JPH07270081A - 溶融金属収容体の内張り耐火物構造 - Google Patents
溶融金属収容体の内張り耐火物構造Info
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- JPH07270081A JPH07270081A JP6383894A JP6383894A JPH07270081A JP H07270081 A JPH07270081 A JP H07270081A JP 6383894 A JP6383894 A JP 6383894A JP 6383894 A JP6383894 A JP 6383894A JP H07270081 A JPH07270081 A JP H07270081A
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は溶融金属収容体の内張り耐火物構造
に関し、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内側の内張り耐火
物に凹状の空気層を形成して耐熱性を持たせ、鉄皮の寿
命を伸ばすことを目的とする。 【構成】 本発明による溶融金属収容体の内張り耐火物
構造は、鉄皮(5)の内側に設けられた内張り耐火物(7)に
凹状の空気層(10,8Ba,8Aa)を形成することにより、溶鋼
の鉄皮(5)への伝熱を防止し、鉄皮(5)の変形防止及びこ
の変形による鉄皮取替え、補修頻度の低減を得るように
した構成である。
に関し、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内側の内張り耐火
物に凹状の空気層を形成して耐熱性を持たせ、鉄皮の寿
命を伸ばすことを目的とする。 【構成】 本発明による溶融金属収容体の内張り耐火物
構造は、鉄皮(5)の内側に設けられた内張り耐火物(7)に
凹状の空気層(10,8Ba,8Aa)を形成することにより、溶鋼
の鉄皮(5)への伝熱を防止し、鉄皮(5)の変形防止及びこ
の変形による鉄皮取替え、補修頻度の低減を得るように
した構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属収容体の内張
り耐火物構造に関し、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内側
の内張り耐火物に凹状の空気層を形成して耐熱性を持た
せ、鉄皮の寿命を伸ばすための新規な改良に関する。
り耐火物構造に関し、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内側
の内張り耐火物に凹状の空気層を形成して耐熱性を持た
せ、鉄皮の寿命を伸ばすための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられているこの種の転炉、脱
ガス槽、取鍋、タンディッシュ等溶融金属処理をする窯
炉または溶融金属を受ける容器等からなる溶融金属収容
体の内張りは、通常鉄皮の内側に1層以上の内張り耐火
物が施工されている。この内張り耐火物は、溶融金属の
熱や、その上にある溶融した酸化物であるスラグの化学
的反応により損耗し、ある期間で張り変えられる。これ
らの炉または容器は、高温の溶融金属を取り扱うため、
耐火物内面から伝達する熱により、外殻を構成する鉄皮
が高温になり、熱歪みにより鉄皮が変形したり、歪みの
繰り返しによりついには亀裂がはいる。一般に鉄皮は3
50〜400℃以上になると、小さい応力でも変形する
クリープ現象が発生し、またこのような高温で長時間使
用すると組織が脆弱化し、亀裂が発生する。したがっ
て、これらの対策として、内張り耐火物を施工する段階
で、断熱性の高いレンガ、シート、ボード等断熱耐火物
を施工する方法が採られていた。
ガス槽、取鍋、タンディッシュ等溶融金属処理をする窯
炉または溶融金属を受ける容器等からなる溶融金属収容
体の内張りは、通常鉄皮の内側に1層以上の内張り耐火
物が施工されている。この内張り耐火物は、溶融金属の
熱や、その上にある溶融した酸化物であるスラグの化学
的反応により損耗し、ある期間で張り変えられる。これ
らの炉または容器は、高温の溶融金属を取り扱うため、
耐火物内面から伝達する熱により、外殻を構成する鉄皮
が高温になり、熱歪みにより鉄皮が変形したり、歪みの
繰り返しによりついには亀裂がはいる。一般に鉄皮は3
50〜400℃以上になると、小さい応力でも変形する
クリープ現象が発生し、またこのような高温で長時間使
用すると組織が脆弱化し、亀裂が発生する。したがっ
て、これらの対策として、内張り耐火物を施工する段階
で、断熱性の高いレンガ、シート、ボード等断熱耐火物
を施工する方法が採られていた。
【0003】例えば、90トンの溶鋼を処理する従来の
転炉(図示せず)の場合、炉の上部である炉頂部につい
ては鉄皮を水を媒体として冷却を実施しているが、炉の
中部以下を冷却を施していない。炉腹部の内張り耐火物
の施工厚みは、鉄皮側から焼成マグネシア質のパーマレ
ンガ114mm、不焼成マグネシアカーボンレンガ質の
ワークレンガが688mmとなっており、特にこの部位
の鉄皮温度が炉の初期で400℃、内張り耐火物が損耗
した炉末期においては500℃近くに上昇している。一
方、炉の下部である炉床部は耐火物レンガの施工が3層
構造になっているため、鉄皮温度の上昇は350℃以下
である。このため、鉄皮変形は著しく、変形速度は2.
00〜5.3×10-3mm/chとなっており、特に熱
負荷の高い出鋼側においては5.00〜5.34×10-3
mm/chと装入側に比べて約2倍程度の変形速度にな
っている。
転炉(図示せず)の場合、炉の上部である炉頂部につい
ては鉄皮を水を媒体として冷却を実施しているが、炉の
中部以下を冷却を施していない。炉腹部の内張り耐火物
の施工厚みは、鉄皮側から焼成マグネシア質のパーマレ
ンガ114mm、不焼成マグネシアカーボンレンガ質の
ワークレンガが688mmとなっており、特にこの部位
の鉄皮温度が炉の初期で400℃、内張り耐火物が損耗
した炉末期においては500℃近くに上昇している。一
方、炉の下部である炉床部は耐火物レンガの施工が3層
構造になっているため、鉄皮温度の上昇は350℃以下
である。このため、鉄皮変形は著しく、変形速度は2.
00〜5.3×10-3mm/chとなっており、特に熱
負荷の高い出鋼側においては5.00〜5.34×10-3
mm/chと装入側に比べて約2倍程度の変形速度にな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の溶融金属収容体
の内張り耐火物構造は、以上のように構成されているた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、これら
の対策では内張り耐火物の施工厚みが厚くなり容器自体
の重量が重くなり、これを支える外殻の鉄皮構造を強靭
なものとする必要が生じることになったり、多層の耐火
物を施工することにより耐火物の原価が上がることにな
っていた。更に、溶融金属を処理する炉は、寿命の延長
を図るために、内張りレンガの損耗の小さいマグネシア
・カーボン系、マグネシア・ドロマイト系、スピネルカ
ーボン系のれんがが使用され、耐用面では優れている
が、熱伝導率が高いため、炉体が新しく損耗の少ない時
には炉体冷却方式では過冷却となり、また損耗が進んで
内張りレンガが薄くなると、転炉等に鉄皮冷却をステー
ブで行う場合、冷却水が少量の場合には蒸気化したり、
ステーブが溶損して炉内に冷却水が漏れる危険性があっ
た。
の内張り耐火物構造は、以上のように構成されているた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、これら
の対策では内張り耐火物の施工厚みが厚くなり容器自体
の重量が重くなり、これを支える外殻の鉄皮構造を強靭
なものとする必要が生じることになったり、多層の耐火
物を施工することにより耐火物の原価が上がることにな
っていた。更に、溶融金属を処理する炉は、寿命の延長
を図るために、内張りレンガの損耗の小さいマグネシア
・カーボン系、マグネシア・ドロマイト系、スピネルカ
ーボン系のれんがが使用され、耐用面では優れている
が、熱伝導率が高いため、炉体が新しく損耗の少ない時
には炉体冷却方式では過冷却となり、また損耗が進んで
内張りレンガが薄くなると、転炉等に鉄皮冷却をステー
ブで行う場合、冷却水が少量の場合には蒸気化したり、
ステーブが溶損して炉内に冷却水が漏れる危険性があっ
た。
【0005】この様に、熱伝導率の良い内張レンガでは
炉の外殻を形成する鉄皮を冷却しても、操業条件によっ
て冷却効果がことなるため鉄皮には大きな熱歪みを与え
るために歪みの大きい箇所の鉄皮は安全性から早期に取
り替え修理をする必要があった。また、冷却をしない取
鍋等の容器においては前述したように耐火物の施工厚み
が厚くするといった対策が講じられていた。
炉の外殻を形成する鉄皮を冷却しても、操業条件によっ
て冷却効果がことなるため鉄皮には大きな熱歪みを与え
るために歪みの大きい箇所の鉄皮は安全性から早期に取
り替え修理をする必要があった。また、冷却をしない取
鍋等の容器においては前述したように耐火物の施工厚み
が厚くするといった対策が講じられていた。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに、なされたもので、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内
側の内張り耐火物に凹部を形成して断熱性を持たせ、鉄
皮の寿命を伸ばすようにした溶融金属収容体の内張り耐
火物構造を提供することを目的とする。
めに、なされたもので、特に、転炉や取鍋等の鉄皮の内
側の内張り耐火物に凹部を形成して断熱性を持たせ、鉄
皮の寿命を伸ばすようにした溶融金属収容体の内張り耐
火物構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による溶融金属収
容体の内張り耐火物構造は、鉄皮の内側に設けられた内
張り耐火物に凹状の空気層が形成されている構成であ
る。
容体の内張り耐火物構造は、鉄皮の内側に設けられた内
張り耐火物に凹状の空気層が形成されている構成であ
る。
【0008】さらに詳細には、前記内張り耐火物はパー
マレンガとワークレンガよりなり、前記凹状の空気層は
前記ワークレンガに設けられている構成である。
マレンガとワークレンガよりなり、前記凹状の空気層は
前記ワークレンガに設けられている構成である。
【0009】さらに詳細には、前記内張り耐火物はパー
マレンガとワークレンガよりなり、前記凹状の空気層は
前記パーマレンガに設けられている構成である。
マレンガとワークレンガよりなり、前記凹状の空気層は
前記パーマレンガに設けられている構成である。
【0010】さらに詳細には、前記内張り耐火物は前記
鉄皮の底部に位置する敷部よりなり、この敷部には前記
凹状の空気層が設けられている構成である。
鉄皮の底部に位置する敷部よりなり、この敷部には前記
凹状の空気層が設けられている構成である。
【0011】さらに詳細には、前記内張り敷部の下部に
設けられた敷部用パーマレンガには前記凹状の空気層が
設けられている構成である。
設けられた敷部用パーマレンガには前記凹状の空気層が
設けられている構成である。
【0012】
【作用】本発明による溶融金属収容体の内張り耐火物構
造においては、鉄皮の内側に設けられた内張り耐火物を
構成するパーマレンガ、ワークレンガ、敷部及び敷部用
パーマレンガの何れかに凹状の空気層が設けられている
ため、この凹状の空気層内の空隙内の空気層により熱伝
導率が従来よりも大幅に低減され、この内張り耐火物を
介して鉄皮に伝導する熱量が大幅に少なくなり、鉄皮の
変形の防止及び鉄皮変形に伴う鉄皮の取替え補修頻度の
低減を達成することができる。
造においては、鉄皮の内側に設けられた内張り耐火物を
構成するパーマレンガ、ワークレンガ、敷部及び敷部用
パーマレンガの何れかに凹状の空気層が設けられている
ため、この凹状の空気層内の空隙内の空気層により熱伝
導率が従来よりも大幅に低減され、この内張り耐火物を
介して鉄皮に伝導する熱量が大幅に少なくなり、鉄皮の
変形の防止及び鉄皮変形に伴う鉄皮の取替え補修頻度の
低減を達成することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明による溶融金属収容
体の内張り耐火物構造の好適な実施例について詳細に説
明する。まず、図1及び図2に示す構成は、溶融金属収
容体としての転炉を示すもので、この転炉1は、その高
さ方向において炉頂部2、炉腹部3及び炉床部4から構
成されており、この転炉1は転炉の形状をなす鉄皮5か
らなっている。
体の内張り耐火物構造の好適な実施例について詳細に説
明する。まず、図1及び図2に示す構成は、溶融金属収
容体としての転炉を示すもので、この転炉1は、その高
さ方向において炉頂部2、炉腹部3及び炉床部4から構
成されており、この転炉1は転炉の形状をなす鉄皮5か
らなっている。
【0014】前記鉄皮5の炉頂部2における外周位置に
は、この炉頂部2を冷却するための冷却管6が配設され
ており、この鉄皮5の内側には、内張り耐火物7が設け
られている。
は、この炉頂部2を冷却するための冷却管6が配設され
ており、この鉄皮5の内側には、内張り耐火物7が設け
られている。
【0015】この内張り耐火物7は、前記鉄皮5に直接
当接するパーマレンガ8及びこのパーマレンガ8に当接
するワークレンガ9とから構成されており、このパーマ
レンガ8は、図2に示すように、鉄皮5の高さ方向に沿
って長手形状に構成され、その円周方向に複数個並設さ
れていると共に、前記ワークレンガ9はこの鉄皮5の径
方向に沿って長手形状に構成され、その円周方向に複数
個並設されている。
当接するパーマレンガ8及びこのパーマレンガ8に当接
するワークレンガ9とから構成されており、このパーマ
レンガ8は、図2に示すように、鉄皮5の高さ方向に沿
って長手形状に構成され、その円周方向に複数個並設さ
れていると共に、前記ワークレンガ9はこの鉄皮5の径
方向に沿って長手形状に構成され、その円周方向に複数
個並設されている。
【0016】前記ワークレンガ9の前記パーマレンガ8
に当接する外面9aには、空隙よりなる凹状の空気層1
0が形成され、この凹状の空気層10によって各レンガ
8,9間に空隙による断熱部が形成されている。
に当接する外面9aには、空隙よりなる凹状の空気層1
0が形成され、この凹状の空気層10によって各レンガ
8,9間に空隙による断熱部が形成されている。
【0017】図3は前記凹状の空気層10の他の実施例
を示すもので、前記パーマレンガ8の鉄皮5に当接する
外面8aに形成されており、この凹状の空気層10によ
り鉄皮5とパーマレンガ8との間に空隙による断熱部が
形成されている。
を示すもので、前記パーマレンガ8の鉄皮5に当接する
外面8aに形成されており、この凹状の空気層10によ
り鉄皮5とパーマレンガ8との間に空隙による断熱部が
形成されている。
【0018】次に、図4及び図5は、前記溶融金属収容
体としてのスラグ101が浮遊する溶鋼100を収容し
た取鍋1Aを示しており、この取鍋1Aの鉄皮5の内側
にはパーマレンガ8及びワークレンガ9が図5で示すよ
うに設けられ、このワークレンガ9の一部にはスラグラ
イン部9Aが形成されている。
体としてのスラグ101が浮遊する溶鋼100を収容し
た取鍋1Aを示しており、この取鍋1Aの鉄皮5の内側
にはパーマレンガ8及びワークレンガ9が図5で示すよ
うに設けられ、このワークレンガ9の一部にはスラグラ
イン部9Aが形成されている。
【0019】前記鉄皮5の底部5B上には敷部用パーマ
レンガ8A及び敷部8Bが二層状に設けられ、この敷部
用パーマレンガ8Aは、図9で示すように凹状の空気層
8Aaを有し、この凹状の空気層8Aaが敷部8Bの下
面に当接して断熱部を構成している。
レンガ8A及び敷部8Bが二層状に設けられ、この敷部
用パーマレンガ8Aは、図9で示すように凹状の空気層
8Aaを有し、この凹状の空気層8Aaが敷部8Bの下
面に当接して断熱部を構成している。
【0020】さらに、前記敷部8Bは図8に示すように
角板状に構成されており、一体のプレキャストブロック
でなると共に、凹状の空気層8Baが多数形成され、こ
の凹状の空気層8Baが前記敷部用パーマレンガ8A上
に設けられている。
角板状に構成されており、一体のプレキャストブロック
でなると共に、凹状の空気層8Baが多数形成され、こ
の凹状の空気層8Baが前記敷部用パーマレンガ8A上
に設けられている。
【0021】従って、前述の図1及び図4に示した溶融
金属収容体を構成する転炉1と取鍋1Aに形成された凹
状の空気層10,8Aa及び8Baを用いることによ
り、内部に収容された溶融金属の熱が鉄皮5に伝熱する
熱伝導率が従来構成より大幅に低減されて鉄皮5の変形
の防止、鉄皮の取替えの補修頻度の低減を達成すること
ができる。
金属収容体を構成する転炉1と取鍋1Aに形成された凹
状の空気層10,8Aa及び8Baを用いることによ
り、内部に収容された溶融金属の熱が鉄皮5に伝熱する
熱伝導率が従来構成より大幅に低減されて鉄皮5の変形
の防止、鉄皮の取替えの補修頻度の低減を達成すること
ができる。
【0022】
【実験例1】90トン転炉を用いた図1の構成を図面に
基づいて説明する。転炉1の炉頂部2と炉床部4は従来
のライニングと同様であるが、炉腹部3については図2
に示す形状のワークレンガ9で施工をした。このワーク
レンガ9は背面に10mmの切り欠き状の凹状の空気層
10を設けたものである。この結果、鉄皮5の温度は炉
初期で320〜340℃で従来より60〜80℃の温度
を下げる効果があり、更に炉末期においては360〜3
80℃に低下する事ができた。この結果、鉄皮5の変形
速度も1.0×10-3mm/ch 以下の変形速度とな
り、亀裂の発生時期が大幅に延長され、鉄皮5の取替え
修理頻度を減少することができた。
基づいて説明する。転炉1の炉頂部2と炉床部4は従来
のライニングと同様であるが、炉腹部3については図2
に示す形状のワークレンガ9で施工をした。このワーク
レンガ9は背面に10mmの切り欠き状の凹状の空気層
10を設けたものである。この結果、鉄皮5の温度は炉
初期で320〜340℃で従来より60〜80℃の温度
を下げる効果があり、更に炉末期においては360〜3
80℃に低下する事ができた。この結果、鉄皮5の変形
速度も1.0×10-3mm/ch 以下の変形速度とな
り、亀裂の発生時期が大幅に延長され、鉄皮5の取替え
修理頻度を減少することができた。
【0023】
【実験例2】90トンの溶鋼を受ける図4の取鍋1Aを
用いた場合について説明する。ワークレンガ9の背面に
6mmの凹部10を設けて施工したところ、鉄皮5の温
度は従来、400〜450℃も達していたが360〜3
80℃に低下することができ、取鍋1A内の溶鋼温度低
下も3.0℃/分になり従来より0.2℃/分の温度低下
を防ぐ事が可能となった。また、施工時間に関しても従
来方法では、断熱シートを施工するために約20分要し
ていたが本発明の構成によりこのシートを付設する時間
が不要となり、作業時間の大幅な短縮化を得ることがで
きた。なお、図4の取鍋1Aの場合、敷部8B又は敷部
用パーマレンガ8Aに形成した凹部を併用した場合に
は、さらに、その効果が顕著となる。
用いた場合について説明する。ワークレンガ9の背面に
6mmの凹部10を設けて施工したところ、鉄皮5の温
度は従来、400〜450℃も達していたが360〜3
80℃に低下することができ、取鍋1A内の溶鋼温度低
下も3.0℃/分になり従来より0.2℃/分の温度低下
を防ぐ事が可能となった。また、施工時間に関しても従
来方法では、断熱シートを施工するために約20分要し
ていたが本発明の構成によりこのシートを付設する時間
が不要となり、作業時間の大幅な短縮化を得ることがで
きた。なお、図4の取鍋1Aの場合、敷部8B又は敷部
用パーマレンガ8Aに形成した凹部を併用した場合に
は、さらに、その効果が顕著となる。
【0024】
【発明の効果】本発明による溶融金属収容体の内張り耐
火物構造は以上のように構成されているため、次のよう
な効果を得る事ができる。すなわち、内張り耐火物に凹
部を設けたことにより鉄皮温度の上昇を抑制する事が可
能となり、鉄皮変形やこれに伴う鉄皮の取替え補修頻度
が低減できた。また、転炉または取鍋内部の溶鋼の温度
降下を抑制する事も可能となり、更に、断熱レンガ等の
施工作業も不要となり作業性が向上した。
火物構造は以上のように構成されているため、次のよう
な効果を得る事ができる。すなわち、内張り耐火物に凹
部を設けたことにより鉄皮温度の上昇を抑制する事が可
能となり、鉄皮変形やこれに伴う鉄皮の取替え補修頻度
が低減できた。また、転炉または取鍋内部の溶鋼の温度
降下を抑制する事も可能となり、更に、断熱レンガ等の
施工作業も不要となり作業性が向上した。
【図1】本発明による溶融金属収容体の内張り耐火物構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】図1の炉腹部3の要部の拡大斜視図である。
【図3】図2の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】取鍋を示す断面図である。
【図5】図4の要部を示す拡大斜視図である。
【図6】図4の他の実施例を示す断面図である。
【図7】図6の敷部の平面図である。
【図8】敷部の拡大斜視図である。
【図9】図6の敷部用パーマレンガを示す一部の拡大斜
視図である。
視図である。
5 鉄皮 5B 底部 7 内張り耐火物 8 パーマレンガ 9 ワークレンガ 10,8Ba,8Aa 凹状の空気層 8B 敷部 8A 敷部用パーマレンガ
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄皮(5)の内側に設けられた内張り耐火
物(7)に凹状の空気層(10,8Ba,8Aaの何れか)が形成され
ていることを特徴とする溶融金属収容体の内張り耐火物
構造。 - 【請求項2】 前記内張り耐火物(7)はパーマレンガ(8)
とワークレンガ(9)よりなり、前記凹状の空気層(10)は
前記ワークレンガ(9)に設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の溶融金属収容体の内張り耐火物構造。 - 【請求項3】 前記内張り耐火物(7)はパーマレンガ(8)
とワークレンガ(9)よりなり、前記凹状の空気層(10)は
前記パーマレンガ(8)に設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の溶融金属収容体の内張り耐火物構造。 - 【請求項4】 前記内張り耐火物(7)は前記鉄皮(5)の底
部(5B)に位置する敷部(8B)よりなり、この敷部(8B)には
前記凹状の空気層(8Ba)が設けられていることを特徴と
する請求項1記載の溶融金属収容体の内張り耐火物構
造。 - 【請求項5】 前記内張り敷部(8B)の下部に設けられた
敷部用パーマレンガ(8A)には前記凹状の空気層(8Aa)が
設けられていることを特徴とする請求項4記載の溶融金
属収容体の内張り耐火物構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06383894A JP3448339B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 溶融金属収容体の内張り耐火物構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06383894A JP3448339B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 溶融金属収容体の内張り耐火物構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07270081A true JPH07270081A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3448339B2 JP3448339B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=13240896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06383894A Expired - Fee Related JP3448339B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 溶融金属収容体の内張り耐火物構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3448339B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040151A (ko) * | 2000-11-23 | 2002-05-30 | 이구택 | 로타리 킬른본체용 내화벽돌 |
| JP2009167468A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 転炉絞り部のライニング構造 |
| KR101515194B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-04-24 | 동남정밀 주식회사 | 경량형 용탕 운반용 레이들 |
| KR101520957B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-05-15 | 동남정밀 주식회사 | 용탕 운반용 레이들 |
| KR101531045B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-06-23 | 동남정밀 주식회사 | 레이들 |
| KR101531044B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-06-23 | 동남정밀 주식회사 | 경량형 레이들 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP06383894A patent/JP3448339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040151A (ko) * | 2000-11-23 | 2002-05-30 | 이구택 | 로타리 킬른본체용 내화벽돌 |
| JP2009167468A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 転炉絞り部のライニング構造 |
| KR101515194B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-04-24 | 동남정밀 주식회사 | 경량형 용탕 운반용 레이들 |
| KR101520957B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-05-15 | 동남정밀 주식회사 | 용탕 운반용 레이들 |
| KR101531045B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-06-23 | 동남정밀 주식회사 | 레이들 |
| KR101531044B1 (ko) * | 2014-03-28 | 2015-06-23 | 동남정밀 주식회사 | 경량형 레이들 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3448339B2 (ja) | 2003-09-22 |
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