JPH07283000A - 治療用マイクロトロン装置 - Google Patents
治療用マイクロトロン装置Info
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- JPH07283000A JPH07283000A JP7192194A JP7192194A JPH07283000A JP H07283000 A JPH07283000 A JP H07283000A JP 7192194 A JP7192194 A JP 7192194A JP 7192194 A JP7192194 A JP 7192194A JP H07283000 A JPH07283000 A JP H07283000A
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- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 title abstract 2
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 53
- 230000001225 therapeutic effect Effects 0.000 claims abstract description 37
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 8
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
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- 241001590997 Moolgarda engeli Species 0.000 description 1
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 description 1
- 201000011510 cancer Diseases 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】一台のマイクロトロン電子加速器に対して複数
台の治療用ガントリを設ける構成の治療用マイクロトロ
ン装置において、上記加速器からの出力電子ビームを効
率良く、それぞれの治療用ガントリにまで搬送できる治
療用マイクロトロン装置を実現する。 【構成】マイクロトロン電子加速器1を機械的に回転さ
せる回転支持体2と、複数台の治療用ガントリ6a、6
bとを設け、マイクロトロン電子加速器1を回転させて
電子ビームの出射方向を変え、ビーム取り出しパイプ8
と電子ビーム搬送用の真空パイプ6aとを結合して、電
子ビームが搬送される治療用ガントリを切り換える。
台の治療用ガントリを設ける構成の治療用マイクロトロ
ン装置において、上記加速器からの出力電子ビームを効
率良く、それぞれの治療用ガントリにまで搬送できる治
療用マイクロトロン装置を実現する。 【構成】マイクロトロン電子加速器1を機械的に回転さ
せる回転支持体2と、複数台の治療用ガントリ6a、6
bとを設け、マイクロトロン電子加速器1を回転させて
電子ビームの出射方向を変え、ビーム取り出しパイプ8
と電子ビーム搬送用の真空パイプ6aとを結合して、電
子ビームが搬送される治療用ガントリを切り換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者の治療に用いる治
療用マイクロトロン装置に係り、特に、一台のマイクロ
トロン電子加速器により複数台の治療用ガントリに電子
ビームを供給できる治療用マイクロトロン装置に関する
ものである。
療用マイクロトロン装置に係り、特に、一台のマイクロ
トロン電子加速器により複数台の治療用ガントリに電子
ビームを供給できる治療用マイクロトロン装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】治療用マイクロトロン装置は、マイクロ
トロン電子加速器により加速された電子ビームを電子ビ
ームそのまま、あるいは、それをX線に変換して患者に
照射し、主に癌治療に用いる装置である。図6に、従来
の治療用マイクロトロン装置の構成を示す。この装置
は、電子を加速するマイクロトロン電子加速器1、該加
速器1により加速された電子ビームを搬送する電子ビー
ム搬送系、電子ビームやX線を患者に照射するための照
射ヘッド3を備えた治療用ガントリ4、および患者を載
せる治療台7、とから構成されている。
トロン電子加速器により加速された電子ビームを電子ビ
ームそのまま、あるいは、それをX線に変換して患者に
照射し、主に癌治療に用いる装置である。図6に、従来
の治療用マイクロトロン装置の構成を示す。この装置
は、電子を加速するマイクロトロン電子加速器1、該加
速器1により加速された電子ビームを搬送する電子ビー
ム搬送系、電子ビームやX線を患者に照射するための照
射ヘッド3を備えた治療用ガントリ4、および患者を載
せる治療台7、とから構成されている。
【0003】マイクロトン電子加速器1は、マイクロ波
の入力により高周波加速電場を発生する加速空胴10を
一様磁場内に配置し、これらの磁場と電場とにより電子
を円軌道運動させながら順次高エネルギに加速する装置
である。加速された電子ビームは、磁気シールドパイプ
13によって円軌道から外されて磁場外に取り出され
る。また、電子ビーム搬送系は、電子ビームを集束する
四重極電磁石5と電子ビームを偏向する偏向電磁石15
と電子ビームを通す真空パイプ6とから構成されてお
り、これらにより、加速器1からの出力電子ビームを治
療用ガントリ4の照射ヘッド3にまで搬送している。ま
た、治療用ガントリ4は回転可能に構成されており、電
子ビームやX線を、様々な角度から患者に照射できるよ
うになっている。
の入力により高周波加速電場を発生する加速空胴10を
一様磁場内に配置し、これらの磁場と電場とにより電子
を円軌道運動させながら順次高エネルギに加速する装置
である。加速された電子ビームは、磁気シールドパイプ
13によって円軌道から外されて磁場外に取り出され
る。また、電子ビーム搬送系は、電子ビームを集束する
四重極電磁石5と電子ビームを偏向する偏向電磁石15
と電子ビームを通す真空パイプ6とから構成されてお
り、これらにより、加速器1からの出力電子ビームを治
療用ガントリ4の照射ヘッド3にまで搬送している。ま
た、治療用ガントリ4は回転可能に構成されており、電
子ビームやX線を、様々な角度から患者に照射できるよ
うになっている。
【0004】一方、一台のマイクトロン電子加速器に対
して複数台の治療用ガントリを設け、該加速器からの出
力電子ビームをそれぞれの治療用ガントリに供給するよ
うに構成した治療用マイクロトロン装置も存在する。そ
の装置構成を、図7に示す。この装置では、電子ビーム
搬送系に偏向電磁石15a、15b、15sが追加して
設けられており、偏向電磁石15sの磁場方向を変える
ことによって、加速器1からの出力電子ビームを、それ
ぞれの治療用ガントリ4a、4bに切り換えるようにな
っている。
して複数台の治療用ガントリを設け、該加速器からの出
力電子ビームをそれぞれの治療用ガントリに供給するよ
うに構成した治療用マイクロトロン装置も存在する。そ
の装置構成を、図7に示す。この装置では、電子ビーム
搬送系に偏向電磁石15a、15b、15sが追加して
設けられており、偏向電磁石15sの磁場方向を変える
ことによって、加速器1からの出力電子ビームを、それ
ぞれの治療用ガントリ4a、4bに切り換えるようにな
っている。
【0005】なお、この種の従来技術について記載され
ている文献としては、日本放射線機器工業会編、医用画
像・放射線機器ハンドブック、(1989)、第200
〜205頁、を挙げることができる。
ている文献としては、日本放射線機器工業会編、医用画
像・放射線機器ハンドブック、(1989)、第200
〜205頁、を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
技術では、一台のマイクロトロン電子加速器に対して複
数台の治療用ガントリを設ける場合には、電子ビーム搬
送系に、電子ビームをそれぞれの治療用ガントリに切り
換えるための偏向電磁石が、追加して必要となる。その
ため、電子ビーム搬送系がその分長くなり、電子ビーム
の搬送効率が低下してしまうという問題があった。
技術では、一台のマイクロトロン電子加速器に対して複
数台の治療用ガントリを設ける場合には、電子ビーム搬
送系に、電子ビームをそれぞれの治療用ガントリに切り
換えるための偏向電磁石が、追加して必要となる。その
ため、電子ビーム搬送系がその分長くなり、電子ビーム
の搬送効率が低下してしまうという問題があった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、一台のマイクロトロン電子加速器に
対して複数台の治療用ガントリを設ける治療用マイクロ
トロン装置において、上記加速器からの出力電子ビーム
を効率良くそれぞれの治療用ガントリにまで搬送できる
治療用マイクロトロン装置を提供することを目的とす
る。
になされたもので、一台のマイクロトロン電子加速器に
対して複数台の治療用ガントリを設ける治療用マイクロ
トロン装置において、上記加速器からの出力電子ビーム
を効率良くそれぞれの治療用ガントリにまで搬送できる
治療用マイクロトロン装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明においては、マイクロトロン電子加速器を機
械的に回転させる手段と、複数台の治療用ガントリと、
複数台の治療用ガントリに対応して配置された電子ビー
ム搬送手段とを設け、マイクロトロン電子加速器を回転
させて電子ビームの出射方向を変えることにより、電子
ビームが搬送される治療用ガントリを切り換える構成と
する。
に、本発明においては、マイクロトロン電子加速器を機
械的に回転させる手段と、複数台の治療用ガントリと、
複数台の治療用ガントリに対応して配置された電子ビー
ム搬送手段とを設け、マイクロトロン電子加速器を回転
させて電子ビームの出射方向を変えることにより、電子
ビームが搬送される治療用ガントリを切り換える構成と
する。
【0009】そして、上記マイクロトロン電子加速器と
しては円型マイクロトロンを用い、これを機械的に回転
する場合に、上記加速器内における電子軌道面が、常
に、同一水平面内にあるように回転させる。
しては円型マイクロトロンを用い、これを機械的に回転
する場合に、上記加速器内における電子軌道面が、常
に、同一水平面内にあるように回転させる。
【0010】
【作用】この治療用マイクロトロン装置においては、偏
向電磁石を用いることなく、電子ビームを複数台の治療
用ガントリに切り換えることができるため、電子ビーム
搬送系の長さを従来技術に比べて短くすることができ、
その結果、電子ビームの搬送効率が従来技術に比べて高
くなる。すなわち、マイクロトロン電子加速器からの出
力電子ビームを、効率良く複数台の治療用ガントリにま
で搬送できる治療用マイクロトロン装置を実現すること
ができる。
向電磁石を用いることなく、電子ビームを複数台の治療
用ガントリに切り換えることができるため、電子ビーム
搬送系の長さを従来技術に比べて短くすることができ、
その結果、電子ビームの搬送効率が従来技術に比べて高
くなる。すなわち、マイクロトロン電子加速器からの出
力電子ビームを、効率良く複数台の治療用ガントリにま
で搬送できる治療用マイクロトロン装置を実現すること
ができる。
【0011】
(実施例1)図1に、本発明に係る治療用マイクロトロ
ン装置の上面図を、また、図2に、その側面図を示す。
ン装置の上面図を、また、図2に、その側面図を示す。
【0012】まず、本実施例1による治療用マイクロト
ロン装置は、円柱状に構成されたマイクロトロン電子加
速器1(直径:2200mm、厚さ:500mm、重
量:約10t)、マイクロトロン電子加速器1を回転支
持する機構を備えた回転支持体2、電子ビームやX線を
患者に照射するための照射ヘッド3a、3bを備えた治
療用ガントリ4a、4b、四重極電磁石5a、5bと真
空パイプ6a、6bとから成る電子ビーム搬送系、患者
を載せる治療台7a、7b、とから構成されている。ま
た、マイクロトロン電子加速器1にはビーム取り出しパ
イプ8が設けられている。また、ビーム取り出しパイプ
8と真空パイプ6a、6bの端部には、真空バルブ9、
9a、9bがそれぞれ設けられている。
ロン装置は、円柱状に構成されたマイクロトロン電子加
速器1(直径:2200mm、厚さ:500mm、重
量:約10t)、マイクロトロン電子加速器1を回転支
持する機構を備えた回転支持体2、電子ビームやX線を
患者に照射するための照射ヘッド3a、3bを備えた治
療用ガントリ4a、4b、四重極電磁石5a、5bと真
空パイプ6a、6bとから成る電子ビーム搬送系、患者
を載せる治療台7a、7b、とから構成されている。ま
た、マイクロトロン電子加速器1にはビーム取り出しパ
イプ8が設けられている。また、ビーム取り出しパイプ
8と真空パイプ6a、6bの端部には、真空バルブ9、
9a、9bがそれぞれ設けられている。
【0013】次に、本実施例におけるマイクロトロン電
子加速器1の内部構成を図3に示す。マイクロ波(3G
Hz)の入力により高周波加速電場をつくる加速空胴1
0が、一様磁場をつくる電磁石11内に設けられてい
る。この加速空胴10には、電子銃12が付設されてい
る。また、電磁石11は、磁極111、ヨーク112、
励磁コイル113とから構成されており、これにより
0.21Tの一様磁場がつくられる。また、一様磁場内
には、移動可能な磁気シ−ルドパイプ13が設けられて
いる。また、電子が円軌道運動する部分は、真空容器1
4によって真空に保たれている。
子加速器1の内部構成を図3に示す。マイクロ波(3G
Hz)の入力により高周波加速電場をつくる加速空胴1
0が、一様磁場をつくる電磁石11内に設けられてい
る。この加速空胴10には、電子銃12が付設されてい
る。また、電磁石11は、磁極111、ヨーク112、
励磁コイル113とから構成されており、これにより
0.21Tの一様磁場がつくられる。また、一様磁場内
には、移動可能な磁気シ−ルドパイプ13が設けられて
いる。また、電子が円軌道運動する部分は、真空容器1
4によって真空に保たれている。
【0014】次に、マイクロトロン電子加速器1の動作
を、図3により説明する。電子銃12より放出された電
子は加速空胴10内に導かれて加速され、電磁石11に
よる一様磁場中で円軌道を描いて再び加速空胴10内に
入射する。ここで電子はさらに加速され、より大きな円
軌道を描いて加速空胴10内に再入射する。この動作が
繰り返され、電子は所望のエネルギになるまで加速され
る。所望のエネルギに加速された電子は、その円軌道上
に配置された磁気シールドパイプ13によって円軌道か
ら外され、ビーム取り出しパイプ8によって加速器1の
外部へ取り出される。
を、図3により説明する。電子銃12より放出された電
子は加速空胴10内に導かれて加速され、電磁石11に
よる一様磁場中で円軌道を描いて再び加速空胴10内に
入射する。ここで電子はさらに加速され、より大きな円
軌道を描いて加速空胴10内に再入射する。この動作が
繰り返され、電子は所望のエネルギになるまで加速され
る。所望のエネルギに加速された電子は、その円軌道上
に配置された磁気シールドパイプ13によって円軌道か
ら外され、ビーム取り出しパイプ8によって加速器1の
外部へ取り出される。
【0015】次に、電子ビームが搬送される治療用ガン
トリを切り換える方法について、図1および図4により
説明する。本実施例1では、マイクロトロン電子加速器
1を回転支持体2により回転させて、ビーム取り出しパ
イプ8からの電子ビームの出射方向を変えることによ
り、電子ビームが搬送される治療用ガントリを切り換え
るようにしている。図1は、治療用ガントリ4aに電子
ビームを搬送するようにした場合である。この場合に
は、ビーム取り出しパイプ8と真空パイプ6aとがOリ
ングを介して結合され、真空バルブ9、9aが開き、真
空バルブ9bが閉じる。また、図4は、マイクロトロン
電子加速器1を180度回転させて、治療用ガントリ4
bに電子ビームを搬送するようにした場合である。ただ
し、この場合、マイクロトロン電子加速器1の回転に先
立ち、あらかじめ、図1におけるビーム取り出しパイプ
8と真空パイプ6aとの結合を解き、かつ、図示してい
ないが、真空パイプ6aに存在するベローズなどにより
真空バルブ9aを後退させて、電子加速器1の回転を阻
げないようにしておく。そして、電子加速器1が180
°回転した後に、ビーム取り出しパイプ8と真空パイプ
6bとがOリングを介して結合され、真空バルブ9、9
bが開き、真空バルブ9aが閉じる。このようにして、
電子ビームが搬送される治療用ガントリの切り換えが行
われる。なお、マイクロトロン電子加速器1の回転中
は、すべての真空バルブ9、9a、9bが閉まるように
なっており、真空容器14内および真空パイプ6a、6
b内は、常に真空に保たれている。
トリを切り換える方法について、図1および図4により
説明する。本実施例1では、マイクロトロン電子加速器
1を回転支持体2により回転させて、ビーム取り出しパ
イプ8からの電子ビームの出射方向を変えることによ
り、電子ビームが搬送される治療用ガントリを切り換え
るようにしている。図1は、治療用ガントリ4aに電子
ビームを搬送するようにした場合である。この場合に
は、ビーム取り出しパイプ8と真空パイプ6aとがOリ
ングを介して結合され、真空バルブ9、9aが開き、真
空バルブ9bが閉じる。また、図4は、マイクロトロン
電子加速器1を180度回転させて、治療用ガントリ4
bに電子ビームを搬送するようにした場合である。ただ
し、この場合、マイクロトロン電子加速器1の回転に先
立ち、あらかじめ、図1におけるビーム取り出しパイプ
8と真空パイプ6aとの結合を解き、かつ、図示してい
ないが、真空パイプ6aに存在するベローズなどにより
真空バルブ9aを後退させて、電子加速器1の回転を阻
げないようにしておく。そして、電子加速器1が180
°回転した後に、ビーム取り出しパイプ8と真空パイプ
6bとがOリングを介して結合され、真空バルブ9、9
bが開き、真空バルブ9aが閉じる。このようにして、
電子ビームが搬送される治療用ガントリの切り換えが行
われる。なお、マイクロトロン電子加速器1の回転中
は、すべての真空バルブ9、9a、9bが閉まるように
なっており、真空容器14内および真空パイプ6a、6
b内は、常に真空に保たれている。
【0016】また、図面では省略してあるが、治療用ガ
ントリ4a、4bの内部には、従来技術のそれと同様に
四重極電磁石と偏向電磁石とから構成された電子ビーム
搬送系が設けられており、治療用ガントリ4a、4bま
で搬送された電子ビームは、照射ヘッド3a、3bにま
で搬送されるようになっている。そして、電子ビームを
そのままか、あるいはX線に変換し、患者に照射する。
ントリ4a、4bの内部には、従来技術のそれと同様に
四重極電磁石と偏向電磁石とから構成された電子ビーム
搬送系が設けられており、治療用ガントリ4a、4bま
で搬送された電子ビームは、照射ヘッド3a、3bにま
で搬送されるようになっている。そして、電子ビームを
そのままか、あるいはX線に変換し、患者に照射する。
【0017】ところで、本実施例1のマイクロトロン電
子加速器1では、加速空胴10での電子の一回当りの加
速エネルギEgは約1MeVであり、第n円軌道におけ
る電子の全エネルギEnはEg(n+1)である。ま
た、最大軌道数は、図3では14ターンしか描かれてい
ないが、実際には35ターンまで加速できるようになっ
ている。したがって、磁気シールドパイプ13を各円軌
道上(4〜35ターン)に移動配置することによって、
5〜36MeVの広い範囲で、1MeV毎のエネルギの
電子ビームが得られる。
子加速器1では、加速空胴10での電子の一回当りの加
速エネルギEgは約1MeVであり、第n円軌道におけ
る電子の全エネルギEnはEg(n+1)である。ま
た、最大軌道数は、図3では14ターンしか描かれてい
ないが、実際には35ターンまで加速できるようになっ
ている。したがって、磁気シールドパイプ13を各円軌
道上(4〜35ターン)に移動配置することによって、
5〜36MeVの広い範囲で、1MeV毎のエネルギの
電子ビームが得られる。
【0018】本実施例1の特長は、電子ビームの搬送効
率が従来技術より優れていることである。本実施例1で
は、従来技術で用いた電子ビームを切り換えるための偏
向電磁石を必要としないため、電子ビーム搬送系の長さ
を従来技術に比べて十分に短くすることができ、その結
果、電子ビームの搬送効率が従来技術に比べて高くな
る。例えば電子ビームの搬送効率を実際の装置で比較し
たところ、従来技術では約90%であったのに対して、
本実施例1では、約98%にすることができた。
率が従来技術より優れていることである。本実施例1で
は、従来技術で用いた電子ビームを切り換えるための偏
向電磁石を必要としないため、電子ビーム搬送系の長さ
を従来技術に比べて十分に短くすることができ、その結
果、電子ビームの搬送効率が従来技術に比べて高くな
る。例えば電子ビームの搬送効率を実際の装置で比較し
たところ、従来技術では約90%であったのに対して、
本実施例1では、約98%にすることができた。
【0019】(実施例2)次に、本発明に係る第2の実
施例を、図5により説明する。本実施例2は、治療用ガ
ントリの台数を、上記第1の実施例の2台に対して、4
台へと増設したものである。マイクロトロン電子加速器
1を回転支持体2によって90度ずつ回転させることに
より、マイクロトロン電子加速器1からの出力電子ビー
ムを、4台のそれぞれの治療用ガントリ4a、4b、4
c、4dにまで搬送できるようになっている。
施例を、図5により説明する。本実施例2は、治療用ガ
ントリの台数を、上記第1の実施例の2台に対して、4
台へと増設したものである。マイクロトロン電子加速器
1を回転支持体2によって90度ずつ回転させることに
より、マイクロトロン電子加速器1からの出力電子ビー
ムを、4台のそれぞれの治療用ガントリ4a、4b、4
c、4dにまで搬送できるようになっている。
【0020】以上、本発明に係る種々の実施例について
述べたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、以下に示すような種々の変形構成を採ることも可能
である。例えば、上記実施例では、マイクロトロン電子
加速器1の仕様を、最大軌道数:35ターン、最大エネ
ルギ:36MeV、直径:2200mm、厚さ:500
mmとしたが、これは、どのような軌道数、エネルギ、
寸法にしてもよい。また、上記実施例では、マイクロ波
周波数として3GHz、一様磁場強度として0.21T
を選んだが、これも、マイクロトロンの同期条件を満た
してさえいれば、どのような周波数、磁場強度にしても
よい。また、上記実施例では、電子ビームが搬送される
治療用ガントリを切り換える際に、真空漏れが発生しな
いようにする手段として、真空バルブ9、9a〜9dを
開閉させる方式を用いたが、この方式に限定されるもの
ではなく、真空漏れを防止できる構成であればどのよう
にしてもよい。また、上記実施例では、治療用ガントリ
の台数を2台または4台としたが、これは、2台以上で
あれば何台にしてもよい。また、上記実施例では、マイ
クロトロン電子加速器1として円型マイクロトロンを用
いたが、これに限定されるものではなく、例えば、レー
ストラック型マイクロトロンを用いてもよい。
述べたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、以下に示すような種々の変形構成を採ることも可能
である。例えば、上記実施例では、マイクロトロン電子
加速器1の仕様を、最大軌道数:35ターン、最大エネ
ルギ:36MeV、直径:2200mm、厚さ:500
mmとしたが、これは、どのような軌道数、エネルギ、
寸法にしてもよい。また、上記実施例では、マイクロ波
周波数として3GHz、一様磁場強度として0.21T
を選んだが、これも、マイクロトロンの同期条件を満た
してさえいれば、どのような周波数、磁場強度にしても
よい。また、上記実施例では、電子ビームが搬送される
治療用ガントリを切り換える際に、真空漏れが発生しな
いようにする手段として、真空バルブ9、9a〜9dを
開閉させる方式を用いたが、この方式に限定されるもの
ではなく、真空漏れを防止できる構成であればどのよう
にしてもよい。また、上記実施例では、治療用ガントリ
の台数を2台または4台としたが、これは、2台以上で
あれば何台にしてもよい。また、上記実施例では、マイ
クロトロン電子加速器1として円型マイクロトロンを用
いたが、これに限定されるものではなく、例えば、レー
ストラック型マイクロトロンを用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る治療
用マイクロトロン装置においては、一台のマイクロトロ
ン電子加速器を機械的に回転させて電子ビームの出射方
向を変えることにより、複数台の治療用ガントリに電子
ビームを切り換えて、かつ、短距離で搬送することがで
きるので、上記加速器からの出力電子ビームを効率良
く、それぞれの治療用ガントリにまで搬送することがで
きる。
用マイクロトロン装置においては、一台のマイクロトロ
ン電子加速器を機械的に回転させて電子ビームの出射方
向を変えることにより、複数台の治療用ガントリに電子
ビームを切り換えて、かつ、短距離で搬送することがで
きるので、上記加速器からの出力電子ビームを効率良
く、それぞれの治療用ガントリにまで搬送することがで
きる。
【図1】本発明に係る第1の実施例における治療用マイ
クロトロン装置の上面図である。
クロトロン装置の上面図である。
【図2】図1における装置の側面図である。
【図3】上記実施例におけるマイクロトロン電子加速器
の内部構成を示す断面模式図である。
の内部構成を示す断面模式図である。
【図4】上記実施例において、治療用ガントリを切り換
えた後の上面図である。
えた後の上面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施例における治療用マイ
クロトロン装置の上面図である。
クロトロン装置の上面図である。
【図6】従来の治療用マイクロトロン装置の断面模式図
である。
である。
【図7】従来の2ガントリ型の治療用マイクロトロン装
置の上面図である。
置の上面図である。
1 マイクロトロン電子加速器 2 回転支持体 3、3a、3b 照射ヘッド 4、4a〜4d 治療用ガントリ 5、5a〜5d 四重極電磁石 6、6a〜6d 真空パイプ 7、7a、7b 治療台 8 ビーム取り出しパイプ 9、9a〜9d 真空バルブ 10 加速空胴 11 電磁石 111 磁極 112 ヨーク 113 励磁コイル 12 電子銃 13 磁気シールドパイプ 14 真空容器 15、15a、15b、15s 偏向電磁石 16 電子軌道
フロントページの続き (72)発明者 西村 正俊 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内
Claims (3)
- 【請求項1】マイクロトロン電子加速器により加速され
た電子ビームを、電子ビームそのまま、あるいはX線に
変換して患者に照射し、治療を行う治療用マイクトロン
装置において、上記マイクロトン電子加速器を機械的に
回転させる手段と、複数台の治療用ガントリと、該複数
台の治療用ガントリに対応して配置された電子ビーム搬
送手段とを設け、上記マイクロトロン電子加速器を回転
させて電子ビームの出射方向を変えることにより、電子
ビームが搬送される治療用ガントリを切り換えるように
構成したことを特徴とする治療用マイクロトロン装置。 - 【請求項2】上記マイクロトロン電子加速器として、円
型マイクロトロンを用いたことを特徴とする請求項1に
記載の治療用マイクロトロン装置。 - 【請求項3】上記マイクロトロン電子加速器を機械的に
回転させる手段を、該マイクロトロン電子加速器の電子
軌道面が、常に、一つの水平面内に存在するように回転
させる構成にしたことを特徴とする請求項1または2に
記載の治療用マイクロトロン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192194A JPH07283000A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 治療用マイクロトロン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192194A JPH07283000A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 治療用マイクロトロン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283000A true JPH07283000A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13474489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7192194A Pending JPH07283000A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 治療用マイクロトロン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283000A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003081604A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Hitachi, Ltd. | Mobile type particle accelerator system, and method of manufacturing radionuclide |
| JP2009539474A (ja) * | 2006-06-05 | 2009-11-19 | ヴァリアン メディカル システムズ インコーポレイテッド | 多重ビームシステム |
| JP2017020813A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 株式会社東芝 | 荷電粒子ビーム照射装置 |
| JP2019105641A (ja) * | 2018-12-25 | 2019-06-27 | 株式会社東芝 | 荷電粒子ビーム照射装置 |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP7192194A patent/JPH07283000A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003081604A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Hitachi, Ltd. | Mobile type particle accelerator system, and method of manufacturing radionuclide |
| JP2009539474A (ja) * | 2006-06-05 | 2009-11-19 | ヴァリアン メディカル システムズ インコーポレイテッド | 多重ビームシステム |
| JP2017020813A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 株式会社東芝 | 荷電粒子ビーム照射装置 |
| JP2019105641A (ja) * | 2018-12-25 | 2019-06-27 | 株式会社東芝 | 荷電粒子ビーム照射装置 |
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