JPH07281010A - 半透過半反射体およびそれを使用した半透過半反射型偏光フィルム積層体 - Google Patents

半透過半反射体およびそれを使用した半透過半反射型偏光フィルム積層体

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JPH07281010A
JPH07281010A JP6323429A JP32342994A JPH07281010A JP H07281010 A JPH07281010 A JP H07281010A JP 6323429 A JP6323429 A JP 6323429A JP 32342994 A JP32342994 A JP 32342994A JP H07281010 A JPH07281010 A JP H07281010A
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reflective
resin
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Shinichi Takahashi
真一 高橋
Tsutomu Murata
力 村田
Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
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Tomoegawa Co Ltd
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部光に対する適切な反射と、背面内部光源
の光の適切な透過とを両立させることができ、かつ製造
が容易であり、更に特に画像コントラストが優れた液晶
表示装置を得るのに好適な半透過半反射体、およびそれ
を用いた半透過半反射型偏光フィルム積層体を提供する
こと。 【構成】 内部に空隙を有する支持体と、この支持体の
片面に設けられ、光透過性材料を主成分とする半透過半
反射層とからなる半透過半反射体であって、上記半透過
半反射層がパール顔料を含有していることを特徴とする
半透過半反射体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の光源部に
用いられ、特に表示部のコントラストを改善するのに好
適なる半透過半反射体およびそれを使用した半透過半反
射型偏光フィルム積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示体は装置の軽量化・小型化、低
消費電力化等が可能なことから、情報化時代の各分野に
おける表示体として注目されている。液晶表示体は液晶
自体が発光しないため、外部からの光、または内部光源
を有効に利用する必要がある。前者の例としてはデジタ
ル時計などがあり、これは液晶セルの背面電極の裏に反
射層を設け、この反射層により外部からの光を反射させ
て良好な画像コントラストを得るものである。後者の例
としてはノートパソコンや液晶テレビなどがあり、これ
は豆ランプ等の内部光源を液晶セルの背面部に設け、こ
の内部光源の光を液晶セルに透過させて良好な画像コン
トラストを得るものである。
【0003】さらに現在は、この両方の光学的特性を合
わせ持った液晶表示装置が製品化されている。この液晶
表示装置には、半透過膜、例えば光を透過する金属薄膜
やスリガラス等が使用されている。これらの半透過膜は
液晶セルと背面光源との間に位置し、昼間は外部からの
光を反射させ、夜間は内部光源からの光を透過させるこ
とにより、昼夜良好な画像コントラストを実現させるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部か
らの光の反射と液晶装置の内部光源から光の透過とを両
立させる半透過膜を製造することは極めて困難である。
一般に反射性のよいものは透過性が悪く、透過性がよい
ものは反射性が悪いからである。具体的には、前者の場
合、夜間背面光源を利用すると液晶セルの画像コントラ
ストが悪くなる。後者の場合、昼間外部からの光を利用
すると液晶セルの画像コントラストが悪くなる。この背
景から、反射と透過とが適切かつ確実に行われ、昼夜良
好な画像コントラストが得られる液晶表示装置を提供で
きる半透過半反射体が要望されていた。
【0005】上記要望に答えるべく、特開昭55−10
3583の発明がなされた。上記文献は、光反射層と光
透過層とが部分的に交互に配置された反射透過体につい
て開示している。しかしながら、上記反射透過体は透光
体の表面に凹凸を形成しなければならず、さらにその凹
凸表面に金属剤反射パターンを設けなければならなかっ
た。このような構成からなる半透過体は製造に精度が要
求される上、手間がかかるという欠点を有していた。本
発明は上記問題点に鑑みて提案されたものであり、外部
光に対する適切な反射と背面内部光源の光の適切な透過
とを両立させることができ、かつ製造が容易であり、さ
らに特に画像コントラストが優れた液晶表示装置を得る
のに好適な半透過半反射体およびそれを使用した半透過
半反射型偏光フィルム積層体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に空隙を
有する支持体と、この支持体の片面に設けられ、光透過
性材料を主成分とする半透過半反射層とからなる半透過
半反射体であって、上記半透過半反射層にパール顔料を
含有させることを特徴とする半透過半反射体により上記
目的の達成を図った。また、本発明は、偏光フィルムの
片面上に、樹脂中にーパール顔料を均一分散配向させた
半透明半反射層が設けられ、さらに光線透過率(JIS
K7105による測定値)が40%以上である保護層
が順次設けられていることを特徴とする半透過半反射型
偏光フィルム積層体により上記目的の達成を図った。
【0007】以下、本発明の半透過半反射体について、
詳細に説明する。図1は、本発明の半透過半反射体1を
示す断面図であり、図2は図1に示された半透過半反射
体1を使用した液晶表示体を示す断面図である。図1に
示された半透過半反射体1は、支持体10と半透過半反
射層11とから構成されている。
【0008】本発明の半透過半反射体1をなす支持体1
0には、光の拡散性、特に背面光源からの光に対するの
拡散性が要求される。優れた光拡散性を有する支持体1
0を備えた半透過半反射体1は、外部光もしくは背面光
源101からの光が半透過半反射体1に入反射もしくは
透過することで効率よく乱反射するので、濃度ムラがな
い均一な画像を得ることができ、さらに昼夜良好な画像
コントラストが得られるため好ましい。
【0009】この優れた拡散性を備えた支持体10を得
るには、その材料として、フィルム、ガラス等の透明性
材料が用いられる。具体的には、支持体10をなす材料
としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リイミド、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアリ
レート、ポリスルホン、セロファン、芳香族ポリアミ
ド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、メラ
ミン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、アクリル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、各種繊維素系樹脂、
これら樹脂のモノマーの共重合体等からなる各種樹脂フ
ィルム、および石英等のガラス基材等が例示できる。
【0010】しかしながら、その中でも可視光線領域の
単純光線透過率の平均値が75%以上であるものが好ま
しい。75%未満であると、光線透過率が悪いため背面
光源によるコントラストの良好な画像が得られなくなる
ので好ましくない。ここで述べた「単純光線透過率」と
は、下記式(1)にて算出される値を意味する。なお、
この測定方法は、剥離フィルム(リンテック社製、商品
名:38PF)上に、厚さ100μmとなる様に樹脂溶
液を塗布・乾燥して塗膜を形成し、該塗膜を剥離フィル
ムから剥離し、測光用サンプルとした。該測定サンプル
を分光光度計(島津製作所製、商品名:MPC−310
0)を使用して、単純光線透過率または反射率、および
拡散光線透過率または反射率を測定した。各透過率また
は反射率の平均値とは波長380〜780nm領域にお
ける平均値(積分法)である。 単純光線透過率=全光線透過率−拡散光線透過率 (1)
【0011】優れた拡散性を備えた支持体10を得るに
は、上記特性を有する樹脂を使用するほかに、その内部
に空隙部13を有することが必要である。内部に空隙部
13を有する透明性材料は、非空隙部と空隙部13との
屈折率の違いから効率良く光を散乱させることができ、
さらに空隙部13では光がほとんど吸収されないため、
良好な透過光を得ることができるからである。
【0012】上記空隙部13は、例えば、以下の方法に
より形成することができる。その方法の一つは、支持体
10をなすフィルムの母体となる樹脂に極少量の炭酸カ
ルシウム等の無機顔料を内添させ、延伸する方法であ
る。この方法によれば、母体樹脂が無機顔料を支点とし
て引き裂かれるため、フィルム内部に空隙部13が形成
される。その他の方法としては、フィルムの母体となる
樹脂に発泡剤を内添して延伸工程で加熱発泡させる方法
を例示できる。この方法は、発泡剤を加熱させることに
より、内部に空隙部13を形成している。さらにその他
の方法としては、フィルムの母体となる樹脂にスチレン
−アクリル共重合体等の有機高分子材料や石英ガラス等
の無機材料からなる中空粒子を内添させ、延伸、フィル
ム化してフィルム内部に空隙部13を形成する方法等を
例示できる。本発明ではこれらの方法に限定されるもの
ではなく、空隙部13を形成できる方法であれば、どの
ような方法を採用することもできる。空隙部13の形状
については、球状であっても不定形であってもよく、特
に規定はない。ただし、その大きさは、可視光線を散乱
させるために、可視光線の波長より大きいことが好まし
い。
【0013】上記支持体10に優れた拡散性が要求され
るのに対して、半透過半反射層11には、外部からの光
を反射させる特性が主に要求される。具体的には、液晶
積層体112を通過して半透過半反射体1に届いた外部
からの光を効率よく反射する特性である。この特性を有
する液晶表示体は、昼間もしくは明るい場所でも良好な
画像コントラストを得ることができる。
【0014】光透過性樹脂とパール顔料とを含有する半
透過半反射層11はこの特性を満たすことができる。特
に、このパール顔料は光透過性樹脂に均一に分散してい
ることが好ましい。半透過半反射層11の光透過性樹脂
としては、可視光線領域の単純光線透過率の平均値が7
5%以上であり、耐光性、耐熱性に優れたものが好まし
い。有機溶剤可溶性樹脂、水溶性樹脂、有機溶剤可溶性
樹脂と水溶性樹脂とからなるエマルジョン等の熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線(UV)硬化性樹脂、およ
び電子線(EB)硬化性樹脂を例示できる。
【0015】上記有機溶剤可溶性樹脂の具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポ
リブタジエン等のオレフィン系樹脂、ポリメタクリル酸
メチル、およびエチレン・アクリル酸エチル共重合体等
のアクリル系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、BS樹
脂、およびABS樹脂等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、エチレン
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、塩化ビニ
リデン・アクリルニトリル共重合体、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合
体、およびプロピレン・塩化ビニル共重合体等のビニル
系樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等の
ポリアミド樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネ
イト樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンオキシ
ド樹脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂、ポリスルホ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、テトラフルオロエチレン樹
脂、トリフルオロエチレン樹脂、およびポリフッ化ビニ
リデン等のフッ素樹脂、エチレンセルロース、酢酸セル
ロース、ニトロセルロース等の繊維素系樹脂、エポキシ
樹脂、アイオノマー樹脂、ロジン誘導体樹脂等の有機溶
剤可溶性樹脂、ゼラチン、ニカワ、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシエチルデンプン、アラビヤゴム、サッカロー
スオクタアセテート、アルギン酸アンモニウム、アルギ
ン酸ソーダ、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアミン、ポリ
エチレンオキシド、ポリスチレンスルホン酸、ポリアク
リル酸、ポリアミド、およびイソブチレン・無水マレイ
ン酸共重合体等の水溶性樹脂、および上記有機溶剤可溶
性樹脂と水溶性樹脂との混合物であるエマルジョン系樹
脂を挙げることができる。
【0016】熱硬化性樹脂としは、天然ゴム、イソプレ
ンゴム、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジ
エンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ヒ
ドリンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴ
ム、およびフッ素ゴム等のゴム類、これらゴムの混合
物、上記ゴム類と有機物もしくは無機物との混合物、不
飽和ポリエステル類、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポ
リアミド・イミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、オレフィン樹脂、アリル樹脂、
メラミン樹脂、フラン樹脂、ユリヤ樹脂、フェノール樹
脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、ポリエステル
・アミノ樹脂、およびアルキッド樹脂等を挙げられる。
【0017】紫外線(UV)硬化性樹脂や電子線(E
B)硬化性樹脂としては、アクリル系あるいはエポキシ
系等の樹脂を挙げることができる。これらの樹脂、およ
びゴム類は単独または2種以上を混合して用いることも
できる。さらに半透過半反射層11をなす樹脂としては
これらに限定されるものではない。
【0018】パール顔料12は薄板状雲母粒子の表面を
二酸化チタンで被覆したものであり、例えば、渡辺隆
二:色材協会誌,1977年,第50号,p460〜4
64「最近の真珠顔料について」に記載されている製法
によって製造することができる。また、この文献によれ
ば、パール顔料12を構成する薄板状雲母の粒径や厚
さ、あるいは被覆された二酸化チタンの厚さによって、
パール顔料に入射した可視光線の反射光と透過光の波長
に差が生じると着色するので、本発明にかかる半透過半
反射体では、反射光および透過光が共に白色光となるよ
うに、上記諸条件が選択されていることが好ましい。
【0019】しかしながら、特にパール顔料12の大き
さについては、パール顔料12の薄板(鱗片)状面の平
均直径を平均粒径とすると、平均粒径が1〜200μm
の範囲のものが好ましく、10〜100μmの範囲のも
のがより好適である。平均粒径が1μm未満の場合はパ
ール光沢が著しく低下するため反射特性が悪くなり、2
00μmを越える場合は半透過半反射層の塗料化および
塗膜形成が困難になるほか、ギラツキ感が強くなるため
画像が見にくくなってしまうため好ましくない。
【0020】パール顔料12には、種々の表面処理が可
能である。例えば、半透過半反射層11の樹脂に対する
パール顔料12の親和性、および塗料溶媒との親和性を
向上させて、塗料中もしくは半透過半反射層11中のパ
ール顔料の分散の安定化を図るためには、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂等の有機材料、およびアルミ等の無機
材料をパール顔料12の表面にコートするとよい。
【0021】半透過半反射層11中のパール顔料12は
その厚さ方向が半透過半反射層11の厚さ方向と一致す
るように配向させることが好ましい。パール顔料12が
この様に配向すると、外部からの入射光が配向した各パ
ール顔料12粒子に当るため、一定方向に規則正しく反
射するので、理想的なパール光沢が得られ、反射光によ
る良好な画像コントラストが得られるため好ましい。パ
ール顔料12が配向されておらず、バラバラな状態で存
在する場合、パール光沢は失われ、画像コントラストが
悪くなる。さらに、半透過半反射層11中のパール顔料
12を、特にその厚さ方向に対して、ある程度の間隔を
もって配置させることが好ましい。この「ある程度の間
隔」とは光を効率よく透過させ、透過光による良好な画
像コントラストが得られる間隔を意味する。この間隔が
狭いと、光は半透過半反射層11を透過し難くくなり、
透過光による画像コントラストが悪くなるため好ましく
ない。
【0022】そのような半透過半反射層11を形成する
ためには、パール顔料12と樹脂との固形分比率(P/
B比)を5/95〜50/50、好ましくは20/80
〜35/65とし、その層厚を0.5〜100μm、好
ましくは2〜30μmの範囲に設定すればよい。P/B
が5/95未満の場合反射光による良好な画像コントラ
ストが得られ難くなり、50/50を越える場合透過光
による画像コントラストが充分に得られ難くなるため好
ましくない。また、厚さが0.5未満の場合反射光によ
る画像コントラストが、100μmを越える場合は透過
光による画像コントラストが、共に充分に得られ難くな
るため好ましくない。
【0023】P/B比と層厚とを制御することにより、
半透過半反射層11の可視光線領域の全光線透過率およ
び全光線反射率を調整することが可能である。全光線透
過率とは上記式(1)から算出される値を意味し、全光
線反射率とは下記式(2)で算出される値を意味する。
この全光線反射率の測定方法を以下に簡単に示す。すな
わち、剥離フィルム(リンテック社製、商品名:38P
F)上に、厚さ100μmとなる様に樹脂溶液を塗布・
乾燥して塗膜を形成し、該塗膜を剥離フィルムから剥離
し、測光用サンプルとした。該測光サンプルを分光光度
計(島津製作所製、商品名:MPC−3100)を使用
して単純光線透過率または反射率、および拡散光線透過
率または反射率を測定した。各透過率または反射率の平
均値とは、波長380〜780nm領域における平均値
(積分法)である。 全光線反射率=単純反射率+拡散反射率 (2)
【0024】上記半透過半反射層11にはパール顔料1
2の他に、耐光性および耐熱性を向上させる目的で硬化
剤を添加することができる。また、透明性を向上させる
ためには、フタル酸エステル、リン酸エステル、シリコ
ーンオイル等の高沸点溶剤を添加することもできる。
【0025】以下、上記構成からなる半透過半反射体1
を用いることにより画像コントラストが改善された液晶
表示体について図2を用いて説明する。この液晶表示体
は、液晶パネル2と背面光源101とから構成されてお
り、液晶パネル2は、液晶積層体112と半透過半反射
体1とから構成されている。それぞれの層は、半透過半
反射体1の上面に液晶積層体112が、下面には導光板
装置(EL)やランプ等の背面光源101が配置される
位置関係を有している。
【0026】上記液晶積層体112には、例えば、ツイ
ステッドネマチック(TN)液晶パネルなどを使用でき
る。この液晶積層体112を形成するには、先ず所望の
パターンからなる透明電極付きの2枚のガラス基板2
1、22の透明電極面上にポリイミドからなる配向膜を
塗布し、ついでその配光膜をラビング操作により配向さ
せた後、この基板間にネマチック液晶20を注入する。
このネマチック液晶20は、配光膜の作用により90゜
捻れ配向する。その後、基板21、22の周辺部を封着
し、その2枚のガラス基板の各々の外側に偏光角度が互
いに90゜捻れるように偏光フィルム23、24を貼り
付けるればよい。ついで、得られた液晶積層体112の
偏光フィルム24に半透過半反射体1を重ね合わせるか
叉は下記に述べる接着手段により接着することにより、
液晶パネル2を製造することができる。
【0027】半透過半反射体1が液晶積層体112に接
する面は、半透過半反射層11側が液晶積層体112と
接するように積層される。この液晶表示装置の生産性を
向上させるために、前記半透過半反射層11と液晶積層
体112とをアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウ
レタン系樹脂等からなる粘着剤もしくは粘着テープ、エ
ポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ビニル系樹脂等の接
着剤もしくは接着テープ等で貼り合わせ、一体化させ使
用することも可能である。
【0028】上記液晶パネル2の透明電極に駆動信号を
印加すると、信号が印加された電極間に電界が生じる。
この時、液晶分子の持つ電子的異方性により、液晶分子
の長軸が電界方向と平行になるため、液晶分子による光
の旋光性が失われ、光が透過しない状態となる。画像の
表示は、透明電極に駆動信号を印可したときの光透過と
印可していないときの光透過との差によるコントラスト
により視覚情報として認識される。
【0029】次に、本発明の半透過半反射型偏光フィル
ム積層体について、詳細に説明する。図3は、本発明の
半透過半反射型偏光フィルム積層体25を示す断面図で
ある。半透過半反射型偏光フィルム積層体25は、半透
過半反射層11と、保護層242と、偏光フィルム24
0とから構成されている。上記半透過半反射層11は、
先に半透過半反射体1で半透過半反射層11として使用
された層と同様の層を使用することができる。
【0030】上記保護層242は前記半透過半反射層1
1に含有されるのに好ましい樹脂として例示した樹脂と
同様の樹脂の塗布層もしくは前記支持体10に適用され
る各種樹脂フィルム等を接着層にて接着して使用するこ
とができる。保護層242の樹脂の塗布層には顔料を含
有することもできる。顔料としては、アクリル樹脂系顔
料、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、シルク(アミノ
酸)、キトサン、アルギン酸カルシウム、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、シリ
コン樹脂、シリコンゴム、MMAポリマー、EMAポリ
マー、スチレン架橋体、スチレン−BA架橋体、ポリエ
チレン樹脂、およびエポキシ樹脂等の有機顔料、および
シリカ、炭酸カルシウム、石英、珪酸マグネシウム、酸
化チタン、六方晶窒化ホウ素、ホウ酸アルミニウム、セ
ラミック、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭酸珪素、燐
酸カルシウム等の無機顔料を例示できる。これらの顔料
は、単独でも使用できるし、2種類以上を混合して使用
することもできる。顔料を添加する場合、顔料を添加し
て得られる保護層242の光線透過率が40%以上とな
るように記樹脂と顔料との混合割合を決めることが好ま
しい。
【0031】さらに、顔料を含有させる他に、上記半透
過半反射体1の支持体10のように樹脂フィルムを使用
する場合は空隙部を設けることもできる。空隙部を設け
る場合、空隙部の形成方法、非空隙部に対する空隙部の
割合等の諸条件は、支持体10において説明した条件が
好ましい。
【0032】偏光フィルム240は、二色性素子として
沃素あるいは染料を吸着させたポリビニルアルコールフ
ィルムを、一軸延伸した偏光子の両側を光学的歪みのな
い透明な基板(トリアセチルセルロース等)でラミネー
トした構造のフィルムを使用することができる。具体的
には、以下に示す構造を有する偏光フィルム240が好
ましい。その偏光フィルム240は、フィルム状の偏光
基体の両側に接着剤を用いて基板を張り付けた構造を有
する。上記フィルム状の偏光基体は、例えば、PVAフ
ィルムを一軸方向に3〜4倍程度延伸し、高次のヨウ素
イオン中に延伸したPVAフィルムを含浸させることに
より得ることができる。このようにして得られたPVA
フィルムは、PVAフィルムの欠点である裂け易く、湿
度変化に対して収縮率が大きいという欠点を有してい
る。この欠点を除去するために、偏光基体の両側面に基
板が張り付けられる。この基板には、例えば、高分子フ
ィルム、セルロース系フィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルムが使用される。特に、ほ
う酸等のゲル化剤を使用したり、熱処理やホルマール化
を行うことにより、耐水性を向上させたフィルムが好ま
しい。
【0033】図4は上記構成からなる半透過半反射型偏
光フィルム積層体25を用いることにより画像コントラ
ストが改善された液晶表示体の構成をしめす概断面図で
ある。この液晶表示体は上記半透過半反射型偏光フィル
ム積層体25を備えた液晶パネル212の片面に導光板
装置(EL)やランプ等の背面光源101が配置され、
他の片面に反射防止膜付きガラス3が取り付けられてい
る。
【0034】上記液晶パネル212には、例えば、ツイ
ステッドネマチック(TN)液晶パネルなどを使用でき
る。この液晶パネル212を形成するには、先ず所望の
パターンからなる透明電極付きの2枚のガラス基板2
1、22の透明電極面上にポリイミドからなる配向膜を
塗布し、ついでその配光膜をラビング操作により配向さ
せた後、この基板間にネマチック液晶20を注入する。
このネマチック液晶20は、配光膜の作用により90゜
捻れ配向する。その後、基板21、22の周辺部を封着
する。ついで、基板21、22の片面に上記偏光フィル
ム23を張り付け、上記構成からなる半透過半反射型偏
光フィルム積層体25を張り付けることにより得ること
ができる。ただし、上記偏光フィルム23と、半透過半
反射型偏光フィルム積層体25とは、偏光角度が互いに
90゜捻れるように貼り付けなければならない。
【0035】上記液晶パネル212の透明電極に駆動信
号を印加すると、信号が印加された電極間に電界が生じ
る。この時、液晶分子の持つ電子的異方性により、液晶
分子の長軸が電界方向と平行になるため、液晶分子によ
る光の旋光性が失われ、光が透過しない状態となる。画
像の表示は、透明電極に駆動信号を印可したときの光透
過と印可していないときの光透過との差によるコントラ
ストにより視覚情報として認識される。透過光でも反射
光でも良好な画像コントラストを達成できる理由として
は、主に半透過半反射型偏光フィルム積層体25の半透
過半反射層11が、暗い場所では背面光源101からの
光を効率よく透過させ、明るい場所では半透過半反射層
11に届いた外部からの光を効率良く反射させることが
できるためである。
【0036】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明する。な
お、「部」は「重量部」を意味するものとする。 (実施例1)内部に空隙を有する厚さ50μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製:製品名
クリスバーH−1212 50)を支持体10として用
いた。その支持体10の上に下記組成の半透過半反射層
となる塗料をワイヤーバーを用いて塗布し、ついで10
0℃で1分間乾燥後、厚さが20μmの半透過半反射層
11を有する本実施例の半透過半反射体1を得た。 ・ポリエステル樹脂 77部 (東洋紡社製:製品名 バイロン200) ・パール顔料 23部 (メルクジャパン社製、製品名:イリオジン#120、 平均粒径:10μm) ・メチルエチルケトン 150部 ・メチルイソブチルケトン 150部 なお、本実施例で用いた光透過性材料であるポリエステ
ル樹脂の可視光線領域での単純光線透過率の平均値は8
3%であった。
【0037】(実施例2)支持体10を実施例1と同じ
空隙率を有する厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(東洋紡社製:商品名 クリスバーH−1
212 75)に変更した以外は実施例1と同様にして
本実施例の半透過半反射体1を得た。 (実施例3)内部に空隙を有する厚さ45μmのポリプ
ロピレンフィルム(王子油化社製;製品名:ユポEP−
G45)を支持体10として使用した以外は実施例1と
同様にして本実施例の半透過半反射体1を得た。
【0038】(実施例4)半透過半反射層用塗料の組成
を以下の通り変更した以外は実施例1と同様にして本実
施例の半透過半反射体1を得た。 ・ポリエステル樹脂 20部 (東洋紡社製:製品名 バイロン200) ・ニトロセルロース 45部 (ダイセル化学社製:商品名 RS20) ・パール顔料 35部 (メルクジャパン社製:製品名 イリオジン#151 平均粒径:35μm) ・メチルエチルケトン 200部 ・シクロヘキサノン 100部 なお、本実施例で用いた光透過性材料であるポリエステ
ル樹脂の可視光線領域での単純光線透過率の平均値は8
3%であった。
【0039】(実施例5)半透過半反射層用塗料の組成
を以下の通り変更した以外は実施例1と同様にして本実
施例の半透過半反射体1を得た。 ・ポリビニルアルコール 80部 (日本合成社製:製品名 ゴーセノールOKS3266L) ・パール顔料 20部 (メルクジャパン社製:製品名 イリオジン#111 平均粒径:6μm) ・IPA 200部 ・水 100部 なお、本実施例で用いた光透過性材料であるポリビニル
アルコールの可視光線領域での単純光線透過率の平均値
は89%であった。
【0040】(実施例6)半透過半反射層の樹脂をポリ
スチレン(住友化学社製、商品名:エラスチレン、透過
率75%)に変更した以外は、実施例1と同様にして本
実施例の半透過半反射体1を得た。 (実施例7)半透過半反射層の厚さを100μmとし、
P/B比を6/94とした以外は実施例1と同様にして
本実施例の半透過半反射体1を得た。 (実施例8)半透過半反射層の厚さを0.5μmとした
以外は実施例4と同様にして本実施例の半透過半反射体
1を得た。 (実施例9)パール顔料の平均粒径を200μmとした
以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射体
1を得た。 (実施例10)光透過性材料の単純光線透過率を72%
とした以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半
反射体1を得た。
【0041】(実施例11)パール顔料の平均粒径を
0.8μmとした以外は実施例1と同様にして本実施例
の半透過半反射体1を得た。 (実施例12)パール顔料の平均粒径を220μmとし
た以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射
体1を得た。 (実施例13)半透過半反射層の厚さを110μmとし
た以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射
体1を得た。 (実施例14)半透過半反射層の厚さを0.2μmとし
た以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射
体1を得た。 (実施例15)パール顔料の平均粒径を1.0μmとし
た以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射
体1を得た。
【0042】(実施例16)P/B比を50/50とし
た以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射
体1を得た。 (実施例17)以下の組成からなる半透過半反射層に変
更した以外は実施例1と同様にして比較用の半透過半反
射体1を得た。 ・ポリエステル樹脂 25部 (東洋紡社製:製品名 バイロン200) ・ニトロセルロース 15部 (ダイセル化学社製:商品名 RS20) ・パール顔料 60部 (メルクジャパン社製:製品名 イリオジン#120) ・メチルエチルケトン 200部 ・シクロヘキサノン 100部 なお、本実施例で用いた光透過性材料であるポリエステ
ル樹脂の可視光線領域での単純光線透過率の平均値は8
3%であった。 (実施例18)P/B比を3/97とした以外は実施例
1と同様にして本実施例の半透過半反射体1を得た。な
お、本実施例で用いた光透過性材料であるポリエステル
樹脂の可視光線領域での単純光線透過率の平均値は85
%であった。
【0043】(比較例1)支持体10を、厚さが100
μmであり、内部に空隙のない透明ポリエチレンテレフ
タレートフィルムに変更した以外は実施例4と同様にし
て比較用の半透過半反射体1を得た。 (比較例2)半透過半反射層11のパール顔料12をシ
リカ(富士社製:サイリシア#550、平均粒径3.0
μm)に変更した以外は実施例2と同様にして比較用の
半透過半反射体1を得た。 (比較例3)半透過半反射層11のパール顔料12を水
酸化アルミニウム(昭和電工社製、商品名:ハイジライ
トH−42、平均粒径1.0μm)に変更した以外は実
施例2と同様にして比較用の半透過半反射体1を得た。 (比較例4)半透過半反射層11のパール顔料12を含
有させない以外は実施例1と同様にして比較用の半透過
半反射体1を得た。
【0044】(実施例19)保護層242となる厚さ5
0μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(富士写
真フィルム社製、商品名:HP−7)上に下記組成から
なる半透過半反射層塗料をアプリケーターを用いて塗布
し、その後120℃で1分間乾燥させ、厚さが20μm
の半透過半反射層11を形成した。得られた半透過半反
射層11を80℃に加熱した圧着ロールで偏光フィルム
240((株)サンリッツ社製、商品名:LL−82−
18)と張り合わせ、本実施例の半透過半反射型偏光フ
ィルム積層体25を得た。上記半透過半反射層用塗料の
組成とは、 ・ポリエステル樹脂 20部 (東洋紡社製、商品名:バイロン220、固形分:30%) ・パール顔料 4部 (メルクジャパン社製、商品名:イリオジン#100、平均粒径:20μm) ・シクロヘキサノン 9部
【0045】(実施例20)半透過半反射層用塗料の組
成を以下の通りとした以外は実施例1と同様にして本実
施例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。 ・ポリエステル樹脂 23部 (東洋紡社製、商品名:バイロン220、固形分:30%) ・パール顔料 3部 (メルクジャパン社製、商品名:イリオジン#100、平均粒径:20μm) ・シクロヘキサノン 7部
【0046】(実施例21)半透過半反射層11の厚さ
を100μmとした以外は実施例1と同様にして本実施
例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。 (実施例22)半透過半反射層11に含有させるパール
顔料の平均粒径を200μmとした以外は実施例1と同
様にして本実施例の半透過半反射型偏光フィルム積層体
25を得た。 (実施例23)半透過半反射層11の厚さを10μmと
した以外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反
射型偏光フィルム積層体25を得た。 (実施例24)半透過半反射層11に含有させるパール
顔料の平均粒径を2μmとした以外は実施例1と同様に
して本実施例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25
を得た。 (実施例25)半透過半反射層11に含有させるパール
顔料と樹脂との重量比を60/40とした以外は実施例
1と同様にして本実施例の半透過半反射型偏光フィルム
積層体25を得た。
【0047】(実施例26)半透過半反射層11に含有
させるパール顔料と樹脂との重量比を5/95とした以
外は実施例1と同様にして本実施例の半透過半反射型偏
光フィルム積層体25を得た。 (実施例27)保護層242として、内部に空隙が形成
され、厚さが75μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(東洋紡社製、商品名:H−1212、光線透過
率:40%)とした以外は実施例1と同様にして本実施
例の半透過半反射型偏光フィルム24積層体を得た。 (実施例28)保護層242として、内部に空隙が形成
され、厚さが50μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(東洋紡社製、商品名:H−1212、光線透過
率:55%)とした以外は実施例1と同様にして本実施
例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。 (実施例29)実施例19では、保護層242の上に半
透過半反射層11と偏光フィルム240とを順次設けた
のに対して、実施例19の偏光フィルム240の上に同
実施例の半透過半反射層11を設けた後、UV樹脂(旭
電荷製、商品名:KR−566、光線透過率:94%)
を半透過半反射層11上にワイヤードクターで塗布し、
UV照射機でUV樹脂を硬化させ、厚さ3μmの保護層
242を作製した。
【0048】(実施例30)以下に示す組成からなる保
護層242を設けた以外は実施例29と同様にして、本
実施例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を設け
た。上記保護層242の組成とは、 ・UV樹脂 8部 (エポキシアクリレート樹脂、旭電荷製、商品名:KR−566、) ・顔料 2部 (シリカ、富士社製、商品名:サイリシア#550、平均粒径:3.0μm) ・イソプロピルアルコール 23部
【0049】(実施例31)半透過半反射層11に含有
させるパール顔料の平均粒径を10μmとした以外は実
施例19と同様にして本実施例の半透過半反射型偏光フ
ィルム積層体25を得た。 (実施例32)半透過半反射層11に含有させるパール
顔料の平均粒径を100μmとした以外は実施例19と
同様にして本実施例の半透過半反射型偏光フィルム積層
体25を得た。 (実施例33)半透過半反射層11に含有させるパール
顔料と樹脂との重量比を20/80とした以外は実施例
19と同様にして本実施例の半透過半反射型偏光フィル
ム積層体25を得た。(実施例34) 半透過半反射層11に含有させるパール顔料と樹脂との
重量比を45/55とした以外は実施例19と同様にし
て本実施例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を
得た。 (実施例35)半透過半反射層11の厚さを10μmと
した以外は実施例19と同様にして本実施例の半透過半
反射型偏光フィルム積層体25を得た。
【0050】(実施例36)半透過半反射層11の厚さ
を45μmとした以外は実施例19と同様にして本実施
例の半透過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。 (実施例37)半透過半反射層11の樹脂としてアクリ
ル系の粘着剤(綜研化学社製、商品名:TM−150、
固形分:25%)を用い、半透過半反射層11と偏光フ
ィルム240との張り合わせに加熱処理しない以外は実
施例19と同様にして本実施例の半透過半反射型偏光フ
ィルム積層体25を得た。
【0051】(比較例5)半透過半反射層11に含有さ
せるパール顔料12をシリカ(富士社製、商品名:サイ
リシア#550、平均粒径:3.0μm)とした以外は
実施例19と同様にして本比較例の半透過半反射型偏光
フィルム積層体25を得た。 (比較例6)半透過半反射層11に含有させるパール顔
料12を水酸化アルミニウム(昭和電工社製、商品名:
ハイジライトH−42、平均粒径:1.0μm)とした
以外は実施例19と同様にして本比較例の半透過半反射
型偏光フィルム積層体25を得た。 (比較例7)半透過半反射層11にパール顔料12を含
有させない以外は実施例19と同様にして本比較例の半
透過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。 (比較例8)保護層242として、厚さ50μmの乳白
色のポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製、
商品名:G2311、光線透過率:25%)を用いた以
外は実施例19と同様にして本比較例用の半透過半反射
型偏光フィルム積層体25を得た。
【0052】(比較例9)保護層242として、密度が
157g/m2 の上質紙(日本製紙社製、商品名:MG
T−157、光線透過率:1%)を用いた以外は実施例
19と同様にして本比較例用の半透過半反射型偏光フィ
ルム積層体25を得た。 (比較例10)保護層242として、厚さが38μmで
ある乳白色のポリエチレンテレフタレートフィルム(東
洋紡製、商品名:G2311、光線透過率:33%)を
用いた以外は実施例19と同様にして本比較例用の半透
過半反射型偏光フィルム積層体25を得た。
【0053】上記実施例1〜18、および比較例1〜4
で得られた半透過半反射体1を、図2に示される液晶積
層体112の偏光フィルム23に張り付け、液晶パネル
2を得た。ついで、以下に詳しく説明するように、JI
S C7072 1988における液晶表示パネルのコ
ントラスト比(CR)測定方法に準拠して、得られた液
晶パネル2の画像コントラストの評価を行った。
【0054】上記実施例19〜37および比較例5〜1
0で得た半透過半反射型偏光フィルム積層体25を用い
て図4に示す構造からなる液晶パネル212を得た。つ
いでJIS C7072 1988の液晶表示パネルの
コントラスト比(CR)測定方法に準拠して得られた液
晶パネル212の画像コントラストの評価を行った。
【0055】透過光による画像コントラストの評価にお
ける光源101−液晶パネル2または212−測光器1
04の位置関係を図5に示す。この場合、光源101と
液晶パネル2または212との間は、例えば1cmと
し、液晶パネル2または212と側光機104との間
は、例えば50cmに設定した。また、反射光における
位置関係を図6に示した。この場合、光源101と液晶
パネル2または212、および液晶パネル2または21
2と側光機104との間は、例えば50cmに設定し
た。特に、反射光による測定では光源101−液晶パネ
ル2または212−測光器の角度は45゜に定めた。光
源は透過光の場合は5WのELを、反射光の場合は40
Wの蛍光灯を使用した。測光器にはミノルタカメラ社製
のLS−100を使用した。その測定結果を表1、表
2、および表3に示す。なお下記表1、表2、および表
3中、◎はCRが4以上、○はCRが3以上〜4未満、
△はCRが2以上〜3未満、そして×はCRが2未満で
あることを示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】本実施例の半透過半反射体1は、半透過半
反射層11がパール顔料12を含有しているので、この
半透過半反射層11に入射した光はパール顔料12で反
射される。また、半透過半反射層11および支持体10
には、可視光線領域の透過率が高い樹脂を使用してい
る。したがって、本実施例の半透過半反射体1は、良好
な光透過性を有すると共に特に優れた光反射性を有して
いる。特に、周囲光により画像を認識する場合、良好な
画像コントラストを得ることができる。このことは、特
に、実施例1と比較例3、4、そして5とを比べると、
実施例1の半透過半反射層11にかかる反射光のCRが
4以上であるのに対して、それら比較例のCRが2未満
であることから明かである。
【0060】同様に、本実施例の半透過半反射型偏光フ
ィルム積層体25によれば、半透過半反射層11がパー
ル顔料12を含有しているので、上記半透過半反射体1
と同様の効果が得られた。
【0061】
【発明の効果】本発明の半透過半反射体は、内部に空隙
を有する支持体と、この支持体の片面に設けられ、光透
過性材料を主成分とする半透過半反射層とからなる半透
過半反射体であって、上記半透過半反射層がパール顔料
を含有している半透過半反射体であるので、半透過半反
射層に入射した光は上記パール顔料で反射される。した
がって、本発明の半透過半反射体によれば、良好な光透
過性を有すると共に、光反射特性に優れているので、周
囲光により画像を認識する場合、良好な画像コントラス
トを得ることができる。さらに、本発明の半透過半反射
体にかかる半透過半反射層は、主に光透過性材料とパー
ル顔料とからなる塗料を塗布するだけで形成できるの
で、製造が容易である。
【0062】本発明の半透過半反射型偏光フィルム積層
体は、偏光フィルムの片面上に、樹脂中にーパール顔料
を均一分散配向させた半透明半反射層、および光線透過
率(JIS K7105による測定値)が40%以上で
ある保護層が順次設けられていることを特徴とする積層
体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半透過半反射体を示す断面図である。
【図2】本発明の半透過半反射体を具備した液晶表示体
を示す断面図である。
【図3】本発明の半透過半反射型偏光フィルム積層体を
示す断面図である。
【図4】本発明の半透過半反射型偏光フィルム積層体を
具備した液晶表示体を示す断面図である。
【図5】本発明の半透過半反射体または半透過半反射型
偏光フィルム積層体を用いて画像コントラストを改善し
た液晶表示体の透過光による画像コントラスト比を測定
する場合の光源−液晶パネル−測光器の位置関係を示し
た構成図である。
【図6】本発明の半透過半反射体または半透過半反射型
偏光フィルム積層体を用いて画像コントラストを改善し
た液晶表示体の反射光による画像コントラスト比を測定
する場合の光源−液晶パネル−測光器の位置関係を示し
た構成図である。
【符号の説明】
1 半透過半反射体 2 半透過半反射体を具備した液晶パネル 3 反射防止膜付きガラス 10 支持体 11 半透過半反射層 12 パール顔料 13 空隙部 20 液晶 21 ガラス基板 22 ガラス基板 23 偏光フィルム 24 偏光フィルム 25 半透過半反射型偏光フィルム積層体 101 光源 104 コントラスト比測光器 112 液晶積層体 212 半透過半反射型偏光フィルム積層体を具備した
液晶パネル 240 偏光フィルム 242 保護層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空隙を有する支持体と、この支持
    体の片面に設けられ、光透過性材料を主成分とする半透
    過半反射層とからなる半透過半反射体であって、 上記半透過半反射層がパール顔料を含有していることを
    特徴とする半透過半反射体。
  2. 【請求項2】 前記光透過性材料が、可視光線領域の単
    純光線透過率の平均値が75%以上である材料であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半透過半反射体。
  3. 【請求項3】 前記パール顔料の平均粒径が1μm〜2
    00μmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の
    半透過半反射型偏光フィルム積層体。
  4. 【請求項4】 前記半透明半反射層のP/B比が5/9
    5〜50/50の範囲にあることを特徴とする請求項1
    項に記載の半透過半反射体。
  5. 【請求項5】 前記半透過半反射層の厚さが0.5μm
    〜100μmの範囲にあることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項4記載の半透過半反射型偏光フィルム積層
    体。
  6. 【請求項6】 偏光フィルムの片面上に、光透過性樹脂
    とパール顔料とを含有してなる半透明半反射層、および
    光線透過率(JIS K7105による測定値)が40
    %以上である保護層が順次設けられていることを特徴と
    する半透過半反射型偏光フィルム積層体。
  7. 【請求項7】 前記パール顔料の平均粒径が1μm〜2
    00μmの範囲にあることを特徴とする請求項6記載の
    半透過半反射型偏光フィルム積層体。
  8. 【請求項8】 前記半透過半反射層のパール顔料と樹脂
    との固形分比率が、5:95〜60:40の範囲にある
    ことを特徴とする請求項6記載の半透過半反射型偏光フ
    ィルム積層体。
  9. 【請求項9】 前記半透過半反射層の厚さが0.5μm
    〜100μmの範囲にあることを特徴とする請求項6記
    載の半透過半反射型偏光フィルム積層体。
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