JPH0727694U - 模型用エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

模型用エンジンの燃料供給装置

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彰 金子
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    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02B75/00—Other engines
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 模型用エンジンを低速回転から高速回転へ切
り換える際のエンジンの立ち上がり性能の向上を図る。 【構成】 模型用エンジン1の駆動によって作動する燃
料ポンプ2の吐出口とキャブレータ5とを連通させる燃
料通路6に第1レギュレータ7を組み込む。燃料ポンプ
2の吸込側と吐出側とを連通させるリターン17に第2
レギュレータ18を組み込む。燃料ポンプ2から第2レ
ギュレータ18に至る通路の途中に、燃料の流れ方向に
対して逆方向に延びる分岐路21を設け、その分岐路2
1に前記燃料通路6を連通させる。エンジン1を低速回
転から高速回転に切り換える際に、リターン通路17を
流れる燃料の移動により燃料通路6に負圧を生じさせて
第1レギュレータ7に至る燃料の供給圧を低くし、エン
ジン1の回転速度に対応する適正量の燃料をキャブレー
タ5に送る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、模型用エンジンの燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、模型用エンジンにおいては、エンジンの駆動により燃料ポンプを作動 させ、燃料タンク内の燃料をキャブレータに送り込むようにしている。一方、キ ャブレータにおいては、送り込まれてくる燃料と空気とを混合し、その混合気を エンジンの燃焼室に送り込むようにしている。
【0003】 上記のような燃料供給装置において、燃料ポンプの最大吐出量がエンジンの高 速(全速)回転時における燃料の消費量と略等しい燃料ポンプであると、燃料タ ンク内の燃料が泡立ち、燃料ポンプに気泡を含む燃料が吸入された場合に、燃料 ポンプの吐出圧が下がり、エンジンに対する燃料の供給量が少なくなって、エン ジンが焼き付く問題が生じる。
【0004】 そこで、模型用エンジンの燃料供給装置においては、吐出量がエンジンの高速 回転時における燃料の消費量より多い燃料ポンプを用い、その燃料ポンプからエ ンジン側に吐出される燃料の一部を燃料ポンプの吸込側にリターンさせるように している。
【0005】 すなわち、従来の燃料供給装置においては、図2に示すように、エンジン30 の駆動によって作動するギヤポンプ等の燃料ポンプ31の吐出口とキヤブレータ 5とを燃料通路32で連通させ、その燃料通路32の途中に第1レギュレータ3 3を組み込み、上記燃料ポンプ31の吸込側と吐出側とを連通させるリターン通 路34に第2レギュレータ35を設け、燃料ポンプ31の駆動によって燃料タン ク36から燃料通路32に送り込まれる燃料の一部をリターン通路34から燃料 ポンプ31の吸込側に戻すようにしている。
【0006】 一般に、模型用エンジンにおいては、キャブレータの開度を調整してエンジン の回転数を制御し、エンジンの回転数に応じた適正な量の混合気をエンジンの燃 料室に送り込むようにしている。
【0007】 ここで、キャブレータ5として、図3に示すように、ニードルバルブ40の操 作によって燃料通路32からノズル41に流れる燃料の流量を調整し、スロット ルバルブ42の回動操作により空気注入口43からスロットルバルブ42の流路 42aに流入する空気量を調整し、上記流路42aにおいてノズル41から噴射 される燃料と空気流入口43から流入する空気とを混合し、その混合気を混合気 出口44からエンジン30の燃焼室に送り込むようにしたものがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図2に示す燃料供給装置においては、キャブレータ5を全開として エンジンを低速回転状態から高速回転状態に切り換えると、キャブレータ5のス ロットルバルブ42は直ちに全開状態とされて流路42aはエンジンの全速回転 状態に保持されるが、エンジンがまだ全速回転になっていない状態では、第1レ ギュレータ33を通過するレギュレータ後の燃料の圧力P2 は、エンジンの全速 回転時における圧力より大きいため、キャブレータ5に多くの燃料が供給され、 混合気の濃度が高くなる。このため、エンジンの回転がスムースに上がらず、場 合によっては燃料過多によりエンジンが停止する問題がある。
【0009】 この考案は、エンジンを低速回転状態から高速回転状態に切り換える際に、そ のエンジンの回転速度に応じた量の燃料をキャブレータに供給し得るようにして エンジンの立ち上がり性能の向上を図ることを技術的に課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、模型用エンジンの駆動に より作動する燃料ポンプの吸込口と燃料タンクとを吸込通路で連通し、燃料ポン プの吐出口とキャブレータとを連通させる燃料通路の途中に第1レギュレータを 組み込み、前記燃料ポンプの吸込側と吐出側とを連通させるリターン通路に第2 レギュレータを組み込んだ模型用エンジンの燃料供給装置において、前記リター ン通路の燃料ポンプから第2レギュレータに至る部分に、燃料の流れ方向に対し て逆方向に延びる分岐路を設け、その分岐路に前記燃料通路を連通させた構成と している。
【0011】
【作用】
上記のように構成すれば、キャブレータが直ちに全開状態とされ、エンジンが 低速回転から高速回転に急に切り換えられると、燃料ポンプからリターン通路に 流れる燃料の移動によって燃料通路に負圧が発生することになる。このため、燃 料通路に流れる燃料の圧力はエンジンの全速回転時の圧力より低く、その結果、 キャブレータに送り込まれる燃料の量が少なく、エンジンの回転数に対応する適 正な濃度の混合気を形成することができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1に基づいて説明する。
【0013】 図示のように、模型用エンジン1の駆動によって作動する燃料ポンプ2と燃料 タンク3とは、吸込通路4で連通されている。
【0014】 また、燃料ポンプ2の吐出口と模型用エンジン1に取り付けられたキャブレー タ5とは燃料通路6で連通され、その燃料通路6の途中に第1レギュレータ7が 組み込まれている。
【0015】 第1レギュレータ7はレギュレータ本体8内にダイヤフラム9を張設してレギ ュレータ本体8の内部に大気と連通する加圧室10と調圧室11とを設け、上記 加圧室10に設けたスプリング12によってダイヤフラム9を調圧室11に向け て押圧している。
【0016】 また、調圧室11の下方に弁孔13を介して燃料供給室14を設け、その燃料 供給室14内に弁孔13の開度を調整する弁体15を設け、その弁体15に設け た弁棒16をダイヤフラム9に取り付け、上記燃料供給室14内に供給される燃 料の圧力変動により弁体15を上下動させ、弁孔13の開度調整により燃料の圧 力を調整している。
【0017】 前記燃料ポンプ2の吸込側と吐出側とはリターン通路17で連通され、そのリ ターン通路17の途中に第2レギュレータ18が組み込まれている。
【0018】 第2レギュレータ18は、弁孔を開閉するボール19と、そのボール19を弁 孔に押しつけるスプリング20とから成り、燃料ポンプ2から吐出される燃料の 一部を燃料ポンプ2の吸込側に戻すようになっている。この場合、燃料を燃料タ ンク3に戻すようにしてもよい。
【0019】 燃料ポンプ2の吐出口から第2レギュレータ18に至る通路17aの途中には 、上記通路17aを流れる燃料の流れ方向に対して逆向きに延びる分岐路21が 設けられ、その分岐路21に前記燃料通路6が接続されている。
【0020】 上記のような構成において、燃料ポンプ2から吐出される燃料は、リターン通 路17および燃料通路6に流れる。
【0021】 エンジン1が低速回転のとき、燃料ポンプ2から燃料通路6に送り込まれる燃 料の量は少なく、また、図3に示すキャブレータ5のスロットルバルブ42の開 度も小さいため、混合気の濃度も薄い。
【0022】 エンジンの運転状態において、キャブレータ5のスロットルバルブ42を全開 とし、エンジン1を低速回転から高速回転に切り換えると、燃料ポンプ2から吐 出される燃料の量も増大する。このとき、燃料ポンプ2からリターン通路17に 流れる燃料の移動によって、分岐路21に負圧が発生し、エンジン1の回転が上 がるにつれて第1レギュレータ7の入力側の圧力P0 が下がることになる。
【0023】 このため、キャブレータ5のスロットルバルブ42を急に全開とし、エンジン 1を低速回転から高速回転に切り換えた場合でも、エンジン1がまだ全速回転に なっていない状態では、第1レギュレータ7のレギュレータ後の圧力P1 が全速 回転の圧力より低いため、キャブレータ5に供給される燃料の量は少なく、エン ジン1の回転数に対応する適正な濃度の混合気がエンジン1の燃焼室に送り込ま れ、エンジン1の回転はスムーズに上昇する。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る燃料供給装置においては、リターン通路に燃料 の流れ方向に対して逆方向に延びる分岐路を設け、その分岐路に燃料通路を連通 させ、エンジンを低速状態から高速状態への切り換え時に、リターン通路を流れ る燃料の移動により燃料通路に負圧を生じさせるようにしたので、エンジンが全 速回転になっていない状態での燃料通路の燃料の圧力をエンジンの全速回転時の 圧力より低くすることができる。このため、キャブレータによって形成される混 合気の濃度をエンジンの回転数に対応する適正状態に保持することができ、エン ジンの立ち上がり性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る燃料供給装置の一実施例を示す
概略図
【図2】従来の燃料供給装置を示す概略図
【図3】キャブレータの一例を示す断面図
【符号の説明】
1 模型用エンジン 2 燃料ポンプ 3 燃料タンク 4 吸込通路 5 キャブレータ 6 燃料通路 7 第1レギュレータ 17 リターン通路 18 第2レギュレータ 19 分岐路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模型用エンジンの駆動により作動する燃
    料ポンプの吸込口と燃料タンクとを吸込通路で連通し、
    燃料ポンプの吐出口とキャブレータとを連通させる燃料
    通路の途中に第1レギュレータを組み込み、前記燃料ポ
    ンプの吸込側と吐出側とを連通させるリターン通路に第
    2レギュレータを組み込んだ模型用エンジンの燃料供給
    装置において、前記リターン通路の燃料ポンプから第2
    レギュレータに至る部分に、燃料の流れ方向に対して逆
    方向に延びる分岐路を設け、その分岐路に前記燃料通路
    を連通させたことを特徴とする模型用エンジンの燃料供
    給装置。
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