JPH07278096A - シアノグアニジン誘導体 - Google Patents

シアノグアニジン誘導体

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JPH07278096A
JPH07278096A JP6089191A JP8919194A JPH07278096A JP H07278096 A JPH07278096 A JP H07278096A JP 6089191 A JP6089191 A JP 6089191A JP 8919194 A JP8919194 A JP 8919194A JP H07278096 A JPH07278096 A JP H07278096A
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JP
Japan
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cyanoguanidine
bis
derivative
formula
solvent
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Withdrawn
Application number
JP6089191A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kawana
修 川名
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Taiyo Holdings Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エポキシ樹脂用硬化剤などの用途に有用なビス
シアノグアニジン型の新規なシアノグアニジン誘導体を
提供する。 【構成】下記化1で表されるシアノグアニジン誘導体、
すなわち1,1−ビス(3−シアノグアニジン)及び
3,9−ビス(3−シアノグアニジノプロピル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ンが提供される。これらのシアノグアニジン誘導体は、
ナトリウムジシアナミドとヒドラジンまたは3,9−ビ
ス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5.5]ウンデカンの2塩酸塩を適当な
溶媒中で還流下に加熱しながら反応させることによって
得られる。これらのシアノグアニジン誘導体は両末端に
2個のシアノグアニジル基を有し、従って窒素原子に結
合している6個の活性水素を有し、理論的には6個のエ
ポキシ基と反応する、エポキシ樹脂用硬化剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシアノグアニジ
ン誘導体に関し、さらに詳しくは、エポキシ樹脂用硬化
剤などの用途に有利に用いることができるビスシアノグ
アニジン型の新規なシアノグアニジン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】シアノグ
アニジン(ジシアンジアミドとも称される)は、エポキ
シ樹脂用硬化剤として周知であり、また置換シアノグア
ニジンもエポキシ樹脂用硬化剤として有用であることが
国際出願公開WO92/01726号(特許出願公表、
平5−508678号)に開示されている。また、米国
特許第2455807号には、脂肪族、芳香族及びヘテ
ロ環式置換基を有する置換3−シアノグアニジンが開示
され、これらは医薬品、染料、殺虫剤、酸化防止剤、加
硫促進剤、可塑剤、樹脂変性剤、イオン交換樹脂、及び
皮革・紙・織物処理剤などの調製に有用であることが教
示されている。
【0003】また、本発明のシアノグアニジン誘導体と
類似の化合物については、ジャーナル・オブ・ザ・ケミ
カル・ソサイエティ(J.Chem.Soc.)195
6年、第4422〜4425頁及び特開昭64−718
46号に開示されている。特に、特開昭64−7184
6号には消毒剤または有害生物防除剤として使用される
ビスビグアニジン及びポリビグアニジンや、抗菌剤及び
防腐剤として有用なクロルヘキシジンを製造するための
有用な中間生成物である1,6−ジ(N3 −シアノ−N
1 −グアニジノ)ヘキサンが開示されている。
【0004】しかしながら、本発明で提供しようとする
シアノグアニジン誘導体に関する報告はない。本発明
は、エポキシ樹脂用硬化剤として有用であると共に、他
の有用化合物の中間体としても利用可能なビスシアノグ
アニジン型の新規なシアノグアニジン誘導体を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、下記化2
【化2】 の一般式(1)で表されるシアノグアニジン誘導体、す
なわち1,1−ビス(3−シアノグアニジン)及び3,
9−ビス(3−シアノグアニジノプロピル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンが
提供される。
【0006】本発明に係るシアノグアニジン誘導体は、
ローズ(F.L.Rose)及びスエイン(G.Swa
in)の方法(前掲J.Chem.Soc.、1956
年、第4422〜4425頁)や特開昭64−7184
6号に記載の方法を利用して有利に製造することができ
る。すなわち、アルカリジシアナミド、例えばナトリウ
ムジシアナミドとヒドラジンまたは3,9−ビス(3−
アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5.5]ウンデカンの塩、例えば2塩酸塩を適当
な溶媒中で還流下に加熱しながら反応させる。ナトリウ
ムジシアナミドとヒドラジン・2塩酸塩とを反応させる
と、下記化3の反応式(2)に従って目的とする1,1
−ビス(3−シアノグアニジン)が生成する。
【化3】
【0007】一方、ナトリウムジシアナミドと3,9−
ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン・2塩酸塩とを反
応させると、下記化4の反応式(3)に従って目的とす
る3,9−ビス(3−シアノグアニジノプロピル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカンが生成する。
【化4】
【0008】前記いずれの反応においても、各反応体は
ほぼ化学量論的割合で溶媒中に添加すれば良い。反応溶
媒としては、水や、ブタノール、プロパノール、エタノ
ール等炭素数1〜6、好ましくは炭素数3〜5のアルコ
ール、特に好ましくはn−ブタノール、またはこれらの
水との混合液を用いることができる。また、ジメチルホ
ルムアミド、スルホラン等の中性溶剤を用いることもで
きる。溶媒として水を用いる場合には、触媒量の塩基の
存在によって反応を促進することができる。塩基として
は、脂肪族もしくは環式脂肪族アミン、N−複素環式塩
基など、例えばトリエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジンなどを用いることができる。また、反応混
合物の反応開始時のpHはアルカリ側、好ましくは8〜
10に調整することが収率の点で望ましく、このpH調
整は反応混合物中への塩基の添加量によって行うことが
できる。
【0009】反応は、約75℃〜170℃、好ましくは
約90℃〜160℃で加熱還流下に、一般に攪拌しなが
ら、加熱温度に応じて3〜16時間、好ましくは6〜1
0時間行う。反応終了後、必要に応じて溶剤を留去した
後、水または水/アルコール混合液を添加してアルカリ
塩(NaCl)を洗浄すると共に生成物を晶出させる。
反応生成物を塩含有液相から濾別した後、固形物を乾燥
して最終製品を得る。乾燥は、好ましくは真空中で加熱
して行う。
【0010】本発明に係るシアノグアニジン誘導体、す
なわち1,1−ビス(3−シアノグアニジン)及び3,
9−ビス(3−シアノグアニジノプロピル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン
は、両末端に2個のシアノグアニジル基を有し、従って
該シアノグアニジル基の窒素原子に結合している6個の
活性水素を有する。その結果、理論的には加熱すること
によって6個のエポキシ基と反応することができるが、
常温では反応しない。したがって、熱潜在性エポキシ樹
脂用硬化剤として特に有利に用いることができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例及び試験例を示して本発明につ
いてさらに具体的に説明するが、本発明が下記実施例に
限定されるものでないことはもとよりである。
【0012】実施例1 (1,1−ビス(3−シアノグアニジン)の合成) ジムロート冷却管を取り付けた100mlナス形フラス
コにナトリウムジシアナミド(アルドリッチ社製)8.
90g(0.10モル)、ヒドラジン2塩酸塩5.25
g(0.05モル)、水50mlおよびトリエチルアミ
ン0.02gを加え、オイルバス中、加熱還流条件下マ
グネチックスターラーでかきまぜながら5時間反応させ
た。反応終了後ただちにエバポレーターにより反応溶媒
を減圧留去した。残留物に水/メタノール(混合比2.
5/1.5)を加え、よくかきまぜたのち、ガラスフィ
ルターを用いて濾別し、固形分を加熱真空乾燥機中80
℃で8時間乾燥した。淡赤色の1,1−ビス(3−シア
ノグアニジン)3.9g(収率47.7%)を得た。
【0013】得られた生成物1,1−ビス(3−シアノ
グアニジン)(以下、2CGと略記する)についてフー
リエ変換赤外分光光度計FT−IRを用いて測定したI
Rスペクトルを図1に示す。同図から明らかなように、
2CGのシアノグアニジル基のC−N伸縮運動によるピ
ークが波数1250cm-1のところに、C=Nによるそ
れが波数1651cm-1のところに、またC≡Nによる
それが波数2190cm-1のところに現れている。ま
た、2CGの 1H−NMRスペクトル(溶媒DMSO
(ジメチルスルホキシド)、内部標準TMS(テトラメ
チルシラン))を図2に示す。なお、図2には各ピーク
のプロトン積分比を示す曲線も併せて示した。
【0014】実施例2 (3,9−ビス(3−シアノグアニジノプロピル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカンの合成) ジムロート冷却管を取り付けた50mlナス形フラスコ
にナトリウムジシアナミド0.89g(0.01モ
ル)、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン・
2塩酸塩1.74g(0.005モル)、及びn−ブタ
ノール10mlを加え、オイルバス中、加熱還流条件下
マグネチックスターラーでかきまぜながら8時間反応さ
せた。上記実施例1と同じ方法で後処理し、3,9−ビ
ス(3−シアノグアニジノプロピル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンを1.9
9g(収率97.5%)得た。
【0015】得られた生成物3,9−ビス(3−シアノ
グアニジノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカン(以下、ATU2CGと
略記する)についてフーリエ変換赤外分光光度計FT−
IRを用いて測定したIRスペクトルを図3に示す。同
図から明らかなように、ATU2CGのシアノグアニジ
ル基のC=N伸縮運動によるピークが波数1656cm
-1のところに、またC≡Nによるそれが波数2176c
-1のところに現れている。また、ATU2CGの 1
−NMRスペクトル(溶媒DMSO(ジメチルスルホキ
シド)、内部標準TMS(テトラメチルシラン))を図
4に示す。なお、図4には各ピークのプロトン積分比を
示す曲線も併せて示した。図中、各符号(1)〜(8)
はATU2CGの炭素に結合している各水素の符号を示
している。
【0016】前記実施例1で得られた2CG及び実施例
2で得られたATU2CGについて、種々の特性につい
て試験した結果を以下に示す。 試験例1 シアノグアニジン誘導体のエポキシ樹脂に対する反応性
を示差走査熱量分析(DSC)装置を用いて測定した。
エポキシ樹脂として、エピコート828(油化シェル社
製、エポキシ当量190)を用い、エポキシ基1モルに
対して硬化触媒としてシアノグアニジン誘導体のアミノ
基の水素が0.40モルとなるように配合し、乳鉢で混
合後、DSC用のアルミニウム容器に約10mg取り、
精秤して試料とした。装置はセイコー電子工業社製SS
C5200型示差走査熱量分析装置を用い、昇温速度は
5℃/分で空気中で測定した。結果を表1に示す。いず
れのシアノグアニジン誘導体においても、硬化反応に起
因する顕著な発熱ピークが確認された。また、加熱後の
セル内からいずれも褐色の硬化物が得られた。
【表1】
【0017】試験例2 シアノグアニジン誘導体の各種有機溶剤に対する溶解度
を調べた。50mlの共栓付き三角フラスコに有機溶剤
10mlを取り、シアノグアニジン誘導体を所定量加え
25℃で30分間攪拌後、濾過した。濾液中の溶解物
は、溶剤を蒸発、乾燥させ、その重量を求めて溶解度を
算出した。結果を表2に示す。
【表2】
【0018】試験例3 ATU2CG 0.18gとエピコート828 0.5
0gを乳鉢で混合し、8mm厚の銅板(14×60m
m)に100μmの厚みに塗布して試料とした。これを
210℃の炉で66分間加熱し、硬化させた。得られた
硬化物の特性を、オリエンテック社製剛体振り子型粘弾
性測定器(レオバイブロン)DDV−OPAIII 型を用
いて、ナイフエッジ型振り子(R=0.3mm)を用
い、昇温速度30℃/分で室温から250℃まで昇温さ
せて測定した。また、2CG 0.07gとエピコート
828 0.50gを用い、上記と同様の方法で実験
し、硬化物の物性を測定した。結果を表3に示す。
【表3】
【0019】なお、表3に示す対数減衰率(Δ)とは、
図5及び図6に示すように剛体振り子1を塗料2を塗布
した基板3に載せ、基板3を支持しているヒートブロッ
ク4を加熱しながら振り子1の振動変化を測定し、得ら
れた図7に示すような振り子の振動変化に基づいて、下
記化5に示す式(4)によって求めたものである。振り
子1の尖端1aは、塗膜2中に貫入して基板面に達し、
振動の支点となる。
【化5】 対数減衰率は、値が大きい程硬化物が軟質であることを
示している。従って、ATU2CGによる硬化物は2C
Gによる硬化物に比べて軟質であり、これはシアノグア
ニジン誘導体の置換基の可とう性に起因する効果が硬化
物に発現したためと考えられる。因みにシアノグアニジ
ン(略称CG)の場合、Tg166℃、対数減衰率0.
13である。2CGの場合、CGと比較してもかなり硬
質の硬化物を与えた。これは架橋点が多くなったためと
考えられる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ビスシ
アノグアニジン型の新規なシアノグアニジン誘導体が提
供される。本発明に係るシアノグアニジン誘導体は、常
温ではエポキシ基と反応しないが、熱を加えることによ
ってエポキシ基と反応する性質を有し、従ってエポキシ
樹脂用硬化剤として特に有利に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた1,1−ビス(3−シアノ
グアニジン)のIRスペクトル図である。
【図2】実施例1で得られた1,1−ビス(3−シアノ
グアニジン)の 1H−NMRスペクトル図である。
【図3】実施例2で得られた3,9−ビス(3−シアノ
グアニジノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカンのIRスペクトル図であ
る。
【図4】実施例2で得られた3,9−ビス(3−シアノ
グアニジノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカンの 1H−NMRスペクト
ル図である。
【図5】試験例3における対数減衰率測定の基本概念を
示す概略図である。
【図6】図5に示す装置による硬化物の対数減衰率測定
時の状態を示す部分断面図である。
【図7】試験例3における対数減衰率測定の際の振り子
の振動変化を示す概略図である。
【符号の説明】
1 振り子、1a 振り子の尖端、2 塗膜、3 基
板、4 ヒートブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1 【化1】 の一般式(1)で表されるシアノグアニジン誘導体。
JP6089191A 1994-04-05 1994-04-05 シアノグアニジン誘導体 Withdrawn JPH07278096A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6089191A JPH07278096A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 シアノグアニジン誘導体
US08/412,115 US5620831A (en) 1994-04-05 1995-03-28 Cyanoguanidine derivatives, and thermosetting or photocurable, thermosetting resin composition using the same
TW084103272A TW290569B (ja) 1994-04-05 1995-04-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6089191A JPH07278096A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 シアノグアニジン誘導体

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