JPH07279312A - コンクリート充填部材 - Google Patents
コンクリート充填部材Info
- Publication number
- JPH07279312A JPH07279312A JP6971794A JP6971794A JPH07279312A JP H07279312 A JPH07279312 A JP H07279312A JP 6971794 A JP6971794 A JP 6971794A JP 6971794 A JP6971794 A JP 6971794A JP H07279312 A JPH07279312 A JP H07279312A
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- Japan
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- concrete
- steel pipe
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- filled
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高耐力と高靱性の両方を有し、かつこれらの
特性を長時間保持できるコンクリート充填部材を提供す
る。 【構成】 鋼管の内部に、0.5〜3容量%の短繊維を
含有している高強度コンクリートが充填されているコン
クリート充填部材。
特性を長時間保持できるコンクリート充填部材を提供す
る。 【構成】 鋼管の内部に、0.5〜3容量%の短繊維を
含有している高強度コンクリートが充填されているコン
クリート充填部材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管の内部にコンクリ
ートが充填されているコンクリート充填部材に係り、特
に、超高層建築物またはその他の大型建造物などにおい
て、高耐力かつ高靱性の構造部材として有利に用いられ
るコンクリート充填部材に関する。
ートが充填されているコンクリート充填部材に係り、特
に、超高層建築物またはその他の大型建造物などにおい
て、高耐力かつ高靱性の構造部材として有利に用いられ
るコンクリート充填部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超高層建築物またはその他の大型
建造物の構築がますます盛んになる趨勢にあるが、この
ような大型建造物においては、その構造部材、特に柱状
の構造部材、すなわち柱部材に作用する応力が非常に大
きくなるので、それの断面寸法を大きくする必要があ
る。しかし、柱部材の断面寸法を大きくすると、その自
重が増大してさらに応力が高まるという不都合が生ずる
ため、この柱部材の断面寸法を小さくして自重の軽減を
図ることが重要となってくる。したがって最近では、断
面寸法が小さくても高耐力かつ高靱性である柱部材とし
て、鋼管の内部にコンクリートが充填されているコンク
リート充填部材が広く採用される傾向にある。
建造物の構築がますます盛んになる趨勢にあるが、この
ような大型建造物においては、その構造部材、特に柱状
の構造部材、すなわち柱部材に作用する応力が非常に大
きくなるので、それの断面寸法を大きくする必要があ
る。しかし、柱部材の断面寸法を大きくすると、その自
重が増大してさらに応力が高まるという不都合が生ずる
ため、この柱部材の断面寸法を小さくして自重の軽減を
図ることが重要となってくる。したがって最近では、断
面寸法が小さくても高耐力かつ高靱性である柱部材とし
て、鋼管の内部にコンクリートが充填されているコンク
リート充填部材が広く採用される傾向にある。
【0003】このようなコンクリート充填部材では、軸
方向に作用する圧縮力を管内部に充填されているコンク
リートが単独に、または鋼管と共同して負担すると共
に、この圧縮力の作用時に発生する円周方向引張力を鋼
管が負担することによって、三次元応力状態で高耐力か
つ高靱性を発揮させることを狙っている。このように、
コンクリート充填部材は、引張力に対しては弱いが圧縮
力に対しては極めて強いコンクリートと、これと逆の特
性を有する鋼管とがそれぞれ長所を発揮して、両者の短
所を互いに補い合うという特徴を有する。また、このコ
ンクリート充填部材を構成する鋼管は、コンクリートの
打込み用型枠として好都合に利用できるという利点も備
えている。
方向に作用する圧縮力を管内部に充填されているコンク
リートが単独に、または鋼管と共同して負担すると共
に、この圧縮力の作用時に発生する円周方向引張力を鋼
管が負担することによって、三次元応力状態で高耐力か
つ高靱性を発揮させることを狙っている。このように、
コンクリート充填部材は、引張力に対しては弱いが圧縮
力に対しては極めて強いコンクリートと、これと逆の特
性を有する鋼管とがそれぞれ長所を発揮して、両者の短
所を互いに補い合うという特徴を有する。また、このコ
ンクリート充填部材を構成する鋼管は、コンクリートの
打込み用型枠として好都合に利用できるという利点も備
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような優れた特性
を有するコンクリート充填部材において、上述のような
優れた機械的特性をさらに向上させることが望まれてい
るが、その手段の1つとして、管内部に充填するコンク
リートの高強度化がある。これは、管内部に充填するコ
ンクリートとして300〜1000kgf/cm2 程度
の圧縮強度を有する高強度コンクリートを用いることに
よって、コンクリート充填部材の耐力の向上を図ること
を目的としている。しかし、コンクリートは、元来、靱
性に富んだものではなく、しかも、高強度になる、靱性
は概して低下する傾向にあるため、管内部に充填するコ
ンクリートの高強度化は、コンクリート充填部材の高靱
性化に必ずしも結びつかず、さらに時間がたつにつれて
高耐力をも失われるという欠点を有している。すなわ
ち、鋼管の変形能力は、コンクリートの変形能力よりも
非常に大きいので、高応力の作用下では鋼管は大きく変
形するのに対して、充填されている高強度コンクリート
は変形できずに微細なひびわれを多数発生し、その結
果、鋼管の変形に追従できなくなって、両者の間に隙間
が生じ、三次元応力状態が保持できなくなる。このた
め、初期のコンクリート充填部材で保有されていた高耐
力が、時間が経つにつれて急減するという問題点があっ
た。
を有するコンクリート充填部材において、上述のような
優れた機械的特性をさらに向上させることが望まれてい
るが、その手段の1つとして、管内部に充填するコンク
リートの高強度化がある。これは、管内部に充填するコ
ンクリートとして300〜1000kgf/cm2 程度
の圧縮強度を有する高強度コンクリートを用いることに
よって、コンクリート充填部材の耐力の向上を図ること
を目的としている。しかし、コンクリートは、元来、靱
性に富んだものではなく、しかも、高強度になる、靱性
は概して低下する傾向にあるため、管内部に充填するコ
ンクリートの高強度化は、コンクリート充填部材の高靱
性化に必ずしも結びつかず、さらに時間がたつにつれて
高耐力をも失われるという欠点を有している。すなわ
ち、鋼管の変形能力は、コンクリートの変形能力よりも
非常に大きいので、高応力の作用下では鋼管は大きく変
形するのに対して、充填されている高強度コンクリート
は変形できずに微細なひびわれを多数発生し、その結
果、鋼管の変形に追従できなくなって、両者の間に隙間
が生じ、三次元応力状態が保持できなくなる。このた
め、初期のコンクリート充填部材で保有されていた高耐
力が、時間が経つにつれて急減するという問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の問題点
を解決するために種々検討を重ねた結果、導管の内部に
充填する高強度コンクリートに、0.5〜3容量%の短
繊維を添加すると、コンクリートの圧縮強度を損なわず
に、コンクリートの変形能力(伸び能力)を改善できる
結果、このようなコンクリートが鋼管に充填されている
コンクリート充填部材は、高耐力と高靱性の両方を長時
間保持できることを見出した。
を解決するために種々検討を重ねた結果、導管の内部に
充填する高強度コンクリートに、0.5〜3容量%の短
繊維を添加すると、コンクリートの圧縮強度を損なわず
に、コンクリートの変形能力(伸び能力)を改善できる
結果、このようなコンクリートが鋼管に充填されている
コンクリート充填部材は、高耐力と高靱性の両方を長時
間保持できることを見出した。
【0006】従って、本発明は、高耐力と高靱性の両方
を有し、かつこれらの特性を長時間保持できるコンクリ
ート充填部材を提供することを目的とし、鋼管の内部に
コンクリートが充填されているコンクリート充填部材に
おいて、前記コンクリートが、コンクリートを基にして
0.5〜3容量%の短繊維を含有している高強度コンク
リートであることを特徴とする、コンクリート充填部材
に係るものである。
を有し、かつこれらの特性を長時間保持できるコンクリ
ート充填部材を提供することを目的とし、鋼管の内部に
コンクリートが充填されているコンクリート充填部材に
おいて、前記コンクリートが、コンクリートを基にして
0.5〜3容量%の短繊維を含有している高強度コンク
リートであることを特徴とする、コンクリート充填部材
に係るものである。
【0007】本発明においては、高強度コンクリートと
は、約300〜約1000kgf/cm2 、好ましくは
400〜800kgf/cm2 の圧縮強度を有するコン
クリートを意味し、このような圧縮強度を有するコンク
リートであればいずれのコンクリートも使用でき、例え
ば、水、セメント、細骨材および粗骨材からなるもの、
また、これらにさらに、コンクリートのワーカビリティ
ーおよび耐久性を向上させることを目的としてAE剤、
AE減水剤または高性能AE減水剤を加えたもの、ま
た、コンクリートの強度を増加させることおよび耐久性
を向上させることを目的として、シリカフュームまたは
フライアッシュを加えたものが挙げられる。
は、約300〜約1000kgf/cm2 、好ましくは
400〜800kgf/cm2 の圧縮強度を有するコン
クリートを意味し、このような圧縮強度を有するコンク
リートであればいずれのコンクリートも使用でき、例え
ば、水、セメント、細骨材および粗骨材からなるもの、
また、これらにさらに、コンクリートのワーカビリティ
ーおよび耐久性を向上させることを目的としてAE剤、
AE減水剤または高性能AE減水剤を加えたもの、ま
た、コンクリートの強度を増加させることおよび耐久性
を向上させることを目的として、シリカフュームまたは
フライアッシュを加えたものが挙げられる。
【0008】このような高強度コンクリートの構成成分
として用いられる水、セメント、細骨材および粗骨材、
ならびに必要な助剤、例えばAE剤、AE減水剤、高性
能AE減水剤としては、本発明の技術分野において従来
から用いられている、いずれのものも使用することがで
きる。水としては例えば、水道水、河、湖の水のような
淡水は勿論、無筋コンクリート構造物であれば、海水を
用いることができる。セメントとしてはポルトランドセ
メント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシ
ュなどのほか、高炉スラグ、フライアッシュなどの無機
質粉末、さらに石粉、シリカフュームなどのポゾラン反
応を有するものが挙げられ、これらは単独でまたは2種
以上組み合わせて使用される。
として用いられる水、セメント、細骨材および粗骨材、
ならびに必要な助剤、例えばAE剤、AE減水剤、高性
能AE減水剤としては、本発明の技術分野において従来
から用いられている、いずれのものも使用することがで
きる。水としては例えば、水道水、河、湖の水のような
淡水は勿論、無筋コンクリート構造物であれば、海水を
用いることができる。セメントとしてはポルトランドセ
メント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシ
ュなどのほか、高炉スラグ、フライアッシュなどの無機
質粉末、さらに石粉、シリカフュームなどのポゾラン反
応を有するものが挙げられ、これらは単独でまたは2種
以上組み合わせて使用される。
【0009】細骨材としては、10mm網ふるいを全部
通過し、かつ5mm網ふるいを85重量%以上通過する
骨材を用いることができ、また粗骨材としては、5mm
網ふるい上に85重量%以上とどまる骨材を用いること
ができる。
通過し、かつ5mm網ふるいを85重量%以上通過する
骨材を用いることができ、また粗骨材としては、5mm
網ふるい上に85重量%以上とどまる骨材を用いること
ができる。
【0010】AE剤としては、スルホン酸炭化水素、天
然樹脂酸塩などが挙げられる。AE減水剤としては、リ
グニンスルホン酸化合物、ポリオール複合体、オキシカ
ルボン酸塩などが挙げられる。
然樹脂酸塩などが挙げられる。AE減水剤としては、リ
グニンスルホン酸化合物、ポリオール複合体、オキシカ
ルボン酸塩などが挙げられる。
【0011】高性能AE減水剤としては、例えば、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン高縮合物、メラミンスルホ
ン酸ホルマリン高縮合物、ポリカルボン酸塩などが挙げ
られる。
タレンスルホン酸ホルマリン高縮合物、メラミンスルホ
ン酸ホルマリン高縮合物、ポリカルボン酸塩などが挙げ
られる。
【0012】本発明において、短繊維とは、各種の材料
を原料とする不連続の繊維状に加工されたコンクリート
またはモルタルの補強材料を意味し、それはコンクリー
ト充填部材の靱性を著しく改善する作用を有する。本発
明においては、従来知られている短繊維のいずれも使用
することができ、例えば、鋼繊維、ポリプロピレン繊
維、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン繊
維、ポリエチレン繊維などが挙げられるが、この中、鋼
繊維、炭素繊維、ビニロン繊維またはアラミド繊維が好
ましく、鋼繊維が特に好ましい。これらの短繊維は、単
独で、また2種以上組み合わせて使用できる。
を原料とする不連続の繊維状に加工されたコンクリート
またはモルタルの補強材料を意味し、それはコンクリー
ト充填部材の靱性を著しく改善する作用を有する。本発
明においては、従来知られている短繊維のいずれも使用
することができ、例えば、鋼繊維、ポリプロピレン繊
維、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン繊
維、ポリエチレン繊維などが挙げられるが、この中、鋼
繊維、炭素繊維、ビニロン繊維またはアラミド繊維が好
ましく、鋼繊維が特に好ましい。これらの短繊維は、単
独で、また2種以上組み合わせて使用できる。
【0013】これらの短繊維は直線状で、その断面また
は端部を異形加工した形状を有することができ、その太
さ(断面積の最長部分の長さ)は一般に0.2〜0.8
mm、好ましくは0.3〜0.6mmであり、そして長
さは一般に20〜40mm、好ましくは25〜30mm
である。
は端部を異形加工した形状を有することができ、その太
さ(断面積の最長部分の長さ)は一般に0.2〜0.8
mm、好ましくは0.3〜0.6mmであり、そして長
さは一般に20〜40mm、好ましくは25〜30mm
である。
【0014】これらの繊維は直線状、三次元ランダムの
配向状態でコンクリート中に均一に分散されているのが
好ましく、このような状態に短繊維を分散させるのは、
例えばオムニミキサなどを用いてコンクリート材料と一
緒に練り混ぜることにより行なわれる。
配向状態でコンクリート中に均一に分散されているのが
好ましく、このような状態に短繊維を分散させるのは、
例えばオムニミキサなどを用いてコンクリート材料と一
緒に練り混ぜることにより行なわれる。
【0015】本発明において、短繊維は、コンクリート
中に、このコンクリート(短繊維を含む)を基にした容
量比で0.5〜3%、好ましくは1〜3%、特に好まし
くは1〜2.5%添加される。この添加量が0.5容量
%よりも小さいと、コンクリート充填部材の靱性につい
て十分な改善効果が得られず、他方これが3容量%より
大きくなると、高強度コンクリートに短繊維を均質に分
散させることが難しくなって、管に充填されているコン
クリートの均質性が損なわれるようになるところから、
本発明においては、コンクリート中に含有される短繊維
の添加量を、コンクリートを基にして0.5〜3%と定
めた。なお、短繊維の容量とは、コンクリート中に含ま
れる短繊維の容積割合を意味する。
中に、このコンクリート(短繊維を含む)を基にした容
量比で0.5〜3%、好ましくは1〜3%、特に好まし
くは1〜2.5%添加される。この添加量が0.5容量
%よりも小さいと、コンクリート充填部材の靱性につい
て十分な改善効果が得られず、他方これが3容量%より
大きくなると、高強度コンクリートに短繊維を均質に分
散させることが難しくなって、管に充填されているコン
クリートの均質性が損なわれるようになるところから、
本発明においては、コンクリート中に含有される短繊維
の添加量を、コンクリートを基にして0.5〜3%と定
めた。なお、短繊維の容量とは、コンクリート中に含ま
れる短繊維の容積割合を意味する。
【0016】鋼管としては、本発明の技術分野において
従来から用いられている、いずれのものも使用でき、そ
の成分組成、形状、寸法などを問わないが、好ましく
は、角形鋼管または丸形鋼管が、特に好ましくは断面面
積が5,000〜30,000cm2 の角形鋼管または
丸形鋼管が使用される。
従来から用いられている、いずれのものも使用でき、そ
の成分組成、形状、寸法などを問わないが、好ましく
は、角形鋼管または丸形鋼管が、特に好ましくは断面面
積が5,000〜30,000cm2 の角形鋼管または
丸形鋼管が使用される。
【0017】本発明のコンクリート充填部材において
は、短繊維を含有している高強度コンクリートが鋼管内
に可能な限り空隙を残さずに密実に充填されていること
が、コンクリート充填部材の三次元応力状態を十分に発
揮させる上で望ましく、そのためには、硬化前のコンク
リートのコンシステンシーを適度に調整して、硬化前の
コンクリートの流動性および充填性を十分高めた後、そ
れを鋼管内に充填するのが好ましい場合もある。コンク
リートの流動性を高めるためには、例えば、AE減水
剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、フライアッシュ
などを使用する。
は、短繊維を含有している高強度コンクリートが鋼管内
に可能な限り空隙を残さずに密実に充填されていること
が、コンクリート充填部材の三次元応力状態を十分に発
揮させる上で望ましく、そのためには、硬化前のコンク
リートのコンシステンシーを適度に調整して、硬化前の
コンクリートの流動性および充填性を十分高めた後、そ
れを鋼管内に充填するのが好ましい場合もある。コンク
リートの流動性を高めるためには、例えば、AE減水
剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、フライアッシュ
などを使用する。
【0018】本発明のコンクリート充填部材は、例え
ば、先ず水、セメント、細骨材、粗骨材および短繊維、
ならびに必要な助剤を混合して、短繊維を含む高強度コ
ンクリートを製造し、これを鋼管に充填した後養生する
ことにより製造される。
ば、先ず水、セメント、細骨材、粗骨材および短繊維、
ならびに必要な助剤を混合して、短繊維を含む高強度コ
ンクリートを製造し、これを鋼管に充填した後養生する
ことにより製造される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0020】実施例1 水、セメント、粒径5mm以下の細骨材、粒径5〜20
mmの粗骨材およびAE減水剤としてリグニンスルホン
酸系化合物または芳香族アミノスルホン酸系化合物、短
繊維として鋼繊維(鋼材:炭素鋼、形状:直線状、長
さ:30mm、太さ:0.6mm)を用いて、表1に示
される、水セメント比、細骨材率および配合の、未硬化
の短繊維を含む本発明コンクリート1〜4、および短繊
維を含まない比較コンクリート試料1〜2をパン型強制
練り混ぜ二軸ミキサを用いて混合することによってそれ
ぞれ製造した。
mmの粗骨材およびAE減水剤としてリグニンスルホン
酸系化合物または芳香族アミノスルホン酸系化合物、短
繊維として鋼繊維(鋼材:炭素鋼、形状:直線状、長
さ:30mm、太さ:0.6mm)を用いて、表1に示
される、水セメント比、細骨材率および配合の、未硬化
の短繊維を含む本発明コンクリート1〜4、および短繊
維を含まない比較コンクリート試料1〜2をパン型強制
練り混ぜ二軸ミキサを用いて混合することによってそれ
ぞれ製造した。
【0021】
【表1】 これらのコンクリートのスランプ値および空気量を測定
して、それらの結果を表2に示す。
して、それらの結果を表2に示す。
【0022】
【表2】 その後、これらの本発明コンクリート1〜4および比較
コンクリート1〜2を、それぞれ外径114.3mm、
厚み3.2mmの丸形鋼管(鋼材:炭素鋼)内に充填し
た後、28日間標準養生させて、図1に示されるような
丸形鋼管2内にコンクリート1が充填されている本発明
コンクリート充填部材1〜4ならびに比較コンクリート
充填部材1および2を製造した。
コンクリート1〜2を、それぞれ外径114.3mm、
厚み3.2mmの丸形鋼管(鋼材:炭素鋼)内に充填し
た後、28日間標準養生させて、図1に示されるような
丸形鋼管2内にコンクリート1が充填されている本発明
コンクリート充填部材1〜4ならびに比較コンクリート
充填部材1および2を製造した。
【0023】ついで、図2に示されるように、変位計3
を設置して、載荷板4を介してコンクリート充填部材に
荷重を載荷し、荷重と変位を測定することによって、こ
れらのコンクリート充填部材の耐力および靱性を調べ
た。。
を設置して、載荷板4を介してコンクリート充填部材に
荷重を載荷し、荷重と変位を測定することによって、こ
れらのコンクリート充填部材の耐力および靱性を調べ
た。。
【0024】その結果得られた測定値を、各充填部材の
荷重Pと変位Sとの関係を示すグラフとして図3に示
す。図3から明らかなように、本発明コンクリート充填
部材1、2および3、4の最大耐力および変形能力(靱
性)は共に、それぞれ比較コンクリート充填部材1およ
び2に比べていずれも大きく、本発明コンクリート充填
部材は耐力および靱性のいずれにおいても、短繊維を含
まない比較コンクリート充填部材よりも優れた構造部材
であることがわかる。
荷重Pと変位Sとの関係を示すグラフとして図3に示
す。図3から明らかなように、本発明コンクリート充填
部材1、2および3、4の最大耐力および変形能力(靱
性)は共に、それぞれ比較コンクリート充填部材1およ
び2に比べていずれも大きく、本発明コンクリート充填
部材は耐力および靱性のいずれにおいても、短繊維を含
まない比較コンクリート充填部材よりも優れた構造部材
であることがわかる。
【0025】実施例2 実施例1において使用した本発明コンクリート1を、外
径318.5mm、厚み6.9mmの丸形鋼管に充填し
て6ヵ月間気中養生させた後、得られたコンクリート充
填部材を図4に示されるように切断してコンクリートの
充填状況を目視で観察した。この結果、鋼管内に空隙は
見られず、本発明コンクリートは、十分な充填性を有し
ていることがわかった。
径318.5mm、厚み6.9mmの丸形鋼管に充填し
て6ヵ月間気中養生させた後、得られたコンクリート充
填部材を図4に示されるように切断してコンクリートの
充填状況を目視で観察した。この結果、鋼管内に空隙は
見られず、本発明コンクリートは、十分な充填性を有し
ていることがわかった。
【0026】
【発明の効果】以上述べた説明から明らかなように、本
発明によれば、高耐力と高靱性との両方を備え、かつこ
れらの特性を長時間保持できるコンクリート充填部材が
提供され、特に超高層建築物またはその他の大型建造物
の建造に有利な構造部材が提供される。
発明によれば、高耐力と高靱性との両方を備え、かつこ
れらの特性を長時間保持できるコンクリート充填部材が
提供され、特に超高層建築物またはその他の大型建造物
の建造に有利な構造部材が提供される。
【図1】 鋼管内にコンクリートが充填されているコン
クリート充填部材の一部切欠縦断面図。
クリート充填部材の一部切欠縦断面図。
【図2】 コンクリート充填部材の耐力および靱性を測
定する方法を示す概要図。
定する方法を示す概要図。
【図3】 充填部材の荷重と変位の関係を示すグラフ。
【図4】 実施例2におけるコンクリート充填部材の切
断方向を示す概要図。
断方向を示す概要図。
1 コンクリート 2 鋼管 3 変位計 4 載荷板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:02 Z 24:18 Z 24:16 14:48) Z
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼管の内部にコンクリートが充填されて
いるコンクリート充填部材において、前記コンクリート
が、このコンクリートを基にして0.5〜3容量%の短
繊維を含有している高強度コンクリートであることを特
徴とする、コンクリート充填部材。 - 【請求項2】 短繊維が鋼繊維である請求項1記載のコ
ンクリート充填部材。 - 【請求項3】 短繊維の含有量が1〜3容量%である請
求項1または2記載のコンクリート充填部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6971794A JPH07279312A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート充填部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6971794A JPH07279312A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート充填部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279312A true JPH07279312A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13410870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6971794A Withdrawn JPH07279312A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート充填部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07279312A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002154855A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-28 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 高強度セメント組成物及び高強度セメント硬化体 |
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