JPH07283060A - 薄膜チップインダクタの製造方法 - Google Patents
薄膜チップインダクタの製造方法Info
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- JPH07283060A JPH07283060A JP7211394A JP7211394A JPH07283060A JP H07283060 A JPH07283060 A JP H07283060A JP 7211394 A JP7211394 A JP 7211394A JP 7211394 A JP7211394 A JP 7211394A JP H07283060 A JPH07283060 A JP H07283060A
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- inductor
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- chip inductor
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短い時間で薄膜チップインダクタを製造する
こと。 【構成】 まず、絶縁基板(1)の主面上に複数個のイ
ンダクタ導体層(4,8)を所定間隔で薄膜技術により
形成する。絶縁基板(1)の裏面にダミー基板(13)
を張り付けた状態で、複数個のインダクタ導体層の端面
の電極となる前記絶縁基板部分にスリット(14)加工
を施す。スリット加工を施した部分にメッキ層(15)
を形成する。複数個のインダクタ導体層が個々のインダ
クタ導体層に分離されるように、絶縁基板を切断して、
複数個のチップインダクタを得る。リフトオフ法によっ
て各チップインダクタのメッキ層から不要部分を取り除
いて下地電極(16)を形成する。各チップインダクタ
の下地電極上に上地電極(17)を形成する。各チップ
インダクタの上地電極上に薄膜チップインダクタの電極
(18)を形成する。
こと。 【構成】 まず、絶縁基板(1)の主面上に複数個のイ
ンダクタ導体層(4,8)を所定間隔で薄膜技術により
形成する。絶縁基板(1)の裏面にダミー基板(13)
を張り付けた状態で、複数個のインダクタ導体層の端面
の電極となる前記絶縁基板部分にスリット(14)加工
を施す。スリット加工を施した部分にメッキ層(15)
を形成する。複数個のインダクタ導体層が個々のインダ
クタ導体層に分離されるように、絶縁基板を切断して、
複数個のチップインダクタを得る。リフトオフ法によっ
て各チップインダクタのメッキ層から不要部分を取り除
いて下地電極(16)を形成する。各チップインダクタ
の下地電極上に上地電極(17)を形成する。各チップ
インダクタの上地電極上に薄膜チップインダクタの電極
(18)を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜チップインダクタ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜チップインダクタを次のよう
にして製造していた。先ず、シリコン基板、セラミック
基板、Al2 O3 基板等の絶縁基板上にスパイラル状の
インダクタ導体層及び電極取り出し用パットを薄膜技術
により形成する。次に、インダクタ導体層が形成された
絶縁基板をチップ状に切断して、複数個のインダクタ導
体層チップを得る。これら複数個のインダクタ導体層を
リードフレームに整列させて搭載する。リードフレーム
の搭載部と電極取り出し用パットに半田付けあるいはス
ポット溶接等を施してインダクタチップを得る。最後
に、このインダクタチップを樹脂封止して端子成形する
ことにより、薄膜チップインダクタを製造していた。
にして製造していた。先ず、シリコン基板、セラミック
基板、Al2 O3 基板等の絶縁基板上にスパイラル状の
インダクタ導体層及び電極取り出し用パットを薄膜技術
により形成する。次に、インダクタ導体層が形成された
絶縁基板をチップ状に切断して、複数個のインダクタ導
体層チップを得る。これら複数個のインダクタ導体層を
リードフレームに整列させて搭載する。リードフレーム
の搭載部と電極取り出し用パットに半田付けあるいはス
ポット溶接等を施してインダクタチップを得る。最後
に、このインダクタチップを樹脂封止して端子成形する
ことにより、薄膜チップインダクタを製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子部品の開発
動向は、小型化に向かっている。上述した従来の薄膜チ
ップインダクタの製造方法では、絶縁基板上に作成され
たインダクタ導体層チップを個々に分離し、リードフレ
ーム搭載時に分離した複数個のインダクタ導体層チップ
を整列させるという工程(以下、この工程を整列工程と
呼ぶ)を経ている。しかしながら、この整列工程では、
複数個のインダクタ導体層チップをリードフレーム上に
整列させるのに非常に時間がかかってしまう。さらに、
個々のインダクタ導体層チップは小さい(例えば、1.
5mm×1.0mm〜1.0mm×0.5mm)ので、
取扱いが困難で、作業効率が悪くなってしまう。すなわ
ち、この整列工程は全体の製造工程における製造時間の
中で、非常に長い時間を占めるという欠点がある。
動向は、小型化に向かっている。上述した従来の薄膜チ
ップインダクタの製造方法では、絶縁基板上に作成され
たインダクタ導体層チップを個々に分離し、リードフレ
ーム搭載時に分離した複数個のインダクタ導体層チップ
を整列させるという工程(以下、この工程を整列工程と
呼ぶ)を経ている。しかしながら、この整列工程では、
複数個のインダクタ導体層チップをリードフレーム上に
整列させるのに非常に時間がかかってしまう。さらに、
個々のインダクタ導体層チップは小さい(例えば、1.
5mm×1.0mm〜1.0mm×0.5mm)ので、
取扱いが困難で、作業効率が悪くなってしまう。すなわ
ち、この整列工程は全体の製造工程における製造時間の
中で、非常に長い時間を占めるという欠点がある。
【0004】したがって、本発明の課題は、製造時間を
短縮できる、薄膜チップインダクタの製造方法を提供す
ることにある。
短縮できる、薄膜チップインダクタの製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による薄膜チップインダクタの製造方法は、
絶縁基板の主面上に複数個のインダクタ導体層を所定間
隔で薄膜技術により形成し、絶縁基板の裏面にダミー基
板を張り付けた状態で、複数個のインダクタ導体層の端
面の電極となる絶縁基板部分にスリット加工を施し、こ
のスリット加工を施した部分にメッキ層を形成し、複数
個のインダクタ導体層が個々のインダクタ導体層に分離
されるように、絶縁基板を切断して、複数個のチップイ
ンダクタを得、リフトオフ法によって各チップインダク
タのメッキ層から不要部分を取り除いて下地電極を形成
し、各チップインダクタの下地電極上に上地電極を形成
する工程を含むことを特徴とする。
に、本発明による薄膜チップインダクタの製造方法は、
絶縁基板の主面上に複数個のインダクタ導体層を所定間
隔で薄膜技術により形成し、絶縁基板の裏面にダミー基
板を張り付けた状態で、複数個のインダクタ導体層の端
面の電極となる絶縁基板部分にスリット加工を施し、こ
のスリット加工を施した部分にメッキ層を形成し、複数
個のインダクタ導体層が個々のインダクタ導体層に分離
されるように、絶縁基板を切断して、複数個のチップイ
ンダクタを得、リフトオフ法によって各チップインダク
タのメッキ層から不要部分を取り除いて下地電極を形成
し、各チップインダクタの下地電極上に上地電極を形成
する工程を含むことを特徴とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0007】図1および図2を参照して、本発明の一実
施例による薄膜チップインダクタの製造方法について説
明する。本実施例では、1つの基板上で一度に10個の
薄膜チップインダクタを製造する場合について説明す
る。
施例による薄膜チップインダクタの製造方法について説
明する。本実施例では、1つの基板上で一度に10個の
薄膜チップインダクタを製造する場合について説明す
る。
【0008】図1(a)に示すように、まず、矩形の絶
縁基板1を用意する。絶縁基板1としては、シリコン基
板、セラミック基板、Al2 O3 基板を使用できる。絶
縁基板1は主面1aとこの主面1aに対向する裏面1b
とをもつ。
縁基板1を用意する。絶縁基板1としては、シリコン基
板、セラミック基板、Al2 O3 基板を使用できる。絶
縁基板1は主面1aとこの主面1aに対向する裏面1b
とをもつ。
【0009】図1(b)に示すように、絶縁基板1の主
面1a上に蒸着により第1の金属蒸着膜2を形成する。
本実施例では、第1の金属蒸着膜2の金属材料としてア
ルミニウム(Al)を使用している。
面1a上に蒸着により第1の金属蒸着膜2を形成する。
本実施例では、第1の金属蒸着膜2の金属材料としてア
ルミニウム(Al)を使用している。
【0010】図1(c)に示すように、第1の金属蒸着
膜2をホトエッチングすることにより、奥行き方向に延
在する3枚の第1の電極形成用パット3と、10個のス
パイラルパターン4(図面で2個のみを図示する)を形
成する。10個のスパイラルパターン4はそれぞれ10
個の薄膜チップインダクタを構成する。詳細に述べる
と、3枚の第1の電極形成用パット3は、図面の左側、
中央部、および右側にそれぞれ配置されている。一方、
10個のスパイラルパターン4は、左側および右側にそ
れぞれ5個づつ配置されている。左側の5個のスパイラ
ルパターン4は左側の第1の電極形成用パット3と中央
部の第1の電極形成用パット3との間に配置されてい
る。左側の5個のスパイラルパターン4は中央部の第1
の電極形成用パット3に接続されているが、左側の第1
の電極形成用パット3には接続されていない。右側の5
個のスパイラルパターン4は右側の第1の電極形成用パ
ット3と中央部の第1の電極形成用パット3との間に配
置されている。右側の5個のスパイラルパターン4は右
側の第1の電極形成用パット3に接続されているが、中
央部の第1の電極形成用パット3には接続されていな
い。
膜2をホトエッチングすることにより、奥行き方向に延
在する3枚の第1の電極形成用パット3と、10個のス
パイラルパターン4(図面で2個のみを図示する)を形
成する。10個のスパイラルパターン4はそれぞれ10
個の薄膜チップインダクタを構成する。詳細に述べる
と、3枚の第1の電極形成用パット3は、図面の左側、
中央部、および右側にそれぞれ配置されている。一方、
10個のスパイラルパターン4は、左側および右側にそ
れぞれ5個づつ配置されている。左側の5個のスパイラ
ルパターン4は左側の第1の電極形成用パット3と中央
部の第1の電極形成用パット3との間に配置されてい
る。左側の5個のスパイラルパターン4は中央部の第1
の電極形成用パット3に接続されているが、左側の第1
の電極形成用パット3には接続されていない。右側の5
個のスパイラルパターン4は右側の第1の電極形成用パ
ット3と中央部の第1の電極形成用パット3との間に配
置されている。右側の5個のスパイラルパターン4は右
側の第1の電極形成用パット3に接続されているが、中
央部の第1の電極形成用パット3には接続されていな
い。
【0011】図1(d)に示すように、10個のスパイ
ラルパターン4上および3枚の第1の電極形成用パット
3上に第1の絶縁膜5を形成する。本実施例では、第1
の絶縁膜5としてスパッタSiO2 膜を使用している
が、他の絶縁膜を使用しても良い。
ラルパターン4上および3枚の第1の電極形成用パット
3上に第1の絶縁膜5を形成する。本実施例では、第1
の絶縁膜5としてスパッタSiO2 膜を使用している
が、他の絶縁膜を使用しても良い。
【0012】図1(e)に示すように、第1の絶縁膜5
をホトエッチングして、10個のスパイラルパターン4
をそれぞれ覆うように、10枚の島状の絶縁層6を形成
する。このとき、10枚の絶縁層6の各々の中心部に
は、スパイラルパターン4に達するコンタクト孔6aが
形成される。
をホトエッチングして、10個のスパイラルパターン4
をそれぞれ覆うように、10枚の島状の絶縁層6を形成
する。このとき、10枚の絶縁層6の各々の中心部に
は、スパイラルパターン4に達するコンタクト孔6aが
形成される。
【0013】図1(f)に示すように、蒸着により、1
0枚の絶縁層6上及び3枚の第1の電極形成用パット3
上に第2の金属蒸着膜7を形成する。このとき、コンタ
クト孔6aは第2の金属蒸着膜7で埋められる。本実施
例では、この第2の金属蒸着膜7の金属材料として第1
の金属蒸着膜2と同様にアルミニウム(Al)を使用し
ている。
0枚の絶縁層6上及び3枚の第1の電極形成用パット3
上に第2の金属蒸着膜7を形成する。このとき、コンタ
クト孔6aは第2の金属蒸着膜7で埋められる。本実施
例では、この第2の金属蒸着膜7の金属材料として第1
の金属蒸着膜2と同様にアルミニウム(Al)を使用し
ている。
【0014】図1(g)に示すように、第2の金属蒸着
膜7をホトエッチングすることにより、10本の内部電
極取り出し用パターン8(図面では2本のみ図示する)
と3枚の第2の電極形成用パット9とを形成する。詳細
に説明すると、3枚の第2の電極形成用パット9は、図
面の左側、中央部、および右側に配置され、それぞれ、
3枚の第1の電極形成用パット3上に形成されている。
10本の内部電極取り出し用パターン8は、それぞれ、
コンタクト孔6aを介して10個のスパイラルパターン
4に接続された状態で、10枚の絶縁層6上に形成され
ている。左側の5枚の絶縁層6上に形成された5本の内
部電極取り出し用パターン8は左側の第2の電極形成用
パット9に接続されている。右側の5枚の絶縁層6上に
形成された5本の内部電極取り出し用パターン8は中央
部の第2の電極形成用パット9に接続されている。
膜7をホトエッチングすることにより、10本の内部電
極取り出し用パターン8(図面では2本のみ図示する)
と3枚の第2の電極形成用パット9とを形成する。詳細
に説明すると、3枚の第2の電極形成用パット9は、図
面の左側、中央部、および右側に配置され、それぞれ、
3枚の第1の電極形成用パット3上に形成されている。
10本の内部電極取り出し用パターン8は、それぞれ、
コンタクト孔6aを介して10個のスパイラルパターン
4に接続された状態で、10枚の絶縁層6上に形成され
ている。左側の5枚の絶縁層6上に形成された5本の内
部電極取り出し用パターン8は左側の第2の電極形成用
パット9に接続されている。右側の5枚の絶縁層6上に
形成された5本の内部電極取り出し用パターン8は中央
部の第2の電極形成用パット9に接続されている。
【0015】図1(h)に示すように、スパッタリング
により、3枚の第2の電極形成用パット9上と、10本
の内部電極取り出し用パターン8が形成された10枚の
絶縁層6上とに第2の絶縁膜10を形成する。本実施例
では、第2の絶縁膜10として第1の絶縁膜5と同様に
SiO2 膜を使用しているが、他の絶縁膜を使用しても
良い。
により、3枚の第2の電極形成用パット9上と、10本
の内部電極取り出し用パターン8が形成された10枚の
絶縁層6上とに第2の絶縁膜10を形成する。本実施例
では、第2の絶縁膜10として第1の絶縁膜5と同様に
SiO2 膜を使用しているが、他の絶縁膜を使用しても
良い。
【0016】図1(i)に示すように、第2の絶縁膜1
0をホトエッチングして、10本の内部電極取り出し用
パターンが形成された10枚の絶縁層6をそれぞれ覆う
ように、10枚の表面保護膜11を形成する。
0をホトエッチングして、10本の内部電極取り出し用
パターンが形成された10枚の絶縁層6をそれぞれ覆う
ように、10枚の表面保護膜11を形成する。
【0017】図1(j)に示すように、スパッタリング
およびホトエッチングにより、10枚の表面保護膜11
上、第2の電極形成用パット9、及び絶縁基板1の裏面
1b上に奥行き方向に延在する8枚のレジスト膜パター
ン12を形成する。詳細に説明すると、絶縁基板1の主
面1a側において、4枚のレジスト膜パターン12が、
それぞれ、主面左側端部、左側の5枚の表面保護膜11
の部分、右側の5枚の表面保護膜11の部分、および主
面右側端部を覆っている。一方、絶縁基板1の裏面1b
において、4枚のレジスト膜パターン12が、それぞ
れ、主面左側端部と対向する裏面左側端部、左側の5枚
の表面保護膜11の部分と対向する箇所、右側の5枚の
表面保護膜11の部分と対向する箇所、および主面右側
端部と対向する裏面左側端部を覆っている。このよう
に、絶縁基板1上には、8枚のレジスト膜パターン12
によって、4つの領域、すなわち、左側端部領域、左側
の5個のインダクタ素子を含む領域、右側の5個のイン
ダクタ素子を含む領域、および右側端部領域が分割して
形成される。
およびホトエッチングにより、10枚の表面保護膜11
上、第2の電極形成用パット9、及び絶縁基板1の裏面
1b上に奥行き方向に延在する8枚のレジスト膜パター
ン12を形成する。詳細に説明すると、絶縁基板1の主
面1a側において、4枚のレジスト膜パターン12が、
それぞれ、主面左側端部、左側の5枚の表面保護膜11
の部分、右側の5枚の表面保護膜11の部分、および主
面右側端部を覆っている。一方、絶縁基板1の裏面1b
において、4枚のレジスト膜パターン12が、それぞ
れ、主面左側端部と対向する裏面左側端部、左側の5枚
の表面保護膜11の部分と対向する箇所、右側の5枚の
表面保護膜11の部分と対向する箇所、および主面右側
端部と対向する裏面左側端部を覆っている。このよう
に、絶縁基板1上には、8枚のレジスト膜パターン12
によって、4つの領域、すなわち、左側端部領域、左側
の5個のインダクタ素子を含む領域、右側の5個のイン
ダクタ素子を含む領域、および右側端部領域が分割して
形成される。
【0018】図2(k)に移って、絶縁基板1の裏面1
b側に形成された4枚のレジスト膜パターン12にダミ
ー基板13を張り付ける。このとき、4枚のレジスト膜
パターン12が形成されていない部分に、絶縁基板1と
ダミー基板13とが互いに離間した3本の中空部分12
aが形成される。3本の中空部分12aは、図2(k)
に示されるように、それぞれ、左側、中央部、および右
側に形成される。左側の中空部分12aは、左側端部領
域と左側の5個のインダクタ素子を含む領域との間に形
成されている。中央部の中空部分12aは、左側の5個
のインダクタ素子を含む領域と右側の5個のインダクタ
素子を含む領域との間に形成されている。右側の中空部
分12aは、右側の5個のインダクタ素子を含む領域と
右側端部領域との間に形成されている。尚、ダミー基板
13のサイズは絶縁基板1より若干大きい。
b側に形成された4枚のレジスト膜パターン12にダミ
ー基板13を張り付ける。このとき、4枚のレジスト膜
パターン12が形成されていない部分に、絶縁基板1と
ダミー基板13とが互いに離間した3本の中空部分12
aが形成される。3本の中空部分12aは、図2(k)
に示されるように、それぞれ、左側、中央部、および右
側に形成される。左側の中空部分12aは、左側端部領
域と左側の5個のインダクタ素子を含む領域との間に形
成されている。中央部の中空部分12aは、左側の5個
のインダクタ素子を含む領域と右側の5個のインダクタ
素子を含む領域との間に形成されている。右側の中空部
分12aは、右側の5個のインダクタ素子を含む領域と
右側端部領域との間に形成されている。尚、ダミー基板
13のサイズは絶縁基板1より若干大きい。
【0019】図2(l)に加えて図3をも参照して、上
述のようにして作成された10個のインダクタ素子を含
む絶縁基板1を、図2(l)において奥行き方向(図3
のB−B´線)に沿って左側、中央部、および右側の3
箇所で、幅dでフルカットすることにより、3本のスリ
ット(ダイシング溝)14を形成する。詳細に説明する
と、左側のスリット14は左側の中空部分12aを通っ
てその下部のダミー基板13の表面部分を削り、左側端
部領域と左側の5個のインダクタ素子を含む領域とを機
械的(物理的)に分離する。中央部のスリット14は中
央部の中空部分12aを通ってその下部のダミー基板1
3の表面部分を削り、左側の5個のインダクタ素子を含
む領域と右側の5個のインダクタ素子を含む領域とを機
械的(物理的)に分離する。右側のスリット14は右側
の中空部分12aを通ってその下部のダミー基板13の
表面部分を削り、右側の5個のインダクタ素子を含む領
域と右側端部領域とを機械的(物理的)に分離する。
述のようにして作成された10個のインダクタ素子を含
む絶縁基板1を、図2(l)において奥行き方向(図3
のB−B´線)に沿って左側、中央部、および右側の3
箇所で、幅dでフルカットすることにより、3本のスリ
ット(ダイシング溝)14を形成する。詳細に説明する
と、左側のスリット14は左側の中空部分12aを通っ
てその下部のダミー基板13の表面部分を削り、左側端
部領域と左側の5個のインダクタ素子を含む領域とを機
械的(物理的)に分離する。中央部のスリット14は中
央部の中空部分12aを通ってその下部のダミー基板1
3の表面部分を削り、左側の5個のインダクタ素子を含
む領域と右側の5個のインダクタ素子を含む領域とを機
械的(物理的)に分離する。右側のスリット14は右側
の中空部分12aを通ってその下部のダミー基板13の
表面部分を削り、右側の5個のインダクタ素子を含む領
域と右側端部領域とを機械的(物理的)に分離する。
【0020】図2(m)に示すように、4つの領域に分
離された絶縁基板1に、無電解メッキにより銅メッキ層
15を形成する。
離された絶縁基板1に、無電解メッキにより銅メッキ層
15を形成する。
【0021】図2(n)に加えて図4をも参照して、左
側の5個のインダクタ素子を含む領域および右側の5個
のインダクタ素子を含む領域を、個々のインダクタ素子
領域に機械的(物理的)に分離するように、図4のC−
C´線に沿って絶縁基板1を幅eでフルカットする。こ
れにより、6本のダイシング溝20が形成される。その
後、図2(n)に示されるように、ダミー基板13を剥
がして、10個のインダクタチップ19(但し、図2
(n)では2個のインダクタチップ19のみ図示する)
を得る。
側の5個のインダクタ素子を含む領域および右側の5個
のインダクタ素子を含む領域を、個々のインダクタ素子
領域に機械的(物理的)に分離するように、図4のC−
C´線に沿って絶縁基板1を幅eでフルカットする。こ
れにより、6本のダイシング溝20が形成される。その
後、図2(n)に示されるように、ダミー基板13を剥
がして、10個のインダクタチップ19(但し、図2
(n)では2個のインダクタチップ19のみ図示する)
を得る。
【0022】図2(o)に示すように、各インダクタチ
ップ19からレジスト膜パターン12をリフトオフする
ことにより、銅メッキ層15の不要部分を取り除く。こ
れにより残った銅メッキ層15が外部電極形成用下地電
極層16として各インダクタチップ19に形成される。
すなわち、外部電極形成用下地電極層16はインダクタ
チップ19の両端部に断面コ字型に2つ形成される。換
言すれば、各外部電極形成用下地電極層16は、第2の
電極形成用パット9を覆う上端部と、絶縁基板1の側壁
および電極形成用パット3と第2の電極形成用パット9
の端とを覆う中間部と、絶縁基板1の裏面1bの端部を
覆う下端部とから成る。
ップ19からレジスト膜パターン12をリフトオフする
ことにより、銅メッキ層15の不要部分を取り除く。こ
れにより残った銅メッキ層15が外部電極形成用下地電
極層16として各インダクタチップ19に形成される。
すなわち、外部電極形成用下地電極層16はインダクタ
チップ19の両端部に断面コ字型に2つ形成される。換
言すれば、各外部電極形成用下地電極層16は、第2の
電極形成用パット9を覆う上端部と、絶縁基板1の側壁
および電極形成用パット3と第2の電極形成用パット9
の端とを覆う中間部と、絶縁基板1の裏面1bの端部を
覆う下端部とから成る。
【0023】図2(p)に示すように、各インダクタチ
ップ19の外部電極形成用下地電極層16上にバレルメ
ッキ(電界)により銅メッキ層17を形成する。銅メッ
キ層17も外部電極形成用下地電極層16と同様に断面
コ字型をしており、外部電極形成用下地電極層16の上
端部、中間部、および下端部をそれぞれ覆う上端部、中
間部、および下端部から成る。銅メッキ層17は外部電
極形成用上地電極層として働く。
ップ19の外部電極形成用下地電極層16上にバレルメ
ッキ(電界)により銅メッキ層17を形成する。銅メッ
キ層17も外部電極形成用下地電極層16と同様に断面
コ字型をしており、外部電極形成用下地電極層16の上
端部、中間部、および下端部をそれぞれ覆う上端部、中
間部、および下端部から成る。銅メッキ層17は外部電
極形成用上地電極層として働く。
【0024】図2(q)に示すように、銅メッキ層17
上にバレルメッキ(電界)により半田メッキ18を施
す。この半田メッキ層18は薄膜チップインダクダの電
極として使用される。
上にバレルメッキ(電界)により半田メッキ18を施
す。この半田メッキ層18は薄膜チップインダクダの電
極として使用される。
【0025】図5に上述のようにして製造された薄膜チ
ップインダクタ22の外形を示す。図5において、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図で
ある。また、図6に絶縁層6および表面保護層11を除
いた状態の薄膜チップインダクタ22のスパイラルパタ
ーン21を示す。図6において、(a)は平面図、
(b)は正面断面図、(c)は右側面図である。スパイ
ラルパターン21はスパイラルパターン4と内部電極取
り出し用パターン8とから成る。
ップインダクタ22の外形を示す。図5において、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図で
ある。また、図6に絶縁層6および表面保護層11を除
いた状態の薄膜チップインダクタ22のスパイラルパタ
ーン21を示す。図6において、(a)は平面図、
(b)は正面断面図、(c)は右側面図である。スパイ
ラルパターン21はスパイラルパターン4と内部電極取
り出し用パターン8とから成る。
【0026】本発明は上述した実施例に限定せず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
たとえば、スパイラルパターンに使用する導体材料とし
ては、Alの他に銅などの他の金属を使用しても良い。
また、スパイラルパターンを形成する方法としては、蒸
着の他にスパッタリングを使用しても良い。さらに、外
部電極形成は、厚みが充分であれば1回のメッキでも良
い。また、外部電極を構成する材料としては、必要に応
じて銅の他に、クロム、金、ニッケル等を使用しても良
い。
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
たとえば、スパイラルパターンに使用する導体材料とし
ては、Alの他に銅などの他の金属を使用しても良い。
また、スパイラルパターンを形成する方法としては、蒸
着の他にスパッタリングを使用しても良い。さらに、外
部電極形成は、厚みが充分であれば1回のメッキでも良
い。また、外部電極を構成する材料としては、必要に応
じて銅の他に、クロム、金、ニッケル等を使用しても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絶縁基板
上にインダクタ導体層を薄膜技術により形成し、このイ
ンダクタ導体の端面の電極となる部分にスリット加工を
施し、スリット部にメッキ層を形成し、このあとチップ
状に切断し、リフトオフ法によって下地電極を形成し、
上地電極を形成しているので、従来のような整列工程を
省くことができ、製造時間を短縮できるという効果を奏
する。
上にインダクタ導体層を薄膜技術により形成し、このイ
ンダクタ導体の端面の電極となる部分にスリット加工を
施し、スリット部にメッキ層を形成し、このあとチップ
状に切断し、リフトオフ法によって下地電極を形成し、
上地電極を形成しているので、従来のような整列工程を
省くことができ、製造時間を短縮できるという効果を奏
する。
【図1】本発明の一実施例による薄膜チップインダクタ
の製造工程の前半部を示す断面図である。
の製造工程の前半部を示す断面図である。
【図2】図1に引き続く、薄膜チップインダクタの製造
工程の後半部を示す断面図である。
工程の後半部を示す断面図である。
【図3】絶縁基板を左右それぞれ5個のインダクタ素子
を含む領域に分離するように切断する方法を示す断面図
および平面図である。
を含む領域に分離するように切断する方法を示す断面図
および平面図である。
【図4】絶縁基板を個々のインダクタ素子領域に分離す
るように切断する方法を示す平面図である。
るように切断する方法を示す平面図である。
【図5】本発明の製造方法によって製造された薄膜チッ
プインダクタの外形を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は右側面図である。
プインダクタの外形を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図6】絶縁層および表面保護層を除いた場合の、薄膜
チップインダクタのスパイラルパターンを示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は右側面
図である。
チップインダクタのスパイラルパターンを示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は右側面
図である。
1 絶縁基板 2 金属蒸着膜 3 電極形成用パット 4 スパイラルパターン 5 絶縁膜(SiO2 膜) 6 絶縁層 7 金属蒸着膜 8 内部電極取り出し用パターン 9 電極形成用パット 10 絶縁膜(SiO2 膜) 11 表面保護膜 12 レジスト膜パターン 13 ダミー基板 14 ダイシング溝(スリット) 15 銅メッキ層 16 外部電極形成用下地電極層 17 銅メッキ層(上地電極層) 18 半田メッキ層 19 インダクタチップ 20 ダイシング溝 21 スパイラルパターン 22 薄膜チップインダクタ
Claims (8)
- 【請求項1】 絶縁基板の主面上に複数個のインダクタ
導体層を所定間隔で薄膜技術により形成し、 前記絶縁基板の裏面にダミー基板を張り付けた状態で、
前記複数個のインダクタ導体層の端面の電極となる前記
絶縁基板部分にスリット加工を施し、 該スリット加工を施した部分にメッキ層を形成し、 前記複数個のインダクタ導体層が個々のインダクタ導体
層に分離されるように、前記絶縁基板を切断して、複数
個のチップインダクタを得、 リフトオフ法によって各チップインダクタの前記メッキ
層から不要部分を取り除いて下地電極を形成し、 各チップインダクタの前記下地電極上に上地電極を形成
する工程を含むことを特徴とする薄膜チップインダクタ
の製造方法。 - 【請求項2】 さらに、各チップインダクタの前記上地
電極上に薄膜チップインダクタの電極を形成する工程を
含むことを特徴とする、請求項1記載の薄膜チップイン
ダクタの製造方法。 - 【請求項3】 前記絶縁基板がシリコン基板である、請
求項1記載の薄膜チップインダクタの製造方法。 - 【請求項4】 前記絶縁基板がセラミック基板である、
請求項1記載の薄膜チップインダクタの製造方法。 - 【請求項5】 前記絶縁基板がAl2 O3 基板である、
請求項1記載の薄膜チップインダクタの製造方法。 - 【請求項6】 前記インダクタ導体層がスパイラルの形
状をしている、請求項1記載の薄膜チップインダクタの
製造方法。 - 【請求項7】 前記メッキ層が無電界メッキにより形成
されている、請求項1記載の薄膜チップインダクタの製
造方法。 - 【請求項8】 前記上地電極が電界メッキにより形成さ
れている、請求項1記載の薄膜チップインダクタの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211394A JPH07283060A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 薄膜チップインダクタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211394A JPH07283060A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 薄膜チップインダクタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283060A true JPH07283060A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13480004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7211394A Pending JPH07283060A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 薄膜チップインダクタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283060A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259035B4 (de) * | 2002-12-17 | 2015-02-26 | Epcos Ag | ESD-Schutzbauelement und Schaltungsanordnung mit einem ESD-Schutzbauelement |
| JP2017112326A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | Koa株式会社 | チップ抵抗器の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP7211394A patent/JPH07283060A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259035B4 (de) * | 2002-12-17 | 2015-02-26 | Epcos Ag | ESD-Schutzbauelement und Schaltungsanordnung mit einem ESD-Schutzbauelement |
| JP2017112326A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | Koa株式会社 | チップ抵抗器の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030813 |