JPH07278439A - 高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法 - Google Patents
高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法Info
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- JPH07278439A JPH07278439A JP7485894A JP7485894A JPH07278439A JP H07278439 A JPH07278439 A JP H07278439A JP 7485894 A JP7485894 A JP 7485894A JP 7485894 A JP7485894 A JP 7485894A JP H07278439 A JPH07278439 A JP H07278439A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 瀝青質と骨材との付着性を強固にし、その結
果、瀝青質に極めて優れた剥離防止剤効果を発現せしめ
る。 【構成】 下記の一般式(I) 及び/又は(II)で表される
2価のカルボン酸もしくはその無水物からなることを特
徴とする高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高
耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法。 【化5】 (式中、R1〜R3は炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽
和又は不飽和の炭化水素基である。) 【効果】 舗装技術の進歩を可能とすると共に、環境面
でも大きなメリットが期待される。
果、瀝青質に極めて優れた剥離防止剤効果を発現せしめ
る。 【構成】 下記の一般式(I) 及び/又は(II)で表される
2価のカルボン酸もしくはその無水物からなることを特
徴とする高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高
耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法。 【化5】 (式中、R1〜R3は炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽
和又は不飽和の炭化水素基である。) 【効果】 舗装技術の進歩を可能とすると共に、環境面
でも大きなメリットが期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はある特定の2価のカルボ
ン酸もしくはその無水物からなる加熱瀝青質用添加剤、
それを用いたアスファルト舗装組成物、及びその製造方
法に関するものであり、更に詳しくは瀝青質と骨材との
付着性を強固にし、その結果、瀝青質に極めて優れた剥
離防止剤効果を発現せしめることを可能にした加熱瀝青
質用添加剤、それを用いたアスファルト舗装組成物、及
びその製造方法に関するものである。
ン酸もしくはその無水物からなる加熱瀝青質用添加剤、
それを用いたアスファルト舗装組成物、及びその製造方
法に関するものであり、更に詳しくは瀝青質と骨材との
付着性を強固にし、その結果、瀝青質に極めて優れた剥
離防止剤効果を発現せしめることを可能にした加熱瀝青
質用添加剤、それを用いたアスファルト舗装組成物、及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】石油又
は石炭から得られるアスファルト、タール、ピッチのよ
うな瀝青質は舗装材料、ルーフィング材料、防水材料に
使用されるが、特に舗装材料への需要が大きい。しかる
に瀝青質は無極性であるために骨材との付着が充分では
なく降水や地下水などの水の介入作用によって瀝青質が
骨材から剥離するという欠陥を潜在的にもっている。
は石炭から得られるアスファルト、タール、ピッチのよ
うな瀝青質は舗装材料、ルーフィング材料、防水材料に
使用されるが、特に舗装材料への需要が大きい。しかる
に瀝青質は無極性であるために骨材との付着が充分では
なく降水や地下水などの水の介入作用によって瀝青質が
骨材から剥離するという欠陥を潜在的にもっている。
【0003】また、車両の大型化、重量化に伴いアスフ
ァルト舗装のわだち堀れや流動化現象が発生し、交通の
円滑化と走行性を損なっている。この対策として瀝青質
に熱可塑性樹脂やゴム類を混入する方法が考案された。
しかし、熱可塑性樹脂やゴム類を混入した瀝青質はもと
の瀝青質に比べ骨材と瀝青質との付着性が低下する問題
が生じた。
ァルト舗装のわだち堀れや流動化現象が発生し、交通の
円滑化と走行性を損なっている。この対策として瀝青質
に熱可塑性樹脂やゴム類を混入する方法が考案された。
しかし、熱可塑性樹脂やゴム類を混入した瀝青質はもと
の瀝青質に比べ骨材と瀝青質との付着性が低下する問題
が生じた。
【0004】このように瀝青質と骨材との付着性改善の
技術的課題はアスファルト舗装の性能向上のため極めて
重要な問題であるが、解決のために従来諸々の方法が考
案されてきている。例えば、特公昭55-38995号公報によ
れば、この対策として高級脂肪族ポリアミンやその誘導
体が用いられているが、従来より考案された高級脂肪族
ポリアミン及びその誘導体は初期の付着向上性能が改善
されるが、剥離を防止する効果の持続性は1年程度と言
われている。
技術的課題はアスファルト舗装の性能向上のため極めて
重要な問題であるが、解決のために従来諸々の方法が考
案されてきている。例えば、特公昭55-38995号公報によ
れば、この対策として高級脂肪族ポリアミンやその誘導
体が用いられているが、従来より考案された高級脂肪族
ポリアミン及びその誘導体は初期の付着向上性能が改善
されるが、剥離を防止する効果の持続性は1年程度と言
われている。
【0005】また、特開昭57-51745号公報にはシラン化
合物を添加して付着性能を改善する方法も提案されてい
るが、加熱瀝青質に添加する際、また加熱合材の製造時
に有害な臭気及び蒸気発生があり安全衛生的に問題を残
し、経済的にも実用性にも欠ける。
合物を添加して付着性能を改善する方法も提案されてい
るが、加熱瀝青質に添加する際、また加熱合材の製造時
に有害な臭気及び蒸気発生があり安全衛生的に問題を残
し、経済的にも実用性にも欠ける。
【0006】さらにまた五酸化リン、ポリリン酸、五硫
化リンなどのリン酸化合物をアスファルトに添加混合し
た組成物がアスファルト改質用添加剤として特公昭54-2
3691号公報に開示提案されているが、これらのリン酸化
合物は無機物であって必ずしも有機物中での分散状態は
良くはなくアスファルトの骨材に対する付着性能は不十
分である。更に又、近年はアスファルトや骨材の品質低
下が懸念される一方、舗装廃材を利用する再生工法にお
いては、品質の低下したアスファルトを使用するので強
固な付着が期待できず、アスファルトの改質がますます
強く望まれているが、未だ上述した問題点及び市場が要
求する諸性能をすべて解消すべき手段は開発されていな
い。
化リンなどのリン酸化合物をアスファルトに添加混合し
た組成物がアスファルト改質用添加剤として特公昭54-2
3691号公報に開示提案されているが、これらのリン酸化
合物は無機物であって必ずしも有機物中での分散状態は
良くはなくアスファルトの骨材に対する付着性能は不十
分である。更に又、近年はアスファルトや骨材の品質低
下が懸念される一方、舗装廃材を利用する再生工法にお
いては、品質の低下したアスファルトを使用するので強
固な付着が期待できず、アスファルトの改質がますます
強く望まれているが、未だ上述した問題点及び市場が要
求する諸性能をすべて解消すべき手段は開発されていな
い。
【0007】特開昭60-188462 号公報において酸性有機
リン酸化合物が剥離防止効果のあることが記載されてい
るが、現在の重交通化など、アスファルト舗装に対する
レベルが上がっている現状下で、これらの要求を満足す
るには性能面で不十分であり、更なる剥離防止性能を有
する添加剤の開発が望まれている。
リン酸化合物が剥離防止効果のあることが記載されてい
るが、現在の重交通化など、アスファルト舗装に対する
レベルが上がっている現状下で、これらの要求を満足す
るには性能面で不十分であり、更なる剥離防止性能を有
する添加剤の開発が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、更に剥離
防止性に優れる瀝青組成物を得るべく鋭意努力した結
果、ある特定の2価のカルボン酸もしくはその無水物が
特に優れた剥離防止効果を瀝青質に発現せしめる能力が
あることを見出し本発明を完成するに至った。
防止性に優れる瀝青組成物を得るべく鋭意努力した結
果、ある特定の2価のカルボン酸もしくはその無水物が
特に優れた剥離防止効果を瀝青質に発現せしめる能力が
あることを見出し本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、下記の一般式(I) 及び/
又は(II)で表される2価のカルボン酸もしくはその無水
物からなることを特徴とする高耐久性加熱瀝青質用添加
剤に関する。
又は(II)で表される2価のカルボン酸もしくはその無水
物からなることを特徴とする高耐久性加熱瀝青質用添加
剤に関する。
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1〜R3は炭素数8〜30で、直鎖又
は分岐鎖、飽和又は不飽和の炭化水素基である。) また、本発明は、加熱アスファルト 100重量部に上記の
添加剤を0.05〜5重量部添加したアスファルト配合物3
〜10重量部と、砕石、砂、フィラーからなる骨材97〜90
重量部とからなることを特徴とする高耐久性アスファル
ト舗装組成物に関する。
は分岐鎖、飽和又は不飽和の炭化水素基である。) また、本発明は、加熱アスファルト 100重量部に上記の
添加剤を0.05〜5重量部添加したアスファルト配合物3
〜10重量部と、砕石、砂、フィラーからなる骨材97〜90
重量部とからなることを特徴とする高耐久性アスファル
ト舗装組成物に関する。
【0012】更に、本発明は、予め加熱アスファルトに
上記の添加剤を添加したアスファルト混合物と骨材とを
混練りすることを特徴とする上記の高耐久性アスファル
ト舗装組成物の製造方法に関する。
上記の添加剤を添加したアスファルト混合物と骨材とを
混練りすることを特徴とする上記の高耐久性アスファル
ト舗装組成物の製造方法に関する。
【0013】本発明の添加剤は単独の化合物であっても
よく、又は複数の化合物の混合物であってもよい。
よく、又は複数の化合物の混合物であってもよい。
【0014】従来考案されてきた高級脂肪族ポリアミン
及びその誘導体は、極性基の電気的正負に吸着配向し、
瀝青質と骨材間との濡れを改善している。ところが初期
の付着性には効果的であるが、長期的な付着には問題が
ある。例えば、長期にわたる水の存在下、温度の上昇及
び動的荷重など外部応力が加えられた場合、添加剤それ
自身が界面活性剤であるので瀝青質の乳化剤として作用
し、骨材から瀝青を剥がしてしまう欠点がある。
及びその誘導体は、極性基の電気的正負に吸着配向し、
瀝青質と骨材間との濡れを改善している。ところが初期
の付着性には効果的であるが、長期的な付着には問題が
ある。例えば、長期にわたる水の存在下、温度の上昇及
び動的荷重など外部応力が加えられた場合、添加剤それ
自身が界面活性剤であるので瀝青質の乳化剤として作用
し、骨材から瀝青を剥がしてしまう欠点がある。
【0015】本発明は瀝青質と骨材との界面に最も密に
分子を配列させる組成を有し、更に下記の反応式に示す
ように脱水反応によりその界面に化学結合を形成して強
固に接着させ、骨材表面に水が侵入してきても瀝青質と
置換することがなく、衝撃を受けても骨材と瀝青質との
接着界面が破壊されることがない優れた剥離防止効果を
示すと考えられる。尚、2価のカルボン酸よりもその無
水物の方が、剥離防止効果は優れる。
分子を配列させる組成を有し、更に下記の反応式に示す
ように脱水反応によりその界面に化学結合を形成して強
固に接着させ、骨材表面に水が侵入してきても瀝青質と
置換することがなく、衝撃を受けても骨材と瀝青質との
接着界面が破壊されることがない優れた剥離防止効果を
示すと考えられる。尚、2価のカルボン酸よりもその無
水物の方が、剥離防止効果は優れる。
【0016】
【化4】
【0017】分子構造及び配列的に密な最適接着界面を
形成するためには、一般式(I) 及び/又は(II)で表され
る2価のカルボン酸もしくはその無水物中のR1〜R3は、
炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和のも
のがよい。8未満では骨材表面の疎水化効率が低いた
め、使用量を多くする必要があり、経済的にメリットは
少ない。また、30を超えると骨材表面との反応性が低下
するため、剥離防止効果は低下する。好ましい炭素数は
12〜18であり、最も好ましい炭素数は18である。
形成するためには、一般式(I) 及び/又は(II)で表され
る2価のカルボン酸もしくはその無水物中のR1〜R3は、
炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和のも
のがよい。8未満では骨材表面の疎水化効率が低いた
め、使用量を多くする必要があり、経済的にメリットは
少ない。また、30を超えると骨材表面との反応性が低下
するため、剥離防止効果は低下する。好ましい炭素数は
12〜18であり、最も好ましい炭素数は18である。
【0018】具体的には、n−又はイソ−オクテニルコ
ハク酸、n−又はイソ−オクチルコハク酸、n−又はイ
ソ−ドデセニルコハク酸、n−又はイソ−ドデシルコハ
ク酸、n−又はイソ−ヘキサデセニルコハク酸、n−又
はイソ−ヘキサデシルコハク酸、n−又はイソ−オクタ
デセニルコハク酸、n−又はイソ−オクタデシルコハク
酸、テトラプロペニルコハク酸、ヘキサプロペニルコハ
ク酸、及びこれらの無水物、又は、ジ・オクテニルコハ
ク酸、ジ・ドデセニルコハク酸、ジ・オクタデセニルコ
ハク酸、及びこれらの無水物等が使用できる。
ハク酸、n−又はイソ−オクチルコハク酸、n−又はイ
ソ−ドデセニルコハク酸、n−又はイソ−ドデシルコハ
ク酸、n−又はイソ−ヘキサデセニルコハク酸、n−又
はイソ−ヘキサデシルコハク酸、n−又はイソ−オクタ
デセニルコハク酸、n−又はイソ−オクタデシルコハク
酸、テトラプロペニルコハク酸、ヘキサプロペニルコハ
ク酸、及びこれらの無水物、又は、ジ・オクテニルコハ
ク酸、ジ・ドデセニルコハク酸、ジ・オクタデセニルコ
ハク酸、及びこれらの無水物等が使用できる。
【0019】本発明の添加剤は、瀝青質又は改質瀝青質
に対し0.05〜5.0 重量%、好ましくは 0.1〜3.0 重量%
である。0.05重量%未満では効果が低下し、 5.0重量%
を超えると効果はあるものの経済的でない。
に対し0.05〜5.0 重量%、好ましくは 0.1〜3.0 重量%
である。0.05重量%未満では効果が低下し、 5.0重量%
を超えると効果はあるものの経済的でない。
【0020】更に、本発明の添加剤は、ゴム類、熱可塑
性樹脂及び熱硬化性樹脂の中から選ばれる1種以上を併
用することにより、改質瀝青質の接着力を増強すること
ができる。
性樹脂及び熱硬化性樹脂の中から選ばれる1種以上を併
用することにより、改質瀝青質の接着力を増強すること
ができる。
【0021】本発明の添加剤と併用するゴム類としては
天然ゴムやスチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタ
ジエン・スチレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニ
トリル・ブタジエンゴム、スチレン・イソプレンゴム、
スチレン・イソプレン・スチレンゴム、メタクリル酸メ
チル・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム等の合成ゴムが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
天然ゴムやスチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタ
ジエン・スチレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニ
トリル・ブタジエンゴム、スチレン・イソプレンゴム、
スチレン・イソプレン・スチレンゴム、メタクリル酸メ
チル・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム等の合成ゴムが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0022】また、本発明の添加剤と併用する熱可塑性
樹脂としては、エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、
塩化ビニリデン、プロピオン酸ビニルの単独重合物ある
いはこれらを組み合わせた共重合物などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの中で
は、特にエチレン・酢酸ビニル共重合物及びエチレン・
エチルアクリレートの共重合物が好適である。
樹脂としては、エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、
塩化ビニリデン、プロピオン酸ビニルの単独重合物ある
いはこれらを組み合わせた共重合物などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの中で
は、特にエチレン・酢酸ビニル共重合物及びエチレン・
エチルアクリレートの共重合物が好適である。
【0023】本発明の添加剤と併用する熱硬化性樹脂と
しては、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
しては、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0024】ゴム類、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を多
く使用した場合には、改質瀝青質の接着力がむしろ低下
する傾向にあるといわれており、本発明の添加剤との適
度な併用により接着力が著しく増強し、問題点が解決さ
れる。
く使用した場合には、改質瀝青質の接着力がむしろ低下
する傾向にあるといわれており、本発明の添加剤との適
度な併用により接着力が著しく増強し、問題点が解決さ
れる。
【0025】ゴム類、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂など
の改質材の瀝青質への添加量は、瀝青質80〜99重量部に
対して、改質材20〜1重量部の割合が好ましく、更に好
ましくは改質材15〜2重量部の割合であり、瀝青質+改
質材が 100重量部となる範囲で用いる。
の改質材の瀝青質への添加量は、瀝青質80〜99重量部に
対して、改質材20〜1重量部の割合が好ましく、更に好
ましくは改質材15〜2重量部の割合であり、瀝青質+改
質材が 100重量部となる範囲で用いる。
【0026】更に本発明に用いる改質アスファルトにゴ
ム類、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂以外に例えば炭酸カ
ルシウム、消石灰、ポルトランドセメント、活性炭など
の無機充填材及び有機充填材、石油樹脂、低分子ポリエ
チレンなどの石油系軟化剤、オレイン酸などの植物油系
軟化剤、各種の可塑剤及びイオウなどと本発明の化合物
との併用系で使用することもできる。
ム類、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂以外に例えば炭酸カ
ルシウム、消石灰、ポルトランドセメント、活性炭など
の無機充填材及び有機充填材、石油樹脂、低分子ポリエ
チレンなどの石油系軟化剤、オレイン酸などの植物油系
軟化剤、各種の可塑剤及びイオウなどと本発明の化合物
との併用系で使用することもできる。
【0027】本発明の高耐久性アスファルト舗装組成物
に用いる砕石、砂、及びフィラーはアスファルト舗装要
領((社) 日本道路協会編) に準ずるものであれば材質な
どに関わりなく、本発明に供することができる。砕石、
砂、フィラーからなる骨材の配合割合は、本発明の添加
剤を添加したアスファルト配合物3〜10重量部、骨材97
〜90重量部が好ましい。
に用いる砕石、砂、及びフィラーはアスファルト舗装要
領((社) 日本道路協会編) に準ずるものであれば材質な
どに関わりなく、本発明に供することができる。砕石、
砂、フィラーからなる骨材の配合割合は、本発明の添加
剤を添加したアスファルト配合物3〜10重量部、骨材97
〜90重量部が好ましい。
【0028】本発明の高耐久性アスファルト舗装組成物
は予め 120〜200 ℃の範囲に加熱したアスファルトに本
発明の添加剤を添加し、十分混合したアスファルト混合
物と砕石、砂、及びフィラーを混練りすることにより製
造することを特徴とする。本発明の高耐久性アスファル
ト舗装組成物の製造に際して、予め加熱したアスファル
トに本発明の添加剤を添加することにより、本発明の添
加剤をアスファルト中に均一に分散し、均質な高耐久性
アスファルト舗装組成物が得られるものである。
は予め 120〜200 ℃の範囲に加熱したアスファルトに本
発明の添加剤を添加し、十分混合したアスファルト混合
物と砕石、砂、及びフィラーを混練りすることにより製
造することを特徴とする。本発明の高耐久性アスファル
ト舗装組成物の製造に際して、予め加熱したアスファル
トに本発明の添加剤を添加することにより、本発明の添
加剤をアスファルト中に均一に分散し、均質な高耐久性
アスファルト舗装組成物が得られるものである。
【0029】本発明の添加剤の改質瀝青質への混合方法
としては、 100〜250 ℃に加熱溶融した瀝青質に改質材
と添加剤を同時に攪拌下で添加する方法、又は、予め改
質瀝青質を製造しておき、その後添加剤を添加する方法
のどちらでも良い。
としては、 100〜250 ℃に加熱溶融した瀝青質に改質材
と添加剤を同時に攪拌下で添加する方法、又は、予め改
質瀝青質を製造しておき、その後添加剤を添加する方法
のどちらでも良い。
【0030】上記した改質材を実用に際して適宜選択し
た瀝青質に添加した改質瀝青質は感温性、耐久性に優
れ、更に本発明の添加剤を添加することにより、付着
性、剥離防止性を改良して市場が要求する諸性能を有す
る瀝青組成物が得られる。
た瀝青質に添加した改質瀝青質は感温性、耐久性に優
れ、更に本発明の添加剤を添加することにより、付着
性、剥離防止性を改良して市場が要求する諸性能を有す
る瀝青組成物が得られる。
【0031】従って道路舗装剤以外の工場床、ルーフィ
ング材、車両用地下保護材などの防水被覆を目的とする
工事用として利用することができる。
ング材、車両用地下保護材などの防水被覆を目的とする
工事用として利用することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、以下
の例における%は、重量%である。本発明の効果を確認
するために、リーデルアンドウェーバーテストと水浸マ
ーシャル試験を実施した。
はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、以下
の例における%は、重量%である。本発明の効果を確認
するために、リーデルアンドウェーバーテストと水浸マ
ーシャル試験を実施した。
【0033】リーデルアンドウェーバーテスト(RIEDEL
AND WEBER TEST) は英国道路研究所が提案した方法であ
り次のような方法である。粒径0.15〜0.075 mmの砕石43
重量部と粒径 0.3〜0.15mmの砕石43重量部を混合して 1
70℃に加熱する。これに 150℃に加熱溶融したアスファ
ルト又は改質アスファルト14重量部を加えて良く混合
し、砕石をアスファルト又は改質アスファルトで完全に
被覆する。この被覆したアスファルト混合物 0.5gを表
1に示す所定濃度の炭酸ソーダ溶液25mlを入れたビーカ
ーの中に入れ1分間沸騰させる。砕石とアスファルトが
少量でも完全に剥離し始めた最初の溶液を記録して付着
点数を定める。炭酸ソーダと付着点数との関係は表1の
通りである。
AND WEBER TEST) は英国道路研究所が提案した方法であ
り次のような方法である。粒径0.15〜0.075 mmの砕石43
重量部と粒径 0.3〜0.15mmの砕石43重量部を混合して 1
70℃に加熱する。これに 150℃に加熱溶融したアスファ
ルト又は改質アスファルト14重量部を加えて良く混合
し、砕石をアスファルト又は改質アスファルトで完全に
被覆する。この被覆したアスファルト混合物 0.5gを表
1に示す所定濃度の炭酸ソーダ溶液25mlを入れたビーカ
ーの中に入れ1分間沸騰させる。砕石とアスファルトが
少量でも完全に剥離し始めた最初の溶液を記録して付着
点数を定める。炭酸ソーダと付着点数との関係は表1の
通りである。
【0034】
【表1】
【0035】水浸マーシャル試験は日本道路公団の試験
方法KODAN202「アスファルト混合物に対するマーシャル
試験方法」に準じた。但し、供試体の水浸時間を48時間
から96時間まで長くし、より厳しい条件下で実施した。
試験はマーシャル安定度試験方法 (ASTM D 1559-65、ア
スファルト舗装要綱、付録4.10) に従った。本試験に用
いたアスファルト混合物の種類は密粒度アスファルト混
合物(13mm)で、混合物の配合設計は針入度60〜80のアス
ファルトを用いてマーシャル安定度試験から求めた最適
アスファルト量(5.5%) について、各改質アスファルト
も全て同一アスファルト量で改質アスファルト混合物を
作製した。試験用アスファルト舗装用組成物供試体はア
スファルトを 165〜180 ℃に加熱溶解し、条件に応じて
本発明の添加剤を加えてアスファルト混合物を調製後、
165〜180 ℃に加熱した砕石、砂、フィラーと混練りす
ることにより作製した。混合物の作製条件は混合温度 1
65〜180 ℃、突固め温度 165〜180 ℃で行った。供試体
は10個 (直径10cm、厚さ約6.3cm の円筒形) を作製し、
このうち5個は標準マーシャル試験を行い、残り5個は
60℃恒温水槽に96時間浸漬し、浸漬終了後、供試体のマ
ーシャル安定度を求めた。次式より水浸マーシャル試験
による残留安定度を算出した。
方法KODAN202「アスファルト混合物に対するマーシャル
試験方法」に準じた。但し、供試体の水浸時間を48時間
から96時間まで長くし、より厳しい条件下で実施した。
試験はマーシャル安定度試験方法 (ASTM D 1559-65、ア
スファルト舗装要綱、付録4.10) に従った。本試験に用
いたアスファルト混合物の種類は密粒度アスファルト混
合物(13mm)で、混合物の配合設計は針入度60〜80のアス
ファルトを用いてマーシャル安定度試験から求めた最適
アスファルト量(5.5%) について、各改質アスファルト
も全て同一アスファルト量で改質アスファルト混合物を
作製した。試験用アスファルト舗装用組成物供試体はア
スファルトを 165〜180 ℃に加熱溶解し、条件に応じて
本発明の添加剤を加えてアスファルト混合物を調製後、
165〜180 ℃に加熱した砕石、砂、フィラーと混練りす
ることにより作製した。混合物の作製条件は混合温度 1
65〜180 ℃、突固め温度 165〜180 ℃で行った。供試体
は10個 (直径10cm、厚さ約6.3cm の円筒形) を作製し、
このうち5個は標準マーシャル試験を行い、残り5個は
60℃恒温水槽に96時間浸漬し、浸漬終了後、供試体のマ
ーシャル安定度を求めた。次式より水浸マーシャル試験
による残留安定度を算出した。
【0036】
【数1】
【0037】実施例1 スレートアスファルト (針入度60〜80) に表2に示す各
種添加剤を混入し、試料アスファルトを調整した。リー
デルアンドウェーバーテストと水浸マーシャル試験結果
を表2に示した。
種添加剤を混入し、試料アスファルトを調整した。リー
デルアンドウェーバーテストと水浸マーシャル試験結果
を表2に示した。
【0038】
【表2】
【0039】実施例2 スレートアスファルト (針入度60〜80) 95%と表3に示
す改質材5%を混合し、更に表3に示す各種添加剤をス
レートアスファルトに対して 0.5%混入して改質アスフ
ァルトを調整した。リーデルアンドウェーバーテストと
水浸マーシャル試験結果を表3に示した。
す改質材5%を混合し、更に表3に示す各種添加剤をス
レートアスファルトに対して 0.5%混入して改質アスフ
ァルトを調整した。リーデルアンドウェーバーテストと
水浸マーシャル試験結果を表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】*1 スチレン・ブタジエン・スチレンブ
ロック共重合物 *2 スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合
物 *3 エチレン・酢酸ビニル共重合物 *4 スチレン・ブタジエン共重合物 *5 スチレン・ブタジエン共重合物ゲルタイプ
ロック共重合物 *2 スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合
物 *3 エチレン・酢酸ビニル共重合物 *4 スチレン・ブタジエン共重合物 *5 スチレン・ブタジエン共重合物ゲルタイプ
【0042】
【発明の効果】実施例より、本発明の高耐久性加熱瀝青
質用添加剤を用いた瀝青質は骨材とアスファルトとの接
着性が向上し、剥離防止効果が著しく改善され、耐久性
が向上していることが明白である。この添加剤は最近の
排水性舗装などの新しい舗装技術の進歩を可能とすると
共にアスファルト舗装の耐久性を向上させることはトー
タルコスト面だけでなく、環境面でも大きなメリットが
期待され、その波及効果は大きい。
質用添加剤を用いた瀝青質は骨材とアスファルトとの接
着性が向上し、剥離防止効果が著しく改善され、耐久性
が向上していることが明白である。この添加剤は最近の
排水性舗装などの新しい舗装技術の進歩を可能とすると
共にアスファルト舗装の耐久性を向上させることはトー
タルコスト面だけでなく、環境面でも大きなメリットが
期待され、その波及効果は大きい。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の一般式(I) 及び/又は(II)で表さ
れる2価のカルボン酸もしくはその無水物からなること
を特徴とする高耐久性加熱瀝青質用添加剤。 【化1】 (式中、R1〜R3は炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽
和又は不飽和の炭化水素基である。) - 【請求項2】 下記の一般式(I) 及び/又は(II)で表さ
れる2価のカルボン酸の無水物からなることを特徴とす
る高耐久性加熱瀝青質用添加剤。 【化2】 (式中、R1〜R3は炭素数8〜30で、直鎖又は分岐鎖、飽
和又は不飽和の炭化水素基である。) - 【請求項3】 ゴム類、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂
の中から選ばれる1種以上を併用することを特徴とする
請求項1又は2記載の高耐久性加熱瀝青質用添加剤。 - 【請求項4】 加熱アスファルト 100重量部に請求項1
〜3の何れか1項に記載の添加剤を0.05〜5重量部添加
したアスファルト配合物3〜10重量部と、砕石、砂、フ
ィラーからなる骨材97〜90重量部とからなることを特徴
とする高耐久性アスファルト舗装組成物。 - 【請求項5】 予め加熱アスファルトに請求項1〜3の
何れか1項に記載の添加剤を添加したアスファルト混合
物と骨材とを混練りすることを特徴とする請求項4記載
の高耐久性アスファルト舗装組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7485894A JPH07278439A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7485894A JPH07278439A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07278439A true JPH07278439A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13559446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7485894A Pending JPH07278439A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 高耐久性加熱瀝青質用添加剤、それを用いた高耐久性アスファルト舗装組成物、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07278439A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010516851A (ja) * | 2007-01-23 | 2010-05-20 | トータル・ラフィナージュ・マーケティング | 熱可逆特性を有する瀝青組成物 |
| WO2018055976A1 (ja) * | 2016-09-26 | 2018-03-29 | 昭和シェル石油株式会社 | ポリマー改質アスファルト組成物 |
| JP2018053234A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 昭和シェル石油株式会社 | ポリマー改質アスファルト組成物 |
| JP2021076005A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-20 | 花王株式会社 | アスファルト組成物 |
| KR20240106423A (ko) | 2022-12-29 | 2024-07-08 | 한국건설기술연구원 | 온도 저감형 아스팔트 콘크리트 |
| KR20240106422A (ko) | 2022-12-29 | 2024-07-08 | 한국건설기술연구원 | 온도 저감형 아스팔트 바인더 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP7485894A patent/JPH07278439A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010516851A (ja) * | 2007-01-23 | 2010-05-20 | トータル・ラフィナージュ・マーケティング | 熱可逆特性を有する瀝青組成物 |
| JP2013166956A (ja) * | 2007-01-23 | 2013-08-29 | Total Raffinage Marketing | 熱可逆特性を有する瀝青組成物 |
| WO2018055976A1 (ja) * | 2016-09-26 | 2018-03-29 | 昭和シェル石油株式会社 | ポリマー改質アスファルト組成物 |
| JP2018053234A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 昭和シェル石油株式会社 | ポリマー改質アスファルト組成物 |
| JP2021076005A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-20 | 花王株式会社 | アスファルト組成物 |
| KR20240106423A (ko) | 2022-12-29 | 2024-07-08 | 한국건설기술연구원 | 온도 저감형 아스팔트 콘크리트 |
| KR20240106422A (ko) | 2022-12-29 | 2024-07-08 | 한국건설기술연구원 | 온도 저감형 아스팔트 바인더 |
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