JPH0726980U - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
磁気テープカートリッジInfo
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- JPH0726980U JPH0726980U JP6027993U JP6027993U JPH0726980U JP H0726980 U JPH0726980 U JP H0726980U JP 6027993 U JP6027993 U JP 6027993U JP 6027993 U JP6027993 U JP 6027993U JP H0726980 U JPH0726980 U JP H0726980U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャッタのカートリッジ本体への組み付けを
容易にする。 【構成】 カートリッジ本体1の開口部を開閉するシャ
ッタ41は、カートリッジ底面上をスライドする底壁部
53を有した下シャッタ51とカートリッジ上面上をス
ライドする上壁部60を有した上シャッタ部52との組
立体として構成し、前記上下のシャッタ部51,52が
それぞれ個別にカートリッジ本体1に装着可能で、かつ
前記カートリッジ本体1に装着した状態で上下のシャッ
タ部51,52を互いに連結固定する連結手段56,5
7,62,63を有している。
容易にする。 【構成】 カートリッジ本体1の開口部を開閉するシャ
ッタ41は、カートリッジ底面上をスライドする底壁部
53を有した下シャッタ51とカートリッジ上面上をス
ライドする上壁部60を有した上シャッタ部52との組
立体として構成し、前記上下のシャッタ部51,52が
それぞれ個別にカートリッジ本体1に装着可能で、かつ
前記カートリッジ本体1に装着した状態で上下のシャッ
タ部51,52を互いに連結固定する連結手段56,5
7,62,63を有している。
Description
【0001】
本考案は、上下一対のカートリッジハーフにより箱形を呈したカートリッジ本 体の磁気ヘッド挿入窓やピンチローラ進入用ポケットやハブ穴を、前記カートリ ッジ本体にスライド可能に取り付けられている薄板状のシャッタにより開閉可能 にした磁気テープカートリッジに関するものである。
【0002】
近年、磁気テープカートリッジとして、音楽や映像等の情報をディジタル信号 で記録するもので、一般には、ディジタル・コンパクト・カセット(DCC)と 呼ばれているものがある。この磁気テープカートリッジは、例えば図8乃至図1 0に示すような構成のものがある。 この磁気テープカートリッジは、図示のように、内部に磁気テープ等を収容し たカートリッジ本体1、該カートリッジ本体1にスライド自在に取り付けられる シャッタ2、前記カートリッジ本体1とシャッタ2との間に介装されてカートリ ッジ本体1に取り付けられたシャッタ2を一定方向に付勢するばね部材(スライ ダーばね)3等から構成されている。
【0003】 ここに前記カートリッジ本体1は、合成樹脂の射出成形により形成された上下 一対のカートリッジハーフ4,5により略箱形の外観を呈しており、その内部に は、磁気テープ(図示略)を巻回する一対のリールハブ6や該リールハブ6に巻 回された磁気テープの安定した走行を可能ならしめるためのガイドローラーその 他の部品が収容されている。 そして、カートリッジ底面となる前記下カートリッジハーフ4の底壁部7には 、ディジタル録音・再生装置等におけるテープ駆動シャフト(ハブ駆動シャフト )を前記リールハブ6に挿通させるためのハブ穴8や、前記ばね部材3を収容す るばね装着用凹部9や、カートリッジ左右方向(図8の矢印A方向)に延在して 前記シャッタ2のスライド方向を規制する底部ガイド溝10や、該底部ガイド溝 10上に突出して設けられて底部ガイド溝10に挿入された前記シャッタ2の端 縁を係止する底部係止片11などが形成されている。
【0004】 一方、図10に示すように、カートリッジ上面となる前記上カートリッジハー フ5の上壁部14には、前記底部ガイド溝10と同様にカートリッジ左右方向に 延在して前記シャッタ2のスライド方向を規制する上部ガイド溝15が形成され ている。また、前記上壁部14には、図示はしていないが、前記カートリッジ本 体1内部の各リールハブ6に巻回されている磁気テープ量を視認し得る透明な樹 脂製の窓が設けられている。
【0005】 また、図8に示すように、前記下カートリッジハーフ4および前記上カートリ ッジハーフ5の前壁部によって構成されるカートリッジ前面17は、情報の読み 書きのために前記カートリッジ本体1内に収容されている磁気テープ18が走行 する部分で、該カートリッジ前面17には、ディジタル録音・再生装置等の磁気 ヘッドが挿入される磁気ヘッド挿入窓19や、ディジタル録音・再生装置等のピ ンチローラが挿入されるピンチローラ進入用ポケット20,21が形成されてい る。 また、前記シャッタ2が前記下カートリッジハーフ4上および前記上カートリ ッジハーフ5上をスライドする範囲は、該シャッタ2を含めたカートリッジ表面 が平坦になるように、少なくとも該シャッタ2の板厚分に相応した段差が付与さ れている。
【0006】 前記シャッタ2は、保管時等に前記カートリッジ本体1の開口部からカートリ ッジ本体内に塵埃等が侵入することを防止し、また、取り扱いの際に前記磁気ヘ ッド挿入窓19や前記ピンチローラ進入用ポケット20に露呈している前記磁気 テープ18に不用意に手指等が触れて該磁気テープ18に汚損等が生じることを 防止するためのもので、図8に示すように、カートリッジ底面の前記ハブ穴8を 覆うための底壁部24と、カートリッジ前面の前記磁気ヘッド挿入窓19や前記 ピンチローラ進入用ポケット20,21を覆うための前壁部25および上壁部2 6とを備えた構成で、金属の薄板を折曲加工した一体構造となっている。
【0007】 また、図10に示すように、前記底壁部24の後端には、底壁部7の表面に沿 う水平方向に延出して前記底部ガイド溝10と底部係止片11との間に挿入され る水平フランジ部27が設けられ、前記上壁部26の後端には、前記上壁部14 の表面と直交する垂直方向に延出して前記上部ガイド溝15に挿入される垂直フ ランジ部28が設けられている。 また、前記底壁部24には、図8に示すように、前記ハブ穴8に対応するシャ フト挿通用開口29、前記ばね部材3から付勢力を受けるためのばね係合片30 、前記ハブ穴8を閉じたシャッタ閉塞状態のときに前記カートリッジ本体1内の リールハブ6の回転を阻止するハブ回転防止手段31等が備えられ、前記前壁部 25側には、前記磁気ヘッド挿入窓19に対応するヘッド挿入用開口33や前記 ピンチローラ進入用ポケット21に対応したピンチローラ用開口34などが備え られている。
【0008】 前記シャッタ2は、前記底壁部24および前記上壁部26等の一部を弾性変形 させて前記カートリッジ本体1に装着し、前記水平フランジ部27および前記垂 直フランジ部28を所定の前記溝10,15に係合させることによって、該カー トリッジ本体1からの脱落が防止される。
【0009】 図9には、前記シャッタ2を前記カートリッジ本体1に装着した状態を示して いる。図示のように、前記ばね部材3の一端が前記ばね係合片30に係合し、デ ィジタル録音・再生装置等に装着しない状態では、前記ばね部材3の付勢力によ って矢印D方向に付勢されて、前記シャッタ2がカートリッジ本体上の開口部を 閉じた状態になっている。ディジタル録音・再生装置等には、前記シャッタ2を 前記ばね部材3の付勢力に抗して矢印E方向に移動させるシャッタ開放装置が装 備されていて、磁気テープカートリッジをディジタル録音・再生装置等に装着す ることにより、前記シャッタ2のシャフト挿通用開口29がカートリッジ本体1 のハブ穴8に合致するように該シャッタ2の移動操作がなされて、前記磁気ヘッ ド挿入窓19や前記ピンチローラ進入用ポケット20,21が開放したシャッタ 開放状態となる。
【0010】 なお、ハブつめ37が突設された外側のハブ内周部上には、図示しない回り止 め用内歯が形成されており、前記シャッタ2が閉じた状態において、 前記 ハブ回転防止手段31はその先端部分が前記回り止め用内歯に係合することによ り、前記リールハブ6の回転を阻止することができる。
【0011】
ところで、図10からも明らかなように、前記シャッタ2における前記水平フ ランジ部27と前記垂直フランジ部28との間の間隙S1は、該シャッタ2がス ライドする前記カートリッジ本体1の厚さT1よりも小さい。 そのため、図示の如く前記底壁部24,前記前壁部25,前記上壁部26が一 体形成された従来の前記シャッタ2は、前述したように、前記水平フランジ部2 7と前記垂直フランジ部28との間隙が広がるように該底壁部24および該上壁 部26等の一部を弾性変形させて、前記カートリッジ前面側から前記カートリッ ジ本体1に装着する。
【0012】 しかし、前記シャッタ2の底壁部24には前記ばね係合片30や前記ハブ回転 防止手段31等が突出しているため、前記カートリッジ本体1への装着時に、こ れらの突出部が前記カートリッジ前面17や外面に引っ掛かる等の不都合が生じ 、不良品の発生頻度が高く、該シャッタ2の組み付け作業が難航する結果、磁気 テープカートリッジの生産性の向上が困難になるという問題があった。 そこで、前記シャッタ2の装着を容易にすべく、該シャッタ2の前記寸法S1 を大きく設定し過ぎると、ガタ付きが大きくなりスライド性にも問題が発生して しまう。
【0013】 そこで、本考案の目的は上記課題を解消することにあり、シャッタをカートリ ッジ本体に組み付ける場合に、シャッタからカートリッジ本体側に突出している ハブ回転防止手段等のためにシャッタの組み付け作業が難航するという不都合が なく、容易かつ迅速にシャッタをカートリッジ本体に組み付けることができ、磁 気テープカートリッジの生産性の向上を図ることのできる磁気テープカートリッ ジを提供することである。
【0014】
本考案の上記目的は、上下一対のカートリッジハーフによりカートリッジ本体 の内部に磁気テープを巻回する一対のリールハブを収容するとともに、前記リー ルハブに巻回されている磁気テープが走行するカートリッジ前面には磁気ヘッド 挿入窓およびピンチローラ進入用ポケットを備えており、前記カートリッジ本体 にスライド可能に取り付けられて、前記カートリッジ本体のハブ穴および前記カ ートリッジ前面の開口部分を開閉する薄板部材製のシャッタを備えた磁気テープ カートリッジにおいて、前記シャッタは、カートリッジ底面上をスライドする底 壁部を有した下シャッタ部とカートリッジ上面上をスライドする上壁部を有した 上シャッタ部との組立体として構成され、前記下シャッタ部と上シャッタ部とが 個別にカートリッジ本体に装着可能で、かつ前記カートリッジ本体に装着した状 態で下シャッタ部と上シャッタ部とを互いに連結固定する連結手段が設けられて いることを特徴とする磁気テープカートリッジにより達成される。
【0015】 また、前記下シャッタ部は前記磁気ヘッド挿入窓およびピンチローラ進入用ポ ケットが形成された前壁部を有し、該前壁部にはカートリッジ厚み方向に沿った 係止片挿通溝が表裏両側に複数設けられていると共に該係止片挿通溝に係止穴が 設けられており、前記上シャッタ部は前記係止穴に係合する係止突起を有して前 記係止片挿通溝内に入り込むように張り出した係止片が設けられており、前記係 止穴と前記係止突起とが係合して連結固定された構成、さらには、前記上シャッ タ部は前記磁気ヘッド挿入窓およびピンチローラ進入用ポケットが形成された前 壁部を有し、かつ該前壁部の縁部には前記シャッタ部の上壁部に沿うように張り 出した支持片に係止爪を備えてなり、前記下シャッタ部は前記係止爪が嵌通可能 なスリットが設けられており、前記スリットに前記係止爪が挿通されてかしめら れて連結固定された構成によっても上記目的を達成することができる。
【0016】
以下、本考案の実施態様について図面を参照して詳細に説明する。 図1乃至図4は、本考案に係る磁気テープカートリッジの一実施態様を示した ものである。この実施態様の磁気テープカートリッジは、音楽や映像等の情報を ディジタル信号で記録するディジタル・コンパクト・カセット(DCC)であり 、図示のように、内部に磁気テープ等を収容したカートリッジ本体1、該カート リッジ本体1にスライド自在に取り付けられるシャッタ41、前記カートリッジ 本体1と前記シャッタ41との間に介装されて該シャッタ41を一定方向に付勢 するばね部材(スライダーばね)3等から構成されている。
【0017】 前記カートリッジ本体1および前記ばね部材3は、図8に示した従来のものと 同一である。即ち、前記カートリッジ本体1は、合成樹脂の射出成形により形成 された上下一対のカートリッジハーフ4,5により略箱形の外観を呈しており、 その内部には、磁気テープ18を巻回する一対のリールハブ6や該リールハブ6 に巻回された該磁気テープ18の安定した走行を可能ならしめるためのガイドロ ーラーその他の部品が収容されている。 そして、カートリッジ底面となる前記下カートリッジハーフ4の底壁部7には 、ディジタル録音・再生装置等におけるテープ駆動シャフト(ハブ駆動シャフト )を前記リールハブ6に挿通させるためのハブ穴8や、前記ばね部材3を収容す るばね装着用凹部9や、カートリッジ左右方向(図1の矢印J方向)に延在して 前記シャッタ41のスライド方向を規制する底部ガイド溝10や、該底部ガイド 溝10上に突出して設けられて底部ガイド溝10に挿入された前記シャッタ41 の端縁を係止する底部係止片11などが形成されている。
【0018】 一方、図3および図4に示すように、カートリッジ上面となる前記上カートリ ッジハーフ5の上壁部14には、前記底部ガイド溝10と同様にカートリッジ左 右方向に延在して前記シャッタ41のスライド方向を規制する上部ガイド溝15 が形成されている。また、図4に示すように、前記上カートリッジハーフ5の上 壁部14には、カートリッジ本体内部の前記各リールハブ6に巻回されている磁 気テープ量を視認し得る透明な樹脂製の窓42が設けられている。
【0019】 また、図1および図4に示すように、前記下カートリッジハーフ4および前記 上カートリッジハーフ5の前壁部によって構成されるカートリッジ前面17は、 情報の読み書きのために前記磁気テープ18が走行する部分で、該カートリッジ 前面17には、ディジタル録音・再生装置等の磁気ヘッド44が挿入される磁気 ヘッド挿入窓19や、ディジタル録音・再生装置等のピンチローラ45,46や キャプスタン48,49が挿入されるピンチローラ進入用ポケット20,21が 形成されている。 また、前記下カートリッジハーフ4および前記上カートリッジハーフ5には、 前記シャッタ41がスライドする範囲において該シャッタ41を含めたカートリ ッジ表面が平坦になるように、該シャッタ41の板厚分に相応した段差(へこみ )が付与されている。
【0020】 前記シャッタ41は、保管時等に前記カートリッジ本体1の開口部からカート リッジ本体内に塵埃等が侵入することを防止し、また、取り扱いの際に前記磁気 ヘッド挿入窓19や前記ピンチローラ進入用ポケット20に露呈している前記磁 気テープ18に不用意に手指等が触れて該磁気テープ18に汚損等が生じること を防止するためのもので、図1に示すように、下シャッタ部51と上シャッタ部 52との組立体として構成されている。 前記下シャッタ部51は、金属の薄板部材の打抜き・折曲により一体形成され たもので、図示のように、前記ハブ穴8を覆うためにカートリッジ底面上をスラ イドする底壁部53と、該底壁部53の前端から垂直に延出して設けられ前記磁 気ヘッド挿入窓19や前記ピンチローラ進入用ポケット20,21を覆うために カートリッジ前面をスライドする前壁部54とを備えた構成である。
【0021】 ここに、前記底壁部53には、前記ハブ穴8に対応するシャフト挿通用開口2 9、前記ばね部材3から付勢力を受けるための前記ばね係合片30、前記ハブ穴 8を閉じたシャッタ閉塞状態のときに前記カートリッジ本体1内のリールハブ6 の回転を阻止するハブ回転防止手段31等が備えられている。そして、この底壁 部53の後端には、図3に示すように、底壁部7の表面に沿う水平方向に延出し て前記底部ガイド溝10と底部係止片11との間に挿入される水平フランジ部2 7が設けられている。前記シャフト挿通用開口29,ばね係合片30,ハブ回転 防止手段31,水平フランジ部27等は、いずれも、図8に示したものと同一構 成のため、説明は省略する。
【0022】 一方、前記前壁部54には、前記磁気ヘッド挿入窓19に対応する前記ヘッド 挿入用開口33や前記ピンチローラ進入用ポケット21に対応したピンチローラ 用開口34などが形成されるとともに、前記カートリッジ本体1に装着した状態 で前記下シャッタ部51と前記上シャッタ部52とを互いに連結固定する連結手 段としての係止片嵌合部56,57が形成されている。前記ヘッド挿入用開口3 3,前記ピンチローラ用開口34は、図8に示した従来のものと同一である。
【0023】 前記係止片嵌合部56は、図5に示すように、プレス加工等により、前記前壁 部54上に前壁部54の上下方向(カートリッジ本体1の厚さ方向)に沿う一定 幅の係止片挿通溝58を形成したもので、該係止片挿通溝58に臨む壁部には、 係止突起が係合する係合穴59が形成された構成となっている。この係止片嵌合 部56は、前壁部54の両側に設けられている。また、前記係止片嵌合部57は 、前壁部54上における打出し方向が異なるだけで、係止片挿通溝58および係 合穴59を備えた構成は同一である。
【0024】 前記上シャッタ部52は、金属の薄板部材の打抜き・折曲加工によって、カー トリッジ上面上をスライドする上壁部60と、前記カートリッジ本体1に装着し た状態で下シャッタ部51と上シャッタ部52とを互いに連結固定する連結手段 としての係止片62,63と一体形成したものである。 前記上壁部60の後端には、図1および図3に示すように、前記カートリッジ 本体1の上壁部14の表面と直交する垂直方向に延出して前記上部ガイド溝15 に挿入される垂直フランジ部28が設けられている。また、前記係止片62,6 3は、上壁部60の前端から垂直に延出した前記係止片嵌合部56,57の係止 片挿通溝58を挿通する帯上の支柱で、図5に示すように、係止片嵌合部56, 57の係合穴59に係合して抜けを防止する係止突起65を有している。 ただし、係止片嵌合部56と係止片嵌合部57とでは、突出方向が逆になって いることから、対応する係止片62と係止片63においても、係止突起65の突 出方向が逆向きになっている。
【0025】 以上の構成によれば、前記下シャッタ部51と前記上シャッタ部52とは個別 に前記カートリッジ本体1に装着可能で、図1に示すように、該下シャッタ部5 1は前記水平フランジ部27側を下に傾斜した状態で該水平フランジ部27を前 記底部ガイド溝10に差込んでそのまま前記底壁部7に被せることによって、前 記ハブ回転防止手段31を前記カートリッジ本体1のカートリッジ前面17に引 っ掛けることなく、簡単に装着することができる。 また、前記上シャッタ部52にしても、前記カートリッジ本体1の上部ガイド 溝15に前記垂直フランジ部28が入るように、そのまま前記上壁部14に被せ るだけで、簡単に装着することができる。そして、前記下シャッタ部51,前記 上シャッタ部52を前記カートリッジ本体1に装着した場合に、前記上シャッタ 部52の係止片62,63が前記下シャッタ部51の係止片嵌合部56,57に 挿通し、前記各係止片62,63の係止突起65が前記各係止片嵌合部56,5 7の係合穴59に係合することによって、前記カートリッジ本体1に装着された 前記下シャッタ部51と前記上シャッタ部52とが互いに連結固定されて、一体 化した前記シャッタ41となる。
【0026】 従って、前記シャッタ41は前記カートリッジ本体1への組み付け時に前記ハ ブ回転防止手段31等と内方側への突出部分がカートリッジ前面や外面に干渉す るという従来の不都合の発生を回避するこが可能になり、容易かつ迅速に該シャ ッタ41をカートリッジ本体に組み付けることが可能になり、磁気テープカート リッジの生産性の向上を図ることが可能になる。また、前記シャッタ41はその 組み付けが容易になることで、前記カートリッジ本体1との寸法差を小さく設定 することができ、該カートリッジ本体1に対するガタ付きを少なくすることがで きる。
【0027】 なお、図3に示すように、上下の前記シャッタ部51,52が一体化した前記 シャッタ41は、該下シャッタ部51の水平フランジ部27と前記カートリッジ 本体1の底部ガイド溝10との係合、および該上シャッタ部52の垂直フランジ 部28と前記カートリッジ本体1の上部ガイド溝15との係合により、前記カー トリッジ本体1に対してカートリッジ左右方向にスライド可能で、前記ばね部材 3により、前記磁気ヘッド挿入窓19および前記ピンチローラ進入用ポケット2 0,21を閉塞する方向に付勢された状態に維持される。
【0028】 図2は前記シャッタ41を前記カートリッジ本体1に装着した状態の磁気テー プカートリッジの底面図を示している。図示のように、前記ばね部材3の一端が 前記ばね係合片30に係合し、ディジタル録音・再生装置等に装着しない状態で は、前記ばね部材3の付勢力によって矢印K方向に付勢されて、前記シャッタ4 1が前記カートリッジ本体1上の開口部を閉じたシャッタ閉塞状態になっている 。ディジタル録音・再生装置等には、前記シャッタ41を前記ばね部材3の付勢 力に抗して矢印L方向に移動させるシャッタ開放装置が装備されていて、ディジ タル録音・再生装置等に装着することにより、前記シャッタ41のシャフト挿通 用開口29がカートリッジ本体1のハブ穴8に合致するように該シャッタ41の 移動操作がなされて、前記磁気ヘッド挿入窓19や前記ピンチローラ進入用ポケ ット20,21が開放したシャッタ開放状態となる。図4は、シャッタ開放状態 の時における前記シャッタ41の位置を示した磁気テープカートリッジの上面図 である。
【0029】 また図6および図7は、本考案に係る磁気テープカートリッジのシャッタの他 の実施態様を示したものである。なお、以下の説明では、従来と同一の構成、あ るいは前記実施態様と同一の構成には、共通の符号を付けることによって、説明 の省略する。
【0030】 この他の実施態様の場合は、シャッタ70は、保管時等にカートリッジ本体1 の開口部からカートリッジ本体1内に塵埃等が侵入することを防止し、また、取 り扱いの際に磁気ヘッド挿入窓19やピンチローラ進入用ポケット20に露呈し ている磁気テープ18に不用意に手指等が触れて磁気テープ18に汚損等が生じ ることを防止するためのもので、図6に示すように、下シャッタ部71と上シャ ッタ部72との組立体として構成され、かつ、それぞれの下シャッタ部71およ び上シャッタ部72が金属の薄板部材の打抜き・折曲により一体成形されている 点は一実施態様と共通している。
【0031】 ただし、前記下シャッタ部71は、前記ハブ穴8を覆うためにカートリッジ底 面上をスライドする底壁部73と、前記カートリッジ本体1に装着した状態で前 記下シャッタ部71と前記上シャッタ部72とを互いに連結固定する連結手段と して前記底壁部73の前端部に形成された3対のスリット74とを備えた構成と されている。
【0032】 また、前記上シャッタ部72は、前記磁気ヘッド挿入窓19や前記ピンチロー ラ進入用ポケット20,21を覆うためにカートリッジ前面をスライドする前壁 部75と、この前壁部75の下端に垂直に連なりカートリッジ上面をスライドす る上壁部76と、前記カートリッジ本体1に装着した状態で下シャッタ部71と 上シャッタ部72とを互いに連結固定する連結手段としての係止爪77とを備え た構成とされている。
【0033】 前記係止爪77は、前記前壁部75の下端部(図6,図7では上端)から水平 に延出した支持片78の両側に立設したもので、前記スリット74に挿通させた 後に、図7に示すように、前記底壁部73の上に突出した部分を折り曲げること によって、前記下シャッタ部71と前記上シャッタ部72とを連結固定した状態 にする。
【0034】 この他の実施態様の場合も、前記下シャッタ部71と前記上シャッタ部72と は個別に前記カートリッジ本体1に装着可能で、ハブ回転防止手段31等を前記 カートリッジ本体1のカートリッジ前面17に引っ掛けることなく、簡単に装着 することができる。そして、前記下シャッタ部71,前記上シャッタ部72を前 記カートリッジ本体1に装着した場合に、該上シャッタ部72の係止爪77が該 下シャッタ部71のスリット74に挿通し、該下シャッタ部71から突出した係 止爪77を加締めることによって、前記カートリッジ本体1に装着された前記下 シャッタ部71と前記上シャッタ部72とが互いに連結固定されて、一体化した 前記シャッタ70となる。
【0035】 従って、図1乃至図5に示した実施態様の場合と同様に、前記シャッタ70を 前記カートリッジ本体1へ組み付ける際に前記ハブ回転防止手段31等がカート リッジ前面に干渉するという不都合の発生を回避するこが可能になり、容易かつ 迅速に前記シャッタ70を前記カートリッジ本体1に組み付けることが可能にな り、磁気テープカートリッジの生産性の向上を図ることが可能になる。
【0036】 なお、以上の実施態様では、いずれも、シャッタを2つのシャッタ部の組立体 としたが、分割数は上記実施態様のものに限定するものではなく、3つ以上のシ ャッタ部の組立体とすることも可能である。また、構成しているシャッタ部相互 を連結固定する連結手段も上記実施態様に限定するものではなく、公知の種々の 連結技術を応用することも可能である。
【0037】 また、以上の実施態様では、理解を容易にするために、例えば、前記係止片嵌 合部56,57の係止片挿通溝58の深さや、前記係止片62あるいは前記係止 爪77の板厚を誇張して表示したが、実際は、シャッタとして使用される薄板部 材の板厚は極めて薄く、連結手段の係合部等に目立った凹凸が生じるようなこと はない。
【0038】
以上述べたように、本考案の磁気テープカートリッジは、カートリッジ本体に 組み付けるシャッタは下シャッタと上シャッタとが別体に形成されていて、シャ ッタのカートリッジ本体への組み付けは、これらの下シャッタと上シャッタとを 個別にカートリッジ本体に装着して、その後に連結手段でこれら下シャッタと上 シャッタとを連結固定するように構成されている。 従って、ハブ回転防止手段等の突起が装備される下シャッタは、ハブ回転防止 手段の突出方向に沿ってカートリッジ底面に被せるようにしてカートリッジ本体 に組み付けることができるので、組み付け時にハブ回転防止手段等がカートリッ ジ前面に干渉するという従来の不都合の発生を回避するこが可能になり、シャッ タのカートリッジ本体に対する寸法差を小さく設定できてスライド性の向上を図 ることができるだけでなく、容易かつ迅速にシャッタをカートリッジ本体に組み 付けることが可能になり、磁気テープカートリッジの生産性の向上を図ることが 可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施態様の底面側から見た分解斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の一実施態様の底面図である。
【図3】図2のI−I線に沿う断面図である。
【図4】本考案の一実施態様の上面図である。
【図5】本考案の一実施態様のシャッタの要部の構成を
示す拡大斜視図である。
示す拡大斜視図である。
【図6】本考案の他の実施態様のシャッタの要部の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】本考案の他の実施態様のハブ回転防止手段の取
り付け構造の説明図である。
り付け構造の説明図である。
【図8】従来の磁気テープカートリッジの斜視図であ
る。
る。
【図9】図8の磁気テープカートリッジの底面図であ
る。
る。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である。
1 カートリッジ本体 3 ばね部材 4 下カートリッジハーフ 5 上カートリッジハーフ 6 リールハブ 8 ハブ穴 18 磁気テープ 19 磁気ヘッド挿入窓 20,21 ピンチローラ進入用ポケット 31 ハブ回転防止手段 41,70 シャッタ 51,71 下シャッタ部 52,72 上シャッタ部 53,73 底壁部 54,75 前壁部 56,57 係止片嵌合部 60,76 上壁部 62 係止片 74 スリット 77 係止爪
Claims (3)
- 【請求項1】 上下一対のカートリッジハーフによりカ
ートリッジ本体の内部に磁気テープを巻回する一対のリ
ールハブを収容するとともに、前記リールハブに巻回さ
れている磁気テープが走行するカートリッジ前面には磁
気ヘッド挿入窓およびピンチローラ進入用ポケットを備
えており、前記カートリッジ本体にスライド可能に取り
付けられて、前記カートリッジ本体のハブ穴および前記
カートリッジ前面の開口部分を開閉する薄板部材製のシ
ャッタを備えた磁気テープカートリッジにおいて、 前記シャッタは、カートリッジ底面上をスライドする底
壁部を有した下シャッタ部とカートリッジ上面上をスラ
イドする上壁部を有した上シャッタ部との組立体として
構成され、前記下シャッタ部と上シャッタ部とが個別に
カートリッジ本体に装着可能で、かつ前記カートリッジ
本体に装着した状態で下シャッタ部と上シャッタ部とを
互いに連結固定する連結手段が設けられていることを特
徴とする磁気テープカートリッジ。 - 【請求項2】 前記下シャッタ部は前記磁気ヘッド挿入
窓およびピンチローラ進入用ポケットが形成された前壁
部を有し、該前壁部にはカートリッジ厚み方向に沿った
係止片挿通溝が表裏両側に複数設けられていると共に該
係止片挿通溝に係止穴が設けられており、前記上シャッ
タ部は前記係止穴に係合する係止突起を有して前記係止
片挿通溝内に入り込むように張り出した係止片が設けら
れており、前記係止穴と前記係止突起とが係合して連結
固定されたことを特徴とする請求項1の磁気テープカー
トリッジ。 - 【請求項3】 前記上シャッタ部は前記磁気ヘッド挿入
窓およびピンチローラ進入用ポケットが形成された前壁
部を有し、かつ該前壁部の縁部には前記シャッタ部の上
壁部に沿うように張り出した支持片に係止爪を備えてな
り、前記下シャッタ部は前記係止爪が嵌通可能なスリッ
トが設けられており、前記スリットに前記係止爪が挿通
されてかしめられて連結固定されたことを特徴とする請
求項1の磁気テープカートリッジ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027993U JPH0726980U (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 磁気テープカートリッジ |
| EP94115376A EP0646918A3 (en) | 1993-09-30 | 1994-09-29 | Magnetic tape cassette with sliding closure. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027993U JPH0726980U (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 磁気テープカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726980U true JPH0726980U (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=13137555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6027993U Pending JPH0726980U (ja) | 1993-09-30 | 1993-10-14 | 磁気テープカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726980U (ja) |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP6027993U patent/JPH0726980U/ja active Pending
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