JPH07277227A - 車両の下部車体構造 - Google Patents
車両の下部車体構造Info
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- JPH07277227A JPH07277227A JP7573394A JP7573394A JPH07277227A JP H07277227 A JPH07277227 A JP H07277227A JP 7573394 A JP7573394 A JP 7573394A JP 7573394 A JP7573394 A JP 7573394A JP H07277227 A JPH07277227 A JP H07277227A
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- Japan
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- vehicle
- propeller shaft
- impact load
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- vehicle width
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体重量の増大およびコストアップを最小限
に抑えた上で車両側突時における車室内乗員の安全性を
十分確保することができる車両の下部車体構造を提供す
る。 【構成】 車室のフロアパネル14に接合されたクロス
メンバ20内に、パイプ状の側突荷重伝達部材24を設
ける。その際、側突荷重伝達部材24の車幅方向外端部
をサイドシル16のレインフォースメント16cに連結
するとともに車幅方向内端部をプロペラシャフト16近
傍まで延ばして該プロペラシャフト16側部に対向させ
る。これにより、サイドシル16に側突荷重が入力され
たとき、側突荷重伝達部材24を車幅方向内方へ相対変
位させてプロペラシャフト12に当接させる。この当接
に伴うプロペラシャフト12の撓み変形により、車両側
突時の衝撃力をサイドシル16およびその周辺車体部材
のみならずプロペラシャフト12にも分散させて衝撃力
吸収効果を高める。
に抑えた上で車両側突時における車室内乗員の安全性を
十分確保することができる車両の下部車体構造を提供す
る。 【構成】 車室のフロアパネル14に接合されたクロス
メンバ20内に、パイプ状の側突荷重伝達部材24を設
ける。その際、側突荷重伝達部材24の車幅方向外端部
をサイドシル16のレインフォースメント16cに連結
するとともに車幅方向内端部をプロペラシャフト16近
傍まで延ばして該プロペラシャフト16側部に対向させ
る。これにより、サイドシル16に側突荷重が入力され
たとき、側突荷重伝達部材24を車幅方向内方へ相対変
位させてプロペラシャフト12に当接させる。この当接
に伴うプロペラシャフト12の撓み変形により、車両側
突時の衝撃力をサイドシル16およびその周辺車体部材
のみならずプロペラシャフト12にも分散させて衝撃力
吸収効果を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両の下部車体構造
に関し、特に、車両が側面衝突(本願明細書では「側
突」と略す。)したときの安全性向上を図るための構造
に関するものである。
に関し、特に、車両が側面衝突(本願明細書では「側
突」と略す。)したときの安全性向上を図るための構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の車室フロア両側端部に
は、一般に強度部材としてサイドシルが車体前後方向に
延設されている(例えば実開昭64−1179号公報参
照)。そして、車両側突時に車体下部に入力される側突
荷重はこのサイドシルによって受け止められるが、側突
荷重入力によりサイドシルが車幅方向内方へ大きく変形
するようなことがあると、車室内乗員の安全性を十分確
保することができなくなる。
は、一般に強度部材としてサイドシルが車体前後方向に
延設されている(例えば実開昭64−1179号公報参
照)。そして、車両側突時に車体下部に入力される側突
荷重はこのサイドシルによって受け止められるが、側突
荷重入力によりサイドシルが車幅方向内方へ大きく変形
するようなことがあると、車室内乗員の安全性を十分確
保することができなくなる。
【0003】これに対し、上記公報にも開示されている
ように、サイドシルにクロスメンバが接合された車体構
造を有する場合には、このクロスメンバにより車両側突
時の車体変形を多少は抑制することができるが、元来ク
ロスメンバは車体剛性を向上させるための強度部材であ
って、車両側突時における車体変形の抑制作用について
十分な効果を得ることは期待できない。
ように、サイドシルにクロスメンバが接合された車体構
造を有する場合には、このクロスメンバにより車両側突
時の車体変形を多少は抑制することができるが、元来ク
ロスメンバは車体剛性を向上させるための強度部材であ
って、車両側突時における車体変形の抑制作用について
十分な効果を得ることは期待できない。
【0004】このため従来、サイドシルおよびこれに接
合されたフロアパネル、クロスメンバ等の板厚を厚くし
たり断面形状を複雑にすることにより、車体剛性を高め
て車体変形を抑制し、これにより車両側突時における車
室内乗員の安全性確保を図っていた。
合されたフロアパネル、クロスメンバ等の板厚を厚くし
たり断面形状を複雑にすることにより、車体剛性を高め
て車体変形を抑制し、これにより車両側突時における車
室内乗員の安全性確保を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサイドシルおよびその周辺車体部材の板厚増大や断
面形状の複雑化は、車体重量の増大およびコストアップ
を招来するとともに衝撃力吸収効果を低下させることと
なり好ましくない。
うなサイドシルおよびその周辺車体部材の板厚増大や断
面形状の複雑化は、車体重量の増大およびコストアップ
を招来するとともに衝撃力吸収効果を低下させることと
なり好ましくない。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、車体重量の増大およびコストアップ
を最小限に抑えた上で車両側突時における車室内乗員の
安全性を十分確保することができる車両の下部車体構造
を提供することを目的とするものである。
れたものであって、車体重量の増大およびコストアップ
を最小限に抑えた上で車両側突時における車室内乗員の
安全性を十分確保することができる車両の下部車体構造
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、車体前後方
向にプロペラシャフトが延設されたいわゆるFR車等に
おいては、プロペラシャフトの撓み変形により車両側突
時の衝撃力吸収を図り得ることに着目し、このプロペラ
シャフトを利用した側突対策構造を採用することによ
り、上記目的達成を図るようにしたものである。
向にプロペラシャフトが延設されたいわゆるFR車等に
おいては、プロペラシャフトの撓み変形により車両側突
時の衝撃力吸収を図り得ることに着目し、このプロペラ
シャフトを利用した側突対策構造を採用することによ
り、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】すなわち本願発明は、請求項1に記載した
ように、車体側端部において車体前後方向に延設された
サイドシルと、このサイドシルの車幅方向内方において
車体前後方向に延設されたプロペラシャフトとを備えた
車両における下部車体構造であって、車幅方向外端部が
前記サイドシルに連結されるとともに車幅方向内端部が
前記プロペラシャフト近傍まで延びるようにして車幅方
向に延設され、車両側突時、前記サイドシルへの側突荷
重入力により車体に対し車幅方向内方へ相対変位して該
側突荷重を前記プロペラシャフトへ伝達する側突荷重伝
達部材を備えてなる、ことを特徴とするものである。
ように、車体側端部において車体前後方向に延設された
サイドシルと、このサイドシルの車幅方向内方において
車体前後方向に延設されたプロペラシャフトとを備えた
車両における下部車体構造であって、車幅方向外端部が
前記サイドシルに連結されるとともに車幅方向内端部が
前記プロペラシャフト近傍まで延びるようにして車幅方
向に延設され、車両側突時、前記サイドシルへの側突荷
重入力により車体に対し車幅方向内方へ相対変位して該
側突荷重を前記プロペラシャフトへ伝達する側突荷重伝
達部材を備えてなる、ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、本願
発明においては、車両側突時、サイドシルへの側突荷重
入力により側突荷重伝達部材が車体に対し車幅方向内方
へ相対変位して該側突荷重をプロペラシャフトへ伝達す
るようになっているので、車両側突時の衝撃力をサイド
シルおよびその周辺車体部材のみならずプロペラシャフ
トにも分散させてこれを吸収することができ、これによ
り、サイドシルおよびその周辺車体部材の板厚増大や断
面形状の複雑化を招来することなく車体変形の抑制およ
び衝撃力緩和を図ることができる。
発明においては、車両側突時、サイドシルへの側突荷重
入力により側突荷重伝達部材が車体に対し車幅方向内方
へ相対変位して該側突荷重をプロペラシャフトへ伝達す
るようになっているので、車両側突時の衝撃力をサイド
シルおよびその周辺車体部材のみならずプロペラシャフ
トにも分散させてこれを吸収することができ、これによ
り、サイドシルおよびその周辺車体部材の板厚増大や断
面形状の複雑化を招来することなく車体変形の抑制およ
び衝撃力緩和を図ることができる。
【0010】したがって、本願発明によれば、車体重量
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
【0011】上記本願発明の構成において、サイドシル
に側突荷重が入力されたとき該サイドシル自体により側
突荷重を受け止めるようにしてもよいことはもちろんで
あるが、請求項2に記載したように、サイドシルの閉断
面内に、側突荷重を受け止めるための側突荷重入力部材
を設けるようにしてもよく、このようにした場合には、
同請求項に記載したように、側突荷重伝達部材のサイド
シルへの連結を上記側突荷重入力部材に対して行うよう
にすると、側突荷重伝達を効率的に行う上で効果的であ
る。
に側突荷重が入力されたとき該サイドシル自体により側
突荷重を受け止めるようにしてもよいことはもちろんで
あるが、請求項2に記載したように、サイドシルの閉断
面内に、側突荷重を受け止めるための側突荷重入力部材
を設けるようにしてもよく、このようにした場合には、
同請求項に記載したように、側突荷重伝達部材のサイド
シルへの連結を上記側突荷重入力部材に対して行うよう
にすると、側突荷重伝達を効率的に行う上で効果的であ
る。
【0012】この場合、請求項3に記載したように、側
突荷重入力部材に、側突荷重による衝撃力を吸収する衝
撃力吸収部材を取り付けるようにすれば、衝撃力緩和効
果を一層高めることができる。
突荷重入力部材に、側突荷重による衝撃力を吸収する衝
撃力吸収部材を取り付けるようにすれば、衝撃力緩和効
果を一層高めることができる。
【0013】上記本願発明の構成において、側突荷重が
側突荷重伝達部材を介してプロペラシャフトへ伝達され
ると、該側突荷重によりプロペラシャフトは変形するこ
ととなるが、その際、請求項4に記載したように、該プ
ロペラシャフトが車幅方向斜め下方へ向けて変形するよ
う、該プロペラシャフトを下方へ付勢する下方付勢手段
を備えた構成とすれば、プロペラシャフトの車室内への
突き上げを確実に防止することができるので好ましい。
側突荷重伝達部材を介してプロペラシャフトへ伝達され
ると、該側突荷重によりプロペラシャフトは変形するこ
ととなるが、その際、請求項4に記載したように、該プ
ロペラシャフトが車幅方向斜め下方へ向けて変形するよ
う、該プロペラシャフトを下方へ付勢する下方付勢手段
を備えた構成とすれば、プロペラシャフトの車室内への
突き上げを確実に防止することができるので好ましい。
【0014】本願発明の具体的構成として、請求項5に
記載したように、プロペラシャフトを車体に支持するプ
ロペラシャフト支持部材を備えており、このプロペラシ
ャフト支持部材に側突荷重伝達部材の車幅方向内端部が
連結された構成とすることができる。このような構成を
採用した場合には、請求項6に記載したように、側突荷
重伝達部材の車幅方向内端部をプロペラシャフト支持部
材のプロペラシャフトよりも下方に位置する部位に連結
することにより、上記下方付勢手段を構成することがで
きる。
記載したように、プロペラシャフトを車体に支持するプ
ロペラシャフト支持部材を備えており、このプロペラシ
ャフト支持部材に側突荷重伝達部材の車幅方向内端部が
連結された構成とすることができる。このような構成を
採用した場合には、請求項6に記載したように、側突荷
重伝達部材の車幅方向内端部をプロペラシャフト支持部
材のプロペラシャフトよりも下方に位置する部位に連結
することにより、上記下方付勢手段を構成することがで
きる。
【0015】あるいは、本願発明の具体的構成として、
請求項7に記載したように、側突荷重伝達部材の車幅方
向内端部がプロペラシャフト側部に対向しており、側突
荷重伝達部材が、該側突荷重伝達部材の車幅方向内端部
近傍部位において車体に車幅方向に摺動可能に支持され
た構成とすることができる。このような構成を採用した
場合には、請求項8に記載したように、側突荷重伝達部
材の車幅方向内端部に該内端部が前記プロペラシャフト
側部に当接したとき該プロペラシャフトを車幅方向斜め
下向きに押圧する斜め当接面を形成することにより、上
記下方付勢手段を構成することができる。
請求項7に記載したように、側突荷重伝達部材の車幅方
向内端部がプロペラシャフト側部に対向しており、側突
荷重伝達部材が、該側突荷重伝達部材の車幅方向内端部
近傍部位において車体に車幅方向に摺動可能に支持され
た構成とすることができる。このような構成を採用した
場合には、請求項8に記載したように、側突荷重伝達部
材の車幅方向内端部に該内端部が前記プロペラシャフト
側部に当接したとき該プロペラシャフトを車幅方向斜め
下向きに押圧する斜め当接面を形成することにより、上
記下方付勢手段を構成することができる。
【0016】また、本願発明の具体的構成として、請求
項9に記載したように、プロペラシャフトを囲むように
断面逆U字状に形成されて車体前後方向に延びるトンネ
ル部を有するとともに車幅方向外端部がサイドシルに接
合されたフロアパネルと、このフロアパネルに接合さ
れ、該フロアパネルとで車幅方向に延びる閉断面を形成
するクロスメンバとを備えた構成とすることができる
が、このような構成を採用した場合には、同請求項に記
載したように、側突荷重伝達部材をクロスメンバ内に配
するようにすれば、側突荷重伝達部材配設のための新た
なスペースを確保する必要をなくすことができる。
項9に記載したように、プロペラシャフトを囲むように
断面逆U字状に形成されて車体前後方向に延びるトンネ
ル部を有するとともに車幅方向外端部がサイドシルに接
合されたフロアパネルと、このフロアパネルに接合さ
れ、該フロアパネルとで車幅方向に延びる閉断面を形成
するクロスメンバとを備えた構成とすることができる
が、このような構成を採用した場合には、同請求項に記
載したように、側突荷重伝達部材をクロスメンバ内に配
するようにすれば、側突荷重伝達部材配設のための新た
なスペースを確保する必要をなくすことができる。
【0017】さらに、本願発明の具体的構成として、請
求項10に記載したように、側突荷重伝達部材が、車幅
方向外方へ向けて前後二股に広がるV字状部分と、この
V字状部分を構成する前後1対のフレーム部材に両端部
が連結されたダンパ部材とを備えてなる構成を採用すれ
ば、側突荷重入力時上にV字状部分がダンパ部材により
適度に規制されつつ開くこととなり、プロペラシャフト
に瞬間的に大きな側突荷重が伝達されるのを防止するこ
とができるので、プロペラシャフトに折れ曲がり等を生
じさせることなく弾性的に曲げ変形させることができ、
これによりプロペラシャフトの衝撃力吸収を確実に行わ
せることができる。
求項10に記載したように、側突荷重伝達部材が、車幅
方向外方へ向けて前後二股に広がるV字状部分と、この
V字状部分を構成する前後1対のフレーム部材に両端部
が連結されたダンパ部材とを備えてなる構成を採用すれ
ば、側突荷重入力時上にV字状部分がダンパ部材により
適度に規制されつつ開くこととなり、プロペラシャフト
に瞬間的に大きな側突荷重が伝達されるのを防止するこ
とができるので、プロペラシャフトに折れ曲がり等を生
じさせることなく弾性的に曲げ変形させることができ、
これによりプロペラシャフトの衝撃力吸収を確実に行わ
せることができる。
【0018】この場合、本願発明の具体的構成として、
請求項11に記載したように、プロペラシャフトを囲む
ように断面逆U字状に形成されて車体前後方向に延びる
トンネル部を有するとともに車幅方向外端部がサイドシ
ルに接合されたフロアパネルと、サイドシルとプロペラ
シャフトとの間においてフロアパネルに接合され、該フ
ロアパネルとで車体前後方向に延びる閉断面を形成する
サイドフレームを備えた構成とすることができるが、こ
のような構成を採用した場合には、同請求項に記載した
ように、ダンパ部材をサイドフレーム内に配するように
すれば、ダンパ部材配設のための新たなスペースを確保
する必要をなくすことができる。
請求項11に記載したように、プロペラシャフトを囲む
ように断面逆U字状に形成されて車体前後方向に延びる
トンネル部を有するとともに車幅方向外端部がサイドシ
ルに接合されたフロアパネルと、サイドシルとプロペラ
シャフトとの間においてフロアパネルに接合され、該フ
ロアパネルとで車体前後方向に延びる閉断面を形成する
サイドフレームを備えた構成とすることができるが、こ
のような構成を採用した場合には、同請求項に記載した
ように、ダンパ部材をサイドフレーム内に配するように
すれば、ダンパ部材配設のための新たなスペースを確保
する必要をなくすことができる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0020】図1は、本発明に係る車両の下部車体構造
の第1実施例を示す全体斜視図であり、図2は、そのII
-II 線断面図である。
の第1実施例を示す全体斜視図であり、図2は、そのII
-II 線断面図である。
【0021】これらの図に示すように、本実施例に係る
車両の下部車体構造は、車幅方向中心部にプロペラシャ
フト12が車体前後方向に延設されたFR(前部エンジ
ン後輪駆動)式乗用車の下部車体構造であって、車室床
面を構成するフロアパネル14と、車体両側端部におい
て車体前後方向に延設された1対のサイドシル16と、
フロアパネル14の上面に接合され、該フロアパネル1
4とで車幅方向に延びる閉断面を形成する前後2対のク
ロスメンバ18、20とを備えてなっている。
車両の下部車体構造は、車幅方向中心部にプロペラシャ
フト12が車体前後方向に延設されたFR(前部エンジ
ン後輪駆動)式乗用車の下部車体構造であって、車室床
面を構成するフロアパネル14と、車体両側端部におい
て車体前後方向に延設された1対のサイドシル16と、
フロアパネル14の上面に接合され、該フロアパネル1
4とで車幅方向に延びる閉断面を形成する前後2対のク
ロスメンバ18、20とを備えてなっている。
【0022】上記フロアパネル14の車幅方向中心部に
は、プロペラシャフト12を囲むように断面逆U字状に
形成されて車体前後方向に延びるトンネル部14aが形
成されている。また、上記各サイドシル16は、インナ
パネル16aとアウタパネル16bとで車体前後方向に
延びる閉断面を形成しており、さらにこの閉断面内には
該閉断面を左右に仕切るレインフォースメント16cが
設けられている。上記フロアパネル14および各クロス
メンバ18、20の車幅方向外端部は、サイドシル16
のインナパネル16aに接合されている。上記各クロス
メンバ18、20の車幅方向内端部は、上記フロアパネ
ル14のトンネル部14aの側面部に接合されている。
また、上記フロアパネル14の下面におけるトンネル部
14aと各サイドシル16と間の部位にはサイドフレー
ム22が各々接合されており、これら各サイドフレーム
22はフロアパネル14とで車体前後方向に延びる閉断
面を形成している。
は、プロペラシャフト12を囲むように断面逆U字状に
形成されて車体前後方向に延びるトンネル部14aが形
成されている。また、上記各サイドシル16は、インナ
パネル16aとアウタパネル16bとで車体前後方向に
延びる閉断面を形成しており、さらにこの閉断面内には
該閉断面を左右に仕切るレインフォースメント16cが
設けられている。上記フロアパネル14および各クロス
メンバ18、20の車幅方向外端部は、サイドシル16
のインナパネル16aに接合されている。上記各クロス
メンバ18、20の車幅方向内端部は、上記フロアパネ
ル14のトンネル部14aの側面部に接合されている。
また、上記フロアパネル14の下面におけるトンネル部
14aと各サイドシル16と間の部位にはサイドフレー
ム22が各々接合されており、これら各サイドフレーム
22はフロアパネル14とで車体前後方向に延びる閉断
面を形成している。
【0023】上記前後2対のクロスメンバ18、20の
うち、車体左側前方に位置するクロスメンバ18および
車体右側後方に位置するクロスメンバ20の閉断面内に
は、車幅方向に延びるパイプ状の側突荷重伝達部材24
が配されている。これら各側突荷重伝達部材24は、車
幅方向外端部がサイドシル16のレインフォースメント
16cに連結されるとともに車幅方向内端部が前記プロ
ペラシャフト12近傍まで延びて該プロペラシャフト1
2の側部に対向しており、車両側突時、サイドシル16
への側突荷重入力により車体に対し車幅方向内方へ相対
変位してプロペラシャフト12の側部に当接し、これに
より上記側突荷重をプロペラシャフト12へ伝達するよ
うになっている。この側突荷重伝達部材24のレインフ
ォースメント16cへの連結は、側突荷重伝達部材24
の車幅方向外端部に雄ネジ部を形成する一方、レインフ
ォースメント16cにバーリング部を形成して該バーリ
ング部に雌ネジ部を形成し、これら両ネジ部を螺合させ
ることにより行われている。また、この側突荷重伝達部
材24は、その車幅方向内端部近傍部位においてフロア
パネル14のトンネル部14aの側面部を貫通してお
り、該貫通部位においてフロアパネル14に車幅方向に
摺動可能に支持されている。この側突荷重伝達部材24
のフロアパネル14への支持は、トンネル部14aの側
面部にバーリング部を形成して該バーリング部にガイド
ピース25を嵌着し、このガイドピース25に側突荷重
伝達部材24を挿通させることにより行われている。
うち、車体左側前方に位置するクロスメンバ18および
車体右側後方に位置するクロスメンバ20の閉断面内に
は、車幅方向に延びるパイプ状の側突荷重伝達部材24
が配されている。これら各側突荷重伝達部材24は、車
幅方向外端部がサイドシル16のレインフォースメント
16cに連結されるとともに車幅方向内端部が前記プロ
ペラシャフト12近傍まで延びて該プロペラシャフト1
2の側部に対向しており、車両側突時、サイドシル16
への側突荷重入力により車体に対し車幅方向内方へ相対
変位してプロペラシャフト12の側部に当接し、これに
より上記側突荷重をプロペラシャフト12へ伝達するよ
うになっている。この側突荷重伝達部材24のレインフ
ォースメント16cへの連結は、側突荷重伝達部材24
の車幅方向外端部に雄ネジ部を形成する一方、レインフ
ォースメント16cにバーリング部を形成して該バーリ
ング部に雌ネジ部を形成し、これら両ネジ部を螺合させ
ることにより行われている。また、この側突荷重伝達部
材24は、その車幅方向内端部近傍部位においてフロア
パネル14のトンネル部14aの側面部を貫通してお
り、該貫通部位においてフロアパネル14に車幅方向に
摺動可能に支持されている。この側突荷重伝達部材24
のフロアパネル14への支持は、トンネル部14aの側
面部にバーリング部を形成して該バーリング部にガイド
ピース25を嵌着し、このガイドピース25に側突荷重
伝達部材24を挿通させることにより行われている。
【0024】この側突荷重伝達部材24の車幅方向内端
部は、該側突荷重伝達部材24がプロペラシャフト12
に確実に当接するよう、プロペラシャフト対向部位が凹
んだ上下二股状に形成されている。そして、その凹部に
は、プロペラシャフト12の側部に当接したとき該プロ
ペラシャフト12を車幅方向斜め下向きに押圧する斜め
当接面24aが形成されている。
部は、該側突荷重伝達部材24がプロペラシャフト12
に確実に当接するよう、プロペラシャフト対向部位が凹
んだ上下二股状に形成されている。そして、その凹部に
は、プロペラシャフト12の側部に当接したとき該プロ
ペラシャフト12を車幅方向斜め下向きに押圧する斜め
当接面24aが形成されている。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】図2に示すように、車両側突に伴いサイド
シル16に側突荷重が入力されると、該側突荷重により
サイドシル16は変形して側突荷重を受け止めることと
なるが、その際、該サイドシル16のレインフォースメ
ント16cに側突荷重が達すると、該レインフォースメ
ント16cに車幅方向外端部が連結された側突荷重伝達
部材24は、車体に対し車幅方向内方へ相対変位し、こ
れにより側突荷重伝達部材24の車幅方向内端部がプロ
ペラシャフト12に当接する。この当接は、側突荷重伝
達部材24の車幅方向内端部に形成された斜め当接面2
4aにおいて行われるので、プロペラシャフト12は車
幅方向斜め下向きに押圧される。これにより、プロペラ
シャフト12は車幅方向斜め下向きに撓み変形すること
となる。
シル16に側突荷重が入力されると、該側突荷重により
サイドシル16は変形して側突荷重を受け止めることと
なるが、その際、該サイドシル16のレインフォースメ
ント16cに側突荷重が達すると、該レインフォースメ
ント16cに車幅方向外端部が連結された側突荷重伝達
部材24は、車体に対し車幅方向内方へ相対変位し、こ
れにより側突荷重伝達部材24の車幅方向内端部がプロ
ペラシャフト12に当接する。この当接は、側突荷重伝
達部材24の車幅方向内端部に形成された斜め当接面2
4aにおいて行われるので、プロペラシャフト12は車
幅方向斜め下向きに押圧される。これにより、プロペラ
シャフト12は車幅方向斜め下向きに撓み変形すること
となる。
【0027】このように本実施例においては、上記側突
荷重による衝撃力を、サイドシル16、フロアパネル1
4、クロスメンバ20等の変形のみならずプロペラシャ
フト12の撓み変形によっても吸収することができる。
しかも、その際の撓み変形の方向が車幅方向斜め下向き
であるため、プロペラシャフト12をトンネル部14a
の反対側の側面部下端に干渉させることなく撓み変形さ
せることができ、これによりプロペラシャフト12によ
る衝撃力吸収作用を十分に発揮させることができる。ま
た、このようにプロペラシャフト12を車幅方向斜め下
向きに押圧することにより、プロペラシャフト12がフ
ロアパネル14を突き破って車室内へ侵入するような最
悪の事態発生も未然に防止することができる。
荷重による衝撃力を、サイドシル16、フロアパネル1
4、クロスメンバ20等の変形のみならずプロペラシャ
フト12の撓み変形によっても吸収することができる。
しかも、その際の撓み変形の方向が車幅方向斜め下向き
であるため、プロペラシャフト12をトンネル部14a
の反対側の側面部下端に干渉させることなく撓み変形さ
せることができ、これによりプロペラシャフト12によ
る衝撃力吸収作用を十分に発揮させることができる。ま
た、このようにプロペラシャフト12を車幅方向斜め下
向きに押圧することにより、プロペラシャフト12がフ
ロアパネル14を突き破って車室内へ侵入するような最
悪の事態発生も未然に防止することができる。
【0028】したがって、本実施例によれば、車体重量
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
【0029】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
る。
【0030】図3は、本実施例に係る車両の下部車体構
造の要部を車体前方から見て示す断面図であり、図4
は、そのIV方向矢視図(底面図)であり、図5は、下部
車体構造を構成する各部材に分解して示す斜視図であ
る。
造の要部を車体前方から見て示す断面図であり、図4
は、そのIV方向矢視図(底面図)であり、図5は、下部
車体構造を構成する各部材に分解して示す斜視図であ
る。
【0031】これらの図に示すように、本実施例に係る
車両の下部車体構造は、第1実施例と基本構成は同様で
あるが、プロペラシャフト12ならびに側突荷重伝達部
材24およびその周辺車体部材の構成が異なっている。
車両の下部車体構造は、第1実施例と基本構成は同様で
あるが、プロペラシャフト12ならびに側突荷重伝達部
材24およびその周辺車体部材の構成が異なっている。
【0032】本実施例のプロペラシャフト12は、前部
プロペラシャフト12aと後部プロペラシャフト12a
とが連結されてなる分割タイプのプロペラシャフトであ
って、後部プロペラシャフト12bの前端部近傍部位に
おいてセンタサポートベアリング26を介してフロアパ
ネル14に支持されている。すなわち、このセンタサポ
ートベアリング26は、前後にオフセットして左右斜め
下方に延びる1対のア−ム部26a、26bを備えてお
り、フロアパネル14のトンネル部14a近傍部位にお
いて該フロアパネル14下面にボルト結合されたブラケ
ット28に各ア−ム部26a、26bがボルト結合され
ることにより、フロアパネル14への支持がなされるよ
うになっている。その際、上記ブラケット28のフロア
パネル14とのボルト結合用のボルト挿通孔28aは、
車幅方向に延びる長孔とされており、これにより該ブラ
ケット28がフロアパネル14に対し車幅方向内方へ相
対変位するのを許容するようになっている。
プロペラシャフト12aと後部プロペラシャフト12a
とが連結されてなる分割タイプのプロペラシャフトであ
って、後部プロペラシャフト12bの前端部近傍部位に
おいてセンタサポートベアリング26を介してフロアパ
ネル14に支持されている。すなわち、このセンタサポ
ートベアリング26は、前後にオフセットして左右斜め
下方に延びる1対のア−ム部26a、26bを備えてお
り、フロアパネル14のトンネル部14a近傍部位にお
いて該フロアパネル14下面にボルト結合されたブラケ
ット28に各ア−ム部26a、26bがボルト結合され
ることにより、フロアパネル14への支持がなされるよ
うになっている。その際、上記ブラケット28のフロア
パネル14とのボルト結合用のボルト挿通孔28aは、
車幅方向に延びる長孔とされており、これにより該ブラ
ケット28がフロアパネル14に対し車幅方向内方へ相
対変位するのを許容するようになっている。
【0033】本実施例の側突荷重伝達部材24は、上記
ブラケット28と、車幅方向外方へ向けて前後二股に広
がるV字状部分と、このV字状部分を構成する前後1対
のフレーム部材30a、30bに前後両端部が連結され
たダンパ部材(油圧ダンパ)32とを備えてなってい
る。
ブラケット28と、車幅方向外方へ向けて前後二股に広
がるV字状部分と、このV字状部分を構成する前後1対
のフレーム部材30a、30bに前後両端部が連結され
たダンパ部材(油圧ダンパ)32とを備えてなってい
る。
【0034】上記ダンパ部材32の各フレーム部材30
a、30bへの連結位置は、該ダンパ部材32がサイド
フレーム22内に配されるような位置に設定されてい
る。
a、30bへの連結位置は、該ダンパ部材32がサイド
フレーム22内に配されるような位置に設定されてい
る。
【0035】上記フレーム部材30a、30bの車幅方
向内端部は、上述したように、ブラケット28を介して
センタサポートベアリング26のア−ム部26aあるい
は26bにボルト結合されている。また、上記フレーム
部材30a、30bの車幅方向外端部は、サイドシル1
6のアウタパネル16bとレインフォースメント16c
との間の閉断面内に配されたフレーム部材34の前後2
箇所にボルト結合されている。
向内端部は、上述したように、ブラケット28を介して
センタサポートベアリング26のア−ム部26aあるい
は26bにボルト結合されている。また、上記フレーム
部材30a、30bの車幅方向外端部は、サイドシル1
6のアウタパネル16bとレインフォースメント16c
との間の閉断面内に配されたフレーム部材34の前後2
箇所にボルト結合されている。
【0036】上記フレーム部材34は、サイドシル16
に側突荷重が入力されたとき該側突荷重を受ける部材で
あり、このフレーム部材34から上記フレーム部材30
a、30bに側突荷重が伝達されると、これらフレーム
部材30a、30bは前後に開こうとする。フレーム部
材34のフレーム部材30a、30bとのボルト結合用
のボルト挿通孔34aは、これらフレーム部材30a、
30bが前後に開き得るよう車体前後方向に延びる長孔
とされている。一方、フレーム部材30a、30bが急
激に前後に開くのを、これらに連結された上記ダンパ部
材32のダンパ作用により規制するようになっている。
また、フレーム部材34とレインフォースメント16c
との間の空間には、側突荷重による衝撃力を吸収する衝
撃力吸収部材としてウレタン部材36が配されている。
このウレタン部材36は、上記ボルト結合の際、共締め
されてフレーム部材34に取り付けられるようになって
いる。
に側突荷重が入力されたとき該側突荷重を受ける部材で
あり、このフレーム部材34から上記フレーム部材30
a、30bに側突荷重が伝達されると、これらフレーム
部材30a、30bは前後に開こうとする。フレーム部
材34のフレーム部材30a、30bとのボルト結合用
のボルト挿通孔34aは、これらフレーム部材30a、
30bが前後に開き得るよう車体前後方向に延びる長孔
とされている。一方、フレーム部材30a、30bが急
激に前後に開くのを、これらに連結された上記ダンパ部
材32のダンパ作用により規制するようになっている。
また、フレーム部材34とレインフォースメント16c
との間の空間には、側突荷重による衝撃力を吸収する衝
撃力吸収部材としてウレタン部材36が配されている。
このウレタン部材36は、上記ボルト結合の際、共締め
されてフレーム部材34に取り付けられるようになって
いる。
【0037】上記サイドシル16のレインフォースメン
ト16cおよびインナパネル16aならびにサイドフレ
ーム22には上記フレーム部材30a、30bを挿通す
るための挿通孔16ca、16aa、22aが各々形成
されている。これら各挿通孔は、フレーム部材30a、
30bが前後に開く際、これらと干渉しないように、各
フレーム部材30a、30bの前後幅に対して十分広い
幅に形成されている。
ト16cおよびインナパネル16aならびにサイドフレ
ーム22には上記フレーム部材30a、30bを挿通す
るための挿通孔16ca、16aa、22aが各々形成
されている。これら各挿通孔は、フレーム部材30a、
30bが前後に開く際、これらと干渉しないように、各
フレーム部材30a、30bの前後幅に対して十分広い
幅に形成されている。
【0038】次に、本実施例の作用について説明する。
【0039】図4に示すように、車両側突に伴いサイド
シル16に側突荷重が入力されると、該側突荷重により
サイドシル16は変形して側突荷重を受け止めることと
なるが、その際、該サイドシル16の閉断面内に配され
たフレーム部材34に側突荷重が達すると、該フレーム
部材34に車幅方向外端部が連結された側突荷重伝達部
材24を介してセンタサポートベアリング26に側突荷
重が伝達されるので、これら各部材はフロアパネル14
に対し車幅方向内方へ相対変位する。これにより、セン
タサポートベアリング26に支持されたプロペラシャフ
ト12に曲げ荷重が入力され、プロペラシャフト12に
撓み変形が発生する。その際、ブラケット28のセンタ
サポートベアリング26の連結部位がプロペラシャフト
12よりも下方に位置する部位に設定されているので、
プロペラシャフト12には車幅方向斜め下向きに曲げ荷
重が入力し、これによりプロペラシャフト12は車幅方
向斜め下向きに撓み変形することとなる。
シル16に側突荷重が入力されると、該側突荷重により
サイドシル16は変形して側突荷重を受け止めることと
なるが、その際、該サイドシル16の閉断面内に配され
たフレーム部材34に側突荷重が達すると、該フレーム
部材34に車幅方向外端部が連結された側突荷重伝達部
材24を介してセンタサポートベアリング26に側突荷
重が伝達されるので、これら各部材はフロアパネル14
に対し車幅方向内方へ相対変位する。これにより、セン
タサポートベアリング26に支持されたプロペラシャフ
ト12に曲げ荷重が入力され、プロペラシャフト12に
撓み変形が発生する。その際、ブラケット28のセンタ
サポートベアリング26の連結部位がプロペラシャフト
12よりも下方に位置する部位に設定されているので、
プロペラシャフト12には車幅方向斜め下向きに曲げ荷
重が入力し、これによりプロペラシャフト12は車幅方
向斜め下向きに撓み変形することとなる。
【0040】このため本実施例においても、第1実施例
と同様、上記側突荷重による衝撃力を、サイドシル1
6、フロアパネル14等の変形のみならずプロペラシャ
フト12の撓み変形によっても吸収することができる。
しかも、その際の撓み変形の方向が車幅方向斜め下向き
であるため、プロペラシャフト12をトンネル部14a
の反対側の側面部下端に干渉させることなく撓み変形さ
せることができ、これによりプロペラシャフト12によ
る衝撃力吸収を十分に発揮させることができる。また、
このようにプロペラシャフト12を車幅方向斜め下向き
に押圧することにより、プロペラシャフト12がフロア
パネル14を突き破って車室内へ侵入するような最悪の
事態発生も未然に防止することができる。
と同様、上記側突荷重による衝撃力を、サイドシル1
6、フロアパネル14等の変形のみならずプロペラシャ
フト12の撓み変形によっても吸収することができる。
しかも、その際の撓み変形の方向が車幅方向斜め下向き
であるため、プロペラシャフト12をトンネル部14a
の反対側の側面部下端に干渉させることなく撓み変形さ
せることができ、これによりプロペラシャフト12によ
る衝撃力吸収を十分に発揮させることができる。また、
このようにプロペラシャフト12を車幅方向斜め下向き
に押圧することにより、プロペラシャフト12がフロア
パネル14を突き破って車室内へ侵入するような最悪の
事態発生も未然に防止することができる。
【0041】しかも、本実施例においては、サイドシル
16に入力される側突荷重を受けるフレーム部材34が
サイドシル16閉断面内に設けられており、かつこのフ
レーム部材34にはウレタン部材36が取り付けられて
いるので、車両側突時における衝撃力吸収効果を高める
ことができる。
16に入力される側突荷重を受けるフレーム部材34が
サイドシル16閉断面内に設けられており、かつこのフ
レーム部材34にはウレタン部材36が取り付けられて
いるので、車両側突時における衝撃力吸収効果を高める
ことができる。
【0042】さらに、本実施例における側突荷重伝達部
材24は、サイドシル16への側突荷重入力により、前
後1対のフレーム部材30a、30bを前後に開かせる
とともにダンパ部材32によりこれらが急激に前後に開
くのを規制するようになっているので、側突荷重に伴う
大きな衝撃力をそのまま直接プロペラシャフト12へ伝
達するのを防止することができ、これにより衝撃力吸収
効果を一層高めることができる。
材24は、サイドシル16への側突荷重入力により、前
後1対のフレーム部材30a、30bを前後に開かせる
とともにダンパ部材32によりこれらが急激に前後に開
くのを規制するようになっているので、側突荷重に伴う
大きな衝撃力をそのまま直接プロペラシャフト12へ伝
達するのを防止することができ、これにより衝撃力吸収
効果を一層高めることができる。
【0043】したがって、本実施例によれば、車体重量
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
の増大およびコストアップを最小限に抑えた上で車両側
突時における車室内乗員の安全性を十分確保することが
できる。
【図1】本発明に係る車両の下部車体構造の第1実施例
を示す全体斜視図
を示す全体斜視図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】本発明に係る車両の下部車体構造の第2実施例
の要部を車体前方から見て示す断面図
の要部を車体前方から見て示す断面図
【図4】図3のIV方向矢視図
【図5】第2実施例を示す分解斜視図
12 プロペラシャフト 14 フロアパネル 14a トンネル部 16 サイドシル 16a インナパネル 16b アウタパネル 16c レインフォースメント 18、20 クロスメンバ 22 サイドフレーム 24 側突荷重伝達部材 24a 斜め当接面 25 ガイドピース 26 センタサポートベアリング 26a、26b アーム部 28 ブラケット 30a、30b フレーム部材 32 ダンパ部材 34 フレーム部材 36 ウレタン部材
Claims (11)
- 【請求項1】 車体側端部において車体前後方向に延設
されたサイドシルと、このサイドシルの車幅方向内方に
おいて車体前後方向に延設されたプロペラシャフトとを
備えた車両における下部車体構造であって、 車幅方向外端部が前記サイドシルに連結されるとともに
車幅方向内端部が前記プロペラシャフト近傍まで延びる
ようにして車幅方向に延設され、車両側突時、前記サイ
ドシルへの側突荷重入力により車体に対し車幅方向内方
へ相対変位して該側突荷重を前記プロペラシャフトへ伝
達する側突荷重伝達部材を備えてなる、ことを特徴とす
る車両の下部車体構造。 - 【請求項2】 前記サイドシルの閉断面内に、前記側突
荷重を受け止める側突荷重入力部材が設けられており、 前記側突荷重伝達部材の前記サイドシルへの連結が該側
突荷重入力部材に対して行われている、ことを特徴とす
る請求項1記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項3】 前記側突荷重入力部材に、前記側突荷重
による衝撃力を吸収する衝撃力吸収部材が取り付けられ
ている、ことを特徴とする請求項2記載の車両の下部車
体構造。 - 【請求項4】 前記側突荷重伝達部材を介して伝達され
た側突荷重により前記プロペラシャフトが変形する際、
該プロペラシャフトが車幅方向斜め下方へ向けて変形す
るよう、該プロペラシャフトを下方へ付勢する下方付勢
手段を備えている、ことを特徴とする請求項1〜3いず
れか記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項5】 前記プロペラシャフトを車体に支持する
プロペラシャフト支持部材を備えており、 前記側突荷重伝達部材の車幅方向内端部が前記プロペラ
シャフト支持部材に連結されている、ことを特徴とする
請求項1〜4いずれか記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項6】 前記プロペラシャフトを車体に支持する
プロペラシャフト支持部材を備えており、 前記側突荷重伝達部材の車幅方向内端部が前記プロペラ
シャフト支持部材に連結されており、 前記下方付勢手段が、前記側突荷重伝達部材の車幅方向
内端部を前記プロペラシャフト支持部材の前記プロペラ
シャフトよりも下方に位置する部位に連結することによ
り構成されている、ことを特徴とする請求項4記載の車
両の下部車体構造。 - 【請求項7】 前記側突荷重伝達部材の車幅方向内端部
が前記プロペラシャフト側部に対向しており、 前記側突荷重伝達部材が、該側突荷重伝達部材の車幅方
向内端部近傍部位において車体に車幅方向に摺動可能に
支持されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれ
か記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項8】 前記側突荷重伝達部材の車幅方向内端部
が前記プロペラシャフト側部に対向しており、 前記側突荷重伝達部材が、該側突荷重伝達部材の車幅方
向内端部近傍部位において車体に車幅方向に摺動可能に
支持されており、 前記下方付勢手段が、前記側突荷重伝達部材の車幅方向
内端部に該内端部が前記プロペラシャフト側部に当接し
たとき該プロペラシャフトを車幅方向斜め下向きに押圧
する斜め当接面を形成することにより構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項9】 前記プロペラシャフトを囲むように断面
逆U字状に形成されて車体前後方向に延びるトンネル部
を有するとともに車幅方向外端部が前記サイドシルに接
合されたフロアパネルと、このフロアパネルに接合さ
れ、該フロアパネルとで車幅方向に延びる閉断面を形成
するクロスメンバとを備えており、 前記側突荷重伝達部材が前記クロスメンバ内に配されて
いる、ことを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の車
両の下部車体構造。 - 【請求項10】 前記側突荷重伝達部材が、車幅方向外
方へ向けて前後二股に広がるV字状部分と、このV字状
部分を構成する前後1対のフレーム部材に両端部が連結
されたダンパ部材とを備えてなる、ことを特徴とする請
求項1〜8いずれか記載の車両の下部車体構造。 - 【請求項11】 前記プロペラシャフトを囲むように断
面逆U字状に形成されて車体前後方向に延びるトンネル
部を有するとともに車幅方向外端部が前記サイドシルに
接合されたフロアパネルと、前記サイドシルと前記プロ
ペラシャフトとの間において前記フロアパネルに接合さ
れ、該フロアパネルとで車体前後方向に延びる閉断面を
形成するサイドフレームを備えており、 前記ダンパ部材が前記サイドフレーム内に配されてい
る、ことを特徴とする請求項10記載の車両の下部車体
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573394A JPH07277227A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 車両の下部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573394A JPH07277227A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 車両の下部車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07277227A true JPH07277227A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13584778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7573394A Pending JPH07277227A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 車両の下部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07277227A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001233254A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 車体構造 |
| JP2006168446A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両の車体用補強装置 |
| JP2006273193A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両の車体構造 |
| JPWO2005077738A1 (ja) * | 2004-02-13 | 2007-10-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両の車体用補強装置 |
| KR20180091010A (ko) * | 2015-12-09 | 2018-08-14 | 아르셀러미탈 | 내소성변형성이 가변하는 횡방향 빔을 포함하는 차량 언더보디 구조물 |
| CN110040187A (zh) * | 2018-01-16 | 2019-07-23 | 马自达汽车株式会社 | 下部车身结构 |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP7573394A patent/JPH07277227A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001233254A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 車体構造 |
| JPWO2005077738A1 (ja) * | 2004-02-13 | 2007-10-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両の車体用補強装置 |
| JP4516028B2 (ja) * | 2004-02-13 | 2010-08-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両の車体用補強装置 |
| JP2006168446A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両の車体用補強装置 |
| JP2006273193A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両の車体構造 |
| KR20180091010A (ko) * | 2015-12-09 | 2018-08-14 | 아르셀러미탈 | 내소성변형성이 가변하는 횡방향 빔을 포함하는 차량 언더보디 구조물 |
| JP2018536583A (ja) * | 2015-12-09 | 2018-12-13 | アルセロールミタル | 塑性変形に対する耐性が変化する横断方向のビームを備えた車両下部構造 |
| US10946903B2 (en) | 2015-12-09 | 2021-03-16 | Arcelormittal | Vehicle underbody structure comprising a transversal beam of varying resistance to plastic deformation |
| CN110040187A (zh) * | 2018-01-16 | 2019-07-23 | 马自达汽车株式会社 | 下部车身结构 |
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