JPH07278094A - グアニジン誘導体、その製造法及び殺虫剤 - Google Patents

グアニジン誘導体、その製造法及び殺虫剤

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JPH07278094A
JPH07278094A JP7036240A JP3624095A JPH07278094A JP H07278094 A JPH07278094 A JP H07278094A JP 7036240 A JP7036240 A JP 7036240A JP 3624095 A JP3624095 A JP 3624095A JP H07278094 A JPH07278094 A JP H07278094A
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幸一 岩永
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典子 樋口
Isao Minamida
勲 南田
Tetsuo Okauchi
哲夫 岡内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】グアニジン誘導体またはその塩を含有する殺虫
剤組成物、新規グアニジン誘導体またはその塩およびそ
の製造法の提供。 【構成】式 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよい同素または複素環
基を、nは0または1を、R2は水素または置換されて
いてもよい炭化水素基を、R3は第一、第二または第三
アミノ基を、Xは電子吸引基を示す。但し、Xがシアノ
基である時、R1はピリジル基を除く置換されていても
よい同素または複素環基を、nが0である時、R1は置換
されていてもよい複素環基を示す。]で表わされるグア
ニジン誘導体及びその塩を含有する殺虫剤組成物、新規
グアニジン誘導体またはその塩およびその製造法。 【効果】グアニジン誘導体またはその塩は、優れた殺虫
作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤として有用なグ
アニジン誘導体またはその塩、その製造法及びそれを含
有する殺虫剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から多数の有害生物防除効果を有す
る合成化合物が殺虫剤として使用されているが、その大
部分のものは有機リン酸エステル,カルバミン酸エステ
ル,有機含塩素化合物あるいはピレスロイド系化合物に
属している。このように限られた範囲の化合物が、多用
されることによって、例えば、害虫の殺虫剤抵抗性の増
大のような弊害が起こり、現に各地で問題となっている
ことは周知のとおりである。また上記殺虫剤のうち、い
くつかのものは殺虫力が大きくても、人畜毒性や魚毒性
が高く、時には害虫の天敵に対しても毒性を表わした
り、また土壌等への残留性が強すぎるなど、実用上は必
ずしも満足できる効果が得られていないのが現状であ
る。
【0003】一方、グアニジン誘導体またはその塩につ
いては、たとえば3−ニトロ−1−(3−ピリジルメチ
ル)グアニジンがケミカル アンド ファーマシューテ
ィカルブリテン(Chem. Pharm. Bull.),23,2744
(1975)に記載されているほか、シメチジンに代表
される抗かいよう作用を有する化合物が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況において、人畜毒性、魚毒性及び天敵に対する毒性が
低く、安全でかつ害虫に対して優れた防除効果を有する
グアニジン誘導体またはその塩を殺虫剤として提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、従来使用されてきた殺虫剤とは全く構造
の異なった殺虫剤を見い出すため、長年鋭意研究を続け
てきた。その結果、式
【化23】 [式中、R1は置換されていてもよい同素または複素環
基を、nは0または1を、R2は水素または置換されて
いてもよい炭化水素基を、R3は第一、第二または第三
アミノ基を、Xは電子吸引基を示す。但し、Xがシアノ
基である時、R1はピリジル基を除く置換されていても
よい同素または複素環基を、nが0である時、R1は置換
されていてもよい複素環基を示す。]で表わされるグア
ニジン誘導体及びその塩が、意外にも非常に強い殺虫作
用を有することを知見し、さらに毒性の低いことも知見
し、これらに基づいて、本発明を完成するにいたった。
【0006】即ち、本発明は、 (1)、一般式[I]
【化24】 [式中、R1はC3-8シクロアルキル,C3-8シクロアル
ケニル,C6-14アリールから選ばれる同素環基,また
は、酸素原子,硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1〜5個含む5〜8員複素環基を示し、これ
ら同素または複素環基は、C1-15アルキル,C3-10シク
ロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C
3-10シクロアルケニル,C6-10アリール,C7-10アラル
キル,ニトロ,水酸基,メルカプト,オキソ,チオキ
ソ,シアノ,カルバモイル,カルボキシル,C1-4アル
コキシ−カルボニル,スルホ,ハロゲン,C1-4アルコ
キシ,C6-10アリールオキシ,C1-4アルキルチオ,C
6-10アリールチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C
6-10アリールスルフィニル,C1-4アルキルスルホニ
ル,C6-10アリールスルホニル,アミノ,C2-6アシル
アミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6
クロアルキルアミノ,C6-10アリールアミノ,C2-4
シル,C6-10アリール−カルボニル,および酸素,硫黄
および窒素から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5〜
6員複素環基から選ばれる1〜5個の置換基(A)を有し
ていてもよく、該置換基(A)がC6-10アリール,C7-10
アラルキル,C3-10シクロアルキル,C3-10シクロアル
ケニル,C6-10アリールオキシ,C6-10アリールチオ,
6-10アリールスルフィニル,C6-10アリールスルホニ
ル,C6-10アリールアミノまたは複素環基である場合は
さらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1- 4アルキル,
2-4アルケニル,C2-4アルキニル,C6-10アリール,
1-4アルコキシ,フェノキシ,C1-4アルキルチオまた
はフェニルチオ基で置換されていてもよく、また上記置
換基がC1-15アルキル,C2-10アルケニル,C2-10アル
キニル,C1-4アルコキシ,C1-4アルキルチオ,C1-4
アルキルスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,ア
ミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シク
ロアルキルアミノまたはC6-10アリールアミノ基である
場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アル
コキシまたはC1-4アルキルチオ基で置換されていても
よい。
【0007】R2は水素原子、または、C1-15アルキ
ル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10
アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリール
およびC7-10アラルキル基から選ばれる炭化水素基を示
し、これら炭化水素基はR1と同様の置換基を1〜5個
有していてもよい。
【0008】R3は式
【化25】 (式中、R4及びR5は、同一または相異なり、水素また
は置換基を有していてもよ炭化水素基を示すか、あるい
はR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共に環状アミノ
基を形成していてもよい。該炭化水素基は、C1-15アル
キル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C
2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリ
ールおよびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素
基は、R1の複素環基における置換基と同様の置換基を
有していてもよい。該環状アミノ基はアジリジノ,アゼ
チジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ
基から選ばれる。)で表わされるアミノ基を示す。Xは
シアノ,ニトロ,C1-4アルコキシ−カルボニル,ヒド
ロキシカルボニル,C6-10アリール−オキシカルボニ
ル,複素環オキシカルボニル,ハロゲンで置換されてい
てもよいC1-4アルキルスルホニル,スルファモイル,
ジ−C1-4アルコキシホスホリル,ハロゲンで置換され
ていてもよいC1-4アシル,C6-10アリール−カルボニ
ル,カルバモイルまたはC1-4アルキルスルホニルチオ
カルバモイルを示す。
【0009】但し、(i)nが0である時、R1は置換基を
有していてもよい複素環基を示し、(ii)Xがニトロ基
である時、R1は上記のそれと同意義である置換基を有
していてもよい同素または複素環基を示し、nは0また
は1を示し、R2は置換基を有するC1-4アルキル、また
は置換基を有していてもよいC5-15アルキル,C3-10
クロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,
3-10シクロアルケニル,C6-10アリールまたはC7-10
アラルキル基を示し、これらの置換基は上記のR2の置
換基と同様のものを示し、R3は上記のそれと同意義で
あるものを示し、(iii)Xがニトロ基である時、R1は上
記のそれと同意義である置換基を有していてもよい同素
または複素環基を示し、nは0または1を示し、R2
水素原子またはC1-4アルキルを示し、R3は式
【化26】 (式中、R4及びR5のうち、一方は、水素原子または置
換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素
基はC1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10
ルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニ
ル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ば
れ、該炭化水素基の置換基は上記のR1の複素環基にお
ける置換基と同様のものを示し、他方は、置換基を有す
るC1-4アルキルまたは置換基を有していてもよい炭化
水素基を示し、該炭化水素基はC5-15アルキル,C3-10
シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニ
ル,C3- 10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC
7-10アラルキル基から選ばれ、該C1-4アルキル炭化水
素基の置換基および炭化水素基の置換基は上記のR1
複素環基における置換基と同様のものであるか、あるい
はR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共にアジリジ
ノ,アゼチジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモ
ルホリノ基から選ばれる環状アミノ基を形成する。)で
表されるアミノ基を示し、および(iv)Xがシアノ基であ
る時、R1は置換基を有していてもよい複素環基であっ
て、置換基を有していないピリジル基を除くものを示
す。]で表されるグアニジン誘導体またはその塩を含有
する殺虫剤組成物、
【0010】(2)、一般式[Ia
【化27】 [式中、R1aは酸素原子,硫黄原子および窒素原子から
選ばれるヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員複素環基を
示し、該複素環基は、C1-15アルキル,C3-10シクロア
ルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10
シクロアルケニル,C6-10アリール,C7-10アラルキ
ル,ニトロ,水酸基,メルカプト,オキソ,チオキソ,
シアノ,カルバモイル,カルボキシル,C1-4アルコキ
シカルボニル,スルホ,ハロゲン,C1-4アルコキシ,
6-10アリールオキシ,C1-4アルキルチオ,C6-10
リールチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C6-10アリ
ールスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,C6-10
アリールスルホニル,アミノ,C2-6アシルアミノ,モ
ノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シクロアルキ
ルアミノ,C6-10アリールアミノ,C2-4アシル,C
6-10アリールカルボニル,および酸素,硫黄および窒素
から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5〜6員複素環
基から選ばれる1〜5個の置換基(A)を有していてもよ
く、ここにおいて、該置換基(A)がC6-10アリール,C
7-10アラルキル,C3-10シクロアルキル,C3-10シクロ
アルケニル,C6-10アリールオキシ,C6-10アリールチ
オ,C6-10アリールスルフィニル,C6-10アリールスル
フォニル,C6-10アリールアミノまたは複素環基である
場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アル
キル,C2-4アルケニル,C2-4アルキニル,C6-10アリ
ール,C1-4アルコキシ,フェノキシ,C1-4アルキルチ
オまたはフェニルチオ基で置換されていてもよく、また
上記置換基がC1-15アルキル,C2-10アルケニル,C
2-10アルキニル,C1-4アルコキシ,C1-4アルキルチ
オ,C1-4アルキルスルフィニル,C1-4アルキルスルフ
ォニル,アミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミ
ノ,C3-6シクロアルキルアミノまたはC6-10アリール
アミノ基である場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸
基,C1-4アルコキシまたはC1-4アルキルチオ基で置換
されていてもよい。
【0011】R2aは水素原子、またはC1-15アルキル,
3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アル
キニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよ
びC7-10アラルキル基から選ばれる炭化水素基を示し、
これら炭化水素基はR1aと同様の置換基を1〜5個有し
ていてもよい。
【0012】R3aは式
【化28】 (式中、R4及びR5は、同一または相異なり、水素また
は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、ある
いはR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共に環状アミ
ノ基を形成してもよい。該炭化水素基は、C1-15アルキ
ル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10
アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリール
およびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素基は
1aの複素環基における置換基と同様の置換基を有して
いてもよい。該環状アミノ基はアジリジノ,アゼチジ
ノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基か
ら選ばれる。)で表わされるアミノ基を示す。Xaはニ
トロ,シアノまたはトリフルオロアセチル基を示す。
【0013】但し、(i)Xaがニトロ基である時、R1a
上記と同意義の置換基を有していてもよい複素環基を示
し、R2aは置換基を有するC1-4アルキルまたは置換基
を有していてもよいC5-15アルキル,C3-10シクロアル
キル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10
クロアルケニル,C6-10アリールまたはC7-10アラルキ
ル基であり、R2aの置換基は上記のR2aの置換基と同様
のものを示し、R3aは上記のものと同意義を示し、(ii)
aがニトロ基であるとき、R1aは上記の置換基を有し
ていてもよい複素環基を示し、R2aは水素またはC1-4
アルキルを示し、R3aは式
【化29】 (式中、R4及びR5のうち、一方は、水素原子または置
換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素
基はC1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10
ルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニ
ル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ば
れ、該炭化水素基の置換基は上記のR1aの複素環基での
置換基と同様のものを示し、他方は、置換基を有するC
1-4アルキルまたは置換基を有していてもよい炭化水素
基を示し、該炭化水素基はC5-15アルキル,C3-10シク
ロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C
3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10
ラルキル基から選ばれ、該C1-4アルキルの置換基およ
び該炭化水素基の置換基は上記のR1aの複素環基におけ
る置換基と同様のものを示し、あるいはR4及びR5は一
緒になって隣接窒素と共にアジリジノ,アゼチジノ,ピ
ロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基から選ば
れる環状アミノ基を形成してもよい。)で表わされるア
ミノ基を示し、(iii)Xaがシアノ基である時、R1aは、
(a)上記のR1aにおける置換基を1〜5個有しているピ
リジル基、または、(b)ハロゲン化チアゾリル基を示
し、R2aは水素原子または上記R2aと同様の置換基を有
していてもよい炭化水素基を示し、R3aは上記のものと
同意義である。]で表されるグアニジン誘導体またはそ
の塩、
【0014】(3)、式
【化30】 [式中、R1a、R2a及びXaは前記と同意義を、Yは脱離
基を示す。]で表わされる化合物またはその塩と式
【化31】 (式中の記号は、前記と同意義を示す。)で表わされる
化合物もしくはその塩とを反応させることを特徴とす
る、グアニジン誘導体[Ia]またはその塩の製造法、
【0015】(4)、式
【化32】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物またはその塩と式
【化33】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物またはその塩とを反応させることを特徴とする、グア
ニジン誘導体[Ia]またはその塩の製造法、
【0016】(5)、式
【化34】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物またはその塩と式
【化35】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物とを反応させることを特徴とする、グアニジン誘導体
[Ia]またはその塩の製造法、
【0017】(6)、式
【化36】 [式中、R1a及びXaは前記と同意義を、R2bは水素また
は置換されていてもよい炭化水素基を、R3bは式
【化37】 (式中の記号は、前記と同意義を示す。)で表わされる
第一、第二または第三アミノ基を示し、R3bが第三アミ
ノ基のときR2bは水素である。]で表わされる化合物ま
たはその塩と式
【化38】 [式中、Rは前記記載のR2aにおける置換されていても
よい炭化水素基またはR4およびR5における置換されて
いてもよい炭化水素基と同意義を、Yは脱離基を示
す。]で表わされる化合物とを反応させることを特徴と
する、グアニジン誘導体[Ia]またはその塩の製造法、
【0018】(7)、式
【化39】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物またはその塩と式
【化40】 [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表わされる化合
物またはニトロ化剤とを反応させることを特徴とする、
グアニジン誘導体[Ia]またはその塩の製造法に関する。
【0019】上記式中、R1は置換されていてもよい同
素または複素環基を示す。但し、Xがシアノ基である
時、R1はピリジル基を除く置換されていてもよい同素
または複素環基を、好ましくはハロゲノピリジルまたは
ハロゲノチアゾリル基を、より好ましくはハロゲノチア
ゾリル基を示す。R1で示される同素または複素環基
は、同一原子のみを含有する環状基または異なる2種以
上の原子を含有する環状基であって、環状炭化水素基ま
たは複素環基を意味する。R1aは置換されていてもよい
複素環基を示し、上記R1で述べたものが用いられる。
1で示される環状炭化水素基としては、たとえばシク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル等のC3-8シクロアルキル基、たとえばシクロプ
ロペニル、1−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニ
ル、2−シクロヘキセニル、1,4−シクロヘキサジエ
ニル等のC3-8シクロアルケニル基、たとえばフェニ
ル,1−または2−ナフチル,1−,2−または9−ア
ントリル,1−,2−,3−,4−または9−フェナン
トリル,1−,2−,4−,5−または6−アズレニル
等のC6-14アリール基等が用いられる。好ましい環状炭
化水素基は、たとえば芳香性のものであり、フェニル等
のC6-14アリール基等である。 R1またはR1aで示され
る複素環基としては、たとえば酸素原子,硫黄原子,窒
素原子などのヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員環また
はその縮合環などが用いられ、その具体例としては、た
とえば2−または3−チエニル,2−または3−フリ
ル,2−または3−ピロリル,2−,3−または4−ピ
リジル,2−,4−または5−オキサゾリル,2−,4
−または5−チアゾリル,3−,4−または5−ピラゾ
リル,2−,4−または5−イミダゾリル,3−,4−
または5−イソオキサゾリル,3−,4−または5−イ
ソチアゾリル,3−または5−(1,2,4−オキサジア
ゾリル),1,3,4−オキサジアゾリル,3−または5
−(1,2,4−チアジアゾリル),1,3,4−チアジアゾ
リル,4−または5−(1,2,3−チアジアゾリル),
1,2,5−チアジアゾリル,1,2,3−トリアゾリル,
1,2,4−トリアゾリル,1H−または2H−テトラゾ
リル,N−オキシド−2−,3−または4−ピリジル,
2−,4−または5−ピリミジニル,N−オキシド−2
−,4−または5−ピリミジニル,3−または4−ピリ
ダジニル,ピラジニル,N−オキシド−3−または4−
ピリダジニル,ベンゾフリル,ベンゾチアゾリル,ベン
ゾオキサゾリル,トリアジニル,オキソトリアジニル,
テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル,トリアゾロ[4,
5−b]ピリダジニル,オキソイミダジニル,ジオキソ
トリアジニル,ピロリジニル,ピペリジニル,ピラニ
ル,チオピラニル,1,4−オキサジニル,モルホリニ
ル,1,4−チアジニル,1,3−チアジニル,ピペラジ
ニル,ベンゾイミダゾリル,キノリル,イソキノリル,
シンノリニル,フタラジニル,キナゾリニル,キノキサ
リニル,インドリジニル,キノリジニル,1,8−ナフ
チリジニル,プリニル,プテリジニル,ジベンゾフラニ
ル,カルバゾリル,アクリジニル,フェナントリジニ
ル,フェナジニル,フェノチアジニル,フェノキサジニ
ルなどが用いられる。複素環基の好ましいものは、たと
えば2−,3−または4−ピリジル,2−,4−または
5−チアゾリル等の5−又は6−員含窒素複素環基であ
る。これらR1で示される同素または複素環基、R1a
示される複素環基は、同一又は相異なる置換基を1〜5
個(好ましくは1個)有していてもよく、この様な置換基
としてはたとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル等の炭素数1〜15のアルキル基、た
とえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等の炭素数3〜10のシクロアルキ
ル基、たとえばビニル、アリル、2−メチルアリル、2
−ブテニル、3−ブテニル、3−オクテニル等の炭素数
2〜10のアルケニル基、たとえばエチニル、2−プロ
ピニル、3−ヘキシニル等の炭素数2〜10のアルキニ
ル基、たとえばシクロプロペニル、シクロペンテニル、
シクロヘキセニル等の炭素数3〜10のシクロアルケニ
ル基、たとえばフェニル、ナフチル等の炭素数6〜10
のアリール基、たとえばベンジル、フェニルエチル等の
炭素数7〜10のアラルキル基、ニトロ,水酸基,メル
カプト,オキソ,チオキソ、シアノ、カルバモイル、カ
ルボキシル、たとえばメトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル等のC1-4アルコキシ−カルボニル、スルホ、
たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン、た
とえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブト
キシ等のC1-4アルコキシ、たとえばフェノキシ等のC
6-10アリールオキシ、たとえばメチルチオ、エチルチ
オ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチル
チオ、t−ブチルチオ等のC1-4アルキルチオ、たとえ
ばフェニルチオ等のC6-10アリールチオ、たとえばメチ
ルスルフィニル、エチルスルフィニル等のC1-4アルキ
ルスルフィニル、たとえばフェニルスルフィニル等のC
6-10アリールスルフィニル、たとえばメチルスルホニ
ル、エチルスルホニル等のC1-4アルキルスルホニル、
たとえばフェニルスルホニル等の C6-10アリールスル
ホニル、アミノ、たとえばアセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ等のC2-6アシルアミノ、たとえばメチルアミ
ノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピル
アミノ、n−ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ等のモノ−又はジ−C1-4アルキルアミノ、たと
えばシクロヘキシルアミノ等のC3-6シクロアルキルア
ミノ、たとえばアニリノ等のC6-10アリールアミノ、た
とえばアセチルなどのC2-4アシル、たとえばベンゾイ
ル等のC6-10アリール−カルボニル、たとえば2−また
は3−チエニル、2−または3−フリル、3−、4−ま
たは5−ピラゾリル、2−、4−または5−チアゾリ
ル、3−、4−または5−イソチアゾリル、2−、4−
または5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソオ
キサゾリル、2−、4−または5−イミダゾリル、1,
2,3−または1,2,4−トリアゾリル、1Hまたは2
H−テトラゾリル、2−、3−または4−ピリジル、2
−、4−または5−ピリミジニル、3−または4−ピリ
ダニジル、キノリル、イソキノリル、インドリル等の酸
素、硫黄、窒素から選ばれたヘテロ原子を1〜4個含む
5〜6員複素環基から選ばれる1〜5個が用いられる。
これらの置換基が、たとえばC6-10アリール、 C7-10
アラルキル、C3-10シクロアルキル、C3-10シクロアル
ケニル、C6-10アリールオキシ、 C6-10アリールチ
オ、C6-10アリールスルフィニル、C6-10アリールスル
ホニル、C6-10アリールアミノ、複素環基等である場合
にはさらに上記のようなハロゲン、水酸基、たとえばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、s−ブチル、t−ブチル等のC1-4アルキル、
たとえばビニル、アリル、2−メチルアリル等のC2-4
アルケニル、たとえばエチニル、2−プロピニル等のC
2-4アルキニル、C6-10アリール、C1-4アルコキシ、フ
ェノキシ、C1-4アルキルチオ、フェニルチオ等で1〜
5個置換されていてもよく、また置換基がC1-15アルキ
ル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-4アル
コキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニ
ル、C1-4アルキルスルホニル、アミノ、モノ−又はジ
−C1-4アルキルアミノ、C3-6シクロアルキルアミノ,
6-10アリールアミノ等である場合にはさらに上記のよ
うなハロゲン、水酸基、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ
ルチオ等で1〜5個置換されていてもよい。R1の好ま
しい例は、たとえばハロゲンで1ないし2個置換されて
いてもよいピリジル、チアゾリル等の5または6員含窒
素複素環である。
【0020】nは0または1を示すが、1の場合が好ま
しい。
【0021】R2,R2a,R2b及びRで示される「置換
されていてもよい炭化水素基」の炭化水素基としては、
1で前述した炭素数1〜15のアルキル基、炭素数3
〜10のシクロアルキル基、炭素数2〜10のアルケニ
ル基、炭素数2〜10のアルキニル基、炭素数3〜10
のシクロアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
炭素数7〜10のアラルキル基等が用いられる。また
「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基として
は、R1で示される同素または複素環基の置換基として
前述したもの等が用いられる。R2、R2a及びR2bの好
ましい例は、たとえば水素、たとえばメチル、エチル、
プロピル等のC1-4アルキル基であり、Rの好ましい例
としては上記のようなC1-4アルキル基である。なお、
上記反応[発明(6)]において、基R2bと基R2aとが異
なる場合を含む。
【0022】R3、R3a及びR3bは第一、第二または第
三アミノ基を示し、たとえば式
【化41】 [式中、R4及びR5は同一または相異なり水素または置
換されていてもよい炭化水素基を、あるいはR4及びR5
は一緒になって隣接窒素と共に環状アミノ基を示す。]
で表わされる基等が用いられる(ここにおいて、第一ア
ミノ基とはたとえば上記式で言えばR4及びR5が水素で
ある無置換アミノ基を、第二アミノ基とはR4かR5のい
ずれかが水素であるモノ置換アミノ基を、第三アミノ基
とはR4とR5のどちらも水素でないジ置換アミノ基を意
味する)。R4及びR5で示される「置換されていてもよ
い炭化水素基」としては、たとえば上記R2、R2a、R
2b及びRで述べたごときもの等が用いられる。また、R
4及びR5が一緒になって隣接窒素と共に示す環状アミノ
基としては、たとえばアジリジノ,アゼチジノ,ピロリ
ジノ,モルホリノ,チオモルホリノ基等が用いられる。
3,R3a及びR3bの好ましい例は、たとえば無置換ア
ミノ基、たとえばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ等のモノ−C1-4アルキルアミノ基、たとえば
ジメチルアミノ、エチルメチルアミノ等のジ−C1-4
ルキルアミノ基、たとえばホルムアミド、N−メチルホ
ルムアミド、アセトアミド等のC1-4アシルアミノ基等
である。なお、上記反応[発明(6)]において、基R3b
と基R3aとが異なる場合を含む。
【0023】Xで示される電子吸引基としては、たとえ
ばシアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル(たとえばメ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル等のC1-4アル
コキシ−カルボニル等)、ヒドロキシカルボニル、C
6-10アリール−オキシカルボニル(たとえばフェノキシ
カルボニル等)、複素環オキシカルボニル(複素環基とし
ては上記のもの等が用いられ、たとえばピリジルオキシ
カルボニル、チエニルオキシカルボニル等)、たとえば
ハロゲン (Cl、Br等)等で置換されていてもよいC1-4
アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニル、トリ
フルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル等)、ス
ルファモイル、ジ−C1-4アルコキシホスホリル(たとえ
ばジエトキシホスホリル等)、たとえば(Cl、Br、F
等)等で置換されていてもよいC1-4アシル(たとえばア
セチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル
等)、C6-10アリール−カルボニル(たとえばベンゾイル
等)、カルバモイル、C1-4アルキルスルホニルチオカル
バモイル(たとえばメチルスルホニルチオカルバモイル
等)等が用いられる。好ましい電子吸引基はたとえばニ
トロ等である。Xaはニトロまたはトリフルオロアセチ
ル基を示す。さらに、Xaはシアノを示す場合もある。
【0024】Yで示される脱離基としては、たとえば塩
素、臭素、ヨウ素、フッ素等のハロゲン、たとえばメタ
ンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ブタン
スルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ等のハロゲン(Cl、Br、F等)で1〜3個置換されて
いてもよいC1-4アルキルスルホニルオキシ、たとえば
ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、メシチレ
ンスルホニルオキシ等のハロゲン(Cl、Br、F等)で1
〜4個置換されていてもよいC6-10アリールスルホニル
オキシ、たとえばアセチルオキシ、プロピオニルオキ
シ、トリフルオロアセチルオキシ等のハロゲン(Cl、B
r、F等)等で1〜3個置換されていてもよいC1-6アシ
ルオキシ、たとえばベンゾイルオキシ等のC6-10アリー
ル−カルボニルオキシ、水酸基、たとえばメトキシ、エ
トキシ等のC1-4アルコキシ、たとえばメチルチオ、エ
チルチオ等のC1-4アルキルチオ基、たとえばメチルス
ルフィニル等のC1-4アルキルスルフィニル、たとえば
メチルスルホニル等のC1-4アルキルスルホニル、たと
えばフェノキシ、p−クロロフェノキシ、p−ニトロフ
ェノキシ等のハロゲン(Cl、Br、F等)、ニトロ等で1
〜3個置換されていてもよいC6-10アリールオキシ、た
とえば2−ピリジルオキシ、2−ベンゾオキサゾリルオ
キシ等の複素環オキシ、たとえばフェニルチオ、p−ニ
トロフェニルチオ等のニトロ等で1〜2個置換されてい
てもよいC6-10アリールチオ、たとえばベンジルチオ、
p−ニトロベンジルチオ等のニトロ等で1〜2個置換さ
れていてもよいC7-12アラルキルチオ、たとえば2−ピ
リジルチオ、2−ベンゾチアゾリルチオ等の複素環チ
オ、アミノ、たとえばメチルアミノ、エチルアミノ、ジ
メチルアミノ等のモノ−又はジ−C1-4アルキルアミ
ノ、たとえば1−イミダゾリル、1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル等の含窒素5員複素環基等が用いられる。
【0025】Yの好ましい例として、化合物[II]及び[I
II]においてはたとえばメチルチオ、エチルチオ等の C
1-4アルキルチオ、たとえばベンジルチオ等のC7-12
ラルキルチオ、たとえばメトキシ、エトキシ等のC1-4
アルコキシ、アミノ、たとえばメチルアミノ、ジメチル
アミノ等のモノ−又はジ−C1-4アルキルアミノ等が用
いられ、化合物[VI]、[VIII]及び[X]においてはたとえ
ばクロロ、ブロモ等のハロゲン、たとえばメタンスルホ
ニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ等の
ハロゲン等で1〜3個置換されていてもよいC1-4アル
キルスルホニルオキシ、たとえばベンゼンスルホニルオ
キシ、p−トルエンスルホニルオキシ等のC6-10アリー
ルスルホニルオキシ、水酸基、たとえばアセチルオキ
シ、トリフルオロアセチルオキシ等のハロゲン等で1〜
3個置換されていてもよいC1-4アシルオキシ等が用い
られる。
【0026】グアニジン誘導体[I]またはその塩の好ま
しい例としては、たとえば
【化42】 [式中、R1bはピリジル基、ハロゲノピリジル基または
ハロゲノチアゾリル基を示し、R2c,R4a,R5aは同一
または相異なり、水素、メチル基、エチル基、 ホルミル
基またはアセチル基を示す。]で表わされる化合物また
はその塩等がある。式 [Ib]において、R1bはたとえば
3−ピリジル基を、たとえば6−クロロ−3−ピリジ
ル、6−ブロモ−3−ピリジル、5−ブロモ−3−ピリ
ジル等のハロゲノピリジル基を、または2−クロロ−5
−チアゾリル、2−ブロモ−5−チアゾリル等のハロゲ
ノチアゾリル基を示す。
【0027】グアニジン誘導体[I]またはその塩はXの
位置に関してシス体とトランス体の立体異性体を生じ、
またR2が水素である場合及びR3が第一又は第二アミノ
基である場合は理論的に互変異性体を生じるが、これら
いずれの異性体も本発明化合物[I]またはその塩に含ま
れる。
【化43】 [式中の記号は前記と同意義を示す。] また、グアニジン誘導体[I]、[Ia]、[Ib]の塩として
は、例えば塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,リン酸,
硫酸,過塩素酸などの無機酸、例えばギ酸,酢酸,酒石
酸,リンゴ酸,クエン酸,シュウ酸,コハク酸,安息香
酸,ピクリン酸,p−トルエンスルホン酸などの有機酸
との塩が用いられてもよい。
【0028】グアニジン誘導体[I]またはその塩を殺虫
剤として使用するにあたっては、一般の農薬のとり得る
形態、即ち、化合物[I]またはその塩の1種または2種
以上を使用目的によって適当な液体の担体に溶解するか
分散させ、または適当な固体担体と混合するか吸着さ
せ、乳剤,油剤,水和剤,粉剤,粒剤,錠剤,噴霧剤,
軟膏などの剤型として使用する。これらの製剤は必要な
らばたとえば乳化剤,懸濁剤,展着剤,浸透剤,湿潤
剤,粘漿剤,安定剤などを添加してもよく、自体公知の
方法で調製することができる。
【0029】殺虫剤中の有効成分の含有割合は使用目的
によって異なるが、乳剤、水和剤などは10〜90重量
%程度が適当であり、油剤,粉剤などとしては 0.1〜
10重量%程度が適当であり、粒剤としては1〜20重
量%程度が適当であるが、使用目的によっては、これら
の濃度を適宜変更してもよい。乳剤,水和剤などは使用
に際して、水などで適宜希釈増量(たとえば100〜1
00,000倍)して散布する。
【0030】使用する液体担体(溶剤)としては、例えば
水、アルコール類(たとえば、メチルアルコール,エチ
ルアルコール,n−プロピルアルコール,イソプロピル
アルコール,エチレングリコールなど)、ケトン類(たと
えば、アセトン、メチルエチルケトンなど)、エーテル
類(たとえば、ジオキサン,テトラヒドロフラン,エチ
レングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノメ
チルエーテルなど)、脂肪族炭化水素類(たとえば、ケロ
シン,灯油,燃料油,機械油など)、芳香族炭化水素類
(たとえば、ベンゼン,トルエン,キシレン,ソルベン
トナフサ,メチルナフタレンなど)、ハロゲン化炭化水
素類(たとえば、ジクロロメタン,クロロホルム,四塩
化炭素など)、酸アミド類(たとえば、ジメチルホルムア
ミド,ジメチルアセトアミドなど)、エステル類(たとえ
ば、酢酸エチル,酢酸ブチル,脂肪酸グリセリンエステ
ルなど)、ニトリル類(たとえば、アセトニトリル,プロ
ピオニトリルなど)などの溶媒が適当であり、これらは
1種または2種以上を適当な割合で混合して適宜使用す
ることができる。
【0031】固体担体(希釈・増量剤)としては、植物性
粉末(たとえば、大豆粉,タバコ粉,小麦粉,木粉な
ど)、鉱物性粉末(たとえば、カオリン,ベントナイト,
酸性白土などのクレイ類、滑石粉,ロウ石粉などのタル
ク類、珪藻土,雲母粉などのシリカ類など)、アルミ
ナ、硫黄粉末、活性炭などが用いられ、これらは1種又
は2種以上を適当な割合で混合して適宜使用することが
できる。
【0032】また、軟膏基剤としては、たとえばポリエ
チレングリコール,ペクチン,たとえばモノステアリン
酸グリセリンエステル等の高級脂肪酸の多価アルコール
エステル、たとえばメチルセルロース等のセルロース誘
導体,アルギン酸ナトリウム,ベントナイト,高級アル
コール、たとえばグリセリン等の多価アルコール,ワセ
リン,白色ワセリン,流動パラフィン,豚脂,各種植物
油,ラノリン,脱水ラノリン,硬化油,樹脂類等の1種
または2種以上、あるいはこれらに下記に示す各種界面
活性剤を添加したもの等が適宜使用される。
【0033】乳化剤,展着剤,浸透剤,分散剤などとし
て使用される界面活性剤としては、必要に応じて石けん
類、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類
[例、ノイゲン(TM:商品名、以下同様。),イー・エー
142(E・A142)(TM);第一工業製薬(株)製、ノナー
ル(TM);東邦化学(株)製]、アルキル硫酸塩類[例、エ
マール10(TM),エマール40(TM);花王(株)製]、ア
ルキルスルホン酸塩類[例、ネオゲン(TM),ネオゲンT
(TM);第一工業製薬(株)製、ネオペレックス(TM);花王
(株)製]、ポリエチレングリコールエーテル類[例、ノ
ニポール85(TM),ノニポール100(TM),ノニポール
160(TM);三洋化成(株)製]、多価アルコールエステ
ル類[例、トウイーン20(TM),トウイーン80(TM);
花王(株)]などの非イオン系及びアニオン系界面活性剤
が適宜用いられる。
【0034】また、グアニジン誘導体[I]またはその塩
とたとえば他種の殺虫剤(ピレスロイド系殺虫剤,有機
リン系殺虫剤,カルバメート系殺虫剤,天然殺虫剤な
ど)、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物ホルモン剤、
植物発育調節物質、殺菌剤(たとえば銅系殺菌剤,有機
塩素系殺菌剤,有機硫黄系殺菌剤,フェノール系殺菌剤
など)、共力剤、誘引剤、忌避剤、色素、肥料などとを
配合し、適宜混合使用することも可能である。
【0035】グアニジン誘導体[I]及びその塩は、衛生
害虫、動植物寄生昆虫の防除に有効であって、害虫の寄
生する動植物に直接散布するなど、昆虫に直接接触させ
ることによって強い殺虫作用を示すが、より特徴のある
性質としては、薬剤を根、葉、茎等から植物に一旦吸収
させた後、この植物を害虫が吸汁、咀嚼あるいはこれに
接触することによっても強い殺虫作用を示す点にある。
このような性質は吸汁性、咬食性の昆虫を駆除するため
に有利である。又、化合物[I]及びその塩は植物に対す
る薬害も少なく、かつ魚類に対する毒性も低いなど、衛
生用、園芸用、特に農業用害虫防除剤として安全かつ有
利な性質を併せ持っている。
【0036】グアニジン誘導体[I]またはその塩を含有
する製剤は、具体的には、たとえばナガメ(Eurydema ru
gosum)、イネクロカメムシ(Scotinophara l urida)、ホ
ソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ナシグンバイ(S
tephanitis nashi)、ヒメトビウンカ(Laodelphax stria
tellus)、トビイロウンカ(Nilaparv ata lugens)、ツマ
グロヨコバイ(Nephotet tix cincticeps)、ヤノネカイガ
ラムシ(Unaspi s yanonensis)、ダイズアブラムシ(Aphis
glycines)、ニセダイコンアブラムシ (Lipaphis erysi
mi)、ダイコンアブラムシ(Brevico ryne brassicae)、ワ
タアブラムシ(Aphis gossypii)等の半翅目害虫、たとえ
ばハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、コナガ(Plutel
l a xylostella)、モンシロチョウ(Pieris rapae cruciv
ora)、ニカメイガ(Chilo s uppressalis)、タマナギンウ
ワバ(Autographa nigrisigna)、タバコガ(Helicoverpa
assulta)、アワヨトウ(Pseud aletia separata)、ヨトウ
ガ(Mamestra brassicae)、リンゴコカクモンハマキ(Ado
xophyes orana fasciata)、ワタノメイガ(Notarcha der
ogata)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ジ
ャガイモガ(Phthorimaea operculella)等の鱗翅目害
虫、たとえばニジュウヤホシテントウムシ(Epilachna v
igintioctopunctata)、ウリハムシ(Aulacophora femora
lis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、イ
ネドロオイムシ(Oulema oryzae)、イネゾウムシ(Echino
cnemus sq uameus)等の甲虫目害虫、たとえばイエバエ(M
usc a domestica)、アカイエカ(Culex pipiens pallen
s)、ウシアブ(Tabanus trigonus)、タマネギバエ(Delia
antiqua)、タネバエ(Delia pl atura)等の双翅目害虫、
たとえばトノサマバッタ(Locusta migratoria)、ケラ(G
ryllotalpa africana)等の直翅目害虫、たとえばチャ
バネゴキブリ(Blattellagermanica)、クロゴキブリ(P er
iplaneta fuliginosa)等の網翅類、たとえばナミハダニ
(Tetranychus urticae), ミカンハダニ(Panonychus cit
ri),カンザワハダニ(Tetranychus ka nzawai), ニセナ
ミハダニ(Tetranychus cinnabarinus), リンゴハダニ(P
anonychus ulmi), ミカンサビダニ(Aculops p elekassi)
等のハダニ類、 たとえばイネシンガレセンチュウ(Aphe
lencho ides besseyi)等の線虫などの防除に特に有効で
ある。
【0037】かくして得られる本発明の殺虫剤は、毒性
が極めて少なく安全で、優れた農薬である。そして、本
発明の殺虫剤は、従来の殺虫剤と同様の方法で用いるこ
とができ、その結果従来品に比べて優れた効果を発揮す
ることができる。たとえば、本発明の殺虫剤は、対象の
害虫に対してたとえば育苗箱処理,作物の茎葉散布,虫
体散布,水田の水中施用あるいは土壌処理などにより使
用することができる。そして、その施用量は、施用時
期,施用場所,施用方法等々に応じて広範囲に変えるこ
とができるが、一般的にはヘクタール当り有効成分(グ
アニジン誘導体[I]またはその塩)が0.3g〜3,000
g好ましくは50g〜1,000gとなるように施用す
ることが望ましい。また、本発明の殺虫剤が水和剤であ
る場合には、有効成分の最終濃度が0.1〜1,000pp
m好ましくは10〜500ppmの範囲となるように希釈し
て使用すればよい。
【0038】グアニジン誘導体[Ia]またはその塩は次の
ような方法(A)〜(F)等によって製造することができ
る。下記の製法によって化合物[Ia]が遊離の化合物で得
られる場合は、上記したような塩に、また塩の形で得ら
れる場合は遊離の化合物に、それぞれ常法に従って変換
することができる。また、化合物[Ia]に含まれる化合物
が他種の化合物[Ia]を製造する原料に用いられる時は遊
離のままあるいは塩として用いてもよい。その他の原料
が上記したような塩となりうる場合も同様に遊離のまま
のみならず塩として用いることができる。而して、下記
の製法に用いられる原料化合物及び生成物については、
その塩(たとえば上記化合物[I]で述べたような酸との塩
等)も含めるものとする。 (A)本発明においては、化合物[II]またはその塩とアン
モニア、第一アミンまたは第二アミンまたはその塩とを
反応させることにより、グアニジン誘導体[Ia]またはそ
の塩を製造することができる。
【0039】本発明において用いられるアンモニア、第
一または第二アミンまたはその塩は、式
【化44】 [式中R3aは前記と同意義を示す。]で表わされるアミン
類またはその塩である。本反応において、化合物[II]の
Yはたとえばメチルチオ等のC1-4アルキルチオ,アミ
ノ等が特に好ましい。化合物[II]またはその塩に対し、
化合物[XI]またはその塩は約0.8〜2.0当量用いるの
が好ましいが、反応に支障がない場合には約2.0〜2
0等量程度用いてもよい。
【0040】反応は無溶媒で行なってもよいが、通常は
適当な溶媒中で行われる。このような溶媒としては、例
えば水、たとえばメタノール,エタノール,n−プロパ
ノール,イソプロパノール等のアルコール類、たとえば
ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素類、
たとえばジクロロメタン,クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類、たとえばヘキサン,ヘプタン,シクロヘキ
サン等の飽和炭化水素類、たとえばジエチルエーテル,
テトラヒドロフラン(以下THFと略称する。)、ジオキ
サン等のエーテル類、たとえばアセトン等のケトン類、
たとえばアセトニトリル等のニトリル類、たとえばジメ
チルスルホキシド(以下DMSOと略称する。)等のスル
ホキシド類、たとえばN,N−ジメチルホルムアミド
(以下DMFと略称する。)等の酸アミド類、たとえば酢
酸エチル等のエステル類、たとえば酢酸、プロピオン酸
等のカルボン酸類などが用いられる。これらの溶媒は単
独で用いることもできるし、また必要に応じて二種また
はそれ以上の多種類を適当割合例えば1:1〜1:10
の割合で混合して用いてもよい。反応混合物が均一相で
ない場合には、例えばトリエチルベンジルアンモニウム
クロリド、トリn−オクチルメチルアンモニウムクロリ
ド、トリメチルデシルアンモニウムクロリド、テトラメ
チルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩やク
ラウンエーテル類などの相間移動触媒の存在下に反応を
行なってもよい。
【0041】本反応は、塩基や、金属塩を0.01〜1
0当量好ましくは0.1〜3当量加えることにより促進
されてもよい。このような塩基として、例えば炭酸水素
ナトリウム,炭酸水素カリウム,炭酸ナトリウム,炭酸
カリウム,水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化
カルシウム,フェニルリチウム,ブチルリチウム,水素
化ナトリウム,水素化カリウム,ナトリウムメトキシ
ド,ナトリウムエトキシド,金属ナトリウム,金属カリ
ウム等の無機塩基、例えばトリエチルアミン,トリブチ
ルアミン,N,N−ジメチルアニリン,ピリジン,ルチ
ジン,コリジン,4−(ジメチルアミノ)ピリジン,DB
U(1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7)
等の有機塩基を用いることができる。上記有機塩基はそ
れ自体溶媒として用いることもできる。また金属塩とし
て、たとえば塩化銅,臭化銅,酢酸銅,硫酸銅などの銅
塩、塩化水銀,硝酸水銀、酢酸水銀などの水銀塩などを
用いることができる。
【0042】本反応の反応温度は通常−20℃〜150
℃、反応時間は通常10分〜50時間であるが、好まし
くはそれぞれ0℃〜100℃、1時間〜20時間であ
る。 (B)原料化合物[III]またはその塩と化合物[IV]または
その塩とを反応させることにより化合物[Ia]またはその
塩を製造することができる。本反応におけるYの好まし
い例及び反応条件は、方法(A)で述べたと同様である。 (C)また化合物[V]またはその塩と化合物[VI]とを反応
させることにより、グアニジン誘導体[Ia]またはその塩
を製造することもできる。
【0043】化合物[VI]のYで示される脱離基として
は、たとえばクロロ,ブロモ等のハロゲン,たとえばメ
タンスルホニルオキシ等のC1-4アルキルスルホニルオ
キシ,たとえばp−トルエンスルホニルオキシ等のC
6-10アリールスルホニルオキシ,たとえばアセチルオキ
シ,トリフルオロアセチルオキシ等のハロゲン等で1〜
3個置換されていてもよいC1-4アシルオキシ等が特に
好ましい。
【0044】化合物[V]に対して化合物[VI]は約0.8〜
1.5当量用いるのが好ましいが、反応に支障がない場
合には大過剰量用いてもよい。本反応は塩基の存在下に
行なって反応を促進させてもよく、このような塩基とし
てはたとえば方法(A)で述べたようなもの等を用いるこ
とができる。塩基は化合物[V]に対して0.5当量〜大過
剰量、好ましくは約0.8〜1.5当量用いることができ
る。また塩基として有機塩基を用いる場合は、それ自体
を溶媒とすることもできる。
【0045】本反応は通常、方法(A)で述べたような溶
媒中で行なうのが好ましく、反応系が均一相でない場合
は、方法(A)で述べたような相間移動触媒を用いてもよ
い。反応温度は通常−20〜150℃、好ましくは0〜
80℃である。反応時間は通常10分〜50時間、好ま
しくは2時間〜20時間の範囲である。 (D)原料化合物[VII]またはその塩と化合物[VIII]とを
反応させることにより化合物[Ia]またはその塩を製造す
ることができる。
【0046】本反応におけるYの好ましい例及び反応条
件は、上記方法(C)で述べたと同様である。 (E)原料化合物[IX]またはその塩と化合物[X]とを反応
させることにより化合物[Ia]またはその塩を製造するこ
とができる。本反応において、Yはたとえばブロモ,ク
ロロ等のハロゲン,たとえばアセチルオキシ,トリフル
オロアセチルオキシ等のハロゲン等で1〜3個置換され
ていてもよいC1-4アシルオキシ,たとえばトリフルオ
ロメタンスルホニルオキシ等のハロゲン等で1〜3個置
換されていてもよいC1-4アルキルスルホニルオキシ等
が特に好ましい。本反応は方法[C]で述べたと同様の条
件で行なうことができる。
【0047】化合物[Ia]のXaがニトロ基である化合
物、すなわち式
【化45】 [式中、R1a,R2a及びR3aは前記と同意義を示す。]で
表わされる化合物またはその塩は既に述べた方法(A)〜
(E)により製造することができるが、その他、次の方法
によっても製造が可能である。 (F)化合物[IX]またはその塩をニトロ化することにより
化合物[Ia]またはその塩を製造することができる。
【0048】ニトロ化剤としては60〜100%硝酸が
繁用されるが、たとえば硝酸ナトリウム,硝酸カリウム
等の硝酸アルカリ金属塩,たとえば硝酸エチル,硝酸ア
ミル等の硝酸アルキルエステル,ニトロニウムテトラフ
ルオロボレート(NO2BF4),ニトロニウムトリフルオロメ
タンスルホナート(NO2CF3SO3)等を用いてもよい。ニト
ロ化剤は、化合物[IX]またはその塩に対して1.0〜2
0当量程度用いることができるが好ましくは硝酸を用い
た場合で 2.0〜10当量である。
【0049】本反応は無溶媒で行なってもよいが、通常
は硫酸、酢酸、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸等を溶媒として行なわれる。
場合によっては方法(A)で述べたような溶媒あるいはこ
れらの混合物を用いてもよい。本反応の反応温度は−5
0℃〜100℃,反応時間は10分〜10時間である
が、好ましくはそれぞれ−20℃〜60℃,30分〜2
時間である。
【0050】このようにして得られた化合物[Ia]または
その塩は公知の手段、例えば濃縮,減圧濃縮,蒸留,分
留,溶媒抽出,液性変換,転溶,クロマトグラフィー,
結晶化,再結晶等により、単離精製することができる。
【0051】上記本発明方法の原料物質として使用され
る化合物[II]及び[III]またはそれらの塩は一部既知化
合物であり、たとえばジャーナル オブ メディシナル
ケミストリー( J. Med. Chem. ), 20,901(19
77)やケミカル アンドファーマシューティカル ブ
リテン(Chem. Pharm. Bull.),23,2744(197
5),日本国特開昭63−233903等に記載の方法
あるいはそれと類似の方法等で製造することができる。
【0052】上記方法(A)で用いられる第一または第二
アミン[XI]及び化合物[IV]またはそれらの塩はたとえば
「新実験化学講座」(丸善),14−III巻,1332〜
1399ページ等に記載の方法あるいはそれと類似の方
法等で製造することができる。
【0053】化合物[V]及び[IX]またはそれらの塩は、
たとえばロッドズ・ケミストリー・オブ・カーボン・コ
ンパウンズ(Rodd´S Chemistry of Carbon Compound
s),1巻パートC,341〜353ページやケミカル・
レビュー(Chem. Reviews),1,301(1952)等
に記載の方法あるいはそれと類似の方法等で製造するこ
とができる。化合物[VII]またはその塩は化合物[Ia]ま
たはその塩に含まれるのでたとえば既に述べた方法
(A),(B),(C),(E),(F)等によって製造すること
ができる。
【0054】化合物[VI],[VIII]及び[X]はたとえば
「新実験化学講座」(丸善),14−I巻,307〜45
0ページや同14−II巻,1104〜1133ページ等
に記載の方法あるいはそれと類似の方法により製造する
ことができる。
【0055】作 用 グアニジン誘導体[I]及びその塩は、優れた殺虫作用を
有しており、このことは次の試験例からも明らかであ
る。
【0056】試験例1 トビイロウンカ(Nilaparvata l
ugens)に対する効果: 育苗箱で育てた2葉期イネ苗の茎葉に、供試化合物(下
記実施例で得られる化合物のNo.で示す)5mgをトウイー
ン(tween)20(TM)を含む0.5mlのアセトンで溶解し、
3000倍希釈のダイン(展着剤、武田薬品工業(株)製)
水で所定濃度(500ppm)としてスプレーガンで薬液1
0ml/ペーパーポットを散布した。試験管の底に水を入
れ、ここに処理イネ苗を入れた後、トビイロウンカ3令
幼虫10頭を放ち、アルミ栓をした。この試験管を25
℃の恒温室に収容し、放虫後7日後に死亡虫を数えた。
死虫率は次式(〔数1〕)より計算し、結果を〔表1〕
および〔表2〕に示した。
【数1】
【表1】
【表2】 この〔表1〕および〔表2〕は、グアニジン誘導体[I]
またはその塩がトビイロウンカに対して優れた殺虫作用
を有していることを明らかにしている。
【0057】試験例2 ハスモンヨトウ(Spodoptera li
tura)に対する効果: ダイズ幼植物(単葉展開期)に、供試化合物(下記実施例
で得られる化合物のNo.で示す)1mgをトウィーン20(T
M)を含む0.5mlのアセトンで溶解し、3000倍希釈
のダイン水で所定濃度(500ppm)としてスプレーガン
で薬液20ml/ポットを散布した。薬液が乾いた後、ダ
イズの単葉2枚を切り取り、アイスクリームカップに収
め、ハスモンヨトウの3令幼虫10頭を放し、放虫後カ
ップを室内(25℃)に置き、2日後の死亡虫を数えた。
死虫率は試験例1に示した式より計算し、結果を〔表
3〕に示した。
【表3】 この〔表3〕は、グアニジン誘導体[I]またはその塩が
ハスモンヨトウに対して、優れた殺虫作用を有している
ことを立証する。
【0058】試験例3 ワタアブラムシ(Aphis gossypi
i)に対する効果: 散布1日前にワタアブラムシ雌成虫10頭を放飼した本
葉第1葉展開期のキュウリの茎葉に、供試化合物(下記
実施例で得られる化合物のNo.で示す)各5mgをトウイ
ーン(Tween)20(TM)を含む0.5mlのアセトンで溶解し
たのち、3000倍希釈のダイン水で所定濃度(100p
pm)に調整し、スプレーガンでその薬液10ml/ポット
を散布した。供試植物を27℃のガラス恒温室に収容
し、処理2日後に生存雌成虫数を数えた。死虫率は次式
(〔数2〕)により計算し、結果を〔表4〕および〔表
5〕に示した。
【数2】
【表4】
【表5】 この〔表4〕および〔表5〕は、グアニジン誘導体[I]
またはその塩がワタアブラムシに対して優れた殺虫作用
を有していることを明らかにしている。
【0059】
【実施例】次に、実施例及び参考例を挙げて、本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定解釈されるべきものではない。
【0060】実施例及び参考例のカラムクロマトグラフ
ィーにおける溶出はTLC(Thin Layer Chromatograp
hy,薄層クロマトグラフィー)による観察下に行なわれ
た。TLC観察においては、TLCプレートとしてメル
ク(Merck)社製のキーゼルゲル60F254(70〜230
メッシュ)を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフ
ィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法として
UV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは同じくメ
ルク社製のキーゼルゲル60(70〜230メッシュ)を
用いた。NMRスペクトルはプロトンNMRを示し、内
部基準としてテトラメチルシランを用いて、VARIA
N EM390(90MHz)型スペクトルメーターで測
定し、全δ値をppmで示した。展開溶媒として混合溶媒
を用いる場合に( )内に示した数値は各溶媒の容量混合
比である。
【0061】尚、下記実施例、参考例及び〔表6〕で用
いる略号は、次のような意義を有する。
【0062】Me: メチル基,Et: エチル基,Ph: フェニ
ル基,s: シングレット,br: ブロード(幅広い),d: ダ
ブレット,t: トリプレット,q: クワルテット,m: マ
ルチプレット,dd: ダブレットダブレット,J: カップ
リング定数,Hz: ヘルツ,CDCl3: 重クロロホルム,
DMSO−d6: 重DMSO,%: 重量%,mp: 融点また
室温とあるのは約15〜25℃を意味する。
【0063】参考例1 塩化チオニル87.4g,1,2−ジクロロエタン100
mlの混合物に5〜20℃の水浴中で、2−クロロ−5−
(ヒドロキシメチル)ピリジン70.3gと1,2−ジクロ
ロエタン50mlの混合液を30分間で滴下し、その後室
温で1時間30分、加熱還流下で4時間30分かくはん
した。濃縮後、残留物にクロロホルム200ml、水60
mlを加え、かくはんしながら炭酸水素ナトリウム20g
を少しずつ加えた。有機層を分離し、活性炭処理後濃縮
し、75.9gの2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジ
ンを黄褐色固体として得た。1 H NMR(CDCl3): 4.57(2H,s), 7.34(1H,d,J=8.5
Hz), 7.72(1H,dd,J=8.5,2.5Hz), 8.40(1H,d,J=2.5Hz) 同様にして5−(クロロメチル)チアゾール、5−(クロ
ロメチル)−2−メチルチアゾール及び5−(クロロメチ
ル)−2−フェニルチアゾールを得た。
【0064】参考例2 2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン14.99g,
25%アンモニア水63.01g,アセトニトリル60ml
の混合物をステンレス製耐圧反応容器に入れ、80℃の
油浴中で2時間かくはんした。反応混合物に30%水酸
化ナトリウム水溶液12.3gを加え濃縮した。残留物に
エタノール200mlを加え、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、不溶物を濾別した。濾液を濃縮後、カラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ジクロロメタン−メタノール
(4:1))で精製し、7.66gの5−(アミノメチル)−
2−クロロピリジンを黄色固体として得た。1 H NMR(CDCl3): 1.60(2H,s), 3.90(2H,s), 7.2
8(1H,d,J=8.5Hz), 7.67(1H,dd,J=8.5,2.5 Hz), 8.33
(1H,d,J=2.5Hz) 同様にして5−(アミノメチル)−2−ブロモピリジン、
5−(アミノメチル)−2−クロロチアゾール、3−シア
ノベンジルアミン、5−(アミノメチル)チアゾール、5
−(アミノメチル)−2−メチルチアゾール、5−(アミ
ノメチル)−2−フェニルチアゾール及び5−(アミノメ
チル)−2−(トリフルオロメチル)チアゾールを得た。
【0065】参考例3 40%メチルアミン水溶液36gとアセトニトリル20
0mlの混合溶液に、室温で2−クロロ−5−(クロロメ
チル)ピリジン15.05gとアセトニトリル50mlの混
合溶液を1時間で滴下し、さらに1時間30分かくはん
した。反応混合物を濃縮し、残留物に水100mlを加
え、重そうで中和し、食塩で飽和後、ジクロロメタンで
抽出した(200ml×2)、有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ジクロロメタン−メタノール(4:1))によ
り精製し、8.77gの2−クロロ−5−(メチルアミノ
メチル)ピリジンを黄褐色液体として得た。1 H NMR(CDCl3): 1.30(1H.br.s), 2.44(3H,s),
3.75(2H,s), 7.30(1H,d,J=8.4Hz), 7.68(1H,dd,J=8.
4,2.4Hz), 8.35(1H,d,J=2.4Hz)
【0066】参考例4 ジチオイミノ炭酸S,S'−ジメチル塩酸塩3.15g,ピ
リジン30mlの混合物に20℃の水浴中で、無水トリフ
ルオロ酢酸6.30gを30分間で滴下し、その後5時間
かくはんした。反応混合物を濃縮し残留物に水20mlを
加え、ジクロロメタン(30ml)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、残留物をカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン)で精製
し、2.33gのN−トリフルオロアセチルジチオイミノ
炭酸S,S'−ジメチルを黄色液体として得た。1 H NMR(CDCl3): 2.66(s)
【0067】参考例5 N−シアノジチオイミノ炭酸S,S'−ジメチル1.0g、
イソプロピルアルコール15mlの混合物に、加熱還流下
で、5−(アミノメチル)−2−クロロピリジン0.89g
のイソプロピルアルコール5ml溶液を30分間で滴下
し、さらに1時間30分間加熱還流した。反応混合物を
氷冷し、生じた白色固体を濾取し、1.35gの1−(6
−クロロ−3−ピリジルメチル)−3−シアノ−2−メ
チルイソチオ尿素を得た。1 H NMR(CDCl3): 2.63(3H,s), 4.51(2H,d,J=6H
z), 7.51(1H,d,J=8Hz),7.83(1H,dd,J=8,3Hz), 8.38(1
H,d,J=3Hz), 8.95(1H,br.s) 同様にして、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−
2−メチル−3−トリフルオロアセチルイソチオ尿素、
1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2−ジメ
チル−3−トリフルオロアセチルイソチオ尿素及び1−
(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−3−シアノ−2
−メチルイソチオ尿素を得た。
【0068】参考例6 60%水素化ナトリウム(油性)0.80gを石油エーテル
で洗浄後、DMF20mlを加えた。この懸濁液に室温で
3−シアノ−1,2−ジメチルイソチオ尿素2.58gの
DMF10ml溶液を10分間で滴下した。1時間かくは
ん後、2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン3.2
4gを5分間で加え、さらに室温で15時間かくはんし
た。DMFを減圧留去し、残留物にジクロロメタン10
0mlを加え、水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。濃縮後、カラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;クロロホルム−エタノール (20:1))で精製し、
3.50gの1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3
−シアノ−1,2−ジメチルイソチオ尿素を黄色液体と
して得た。1 H NMR(CDCl3): 2.84(3H,s), 3.20(3H,s),4.82
(2H,s), 7.35(1H,d,J=8Hz), 7.63(1H,dd,J=8.2Hz),
8.31(1H,d,J=2Hz) 同様にして1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3
−シアノ−1−エチル−2−メチルイソチオ尿素、1−
(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2−ジメチル
−3−ニトロイソチオ尿素、1−(6−クロロ−3−ピ
リジルメチル)−1−エチル−2−メチル−3−ニトロ
イソチオ尿素、1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチ
ル)−1−エチル−2−メチル−3−ニトロイソチオ尿
素及び1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−1,
2−ジメチル−3−ニトロイソチオ尿素を得た。
【0069】参考例7 2−クロロ−5−アミノピリジン4.07g,イソチオ
シアン酸メチル2.55g,アセトニトリル30mlの混
合物を13.5時間加熱還流したのち、イソチオシアン
酸メチル0.70gを追加し、さらに3.5時間加熱還流
した。反応混合物を濃縮し、残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ジクロロメタン−酢酸エチル(1:
1))で精製し、4.51gの1−(6−クロロ−3−ピリ
ジル)−3−メチルチオ尿素を得た。mp.164〜16
4.5℃(アセトニトリルより再結晶) 1 H NMR(CDCl3): 3.12(3H,d,J=4.8Hz), 6.86(1H,
br.q,J=4.8Hz), 7.33(1H,d,J=8.5Hz), 7.86(1H,dd,J
=8.5,2.8Hz), 8.31(1H,d,J=2.8Hz), 8.63(1H,br.s)
【0070】参考例8 2−ブロモ−5−メチルチアゾール4.45g,N−ブ
ロモコハク酸イミド4.89g,ベンゾイルパーオキシ
ド0.2g,四塩化炭素50mlの混合物を50分間加
熱、還流したのち、室温まで放冷した。不溶物を濾別
後、濾液を濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒;ヘキサン−ジクロロメタン(2:3))で精
製し、4.53gの2−ブロモ−5−(ブロモメチル)チ
アゾールを、黄色固体として得た。1 H NMR(CDCl3): 4.64(2H,s),7.54(1H,s) 同様にして5−(ブロモメチル)−3−(ジフルオロメチ
ル)−2−チアゾロンを得た。
【0071】参考例9 フタルイミドカリウム1.85g,乾燥DMF20mlの
混合物に室温で2−ブロモ−5−(ブロモメチル)チアゾ
ール2.57gを20分間にわたり少しずつ加え、その
後1時間かくはんした。不溶物を濾別し、濾液を濃縮
後、エタノール30mlを加え、さらに20℃の油浴中で
抱水ヒドラジン0.60gを2分間で滴下した。反応混
合物を1時間加熱還流後、濃縮し、水20ml及び濃臭化
水素酸10mlを加え、さらに30分間加熱還流した。冷
時20%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、濃縮
し、残留物にアセトニトリル50mlを加え、不溶物を濾
別した。濾液を濃縮後、カラムクロマトグラフィー(展
開溶媒;ジクロロメタン−メタノール(5:1))で精製
し、0.76gの5−(アミノメチル)−2−ブロモチア
ゾールを褐色油状物として得た。1 H NMR(CDCl3): 1.59(2H,s), 4.06(2H,d,J=1.2
Hz), 7.40(1H,t,J=1.2Hz)
【0072】参考例10 S−メチル−N−ニトロイソチオ尿素1.35g,アセ
トニトリル5mlの混合物にジエチルアミン0.88gを
加え、60℃の油浴中で6時間かくはんした。反応混合
物を濃縮後、残留物をカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;ジクロロメタン−メタノール(20:1))で精製
し、0.85gのN,N−ジエチル−N′−ニトログアニ
ジンを白色固体として得た。 mp. 96〜97℃1 H NMR(CDCl3): 1.23(6H,t,J=7.2Hz), 3.47(4H,
q,J=7.2Hz), 7.93(2H,br.s)
【0073】参考例11 S−メチル−N−ニトロイソチオ尿素1.0gとアセト
ニトリル15mlの混合物に、室温でピロリジン0.61
gを2分間で滴下し、その後30分間かくはんした。反
応混合物を濃縮し、残留した固体をエーテルで洗い、
1.09gの1−(N−ニトロアミジノ)ピロリジンを白
色結晶として得た。 mp. 188〜191℃1 H NMR(DMSO−d6): 1.7~2.1(4H,m), 3.2~3.5(4
H,m), 8.19(2H,br.s) 同様にして、N−エチル−N−メチル−N′−ニトログ
アニジン(mp. 124〜125℃)を得た。
【0074】参考例12 S−メチル−N−ニトロイソチオ尿素5.0gとピリジ
ン25mlの混合液に、室温で無水酢酸 11.3gを10
分間で滴下した。滴下後、室温で5時間かくはんし、反
応混合物を濃縮した。残留物を2N塩酸50mlにあけ、
生じた固体を濾取、乾燥し、N−アセチル−S−メチル
−N′−ニトロイソチオ尿素5.1gを白色結晶として
得た。 mp. 109〜110℃1 H NMR(CDCl3): 2.30(3H,s), 2.42(3H,s), 11.2
0~12.00(1H,br.)
【0075】参考例13 2−ヒドロキシ−5−メチルチアゾール(5−メチル−
2−チアゾロン)11.5g,ジオキサン100ml,40
%水酸化ナトリウム水溶液100gの混合物に、80℃
の油浴中で、クロロジフルオロメタン(ガス状)を、1時
間にわたり吹き込んだ。反応混合物を500mlの水にあ
け、エーテルで2回抽出した。エーテル層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、残留物をカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;ジクロロメタン−ヘキサン(1:
1))で分離することにより、2.0gの2−(ジフルオロ
メトキシ)−5−メチルチアゾール(1H NMR(CDCl
3): 2.35(3H,d,J=1.5Hz), 6.88(1H,br.q,J=1.5Hz), 7.1
8(1H,t,J=72.0Hz))及び4.0gの3−(ジフルオロメチ
ル)−5−メチル−2−チアゾロン(1H NMR(CDCl
3): 2.16(3H,d,J=1.5Hz), 6.51(1H,br.q,J=1.5Hz), 7.0
7(1H,t,J=60.0Hz))を得た。共に淡黄色液体。
【0076】参考例14 2,2,2−トリフルオロチオアセトアミド11.22
g,2−クロロ−2−ホルミル酢酸エチル10.14g
の混合物を70℃の油浴中で30分間,100℃の油浴
中で1時間30分かくはんしたのち、ジクロロメタン1
00mlを加え、不溶物を除去した。濃縮後、カラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン−酢酸エチル(1
0:1))で精製し、3.74gの2−(トリフルオロメチ
ル)−5−チアゾールカルボン酸エチルを黄色液体とし
て得た。1H NMR(CDCl3):1.41(3H,t,J=7.2Hz),
4.43(2H,q,J=7.2Hz), 8.50(1H,s). 水素化リチウムアルミニウム0.50g,乾燥THF8
0mlの混合物に、室温で上記チアゾールカルボン酸エチ
ル2.51gのTHF10ml溶液を45分間で滴下し、
さらに30分間かくはんした。寒剤で冷却した反応混合
物に、水0.5ml,10%水酸化ナトリウム水溶液0.5
ml,水1.5mlをこの順に滴下した。氷浴中で10分
間,室温で30分間さらにかくはんしたのち、セライト
上で不溶物を濾別した。濾液を濃縮後、クロロホルム1
00mlを加え、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮す
ることにより、1.24gの5−(ヒドロキシメチル)−
2−(トリフルオロメチル)チアゾールを褐色液体として
得た。1H NMR(CDCl3):3.45(1H,br.s), 4.93(2H,
s), 7.77(1H,s) 塩化チオニル0.4mlと1,2−ジクロロエタン1mlの混
合物に40℃の油浴中で、上記チアゾール0.80gの
1,2−ジクロロエタン2ml溶液を10分間で滴下し、
同温度でさらに1時間かくはんした。反応混合物にジク
ロロメタン2ml,水2mlを加えたのち、かくはんしなが
ら、重そうを加え、水層のpHを7とした。有機層を分
離し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わ
せ、不溶物を濾別し、飽和食塩水で洗ったのち、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。濃縮後、0.74gの5−
(クロロメチル)−2−(トリフルオロメチル)チアゾール
を赤褐色液体として得た。1 H NMR(CDCl3): 4.84(2H,s), 7.90(1H,s)
【0077】実施例1 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3−シアノ−
1−エチル−2−メチルイソチオ尿素0.42gとアセト
ニトリル5mlの混合物に、加熱還流下で40%メチルア
ミン水溶液0.5gを1時間毎に6回(計3.0g)加えつ
つ、反応混合物を6時間かくはんした。反応混合物を濃
縮し、0.32gの1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−2−シアノ−1−エチル−3−メチルグアニジン
(化合物No.3)を得た。mp 122〜123℃1 H NMR(DMSO−d6): 1.07(3H,t,J=7Hz), 3.00
(3H,d,J=5Hz), 3.35(2H,q,J=7Hz), 4.62(2H,s), 7.23
(1H,br.s), 7.50(1H,d,J=8Hz), 7.78(1H,dd,J=8,3H
z), 8.33(1H,d,J=3Hz)
【0078】実施例2 60%水素化ナトリウム(油性)0.44g,乾燥DMF1
0mlの懸濁液に室温でN,N−ジメチル−N'−ニトログ
アニジン1.32gを20分間で加えた。10分間かくは
ん後、2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン1.6
2gを5分間で加え、その後、室温で2時間、60℃の
油浴中で4時間かくはんした。不溶物を濾別し、濾液を
濃縮後、残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;ジクロロメタン−酢酸エチル5:1〜3:1)で精
製し、0.82gの1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−3,3−ジメチル−2−ニトログアニジン(化合物N
o.6)を得た。 mp 160.5〜162.5℃ 元素分析 (C91252Cl) 計算値 C:41.95 H:4.69 N:27.18 実測値 C:41.73 H:4.59 N:26.941 H NMR(CDCl3): 3.10(6H,s), 4.49(2H, br.s),
7.27(1H,d,J=8.5Hz), 7.70(1H,dd,J=8.5,2.5Hz), 8.2
〜8.5(2H,m)
【0079】実施例3 1,2−ジメチル−3−ニトロイソチオ尿素0.45g,
5−(アミノメチル)−2−クロロピリジン0.43g、エ
タノール25mlの混合物を6時間加熱還流後、濃縮し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ク
ロロホルム−エタノール(5:1))で精製し、0.25g
の1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3−メチル
−2−ニトログアニジン(化合物No.5)を得た。 mp 150〜152℃ 元素分析 (C81052Cl) 計算値 C:39.44 H:4.14 N:28.74 実測値 C:39.92 H:4.12 N:28.911 H NMR(CDCl3−DMSO−d6): 2.94(3H,d,J=5
Hz), 4.51(2H,d,J=5Hz), 7.32(1H,d,J=8Hz), 7.75(1
H,dd,J=8,2Hz), 7.82(1H,br. s), 8.37(1H,d,J=2Hz),
8.90(1H,br.s)
【0080】実施例4 S−メチル−N−ニトロイソチオ尿素0.676g,2−
クロロ−5−(メチルアミノメチル)ピリジン0.783
g,アセトニトリル6mlの混合物を17時間加熱還流し
たのち、反応混合物を濃縮した。残留物をエタノールよ
り再結晶することにより0.38gの1−(6−クロロ−
3−ピリジルメチル)−1−メチル−2−ニトログアニ
ジン(化合物No.7)を得た。mp 167−170℃ 元素分析 (C81052Cl) 計算値 C:39.44 H:4.14 N:28.74 実測値 C:39.89 H:4.07 N:28.851 H NMR(DMSO−d6): 3.01(3H,s), 4.70(2H,s),
7.48(1H,d,J=8.4Hz), 7.78(1H,dd,J=8.4,2.2Hz), 8.3
7(1H,d,J=2.2Hz), 8.56(2H, br.s)
【0081】実施例5 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2−ジメ
チル−3−ニトロイソチオ尿素0.82g、40%メチル
アミン水溶液0.464g,アセトニトリル10mlの混合
物を70℃で2時間かくはんした。反応混合物を濃縮
後、カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ジクロロメ
タン−メタノール (10:1))で精製し、0.56gの1
−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,3−ジメチ
ル−2−ニトログアニジン(化合物No.8)を得た。 mp
136〜137℃ 元素分析値 (C91252Cl) 計算値 C:41.95 H:4.69 N:27.18 実測値 C:41.89 H:4.75 N:27.151 H NMR(CDCl3): 2.96(3H,d,J=4.8Hz), 3.05(3
H,s), 4.67(2H,s), 7.33(1H,d,J=8.3Hz), 7.68(1H,dd,
J=8.3,2.4Hz), 7.96(1H,br.q,J=4.8Hz), 8.30(1H,d,J
=2.4Hz)
【0082】実施例6 ニトログアニジン0.53g,3−(アミノメチル)ピリ
ジン0.61g,水10mlの混合物を70〜80℃で1.
5時間撹拌した。室温で一夜放置後、析出した沈殿を濾
取し、エタノールで洗浄し、0.48gのN−ニトロ−
N'−(3−ピリジルメチル)グアニジン(化合物No.12)
を得た。 mp. 185〜190℃1 H NMR(DMSO−d6): 4.47(2H,d,J=5Hz), 7.40(1H,d
d,J=6,4Hz), 7.67〜7.85(1H,m), 7.85〜8.30(2H,br.
s), 8.47〜8.67(2H,m)
【0083】実施例7 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3,3−ジメ
チル−2−ニトログアニジン(化合物No.6)0.24gと
乾燥THF6mlの混合物に室温で60%水素化ナトリウ
ム(油性)0.045gを加えたのち、30分間撹拌し
た。反応混合物にヨードメタン0.16gのTHF1ml
溶液を加え3日間反応させたのち、酢酸0.1mlを加
え、不溶物を濾別し、濾液を濃縮した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒;ジクロロメタン−メタ
ノール(20:1))で精製し、0.17gの1−(6−ク
ロロ−3−ピリジルメチル)−1,3,3−トリメチル−
2−ニトログアニジン(化合物No. 14)を白色固体とし
て得た。 元素分析値 (C101452Cl) 計算値 C:44.21 H:5.19 N:25.78 実測値 C:44.14 H:5.14 N:25.61 mp. 99〜101℃1 H NMR(CDCl3): 2.90(3H,s), 3.02(6H,s), 4.03
(2H,s), 7.38(1H,d,J=8.5Hz), 7.79(1H, dd,J=8.5,2.
7Hz), 8.37(1H,d,J=2.7Hz)
【0084】実施例8 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3,3−ジメ
チル−2−ニトログアニジン(化合物No.6)0.26gと
乾燥THF3mlの混合物に、20℃の水浴中で60%水
素化ナトリウム(油性)0.08gを加え、30分間撹拌
した。反応混合物にギ酸酢酸無水物0.26gのTHF
0.5ml溶液を1分間で加え、浴を外してさらに12時
間撹拌した。反応混合物に酢酸0.5mlを加えたのち濃
縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
ジクロロメタン−メタノール(30:1))で精製し、0.
10gの1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1−
ホルミル−3,3−ジメチル−2−ニトログアニジン(化
合物No.22)をシロップ状液体として得た。1 H NMR(CDCl3): 3.03(6H,s), 4.70(2H, s), 7.3
6(1H,d,J=8.7Hz), 7.74(1H,dd,J=8.7,2.7Hz), 8.40(1
H,d,J=2.7Hz), 8.44(1H, s)
【0085】実施例9 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−3,3−ジメ
チル−2−ニトログアニジン(化合物No.6)0.20g,
無水酢酸0.095g,乾燥ピリジン1mlの混合物を6
0℃で2時間,100℃で5時間撹拌したのち濃縮し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ジ
クロロメタン−メタノール(40:1))で精製し、0.1
2gの1−アセチル−1−(6−クロロ−3−ピリジル
メチル)−3,3−ジメチル−2−ニトログアニジン(化
合物No.23)をシロップ状液体(シス体とトランス体の
混合物)として得た。1 H NMR(CDCl3): 2.10+2.16(3H,S+S), 2.6〜
3.3(6H,m), 4.1〜5.2(2H,m), 7.23〜7.45(1H,m), 7.67
〜7.90(1H,m), 8.30〜8.50(1H,m)
【0086】実施例10 1−(6−クロロ−3−ピリジル)−3−メチルチオ尿素
1.03g,シアナミド0.32g,ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド1.58g,エチルジイソプロピルアミン
3滴,アセトニトリル10mlの混合物を34時間室温で
撹拌したのち、不溶物を濾取した。この不溶物をまずア
セトニトリル:メタノールの混合溶媒から再結晶したの
ち、さらにアセトニトリルから再結晶し、0.31gの
1−(6−クロロ−3−ピリジル)−2−シアノ−3−メ
チルグアニジン(化合物No.24)を得た。 mp.227〜
228℃ 元素分析値 (C885Cl) 計算値:C:45.84 H:3.85 N:33.41 実測値:C:46.12 H:3.68 N:33.371 H NMR(DMSO−d6): 2.85(3H,d,4.8Hz), 7.2〜
7.65(2H,m), 7.83(1H,dd,J=8.5,3.0Hz), 8.36(1H,d,J
=3.0Hz), 9.06(1H,br.s)
【0087】実施例11 5−(アミノメチル)−2−ブロモチアゾール0.39
g,1,2−ジメチル−3−ニトロイソチオ尿素0.30
g,臭化第一銅0.58g,無水炭酸カリウム0.55
g,乾燥アセトニトリル4mlの混合物を60℃の油浴中
で45分間かくはんしたのち、反応混合物をカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノー
ル(10:1))で精製し、0.27gの1−(2−ブロモ
−5−チアゾリルメチル)−3−メチル−2−ニトログ
アニジン(化合物No.39)を白色固体として得た。mp
170℃ 元素分析値 (C6852SBr) 計算値 C:24.50 H:2.74 N:23.81 実測値 C:24.47 H:2.73 N:23.731 H NMR(DMSO−d6): 2.81(3H,d,J=5.0Hz), 4.51
(2H,s), 7.60(1H,s), 8.08(1H,br.s), 8.93(1H,br.s)
【0088】実施例12 N−アセチル−S−メチル−N′−ニトロイソチオ尿素
0.5gとアセトニトリル5mlの混合液に、氷冷下、5
−(アミノメチル)−2−クロロピリジン0.44gのア
セトニトリル3ml溶液を滴下し、さらに30分間氷冷下
でかくはんした。反応混合物を濃縮後、残留物をエタノ
ールより再結晶し、0.59gのN−アセチル−N′−
(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N″−ニトログア
ニジン(化合物No.42)を白色結晶として得た。mp. 1
25〜126℃ 元素分析値 (C91053Cl) 計算値 C:39.79 H:3.71 N:25.78 実測値 C:39.71 H:3.69 N:25.511 H NMR(CDCl3): 2.33(3H,s), 4.60(2H,d,J=6.0
Hz), 7.33(1H,d,J=7.8Hz),7.50~7.87(1H,m), 8.37(1H,
d,J=2.5Hz), 9.70(1H,br.s), 11.85(br.s) 上記実施例1〜12及び本発明の製造法に従い下記の
〔表6〕〜〔表15〕に示す化合物を得た。上記実施例
で得た化合物も含めて〔表6〕〜〔表15〕に示す。
【0089】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【0090】実施例13 化合物No.1(20重量%),キシレン(75重量%),ポ
リオキシエチレングリコールエーテル(ノニポール85
(TM))(5重量%)をよく混合して、乳剤を製造した。
【0091】実施例14 化合物No.6(30重量%),リグニンスルホン酸ナトリ
ウム(5重量%),ポリオキシエチレングリコールエーテ
ル(ノニポール85(TM))(5重量%),ホワイトカーボン
(30重量%),クレイ(30重量%)をよく混合して、水
和剤を製造した。
【0092】実施例15 化合物No.7(3重量%),ホワイトカーボン(3重量
%),クレイ(94重量%)をよく混合して粉剤を製造し
た。
【0093】実施例16 化合物No.8(10重量%),リグニンスルホン酸ナトリ
ウム(5重量%),クレイ(85重量%)をよく粉砕混合
し、水を加えてよく練り合わせた後、造粒乾燥して粒剤
を製造した。
【0094】
【発明の効果】本発明は、優れた殺虫剤を提供すること
により農業に貢献する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 241/12 277/28 277/32 521/00 (72)発明者 南田 勲 兵庫県川辺郡猪名川町伏見台2丁目5番地 91 (72)発明者 岡内 哲夫 大阪府枚方市堤町10番11号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、R1はC3-8シクロアルキル,C3-8シクロアル
    ケニル,C6-14アリールから選ばれる同素環基,また
    は、酸素原子,硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
    テロ原子を1〜5個含む5〜8員複素環基を示し、これ
    ら同素または複素環基は、C1-15アルキル,C3-10シク
    ロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C
    3-10シクロアルケニル,C6-10アリール,C7-10アラル
    キル,ニトロ,水酸基,メルカプト,オキソ,チオキ
    ソ,シアノ,カルバモイル,カルボキシル,C1-4アル
    コキシ−カルボニル,スルホ,ハロゲン,C1-4アルコ
    キシ,C6-10アリールオキシ,C1-4アルキルチオ,C
    6-10アリールチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C
    6-10アリールスルフィニル,C1-4アルキルスルホニ
    ル,C6-10アリールスルホニル,アミノ,C2-6アシル
    アミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6
    クロアルキルアミノ,C6-10アリールアミノ,C2-4
    シル,C6-10アリール−カルボニル,および酸素,硫黄
    および窒素から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5〜
    6員複素環基から選ばれる1〜5個の置換基(A)を有し
    ていてもよく、該置換基(A)がC6-10アリール,C7-10
    アラルキル,C3-10シクロアルキル,C3-10シクロアル
    ケニル,C6-10アリールオキシ,C6-10アリールチオ,
    6-10アリールスルフィニル,C6-10アリールスルホニ
    ル,C6-10アリールアミノまたは複素環基である場合は
    さらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アルキル,
    2-4アルケニル,C2-4アルキニル,C6-10アリール,
    1-4アルコキシ,フェノキシ,C1-4アルキルチオまた
    はフェニルチオ基で置換されていてもよく、また上記置
    換基がC1-15アルキル,C2-10アルケニル,C2-10アル
    キニル,C1-4アルコキシ,C1-4アルキルチオ,C1-4
    アルキルスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,ア
    ミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シク
    ロアルキルアミノまたはC6-10アリールアミノ基である
    場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アル
    コキシまたはC1-4アルキルチオ基で置換されていても
    よい。R2は水素原子、または、C1-15アルキル,C
    3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキ
    ニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよび
    7-10アラルキル基から選ばれる炭化水素基を示し、こ
    れら炭化水素基はR1と同様の置換基を1〜5個有して
    いてもよい。R3は式 【化2】 (式中、R4及びR5は、同一または相異なり、水素また
    は置換基を有していてもよ炭化水素基を示すか、あるい
    はR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共に環状アミノ
    基を形成していてもよい。該炭化水素基は、C1-15アル
    キル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C
    2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリ
    ールおよびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素
    基は、R1の複素環基における置換基と同様の置換基を
    有していてもよい。該環状アミノ基はアジリジノ,アゼ
    チジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ
    基から選ばれる。)で表わされるアミノ基を示す。X
    は、シアノ,ニトロ,C1-4アルコキシ−カルボニル,
    ヒドロキシカルボニル,C6-10アリール−オキシカルボ
    ニル,複素環オキシカルボニル,ハロゲンで置換されて
    いてもよいC1-4アルキルスルホニル,スルファモイ
    ル,ジ−C1-4アルコキシホスホリル,ハロゲンで置換
    されていてもよいC1-4アシル,C6-10アリール−カル
    ボニル,カルバモイルまたはC1-4アルキルスルホニル
    チオカルバモイルを示す。但し、(i)nが0である時、
    1は置換基を有していてもよい複素環基を示し、 (ii)Xがニトロ基である時、R1は上記のそれと同意
    義である置換基を有していてもよい同素または複素環基
    を示し、nは0または1を示し、R2は置換基を有する
    1-4アルキル、または置換基を有していてもよいC
    5-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニ
    ル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C
    6-10アリールまたはC7-10アラルキル基を示し、これら
    の置換基は上記のR2の置換基と同様のものを示し、R3
    は上記のそれと同意義であるものを示し、 (iii)Xがニトロ基である時、R1は上記のそれと同意義
    である置換基を有していてもよい同素または複素環基を
    示し、nは0または1を示し、R2は水素原子またはC
    1-4アルキルを示し、R3は式 【化3】 (式中、R4及びR5のうち、一方は、水素原子または置
    換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素
    基はC1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10
    ルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニ
    ル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ば
    れ、該炭化水素基の置換基は上記のR1の複素環基にお
    ける置換基と同様のものを示し、他方は、置換基を有す
    るC1-4アルキルまたは置換基を有していてもよい炭化
    水素基を示し、該炭化水素基はC5-15アルキル,C3-10
    シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニ
    ル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC
    7-10アラルキル基から選ばれ、該C1-4アルキル炭化水
    素基の置換基および炭化水素基の置換基は上記のR1
    複素環基における置換基と同様のものであるか、あるい
    はR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共にアジリジ
    ノ,アゼチジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモ
    ルホリノ基から選ばれる環状アミノ基を形成する。)で
    表されるアミノ基を示し、および (iv)Xがシアノ基である時、R1は置換基を有していて
    もよい複素環基であって、置換基を有していないピリジ
    ル基を除くものを示す。]で表されるグアニジン誘導体
    またはその塩を含有する殺虫剤組成物。
  2. 【請求項2】一般式[I]においてXがニトロ基である
    請求項1記載の殺虫剤組成物。
  3. 【請求項3】一般式[I]においてXがシアノ基である
    請求項1記載の殺虫剤組成物。
  4. 【請求項4】一般式[Ia] 【化4】 [式中、R1aは酸素原子,硫黄原子および窒素原子から
    選ばれるヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員複素環基を
    示し、該複素環基は、C1-15アルキル,C3-10シクロア
    ルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10
    シクロアルケニル,C6-10アリール,C7-10アラルキ
    ル,ニトロ,水酸基,メルカプト,オキソ,チオキソ,
    シアノ,カルバモイル,カルボキシル,C1-4アルコキ
    シカルボニル,スルホ,ハロゲン,C1-4アルコキシ,
    6-10アリールオキシ,C1-4アルキルチオ,C6-10
    リールチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C6-10アリ
    ールスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,C6-10
    アリールスルホニル,アミノ,C2-6アシルアミノ,モ
    ノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シクロアルキ
    ルアミノ,C6-10アリールアミノ,C2-4アシル,C
    6-10アリールカルボニル,および酸素,硫黄および窒素
    から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5〜6員複素環
    基から選ばれる1〜5個の置換基(A)を有していてもよ
    く、ここにおいて、該置換基(A)がC6-10アリール,C
    7-10アラルキル,C3-10シクロアルキル,C3-10シクロ
    アルケニル,C6-10アリールオキシ,C6-10アリールチ
    オ,C6-10アリールスルフィニル,C6-10アリールスル
    フォニル,C6-10アリールアミノまたは複素環基である
    場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アル
    キル,C2-4アルケニル,C2-4アルキニル,C6-10アリ
    ール,C1-4アルコキシ,フェノキシ,C1-4アルキルチ
    オまたはフェニルチオ基で置換されていてもよく、また
    上記置換基がC1-15アルキル,C2-10アルケニル,C
    2-10アルキニル,C1-4アルコキシ,C1-4アルキルチ
    オ,C1-4アルキルスルフィニル,C1-4アルキルスルフ
    ォニル,アミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミ
    ノ,C3-6シクロアルキルアミノまたはC6-10アリール
    アミノ基である場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸
    基,C1-4アルコキシまたはC1-4アルキルチオ基で置換
    されていてもよい。R2aは水素原子、またはC1-15アル
    キル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C
    2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリ
    ールおよびC7-10アラルキル基から選ばれる炭化水素基
    を示し、これら炭化水素基はR1aと同様の置換基を1〜
    5個有していてもよい。R3aは式 【化5】 (式中、R4及びR5は、同一または相異なり、水素また
    は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、ある
    いはR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共に環状アミ
    ノ基を形成してもよい。該炭化水素基は、C1-15アルキ
    ル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10
    アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリール
    およびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素基は
    1aの複素環基における置換基と同様の置換基を有して
    いてもよい。該環状アミノ基はアジリジノ,アゼチジ
    ノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基か
    ら選ばれる。)で表わされるアミノ基を示す。Xaはニ
    トロ,シアノまたはトリフルオロアセチル基を示す。但
    し、(i)Xaがニトロ基である時、R1aは上記と同意義の
    置換基を有していてもよい複素環基を示し、R2aは置換
    基を有するC1-4アルキルまたは置換基を有していても
    よいC5-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10
    ルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニ
    ル,C6-10アリールまたはC7-10アラルキル基であり、
    2aの置換基は上記のR2aの置換基と同様のものを示
    し、R3aは上記のものと同意義を示し、 (ii)Xaがニトロ基であるとき、R1aは上記の置換基を
    有していてもよい複素環基を示し、R2aは水素またはC
    1-4アルキルを示し、R3aは式 【化6】 (式中、R4及びR5のうち、一方は、水素原子または置
    換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素
    基はC1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10
    ルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニ
    ル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ば
    れ、該炭化水素基の置換基は上記のR1aの複素環基での
    置換基と同様のものを示し、他方は、置換基を有するC
    1-4アルキルまたは置換基を有していてもよい炭化水素
    基を示し、該炭化水素基はC5-15アルキル,C3-10シク
    ロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C
    3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10
    ラルキル基から選ばれ、該C1-4アルキルの置換基およ
    び該炭化水素基の置換基は上記のR1aの複素環基におけ
    る置換基と同様のものを示し、あるいはR4及びR5は一
    緒になって隣接窒素と共にアジリジノ,アゼチジノ,ピ
    ロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基から選ば
    れる環状アミノ基を形成してもよい。)で表わされるア
    ミノ基を示し、 (iii)Xaがシアノ基である時、R1aは、(a)上記のR1a
    における置換基を1〜5個有しているピリジル基、また
    は、(b)ハロゲン化チアゾリル基を示し、R2aは水素原
    子または上記R2aと同様の置換基を有していてもよい炭
    化水素基を示し、R3aは上記のものと同意義を示す。]
    で表されるグアニジン誘導体またはその塩。
  5. 【請求項5】一般式[Ia]のXaがニトロ基である請求
    項4記載のグアニジン誘導体またはその塩。
  6. 【請求項6】一般式[Ia]のXaがシアノ基である請求
    項4記載のグアニジン誘導体またはその塩。
  7. 【請求項7】式 【化7】 [式中、R1a、R2a及びXaは請求項4記載のそれらと同
    意義を、Yは脱離基を示す。]で表わされる化合物また
    はその塩と式 【化8】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされる化合物もしくはその塩とを反応させ
    ることを特徴とする、式[Ia] 【化9】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされるグアニジン誘導体またはその塩の製
    造法。
  8. 【請求項8】式 【化10】 [式中、R3a及びXaは請求項4記載のそれらと同意義
    を、Yは脱離基を示す。]で表わされる化合物またはそ
    の塩と式 【化11】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされる化合物またはその塩とを反応させる
    ことを特徴とする、式[Ia] 【化12】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされるグアニジン誘導体またはその塩の製
    造法。
  9. 【請求項9】式 【化13】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされる化合物またはその塩と式 【化14】 [式中、R1aは請求項4記載のそれと同意義を、Yは脱
    離基を示す。]で表わされる化合物とを反応させること
    を特徴とする、式[Ia] 【化15】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされるグアニジン誘導体またはその塩の製
    造法。
  10. 【請求項10】式 【化16】 [式中、R1a及びXaは請求項4記載のそれらと同意義
    を、R2bは水素または置換されていてもよい炭化水素基
    を、R3bは式 【化17】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされる第一、第二または第三アミノ基を示
    し、R3bが第三アミノ基のときR2bは水素である。]で
    表わされる化合物またはその塩と式 【化18】 [式中、Rは請求項4記載のR2aにおける置換されてい
    てもよい炭化水素基またはR4およびR5における置換さ
    れていてもよい炭化水素基と同意義を、Yは脱離基を示
    す。]で表わされる化合物とを反応させることを特徴と
    する、式[Ia] 【化19】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされるグアニジン誘導体またはその塩の製
    造法。
  11. 【請求項11】式 【化20】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされる化合物またはその塩と式 【化21】 [式中、Xaは請求項4記載のそれと同意義を、Yは脱離
    基を示す。]で表わされる化合物またはニトロ化剤とを
    反応させることを特徴とする、式[Ia] 【化22】 [式中の記号は、請求項4記載のそれらと同意義を示
    す。]で表わされるグアニジン誘導体またはその塩の製
    造法。
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