JPH0728082U - 農薬粒剤散布容器とその蓋 - Google Patents

農薬粒剤散布容器とその蓋

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JPH0728082U
JPH0728082U JP6391593U JP6391593U JPH0728082U JP H0728082 U JPH0728082 U JP H0728082U JP 6391593 U JP6391593 U JP 6391593U JP 6391593 U JP6391593 U JP 6391593U JP H0728082 U JPH0728082 U JP H0728082U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】農薬粒剤を簡単に定量的に散布することのでき
る農薬粒剤散布容器用の蓋とそれを付けた農薬粒剤散布
容器の提供 【構成】農薬粒剤散布容器11に付けるための円形の平
面を持つ蓋1であって、該蓋は該平面に該農薬粒剤を流
出させるための直線状に配列した円孔2の列4を1ない
し3列持ち、該円孔の列4が該蓋の円平面の下方片側の
半円側に該円形の垂直下方半径方向に対して実質的に直
角方向に配列されており且つ該円孔の各々が該粒剤散布
容器11に入れた粒剤の直径又は長径より大きい径を持
つことを特徴とする蓋、及びそれを付けた農薬粒剤散布
容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農薬粒剤を簡単に定量的に散布することのできる農薬粒剤散布容器 用の蓋とそれを付けた農薬粒剤散布容器に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
従来農薬粒剤を、単位面積当り定量的に散布するためには、農薬を一定容量の 秤量器例えばスプーンで定量しながら散布するとか、秤量してから半ば経験的に 均一に散布するとかの方法が取られていた。しかし、農薬粒剤の定量的散布を更 に簡便にすることが望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、いろいろ検討した結果、下記の農薬粒剤散布容器用の蓋を考案し た: 農薬粒剤散布容器に付けるための円形の平面を持つ蓋であって、該蓋は該平面 に該農薬粒剤を流出させるための直線状に配列した円孔の列を1ないし3列持ち 、該円孔の列が該蓋の直径の片側に、該直径に平行に配列されており且つ該円孔 の各々が該粒剤散布容器に入れた粒剤の直径又は長径より大きい径を持つことを 特徴とする蓋。 本考案の蓋を付けた農薬粒剤散布容器を使用して流動性の農薬粒剤を散布する と、以外にも農薬粒剤散布容器の傾斜角度と容器内の農薬粒剤の充填量を厳密に 規定していなくても概ね一定量の農薬粒剤が排出されることが判明した。 この場合、本考案の蓋を付けた農薬粒剤散布容器を傾斜して、農薬粒剤を散布 する際の傾斜時間当りの散布量が規定されるように円孔の径、円孔の数及びそれ ら円孔の配置が選択されている。 また、この蓋を使用することにより直接手で接触することなしに農薬粒剤を散 布することが可能になった。
【0004】 本考案の蓋を使用するのに適している農薬粒剤は流動性であり、粒剤の径は概 ね0.3ないし0.85mmの範囲である。そして、その使用場面は、例えばス ポット散布用又は育苗箱処理用である。従来、育苗箱処理用では農薬粒剤を散布 するに際して、例えばガゼット粒剤〔商標登録名:殺虫剤(一般名:カルボスル ファン)を含有する。〕をスプーンで秤量しながら散布していたが、これに換え て本考案の蓋を付けた農薬粒剤散布容器で散布すると容器を単に傾斜しそして一 方向に又は往復して動かしながら農薬粒剤を一定時間散布すれば一定量の農薬粒 剤が排出されて散布されるので散布が容易である。
【0005】 農薬粒剤を排出するための円孔は、円形又はそれに近い楕円形であることが好 ましいが、例えば、星型、多角形又は楕円形であってもよく、農薬粒剤が排出さ れる時に孔部に引っ掛かって排出の障害になるようなことがなければよい。円孔 の径は、流動性の農薬粒剤が円滑に排出されるのに充分な長さであればよく、大 き過ぎるのは良くない。通常、散布される農薬粒剤の平均長径の約5〜13倍、 好ましくは8〜10倍である。円形以外の形の孔の大きさは最も短い部分、換言 すれば例えば楕円の場合の短径は、通常散布される農薬粒剤の平均長径の約5〜 13倍、好ましくは8〜10倍である。
【0006】 円孔の列は通常1ないし3列であり、その直線状に配列している孔の相互の間 隔は等間隔である。その間隔は通常円孔の径の1.5〜2倍の範囲であり、農薬 粒剤を排出する際、粒剤の圧で蓋の間隔部が有意に撓まない程度であればよい。 円孔の配列の方向は蓋の垂直下方に向かう半径方向に対して実質的に垂直であれ ばよい。
【0007】 広い幅、例えば農薬粒剤散布容器用の蓋の径に近い幅で農薬粒剤を散布する場 合は、列は1列であり、この1列の中に孔が3ないし9個配列してある。これは 例えば水稲の育苗箱、キャベツ、ハクサイなどの育苗トレイの農薬粒剤の散布の 場合に使用される。この場合、農薬粒剤を育苗箱や育苗トレイに均一に散布でき る。
【0008】 又、狭い幅で散布する場合例えばすじまきの場合又は狭い範囲に散布する場合 例えば植穴や株元へのスポット処理、植溝や表層へのすじまきの場合は、円孔の 列の数が2ないし3列である。各列は概ね円孔の径より広い間隔で互いに大凡平 行に配置してある。各列の円孔の数は2ないし7個であり、蓋の中心部に近い方 の列の孔の数は遠い方のそれより概して多い。
【0009】 本考案の蓋を容器に受容させるために、蓋の全円周上に蓋の平面に対して垂直 方向に平面の円周から伸長している円筒形の壁がありその壁の伸長先端部が蓋の 平面と略平行の方向に屈曲、僅かに伸長して縁が形成されている。このようにす ることにより蓋は農薬粒剤散布容器の円形の開口部に密着しかつ縁が蓋の容器内 への滑りによる落下を防止している。 本考案の蓋は、容器に受容させるために常法、例えば捻子付けまたは上述の方 法とは別の縁付けによりその円周部が加工されているものも包含する。 なお、本考案の蓋の材質はプラスチック、例えばポリエチレン、好ましくは高 密度ポリエチレンである。
【0010】 本考案は上述の蓋を付けた下記の農薬粒剤散布容器にも関する: 本考案の蓋を付けた農薬粒剤散布容器であって;該粒剤の貯蔵部分は底付の円 筒形であり、該蓋を外側から受容するための該容器の開口部分が該円筒の頭頂部 で円形に開口して該蓋をその開口部の内側に受容し、且つ該開口部の外壁が該蓋 とは別の蓋を該別の蓋の内側から受容しており、該受容部分の外壁の外径が該円 筒形の径より小さい農薬粒剤散布容器。
【0011】 本考案の農薬粒剤散布容器の大きさは、農薬粒剤を入れた場合、片手で楽に持 てて農薬粒剤を排出する時の傾斜角度を楽に調節できる程度の大きさと重さであ ることが望ましい。また、農薬粒剤散布容器の材質は通常は、プラスチック、例 えばポリエチレン、好ましくは高密度ポリエチレンである。
【0012】 本考案の農薬粒剤散布容器を持ち易くするための取っ手を附してもよくそれは 容器の円筒の外周に付けられていることもある。
【0013】 又、本考案の農薬粒剤散布容器の開口部の外壁は本考案とは別の蓋を受容する ために捻子状になっていてもよい。
【0014】 又、取っ手部分は上述のように容器の円筒の外側に付いている他に、固定式の 取っ手が容器の円筒が占めると想定されている領域内に配置されている下記のよ うな容器であることもある(例えば図3を参照): 取っ手部分が想定される底付き円筒内に陥没しており、取っ手部分の外周面は 円筒の外周面と大体一致しており、取っ手を掴むための指が挿入でき且つ掴むた めの取っ手を形成できるように円筒の外壁の二部分が内方向に陥没して互いに連 続した空間を形成し且つその二つの陥没した外壁が切断されることなく互いに連 結している容器。
【0015】
【実施例】
本考案を図面と実施例によりさらに詳細に説明する。これら図面と実施例は、 本考案を更に説明しようとするものであって、本考案の限定を意図するものでは ない。 図1は、円孔2が1列に配置されている、縁3を付けた蓋1の図を示す。(a )は蓋の平面図を、(b)は斜視図を示す。 図2は、円孔2が2列に配置されている、縁3を付けた蓋1の図を示す。(a )は蓋の平面図を、(b)は斜視図を示す。
【0016】 図3は、図1に記載の蓋1を農薬粒剤散布容器11に付けた例を示す。(a) は斜視図を、(b)は正面図を、(c)は平面図をそして(d)はC−C断面図 を示す。 この場合、容器を持ち易くするために取っ手12が容器の想定される円筒領域 内に配置されている。蓋1の受容開口部の外壁13は雄ネジ構造14になってお りこの雄ネジ構造14は本考案とは別の蓋を受容、固定するために機能する。 想定される円筒領域の外表面が若干凹んで別の円筒状の表面を形成している面 は、ラベル添付部15であり、この部分には例えば農薬粒剤散布容器11の使用 法を示すラベルが添付してある。
【0017】 図4は、図3の農薬粒剤散布器11を使用する場合の斜視図を示したものであ って、容器内の農薬粒剤16の状態だけを透視して図示した(取っ手を持つ手を 図面に記載しなかった。)。取っ手12を上にし、円孔2の列4をほぼ水平にし 、容器1内の農薬粒剤16の表面17が蓋1の直径水平線5より上になるように 容器11を傾斜(傾斜角αは、30〜60°の範囲内と厳密でない。)させて、 農薬粒剤16を列4の各々の円孔2より排出させる。保持すべき傾斜角は厳密な 狭い範囲ではないので、散布するときの調節は容易にできる。
【0018】 例えば1分間当りの排出量は、農薬粒剤散布容器の大きさ、排出時の容器の傾 斜、孔の径と数及び農薬粒剤の径と流動度により変動するが、一度この排出量が 決定されると、その後の農薬粒剤の散布量は散布時間により調節できる。 本考案の蓋を付けた農薬粒剤散布容器を使用することにより、農薬粒剤を単位 面積当り又は育苗箱当りほぼ一定量かつ均一に散布できる。
【0019】 実施例1:図3に記載の本考案の蓋付の農薬粒剤散布容器を使用した場合 図3に示した図の例えば、全長(底から蓋1までの長さ)22cm、外径10 cmの高密度ポリエチレン製容器に、径0.3〜0.85mm(径0.3〜0. 85mmの粒が99%以上)のガゼット〔登録商標(カルボスルファン3%を含 有)〕粒剤を1,500g充填し、円孔の径4mm、円孔の数6の蓋を附し、図 4に示した方法(傾斜角α=30〜60°)で散布した。 1秒間の農薬粒剤の排出量は約5gであった。育苗箱当りの使用量が50gの 場合は約10秒間で均一に散布できる。
【0020】 実施例2:図3に記載の本考案の蓋付の農薬粒剤散布容器の蓋を図2に記載の蓋 に換えて散布した場合 図1に記載した蓋を図2に記載した蓋(円孔の径4mm、円孔の数5)に換え た以外は、実施例1と同様にして散布した。1分間の排出量は約250gであっ た。
【0021】
【考案の効果】
円形の蓋の下方半円内に直線状、且つ水平に特定径の円孔を配置して、流動性 の農薬粒剤をその円孔から排出させることにより、一定時間内に略一定量の農薬 粒剤を、手に直接ふれることなしに散布できるようになった。この方法により、 稲又は野菜の育苗箱への一定量の農薬粒剤の散布が簡単にそして均一にできるよ うになった。同様に、所望薬量による植穴や株元へのスポット処理、植溝や表層 への均一なすじまきが簡単にできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】円穴が1列に配列されている場合の蓋を示す。
(a)は平面図を、(b)は斜視図を示す。
【図2】円穴が2列に配列されている場合の蓋を示す。
(a)は平面図を、(b)は斜視図を示す。
【図3】図1に記載の蓋と、取っ手を付けた農薬粒剤散
布容器の1例を示す。
【図4】図3に示した農薬粒剤散布容器の使用例を斜視
図を示す。農薬粒剤のみは透視して示した。
【符号の説明】
1───蓋 2───円孔 3───縁 4───(円孔の)列 5───直径水平線 11───農薬粒剤散布容器 12───取っ手 13───外壁 14───雄ネジ構造 15───ラベル添付部 16───農薬粒剤 17───農薬粒剤の表面 18───落下中の農薬粒剤 α───農薬粒剤を散布する時の容器の傾斜角度 19───水平線

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】農薬粒剤散布容器に付けるための円形の平
    面を持つ蓋であって、該蓋は該平面に該農薬粒剤を流出
    させるための直線状に配列した円孔の列を1ないし3列
    持ち、該円孔の列が該蓋の直径の片側に、該直径に平行
    に配列されており且つ該円孔の各々が該粒剤散布容器に
    入れた粒剤の直径又は長径より大きい径を持つことを特
    徴とする蓋。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した蓋を付けた農薬粒剤散
    布容器を傾斜して、農薬粒剤を散布する際の傾斜時間当
    りの散布量が規定されるように円孔の径、円孔の数及び
    それら円孔の配置が選択されている請求項1記載の蓋。
  3. 【請求項3】該円孔の径が該粒剤の平均長径の5ないし
    13倍である請求項1又は2記載の蓋。
  4. 【請求項4】該粒剤の長径が0.3ないし0.85mm
    である請求項1ないし3に記載の蓋。
  5. 【請求項5】該円孔の列の数が1列であり、各円孔が等
    間隔に3ないし9個配列されておりそして各円孔の大き
    さと形状が互いに実質的に同じである請求項1ないし4
    に記載の蓋。
  6. 【請求項6】該円孔の列の数が2ないし3列であり、各
    円孔は等間隔に配置されておりそして各列は等間隔に略
    平行に配置されており、各列の円孔の数は2ないし7個
    である請求項1ないし4に記載の蓋。
  7. 【請求項7】該蓋の全円周上に該蓋の該平面に対して垂
    直方向に該平面の円周から伸長している円筒形の壁があ
    りその壁の伸長先端部が該蓋の平面と略平行の方向に屈
    曲、僅かに伸長して縁を形成していることを特徴とする
    請求項1ないし6記載の蓋。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7に記載の蓋を付けた農薬
    粒剤散布容器であって;該粒剤の貯蔵部分は底付の円筒
    形であり、該蓋を外側から受容するための該容器の開口
    部分が該円筒の頭頂部で円形に開口して該蓋をその開口
    部の内側に受容し、且つ該開口部の外壁が該蓋とは別の
    蓋を該別の蓋の内側から受容しており、その受容部分の
    外壁の外径が該円筒形の径より小さい農薬粒剤散布容
    器。
  9. 【請求項9】該容器を持ち易くするための取っ手を付け
    た請求項7記載の容器。
  10. 【請求項10】該外壁が捻子状である請求項7又は8記
    載の容器。
  11. 【請求項11】該取っ手部分が該底付き円筒領域内に埋
    没しており、該取っ手部分の外周面は該円筒の外周面と
    大体一致しており、該取っ手を掴むための指が挿入でき
    且つ掴むための該取っ手を形成できるように該円筒の外
    壁の二部分が内方向に陥没して互いに連続した空間を形
    成し且つその二つの陥没した外壁が切断されることなく
    互いに連結している請求項7ないし9に記載の容器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62130074U (ja) * 1986-02-10 1987-08-17
JPH02148911U (ja) * 1989-03-31 1990-12-18
JPH047480U (ja) * 1990-05-10 1992-01-23

Patent Citations (3)

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