JPH0727448A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH0727448A JPH0727448A JP5175155A JP17515593A JPH0727448A JP H0727448 A JPH0727448 A JP H0727448A JP 5175155 A JP5175155 A JP 5175155A JP 17515593 A JP17515593 A JP 17515593A JP H0727448 A JPH0727448 A JP H0727448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- capillary tube
- pressure
- high pressure
- refrigeration cycle
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/30—Expansion means; Dispositions thereof
- F25B41/37—Capillary tubes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャピラリーチューブ内表面での冷媒流量の
低下を防止する。 【構成】 冷媒と、この冷媒を低圧より高圧に圧縮する
圧縮機構と、高圧に圧縮された冷媒を凝縮する機構と、
凝縮された冷媒をキャピラリーチューブにより膨脹させ
る膨脹機構と、膨脹した冷媒を蒸発させ低圧の冷媒とす
る蒸発機構とからなる密閉された冷凍サイクルを有する
冷凍装置において、キャピラリーチューブがクロム(C
r)を含有する鉄系金属材料からなる。
低下を防止する。 【構成】 冷媒と、この冷媒を低圧より高圧に圧縮する
圧縮機構と、高圧に圧縮された冷媒を凝縮する機構と、
凝縮された冷媒をキャピラリーチューブにより膨脹させ
る膨脹機構と、膨脹した冷媒を蒸発させ低圧の冷媒とす
る蒸発機構とからなる密閉された冷凍サイクルを有する
冷凍装置において、キャピラリーチューブがクロム(C
r)を含有する鉄系金属材料からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍装置に関し、とくに
冷凍サイクル内のキャピラリーチューブ内面の腐食や腐
食生成物の付着量を少なくすることのできる冷凍装置に
関する。
冷凍サイクル内のキャピラリーチューブ内面の腐食や腐
食生成物の付着量を少なくすることのできる冷凍装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エアコンや冷蔵庫等に代表される冷凍サ
イクルが組込まれた冷凍装置は、密閉された系内を冷媒
が蒸発、圧縮、凝縮、膨脹しながら循環することで冷却
を行っている。このような冷凍サイクルは、熱交換器、
圧縮機、キャピラリーチューブ等から構成され、構成部
品の材料は、加工性、熱伝導性の良さ、コストの面から
圧縮機内部を除いて主に銅製が多い。このような構成部
品を製造するときに、切削、拡管等の加工時に使用する
油が多量に残存したままの状態で冷凍サイクルを組む
と、残存油が冷凍サイクルを回り、キャピラリーチュー
ブ内に堆積するため、冷媒の流量の低下を引き起こすと
いう問題につながる。したがって、冷凍サイクルを組む
前の単品の製造工程において、それらの残存を極力減ら
す必要がある。 従来、単品製造工程の最終段階におい
て、脱脂洗浄工程を設け、洗浄性、浸透性の良さ、部品
に残存しにくいなどの理由からフロン113 、1,1,1-トリ
クロロエタン、メタクレンなどのフロン系、塩素系有機
溶剤等による洗浄を行っている。 しかし、これらのフ
ロン系、塩素系有機溶剤等はオゾン層破壊や水質汚染等
の環境問題から使用が規制されている。そこで、フロン
系、塩素系有機溶剤等に代替する水溶性アルカリ洗浄や
洗浄レス化などが検討されている。
イクルが組込まれた冷凍装置は、密閉された系内を冷媒
が蒸発、圧縮、凝縮、膨脹しながら循環することで冷却
を行っている。このような冷凍サイクルは、熱交換器、
圧縮機、キャピラリーチューブ等から構成され、構成部
品の材料は、加工性、熱伝導性の良さ、コストの面から
圧縮機内部を除いて主に銅製が多い。このような構成部
品を製造するときに、切削、拡管等の加工時に使用する
油が多量に残存したままの状態で冷凍サイクルを組む
と、残存油が冷凍サイクルを回り、キャピラリーチュー
ブ内に堆積するため、冷媒の流量の低下を引き起こすと
いう問題につながる。したがって、冷凍サイクルを組む
前の単品の製造工程において、それらの残存を極力減ら
す必要がある。 従来、単品製造工程の最終段階におい
て、脱脂洗浄工程を設け、洗浄性、浸透性の良さ、部品
に残存しにくいなどの理由からフロン113 、1,1,1-トリ
クロロエタン、メタクレンなどのフロン系、塩素系有機
溶剤等による洗浄を行っている。 しかし、これらのフ
ロン系、塩素系有機溶剤等はオゾン層破壊や水質汚染等
の環境問題から使用が規制されている。そこで、フロン
系、塩素系有機溶剤等に代替する水溶性アルカリ洗浄や
洗浄レス化などが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
銅製キャピラリーチューブを用いている冷凍サイクル内
をフロン系、塩素系有機溶剤等以外の水系アルカリ洗浄
剤等で洗浄したのち、あるいは無洗浄にて冷凍装置を組
み立て運転すると運転中に冷凍能力の低下が生じるとい
う問題が生じた。
銅製キャピラリーチューブを用いている冷凍サイクル内
をフロン系、塩素系有機溶剤等以外の水系アルカリ洗浄
剤等で洗浄したのち、あるいは無洗浄にて冷凍装置を組
み立て運転すると運転中に冷凍能力の低下が生じるとい
う問題が生じた。
【0004】冷凍能力の低下について調査した結果、銅
製キャピラリーチューブ内での異物の堆積による冷媒流
量の低下が原因であった。さらに、堆積した異物につい
て調査したところ、従来のような切削油等の有機系の残
存物が堆積したのではなく、銅酸化物などの銅化合物を
主体にした無機系の堆積物であり、他に塩素(Cl)イオ
ンなども検出された。しかも付着物は凹凸が大きく、ま
た表面には浸蝕跡も観察されたことから塩素(Cl)イオ
ンによる銅の腐食反応の進行によって凹凸の激しい腐食
生成物が生じたことが判明した。
製キャピラリーチューブ内での異物の堆積による冷媒流
量の低下が原因であった。さらに、堆積した異物につい
て調査したところ、従来のような切削油等の有機系の残
存物が堆積したのではなく、銅酸化物などの銅化合物を
主体にした無機系の堆積物であり、他に塩素(Cl)イオ
ンなども検出された。しかも付着物は凹凸が大きく、ま
た表面には浸蝕跡も観察されたことから塩素(Cl)イオ
ンによる銅の腐食反応の進行によって凹凸の激しい腐食
生成物が生じたことが判明した。
【0005】銅の腐食反応について調査をすすめた結
果、サイクル内での残存水分による影響が大きいものと
考えられ、従来のフロン系、塩素系有機溶剤等は、脱脂
の他に水きり乾燥性を有していることが確認された。そ
してフロン系、塩素系有機溶剤等以外の洗浄剤で洗浄す
ると残存水分量が増加したり、また洗浄工程によって残
存水分量が大きくバラツクことが判明した。
果、サイクル内での残存水分による影響が大きいものと
考えられ、従来のフロン系、塩素系有機溶剤等は、脱脂
の他に水きり乾燥性を有していることが確認された。そ
してフロン系、塩素系有機溶剤等以外の洗浄剤で洗浄す
ると残存水分量が増加したり、また洗浄工程によって残
存水分量が大きくバラツクことが判明した。
【0006】したがって、フロン系、塩素系有機溶剤等
以外の洗浄剤で洗浄するとサイクル内の残存水分量が多
くなり、それによって冷媒の分解あるいは塩素系工程副
資材の分解等により塩素(Cl)イオンの発生が促進され
る。さらに塩素(Cl)イオンがキャピラリーチューブま
で運ばれ、銅の腐食反応を引き起こす。通常、銅表面は
自然被膜にて保護されているが、冷媒の流れや塩素(C
l)イオンによって破壊され、その破壊された部分の表
面が活性となり腐食(イオンとして溶解、銅または銅酸
化物、塩化物として再付着)が進行する。
以外の洗浄剤で洗浄するとサイクル内の残存水分量が多
くなり、それによって冷媒の分解あるいは塩素系工程副
資材の分解等により塩素(Cl)イオンの発生が促進され
る。さらに塩素(Cl)イオンがキャピラリーチューブま
で運ばれ、銅の腐食反応を引き起こす。通常、銅表面は
自然被膜にて保護されているが、冷媒の流れや塩素(C
l)イオンによって破壊され、その破壊された部分の表
面が活性となり腐食(イオンとして溶解、銅または銅酸
化物、塩化物として再付着)が進行する。
【0007】とくにキャピラリーチューブ部分は他の一
般配管と比較して冷媒の流速が大きく乱流になりやすい
ことからチューブ内表面の被膜が破壊されやすく、表面
が活性となりやすいため著しく反応が進行する。キャピ
ラリーチューブ表面の溶解、付着により、凹凸の大きい
腐食生成物の付着が生じる。
般配管と比較して冷媒の流速が大きく乱流になりやすい
ことからチューブ内表面の被膜が破壊されやすく、表面
が活性となりやすいため著しく反応が進行する。キャピ
ラリーチューブ表面の溶解、付着により、凹凸の大きい
腐食生成物の付着が生じる。
【0008】また、通常、キャピラリーチューブは引き
抜き加工によって製造されるため、加工傷が残り易く、
加工傷のようにもともと保護被膜の弱い部分については
そこから優先的に付着が生じ、また凹部分には腐食物質
が止まり易いため、腐食が進行しやすい。
抜き加工によって製造されるため、加工傷が残り易く、
加工傷のようにもともと保護被膜の弱い部分については
そこから優先的に付着が生じ、また凹部分には腐食物質
が止まり易いため、腐食が進行しやすい。
【0009】また、キャピラリー表面への付着はキャピ
ラリー自身から一度溶出したものからの再付着のみでな
く熱交換器、配管から溶出したものが運搬されてきてキ
ャピラリーチューブ部分で析出するものも考えられる。
以上のような過程によって、流れの抵抗が大きくなるた
めに冷媒流量の減少が起こり、冷凍能力の低下へとつな
がる。このようにキャピラリーチューブ部分は、凹凸の
大きい腐食生成物ができると、とくに冷凍能力低下に対
して大きな影響を与え、冷凍装置の耐久性と信頼性に問
題を生じる。このような問題を解決するにはサイクル内
の残存水分を極力減らす必要があるが、実際上完全に無
くすることは困難である。
ラリー自身から一度溶出したものからの再付着のみでな
く熱交換器、配管から溶出したものが運搬されてきてキ
ャピラリーチューブ部分で析出するものも考えられる。
以上のような過程によって、流れの抵抗が大きくなるた
めに冷媒流量の減少が起こり、冷凍能力の低下へとつな
がる。このようにキャピラリーチューブ部分は、凹凸の
大きい腐食生成物ができると、とくに冷凍能力低下に対
して大きな影響を与え、冷凍装置の耐久性と信頼性に問
題を生じる。このような問題を解決するにはサイクル内
の残存水分を極力減らす必要があるが、実際上完全に無
くすることは困難である。
【0010】本発明は、このような問題に対処してなさ
れたもので、冷凍装置の冷凍サイクルにおける、とくに
キャピラリーチューブ内表面での冷媒流量の低下を防止
し、耐久性と信頼性を向上させることのできる冷凍装置
を提供することを目的とする。
れたもので、冷凍装置の冷凍サイクルにおける、とくに
キャピラリーチューブ内表面での冷媒流量の低下を防止
し、耐久性と信頼性を向上させることのできる冷凍装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍装置は、ガ
ス状の冷媒を低圧より高圧に圧縮する圧縮機構と、高圧
に圧縮された冷媒を凝縮する機構と、凝縮された冷媒を
キャピラリーチューブにより膨脹させる膨脹機構と、膨
脹した冷媒を蒸発させ低圧の冷媒とする蒸発機構とから
なる密閉された冷凍サイクルを有する冷凍装置におい
て、キャピラリーチューブがクロム(Cr)を含有する鉄
系金属材料からなることを特徴とする。
ス状の冷媒を低圧より高圧に圧縮する圧縮機構と、高圧
に圧縮された冷媒を凝縮する機構と、凝縮された冷媒を
キャピラリーチューブにより膨脹させる膨脹機構と、膨
脹した冷媒を蒸発させ低圧の冷媒とする蒸発機構とから
なる密閉された冷凍サイクルを有する冷凍装置におい
て、キャピラリーチューブがクロム(Cr)を含有する鉄
系金属材料からなることを特徴とする。
【0012】また、本発明の冷凍装置は冷凍サイクル内
面が冷媒および冷凍機油に対し安定な樹脂により形成さ
れていることを特徴とする。
面が冷媒および冷凍機油に対し安定な樹脂により形成さ
れていることを特徴とする。
【0013】さらに、キャピラリーチューブ内面の表面
粗さ(Rmax )が 20 μm 以下であることを特徴とす
る。
粗さ(Rmax )が 20 μm 以下であることを特徴とす
る。
【0014】本発明に係わるキャピラリーチューブは冷
凍サイクルにおいて冷媒を高圧から低圧状態にする部分
を構成する。このようなキャピラリーチューブの内表面
腐食を防止するため、本発明は使用材料を少なくともク
ロム(Cr)を含有する鉄系金属材料とする。クロム(C
r)以外にニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)等を含有
することができる。好ましい具体例として、 SUS304, S
US316 のようなオーステナイト系のステンレスを挙げる
ことができる。このような鉄系金属材料とすることによ
り、金属表面を保護する不動態被膜が塩素(Cl)イオン
や冷媒の流れに対して銅の場合よりも強固に生成するこ
とで耐蝕性にすぐれている。また、キャピラリーチュー
ブに求められる曲げ性や伸び性などの加工性にも富んで
いる。
凍サイクルにおいて冷媒を高圧から低圧状態にする部分
を構成する。このようなキャピラリーチューブの内表面
腐食を防止するため、本発明は使用材料を少なくともク
ロム(Cr)を含有する鉄系金属材料とする。クロム(C
r)以外にニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)等を含有
することができる。好ましい具体例として、 SUS304, S
US316 のようなオーステナイト系のステンレスを挙げる
ことができる。このような鉄系金属材料とすることによ
り、金属表面を保護する不動態被膜が塩素(Cl)イオン
や冷媒の流れに対して銅の場合よりも強固に生成するこ
とで耐蝕性にすぐれている。また、キャピラリーチュー
ブに求められる曲げ性や伸び性などの加工性にも富んで
いる。
【0015】本発明に係わるキャピラリーチューブにお
いては、キャピラリーチューブ内面素地の金属が水や塩
素(Cl)イオンなどの腐食物質に直接接触しないように
することが重要である。このため、他の本発明において
は、キャピラリーチューブ内面を冷媒および冷凍機油に
対し安定な樹脂により形成する。ここで、冷媒および冷
凍機油に対し安定であるとは冷凍装置の運転時または停
止時において、冷媒および冷凍機油に溶解したりヒビが
はいったりするなどの変化を起こさないことをいう。ま
た、樹脂はキャピラリーチューブとの密着性、被覆後の
加工性、耐摩耗性、耐熱性等に優れていることが必要で
ある。本発明に好適な樹脂として、二弗化樹脂、四弗化
樹脂などの弗素樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂など
を例示することができる。樹脂被覆の効果はキャピラリ
ーチューブだけでなく、熱交換器、配管などの冷凍サイ
クル全体の内面についても有効である。熱交換器中で局
部的に塩素(Cl)イオンなどが残存した場合、腐食が生
じ、そこからガスリークが生じるなどの事故を防止する
ことができる。
いては、キャピラリーチューブ内面素地の金属が水や塩
素(Cl)イオンなどの腐食物質に直接接触しないように
することが重要である。このため、他の本発明において
は、キャピラリーチューブ内面を冷媒および冷凍機油に
対し安定な樹脂により形成する。ここで、冷媒および冷
凍機油に対し安定であるとは冷凍装置の運転時または停
止時において、冷媒および冷凍機油に溶解したりヒビが
はいったりするなどの変化を起こさないことをいう。ま
た、樹脂はキャピラリーチューブとの密着性、被覆後の
加工性、耐摩耗性、耐熱性等に優れていることが必要で
ある。本発明に好適な樹脂として、二弗化樹脂、四弗化
樹脂などの弗素樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂など
を例示することができる。樹脂被覆の効果はキャピラリ
ーチューブだけでなく、熱交換器、配管などの冷凍サイ
クル全体の内面についても有効である。熱交換器中で局
部的に塩素(Cl)イオンなどが残存した場合、腐食が生
じ、そこからガスリークが生じるなどの事故を防止する
ことができる。
【0016】さらに他の本発明に係わるキャピラリーチ
ューブは、チューブ内表面を均一平滑にして、表面粗さ
(Rmax )を 20 μm 以下とする。表面粗さ(Rmax )
を 20 μm 以下とすることにより、キャピラリーチュー
ブ内面の凹凸を平滑とすることができる。それにより、
たとえば加工傷部分等の凹部分などに腐食物質がとどま
るのを抑えることができ、腐食の進行を抑える働きはキ
ャピラリーチューブの材質が銅であっても有効に働くこ
とが認められた。なお、表面粗さ(Rmax )はキャピラ
リーチューブ内面でのうねり部分を含まない値をいう。
また表面粗さ(Rmax )を 20 μm 以下とする方法とし
ては、とくに制限はないが、機械研磨、化学研磨、電解
研磨などの研磨法により行うことができる。
ューブは、チューブ内表面を均一平滑にして、表面粗さ
(Rmax )を 20 μm 以下とする。表面粗さ(Rmax )
を 20 μm 以下とすることにより、キャピラリーチュー
ブ内面の凹凸を平滑とすることができる。それにより、
たとえば加工傷部分等の凹部分などに腐食物質がとどま
るのを抑えることができ、腐食の進行を抑える働きはキ
ャピラリーチューブの材質が銅であっても有効に働くこ
とが認められた。なお、表面粗さ(Rmax )はキャピラ
リーチューブ内面でのうねり部分を含まない値をいう。
また表面粗さ(Rmax )を 20 μm 以下とする方法とし
ては、とくに制限はないが、機械研磨、化学研磨、電解
研磨などの研磨法により行うことができる。
【0017】
【作用】キャピラリーチューブ材料を、少なくともクロ
ム(Cr)を含有する鉄系金属材料とすると、銅材料より
も強固な不動態被膜がチューブ内表面に形成されやすく
なり、水分や塩素(Cl)イオンによる表面の腐食を防ぐ
ことができる。
ム(Cr)を含有する鉄系金属材料とすると、銅材料より
も強固な不動態被膜がチューブ内表面に形成されやすく
なり、水分や塩素(Cl)イオンによる表面の腐食を防ぐ
ことができる。
【0018】また、キャピラリーチューブ内面を樹脂層
とすることにより、金属素地と冷媒や冷凍機油中に含ま
れる塩素(Cl)イオン等の腐食原因物質との直接接触を
防ぐことができる。その結果、金属素地からのイオン溶
出を防ぐことができる。
とすることにより、金属素地と冷媒や冷凍機油中に含ま
れる塩素(Cl)イオン等の腐食原因物質との直接接触を
防ぐことができる。その結果、金属素地からのイオン溶
出を防ぐことができる。
【0019】さらに、キャピラリーチューブ内面の表面
粗さを 20 μm 以下とすると腐食表面の凹凸が少なくな
るため、腐食原因物質がキャピラリー表面にとどまりに
くくなり腐食の進行を抑えることができる。
粗さを 20 μm 以下とすると腐食表面の凹凸が少なくな
るため、腐食原因物質がキャピラリー表面にとどまりに
くくなり腐食の進行を抑えることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 ステンレス(SUS316)製のパイプ(内径 1.5mm、長さ 1
m )をキャピラリーチューブとして使用した。
m )をキャピラリーチューブとして使用した。
【0021】あらかじめ以下の方法でチューブ内の流量
を測定した。
を測定した。
【0022】圧力ボンベ内にフロン 113を充填して、空
気にて加圧(2Kg/cm2 )することによりフロン 113をキ
ャピラリーチューブに流し、一定温度で一定時間( 30
秒間)に流れた量を測定した。
気にて加圧(2Kg/cm2 )することによりフロン 113をキ
ャピラリーチューブに流し、一定温度で一定時間( 30
秒間)に流れた量を測定した。
【0023】つぎに、このキャピラリーチューブを使用
した冷凍サイクルを有する冷凍装置であるエアコンを組
み立て、冷媒としてフロン 22 、冷凍機油として鉱物油
を封入する。さらに水 5mlを強制添加して加速試験を行
った。加速試験はエアコンを12 時間連続冷房運転およ
び 12 時間停止を 1サイクルとする断続運転を行い、冷
房運転時間が合計で 500時間となるまで運転した。加速
試験終了後、キャピラリーチューブを取り外し再び上述
と同一の条件でチューブ内の流量を測定し、運転前の値
との差を運転前の値に対する流量変化量(%)とした。
その結果を表1に示す。
した冷凍サイクルを有する冷凍装置であるエアコンを組
み立て、冷媒としてフロン 22 、冷凍機油として鉱物油
を封入する。さらに水 5mlを強制添加して加速試験を行
った。加速試験はエアコンを12 時間連続冷房運転およ
び 12 時間停止を 1サイクルとする断続運転を行い、冷
房運転時間が合計で 500時間となるまで運転した。加速
試験終了後、キャピラリーチューブを取り外し再び上述
と同一の条件でチューブ内の流量を測定し、運転前の値
との差を運転前の値に対する流量変化量(%)とした。
その結果を表1に示す。
【0024】実施例2 銅製のパイプ(内径 1.5mm、長さ 1m )をキャピラリー
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプをフ
ッ化黒鉛微粉末(平均粒径約 0.2μm ) 5g/lと水溶性
フルオロカーボン系カチオン界面活性剤とを含む液に 5
分間浸漬、 250℃にて 10 分間加熱することを 5回繰り
返すことにより、銅製のパイプ全面にテフロンコーティ
ングを行った。このテフロンコーティング銅製パイプを
キャピラリーチューブとして用いる以外は実施例1と同
一の条件で流量変化量を測定した。その結果を表1に示
す。
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプをフ
ッ化黒鉛微粉末(平均粒径約 0.2μm ) 5g/lと水溶性
フルオロカーボン系カチオン界面活性剤とを含む液に 5
分間浸漬、 250℃にて 10 分間加熱することを 5回繰り
返すことにより、銅製のパイプ全面にテフロンコーティ
ングを行った。このテフロンコーティング銅製パイプを
キャピラリーチューブとして用いる以外は実施例1と同
一の条件で流量変化量を測定した。その結果を表1に示
す。
【0025】実施例3 銅製のパイプ(内径 1.5mm、長さ 1m )をキャピラリー
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプを硝
酸(HNO3 ) 32容、硫酸(H2 SO4 ) 64容、塩酸(HCl) 1
容、純水(H2 O) 64 容の混合液(キリンス液)に常温で
10 分間浸漬してキャピラリーチューブとした。このキ
ャピラリーチューブを用いる以外は実施例1と同一の条
件で流量変化量を測定した。その結果を表1に示す。な
お、このキャピラリーチューブ内面の表面粗さを測定し
た結果、表面粗さ(Rmax )は 15μm であった。
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプを硝
酸(HNO3 ) 32容、硫酸(H2 SO4 ) 64容、塩酸(HCl) 1
容、純水(H2 O) 64 容の混合液(キリンス液)に常温で
10 分間浸漬してキャピラリーチューブとした。このキ
ャピラリーチューブを用いる以外は実施例1と同一の条
件で流量変化量を測定した。その結果を表1に示す。な
お、このキャピラリーチューブ内面の表面粗さを測定し
た結果、表面粗さ(Rmax )は 15μm であった。
【0026】比較例1 銅製のパイプ(内径 1.5mm、長さ 1m )をキャピラリー
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプを何
も処理しないでキャピラリーチューブとした。このキャ
ピラリーチューブを用いる以外は実施例1と同一の条件
で流量変化量を測定した。その結果を表1に示す。な
お、このキャピラリーチューブ内面の表面粗さを測定し
た結果、表面粗さ(Rmax )は 24 μm であった。
チューブ用材料として準備した。この銅製のパイプを何
も処理しないでキャピラリーチューブとした。このキャ
ピラリーチューブを用いる以外は実施例1と同一の条件
で流量変化量を測定した。その結果を表1に示す。な
お、このキャピラリーチューブ内面の表面粗さを測定し
た結果、表面粗さ(Rmax )は 24 μm であった。
【0027】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1から実施例3におい
ては比較例1に較べて流量変化量が小さく測定誤差の範
囲内であり、腐食生成物の付着が殆どないことがわか
る。
ては比較例1に較べて流量変化量が小さく測定誤差の範
囲内であり、腐食生成物の付着が殆どないことがわか
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の冷凍装置は、キャピラリーチュ
ーブがクロム(Cr)を含有する鉄系金属材料、または冷
媒および冷凍機油に対し安定な樹脂からなるか、あるい
はキャピラリーチューブ内面の表面粗さ(Rmax )を 2
0 μm 以下としたので、冷凍装置運転中において腐食生
成物の発生を抑えることができる。
ーブがクロム(Cr)を含有する鉄系金属材料、または冷
媒および冷凍機油に対し安定な樹脂からなるか、あるい
はキャピラリーチューブ内面の表面粗さ(Rmax )を 2
0 μm 以下としたので、冷凍装置運転中において腐食生
成物の発生を抑えることができる。
【0029】その結果、キャピラリーチューブ内表面で
の冷媒流量の低下を防止することができ、冷凍装置の耐
久性と信頼性を向上させることができる。
の冷媒流量の低下を防止することができ、冷凍装置の耐
久性と信頼性を向上させることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス状の冷媒を低圧より高圧に圧縮する
圧縮機構と、前記高圧に圧縮された冷媒を凝縮する機構
と、前記凝縮された冷媒をキャピラリーチューブにより
膨脹させる膨脹機構と、前記膨脹した冷媒を蒸発させ低
圧の冷媒とする蒸発機構とからなる密閉された冷凍サイ
クルを有する冷凍装置において、 前記キャピラリーチューブがクロム(Cr)を含有する鉄
系金属材料からなることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 ガス状の冷媒を低圧より高圧に圧縮する
圧縮機構と、前記高圧に圧縮された冷媒を凝縮する機構
と、前記凝縮された冷媒を膨脹させる膨脹機構と、前記
膨脹した冷媒を蒸発させ低圧の冷媒とする蒸発機構とか
らなる密閉された冷凍サイクルを有する冷凍装置におい
て、 前記冷凍サイクル内面が前記冷凍サイクル内の前記冷媒
および冷凍機油に対し安定な樹脂により形成されている
ことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項3】 ガス状の冷媒を低圧より高圧に圧縮する
圧縮機構と、前記高圧に圧縮された冷媒を凝縮する機構
と、前記凝縮された冷媒をキャピラリーチューブにより
膨脹させる膨脹機構と、前記膨脹した冷媒を蒸発させ低
圧の冷媒とする蒸発機構とからなる密閉された冷凍サイ
クルを有する冷凍装置において、 前記キャピラリーチューブ内面の表面粗さ(Rmax )が
20 μm 以下であることを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5175155A JPH0727448A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5175155A JPH0727448A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727448A true JPH0727448A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15991234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5175155A Withdrawn JPH0727448A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727448A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5806326A (en) * | 1995-12-11 | 1998-09-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Refrigeration cycle |
| US6006544A (en) * | 1995-12-11 | 1999-12-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Refrigeration cycle |
| JP2020003104A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP5175155A patent/JPH0727448A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5806326A (en) * | 1995-12-11 | 1998-09-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Refrigeration cycle |
| US6006544A (en) * | 1995-12-11 | 1999-12-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Refrigeration cycle |
| JP2020003104A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |