JPH07278802A - 黒鉛ルツボ装置 - Google Patents

黒鉛ルツボ装置

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JPH07278802A
JPH07278802A JP9558294A JP9558294A JPH07278802A JP H07278802 A JPH07278802 A JP H07278802A JP 9558294 A JP9558294 A JP 9558294A JP 9558294 A JP9558294 A JP 9558294A JP H07278802 A JPH07278802 A JP H07278802A
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JP
Japan
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graphite crucible
crucible
graphite
melted
heating member
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Pending
Application number
JP9558294A
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English (en)
Inventor
Sadafumi Takeuchi
貞文 竹内
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被溶解物を収容した黒鉛ルツボを高効率で加
熱することができ、更に前記黒鉛ルツボを安定して拘持
することができる黒鉛ルツボ装置を提供することにあ
る。 【構成】 被溶解物を収容するための黒鉛ルツボの少な
くとも外周側面を、その外側に設けた被誘導加熱部材の
内周面をテーパー形状にして拘持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアルミニウム、
銀等の金属を溶融させてシート状物の表面に蒸着する際
に用いられる黒鉛ルツボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の黒鉛ルツボ装置として
は、特開平4−101385号公報に開示され図3に示
すように、外周に誘導コイル31を配設した耐火ルツボ
32の内側に断熱材33a介して被誘導加熱部材である
黒鉛筒状体34を固定し、そして前記黒鉛筒状体34の
内側に所定の隙間を保ちガラス状炭素からなり内部に被
溶解物35を収容した黒鉛ルツボ36を前記耐火ルツボ
32の底部断熱材33b上に設置固定し、前記黒鉛筒状
体34を誘導加熱することで前記ガラス状炭素からなる
黒鉛ルツボ36を加熱し、被溶解物35を溶融させる黒
鉛ルツボ装置30が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の黒鉛ルツボ装置30にあっては、前記黒鉛ルツボ3
6は前記黒鉛筒状体34と隙間を保ち断熱材33bの上
に固定されている。このため誘導加熱により加熱された
前記黒鉛筒状体34の熱が効率良く前記黒鉛ルツボ36
に伝わり難く、被溶解物35の溶解に時間がかかる。ま
た、前記黒鉛ルツボ36を断熱材33bの上に固定して
いるため、前記黒鉛ルツボ装置30の可動中に不安定に
なり易く前記黒鉛ルツボ36が傾き被溶解物35がこぼ
れることがあるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、被溶解物を収容した黒鉛ルツボ
を高効率で加熱することができ、更に前記黒鉛ルツボを
安定して拘持することができる黒鉛ルツボ装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、被溶解物を収容するため
の黒鉛ルツボと、前記黒鉛ルツボの外側に配設した被誘
導加熱部材と、前記被誘導加熱部材の周囲に配設した誘
導コイルとから構成される黒鉛ルツボ装置において、前
記被誘導加熱部材を円筒形状あるいはルツボ形状に形成
するとともに、前記黒鉛ルツボの外周側面と前記被誘導
加熱部材の内周側面とをテーパー形状にして嵌合させ、
前記黒鉛ルツボを前記被誘導加熱部材が支持するように
したことにある。
【0006】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した本発明の
黒鉛ルツボ装置においては、被溶解物を収容するための
黒鉛ルツボの少なくとも外周側面と、円筒形状あるいは
ルツボ形状である被誘導加熱部材の内周側面とをテーパ
ー形状にして嵌合させた。このため被誘導加熱部材が誘
導発熱すると前記黒鉛ルツボを効率良く加熱することが
でき、短時間で前記黒鉛ルツボ内部の被溶解物を溶解さ
せることができる。また、前記黒鉛ルツボと前記被誘導
加熱部材との間の隙間が無くなることから生じる前記黒
鉛ルツボの脱着性を、前記テーパー形状で嵌合させたこ
とで、低下させることなく前記黒鉛ルツボを被誘導加熱
部材が安定、支持することができる。この結果、定期的
な点検、交換が必要となる前記黒鉛ルツボのメンテナン
スを容易にすることができ、前記黒鉛ルツボ装置の可動
率を上げることができ生産性を向上させることができ
た。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。 実施例1
【0008】図1は本発明の実施例に係る黒鉛ルツボ装
置10の概略断面構造を示している。この黒鉛ルツボ装
置10は、被溶解物11を収容するための黒鉛ルツボ1
2と、前記黒鉛ルツボ12を嵌合、支持するための被誘
導加熱部材である黒鉛円筒部材13と、前記黒鉛円筒部
材13を内部に収容し、外周に誘導コイル14を配設し
た耐火ルツボ15と、前記黒鉛ルツボ12及び黒鉛円筒
部材13と耐火ルツボ15の間の断熱材16とを備えて
いる。
【0009】この黒鉛ルツボ装置10において、前記黒
鉛ルツボ12は、厚さ約3mmで外周側面を5度のテー
パー形状に成形したガラス状炭素から形成される。また
前記黒鉛円筒部材13は、厚さ約7mmで、前記黒鉛ル
ツボ12の外周側面17テーパーと嵌合するようにし
て、被誘導加熱部材として優れた等方性黒鉛から形成さ
れる。次に、耐火ルツボ15は、多孔質アルミナから形
成し、外周に図示していない高周波電源に接続された誘
導コイル14を配設してなる。
【0010】そして、前記耐火ルツボ15の内部に、前
記黒鉛円筒部材13を収容し、その間にカーボファイバ
ーとアルミナセメントを充填することで前記黒鉛円筒部
材13を耐火ルツボ15内に固定した。次いでこの前記
黒鉛円筒部材13に被溶解物を収容した前記黒鉛ルツボ
12を、脱着自在に支持されるよう嵌合させた。
【0011】耐火ルツボ15は、非導電性であることが
好ましく、断熱材16は、炭素繊維の他に炭素粒子(カ
ーボンブラック)や無機物質(アルミナ繊維など)であ
ってもよい。また前記黒鉛円筒部材13は、異方性黒鉛
であってもよい。
【0012】上記のように構成した黒鉛ルツボ装置10
に、図示していない高周波電源より適宜の高周波電流を
供給すると前記黒鉛円筒部材13のに誘導電流が流れ、
発熱する。これに伴って、前記ガラス状炭素からなる黒
鉛ルツボ12が加熱され、収容された被溶解物11が溶
解する。
【0013】次に、本発明に係るガラス状炭素からなる
黒鉛ルツボ12の製造要領を説明する。第一に、前記ガ
ラス状炭素からなる黒鉛ルツボ12は、フェーノール樹
脂あるいはフルフリルアルコール樹脂など熱硬化性樹脂
もしくは熱硬化性樹脂の材料(例えばフルフルリアルコ
ールなど)を出発材料として製造する。すなわち、たと
えばフェノール樹脂を出発材料として作成する場合、そ
の粉末を加熱しつつ加圧成形してルツボ形状の成形体を
作成する。またフルフリルアルコールを出発材料とする
場合、それを必要に応じ触媒とともに金属成形型に収容
し硬化せしめてルツボ形状の成形体を作成する。そして
上記それぞれのルツボ状の成形体を、不活性ガス雰囲気
中で炭化し必要に応じて加工し、加熱処理することによ
り、前記ガラス状炭素からなる黒鉛ルツボ12を製造す
る。
【0014】次に、等方性黒鉛円筒部材13の製造要領
を説明する。等方性黒鉛円筒部材13は、ピッチを含む
炭素の微粒子を冷間静水圧プレスによりブロック形状に
加圧成形する。そして、その成形体を不活性雰囲気中で
焼結させ等方性黒鉛ブロックを得る。そして、前記等方
性黒鉛ブロックを、NC旋盤にてルツボ形状に切削加工
し黒鉛円筒部材13を製作した。このとき黒鉛円筒部材
13の内周側面18は前記黒鉛ルツボ12の外周側面1
7と嵌合し、支持するようテーパ形状に加工した。
【0015】アルミニウム塊を約1450℃に溶解させ
シート紙材表面に連続的に蒸着させることに、本発明
の、ガラス状炭素からなる黒鉛ルツボ12の外周側面1
7と黒鉛円筒部材13の内周側面18とをテーパーで嵌
合させ支持した黒鉛ルツボ装置10と、ガラス状炭素か
らなる黒鉛ルツボ36とその外周に所定の隙間を保ち配
設された黒鉛円筒部材34を備えた従来技術による黒鉛
ルツボ装置30とを用いて被溶解物の加熱、冷却のサイ
クルを繰り返し、その結果を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】この結果によると、本発明の黒鉛ルツボ装
置10は、従来の前記黒鉛ルツボ装置30に対し短時間
でアルミニウム塊を1450℃までに溶解させることが
でき、サイクルタイムの短縮による生産性の向上及び消
費電力の低減を可能とした。又、そのときの黒鉛ルツボ
12の内部はより均一に加熱され、前記内側黒鉛ルツボ
12内の溶融したアルミニウムの残留を少なくすること
ができ、材料の歩留まりを改善することができた。
【0018】さらに、被溶解物11を収容するための黒
鉛ルツボ12の外周側面17と黒鉛円筒部材13の内周
側面18を、テーパー形状で嵌合させていることから定
期的なメンテナンスを必要とする黒鉛ルツボ12を容易
に脱着自在とすることができ、作業性を大幅に向上させ
ることができた。
【0019】実施例2 図2は、本発明の第二の実施例に係る黒鉛ルツボ装置2
0の概略断面構造を示している。この黒鉛黒鉛ルツボ装
置20は、被溶解物21を収容するための内側黒鉛ルツ
ボ22と、被誘導加熱部材としての外側黒鉛ルツボ23
と、外周に誘導コイル24を配設した耐火ルツボ25
と、前記外側黒鉛ルツボ23と耐火ルツボ25の間の断
熱材26とを備えている。
【0020】この黒鉛ルツボ装置20において、前記内
側黒鉛ルツボ22は、厚さ約3mmで外周側面27を5
度のテーパーにし、ガラス状炭素から形成した。また前
記外側黒鉛ルツボ23は、厚さ約5mmで、前記内側黒
鉛ルツボ22の外周側面27テーパーと前記外側黒鉛ル
ツボ23の内周側面28とが嵌合するようし、被誘導加
熱部材として優れた等方性黒鉛から形成した。次に、外
周に図示していない高周波電源に接続された誘導コイル
24を配設してなる耐火ルツボ25を、多孔質アルミナ
から形成した。
【0021】そして、前記耐火ルツボ25の内部に、前
記外側黒鉛ルツボ23を収容し、その間にカーボファイ
バーとアルミナセメントを充填することで前記外側黒鉛
ルツボ23を耐火ルツボ25に固定した。次いでこの前
記外側黒鉛ルツボ23に被溶解物21を収容した前記黒
鉛ルツボ22を、脱着自在に支持されるよう嵌合、装着
させた。
【0022】上記のように構成した黒鉛ルツボ装置20
に、図示していない高周波電源により誘導電流を適宜に
供給すると前記外側黒鉛ルツボ23に誘導電流が流れ、
発熱する。これに伴って、前記ガラス状炭素からなる内
側黒鉛ルツボ22が加熱され、収容した被溶解物21が
溶解する。
【0023】次に、本実施例の黒鉛ルツボ装置20を、
前述の実施例1と同様、アルミニウムを溶解、蒸着させ
ることに供して、従来の前記黒鉛ルツボ装置30と比較
した。この結果、本発明の黒鉛ルツボ装置20は、前述
の実施例1と同様の効果を得ることができたことに加
え、前記ガラス状炭素からなる内側黒鉛ルツボ22が破
壊しても溶解物21が外側黒鉛ルツボ23より流出しな
く黒鉛ルツボ装置20の信頼性を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による円筒状の被誘導加熱部材
とガラス状炭素からなる黒鉛ルツボとを備えた黒鉛ルツ
ボ装置を説明するための概略正断面図である。
【図2】図2は、本発明によるルツボ状の被誘導加熱部
材と、その内部に嵌合する黒鉛ルツボとを備えた黒鉛ル
ツボ装置を説明するための概略正断面図である。
【図3】図3は、従来技術による黒鉛ルツボ装置を説明
するための概略正断面図である。
【符合の簡単な説明】
10・・・黒鉛ルツボ装置 11・・・被溶解物 12・・・黒鉛ルツボ 13・・・被誘導加熱部材 14・・・誘導コイル 15・・・耐火ルツボ 16・・・断熱材 17・・・黒鉛ルツボの外周側面 18・・・被誘導加熱部材の内周側面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被溶解物を収容するための黒鉛ルツボ
    と、前記黒鉛ルツボの外側に配設した被誘導加熱部材
    と、前記被誘導加熱部材の周囲に配設した誘導コイルと
    から構成される黒鉛ルツボ装置において、前記被誘導加
    熱部材が円筒形状あるいはルツボ形状に形成されてお
    り、かつ前記黒鉛ルツボの外周側面と前記被誘導加熱部
    材の内周側面とがテーパー形状で嵌合されてなることを
    特徴とする黒鉛ルツボ装置。
  2. 【請求項2】 記黒鉛ルツボが、前記被誘導加熱部材に
    より支持されていることを特徴とする請求項1に記載の
    黒鉛ルツボ装置。
JP9558294A 1994-04-07 1994-04-07 黒鉛ルツボ装置 Pending JPH07278802A (ja)

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JP9558294A JPH07278802A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 黒鉛ルツボ装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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