
として使う場合、例えばその器筒(23)の長さ−約250m
m、同じく直径−約150mm、第2、3パンチングメタル
(31)(33)の張り出し長さ(L1)−約130〜160mm、第
3パンチングメタル(33)の直径−約50mm、その仕切り
カバー筒(36)の直径−約60mm、同じく長さ(L2)−約
90〜100mm、導入口(27)と導出口(28)の直径−何れ
も約40mm程度の大きさに作成されることとなる。
<発明の効果> 以上のように、本発明の排気マフラー(M)ではその構
成上、膨張室(a)を形作る一定長さの密閉型器筒(2
3)と、 その膨張室(a)内の胴壁面と後壁面に、第1吸音材
(26)を介して貼り付け一体化された第1パンチングメ
タル(24)と、 同じく膨張室(a)の前壁面に振り分け配置状態とし
て、各々開口形成された導入口27)並びに導出口(28)
の一対と、 その導入口(27)の開口縁部に付属設置された渦流発生
用のガイドベーン(29)と、 上記膨張室(a)の前壁面から後壁面に到達しない一定
長さ(L1)の片持ち張り出し状態として、且つ導出口
(28)と合致連通するように固定支架された比較的細い
円筒型の第2パンチングメタル(31)と、 その第2パンチングメタル(31)の胴壁面に、第2吸音
材(34)を介して捲き付け一体化された太い円筒型の第
3パンチングメタル(33)と、 その第3パンチングメタル(33)の胴壁面を一定間隙
(D)を保って覆うことにより、上記膨張室(a)の内
部に消音室(b)を区成すべく、やはり膨張室(a)の
前壁面から後壁面に到達しない一定長さ(L2)の片持ち
張り出し状態として固定支架された仕切りカバー筒(3
6)とを備え、 上記導入口(27)から膨張室(a)内に入る排気ガス
を、ガイドベーン(29)により自づと渦流させると共
に、その膨張室(a)における後壁面への衝突によりU
ターンさせ、消音室(b)を経て導出口(28)から導出
させ得るように設定してあるため、これをジエツト推進
式小型舟艇の搭載エンジン(13)に適用した場合、特開
平1−175597号や第8図に基く冒頭に述べた従来技術の
課題を完全に解決でき、その排気の消音効果を向上させ
得るにも拘らず、エンジン(13)の出力低下や始動不良
なおも確実に防止できる顕著な効果がある。
即ち、本発明はエンジン(13)の排気管(21)から排気
マフラー(M)へ、排気ガスとエンジン冷却後の水とを
一緒に流入させ、言わば排気流路内において排気ガスを
水冷作用する方式であり、これによって背圧の低減化と
消音効果を達成するようになっているが、それにも拘ら
ずエンジン(13)に向かう冷却水の逆流と、これに伴な
うトラブルを確実に防止することができる。
蓋し、本発明の場合排気マフラー(M)の膨張室(a)
を形作る前壁面の導入口(27)には、渦流発生用のガイ
ドベーン(29)が固定状態に付属設置されており、これ
によって排気ガスと冷却水とが一緒に膨張室(a)内に
入るや否や、その両者が自づと渦巻き状に旋回運動し、
その遠心力によって冷却水が排気ガスからの分離状に振
り飛ばし拡散される一方、その渦巻き旋回運動する排気
ガスは、その中心部での負圧作用によって加速され、膨
張室(a)の後壁面へ直進的に衝突して、下方へのUタ
ーン状に方向変換された上、消音室(b)を形作る第
2、3パンチングメタル(31)(33)や第2吸音材(3
4)の内部へ、その後方から円滑に流入されることにな
るからである。
その排気音は膨張室(a)と消音室(b)によって、段
階的に効率良く減衰されると共に、その排気マフラー
(M)内を流動する排気ガスには抵抗が作用せず、その
結果エンジン(13)の出力性能も著しく向上できるので
あり、又排気ガスと一緒にその冷却水も排気マフラー
(M)の導出口(28)から放出管(22)を通じて確実に
放出させることができ、従いエンジン(13)への逆流に
よる始動不良などを起す心配もない。
上記ガイドベーン(29)自身が回転運動せず、その膨張
室(a)の前壁面に固定状態として付設されていること
や、その膨張室(a)内の下段位置に消音室(b)を形
作る第2、3パンチングメタル(31)(33)や、その仕
切りカバー筒(36)などが格納設置されていることなど
も、上記効果の達成上有機的に働くものと言える。
又、冒頭に述べた特開平1−175597号に比しても、その
必要構成の全体として著しく簡素で足り、量産効果を最
大限に期待できると共に、小型・軽量な排気マフラー
(M)として、限られた大きさ・重量の舟艇へ極めて容
易に制約なく搭載使用できる効果もある。そして、本発
明は自動二輪車やその他の各種陸上乗物における空冷式
の搭載エンジンに対しても、そのまま適用実施すること
ができる。蓋し、上記冷却水の放出を除く一切の作用効
果は、本発明を陸上乗物に搭載使用した場合にも、全く
同様に達成し得るからである。
特に、請求項2の構成を採用するならば、ガイドベーン
(29)によって加速・拡散される排気ガスが、消音室
(b)を形作る第2、3パンチングメタル(31)(33)
の胴壁面から一早く流入するおそれを防ぎ、必らずや膨
張室(a)の後壁面へ直進的に衝突するように規制誘導
しつつも、そのUターン状に方向変換した後の排気ガス
を、上記消音室(b)の後方から確実・円滑に流入させ
得ることになる点で、その排気ガスの背圧を一層効果的
に低減でき、消音効果もますます昂めることができるの
である。
又、請求項3に記載の構成を採用するならば、特に舟艇
の水冷式エンジンと併用する場合、その排気ガスの冷却
水をも完全にマフラー(M)から放出できる効果があ
る。更に、請求項4、5の構成を採用するならば、膨張
室(a)の前壁面に開口する導入口(27)へ、上記した
作用を営なむガイドベーン(29)を、極めて容易に付属
一体化させることができ、量産上頗る有益であると言え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したジエツト推進式小型舟艇の全
体概略断面図、第2図はその排気マフラーを抽出して示
す正面図、第3図は第2図の3−3線断面図、第4図は
第3図の4−4線断面図、第5図は第3図に対応する本
発明の変形例を示す側断面図、第6図はガイドベーンの
変形例を示す側断面図、第7図は第6図の7−7線断面
図、第8図は第1図に対応する従来品を示す側断面図で
ある。 (23)……器筒 (24)(31)(33)……パンチングメタル (26)(34)……吸音材 (27)……導入口 (28)……導出口 (29)……ガイドベーン (30)……導入ガイド筒 (36)……仕切りカバー筒 (a)……膨張室 (b)……消音室 (S)(D)……一定量 (L1)(L2)……張り出し長さ (M)……排気マフラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膨張室(a)を形作る一定長さの密閉型器
    筒(23)と、 その膨張室(a)内の胴壁面と後壁面に、第1吸音材
    (26)を介して貼り付け一体化された第1パンチングメ
    タル(24)と、 同じく膨張室(a)の前壁面に振り分け配置状態とし
    て、各々開口形成された導入口(27)並びに導出口(2
    8)の一対と、 その導入口(27)の開口縁部に付属設置された渦流発生
    用のガイドベーン(29)と、 上記膨張室(a)の前壁面から後壁面に到達しない一定
    長さ(L1)の片持ち張り出し状態として、且つ導出口
    (28)と合致連通するように固定支架された比較的細い
    円筒型の第2パンチングメタル(31)と、 その第2パンチングメタル(31)の胴壁面に、第2吸音
    材(34)を介して捲き付け一体化された太い円筒型の第
    3パンチングメタル(33)と、 その第3パンチングメタル(33)の胴壁面を一定間隙
    (D)を保って覆うことにより、上記膨張室(a)の内
    部に消音室(b)を区成すべく、やはり膨張室(a)の
    前壁面から後壁面に到達しない一定長さ(L2)の片持ち
    張り出し状態として固定支架された仕切りカバー筒(3
    6)とを備え、 上記導入口(27)から膨張室(a)内に入る排気ガス
    を、ガイドベーン(29)により自づと渦流させると共
    に、その膨張室(a)における後壁面への衝突によりU
    ターンさせ、消音室(b)を経て導出口(28)から導出
    させ得るように設定したことを特徴とするエンジンの排
    気マフラー。
  2. 【請求項2】消音室(b)を形作る第2パンチングメタ
    ル(31)と第3パンチングメタル(33)を、その仕切り
    カバー筒(36)よりも一定量(W)だけ長く後方へ張り
    出し形成したことを特徴とする請求項1記載のエンジン
    の排気マフラー。
  3. 【請求項3】器筒(23)の長手中心線(O−O)よりも
    上段位置に導入口(27)を、同じく下段位置に導出口
    (28)を各々開口形成したことを特徴とする請求項1記
    載のエンジンの排気マフラー。
  4. 【請求項4】導入口(27)の開口縁部に、ホース接手と
    しても機能し得る導入ガイド筒(30)を付属一体化させ
    ると共に、 その導入ガイド筒(30)の膨張室(a)内に臨む開口後
    端部を切り割り、その割り片の複数を全体的な一方向へ
    の渦巻き螺旋状に捻り曲げることにより、その割り片を
    渦流発生用のガイドベーン(29)として機能させ得るよ
    うに設定したことを特徴とする請求項1記載のエンジン
    の排気マフラー。
  5. 【請求項5】導入口(27)の開口縁部を特別に厚肉化す
    ると共に、 その厚肉な開口内壁面に複数のリード溝を、その全体的
    な一方向への渦巻き螺旋状に刻入加工して、そのリード
    溝を渦流発生用のガイドベーン(29)として機能させ得
    るように設定したことを特徴とする請求項1記載のエン
    ジンの排気マフラー。
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