JPH07280010A - ブレーキ装置の摩擦体及びその製造方法 - Google Patents

ブレーキ装置の摩擦体及びその製造方法

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JPH07280010A
JPH07280010A JP3233895A JP23389591A JPH07280010A JP H07280010 A JPH07280010 A JP H07280010A JP 3233895 A JP3233895 A JP 3233895A JP 23389591 A JP23389591 A JP 23389591A JP H07280010 A JPH07280010 A JP H07280010A
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JP
Japan
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metal
friction material
brake
friction
alloy
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JP3233895A
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English (en)
Inventor
Takeo Ichikawa
健夫 市川
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M K KASHIYAMA KK
Original Assignee
M K KASHIYAMA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ装置の摩擦材とこれを保持する
保持板との接着面の改善によってブレーキ装置の信頼性
の向上を目的とする。 【構成】 ブレーキディスク(或はブレーキドラム)に
圧接して制動を行う摩擦材5と、これを一体的に保持す
る裏板1との接着一体化に際して、裏板1の接着面3を
清浄化処理したのち、その上に、金属溶射被膜4を形成
してから、裏板1と摩擦材5とを接着一体化することに
より、接着面の劣化が殆どなく、使用による接着強度の
低下が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキやド
ラムブレーキの摩擦体に関するものであり、特に、摩擦
体を構成する摩擦材とそれを保持する保持板との接着性
の改善に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えば、ディスクブレーキの摩擦パッドM
は、図2に示すように摩擦材を保持すべき保持板として
の鋼製の裏板10の、一方の面12を、先ず、有機溶剤
によって油脂類等の汚れを除去し、更に、ショットブラ
ストによる研磨によって、清浄化と表面を粗くして接着
面を裏板の面12と直角方向に拡大してから、金属粉、
セラミック粉、ガラス繊維、ロックウールなどの素材
を、耐熱性の高い樹脂、例えば、フェノール樹脂で、結
合して板状に成形して成る摩擦材13を、裏板10に接
着剤によって接着することにより、製造される。
【0003】裏板10に摩擦材を一体的に形成する方法
としては、上述のように、先ず板状の摩擦材13を成形
して、これを、裏板面に接着する方法と、粉体状の素材
を、成形型と裏板との間で、加圧及び加熱して、摩擦材
13の成形と成形物の裏板への接着とを1工程で行う方
法も行なわれる。
【0004】
【問題点】一般に、摩擦材は、多種類の粒子状素材や繊
維状素材が、フェノール樹脂等によって接着結合された
ものから成るので、微細な孔隙を有しており、摩擦材と
裏板との接着面には、この孔隙を通して湿分や水分が到
達してしまい、それによって、裏板に錆が発生して摩擦
材と裏板との接着強度が損なわれる原因となっている。
【0005】ブレーキ部品の欠陥は、車両の安全性、ひ
いては、人命に直接関わってくるので、ブレーキ部品の
接着強度には、かなりの安全率を見込まなければならな
いが、従来の摩擦体は、苛酷な使用条件下において、錆
が進行すると最悪の場合は、裏板から摩擦材が剥離して
しまうおそれもあった。このことは、ディスクブレーキ
だけでなく、ドラムブレーキにおいて、摩擦材の保持板
としてのブレーキシューと、摩擦材としてのブレーキラ
イニングとの間の接着についても全く同様の関係にあ
る。
【0006】
【発明の構成】本発明は、このような、従来のブレーキ
装置の摩擦体の欠点を解消することを目的とするもので
あって、その要旨は、ブレーキディスク或はブレーキド
ラムに圧接して制動を行う摩擦材と、該摩擦材を一側の
面に一体的に保持する保持板とから成るブレーキ装置の
摩擦体において、前記摩擦材が、前記保持板の一側の面
に一体成形された金属溶射被膜上に接着されて一体的に
保持されていることを特徴とするブレーキ装置の摩擦体
と、摩擦材を保持すべき保持板表面を清浄化処理したの
ち、金属溶射処理を行うことにより、該保持板表面に、
金属被膜層を形成し、該金属被膜層上に、摩擦材を、接
着剤によって、保持板と一体的に設けることを特徴とす
るブレーキ装置の摩擦体の製造方法とにある。以下、主
として、ディスクブレーキ用摩擦体であるブレーキパッ
ドについて詳細に説明するが、これは、ドラムブレーキ
用のブレーキシュー(保持板)とブレーキライニング(摩
擦材)の一体化にも適用できるものであって、これらを
排除することを意味するものではない。
【0007】上記において、裏板表面の清浄化処理とし
ては、トリクロルエタン等の有機溶剤による洗浄、或
は、酸処理による洗浄、又は、これら両者を併用しても
よく、更には、ショットブラスト加工によって、研磨及
び微細な凹凸を形成することも含まれる。特に、ショッ
トブラスト加工によって、粗くされた表面は、接着表面
が拡大すると共に凹部に接着剤がまわり込んで硬化する
ので、アンカー効果(投錨効果)によって、接着強度が増
す。
【0008】金属溶射は、常法により、溶射ガンを用い
て、例えば、酸素とアセチレン、或は、酸素とプロバン
ガス等の燃焼ガス中に、粉末状若しくは針金状の被覆用
金属を供給し、溶融した被覆用金属を圧縮空気によって
噴霧状にして、裏板表面に吹き付けることにより行なわ
れる。
【0009】被覆用金属としては、鉄よりもイオン化傾
向の高い金属であることが望ましくアルミニウム、亜
鉛、或は、これらの金属の合金が望ましい。このような
合金としては、例えば、ZnーAl合金、NiーAl合金、
NiーCrーAl合金、NiーCrーAlーY合金、CoーCr
ーAl−Y合金などを挙げることができる。被膜と保持
板との密着力は、すくなくとも、70Kg/cm2以上
あることが望ましい。又被膜の厚さは、10〜100μ
の範囲で適宜選択される。
【0010】このようにして得られる裏板の金属被覆面
に、予め、所定の形状に成型された摩擦材を、接着剤に
よって接着し一体化する。接着剤としては、フェノール
樹脂などのような耐熱性の高い熱硬化性樹脂が使用され
る。裏板と摩擦材との一体化工程は、前述のように、未
硬化の接着剤を含有する粉粒状摩擦素材を加熱型によっ
て裏板に圧接することにより、行うこともできる。
【0011】
【効果】本発明に係る製法によって得られる摩擦体は、
金属溶射被膜の存在によって、後記試験例からも明らか
なように、錆の発生しやすい条件において長期にわたっ
て使用しても、摩擦材と保持板との接着強度の低下が殆
どなく、従来の製品に比べて、数倍の耐久性を有してお
り、ブレーキの信頼性を高めるのに効果が大きい。以下
に実施例及び試験例を掲げる。
【0012】
【実施例】鋼板から、プレス成型によって得られた一対
の透孔2を有する摩擦材保持板としての裏板1をトリク
ロルエタンによって洗浄して、油脂類を除去し、更に、
一側の面3に、ショットブラストをかけて、研磨し、微
細な凹凸を表面に形成する。ついで、溶射ガンによって
アセチレンガスと酸素の燃焼ガス中に、NiーAl(95:
5)パウダーを供給して、裏板の表面3に溶射すること
により、平均の厚さが20μ前後の溶射被膜4を形成す
る。このようにして得られた金属被膜層が形成された裏
板に、フェノール樹脂系接着剤を塗布し、常法に基づい
て、予め成形しておいた摩擦材5を圧接すると共に加熱
して接着剤を硬化させることにより、ディスクブレーキ
用摩擦体としてのブレーキパッドPを得る。
【0013】
【実験例】上記実施例で得られたブレーキパッドPと、
上記実施例において金属溶射工程を省き、他は全く同一
の方法で得られたブレーキパッドM(図2)を、夫々10
個づつ準備して、P群、M群とし、温度50℃で、相対
湿度98%RHの恒温恒湿室中に3昼夜放置し、つい
で、220℃に保った高温室に1時間放置してから、取
り出して直ちに室温の水に投入し、23時間そのまま水
中に浸し、ついで、水中から取り出して1時間室温で放
置する、延べ5日間の過程を1サイクルとして、夫々の
群について、10サイクルを繰り返した。結果は、M群
に属するブレーキパッドは、例外なく、2サイクル終了
時において摩擦材13と裏板10との接着面に錆を生じ
た。それに対して、P群は10サイクル終了時にも錆を
発生しなかった。
【0014】又、10サイクル終了後におけるブレーキ
パッドを剥離試験に供したが、M群は、錆がブレーキパ
ッド側に付着して裏金の金属面が露出する状態で剥離し
たが、P群は裏板側に接着剤層が残存する状態で剥離し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキパッドの一実施例を示す
断面図である。
【図2】従来のブレーキパッドの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1.12 裏板 2. 透孔 4. 溶射金属被膜 5.13. 摩擦材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキディスク或はブレーキドラムに圧
    接して制動を行う摩擦材と、該摩擦材を一側の面に一体
    的に保持する保持板とから成るブレーキ装置の摩擦体に
    おいて、前記摩擦材が、前記保持板の一側の面に形成さ
    れた金属溶射被膜上に接着されて一体的に保持されてい
    ることを特徴とするブレーキ装置の摩擦体。
  2. 【請求項2】 金属溶射被膜が、鉄よりイオン化傾向の
    高い金属元素若しくは、該金属元素を含む合金によって
    構成されている請求項1の摩擦材。
  3. 【請求項3】 金属溶射被膜が、ZnーAl合金、NiーA
    l合金、NiーCr合金、NiーCrーAl合金、NiーCrー
    AlーY合金又は、CoーCrーAlーY合金で構成されて
    いる請求項1の摩擦体。
  4. 【請求項4】 摩擦材を保持すべき保持板表面を清浄化
    処理したのち、金属溶射処理を行うことにより、該保持
    板表面に、金属被膜層を形成し、該金属被膜層上に、摩
    擦材を、接着剤によって、保持板と一体的に設けること
    を特徴とするブレーキ装置の摩擦体の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属被膜層が、鉄よりイオン化傾向の高
    い金属元素若しくは、該金属元素を含む合金によって構
    成されている請求項4の摩擦体の製造方法。
JP3233895A 1991-08-20 1991-08-20 ブレーキ装置の摩擦体及びその製造方法 Pending JPH07280010A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002653A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦部材の製造方法
KR100911576B1 (ko) * 2008-05-08 2009-08-10 현대자동차주식회사 차량용 브레이크 드럼 및 그 제조 방법

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