JPH07269632A - ストラットマウント - Google Patents

ストラットマウント

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JPH07269632A
JPH07269632A JP6311394A JP6311394A JPH07269632A JP H07269632 A JPH07269632 A JP H07269632A JP 6311394 A JP6311394 A JP 6311394A JP 6311394 A JP6311394 A JP 6311394A JP H07269632 A JPH07269632 A JP H07269632A
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JP
Japan
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rubber
strut mount
bracket
protrusion
elastic body
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Pending
Application number
JP6311394A
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English (en)
Inventor
Noboru Arakawa
昇 荒川
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP6311394A priority Critical patent/JPH07269632A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性と防振性能とが、共に高度に両立され
得るストラットマウントの提供。 【構成】 取付金具12から軸方向に突出形成された緩
衝ゴム22,24の突出先端面に、更に軸方向外方に突
出する当接突起26を複数個形成する一方、取付金具1
2の外周部分にストッパ部16を形成し、該ストッパ部
16の緩衝ゴム22,24内における軸方向の突出高さ
を周方向で変化せしめて、当接突起26が形成された部
分の突出高さを低くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、車両のサスペンション機構を構
成するショックアブソーバの車体への取付部位に介装さ
れて、ショックアブソーバのロッド軸を車体に対して防
振支持せしめるストラットマウントに関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】かくの如きストラットマウントは、一般
に、ショックアブソーバのロッド軸に取り付けられて、
該ロッド軸の軸直角方向に広がる取付金具と、かかる取
付金具の外周部分に固着されて、該取付金具の軸方向両
側にそれぞれ所定高さで突出する環状の緩衝ゴムを形成
するゴム弾性体とを、含んで構成されている。そして、
ゴム弾性体が、適当なブラケット等を介して、車体側に
取り付けられることにより、ショックアブソーバのロッ
ド軸を車体に対して防振支持せしめるようになってお
り、緩衝ゴムの突出先端部が車体側に当接されて、ロッ
ド軸の車体に対する支持力が発揮されると共に、所定の
防振効果が発揮されるようになっている。
【0003】ところで、このようなストラットマウント
においては、大きな荷重が入力された際にゴム弾性体の
過大な変形を抑えて耐久性を確保するために、一般に、
取付金具の車体側に対する変位量を制限するストッパ機
構が設けられている。また、かかるストッパ機構として
は、例えば、取付金具の外周部分において、緩衝ゴムの
内部に突出する環状のストッパ突部を形成し、かかるス
トッパ突部の突出先端面を、緩衝ゴムを介して、車体側
のブラケット等に当接させることにより、取付金具の車
体側に対する変位量を制限するようにした構造のもの
が、採用されている。
【0004】ところが、このようなストッパ機構を採用
すると、ストッパ突部によって緩衝ゴムの容積が減少す
ると共に、緩衝ゴムの変形が拘束されてしまうために、
ストラットマウントにおける軸方向のバネ定数が大きく
なり過ぎ、防振性能が低下し易いという不具合があっ
た。
【0005】なお、バネ定数を下げて防振性能を確保す
るために、ゴム材質の選定等によりゴム弾性体の硬度を
下げて調節することも考えられるが、低硬度のゴム弾性
体を採用すると耐久性を充分に確保することが難しくな
り、防振性能と耐久性の両立が極めて困難だったのであ
る。
【0006】また、実公昭62−46928号公報等に
記載されているように、ゴム弾性体の硬度を下げること
なく、緩衝ゴムの突出先端部から更に軸方向外方に突出
する弾性突起を形成し、それらの弾性突起が車体側に当
接されるようにして、ばね定数の低下を図ることも考え
られるが、ばね定数を充分に小さくするためには、弾性
突起の突出高さを高くしたり、容積を小さくしなければ
ならず、そうすると、弾性突起における変形や応力の集
中が生じ易くなって耐久性が低下してしまうという問題
が惹起されることとなり、未だ、防振性能と耐久性を充
分に両立することが難しかったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、防振性能を確保しつつ、ストッパ機能が有
利に付与されて耐久性の向上が図られ得るストラットマ
ウントを提供することにある。
【0008】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、ショックアブソーバのロッド軸に取り
付けられて、該ロッド軸の軸直角方向に広がる取付金具
と、該取付金具の外周部分に固着されて、該取付金具の
軸方向両側にそれぞれ所定高さで突出する環状の緩衝ゴ
ムを形成するゴム弾性体とを備え、該ゴム弾性体が車体
側に取り付けられることにより、ショックアブソーバを
車体に対して防振支持せしめるストラットマウントにお
いて、取付金具の軸方向両側に突出形成された前記緩衝
ゴムの少なくとも一方に、突出先端面から更に軸方向外
方に突出する当接突起を周方向に所定距離を隔てて複数
形成する一方、前記取付金具の外周部分に対して前記緩
衝ゴム内に位置せしめられるストッパ部を形成し、該ス
トッパ部の該緩衝ゴム内における軸方向の突出高さを周
方向で変化せしめて、前記当接突起が形成された部分の
突出高さを低くしたことを、特徴とするものである。
【0009】なお、当接突起は、取付金具の軸方向両側
に突出形成された緩衝ゴムに対して、その両方に形成し
ても、或いは何れか一方にだけ形成しても良い。また、
両方の緩衝ゴムに当接突起が形成されている場合でも、
突出高さが周方向で変化せしめられたストッパ部は、何
れか一方の緩衝ゴム側にだけ形成しても良い。
【0010】また、本発明に係るストラットマウントに
おいては、ゴム弾性体の外周面に金属スリーブを加硫接
着することができる。
【0011】更にまた、本発明に係るストラットマウン
トにおいては、ゴム弾性体に対して、車体側に取り付け
られるブラケットを組み付けると共に、そのようなブラ
ケットへの組付状態下、緩衝ゴムに形成された当接突起
の突出先端部を、ブラケットに当接させるようにしても
良い。
【0012】また、筒状のブラケットを採用すると共
に、ゴム弾性体の外周面に金属スリーブを加硫接着すれ
ば、かかる金属スリーブをブラケットに圧入して固定的
に組み付けることができる。
【0013】さらに、本発明に係るストラットマウント
においては、プレス成形や鋳造等によってストッパ部を
取付金具に一体的に形成しても良いが、その他、取付金
具の外周部分に樹脂部材等を固着することによってスト
ッパ部を形成することも可能であり、特に、ストッパ部
を樹脂部材で形成する場合には、取付金具における樹脂
部材の固着部位に係止手段を設けることが望ましい。
【0014】また、本発明に係るストラットマウントに
おいては、周方向に隣接する当接突起の間に位置して、
該当接突起よりも低い高さで軸方向外方に突出する補助
当接突起を、緩衝ゴムに形成することもできる。なお、
かかる補助当接突起を当接突起と連続させることによ
り、緩衝ゴムの突出先端面において、突出高さが変化し
つつ周方向に連続して延びる連続的な突条形態をもっ
て、それら補助当接突起と当接突起を一体的に形成する
ことも可能である。
【0015】さらに、本発明に係るストラットマウント
においては、緩衝ゴムにおける当接突起の周方向両側部
分に、径方向に延びる凹溝を形成するようにしても良
い。
【0016】
【作用・効果】このような本発明に従う構造とされたス
トラットマウントにおいては、入力される振動荷重がそ
れ程大きくない場合には、当接突起が車体側に当接せし
められて、当接突起に基づく防振効果が発揮されること
となり、そこにおいて、かかる当接突起は、大きな自由
表面を有していると共に、ストッパ部の突出高さが低く
された部分に形成されてストッパ部による拘束も軽減さ
れていることから、低ばね定数が有利に実現されて、優
れた防振効果が発揮され得るのである。
【0017】一方、大きな振動荷重の入力時には、当接
突起が形成されていない部分において、ストッパ部の突
出高さが高くされた部分が、緩衝ゴムを介して、車体側
に当接されることによりストッパ機能が発揮される。そ
して、その際、当接突起の変形量は一層大きくなるが、
当接突起の形成部位ではストッパ部の突出高さが低くさ
れていることから、当接突起の変形が緩衝ゴムにも有利
に及ぼされて局部的な変形や応力の集中が回避されるこ
とにより、良好なる耐久性が発揮され得るのである。
【0018】従って、本発明に従う構造とされたストラ
ットマウントにおいては、優れた防振性能と耐久性が、
高度に両立され得るのである。
【0019】また、ゴム弾性体の外周面に金属スリーブ
を加硫接着すれば、かかる金属スリーブのブラケットへ
の圧入などによって、ゴム弾性体を車体側に容易に取り
付けることが可能となる。
【0020】さらに、当接突起が軸方向に当接された状
態で、車体側に取り付けられるブラケットにストラット
マウントを組み付ければ、振動荷重の入力時にも、当接
突起のブラケットへの当接による打音の発生が有利に防
止され得る。
【0021】また、取付金具の外周部分に樹脂部材を固
着せしめてストッパ部を形成すれば、ストッパ部の軽量
化および低コスト化が有利に図られ得るのであり、更
に、それら取付金具とストッパ部の間に係止手段を設け
ることにより、取付金具と樹脂部材との周方向の滑りが
防止されることから、そのような滑りに起因する耐久性
の悪化が回避され得る。
【0022】更にまた、当接突起の間に、該当接突起よ
りも低い補助当接突起を形成すれば、変位規制時におけ
る衝撃緩和が向上され得ると共に、入力荷重に対する非
線形のばね特性の設定も可能となる。
【0023】さらに、当接突起の周方向両側部分に、径
方向に延びる凹溝を形成すれば、当接突起の自由表面が
一層有利に確保されると共に、当接突起のストッパ部
(高突部)による拘束が一層軽減されて、当接突起によ
る防振効果の更なる向上が図られ得るのであり、また、
大きな振動荷重によって当接突起が変形が大きくなった
場合にも、当接突起の周方向両側部分における応力や変
形の集中が緩和されてゴム弾性体の耐久性の更なる向上
が図られ得るのである。
【0024】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0025】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
例としてのストラットマウント10が示されている。か
かるストラットマウント10は、略円板形状を有する取
付金具12を備えている。この取付金具12には、中央
部分を軸方向に貫通して取付孔14が形成されていると
共に、外周縁部において、ストッパ部16が一体的に形
成されている。
【0026】かかるストッパ部16は、全体として円環
形状を呈しており、且つ軸方向両端面に凹凸が付され
て、軸方向両側における軸方向高さが周方向で変化せし
められている。即ち、ストッパ部16の軸方向両端部に
は、それぞれ、突出高さが高い高突部18と、突出高さ
が低い低突部19とが、周方向に交互に位置して形成さ
れているのである。なお、本実施例では、それら高突部
18と低突部19が、ストッパ部16の各軸方向端部に
おいて、四個づつ設けられている。また、本実施例で
は、ストッパ部16は、鍛造や鋳造,或いは切削加工等
によって、取付金具12に一体的に形成されている。
【0027】また、かくの如きストッパ部16が形成さ
れた取付金具12の外周部分には、全体として略円環形
状を有するゴム弾性体20が配されており、ストッパ部
16を含む取付金具12の外周部分を覆うようにして固
着されている。そして、このゴム弾性体20により、ス
トッパ部16の軸方向両側の突出先端面上に、それぞれ
所定高さで突出する円環形状の上側緩衝ゴム22および
下側緩衝ゴム24が形成されている。
【0028】更にまた、上側緩衝ゴム22および下側緩
衝ゴム24には、それぞれ、軸方向外方に向かって突出
する略山形の先細形状を呈する当接突起26が、周方向
に所定長さで四個形成されており、互いに周方向に所定
間隔を隔てて位置せしめられている。また、これらの当
接突起26は、何れも、ストッパ部16における高突部
18の形成部位を避けて、該高突部18とは周方向にず
れた位置に形成されている。換言すれば、当接突起26
は、それぞれ、ストッパ部16における低突部19の形
成部位において、該低突部19の軸方向突出端面上に位
置して形成されているのである。
【0029】なお、当接突起26は、実質的に、高突部
18に対して周方向にずれた位置に形成されていれば良
く、かかる当接突起26の周方向両端部分が高突部18
の形成部位にまで延びていても問題はないが、本実施例
では、当接突起26が、低突部19より短い周方向長さ
で形成されており、高突部18の形成部位を完全に避け
て位置せしめられている。
【0030】また、本実施例では、ストッパ部16の軸
方向両側に突出形成された上側緩衝ゴム22と下側緩衝
ゴム24の突出高さ(肉厚)が互いに略同一とされてい
ると共に、それら上下の緩衝ゴム22,24に突出形成
された当接突起26,26の突出高さも略同一とされて
いる。
【0031】さらに、ゴム弾性体20は、取付金具12
よりも大径とされて、ストッパ部16の外周面から径方
向外方に突出せしめられており、そして、その外周面に
対して、薄肉円筒形状の金属スリーブ28が加硫接着さ
れている。なお、金属スリーブ28は、軸方向両側に突
出形成された当接突起26,26を含むゴム弾性体20
よりも軸方向長さが短くされており、ゴム弾性体20の
軸方向略中央部分に位置せしめられている。
【0032】すなわち、本実施例のストラットマウント
10は、取付金具12と金属スリーブ28を含んで構成
されたゴム弾性体20の一体加硫成形品によって形成さ
れているのであり、そこにおいて、金属スリーブ28
は、取付金具12の径方向外方に所定距離を隔てて対向
配置されており、かかる取付金具12との径方向対向面
間に介装されたゴム弾性体20により、取付金具12に
対して弾性的に連結されているのである。また、このよ
うな一体加硫成形品にあっては、必要に応じて、加硫成
形後に金属スリーブ28に対して八方絞り等の縮径加工
が施されることにより、ゴム弾性体20に予備圧縮が加
えられる。
【0033】そして、このような構造とされたストラッ
トマウント10は、例えば、図3に示されているよう
に、ブラケット30に組み付けられる。かかるブラケッ
ト30は、円筒形状の筒壁部における軸方向一方の開口
部に、径方向内方に向かって突出するフランジ状の当接
部32が形成されると共に、軸方向他方の開口部に径方
向外方に向かって広がる固定板部34が形成された筒金
具36と、略円環板形状を呈し、筒金具36の固定板部
34に重ね合わされて固着されることにより、内周部分
が筒金具36の開口部において径方向内方に所定長さで
突出して位置せしめられる板金具38とによって構成さ
れている。
【0034】そして、ストラットマウント10は、金属
スリーブ28を筒金具36に圧入固定せしめた後、筒金
具36の開口部に板金具38を重ね合わせて固定するこ
とにより、それら筒金具36と板金具38によって構成
されるブラケット30の内部に収容された状態で組み付
けられている。
【0035】なお、図3に示された具体例では、ブラケ
ット30における軸方向の内法寸法(筒金具36の当接
部32と板金具38との軸方向対向面間距離)が、軸方
向両側に突出形成された当接突起26,26を含むゴム
弾性体20の軸方向寸法よりも小さく設定されている。
それによって、ストラットマウント10のブラケット3
0への組付時には、軸方向両側の当接突起26,26の
突出先端部が、ブラケット30における筒金具36の当
接部32と板金具38に対して圧接されており、それら
の当接突起26,26に対して軸方向の初期荷重が及ぼ
されている。
【0036】かくの如くブラケット30に組み付けられ
たストラットマウント10は、取付金具12の取付孔1
4にショックアブソーバ40のロッド軸42が挿通され
てボルト固定される一方、ブラケット30における固定
板部34と板金具38の重ね合わせ部が車体44に重ね
合わされてボルト固定されることにより、ショックアブ
ソーバ40の車体44への取付部位に介装されることと
なる。なお、図3中、46は、ショックアブソーバ40
を通じて入力される大きな振動荷重の車体44側への伝
達を緩和するためのバウンドストッパであり、該バウン
ドストッパ46の下部には、蛇腹状のダストカバー48
が一体的に形成されている。また、同図中、50は、ラ
バーシートであり、コイルスプリング52の上端部と車
体44との間に介装されて、コイルスプリング52を通
じて入力される振動の車体44側への伝達を緩和するよ
うになっている。
【0037】このような構造とされたストラットマウン
ト10においては、ショックアブソーバ40のロッド軸
42から軸方向の振動荷重が取付金具12に入力される
と、取付金具12がブラケット30に対して軸方向に相
対変位せしめられて、当接突起26がブラケット30の
当接部32または板金具38に対して一層強く圧接され
る。
【0038】そして、入力される振動荷重がそれ程大き
くない範囲では、ブラケット30に対して当接突起26
だけが圧接されて、かかる当接突起26の弾性特性等に
基づく防振効果が発揮されることとなる。
【0039】そこにおいて、かかる当接突起26は、緩
衝ゴム22,24の突出端面上に突出形成されたもので
あって、大きな自由表面を有していることから、低ばね
定数が有利に実現されて、優れた防振効果が発揮され得
るのである。しかも、当接突起26の形成部位において
は、ストッパ部16の突出高さが低くされていることか
ら、ストッパ部16による拘束も軽減されて、低ばね化
とそれに伴う防振特性の向上が一層有利に図られ得る。
【0040】また、更に大きな振動荷重が入力される
と、当接突起26が形成されていない部分でも、緩衝ゴ
ム22,24の先端面がブラケット30の当接部32ま
たは板金具38に対して当接される。それにより、取付
金具12に形成されたストッパ部16の突出高さの高い
部分(高突部18)が、緩衝ゴム22を,24を介し
て、ブラケット30に当接されることから、取付金具1
2の車体44に対する変位量およびゴム弾性体20の変
形量が効果的に制限されてストッパ機能が発揮され得る
のである。
【0041】なお、そのようなストッパ機能が発揮され
る際、当接突起26の変形量は一層大きくなるが、かか
る当接突起26の形成部位ではストッパ部16の突出高
さが低くされていることから、当接突起26の変形が上
下緩衝ゴム22,24にも及ぼされて局部的な変形や応
力の集中が有利に回避され得るのであり、良好なる耐久
性が発揮されることとなる。
【0042】そして、それ故、上述の如き構造とされた
ストラットマウント10においては、優れた防振性能と
耐久性とが、高度に両立され得るのであり、また、充分
な耐久性を確保しつつ、図4に示されている荷重−撓み
特性図において、線形性が発揮される領域:Bの幅を広
くとって低動ばね領域を広げることができるのである。
【0043】また、本実施例のストラットマウント10
においては、取付金具12の外周縁部に形成されたスト
ッパ部16の外周面53が、或る程度の軸方向長さを有
する筒状面とされており、この外周面53と金属スリー
ブ28との径方向対向面間に、ゴム弾性体20が介装さ
れていることから、軸直角方向の耐荷重強度(剛性)や
耐久性も有利に確保され得るのである。
【0044】さらに、本実施例のストラットマウント1
0にあっては、軸方向両側に形成された当接突起26,
26が、それぞれ、ブラケット30に対して軸方向に当
接されて組み付けられていることから、振動荷重の入力
時にも、当接突起26のブラケット30への当接による
打音の発生が有利に防止され得るのである。
【0045】次に、図5及び図6には、本発明に係るス
トラットマウントにおいて好適に採用される取付金具お
よびストッパ部の別の具体例が示されている。
【0046】かかる取付金具54は、円板形状を呈して
おり、中央部分にショックアブソーバのロッド軸に挿通
固定される取付孔56が形成されている。また、この取
付金具54の外周縁部には、軸方向一方の側に突出する
係止突起58が、周方向に所定距離を隔てて四個形成さ
れている。なお、これらの係止突起58は、プレス成形
等によって形成され得る。
【0047】さらに、この取付金具54の外周縁部に円
環形状を呈する樹脂部材60が固着されている。また、
図5におけるVI−VI端面を示す図6では樹脂部材60の
全体形状が必ずしも明確でないが、かかる樹脂部材60
には、軸方向長さが長い高突部62と、軸方向長さが短
い低突部64とが、周方向に交互に位置して、それぞ
れ、4個づつ形成されている。なお、かかる樹脂部材6
0は、その成形キャビティ内に取付金具54を配置せし
めて射出成形を行うこと等によって、有利に形成され得
る。
【0048】そして、前記実施例と同様、かかる取付金
具54の外周部分にゴム弾性体が固着されることによ
り、樹脂部材60における高突部62および低突部64
の軸方向両側に、上側緩衝ゴム,下側緩衝ゴムおよび当
接突起が、それぞれ形成されることとなり、それによっ
て、目的とするストラットマウントが形成されるのであ
る。
【0049】このことから明らかなように、本実施例の
取付金具54においては、外周縁部に固着された樹脂部
材60によってストッパ部が構成されているのであり、
それによって、前記実施例と同様な効果が、何れも、有
効に発揮され得るのである。
【0050】しかも、本実施例の取付金具54において
は、樹脂材料によってストッパ部が形成されていること
から、軽量化および低コスト化が有利に図られ得るので
ある。そして、このような樹脂材料によってストッパ部
を形成すれば、重量やコストの大幅な悪化を伴うことな
く、容易に、ストッパ部の突出先端面の幅を大きく設定
することができるのであり、それによって、ゴム弾性体
における変形や応力の集中が一層有利に緩和されて、更
なる耐久性の向上が図られ得るといった利点もある。
【0051】また、本実施例では、取付金具54に形成
された係止突起58が樹脂部材60に係止されているこ
とから、取付金具54と樹脂部材60との周方向の滑り
が防止されるのであり、そのような相対的な滑りに起因
する耐久性の悪化等が問題となることもない。
【0052】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0053】例えば、前記実施例では、軸方向両側に当
接突起26が突出形成されていたが、要求される特性等
によっては、軸方向一方の側にだけ当接突起26を形成
しても良い。
【0054】また、高突部18と低突部19を有するス
トッパ部16も、軸方向一方の側にだけ形成しても良
い。
【0055】更にまた、当接突起26やストッパ部16
における高突部18(低突部19)の数は、何等限定さ
れるものではなく、更に、それら当接突起26またはス
トッパ部16における高突部18として、突出高さや大
きさが互いに異なるものを複数形成することにより、入
力荷重に対して非線形のばね特性を設定することも可能
である。
【0056】さらに、緩衝ゴム22,24や当接突起2
6の突出高さや大きさを、軸方向両側で互いに異ならせ
て、軸方向両側で異なるばね特性を付与することも可能
である。
【0057】また、緩衝ゴム22,24における当接突
起26が形成されていない突出先端面も、必ずしも平坦
面である必要はなく、当接突起26よりも低い高さの補
助当接突起を形成し、変位規制時における衝撃緩和や、
入力荷重に対する非線形のばね特性の設定等を図ること
もできる。
【0058】また、ゴム弾性体20の外周面に金属スリ
ーブ28を固着することなく、ゴム弾性体20をブラケ
ット等に対して直接に圧入等で固定して組み付けること
も可能である。
【0059】更にまた、緩衝ゴム22,24における当
接突起26の周方向両側部分に、径方向に延びる凹溝を
形成することも可能である。そして、それによって、当
接突起26の自由表面が拡大されると共に、ストッパ部
16の高突部18による拘束が軽減されて、当接突部2
6の低動ばね化による防振性能の向上が一層有利に達成
され得るのであり、また、大荷重入力時に当接突起26
が大きく変形された場合に、ストッパ部16の高突部1
8による拘束部位との境界部分となる当接突起26の周
方向両側部分への応力や変形の集中が緩和されて、ゴム
弾性体20の耐久性の更なる向上が図られ得るのであ
る。しかも、そのような凹溝を形成すれば、大荷重が入
力されて、当接突起26が形成されていない部分でも緩
衝ゴム22,24の先端面がブラケット30に対して当
接された場合でも、環状の緩衝ゴム22,24の内部空
間が、かかる凹溝を通じて外部空間に連通されることか
ら、該内部空間の密閉化による空気ばね作用に起因する
高動ばね化や、内部空間からの空気の加圧排出に起因す
る異音の発生等の不具合も効果的に防止され得るのであ
る。
【0060】更にまた、当接突起26の先端部がブラケ
ット等に当接しない状態で組み付けることも、勿論、可
能である。また、そのような場合には、実公昭62−4
6928号公報等に記載されているように、緩衝ゴム2
2,24の径方向外方に取付用の筒状ゴムを形成し、か
かる筒状ゴムを軸方向に重ね合わされる分割構造のブラ
ケットで挟み込んで組み付ける構造等が、好適に採用さ
れ得る。
【0061】さらに、取付金具54の外周縁部に固着さ
れた樹脂部材60によってストッパ部を構成する場合、
取付金具54における係止部としては、前記実施例の如
き係止突起58の他、係止凹部や係止孔等、各種の係止
構造が採用され得る。
【0062】また、前記実施例では、本発明に従う構造
とされたストラットマウント10を自動車の後輪のサス
ペンション機構に取り付けた場合の一具体例を示した
が、ベアリング機構を組み付けること等によって、前輪
のサスペンション機構に用いられるストラットマウント
にも、本発明が同様に適用され得ることは、勿論であ
る。
【0063】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのストラットマウント
を示す縦断面図であって、図2におけるI−I断面に相
当する図である。
【図2】図1に示されたストラットマウントの平面図で
ある。
【図3】図1に示されたストラットマウントの車両への
装着状態の一具体例を示す説明図である。
【図4】図1に示されたストラットマウントの荷重−撓
み特性を説明するためのグラフである。
【図5】本発明に係るストラットマウントにおいて好適
に用いられる取付金具の別の具体例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5に示された取付金具に対してストッパ部を
形成したものを示す縦断面図であって、図5におけるVI
−VI断面に相当する端面図である。
【符号の説明】
10 ストラットマウント 12,54 取付金具 16 ストッパ部 18,62 高突部 19,64 低突部 20 ゴム弾性体 22 上側緩衝ゴム 24 下側緩衝ゴム 26 当接突起 28 金属スリーブ 30 ブラケット 40 ショックアブソーバ 42 ロッド軸 44 車体 58 係止突起 60 樹脂部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバのロッド軸に取り付
    けられて、該ロッド軸の軸直角方向に広がる取付金具
    と、該取付金具の外周部分に固着されて、該取付金具の
    軸方向両側にそれぞれ所定高さで突出する環状の緩衝ゴ
    ムを形成するゴム弾性体とを備え、該ゴム弾性体が車体
    側に取り付けられることにより、ショックアブソーバを
    車体に対して防振支持せしめるストラットマウントにお
    いて、 前記取付金具の軸方向両側に突出形成された前記緩衝ゴ
    ムの少なくとも一方に、突出先端面から更に軸方向外方
    に突出する当接突起を周方向に所定距離を隔てて複数形
    成する一方、前記取付金具の外周部分に対して前記緩衝
    ゴム内に位置せしめられるストッパ部を形成し、該スト
    ッパ部の該緩衝ゴム内における軸方向の突出高さを周方
    向で変化せしめて、前記当接突起が形成された部分の突
    出高さを低くしたことを特徴とするストラットマウン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ゴム弾性体の外周面に金属スリーブ
    が加硫接着されている請求項1に記載のストラットマウ
    ント。
  3. 【請求項3】 前記ゴム弾性体に対して、車体側に取り
    付けられるブラケットが組み付けられると共に、前記緩
    衝ゴムに形成された当接突起の突出先端部が該ブラケッ
    トに当接されている請求項1又は2に記載のストラット
    マウント。
  4. 【請求項4】 前記取付金具の外周部分に樹脂部材が固
    着されることにより前記ストッパ部が形成されていると
    共に、かかる取付金具における該樹脂部材の固着部位に
    係止手段が設けられている請求項1乃至3の何れかに記
    載のストラットマウント。
  5. 【請求項5】 周方向に隣接する前記当接突起の間に位
    置して、該当接突起よりも低い高さで軸方向外方に突出
    する補助当接突起が、前記緩衝ゴムに形成されている請
    求項1乃至4の何れかに記載のストラットマウント。
  6. 【請求項6】 前記緩衝ゴムにおける前記当接突起の周
    方向両側部分に、径方向に延びる凹溝が形成されている
    請求項1乃至5の何れかに記載のストラットマウント。
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