JPH07271589A - 故障診断装置 - Google Patents
故障診断装置Info
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- JPH07271589A JPH07271589A JP6059569A JP5956994A JPH07271589A JP H07271589 A JPH07271589 A JP H07271589A JP 6059569 A JP6059569 A JP 6059569A JP 5956994 A JP5956994 A JP 5956994A JP H07271589 A JPH07271589 A JP H07271589A
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- hypothesis
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Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 知識ベースの維持コストの低減を図ると共
に、故障探究の成功率を高めることのできる故障診断装
置を提供する。 【構成】 不具合現象が入力されると、推論機構部14
では知識ベース部16に記憶されている知識データを利
用して故障原因を推論により探究し、仮説を生成する。
整備員は、上記推論機構部14で出された探究結果を検
証し、その結果、不具合が解消したか、故障箇所を特定
できたか等、検証の結果を入力する。すると、事例登録
部15bでは、入力された検証結果から、今回の原因探
究が成功か、失敗かを判断し、成功した場合には、上記
知識ベース部16に設けた診断事例型知識データ記憶部
16aの知識ベースに成功事例として蓄積し、また、失
敗であった場合には、失敗事例として蓄積する。その結
果、知識データが蓄積され、例えば、失敗事例として蓄
積された仮説は、次回以降には導き出されず、故障探究
を重ねる都度に次第に故障探究の成功率が高くなる。
に、故障探究の成功率を高めることのできる故障診断装
置を提供する。 【構成】 不具合現象が入力されると、推論機構部14
では知識ベース部16に記憶されている知識データを利
用して故障原因を推論により探究し、仮説を生成する。
整備員は、上記推論機構部14で出された探究結果を検
証し、その結果、不具合が解消したか、故障箇所を特定
できたか等、検証の結果を入力する。すると、事例登録
部15bでは、入力された検証結果から、今回の原因探
究が成功か、失敗かを判断し、成功した場合には、上記
知識ベース部16に設けた診断事例型知識データ記憶部
16aの知識ベースに成功事例として蓄積し、また、失
敗であった場合には、失敗事例として蓄積する。その結
果、知識データが蓄積され、例えば、失敗事例として蓄
積された仮説は、次回以降には導き出されず、故障探究
を重ねる都度に次第に故障探究の成功率が高くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるエキスパート
システムを利用して車輛、航空機等の不具合現象に結び
付く故障原因を探究する故障診断装置に係り、特に探究
結果を診断事例として蓄積することで技術データを自動
的に収集する故障診断装置に関する。
システムを利用して車輛、航空機等の不具合現象に結び
付く故障原因を探究する故障診断装置に係り、特に探究
結果を診断事例として蓄積することで技術データを自動
的に収集する故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医学、建築、化学等の各分野でコ
ンピュータを活用して問題解決の手がかりとするエキス
パートシステムが採用されている。このエキスパートシ
ステムは、ある特定分野における専門家の知識をコンピ
ュータに入力し、それを利用して複雑な問題を専門家と
同等なレベルで解決することができるようにしたシステ
ムである。
ンピュータを活用して問題解決の手がかりとするエキス
パートシステムが採用されている。このエキスパートシ
ステムは、ある特定分野における専門家の知識をコンピ
ュータに入力し、それを利用して複雑な問題を専門家と
同等なレベルで解決することができるようにしたシステ
ムである。
【0003】従来、このエキスパートシステムを車輛の
故障診断に採用したものとしては、例えば、特開昭62
−6846号公報に開示されているように、不具合現象
を入力し、その現象を引き起している根本的な故障原因
(故障箇所)を、知識ベースに記憶されている知識デー
タを利用して推論により探究するものが知られている。
故障診断に採用したものとしては、例えば、特開昭62
−6846号公報に開示されているように、不具合現象
を入力し、その現象を引き起している根本的な故障原因
(故障箇所)を、知識ベースに記憶されている知識デー
タを利用して推論により探究するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の故障診断装置では、知識ベースとしてルール型知
識データと事例型知識データ等、単独の知識データを利
用して故障原因を探究するもの、あるいは、上述の先行
技術に示されているように、ルール型知識データと事例
型知識データ等、異なる知識データを利用して故障原因
を探究するものがあるが、何れの場合においても、知識
が漏れなく獲得されていないと、明快な仮説を導き出す
ことができない。
従来の故障診断装置では、知識ベースとしてルール型知
識データと事例型知識データ等、単独の知識データを利
用して故障原因を探究するもの、あるいは、上述の先行
技術に示されているように、ルール型知識データと事例
型知識データ等、異なる知識データを利用して故障原因
を探究するものがあるが、何れの場合においても、知識
が漏れなく獲得されていないと、明快な仮説を導き出す
ことができない。
【0005】しかし、車輛、航空機等の分野では制御系
の技術の進歩がめざましく、取扱う診断の内容がより複
雑化を極める傾向にあり、このような分野において、知
識ベースを漏れのないように構築しようとすれば、開発
経費が膨大になるばかりか、問診内容が冗長的になって
しまい、使い勝手が良くない。
の技術の進歩がめざましく、取扱う診断の内容がより複
雑化を極める傾向にあり、このような分野において、知
識ベースを漏れのないように構築しようとすれば、開発
経費が膨大になるばかりか、問診内容が冗長的になって
しまい、使い勝手が良くない。
【0006】一方、車輛、航空機等の分野で診断内容の
複雑化に対応して逐次知識ベースを構築することは膨大
な時間と維持費が掛かるため実現性に乏しい。
複雑化に対応して逐次知識ベースを構築することは膨大
な時間と維持費が掛かるため実現性に乏しい。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、知識ベースの改修等に要する維持費を抑制しなが
ら、複雑化する診断内容を既存の知識ベースで有効に対
応することができて使い勝手の良い故障診断装置を提供
することを目的としている。
で、知識ベースの改修等に要する維持費を抑制しなが
ら、複雑化する診断内容を既存の知識ベースで有効に対
応することができて使い勝手の良い故障診断装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第一の故障診断装置は、故障診断に必要な
知識データを記憶する知識ベース部と、この知識データ
を利用して故障原因を推論により探究する推論機構部
と、技術情報収集部とを備え、この技術情報収集部に、
上記推論機構部で生成した仮説を検証した結果の入力デ
ータを収集するデータ収集部と、検証の結果、不具合現
象が解消した場合には今回の探究結果を成功事例として
上記知識ベース部に蓄積する事例登録部とを備えること
を特徴とする。
本発明による第一の故障診断装置は、故障診断に必要な
知識データを記憶する知識ベース部と、この知識データ
を利用して故障原因を推論により探究する推論機構部
と、技術情報収集部とを備え、この技術情報収集部に、
上記推論機構部で生成した仮説を検証した結果の入力デ
ータを収集するデータ収集部と、検証の結果、不具合現
象が解消した場合には今回の探究結果を成功事例として
上記知識ベース部に蓄積する事例登録部とを備えること
を特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため本発明による第二
の故障診断装置は、故障診断に必要な知識データを記憶
する知識ベース部と、この知識データを利用して故障原
因を推論により探究する推論機構部と、技術情報収集部
とを備え、この技術情報収集部に、上記推論機構部で生
成した仮説を検証した結果の入力データを収集するデー
タ収集部と、検証の結果、不具合現象が解消しない場合
には今回の探究結果を失敗事例として上記知識ベース部
に蓄積する事例登録部とを備えることを特徴とする。
の故障診断装置は、故障診断に必要な知識データを記憶
する知識ベース部と、この知識データを利用して故障原
因を推論により探究する推論機構部と、技術情報収集部
とを備え、この技術情報収集部に、上記推論機構部で生
成した仮説を検証した結果の入力データを収集するデー
タ収集部と、検証の結果、不具合現象が解消しない場合
には今回の探究結果を失敗事例として上記知識ベース部
に蓄積する事例登録部とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作 用】第一の故障診断装置では、整備員が不具合現
象を入力すると推論機構部では、知識ベース部に記憶さ
れている知識データから、上記不具合現象に対応する事
象を探索し、次いで、この事象に基づき上記知識データ
を利用して故障原因を推論により探究し、仮説を導き出
す。
象を入力すると推論機構部では、知識ベース部に記憶さ
れている知識データから、上記不具合現象に対応する事
象を探索し、次いで、この事象に基づき上記知識データ
を利用して故障原因を推論により探究し、仮説を導き出
す。
【0011】整備員は、上記故障診断装置から出力され
た仮説に従って、部品を交換したり、所定箇所の点検を
行い、不具合現象が解消されたかあるいは故障原因が解
明できたかどうかを検証し、その結果を入力する。
た仮説に従って、部品を交換したり、所定箇所の点検を
行い、不具合現象が解消されたかあるいは故障原因が解
明できたかどうかを検証し、その結果を入力する。
【0012】すると、この入寮されたデータがデータ収
集部で収集され、事例登録部では、上記データ収集部に
入力されたデータから、検証の結果、不具合が解消され
たと判断した場合には、今回の探究結果を成功事例とし
て上記知識ベース部に蓄積する。
集部で収集され、事例登録部では、上記データ収集部に
入力されたデータから、検証の結果、不具合が解消され
たと判断した場合には、今回の探究結果を成功事例とし
て上記知識ベース部に蓄積する。
【0013】第二の故障診断装置では、整備員が不具合
現象を入力すると推論機構部では、知識ベース部に記憶
されている知識データから、上記不具合現象に対応する
事象を探索し、次いで、この事象に基づき上記知識デー
タを利用して故障原因を推論により探究し、仮説を導き
出す。
現象を入力すると推論機構部では、知識ベース部に記憶
されている知識データから、上記不具合現象に対応する
事象を探索し、次いで、この事象に基づき上記知識デー
タを利用して故障原因を推論により探究し、仮説を導き
出す。
【0014】整備員は、上記故障診断装置から出力され
た仮説に従って、部品を交換したり、所定箇所の点検を
行い、不具合現象が解消されたかあるいは故障原因が解
明できたかどうかを検証し、その結果を入力する。
た仮説に従って、部品を交換したり、所定箇所の点検を
行い、不具合現象が解消されたかあるいは故障原因が解
明できたかどうかを検証し、その結果を入力する。
【0015】すると、入力されたデータがデータ収集部
で収集され、事例登録部では、上記データ収集部に入力
されたデータから、検証の結果、不具合が依然解消され
ないと判断した場合には、今回の探究結果を失敗事例と
して上記知識ベース部に蓄積する。
で収集され、事例登録部では、上記データ収集部に入力
されたデータから、検証の結果、不具合が依然解消され
ないと判断した場合には、今回の探究結果を失敗事例と
して上記知識ベース部に蓄積する。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0017】なお、本実施例では、航空機の燃料系統の
不具合現象を故障診断対象の一例として記述しながら説
明する。
不具合現象を故障診断対象の一例として記述しながら説
明する。
【0018】図8に示すように、本実施例に係る故障診
断装置Aは装置本体1と入力ペン2とで構成されてお
り、この装置本体1には上記入力ペン2を用いて情報を
入力するタッチスクリーン1aが設けられている。
断装置Aは装置本体1と入力ペン2とで構成されてお
り、この装置本体1には上記入力ペン2を用いて情報を
入力するタッチスクリーン1aが設けられている。
【0019】上記故障診断装置Aは空港の整備部門等に
配備されているもので、上記入力ペン2を用いて上記タ
ッチスクリーン1aに不具合現象を入力すると、内蔵す
るコンピュータが不具合現象の原因あるいは故障箇所を
探究し、探究結果及び点検の要領等、必要な情報を上記
タッチスクリーン1a上に表示して整備員を支援する。
配備されているもので、上記入力ペン2を用いて上記タ
ッチスクリーン1aに不具合現象を入力すると、内蔵す
るコンピュータが不具合現象の原因あるいは故障箇所を
探究し、探究結果及び点検の要領等、必要な情報を上記
タッチスクリーン1a上に表示して整備員を支援する。
【0020】図1に示すように、装置本体1に内蔵する
コンピュータには、故障診断を実行する機能として、ウ
インドウ処理部12、システム制御部13、推論機構部
14、技術情報収集部15、知識ベース部16、及び運
用記録データ部17が構成されている。又、上記タッチ
スクリーン1aは、入力部11aと表示部11bとで構
成されている。
コンピュータには、故障診断を実行する機能として、ウ
インドウ処理部12、システム制御部13、推論機構部
14、技術情報収集部15、知識ベース部16、及び運
用記録データ部17が構成されている。又、上記タッチ
スクリーン1aは、入力部11aと表示部11bとで構
成されている。
【0021】上記ウインドウ処理部12には、前処理と
しての文字認識部12aと操作入力部12bとが設けら
れていると共に、後処理としての表示制御部12cが設
けられている。
しての文字認識部12aと操作入力部12bとが設けら
れていると共に、後処理としての表示制御部12cが設
けられている。
【0022】文字認識部12aでは、上記タッチスクリ
ーン1aに表示されたペン入力用ウインドウ(図10参
照)に整備員が上記入力ペン2で入力した不具合現象等
の手書き文字をキャラクタコードに変換し、コマンド類
を上記システム制御部13へ出力する。又、操作入力部
12bでは上記タッチスクリーン1aに表示されたグラ
フィックスあるいはメニュー等を入力ペン2で選択した
とき、それに対応するコマンド類を上記システム制御部
13へ出力する。又、上記表示制御部12cでは上記シ
ステム制御部13から出力された信号に基づいて、表示
部11bに文字及びグラフィック等を表示させる。
ーン1aに表示されたペン入力用ウインドウ(図10参
照)に整備員が上記入力ペン2で入力した不具合現象等
の手書き文字をキャラクタコードに変換し、コマンド類
を上記システム制御部13へ出力する。又、操作入力部
12bでは上記タッチスクリーン1aに表示されたグラ
フィックスあるいはメニュー等を入力ペン2で選択した
とき、それに対応するコマンド類を上記システム制御部
13へ出力する。又、上記表示制御部12cでは上記シ
ステム制御部13から出力された信号に基づいて、表示
部11bに文字及びグラフィック等を表示させる。
【0023】上記システム制御部13には、マン・マシ
ンインターフェース制御部13aと、動作モード制御部
13bと、システム管理部13cとが設けられている。
マン・マシンインタフェース制御部13aでは、上記ウ
インドウ処理部12からのコマンド類に従って実行処理
を行う。あるいは、上記表示制御部12cへ文字データ
及びグラフィックス・データ等を出力する。動作モード
制御部13bでは、整備員が選択した使用モードに従
い、診断処理の中断・再開、及び整備記録の印刷、発注
管理システムのデータ電送等の周辺機器等を含めた装置
全体の動作モードを制御する。システム管理部13cで
は、システムの作動状態、データ管理等、システム全体
を管理する。
ンインターフェース制御部13aと、動作モード制御部
13bと、システム管理部13cとが設けられている。
マン・マシンインタフェース制御部13aでは、上記ウ
インドウ処理部12からのコマンド類に従って実行処理
を行う。あるいは、上記表示制御部12cへ文字データ
及びグラフィックス・データ等を出力する。動作モード
制御部13bでは、整備員が選択した使用モードに従
い、診断処理の中断・再開、及び整備記録の印刷、発注
管理システムのデータ電送等の周辺機器等を含めた装置
全体の動作モードを制御する。システム管理部13cで
は、システムの作動状態、データ管理等、システム全体
を管理する。
【0024】又、上記推論機構部14には、文字列検索
部14aと、ルール・ベース推論部14bと事例ベース
推論部14cと推論制御部14dとが設けられている。
部14aと、ルール・ベース推論部14bと事例ベース
推論部14cと推論制御部14dとが設けられている。
【0025】文字列検索部14aでは、整備員が入力し
た不具合現象を表す文字列を、予め登録した分離用文字
(“。”“,”“が”“は”等)を用いて分解し、この
分解した文字列を用いて、後述する知識ベース中16の
各知識データ記憶部16a〜16cにそれぞれ記憶され
ている知識データから、上記文字列と同一あるいは類似
する文字列を、文字列単位、ワード単位、あるいは文字
単位で検索して、各知識データ記憶部16a〜16cに
記憶されている知識データ毎に集計する。
た不具合現象を表す文字列を、予め登録した分離用文字
(“。”“,”“が”“は”等)を用いて分解し、この
分解した文字列を用いて、後述する知識ベース中16の
各知識データ記憶部16a〜16cにそれぞれ記憶され
ている知識データから、上記文字列と同一あるいは類似
する文字列を、文字列単位、ワード単位、あるいは文字
単位で検索して、各知識データ記憶部16a〜16cに
記憶されている知識データ毎に集計する。
【0026】ルール・ベース推論部14bでは、上記知
識ベース部16に設けた故障樹木解析(フォルトツリー
アナリシス;以下、「FTA」と略記する)型知識デー
タ記憶部16bに記憶されている知識データ、及び故障
モード影響分析(確信度付マトリクス,以下、「FME
CA」と略記する)型知識データ記憶部16cに記憶さ
れている知識データを用いて故障原因あるいは故障箇所
を推論により探究し、仮説を生成する(詳細について
は、後述のフローチャートで説明する)。
識ベース部16に設けた故障樹木解析(フォルトツリー
アナリシス;以下、「FTA」と略記する)型知識デー
タ記憶部16bに記憶されている知識データ、及び故障
モード影響分析(確信度付マトリクス,以下、「FME
CA」と略記する)型知識データ記憶部16cに記憶さ
れている知識データを用いて故障原因あるいは故障箇所
を推論により探究し、仮説を生成する(詳細について
は、後述のフローチャートで説明する)。
【0027】事例ベース推論部14cでは、上記文字列
検索部14aで検索した不具合現象と、同一あるいは類
似する事象を上記知識ベース部16の診断事例型知識デ
ータ記憶部16aに記憶されている知識データから探索
して、故障原因あるいは故障箇所の仮説を生成する。
検索部14aで検索した不具合現象と、同一あるいは類
似する事象を上記知識ベース部16の診断事例型知識デ
ータ記憶部16aに記憶されている知識データから探索
して、故障原因あるいは故障箇所の仮説を生成する。
【0028】そして、上記推論制御部14dで、上記各
推論部14b,14cで生成した仮説の整合性を判断
し、仮説が整合しているときは、この仮説を結論仮説と
して出力する。
推論部14b,14cで生成した仮説の整合性を判断
し、仮説が整合しているときは、この仮説を結論仮説と
して出力する。
【0029】技術情報収集部15は、データ収集部15
aと事例登録部15bとで構成されている。データ収集
部15aでは、整備員が故障探究時に装置本体に入力し
た不具合項目、点検箇所、測定値等、整備作業中に入力
したデータ及び、上記結論仮説に従い、部品を交換する
などして上記仮説を検証した結果、(不具合が解消した
か、依然解消しないか、あるいは、故障原因が特定でき
たか等)の入力データを収集する。事例登録部15bで
は、上記データ収集部15aに入力されたデータに基づ
き今回の探究結果(成功事例と失敗事例の双方)を診断
事例として、後述する診断事例型知識データ記憶部16
aの知識データに蓄積する。
aと事例登録部15bとで構成されている。データ収集
部15aでは、整備員が故障探究時に装置本体に入力し
た不具合項目、点検箇所、測定値等、整備作業中に入力
したデータ及び、上記結論仮説に従い、部品を交換する
などして上記仮説を検証した結果、(不具合が解消した
か、依然解消しないか、あるいは、故障原因が特定でき
たか等)の入力データを収集する。事例登録部15bで
は、上記データ収集部15aに入力されたデータに基づ
き今回の探究結果(成功事例と失敗事例の双方)を診断
事例として、後述する診断事例型知識データ記憶部16
aの知識データに蓄積する。
【0030】上記知識ベース部16は、診断事例型知識
データを記憶する診断事例型知識データ記憶部16aと
FTA型知識データを記憶するFTA型知識データ記憶
部16bとFMECA型知識データを記憶するFMEC
A型知識データ記憶部16cと電子化マニュアルデータ
を記憶する電子化マニュアルデータ記憶部16dとで構
成されている。
データを記憶する診断事例型知識データ記憶部16aと
FTA型知識データを記憶するFTA型知識データ記憶
部16bとFMECA型知識データを記憶するFMEC
A型知識データ記憶部16cと電子化マニュアルデータ
を記憶する電子化マニュアルデータ記憶部16dとで構
成されている。
【0031】上記診断事例型知識データは過去の故障原
因の探究結果を事例としてまとめたデータ・ベースで、
図11に示すように、各診断事例毎に、不具合現象(あ
るいは不具合の生じている箇所)、故障の故障原因及び
その処置、不具合部品、並びに知識源の種類等が記憶さ
れている。なお、この診断事例データの知識源として
は、不具合記録票、整備記録票、整備員に対するインタ
ビュー等がある。
因の探究結果を事例としてまとめたデータ・ベースで、
図11に示すように、各診断事例毎に、不具合現象(あ
るいは不具合の生じている箇所)、故障の故障原因及び
その処置、不具合部品、並びに知識源の種類等が記憶さ
れている。なお、この診断事例データの知識源として
は、不具合記録票、整備記録票、整備員に対するインタ
ビュー等がある。
【0032】不具合記録票には、図9に示すように、乗
員が発見した「不具合事項と点検箇所」を記録する欄
と、整備員が実施した「処置」等を記録する欄が設けら
れている。整備記録票には、点検時に生じた「不具合現
象」、並びに、作業を実施した部門で記入された「不具
合部品」、「故障状況」等が記録されている。
員が発見した「不具合事項と点検箇所」を記録する欄
と、整備員が実施した「処置」等を記録する欄が設けら
れている。整備記録票には、点検時に生じた「不具合現
象」、並びに、作業を実施した部門で記入された「不具
合部品」、「故障状況」等が記録されている。
【0033】又、インタビューは、整備員に対して行っ
た文章化されていない整備要領、故障探究等のノウハウ
を収集して診断事例に反映させたものである。
た文章化されていない整備要領、故障探究等のノウハウ
を収集して診断事例に反映させたものである。
【0034】上記FTA型知識データ記憶部16bに記
憶されているFTA型知識データは、設計資料及び熟練
整備員の経験等を解析し、不具合現象と故障原因とを構
成部品の体系毎に論理的に分析し、ルールの集合で表し
たもので、図14に示すように、構成部品毎にルール
(図では、ルール1〜6)で分類され、各ルールは中間
仮説を介して連鎖的に結び付けられている。例えば、ル
ール2は「ブースタ・ポンプ異常」を中間仮説としたと
きの結論仮説(燃料漏洩等)が示され、又、ルール4は
「燃料漏洩」を中間仮説としたときの結論仮説(締付不
良、ポンプ内部不良等)が示されている。
憶されているFTA型知識データは、設計資料及び熟練
整備員の経験等を解析し、不具合現象と故障原因とを構
成部品の体系毎に論理的に分析し、ルールの集合で表し
たもので、図14に示すように、構成部品毎にルール
(図では、ルール1〜6)で分類され、各ルールは中間
仮説を介して連鎖的に結び付けられている。例えば、ル
ール2は「ブースタ・ポンプ異常」を中間仮説としたと
きの結論仮説(燃料漏洩等)が示され、又、ルール4は
「燃料漏洩」を中間仮説としたときの結論仮説(締付不
良、ポンプ内部不良等)が示されている。
【0035】一方、FMECA型知識データは、マトリ
クス状の表形式で表されており、熟練整備員の経験、及
び部品又は系統の信頼性情報等を解析し、図17に示す
ように、不具合現象と故障原因とを部品又は系統毎に分
類した、いわゆるFMECA表として表形式で表したも
ので、不具合現象の欄には、部品又は系統の故障モー
ド、故障の影響、及び故障の探知方法が記述されてい
る。又、各格子で囲まれた中には確信度が明記されてい
る。この確信度は、部品又は系統のMTBF(平均故障
間隔)あるいは、同一の不具合現象に対して考えられる
故障原因の数、あるいは故障の実績発生回数等を考慮し
て設定されるもので、この確信度により、不具合現象と
故障原因との因果関係の深さが示される。
クス状の表形式で表されており、熟練整備員の経験、及
び部品又は系統の信頼性情報等を解析し、図17に示す
ように、不具合現象と故障原因とを部品又は系統毎に分
類した、いわゆるFMECA表として表形式で表したも
ので、不具合現象の欄には、部品又は系統の故障モー
ド、故障の影響、及び故障の探知方法が記述されてい
る。又、各格子で囲まれた中には確信度が明記されてい
る。この確信度は、部品又は系統のMTBF(平均故障
間隔)あるいは、同一の不具合現象に対して考えられる
故障原因の数、あるいは故障の実績発生回数等を考慮し
て設定されるもので、この確信度により、不具合現象と
故障原因との因果関係の深さが示される。
【0036】又、電子化マニュアルデータは、構成部品
等の点検、交換あるいは組立手順等を表したテキスト及
びグラフィックス・データであり、例えば、図23に示
すように、上記装置本体1のタッチスクリーン1aに、
ブースタ・ポンプのグラフィックや、このブースタ・ポ
ンプの点検要領などのデータを上記電子化マニュアルデ
ータから読込んでウインドウに表示させる。
等の点検、交換あるいは組立手順等を表したテキスト及
びグラフィックス・データであり、例えば、図23に示
すように、上記装置本体1のタッチスクリーン1aに、
ブースタ・ポンプのグラフィックや、このブースタ・ポ
ンプの点検要領などのデータを上記電子化マニュアルデ
ータから読込んでウインドウに表示させる。
【0037】又、上記運用記録データ部17は、整備記
録データ記憶部17aと作業経過一時記憶部17bとで
構成されており、上記整備記録データ記憶部17aに
は、不具合現象に対する処置、点検結果、及び試運転の
状況などの整備結果を事例毎に記憶される。又、上記作
業経過一時記憶部17bには、例えば、整備途中で交換
部品を手配するために中断し、その後、故障診断を再開
するような場合に、中断した整備作業から引続き続行す
ることができるようにするために、整備員の実施した整
備経過、あるいは整備状況が逐次記憶される。
録データ記憶部17aと作業経過一時記憶部17bとで
構成されており、上記整備記録データ記憶部17aに
は、不具合現象に対する処置、点検結果、及び試運転の
状況などの整備結果を事例毎に記憶される。又、上記作
業経過一時記憶部17bには、例えば、整備途中で交換
部品を手配するために中断し、その後、故障診断を再開
するような場合に、中断した整備作業から引続き続行す
ることができるようにするために、整備員の実施した整
備経過、あるいは整備状況が逐次記憶される。
【0038】次に、故障診断手順について、図2乃至図
7のフローチャートに従って説明する。なお、本実施例
では、航空機の燃料系の不具合を例示して説明する。
7のフローチャートに従って説明する。なお、本実施例
では、航空機の燃料系の不具合を例示して説明する。
【0039】この故障診断は図2の推論処理ルーチンに
従って実行される。
従って実行される。
【0040】先ず、整備員は、故障診断装置Aの装置本
体1のタッチスクリーン1aに表示されたメニューから
「診断の開始」を選択すると、図10に示すように、不
具合現象を入力するためのウインドウと、この不具合現
象を文章表現で入力するためのペン入力用ウインドウが
表示されて推論処理が開始される。
体1のタッチスクリーン1aに表示されたメニューから
「診断の開始」を選択すると、図10に示すように、不
具合現象を入力するためのウインドウと、この不具合現
象を文章表現で入力するためのペン入力用ウインドウが
表示されて推論処理が開始される。
【0041】整備員は、ステップS1で、手渡された不
具合記録票21(図9参照)等の帳票を参照して、航空
機のシステムの可動状態などの必要事項、あるいは乗員
などから伝えられた不具合現象(症状)を入力ペン2を
用いて上記タッチスクリーン1aに入力する。
具合記録票21(図9参照)等の帳票を参照して、航空
機のシステムの可動状態などの必要事項、あるいは乗員
などから伝えられた不具合現象(症状)を入力ペン2を
用いて上記タッチスクリーン1aに入力する。
【0042】なお、図9に示す不具合記録票21の処置
の欄には、整備員が点検を完了した後、その処置及び試
運転状況などの整備記録データを書込むことができる
(図27、図30参照)。
の欄には、整備員が点検を完了した後、その処置及び試
運転状況などの整備記録データを書込むことができる
(図27、図30参照)。
【0043】一方、ステップS2では、後述するステッ
プS12で表示された問診に応じてテスタ接続により得
られた計測値等の症状を直接入力する。
プS12で表示された問診に応じてテスタ接続により得
られた計測値等の症状を直接入力する。
【0044】そして、上記タッチスクリーン1a上の不
具合現象入力ウインドウ等の欄に必要事項の入力を完了
し、「入力終了」のウインドウを入力ペン2により選出
すると、入力された情報(年月日、任務、内容等)が入
力データとして出力され、ステップS3でメモリに保管
される。
具合現象入力ウインドウ等の欄に必要事項の入力を完了
し、「入力終了」のウインドウを入力ペン2により選出
すると、入力された情報(年月日、任務、内容等)が入
力データとして出力され、ステップS3でメモリに保管
される。
【0045】次いで、ステップS4で、ステップS1で
入力されてステップS3で保管された不具合現象と、各
知識データ記憶部16a〜16cに記憶されている知識
データの事象等との類似度を算出する。
入力されてステップS3で保管された不具合現象と、各
知識データ記憶部16a〜16cに記憶されている知識
データの事象等との類似度を算出する。
【0046】この類似度の算出は、文字列検索部14a
で実行されるもので、例えば、以下の手順で行われる。
で実行されるもので、例えば、以下の手順で行われる。
【0047】(1)まず、上記各知識データ記憶部16a
〜16cの各知識データから類似度の算出対象となる文
字列(文章)をそれぞれ取出す。なお、この各文字列に
は、上記各知識データ記憶部16a〜16cに記憶され
ている知識データとの対応付けを行うためのID(自己
証明)番号が付与されている。
〜16cの各知識データから類似度の算出対象となる文
字列(文章)をそれぞれ取出す。なお、この各文字列に
は、上記各知識データ記憶部16a〜16cに記憶され
ている知識データとの対応付けを行うためのID(自己
証明)番号が付与されている。
【0048】(2)次いで、このID番号が付与された文
字列を、ストリング、ワード、及びキャラクタの各単位
毎に分解して、各知識データ毎のワーキングメモリに格
納する。なお、この各ワーキングメモリに格納されてい
る「分解文字列」には、分解前のものと同じID番号が
付与されている。
字列を、ストリング、ワード、及びキャラクタの各単位
毎に分解して、各知識データ毎のワーキングメモリに格
納する。なお、この各ワーキングメモリに格納されてい
る「分解文字列」には、分解前のものと同じID番号が
付与されている。
【0049】ここで、「ストリング」とは、文字列その
ものをいい、「ワード」とは、空白文字、予め登録され
ている分離用文字(“。”、“,”、“が”、“は”
等)を用いて、例えば、文字列「エンジンが始動せず」
を「エンジン」と「始動せず」とに分解する。
ものをいい、「ワード」とは、空白文字、予め登録され
ている分離用文字(“。”、“,”、“が”、“は”
等)を用いて、例えば、文字列「エンジンが始動せず」
を「エンジン」と「始動せず」とに分解する。
【0050】キャラクタとは、文字列を所定文字数毎に
分解することをいい、例えば、文字列「エンジンが始動
せず」を、「エンジ」「ンが始」「動せず」、あるい
は、「エ」「ンジン」「が始動」「せず」、又は、「エ
ン」「ジンが」「始動せ」「ず」等のように3文字毎に
分解する。
分解することをいい、例えば、文字列「エンジンが始動
せず」を、「エンジ」「ンが始」「動せず」、あるい
は、「エ」「ンジン」「が始動」「せず」、又は、「エ
ン」「ジンが」「始動せ」「ず」等のように3文字毎に
分解する。
【0051】(3)次いで、上記ワーキングメモリに格納
された「分解された文字列」から予め登録した「無視語
句(“しかし”、“私は”等)」を削除する。
された「分解された文字列」から予め登録した「無視語
句(“しかし”、“私は”等)」を削除する。
【0052】(4)その後、予め登録した「同意語句
(“不調”は、“故障”とする等)」を用いて上記「分
解された文字列」を置換する。
(“不調”は、“故障”とする等)」を用いて上記「分
解された文字列」を置換する。
【0053】(5)一方、整備員が入力した不具合現象
(症状)の文字列を、上記(1)〜(4)と同様に、ストリン
グ、ワード、及びキャラクタの各単位毎に分解する。
(症状)の文字列を、上記(1)〜(4)と同様に、ストリン
グ、ワード、及びキャラクタの各単位毎に分解する。
【0054】(6)そして、分解された不具合現象の文字
列を用いてワーキングメモリに格納されている「分解さ
れた文字列」を検索する。
列を用いてワーキングメモリに格納されている「分解さ
れた文字列」を検索する。
【0055】例えば、整備員が入力した「エンジンが始
動せず」と、上記各知識データ記憶部16a〜16cに
記憶されている知識データから取出された文字列との類
似度は以下のようになる。
動せず」と、上記各知識データ記憶部16a〜16cに
記憶されている知識データから取出された文字列との類
似度は以下のようになる。
【0056】 (7)次いで、ストリング、ワード、あるいはキャラクタ
の各単位で完全に一致するデータをID番号毎に集計
し、この集計結果を類似度として、それぞれ対応する推
論部14b,14cに出力する。なお、集計する際に
は、ストリング、ワード、あるいはキャラクタ毎に重み
付係数を用いて行う。
の各単位で完全に一致するデータをID番号毎に集計
し、この集計結果を類似度として、それぞれ対応する推
論部14b,14cに出力する。なお、集計する際に
は、ストリング、ワード、あるいはキャラクタ毎に重み
付係数を用いて行う。
【0057】その結果、不具合現象「燃料片減り」「左
タンク減らず右からのみ消費」と各知識データ記憶部1
6a〜16cの知識データに記憶されている知識データ
との類似度は以下のようになる。
タンク減らず右からのみ消費」と各知識データ記憶部1
6a〜16cの知識データに記憶されている知識データ
との類似度は以下のようになる。
【0058】診断事例型知識データ記憶部16aに記憶
されている知識データの中で、類似度算出の対象となる
診断事例は、図11に示す通りで、この各診断事例の類
似度は、図12に示す値になる。この中で、事例-1048
の「3000ftで巡行中」「左タンク燃料消費せず」
は、最も高い類似度、すなわち、入力された不具合現象
と症状の最も近似する事例ということになる。
されている知識データの中で、類似度算出の対象となる
診断事例は、図11に示す通りで、この各診断事例の類
似度は、図12に示す値になる。この中で、事例-1048
の「3000ftで巡行中」「左タンク燃料消費せず」
は、最も高い類似度、すなわち、入力された不具合現象
と症状の最も近似する事例ということになる。
【0059】又、FTA型知識データ記憶部16bに記
憶されている知識データの中で、類似度算出の対象とな
るツリーは、図14に示すように「燃料系統の不具合」
をトップ事象とするルールの連鎖で構成されたツリーで
あり、各仮説の類似度は以下の通りである。
憶されている知識データの中で、類似度算出の対象とな
るツリーは、図14に示すように「燃料系統の不具合」
をトップ事象とするルールの連鎖で構成されたツリーで
あり、各仮説の類似度は以下の通りである。
【0060】1)ルール5の「ポンプ自身内部不良」→
3、 2)ルール2とルール4の中間仮説である「燃料漏洩」→
40、 3)ルール3の「燃料漏洩」→40、 4)ルール1とルール2の中間仮説である「ブースタポン
プ異常」→3、 5)ルール1とルール3との中間仮説である「トランスフ
ァ・ポンプ異常」→3 6)ルール1の i)「燃料シャット・オフ・バルブ異常」→35、 ii)「燃料サブ・タンク異常」→36、 iii)「燃料指示系統の指示不良」→38、 である。
3、 2)ルール2とルール4の中間仮説である「燃料漏洩」→
40、 3)ルール3の「燃料漏洩」→40、 4)ルール1とルール2の中間仮説である「ブースタポン
プ異常」→3、 5)ルール1とルール3との中間仮説である「トランスフ
ァ・ポンプ異常」→3 6)ルール1の i)「燃料シャット・オフ・バルブ異常」→35、 ii)「燃料サブ・タンク異常」→36、 iii)「燃料指示系統の指示不良」→38、 である。
【0061】一方、FMECA型知識データ記憶部16
cに記憶されている知識データの中で、類似度算出の対
象となる現象は、図17に示す通りで、この中で類似度
は、図18に示すように、「燃料片減り」が最も高い値
を示す。
cに記憶されている知識データの中で、類似度算出の対
象となる現象は、図17に示す通りで、この中で類似度
は、図18に示すように、「燃料片減り」が最も高い値
を示す。
【0062】上記ステップS4で各知識データ記憶部1
6a〜16cに記憶されている知識データと、不具合現
象との類似度が算出されると、次のステップS5,S
6,S7を平行に実行し(コンカレント処理)、各ステ
ップS5,S6,S7で、それぞれの知識データ記憶部
16a〜16cに記憶されている知識データに基づい
て、故障原因を推論により探究し仮説を生成する。
6a〜16cに記憶されている知識データと、不具合現
象との類似度が算出されると、次のステップS5,S
6,S7を平行に実行し(コンカレント処理)、各ステ
ップS5,S6,S7で、それぞれの知識データ記憶部
16a〜16cに記憶されている知識データに基づい
て、故障原因を推論により探究し仮説を生成する。
【0063】すなわち、ステップS5では、上記診断事
例型知識データ記憶部16aに記憶されている知識デー
タを用いて、事例ベース推論により故障原因を探究し仮
説を生成する。又、ステップS6では、FTA型知識デ
ータ記憶部16bに記憶されている知識ベースを用いて
ルール・ベース推論により故障原因を探究し仮説を生成
する。さらに、ステップS7では,FMECA型知識デ
ータ記憶部16cに記憶されている知識ベースを用いて
ルール・ベース推論により故障原因を探究し仮説を生成
する。
例型知識データ記憶部16aに記憶されている知識デー
タを用いて、事例ベース推論により故障原因を探究し仮
説を生成する。又、ステップS6では、FTA型知識デ
ータ記憶部16bに記憶されている知識ベースを用いて
ルール・ベース推論により故障原因を探究し仮説を生成
する。さらに、ステップS7では,FMECA型知識デ
ータ記憶部16cに記憶されている知識ベースを用いて
ルール・ベース推論により故障原因を探究し仮説を生成
する。
【0064】まず、ステップS5の診断事例推論による
仮説の生成について説明する。この診断事例推論は、事
例ベース推論部14cで実行されるもので、具体的に
は、図4に示す診断事例推論による仮説の生成ルーチン
に従って行われる。
仮説の生成について説明する。この診断事例推論は、事
例ベース推論部14cで実行されるもので、具体的に
は、図4に示す診断事例推論による仮説の生成ルーチン
に従って行われる。
【0065】ステップS31で、上記推論処理ルーチン
のステップS4で算出した診断事例型知識データ記憶部
16aに記憶されている知識データの事例毎の類似度に
基づいて仮説の絞り込みを行う。この仮説の絞り込み
は、類似度が予め設定した「しきい値」以上かどうかで
判断する。例えば、「しきい値」を10とすれば、図1
1、図12に示すように、「事例-1048」が、診断事例
推論によって生成された仮説となる。なお、図11、図
12に示す知識データでは、「しきい値」を越える事例
が一つのみであったが、この「しきい値」よりも高い類
似度を有する事例が複数ある場合には、それらが全て診
断事例推論による仮説となる。
のステップS4で算出した診断事例型知識データ記憶部
16aに記憶されている知識データの事例毎の類似度に
基づいて仮説の絞り込みを行う。この仮説の絞り込み
は、類似度が予め設定した「しきい値」以上かどうかで
判断する。例えば、「しきい値」を10とすれば、図1
1、図12に示すように、「事例-1048」が、診断事例
推論によって生成された仮説となる。なお、図11、図
12に示す知識データでは、「しきい値」を越える事例
が一つのみであったが、この「しきい値」よりも高い類
似度を有する事例が複数ある場合には、それらが全て診
断事例推論による仮説となる。
【0066】その後、ステップS32で、上記ステップ
S31で絞り込まれた仮説の信頼度を算出する。この信
頼度は、他の推論(FTA推論あるいはFMECA推
論)によって得られた仮説との競合を解消する際の基準
となるもので、上記推論処理ルーチンのステップS4で
算出した類似度に係数を乗算して算出している。なお、
本実施例では、図13に示すように、信頼度を算出する
際の係数を1としている。
S31で絞り込まれた仮説の信頼度を算出する。この信
頼度は、他の推論(FTA推論あるいはFMECA推
論)によって得られた仮説との競合を解消する際の基準
となるもので、上記推論処理ルーチンのステップS4で
算出した類似度に係数を乗算して算出している。なお、
本実施例では、図13に示すように、信頼度を算出する
際の係数を1としている。
【0067】そして、上記ステップS31で絞り込まれ
た事例を「診断事例推論による仮説」として推論制御部
14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのステップS8
へ戻る。
た事例を「診断事例推論による仮説」として推論制御部
14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのステップS8
へ戻る。
【0068】次に、ステップS6のFTA推論による仮
説の生成について説明する。このFTA推論は、ルール
・ベース推論部14bで実行されるもので、具体的に
は、図5に示すFTA推論による仮説の生成ルーチンに
従って行われる。
説の生成について説明する。このFTA推論は、ルール
・ベース推論部14bで実行されるもので、具体的に
は、図5に示すFTA推論による仮説の生成ルーチンに
従って行われる。
【0069】まず、ステップS41で、上記推論処理ル
ーチンのステップS4で算出したFTA型知識データ記
憶部16bに記憶されている知識データの中の、「燃料
系統の不具合」をトップ事象とするルールの連鎖で構成
されたツリーの各仮説の類似度に基づき、類似度が予め
設定した「しきい値」以上の仮説を選出して仮説の絞り
込みを行う。
ーチンのステップS4で算出したFTA型知識データ記
憶部16bに記憶されている知識データの中の、「燃料
系統の不具合」をトップ事象とするルールの連鎖で構成
されたツリーの各仮説の類似度に基づき、類似度が予め
設定した「しきい値」以上の仮説を選出して仮説の絞り
込みを行う。
【0070】例えば、「しきい値」を15とした場合、
図14のFTA型知識データでは、前述の、 a)ルール2とルール4の中間仮説である「燃料漏洩」 b)ルール3の「燃料漏洩」 c)ルール1の i)「燃料シャット・オフ・バルブ異常」 ii)「燃料サブ・タンク異常」 iii)「燃料指示系統の指示不良」 が絞り込まれる。
図14のFTA型知識データでは、前述の、 a)ルール2とルール4の中間仮説である「燃料漏洩」 b)ルール3の「燃料漏洩」 c)ルール1の i)「燃料シャット・オフ・バルブ異常」 ii)「燃料サブ・タンク異常」 iii)「燃料指示系統の指示不良」 が絞り込まれる。
【0071】そして、ステップS42で、上記ステップ
S42で絞り込まれた各仮説を結び付けるルートを探索
する。図14では、トップ事象である「燃料系統の不具
合」が今回の「不具合現象」であり、この不具合現象か
ら図の左方向へ延びる根が、この現象に対して因果関係
を有する故障原因、すなわち「仮説」である。上記ステ
ップS41で選出した仮説と上記不具合現象とを結び付
けるルートは、図15に示すように、ルート1〜5の5
通りになる。
S42で絞り込まれた各仮説を結び付けるルートを探索
する。図14では、トップ事象である「燃料系統の不具
合」が今回の「不具合現象」であり、この不具合現象か
ら図の左方向へ延びる根が、この現象に対して因果関係
を有する故障原因、すなわち「仮説」である。上記ステ
ップS41で選出した仮説と上記不具合現象とを結び付
けるルートは、図15に示すように、ルート1〜5の5
通りになる。
【0072】そして、ステップS43で、上記ステップ
S42で探索したルートの完全度を算出する。この完全
度は不具合現象と故障原因との結びつき(因果関係)が
強いもの程、高い値になる。図15で探索したルートの
完全度は以下の通りである。
S42で探索したルートの完全度を算出する。この完全
度は不具合現象と故障原因との結びつき(因果関係)が
強いもの程、高い値になる。図15で探索したルートの
完全度は以下の通りである。
【0073】1)ルート1→50 2)ルート2→50 3)ルート3→50 4)ルート4→30 5)ルート5→30 次いで、ステップS44で、完全度に基づいて、この完
全度が予め設定した「しきい値」以上かどうかで仮説の
絞り込みを行う。例えば、「しきい値」を20とした場
合には、上記ルート1〜5の全てが対象となる。
全度が予め設定した「しきい値」以上かどうかで仮説の
絞り込みを行う。例えば、「しきい値」を20とした場
合には、上記ルート1〜5の全てが対象となる。
【0074】次いで、ステップS45で、上記ステップ
S44で絞り込まれた仮説の信頼度をそれぞれ算出し、
この各仮説を「FTA推論による仮説」として上記推論
制御部14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのステッ
プS8へ戻る。
S44で絞り込まれた仮説の信頼度をそれぞれ算出し、
この各仮説を「FTA推論による仮説」として上記推論
制御部14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのステッ
プS8へ戻る。
【0075】上記信頼度は、上記完全度に係数を乗算し
て設定するもので、例えば、上記「しきい値」を20、
係数を1とした場合には、図16に示すように、「FT
A推論による仮説」は、ルート1〜5の全てが対象とな
る。
て設定するもので、例えば、上記「しきい値」を20、
係数を1とした場合には、図16に示すように、「FT
A推論による仮説」は、ルート1〜5の全てが対象とな
る。
【0076】次に、上記推論処理ルーチンのステップS
7で行われるFMECA推論による仮説の生成について
説明する。このFMECA推論は、上記FTA推論と同
様に、上記ルール・ベース推論部14bで実行され、具
体的には、図6に示すFMECA推論による仮説の生成
ルーチンに従って行われる。
7で行われるFMECA推論による仮説の生成について
説明する。このFMECA推論は、上記FTA推論と同
様に、上記ルール・ベース推論部14bで実行され、具
体的には、図6に示すFMECA推論による仮説の生成
ルーチンに従って行われる。
【0077】まず、ステップS51で、FMECA型知
識データ記憶部16cに記憶されている知識データの各
現象から、今回の診断対象となる現象の絞り込みを行
う。この現象の絞り込みは、不具合現象に対応する現象
を上記推論処理ルーチンのステップS4で算出した類似
度に基づいて、この類似度が、予め設定した「しきい
値」以上の現象を選出することで行う。例えば、「しき
い値」を10とした場合、図17に示す、いわゆるFM
ECA表に表示されている現象では、「燃料減少」と
「燃料片減り」と「燃料タンク残量修正不能」とに絞り
込まれる(図18参照)。
識データ記憶部16cに記憶されている知識データの各
現象から、今回の診断対象となる現象の絞り込みを行
う。この現象の絞り込みは、不具合現象に対応する現象
を上記推論処理ルーチンのステップS4で算出した類似
度に基づいて、この類似度が、予め設定した「しきい
値」以上の現象を選出することで行う。例えば、「しき
い値」を10とした場合、図17に示す、いわゆるFM
ECA表に表示されている現象では、「燃料減少」と
「燃料片減り」と「燃料タンク残量修正不能」とに絞り
込まれる(図18参照)。
【0078】次いで、ステップS52で、上記ステップ
S51で絞り込まれた現象に対応する確信度を上記FM
ECA表から求める。例えば、図17に示す、いわゆる
FMECA表には、「燃料減少」に対応する確信度が1
6,21,63、「燃料片減り」に対応する確信度が5
0,31,46、「燃料タンク残量修正不能」に対応す
る確信度が40,60である。
S51で絞り込まれた現象に対応する確信度を上記FM
ECA表から求める。例えば、図17に示す、いわゆる
FMECA表には、「燃料減少」に対応する確信度が1
6,21,63、「燃料片減り」に対応する確信度が5
0,31,46、「燃料タンク残量修正不能」に対応す
る確信度が40,60である。
【0079】そして、ステップS53で、上記各確信度
の中から予め設定した「しきい値」以上の確信度を選出
し、仮説の絞り込みを行う。例えば、上記「しきい値」
を20に設定すると、図17に示すように、太枠で囲ん
だ確信度が対象となり、ステップS54では、この確信
度に対応する部品及び原因を選出する。
の中から予め設定した「しきい値」以上の確信度を選出
し、仮説の絞り込みを行う。例えば、上記「しきい値」
を20に設定すると、図17に示すように、太枠で囲ん
だ確信度が対象となり、ステップS54では、この確信
度に対応する部品及び原因を選出する。
【0080】次いで、ステップS55で、上記ステップ
S54で選出した部品又は原因の信頼度をそれぞれ算出
し、この信頼度及び仮説を「FMECA推論による仮
説」として、例えば、図19に示すようなデータを上記
推論制御部14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのス
テップS8へ戻る。
S54で選出した部品又は原因の信頼度をそれぞれ算出
し、この信頼度及び仮説を「FMECA推論による仮
説」として、例えば、図19に示すようなデータを上記
推論制御部14dへ出力し、上記推論処理ルーチンのス
テップS8へ戻る。
【0081】なお、本実施例では、上記信頼度を、類似
度と確信度とを乗算した値の総和に、係数を乗算して求
めており、表に示せば、以下の通りである。
度と確信度とを乗算した値の総和に、係数を乗算して求
めており、表に示せば、以下の通りである。
【0082】 そして、図2に示す推論処理ルーチンのステップS8へ
戻り、上記ステップS5,S6,S7で生成した仮説が
競合するかを判断し、競合する場合には、予め設定した
基準に従って解消する。この仮説の競合解消は、図1に
示す推論制御部14dで実行されるもので、具体的に
は、図7の仮説の競合解消ルーチンに従って行われる。
戻り、上記ステップS5,S6,S7で生成した仮説が
競合するかを判断し、競合する場合には、予め設定した
基準に従って解消する。この仮説の競合解消は、図1に
示す推論制御部14dで実行されるもので、具体的に
は、図7の仮説の競合解消ルーチンに従って行われる。
【0083】まず、ステップS61で、上記各ステップ
S5,S6,S7でそれぞれ生成した仮説を、表に集約
する。上記各ステップS5,S6,S7で生成した仮説
は、例えば、図20に示す表のように、各推論毎に集約
され、算出した信頼度に従って順位が付けられる。
S5,S6,S7でそれぞれ生成した仮説を、表に集約
する。上記各ステップS5,S6,S7で生成した仮説
は、例えば、図20に示す表のように、各推論毎に集約
され、算出した信頼度に従って順位が付けられる。
【0084】そして、ステップS62で、上記各ステッ
プS5,S6,S7で生成した仮説の整合性を、不具合
の対象、属性等から求める。例えば、図20では、診断
事例推論による仮説の順位1とFMECA推論による仮
説の順位1とは、不具合部品が「ブースタ・ポンプ」で
ある点で整合しているが、診断事例推論による仮説の順
位1とFTA推論による仮説の順位1とは、不具合現象
が「燃料系統の不具合」という点では共通しているもの
の、不具合部品は競合している。同様に、FTA推論に
よる上記仮説とFMECA推論による仮説との順位1で
は、不具合部品が競合している。
プS5,S6,S7で生成した仮説の整合性を、不具合
の対象、属性等から求める。例えば、図20では、診断
事例推論による仮説の順位1とFMECA推論による仮
説の順位1とは、不具合部品が「ブースタ・ポンプ」で
ある点で整合しているが、診断事例推論による仮説の順
位1とFTA推論による仮説の順位1とは、不具合現象
が「燃料系統の不具合」という点では共通しているもの
の、不具合部品は競合している。同様に、FTA推論に
よる上記仮説とFMECA推論による仮説との順位1で
は、不具合部品が競合している。
【0085】次いで、ステップS63へ進むと、ステッ
プS62で算出した仮説の整合性を、予め設定した「整
合性の判断基準」に照合して、整合性があるか否かの判
定を行う。本実施例では、「整合性の判断基準」を「各
推論における仮説の信頼度の最も高い不具合が全て一致
すること」と定義しており、この定義に従って、整合性
を判断する。
プS62で算出した仮説の整合性を、予め設定した「整
合性の判断基準」に照合して、整合性があるか否かの判
定を行う。本実施例では、「整合性の判断基準」を「各
推論における仮説の信頼度の最も高い不具合が全て一致
すること」と定義しており、この定義に従って、整合性
を判断する。
【0086】その結果、例えば、図20に示すように、
各推論で生成した順位1の仮説が全てが一致していない
ときは、ステップS64で整合性なしとして、ステップ
S64からステップS65へ進み、推論回数計測用カウ
ント値Cをインクリメントして、ステップS66へ進
む。
各推論で生成した順位1の仮説が全てが一致していない
ときは、ステップS64で整合性なしとして、ステップ
S64からステップS65へ進み、推論回数計測用カウ
ント値Cをインクリメントして、ステップS66へ進
む。
【0087】ステップS66では、上記推論回数計測用
カウント値Cと設定値Nとを比較し、C≦Nのときは、
「診断未終了」と判断し、ステップS67へ進む。ステ
ップS67では、上記ステップS61で集約した仮説か
ら一定の基準に従って再推論用のデータを作成する。こ
の基準を、例えば、「各仮説の信頼度が各々に最も高い
ものを選出する」と定義した場合、図20の集計表で
は、FMECA推論による順位1の仮説に基づいて再推
論用データが作成され(図21参照)、このデータを
「診断未終了」の情報とともに出力して、ステップS9
へ戻る。
カウント値Cと設定値Nとを比較し、C≦Nのときは、
「診断未終了」と判断し、ステップS67へ進む。ステ
ップS67では、上記ステップS61で集約した仮説か
ら一定の基準に従って再推論用のデータを作成する。こ
の基準を、例えば、「各仮説の信頼度が各々に最も高い
ものを選出する」と定義した場合、図20の集計表で
は、FMECA推論による順位1の仮説に基づいて再推
論用データが作成され(図21参照)、このデータを
「診断未終了」の情報とともに出力して、ステップS9
へ戻る。
【0088】一方、上記ステップS66で、C>Nと判
断されたとき、すなわち、再推論を設定回数繰返して
も、仮説が整合しないときは、ステップS68へ進み、
予め設定した優先順位の判断基準に従って競合を解消す
る。
断されたとき、すなわち、再推論を設定回数繰返して
も、仮説が整合しないときは、ステップS68へ進み、
予め設定した優先順位の判断基準に従って競合を解消す
る。
【0089】この実施例での優先順位は、最も論理的に
構築されているFTA型知識データに基づく仮説を最優
先とし、このFTA型知識データで仮説が生成されない
場合には、FMECA型知識データに基づく仮説を採用
し、また、この両知識データのいずれにおいても仮説が
生成されない場合には、診断事例型知識データによる仮
説を採用する。そして、この優先順位に従って競合の解
消された仮説を探究結果として、「診断終了」の情報と
ともに出力し、ルーチンを抜ける。なお、この各知識デ
ータのいずれにおいても、故障原因が探究できない場合
には、ステップS68において、「仮説不成立」と「診
断終了」の情報を出力して、ステップS9へ戻る。
構築されているFTA型知識データに基づく仮説を最優
先とし、このFTA型知識データで仮説が生成されない
場合には、FMECA型知識データに基づく仮説を採用
し、また、この両知識データのいずれにおいても仮説が
生成されない場合には、診断事例型知識データによる仮
説を採用する。そして、この優先順位に従って競合の解
消された仮説を探究結果として、「診断終了」の情報と
ともに出力し、ルーチンを抜ける。なお、この各知識デ
ータのいずれにおいても、故障原因が探究できない場合
には、ステップS68において、「仮説不成立」と「診
断終了」の情報を出力して、ステップS9へ戻る。
【0090】一方、上記ステップS64で、上記各ステ
ップS5,S6,S7で生成した仮説が整合したとき
は、この仮説を探究結果とし、ステップS69へ分岐し
て、上記推論回数計測用カウント値Cをクリアした後、
上記探究結果を「診断終了」の情報とともに出力して、
ステップS9へ戻る。
ップS5,S6,S7で生成した仮説が整合したとき
は、この仮説を探究結果とし、ステップS69へ分岐し
て、上記推論回数計測用カウント値Cをクリアした後、
上記探究結果を「診断終了」の情報とともに出力して、
ステップS9へ戻る。
【0091】そして、推論処理ルーチンのステップS9
へ戻ると、「推論終了」かを上記ステップS8で作成し
た情報に基づいて判断し、「推論終了」の場合には、ス
テップS10へ進み、また、「推論未終了」の場合に
は、ステップS4へ戻る。
へ戻ると、「推論終了」かを上記ステップS8で作成し
た情報に基づいて判断し、「推論終了」の場合には、ス
テップS10へ進み、また、「推論未終了」の場合に
は、ステップS4へ戻る。
【0092】そして、上記ステップS9で「推論未終
了」と判断されてステップS4へ戻ると、上記ステップ
S3でメモリに保管した不具合現象、及び所定の計測値
等の入力データと、上記ステップS8(ステップS6
7)で作成した「再推論用データ」とを組合わせた文字
列と、各知識データ記憶部16a〜16cに記憶されて
いる知識データとの類似度を、再度算出する。
了」と判断されてステップS4へ戻ると、上記ステップ
S3でメモリに保管した不具合現象、及び所定の計測値
等の入力データと、上記ステップS8(ステップS6
7)で作成した「再推論用データ」とを組合わせた文字
列と、各知識データ記憶部16a〜16cに記憶されて
いる知識データとの類似度を、再度算出する。
【0093】図21の再推論用データでは、文字列とし
て「燃料片減り」、「左タンク減らず」、「右からのみ
消費」、「ブースタ・ポンプ」、「自身の作動不良」が
与えられ、この各文字列と上記各知識データ記憶部16
a〜16cに記憶されている知識データの不具合現象、
不具合部品、故障原因等を比較して、論理演算等により
類似度を算出する。
て「燃料片減り」、「左タンク減らず」、「右からのみ
消費」、「ブースタ・ポンプ」、「自身の作動不良」が
与えられ、この各文字列と上記各知識データ記憶部16
a〜16cに記憶されている知識データの不具合現象、
不具合部品、故障原因等を比較して、論理演算等により
類似度を算出する。
【0094】そして、この各知識データ毎の類似度に従
い、上記ステップS5,S6,S7で、再推論により故
障原因を探究する。
い、上記ステップS5,S6,S7で、再推論により故
障原因を探究する。
【0095】その結果、ステップS5での診断事例推論
では、再推論時においても、診断事例型知識データに基
づいて生成する仮説が変更されないので、前回と同様の
推論結果が出力される。
では、再推論時においても、診断事例型知識データに基
づいて生成する仮説が変更されないので、前回と同様の
推論結果が出力される。
【0096】一方、ステップS6で実行されるFTA推
論では、図14に示すように、類似度算出により得られ
た文字列から、「燃料系統の不具合」と「ブースタ・ポ
ンプ異常」とが「現象」となり、故障原因である仮説と
現象との因果関係は、図15に示すルート5が最も強く
なり、従って、図22に示すように、ルート5の信頼度
が80と高い値になり、FTA推論による仮説の順位1
になる。
論では、図14に示すように、類似度算出により得られ
た文字列から、「燃料系統の不具合」と「ブースタ・ポ
ンプ異常」とが「現象」となり、故障原因である仮説と
現象との因果関係は、図15に示すルート5が最も強く
なり、従って、図22に示すように、ルート5の信頼度
が80と高い値になり、FTA推論による仮説の順位1
になる。
【0097】一方、ステップS7でのFMECA推論で
は、図17に示すように、「燃料片減り」と一致する文
字列があり、仮説には変更が無く、同様な結果が出力さ
れる。
は、図17に示すように、「燃料片減り」と一致する文
字列があり、仮説には変更が無く、同様な結果が出力さ
れる。
【0098】その結果、ステップS8で実行される、図
7の仮説の競合解消ルーチンのステップS64では、図
22の表に示すように、各推論による仮説の順位1の不
具合部品が整合するので、予め定義された「整合性の判
断基準」が満足され、ステップS64で、整合性ありと
判断されて、ステップS69へ分岐して、上記推論回数
計測用カウント値Cをクリアした後、上記探究結果を
「診断終了」の情報とともに出力して、ステップS9へ
戻る。
7の仮説の競合解消ルーチンのステップS64では、図
22の表に示すように、各推論による仮説の順位1の不
具合部品が整合するので、予め定義された「整合性の判
断基準」が満足され、ステップS64で、整合性ありと
判断されて、ステップS69へ分岐して、上記推論回数
計測用カウント値Cをクリアした後、上記探究結果を
「診断終了」の情報とともに出力して、ステップS9へ
戻る。
【0099】そして、上記ステップS9で、「推論終
了」と判断すると、ステップS10へ進み、他に点検項
目があるかを判断し、点検項目がある場合は、ステップ
S11へ分岐して、整備員、あるいは、ユーザに対する
問診の内容を絞り込む。この問診により、今回の結論仮
説を検証するとともに、新たな仮説を生成する際の情報
とする。すなわち、例えば、FTA型知識ベースでは、
図15に示すように、ルール2の中間仮説である「ブー
スタ・ポンプ異常」にルールで結びつく[燃料漏洩」に
は、ルール4の結論仮説が連鎖されている。従って、ブ
ースタ・ポンプの異常を特定する箇所を問診で指定し、
この箇所を点検することで、故障箇所を更に絞り込むこ
とができる。
了」と判断すると、ステップS10へ進み、他に点検項
目があるかを判断し、点検項目がある場合は、ステップ
S11へ分岐して、整備員、あるいは、ユーザに対する
問診の内容を絞り込む。この問診により、今回の結論仮
説を検証するとともに、新たな仮説を生成する際の情報
とする。すなわち、例えば、FTA型知識ベースでは、
図15に示すように、ルール2の中間仮説である「ブー
スタ・ポンプ異常」にルールで結びつく[燃料漏洩」に
は、ルール4の結論仮説が連鎖されている。従って、ブ
ースタ・ポンプの異常を特定する箇所を問診で指定し、
この箇所を点検することで、故障箇所を更に絞り込むこ
とができる。
【0100】そして、ステップS12で、上記ステップ
S11で絞り込んだ問診の内容を装置本体1のタッチス
クリーン1aに表示し、同時に、関連する点検要領等の
作業内容や必要な情報を、例えば、図23に示すように
表示する。そして、ステップS1,S2へ戻り、整備員
からの点検結果の入力を待つ。
S11で絞り込んだ問診の内容を装置本体1のタッチス
クリーン1aに表示し、同時に、関連する点検要領等の
作業内容や必要な情報を、例えば、図23に示すように
表示する。そして、ステップS1,S2へ戻り、整備員
からの点検結果の入力を待つ。
【0101】そして、整備員が上記タッチスクリーン1
aに入力ペン2あるいはテスタから点検結果を入力する
と、ステップS3で、このデータが保管され、ステップ
S4で、入力された文字列と、前回までの「入力デー
タ」の文字列、及び計測結果に基づいて、各知識データ
との類似度を再度算出し、ステップS5,S6,S7以
下で、各知識データに基づき、再度、推論を行い、故障
原因を探究する。
aに入力ペン2あるいはテスタから点検結果を入力する
と、ステップS3で、このデータが保管され、ステップ
S4で、入力された文字列と、前回までの「入力デー
タ」の文字列、及び計測結果に基づいて、各知識データ
との類似度を再度算出し、ステップS5,S6,S7以
下で、各知識データに基づき、再度、推論を行い、故障
原因を探究する。
【0102】そして、推論が終了し、ステップS9から
ステップS10へ進み、仮説を検証するための点検項目
がない場合は、そのまま、ステップS13へ進み、故障
原因が探究できたかを判断する。
ステップS10へ進み、仮説を検証するための点検項目
がない場合は、そのまま、ステップS13へ進み、故障
原因が探究できたかを判断する。
【0103】故障原因が探究できたときは、ステップS
14で、例えば、図24に示すように、推論の結果及び
論拠を上記タッチスクリーン1aに表示し、整備員が、
この内容を確認し、「了解」のウインドウを入力ペン2
により選出すると、ステップS15で、仮設に対応する
部品の交換手順等、必要な処置要領等の情報を表示し、
ステップS16へ進み、整備員からの処置結果、すなわ
ち、不具合が解消したかどうかの結果の入力を待つ。
14で、例えば、図24に示すように、推論の結果及び
論拠を上記タッチスクリーン1aに表示し、整備員が、
この内容を確認し、「了解」のウインドウを入力ペン2
により選出すると、ステップS15で、仮設に対応する
部品の交換手順等、必要な処置要領等の情報を表示し、
ステップS16へ進み、整備員からの処置結果、すなわ
ち、不具合が解消したかどうかの結果の入力を待つ。
【0104】整備員は、上記タッチスクリーン1a上で
提示された部品を交換し、あるいは必要な箇所の点検を
行った結果、不具合現象が解消し、あるいは、故障箇所
を特定できた場合、その検証内容を入力する。
提示された部品を交換し、あるいは必要な箇所の点検を
行った結果、不具合現象が解消し、あるいは、故障箇所
を特定できた場合、その検証内容を入力する。
【0105】すると、今回の推論による探究結果が成功
と判断され、ステップS17で、その結果の確認画面を
上記タッチスクリーン1aに表示する。上記タッチスク
リーン1aには、例えば、図25に示すように、探究の
経緯、検証結果等を表示すると共に、今回の探究が成功
である旨、及び今回の探究結果を成功事例として蓄積す
る旨のダイアログボックスを表示する。
と判断され、ステップS17で、その結果の確認画面を
上記タッチスクリーン1aに表示する。上記タッチスク
リーン1aには、例えば、図25に示すように、探究の
経緯、検証結果等を表示すると共に、今回の探究が成功
である旨、及び今回の探究結果を成功事例として蓄積す
る旨のダイアログボックスを表示する。
【0106】整備員が、ダイアログボックスの内容を確
認し、「了解」のウインドウを入力ペン2により選択す
ると、ステップS18で、まず、上記FMECA型知識
データ記憶部16cに記憶されている知識データの、今
回の探究により選出された現象と原因あるいは部品とを
結ぶ確信度(図17参照)を、今回の探究が成功である
ため相対的に高い値で更新する。
認し、「了解」のウインドウを入力ペン2により選択す
ると、ステップS18で、まず、上記FMECA型知識
データ記憶部16cに記憶されている知識データの、今
回の探究により選出された現象と原因あるいは部品とを
結ぶ確信度(図17参照)を、今回の探究が成功である
ため相対的に高い値で更新する。
【0107】そして、ステップS19で、診断事例型知
識データ記憶部16aに記憶されている知識データに、
今回の探究結果を成功事例として、例えば、図26の
「事例-5721」のように追加し、蓄積する。
識データ記憶部16aに記憶されている知識データに、
今回の探究結果を成功事例として、例えば、図26の
「事例-5721」のように追加し、蓄積する。
【0108】次いで、ステップS20へ進むと、今回の
探究経緯を、診断年月日、診断者名等の補足情報と共
に、整備記録データ記憶部17aにメモリして、故障診
断を終了する。
探究経緯を、診断年月日、診断者名等の補足情報と共
に、整備記録データ記憶部17aにメモリして、故障診
断を終了する。
【0109】この整備記録データ記憶部17aにメモリ
されたデータは、外部印刷機などを介して取出すことが
でき、例えば、図27に示すように、不具合記録票21
に記載して、集計することができる。
されたデータは、外部印刷機などを介して取出すことが
でき、例えば、図27に示すように、不具合記録票21
に記載して、集計することができる。
【0110】一方、上記ステップS14で提示された論
拠に沿い、上記ステップS15で表示された処置要領に
従って、部品を交換し、あるいは必要な箇所の点検を行
った結果、不具合現象が依然解消せず、あるいは、故障
箇所が特定されなかった場合に、上記ステップS16で
その旨を入力すると、ステップS17では、上記タッチ
スクリーン1aに、例えば、図28に示すように、探究
の経緯等を表示すると共に、ダイアログボックスには、
今回の探究が失敗である旨、及び失敗事例として登録す
る旨の確認画面が表示される。
拠に沿い、上記ステップS15で表示された処置要領に
従って、部品を交換し、あるいは必要な箇所の点検を行
った結果、不具合現象が依然解消せず、あるいは、故障
箇所が特定されなかった場合に、上記ステップS16で
その旨を入力すると、ステップS17では、上記タッチ
スクリーン1aに、例えば、図28に示すように、探究
の経緯等を表示すると共に、ダイアログボックスには、
今回の探究が失敗である旨、及び失敗事例として登録す
る旨の確認画面が表示される。
【0111】そして、整備員が、上記ダイアログボック
スの内容を確認し、「了解」のウンドウを入力ペン2に
より選出すると、ステップS18では、上記FMECA
型知識データ記憶部16cに記憶されている知識データ
の、今回の探究により選出された現象と原因あるいは部
品とを結ぶ確信度(図17参照)を、今回の故障探究結
果が失敗であるため、相対的に低い値で更新する。
スの内容を確認し、「了解」のウンドウを入力ペン2に
より選出すると、ステップS18では、上記FMECA
型知識データ記憶部16cに記憶されている知識データ
の、今回の探究により選出された現象と原因あるいは部
品とを結ぶ確信度(図17参照)を、今回の故障探究結
果が失敗であるため、相対的に低い値で更新する。
【0112】そして、ステップS19で、今回の探究結
果を診断事例として、診断事例型知識データ記憶部16
aに記憶されている知識データに、例えば、図29に示
すように、「事例-5721」として追加し、蓄積する。
果を診断事例として、診断事例型知識データ記憶部16
aに記憶されている知識データに、例えば、図29に示
すように、「事例-5721」として追加し、蓄積する。
【0113】ところで、この故障診断措置Aでは、上記
ステップS5,S6,S7で、満足な仮説が生成され
ず、故障原因が探究できない場合、あるいは、推論によ
り導き出された結論が、自己の経験から判断して明らか
に間違いの場合、または、今回の故障探究が失敗であっ
た場合、整備員が独自に探究し、その結果を知識として
獲得できるように設定されている。
ステップS5,S6,S7で、満足な仮説が生成され
ず、故障原因が探究できない場合、あるいは、推論によ
り導き出された結論が、自己の経験から判断して明らか
に間違いの場合、または、今回の故障探究が失敗であっ
た場合、整備員が独自に探究し、その結果を知識として
獲得できるように設定されている。
【0114】すなわち、上記ステップS13で、上記各
知識データを利用して推論した結果、故障原因を探究す
ることができなかった場合、あるいは上述の失敗事例と
同じ探究結果が導き出された場合に、ステップS21へ
分岐し、ここで整備員が独自に故障を探究する。
知識データを利用して推論した結果、故障原因を探究す
ることができなかった場合、あるいは上述の失敗事例と
同じ探究結果が導き出された場合に、ステップS21へ
分岐し、ここで整備員が独自に故障を探究する。
【0115】そして、探究の結果、不具合現象が解消し
たときには、ステップS22で、この整備員の探究の経
緯を上記タッチスクリーン1aに入力する。すると、ス
テップS23で、この入力されたデータに基づいて、知
識ベースとして蓄積するための知識が獲得され、ステッ
プS17へ戻り、その探究結果の確認画面が上記タッチ
スクリーン1aに表示される。
たときには、ステップS22で、この整備員の探究の経
緯を上記タッチスクリーン1aに入力する。すると、ス
テップS23で、この入力されたデータに基づいて、知
識ベースとして蓄積するための知識が獲得され、ステッ
プS17へ戻り、その探究結果の確認画面が上記タッチ
スクリーン1aに表示される。
【0116】この表示画面を確認して、「了解」のウイ
ンドウを入力ペン2により選出すると、ステップS18
で、上記FMECA型知識データ記憶部16cに記憶さ
れている知識データの、今回の独自の探究により解明さ
れた故障原因或は交換部品と、不具合現象とを結ぶ確信
度(図17参照)を、相対的に高い値で更新する。
ンドウを入力ペン2により選出すると、ステップS18
で、上記FMECA型知識データ記憶部16cに記憶さ
れている知識データの、今回の独自の探究により解明さ
れた故障原因或は交換部品と、不具合現象とを結ぶ確信
度(図17参照)を、相対的に高い値で更新する。
【0117】そして、ステップS19で、診断事例型知
識データ記憶部16aに記憶されている知識データに、
今回の探究結果を成功事例として、例えば、図29の
「事例-5722」のように追加し、蓄積する。
識データ記憶部16aに記憶されている知識データに、
今回の探究結果を成功事例として、例えば、図29の
「事例-5722」のように追加し、蓄積する。
【0118】その結果、「事例-5721」に示すように、
推論により探究された結論仮説が失敗であっても、「事
例-5722」に示すように、独自に探究した知識を診断事
例型知識データに蓄積することで、同様の不具合が生じ
た場合に、推論により再度失敗事例と同様の仮説が生成
されることがなく、他の知識データを補間することがで
きる。
推論により探究された結論仮説が失敗であっても、「事
例-5722」に示すように、独自に探究した知識を診断事
例型知識データに蓄積することで、同様の不具合が生じ
た場合に、推論により再度失敗事例と同様の仮説が生成
されることがなく、他の知識データを補間することがで
きる。
【0119】次いで、ステップS20へ進み、今回の探
究経緯を整備記録データ記憶部17aにメモリして、故
障診断を終了する。
究経緯を整備記録データ記憶部17aにメモリして、故
障診断を終了する。
【0120】なお、整備員の独自の探究により得られた
データは、前述のように外部印刷機を接続することで、
図30に示すように、不具合記録票21に記載する等し
て外部に取出すことができる。
データは、前述のように外部印刷機を接続することで、
図30に示すように、不具合記録票21に記載する等し
て外部に取出すことができる。
【0121】このように、本発明では、推論により得ら
れた仮説を検証し、その結果を入力することで、推論に
よる故障原因の探究が成功か、失敗かを知識ベースにフ
ィードバックさせることができ、成功した場合には、診
断事例型知識データ記憶部16aに記憶されている知識
データが自動的に更新されるので、故障診断装置Aを使
い込むことで、知識が多く蓄積されて次第に高い成功率
を得ることができる。その結果、知識ベースの維持コス
トを低減することができるばかりでなく、使い勝手が良
くなる。
れた仮説を検証し、その結果を入力することで、推論に
よる故障原因の探究が成功か、失敗かを知識ベースにフ
ィードバックさせることができ、成功した場合には、診
断事例型知識データ記憶部16aに記憶されている知識
データが自動的に更新されるので、故障診断装置Aを使
い込むことで、知識が多く蓄積されて次第に高い成功率
を得ることができる。その結果、知識ベースの維持コス
トを低減することができるばかりでなく、使い勝手が良
くなる。
【0122】また、整備員の独自の探究結果も知識とし
て獲得できるようにしたので、整備員の潜在的知識を比
較的容易に獲得できるようになり、知識ベースをより緻
密に構築することができる。さらに、失敗事例を登録す
ることで、次回以降の故障診断の際には、同様に結論仮
説が導き出されず、整備作業の効率化が図れるばかりで
なく、この失敗事例と上記独自の探究結果の入力機能と
を合わせることで、複雑化する診断内容に対し既存の知
識ベースで有効に対応することができ、しかも故障診断
装置Aを使い込むことで、上述と同様に故障診断の成功
率を高くすることができる。その上、失敗事例と独自の
探究結果とを知識ベースを改修するときの参考にするこ
とで、推論による探究結果をより緻密に絞り込むことが
できる。
て獲得できるようにしたので、整備員の潜在的知識を比
較的容易に獲得できるようになり、知識ベースをより緻
密に構築することができる。さらに、失敗事例を登録す
ることで、次回以降の故障診断の際には、同様に結論仮
説が導き出されず、整備作業の効率化が図れるばかりで
なく、この失敗事例と上記独自の探究結果の入力機能と
を合わせることで、複雑化する診断内容に対し既存の知
識ベースで有効に対応することができ、しかも故障診断
装置Aを使い込むことで、上述と同様に故障診断の成功
率を高くすることができる。その上、失敗事例と独自の
探究結果とを知識ベースを改修するときの参考にするこ
とで、推論による探究結果をより緻密に絞り込むことが
できる。
【0123】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、例えば故障診断の対象は、航空機に限らず、自動
車、鉄道等の車輛、あるいは船舶などであっても良い。
なく、例えば故障診断の対象は、航空機に限らず、自動
車、鉄道等の車輛、あるいは船舶などであっても良い。
【0124】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
推論により得られた探究結果を検証し、その結果を入力
することで、今回の探究結果が成功か、失敗かをフィー
ドバックさせて、知識を蓄積することができるため、故
障診断装置を使い込むほどに使い勝手が良くなる。
推論により得られた探究結果を検証し、その結果を入力
することで、今回の探究結果が成功か、失敗かをフィー
ドバックさせて、知識を蓄積することができるため、故
障診断装置を使い込むほどに使い勝手が良くなる。
【0125】その結果、知識ベースの改修等に要する維
持費を抑制することができるばかりでなく、複雑化する
診断内容を既存の知識ベースで有効に対応することがで
き、しかも、高い信頼性を得ることができる。
持費を抑制することができるばかりでなく、複雑化する
診断内容を既存の知識ベースで有効に対応することがで
き、しかも、高い信頼性を得ることができる。
【図1】故障診断装置の機能ブロック図
【図2】推論処理ルーチンを示すフローチャート
【図3】推論処理ルーチンを示すフローチャート(続
き)
き)
【図4】診断事例推論による仮説の生成ルーチンを示す
フローチャート
フローチャート
【図5】FTA型知識ベース推論による仮説の生成ルー
チンを示すフローチャート
チンを示すフローチャート
【図6】FMECA型知識ベース推論による仮説の生成
ルーチンを示すフローチャート
ルーチンを示すフローチャート
【図7】仮説の競合解消ルーチンを示すフローチャート
【図8】故障診断装置の外観図
【図9】不具合記録票を示す説明図
【図10】不具合現象の入力画面を示す説明図
【図11】診断事例型知識データを示す説明図
【図12】診断事例型知識ベース推論における類似度の
算出結果を示す説明図
算出結果を示す説明図
【図13】診断事例型知識ベース推論による仮説を信頼
度によって表した説明図
度によって表した説明図
【図14】FTA型知識データを示す説明図
【図15】FTA型知識ベース推論におけるルート探索
結果の説明図
結果の説明図
【図16】FTA型知識ベース推論による仮説生成の結
果を示す説明図
果を示す説明図
【図17】FMECA型知識データの説明図
【図18】FMECA型知識ベース推論による類似度の
算出結果の説明図
算出結果の説明図
【図19】FMECA型知識ベース推論による仮説生成
の結果を示す説明図
の結果を示す説明図
【図20】各推論によって得た仮説の集約を示す説明図
【図21】再推論用データの説明図
【図22】再推論によって得られた仮説の集約を示す説
明図
明図
【図23】問診時の表示画面を示す説明図
【図24】推論結果及び論拠の表示画面を示す説明図
【図25】成功した探究結果の確認の表示画面を示す説
明図
明図
【図26】新たな成功事例を登録した診断事例型知識デ
ータの説明図
ータの説明図
【図27】処置の内容を記載した不具合記録票を示す説
明図
明図
【図28】失敗した探究結果の確認の表示画面を示す説
明図
明図
【図29】新たな失敗事例及び独自に探究した成功事例
を登録した診断事例型知識データの説明図
を登録した診断事例型知識データの説明図
【図30】独自の探究による処置の内容を記載した不具
合記録票を示す説明図
合記録票を示す説明図
14 推論機構部 15 技術情報収集部 15a データ収集部 15b 事例登録部 16 知識ベース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影井 康夫 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 古山 雅章 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 阿部 邦宏 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 故障診断に必要な知識データを記憶する
知識ベース部(16)と、この知識データを利用して故
障原因を推論により探究する推論機構部(14)と、 技術情報収集部(15)とを備え、 この技術情報収集部(15)に、 上記推論機構部(14)で生成した仮説を検証した結果
の入力データを収集するデータ収集部(15a)と、 検証の結果、不具合現象が解消した場合には今回の探究
結果を成功事例として上記知識ベース部(16)に蓄積
する事例登録部(15b)とを備えることを特徴とする
故障診断装置。 - 【請求項2】 故障診断に必要な知識データを記憶する
知識ベース部(16)と、この知識データを利用して故
障原因を推論により探究する推論機構部(14)と、 技術情報収集部(15)とを備え、 この技術情報収集部(15)に、 上記推論機構部(14)で生成した仮説を検証した結果
の入力データを収集するデータ収集部(15a)と、 検証の結果、不具合現象が解消しない場合には今回の探
究結果を失敗事例として上記知識ベース部(16)に蓄
積する事例登録部(15b)とを備えることを特徴とす
る故障診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6059569A JPH07271589A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6059569A JPH07271589A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 故障診断装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002348509A Division JP2003216923A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 故障診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07271589A true JPH07271589A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13117012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6059569A Pending JPH07271589A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 故障診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07271589A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001202125A (ja) * | 2000-01-20 | 2001-07-27 | Snap On Tools Corp | 装置作動状態のダイナミック診断システム |
| JP2004227175A (ja) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Sony Corp | メンテナンスシステム |
| WO2006024423A1 (de) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Daimlerchrysler Ag | Verbesserte reparaturverifikation für elektronische fahrzeugsysteme |
| WO2006024424A1 (de) * | 2004-08-31 | 2006-03-09 | Daimlerchrysler Ag | Verbesserte reparaturverifikation für elektronische fahrzeugsysteme |
| JP2010538249A (ja) * | 2007-08-27 | 2010-12-09 | ルノー・エス・アー・エス | 自動車の故障を診断するための方法およびシステム |
| WO2011048661A1 (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | 日立建機株式会社 | 建設機械の診断システム及び診断方法 |
| JP2018538470A (ja) * | 2015-10-30 | 2018-12-27 | ドゥーサン エンジン カンパニー リミテッド | 選択的触媒還元システム管理装置及びその制御方法 |
| WO2023095236A1 (ja) * | 2021-11-25 | 2023-06-01 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | 機器保守支援装置及び保守支援方法 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP6059569A patent/JPH07271589A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7856299B2 (en) | 2004-08-28 | 2010-12-21 | Daimlerchrysler Ag | Checking of repairs for electronic vehicle systems |
| US8090495B2 (en) | 2004-08-31 | 2012-01-03 | Daimler Ag | Checking of repairs for electronic vehicle systems |
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| CN102575973A (zh) * | 2009-10-19 | 2012-07-11 | 日立建机株式会社 | 工程机械的诊断系统及诊断方法 |
| US9057174B2 (en) | 2009-10-19 | 2015-06-16 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Diagnosis system and diagnosis method for construction machine |
| JP2018538470A (ja) * | 2015-10-30 | 2018-12-27 | ドゥーサン エンジン カンパニー リミテッド | 選択的触媒還元システム管理装置及びその制御方法 |
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