JPH07272201A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH07272201A JPH07272201A JP6062680A JP6268094A JPH07272201A JP H07272201 A JPH07272201 A JP H07272201A JP 6062680 A JP6062680 A JP 6062680A JP 6268094 A JP6268094 A JP 6268094A JP H07272201 A JPH07272201 A JP H07272201A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 斜め異方性磁気記録媒体とリング型磁気ヘッ
ドとの組合わせによる記録再生において、高線記録密度
領域での記録再生特性の向上を図る。 【構成】 リング型磁気ヘッドのトレイリングエッジ5
を構成する磁性材料の飽和磁束密度がリーディングエッ
ジ6側の飽和磁束密度よりも大であり、かつ記録時にお
けるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向
を含む磁気記録媒体磁性層1の法面内において、リーデ
ィングエッジ6近傍の記録磁界と磁気記録媒体の磁化容
易軸3とが磁気記録媒体磁性層1の膜法線に対して同じ
側に傾斜している。
ドとの組合わせによる記録再生において、高線記録密度
領域での記録再生特性の向上を図る。 【構成】 リング型磁気ヘッドのトレイリングエッジ5
を構成する磁性材料の飽和磁束密度がリーディングエッ
ジ6側の飽和磁束密度よりも大であり、かつ記録時にお
けるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向
を含む磁気記録媒体磁性層1の法面内において、リーデ
ィングエッジ6近傍の記録磁界と磁気記録媒体の磁化容
易軸3とが磁気記録媒体磁性層1の膜法線に対して同じ
側に傾斜している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度記録再生特性に
優れた大容量の磁気記録再生装置に関わる。
優れた大容量の磁気記録再生装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録再生装置は、小型でかつ
大容量を実現するために、高記録密度化の傾向にある。
これに対応するため、磁気記録媒体および磁気ヘッドの
分野においては、高記録密度領域における記録再生特性
向上のため、多くの研究開発が進められている。
大容量を実現するために、高記録密度化の傾向にある。
これに対応するため、磁気記録媒体および磁気ヘッドの
分野においては、高記録密度領域における記録再生特性
向上のため、多くの研究開発が進められている。
【0003】磁気記録媒体において高記録密度領域にお
ける記録再生分解能を向上するためには、残留磁化を大
きくするともに、残留磁化の大きさに見合った高保磁力
化および磁性層の薄層化が必要である。特に、上記観点
から従来の塗布型磁気記録媒体の限界を越えるものとし
て、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法等により作製される薄膜型磁気記録媒体が注目さ
れている。
ける記録再生分解能を向上するためには、残留磁化を大
きくするともに、残留磁化の大きさに見合った高保磁力
化および磁性層の薄層化が必要である。特に、上記観点
から従来の塗布型磁気記録媒体の限界を越えるものとし
て、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法等により作製される薄膜型磁気記録媒体が注目さ
れている。
【0004】一方、磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒
体の高保磁力化に対応して記録能力を向上するために、
高飽和磁束密度を有する軟磁性材料の開発が進められて
おり、すでに1.5Tを越える飽和磁束密度を有する軟磁性
材料を用いたリング型磁気ヘッドが実用化されている。
体の高保磁力化に対応して記録能力を向上するために、
高飽和磁束密度を有する軟磁性材料の開発が進められて
おり、すでに1.5Tを越える飽和磁束密度を有する軟磁性
材料を用いたリング型磁気ヘッドが実用化されている。
【0005】薄膜型磁気記録媒体の代表例として、Hi
8方式VTR用に実用化されている蒸着テープがある。
この磁気記録媒体の特徴は、従来の長手記録媒体と異な
り、磁化容易軸が磁性層の膜法線に対して傾斜している
ことである。すなわち、磁化容易軸が膜面内あるいは膜
法線方向にあるのではなく、テープの長手方向を含む法
面内において、膜法線に対して斜めに傾斜した方向にあ
る。例えば、市販のHi8方式VTR用蒸着テープで
は、磁化容易軸がテープの長手方向を含む法面内におい
て、膜法線から約70゜傾斜している。リング型磁気ヘッ
ドにより記録された磁化は、斜めに傾斜した磁化容易軸
方向に残留し、従来の長手記録とは異なった磁化モード
を形成する。このような斜め磁化モードの形成により、
長手記録媒体に比べて顕著に高記録密度特性が向上して
いる。長手磁化モードに対する斜め磁化モードの優位性
が明らかになるにつれ、近年では従来の塗布型媒体にお
いても、斜め磁化モードを実現して高記録密度特性を向
上しようとする試みもなされている。
8方式VTR用に実用化されている蒸着テープがある。
この磁気記録媒体の特徴は、従来の長手記録媒体と異な
り、磁化容易軸が磁性層の膜法線に対して傾斜している
ことである。すなわち、磁化容易軸が膜面内あるいは膜
法線方向にあるのではなく、テープの長手方向を含む法
面内において、膜法線に対して斜めに傾斜した方向にあ
る。例えば、市販のHi8方式VTR用蒸着テープで
は、磁化容易軸がテープの長手方向を含む法面内におい
て、膜法線から約70゜傾斜している。リング型磁気ヘッ
ドにより記録された磁化は、斜めに傾斜した磁化容易軸
方向に残留し、従来の長手記録とは異なった磁化モード
を形成する。このような斜め磁化モードの形成により、
長手記録媒体に比べて顕著に高記録密度特性が向上して
いる。長手磁化モードに対する斜め磁化モードの優位性
が明らかになるにつれ、近年では従来の塗布型媒体にお
いても、斜め磁化モードを実現して高記録密度特性を向
上しようとする試みもなされている。
【0006】このようないわゆる斜め異方性を有する蒸
着テープを生産性良く製造するためには、円筒状ローラ
系を用いた連続真空蒸着装置により、長尺の高分子基板
を移動させながらその上に磁性層を連続して蒸着すれば
よい。製造方法の一例を、図8を用いて以下に説明す
る。図8は蒸着テープを作製するための真空蒸着装置内
部の構成の一例である。供給ロール22から巻き出され
た長尺の高分子材料よりなる基板2が円筒状キャン24
に沿って矢印28の向きに走行する間に、蒸発源25か
ら蒸発した蒸発原子26が基板2に付着し、磁性層が形
成される。蒸発源25には例えば、CoとNiとOを主
成分とするハイバンド8ミリVTR用の蒸着テープを製
造する場合には、CoとNiの合金が充填される。な
お、蒸着法には、抵抗加熱や誘導加熱等の方法もある
が、特にCo等の高融点金属を高い蒸発速度で蒸発させ
るためには、電子ビーム蒸着が適している。21A、2
1Bは不要な蒸発原子が基板に付着するのを防ぐために
設けてある遮蔽板である。この遮蔽板により、蒸発原子
の基板への入射角が、基板法線に対して、膜形成開始部
における値φiから膜形成終了部における値φfの間の領
域に設定される。堆積された磁性層の磁化容易軸の傾斜
方向は、主に上記φi、φfの設定により制御される。な
お、従来、Hi8方式VTR用の蒸着テープ等の製造の
際には、膜形成開始部における蒸発原子の基板への入射
角は基板法線に対して90゜が望ましいと考えられている
ので、遮蔽板21Aは用いられていない。27は蒸着時
に真空槽内に酸素を導入するための酸素導入口である。
また23は、磁性層が形成された高分子基板2を巻き取
る巻き取りロールである。
着テープを生産性良く製造するためには、円筒状ローラ
系を用いた連続真空蒸着装置により、長尺の高分子基板
を移動させながらその上に磁性層を連続して蒸着すれば
よい。製造方法の一例を、図8を用いて以下に説明す
る。図8は蒸着テープを作製するための真空蒸着装置内
部の構成の一例である。供給ロール22から巻き出され
た長尺の高分子材料よりなる基板2が円筒状キャン24
に沿って矢印28の向きに走行する間に、蒸発源25か
ら蒸発した蒸発原子26が基板2に付着し、磁性層が形
成される。蒸発源25には例えば、CoとNiとOを主
成分とするハイバンド8ミリVTR用の蒸着テープを製
造する場合には、CoとNiの合金が充填される。な
お、蒸着法には、抵抗加熱や誘導加熱等の方法もある
が、特にCo等の高融点金属を高い蒸発速度で蒸発させ
るためには、電子ビーム蒸着が適している。21A、2
1Bは不要な蒸発原子が基板に付着するのを防ぐために
設けてある遮蔽板である。この遮蔽板により、蒸発原子
の基板への入射角が、基板法線に対して、膜形成開始部
における値φiから膜形成終了部における値φfの間の領
域に設定される。堆積された磁性層の磁化容易軸の傾斜
方向は、主に上記φi、φfの設定により制御される。な
お、従来、Hi8方式VTR用の蒸着テープ等の製造の
際には、膜形成開始部における蒸発原子の基板への入射
角は基板法線に対して90゜が望ましいと考えられている
ので、遮蔽板21Aは用いられていない。27は蒸着時
に真空槽内に酸素を導入するための酸素導入口である。
また23は、磁性層が形成された高分子基板2を巻き取
る巻き取りロールである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】今後、磁気記録再生装
置はますます小型大容量化の方向にある。従って、磁気
ヘッドと磁気記録媒体の組み合わせによる磁気記録再生
系においては、従来にもまして高S/N化、特に高線記
録密度領域における高S/N化を達成することが要求さ
れている。
置はますます小型大容量化の方向にある。従って、磁気
ヘッドと磁気記録媒体の組み合わせによる磁気記録再生
系においては、従来にもまして高S/N化、特に高線記
録密度領域における高S/N化を達成することが要求さ
れている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に対
し、特に磁気記録再生装置の構成に着目して高線記録密
度領域における磁気記録再生性能の向上を図ったもので
あり、磁化容易軸が磁性層の膜法線に対して傾斜してい
る磁気記録媒体にリング型磁気ヘッドを用いて信号を記
録する磁気記録再生装置であって、リング型磁気ヘッド
のトレイリングエッジを構成する磁性材料の飽和磁束密
度がリーディングエッジを構成する磁性材料の飽和磁束
密度よりも大であり、かつ記録時におけるリング型磁気
ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向を含む磁気記録媒
体磁性層の法面内において、リーディングエッジ近傍の
記録磁界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体
磁性層の膜法線に対して同じ側に傾斜していることを特
徴とする。
し、特に磁気記録再生装置の構成に着目して高線記録密
度領域における磁気記録再生性能の向上を図ったもので
あり、磁化容易軸が磁性層の膜法線に対して傾斜してい
る磁気記録媒体にリング型磁気ヘッドを用いて信号を記
録する磁気記録再生装置であって、リング型磁気ヘッド
のトレイリングエッジを構成する磁性材料の飽和磁束密
度がリーディングエッジを構成する磁性材料の飽和磁束
密度よりも大であり、かつ記録時におけるリング型磁気
ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向を含む磁気記録媒
体磁性層の法面内において、リーディングエッジ近傍の
記録磁界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体
磁性層の膜法線に対して同じ側に傾斜していることを特
徴とする。
【0009】
【作用】高保磁力を有する斜め異方性媒体をリング型磁
気ヘッドを用いて記録する過程において、ヘッドには高
保磁力媒体を十分に磁化反転させるに足る記録磁界の大
きさが要求される。すなわち、ヘッドを構成する軟磁性
材料の飽和磁束密度が高いほど記録能力の向上によって
高い再生出力が得られるのであるが、媒体に対して十分
な記録能力が実現された時点では、さらにヘッド材料の
飽和磁束密度を高くしても、もはや顕著な再生出力の向
上は望めないものと考えられる。
気ヘッドを用いて記録する過程において、ヘッドには高
保磁力媒体を十分に磁化反転させるに足る記録磁界の大
きさが要求される。すなわち、ヘッドを構成する軟磁性
材料の飽和磁束密度が高いほど記録能力の向上によって
高い再生出力が得られるのであるが、媒体に対して十分
な記録能力が実現された時点では、さらにヘッド材料の
飽和磁束密度を高くしても、もはや顕著な再生出力の向
上は望めないものと考えられる。
【0010】一方本発明者らは、トレイリングエッジを
構成する磁性材料の飽和磁束密度をリーディングエッジ
を構成する磁性材料の飽和磁束密度よりも大きくし、か
つ記録時におけるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の
相対移動方向を含む磁気記録媒体磁性層の法面内におい
て、リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記
録磁界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁
性層の膜法線に対して同じ側に傾斜している、図1に示
す構成で記録することにより、さらに顕著な再生出力の
向上が図られることを見いだした。なお図1において、
リング型磁気ヘッドは、ヘッドギャップ7を介したトレ
イリングエッジ5およびリーディングエッジ6の近傍の
みを図示している。
構成する磁性材料の飽和磁束密度をリーディングエッジ
を構成する磁性材料の飽和磁束密度よりも大きくし、か
つ記録時におけるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の
相対移動方向を含む磁気記録媒体磁性層の法面内におい
て、リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記
録磁界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁
性層の膜法線に対して同じ側に傾斜している、図1に示
す構成で記録することにより、さらに顕著な再生出力の
向上が図られることを見いだした。なお図1において、
リング型磁気ヘッドは、ヘッドギャップ7を介したトレ
イリングエッジ5およびリーディングエッジ6の近傍の
みを図示している。
【0011】上記の本発明の構成においては、リング型
磁気ヘッドのリーディングエッジ6をトレイリングエッ
ジ5を構成する磁性材料よりも飽和磁束密度の小さい磁
性材料で構成することにより、記録磁界9がヘッドギャ
ップ7の中心線8に対して非対称で、トレイリングエッ
ジ側でより急峻な勾配を有する。すなわち、リーディン
グエッジ6、トレイリングエッジ5ともに同じ高飽和磁
化を有する磁性材料で構成した従来のリング型磁気ヘッ
ドよりも、ギャップ中心線8近傍からトレイリングエッ
ジ側にかけての記録磁界9の媒体磁化容易軸方向成分の
減少する割合が急峻である。このような記録磁界9によ
れば、磁性層1にはより狭い磁化転移領域11が実現さ
れる。本発明の構成では以上のような記録機構により、
従来構成よりも特に高線記録密度領域における再生出力
が増加するものと考えられる。
磁気ヘッドのリーディングエッジ6をトレイリングエッ
ジ5を構成する磁性材料よりも飽和磁束密度の小さい磁
性材料で構成することにより、記録磁界9がヘッドギャ
ップ7の中心線8に対して非対称で、トレイリングエッ
ジ側でより急峻な勾配を有する。すなわち、リーディン
グエッジ6、トレイリングエッジ5ともに同じ高飽和磁
化を有する磁性材料で構成した従来のリング型磁気ヘッ
ドよりも、ギャップ中心線8近傍からトレイリングエッ
ジ側にかけての記録磁界9の媒体磁化容易軸方向成分の
減少する割合が急峻である。このような記録磁界9によ
れば、磁性層1にはより狭い磁化転移領域11が実現さ
れる。本発明の構成では以上のような記録機構により、
従来構成よりも特に高線記録密度領域における再生出力
が増加するものと考えられる。
【0012】上述のような記録機構を得るためには、記
録時におけるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対
移動方向を含む磁気記録媒体磁性層の法面内において、
リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記録磁
界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁性層
の膜法線に対して同じ側に傾斜していることが必要であ
る。すなわち、リーディングエッジ近傍の記録磁界の方
向が媒体の磁化容易軸方向に近く、逆にトレイリングエ
ッジ近傍の記録磁界の方向が媒体の困難軸方向に近い構
成とする必要があるが、リーディングエッジ近傍の記録
磁界の傾斜方向と斜め異方性媒体の磁化容易軸の傾斜方
向とを厳密に一致させる必要はない。現在のVTRで
は、回転ヘッドが磁気テープの長さ方向に対して若干斜
めに走査する構成となっており、例えばHi8方式VT
Rでは、磁気テープの長さ方向に対して約5゜の角度をな
す方向にヘッドが走査される。しかしながら、上記VT
Rのような構成においても、概略、リーディングエッジ
近傍の記録磁界の傾斜方向が媒体の磁化容易軸の傾斜方
向に近く、逆にトレイリングエッジ近傍の記録磁界の傾
斜方向が媒体の困難軸方向に近い構成であれば、十分に
本発明の記録機構を実現し記録再生特性を改善すること
ができる。
録時におけるリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対
移動方向を含む磁気記録媒体磁性層の法面内において、
リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記録磁
界と磁気記録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁性層
の膜法線に対して同じ側に傾斜していることが必要であ
る。すなわち、リーディングエッジ近傍の記録磁界の方
向が媒体の磁化容易軸方向に近く、逆にトレイリングエ
ッジ近傍の記録磁界の方向が媒体の困難軸方向に近い構
成とする必要があるが、リーディングエッジ近傍の記録
磁界の傾斜方向と斜め異方性媒体の磁化容易軸の傾斜方
向とを厳密に一致させる必要はない。現在のVTRで
は、回転ヘッドが磁気テープの長さ方向に対して若干斜
めに走査する構成となっており、例えばHi8方式VT
Rでは、磁気テープの長さ方向に対して約5゜の角度をな
す方向にヘッドが走査される。しかしながら、上記VT
Rのような構成においても、概略、リーディングエッジ
近傍の記録磁界の傾斜方向が媒体の磁化容易軸の傾斜方
向に近く、逆にトレイリングエッジ近傍の記録磁界の傾
斜方向が媒体の困難軸方向に近い構成であれば、十分に
本発明の記録機構を実現し記録再生特性を改善すること
ができる。
【0013】一方本発明の構成とは逆に、記録時におけ
るリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向を
含む磁気記録媒体磁性層の法面内において、リング型磁
気ヘッドのトレイリングエッジ近傍の記録磁界と磁気記
録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁性層の膜法線に
対して同じ側に傾斜している構成とした場合には、もは
や上述のような本発明の記録機構を実現することはでき
ない。この場合には、トレイリング側の記録磁界の傾斜
方向が媒体の容易軸方向に近いために、従来の長手記録
の場合と同様に記録波長が短くなるほど記録減磁を受け
易くなり、優れた高線記録密度特性は得られない。
るリング型磁気ヘッドと磁気記録媒体の相対移動方向を
含む磁気記録媒体磁性層の法面内において、リング型磁
気ヘッドのトレイリングエッジ近傍の記録磁界と磁気記
録媒体の磁化容易軸とが磁気記録媒体磁性層の膜法線に
対して同じ側に傾斜している構成とした場合には、もは
や上述のような本発明の記録機構を実現することはでき
ない。この場合には、トレイリング側の記録磁界の傾斜
方向が媒体の容易軸方向に近いために、従来の長手記録
の場合と同様に記録波長が短くなるほど記録減磁を受け
易くなり、優れた高線記録密度特性は得られない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例として、市販のVTRを改
造して作製した磁気記録再生装置について以下に述べ
る。磁気記録媒体は連続蒸着装置により作製される蒸着
テープを用いた。
造して作製した磁気記録再生装置について以下に述べ
る。磁気記録媒体は連続蒸着装置により作製される蒸着
テープを用いた。
【0015】まず磁気記録媒体の製造方法および本発明
の構成に適した磁気特性について、図8に基づいて説明
する。図8に示す連続蒸着装置を用いて、磁化容易軸が
膜法線に対して傾斜したCoとOを主成分とする磁性層
を有する蒸着テープを作製した。
の構成に適した磁気特性について、図8に基づいて説明
する。図8に示す連続蒸着装置を用いて、磁化容易軸が
膜法線に対して傾斜したCoとOを主成分とする磁性層
を有する蒸着テープを作製した。
【0016】磁性層を成膜する際には、高分子材料より
なる基板2を円筒状キャン24の表面に沿って矢印28
の向きに走行させる。基板2としては、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィ
ルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
エーテルイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム
等、磁気テープに一般的に用いられるものはいずれでも
用いることができる。本実施例における検討では、厚さ
7μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。
なる基板2を円筒状キャン24の表面に沿って矢印28
の向きに走行させる。基板2としては、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィ
ルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
エーテルイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム
等、磁気テープに一般的に用いられるものはいずれでも
用いることができる。本実施例における検討では、厚さ
7μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。
【0017】蒸発源25には、磁性層を構成する金属あ
るいは合金材料を充填する。通常、薄膜型磁気記録媒体
の磁性層として適したCo−Ni、Co−Cr、Co−
Ni−Cr、Co−Pt等のCo基の合金が充填され
る。本実施例においては、CoとOを主成分とする磁性
層を有する磁気テープを検討したので、蒸発源25には
Coを充填した。この際、成膜中に酸素導入口27から
真空槽内に酸素を導入しながら反応蒸着を行うことによ
り、CoとOを主成分とする磁性層が形成される。
るいは合金材料を充填する。通常、薄膜型磁気記録媒体
の磁性層として適したCo−Ni、Co−Cr、Co−
Ni−Cr、Co−Pt等のCo基の合金が充填され
る。本実施例においては、CoとOを主成分とする磁性
層を有する磁気テープを検討したので、蒸発源25には
Coを充填した。この際、成膜中に酸素導入口27から
真空槽内に酸素を導入しながら反応蒸着を行うことによ
り、CoとOを主成分とする磁性層が形成される。
【0018】蒸発源25と円筒状キャン24との間には
遮蔽板21A、21Bが配置されている。この遮蔽板の
開口部を通って蒸発原子26は基板2に堆積する。
遮蔽板21A、21Bが配置されている。この遮蔽板の
開口部を通って蒸発原子26は基板2に堆積する。
【0019】φi、φfは、それぞれ磁性層の膜形成開始
部および膜形成終了部における蒸発原子の基板2への入
射角である。φi、φfの値の制御は、以下に述べる磁性
層の磁化容易軸の傾斜方向や配向性を制御する上で非常
に重要である。
部および膜形成終了部における蒸発原子の基板2への入
射角である。φi、φfの値の制御は、以下に述べる磁性
層の磁化容易軸の傾斜方向や配向性を制御する上で非常
に重要である。
【0020】図1に示したように、本発明の構成に用い
られる斜め異方性を有する磁気記録媒体において、磁化
容易軸3が膜法線4となす角をβとする。ここでβは、
磁性層厚に比べて十分に大きな面積を有し、形状による
膜法線方向の反磁界係数がほぼ1と認められる試料にお
いて、反磁界の影響を補正しないで求めた値とする。本
発明の構成による効果を十分に得るためには、上述の製
造方法により作製される蒸着テープに限らず、用いられ
る磁気記録媒体のβが50゜以上85゜以下の範囲にあること
が好ましい。βが85゜以上では、磁化容易軸3が膜面内
に近すぎるため、記録時に斜め磁化モードを形成し難く
なる。すなわち従来の長手記録と同様に、記録波長が短
くなるほどトレイリング側の記録磁界により記録減磁を
受け易くなり、優れた高線記録密度特性が得られなくな
る。一方、βが50゜以下の場合にも、磁化容易軸3が膜
法線に近すぎるためにトレイリング側の記録磁界により
記録減磁を受け易く、理想的な斜め磁化モードを実現し
難くなる。
られる斜め異方性を有する磁気記録媒体において、磁化
容易軸3が膜法線4となす角をβとする。ここでβは、
磁性層厚に比べて十分に大きな面積を有し、形状による
膜法線方向の反磁界係数がほぼ1と認められる試料にお
いて、反磁界の影響を補正しないで求めた値とする。本
発明の構成による効果を十分に得るためには、上述の製
造方法により作製される蒸着テープに限らず、用いられ
る磁気記録媒体のβが50゜以上85゜以下の範囲にあること
が好ましい。βが85゜以上では、磁化容易軸3が膜面内
に近すぎるため、記録時に斜め磁化モードを形成し難く
なる。すなわち従来の長手記録と同様に、記録波長が短
くなるほどトレイリング側の記録磁界により記録減磁を
受け易くなり、優れた高線記録密度特性が得られなくな
る。一方、βが50゜以下の場合にも、磁化容易軸3が膜
法線に近すぎるためにトレイリング側の記録磁界により
記録減磁を受け易く、理想的な斜め磁化モードを実現し
難くなる。
【0021】また、本発明の構成による効果を十分に得
るためには、用いられる磁気記録媒体が高配向で優れた
磁気特性を有する必要がある。本発明の記録機構により
狭い磁化転移幅を実現する効果を得るためには、磁化転
移幅の限界を決定する磁気記録媒体自体の分解能が高く
なければならない。配向性が不十分で異方性分散の大き
い磁気記録媒体を使用した場合には、本発明の構成によ
る効果を得る以前に、磁化転移幅が媒体自体の分解能に
よって制限されてしまうのである。一方、高配向で異方
性分散の小さい媒体を用いるほど、本発明の効果は顕著
に得られる。上記の観点から、本発明者らの検討によれ
ば、磁気記録媒体の磁気特性としては、磁化容易軸方向
の保磁力が80kA/m以上、かつ一軸異方性定数が105J/m3
以上であることが好ましい。図8に示す製造装置で作製
される蒸着テープにおいては、適切な磁化容易軸方向β
を得、かつ異方性分散の少ない高配向な蒸着テープを作
製するという観点から、φi、φfを適切に設定すること
が重要となるのである。本実施例において、図8に示す
製造装置を用いて作製されたCoとOを主成分とする蒸
着テープでは、例えばβは約75゜、磁化容易軸方向の保
磁力は約145kA/m、一軸異方性定数は約2.8×105J/m3と
いう値が実現されている。また、この蒸着テープの飽和
磁化は約650kA/m、磁性層の膜厚は約100nmである。
るためには、用いられる磁気記録媒体が高配向で優れた
磁気特性を有する必要がある。本発明の記録機構により
狭い磁化転移幅を実現する効果を得るためには、磁化転
移幅の限界を決定する磁気記録媒体自体の分解能が高く
なければならない。配向性が不十分で異方性分散の大き
い磁気記録媒体を使用した場合には、本発明の構成によ
る効果を得る以前に、磁化転移幅が媒体自体の分解能に
よって制限されてしまうのである。一方、高配向で異方
性分散の小さい媒体を用いるほど、本発明の効果は顕著
に得られる。上記の観点から、本発明者らの検討によれ
ば、磁気記録媒体の磁気特性としては、磁化容易軸方向
の保磁力が80kA/m以上、かつ一軸異方性定数が105J/m3
以上であることが好ましい。図8に示す製造装置で作製
される蒸着テープにおいては、適切な磁化容易軸方向β
を得、かつ異方性分散の少ない高配向な蒸着テープを作
製するという観点から、φi、φfを適切に設定すること
が重要となるのである。本実施例において、図8に示す
製造装置を用いて作製されたCoとOを主成分とする蒸
着テープでは、例えばβは約75゜、磁化容易軸方向の保
磁力は約145kA/m、一軸異方性定数は約2.8×105J/m3と
いう値が実現されている。また、この蒸着テープの飽和
磁化は約650kA/m、磁性層の膜厚は約100nmである。
【0022】上記の方法により作製された蒸着テープに
は、本実施例における磁気記録再生装置で使用するため
に、磁性膜側に約10nm厚のカーボン保護膜および数nm厚
の潤滑剤層を、また裏面には0.5μm厚のバックコート層
を形成した。この後、適正な幅および長さに裁断し、市
販のカセットに挿入して使用した。
は、本実施例における磁気記録再生装置で使用するため
に、磁性膜側に約10nm厚のカーボン保護膜および数nm厚
の潤滑剤層を、また裏面には0.5μm厚のバックコート層
を形成した。この後、適正な幅および長さに裁断し、市
販のカセットに挿入して使用した。
【0023】次に、改造された市販のVTRの構成につ
いて述べる。トレイリングエッジを構成する磁性材料の
飽和磁束密度がリーディングエッジを構成する磁性材料
の飽和磁束密度よりも大きい構成を有する記録用のリン
グ型磁気ヘッドは、例えば図2に示すような積層型のメ
タルヘッド、あるいは図3に示すようなメタルインギャ
ップタイプのヘッド(以下MIGヘッドと称する)によ
って実現される。なお、図2、図3はいずれも、ヘッド
を媒体との摺動面側から見たヘッドギャップ7近傍の図
である。
いて述べる。トレイリングエッジを構成する磁性材料の
飽和磁束密度がリーディングエッジを構成する磁性材料
の飽和磁束密度よりも大きい構成を有する記録用のリン
グ型磁気ヘッドは、例えば図2に示すような積層型のメ
タルヘッド、あるいは図3に示すようなメタルインギャ
ップタイプのヘッド(以下MIGヘッドと称する)によ
って実現される。なお、図2、図3はいずれも、ヘッド
を媒体との摺動面側から見たヘッドギャップ7近傍の図
である。
【0024】図2は、絶縁膜16を介して積層された金
属軟磁性膜をセラミック基板18で挟んだ構成を有して
おり、ヘッドの磁気回路を構成するコア全体が金属軟磁
性材料よりなる。絶縁膜16により積層構造とするの
は、高周波使用時における渦電流損失を低減するためで
ある。この際、リーディング側の金属軟磁性膜15(飽
和磁束密度がBsLとする)、トレイリング側の金属軟磁
性膜14(飽和磁束密度がBsTとする)各々を異種の磁
性材料により構成し、BsT>BsLなる関係を満足すれば
よい。
属軟磁性膜をセラミック基板18で挟んだ構成を有して
おり、ヘッドの磁気回路を構成するコア全体が金属軟磁
性材料よりなる。絶縁膜16により積層構造とするの
は、高周波使用時における渦電流損失を低減するためで
ある。この際、リーディング側の金属軟磁性膜15(飽
和磁束密度がBsLとする)、トレイリング側の金属軟磁
性膜14(飽和磁束密度がBsTとする)各々を異種の磁
性材料により構成し、BsT>BsLなる関係を満足すれば
よい。
【0025】一方図3は、ヘッドの磁気回路を構成する
フェライトコア19のヘッドギャップ7を形成するトレ
イリングエッジおよびリーディングエッジ部分に金属軟
磁性膜を配した構成である。同様にリーディング側の金
属軟磁性膜15(飽和磁束密度がBsLとする)、トレイ
リング側金属軟磁性膜14(飽和磁束密度がBsTとす
る)各々を異種の磁性材料により構成し、BsT>BsLな
る関係を満足すればよい。
フェライトコア19のヘッドギャップ7を形成するトレ
イリングエッジおよびリーディングエッジ部分に金属軟
磁性膜を配した構成である。同様にリーディング側の金
属軟磁性膜15(飽和磁束密度がBsLとする)、トレイ
リング側金属軟磁性膜14(飽和磁束密度がBsTとす
る)各々を異種の磁性材料により構成し、BsT>BsLな
る関係を満足すればよい。
【0026】図2、および図3に示すヘッドを、特にV
TR等の磁気記録再生装置において使用する場合には、
隣接トラックのクロストークの影響を低減するためにア
ジマス角20(図中αで示す)を設けても良い。アジマ
ス角20の形成によりヘッドギャップ7はヘッドと媒体
との相対移動の向き10に対して傾斜した方向に形成さ
れる。従って、アジマス角は、VTRにおける回転ヘッ
ドの磁気テープ長さ方向に対する走査角と同様に、リン
グ型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記録磁界の
傾斜方向と斜め異方性媒体の磁化容易軸の傾斜方向とを
厳密には一致させない要因となる。しかしながら、実用
的な範囲内でアジマス角を設けても、概略、リーディン
グエッジ近傍の記録磁界の傾斜方向が媒体の磁化容易軸
の傾斜方向に近く、逆にトレイリングエッジ近傍の記録
磁界の傾斜方向が媒体の困難軸方向に近い構成であれ
ば、十分に本発明の記録機構を実現して記録再生特性を
改善することができる。
TR等の磁気記録再生装置において使用する場合には、
隣接トラックのクロストークの影響を低減するためにア
ジマス角20(図中αで示す)を設けても良い。アジマ
ス角20の形成によりヘッドギャップ7はヘッドと媒体
との相対移動の向き10に対して傾斜した方向に形成さ
れる。従って、アジマス角は、VTRにおける回転ヘッ
ドの磁気テープ長さ方向に対する走査角と同様に、リン
グ型磁気ヘッドのリーディングエッジ近傍の記録磁界の
傾斜方向と斜め異方性媒体の磁化容易軸の傾斜方向とを
厳密には一致させない要因となる。しかしながら、実用
的な範囲内でアジマス角を設けても、概略、リーディン
グエッジ近傍の記録磁界の傾斜方向が媒体の磁化容易軸
の傾斜方向に近く、逆にトレイリングエッジ近傍の記録
磁界の傾斜方向が媒体の困難軸方向に近い構成であれ
ば、十分に本発明の記録機構を実現して記録再生特性を
改善することができる。
【0027】ここで、高保磁力を有する高配向斜め異方
性媒体に対して十分な記録能力を実現するためには、リ
ーディングエッジ近傍の記録磁界が、媒体の保磁力に応
じて大きくなければならない。従って、既述のような磁
化容易軸方向の保磁力が80kA/m以上という高保磁力の斜
め異方性媒体を用いる場合には、リーディング側の金属
軟磁性膜15の飽和磁束密度BsLは少なくとも0.8T以上
である方が好ましい。BsLが0.8Tよりも小さい場合に
は、リーディング側の記録磁界が十分に媒体を磁化反転
できないため、本発明の効果が得られにくい。あるい
は、非常に大きな励磁電流を必要とするため、装置の消
費電力の点からも好ましくはない。図3に示したMIG
ヘッドの構成においては、トレイリング側にのみ高飽和
磁束密度を有する金属軟磁性膜を形成し、リーディング
エッジをフェライトのまま構成すれば、トレイリングエ
ッジを構成する磁性材料の飽和磁束密度がリーディング
エッジを構成する磁性材料の飽和磁束密度よりも大きい
構成をもっとも単純に実現できる。しかしながら、この
場合にはリーディングエッジを構成するフェライトの飽
和磁束密度が約0.5Tと小さいため、上述の観点から本発
明の効果が得られにくくなる。
性媒体に対して十分な記録能力を実現するためには、リ
ーディングエッジ近傍の記録磁界が、媒体の保磁力に応
じて大きくなければならない。従って、既述のような磁
化容易軸方向の保磁力が80kA/m以上という高保磁力の斜
め異方性媒体を用いる場合には、リーディング側の金属
軟磁性膜15の飽和磁束密度BsLは少なくとも0.8T以上
である方が好ましい。BsLが0.8Tよりも小さい場合に
は、リーディング側の記録磁界が十分に媒体を磁化反転
できないため、本発明の効果が得られにくい。あるい
は、非常に大きな励磁電流を必要とするため、装置の消
費電力の点からも好ましくはない。図3に示したMIG
ヘッドの構成においては、トレイリング側にのみ高飽和
磁束密度を有する金属軟磁性膜を形成し、リーディング
エッジをフェライトのまま構成すれば、トレイリングエ
ッジを構成する磁性材料の飽和磁束密度がリーディング
エッジを構成する磁性材料の飽和磁束密度よりも大きい
構成をもっとも単純に実現できる。しかしながら、この
場合にはリーディングエッジを構成するフェライトの飽
和磁束密度が約0.5Tと小さいため、上述の観点から本発
明の効果が得られにくくなる。
【0028】また、本発明の記録機構を実現するために
は、記録磁界がギャップ中心線に対して非対称となり、
トレイリング側でより急峻な勾配を有することが必要で
ある。このような記録磁界を実現し本発明の効果を十分
に得るためにはトレイリング側金属軟磁性膜14の飽和
磁束密度BsTをリーディング側の金属軟磁性膜15の飽
和磁束密度BsLの1.2倍以上とすることが好ましい。以
上の内容は、後に示す記録再生特性の検討結果から理解
される。
は、記録磁界がギャップ中心線に対して非対称となり、
トレイリング側でより急峻な勾配を有することが必要で
ある。このような記録磁界を実現し本発明の効果を十分
に得るためにはトレイリング側金属軟磁性膜14の飽和
磁束密度BsTをリーディング側の金属軟磁性膜15の飽
和磁束密度BsLの1.2倍以上とすることが好ましい。以
上の内容は、後に示す記録再生特性の検討結果から理解
される。
【0029】本実施例における磁気記録再生装置は、上
記の構成のヘッドを高飽和磁束密度側をトレイリング側
として市販のVTRの回転シリンダに搭載することによ
り構成される。また、市販VTRの規格を越える高線記
録密度領域で記録再生を行うため、記録アンプ、再生ア
ンプ等にも若干の改造を加えている。なお、本磁気記録
再生装置における記録ヘッドと磁気記録媒体の相対移動
の向きは、既述した蒸着テープを市販のカセットに挿入
する際のテープの向きにより設定することが出来る。蒸
着テープは、記録時におけるリング型磁気ヘッドと蒸着
テープの相対移動方向を含む蒸着テープ磁性層の法面内
において、リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近
傍の記録磁界と蒸着テープの磁化容易軸とが蒸着テープ
磁性層の膜法線に対して同じ側に傾斜している本発明の
構成となるようにカセットに挿入した。
記の構成のヘッドを高飽和磁束密度側をトレイリング側
として市販のVTRの回転シリンダに搭載することによ
り構成される。また、市販VTRの規格を越える高線記
録密度領域で記録再生を行うため、記録アンプ、再生ア
ンプ等にも若干の改造を加えている。なお、本磁気記録
再生装置における記録ヘッドと磁気記録媒体の相対移動
の向きは、既述した蒸着テープを市販のカセットに挿入
する際のテープの向きにより設定することが出来る。蒸
着テープは、記録時におけるリング型磁気ヘッドと蒸着
テープの相対移動方向を含む蒸着テープ磁性層の法面内
において、リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ近
傍の記録磁界と蒸着テープの磁化容易軸とが蒸着テープ
磁性層の膜法線に対して同じ側に傾斜している本発明の
構成となるようにカセットに挿入した。
【0030】上記の磁気記録再生装置により、蒸着テー
プの記録再生特性の検討を行った。記録再生特性の測定
は、ヘッドとテープの相対速度3.8m/sec、トラックピッ
チ10μm、アジマス角15゜、ヘッドの磁気テープ長さ方向
に対する走査角約5゜として行った。また、記録時には、
矩形波電流によりヘッドを励磁した。
プの記録再生特性の検討を行った。記録再生特性の測定
は、ヘッドとテープの相対速度3.8m/sec、トラックピッ
チ10μm、アジマス角15゜、ヘッドの磁気テープ長さ方向
に対する走査角約5゜として行った。また、記録時には、
矩形波電流によりヘッドを励磁した。
【0031】図4は、搭載ヘッドのトレイリング側飽和
磁束密度BsTを1.6Tおよび1.3Tに固定し、リーディング
側飽和磁束密度BsLを変化させた場合に、本実施例の磁
気記録再生装置で測定された記録波長0.25μmにおける
再生出力と、BsT/BsL(ヘッドのトレイリング側飽和
磁束密度BsTとリーディング側飽和磁束密度BsLの比)
との関係を示したものである。蒸着テープは、磁化容易
軸方向の保磁力145kA/m、一軸異方性定数2.8J/m3のもの
を用いた。また、磁気ヘッドのギャップ長は0.15μmと
し、図2に示した積層型構造および図3に示したMIG
構造の両方の構造のヘッドを用いて検討した。図4から
BsT/BsLの値が1.2を越える領域で再生出力が顕著に
増加していることが分かる。また、トレイリング側、リ
ーディング側の両方に同じ高飽和磁束材料を用いた従来
の構成(BsT/BsL=1)では、飽和磁束密度を1.6Tま
で大きくしても、本発明の構成ほど顕著な出力増加は認
められない。従って、従来構成に対する本発明の構成の
有用性が認められる。図4に示した検討において、トレ
イリング側飽和磁束密度BsTを1.6Tおよび1.3Tに固定
し、BsT/BsLを大きくするためには、リーディング側
飽和磁束密度BsLを小さくしなければならないが、既述
したようにBsLが媒体保磁力に対して十分大きくない場
合には、リーディング側の記録磁界が十分に媒体を磁化
反転できなくなる。図4に示した検討では、磁化容易軸
方向の保磁力145kA/mという高保磁力媒体を用いたた
め、BsT/BsLを大きくするためにBsLを0.8Tまで小さ
くした場合には、若干再生出力が低下する結果となった
が、なお従来の構成(BsT/BsL=1)に比べて十分な
優位性が認められる。
磁束密度BsTを1.6Tおよび1.3Tに固定し、リーディング
側飽和磁束密度BsLを変化させた場合に、本実施例の磁
気記録再生装置で測定された記録波長0.25μmにおける
再生出力と、BsT/BsL(ヘッドのトレイリング側飽和
磁束密度BsTとリーディング側飽和磁束密度BsLの比)
との関係を示したものである。蒸着テープは、磁化容易
軸方向の保磁力145kA/m、一軸異方性定数2.8J/m3のもの
を用いた。また、磁気ヘッドのギャップ長は0.15μmと
し、図2に示した積層型構造および図3に示したMIG
構造の両方の構造のヘッドを用いて検討した。図4から
BsT/BsLの値が1.2を越える領域で再生出力が顕著に
増加していることが分かる。また、トレイリング側、リ
ーディング側の両方に同じ高飽和磁束材料を用いた従来
の構成(BsT/BsL=1)では、飽和磁束密度を1.6Tま
で大きくしても、本発明の構成ほど顕著な出力増加は認
められない。従って、従来構成に対する本発明の構成の
有用性が認められる。図4に示した検討において、トレ
イリング側飽和磁束密度BsTを1.6Tおよび1.3Tに固定
し、BsT/BsLを大きくするためには、リーディング側
飽和磁束密度BsLを小さくしなければならないが、既述
したようにBsLが媒体保磁力に対して十分大きくない場
合には、リーディング側の記録磁界が十分に媒体を磁化
反転できなくなる。図4に示した検討では、磁化容易軸
方向の保磁力145kA/mという高保磁力媒体を用いたた
め、BsT/BsLを大きくするためにBsLを0.8Tまで小さ
くした場合には、若干再生出力が低下する結果となった
が、なお従来の構成(BsT/BsL=1)に比べて十分な
優位性が認められる。
【0032】一方、図5は、搭載ヘッドのリーディング
側飽和磁束密度BsLを1.0T、0.8Tおよび0.5Tに固定し、
トレイリング側飽和磁束密度BsTを変化させた場合に、
本実施例の磁気記録再生装置で測定された記録波長0.25
μmにおける再生出力と、Bs T/BsL(ヘッドのトレイ
リング側飽和磁束密度BsTとリーディング側飽和磁束密
度BsLの比)との関係を示したものである。蒸着テープ
は同様に、磁化容易軸方向の保磁力145kA/m、一軸異方
性定数2.8J/m3のものを用いた。また、磁気ヘッドのギ
ャップ長は0.15μmとし、図2に示した積層型構造およ
び図3に示したMIG構造の両方の構造のヘッドを用い
ている。リーディング側飽和磁束密度BsLが0.5Tの場合
には、他の場合に比べて顕著に出力が低く、BsT/BsL
の値が増加しても出力の増加割合が小さい。またこのよ
うなヘッドでは、励磁電流を他のヘッドの3倍以上も必
要とし、消費電力の面からも実用性に乏しい。従って、
本検討のように高保磁力媒体を用いる場合には、BsT/
BsLを大きくするとともに、BsLを0.8T以上とすること
が好ましい。
側飽和磁束密度BsLを1.0T、0.8Tおよび0.5Tに固定し、
トレイリング側飽和磁束密度BsTを変化させた場合に、
本実施例の磁気記録再生装置で測定された記録波長0.25
μmにおける再生出力と、Bs T/BsL(ヘッドのトレイ
リング側飽和磁束密度BsTとリーディング側飽和磁束密
度BsLの比)との関係を示したものである。蒸着テープ
は同様に、磁化容易軸方向の保磁力145kA/m、一軸異方
性定数2.8J/m3のものを用いた。また、磁気ヘッドのギ
ャップ長は0.15μmとし、図2に示した積層型構造およ
び図3に示したMIG構造の両方の構造のヘッドを用い
ている。リーディング側飽和磁束密度BsLが0.5Tの場合
には、他の場合に比べて顕著に出力が低く、BsT/BsL
の値が増加しても出力の増加割合が小さい。またこのよ
うなヘッドでは、励磁電流を他のヘッドの3倍以上も必
要とし、消費電力の面からも実用性に乏しい。従って、
本検討のように高保磁力媒体を用いる場合には、BsT/
BsLを大きくするとともに、BsLを0.8T以上とすること
が好ましい。
【0033】なお、本実施例の磁気記録再生装置の構成
上の問題から、図4および図5には記録ヘッドを再生ヘ
ッドとしても用いた自己録再による結果を示した。この
ため、別途ドラムテスタにより、すべての種類の記録ヘ
ッドに対して同一の再生ヘッドを用いた録再分離による
測定を行ったところ、図4および図5と同様の結果が得
られた。従って、図4および図5の結果は、本発明の構
成による記録過程での特性向上であることが確認され
た。
上の問題から、図4および図5には記録ヘッドを再生ヘ
ッドとしても用いた自己録再による結果を示した。この
ため、別途ドラムテスタにより、すべての種類の記録ヘ
ッドに対して同一の再生ヘッドを用いた録再分離による
測定を行ったところ、図4および図5と同様の結果が得
られた。従って、図4および図5の結果は、本発明の構
成による記録過程での特性向上であることが確認され
た。
【0034】図6は、再生出力と記録ヘッドのギャップ
長との関係を示す図である。蒸着テープは、磁化容易軸
方向の保磁力145kA/m、一軸異方性定数2.8J/m3のものを
用いた。なお、図4および図5と同様に自己録再のデー
タであるため、再生出力は再生時のギャップロスを補正
して示してある。本発明の構成を有するヘッドでは、ギ
ャップ長が0.22μm程度以下の領域で、ギャップ長の減
少とともに再生出力が増加している。一方、トレイリン
グエッジおよびリーディングエッジを構成する磁性材料
の飽和磁束密度を同じにした構成のヘッドでは、ギャッ
プ長を小さくしても、ギャップロス補正した再生出力は
同等である。あるいは飽和磁束密度が0.8Tと比較的小さ
いヘッドでは、ギャップ長の減少とともに再生出力はむ
しろ減少している。図6の傾向は、別途、ドラムテスタ
を用いた録再分離による測定でも確認された。本発明の
構成を有するヘッドでは、ギャップ長の減少により、ト
レイリング側の記録磁界の磁化容易軸方向成分の減少割
合がより急峻になっているものと思われる。このため本
発明の構成においては、ヘッドのギャップ長を0.22μm
以下とすることにより、さらに狭い磁化転移領域が実現
されて再生出力が増加するものと考えられる。また、記
録ヘッドを再生ヘッドとしても用いる自己録再の系にお
いては、再生時のギャップロスが低減されるので、上記
の構成はさらに有利である。
長との関係を示す図である。蒸着テープは、磁化容易軸
方向の保磁力145kA/m、一軸異方性定数2.8J/m3のものを
用いた。なお、図4および図5と同様に自己録再のデー
タであるため、再生出力は再生時のギャップロスを補正
して示してある。本発明の構成を有するヘッドでは、ギ
ャップ長が0.22μm程度以下の領域で、ギャップ長の減
少とともに再生出力が増加している。一方、トレイリン
グエッジおよびリーディングエッジを構成する磁性材料
の飽和磁束密度を同じにした構成のヘッドでは、ギャッ
プ長を小さくしても、ギャップロス補正した再生出力は
同等である。あるいは飽和磁束密度が0.8Tと比較的小さ
いヘッドでは、ギャップ長の減少とともに再生出力はむ
しろ減少している。図6の傾向は、別途、ドラムテスタ
を用いた録再分離による測定でも確認された。本発明の
構成を有するヘッドでは、ギャップ長の減少により、ト
レイリング側の記録磁界の磁化容易軸方向成分の減少割
合がより急峻になっているものと思われる。このため本
発明の構成においては、ヘッドのギャップ長を0.22μm
以下とすることにより、さらに狭い磁化転移領域が実現
されて再生出力が増加するものと考えられる。また、記
録ヘッドを再生ヘッドとしても用いる自己録再の系にお
いては、再生時のギャップロスが低減されるので、上記
の構成はさらに有利である。
【0035】図7は、ヘッドのトレイリング側飽和磁束
密度BsTとリーディング側飽和磁束密度BsLの比すなわ
ちBsT/BsLと記録波長0.25μmにおける再生出力との
関係について、蒸着テープの磁気特性による依存性を示
したものである。ヘッドのギャップ長は0.15μmとし
た。また図中、媒体の保磁力は磁化容易軸方向における
値である。保磁力が80kA/m程度以下、一軸異方性定数が
105J/m3程度以下の媒体では、本発明の効果は得られて
いない。すなわち図7で検討したような記録波長が短い
領域では、保磁力が80kA/m程度、一軸異方性定数が105J
/m3程度以上の高配向な媒体が必要となることがわか
る。図7によれば、保磁力および一軸異方性定数が大き
い高配向な媒体では、BsT/BsLが1となる従来の構成
において、もともと再生出力が高い。さらに、保磁力お
よび一軸異方性定数が大きい高配向な媒体ほど、本発明
の構成による特性向上が顕著に得られることがわかる。
密度BsTとリーディング側飽和磁束密度BsLの比すなわ
ちBsT/BsLと記録波長0.25μmにおける再生出力との
関係について、蒸着テープの磁気特性による依存性を示
したものである。ヘッドのギャップ長は0.15μmとし
た。また図中、媒体の保磁力は磁化容易軸方向における
値である。保磁力が80kA/m程度以下、一軸異方性定数が
105J/m3程度以下の媒体では、本発明の効果は得られて
いない。すなわち図7で検討したような記録波長が短い
領域では、保磁力が80kA/m程度、一軸異方性定数が105J
/m3程度以上の高配向な媒体が必要となることがわか
る。図7によれば、保磁力および一軸異方性定数が大き
い高配向な媒体では、BsT/BsLが1となる従来の構成
において、もともと再生出力が高い。さらに、保磁力お
よび一軸異方性定数が大きい高配向な媒体ほど、本発明
の構成による特性向上が顕著に得られることがわかる。
【0036】なお本実施例では、磁気記録媒体としてC
oとOを主成分とする磁性層を有する蒸着テープを用い
たが、本発明の効果は、磁性層の組成によって制限を受
けるものではなく、高配向な斜め異方性媒体が実現され
る限り、種々の組成で構成された磁気記録媒体を用いる
ことができる。また本実施例では、VTR形態の磁気記
録再生装置について例を示したが、本発明はこれに限ら
れたものでなく、磁気カード、磁気ディスクなど種々の
形態の磁気記録媒体を用いる磁気記録再生装置に対して
有用である。また、搭載されるヘッドの構成について
も、例として示した図2、図3の構成に限られるもので
はない。
oとOを主成分とする磁性層を有する蒸着テープを用い
たが、本発明の効果は、磁性層の組成によって制限を受
けるものではなく、高配向な斜め異方性媒体が実現され
る限り、種々の組成で構成された磁気記録媒体を用いる
ことができる。また本実施例では、VTR形態の磁気記
録再生装置について例を示したが、本発明はこれに限ら
れたものでなく、磁気カード、磁気ディスクなど種々の
形態の磁気記録媒体を用いる磁気記録再生装置に対して
有用である。また、搭載されるヘッドの構成について
も、例として示した図2、図3の構成に限られるもので
はない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、高線記録密度領域にお
ける記録再生特性を顕著に向上することができ、従来よ
りも高密度記録の可能な磁気記録再生装置を実現するこ
とができる。すなわち本発明の構成により、さらに小型
で大容量の磁気記録再生装置を提供することができる。
ける記録再生特性を顕著に向上することができ、従来よ
りも高密度記録の可能な磁気記録再生装置を実現するこ
とができる。すなわち本発明の構成により、さらに小型
で大容量の磁気記録再生装置を提供することができる。
【図1】本発明の磁気記録再生装置の構成の概略を示す
図
図
【図2】本発明の磁気記録再生装置に搭載されるリング
型磁気ヘッドの構成の一例を示す図
型磁気ヘッドの構成の一例を示す図
【図3】本発明の磁気記録再生装置に搭載されるリング
型磁気ヘッドの構成の一例を示す図
型磁気ヘッドの構成の一例を示す図
【図4】再生出力と飽和磁束密度の比との関係を示す図
【図5】再生出力と飽和磁束密度の比との関係を示す図
【図6】再生出力とヘッドのギャップ長との関係を示す
図
図
【図7】再生出力と飽和磁束密度の比との関係を示す図
【図8】蒸着テープを製造するための真空蒸着装置内部
の概略を示す図
の概略を示す図
1 磁性層 2 基板 3 磁化容易軸 4 膜法線 5 トレイリングエッジ 6 リーディングエッジ 7 ヘッドギャップ 8 ギャップ中心線 9 記録磁界 10 ヘッドの媒体に対する相対移動の向き 11 磁化転移領域 12 磁化転移間領域 13 記録磁化 14 トレイリング側の金属軟磁性膜 15 リーディング側の金属軟磁性膜 16 絶縁膜 17 ガラス材 18 セラミック基板 19 フェライトコア 20 アジマス角 21A、21B 遮蔽板 22 供給ロール 23 巻き取りロール 24 円筒状キャン 25 蒸発源 26 蒸発原子 27 酸素導入口 28 基板走行方向
Claims (4)
- 【請求項1】磁化容易軸が磁性層の膜法線に対して傾斜
している磁気記録媒体にリング型磁気ヘッドを用いて信
号を記録する磁気記録再生装置であって、前記リング型
磁気ヘッドのトレイリングエッジを構成する磁性材料の
飽和磁束密度がリーディングエッジを構成する磁性材料
の飽和磁束密度よりも大であり、かつ記録時における前
記リング型磁気ヘッドと前記磁気記録媒体の相対移動方
向を含む磁気記録媒体磁性層の法面内において、前記リ
ーディングエッジ近傍の記録磁界と前記磁気記録媒体の
磁化容易軸とが磁気記録媒体磁性層の膜法線に対して同
じ側に傾斜していることを特徴とする磁気記録再生装
置。 - 【請求項2】リング型磁気ヘッドのリーディングエッジ
を構成する磁性材料の飽和磁束密度が0.8T以上であり、
かつトレイリングエッジを構成する磁性材料の飽和磁束
密度がリーディングエッジを構成する磁性材料の1.2倍
以上であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再
生装置。 - 【請求項3】リング型磁気ヘッドのギャップ長が0.22μ
m以下であることを特徴とする請求項2記載の磁気記録
再生装置。 - 【請求項4】磁気記録媒体における磁化容易軸方向と磁
性層の膜法線とのなす角が50゜以上85゜以下であり、かつ
磁化容易軸方向の保磁力が80kA/m以上であり、かつ一軸
異方性定数が105J/m3以上であることを特徴とする請求
項2記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06268094A JP3203943B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 磁気記録再生装置 |
| EP95104792A EP0675485B1 (en) | 1994-03-31 | 1995-03-31 | Magnetic recording and reproduction apparatus |
| DE69524897T DE69524897T2 (de) | 1994-03-31 | 1995-03-31 | Magnetaufzeichnungs- und -wiedergabegerät |
| US08/762,958 US5912783A (en) | 1994-03-31 | 1996-12-10 | Magnetic recording and reproducing apparatus having ring-type magnetic head with metallic soft magnetic films of differing thicknesses |
| US08/896,806 US5901012A (en) | 1994-03-31 | 1997-07-18 | Magnetic recording and reproduction apparatus ring-type magnetic head for recording signals to recording medium having oblique axis of easy magnetization |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06268094A JP3203943B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07272201A true JPH07272201A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3203943B2 JP3203943B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=13207251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06268094A Expired - Fee Related JP3203943B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203943B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP06268094A patent/JP3203943B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3203943B2 (ja) | 2001-09-04 |
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