JPH07278524A - 組織標本作製用の脱水剤を置換するための脂溶性置換剤及び前記脂溶性置換剤を用いた組織標本作製方法 - Google Patents

組織標本作製用の脱水剤を置換するための脂溶性置換剤及び前記脂溶性置換剤を用いた組織標本作製方法

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JPH07278524A
JPH07278524A JP6301598A JP30159894A JPH07278524A JP H07278524 A JPH07278524 A JP H07278524A JP 6301598 A JP6301598 A JP 6301598A JP 30159894 A JP30159894 A JP 30159894A JP H07278524 A JPH07278524 A JP H07278524A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不揮発性で、無臭且つ無毒の安全性に優れた新
規な組織標本作製用の脱水剤を置換するための脂溶性置
換剤を提供する。 【構成】脂肪酸とアルコールからなる炭素数の総和が6
から50であるエステル、及び、同種又は異種のアルコ
ールからなる炭素数の総和が6から50であるエーテル
から少なくとも1種以上選択されてなる、組織標本作製
用の脱水剤を置換するための脂溶性置換剤。 【効果】本発明品は、無毒無臭且つ不揮発性であり、作
業者は安全に組織標本作製を行える。また、本発明品
は、組織中に存在する脱水剤と速やかに置換し、続いて
速やかに包埋剤に十分に馴染むので、標本の薄切が容易
である。更に、作製された組織標本は、組織及び細胞構
築が良好に保持され、また染色を妨げない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組織標本作製に用いられ
る新規な脱水剤を置換するための脂溶性置換剤及び前記
新規な脂溶性置換剤を用いた組織標本作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】組織標本の顕微鏡による形態観察は医
学、生物学において診断、病態学、形態学の基礎をなす
ものである。
【0003】一般に組織標本は光学顕微鏡の領域で用い
られるが、近年、レーザー走査顕微鏡が導入され、また
光学顕微鏡標本から電子顕微鏡標本も作製可能であり、
従来よりさらにその応用範囲は拡大しつつあり、細胞内
小器官の観察を主とする電子顕微鏡領域と連続性を強め
ている。さらに組織標本からDNAを増幅する技術も実
用化され、応用範囲は拡大している。このように組織標
本の有用性は愈々高まっている。それでは、一般的な組
織標本作製の手順を簡単に説明する。
【0004】組織標本は、原則として、先ず各種生体、
解剖個体から組織片を採取する。次にこの組織片を固定
処理する過程、脱水剤にて組織中の水分を脱水置換処理
する過程、前過程により組織中に存在する脱水剤を脂溶
性置換剤に置換(透徹)(Clearing)する過程、包埋剤
により組織を包埋(embedding)する過程、更にこれを
薄切、染色する過程を経て作製される。
【0005】上記組織標本作製方法において、脱水過程
では脱水剤としてアルコール系列が最も一般的に使用さ
れている。この処理が終わると、組織中の水分はアルコ
ールに置換したものとなる。
【0006】次にこの組織をアルコールから包埋剤に置
換することを目指すが、パラフィンに代表されるように
一般的に使用される包埋剤は脂溶性であるため、アルコ
ールより脂溶性の高い置換剤に置換(透徹)(Clearin
g)される。この脂溶性置換剤にはキシレン、ベンゼ
ン、クロロフォルム等が使用される。
【0007】最後にこのようにして得られた組織を包埋
剤に浸漬する。その結果、当初組織中に含有されていた
水分は、全て最終的に包埋剤に置換された組織となる。
【0008】最も代表的なパラフィン包埋の場合には、
前過程で脂溶性置換剤にて置換後の組織を60℃にて熔
融パラフィンに浸漬した後室温に冷却し硬化させる。
【0009】こうして得られた包埋(embedding)され
た組織はミクロトームで約2〜4μmの厚さに薄切し、
脱パラフィンを行った後所望の染色を施すことにより組
織標本が完成される。
【0010】上記従来の一般的な組織標本作製方法の詳
細に関しては、例えば、グラハム(James H. Graham)
ら編著の”Dermal Pathology”(1972年、Harper &
Row,Publishers, Inc.発行)の第47頁〜第67頁の
セクション3 ”Techniques for preparation of skin
for histopathologic study ”(Lee G. Luna著)に、
特に光学顕微鏡用の組織標本作製方法について記載され
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来、脱
水剤を置換(透徹)するための脂溶性置換剤としてはキ
シレン、ベンゼン、クロロフォルム等が使用されてい
る。しかし、これらには揮発性、毒性(皮膚、気道粘膜
刺激、中枢神経障害、貧血等)を有することは、よく知
られている。
【0012】また、その臭気は独特であり、大気中に揮
散する環境汚染物質でもあるため、その使用に際し特別
の換気装置を必要とする。更に、使用後の廃液は産業廃
棄物として処理しなければならず、取扱に注意を要する
ものである。従って、これらを取り扱う組織標本作製者
の健康阻害の懸念も生じている。
【0013】そこで、本発明は不揮発性で、無臭且つ無
毒である安全性に優れた新規な組織標本作製用の脱水剤
を置換するための脂溶性置換剤を提供することを目的と
する。更には前記脂溶性置換剤を用いる作業者にとって
安全な組織標本作製方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的に従い安全且つ
無公害な組織標本作製用の脂溶性置換剤を開発すべく鋭
意研究した結果、上記目的を達成できる新規置換剤を発
見し、本発明を完成するに至った。
【0015】即ち、本発明は脂肪酸とアルコールからな
る炭素数の総和が6から50、好ましくは6から30で
あるエステル、及び、同種又は異種のアルコールからな
る炭素数の総和が6から50、好ましくは6から30で
あるエーテルから少なくとも1種以上選択されてなる、
組織標本作製用の脱水剤を置換するための脂溶性置換剤
及び前記脂溶性置換剤を用いることを特徴とする組織標
本作製方法に関する。
【0016】
【作用】本発明に適用される脂肪酸とアルコールからな
る炭素数の総和が6から50(好ましくは6から30)
であるエステル、及び、同種又は異種のアルコールから
なる炭素数の総和が6から50(好ましくは6から3
0)であるエーテルはいずれも無臭かつ不揮発性であ
り、更には無毒である。依って、作業者は健康を害する
おそれもなく安全に組織標本作製を行うことができる。
【0017】加えて、前記の本発明の脂溶性置換剤は脱
水剤、特にアルコール類とよく混和するので組織中に存
在する脱水剤と速やかに置換(透徹)される。また、同
時に脂溶性であるため続く組織の包埋剤、特にはパラフ
ィン類への浸漬により、迅速且つ確実に組織全体へパラ
フィン類に代表される包埋剤が浸透する。
【0018】更に、作製された組織標本は、組織が傷つ
く事無く、また、顕微鏡観察を容易にするための染色を
妨げることのない良好なものである。
【0019】
【好適な実施態様】本発明の脂溶性置換剤であるエステ
ル又はエーテルの原料となるのはアルコール又は/及び
脂肪酸である。ここで、アルコールとは1個又は2個以
上の水酸基を有するものであり、液状且つ溶剤性を有す
るものをいうこととする。従って、分枝の方が好まし
く、更に不揮発性、脂溶性を保持する点からエーテル反
応若しくはエステル反応に供しない水酸基が少ないもの
が好ましく、特には1から3個の水酸基を有するアルコ
ールが好ましい。
【0020】また、脂肪酸とは、カルボキシル基を有す
る有機酸であり、液状且つ溶剤性を有するものをいうこ
ととする。更に脂溶性を保持するためにそのカルボキシ
ル基が全てエステル反応に供することが好ましく、特に
は1価の脂肪酸が好ましい。
【0021】本発明の脂溶性置換剤は脂肪酸とアルコー
ルから製せられるエステル若しくは同種又は異種のアル
コールから製せられるエーテルである。この本発明の脂
溶性置換剤は液状であり且つ溶剤性を有することが必要
であり、このための炭素数の総和は6から50、好まし
くは6から30、より好ましくは10から30である。
【0022】炭素数が6未満では揮発性を有し、臭いも
あるため、取扱の際に不快感を抱き、また安全性の問題
からも不適であり、好ましくは10以上である。逆に炭
素数が50より大きくなると室温において液体を呈さな
いものが多くなるため不適であり、好ましくは30以下
である。エーテル又はエステルの種類により若干相異が
有るが、本発明にて一般に好ましい炭素数の総和は6か
ら30であり、より好ましくは10から30であり、更
に好ましくは10から26、特には15から26、最も
好ましくは15から20である。
【0023】また、特には脂肪酸エステルが好ましい。
作用は不明であるが、従来品に比し特に美しく染色され
た顕微鏡像を得ることができる。更には、脂肪酸エステ
ルに関しては、必要に応じて使用後の廃液をアルカリ処
理によりケン化して石鹸にすれば、洗浄剤として器具の
洗浄等に再利用可能であり、環境問題、省資源化の見地
からも好適である。
【0024】脂肪酸とアルコールからなる炭素数の総和
が6から50(好ましくは6から30)であるエステル
には、脂肪酸と1価アルコールとのエステル又は脂肪酸
と多価アルコールとのエステルであって、炭素数の総和
が6から50(好ましくは6から30)であるものが挙
げられる。
【0025】1価アルコールとの脂肪酸エステルとして
は、例えば、イソステアリルイソステアレート(炭素数
36)などの炭素数の総和が6から50であるものが挙
げられ、、好ましくはイソミリスチルイソミリステート
(炭素数28)などの炭素数の総和が6から30のエス
テルであり、より好ましくはイソプロピルミリステート
(炭素数17)、イソプロピルパルミテート(炭素数1
9)、エチルパルミテート(炭素数18)、メチルステ
アレート(炭素数19)、ブチルステアレート(炭素数
22)、セチルイソオクタノエート(炭素数24)、セ
バシン酸ジイソブチル(炭素数18)等の炭素数の総和
が10から30、更には10から24、特には15から
24であるエステルである。この中でもイソプロピルミ
リステート、イソプロピルパルミテートが最も好まし
い。
【0026】また、2価以上の多価アルコールとの脂肪
酸エステルとしては、例えば、テトラヘキシルペンタエ
リスリトールエステル(炭素数44)、ジグリセリルテ
トラオクタノエート(炭素数38)などの炭素数の総和
が6から50であるものが挙げられ、好ましくはジオク
タン酸プロピレングリコール(炭素数19)、モノオク
タン酸プロピレングリコール(炭素数11)、トリオク
タン酸グリセリル(炭素数27)、モノラウリン酸グリ
セリル(炭素数15)、ジオクチルジプロピレングリコ
ールエステル(炭素数22)、ジエチレングリコールモ
ノオクタノエート(炭素数12)、ペンタエチレングリ
コールモノラウレート(炭素数22)等の炭素数の総和
が6から30、より好ましくは10から30のエステル
である。更には炭素数の総和が8から24のエステルが
好ましい。
【0027】同種又は異種のアルコールからなる炭素数
の総和が6から50(好ましくは6から30)であるエ
ーテルは、炭素数の総和が6から50(好ましくは6か
ら30)である、1価のアルコール同士のエーテル及び
1価のアルコールと多価アルコールからなるエーテルに
大別できる。
【0028】1価のアルコール同士のエーテルとして
は、例えば、ジステアリルエーテル(炭素数36)など
の炭素数の総和が6から50であるものが挙げられ、好
ましくはジオクチルエーテル(炭素数16)、ジラウリ
ルエーテル(炭素数24)、ジヘキシルエーテル(炭素
数12)などの炭素数の総和が6から30、より好まし
くは10から30のエーテルである。更には炭素数の総
和が8から20のものが好ましい。
【0029】1価のアルコールと多価アルコールとのエ
ーテルとしては、例えば、ジステアリルグリセリルエー
テル(炭素数39)などの炭素数の総和が6から50で
あるものが挙げられ、好ましくはトリオクチルグリセリ
ルエーテル(炭素数27)、オレイルグリセリルエーテ
ル(炭素数21)、プロピレングリコールモノラウリル
エーテル(炭素数15)、ジプロピレングリコールモノ
ラウリルエーテル(炭素数18)、ジエチレングリコー
ルモノラウリルエーテル(炭素数16)、ジエチレング
リコールジオクチルエーテル(炭素数20)などの炭素
数の総和が6から30、より好ましくは10から30の
エーテルである。炭素数の総和が6(好ましくは10)
から22のものも一般的には好ましい。
【0030】上記に掲げた置換剤の中、最も好ましいの
はイソプロピルパルミテート及びイソプロピルミリステ
ートである。本発明の置換剤は上記のエステル若しくは
エーテルを単独で用いても、分子量の調整等の目的のた
めに2種以上を混合して用いても構わない。
【0031】また、上述のエステル又はエーテルに少量
のイソプロピルアルコールを混合すると、最終的に染色
性良好な美しい標本が得られる。従来、脱水剤の置換過
程では、特にアルコール類を使用した場合には組織中の
アルコール分をできるだけ完全に置換剤により置換させ
ることが好ましいと考えられてきたこととは、反対の結
果であり、特筆すべき点である。
【0032】詳しい作用は不明であるが、見かけの分子
量が減少することにより、脂肪酸エステル又はアルコー
ルエーテルが組織内に浸透し易くなる為、その後の脂溶
性を表わす包埋剤への置換(浸透)が速やか且つ確実に
進行するためではないかと考えられる。
【0033】イソプロピルアルコールの好ましい添加量
は本発明に係るエステル又はエーテル又はこれらの混合
物に対して1〜20容量%が好ましく、10〜20容量
%がより好ましい。1容量%未満では、イソプロピルア
ルコール添加による効果が十分に表われず、20容量%
を超えて添加すると脂溶性が不足し、その後のパラフィ
ン類等の包埋剤への置換がされ難くなる為、不適であ
る。
【0034】本発明に係る組織標本の作製方法は、脱水
剤の置換剤に上述の本発明の置換剤を用いる他は、基本
的には従来の作製方法に従えば良い。ここで、本発明の
組織標本作製方法の一例を各過程別に概説する。但し、
係る方法はこれに限定されるものではない。
【0035】<組織の採取及び固定処理過程>先ず生体
又は解剖した死体から目的の組織を採取する。次にこれ
を固定する。「固定」とは、組織蛋白を凝固させ、臓器
組織の形態を可能な限り生体での状態に近い形態で保存
する処置である。
【0036】その研究対象である生体の成分により種々
の組織固定液が選択されるが、通常はホルマリン(ドイ
ツ.シェーリング(Schering)社の商品名又は俗称で、
40%ホルムアルデヒド水溶液に13%メタノールを添
加したもの)が用いられる。その他には、グルタルアル
デヒド、ヒドロキシアジポアルデヒド等のアルデヒド
類、クロラール水和物、特開昭49−126433号公
報に記載の組織固定液などが挙げられる。本発明では適
用される組織固定液の種類は問わない。
【0037】<脱水処理過程>当該過程の目的は、包埋
剤の組織への浸透を確実にするための、いわゆる前処理
過程であり、包埋剤と親和性のない組織中の水分を包埋
剤と相溶性のある溶剤に置換するための第一過程であ
る。
【0038】最も一般的にはアルコール系列によって脱
水処理が行われる。アルコール系列は、例えば30%、
50%、70〜80%、95%、100%のように、逐
次濃度の高いアルコール類に組織片を移動させて行き、
この過程で組織中の水分は順次高濃度のアルコールに置
換される。
【0039】アルコール類としては、エタノール、イソ
プロピルアルコール、メタノール等が用いられている
が、メタノール蒸気は毒性があるが、エタノール、イソ
プロピルアルコールは安全であるため、通常これらのど
ちらかが選択される。本発明における脱水剤としてはこ
れらアルコール類に限定されず、例えば特開平3−68
865号公報記載の2,2−ジメトキシプロパン、オル
ソ蟻酸メチル、オルソ蟻酸エチル、オルソ酢酸メチル、
オルソ酢酸エチルなども適用できる。しかし、本発明の
脂溶性置換剤を使用する場合、最も好ましいのはイソプ
ロピルアルコールである。
【0040】<脱水剤を脂溶性置換剤に置換(透徹)す
る過程>当該過程は前過程で組織中の水分と置換した脱
水剤(主にアルコール類)を更に包埋剤と親和性の高い
溶剤に置換することを目的とする。ここでは前述の本発
明に係る脂溶性置換剤が適用される。処理方法について
は、従来のキシレン、クロロフォルム等の脂溶性置換剤
の場合と同様で構わず、例えば、先ず、本発明の置換剤
と前過程で用いた脱水剤との混合溶液、好ましくは等容
量混合溶液中に組織を浸漬し、次に、本発明の置換剤の
みからなる浴槽に浸漬する。この第二の操作は2〜3回
繰り返されることが好ましい。
【0041】本発明の置換剤は、無毒・無臭であるた
め、衛生上安全に当該過程の作業ができる。更に、本発
明の置換剤を用いると、従来より鮮明に染色された美し
い顕微鏡像が得られる。
【0042】本発明の置換剤とは上記で説明した通りで
あり、例えばイソプロピルパルミテート(炭素数1
9)、イソプロピルミリステート(炭素数17)、イソ
ミリスチルイソミリステート(炭素数28)、セバシン
酸ジイソブチル(炭素数18)、メチルイソオクタノエ
ート(炭素数9)、イソステアリルイソステアレート
(炭素数36)、ペンタエチレングリコールモノラウレ
ート(炭素数22)、トリオクタン酸グリセリル(炭素
数27)、プロピレングリコールジオクタノエート(炭
素数19)、ジプロピレングリコールモノラウレート
(炭素数18)、ジグリセリルテトラオクタノエート
(炭素数38)、ジオクチルエーテル(炭素数16)、
ジオクチルグリセリルエーテル(炭素数19)、ペンタ
エチレングリコールモノセチルエーテル(炭素数26)
などが挙げられる。これらを使用して得られた組織標本
は、ミクロトームによる薄切化のしやすさ、組織内の形
態の維持状態、染色性等の観点を総合的に判断して、従
来の有機溶媒を使用した脂溶性置換剤を用いて作製され
た組織標本と同等以上に優れている。
【0043】<包埋過程>当該過程は、包埋剤を組織内
部に浸透させて、組織標本の薄切を容易にするために硬
化させることを目的とする。最も一般的にはパラフィン
類が用いられる。
【0044】その処理方法は、例えば、パラフィン類を
60℃程度に温め軟化熔融し、これに前記過程で用いた
置換剤を添加した混合溶液、好ましくは等量混合溶液中
に組織を浸漬する。次に同じく60℃程度で熔融させた
純然たるパラフィン類の溶液に組織を浸漬する段階を経
て、組織内にパラフィン類を浸透させる。
【0045】尚、パラフィン包埋をする場合には、置換
剤からパラフィンへ移行する間に、同様の操作によりワ
ックス類で置換する過程を設けることが好ましい。ここ
で、ワックス類とは高位脂肪酸と高級一価アルコールと
からなる固形エステルをいい、例えば鯨ろう、蜜ろう、
シナろうなどが挙げられ、特に好ましくは蜜ろうであ
る。
【0046】次の過程は前記の軟化熔融しているパラフ
ィン液と共に、組織片を包埋用の小容器に移し、温度を
60℃から室温まで下げてパラフィンを硬化させて、パ
ラフィン内に組織が包埋されたパラフィンブロックを得
る。
【0047】但し、本発明の組織標本作製方法において
包埋過程で使用される包埋剤は、パラフィン類に限定さ
れず、近年注目されている樹脂包埋にも適用できる。た
だし、含浸される樹脂モノマーは脂溶性であることを要
する。
【0048】<薄切・染色・鏡検>前記過程で作製した
組織が包埋されたブロックをミクロトーム等で2〜4ミ
クロン程度の厚さの切片とし、スライドガラスに乗せた
後、包埋剤を除去する。例えばパラフィン包埋の場合に
はパラフィン伸展器で切片を伸展させ、パラフィン包埋
過程を逆に辿りアルコールに至って脱パラフィンする。
樹脂包埋においても適当な溶剤で包埋剤を除去すること
が好ましいが、必ずしもその除去を必要としない。その
後、目的に応じた染色法により染色した後、封入剤を用
いカバーガラスをかけて封入し、顕微鏡で観察する。
【0049】上述の操作により、作製された組織標本
は、ミクロトームによる薄切化のしやすさ、組織内の形
態の維持状態、染色性等において、従来のキシレン等の
脂溶性置換剤を使用した場合と同等以上の優れたもので
ある。
【0050】
【実施例】次に本発明の具体的な実施例を示すが、これ
らは本発明の実施態様を例示したものであり、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。
【0051】《実施例1》次の手順により組織標本を作
製した。 1)組織採取 2)ホルマリンによる固定
【0052】<脱水置換処理過程(3〜7)> 3)70%のイソプロピルアルコール浴中に30分間浸
漬 4)90%のイソプロピルアルコール浴中に30分間浸
漬 5)90%のイソプロピルアルコール浴中に30分間浸
漬 6)100%のイソプロピルアルコール浴中に60分間
浸漬 7)100%のイソプロピルアルコール浴中に60分間
浸漬
【0053】<脱水剤を脂溶性置換剤に置換(透徹)す
る過程(8〜10)> 8)100%イソプロピルアルコールとイソプロピルパ
ルミテートの1:1(容量比)混合溶液からなる浴中に
1時間浸漬 9)イソプロピルパルミテートに対して15容量%のイ
ソプロピルアルコールからなる混合溶液の浴槽(本発明
例1及び本発明例2)又はキシレン槽(比較例1及び比
較例2)中に120分間浸漬 10)前過程と同組成のイソプロピルパルミテートとイ
ソプロピルアルコールの混合溶液の浴槽(本発明例1及
び本発明例2)又はキシレン槽(比較例1及び比較例
2)中に120分間浸漬
【0054】<包埋過程(11〜15)> 11)60℃の、イソプロピルパルミテートと熔融させ
た蜜ろうとの等容量混合溶液の浴中に60分間浸漬 12)60℃の熔融させた蜜ろうの浴中に60分間浸漬 13)60℃の熔融させたパラフィンの浴中に60分間
浸漬 14)60℃の熔融させたパラフィンの浴中に120分
間浸漬 15)室温まで冷却して、パラフィンを硬化させて組織
を包埋させる
【0055】16)薄切 17)染色:ヘマトキシリン−エオシン染色 18)鏡検(×600)
【0056】上述の方法により作製した顕微鏡写真を図
1(a)(本発明例1)、(b)(比較例1)及び図2
(a)(本発明例2)、(b)(比較例2)に示す。図
1の(a)と(b)又は図2の(a)と(b)とを比較
すると、図1及び図2の双方において(a)即ち本発明
例の方が染色による染め分けが明瞭であり、組織及び細
胞構築共に明瞭に表わされている((a)、(b)の染
色時間は等しくしてある。)。従って、本発明による脂
溶性置換剤を用いた方法では、作業環境が改善され、取
扱性が向上するだけでなく、美しい組織標本が得られる
ことが確認された。尚、当該顕微鏡写真に関しては図1
(a)、(b)及び図2(a)、(b)の各々に対応す
るカラー写真を別に提出しているので、それらを参照し
て頂ければ、本発明の方法による染色の染め分けの優秀
性をより明確に確認できる。
【0057】《実施例2》ホルマリンにより固定処理を
した同一臓器の組織をイソプロピルミリステートの場合
はイソプロピルアルコールを用いて(本発明例3)、キ
シレンの場合はエタノールを用いて(比較例3)、実施
例1の3)〜7)の方法に従って脱水した。次に水分が
エタノールに置換された組織をイソプロピルミリステー
ト(本発明例3)又はキシレン(比較例3)を入れた所
定の容器に移し変え、それぞれ1時間浸漬した。この操
作を3回繰り返した後、同様にパラフィンに置換する操
作を行った。更に、このようにして作製したパラフィン
ブロックを薄切し、ヘマトキシリン−エオシン染色を行
い、顕微鏡観察を行った。
【0058】置換剤の評価は、組織標本のミクロトーム
による薄切化のしやすさ、組織内の形態の維持状態、染
色性等から総合して判定した。判定は現在使用されてい
る置換剤であるキシレン(比較例3)の評価を「普通」
とし、これと対比して「良」、「悪」を判定した。
【0059】本発明例3の方法により得られた組織標本
は、従来の方法による比較例3と比較すると、総合的に
「良」と判定され、優れたものであった。
【0060】本発明に係る置換剤を使用したものは、現
在使用されている方法による標本(比較例3)と比べ、
それ以上の評価が得られた。このことは、組織は薄切す
るのに十分にパラフィンとよく馴染んでいることを表
す。つまりアルコールから本発明の脂溶性置換剤への置
換(透徹)、次いでパラフィンへの置換が十分に行われ
ていたことを表わす。更に本発明の置換剤は、組織の細
胞の構築を良好に保持し、また、染色を妨げることのな
いものであった。
【0061】
【効果】本発明の組織標本作製方法に適用される脱水剤
を置換するための脂溶性置換剤は、いずれも無臭かつ不
揮発性であり、更には無毒である。依って、作業者は健
康を害するおそれもなく安全に組織標本作製を行うこと
ができる。また、使用時にドラフト等の特別な換気装置
を必要とせず、使用後の廃液についても何等特別の処理
を必要としない、取扱性に優れたものである。
【0062】更には、脂肪酸エステルに関しては、必要
に応じて使用後の廃液をアルカリ処理によりケン化して
石鹸にすれば、洗浄剤として器具の洗浄等に再利用可能
であり、環境問題、省資源化の見地からも好適である。
【0063】加えて本発明の置換剤は、脱水剤特にアル
コール類とよく混和するので組織中に存在する脱水剤と
速やかに置換(透徹)され、同時に脂溶性であるため続
く包埋過程において、速やかに包埋剤、特にパラフィン
類に、十分に馴染むので顕微鏡組織標本に適した厚さに
薄切することが容易である。
【0064】更に、作製された組織標本は、組織及び細
胞構築が良好に保持され、また、顕微鏡観察を容易にす
るための染色を妨げることのない良好なものである。
【0065】本発明の組織標本作製方法は、係る方法の
作業環境を改善し、顕微鏡観察を容易にするための染色
を妨げることなく美しい顕微鏡像を提供する優れた方法
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は(a)、(b)共にヒトの腎臓の糸球体
の組織構造、即ち生物の一部の形態を表わす顕微鏡写真
であり、(a)は脱水剤を置換するための脂溶性置換剤
にイソプロピルパルミテートを使用した本発明の組織標
本作製方法の一実施態様(本発明例1)により作製され
た腎臓糸球体の組織標本の顕微鏡写真であり(ヘマトキ
シリン−エオシン染色、×600)、(b)は脂溶性置
換剤にキシレン薬剤を用いた従来の組織標本作製方法
(比較例1)によって作製された腎臓糸球体の組織標本
の顕微鏡写真である(ヘマトキシリン−エオシン染色、
×600)。
【図2】図2はヒトの肝ガンの細胞組織、即ち生物の一
部の形態を表わす顕微鏡写真であり、(a)は脱水剤を
置換するための脂溶性置換剤にイソプロピルパルミテー
トを使用した本発明の組織標本作製方法の更なる一実施
態様(本発明例2)により作製された肝ガンの組織標本
の顕微鏡写真であり(ヘマトキシリン−エオシン染色、
×600)、(b)は脂溶性置換剤にキシレン薬剤を用
いた従来の組織標本作製方法(比較例2)によって作製
された肝ガンの組織標本の顕微鏡写真である(ヘマトキ
シリン−エオシン染色、×600)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 1/30 // A01N 1/02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸とアルコールからなる炭素数の総和
    が6から50であるエステル、及び、同種又は異種のア
    ルコールからなる炭素数の総和が6から50であるエー
    テルから少なくとも1種以上選択されてなる、組織標本
    作製用の脱水剤を置換するための脂溶性置換剤。
  2. 【請求項2】前記エステル及びエーテルの炭素数の総和
    が6から30であることを特徴とする請求項1記載の組
    織標本作製用の脂溶性置換剤。
  3. 【請求項3】脂肪酸とアルコールからなる炭素数の総和
    が10から30であるエステルを含むことを特徴とする
    請求項2記載の組織標本作製用の脂溶性置換剤。
  4. 【請求項4】イソプロピルパルミテート及びイソプロピ
    ルミリステートの1種以上を含むことを特徴とする請求
    項3記載の組織標本作製用の脂溶性置換剤。
  5. 【請求項5】更にイソプロピルアルコールが、前記エス
    テル又はエーテル又はこれらの混合物に対して1〜20
    容量%含まれていることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一に記載の組織標本作製用の脂溶性置換剤。
  6. 【請求項6】組織片を固定処理する過程、脱水剤にて組
    織中の水分を脱水置換処理する過程、前過程により組織
    中に存在する脱水剤を脂溶性置換剤に置換する過程、包
    埋剤により組織を包埋する過程、更にこれを薄切、染色
    する過程を含む組織標本作製方法において、 前記脱水剤を脂溶性置換剤に置換する過程で、請求項1
    から5のいずれか一に記載の脂溶性置換剤を用いること
    を特徴とする組織標本作製方法。
  7. 【請求項7】前記脱水処理する過程で、イソプロピルア
    ルコールを含む脱水剤を使用することを特徴とする請求
    項6記載の組織標本作製方法。
  8. 【請求項8】前記組織を包埋する過程には、前記脂溶性
    置換剤をワックス類に置換する過程及びワックス類をパ
    ラフィン類に置換する過程を含むことを特徴とする請求
    項6又は7記載の組織標本作製方法。
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