JPH07273376A - 超電導限流器 - Google Patents
超電導限流器Info
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- JPH07273376A JPH07273376A JP6064116A JP6411694A JPH07273376A JP H07273376 A JPH07273376 A JP H07273376A JP 6064116 A JP6064116 A JP 6064116A JP 6411694 A JP6411694 A JP 6411694A JP H07273376 A JPH07273376 A JP H07273376A
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- coil
- superconducting
- current limiter
- magnetic field
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常送電において送電線に流れる電流により
超電導磁気遮蔽体に発生する磁束を減少させて超電導磁
気遮蔽体がクエンチするのを防止する超電導限流器を提
供する。 【構成】 超電導磁気遮蔽体の外周側に送電電流の通電
を許容する第1のコイル8と、同第1のコイル8の磁場
を打ち消すように作用する第2のコイル9とを配設した
超電導限流器において、第1のコイル8と第2のコイル
9のコイル線をより合わせるようにした。これにより、
通常の送電電流において超電導磁気遮蔽体が臨界磁場に
達してしまうことが防止できる。
超電導磁気遮蔽体に発生する磁束を減少させて超電導磁
気遮蔽体がクエンチするのを防止する超電導限流器を提
供する。 【構成】 超電導磁気遮蔽体の外周側に送電電流の通電
を許容する第1のコイル8と、同第1のコイル8の磁場
を打ち消すように作用する第2のコイル9とを配設した
超電導限流器において、第1のコイル8と第2のコイル
9のコイル線をより合わせるようにした。これにより、
通常の送電電流において超電導磁気遮蔽体が臨界磁場に
達してしまうことが防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、超電導磁気遮蔽体
の磁気遮蔽効果を利用した超電導限流器に関するもので
ある。
の磁気遮蔽効果を利用した超電導限流器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 従来より、送電線系統における電流を
限流する限流器の開発が進められている。限流器は過電
流が流れた場合に抵抗となってその過電流を抑制し、遮
断器及び変圧器にかかる負荷を軽減する働きをする。限
流の方式としては種々のものがあるが、近年、限流器と
していわゆる超電導体を用いて限流する方式が提案され
ている。これは、超電導体の磁気遮蔽効果と磁束スイッ
チング効果を利用したものである。まず、超電導磁気遮
蔽体に導線をコイル状に巻回して超電導限流器を構成す
る。通常コイルは通電されると自己インダクタンスによ
りインピーダンスを示すが、上記超電導限流器では超電
導磁気遮蔽体が超電導状態にある場合は磁気遮蔽効果に
より磁束が遮蔽されるため理論上自己インダクタンスが
消失してしまう。すなわち、インピーダンスが極めて小
さくなるため通常の送電電流の損失は少なくなる。とこ
ろが、一旦、短絡や落雷等により過電流が発生し一定値
以上の磁束が生ずると臨界磁場を越えるため、超電導状
態から常電導状態へとクエンチ(転換)し超電導磁気遮
蔽体の磁気遮蔽効果が消滅する。すると通常のコイルと
同様に磁束が超電導磁気遮蔽体に鎖交するため(磁束ス
イッチング効果)、コイルに大きな自己インダクタンス
が発生し、電流を限流することができるとしたものであ
る。
限流する限流器の開発が進められている。限流器は過電
流が流れた場合に抵抗となってその過電流を抑制し、遮
断器及び変圧器にかかる負荷を軽減する働きをする。限
流の方式としては種々のものがあるが、近年、限流器と
していわゆる超電導体を用いて限流する方式が提案され
ている。これは、超電導体の磁気遮蔽効果と磁束スイッ
チング効果を利用したものである。まず、超電導磁気遮
蔽体に導線をコイル状に巻回して超電導限流器を構成す
る。通常コイルは通電されると自己インダクタンスによ
りインピーダンスを示すが、上記超電導限流器では超電
導磁気遮蔽体が超電導状態にある場合は磁気遮蔽効果に
より磁束が遮蔽されるため理論上自己インダクタンスが
消失してしまう。すなわち、インピーダンスが極めて小
さくなるため通常の送電電流の損失は少なくなる。とこ
ろが、一旦、短絡や落雷等により過電流が発生し一定値
以上の磁束が生ずると臨界磁場を越えるため、超電導状
態から常電導状態へとクエンチ(転換)し超電導磁気遮
蔽体の磁気遮蔽効果が消滅する。すると通常のコイルと
同様に磁束が超電導磁気遮蔽体に鎖交するため(磁束ス
イッチング効果)、コイルに大きな自己インダクタンス
が発生し、電流を限流することができるとしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
の超電導磁気遮蔽体は臨界磁場が小さいため送電線のよ
うに大電流が流れる限流器に応用することはできない。
すなわち、その送電線に流れる通常電流によって、かな
り大きな磁場が発生し、既に超電導磁気遮蔽体の臨界磁
場を越えてしまうこととなるからである。すると超電導
体は常電導状態にクエンチしてしまうため限流器はコイ
ルの自己インダクタンスを消失させることができず、通
常の送電にもかかわらずインピーダンスを発生し、送電
損失を生じてしまうことになる。従って、実際に限流器
に応用するのは困難であった。本発明の目的は、通常送
電において超電導体上に発生する磁束を減少させて超電
導磁気遮蔽体がクエンチするのを防止する超電導磁気遮
蔽体を用いた超電導限流器を提供することである。
の超電導磁気遮蔽体は臨界磁場が小さいため送電線のよ
うに大電流が流れる限流器に応用することはできない。
すなわち、その送電線に流れる通常電流によって、かな
り大きな磁場が発生し、既に超電導磁気遮蔽体の臨界磁
場を越えてしまうこととなるからである。すると超電導
体は常電導状態にクエンチしてしまうため限流器はコイ
ルの自己インダクタンスを消失させることができず、通
常の送電にもかかわらずインピーダンスを発生し、送電
損失を生じてしまうことになる。従って、実際に限流器
に応用するのは困難であった。本発明の目的は、通常送
電において超電導体上に発生する磁束を減少させて超電
導磁気遮蔽体がクエンチするのを防止する超電導磁気遮
蔽体を用いた超電導限流器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めに本発明の発明者らは、請求項1の発明では超電導磁
気遮蔽体の内周側又は外周側に送電電流の通電を許容す
る第1のコイルと、同第1のコイルの磁場を打ち消すよ
うに作用する第2のコイルとを配設した超電導限流器に
おいて、第1のコイルと第2のコイルのコイル線をより
合わせる構成とした。また請求項2の発明では、同じ超
電導限流器において、第1のコイルと第2のコイルとの
コイル線を所定のターンごとに交互に重ねて配設する構
成とした。また請求項3の発明にでは、同じ超電導限流
器において、第1のコイルと第2のコイルのコイル線を
互いにランダムに巻回する構成とした。請求項4の発明
では同じ超電導限流器において、中空に形成された第2
のコイルのコイル線の中に絶縁層を介して第1のコイル
のコイル線を配設する構成とした。請求項5の発明で
は、第1及び第2のコイルのコイル線を所定ターンごと
に交互に巻回し、複数の環体に分割した超電導磁気遮蔽
体間に挟持状態に配設する構成とした。また請求項6の
発明では、第1及び第2のコイルのコイル線を互いにラ
ンダムに巻回し、複数の環体に分割した超電導磁気遮蔽
体間に挟持状態に配設したことを特徴とする超電導限流
器。
めに本発明の発明者らは、請求項1の発明では超電導磁
気遮蔽体の内周側又は外周側に送電電流の通電を許容す
る第1のコイルと、同第1のコイルの磁場を打ち消すよ
うに作用する第2のコイルとを配設した超電導限流器に
おいて、第1のコイルと第2のコイルのコイル線をより
合わせる構成とした。また請求項2の発明では、同じ超
電導限流器において、第1のコイルと第2のコイルとの
コイル線を所定のターンごとに交互に重ねて配設する構
成とした。また請求項3の発明にでは、同じ超電導限流
器において、第1のコイルと第2のコイルのコイル線を
互いにランダムに巻回する構成とした。請求項4の発明
では同じ超電導限流器において、中空に形成された第2
のコイルのコイル線の中に絶縁層を介して第1のコイル
のコイル線を配設する構成とした。請求項5の発明で
は、第1及び第2のコイルのコイル線を所定ターンごと
に交互に巻回し、複数の環体に分割した超電導磁気遮蔽
体間に挟持状態に配設する構成とした。また請求項6の
発明では、第1及び第2のコイルのコイル線を互いにラ
ンダムに巻回し、複数の環体に分割した超電導磁気遮蔽
体間に挟持状態に配設したことを特徴とする超電導限流
器。
【0005】
【作用】 上記のような構成によれば、請求項1の発明
では第1のコイルは超電導磁気遮蔽体に対して巻回され
ているため通常電流の通電時においては超電導磁気遮蔽
体により磁束が遮蔽されており自己インダクタンスは生
じず、電流を限流しない。そして、第1のコイルとより
合わせられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち
消す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比
べクエンチする電流値を大きく設定することができる。
一方、短絡、落雷等により過電流が流れると、臨界磁場
を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエンチして限流され
る。請求項2の発明では請求項1の発明の作用と同様で
あるが、第1のコイルと所定のターンごとに交互に配置
させられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消
す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べ
クエンチする電流値を大きく設定することができるよう
になっている。一方、短絡、落雷等により過電流が流れ
ると、臨界磁場を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエン
チして限流される。請求項3の発明も請求項1の発明と
同様であるが、第1のコイルとランダムに配置させられ
た第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消す方向に
働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べクエンチ
する電流値を大きく設定することができるようになって
いる。一方、短絡、落雷等により過電流が流れると、臨
界磁場を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエンチして限
流される。請求項4の発明も請求項1の発明と同様であ
るが、第1のコイルは中空の第2のコイル内に配設され
完全に包被状態となっており、第2のコイルは第1のコ
イルの磁場を打ち消す方向に働き、その結果第1のコイ
ル単独の場合に比べクエンチする電流値を大きく設定す
ることができるようになっている。一方、短絡、落雷等
により過電流が流れると、臨界磁場を越えるため超電導
磁気遮蔽体はクエンチして限流される。
では第1のコイルは超電導磁気遮蔽体に対して巻回され
ているため通常電流の通電時においては超電導磁気遮蔽
体により磁束が遮蔽されており自己インダクタンスは生
じず、電流を限流しない。そして、第1のコイルとより
合わせられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち
消す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比
べクエンチする電流値を大きく設定することができる。
一方、短絡、落雷等により過電流が流れると、臨界磁場
を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエンチして限流され
る。請求項2の発明では請求項1の発明の作用と同様で
あるが、第1のコイルと所定のターンごとに交互に配置
させられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消
す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べ
クエンチする電流値を大きく設定することができるよう
になっている。一方、短絡、落雷等により過電流が流れ
ると、臨界磁場を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエン
チして限流される。請求項3の発明も請求項1の発明と
同様であるが、第1のコイルとランダムに配置させられ
た第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消す方向に
働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べクエンチ
する電流値を大きく設定することができるようになって
いる。一方、短絡、落雷等により過電流が流れると、臨
界磁場を越えるため超電導磁気遮蔽体はクエンチして限
流される。請求項4の発明も請求項1の発明と同様であ
るが、第1のコイルは中空の第2のコイル内に配設され
完全に包被状態となっており、第2のコイルは第1のコ
イルの磁場を打ち消す方向に働き、その結果第1のコイ
ル単独の場合に比べクエンチする電流値を大きく設定す
ることができるようになっている。一方、短絡、落雷等
により過電流が流れると、臨界磁場を越えるため超電導
磁気遮蔽体はクエンチして限流される。
【0006】請求項5の発明では請求項1の発明と同様
であるが、第1のコイルと所定ターンごとに交互に配置
させられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消
す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べ
クエンチする電流値を大きく設定することができるよう
になっている。そして、更にコイルが環状の超電導磁気
遮蔽体間に挟持されているため漏れインピーダンスが少
なくなる。請求項6の発明では請求項1の発明と同様で
あるが、第1のコイルとランダムに配置させられた第2
のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消す方向に働き、
その結果第1のコイル単独の場合に比べクエンチする電
流値を大きく設定することができるようになっている。
そして、更にコイルが環状の超電導磁気遮蔽体間に挟持
されているため漏れインピーダンスが少なくなる。
であるが、第1のコイルと所定ターンごとに交互に配置
させられた第2のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消
す方向に働き、その結果第1のコイル単独の場合に比べ
クエンチする電流値を大きく設定することができるよう
になっている。そして、更にコイルが環状の超電導磁気
遮蔽体間に挟持されているため漏れインピーダンスが少
なくなる。請求項6の発明では請求項1の発明と同様で
あるが、第1のコイルとランダムに配置させられた第2
のコイルが第1のコイルの磁場を打ち消す方向に働き、
その結果第1のコイル単独の場合に比べクエンチする電
流値を大きく設定することができるようになっている。
そして、更にコイルが環状の超電導磁気遮蔽体間に挟持
されているため漏れインピーダンスが少なくなる。
【0007】
【実施例】 以下、この発明の超電導磁気遮蔽体を用い
た超電導限流器について図面に基づいて詳細に説明す
る。
た超電導限流器について図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0008】図3に示すように超電導限流器1は鉄塔2
と遮断器3の間の送電線4に配設されている。遮断器3
の一次側には更に変圧器5が配設されている。 (実施例1)超電導限流器1は図1に示すように、超電
導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第1のコイル8
及び第2のコイル9により構成されている。第1のコイ
ル8は本体7の外周に巻回され、その先端は送電線4側
に接続されており、基端は遮断器3側に接続されてい
る。第1のコイル8と交互に第2のコイル9が本体7の
外周に巻回されている。第1のコイル8と第2のコイル
9とは隣接したコイル線同士が互いに密着した状態で同
方向に巻回されている。第2のコイル9はその両端が抵
抗10を介して接合されている。両コイル8,9はとも
に本体7の外周側に配設され、通常送電時及び過電流発
生時を通じて第1のコイル8との間で磁気的に影響しあ
っている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素により冷
却状態とされている。
と遮断器3の間の送電線4に配設されている。遮断器3
の一次側には更に変圧器5が配設されている。 (実施例1)超電導限流器1は図1に示すように、超電
導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第1のコイル8
及び第2のコイル9により構成されている。第1のコイ
ル8は本体7の外周に巻回され、その先端は送電線4側
に接続されており、基端は遮断器3側に接続されてい
る。第1のコイル8と交互に第2のコイル9が本体7の
外周に巻回されている。第1のコイル8と第2のコイル
9とは隣接したコイル線同士が互いに密着した状態で同
方向に巻回されている。第2のコイル9はその両端が抵
抗10を介して接合されている。両コイル8,9はとも
に本体7の外周側に配設され、通常送電時及び過電流発
生時を通じて第1のコイル8との間で磁気的に影響しあ
っている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素により冷
却状態とされている。
【0009】図2に示すように本体7は第2のコイル9
の存在下で第1のコイル8に通常の送電電流が流れてい
る場合には超電導状態となっている。すなわち、第1の
コイル8の磁束aは図上二点鎖線で示すように本体7に
より遮蔽される。従って、第1のコイル8に生じる自己
インダクタンスは理論上0となり、電流は限流されるこ
とはない。一方、一旦地絡事故や落雷等で過電流が流れ
て超電導磁気遮蔽体(本体7)の臨界磁場を越えると、
超電導磁気遮蔽体の遮蔽効果は消失してしまう。すなわ
ち超電導磁気遮蔽体は超電導状態から常電導状態へとク
エンチしてしまう。すると磁束aは本体7に通るため第
1のコイル8には自己インダクタンスが発生し、電流を
限流するようになる。
の存在下で第1のコイル8に通常の送電電流が流れてい
る場合には超電導状態となっている。すなわち、第1の
コイル8の磁束aは図上二点鎖線で示すように本体7に
より遮蔽される。従って、第1のコイル8に生じる自己
インダクタンスは理論上0となり、電流は限流されるこ
とはない。一方、一旦地絡事故や落雷等で過電流が流れ
て超電導磁気遮蔽体(本体7)の臨界磁場を越えると、
超電導磁気遮蔽体の遮蔽効果は消失してしまう。すなわ
ち超電導磁気遮蔽体は超電導状態から常電導状態へとク
エンチしてしまう。すると磁束aは本体7に通るため第
1のコイル8には自己インダクタンスが発生し、電流を
限流するようになる。
【0010】また、第1のコイル8と交互に巻回された
第2のコイル9は第1のコイル8に電流が流れると、誘
導されて誘導電流が発生するようになっている。この誘
導電流は第1のコイル8による磁場を打ち消す方向の磁
束bを形成する。その結果、超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によっては臨界磁場に達すること
はなく、超電導状態から常電導状態へクエンチすること
はない。ここに、第1のコイル8は第2のコイル9が巻
回されていない状態においては、通常の送電電流によっ
て超電導状態から常電導状態へクエンチしてしまう。す
なわち、第2のコイル9がないと、送電電流に対する磁
場が大きくなりすぎ、超電導磁気遮蔽体(本体7)の臨
界磁場に達してしまうからである。ところが、第2のコ
イル9により自らの磁場が打ち消される結果、相対的に
より大きな電流の通電を許容することができることとな
る。尚、抵抗10は、第2のコイル9に流れる誘導電流
に一定の制限を課するものである。
第2のコイル9は第1のコイル8に電流が流れると、誘
導されて誘導電流が発生するようになっている。この誘
導電流は第1のコイル8による磁場を打ち消す方向の磁
束bを形成する。その結果、超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によっては臨界磁場に達すること
はなく、超電導状態から常電導状態へクエンチすること
はない。ここに、第1のコイル8は第2のコイル9が巻
回されていない状態においては、通常の送電電流によっ
て超電導状態から常電導状態へクエンチしてしまう。す
なわち、第2のコイル9がないと、送電電流に対する磁
場が大きくなりすぎ、超電導磁気遮蔽体(本体7)の臨
界磁場に達してしまうからである。ところが、第2のコ
イル9により自らの磁場が打ち消される結果、相対的に
より大きな電流の通電を許容することができることとな
る。尚、抵抗10は、第2のコイル9に流れる誘導電流
に一定の制限を課するものである。
【0011】以上のような構成とすれば、本実施例にお
いて次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを本体
7に対して交互に巻回したことにより第1のコイル8の
磁場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体
(本体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダ
ンスを低減できる。すなわち、通常の送電電流であって
も第2のコイル9を第1のコイル8と交互に配設するこ
とで臨界磁場に達してしまうことを防止できる。 (2)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく送電電力の無駄がな
い。 (3)第2のコイル9は第1のコイル8と交互に巻回さ
れているため第1のコイル8により第2のコイル9に誘
導電流が発生して第1のコイル8の磁束aを打ち消すこ
とができることとなる。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
いて次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを本体
7に対して交互に巻回したことにより第1のコイル8の
磁場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体
(本体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダ
ンスを低減できる。すなわち、通常の送電電流であって
も第2のコイル9を第1のコイル8と交互に配設するこ
とで臨界磁場に達してしまうことを防止できる。 (2)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく送電電力の無駄がな
い。 (3)第2のコイル9は第1のコイル8と交互に巻回さ
れているため第1のコイル8により第2のコイル9に誘
導電流が発生して第1のコイル8の磁束aを打ち消すこ
とができることとなる。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
【0012】次に、本実施例における実験データについ
て説明する。 本体は外径50mmΦ,内径40mmΦ,長さ50m
mの円筒形の超電導磁気遮蔽体により構成される。超電
導磁気遮蔽体はビスマス系であり、通常の原子比でB
i:Sr:Ca:Cu=2:2:1:2となるようにB
i2 O3 、SrCO3 、CaCO3 、CuO粉末を調整
した後、Ag粉末を4重量パーセント加えたものを原料
粉末とした。この原料粉末を円筒状に成形し、焼結した
臨界条件としては臨界温度(Tc)90K,臨界磁場
(Bc)50ガウス,臨界電流(Ic)3000A/c
m2 である。この本体にターン数100回,コイル長4
0mmで第1のコイルを一重に巻回し電流を流したとこ
ろ14.0Aでクエンチした。
て説明する。 本体は外径50mmΦ,内径40mmΦ,長さ50m
mの円筒形の超電導磁気遮蔽体により構成される。超電
導磁気遮蔽体はビスマス系であり、通常の原子比でB
i:Sr:Ca:Cu=2:2:1:2となるようにB
i2 O3 、SrCO3 、CaCO3 、CuO粉末を調整
した後、Ag粉末を4重量パーセント加えたものを原料
粉末とした。この原料粉末を円筒状に成形し、焼結した
臨界条件としては臨界温度(Tc)90K,臨界磁場
(Bc)50ガウス,臨界電流(Ic)3000A/c
m2 である。この本体にターン数100回,コイル長4
0mmで第1のコイルを一重に巻回し電流を流したとこ
ろ14.0Aでクエンチした。
【0013】本体及び第1のコイルの条件をと同様
に設定し、第1のコイルと交互に第2のコイルをターン
数100回,コイル長40mmで巻回した。第2のコイ
ルの終端には0.3Ωの抵抗を接続した。この条件下で
第1のコイルに電流を流したところ18.0Aでクエン
チした。従って、本実施データによれば第2のコイルを
巻回しない場合に比べて約1.3倍の電流を流すことが
できた。
に設定し、第1のコイルと交互に第2のコイルをターン
数100回,コイル長40mmで巻回した。第2のコイ
ルの終端には0.3Ωの抵抗を接続した。この条件下で
第1のコイルに電流を流したところ18.0Aでクエン
チした。従って、本実施データによれば第2のコイルを
巻回しない場合に比べて約1.3倍の電流を流すことが
できた。
【0014】(実施例2)図4に示すように、超電導限
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9により構成されてい
る。両コイル8,9は互いにより合わされており、より
合わされた状態のコイル8,9が本体7の外周に巻回さ
れている。第1のコイル8の先端は送電線4側に接続さ
れており、基端は遮断器3側に接続されている。第2の
コイル9はその両端が抵抗10を介して接合されてい
る。両コイル8,9は本体7の外周側において、通常送
電時及び過電流発生時を通じて互いに磁気的に影響しあ
っている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素により冷
却状態とされている。
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9により構成されてい
る。両コイル8,9は互いにより合わされており、より
合わされた状態のコイル8,9が本体7の外周に巻回さ
れている。第1のコイル8の先端は送電線4側に接続さ
れており、基端は遮断器3側に接続されている。第2の
コイル9はその両端が抵抗10を介して接合されてい
る。両コイル8,9は本体7の外周側において、通常送
電時及び過電流発生時を通じて互いに磁気的に影響しあ
っている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素により冷
却状態とされている。
【0015】この実施例2においても実施例1の原理と
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9をより合
わせて本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁
場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本
体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンス
を低減できる。すなわち、第1のコイル8を第2のコイ
ル9に巻回することで、通常の送電電流において第1の
コイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止すること
ができる。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とをより合わせ
て本体7に巻回したことにより、両コイル8,9の密着
度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施例1以上に遮
蔽される。 (3)両コイル8,9は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄がな
い。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9をより合
わせて本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁
場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本
体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンス
を低減できる。すなわち、第1のコイル8を第2のコイ
ル9に巻回することで、通常の送電電流において第1の
コイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止すること
ができる。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とをより合わせ
て本体7に巻回したことにより、両コイル8,9の密着
度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施例1以上に遮
蔽される。 (3)両コイル8,9は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄がな
い。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
【0016】(実施例3)図5に示すように、超電導限
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9により構成されてい
る。両コイル8,9は同方向に巻回され、かつ一方のコ
イルの外側に他方のコイルを巻回するようにして交互に
重ね合わされ、本実施例3では4段に構成されている。
本体7の外周には1段目の第1のコイル8が100ター
ン巻回されている。そして、この1段目の第1のコイル
8を包囲するように2段目には第2のコイル9が100
ターン巻回されている。そして、3段目には再び第1の
コイル8が100ターン巻回され、4段目には再び第2
のコイル9が100ターン巻回されている。第1のコイ
ル8の先端は送電線4側に接続されており、基端は遮断
器3側に接続されている。第2のコイル9はその両端が
図示しない抵抗を介して接合されている。両コイル8,
9はともに本体7の外周側に配設され、通常送電時及び
過電流発生時を通じて第1のコイル8との間で磁気的に
影響しあっている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素
により冷却状態とされている。
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円筒状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9により構成されてい
る。両コイル8,9は同方向に巻回され、かつ一方のコ
イルの外側に他方のコイルを巻回するようにして交互に
重ね合わされ、本実施例3では4段に構成されている。
本体7の外周には1段目の第1のコイル8が100ター
ン巻回されている。そして、この1段目の第1のコイル
8を包囲するように2段目には第2のコイル9が100
ターン巻回されている。そして、3段目には再び第1の
コイル8が100ターン巻回され、4段目には再び第2
のコイル9が100ターン巻回されている。第1のコイ
ル8の先端は送電線4側に接続されており、基端は遮断
器3側に接続されている。第2のコイル9はその両端が
図示しない抵抗を介して接合されている。両コイル8,
9はともに本体7の外周側に配設され、通常送電時及び
過電流発生時を通じて第1のコイル8との間で磁気的に
影響しあっている。尚、超電導限流器1は常時液体窒素
により冷却状態とされている。
【0017】この実施例3においても実施例1の原理と
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを交互
に本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁場を
遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本体
7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンスを
低減できる。すなわち、第1のコイル8と第2のコイル
9とを交互に配設したため、通常の送電電流において第
1のコイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止でき
る。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とを交互に重ね
て本体7に巻回したことにより、単に第1のコイル8の
外周側に第2のコイル9を巻回した場合に比べ両コイル
8,9の密着度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施
例1以上に遮蔽される。 (3)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄がな
い。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを交互
に本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁場を
遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本体
7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンスを
低減できる。すなわち、第1のコイル8と第2のコイル
9とを交互に配設したため、通常の送電電流において第
1のコイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止でき
る。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とを交互に重ね
て本体7に巻回したことにより、単に第1のコイル8の
外周側に第2のコイル9を巻回した場合に比べ両コイル
8,9の密着度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施
例1以上に遮蔽される。 (3)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)に
対してすき間無く巻回されているため、コイル8と本体
7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄がな
い。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗10の値を変更す
ることで臨界電流値を調節することが可能である。
【0018】(実施例4)図6に示すように、超電導限
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円環状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9をより構成されてい
る。両コイル8,9は同方向に巻回され、実施例1と同
様に両コイル8,9のコイル線が交互に配設されてい
る。本体7は複数に分割され、両コイル8,9はその分
割された本体7間に挟持状態で配設されている。両コイ
ル8,9の外表面と本体7の外周とはほぼ面一とされ、
また両コイル8,9の内表面と本体7の内周とはほぼ面
一とされている。その結果、両コイル8,9は本体7の
端面側からみてはみ出ることはない。尚、両コイル8,
9および本体7とは耐低温性の接着テープにて離間しな
いように接着されている。
流器1は超電導磁気遮蔽体よりなる円環状の本体7と第
1のコイル8及び第2のコイル9をより構成されてい
る。両コイル8,9は同方向に巻回され、実施例1と同
様に両コイル8,9のコイル線が交互に配設されてい
る。本体7は複数に分割され、両コイル8,9はその分
割された本体7間に挟持状態で配設されている。両コイ
ル8,9の外表面と本体7の外周とはほぼ面一とされ、
また両コイル8,9の内表面と本体7の内周とはほぼ面
一とされている。その結果、両コイル8,9は本体7の
端面側からみてはみ出ることはない。尚、両コイル8,
9および本体7とは耐低温性の接着テープにて離間しな
いように接着されている。
【0019】第1のコイル8の先端は送電線4側に接続
されており、基端は遮断器3側に接続されている。第2
のコイル9はその両端が図示しない抵抗を介して接合さ
れている。両コイル8,9はともに本体7の外周側に配
設され、通常送電時及び過電流発生時を通じて第1のコ
イル8との間で磁気的に影響しあっている。尚、超電導
限流器1は常時液体窒素により冷却状態とされている。
されており、基端は遮断器3側に接続されている。第2
のコイル9はその両端が図示しない抵抗を介して接合さ
れている。両コイル8,9はともに本体7の外周側に配
設され、通常送電時及び過電流発生時を通じて第1のコ
イル8との間で磁気的に影響しあっている。尚、超電導
限流器1は常時液体窒素により冷却状態とされている。
【0020】この実施例4においても実施例1の原理と
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを交互
に本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁場を
遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本体
7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンスを
低減できる。すなわち、第1のコイル8と第2のコイル
9とを交互に配設したため、通常の送電電流において第
1のコイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止でき
る。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とを交互に重ね
て本体7に巻回したことにより、単に第1のコイル8の
外周側に第2のコイル9を巻回した場合に比べ両コイル
8,9の密着度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施
例1以上に遮蔽される。 (3)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)か
らはみ出ることなく配設されているため、コイル8と本
体7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄が
ない。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗の値を変更するこ
とで臨界電流値を調節することが可能である。
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8と第2のコイル9とを交互
に本体7に巻回したことにより第1のコイル8の磁場を
遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体(本体
7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダンスを
低減できる。すなわち、第1のコイル8と第2のコイル
9とを交互に配設したため、通常の送電電流において第
1のコイル8が臨界磁場に達してしまうことを防止でき
る。 (2)第1のコイル8と第2のコイル9とを交互に重ね
て本体7に巻回したことにより、単に第1のコイル8の
外周側に第2のコイル9を巻回した場合に比べ両コイル
8,9の密着度が向上し、第1のコイル8の磁場が実施
例1以上に遮蔽される。 (3)第1のコイル8は超電導磁気遮蔽体(本体7)か
らはみ出ることなく配設されているため、コイル8と本
体7間に漏れインピーダンスがなく、送電電力の無駄が
ない。 (4)第2のコイル9に配設した抵抗の値を変更するこ
とで臨界電流値を調節することが可能である。
【0021】(実施例5)図8に示すように、中空のコ
イル線より構成された第2のコイル9内に、第1のコイ
ル8を配設するようにしてもよい。両コイル8,9は超
電導磁気遮蔽体よりなる本体7の外周に巻回されてい
る。尚、両コイル8,9のコイル線の外表面はエナメル
塗料にて絶縁されている。第2のコイル9より外方に延
出された第1のコイル8の先端は送電線4側に接続され
ており、同じく第2のコイル9より外方に延出された基
端は遮断器3側に接続されている。第2のコイル9はそ
の両端が図示しない抵抗を介して接合されている。両コ
イル8,9はともに本体7の外周側に配設され、通常送
電時及び過電流発生時を通じて第1のコイル8との間で
磁気的に影響しあっている。尚、超電導限流器1は常時
液体窒素により冷却状態とされている。
イル線より構成された第2のコイル9内に、第1のコイ
ル8を配設するようにしてもよい。両コイル8,9は超
電導磁気遮蔽体よりなる本体7の外周に巻回されてい
る。尚、両コイル8,9のコイル線の外表面はエナメル
塗料にて絶縁されている。第2のコイル9より外方に延
出された第1のコイル8の先端は送電線4側に接続され
ており、同じく第2のコイル9より外方に延出された基
端は遮断器3側に接続されている。第2のコイル9はそ
の両端が図示しない抵抗を介して接合されている。両コ
イル8,9はともに本体7の外周側に配設され、通常送
電時及び過電流発生時を通じて第1のコイル8との間で
磁気的に影響しあっている。尚、超電導限流器1は常時
液体窒素により冷却状態とされている。
【0022】この実施例5においても実施例1の原理と
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8を第2のコイル9内に配設
したことにより第1のコイル8の磁場を遮蔽することが
できるので、超電導磁気遮蔽体(本体7)のみに比べ遮
蔽効果が高まり漏れインピーダンスを低減できる。すな
わち、第1のコイル8を第2のコイル9内に配設したた
め、通常の送電電流において第1のコイル8が臨界磁場
に達してしまうことを防止できる。 (2)第1のコイル8を第2のコイル9内に配設したこ
とにより、完全に第1のコイル8を包囲して磁場を遮蔽
することができるので極めて効果的に磁場を遮蔽するこ
とができる。 (3)第2のコイル9に配設した抵抗の値を変更するこ
とで臨界電流値を調節することが可能である。
同様に第2のコイル9により第1のコイル8の磁場が打
ち消されるため、次のような効果が生ずる。 (1)第1のコイル8だけでは超電導磁気遮蔽体(本体
7)は通常の送電電流によって容易に臨界磁場に達して
しまうため超電導限流器1に用いることはできなかっ
た。しかし、第1のコイル8を第2のコイル9内に配設
したことにより第1のコイル8の磁場を遮蔽することが
できるので、超電導磁気遮蔽体(本体7)のみに比べ遮
蔽効果が高まり漏れインピーダンスを低減できる。すな
わち、第1のコイル8を第2のコイル9内に配設したた
め、通常の送電電流において第1のコイル8が臨界磁場
に達してしまうことを防止できる。 (2)第1のコイル8を第2のコイル9内に配設したこ
とにより、完全に第1のコイル8を包囲して磁場を遮蔽
することができるので極めて効果的に磁場を遮蔽するこ
とができる。 (3)第2のコイル9に配設した抵抗の値を変更するこ
とで臨界電流値を調節することが可能である。
【0023】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は他の態様に変更して実施することも可能であ
る。 第1のコイル8と第2のコイル9とを本体7の外周又
は内周側に巻回して配設する場合、両コイル8,9を整
然と配列させなくともランダムに巻回するようにしても
よい。すなわち、両コイル8,9を同方向に適当に巻回
したとしても、第2のコイル9により、第1のコイル8
の磁場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体
(本体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダ
ンスを低減できることとなるからである。
本発明は他の態様に変更して実施することも可能であ
る。 第1のコイル8と第2のコイル9とを本体7の外周又
は内周側に巻回して配設する場合、両コイル8,9を整
然と配列させなくともランダムに巻回するようにしても
よい。すなわち、両コイル8,9を同方向に適当に巻回
したとしても、第2のコイル9により、第1のコイル8
の磁場を遮蔽することができるので、超電導磁気遮蔽体
(本体7)のみに比べ遮蔽効果が高まり漏れインピーダ
ンスを低減できることとなるからである。
【0024】上記各実施例では本体7の外周側に第1
及び第2のコイル8,9を配置したが、図7に示すよう
に両コイル8,9は本体7の内周にあってもよい。本体
7の内周であっても、第1のコイル8に対して本体7の
磁気遮蔽効果は奏され、また第2のコイル9は第1のコ
イル8の磁場を打ち消すことができるからである。
及び第2のコイル8,9を配置したが、図7に示すよう
に両コイル8,9は本体7の内周にあってもよい。本体
7の内周であっても、第1のコイル8に対して本体7の
磁気遮蔽効果は奏され、また第2のコイル9は第1のコ
イル8の磁場を打ち消すことができるからである。
【0025】上記実施例3におけるターン数は特に1
00ターン限定されるものではない。また、両コイル
8,9を同ターン数ごとに4段巻きしていたが、必ずし
も同ターン数でなくともよく、また4段である必要もな
い。また、上記実施例3では両コイル8,9を100タ
ーンごとに段を変えて交互に巻回していたが、1ターン
ごとに交互に巻回するようにしてもよい。すなわち、各
段ごとに両コイル8,9が隣接するように巻回してもよ
い。すなわち、両コイル8,9が互いに影響しあうよう
な関係にあればよい。
00ターン限定されるものではない。また、両コイル
8,9を同ターン数ごとに4段巻きしていたが、必ずし
も同ターン数でなくともよく、また4段である必要もな
い。また、上記実施例3では両コイル8,9を100タ
ーンごとに段を変えて交互に巻回していたが、1ターン
ごとに交互に巻回するようにしてもよい。すなわち、各
段ごとに両コイル8,9が隣接するように巻回してもよ
い。すなわち、両コイル8,9が互いに影響しあうよう
な関係にあればよい。
【0026】実施例4では両コイル8,9は交互に本
体7間に配設したが、交互でなく、例えば両コイル8,
9を上記のようにランダムに巻回するようにしてもよ
い。また、円環状の本体7も分割体の数や配置間隔を変
更することは自由である。
体7間に配設したが、交互でなく、例えば両コイル8,
9を上記のようにランダムに巻回するようにしてもよ
い。また、円環状の本体7も分割体の数や配置間隔を変
更することは自由である。
【0027】本体7は中空とされていたが、内部に鉄
心を挿入するようにしても勿論よい。鉄心には高抵抗磁
性体、フェライト、アモルファス等が例として挙げられ
る。 本体7は円筒状であったが、かならずしも円筒状でな
くともよく、断面多角形状の筒体であってもかまわな
い。また、本体7の両端にフランジ部を形成したり本体
外周に凹凸を形成したりすることも自由である。また、
上記実施例ではBi:Sr:Ca:Cu=2:2:1:
2のビスマス系超電導遮蔽体であったが、これ以外の配
合であってもかまわない。また、ビスマス系以外の例え
ばイットリウム系の超電導遮蔽体であっても勿論かまわ
ない。
心を挿入するようにしても勿論よい。鉄心には高抵抗磁
性体、フェライト、アモルファス等が例として挙げられ
る。 本体7は円筒状であったが、かならずしも円筒状でな
くともよく、断面多角形状の筒体であってもかまわな
い。また、本体7の両端にフランジ部を形成したり本体
外周に凹凸を形成したりすることも自由である。また、
上記実施例ではBi:Sr:Ca:Cu=2:2:1:
2のビスマス系超電導遮蔽体であったが、これ以外の配
合であってもかまわない。また、ビスマス系以外の例え
ばイットリウム系の超電導遮蔽体であっても勿論かまわ
ない。
【0028】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において自由に変更して実施することが可能である。
囲において自由に変更して実施することが可能である。
【0029】
【発明の効果】 以上説明したように請求項1乃至請求
項5の発明では、第2のコイルにより第1のコイルの磁
場を打ち消すことができるようになった。そのため通常
の送電電流において超電導磁気遮蔽体が臨界磁場に達し
てしまうことが防止でき、超電導現象を利用した限流器
の実用化を可能にすることができるという優れた効果が
奏される。また請求項4及び5の発明では、加えて第1
のコイルの漏れインピーダンスが軽減されて送電電流の
損失が少なくなる。
項5の発明では、第2のコイルにより第1のコイルの磁
場を打ち消すことができるようになった。そのため通常
の送電電流において超電導磁気遮蔽体が臨界磁場に達し
てしまうことが防止でき、超電導現象を利用した限流器
の実用化を可能にすることができるという優れた効果が
奏される。また請求項4及び5の発明では、加えて第1
のコイルの漏れインピーダンスが軽減されて送電電流の
損失が少なくなる。
【図1】 本発明にかかる超電導限流器を応用した実施
例1の要部を説明する概略斜視図である。
例1の要部を説明する概略斜視図である。
【図2】 同じ実施例1におけるコイルの磁束の流れを
図解する部分拡大正面図である。
図解する部分拡大正面図である。
【図3】 同じ実施例1において、送配電設備における
限流器の配設位置を説明する概略図である。
限流器の配設位置を説明する概略図である。
【図4】 他の実施例2の超電導限流器の要部を説明す
る概略斜視図である。
る概略斜視図である。
【図5】 他の実施例3の超電導限流器の要部を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図6】 他の実施例4の超電導限流器における概略側
断面図である。
断面図である。
【図7】 他の実施例における超電導限流器の要部を説
明する概略斜視図である。
明する概略斜視図である。
【図8】 他の実施例5における超電導限流器の要部を
説明する概略側断面図である。
説明する概略側断面図である。
1…超電導限流器、7…超電導磁気遮蔽体たる本体、8
…第1のコイル、9…第2のコイル。
…第1のコイル、9…第2のコイル。
Claims (6)
- 【請求項1】 超電導磁気遮蔽体の内周側又は外周側に
送電電流の通電を許容する第1のコイルと、同第1のコ
イルの磁場を打ち消すように作用する第2のコイルとを
配設した超電導限流器において、 第1のコイルと第2のコイルのコイル線をより合わせた
ことを特徴とする超電導限流器。 - 【請求項2】 超電導磁気遮蔽体の内周側又は外周側に
送電電流の通電を許容する第1のコイルと、同第1のコ
イルの磁場を打ち消すように作用する第2のコイルとを
配設した超電導限流器において、 第1のコイルと第2のコイルとのコイル線を所定ターン
ごとに交互に配設したことを特徴とする超電導限流器。 - 【請求項3】 超電導磁気遮蔽体の内周側又は外周側に
送電電流の通電を許容する第1のコイルと、同第1のコ
イルの磁場を打ち消すように作用する第2のコイルとを
配設した超電導限流器において、 第1のコイルと第2のコイルのコイル線を互いにランダ
ムに巻回したことを特徴とする超電導限流器。 - 【請求項4】 超電導磁気遮蔽体の内周側又は外周側に
送電電流の通電を許容する第1のコイルと、同第1のコ
イルの磁場を打ち消すように作用する第2のコイルとを
配設した超電導限流器において、 中空に形成された第2のコイルのコイル線の中に絶縁層
を介して第1のコイルのコイル線を配設したことを特徴
とする超電導限流器。 - 【請求項5】 第1及び第2のコイルのコイル線を所定
ターンごとに交互に巻回し、複数の環体に分割した超電
導磁気遮蔽体間に挟持状態に配設したことを特徴とする
超電導限流器。 - 【請求項6】 第1及び第2のコイルのコイル線を互い
にランダムに巻回し、複数の環体に分割した超電導磁気
遮蔽体間に挟持状態に配設したことを特徴とする超電導
限流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064116A JPH07273376A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 超電導限流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064116A JPH07273376A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 超電導限流器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07273376A true JPH07273376A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13248783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6064116A Pending JPH07273376A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 超電導限流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07273376A (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6064116A patent/JPH07273376A/ja active Pending
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