JPH07281896A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07281896A
JPH07281896A JP6102275A JP10227594A JPH07281896A JP H07281896 A JPH07281896 A JP H07281896A JP 6102275 A JP6102275 A JP 6102275A JP 10227594 A JP10227594 A JP 10227594A JP H07281896 A JPH07281896 A JP H07281896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実行時に生じる実行部の空きを解消し、高効
率で実行部を使用し、高い命令実行の並列性を得ること
にある。 【構成】 n個の演算命令からなる長語命令形式の命令
を持ち、m本の命令流を同時に実行する情報処理装置で
あり、実施例の場合、3本の命令流に合わせて3個のデ
コード部と、4個の演算命令に合わせて、演算命令対応
に4個の命令スケジュール部と、演算命令対応に4個の
実行部から構成される。命令デコード部は夫々独立に動
作し、リソース競合関係とデータ依存関係を解明する手
段と、命令発行を制御する手段からなり、前の命令が実
行中であっても、リソース競合関係がなく、かつ、デー
タ依存関係がない場合後続の命令を夫々独立に各命令ス
ケジュール部発行する。各命令スケジュール部は、複数
の命令流間で対応する実行部に送る演算命令をスケジュ
ーリングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長語命令方式を用いて
並列実行性を高め、性能向上を計る情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7に示すのは、長語命令方式(以下、
VLIW方式)計算機の一例である。VLIW方式は、
長い命令を多数の演算フィールドに分割し、各々の演算
フィールドで実行部、レジスタ、メモリ等のリソースを
独立して制御し、並列処理を実現する。VLIW方式で
は、コンパイル時に並列性の抽出を行なう。コンパイラ
はプログラムの中から並列実行可能な演算命令を取りだ
し、1つの長語命令に合成する。VLIW方式では、コ
ンパイル時にデータ依存関係を始めとした演算命令間の
依存関係のチェックを行ない、実行時には依存関係のチ
ェックはしない。そのため、依存関係チェック用のハー
ドウェアが不要となり、ハードウェア量を削減すること
ができる。
【0003】しかし、命令間の依存関係をチェックする
ハードウェアを持たないため、実行部の空きが生じるこ
とがある。命令間の依存関係をチェックするハードウェ
アを持たないVLIW方式では、無矛盾性の保障のた
め、先の長語命令の終了を待ってからでないと次の長語
命令を実行できない。このため、長語命令内に実行時間
が他の演算フィールドの演算命令と異なる演算命令が存
在すると、最も長くかかる演算命令の終了を待ってから
次の長語命令の実行が開始されるため、演算命令が実行
されない実行部が生じる。実行時間に差が生じる例とし
ては、データのロード/ストア命令がある。データのロ
ード/ストア命令は、キャッシュのヒット/ミスヒット
により実行時間が異なる。また、実行部の空きを生じる
別の原因がある。VLIW方式では、演算フィールド数
に等しい数の演算命令を1つの長語命令に合成できると
き最高の処理性能を達成できる。どれだけの演算命令を
1つの長語命令に合成することができるかは、コンパイ
ラの性能だけではなく、ソースプログラムの性質にも左
右される。ソースプログラムに含まれる並列実行できる
演算命令の割合が低ければ、1つの長語命令に合成する
ことができる演算命令数は少ない。一般的なプログラム
では、並列実行できる演算命令はそれほど多くない。例
えば、日経エレクトロニクス第487号によれば、平均
して2〜3演算命令しか並列に実行できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、VLI
W方式には、 (a)長語命令内に実行時間が異なる演算命令が含まれ
ていると、実行完了を待ち合わせるため、実行部に空き
が生じる。 (b)一般的なプログラムでは、並列性はそれほど高く
なく、長語命令内の演算フィールドすべてに演算命令を
埋めることができるのはまれである。 といった短所がある。本発明の目的は、 (1)実行完了待ち合わせにともなう実行部の空きを解
消する。 (2)実効並列度を上げる。 手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、演算の種類毎に分類されたnフィールド
(nは1以上)の演算フィールドを有し、演算フィール
ド内の各演算命令が他の演算フィールド内の演算命令と
互いに依存関係が無いように構成された長語命令からな
る命令流m本(mは1以上)の処理を行なう情報処理装
置であって、m個の命令デコード部と、該命令デコード
部から発行された演算命令を受ける前記演算の種類毎に
設けられたn個の命令スケジュール部と、該n個の命令
スケジュール部対応にそれぞれ設けられ、対応する命令
スケジュール部から発行された演算命令を実行する実行
部と、レジスタ部を備え、前記各命令デコード部は、長
語命令を格納する命令バッファと、実行中の長語命令と
前記命令バッファ内の長語命令との間におけるレジスタ
のデータ依存関係およびリソース競合に基づき、実行中
の長語命令内の演算命令全ての実行が完了していなくと
も前記命令バッファ内の長語命令の前記命令スケジュー
ル部への発行を制御する手段を備えるようにしている。
また、m個の命令デコード部と、該命令デコード部から
発行された演算命令を受ける前記演算の種類毎に設けら
れたn個の命令スケジュール部と、該n個の命令スケジ
ュール部対応にそれぞれ設けられ、対応する命令スケジ
ュール部から発行された演算命令を実行する実行部と、
レジスタ部を備え、前記各命令デコード部は、長語命令
を格納する命令バッファと、実行中の長語命令と前記命
令バッファ内の長語命令との間における、レジスタのデ
ータ依存関係を判定する判定手段とリソース競合を判定
する判定手段と、該両判定手段の判定結果がレジスタの
データ依存関係がなく且つリソース競合がないことを示
すとき、実行中の長語命令内の演算命令全ての実行が完
了していなくとも命令バッファ内の長語命令を各演算命
令に分け対応する命令スケジュール部へ発行制御する手
段を備え、前記各命令スケジュール部は、前記命令デコ
ード部から発行された演算命令を保持する命令スケジュ
ールバッファと、命令スケジュールバッファに保持され
た演算命令の中から実行部に投入する演算命令を選択
し、該選択した演算命令を命令流番号と共に実行部に向
け投入制御する手段を備え、前記各実行部は、前記命令
スケジュール部から投入される演算命令を実行する演算
命令実行手段と、命令スケジュール部から投入される命
令流番号を受け取りこれを保持する手段と、前記投入さ
れた演算命令と命令流番号から、前記演算命令実行手段
の動作を制御する手段と、前記演算命令実行手段の状態
を前記命令デコード部および命令スケジュール部に通知
する手段を備えるようにしている。また、前記実行部の
演算命令実行手段は、演算命令の実行により例外発生を
検知したとき例外発生信号を前記命令流番号に対応する
命令デコード部に通知し、前記デコード部は、例外発生
信号を通知した実行部に対して、前記全ての実行部の演
算命令実行手段の状態が受け入れ可能状態のとき、例外
発生をした演算命令の再実行を指示する手段を備えるよ
うにしている。
【0006】
【作用】上記手段により、実行完了待ち合わせにともな
う実行部の空きを解消することができ、実行部における
命令実行を効率よく行なうことができる。また、複数命
令流の命令をスケジューリングすることにより、実効並
列度を上げ、データ依存関係に因る実行部の空きを解消
できる。その結果、演算器の空きが生じることなく、高
い並列性を得ることができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する。以
下、二重引用符 "" で囲まれた数字は2進数を、引用符
で囲まれていない数字は10進数を表すとする。図8は
本発明の長語命令の一実施例を示す。本実施例の長語命
令は1命令内にL/S161、FAdd162、FMu
lt163、FixOp164の4演算フィールドを持
つ。各演算フィールドには、それぞれ以下の演算命令が
入る。 L/S演算フィールド :主記憶とレジスタ間でデ
ータのロード/ストアを行なう演算命令(以下、L/S
命令) FAdd演算フィールド :浮動小数点加減算を行な
う演算命令(以下、FAdd命令) FMult演算フィールド :浮動小数点乗算を行なう
演算命令(以下、FMult命令) FixOp演算フィールド :整数演算を行なう演算命
令(以下、FixOp命令) 本実施例の演算命令は、主記憶とレジスタの間のデータ
のやり取りをL/S命令のみに限る、ロード/ストア方
式である。
【0008】各演算フィールドの演算命令の持つオペラ
ンドの数は、次のとおりである。 FAdd演算フィールド、FMult演算フィールド、
FixOp演算フィールド 演算ソース:2 演算ディスティネーション:1 L/S演算フィールド アドレス計算ソース:1 ロードデータディスィネーション:1(データロード命
令の場合) ストアデータソース:1(データストア命令の場合)。
【0009】本発明の演算命令の実施例を図9に示す。
図9(a)はFAdd命令、FMult命令、FixO
p命令の構成を、図9(b)は、L/S命令のうちデー
タロード命令の構成を、図9(c)は、L/S命令のう
ちデータストア命令の構成を示す。 (a)図9に示すようにFAdd命令、FMult命
令、FixOp命令は、オペコード、ディスティネーシ
ョンレジスタ番号、空きフィールド、ソース1レジスタ
番号、ソース2レジスタ番号の各フィールドから構成さ
れる。命令の実行は、ソース1レジスタ番号とソース2
レジスタ番号のフィールドで示されるレジスタの値に、
オペコードフィールドで表される演算を施し、ディステ
ィネーションレジスタ番号フィールドで示されるレジス
タに格納する。 (b)データロード命令は、オペコード、ディスティネ
ーションレジスタ番号、オフセット、アドレス計算レジ
スタ番号、空きフィールドの各フィールドから構成され
る。命令の実行は、アドレス計算レジスタ番号フィール
ドで示されるレジスタの値にオフセットフィールドの値
を加算し、主記憶のアドレスを求め、このアドレスから
データを、ディスティネーションレジスタ番号フィール
ドで示されるレジスタに転送する。 (c)データストア命令は、オペコード、空きフィール
ド、オフセット、アドレス計算レジスタ番号、ストアデ
ータレジスタ番号の各フィールドから構成される。命令
の実行は、アドレス計算レジスタ番号フィールドで示さ
れるレジスタの値にオフセットフィールドの値を加算
し、主記憶のアドレスを求め、このアドレスにデータ
を、ストアデータレジスタ番号フィールドで示されるレ
ジスタから転送する。 本実施例の長語命令は、コンパイラがデータの依存関係
や制御の依存関係の無い演算命令を組み合わせて合成す
る。コンパイラが長語命令を合成するとき、適切な演算
命令が無く、演算命令を埋め込むことができない場合
は、その演算フィールドにはNop命令が挿入される。
Nop命令は何も動作を起こさない演算命令である。
【0010】一実施例として、3本の独立した命令流を
処理する情報処理装置を図1に示す。3本の命令流間に
は、データや制御の依存関係は無い。この3本の命令流
を以下、命令流A、命令流B、命令流Cと呼ぶ。本発明
の情報処理装置は、主記憶21、命令フェッチ部22、
命令デコード部23、命令スケジュール部24、実行部
25、レジスタ部26、その他の装置からなる。このう
ち、図1では、その他の装置は省略してある。主記憶2
1は、命令流A、命令流B、命令流Cそれぞれのプログ
ラムやデータを格納している。主記憶21には、キャッ
シュメモリを含むものとする。命令フェッチ部22の働
きは、 (1)各命令流毎に、長語命令をフェッチする主記憶の
アドレス131を主記憶21に送り、そのアドレスから
長語命令132を取り出し、命令デコード部23に送る
ことである。
【0011】命令デコード部23から命令発行信号13
3が送られてくれば、毎マシンサイクルごと以上の動作
を繰り返す。一実施例として図1に示すような3本の命
令流を処理する場合、命令流A、命令流B、命令流Cそ
れぞれの命令をフェッチするアドレス131は、互いに
独立して主記憶21に送られ長語命令が取り出される。
命令デコード部23の働きは、 (1) 演算命令発行の可能性を判定する (2) 命令スケジュール部24に向け演算命令を発行
する (3) レジスタの状態の管理する (4) 命令フェッチ部22に次命令のフェッチを要求
する ことである。命令デコード部23は、毎マシンサイクル
ごと以上の動作を繰り返す。一実施例として図1に示す
ような3本の命令流を処理する場合、命令デコード部2
3は、命令流A、命令流B、命令流Cに対応して、命令
デコード部A 23a、命令デコード部B 23b、命
令デコード部C 23cの3本が設けられている。そし
て、それぞれの命令デコード部23は干渉することなく
独立して動作する。
【0012】命令スケジュール部24は各命令毎に設け
られ、命令スケジュール部24の働きは、 (1)命令デコード部23から発行された演算命令13
5のなかから、実行部25に投入する演算命令を選択す
ることである。命令スケジュール部24は、命令デコー
ド部23より命令が発行されているならば、毎マシンサ
イクルごとに以上の動作を繰り返す。一実施例として図
8に示すような4つの演算フィールドを有する長語命令
の場合、命令スケジュール部24は、各演算フィールド
に対応して、L/S命令用の命令スケジュール部24
a、FAdd命令用の命令スケジュール部24b、FM
ult命令用の命令スケジュール部24c、FixOp
命令用の命令スケジュール部24dの4本が設けられて
いる。そして、それぞれの命令スケジュール部24は干
渉することなく独立して動作する。
【0013】実行部25は各命令毎に設けられ、実行部
25の働きは、 (1)命令スケジュール部24から投入される演算命令
を実行する (2)次の演算命令を受け入れ可能であるかを判定する ことである。
【0014】実行部25は、演算パイプライン化されて
おり、先行演算命令の実行が完了せずとも、次の演算命
令実行を開始できる。しかし、演算命令の種類により、
また、実行状態により、次の演算命令がいつ実行開始で
きるかは異なる。そのため、実行部25が、演算命令の
実行状態をみて、次の演算命令を受け入れ可能である
か、あるいは、不可能であるかを判定する。実行部25
は、命令スケジュール部24から演算命令が投入されて
いる間は以上の動作を毎マシンサイクルごと繰り返す。
一実施例として図8に示すような4つの演算フィールド
を有する長語命令の場合、実行部25は、各演算フィー
ルドに対応して、L/S命令用の実行部25a、FAd
d命令用の実行部25b、FMult命令用の実行部2
5c、FixOp命令用の実行部25dの4本が設けら
れている。そして、それぞれの命令実行部25は干渉す
ることなく独立して動作する。
【0015】レジスタ部26の働きは、 (1)データを保持する (2)レジスタの状態を保持する (3)レジスタの状態を更新する ことである。レジスタの状態は、 (a)未定 (b)確定 の2値をとる。 (a)未定状態とは、レジスタの値を書き換える演算命
令が命令デコード部23から発行されたが、未だ実行が
完了しておらず、したがって、レジスタの値が未定な状
態である。 (b)確定状態とは、演算命令が完了し、レジスタの値
がすでに確定している状態である。 一実施例として図1に示すような3本の命令流を処理す
る場合、レジスタ部26は、各命令流に対応して、26
a、26b、26cの3本が設けられている。そして、
それぞれのレジスタ部26は干渉することなく独立して
動作する。
【0016】命令フェッチ部22の動作をさらに詳しく
説明する。ある命令に注目してみた場合、命令フェッチ
部22は、主記憶21に命令フェッチアドレス131を
与え、主記憶21から長語命令を取り出し、信号線13
4を使って命令デコード部23内の命令バッファ31
(図2)に送る。先行長語命令が命令デコード部23か
ら発行されると次の長語命令を主記憶21からフェッチ
する。命令デコード部23から長語命令が発行されたか
どうかは、命令発行信号133に示される。 命令発行信号133が"1" のとき、命令デコード部23から長語命令が発行され、
命令フェッチ部11は命令フェッチを行なう。 命令発行信号133が"0" ならば、命令デコード部23から長語命令が発行され
ず、したがって、命令フェッチも行なわない。以上は、
各命令流ごと独立して行なわれる。
【0017】次に、命令デコード部23の動作をさらに
詳しく説明する。図2に命令デコード部23の一実施例
を示す。図2中、命令デコード部23は、命令バッファ
31、競合判定部32、依存関係解明部33、実行制御
部34、受け入れ可能フラグ35、命令発行器36から
構成される。命令デコード部23を構成する各部の動作
を以下に説明する。命令バッファ31は、命令フェッチ
部22から送られてくる長語命令を各命令スケジュール
部24に向け発行するまでの間保持する。
【0018】競合判定部32は実行部25の競合状態を
調べる。図10に競合判定部32の一実施例を示す。実
行部25の競合状態とは、(a)命令バッファ31内の
長語命令にNop命令でない演算フィールドが有り、か
つ、(b)その、演算フィールドに対応する実行部25
に演算命令の受け入れが不可能なものが1以上存在する
状態である。各実行部25の演算命令受け入れ可能であ
るか不可能であるかは、受け入れ可能信号143が書き
込まれた受け入れ可能フラグ35に示される。競合判定
部32は、受け入れ可能フラグ35(受入れ可能なら"
1"、そうでなければ"0")と、命令バッファ31の各
演算命令とNop命令とを比較した比較結果(演算命令
がNop命令なら"1"、そうでなければ"0")から、競
合状態を調べ、信号線151に結果を出力する。競合判
定出力151の値は、 実行部4本全てが競合状態でない:競合判定出力151
= "1" 実行部4本のうち1本でも競合状態:競合判定出力15
1 = "0" である。
【0019】依存関係解明部33は、実行中の演算命令
と命令バッファ31内の長語命令間で、レジスタのデー
タ依存関係を調べる。図11に依存関係解明部33の一
実施例を示す。データ依存関係には、 (a) RAW の依存関係 (b) WAR の依存関係 (c) WAW の依存関係 がある。まず、以上3種類のデータ依存関係について説
明するR1〜R5はレジスタを表すとする。R1<−R
2+R3 は、R2とR3の値を加算して、その結果を
R1に代入することを表す。 (a)RAW(Read After Write)の
依存関係 1:R1<−R2+R3 2:R4<−R1+R5 1、2の順で命令を実行した場合、R1の値が確定する
まで、2の命令は実行開始することができない。 (b)WAR(Write After Read)の
依存関係 1:R2<−R1+R3 2:R1<−R4+R5 1、2の順で命令を実行した場合、1の命令が実行開始
した後でないと、2の命令の結果をR1に書き込めな
い。 (c)WAW(Write After Write)
の依存関係 1:R1<−R2+R3 2:R1<−R4+R5 1、2の順で命令を実行した場合、1の命令が結果を書
き込んだ後でないと、2の命令の結果をR1に書き込め
ない。以上、3通りの依存関係のうち、WARの依存関
係は生じない。それは、先行する長語命令内の演算命令
全てが実行開始した後、すなわち、ソースレジスタの値
を読み出した後でないと、次の長語命令を命令デコード
部23から発行しないためである。よって、依存関係解
明部33が解明しなければならないデータ依存関係は、
(a)RAWの依存関係、(c)WAWの依存関係であ
る。この、2種類の依存関係は、レジスタ値が書き込ま
れる前に、(a)レジスタの読みだし、(c)レジスタ
の書き込みを行なうと生じる。すなわち、未定状態のレ
ジスタを使用しようとすると、(a)RAWの依存関
係、(c)WAWの依存関係は生じる。よって、依存関
係解明部33では、レジスタの状態が未定状態であるか
を調べれば、データ依存関係を解明できる。レジスタの
状態は、レジスタ部26が持つ予約ビット174(図
6)に示される。未定状態のレジスタの予約ビット17
4の値は"1"である。命令バッファ31に保持された演
算命令のオペランドの各レジスタの予約ビット174を
調べ、依存関係解明出力152に出力する。依存関係解
明出力152の値は、 全ての予約ビットが"0":データ依存関係無、 依存関係解明出力152="1" "1"の予約ビットが存在:データ依存関係有、 依存関係解明出力152="0" である。
【0020】実行制御部34は、各実行部25の実行状
態を監視し、自命令流の演算命令により例外が発生した
ならば、例外処理を行なう。他の命令流の演算命令が例
外を発生された場合、何もしない。図12に実行制御部
34の一実施例を示す。実行制御部34は、例外発生フ
ラグ53と再実行指示信号生成論理54から構成され
る。各実行部25で例外(0で除算した場合、オーバー
フローが発生した場合等)が発生すると、実行部25
は、対応する命令流の命令デコード部23内の実行制御
部34に、例外が発生したことを例外発生信号141を
通じ報告する。例外発生信号141を受け取った実行制
御部34は、例外発生フラグ53に書き込む。例外発生
フラグ53は一実施例として図1に示すような4つの実
行部を有する場合、4bitで構成され、それぞれのビ
ットが各実行部25に対応する。例外処理は、演算例外
を起こした演算命令を含む長語命令内の全ての演算命令
の実行が全て終了した後、開始する。全ての演算命令の
実行が終了したか/否かは、受け入れ可能フラグ35の
全ビットのAND(論理積)をとった信号線143−1
の値を基に検出する。再実行指示信号生成論理54は、
実行部25に対し演算命令の再実行を指示する信号14
2を生成する。例外発生フラグ53の値と、信号線14
3−1の値のAND(論理積)をとることで、再実行指
示信号142を生成する。再実行開始時、対応する演算
フィールドの再実行指示信号142は、 再実行指示信号142="1" になる。例外処理開始待機中あるいは例外処理実行中で
あるか、正常状態であるかは、実行状態出力153に出
力される。実行状態出力153の値は、 正常状態:実行状態出力153="1" 例外処理開始待機中/例外処理実行中:実行状態出力1
53="0" である。実行状態出力153は、例外発生フラグ53全
ビットのNOR(否定論理和)を取ることで生成され
る。例外発生の報告を受けた後、例外処理開始を待って
いる間、また、例外処理中は、 信号線153="0" になり、例外処理開始待機中/例外処理実行中を示す。
その結果、発行条件が整っていても命令バッファ31内
の長語命令は発行されない。
【0021】受け入れ可能フラグ35は、実行部25が
演算命令を受け入れ可能であるかどうかを示すフラグ
で、一実施例として図1に示すような4つの実行部を有
する場合、4bitで構成され、各ビットがそれぞれの
実行部に対応している。受け入れ可能フラグ35の各ビ
ットの値は、 受け入れ可能 :"1" 受け入れ不可能:"0" である。受け入れ可能フラグ35は、各実行部25が、
演算命令の実行状態に応じ書き換える。
【0022】命令発行信号133は、命令バッファ31
から長語命令が発行されることを示す信号で、 長語命令が発行される場合"1" になる。長語命令が発行される条件、すなわち、命令発
行信号133が"1"になる条件は、 (a)競合関係がなく(競合判定出力151="1") かつ、 (b)データ依存関係がなく(依存関係解明出力152
="1") かつ、 (c)正常状態(実行状態出力153="1") である。命令発行信号133が"1"のとき、命令発行器
36が開き、命令バッファ31内の長語命令が演算命令
に分けられて命令スケジュール部24に向け発行され
る。また、命令発行信号133の値は命令フェッチ部2
2にも送られ、次の長語命令のフェッチを指示する。命
令発行器36は、命令発行信号133の値に基づき、命
令バッファ31内の長語命令を命令スケジュール部24
に向け発行する。命令発行器36は、命令発行信号11
4が"1"のとき、命令バッファ31内の長語命令を命令
スケジュール部24に向け発行する。信号線140は、
発行された演算命令の結果格納先レジスタの予約ビット
を、 予約ビット="1" にすることを、レジスタ部26に指示する信号である。
信号線140は、演算命令発行時に、 信号線140="1" になる。信号線140は、命令発行信号133と同じ条
件で生成される。
【0023】次に、命令スケジュール部24の働きにつ
いて詳しく説明する。図3に命令スケジュール部の一実
施例を示す。命令スケジュール部24は、スケジュール
バッファ37、Opecodeコンパレータ40、スレ
ッド選択論理38、2bitカウンタ(一実施例として
図1に示すように3命令流の場合)39、投入演算命令
セレクタ41からなる。スケジュールバッファ37は、
各命令デコード部23から発行された演算命令を、実行
部25に投入するまで保持する。スケジュールバッファ
37は、一実施例として図1に示すように3命令流の場
合、3エントリから構成される。例えば、命令スケジュ
ール部がL/S命令用の命令スケジュール部24aの場
合、各エントリには各命令流のL/S命令あるいはNo
p命令が格納される。Opecode コンパレータ4
0は、スケジュールバッファ内の演算命令がNop命令
であるかどうかを判定し、信号線155に出力する。信
号線155の値は、 Nop命令 :信号線155="1" Nop命令以外:信号線155="0" である。一実施例として図1に示すような3本の命令流
を処理する場合、Opecode コンパレータ40は
各命令流に対応して3本設けられている。
【0024】スレッド選択論理38は、 (a) 投入する演算命令の選択 を行なう。図13にスレッド選択論理の一実施例を示
す。 (a)投入する演算命令の選択は、2bitカウンタ3
9の値を基に行なわれ、投入演算命令セレクタ41を制
御するスレッド選択信号154を、2bitカウンタ3
9の値から生成する。一実施例として図1に示すような
3本の命令流を処理する場合、各命令流を識別する命令
流番号をそれぞれ、 "00"(命令流A)、 "01"(命令流B)、 "10"(命令流C) とする。"11"は、選択する命令流がないことを表す。
【0025】スレッド選択信号154の生成手順を図1
3に示す。図13中の記号の意味は次ぎのとおりであ
る。
【0026】 TNC :命令流番号カウンタ39の値 STN :開始時の命令流番号カウンタ39の値を保持 する作業用のレジスタ Signal141 :例外発生信号141の値 Signal143 :受入れ可能信号143の値 Signal154 :スレッド選択信号154の値 Signal155(n) :命令流番号nの命令流の信号線155の値 A<−B :AにBの内容を転送する動作を示す A==B :AとBの値が等しいかどうかを判定 図13のスレッド選択信号154生成手順を説明する。
左端カッコ付きの数字は、図13のカッコ付きの数字に
対応する。
【0027】(1): Signal143=="0"
(実行部が新たな演算命令を受入れ不可能) あるいは Signal141=="0"(例外発生中) ならば、スレッド選択信号の生成を開始せず、開始でき
るまで待ち合わせる。 (2):STNにTNCを転送する。STNはスレッド
選択信号154生成を終了させるのに使用する。 (3):Signal155(TNC)="0"ならば、
TNCが示す命令流番号のオペコードはNop命令では
ない。従って、TNCの示す命令流を選択する。 (4):スレッド選択信号154の値(Signal1
54)をTNCの値にし、TNCの値を更新する。 (5):TNCを更新した結果、TNC="11"なら
ば、TNCを"00"にして終了。TNC="11"でなけ
れば、そのまま終了。 (6):(3)で、Signal155(TNC)="
0"でなければ、TNCが示す命令流番号のオペコード
はNop命令。TNCを更新して、再びオペコードを調
べる。 (7):TNCを更新した結果、TNC="11"なら
ば、TNCを"00"にする。 (8):STN=TNCならば、TNCの値が一回りし
た。
【0028】このときは、 TNCを"11"(選択命令流無し) スレッド選択信号154の値を"11"(選択命令流無
し) にして終了。投入演算命令セレクタ41は、スレッド選
択論理38からの命令流選択信号154により実行部2
5に投入する演算命令を選択する。命令流選択信号15
4が示す命令流番号の演算命令を実行部25に投入する
ようにセレクタが開く。
【0029】図4〜図5に実行部25の一実施例を示
す。図4に示すのは、メモリアクセスを伴わない演算を
実行する実行部25の実施例である。また、図5に示す
のは、メモリアクセスをともなう演算命令を実行する実
行部25の実施例である。メモりアクセスを伴わない演
算を実行する実行部25から説明する。図4に示す実行
部25は、演算器42、命令流番号レジスタ44、演算
制御器43からなる。演算器42は、実行部25に投入
された演算命令137にしたがいレジスタ部26とデー
タをやり取りし、演算を行なう。一実施例として図4に
示す実行部25の場合、演算器42は2stageの演
算パイプライン化されている。演算器42は、演算の段
階ごとに実行状態を信号線156を通じ演算制御器43
に送る。また、演算の各段階の制御も信号線156を通
じ演算制御器43から送られる。命令流番号レジスタ4
4は、実行中の演算命令の命令流番号を保持している。
命令流番号レジスタ44に保持された命令流番号は、 (a)演算実行に伴うレジスタ部26のアクセス (b)命令デコード部23に対する例外発生の通知 に使用される。演算制御器43は、 (a)演算器42の制御 (b)例外発生の検出と通知 (c)例外処理の制御 を行なう。 (a)演算制御器43は、命令スケジュール部24から
投入された演算命令137を実行するために、信号線1
56を使って演算器42を制御する。演算命令実行の各
段階の演算器42の状態を信号線156を通じ、演算制
御器43は知る。演算命令137の実行が進み、新たな
演算命令を受け入れることが可能になったならば、 受け入れ可能信号143="1" にして、命令スケジュール部24、命令デコード部23
に知らせる。命令デコード部23に送られた信号線14
3は、命令デコード部23内の受け入れ可能フラグ35
の値を書き換える。 (b)演算命令を実行中、演算制御器43が例外を検出
すると、 例外発生信号141="1" にして、命令デコード部23に例外の発生を知らせる。
演算制御部43が例外を通知する命令デコード部23
は、命令流レジスタ44に保持された命令流番号により
特定される。 (c)命令デコード部25から再実行指示信号142を
受け取ると、演算制御部43は例外を発生させた演算命
令の再実行をする。再実行が完了したならば、 受け入れ可能信号143="1" にして、命令スケジュール部24、命令デコード部23
に再実行の完了を知らせる。
【0030】次に、図5に示す実行部について説明す
る。図4に示す実行部の実施例と違い、メモリアクセス
のために、メモリアクセス制御器47が設けられてい
る。また、アドレス演算器45は、図4に示す実行部4
2の実施例とは異なり、アドレス演算を行なう。アドレ
ス演算器45はメモリアクセスアドレス146を計算す
るために使用される。アドレス演算器45は、演算命令
137のアドレス計算オフセット169(図9)の値
と、アドレス計算ソース144から、メモリアクセスア
ドレス146を演算する。アドレス演算器の出力(メモ
リアクセスアドレス146)は、メモリアクセス制御器
47に入力する。実行制御器46は、メモリアドレスを
計算するよう信号線156を通じてアドレス演算器45
に指示を出し、同時に、信号線157を通じ、メモリア
クセス制御器47に、メモリアクセスの種類を知らせ
る。メモリアクセスの状態は、信号線157を通じ実行
制御器46に知らされる。実行制御器46に伝えられる
メモリアクセスの状態には、例として、キャッシュメモ
リのヒット/ミスヒット、がある。 (a) 演算命令137がデータロード命令の場合のメ
モリアクセス制御器47の動作を説明する。 1)メモリアクセスアドレス146を信号線121を通
じ主記憶21に出力 2)データが転送されてくるのを待つ 3)障害が発生したならば、信号線157を通じ実行制
御部46に知らせる。障害の一例としてキャッシュメモ
リのミスヒットがある。 4)データが信号線120を通じ転送されてきたなら
ば、信号線145を通じ、転送されてきたレジスタ部2
6に書き込む 5)レジスタ部26にデータを書き込んだ段階で、 受け入れ可能信号143="1" にする。 (b)演算命令137がデータストア命令の場合のメモ
リアクセス制御器47の動作を説明する。 1)メモリアクセスアドレス146を信号線121を通
じ主記憶21に出力 2)続いて、ストアデータ144を信号線121を通じ
主記憶21に出力 3)障害が発生したならば、信号線157を通じ実行制
御器46に知らせる。障害の一例としてキャッシュメモ
リのミスヒットがある。 4)主記憶21にデータを書き込んだ段階で、 受け入れ可能信号143="1" にする。
【0031】レジスタ部26についてさらに詳しく説明
する。図6にレジスタ部26の一実施例を示す。レジス
タ部内の各レジスタは、 (1) データ領域173 (2) 予約ビット174 (3) ソース1レジスタ番号保持ラッチ175 (4) ソース2レジスタ番号保持ラッチ176 (5) ディスティネーションレジスタ番号保持ラッチ
177 から構成される。データ領域173は、レジスタが持つ
値を格納しておく領域である。予約ビット174は、レ
ジスタの状態を表すビットで、図6に示す実施例では、
1bitで構成されている。予約ビット174の値は、 未定:予約ビット="1" 確定:予約ビット="0" である。予約ビット174の値は、データの依存関係解
明のため命令デコード部23内の依存関係解明部33か
ら読み出される。
【0032】ソース1レジスタ番号保持ラッチ175
は、レジスタ番号139に示されるレジスタ番号のう
ち、ソース1レジスタ番号フィールド167、あるい
は、アドレス計算レジスタ番号フィールド170のレジ
スタ番号を保持する。ソース1レジスタ番号フィールド
167、あるいは、アドレス計算レジスタ番号フィール
ド170が演算命令にない場合は、'Invalid
number'が保持される。'Invalid num
ber'はレジスタ番号としては無意味な数である。ソ
ース2レジスタ番号保持ラッチ176は、レジスタ番号
139に示されるレジスタ番号のうち、ソース2レジス
タ番号フィールド168、あるいは、ストアレジスタ番
号フィールド171のレジスタ番号を保持する。ソース
1レジスタ番号フィールド167、あるいは、アドレス
計算レジスタ番号フィールド170が演算命令にない場
合は、'Invalid number'が保持される。
ディスティネーションレジスタ番号保持ラッチ177
は、レジスタ番号139に示されるレジスタ番号のう
ち、ディスティネーションレジスタ番号フィールド16
6のレジスタ番号を保持する。ディスティネーションレ
ジスタ番号フィールド166が演算命令にない場合
は、'Invalid number'が保持される。レ
ジスタ部26を構成する各1本のレジスタは、ソース1
レジスタ番号保持ラッチ175、ソース2レジスタ番号
保持ラッチ176、ディスティネーションレジスタ番号
保持ラッチ177に保持されたレジスタ番号により特定
される。
【0033】演算命令が発行されると信号線140が有
効になる。信号線140が有効になったならば、レジス
タ部26はディスティネーションレジスタ番号保持ラッ
チ177に保持されたレジスタの予約ビット174の値
を、 予約ビット174="1" にして、レジスタの状態を未定状態にする。演算命令の
実行完了に伴い、演算結果が信号線145を通じ書き込
まれたならば、レジスタ部26はディスティネーション
レジスタ番号保持ラッチ177に保持されたレジスタの
予約ビットの値を、 予約ビット="0" にして、レジスタの状態を確定状態にする。ソース1レ
ジスタ番号保持ラッチ175、ソース2レジスタ番号保
持ラッチ176、ディスティネーションレジスタ番号保
持ラッチ177は、一実施例として図8に示すような4
演算フィールドからなる長語命令を処理する場合、それ
ぞれ4組づつ設けられている。
【0034】次に長語命令がどのように処理されるかを
説明する。一実施例として図1に示すような、命令流
A、命令流B、命令流Cの3本の命令流を処理する場合
を例に取り上げる。以下の説明で、左端の数字は、命令
デコード部23aが命令発行信号133aを命令フェッ
チ部22に送った時点から計ったマシンサイクル数を表
す。 00 命令デコード部23aが命令発行信号133a
を命令フェッチ部22に送る。 01 命令発行信号133aを受け取った命令フェッ
チ部は22は、命令フェッチアドレス131aを主記憶
21に送り、長語命令がフェッチされてくるのを待つ。 02 キャッシュにヒットしたならば、この時刻に長
語命令が命令フェッチ部22に取り込まれる。キャッシ
ュがミスヒットしたならば、長語命令が取り込まれるま
で待合せを行なう。以下の処理は、キャッシュのヒット
/ミスヒットに関わりなく同じであるため、キャッシュ
にヒットしたとして説明を続ける。 03 命令フェッチ部22に取り込まれた長語命令
は、命令デコード部23a内の命令バッファ31に転送
される。
【0035】04 命令バッファ31内の長語命令
は、 競合判定部32、 依存関係解明部33 に送られ、実行部25の競合判定と、レジスタの依存関
係が調べられる。依存関係解明部33に送られると同時
に、長語命令から、レジスタ番号が取り出され、信号線
139を通じ、レジスタ部26aに送られる。レジスタ
部26aは、ソース1レジスタ番号保持ラッチ175、
ソース2レジスタ番号保持ラッチ176、ディスティネ
ーションレジスタ番号保持ラッチ177にそれぞれの演
算フィールドごと分けて記憶する。さらに、レジスタ部
26a信号線139を通じ送られてきた前レジスタの予
約ビット174の値を、信号線138を通じ、命令デコ
ード部23aに送る。この時刻に、 (a)競合関係がなく(競合判定出力151="1") かつ、 (b)データ依存関係がなく(依存関係解明出力152
="1") かつ、 (c)正常状態(実行状態出力153="1") であれば、 命令発行信号133="1" になる。 05 命令発行信号133="1" ならば、命令発行器36が開き、命令バッファ31内の
長語命令が、演算命令に分割され、各命令スケジュール
部24内のスケジュールバッファ37に向け発行され
る。同時に、命令発行信号133aは命令フェッチ部1
1に送られ、次のマシンサイクルで、命令流Aの次の長
語命令をフェッチする。さらに、予約化信号140がレ
ジスタ部26aに送られ、ディスティネーションレジス
タ番号保持ラッチに記憶されたレジスタの予約ビット1
74を未定状態にする。
【0036】06 命令スケジュール部24a〜dの
処理はどれでも同じである。そこで、命令スケジュール
部24bの動作について述べる。図13に示す手順によ
り生成されるスレッド選択信号154を基に、スケジュ
ールバッファ37内の演算命令は選択される。図13中
の変数の値を以下のように仮定する。 命令流カウンタ39の値(TNC) :"10" 例外発生信号141の値(Signal141) : "0" 受け入れ可能信号143の値(Signal143) : "1" Signal155("10") : "1" Signal155("00") : "0" 以下、左端のカッコ付きの数字は図13中のカッコ付き
の数字に対応する。 (1)Signal(141)="0"かつ、Signa
l(143)="1"であるから、 (2)STNにTNCの値を転送する。 (3)Signal155("10")="1"より、 (6)TNCをTNC+1 とする。 (7)TNC="11"であるから、TNCの値は、"0
0" (8)STN("10")の値とTNC("00")の値が
違うので、 (3)Signal155("00")を評価 Signal155("00")="00"より、 (4)Signal154にTNC("00")を転送 TNCの値は"01"に更新される。 (5)TNC="11"でないので、TNCの値はそのま
ま。 スレッド選択信号154の値は、"00"であるので命令
流Aが選択される。
【0037】07 投入演算命令セレクタ41が開
き、命令流Aの演算命令が実行部25b内の演算制御器
45に向け送られる。同時に命令流番号("00")も実
行部25b内の命令流番号レジスタ44に送られる。 08 命令流番号レジスタ44に記憶された命令流番
号("00")をもとに、レジスタ部26aを選択し、演
算に必要なデータを実行部25bに転送する。 09 演算を開始する。演算器42は演算パイプライ
ン化されているため、新たな命令が受け入れ可能にな
り、信号線143="1"になる。 10 演算実行中。新たな命令が命令スケジュール部
24bから送られてくる。 11 演算終了。演算結果をレジスタ部26に戻す。
レジスタ部26aはディスティネーションレジスタ番号
保持ラッチに記憶されたレジスタのデータ領域に演算結
果を書き込むと同時に予約ビットを確定状態にする。 一実施例として図1に示すような3本の命令流を処理す
る場合、以上のように長語命令は実行される。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、命令実行の並列性低下
の原因となる、データ依存関係および演算器の競合を始
めとしたリソース競合を回避でき、その結果実行部が演
算命令を実行していない空き時間を減少させ、高い効率
で実行部を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】命令デコード部の一実施例を示す図である。
【図3】命令スケジュール部の一実施例を示す図であ
る。
【図4】実行部の一実施例を示す図である。
【図5】メモリアクセスを行なう実行部の一実施例を示
す図である。
【図6】レジスタ部の一実施例を示す図である。
【図7】従来のVLIW方式の情報処理装置を示す図で
ある。
【図8】本発明の長語命令の一実施例を示す図である。
【図9】本発明の長語命令を構成する演算命令の一実施
例を示す図である。
【図10】競合判定部の一実施例を示す図である。
【図11】依存関係解明部の一実施例を示す図である。
【図12】実行制御部の一実施例を示す図である。
【図13】スレッド選択論理がスレッド選択信号を生成
する手順を示す図である。
【符号の説明】
21 主記憶 22 命令フェッチ部 23a 命令流A命令デコード部 23b 命令流B命令デコード部 23c 命令流C命令デコード部 24a L/S命令スケジュール部 24b FAdd命令スケジュール部 24c FMult命令スケジュール部 24d FixOp命令スケジュール部 25a L/S命令実行部 25b FAdd命令実行部 25c FMult命令実行部 25d FixOp命令実行部 26a 命令流Aレジスタ部 26b 命令流Bレジスタ部 26c 命令流Cレジスタ部 31 命令バッファ 32 競合判定部 33 依存関係解明部 34 実行制御部 35 受け入れ可能フラグ 36 命令発行器 37 スケジュールバッファ 38 スレッド選択論理 39 命令流番号カウンタ 40a〜40d opecode コンパレータ 41 投入演算命令セレクタ 42 演算器 43 演算制御器 44 命令流番号レジスタ 45 アドレス演算器 46 実行制御器 47 メモリアクセス制御器 50 レジスタ番号バッファ 51a L/S演算フィールドレジスタ番号バッファ 51b FAdd演算フィールドレジスタ番号バッファ 51c FMult演算フィールドレジスタ番号バッフ
ァ 51d FixOp演算フィールドレジスタ番号バッフ
ァ 52 依存関係解明論理 53 例外発生フラグ 54 再実行指示信号生成論理 71 従来のVLIW方式情報処理装置の主記憶 72 従来のVLIW方式情報処理装置の命令フェッチ
部 73 従来のVLIW方式情報処理装置の命令デコード
部 75a〜d 従来のVLIW方式情報処理装置の演算器 76 従来のVLIW方式情報処理装置のレジスタ部 81 従来のVLIW方式情報処理装置の命令バッファ 85 従来のVLIW方式情報処理装置の受け入れ可能
ビット 86 従来のVLIW方式情報処理装置の命令発行器 175 ソース1レジスタ番号保持ラッチ 176 ソース2レジスタ番号保持ラッチ 177 ディスティネーションレジスタ番号保持ラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算の種類毎に分類されたnフィールド
    (nは1以上)の演算フィールドを有し、演算フィール
    ド内の各演算命令が他の演算フィールド内の演算命令と
    互いに依存関係が無いように構成された長語命令からな
    る命令流m本(mは1以上)の処理を行なう情報処理装
    置であって、 m個の命令デコード部と、 該命令デコード部から発行された演算命令を受ける前記
    演算の種類毎に設けられたn個の命令スケジュール部
    と、 該n個の命令スケジュール部対応にそれぞれ設けられ、
    対応する命令スケジュール部から発行された演算命令を
    実行する実行部と、 レジスタ部を備え、 前記各命令デコード部は、長語命令を格納する命令バッ
    ファと、実行中の長語命令と前記命令バッファ内の長語
    命令との間におけるレジスタのデータ依存関係およびリ
    ソース競合に基づき、実行中の長語命令内の演算命令全
    ての実行が完了していなくとも前記命令バッファ内の長
    語命令の前記命令スケジュール部への発行を制御する手
    段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 演算の種類毎に分類されたnフィールド
    (nは1以上)の演算フィールドを有し、演算フィール
    ド内の各演算命令が他の演算フィールド内の演算命令と
    互いに依存関係が無いように構成された長語命令からな
    る命令流m本(mは1以上)の処理を行なう情報処理装
    置であって、 m個の命令デコード部と、該命令デコード部から発行さ
    れた演算命令を受ける前記演算の種類毎に設けられたn
    個の命令スケジュール部と、該n個の命令スケジュール
    部対応にそれぞれ設けられ、対応する命令スケジュール
    部から発行された演算命令を実行する実行部と、レジス
    タ部を備え、 前記各命令デコード部は、長語命令を格納する命令バッ
    ファと、実行中の長語命令と前記命令バッファ内の長語
    命令との間における、レジスタのデータ依存関係を判定
    する判定手段とリソース競合を判定する判定手段と、該
    両判定手段の判定結果がレジスタのデータ依存関係がな
    く且つリソース競合がないことを示すとき、実行中の長
    語命令内の演算命令全ての実行が完了していなくとも命
    令バッファ内の長語命令を各演算命令に分け対応する命
    令スケジュール部へ発行制御する手段を備え、 前記各命令スケジュール部は、前記命令デコード部から
    発行された演算命令を保持する命令スケジュールバッフ
    ァと、命令スケジュールバッファに保持された演算命令
    の中から実行部に投入する演算命令を選択し、該選択し
    た演算命令を命令流番号と共に実行部に向け投入制御す
    る手段を備え、 前記各実行部は、前記命令スケジュール部から投入され
    る演算命令を実行する演算命令実行手段と、命令スケジ
    ュール部から投入される命令流番号を受け取りこれを保
    持する手段と、前記投入された演算命令と命令流番号か
    ら、前記演算命令実行手段の動作を制御する手段と、前
    記演算命令実行手段の状態を前記命令デコード部および
    命令スケジュール部に通知する手段を備えることを特徴
    とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報処理装置において、 前記実行部の演算命令実行手段は、演算命令の実行によ
    り例外発生を検知したとき例外発生信号を前記命令流番
    号に対応する命令デコード部に通知し、 前記デコード部は、例外発生信号を通知した実行部に対
    して、前記全ての実行部の演算命令実行手段の状態が受
    け入れ可能状態のとき、例外発生をした演算命令の再実
    行を指示する手段を備えることを特徴とする情報処理装
    置。
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