JPH07270732A - 光導波路型波長選択装置 - Google Patents

光導波路型波長選択装置

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Publication number
JPH07270732A
JPH07270732A JP6156394A JP6156394A JPH07270732A JP H07270732 A JPH07270732 A JP H07270732A JP 6156394 A JP6156394 A JP 6156394A JP 6156394 A JP6156394 A JP 6156394A JP H07270732 A JPH07270732 A JP H07270732A
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JP
Japan
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optical waveguide
refractive index
section
substrate
type wavelength
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Application number
JP6156394A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ogawa
剛 小川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡潔な構成をによって確実に波長選択を行う
ことができ、中心波長を可変とする場合において、その
波長選択中心波長可変範囲が広域で、かつ光損傷が小さ
く光パワーの耐久性に優れた光導波路型波長選択装置を
提供する。 【構成】 第1および第2の端面21および22を有
し、第1の光導波部1と第2の光導波部2とからなる光
導波路3と、この光導波路3の伝搬方向に関してこの光
導波路3が周期的に屈折率擾乱を形成する周期的屈折率
擾乱構造部4とを有し、その第1の光導波部1が第2の
光導波部2の屈折率より大きな屈折率を有し、その少な
くとも一部が第2の光導波部2上に接して設けられた構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の波長依存性を有す
る波長選択装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信や光計測などの分野で、光
制御用の機能素子で光集積回路構成上の重要な要素の一
つとして光導波路型波長選択装置がある。
【0003】この光導波路型波長選択装置として、例え
ば基板として電気光学係数が大きく低損失の光導波路が
容易に作成できるLiNbO3 (LN)を用い、グレー
ティングを構成した光導波路型波長選択装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光導
波路型波長選択素子として、波長選択帯域の狭い回折型
グレーティングを用いたものがあるが、例えば電気光学
効果などによる屈折率変調により中心波長を可変する場
合、その可変範囲は小さい。
【0005】またLNを基板とする光導波路型機能デバ
イスで導波路としてTi拡散導波路が良好な伝搬特性を
有し作製上容易であることから最も用いられるが、光損
傷が顕著であるという問題がある。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
発明であり、簡潔な構成によって確実に波長選択を行う
ことができ、中心波長を可変とする場合において、その
波長選択中心波長可変範囲が広域で、かつ光損傷が小さ
く光パワーの耐久性に優れた光導波路型波長選択装置を
提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、図1に
その基本的構成の概略断面図を示すように、第1および
第2の端面21および22を有し、第1の光導波部1と
第2の光導波部2とからなる光導波路3と、この光導波
路3の伝搬方向に関してこの光導波路3が周期的に屈折
率擾乱を形成する周期的屈折率擾乱構造部4とを有する
構成とする。
【0008】そして、その第1の光導波部1が第2の光
導波部2の屈折率より大きな屈折率を有し、その少なく
とも一部が第2の光導波部2上に接して設けられた構成
とする。
【0009】第2の本発明は、その周期的屈折率擾乱構
造部4が第1の光導波部1と第2の光導波部2との界面
において周期的に屈折率変化する構成とするものであ
る。
【0010】第3の本発明は、周期的屈折率擾乱構造部
4が第1の光導波部1の表面において周期的に屈折率が
変化する構成とする。
【0011】第4の本発明は、基板11上に、第1の光
導波部1と第2の光導波部2からなる光導波路3が、第
2の光導波部2を基板11側に位置するように形成す
る。そして、その第2の光導波部2は、基板11の屈折
率より大きな屈折率を有し、第1の光導波部1は、基板
11および第2の光導波部2の各屈折率より大きな屈折
率を有し構成とする。そして、その周期的屈折率擾乱構
造部4を第2の光導波部2と基板11との界面において
周期的に屈折率変化する構成とする。
【0012】第5の本発明は、周期的屈折率擾乱構造部
4が電極からの電界による周期的屈折率変化による構成
とする。
【0013】第6の本発明は、第1および第2の光導波
部1および2をプロトン交換導波路構成とする。
【0014】第7の本発明は、第1の光導波部1を誘電
体膜構成とし、第2の光導波部2をプロトン交換導波路
構成とする。
【0015】第8の本発明は、第1および第2の光導波
部1および2を誘電体膜構成とする。
【0016】第9の本発明は、第1の端面21において
光導波路が第1の光導波部1のみであり、第2の端面2
2において光導波路が第2の光導波部2のみである構成
とする。
【0017】第10の本発明は、第1および第2の端面
21および22において光導波路が、第1の光導波部1
のみである構成とする。
【0018】第11の本発明は、第1および第2の端面
21および22において光導波路が第2の光導波部2の
みである構成とする。
【0019】第12の本発明は、基板11がLiTaX
Nb1-X 3 (0≦x≦1)である構成とする。
【0020】
【作用】上述したように、本発明構成においては、屈折
率を異にする第1および第2の光導波部1および2の2
層の導波部によって0次および1次モード伝搬のマルチ
モード光導波路3を構成し、周期的屈折率擾乱構造部4
によるモード変換の波長依存性を用いて波長選択、例え
ば波長バンドパスフィルタあるいは波長バンドカットフ
ィルタを構成するこができるものである。
【0021】本発明装置の作用(動作)を説明する。
今、例えば図1に示すように、屈折率nS なる基板11
上に、屈折率n1 なる第1の光導波部1と屈折率n2
る第2の光導波部2の2層導波路によるB部と、第1の
光導波部1のみの導波路によるA部と、第2の光導波部
2のみの導波路によるC部で構成され、下記(数1)の
関係にある素子について考える。
【0022】
【数1】n1 >n2 >nS ・・・・(1)
【0023】また、Δn1 =n1 −nS 、Δn2 =n2
−nS とする。
【0024】このとき、このB部の2層導波路は深さ方
向に0次モードと1次モードとが導波モードとなるマル
チモード導波路とし、A部とC部の単層導波路はシング
ルモード導波路とする。
【0025】先ず、B部について説明すると、0次モー
ドと1次モードのそれぞれのモードフィールドは図1中
曲線b0 と曲線b1 示すようになる。
【0026】1次モードのモードフィールドは屈折率の
異なる2層導波路のため深さ方向に非対称な分布とな
り、Δn1 がΔn2 に比べ大きくなるほど、その非対称
性は顕著になる。
【0027】そして、この導波路の光の進行方向に対
し、屈折率分布に周期的な擾乱が形成された周期的屈折
率擾乱構造部4、例えば図1に示すような第1の光導波
部1の深さが周期Λで周期的に変化して形成されること
によって周期的に屈折率が変化するグレーティングを形
成する。
【0028】この時、この第1の光導波部1と第2の光
導波部2の界面での屈折率変調のグレーティングによ
り、0次モードと1次モードは周期Λに基ずく波長λ0
で、位相整合を介して結合し、0次−1次モード間で大
きなパワー変換が生じる。
【0029】位相整合するλ0 は、0次モードと1次モ
ードのそれぞれの実効屈折率をN0とN1 とすると、下
記(数2)となる。
【0030】
【数2】 λ0 =(N0 −N1 )Λ ・・・・(2)
【0031】また、モード間のパワー変換効率は、グレ
ーティングの深さ、0次モードと1次モードのグレーテ
ィング部分での電界の重なり程度に依存する。
【0032】そこで、A部導波路端面21より光を入射
させると、A−B部結合において、曲線aで示すモード
フィールド分布の関係上、B部の0次モードと光は結合
する。
【0033】ここでB部において、励起された0次モー
ドが、B部のグレーティングにより上記(数2)に基づ
く波長λ0 において、伝搬していく上で1次モードに変
換され、他の波長では変換されず0次モードのまま伝搬
する。
【0034】ここで、グレーティングすなわち周期的屈
折率擾乱構造部4の深さは、A−B結合部からB−C結
合部まで伝搬していく上で波長λ0 において最も変換効
率が大きくなるように設定する。すなわち、完全結合長
になる深さに選定する。
【0035】B−C結合部においてC部への結合は、図
1中曲線cに示すモードフィールド分布の関係上、B部
で0次モードから変換された1次モードが結合し、0次
モードはほぼカットされる。また、1次モードとの結合
を向上するためには、1次モードのモードフィールド分
布の非対称性を大きくする事が必要であり、このためΔ
1 はΔn2 より大きくとることが必要である。
【0036】このようにして、A部端面より入射された
光は、波長λ0 の光のみC部端面22より出力される波
長フィルタすなわち波長選択を行うことできる。
【0037】また、本発明構成によれば、波長選択帯域
の中心波長を可変構成とするときにおいて、その可変範
囲が広帯域な光導波路型波長選択装置が作製できる。
【0038】また、例えばLNやLiTaO3 (LT)
などを基板とした場合、光導波路をプロトン交換導波路
や、薄膜導波路とすることができるため、光導波路型波
長選択装置において光損傷が少なく光パワー耐久性の優
れた光導波路型波長選択装置が構成できる。
【0039】
【実施例】本発明の実施例を、その一例の模式的斜視図
を示す図2を参照にして説明する。本発明は、第1およ
び第2の端面21および22を有し、第1の光導波部1
と第2の光導波部2とからなる光導波路3と、この光導
波路3の伝搬方向に関してこの光導波路3が周期的に屈
折率擾乱を形成する周期的屈折率擾乱構造部4とを有す
る構成とする。
【0040】そして、その第1の光導波部1が第2の光
導波部2の屈折率より大きな屈折率を有し、その少なく
とも一部が第2の光導波部2上に接して設けられた構成
とする。
【0041】基板11は、LiTax Nb1-x 3 (0
≦x≦1)においてx=0とした、すなわちLNによる
例えば厚さ方向をz軸とするいわゆるLNのz基板によ
って構成し、第1および第2の光導波部1および2は、
それぞれLN基板11内のLiイオンとHイオンを交換
して屈折率を大きくして導波路とするプロトン交換導波
路構成とすることができ、この場合第2の光導波部2は
プロトン交換の後高温アニールが施されたアニールプロ
トン交換導波路として、高温アニールによってその屈折
率が第1の光導波部に比して小さくされた構成とする。
また、第1の光導波部1はその深さを周期的に変化させ
て、グレーティングすなわち周期的屈折率擾乱構造部4
を構成している。
【0042】上述したプロトン交換路による第1および
第2の光導波部1および2と、これらの界面に周期的屈
折率擾乱構造部4とを形成する方法の一例を図3を参照
して説明する。
【0043】この場合、図3Aに示すように、LNのz
基板11を用意し、その一主面の、最終的に第2の光導
波部2を形成する部分に開口41Wを形成した例えばT
aよりなるマスク層41を形成する。そして、基板11
を例えば200℃のホット燐酸に浸漬し、マスク層41
の開口41Wを通じて選択的にプロトン交換がなされた
第2のプロトン交換部32を形成し、その後例えば35
0℃の高温アニールを大気中で行って、第2の光導波部
2を形成する。
【0044】このアニール後またはアニール前にマスク
層41を除去し、改めて基板11上に最終的に周期的屈
折率擾乱構造部4を形成する部分において所定のピッチ
および幅をもって最終的に光伝搬方向となる方向を横切
って延長するスリット状の開口42Wが平行に配列形成
された例えばTaよりなるマスク層42を被着形成す
る。
【0045】そして、再び基板11を例えば200℃の
ホット燐酸に浸漬し、マスク層42の開口42Wを通じ
て選択的にプロトン交換がなされた平行配列されたスト
ライプ状のプロトン交換部33を形成する。
【0046】その後、図3Cに示すように、マスク層4
2を除去して基板11の表面を例えば200℃のホット
燐酸に浸漬して全面的に第1のプロトン交換部31を形
成する。
【0047】その後、図3Dに示すように、第1のプロ
トン交換部31の第2のプロトン交換部32上の端部を
エッチング除去する。このようにすると、基板11に、
第2のプロトン交換32によって形成された第2の光導
波部2と、これの上に、第1のプロトン交換部31とス
トライプ状のプロトン交換部33によって形成された第
1の光導波部1とが形成される。そして、このようにし
て形成された第1の光導波部1は、第2の光導波部2と
の界面においてその一部が、この第2の光導波部2に入
り込んだ深いストライプが平行に所定のピッチをもって
形成され、これによって周期的屈折率擾乱構造部4が構
成される。
【0048】このように、プロトン交換によって形成さ
れた導波路は、z軸方向にのみ屈折率が変化して光の閉
じ込め効果がある。図2で示す例では、基板11上に光
導波(光伝搬)を行わせる方向に沿って周期的屈折率擾
乱構造部4上を横切ってストライプ状の例えばSiO2
よりなる誘電体膜5を装荷し、装荷型3次元導波路を構
成するようにした場合である。このストライプ状の誘電
体膜5の形成は、例えば全面的にSiO2 をスパッタリ
ングして後、これをフォトリソグラフィによるパターン
エッチングすることによって形成できる。
【0049】この構成による場合、前記(数1)の関係
が成り立っている。そして、この構成による光導波路3
の第1の光導波部1のみよりなる側の第1の端面21を
光の入射端面とし、これとは反対側の第2の光導波部2
のみよりなる側の第2の端面22を光の出射端面とす
る。
【0050】この構成による本発明装置は、第1の端面
21の第1の光導波部1のみを有する端面から光を入射
した場合、前記(数2)を満足する波長λ0 の光のみ
が、前述したように、第1および第2の光導波部が積層
部において、周期的屈折率擾乱構造部4によるモード間
位相整合により、モード変換して、第2の光導波部2の
みを有する第2の端面22より出射される。すなわち、
波長バンドパスフィルター動作がなされる。
【0051】上述の実施例では第1および第2の光導波
部1および2を、ともにプロトン交換導波路とした場合
であるが、図4にその模式的斜視図を示すように、第2
の光導波部2および周期的屈折率擾乱構造部4は図3A
およびBで説明したと同様の方法によるプロトン交換を
行ってLN基板11内に形成するものの、第1の光導波
部1は、基板11上に被着形成した例えばTa25
よる第1の誘電体膜6による構成とすることもできる。
図4において、図2と対応する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0052】また、本発明装置は、図5にその模式的斜
視図を示すように、第1および第2の光導波部1および
2をともに基板11上に形成した第1および第2の誘電
体膜6および7によって構成することができる。
【0053】この場合、基板11の1主面の、第2の光
導波部の形成部分をエッチングして凹部8を形成し、こ
の凹部内に基板11の上記1主面とほぼ同一平面を形成
するように例えばTa25 よりなる第2の誘電体膜7
を形成し、この第2の誘電体膜7の表面を選択的にエッ
チングして最終的に周期的屈折率擾乱構造部4を構成す
る部分に、最終的に光の伝搬方向を横切る方向に延びる
ストライプ状の凹凸を平行に配列形成する。そして、こ
の凹凸部9を埋め込むように例えばNb25による第
1の誘電体膜6を、基板11の第2の誘電体膜7上とそ
れ以外の凹部8が形成されない部分に差し渡って形成す
る。
【0054】この構成では、第1の光導波部1を構成す
る第1の誘電体膜6が凹凸部9が形成された部分におい
て、その深さが変化することからここに屈折率が周期的
に変化する周期的屈折率擾乱構造部4が構成される。こ
の場合においても、図5において、図2と対応する部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0055】上述した各例においては、第1および第2
の光導波部1および2の界面に周期的屈折率擾乱構造部
4を構成した場合であるが、この周期的屈折率擾乱構造
部4は、上述したように第1の光導波部1を伝搬させる
0次モードの界分布と、第2の光導波部2を伝搬させる
1次モードの界分布が重なり合う深さ位置で形成されれ
ば良いことから、この周期的屈折率擾乱構造部4の形成
位置は第1および第2の光導波部1および2の界面に限
られるものではなく、例えば上層の第1の光導波部1上
に形成することもできる。
【0056】例えば図6に示すように、第1の光導波部
1上の第2の光導波部との積層部上に例えばアルミニウ
ムAlなどによる対の櫛歯状の金属電極10Aおよび1
0Bを配置し両者間に所定の例えば可変直流電圧Eを印
加する。
【0057】この構成によれば、電極10Aおよび10
Bによって横方向に電界を発生させモード伝搬方向に周
期的に屈折率を変調させグレーティングを発生させるこ
とができ、電圧Eの選定によってグレーティングの深さ
を調整選定することができて0次モードと1次モードの
結合を良好に設定することができる。この図6において
も、図2と対応する部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。
【0058】また、図7に示す例では、周期的屈折率擾
乱構造部4を第1の光導波部1の表面に形成した凹凸に
よって形成した場合であり、この場合においても同様に
モード間の位相整合を起こすことができる。この図7に
おいても、図2と対応する部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。
【0059】更に、周期的屈折率擾乱構造部4は、図8
に示すように、第2の光導波部2の基板11側の面に形
成することもできる。この場合、例えば基板11の表面
に凹凸をエッチング等によって形成し、これの上に第2
の光導波部2を形成してその深さを変化させることによ
って周期的屈折率擾乱構造部4を構成することができる
ものである。そして、この図8においても、図2と対応
する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0060】そして、図4〜図8のいづれの構成におい
ても、図1および図2で説明したと同様に波長バンドパ
スフィルタ動作を行わしめることができる。
【0061】上述の図1,図2,図4〜図8で説明した
構成では、波長バンドパスフィルタ動作を行う光導波型
波長選択装置であるが、波長バンドカットフィルタ動作
を行う光導波型波長選択装置を構成することもできる。
【0062】この場合においては、図9あるいは図10
に示すように、光導波路3を構成する第1の光導波部1
もしくは第2の光導波部2のいづれか一方を光導波路の
全長に渡って形成し、その光導波の途上の一部に他方の
第2の光導波部2もしくは第1の光導波部1と周期的屈
折率擾乱構造部4とを配置形成する。
【0063】この構成によれば、図9または図10にお
いて、第1の端面21から波長λ0を含む光を、第1ま
たは第2の光導波部1または2に入射させると、周期的
屈折率擾乱構造部4と位相整合する波長λ0 に関して
は、第2または第1の光導波部2または1に結合するこ
とによって損失を生じることから、この波長λ0 をカッ
トした出力光を第2の端面22から出射させることがで
きる。
【0064】尚、この図9および図10においても、そ
の周期的屈折率擾乱構造部4は、第1および第2の光導
波部1および2の界面に形成することもできるし、第1
の光導波部1の上面側あるいは第2の基板11側に形成
することもできる。また、この周期的屈折率擾乱構造部
4は、前述したように電極の形成、凹凸部もしくはプロ
トン交換による第1または第2の光導波部1または2の
深さの周期的変化、あるいは屈折率の周期的変化によっ
て構成することができる。
【0065】また上述した各例において、図11に光の
伝搬方向を横切る面での断面図を示すように、第1およ
び第2光導波部1および2が積層された結合部上におい
て、例えば第1の光導波部1上に装荷された誘電体膜5
上とこれを挟んでその両側に対の電極20Aおよび20
Bを被着形成し、これら電極20Aおよび20B間に可
変直流電圧EB を印加する。このようにするときは、図
11中実線曲線をもってその電気力線を模式的に示すよ
うに、深さ方向に電界を与えことができることから、印
加電圧EB の制御によって導波モードの実効屈折率を変
化させることができる。
【0066】したがって、この場合電圧EB の制御によ
って0次モードと1次モードとの位相整合条件を実質的
に変化させることができることになり、これにより、周
期的屈折率擾乱構造部4による第1および第2の光導波
部1および2間で変換される波長λ0 をシフトすること
ができることになる。したがってこの構成を上述した波
長バンドパスフィルタ、波長バンドカットフィルタに適
用することによってその透過もしくはカットする中心波
長を可変できる周波数可変フィルタを構成することがで
きる。
【0067】そして、この場合その深さ方向の僅かな屈
折率変化でも大きく波長λ0 のシフトを行うことができ
ることから、波長選択中心波長可変範囲は広域となる。
【0068】また、上述の実施例では、誘電体膜5を装
荷する装荷型3次元導波路構成とした場合であるが、図
12に示すように、第1の光導波部1や第2の光導波部
2を3次元化した埋め込み型3次元導波路としても上述
したと同様の作用を行わしめることができる。
【0069】尚、図8〜図12において、図1、図2、
図4〜図7と対応する部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0070】また、上述の図4以下の実施例において
も、第1および第2の各光導波部1および2は、これを
プロトン交換導波路とすることもできるし、誘電体膜構
成とすることもできる。
【0071】また、上述した例では、LNによる基板1
1を用いた場合であるが、LNに限られるものではな
く、LiTaO3 (LT:すなわち上述のLiTax
1-x3 においてx=1)基板によって同様に構成す
ることができる。
【0072】
【発明の効果】上述したように、本発明構成において
は、屈折率を異にする第1および第2の光導波部1およ
び2の2層の導波部によって0次および1次モード伝搬
のマルチモード光導波路3を構成し、周期的屈折率擾乱
構造部4によるモード変換の波長依存性を用いて波長選
択を行うので、簡潔な構成で確実に波長選択を行う例え
ばバンドパスフィルタ、バンドカットフィルタを構成で
きる。
【0073】また、上述したように波長選択帯域を可変
にする構成とするときは、その中心波長の可変範囲が広
帯域な光導波路型波長選択装置が作製できる。
【0074】更に、例えばLNやLiTaO3 (LT)
などを基板とした光導波路型波長選択装置において光損
傷が少なく光パワー耐久性の優れた光導波路型波長選択
装置が構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の基本的構成図である。
【図2】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図3】本発明装置の一例の製造工程図である。Aは一
工程における断面図である。Bは一工程における断面図
である。Cは一工程における断面図である。Dは一工程
における断面図である。
【図4】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図5】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図6】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図7】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図8】本発明装置の一例の概略斜視図である。
【図9】本発明装置の一例の概略断面図である。
【図10】本発明装置の一例の概略断面図である。
【図11】本発明装置の一例の概略断面図である。
【図12】本発明装置の一例の概略断面図である。
【符号の説明】
11 基板 1 第1の光導波部 2 第2の光導波部 3 光導波路 4 周期的屈折率擾乱構造部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の端面を有し、第1の光
    導波部と第2の光導波部とからなる光導波路と、 該光導波路の伝搬方向に対し該光導波路が周期的に屈折
    率擾乱を形成する周期的屈折率擾乱構造部とを有し、 前記第1の光導波部は、前記第2の光導波部の屈折率よ
    り大きな屈折率を有し、少なくとも一部が前記第2の光
    導波部に接する構成としたことを特徴とする光導波路型
    波長選択装置。
  2. 【請求項2】 前記周期的屈折率擾乱構造部が第1の光
    導波部と第2の光導波部との界面において周期的に屈折
    率変化する構成としたことを特徴とする請求項1に記載
    の光導波路型波長選択装置。
  3. 【請求項3】 前記周期的屈折率擾乱構造部が前記第1
    の光導波部の表面において周期的に屈折率が変化する構
    成としたことを特徴とする請求項1に記載の光導波路型
    波長選択装置。
  4. 【請求項4】 基板上に、前記第1の光導波部と第2の
    光導波部とからなる光導波路が、前記第2の光導波部を
    前記基板側に位置するように形成され、 前記第2の光導波部は、前記基板の屈折率より大きな屈
    折率を有し、 前記第1の光導波部は、前記基板および前記第2の光導
    波部の各屈折率より大きな屈折率を有し、 前記周期的屈折率擾乱構造部が前記第2の光導波部と基
    板との界面において周期的に屈折率変化する構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路型波長選択
    装置。
  5. 【請求項5】 前記周期的屈折率擾乱構造部が電極から
    の電界によって周期的に屈折率変化する構成としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の光導波路型波長選択装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の光導波部がプロト
    ン交換導波路であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5に記載の光導波路型波長選択装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の光導波部が誘電体膜であり、
    前記第2の光導波部がプロトン交換導波路であることを
    特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の光導
    波路型波長選択装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の光導波部が誘電体
    膜であることを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5に記載の光導波路型波長選択装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の端面において前記光導波路が
    前記第1の光導波部のみであり、前記第2の端面におい
    て前記光導波路が第2の光導波部のみであることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記
    載の光導波路型波長選択装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の端面において光
    導波路が、前記第1の光導波部のみであることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載
    の光導波路型波長選択装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の端面において光
    導波路が第2の光導波部のみであることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の光導
    波路型波長選択装置。
  12. 【請求項12】 前記基板がLiTaX Nb1-x
    3 (0≦x≦1)であることを特徴とする請求項4、
    6、7、8、9、10または11に記載の光導波路型波
    長選択装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100943561B1 (ko) * 2003-06-03 2010-02-22 엘지전자 주식회사 파장 필터 제조 방법
JP2012151327A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Fujitsu Ltd 光半導体装置及びその製造方法

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