JPH07282832A - 燃料電池の駆動装置 - Google Patents

燃料電池の駆動装置

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JPH07282832A
JPH07282832A JP6075713A JP7571394A JPH07282832A JP H07282832 A JPH07282832 A JP H07282832A JP 6075713 A JP6075713 A JP 6075713A JP 7571394 A JP7571394 A JP 7571394A JP H07282832 A JPH07282832 A JP H07282832A
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JP
Japan
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fuel cell
polymer electrolyte
electrode
anode
gas diffusion
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JP6075713A
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English (en)
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Nariyuki Kawazu
成之 河津
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ガス拡散電極表面及び固体高分子電解質膜
の濡れ状態に応じて各ガス拡散電極に供給するガスの加
湿状態を制御する燃料電池の駆動装置を提供する。 【構成】 燃料電池のアノード2側には、白金線7の一
方端が燃料電池のアノード2に接触しない位置で、固体
高分子電解質膜1に接触するように保持されている。こ
の接触部分10が基準電極のアノード22となり、同時
に白金線7は燃料ガスである水素ガスにも触れている。
また、白金線7の他端は、燃料電池のアノード2側及び
カソード3側のセパレータ4にそれぞれ接続され、各セ
パレータ4はカソード14a、14bとなる。更に、ア
ノード側とカソード側との間の電圧V3 を計測し、高分
子電解質膜1とアノード2及びカソード3のインピーダ
ンスも計測している。従って、電圧V1 、V2 、V3
値とインピーダンスの値とを組み合わせることによっ
て、固体高分子電解質膜1等の濡れ状態を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料電池の駆動装置、特
に固体高分子電解質膜の含水量を最適状態に保持する燃
料電池の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気化学反応により発電方式を用いた燃
料電池は、高効率と優れた環境特性を有することから、
小出力電池として近年脚光を浴びている。燃料電池の原
理は、水の電気分解の逆反応、すなわち水素と酸素が結
びついて水を生成する際の電気エネルギーを利用してい
る。実際の燃料電池発電システムは、発電を行う燃料電
池本体を中心とし、燃料電池本体へ水素リッチガスを供
給するための改質器と、該水素リッチガスに水分を添加
する加湿装置等の周辺装置で構成されている。
【0003】燃料電池としては、無機酸であるリン酸を
電解質とするリン酸型燃料電池と、炭酸リチウムと炭酸
カリウムとの混合炭酸塩を含浸させた電解質板を用いる
溶融炭酸塩型燃料電池と、リン酸水溶液や溶融炭酸塩の
ような液体状材料の代わりにイオン導電性を有する固体
の安定化ジルコニアを電解質とし作動温度1000℃の
固体電解質型燃料電池と、水酸化カリウム水溶液を電解
質とするアルカリ型燃料電池と、水素イオン導電性のフ
ッ素樹脂系のイオン交換膜(例えばナフィオン(Nafion
デュポン社の登録商標))を電解質とし作動温度80
〜90℃である固体高分子型燃料電池がある。
【0004】近年、特に電解質の逸散・保持等の問題が
なく、常温で起動しかつ起動時間が極めて早い等の利点
を有する固体高分子型燃料電池が注目されている。この
固体高分子型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte
Fuel Cells )の構造は、固体高分子電解質膜を2枚の
ガス拡散電極ではさみ、これらを一体として接合したセ
ルが少なくとも1つ以上が積層されスタックを形成して
なる。このガス拡散電極の一方をアノード(水素極)と
して、その表面に反応ガスの1つである燃料ガス(水素
又は水素リッチの改質ガス)を供給することにより、次
式の反応が起こる。
【0005】H2 → 2H+ +2e- また他方のガス拡散電極をカソード(酸素極)として、
その表面に反応ガスのもう1つの酸化ガス(酸素または
空気)を供給することにより、次式の反応が起こる。
【0006】1/2O2 +2H+ +2e- → H2 O これらの電気化学的反応により、固体高分子型燃料電池
は起電力を呈することとなる。
【0007】上述のように、固体高分子型燃料電池のカ
ソード側は、電気化学反応により水が生成する。この水
が水滴となってカソード極付近に滞留すると、カソード
側の電極基材の細孔を閉塞してしまい、カソード側への
酸化ガスの拡散を阻害する。これにより、固体高分子型
燃料電池の出力は低下し、場合によっては発電が停止し
てしまう。
【0008】一方、アノード側は、固体高分子電解質膜
(例えばデュポン社のナフィオン膜[商品名])中をプ
ロトン(H+ )がアノード側からカソード側に向かって
移動する際に、水を随伴させて、すなわち水和状態で移
動する。このため、アノード近傍の電解質膜中の含水量
は低下し、乾きすぎてしまう。アノードが乾きすぎる
と、電池反応にともない、固体高分子電解質膜中をプロ
トンがアノード側からカソード側に向かって移動する
際、随伴する水分子が不足し、固体高分子電解質膜の抵
抗が高くなり、固体高分子型燃料電池の出力は低下し、
場合によっては発電が停止してしまう。従って、連続的
にアノードに対し水(実際には飽和水蒸気)を供給しな
ければならない。しかしながら、このアノードにおいて
も、供給した水が過剰の場合は水滴となって電極基材の
細孔を閉塞させる。このため、アノードへの燃料ガスの
拡散を阻害し、固体高分子型燃料電池の出力は低下し、
場合によっては発電が停止してしまう。
【0009】更に、カソードが乾きすぎると、電池反応
にともない、固体高分子電解質膜の中をプロトンがアノ
ード側からカソード側に向かって移動する際に、バック
ディフュージョン(逆拡散)勾配で必要となる水分子が
カソード側で不足する。このため、固体高分子電解質膜
の抵抗が高くなり、やはり固体高分子型燃料電池の出力
は低下し、場合によっては発電が停止してしまう。ここ
で、バックディフュージョン(逆拡散)勾配とは、固体
高分子電解質膜のアノード側とカソード側の表面の含水
濃度を一定比率に保ために、図8に示すように、プロト
ンが水を随伴してアノード側からカソード側に向かって
移動する際に、カソード側からアノード側に水が移動す
る現象をいう。
【0010】そこで、固体高分子型燃料電池を安定した
高い出力で連続的に運転するためには、カソード側で生
成した水をスムーズに当該固体高分子型燃料電池の外へ
排出させ、また、アノード側へ水を飽和水蒸気の状態で
スムーズに供給する必要がある。つまり、固体高分子電
解質膜のアノード側とカソード側の各々を最適な濡れ具
合いにしておく必要がある。
【0011】例えば、特開平5−47394号公報の
「固体高分子電解質型燃料電池及びその運転方法」に
は、アノードとカソードとの間の電流電圧特性と電導度
を検出し、固体高分子電解質膜及びガス拡散電極表面の
加湿・乾燥状態を判定して、カソード側に送る酸化ガス
の加湿度合いを調整することによって、固体高分子電解
質膜の水分量を調整する燃料電池及びその運転方法が記
載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−47394号公報の構成では、まず固体高分子
電解質膜の濡れすぎ/渇きすぎを、アノードとカソード
をひとまとめにして観察している。すなわち、見掛けの
電流−電圧の変化によって固体高分子電解質膜中の濡れ
すぎ/渇きすぎを把握している。従って、カソード側の
濡れが低下し、一方アノード側が過剰加湿されていても
見掛け電流−電圧の推移が正常であれば、何等対策が講
じられない。このため、固体高分子型燃料電池の出力は
低下してしまう。
【0013】また、固体高分子電解質膜の濡れすぎ/渇
きすぎ及び電極表面の濡れすぎ又は渇きすぎは、カソー
ド側の酸化ガス中の加湿量の制御のみで行なっている。
【0014】一方、電極表面の濡れすぎ又は渇きすぎ
は、本来アノード側でもカソード側でも発生し、またそ
れらは必ずしもアノードとカソードとで同時に発生する
のでもない。
【0015】従って、特開平5−47394号公報の構
成では、電極全系として電極表面の濡れすぎ又は渇きす
ぎは判定できるが、アノード側又はカソード側のどちら
側のの電極の表面が濡れすぎ又は渇きすぎなのかは判定
できないという問題があった。例えばカソード側の電極
表面が正常な加湿状態で、アノード側の電極表面が渇き
すぎの状態になった場合、特開平5−47394号公報
の構成では、固体高分子型燃料電池全体の電流電圧特性
と導電度(インピーダンス)とを検出して、アノードと
カソードとを含む電極全体が渇きすぎの状態と判定する
ため、カソード側の酸化ガスの加湿量を増加させてしま
う。
【0016】その結果、実際には正常なカソード側の電
極は濡れすぎ状態となり、カソード側の電極基材の細孔
を閉塞してしまい、カソード側への酸化ガスの拡散を阻
害する。
【0017】一方、アノード側は渇きすぎの状態にも関
わらず、何等対策が講じられないこととなり、乾きすぎ
の状態がいっそう進行する。
【0018】従って、カソード側は正常な状態であった
のが、誤った認識によって、濡れすぎの状態になってい
き、固体高分子型燃料電池の出力はさらに低下して、つ
いには固体高分子型燃料電池の運転がもはや継続できな
い状態に達するという問題があった。
【0019】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、アノード側とカソード側と
のガス拡散電極表面及び固体高分子電解質膜の濡れ状態
に応じて水素ガス拡散電極または酸素ガス拡散電極に供
給するガスの加湿状態を制御する燃料電池の駆動装置を
提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る燃料電池の駆動装置は、固体高分子電
解質膜を2枚のガス拡散電極で挟んでなるセルを少なく
とも1つ以上有する固体高分子型燃料電池において、前
記電解質膜に当接するように基準電極を配設し、前記基
準電極と水素ガス拡散電極とのエネルギーポテンシャル
を測定する第1測定手段と、前記基準電極と酸素ガス拡
散電極とのエネルギーポテンシャルを測定する第2測定
手段と、前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極
とのエネルギーポテンシャルを測定する第3測定手段
と、前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極との
導電度を測定する導電度測定手段と、前記第1測定手段
と第2測定手段と第3測定手段によって測定された各エ
ネルギーポテンシャルの測定値を基に各ガス拡散電極及
び各ガス拡散電極に接する固体高分子電解質膜の濡れ状
態を検出する検出手段と、を有し、検出された濡れ状態
に応じて少なくとも前記水素ガス拡散電極または酸素ガ
ス拡散電極に供給するガスの加湿状態を制御することを
特徴とする。
【0021】また上記構成において、前記基準電極又は
標準水素電極は、外周が絶縁体で形成された栓体に挿入
され、前記栓体は、前記ガス拡散電極の外郭に配置され
た部材に設けられた挿通孔に嵌合し、前記基準電極又は
標準水素電極の先端が前記ガス拡散電極に接触すること
なく前記固体高分子電解質膜に当接することを特徴とす
る。
【0022】
【作用】上記燃料電池の駆動装置の構成によれば、第3
測定手段によって両ガス拡散電極表面及び固体高分子電
解質膜全体の濡れ状態を観察すると共に、アノード側と
カソード側の各々のガス拡散電極表面及び固体高分子電
解質膜の濡れ状態を第1測定手段と第2測定手段とで別
個独立に観察しているので、アノード側及びカソード側
の濡れ過ぎ又は乾き過ぎを容易に検出することができ
る。このため、濡れ状態に応じて各ガス拡散電極に供給
するガスは加湿状態を制御することができる。
【0023】また、上記他の燃料電池の駆動装置の構成
によれば、第3電位手段によって両ガス拡散電極表面及
び固体高分子電解質膜全体の濡れ状態を観察すると共
に、第1電位測定手段及び第2電位測定手段によって別
個に測定されたアノード側電位及びカソード側電位と導
電度測定手段によって測定された電導度とを組み合わせ
ることにより、アノード側とカソード側の各々のガス拡
散電極表面及び固体高分子電解質膜の濡れ状態、すなわ
ち濡れ過ぎ又は乾き過ぎを別個独立に検出することがで
きる。このため、濡れ状態に応じて各ガス拡散電極に供
給するガスは加湿状態を制御することができる。
【0024】更に、前記基準電極を外周が絶縁体で形成
された栓体に挿入し、この栓体を、前記ガス拡散電極の
外郭に配置された部材に設けられた挿通孔に嵌合して、
基準電極の先端がガス拡散電極に接触することなく固体
高分子電解質膜に当接するようにしたので、基準電極の
取り付けを確実かつ簡便に行える。
【0025】
【実施例】以下図面に基づいて、本発明の好適な実施例
を説明する。
【0026】図1は、本発明に係る燃料電池の駆動装置
の電極付近の構成を示す断面図である。図2は、本発明
に係る燃料電池の駆動装置の基準電極が収納されている
栓体の構造を示す斜視図である。図3は、本発明に係る
燃料電池の駆動装置における電極付近の好ましくない構
成を示す断面図である。図4は、本発明に係る燃料電池
の駆動装置の構成を示すブロック図である。図5は、本
発明に係る燃料電池の駆動装置の電極付近の他の構成を
示す断面図である。図6は、本発明に係る燃料電池の駆
動装置におけるアノードとカソードの濡れ状態の検出を
説明する棒グラフ図である。図7は、本発明に係る燃料
電池の駆動装置の基準電極の一例を示す外観図である。
図9は、本発明に係る他の燃料電池の駆動装置の電極付
近の構成を示す断面図である。
【0027】燃料電池の駆動装置の構造 まず、本発明の燃料電池の駆動装置の構成を説明する。
図1又は図4に示すように、電圧計12は、固体高分子
型燃料電池11のアノードと基準電極間の電圧V1 と、
カソードと基準電極間の電圧V2 と、アノードとカソー
ド間の電圧V3をそれぞれ検知している。またインピー
ダンス計13は、固体高分子型燃料電池11のアノード
とカソード間のインピーダンスを検知している。なお、
インピーダンス計13については、後述する。コントロ
ーラ14は、電圧計12とインピーダンス計13の両方
からの信号を基に、固体高分子型燃料電池11のアノー
ドとカソードのいずれかの状態を監視し、アノードまた
はカソードあるいは、アノードとカソードの両方が、そ
れぞれ、濡れすぎあるいは乾きすぎと判断した場合に加
湿器15、16の加湿量を制御する。
【0028】ここで、加湿器15は、開閉バルブ21及
びマスフローコントローラ17(マスフローコントロー
ラを「MFC」と略記する)を介して固体高分子型燃料
電池11のアノード側入口に供給される燃料ガス(例え
ば水素ガス)を加湿する。また、加湿器16は、開閉バ
ルブ22及びマスフローコントローラ18を介して固体
高分子型燃料電池11のカソード側入口に供給される酸
化ガス(酸素ガス又は空気)を加湿する。また、燃料ガ
スは、固体高分子型燃料電池11で消費されると、アノ
ード側出口、開閉バルブ19を経て外部に排出される。
一方、酸化ガスは、固体高分子型燃料電池11で消費さ
れると、カソード側出口、開閉バルブ20を経て外部に
排出される。
【0029】燃料電池付近の構造 次に、図1に示す単セル構造の固体高分子型燃料電池を
例にとって、本発明に係る燃料電池の駆動装置の電極付
近の構成を説明する。
【0030】図1に示すように、固体高分子電解質膜1
を挟むようにアノード2とカソード3が接合され、その
外側にそれぞれ燃料ガス流路5と酸化ガス流路6が予め
形成されたセパレータ4がこれらを両端から挟むように
して配置されている。ここでセパレータ4としては、電
気伝導性、熱伝導性、耐腐食性に優れると共に、燃料電
池の組み付ける時の締め付け圧力に耐える強度を有する
緻密なカーボンやチタン(チタニウム)が用いられる。
一方、固体高分子型燃料電池のアノード2側には、白金
線7の一方端が燃料電池のアノード2に接触しない位置
で、固体高分子電解質膜1に接触するように保持されて
いる。この接触部分10が基準電極のアノード22とな
る。また、図1に示すように白金線7を配置すると、白
金線7は固体高分子電解質膜1に触れると同時に燃料ガ
スである水素ガスにも触れるようになっている。すなわ
ち、この白金線7は、基準電極の1つである標準水素電
極のアノードとして機能する。
【0031】また、標準水素電極の他端は、固体高分子
型燃料電池のアノード2側のセパレータ4とカソード側
のセパレータ4にそれぞれ接続され、各セパレータ4は
カソード14a、14bとなる。また、固体高分子型燃
料電池のアノード2側とカソード側との間の電圧V3
計測するために、固体高分子型燃料電池の各電極のセパ
レータ4はそれぞれ電圧計を介して導線で接続されてい
る。更に、標準水素電極のカソード14bとなる固体高
分子型燃料電池のカソード3側には、固体高分子型燃料
電池のカソード3と同じ酸化ガスが流れるように、カソ
ード3側のセパレータ4にガス溝9が形成されている。
【0032】上記構成により、固体高分子型燃料電池の
アノード2側が正常な(電気化学的にみて理想的挙動)
状態における運転の場合、図6に示すように、固体高分
子型燃料電池のアノード2の電位と白金線7の電位は一
致し、固体高分子型燃料電池のアノード2と白金線7と
の間の電圧V1 はゼロとなり、電圧V2 が電圧V3 と等
しくなる。
【0033】更に、固体高分子型燃料電池のセル(高分
子電解質膜と電極接合体)のインピーダンスを計測して
いる。
【0034】ここで、図1に示すように、ガス溝9の凹
部が、白金線7と固体高分子電解質膜1との接触部分1
0の真下にこないように配慮しなければならない。すな
わち図3に示すように、ガス溝9の凹部が、白金線7と
固体高分子電解質膜1との接触部分10の真下になる
と、固体高分子型燃料電池を一体として組み付けたとき
に固体高分子電解質膜1が白金線7の押し付け力によ
り、ガス溝9の方向に変形してしまい、結果として固体
高分子電解質膜1と白金線7の先端が良好な状態で接触
することができず、標準水素電極のアノード22として
不完全な状態でしか機能できなくなるからである。
【0035】また、図1では、固体高分子型燃料電池の
電極の端部に基準電極である白金線7を形成したが、図
5に示すように、白金線7を燃料電池の電極の中心部に
配置していてもよい。図5では、白金線7は、固体高分
子型燃料電池の電極に取り囲まれるように配置されてい
る。このような位置に基準電極を設置できるのは、本実
施例における基準電極が標準水素電極であり、この標準
水素電極のアノード側の雰囲気ガスは水素であって、燃
料電池のアノード側燃料ガスと共有することができるか
らである。
【0036】基準電極について 図2に示すように、白金線7は、セパレータ4と電気的
に短絡しないように絶縁体(例えばテフロン)からなる
栓体8に挿入され絶縁されている。また、白金線7が挿
入された栓体8には、ネジが切ってあり、アノード側の
セパレータ4に設けられた挿入孔に挿入される際に、こ
のネジ部分でアノード側の燃料ガスが漏れないようにガ
スシールを行っている。更に、栓体8を締め付けること
により、白金線7が固体高分子電解質膜1に向かって押
し出される。また、栓体8の上面には、溝40が設けら
れる。従って、アノード側及びカソード側にそれぞれ燃
料ガスと酸化ガスを流した状態で、V1 とV2 を電圧計
でモニタしながらドライバ30によって溝40を介して
栓体8を締め付けて行くことにより、白金線7が固体高
分子電解質膜1に触れて、最適な接触状態になったこと
を確認することができる。
【0037】なお、図1では基準電極である白金線7を
電池の外から一体となった白金線として示したが、これ
に限るものではない。例えば、図7(a)、(b)に示
すように固体高分子電解質膜1との接触部分、すなわち
基準電極のアノードを白金として、それ以外の電池の外
との電気的な接続部分はタングステン線や銅線としたも
のでもよい。具体的には、タングステン又は銅表面に白
金がクラッド処理されている場合でもよいし、銅線の先
端部分に短い白金線が接合されたものでもよい。また、
基準電極には大きな電流が流れないので、白金線は、固
体高分子電解質膜と白金線とが確実に接触し、基準電極
のアノードが形成されている限りにおいて、細い白金線
を用いることができる。
【0038】更に、図2に示す栓体8を手で回し締めし
てもよい。この場合は、栓体8の上部に滑り止め用縦溝
が切られたノブを設ければよい。これによれば、白金線
7が固体高分子電解質膜1に触れて、最適な接触状態に
なったことを確認しながら手締めで容易に装着すること
ができる。
【0039】また、栓体8のネジ部にシール剤又は接着
剤を塗布した状態で位置決めしてもよい。これにより、
基準電極をセパレータ4に強固に固定することができ
る。
【0040】コントローラにおける各電極等の濡れ状態
の判定 図6に示すように、固体高分子型燃料電池のアノードが
電気化学的にみて理想的挙動をしている状態では、固体
高分子型燃料電池のアノードの電位と基準電極の電位は
同一になるから、固体高分子型燃料電池のアノード側と
基準電極間の電圧V1 はゼロである。しかし、固体高分
子型燃料電池のアノードが濡れすぎ又は渇きすぎ、すな
わち固体高分子型燃料電池のアノードでの電気化学反応
が理想的挙動から逸脱すると、固体高分子型燃料電池の
アノード側の電位は理想の値に対してプラス側にシフト
する。一方、基準電極の白金線は固体高分子電解質理想
的な状態で接触し保持されているので、その電位はゼロ
のままである。従って、固体高分子型燃料電池のアノー
ド側と基準電極間の電圧V1 は理想の値に対してプラス
側にシフトする。
【0041】また、固体高分子型燃料電池のカソードが
理想的挙動を示しているときには一定の電位を示す。し
かし、固体高分子型燃料電池のカソードが濡れすぎ又は
渇きすぎ、すなわちカソードでの電気化学反応が理想的
挙動から逸脱すると、固体高分子型燃料電池のカソード
側の電位は理想の値に対してマイナス側にシフトする。
尚、基準電極の白金線は上記同様に理想的な状態で接触
保持されているので、その電位はゼロのままである。従
って、固体高分子型燃料電池のカソード側と基準電極間
の電圧V2 は理想の値に対してマイナス側にシフトす
る。
【0042】更に、固体高分子型燃料電池の各電極が理
想的挙動を示している場合には、固体高分子型燃料電池
のアノード側とカソード側との間の電圧V3 は、一定の
電圧を示している。しかし、固体高分子型燃料電池のア
ノード側とカソード側のいずれかで濡れすぎ又は渇きす
ぎとなると、固体高分子型燃料電池のアノード側とカソ
ード側との間の電圧V3 は理想の値に対してマイナス側
にシフトする。
【0043】以上のように、電圧V1 、V2 、V3 の値
と大小関係を見ることにより、固体高分子型燃料電池の
アノード側又はカソード側のいずれが、電気化学的挙動
の理想状態から逸脱したかを特定することができる。一
方、電圧V3 に電気的並列にインピーダンス計13(図
4に示す)を接続して固体高分子型燃料電池セル(高分
子電解質膜と電極接合体)のインピーダンス変化を測定
する。そして、インピーダンス計13は、インピーダン
スの変化に応じて、インピーダンスの低下から濡れすぎ
を、またインピーダンスの上昇から乾きすぎをそれぞれ
検知する。
【0044】従って、図4に示すコントローラ14にお
いて上記電圧V1 、V2 、V3 の値とインピーダンスの
値とを組み合わせることによって、図6に示すような7
種類の状態を判別することができる。
【0045】なお、図6では、わかりやすく説明するた
め、固体高分子型燃料電池の電気化学反応が理想的挙動
に近い、負荷電流密度が0. 01A/cm2 での電圧を例に
して示したが、これよりも負荷電流密度を高くした場合
でも、電圧V2 、V3 が小さくなり、電圧V1 が大きく
なるものの、電圧V1 、V2 、V3 の相互間の大小関係
は変わらないので、図6の関係はそのまま準用すること
ができる。
【0046】インピーダンス計について 上述したように、図4に示すインピーダンス計13は、
電圧V3 に電気的並列に接続されて固体高分子型燃料電
池セル(高分子電解質膜と電極接合体)のインピーダン
ス変化を測定する。
【0047】図1の固体高分子型燃料電池セル(高分子
電解質膜と電極接合体)はイオン導電性であるため、直
流抵抗が高く、電圧計12に充分入力インピーダンスの
高いものを用いれば、燃料電池内の電気化学反応に事実
上何ら影響を与えることなく電圧V1 、V2 、V3 の測
定を行うことができる。つまり、電圧V1 、V2 、V3
の測定時に電圧計12を経由して固体高分子型燃料電池
セルに電流が流れることがないからである。
【0048】しかし、固体高分子型燃料電池セル(高分
子電解質膜と電極接合体)の交流抵抗は低く、一般にイ
ンピーダンス測定に使用される1kHz〜10kHzの
領域では、固体高分子型燃料電池セル(高分子電解質膜
と電極接合体)の交流抵抗、すなわちインピーダンスは
僅かに1Ω/cm2 以下である。このように、低い交流
抵抗を有する被測定物にそのままインピーダンス計13
を接続して測定すると、インピーダンス計13を経由し
て、固体高分子型燃料電池セル(高分子電解質膜と電極
接合体)に交流が流れ、この電流の流れにより、固体高
分子型燃料電池セル(高分子電解質膜と電極接合体)の
電気化学反応に影響を与える可能性がある。つまり、イ
ンピーダンスと同時に測定している電圧V1 、V2 、V
3 が影響を受ける恐れがある。
【0049】そこで、このような問題を防ぐために、固
体高分子型燃料電池セル(高分子電解質膜と電極接合
体)のインピーダンスを測定するために、測定時の印加
電流を一定以下に制御する低電流制御機能を持ったイン
ピーダンス計13を用いることが望ましい。ただし、こ
のような機能を有するインピーダンス計13は高価であ
ることから、本発明においては、インピーダンス計13
を電気的に切り放すことにより、相互に影響を回避する
方法を取ることが好ましい。
【0050】更に、別の実施態様として、図9に示すよ
うに複数のインピーダンス計を用いてもよい。すなわ
ち、インピーダンス計13は、電圧V3 に電気的並列に
接続されて固体高分子型燃料電池セル(高分子電解質膜
と電極接合体)のインピーダンス変化を測定するインピ
ーダンス計Z3 と、固体高分子型燃料電池のアノード2
側と基準電極間のインピーダンス変化を測定するインピ
ーダンス計Z1 と、固体高分子型燃料電池のカソード3
側と基準電極間のインピーダンス変化を測定するインピ
ーダンス計Z2 と、からなる。
【0051】すなわち、図1のインピーダンス測定法
は、固体高分子型燃料電池セル(高分子電解質膜と電極
接合体)のアノード2、カソード3間のインピーダンス
を測定しているために、厳密にいえば、アノード濡れす
ぎでカソードが乾きすぎの場合、アノード乾きすぎでカ
ソードが濡れすぎの場合については、正確に検出するこ
とができない。しかし、上記の場合は、定常運転中に生
じることは事実上考えられないが、起動時、停止時に
は、絶対に起こらないという保証はない。
【0052】そこで、上記の場合で確実に検出するため
に、図9に示すように、電圧V1 、V2 、V3 をそれぞ
れ測定する電圧計に並列させて、インピーダンス計
1 、インピーダンス計Z2 、インピーダンス計Z3
接続する。
【0053】これにより、インピーダンス計Z1 のイン
ピーダンスが高くなると、アノード2が乾きすぎ、イン
ピーダンス計Z1 のインピーダンスが低くなると、アノ
ード2が濡れすぎと、検知することができる。また、イ
ンピーダンス計Z2 のインピーダンスが高くなると、カ
ソード3が乾きすぎ、インピーダンス計Z2 のインピー
ダンスが低くなると、カソード3が濡れすぎと、検知す
ることができる。更に、インピーダンス計Z3 のインピ
ーダンスが高くなると、固体高分子型燃料電池の電極全
体見て乾きすぎ、インピーダンス計Z3 ののインピーダ
ンスが低くなると、固体高分子型燃料電池の電極全体見
て濡れすぎと、検知することができる。
【0054】従って、図6に示すグラフと組み合わせる
と、更に細かく固体高分子型燃料電池セル(高分子電解
質膜と電極接合体)の状態が検知できる。すなわち、よ
り適格な制御が可能となり、固体高分子型燃料電池の出
力を安定して取り出すことができる。
【0055】なお、上記ように、電圧V1 、V2 、V3
をそれぞれ測定する電圧計に並列してインピーダンス計
1 、Z2 、Z3 を接続する場合でも、インピーダンス
計Z1 、Z2 、Z3 で測定中は電圧計の測定を中断し、
一方電圧計が電圧V1 、V2、V3 を測定しているとき
は、インピーダンス計Z1 、Z2 、Z3 を電気的に切り
放すことにより、相互の影響を回避する方法を取ること
が望ましい。
【0056】燃料電池の駆動装置の動作 次に、制御の一例を示す。固体高分子型燃料電池のアノ
ード又はアノード側の固体高分子電解質膜が濡れすぎと
判断した場合は、図4に示すアノード側の加湿器15の
加熱量を減らし、すなわちアノード側の加湿器15の温
度を下げ、アノード側の燃料ガス中の水蒸気含有量を減
らす。これにより、アノード又はアノード側の固体高分
子電解質膜の濡れすぎの状態を正常な状態に回復させる
ことができる。一方、アノードが乾きすぎと判断した場
合は、アノード側の加湿器15の加熱量を増やし、すな
わちアノード側の加湿器15の温度を上げて、アノード
側の燃料ガス中の水蒸気含有量を増やす。これにより、
アノード又はアノード側の固体高分子電解質膜を渇きす
ぎの状態から正常な状態に回復させることができる。
【0057】また、固体高分子型燃料電池のカソード側
についても同様に行えばよく、カソード又はカソード側
の固体高分子電解質膜が乾きすぎと判断した場合は、カ
ソード側の加湿器16の加熱量を増やし、カソード側の
酸化ガス中の水蒸気含有量を増やす。これにより、カソ
ードが渇きすぎの状態から正常な状態に回復する。一
方、固体高分子型燃料電池のカソード又はカソード側の
固体高分子電解質膜が濡れすぎと判断した場合は、カソ
ード側の加湿器16の加熱量を減らし、カソード側の燃
料ガス中の水蒸気含有量を減らす。これにより、カソー
ド又はカソード側の固体高分子電解質膜の濡れすぎの状
態を正常な状態に回復させることができる。
【0058】尚、上記以外にも、ガスの温度やマスフロ
ーコントローラ17、18を用いてガスの流量やガスの
圧力やガスの流速(及びそれらの組合せ)を変えること
により、アノード、カソードの濡れすぎ渇きすぎを制御
することもできる。
【0059】以上、本実施例では、電圧V1 、V2 、V
3 とインピーダンスとを組み合わせて各電極等の濡れ状
態を判定したが、インピーダンスの替わりに導電度、抵
抗であってもよい。
【0060】以上、本発明について述べきたが、図4に
おいて実線はガスの流路、矢印はガスの流れ方向、点線
は電気信号の流れを示している。
【0061】図4では、材料ガスを加熱する手段を明示
しなかったが、固体高分子型燃料電池は、80℃〜10
0℃で運転されるので、材料ガスも固体高分子型燃料電
池と同じか、あるいは少し高い温度まで加熱することが
望ましい。なお、ガス配管中には必要に応じて逆流防止
弁を設置すべきことはいうまでもない。
【0062】また、上述の実施例では、その内容を平易
に説明するため、固体高分子型燃料電池のアノード側の
材料ガス供給源の詳細を図示しなかったが、高圧水素ガ
スボンベによる供給、メタノール改質法による水素発生
器からの供給、水素吸蔵合金からの供給、液体水素タン
クからの供給など、固体高分子型燃料電池のアノード側
材料ガスの供給方法として用いられているいずれの方式
にも適用することができる。
【0063】同様に、カソード側の材料ガスの供給源に
おいても、高圧酸素(または空気)ガスボンベによる供
給、コンプレッサにより大気加圧供給、液体酸素(また
は空気)タンクからの供給など、固体高分子型燃料電池
のカソード側材料ガスの供給方法として用いているいず
れの方式にも適用することができる。
【0064】本発明では、内容を平易に説明するため、
固体高分子型燃料電池の材料委ガスの加湿方法の詳細に
ついて述べなかった。ここでは、一般的に示したバブリ
ング方法による加湿器ではなく、水を直接ガス気流中で
霧化する方式や、気体状の水は通すが、液体状の水は通
さない多孔質膜により、気化される方式など、いずれの
加湿方法にも適用することが可能である。無論、アノー
ド側についても同様に適用することができる。
【0065】また、上述の実施例では、その内容を平易
に説明するため、3台の電圧計を用意して電圧V1 、V
2 、V3 をそれぞれ同時に測定する場合についてのべた
が、これらの測定は、1台の電圧計を用意して一定時間
間隔、例えばそれぞれの測定項目毎に必要且つ十分な時
間間隔を設定して、電圧V1 →電圧V2 →電圧V3 の順
序で走査しながら測定してもよい。
【0066】更に、上述の実施例では、その内容を平易
に説明するため、異常発生を検知した後、コントローラ
が制御すべき対象物(機器)の全てを図示しなかった。
これらの対象物としては、通常固体高分子型燃料電池を
運転するに際して、制御する対象物を考えればよく、具
体的には、固体高分子型燃料電池本体及びその周辺シス
テムを構成する機器であって、例えば、ガス系統であれ
ば加湿器ヒータなど、案全系統であれば緊急遮断弁、緊
急パージ弁、負荷電流系統であれば負荷接続スイッチな
どが挙げられる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る燃料
電池の駆動装置によれば、第3測定手段によって両ガス
拡散電極表面及び固体高分子電解質膜全体の濡れ状態を
観察すると共に、アノード側とカソード側の各々のガス
拡散電極表面及び固体高分子電解質膜の濡れ状態を第1
測定手段と第2測定手段とで別個独立に観察しているの
で、アノード側及びカソード側の濡れ過ぎ又は乾き過ぎ
を容易に検出することができる。このため、濡れ状態に
応じて各ガス拡散電極に供給するガスは加湿状態を制御
することができる。
【0068】また、上記他の燃料電池の駆動装置の構成
によれば、第3電位手段によって両ガス拡散電極表面及
び固体高分子電解質膜全体の濡れ状態を観察すると共
に、第1電位測定手段及び第2電位測定手段によって別
個に測定されたアノード側電位及びカソード側電位と導
電度測定手段によって測定された電導度とを組み合わせ
ることにより、アノード側とカソード側の各々のガス拡
散電極表面及び固体高分子電解質膜の濡れ状態、すなわ
ち濡れ過ぎ又は乾き過ぎを別個独立に検出することがで
きる。このため、濡れ状態に応じて各ガス拡散電極に供
給するガスは加湿状態を制御することができる。
【0069】更に、前記基準電極を外周が絶縁体で形成
された栓体に挿入し、この栓体を、前記ガス拡散電極の
外郭に配置された部材に設けられた挿通孔に嵌合して、
基準電極の先端がガス拡散電極に接触することなく固体
高分子電解質膜に当接するようにしたので、基準電極の
取り付けを確実かつ簡便に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池の駆動装置の電極付近の
構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る燃料電池の駆動装置の基準電極が
収納されている栓体の構造を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る燃料電池の駆動装置における電極
付近の好ましくない構成を示す断面図である。
【図4】本発明に係る燃料電池の駆動装置の構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明に係る燃料電池の駆動装置の電極付近の
他の構成を示す断面図である。
【図6】本発明に係る燃料電池の駆動装置におけるアノ
ードとカソードの濡れ状態の検出を説明する棒グラフ図
である。
【図7】本発明に係る燃料電池の駆動装置の基準電極の
一例を示す外観図である。
【図8】固体高分子型燃料電池における固体高分子電解
質膜の水の移動についてを説明する図である。
【図9】本発明に係る他の燃料電池の駆動装置の電極付
近の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固体高分子電解質膜 2 アノード 3 カソード 4 セパレータ 5 燃料ガス流路 6 酸化ガス流路 7 白金線 8 栓体 9 ガス溝 10 接触部分 14a、14b 標準水素電極のカソード 22 標準水素電極のアノード V1 、V2 、V3 電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体高分子電解質膜を2枚のガス拡散電
    極で挟んでなるセルを少なくとも1つ以上有する固体高
    分子型燃料電池において、 前記電解質膜に当接するように基準電極を配設し、 前記基準電極と水素ガス拡散電極とのエネルギーポテン
    シャルを測定する第1測定手段と、 前記基準電極と酸素ガス拡散電極とのエネルギーポテン
    シャルを測定する第2測定手段と、 前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極とのエネ
    ルギーポテンシャルを測定する第3測定手段と、 前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極との導電
    度を測定する導電度測定手段と、 前記第1測定手段と第2測定手段と第3測定手段によっ
    て測定された各エネルギーポテンシャルの測定値を基に
    各ガス拡散電極及び各ガス拡散電極に接する固体高分子
    電解質膜の濡れ状態を検出する検出手段と、を有し、 検出された濡れ状態に応じて少なくとも前記水素ガス拡
    散電極または酸素ガス拡散電極に供給するガスの加湿状
    態を制御することを特徴とする燃料電池の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池の駆動装置にお
    いて、 前記基準電極又は標準水素電極は、外周が絶縁体で形成
    された栓体に挿入され、 前記栓体は、前記ガス拡散電極の外郭に配置された部材
    に設けられた挿通孔に嵌合し、前記基準電極又は標準水
    素電極の先端が前記ガス拡散電極に接触することなく前
    記固体高分子電解質膜に当接することを特徴とする燃料
    電池の駆動装置。
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