JPH07278979A - 嵩高繊維収束体及びその製造方法 - Google Patents

嵩高繊維収束体及びその製造方法

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JPH07278979A
JPH07278979A JP7228794A JP7228794A JPH07278979A JP H07278979 A JPH07278979 A JP H07278979A JP 7228794 A JP7228794 A JP 7228794A JP 7228794 A JP7228794 A JP 7228794A JP H07278979 A JPH07278979 A JP H07278979A
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JP
Japan
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fibers
heat treatment
film
fiber bundle
resin
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JP7228794A
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English (en)
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Kiyonaga Toki
清長 土岐
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SUN LEX KOGYO KK
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SUN LEX KOGYO KK
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、形状保持能力が高く、且つ弾力性の
高い嵩高繊維及びその製造方法を提供し、電力ケーブル
等の形状保持、及び緩衝性の向上を図ることを目的とす
る。 【構成】フィルム状の樹脂を解繊して得られる繊維状樹
脂を第1の熱処理により収縮且つ交絡させて網状繊維を
生成し、この網状繊維を第2の熱処理にて繊維間を融着
させて形状保持性を賦与した嵩高繊維収束体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルター材、油吸着
材、電線介材、緩衝材、及び荷造り用の紐等に好適な極
めて嵩高性が高く且つ形状保持性も高い嵩高繊維収束体
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、嵩高性を有する繊維の製造に関し
ては種々の方法が提案されている。例えば、原材料とな
る樹脂をフィルム状に押出成形し、このフィルム状の樹
脂に対して延伸、加熱、巻き取り等の工程を経て、嵩高
性を有する繊維を生成している。
【0003】具体的には、フィルム状の樹脂を延伸・解
繊することにより捲縮性を有する網状繊維を生成する。
そして、網状繊維を加熱炉内へ配向させる。加熱炉で
は、約100度の熱風を巡回させ、繊維の収縮処理を施
している。これにより、嵩高性を有する繊維が得られ
る。この方法は、嵩高性の繊維を簡易且つ安価に生成で
きるという利点がある。
【0004】また、高分子材料を絶縁体として用いた電
線を複数束ねた電力ケーブル(複心ケーブル)におい
て、各電線間あるいは電線と電力ケーブルの被覆体との
間には、介在物として嵩高繊維を使用しており、この介
在物は、ケーブル内における各電線の振動防止、各電線
に対する衝撃緩和、及び電力ケーブルの形状保持を目的
としている。
【0005】ところで、従来の嵩高繊維は、加熱加工に
おいて熱風により各繊維の交絡且つ収縮を施して、各繊
維を収束させているため、各繊維が離散し易い。つま
り、嵩高繊維の形状保持性及び弾力性が低いという問題
がある。これにより、嵩高繊維を電力ケーブルの介在物
として使用する場合には、電力ケーブルの形状が変形し
易いと共に、電力ケーブルの耐衝撃性を低くいものとし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記問題点に鑑みてなされたものであり、形状保持能力が
高く、且つ弾力性の高い嵩高繊維及びその製造方法を提
供し、電力ケーブル等の形状保持、及び緩衝性の向上を
図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下のようにした。 <本発明の原材料>本発明の嵩高繊維収束体の原材料
は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂を複
数組み合わせたものである。組み合わせる樹脂の融点は
異なることが望ましい。
【0008】ここで、先ず、各樹脂を積層したフィルム
を解繊して得られる繊維状樹脂を第1の熱処理により収
縮且つ交絡させて網状繊維を生成する。次に、網状繊維
を第2の熱処理にて繊維間を融着させて形状保持性を賦
与することにより嵩高繊維主束体が成形される。
【0009】フィルムは、例えば、シート状のポリプロ
ピレンの少なくとも一面に、ポリエチレンを積層するよ
うにしてもよい。このように低融点層が存在すると、収
縮した繊維の交絡と繊維間の接着が特に効果的に作用
し、より嵩高で形状保持性の高い収束体を得ることがで
きる。
【0010】<本発明の製造方法>本発明の製造方法
は、延伸工程、解繊工程、第1の熱処理工程、及び第2
の熱処理工程を含む。
【0011】延伸工程は、フィルム状の樹脂を、長さ方
向に延伸する工程である。解繊工程は、延伸工程により
延伸されたフィルム状の樹脂を解繊して、繊維状の樹脂
を生成する工程である。
【0012】第1の熱処理工程は、解繊工程により生成
された繊維状の樹脂を加熱して、収縮且つ各繊維間の交
絡を促し、網状の繊維を生成する工程である。この第1
の熱処理工程は、例えば、加熱炉内に熱風を循環させ、
繊維状の樹脂を通過させる工程である。
【0013】第2の熱処理工程は、第1の熱処理工程に
より生成された網状の繊維の表面のみを加熱し、表面に
位置する繊維群を融着させる工程である。この第2の熱
処理工程は、例えば、筒状の鉄を加熱し、この筒内に網
状の繊維を通過させる工程である。
【0014】
【作用】本発明の嵩高繊維収束体は、表面部分の繊維群
を融着することにより、繊維の離散を防止し、形状保持
能力を高めることができる。
【0015】また、本発明の製造方法によれば、従来の
製造ラインに第2の熱処理工程を追加すればよく、生産
ラインにかかるコストを安価に抑えることが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。 <嵩高繊維収束体1の構成>図1は、本実施例における
嵩高繊維収束体1の断面図である。
【0017】本実施例の嵩高繊維収束体1は、ポリプロ
ピレン(PP)とポリエチレン(PE)とを積層したフ
ィルム11を延伸・解繊して得られる繊維状樹脂12に
熱処理を施して生成されている。同図において、嵩高繊
維収束体1の内部に位置する繊維群1aは、熱処理によ
り収縮且つ交絡していると同時に、表面に位置する繊維
群1bは、熱処理により融着している。
【0018】詳細には、シート状のポリプロピレン(P
P)の両面にポリエチレン製のシートを貼着した積層フ
ィルム11(図2参照)を延伸し、延伸後の積層フィル
ム11を解繊して捲縮性を有する繊維状樹脂12(図3
参照)を生成する。
【0019】次に、繊維状樹脂12を加熱して収縮、且
つ交絡させ、嵩高性を有する網状繊維13(図4参照)
を生成する。さらに、本実施例では、網状繊維13の表
面部分を加熱して、表面に位置する繊維群1bを融着さ
せ、嵩高繊維収束体1を生成している。この嵩高繊維収
束体1は、表面の融着により、形状保持性が向上すると
同時に、弾力性及び緩衝性が向上する。
【0020】図5は、本実施例の嵩高繊維収束体1を介
在物として使用した電力ケーブル4の断面図である。こ
の電力ケーブル4は、3心ケーブルの具体例であり、3
本の電線2を集め、これらの電線2の周囲に嵩高繊維収
束体1を介在させてビニールシース3で被覆し、断面が
真円になるように形成している。この電力ケーブル4
は、電線2間の空き領域及び電線2とビニールシース3
との空き領域に嵩高繊維収束体1を介在させることによ
り、各電線2の振動緩和、耐衝撃性、及び電力ケーブル
4の真円形状の保持性を向上することができる。
【0021】以下、本実施例における嵩高繊維収束体1
の製造過程について詳細に説明する。 <嵩高繊維収束
体の製造> 図6は、嵩高繊維収束体1の製造装置を示す図である。
【0022】同図において、嵩高繊維収束体製造装置
は、フィルム成形機5、延伸装置6、解繊装置7、加熱
炉8、加熱治具9、冷却装置10、及び巻き取り装置1
4を備えている。
【0023】積層フィルム成形機5は、共押出法多層イ
ンフレーションフィルム成形法によりポリエチレンシー
ト(PE)とポリプロピレンシート(PP)との積層フ
ィルムを生成する装置である。
【0024】延伸装置6は、フィルム成形機5から送り
出されてくる積層フィルムを低温(例えば摂氏115
度)で加熱して二つのニップローラにより延伸させる装
置である。すなわち、この場合には、積層フィルムの出
力側に設置したニップローラの回転速度を、積層フィル
ムの入力側に設置したニップローラの回転速度より早く
している。これにより、出力側と入力側との間には張力
が発生し、加熱された積層フィルム11を延伸すること
ができる。
【0025】解繊装置7は、表面に多数の針を突出させ
た解繊部材と、延伸装置6から配向されてくる積層フィ
ルムを解繊部材に押し付けるためのニップローラを備え
ている。
【0026】さらに、加熱炉8は、箱状の炉の中に熱風
を循環させたものであり、解繊装置7から配向されてく
る繊維状樹脂12を加熱炉8内を通過させる装置であ
る。これにより、繊維状樹脂12は、繊維状樹脂12を
相互に交絡させると共に、収縮させることが出来る。
【0027】加熱治具9は、筒状の金属を加熱したもの
であり、具体的には、鉄製のパイプを摂氏150度に加
熱しておき、このパイプ内に網状繊維13を通過させる
ことにより、網状繊維13の表面を加熱し、表面に位置
している繊維群1bを相互に融着させることができる。
【0028】冷却装置10は、加熱治具9で生成された
嵩高繊維収束体1に冷風を当てる装置であり、融着した
繊維群1bを固化させる機能を有している。そして、冷
却装置10で冷却された嵩高繊維収束体1は、巻き取り
繊維14により巻き取られる。 <実施例の作用・効
果> 本実施例によれば、積層フィルム成形機5は、共押出法
多層インフレーションフィルム成形法によりポリエチレ
ンシート(PE)とポリプロピレンシート(PP)との
積層フィルムを生成し、ポリエチレンシート(PE)の
両面にポリプロピレンシート(PP)を貼着する。
【0029】次に、延伸装置6の入力側のニップローラ
は、積層フィルム成形機5から送り出される積層フィル
ム11を引き込み、出力側のニップローラへ配向させ
る。入力側ニップローラと出力側ニップローラの間にお
いて、積層フィルム11は加熱され、出力側ニップロー
ラに引き込まれると、入力側ニップローラとの回転差に
より延伸される。
【0030】そして、出力側ニップローラから引き取ら
れた積層フィルム11は、解繊装置7のニップローラに
より解繊部材へ押し付けられながら引き込まれ、繊維状
に解繊される。
【0031】加熱炉8は、解繊装置7から配向されてく
る繊維状樹脂12に対して、熱風を当てて加熱する。こ
のとき、加熱路8を通過して繊維状樹脂12は、加熱に
より収縮且つ交絡し、網状繊維13を形成する。
【0032】次に、加熱炉8を通過した網状繊維13
は、加熱治具9内を通過し、表面に位置する繊維群1b
が加熱される。そして、冷却装置10は、繊維群1bに
冷風を当てて、繊維群1bを固化させ、嵩高繊維収束体
1を生成する。
【0033】この嵩高繊維収束体1は、巻き取り装置1
4に巻き取られる。以上、本実施例の製造装置により生
成された嵩高繊維収束体1は、表面を融着したために繊
維群が離散することがなく、形状保持能力が向上すると
共に弾力性を向上させることができる。さらに、電力ケ
ーブルに使用した場合には、電力ケーブルの形状保持
性、耐衝撃性を向上させることができる。
【0034】尚、本実施例では、加熱治具として筒状の
鉄を例に上げているが、その他の形状を有する異形治具
でもよい。また積層フィルムはポリエチレンとポリプロ
ピレンとからなるフィルムを例に上げているが、融点の
ことなる樹脂ならば他の樹脂でもかまわない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、形状保持能力が高く、
且つ弾力性の高い嵩高繊維を提供することができ、電力
ケーブル等の形状保持、及び緩衝性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における嵩高繊維収束体の断面図
【図2】本実施例における積層フィルムの断面図
【図3】繊維状樹脂の具体例
【図4】網状繊維の断面図
【図5】嵩高繊維収束体を使用した電力ケーブルの断面
【図6】嵩高繊維収束体の製造装置の構成図
【符号の説明】
1・・嵩高繊維収束体 1a・・繊維群 1b・・繊維群 2・・電線 3・・ビニールシース 4・・電力ケーブル 5・・積層フィルム成形機 6・・延伸装置 7・・解繊装置 8・・加熱炉 9・・加熱治具 10・・冷却装置 11・・積層フィルム 12・・繊維状樹脂 13・・網状繊維 14・・巻き取り装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の樹脂を解繊して得られる繊
    維状樹脂を第1の熱処理により収縮且つ交絡させて網状
    繊維を生成し、 前記網状繊維を第2の熱処理にて繊維間を融着させて形
    状保持性を賦与したことを特徴とする嵩高繊維収束体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記フィルム状の樹
    脂は、融点の異なる複数の樹脂を積層してなることを特
    徴とする嵩高繊維収束体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記フィルム状の樹
    脂は、シート状のポリプロピレンの少なくとも一面に、
    ポリエチレンを貼着した積層体であることを特徴する嵩
    高繊維収束体。
  4. 【請求項4】 フィルム状の樹脂を、長さ方向に延伸す
    る延伸工程と、 前記延伸工程により延伸されたフィルム状の樹脂を解繊
    して、繊維状の樹脂を生成する解繊工程と、 前記解繊工程により生成された繊維状の樹脂を加熱して
    収縮且つ各繊維間を交絡させて、網状の繊維を生成する
    第1の熱処理工程と、 前記第1の熱処理工程により生成された網状の繊維の表
    面を加熱して繊維間を融着させる第2の熱処理工程とを
    含む嵩高繊維収束体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項5において、前記第1の熱処理工
    程では、繊維状の樹脂を、熱風を循環させた加熱炉内に
    通過させ、 前記第2の熱処理工程では、加熱した筒状あるいは異形
    治具内に、網状の繊維を通過させて表面の繊維間を融着
    させることを特徴とする嵩高繊維製造方法。
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