JPH07279728A - 噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御装置 - Google Patents

噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御装置

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JPH07279728A
JPH07279728A JP6097989A JP9798994A JPH07279728A JP H07279728 A JPH07279728 A JP H07279728A JP 6097989 A JP6097989 A JP 6097989A JP 9798994 A JP9798994 A JP 9798994A JP H07279728 A JPH07279728 A JP H07279728A
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JP
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fuel
valve
relief valve
opening
fuel injection
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JP6097989A
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Inventor
Mitsuyoshi Ishibashi
三由 石橋
Takeshi Ito
健 伊藤
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料噴射弁における噴射燃料の計量精度を向
上させて、燃料の無駄な消費を抑制すると共に、エンジ
ン性能を向上させる。 【構成】 燃料ポンプ8から吐出された加圧燃料5を燃
料供給通路11を通し受け入れてこの燃料5を間欠的に
気筒2内に噴射させる燃料噴射弁4を設ける。上記燃料
供給通路11をこれの外部に連通可能とさせる逃し弁1
7を設ける。この逃し弁17の間欠的な開弁で上記燃料
供給通路11の燃圧を所定圧に調整可能とする。上記燃
料噴射弁4による間欠的な燃料噴射の各サイクルにおけ
る上記逃し弁17の開弁回数を1回以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加圧燃料を燃料噴射
弁により、適宜間欠的に噴射させて気筒内に供給するよ
うにした噴射燃料供給式エンジンに関するものであっ
て、上記加圧燃料の燃圧を所定圧に調整制御する燃圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】噴射燃料供給式エンジンでは、通常、燃
料タンクからの燃料を加圧して吐出する燃料ポンプが設
けられ、かつ、この燃料ポンプから吐出された加圧燃料
を燃料供給通路を通し受け入れて、この燃料を適宜間欠
的に気筒内に噴射させる燃料噴射弁が設けられている。
【0003】更に、上記燃料噴射弁による噴射燃料の量
をそれぞれ所定量にさせるため、上記燃料供給通路の燃
圧の「圧力変動幅」があまり大きくならないよう、この
燃圧を調整制御する燃圧制御装置が設けられている。
【0004】この燃圧制御装置は、上記燃料供給通路を
これの外部である上記燃料タンクに連通可能とさせる逃
し弁を備えている。
【0005】そして、上記燃料供給通路は、これに上記
燃料ポンプから加圧燃料が供給されることにより、上記
燃料噴射による燃料の減少にかかわらず、燃圧が高くな
ろうとするが、その一方、上記逃し弁が自動制御により
間欠的に開弁させられることにより、上記燃料供給通路
の燃料が上記燃料タンクに戻されて、上記燃圧の「圧力
変動幅」があまり大きくならないこととされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、第1に、逃し弁の開弁のサイクルは、燃料噴射
弁による燃料噴射のサイクルよりも長くされており、こ
のため、燃圧の「圧力変動幅」を小さくする上で十分と
はいえず、よって、この燃圧の大きさに従って増減する
噴射燃料の量にばらつきが生じ易く、このようなことか
ら、燃料噴射弁における噴射燃料の計量精度の点で改善
の余地が残されている。
【0007】また、第2に、燃料噴射弁による燃料噴射
時期にかかわらずに、逃し弁が開弁して、燃圧が調整さ
れるようになっており、このため、例えば、「圧力変動
幅」におけるほぼ最高圧のときに燃料噴射が開弁して燃
料噴射したときと、同上「圧力変動幅」におけるほぼ最
低圧のときに燃料噴射弁が開弁して燃料噴射したときと
では、燃料噴射量に極めて大きいばらつきが生じ、よっ
て、この点でも、噴射燃料の計量精度の点で改善の余地
が残されている。
【0008】そして、上記したように噴射燃料の計量精
度が低下すると、燃料が無駄に消費され、かつ、エンジ
ン性能が低下するという問題を生じる。
【0009】そこで、上記問題点に鑑み、逃し弁の開弁
時間を短くして、その分、この逃し弁の開弁回数を多く
し、燃圧の「圧力変動幅」を小さくさせることが考えら
れる。
【0010】しかし、逃し弁の開弁時間を単に短くする
と、弁体の慣性力などに基づく逃し弁の特性により、そ
の開弁開始から閉弁終了に至る逃し弁の「開閉弁動作」
が不安定となって、この場合にも、同上計量精度が損な
われるという問題がある。
【0011】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、燃料噴射弁における噴射燃料の計量
精度を向上させて、燃料の無駄な消費を抑制すると共
に、エンジン性能を向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御
装置は、燃料ポンプ8から吐出された加圧燃料5を燃料
供給通路11を通し受け入れてこの燃料5を間欠的に気
筒2内に噴射させる燃料噴射弁4を設け、一方、上記燃
料供給通路11をこれの外部に連通可能とさせる逃し弁
17を設け、この逃し弁17の間欠的な開弁で上記燃料
供給通路11の燃圧を所定圧に調整可能とした場合にお
いて、上記燃料噴射弁4による間欠的な燃料噴射の各サ
イクルにおける上記逃し弁17の開弁回数を1回以上に
したものである。
【0013】上記の場合、燃料噴射弁4による間欠的な
燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の開弁回数
を、エンジン1の低速回転から高速回転になるに従い少
なくさせてもよい。
【0014】また、燃料噴射弁4による燃料噴射と、逃
し弁17の開弁とを互いに同期させてもよい。
【0015】また、逃し弁17の各開弁時間を互いにほ
ぼ同じとしてもよい。
【0016】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0017】図1と図2において、燃料噴射弁4に燃料
5を供給する燃料供給通路11には、燃料ポンプ8から
加圧燃料5が供給されて燃圧が高められる一方、この燃
圧が高くなり過ぎないよう逃し弁17が間欠的に開弁さ
せられて、上記燃料供給通路11の燃料5が間欠的にそ
の外部に逃がされるようになっている。
【0018】ところで、従来では、燃料噴射弁4による
燃料噴射の回数に比べて逃し弁17の開弁回数が少な
く、よって、燃圧の「圧力変動幅」が大きくなって、上
記噴射燃料の量に大きなばらつきが生じるおそれがあっ
たが、この発明によれば、燃料噴射弁4による間欠的な
燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の開弁回数
(図1において、低速ではN1 、高速ではN2 )を1回
以上としてあり、このため、逃し弁17の開弁回数が従
来よりも増えた分、上記燃料供給通路11における燃圧
の「圧力変動幅」(図1において、低速ではW1 、高速
ではW2 )が従来に比べて小さくなる。よって、燃圧の
大きさに従って増減する噴射燃料の量にばらつきの生じ
ることが抑制され、燃料噴射弁4における噴射燃料の計
量精度が向上する。
【0019】上記の場合、燃料噴射弁4による間欠的な
燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の開弁回数
を、エンジン1の低速回転から高速回転になるに従い少
なくさせてもよい。
【0020】即ち、図1において、エンジン1が高速回
転になると、その分、燃料噴射弁4による燃料噴射のサ
イクルの時間T8 は短くなる。このため、上記サイクル
における逃し弁17の開弁回数N2 があまり多いと、そ
れぞれの開弁時間T10が極めて短くなる。しかし、この
ように逃し弁17の開弁時間T10があまりに短いと、こ
の逃し弁17の特性により、その開弁開始から閉弁終了
に至る逃し弁17の「開閉弁動作」が不安定となって、
燃料噴射弁4における噴射燃料の計量精度が損なわれ
る。
【0021】そこで、上記したように燃料噴射弁4によ
る間欠的な燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の
開弁回数を、エンジン1の低速回転から高速回転になる
に従い少なくさせてもよく、このようにすれば、高速回
転であっても、上記サイクルにおける逃し弁17の開弁
回数N2 が少ない分、この開弁時間T10を長くできてこ
の時間T10があまりに短くなることが防止される。よっ
て、逃し弁17の「開閉弁動作」が安定して、噴射燃料
の計量精度が向上する。
【0022】また、図9で示すように、燃料噴射弁4に
よる燃料噴射と、逃し弁17の開弁とを互いに同期させ
てもよい。
【0023】このようにすれば、燃料供給通路11に燃
料ポンプ8から加圧燃料5が供給される一方、逃し弁1
7の間欠的な開弁により上記燃料供給通路11からその
外部に燃料5が逃がされることにより、同上燃料供給通
路11の燃圧は常に高低変動するが、上記逃し弁17の
開弁による燃圧の低下の経時的な条件が、各燃料噴射時
において、互いにほぼ同じとなる。
【0024】よって、燃料噴射弁4の各燃料噴射時にお
ける燃圧を互いにほぼ同じにできることから、噴射燃料
の量を、各噴射毎に互いにほぼ同じにでき、もって、噴
射燃料の計量精度がより向上する。
【0025】また、図12で示すように、逃し弁17の
各開弁時間を互いにほぼ同じとしてもよい。
【0026】このようにした場合において、上記逃し弁
17の開弁時間(図12中、T9 、T10)を、逃し弁1
7の「開閉弁動作」が不安定になる直前の最短時間とす
れば、開弁のサイクル毎に開弁時間を単にある長い目の
時間に設定することに比べて、上記逃し弁17の開弁回
数をより多くさせることができる。
【0027】よって、噴射燃料の計量精度が上記逃し弁
17の特性に原因して損なわれるという不都合を回避し
ながら、燃圧の「圧力変動幅」(図12中、W1 、W
2 )をより小さくして、噴射燃料の量を、各噴射毎に互
いにほぼ同じにでき、この結果、噴射燃料の計量精度が
より向上する。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0029】(実施例1)
【0030】図1から図5は、実施例1を示している。
【0031】図2と図3において、符号1は内燃機関で
あるエンジン1で、これは2サイクル、4サイクルのい
ずれかである。
【0032】上記エンジン1は複数の気筒2を有してい
る。これら各気筒2によって駆動される共通のクランク
軸3が設けられ、このクランク軸3に被駆動体が連動す
るよう連結され、つまり、上記クランク軸3が出力軸と
なっている。上記各気筒2にはそれぞれ燃料噴射弁4が
取り付けられている。これら各燃料噴射弁4はそれぞれ
電磁弁4aを有し、これら各電磁弁4aの電気的なオ
ン、オフで、上記燃料噴射弁4が開弁、もしくは閉弁す
るようになっている。
【0033】上記各燃料噴射弁4に加圧燃料5を供給す
る燃料供給装置6が設けられている。この燃料供給装置
6は燃料5を溜める燃料タンク7と、この燃料タンク7
からの燃料5を受け入れて、これを加圧し吐出する燃料
ポンプ8とを備えている。この燃料ポンプ8はトロコイ
ド式で、上記クランク軸3に連結されて連動する。この
ため、エンジン1が低速回転で駆動して、クランク軸3
が低速回転するときには、上記燃料ポンプ8からの燃料
5の吐出量は少なく、同上エンジン1が高速回転で駆動
して、クランク軸3が高速回転するときには、上記燃料
ポンプ8からの燃料5の吐出量は多くなる。また、上記
燃料タンク7から燃料ポンプ8に至る間に低圧ポンプ9
が介設され、上記燃料ポンプ8からの燃料5の吐出圧が
十分高くされている。
【0034】上記燃料ポンプ8の吐出口を上記各燃料噴
射弁4の受入口に連通させる燃料供給通路11が設けら
れている。この燃料供給通路11は、上記各燃料噴射弁
4の近傍に設けられてこれら各燃料噴射弁4に連通する
蓄圧室12と、上記燃料ポンプ8の吐出口から上記蓄圧
室12に連通する導入通路13とで構成されている。
【0035】図2中、符号14は電子的なエンジン制御
装置で、このエンジン制御装置14に上記燃料噴射弁4
の電磁弁4aが電気的に接続されている。
【0036】また、エンジン1の負荷を検出する負荷検
出手段15が設けられている。この負荷検出手段15は
例えばスロットル開度の開度検出センサなどで構成さ
れ、この負荷検出手段15の検出信号が上記エンジン制
御装置14に入力される。この入力に基づき、上記エン
ジン制御装置14により、上記燃料噴射弁4が間欠的に
開弁させられる。この開弁は、2サイクルエンジン(も
しくは4サイクルエンジン)ではクランク軸3の1回転
(もしくは2回転)につき1回行われ、この開弁で、前
記したように燃料ポンプ8により燃料噴射弁4に供給さ
れた燃料5が、各気筒2内に所定時間噴射され、燃焼に
供される。
【0037】上記燃料供給通路11の特に蓄圧室12に
おける燃料5の燃圧の「圧力変動幅」が小さく収まるよ
う調整制御する燃圧制御装置16が設けられている。
【0038】上記燃圧制御装置16は上記蓄圧室12を
これの外部に連通可能とさせる逃し弁17と、この逃し
弁17を上記燃料タンク7に連通させる戻し通路18と
を備えている。上記逃し弁17は電磁弁17aを有し、
この電磁弁17aの電気的なオン、オフで上記逃し弁1
7が開弁、もしくは閉弁するようになっている。
【0039】上記エンジン1(クランク軸3)の回転数
を検出する回転数センサである回転数検出手段20が設
けられている。また、上記蓄圧室12内の燃料5の燃圧
を検出する圧力センサである燃圧検出手段21が設けら
れている。
【0040】上記負荷検出手段15、回転数検出手段2
0、および燃圧検出手段21の各検出信号を入力して、
上記逃し弁17を間欠的に開弁させる電子的な燃圧制御
装置本体23が設けられ、この燃圧制御装置本体23は
上記エンジン制御装置14の一部を構成している。上記
燃圧制御装置本体23は上記各検出信号を入力して演算
処理をする演算処理手段25と、目標燃圧値を決定する
目標燃圧値決定手段26と、逃し弁17の開弁、閉弁の
条件を決定する電磁弁開閉条件決定手段27と、同上逃
し弁17の開弁、閉弁を制御する電磁弁開閉制御手段2
8とで構成されている。
【0041】図1から図5において、図4は燃圧制御装
置本体23のフローチャートを示し、図中(P‐1)〜
(P‐11)はプログラムの各ステップを示している。
【0042】特に、図4において、上記燃圧制御装置本
体23の電源がオンされると(P‐1)、まず、初期化
が行われる(P‐2)。次に、エンジン1が駆動し始め
ると(P‐3)、負荷検出手段15によってエンジン1
の負荷が検出され(P‐4)、かつ、回転数検出手段2
0によってエンジン1(クランク軸3)の回転数が検出
される(P‐5)。これらの両検出信号を入力した演算
処理手段25を介し、目標燃圧値決定手段26により、
図5の第1マップが検索される(P‐6)。
【0043】上記第1マップは上記目標燃圧値決定手段
26にプログラムされている。この第1マップによれ
ば、エンジン1の負荷が大きくなるに従い、かつ、エン
ジン1が高速回転になるに従って、目標燃圧値がほぼ大
きくなることとされている。
【0044】そして、前記した負荷検出手段15と回転
数検出手段20の各検出信号に基づき、上記目標燃圧値
決定手段26の上記第1マップにより目標燃圧値が決定
される(P‐7)。一方、上記燃圧検出手段21により
燃料供給通路11の蓄圧室12の燃圧が検出される(P
‐8)。
【0045】次に、上記(P‐7)で決定された目標燃
圧値と、上記(P‐8)で検出された検出燃圧値とが演
算処理手段25により比較される(P‐9)。この比較
において、上記検出燃圧値が目標燃圧値よりも大きけれ
ば、電磁弁開閉制御手段28により逃し弁17が開弁さ
せられる(P‐10)。すると、燃料供給通路11の燃
料5が上記逃し弁17を通って上記燃料供給通路11の
外部に逃がされ、燃料供給通路11の燃圧が低下し始め
る。なお、上記のように逃がされた燃料5は戻し通路1
8を通って燃料タンク7に戻される。
【0046】また、上記(P‐9)の比較において、上
記検出燃圧値が目標燃圧値よりも小さければ、電磁弁開
閉制御手段28により逃し弁17が閉弁させられる(P
‐11)。すると、燃料供給通路11の燃料5が上記逃
し弁17を通って上記燃料供給通路11の外部に逃がさ
れることが阻止されるため、燃料ポンプ8から供給され
る加圧燃料5によって燃料供給通路11の燃圧が上昇し
始める。
【0047】以下、上記(P‐9)〜(P‐11)が繰
り返されて、燃料供給通路11の燃圧が所定の「圧力変
動幅」に収められる。
【0048】図1において、クランク軸3の1回転毎
に、かつ、ある一定のクランク角のときに、前記回転数
検出手段20によりパルス信号であるエンジン回転基準
信号が演算処理手段25に入力されるようになってお
り、つまり、このエンジン回転基準信号の1サイクルの
時間(低速ではT1 、高速ではT2 )は、2サイクルエ
ンジンでは、クランク軸3の1回転の時間(4サイクル
エンジンではクランク軸3の2回転の時間)に一致す
る。この場合、低速における1サイクルの時間T1 より
も、高速における1サイクルの時間は短く、例えば、T
1 =5T2 等である。
【0049】上記エンジン回転基準信号の演算処理手段
25への入力と、負荷検出手段15、回転数検出手段2
0、および燃圧検出手段21等の各検出信号とにより、
上記エンジン制御装置14によって、上記エンジン回転
基準信号の演算処理手段25への入力から、ある時間
(低速ではT3 、高速ではT4 )後に燃料噴射信号が前
記燃料噴射弁4に出力され、かつ、この際、各燃料噴射
弁4の開弁時間、つまり、燃料噴射時間(低速ではT
5 、高速ではT6 )が定められ、この間、燃料5が各気
筒2内に噴射される。
【0050】上記燃料噴射弁4による間欠的な燃料噴射
の各サイクルの時間(低速ではT7、高速ではT8
は、上記エンジン回転基準信号のサイクルの時間(低速
ではT1 、高速ではT2 )にほぼ一致する。
【0051】上記燃料噴射弁4による間欠的な燃料噴射
の各サイクルにおける上記逃し弁17の開弁回数(低速
ではN1 、高速ではN2 )が1回以上となるよう、前記
図5で示したマップの設定がなされている。また、この
ときの逃し弁17の開弁時間(低速ではT9 、高速では
10)は、電磁弁開閉制御手段28から出力される逃し
弁駆動信号によって決定される。
【0052】上記のように、燃料噴射弁4による間欠的
な燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の開弁回数
(低速ではN1 、高速ではN2 )は1回以上とされてい
るため、逃し弁17の開弁回数が従来よりも増えた分、
上記燃料供給通路11における燃圧の「圧力変動幅」
(低速ではW1 、高速ではW2 )が従来に比べて小さく
なる。よって、その分、燃圧の大きさに従って増減する
噴射燃料の量にばらつきの生じることが抑制され、燃料
噴射弁4における噴射燃料の計量精度が向上する。
【0053】上記の場合、燃料噴射弁4による間欠的な
燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の開弁回数
は、エンジン1の低速回転から高速回転になるに従い少
なくされており、つまり、低速回転での開弁回数がN
1 、高速回転での開弁回数がN2で、N1 >N2 とされ
ている。
【0054】即ち、図1において、エンジン1が高速回
転になると、その分、燃料噴射弁4による燃料噴射のサ
イクルの時間T8 は短くなる。このため、上記サイクル
における逃し弁17の開弁回数N2 があまり多いと、そ
れぞれの開弁時間T10が極めて短くなる。しかし、この
ように逃し弁17の開弁時間T10があまりに短いと、こ
の逃し弁17の特性により、その開弁開始から閉弁終了
に至る逃し弁17の「開閉弁動作」が不安定となって、
燃料噴射弁4による噴射燃料の計量精度が損なわれる。
【0055】そこで、上記したように燃料噴射弁4によ
る間欠的な燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁17の
開弁回数を、エンジン1の低速回転から高速回転になる
に従い少なくしてあり、このため、高速回転であって
も、上記サイクルにおける逃し弁17の開弁回数N2
少ない分、この開弁時間T10があまりに短くなることを
防止し、このようにして、逃し弁17の「開閉弁動作」
を安定させ、噴射燃料の計量精度を向上させている。
【0056】以下の各図は、実施例2と実施例3とを示
している。これら実施例は前記実施例1と構成、作用に
おいて多くの点で共通しているため、これら共通するも
のについては図面に共通の符号を付してその説明を省略
し、異なる点につき主に説明する。
【0057】(実施例2)
【0058】図6から図9は、実施例2を示している。
【0059】図6は燃圧制御装置本体23のフローチャ
ートを示し、(P‐1)〜(P‐18)はプログラムの
各ステップを示している。なお、(P‐1)〜(P‐
8)は、前記実施例1と同じである。
【0060】(P‐7)において決定された目標燃圧値
と、回転数検出手段20の検出信号とにより、図7の第
2マップが検索される(P‐12)。
【0061】上記第2マップは上記演算処理手段25に
プログラムされている。この第2マップによれば、エン
ジン1が高速回転になるに従い、かつ、上記(P‐7)
で決定された目標燃圧値が大きくなるに従って、逃し弁
17の開弁時間が長くなることとされている。
【0062】一方、上記(P‐8)で検出された検出燃
圧値により、電磁弁開閉制御手段28によって逃し弁1
7の開弁時間が補正される(P‐13)。
【0063】そして、上記(P‐12)における第2マ
ップの検索と、(P‐13)における補正とにより、逃
し弁17の開弁時間が決定される(P‐14)。
【0064】上記(P‐4)において検出されたエンジ
ン1の負荷と、(P‐5)において検出されたエンジン
1(クランク軸3)の回転数の各検出信号を入力した演
算処理手段25を介し、電磁弁開閉制御手段28によ
り、図8の第3マップが検索される(P‐15)。
【0065】上記第3マップは上記電磁弁開閉制御手段
28にプログラムされている。この第3マップによれ
ば、エンジン1の負荷が大きくなるに従い、かつ、エン
ジン1が高速回転になるに従い、逃し弁17の開弁タイ
ミングが早くなることとされている。
【0066】一方、上記(P‐8)で検出された検出燃
圧値により、電磁弁開閉制御手段28によって逃し弁1
7の開弁タイミングが補正される(P‐16)。
【0067】そして、上記(P‐15)における第3マ
ップの検索と、(P‐16)における補正とにより、逃
し弁17の開弁タイミングが決定される(P‐17)。
【0068】次に、上記(P‐14)で決定された開弁
時間と、(P‐17)で決定された開弁タイミングとに
より、電磁弁開閉制御手段28が逃し弁17に駆動信号
が出力され、逃し弁17の開弁、閉弁が繰り返される
(P‐18)。
【0069】図9において、符号T11は実施例1のT
1 、T2 に対応し、T12は実施例1のT3 、T4 に対応
し、T13は実施例1のT5 に対応し、T14は実施例1の
7 に対応し、T15は実施例1のT9 、T10に対応して
いる。また、N3 は実施例1のN1 、N2 に対応し、W
3 は実施例1のW1 、W2 に対応している。
【0070】ただし、この実施例では、燃料噴射の1サ
イクルにおける逃し弁17の開弁回数が、エンジン1の
低速、高速のいずれにおいても一定となるよう燃圧制御
装置本体23によって制御され、図例では、3回とされ
ている。なお、上記開弁回数は1回でもよく、2回、も
しくは4回以上でもよい。
【0071】また、燃料噴射弁4による燃料噴射と、逃
し弁17の開弁とが互いに同期するよう同上燃圧制御装
置本体23によって制御されている。より詳しくは、電
磁弁開閉制御手段28により、エンジン回転基準信号の
入力と同時に逃し弁17が開弁させられ、このときから
ある一定時間T12遅れて、燃料噴射弁4が開弁させられ
るようになっている。
【0072】この実施例によれば、燃料供給通路11に
燃料ポンプ8から加圧燃料5が供給される一方、逃し弁
17の間欠的な開弁により上記燃料供給通路11からそ
の外部に燃料5が逃がされて、同上燃料供給通路11の
燃圧は常に高低変動するが、上記逃し弁17の開弁によ
る燃圧の低下の経時的な条件が、各燃料噴射時におい
て、互いにほぼ同じとなる。
【0073】よって、燃料噴射弁4の各燃料噴射時にお
ける燃圧が互いにほぼ同じとなることから、噴射燃料の
量が、各噴射毎に互いにほぼ同じとされ、もって、噴射
燃料の計量精度がより向上させられている。
【0074】(実施例3)
【0075】図10から図12は、実施例3を示してい
る。
【0076】図10は燃圧制御装置本体23のフローチ
ャートを示し(P‐1)〜(P‐22)はプログラムの
各ステップを示している。なお、(P‐1)〜(P‐
8)は前記実施例1と同じである。
【0077】(P‐7)において決定された目標燃圧値
と、回転数検出手段20の検出信号とにより、図11の
第4マップが検索される(P‐19)。
【0078】上記第4マップは、逃し弁17の各開弁時
間が互いにほぼ同じであることを前提条件として、上記
演算処理手段25にプログラムされている。この第4マ
ップによれば、エンジン1が高速回転になるに従い、か
つ、上記(P‐7)で決定された目標燃圧値が大きくな
るに従って、逃し弁17の開弁のサイクルの時間が長く
なることとされている。
【0079】一方、上記(P‐8)で検出された検出燃
圧値により、電磁弁開閉制御手段28によって逃し弁1
7の開弁のサイクルの時間が補正される(P‐20)。
【0080】そして、上記(P‐19)における第4マ
ップの検索と、(P‐20)における補正とにより、逃
し弁17の開弁のサイクルの時間が決定される(P‐2
1)。この決定により、電磁弁開閉制御手段28から逃
し弁17に駆動信号が出力され、逃し弁17の開弁、閉
弁が繰り返される(P‐22)。
【0081】図12において、逃し弁17の開弁時間
(T16、T17)はエンジン1の低速、高速のいずれにお
いても一定とされ、逃し弁17の開弁のサイクルの時間
(低速ではT16、高速ではT17)が、上記図10と、図
11に基づき説明したように可変とされている。
【0082】この実施例によれば、上記逃し弁17の開
弁時間(T9 、T10)を、逃し弁17の「開閉弁動作」
が不安定になる直前の最短時間とし、開弁のサイクル毎
の開弁時間が単に長くならないようにし、その分、上記
逃し弁17の開弁回数をより多くしてある。
【0083】よって、噴射燃料の計量精度が上記逃し弁
17の特性に原因して損なわれるという不都合を回避し
ながら、燃圧の「圧力変動幅」(W1 、W2 )をより小
さくして、噴射燃料の量が、各噴射毎に互いにほぼ同じ
にされており、これにより、燃料噴射弁4における噴射
燃料の計量精度がより向上させられている。
【0084】
【発明の効果】この発明によれば、燃料ポンプから吐出
された加圧燃料を燃料供給通路を通し受け入れてこの燃
料を間欠的に気筒内に噴射させる燃料噴射弁を設け、一
方、上記燃料供給通路をこれの外部に連通可能とさせる
逃し弁を設け、この逃し弁の間欠的な開弁で上記燃料供
給通路の燃圧を所定圧に調整可能とした噴射燃料供給式
エンジンにおける燃圧制御装置において、上記燃料噴射
弁による間欠的な燃料噴射の各サイクルにおける上記逃
し弁の開弁回数を1回以上にしてある。
【0085】このため、逃し弁の開弁回数が従来よりも
増える分、上記燃料供給通路における燃圧の「圧力変動
幅」が従来に比べて小さくなる。よって、燃圧の大きさ
に従って増減する噴射燃料の量にばらつきの生じること
が抑制され、燃料噴射弁における噴射燃料の計量精度が
向上する。
【0086】この結果、燃料の無駄な消費が抑制され、
かつ、適正量の燃料が気筒内に供給されることによっ
て、エンジン性能が向上する。
【0087】上記の場合、燃料噴射弁による間欠的な燃
料噴射の各サイクルにおける逃し弁の開弁回数を、エン
ジンの低速回転から高速回転になるに従い少なくさせて
もよい。
【0088】即ち、エンジンが高速回転になると、その
分、燃料噴射のサイクルの時間は短くなる。このため、
上記サイクルにおける逃し弁の開弁回数があまり多い
と、それぞれの開弁時間が極めて短くなる。しかし、こ
のように逃し弁の開弁時間があまりに短いと、この逃し
弁の特性により、その開弁開始から閉弁終了に至る逃し
弁の「開閉弁動作」が不安定となって、燃料噴射弁にお
ける噴射燃料の計量精度が損なわれる。
【0089】そこで、上記したように燃料噴射弁による
間欠的な燃料噴射の各サイクルにおける逃し弁の開弁回
数を、エンジンの低速回転から高速回転になるに従い少
なくさせてもよく、このようにすれば、高速回転であっ
ても、上記サイクルにおける逃し弁の開弁回数が少ない
分、この開弁時間を長くできてこの時間があまりに短く
なることが防止される。よって、逃し弁の「開閉弁動
作」が安定して、噴射燃料の計量精度が向上する。
【0090】また、燃料噴射弁による燃料噴射と、逃し
弁の開弁とを互いに同期させてもよい。
【0091】このようにすれば、燃料供給通路に燃料ポ
ンプから加圧燃料が供給される一方、逃し弁の間欠的な
開弁により上記燃料供給通路からその外部に燃料が逃が
されることにより、同上燃料供給通路の燃圧は常に高低
変動するが、上記逃し弁の開弁による燃圧の低下の経時
的な条件が、各燃料噴射時において、互いにほぼ同じと
なる。
【0092】よって、燃料噴射弁の各燃料噴射時におけ
る燃圧を互いにほぼ同じにできることから、噴射燃料の
量を、各噴射毎に互いにほぼ同じにでき、もって、噴射
燃料の計量精度がより向上する。
【0093】また、逃し弁の各開弁時間を互いにほぼ同
じとしてもよい。
【0094】このようにした場合において、上記逃し弁
の開弁時間を、逃し弁の「開閉弁動作」が不安定になる
直前の最短時間とすれば、開弁のサイクル毎の開弁時間
を単にある長い目の時間に設定することに比べて、上記
逃し弁の開弁回数をより多くさせることができる。
【0095】よって、噴射燃料の計量精度が上記逃し弁
の特性に原因して損なわれるという不都合を回避しなが
ら、燃圧の「圧力変動幅」をより小さくして、噴射燃料
の量を、各噴射毎に互いにほぼ同じにでき、燃料噴射弁
における噴射燃料の計量精度がより向上する。よって、
上記計量精度の向上により、燃料の無駄な消費がより確
実に防止されると共に、エンジン性能がより確実に向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で、タイムチャートを示す図である。
【図2】実施例1で、全体線図である。
【図3】実施例1で、電気ブロック図である。
【図4】実施例1で、燃圧制御装置本体のフローチャー
ト図である。
【図5】実施例1で、第1マップ図である。
【図6】実施例2で、図4に相当する図である。
【図7】実施例2で、第2マップ図である。
【図8】実施例2で、第3マップ図である。
【図9】実施例2で、図1に相当する図である。
【図10】実施例3で、図4に相当する図である。
【図11】実施例3で、第4マップ図である。
【図12】実施例3で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 気筒 3 クランク軸 4 燃料噴射弁 4a 電磁弁 5 燃料 6 燃料供給装置 7 燃料タンク 8 燃料ポンプ 11 燃料供給通路 14 エンジン制御装置 15 負荷検出手段 16 燃圧制御装置 17 逃し弁 17a 電磁弁 18 戻し通路 20 回転数検出手段 21 燃圧検出手段 23 燃圧制御装置本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ポンプから吐出された加圧燃料を燃
    料供給通路を通し受け入れてこの燃料を間欠的に気筒内
    に噴射させる燃料噴射弁を設け、一方、上記燃料供給通
    路をこれの外部に連通可能とさせる逃し弁を設け、この
    逃し弁の間欠的な開弁で上記燃料供給通路の燃圧を所定
    圧に調整可能とした噴射燃料供給式エンジンにおける燃
    圧制御装置において、 上記燃料噴射弁による間欠的な燃料噴射の各サイクルに
    おける上記逃し弁の開弁回数を1回以上にした噴射燃料
    供給式エンジンにおける燃圧制御装置。
  2. 【請求項2】 燃料噴射弁による間欠的な燃料噴射の各
    サイクルにおける逃し弁の開弁回数を、エンジンの低速
    回転から高速回転になるに従い少なくさせた請求項1に
    記載の噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料噴射弁による燃料噴射と、逃し弁の
    開弁とを互いに同期させた請求項1、もしくは2に記載
    の噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御装置。
  4. 【請求項4】 逃し弁の各開弁時間を互いにほぼ同じと
    した請求項1から3のうちいずれか1つに記載の噴射燃
    料供給式エンジンにおける燃圧制御装置。
JP6097989A 1994-04-11 1994-04-11 噴射燃料供給式エンジンにおける燃圧制御装置 Pending JPH07279728A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555895B2 (en) 2003-02-26 2009-07-07 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust gas purifying apparatus and method for internal combustion engine
US8763365B2 (en) 2009-08-26 2014-07-01 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust emission control device for internal combustion engine and NOx purification catalyst deterioration determination method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7555895B2 (en) 2003-02-26 2009-07-07 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust gas purifying apparatus and method for internal combustion engine
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