JPH07280433A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JPH07280433A
JPH07280433A JP7568294A JP7568294A JPH07280433A JP H07280433 A JPH07280433 A JP H07280433A JP 7568294 A JP7568294 A JP 7568294A JP 7568294 A JP7568294 A JP 7568294A JP H07280433 A JPH07280433 A JP H07280433A
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一茂 名田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】凝集のないほぐれた乾燥粉体を得ることがで
き、かつ、小型でしかも乾燥能率の高い乾燥機の提供。 【構成】容器2と、導電性素材からなり容器2に収納さ
れる複数の転動体5と、転動体5を容器2内で撹拌する
撹拌体7と、転動体5を電磁誘導加熱するコイル体11
とを備えることで、粉体と液体との混合原料を乾燥させ
るようにした乾燥機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスラリとい
ったような粉体と液体との混合原料を乾燥させる際に用
いられる乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスラリを乾燥させる乾燥機と
して、従来から図4に示すものがある。この第1従来例
の乾燥機は逆円錐型の容器200と、容器200の内部
に装着された自公転スクリュー201と、容器200の
周囲に装着した水蒸気流通ジャケット202とを備えて
おり、撹拌機203からポンプ204、送泥配管205
を経て容器200に供給された泥漿状のセラミックスラ
リを、自公転スクリュー201の自公転駆動によって撹
拌つつ水蒸気流通ジャケット202内に流通させた水蒸
気等の加熱媒体で加熱して乾燥するようになっている。
【0003】また、従来から、図5に示す乾燥機があ
る。この第2従来例の乾燥機は、複数の転動体210を
収納した乾燥機本体211を備えており、この乾燥機本
体211に吹き込みファン212と熱交換器213とを
通じて熱風を供給することにより転動体210を流動化
させている。そして、撹拌機214で撹拌された泥漿状
のセラミックスラリをポンプ215、送泥配管216を
介して乾燥機本体211に供給する。供給されたセラミ
ックスラリは転動体210表面に薄膜状に付着しつつ熱
風によって乾燥される。乾燥されたセラミックスラリは
転動体210どうしの衝突により分離・解砕される。分
離・解砕された乾燥粉末は熱風によって吹き上げられて
排気管217を通り、バグフィルタ218によって捕集
されるようになっている。
【0004】さらには、従来から、図6に示す乾燥機が
ある。この第3従来例の乾燥機は、スプリングにより上
下動自在に支持された横向き円筒型の容器220と、容
器220に収納された複数の転動体221と、容器22
0の外周に配設された水蒸気流通ジャケット222と、
容器220を振動させる振動機構223とを有してい
る。そして、セラミックスラリを原料投入口224から
容器220内に投入して転動体221表面に薄膜状に付
着させる。転動体221は、ジャケット222内を流通
する水蒸気の熱を受けた容器220内周面によって加熱
されており、付着したセラミックスラリはこの熱によっ
て乾燥することになる。このとき、同時に、振動機構2
23による容器220の振動で転動体221どうしが衝
突しあっているので、乾燥したセラミックスラリは転動
体221表面から剥離されるとともに解砕される。解砕
された乾燥粉末は粉体出口225から取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
には、次のような問題があった。すなわち、第1従来例
では、乾燥粉体に凝集物が生じることが避けられず、凝
集物のないほぐれた乾燥粉体を得るためには、乾燥後に
解砕処理を行う解砕機206が必要であるという問題が
あった。
【0006】第2従来例では、転動体210を流動化す
るために大風量の熱風を必要とし、このような大風量の
熱風を発生させるために、熱交換器213、吹き込みフ
ァン212等の一連の装置が大掛かりとなり、装置が高
価になるうえ、設置面積も大きくなるという問題があっ
た。
【0007】第3従来例では、転動体221に熱を伝え
るのが容器220内周面だけであるので、伝熱面積が限
定されて小さいことから、乾燥能力が極めて小さいとい
う問題があった。
【0008】したがって、本発明においては、凝集のな
いほぐれた乾燥粉体を得ることができるとともに、小型
でしかも乾燥能率の高い乾燥機の提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、粉体と液体との混合原料
が供給される容器と、導電性素材からなり前記容器に収
納される複数の転動体と、該転動体を容器内で撹拌する
撹拌手段と、前記転動体を電磁誘導加熱するコイル体と
を備えて乾燥機を構成した。
【0010】なお、前記容器内に、コイル体収納筒を配
設するとともに、該コイル体収納筒に前記コイル体を収
納するのが好ましい。
【0011】
【作用】上記構成によれば、コイル体によって転動体を
直接電磁誘導加熱するので、加熱効率は高くなる。そし
て、加熱された転動体に付着して乾燥された混合原料
は、撹拌手段による撹拌で転動体どうしが衝突すること
により解砕されることになる。
【0012】また、容器内に、コイル体収納筒を配設す
るとともに、該コイル体収納筒に前記コイル体を収納す
ると、コイル体の磁束が容器外部にほとんど漏れなくな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施例の乾燥機の構
造を示す断面図である。
【0014】この乾燥機1は円筒型の容器2を備えてい
る。容器2は縦向きに配置されており、その上端は蓋体
3によって、また、その底部は底板4によってそれぞれ
塞がれている。また、容器2内には転動体5が複数個収
納されている。転動体5は金属等の導電性を有する材料
から構成されており、底板4にはこれら転動体5が通過
できない程度の開口スリット6が形成されている。
【0015】容器2の内部には撹拌体7が設けられてい
る。撹拌体7は蓋体3を貫通して容器2の軸方向中央部
に配設された軸体8と、軸体8側面から側方に突出する
複数の撹拌突起9とを備えており、軸体8上端に設けら
れた電動機10によって回転駆動されるようになってい
る。転動体5はこの撹拌体7によって容器2内で撹拌さ
れるようになっている。
【0016】容器2の周面外側にはコイル体11が配設
されている。コイル体11は容器2周面を複数巻にわた
って巻回された導線から構成されており、このコイル体
11に交流電源12が接続されている。
【0017】蓋体3には、容器2内にセラミックスラリ
を滴下する原料供給口13と、蒸気排出口14とが設け
られており、原料供給口13には、原料タンク15から
供給ポンプ16を介してセラミックスラリが供給される
ようになっている。原料タンク15には貯蔵しているセ
ラミックスラリを撹拌して泥漿状にする撹拌羽17が設
けられている。
【0018】次に上記構成の乾燥機1を用いた泥漿状セ
ラミックスラリの乾燥工程を説明する。まず、撹拌体7
を撹拌駆動しつつ、転動体5を電磁誘導加熱により自己
加熱させる。すなわち、コイル体11に交流電流を流す
ことで、容器2内に、交流サイクルにしたがって磁力線
方向が入れ替わる磁力線を形成させる。すると、導電性
材料からなる転動体5には磁力線の方向と直交し、か
つ、その電流方向が交流サイクルとともに反転する二次
電流が発生するので、転動体5はこのような二次電流に
伴うジュール熱で自己発熱する。このとき、撹拌体7に
よって転動体5を撹拌しているので、転動体5は満遍な
く発熱する。このようにして自体発熱した転動体5はそ
の表面が伝熱面となるので、複数ある転動体5全体とし
ては、大きな伝熱面積を有することになる。
【0019】転動体5が十分発熱すると、電磁誘導加熱
と撹拌体駆動を継続しつつ、供給ポンプ16を駆動し
て、原料タンク15から原料供給口13にセラミックス
ラリを供給して容器2内に滴下する。滴下されたセラミ
ックスラリは転動体5表面に付着するが、転動体5が発
熱しているので、セラミックスラリは液体成分が蒸発し
て乾燥することになる。また、同時に転動体5が撹拌体
7による撹拌作用で互いに衝突しあうので、乾燥したセ
ラミックスラリは転動体5の衝突によって転動体5から
剥がれるとともに解砕される。なお、蒸発にともなう蒸
気は、蒸気排出口14から外部に排出される。
【0020】転動体5から剥がれたセラミックスラリの
乾燥体は容器2内を落下していくが、このとき、さら
に、下側に位置する転動体5の衝突で解砕されて粉体に
なっていき、底板4に到達したときには、凝集物のない
ほぐれた状態の乾燥粉体になる。そして、乾燥粉体とな
ったセラミックスラリは底板4の開口スリット6から容
器の外側に排出されて、粉体受け箱18に収納される。
【0021】ところで、上記実施例では、転動体5だけ
を伝導性を有する材料で構成して電磁誘導加熱していた
が、容器2を伝導性を有する材料で構成すれば、容器2
も発熱して伝熱面積が増加するので、さらに、効率よくセ
ラミックスラリを乾燥させることができるようになる。
また、転動体5、もしくは転動体5と容器2とを磁性体
(鉄、炭素鋼、磁性ステンレス(18-0ステンレス)等)で
構成すると、転動体5や容器2を通過する磁束の密度が
高まるので、発熱効率が高まって、さらに効率よくセラ
ミックスラリの乾燥を行えるようになる。
【0022】また、上記実施例では、泥漿状セラミック
スラリを乾燥させていたが、セラミックスラリだけに限
るものではなく、粉体と液体との混合原料であればどの
ようななものでもよいのはいうまでもない。また、泥漿
状原料だけでなく、ケーキ状態の原料で、ペースト状態
の混合原料でも乾燥できるのもいうまでもない。
【0023】図2には本発明の第2実施例が示されてい
る。この実施例の乾燥機20は、基本的な構成が第1実
施例と同様であり、同一ないし同様の部分には同一の符
号を付し、特徴的な部分を除き、それら部分の詳細な説
明を省略する。
【0024】この乾燥機20は、容器21を横向きに配
置したことに特徴がある。すなわち、この乾燥機20は
円筒形で横向きに配設された容器21を備えており、容
器21の両端は蓋体22A,22Bによって閉塞されて
おり、一端側の蓋体22Aには乾燥粉体排出用の開口ス
リット23が形成されている。容器21一端の上側には
原料供給口24が設けられている一方、容器21他端の
上側には蒸気排出口25が設けられている。そして、さ
らに、開口スリット23の外側には、この開口スリット
23を囲んでダクト26が設けられている。
【0025】この乾燥機20においても、原料供給口2
4から容器21内に供給されたセラミックスラリ等の混
合原料は電磁誘導加熱により自己発熱している転動体5
に付着して乾燥され、さらには転動体5どうしの衝突に
より解砕されて乾燥粉体になり、最後には開口スリット
23から外部に排出されて、ダクト26の下方に設けら
れた粉体受け箱27に収納される。
【0026】なお、この乾燥機20では、乾燥粉体を開
口スリット23側に移動させる構成が必要になる。この
ような構成としては、開口スリット23側を下側にして
容器21を若干傾けて配置することで乾燥粉体を開口ス
リット23側に移動させるように構成してもよい。ま
た、撹拌体7の撹拌突起9を軸体8周りに螺旋状に配設
し、このように配設した撹拌突起9によって転動体5を
開口スリット23側に向かって搬送することで、転動体
5とともに乾燥粉体を開口スリット23側に移動させる
ように構成してもよい。
【0027】図3には本発明の第3実施例が示されてい
る。この実施例の乾燥機30も、基本的な構成が第1実
施例と同様であり、同一ないし同様の部分には同一の符
号を付し、特徴的な部分を除き、それら部分の詳細な説
明を省略する。
【0028】この乾燥機30は、コイル体31を容器3
2の内部に収納したことに特徴がある。すなわち、縦向
き配置された容器32の内部の中央には、その軸方向に
沿ってコイル体収納筒33が設けられており、このコイ
ル体収納筒33にコイル体31が収納されている。ま
た、コイル体31の軸心には、コイル体31の磁束密度
を高める鉄心34が配設されている。
【0029】また、この乾燥機30ではコイル体31を
容器32内に収納したことにより、撹拌体35を次のよ
うに構成している。すなわち、容器32内周面に沿って
連続して配設された螺旋鍔36と、この螺旋鍔36を径
方向外側から支持するフレーム37とから撹拌体35を
構成している。フレーム37の上端は電動機10の駆動
軸10aに連結されており、電動機10の回転駆動を受
けてフレーム37が回転することにより螺旋鍔36も容
器32内周面に沿って回転するようになっている。この
ように撹拌体35を構成することにより、容器32中央
のコイル体収納筒33に接触することなく、容器32内
の転動体5を撹拌できるようになっている。
【0030】この乾燥機30では、コイル体31を容器
32に収納して、その周囲を覆うことにより、有害な電
磁ノイズの影響を外部に及ぼしにくくなっている。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、乾燥熱源
として転動体の自己発熱を利用して混合原料を乾燥させ
るとともに、撹拌手段による転動体の衝突を利用して乾
燥した混合原料を解砕しているので、解砕機によって乾
燥した混合原料中の凝集物を解砕する必要のないほぐれ
た状態の乾燥粉体を得ることができるようになった。
【0032】また、乾燥熱源として解砕媒体である転動
体の自己発熱を利用するので、加熱構造が簡単になるう
え、加熱構造と解砕構造とを共用することが可能になっ
た。これらの理由により、装置の小型化が図れるうえ、
付帯設備も少なくなって、装置の設置コストと、設置面
積の削減が達成できた。
【0033】さらには、加熱媒体として機能する転動体
全体の伝熱面積(全体の表面積)は、従来において伝熱
面となっていた容器の内周面面積より格段に大きくなる
ため、その分、熱効率が高まって、さらに、装置の小型
化が図れるという効果がある。
【0034】さらにまた、構造が比較的簡単なため、混
合原料の種類を変更する際に行う洗浄作業を容易に行う
ことができるという効果もある。
【0035】また、容器内に、コイル体収納筒を配設す
るとともに、コイル体収納筒にコイル体を収納すれば、
コイル体が発生させる有害な電磁ノイズの影響を外部に
及ぼしにくくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る乾燥機の構造を示
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る乾燥機の構造を示
す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る乾燥機の構造を示
す断面図である。
【図4】第1の従来例の構造を示す断面図である。
【図5】第2の従来例の構造を示す図である。
【図6】第3の従来例の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
【符号の説明】
2 容器 5 転動体 7 撹拌体 11 コイル体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体と液体との混合原料が供給される容
    器と、導電性素材からなり前記容器に収納される複数の
    転動体と、該転動体を容器内で撹拌する撹拌手段と、前
    記転動体を電磁誘導加熱するコイル体とを備えたことを
    特徴とする乾燥機。
  2. 【請求項2】前記容器内に、コイル体収納筒を配設する
    とともに、該コイル体収納筒に前記コイル体を収納した
    ことを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104501554A (zh) * 2014-12-26 2015-04-08 潍坊金丝达新能源科技有限公司 强力挤压搅拌干燥机
CN110986568A (zh) * 2019-12-27 2020-04-10 合肥金菱电器有限公司 一种泡沫颗粒干燥过滤装置

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CN104501554A (zh) * 2014-12-26 2015-04-08 潍坊金丝达新能源科技有限公司 强力挤压搅拌干燥机
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