JPH07280226A - 炭化物の製造方法及びこれに用いる製造装置 - Google Patents
炭化物の製造方法及びこれに用いる製造装置Info
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- JPH07280226A JPH07280226A JP6103499A JP10349994A JPH07280226A JP H07280226 A JPH07280226 A JP H07280226A JP 6103499 A JP6103499 A JP 6103499A JP 10349994 A JP10349994 A JP 10349994A JP H07280226 A JPH07280226 A JP H07280226A
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- radiant
- carbide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼温度を低く保ちながら十分炭化がなさ
れ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力抑えるこ
とができ、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な炭
化物の製造方法及びこれに用いる製造装置を得ること。 【構成】 燃焼炉内において外気遮断下で水蒸気、不活
性ガス又は不活性ガスと水蒸気の混合ガスを噴霧しつつ
炭素質材料を燃焼させることよりなる炭化物の製造方法
及びこれに用いる製造装置。
れ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力抑えるこ
とができ、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な炭
化物の製造方法及びこれに用いる製造装置を得ること。 【構成】 燃焼炉内において外気遮断下で水蒸気、不活
性ガス又は不活性ガスと水蒸気の混合ガスを噴霧しつつ
炭素質材料を燃焼させることよりなる炭化物の製造方法
及びこれに用いる製造装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物(例えば各
種プラスチック類、各種ゴム類、石油残渣、石油ピッ
チ、ヤシ殻・砂糖きびの絞滓・木材又は籾殻等の農産廃
棄物等)を燃焼させ活性炭の原料として使用される炭化
物の製造方法及びこれに用いる製造装置に関する。
種プラスチック類、各種ゴム類、石油残渣、石油ピッ
チ、ヤシ殻・砂糖きびの絞滓・木材又は籾殻等の農産廃
棄物等)を燃焼させ活性炭の原料として使用される炭化
物の製造方法及びこれに用いる製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炭化物を得るにあたって、炭素質
材料の自燃若しくは外熱型の熱分解又はこれらの併用方
法が用いられ、高温で炭化すると炭素細孔の収縮がおこ
り、この炭化物を用いての活性炭賦活活性作業は困難性
をともなっていた。また、低温での炭化は、炭素生成結
晶体の表面及びその相互間の裂け目や細孔部にタールの
一部が残存したり、組織の壊れた炭素によって閉鎖され
ることが多く、この炭化物を用いた活性炭は吸着能力及
び硬度等の性能低下をともなっていた。このため、活性
炭の原料として使用される炭化物は、ヤシ殻・おがくず
・石炭又は石油ピッチ等の如く炭素生成が安定している
炭素質材料が用いられ、プラスチック類及びゴム類の使
用は困難性をともなっていた。特に、プラスチック類及
びゴム類の焼却には1000℃〜1300℃にも達する
高温によるNOx、SOxの発生が問題であり、燃焼温
度が過熱しない様にするため水蒸気を共存させることが
行われ、例えば1993年6月10日 株式会社 明現
社発行『廃棄物焼却炉−計画と設計』 第97頁4.1
4.2に記載がある。この記載の場合は燃焼に必要な適
性空気量を確保することが必須条件とされている。この
ためこの方法では水蒸気の導入により過熱防止は可能で
あるが、空気導入により燃焼後得られる炭化物に灰分が
残り、発生するNOx、SOxを極端に減らすことは困
難であり、活性炭の原料として使用される炭化物の製造
方法としては不十分なものである。
材料の自燃若しくは外熱型の熱分解又はこれらの併用方
法が用いられ、高温で炭化すると炭素細孔の収縮がおこ
り、この炭化物を用いての活性炭賦活活性作業は困難性
をともなっていた。また、低温での炭化は、炭素生成結
晶体の表面及びその相互間の裂け目や細孔部にタールの
一部が残存したり、組織の壊れた炭素によって閉鎖され
ることが多く、この炭化物を用いた活性炭は吸着能力及
び硬度等の性能低下をともなっていた。このため、活性
炭の原料として使用される炭化物は、ヤシ殻・おがくず
・石炭又は石油ピッチ等の如く炭素生成が安定している
炭素質材料が用いられ、プラスチック類及びゴム類の使
用は困難性をともなっていた。特に、プラスチック類及
びゴム類の焼却には1000℃〜1300℃にも達する
高温によるNOx、SOxの発生が問題であり、燃焼温
度が過熱しない様にするため水蒸気を共存させることが
行われ、例えば1993年6月10日 株式会社 明現
社発行『廃棄物焼却炉−計画と設計』 第97頁4.1
4.2に記載がある。この記載の場合は燃焼に必要な適
性空気量を確保することが必須条件とされている。この
ためこの方法では水蒸気の導入により過熱防止は可能で
あるが、空気導入により燃焼後得られる炭化物に灰分が
残り、発生するNOx、SOxを極端に減らすことは困
難であり、活性炭の原料として使用される炭化物の製造
方法としては不十分なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、産業廃棄物
を燃焼させ、燃焼温度を低く保ちながら十分炭化がなさ
れ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力抑えるこ
とができ、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な炭
化物の製造方法及びこれに用いる製造装置を得ることを
目的とする。
を燃焼させ、燃焼温度を低く保ちながら十分炭化がなさ
れ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力抑えるこ
とができ、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な炭
化物の製造方法及びこれに用いる製造装置を得ることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、燃焼炉内において外気遮断下で水蒸気を
噴霧しつつ産業廃棄物を燃焼させることよりなる炭化物
の製造方法より解決した。また、前記炭化物の製造方法
は、燃焼炉を外側外炉と内側輻射缶の二重構造とし前記
外炉と前記輻射缶との間隙に向けて燃料を噴射着火し前
記輻射缶内に向けて水蒸気を噴霧しつつ前記輻射缶内に
収納された産業廃棄物を輻射熱により燃焼させるのが望
ましい。また、前記炭化物の製造方法において、水蒸気
に代えて不活性ガス又は不活性ガスと水蒸気の混合ガス
を噴霧することができ、不活性ガスは窒素ガス又は炭酸
ガスとすることができる。さらに、燃焼炉の外側の円筒
状外炉内側に円筒状輻射缶が固着され、前記輻射缶の上
端に着脱可能な蓋が嵌着され、前記外炉下部外側より前
記外炉と前記輻射缶との間隙に向けて設けたガスバーナ
ーと、前記外炉底面外側より前記外炉及び前記輻射缶を
貫通し前記輻射缶内に向けて設けた噴霧ノズルと、前記
輻射缶の上面部と前記ガスバーナー吸込み側に連通する
煙道と、前記外炉外側に設けた排気管と、前記ガスバー
ナーと連動可能に設けた前記外炉内及び前記輻射缶内に
突出する温度センサーと、前記噴霧ノズルと連動可能に
設けた前記輻射缶内に突出する温度センサーとよりなる
炭化物の製造装置により解決した。また、前記炭化物の
製造装置は、輻射缶内下底に設けた台座と、前記台座上
に載置した籠形の火格子と、前記台座と前記火格子の間
隙に向けて設けた噴霧ノズルとよりなるのが望ましい。
に、本発明は、燃焼炉内において外気遮断下で水蒸気を
噴霧しつつ産業廃棄物を燃焼させることよりなる炭化物
の製造方法より解決した。また、前記炭化物の製造方法
は、燃焼炉を外側外炉と内側輻射缶の二重構造とし前記
外炉と前記輻射缶との間隙に向けて燃料を噴射着火し前
記輻射缶内に向けて水蒸気を噴霧しつつ前記輻射缶内に
収納された産業廃棄物を輻射熱により燃焼させるのが望
ましい。また、前記炭化物の製造方法において、水蒸気
に代えて不活性ガス又は不活性ガスと水蒸気の混合ガス
を噴霧することができ、不活性ガスは窒素ガス又は炭酸
ガスとすることができる。さらに、燃焼炉の外側の円筒
状外炉内側に円筒状輻射缶が固着され、前記輻射缶の上
端に着脱可能な蓋が嵌着され、前記外炉下部外側より前
記外炉と前記輻射缶との間隙に向けて設けたガスバーナ
ーと、前記外炉底面外側より前記外炉及び前記輻射缶を
貫通し前記輻射缶内に向けて設けた噴霧ノズルと、前記
輻射缶の上面部と前記ガスバーナー吸込み側に連通する
煙道と、前記外炉外側に設けた排気管と、前記ガスバー
ナーと連動可能に設けた前記外炉内及び前記輻射缶内に
突出する温度センサーと、前記噴霧ノズルと連動可能に
設けた前記輻射缶内に突出する温度センサーとよりなる
炭化物の製造装置により解決した。また、前記炭化物の
製造装置は、輻射缶内下底に設けた台座と、前記台座上
に載置した籠形の火格子と、前記台座と前記火格子の間
隙に向けて設けた噴霧ノズルとよりなるのが望ましい。
【0005】
【作用】各種プラスチック類、各種ゴム類、各種石油残
渣類及び各種農産廃棄物等の産業廃棄物は通常主として
炭素C、水素H、硫黄Sの三元素のいずれか又はそれら
の組合わせより成っているが、炭素成分の燃焼と水蒸気
との反応は、 式 C+H2O=CO+H2−2350Kcal/Kg で示される還元吸熱反応作用により炭素成分の発熱を吸
熱し温度上昇を抑制するよう作用する。産業廃棄物中の
非炭素生成分が炭化される過程で、水蒸気に接すると、
非炭素生成分又は組織の壊れた炭素は水蒸気に包み込ま
れ、炭素成分とは分離し、このため非炭素生成分又は組
織の壊れた炭素を含まない炭化物が得られるように作用
する。産業廃棄物に直接燃料を噴射着火せず外炉と輻射
缶の二重構造とし外炉と輻射缶との間隙に向けて燃料を
噴射着火し、輻射缶内に向けて水蒸気を噴霧しつつ空気
遮断下で輻射熱により燃焼させるので、輻射缶内温度は
300℃〜500℃の比較的低い温度に保つことがで
き、産業廃棄物の燃焼は輻射熱による熱分解によるた
め、灰分が極端に少なく有害物をほとんど含まない炭化
物が得られ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力
抑えるように作用する。また、水蒸気に代えて不活性ガ
ス(例えば窒素ガス又は炭酸ガス)又は不活性ガスと水
蒸気の混合ガスを噴霧することにより、水蒸気噴霧の場
合と同様に温度の異常上昇を抑制し、生成される炭化物
が程よく多孔質化されて連続気泡型の通路を形成し活性
炭の原料として好適になるように作用する。また、輻射
缶内が台座と籠形の火格子よりなる二重構造であって、
燃焼終了後得られた火格子内に収納された炭化物及び残
存したワイヤー等を容易に他の容器に移動することが可
能である。
渣類及び各種農産廃棄物等の産業廃棄物は通常主として
炭素C、水素H、硫黄Sの三元素のいずれか又はそれら
の組合わせより成っているが、炭素成分の燃焼と水蒸気
との反応は、 式 C+H2O=CO+H2−2350Kcal/Kg で示される還元吸熱反応作用により炭素成分の発熱を吸
熱し温度上昇を抑制するよう作用する。産業廃棄物中の
非炭素生成分が炭化される過程で、水蒸気に接すると、
非炭素生成分又は組織の壊れた炭素は水蒸気に包み込ま
れ、炭素成分とは分離し、このため非炭素生成分又は組
織の壊れた炭素を含まない炭化物が得られるように作用
する。産業廃棄物に直接燃料を噴射着火せず外炉と輻射
缶の二重構造とし外炉と輻射缶との間隙に向けて燃料を
噴射着火し、輻射缶内に向けて水蒸気を噴霧しつつ空気
遮断下で輻射熱により燃焼させるので、輻射缶内温度は
300℃〜500℃の比較的低い温度に保つことがで
き、産業廃棄物の燃焼は輻射熱による熱分解によるた
め、灰分が極端に少なく有害物をほとんど含まない炭化
物が得られ、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を極力
抑えるように作用する。また、水蒸気に代えて不活性ガ
ス(例えば窒素ガス又は炭酸ガス)又は不活性ガスと水
蒸気の混合ガスを噴霧することにより、水蒸気噴霧の場
合と同様に温度の異常上昇を抑制し、生成される炭化物
が程よく多孔質化されて連続気泡型の通路を形成し活性
炭の原料として好適になるように作用する。また、輻射
缶内が台座と籠形の火格子よりなる二重構造であって、
燃焼終了後得られた火格子内に収納された炭化物及び残
存したワイヤー等を容易に他の容器に移動することが可
能である。
【0006】
【実施例】本発明のを図面を参照して説明する。図1
は、本発明の炭化物の製造装置の一実施例の断面正面略
図である。図1において、円筒状の外炉1の上端内側に
円筒状の輻射缶2が固着され、輻射缶2の上端を外炉1
上端より突出させて着脱可能な輻射缶蓋4が嵌着されて
二重構造の燃焼炉18が構成されている。輻射缶2内下
底に台座14を設け、台座14上に輻射缶2上端付近に
まで達するメッシュ状籠形の火格子3が載置されてい
る。外炉1下部外側より外炉1と輻射缶2との間隙に向
けてガスバーナー10が設けられ、外炉1底面外側より
外炉1及び輻射缶2を貫通し輻射缶2内に向けて水蒸気
の噴霧ノズル11が複数個設けられている。尚台座14
及びメッシュ状籠形の火格子3は燃焼完了後の作業性向
上のために設けられてあり、必ずしも必要ではない。
は、本発明の炭化物の製造装置の一実施例の断面正面略
図である。図1において、円筒状の外炉1の上端内側に
円筒状の輻射缶2が固着され、輻射缶2の上端を外炉1
上端より突出させて着脱可能な輻射缶蓋4が嵌着されて
二重構造の燃焼炉18が構成されている。輻射缶2内下
底に台座14を設け、台座14上に輻射缶2上端付近に
まで達するメッシュ状籠形の火格子3が載置されてい
る。外炉1下部外側より外炉1と輻射缶2との間隙に向
けてガスバーナー10が設けられ、外炉1底面外側より
外炉1及び輻射缶2を貫通し輻射缶2内に向けて水蒸気
の噴霧ノズル11が複数個設けられている。尚台座14
及びメッシュ状籠形の火格子3は燃焼完了後の作業性向
上のために設けられてあり、必ずしも必要ではない。
【0007】外炉1内に突出する温度センサー9と輻射
缶2内に突出する温度センサー8に連動作動する補助燃
料供給装置7と連結した混合ガスのガスバーナー10
と、輻射缶2内に突出する温度センサー8に連動作動す
る噴霧ノズル11が設けられている。輻射缶蓋4の上面
部に煙道13を設け煙道13の他端に着脱可能なジョイ
ント6を通じてガスバーナー10のフアン17の吸込み
側に煙道16を連通している。煙道13の輻射缶蓋4近
傍にフック5が固着されている。外炉1上部に排気管1
2が設られ、下流の熱交換器(図示省略)に連通してい
る。
缶2内に突出する温度センサー8に連動作動する補助燃
料供給装置7と連結した混合ガスのガスバーナー10
と、輻射缶2内に突出する温度センサー8に連動作動す
る噴霧ノズル11が設けられている。輻射缶蓋4の上面
部に煙道13を設け煙道13の他端に着脱可能なジョイ
ント6を通じてガスバーナー10のフアン17の吸込み
側に煙道16を連通している。煙道13の輻射缶蓋4近
傍にフック5が固着されている。外炉1上部に排気管1
2が設られ、下流の熱交換器(図示省略)に連通してい
る。
【0008】次に図1に基づき本発明の炭化物の製造方
法を説明する。煙道13はフック5に外部のクレーン等
(図示省略)を係合して、矢印A方向及びB方向に移動
させると、ジョイント6はフアン17の吸込み側煙道1
6との係合がはずれ矢印C〜D及びE〜F方向のいずれ
の方向にも移動可能とされているので、煙道13ととも
に輻射缶蓋4が移動し輻射缶2との嵌着を解除し、輻射
缶2が開口する。開口した輻射缶2に産業廃棄物として
例えば古タイヤ15を投入し、輻射缶蓋4を閉じる。次
いで、ガスバーナー10に着火し、外炉1と輻射缶2と
の間隙を600〜800℃に過熱する。この設定温度は
外炉1内の温度センサー9と補助燃料供給装置7との連
動作動により保持される。このとき燃焼炉18には外気
の混入はなく、温度設定された状態はメッシュ状籠形の
火格子3の隙間を通して古タイヤ15に達し燃焼熱分解
される。古タイヤ15の熱分解により発生した熱分解ガ
スは、煙道13及び16を経てガスバーナー10に達し
火炎となる。 火炎温度は950〜1200℃に達する
ので、熱分解に必要な輻射熱としては600〜800℃
を十分満たせるものであり、補助燃料供給装置7からの
燃料供給は、通常燃焼開始後約30分と熱分解完了前約
30分だけ必要である。
法を説明する。煙道13はフック5に外部のクレーン等
(図示省略)を係合して、矢印A方向及びB方向に移動
させると、ジョイント6はフアン17の吸込み側煙道1
6との係合がはずれ矢印C〜D及びE〜F方向のいずれ
の方向にも移動可能とされているので、煙道13ととも
に輻射缶蓋4が移動し輻射缶2との嵌着を解除し、輻射
缶2が開口する。開口した輻射缶2に産業廃棄物として
例えば古タイヤ15を投入し、輻射缶蓋4を閉じる。次
いで、ガスバーナー10に着火し、外炉1と輻射缶2と
の間隙を600〜800℃に過熱する。この設定温度は
外炉1内の温度センサー9と補助燃料供給装置7との連
動作動により保持される。このとき燃焼炉18には外気
の混入はなく、温度設定された状態はメッシュ状籠形の
火格子3の隙間を通して古タイヤ15に達し燃焼熱分解
される。古タイヤ15の熱分解により発生した熱分解ガ
スは、煙道13及び16を経てガスバーナー10に達し
火炎となる。 火炎温度は950〜1200℃に達する
ので、熱分解に必要な輻射熱としては600〜800℃
を十分満たせるものであり、補助燃料供給装置7からの
燃料供給は、通常燃焼開始後約30分と熱分解完了前約
30分だけ必要である。
【0009】輻射熱により輻射缶2内が300〜500
℃に達したとき、輻射缶2内の温度センサー8と噴霧ノ
ズル11が連動作動し、噴霧ノズル11から水蒸気が輻
射缶2内に噴霧され、水蒸気の吸熱反応で輻射缶2内の
温度の異常上昇を防ぎ設定温度に保持される。輻射熱と
して利用後の熱分解ガスエネルギー及び排気は、外炉1
上部に設けられた排気管12により下流の熱交換器(図
示省略)に送られ、熱利用される。
℃に達したとき、輻射缶2内の温度センサー8と噴霧ノ
ズル11が連動作動し、噴霧ノズル11から水蒸気が輻
射缶2内に噴霧され、水蒸気の吸熱反応で輻射缶2内の
温度の異常上昇を防ぎ設定温度に保持される。輻射熱と
して利用後の熱分解ガスエネルギー及び排気は、外炉1
上部に設けられた排気管12により下流の熱交換器(図
示省略)に送られ、熱利用される。
【0010】古タイヤ15の燃焼完了後輻射缶蓋4を開
きメッシュ状籠形の火格子3に外部のクレーン等(図示
省略)を係合して取出し、得られた古タイヤ15よりの
炭化物及び残存したワイヤー等を他の容器に移し後工程
の活性炭製造装置に投入される。本実施例の得られた炭
化物は、通電性は10Ω/10cm2以下で、比重0.
55g/ml以下であって、十分炭化され、非炭素生成
分又は組織の壊れた炭素の含有が抑えられ、炭素細孔が
良好に保持されている。本実施例の噴霧ノズル11に水
蒸気に代えて不活性ガス(例えば窒素ガス又は炭酸ガ
ス)又は不活性ガスと水蒸気の混合ガスを噴射しても本
実施例と同様の好品質の炭化物が得られる。
きメッシュ状籠形の火格子3に外部のクレーン等(図示
省略)を係合して取出し、得られた古タイヤ15よりの
炭化物及び残存したワイヤー等を他の容器に移し後工程
の活性炭製造装置に投入される。本実施例の得られた炭
化物は、通電性は10Ω/10cm2以下で、比重0.
55g/ml以下であって、十分炭化され、非炭素生成
分又は組織の壊れた炭素の含有が抑えられ、炭素細孔が
良好に保持されている。本実施例の噴霧ノズル11に水
蒸気に代えて不活性ガス(例えば窒素ガス又は炭酸ガ
ス)又は不活性ガスと水蒸気の混合ガスを噴射しても本
実施例と同様の好品質の炭化物が得られる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、産業廃棄物を燃焼させ
活性炭の原料として使用される炭化物の製造にあたり、
燃焼炉において、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を
極力抑えることができ、燃焼温度を低く保ちながら、十
分炭化され、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な
炭化物が効率良く得られる。特に各種プラスチック類、
各種ゴム類等の産業廃棄物からの炭化物の製造により、
産業廃棄物のリサイクルに大きく貢献することができ
る。
活性炭の原料として使用される炭化物の製造にあたり、
燃焼炉において、燃焼ガス中のNOx、SOxの発生を
極力抑えることができ、燃焼温度を低く保ちながら、十
分炭化され、非炭素生成分の含有が抑えられた高品位な
炭化物が効率良く得られる。特に各種プラスチック類、
各種ゴム類等の産業廃棄物からの炭化物の製造により、
産業廃棄物のリサイクルに大きく貢献することができ
る。
【図1】図1は、本発明の炭化物の製造装置の一実施例
の断面正面略図である。
の断面正面略図である。
1 外炉 2 輻射缶 3 火格子 4 輻射缶蓋 5 フック 6 ジョイント 7 補助燃料供給装置 8、9 温度センサー 10 ガスバーナー 11 噴射ノズル 12 排気管 13、16 煙道 14 台座 15 古タイヤ 17 フアン 18 燃焼炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01B 31/02 101 Z 31/08 A F23G 5/50 ZAB M F23L 7/00 ZAB C
Claims (6)
- 【請求項1】 燃焼炉内において外気遮断下で水蒸気を
噴霧しつつ産業廃棄物を燃焼させることを特徴とする炭
化物の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の炭化物の製造方法にお
いて、燃焼炉を外側外炉と内側輻射缶の二重構造とし前
記外炉と前記輻射缶との間隙に向けて燃料を噴射着火し
前記輻射缶内に向けて水蒸気を噴霧しつつ前記輻射缶内
に収納された産業廃棄物を輻射熱により燃焼させること
を特徴とする炭化物の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかに記載の炭化物
の製造方法において、水蒸気に代えて不活性ガス又は不
活性ガスと水蒸気の混合ガスを噴霧することを特徴とす
る炭化物の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の炭化物の製造方法にお
いて、不活性ガスが窒素ガス又は炭酸ガスであることを
特徴とする炭化物の製造方法。 - 【請求項5】 燃焼炉の外側の円筒状外炉内側に円筒状
輻射缶が固着され、前記輻射缶の上端に着脱可能な蓋が
嵌着され、前記外炉下部外側より前記外炉と前記輻射缶
との間隙に向けて設けたガスバーナーと、前記外炉底面
外側より前記外炉及び前記輻射缶を貫通し前記輻射缶内
に向けて設けた噴霧ノズルと、前記輻射缶の上面部と前
記ガスバーナー吸込み側に連通する煙道と、前記外炉外
側に設けた排気管と、前記ガスバーナーと連動可能に設
けた前記外炉内及び前記輻射缶内に突出する温度センサ
ーと、前記噴霧ノズルと連動可能に設けた前記輻射缶内
に突出する温度センサーとよりなることを特徴とする炭
化物の製造装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の炭化物の製造装置にお
いて、輻射缶内下底に設けた台座と、前記台座上に載置
した籠形の火格子と、前記台座と前記火格子の間隙に向
けて設けた噴霧ノズルとよりなることを特徴とする炭化
物の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6103499A JP2876455B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 炭化物の製造方法及びこれに用いる製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6103499A JP2876455B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 炭化物の製造方法及びこれに用いる製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07280226A true JPH07280226A (ja) | 1995-10-27 |
| JP2876455B2 JP2876455B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=14355685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6103499A Expired - Fee Related JP2876455B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 炭化物の製造方法及びこれに用いる製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2876455B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10335188A (ja) * | 1997-06-05 | 1998-12-18 | Furukawa Co Ltd | 電気二重層コンデンサー |
| JPH1176978A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-23 | Hitachi Zosen Corp | 廃ゴム金属複合材の処理方法 |
| JP2009012984A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Ihi Corp | 発電設備における機能性材料の製造方法及び装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2327152T3 (es) | 2006-07-13 | 2009-10-26 | Axis Ab | Memoria intermedia de video de pre-alarma mejorada. |
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1994
- 1994-04-06 JP JP6103499A patent/JP2876455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10335188A (ja) * | 1997-06-05 | 1998-12-18 | Furukawa Co Ltd | 電気二重層コンデンサー |
| JPH1176978A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-23 | Hitachi Zosen Corp | 廃ゴム金属複合材の処理方法 |
| JP2009012984A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Ihi Corp | 発電設備における機能性材料の製造方法及び装置 |
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|---|---|
| JP2876455B2 (ja) | 1999-03-31 |
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