JPH07283479A - 光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法 - Google Patents
光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法Info
- Publication number
- JPH07283479A JPH07283479A JP6970194A JP6970194A JPH07283479A JP H07283479 A JPH07283479 A JP H07283479A JP 6970194 A JP6970194 A JP 6970194A JP 6970194 A JP6970194 A JP 6970194A JP H07283479 A JPH07283479 A JP H07283479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffraction grating
- active layer
- semiconductor device
- optical semiconductor
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 へき開位置ずれが生じても、単一モード発振
特性を劣化させない。 【構成】 回折格子の縦方向長さを活性層およびクラッ
ド層の縦方向長さより短くし、回折格子の縦方向両端部
をクラッド層の縦方向端面より内側に配する。
特性を劣化させない。 【構成】 回折格子の縦方向長さを活性層およびクラッ
ド層の縦方向長さより短くし、回折格子の縦方向両端部
をクラッド層の縦方向端面より内側に配する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば内部に回折格
子を有しかつ回折格子の分布帰還位相特性を発振波長の
1/4周期だけ位相させる機構を有する光半導体装置、
その製造方法、およびその使用方法に関する。
子を有しかつ回折格子の分布帰還位相特性を発振波長の
1/4周期だけ位相させる機構を有する光半導体装置、
その製造方法、およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、分布帰還型(Distribu
ted Feedback:以下、DFBと略す)レー
ザ装置等では、回折格子のブラッグ波長で安定な単一波
長レーザ発振特性を得るため、回折格子の中央部の格子
位相が半周期(π)だけずれて形成されて四分の一波長
(以下、λ/4と略す)シフト構造とされていた。従来
例のλ/4シフト型のDFBレーザ装置は、図10に示
すように、レーザ素子の前端面から後端面までにかけて
1次回折格子5が配置され、該回折格子5による光帰還
により共振器が形成される。該回折格子5は、光の回折
を利用し、分光、波長選別、または光偏光等に用いられ
るもので、一般に、平面状の基板の表面上に周期的な凹
凸構造を持たせており、中央部分の凹凸がλ/4シフト
構造とされている。図10中の1は半導体レーザ素子
部、2および3は上下クラッド層、4は活性層、5は互
いに屈折率の異なる一対の凹凸膜5a,5bが積層され
てなる回折格子、6は両端面の境界条件の影響を小さく
するため半導体レーザ素子部1および回折格子5(すな
わち共振器)の端面に被膜された無反射コーティング
膜、7は表電極、8は裏電極、Lは半導体レーザ素子部
1および回折格子5の縦方向(光が伝搬する方向)の長
さ寸法である。そして、従来例では、半導体レーザ素子
部1および回折格子5の端面はウエハをへき開すること
で形成されていた。
ted Feedback:以下、DFBと略す)レー
ザ装置等では、回折格子のブラッグ波長で安定な単一波
長レーザ発振特性を得るため、回折格子の中央部の格子
位相が半周期(π)だけずれて形成されて四分の一波長
(以下、λ/4と略す)シフト構造とされていた。従来
例のλ/4シフト型のDFBレーザ装置は、図10に示
すように、レーザ素子の前端面から後端面までにかけて
1次回折格子5が配置され、該回折格子5による光帰還
により共振器が形成される。該回折格子5は、光の回折
を利用し、分光、波長選別、または光偏光等に用いられ
るもので、一般に、平面状の基板の表面上に周期的な凹
凸構造を持たせており、中央部分の凹凸がλ/4シフト
構造とされている。図10中の1は半導体レーザ素子
部、2および3は上下クラッド層、4は活性層、5は互
いに屈折率の異なる一対の凹凸膜5a,5bが積層され
てなる回折格子、6は両端面の境界条件の影響を小さく
するため半導体レーザ素子部1および回折格子5(すな
わち共振器)の端面に被膜された無反射コーティング
膜、7は表電極、8は裏電極、Lは半導体レーザ素子部
1および回折格子5の縦方向(光が伝搬する方向)の長
さ寸法である。そして、従来例では、半導体レーザ素子
部1および回折格子5の端面はウエハをへき開すること
で形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例の回折格子5の
端面は、ウエハのへき開により形成していたため、両端
面の回折格子5がどの位相で切断されているかは全くラ
ンダムであった。したがって、へき開時に位置ずれ誤差
ΔLが生じると、図10の如く、凹凸膜5a,5bの分
布帰還位相をλ/4だけシフトさせる位相シフト点P1
から、回折格子5の両端までの距離(L/2−ΔL,L
/2+ΔL)が前後の領域で異なってしまう。ここで、
回折格子5の凹凸膜5a,5bおよび活性層4の間の距
離と、回折格子5の凹凸膜5a,5b内での反射の強さ
との相互作用の強さを示す度合いとして、凹凸膜5a,
5bと光との単位長さ当たりの結合定数をκとすると、
位相シフト点P1の前後の領域でκLの値が異なってし
まい、このため半導体レーザ素子部1の単一モード発振
特性、または波長フィルタにおける透過特性が劣化す
る。
端面は、ウエハのへき開により形成していたため、両端
面の回折格子5がどの位相で切断されているかは全くラ
ンダムであった。したがって、へき開時に位置ずれ誤差
ΔLが生じると、図10の如く、凹凸膜5a,5bの分
布帰還位相をλ/4だけシフトさせる位相シフト点P1
から、回折格子5の両端までの距離(L/2−ΔL,L
/2+ΔL)が前後の領域で異なってしまう。ここで、
回折格子5の凹凸膜5a,5bおよび活性層4の間の距
離と、回折格子5の凹凸膜5a,5b内での反射の強さ
との相互作用の強さを示す度合いとして、凹凸膜5a,
5bと光との単位長さ当たりの結合定数をκとすると、
位相シフト点P1の前後の領域でκLの値が異なってし
まい、このため半導体レーザ素子部1の単一モード発振
特性、または波長フィルタにおける透過特性が劣化す
る。
【0004】一般に、光半導体装置の発振特性はFマト
リクス法(例えば、IEEE JQE Vol.26,
No.10,1990”Analysis of Oscillation Char
acteristics of Separate-ELe-trode DFB Laserdiod
e”,KIKUCHI参照)を用いた解析により求めることがで
きる。まず、グレーティング周期をΛ、伝搬方向座標を
Z、分布帰還領域内の前進波と後退波の夫々の電界複素
振幅をA,B、回折格子5と光との結合定数をκ、利得
をg、グレーティング位相をψ、伝搬周波数のブラッグ
(結晶反射)周波数からのずれをΔβとすると、光半導
体装置の発振特性を表す結合方程式は次式のようにな
る。
リクス法(例えば、IEEE JQE Vol.26,
No.10,1990”Analysis of Oscillation Char
acteristics of Separate-ELe-trode DFB Laserdiod
e”,KIKUCHI参照)を用いた解析により求めることがで
きる。まず、グレーティング周期をΛ、伝搬方向座標を
Z、分布帰還領域内の前進波と後退波の夫々の電界複素
振幅をA,B、回折格子5と光との結合定数をκ、利得
をg、グレーティング位相をψ、伝搬周波数のブラッグ
(結晶反射)周波数からのずれをΔβとすると、光半導
体装置の発振特性を表す結合方程式は次式のようにな
る。
【0005】
【数1】
【0006】なお、伝搬周波数をβ、ブラッグ周波数を
βB とすると、Δβは次式で表すことができる。
βB とすると、Δβは次式で表すことができる。
【0007】
【数2】
【0008】そして、前進波EA および後退波EB の夫
々の結合関係は次式のようになる。
々の結合関係は次式のようになる。
【0009】
【数3】
【0010】ここで、a1 ,a2 は、光半導体装置の共
振器端面での電界の境界条件により定まる数である。境
界条件は両端面での電界反射率をそれぞれrf,rrと
して、 EA(0)=rfEB(0) EB(L)=rrEA(L) で与えられる。また、Δβ’、Γ1 ,Γ2 、およびγは
次のように定義される。
振器端面での電界の境界条件により定まる数である。境
界条件は両端面での電界反射率をそれぞれrf,rrと
して、 EA(0)=rfEB(0) EB(L)=rrEA(L) で与えられる。また、Δβ’、Γ1 ,Γ2 、およびγは
次のように定義される。
【0011】
【数4】
【0012】したがって、分布帰還領域と外部との前後
境界での前進波EA および後退波EB の連続性を仮定す
ると、[EA (0),EB (0)]、[EA (L),E
B (L)]に対するFマトリクスは、次のように表すこ
とができる。
境界での前進波EA および後退波EB の連続性を仮定す
ると、[EA (0),EB (0)]、[EA (L),E
B (L)]に対するFマトリクスは、次のように表すこ
とができる。
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】
【数7】
【0016】図11に、半導体レーザ素子部1の共振器
長に対して、位相シフト点P1が半導体レーザ素子部1
の中央からずれた場合に、単一モード発信特性の目安で
ある基本モードと高次モードとの利得差「Δαth ・
L」の値がどの程度変化するかを、上記Fマトリクス法
により計算した結果を示す。図11では、横軸に位相シ
フト点P1の位置ずれの程度ΔL/L(%)を、縦軸は
「Δαth ・L」の値を夫々示している。図11の如
く、単一モード発振特性は、ΔL/L=0、すなわち位
相シフト点P1が中央にある場合に最も高い値を示し、
20%程度ずれると完全に失われる。通常、へき開位置
の位置ずれ誤差は15μm程度あるので、特に、共振器
長が100〜200μm程度と短い半導体レーザ素子部
1の場合、ΔL/L=7.5〜15.0%となり、「Δ
αth ・L」は0.2程度に減少してしまう。このよう
に、従来例では、へき開位置の位置ずれに伴って位相シ
フト点P1の位置ずれが発生し、これによる単一モード
発振特性の劣化が問題となっていた。
長に対して、位相シフト点P1が半導体レーザ素子部1
の中央からずれた場合に、単一モード発信特性の目安で
ある基本モードと高次モードとの利得差「Δαth ・
L」の値がどの程度変化するかを、上記Fマトリクス法
により計算した結果を示す。図11では、横軸に位相シ
フト点P1の位置ずれの程度ΔL/L(%)を、縦軸は
「Δαth ・L」の値を夫々示している。図11の如
く、単一モード発振特性は、ΔL/L=0、すなわち位
相シフト点P1が中央にある場合に最も高い値を示し、
20%程度ずれると完全に失われる。通常、へき開位置
の位置ずれ誤差は15μm程度あるので、特に、共振器
長が100〜200μm程度と短い半導体レーザ素子部
1の場合、ΔL/L=7.5〜15.0%となり、「Δ
αth ・L」は0.2程度に減少してしまう。このよう
に、従来例では、へき開位置の位置ずれに伴って位相シ
フト点P1の位置ずれが発生し、これによる単一モード
発振特性の劣化が問題となっていた。
【0017】本実施例は、上記課題に鑑み、へき開位置
の位置ずれが発生しても単一モード発振特性の劣化を防
止し得る光半導体装置、その製造方法、およびその使用
方法を提供することを目的とする。
の位置ずれが発生しても単一モード発振特性の劣化を防
止し得る光半導体装置、その製造方法、およびその使用
方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1に係る課
題解決手段は、回折格子による光帰還により共振器を形
成する分布帰還型光半導体装置であって、活性層と、該
活性層の少なくとも一表面に形成される回折格子と、該
回折格子および前記活性層を両面側から挟み込む一対の
クラッド層とを備え、前記回折格子の縦方向長さは前記
活性層および前記各クラッド層の縦方向長さより短く形
成され、該回折格子の縦方向端部が前記クラッド層の縦
方向端面より内側に配置される。
題解決手段は、回折格子による光帰還により共振器を形
成する分布帰還型光半導体装置であって、活性層と、該
活性層の少なくとも一表面に形成される回折格子と、該
回折格子および前記活性層を両面側から挟み込む一対の
クラッド層とを備え、前記回折格子の縦方向長さは前記
活性層および前記各クラッド層の縦方向長さより短く形
成され、該回折格子の縦方向端部が前記クラッド層の縦
方向端面より内側に配置される。
【0019】本発明請求項2に係る課題解決手段は、回
折格子による光帰還により共振器を形成する多電極分布
帰還型光半導体装置であって、活性層と、該活性層の少
なくとも一表面に形成される回折格子と、該回折格子お
よび前記活性層を両面側から挟み込む一対のクラッド層
と、少なくとも一方のクラッド層の表面に形成される複
数個の電極とを備え、前記回折格子の縦方向長さは前記
活性層および前記各クラッド層の縦方向長さより短く形
成されて、該回折格子の縦方向端部が前記クラッド層の
縦方向端面より内側に配置される。
折格子による光帰還により共振器を形成する多電極分布
帰還型光半導体装置であって、活性層と、該活性層の少
なくとも一表面に形成される回折格子と、該回折格子お
よび前記活性層を両面側から挟み込む一対のクラッド層
と、少なくとも一方のクラッド層の表面に形成される複
数個の電極とを備え、前記回折格子の縦方向長さは前記
活性層および前記各クラッド層の縦方向長さより短く形
成されて、該回折格子の縦方向端部が前記クラッド層の
縦方向端面より内側に配置される。
【0020】本発明請求項3に係る課題解決手段は、前
記回折格子の中央部の格子位相は、四分の一波長シフト
構造となるよう半周期ずれて形成される。
記回折格子の中央部の格子位相は、四分の一波長シフト
構造となるよう半周期ずれて形成される。
【0021】本発明請求項4に係る課題解決手段は、前
記活性層および前記回折格子の中央部は、四分の一波長
シフト構造となるよう横方向に湾曲されて等価屈折率が
変化される。
記活性層および前記回折格子の中央部は、四分の一波長
シフト構造となるよう横方向に湾曲されて等価屈折率が
変化される。
【0022】本発明請求項5に係る課題解決手段は、前
記活性層および前記回折格子の中央部は、四分の一波長
シフト構造となるよう幅寸法が変化されて等価屈折率が
変化される。
記活性層および前記回折格子の中央部は、四分の一波長
シフト構造となるよう幅寸法が変化されて等価屈折率が
変化される。
【0023】本発明請求項6に係る課題解決手段は、前
記活性層の縦方向両端面に無反射コーティング膜が形成
される。
記活性層の縦方向両端面に無反射コーティング膜が形成
される。
【0024】本発明請求項7に係る課題解決手段は、回
折格子による光帰還により共振器を形成する分布帰還型
光半導体装置の製造方法であって、第1のクラッド層を
形成する工程と、前記第1のクラッド層の表面に活性層
を形成する工程と、前記活性層の縦方向両端部にマスク
を形成する工程と、前記活性層の前記マスクが形成され
ない領域に回折格子を形成する工程と、前記マスクを除
去して前記活性層の縦方向両端部を露出させる工程と、
露出された前記活性層の縦方向両端部および前記回折格
子の表面に第2のクラッド層を形成する工程と、前記回
折格子および前記両クラッド層の縦方向両端部を前記回
折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する工
程とを備える。
折格子による光帰還により共振器を形成する分布帰還型
光半導体装置の製造方法であって、第1のクラッド層を
形成する工程と、前記第1のクラッド層の表面に活性層
を形成する工程と、前記活性層の縦方向両端部にマスク
を形成する工程と、前記活性層の前記マスクが形成され
ない領域に回折格子を形成する工程と、前記マスクを除
去して前記活性層の縦方向両端部を露出させる工程と、
露出された前記活性層の縦方向両端部および前記回折格
子の表面に第2のクラッド層を形成する工程と、前記回
折格子および前記両クラッド層の縦方向両端部を前記回
折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する工
程とを備える。
【0025】本発明請求項8に係る課題解決手段は、前
記複数個の電極に前記活性層の発光しきい電流未満の注
入電流を供給し、前記複数個の電極への注入電流の割合
を調整することによって透過光波長の分布を変化させ
て、所定の波長の光のみを選択的に透過させる。
記複数個の電極に前記活性層の発光しきい電流未満の注
入電流を供給し、前記複数個の電極への注入電流の割合
を調整することによって透過光波長の分布を変化させ
て、所定の波長の光のみを選択的に透過させる。
【0026】本発明請求項9に係る課題解決手段は、多
電極分布帰還型光半導体装置の製造方法であって、第1
のクラッド層を形成する工程と、前記第1のクラッド層
の表面に活性層を形成する工程と、前記活性層の縦方向
両端部にマスクを形成する工程と、前記活性層の前記マ
スクが形成されない領域に回折格子を形成する工程と、
前記マスクを除去して前記活性層の縦方向両端部を露出
させる工程と、露出された前記活性層の縦方向両端部お
よび前記回折格子の表面に第2のクラッド層を形成する
工程と、前記両クラッド層のうち一方のクラッド層の表
面に複数個の電極を形成し、他方のクラッド層の表面に
単一の電極を形成する工程と、前記回折格子および前記
両クラッド層の縦方向両端部を前記回折格子の縦方向両
端部から離間した位置でへき開する工程とを備える。
電極分布帰還型光半導体装置の製造方法であって、第1
のクラッド層を形成する工程と、前記第1のクラッド層
の表面に活性層を形成する工程と、前記活性層の縦方向
両端部にマスクを形成する工程と、前記活性層の前記マ
スクが形成されない領域に回折格子を形成する工程と、
前記マスクを除去して前記活性層の縦方向両端部を露出
させる工程と、露出された前記活性層の縦方向両端部お
よび前記回折格子の表面に第2のクラッド層を形成する
工程と、前記両クラッド層のうち一方のクラッド層の表
面に複数個の電極を形成し、他方のクラッド層の表面に
単一の電極を形成する工程と、前記回折格子および前記
両クラッド層の縦方向両端部を前記回折格子の縦方向両
端部から離間した位置でへき開する工程とを備える。
【0027】
【作用】本発明請求項1および請求項2に係る光半導体
装置では、製造時において活性層および両クラッド層の
縦方向両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離す
る際、回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき
開することができる。そうすると、へき開時に回折格子
の一部を除去するのを防止できる。
装置では、製造時において活性層および両クラッド層の
縦方向両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離す
る際、回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき
開することができる。そうすると、へき開時に回折格子
の一部を除去するのを防止できる。
【0028】例えば、請求項3のように一般的なλ/4
位相シフト構造の光半導体装置についてもへき開時に回
折格子の一部を除去するのを防止できる。また、請求項
4または請求項5のように境界面の光の進行方向に対す
る角度等の条件を変化させて屈折率の荷重平均値(等価
屈折率)を変化させることでλ/4の位相シフト構造を
実現したものについてもへき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できる。
位相シフト構造の光半導体装置についてもへき開時に回
折格子の一部を除去するのを防止できる。また、請求項
4または請求項5のように境界面の光の進行方向に対す
る角度等の条件を変化させて屈折率の荷重平均値(等価
屈折率)を変化させることでλ/4の位相シフト構造を
実現したものについてもへき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できる。
【0029】なお、上述のように構成すると、回折格子
の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に回折格
子の形成されない領域が形成されることになる。そし
て、仮に活性層のへき開面が反射鏡となったとき、回折
格子の形成されない領域の長さが光波長の正数倍等でな
い場合、光波長特性に悪影響を与えるおそれがある。そ
こで、本発明請求項6では、活性層の縦方向両端面に無
反射コーティング膜を形成することで、回折格子の形成
されない領域の長さが光波長特性に与える悪影響を軽減
している。
の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に回折格
子の形成されない領域が形成されることになる。そし
て、仮に活性層のへき開面が反射鏡となったとき、回折
格子の形成されない領域の長さが光波長の正数倍等でな
い場合、光波長特性に悪影響を与えるおそれがある。そ
こで、本発明請求項6では、活性層の縦方向両端面に無
反射コーティング膜を形成することで、回折格子の形成
されない領域の長さが光波長特性に与える悪影響を軽減
している。
【0030】本発明請求項7および請求項9では、回折
格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開すること
ができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できる。
格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開すること
ができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できる。
【0031】本発明請求項8に係る光半導体装置では、
多電極分布帰還型光半導体装置をそのままの構造で注入
電流を発光しきい値未満にして動作させる。この場合、
複数個の電極への注入電流の割合を調整することによっ
て透過光波長の分布を変化させて、所定の波長の光のみ
を選択的に透過させる。そうすると、光半導体装置を波
長可変フィルタとして利用できる。かかる波長可変フィ
ルタの製造時において、活性層および両クラッド層の縦
方向両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離する
際、回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開
することができる。そうすると、へき開時に回折格子の
一部を除去するのを防止できる。したがって、正確に波
長可変できる波長可変フィルタを提供できる。
多電極分布帰還型光半導体装置をそのままの構造で注入
電流を発光しきい値未満にして動作させる。この場合、
複数個の電極への注入電流の割合を調整することによっ
て透過光波長の分布を変化させて、所定の波長の光のみ
を選択的に透過させる。そうすると、光半導体装置を波
長可変フィルタとして利用できる。かかる波長可変フィ
ルタの製造時において、活性層および両クラッド層の縦
方向両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離する
際、回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開
することができる。そうすると、へき開時に回折格子の
一部を除去するのを防止できる。したがって、正確に波
長可変できる波長可変フィルタを提供できる。
【0032】
[第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例の半導体
レーザ装置としての光半導体装置を示す断面図である。
本実施例の光半導体装置は回折格子による光帰還により
共振器を形成するもので、λ/4シフト構造を有する分
布帰還型のものである。図1中の12および13はIn
P等からなる上下クラッド層、14は水平方向に延びて
形成され前記上下クラッド層12,13に挟まれる発光
用のInGaAsP等の活性層、15は平面状の基板の
表面上に周期的な凹凸構造が形成され中央部分の凹凸が
半周期ずらされてλ/4シフト構造とされた1次回折格
子、14aは格子位相が半周期(π)だけずれて形成さ
れる回折格子15の中央部、16は両端面の境界条件の
影響を小さくするため上下クラッド層12,13および
活性層14の端面に被膜された無反射コーティング膜、
17は表電極、18は裏電極、L2は前記回折格子15
の縦方向長さ寸法、P1は前記回折格子15内の回折格
子の位相がλ/4シフトする位置シフト点である。
レーザ装置としての光半導体装置を示す断面図である。
本実施例の光半導体装置は回折格子による光帰還により
共振器を形成するもので、λ/4シフト構造を有する分
布帰還型のものである。図1中の12および13はIn
P等からなる上下クラッド層、14は水平方向に延びて
形成され前記上下クラッド層12,13に挟まれる発光
用のInGaAsP等の活性層、15は平面状の基板の
表面上に周期的な凹凸構造が形成され中央部分の凹凸が
半周期ずらされてλ/4シフト構造とされた1次回折格
子、14aは格子位相が半周期(π)だけずれて形成さ
れる回折格子15の中央部、16は両端面の境界条件の
影響を小さくするため上下クラッド層12,13および
活性層14の端面に被膜された無反射コーティング膜、
17は表電極、18は裏電極、L2は前記回折格子15
の縦方向長さ寸法、P1は前記回折格子15内の回折格
子の位相がλ/4シフトする位置シフト点である。
【0033】前記回折格子15は、互いに屈折率の異な
る一対の凹凸膜15a,15bが積層されてなるもの
で、このうち、上凹凸膜15aは前記活性層14と同様
のInGaAsP等の材料が用いられ、一方、下凹凸膜
15bは前記下クラッド層13と同様のInP等の材料
が用いられ、該上凹凸膜15aおよび下凹凸膜15bの
境界面は図1のように略周期的な凹凸15cが形成され
る。そして、該回折格子15の縦方向長さは前記活性層
14および前記各クラッド層12,13の縦方向長さよ
り短く形成され、該回折格子15の縦方向両端部が前記
下クラッド層13の縦方向端面より内側に配置される。
すなわち、前記下クラッド層13のうち前記回折格子1
5の前後両側方には、回折格子15の形成されない非導
波領域R1が形成される。その他の構成は従来例と同様
であるため子細な説明を省略する。
る一対の凹凸膜15a,15bが積層されてなるもの
で、このうち、上凹凸膜15aは前記活性層14と同様
のInGaAsP等の材料が用いられ、一方、下凹凸膜
15bは前記下クラッド層13と同様のInP等の材料
が用いられ、該上凹凸膜15aおよび下凹凸膜15bの
境界面は図1のように略周期的な凹凸15cが形成され
る。そして、該回折格子15の縦方向長さは前記活性層
14および前記各クラッド層12,13の縦方向長さよ
り短く形成され、該回折格子15の縦方向両端部が前記
下クラッド層13の縦方向端面より内側に配置される。
すなわち、前記下クラッド層13のうち前記回折格子1
5の前後両側方には、回折格子15の形成されない非導
波領域R1が形成される。その他の構成は従来例と同様
であるため子細な説明を省略する。
【0034】上記構成において、光半導体装置の製造時
には、まず、図2の如く、InP等のウエハ状の基板と
しての上クラッド層12の表面に、CVD法等にてIn
GaAsP等の活性層14を成長形成する。次に、図3
の如く、活性層14の両端部の非導波領域R1に対応す
る表面をレジスト等19にてマスキングし、活性層14
と同様のInGaAsP等の材料を用いて前記非導波領
域R1を除く中間領域に一定厚みだけ成長させる。そし
て、かかる成長層の表面にエッチング処理を施して一定
の周期を有する略周期的な凹凸を形成し、図4の如く、
回折格子15の上凹凸膜15aを形成する。この際、回
折格子15の中央部の格子位相が半周期(π)だけずれ
るよう形成する。その後、図5の如く、上凹凸膜15a
の凹凸面(下面)側に、下クラッド層13と同様のIn
P等を用いてCVD法にて回折格子15の下凹凸膜15
bを成長形成する。この際、上凹凸膜15aと下凹凸膜
15bの境界面には略周期的な凹凸15cが形成される
ことになる。しかる後、活性層14の両端部の非導波領
域R1に対応するマスク(レジスト等)を除去し、図6
の如く、該非導波領域R1および回折格子15の下凹凸
膜15bの表面にInP等を用いてCVD法等にて下ク
ラッド層13を成長形成する。そして、上クラッド層1
2の上面の略全領域に表電極17を形成するとともに、
下クラッド層13の下面の略全領域に裏電極18を形成
する。
には、まず、図2の如く、InP等のウエハ状の基板と
しての上クラッド層12の表面に、CVD法等にてIn
GaAsP等の活性層14を成長形成する。次に、図3
の如く、活性層14の両端部の非導波領域R1に対応す
る表面をレジスト等19にてマスキングし、活性層14
と同様のInGaAsP等の材料を用いて前記非導波領
域R1を除く中間領域に一定厚みだけ成長させる。そし
て、かかる成長層の表面にエッチング処理を施して一定
の周期を有する略周期的な凹凸を形成し、図4の如く、
回折格子15の上凹凸膜15aを形成する。この際、回
折格子15の中央部の格子位相が半周期(π)だけずれ
るよう形成する。その後、図5の如く、上凹凸膜15a
の凹凸面(下面)側に、下クラッド層13と同様のIn
P等を用いてCVD法にて回折格子15の下凹凸膜15
bを成長形成する。この際、上凹凸膜15aと下凹凸膜
15bの境界面には略周期的な凹凸15cが形成される
ことになる。しかる後、活性層14の両端部の非導波領
域R1に対応するマスク(レジスト等)を除去し、図6
の如く、該非導波領域R1および回折格子15の下凹凸
膜15bの表面にInP等を用いてCVD法等にて下ク
ラッド層13を成長形成する。そして、上クラッド層1
2の上面の略全領域に表電極17を形成するとともに、
下クラッド層13の下面の略全領域に裏電極18を形成
する。
【0035】しかる後、個々の光半導体装置をウエハの
状態から分断するときには、上下クラッド層12,13
および活性層14の端部をへき開する。このとき、下ク
ラッド層13の両端部に非導波領域R1を形成している
ので、前記活性層14および前記両クラッド層12,1
3の縦方向両端部を前記回折格子15の縦方向両端部か
ら離間した位置でへき開でき、へき開時に回折格子15
の一部を除去するのを防止できる。したがって、λ/4
位相シフト点P1から回折格子15の縦方向端部までの
長さL2は互いに同等となり、回折格子15の光との結
合定数κL2がλ/4位相シフト点P1の前後で等しく
なる。したがって、へき開位置に位置ずれΔLが生じて
も、単一モード発振特性の劣化を防止できる。その後、
上下クラッド層12,13および活性層14のへき開面
に無反射コーティング膜16を被膜し、個々の光半導体
装置は完成する。
状態から分断するときには、上下クラッド層12,13
および活性層14の端部をへき開する。このとき、下ク
ラッド層13の両端部に非導波領域R1を形成している
ので、前記活性層14および前記両クラッド層12,1
3の縦方向両端部を前記回折格子15の縦方向両端部か
ら離間した位置でへき開でき、へき開時に回折格子15
の一部を除去するのを防止できる。したがって、λ/4
位相シフト点P1から回折格子15の縦方向端部までの
長さL2は互いに同等となり、回折格子15の光との結
合定数κL2がλ/4位相シフト点P1の前後で等しく
なる。したがって、へき開位置に位置ずれΔLが生じて
も、単一モード発振特性の劣化を防止できる。その後、
上下クラッド層12,13および活性層14のへき開面
に無反射コーティング膜16を被膜し、個々の光半導体
装置は完成する。
【0036】なお、上述のように構成すると、回折格子
の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に回折格
子の形成されない領域が形成されることになる。そし
て、仮に活性層のへき開面が反射鏡となったとき、回折
格子の形成されない領域の長さが光波長の正数倍等でな
い場合、光波長特性に悪影響を与えるおそれがある。そ
こで、活性層の縦方向両端面に無反射コーティング膜を
形成することで、回折格子の形成されない領域の長さが
光波長特性に与える悪影響を軽減している。
の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に回折格
子の形成されない領域が形成されることになる。そし
て、仮に活性層のへき開面が反射鏡となったとき、回折
格子の形成されない領域の長さが光波長の正数倍等でな
い場合、光波長特性に悪影響を与えるおそれがある。そ
こで、活性層の縦方向両端面に無反射コーティング膜を
形成することで、回折格子の形成されない領域の長さが
光波長特性に与える悪影響を軽減している。
【0037】[第2の実施例]図7は本発明の第2の実
施例の半導体レーザ装置としての光半導体装置を示す断
面図である。本実施例の光半導体装置は第1の実施例と
類似のλ/4シフトDFBレーザ装置であるが、図2の
如く、上クラッド層12側の電極として複数個(三個)
の表電極21,22,23が分割形成されている点で第
1の実施例と異なる。前記複数の表電極21,22,2
3は、同一面積を有して並置され、夫々互いに異なる注
入電流が供給される。このように複数個の表電極21,
22,23が分割形成されるのは、該各表電極21,2
2,23に異なるレベルの電流を供給することで回折格
子15のキャリア密度分布を変化させ、屈折率分布が変
化させて発振波長を調整可能とするためである。その他
の構成は第1の実施例と同様であり、特に、下クラッド
層13のうち回折格子15の前後両側方に非導波領域R
1が形成される点は第1の実施例と同様である。かかる
各部材・要素については第1の実施例と同一の符号を付
し、その説明を省略する。また、製造時には、図6に示
した各半導体層13,15,14,12の形成工程まで
は第1の実施例と同様であり、表電極21,22,23
の形成のみ、フォトリソ工程等にて分割形成すればよ
い。また、裏電極18および無反射コーティング膜16
の形成工程についても第1の実施例と同様である。
施例の半導体レーザ装置としての光半導体装置を示す断
面図である。本実施例の光半導体装置は第1の実施例と
類似のλ/4シフトDFBレーザ装置であるが、図2の
如く、上クラッド層12側の電極として複数個(三個)
の表電極21,22,23が分割形成されている点で第
1の実施例と異なる。前記複数の表電極21,22,2
3は、同一面積を有して並置され、夫々互いに異なる注
入電流が供給される。このように複数個の表電極21,
22,23が分割形成されるのは、該各表電極21,2
2,23に異なるレベルの電流を供給することで回折格
子15のキャリア密度分布を変化させ、屈折率分布が変
化させて発振波長を調整可能とするためである。その他
の構成は第1の実施例と同様であり、特に、下クラッド
層13のうち回折格子15の前後両側方に非導波領域R
1が形成される点は第1の実施例と同様である。かかる
各部材・要素については第1の実施例と同一の符号を付
し、その説明を省略する。また、製造時には、図6に示
した各半導体層13,15,14,12の形成工程まで
は第1の実施例と同様であり、表電極21,22,23
の形成のみ、フォトリソ工程等にて分割形成すればよ
い。また、裏電極18および無反射コーティング膜16
の形成工程についても第1の実施例と同様である。
【0038】上記構成の光半導体装置の使用時には、複
数個の表電極21,22,23側に注入電流を供給し、
活性層14からレーザを発光する。このとき、各表電極
21,22,23には互いに異なる注入電流を供給す
る。そうすると、表電極21,22,23に供給する注
入電流の割合に対応して、回折格子15の内部のキャリ
ア密度分布が変化し、それによって屈折率分布が変化す
るため、各表電極21,22,23に対応する領域の発
振波長が変化する。したがって、注入電流比を適切に変
化させることにより、光出力を一定に保ったまま、発振
波長、すなわち、全体としての波長ピーク値を変化させ
ることができる。本実施例においても、発振する光の単
一モード発振特性が極めて重要であるが、へき開位置に
位置ずれが生じても、第1の実施例と同様、λ/4位相
シフト点P1から回折格子15の縦方向端部までの長さ
L2は互いに同等となり、回折格子15の光との結合定
数κL2がλ/4位相シフト点P1の前後で等しくな
り、故に単一モード発振特性の劣化を防止できる。
数個の表電極21,22,23側に注入電流を供給し、
活性層14からレーザを発光する。このとき、各表電極
21,22,23には互いに異なる注入電流を供給す
る。そうすると、表電極21,22,23に供給する注
入電流の割合に対応して、回折格子15の内部のキャリ
ア密度分布が変化し、それによって屈折率分布が変化す
るため、各表電極21,22,23に対応する領域の発
振波長が変化する。したがって、注入電流比を適切に変
化させることにより、光出力を一定に保ったまま、発振
波長、すなわち、全体としての波長ピーク値を変化させ
ることができる。本実施例においても、発振する光の単
一モード発振特性が極めて重要であるが、へき開位置に
位置ずれが生じても、第1の実施例と同様、λ/4位相
シフト点P1から回折格子15の縦方向端部までの長さ
L2は互いに同等となり、回折格子15の光との結合定
数κL2がλ/4位相シフト点P1の前後で等しくな
り、故に単一モード発振特性の劣化を防止できる。
【0039】[第3の実施例]本発明の第3の実施例
は、図7に示した第2の実施例と同様の構造をそのまま
用いる波長可変フィルタである。すなわち、複数個の表
電極21,22,23に活性層14の発光しきい電流未
満の注入電流を供給し、前記複数個の表電極21,2
2,23への注入電流の割合を調整することによって透
過光波長の分布を変化させて、所定の波長の光のみを選
択的に透過させるものである。図7おいて、注入電流の
総量を、λ/4シフト多電極DFBレーザ装置として使
用した場合のしきい値以下に設定し、その状態で各表電
極21,22,23への注入電流の割合を変化させる
と、本来レーザ装置として発振する波長での両端部(両
側の無反射コーティング膜16)までの損失が最小とな
り、かつその波長が各電極への注入電流の割合で変化す
る波長可変フィルタとなる。
は、図7に示した第2の実施例と同様の構造をそのまま
用いる波長可変フィルタである。すなわち、複数個の表
電極21,22,23に活性層14の発光しきい電流未
満の注入電流を供給し、前記複数個の表電極21,2
2,23への注入電流の割合を調整することによって透
過光波長の分布を変化させて、所定の波長の光のみを選
択的に透過させるものである。図7おいて、注入電流の
総量を、λ/4シフト多電極DFBレーザ装置として使
用した場合のしきい値以下に設定し、その状態で各表電
極21,22,23への注入電流の割合を変化させる
と、本来レーザ装置として発振する波長での両端部(両
側の無反射コーティング膜16)までの損失が最小とな
り、かつその波長が各電極への注入電流の割合で変化す
る波長可変フィルタとなる。
【0040】製造時には、第2の実施例で説明したのと
同様の手順で製造すればよい。本実施例の波長可変フィ
ルタにおいても、透過光の波長選択性の良いことが問題
になるが、それは高次のDFBモードをどのくらい抑圧
できるかに依存しており、これはこの素子をレーザ装置
として発振させた場合の単一モード発振特性と同義であ
る。したがって、図11の如く、いかに基本モードと高
次モードとの利得差が大きく取れるかが課題となる。こ
のことに鑑み、λ/4シフト多電極DFB波長可変フィ
ルタに適用すれば、上記各実施例と同様の効果が得ら
れ、へき開位置ずれが生じても波長選択性の劣化の生じ
ないλ/4シフト多電極DFB波長可変フィルタが得ら
れる。
同様の手順で製造すればよい。本実施例の波長可変フィ
ルタにおいても、透過光の波長選択性の良いことが問題
になるが、それは高次のDFBモードをどのくらい抑圧
できるかに依存しており、これはこの素子をレーザ装置
として発振させた場合の単一モード発振特性と同義であ
る。したがって、図11の如く、いかに基本モードと高
次モードとの利得差が大きく取れるかが課題となる。こ
のことに鑑み、λ/4シフト多電極DFB波長可変フィ
ルタに適用すれば、上記各実施例と同様の効果が得ら
れ、へき開位置ずれが生じても波長選択性の劣化の生じ
ないλ/4シフト多電極DFB波長可変フィルタが得ら
れる。
【0041】[第4の実施例]図8は本発明の第4の実
施例の半導体レーザ装置としての光半導体装置を示す平
面視断面図である。本実施例の光半導体装置は、活性層
14を回折格子15の中央部で横方向に湾曲された略S
字状の湾曲部31を形成することにより、境界面の光の
進行方向に対する角度等の条件を変化させてやり、屈折
率の荷重平均値(等価屈折率)を変化させることで、λ
/4の位相シフトを実現したものである。なお、図8中
の32は埋め込みブロック層である。
施例の半導体レーザ装置としての光半導体装置を示す平
面視断面図である。本実施例の光半導体装置は、活性層
14を回折格子15の中央部で横方向に湾曲された略S
字状の湾曲部31を形成することにより、境界面の光の
進行方向に対する角度等の条件を変化させてやり、屈折
率の荷重平均値(等価屈折率)を変化させることで、λ
/4の位相シフトを実現したものである。なお、図8中
の32は埋め込みブロック層である。
【0042】図8中の活性層14のθは前記湾曲部31
における活性層14と、前記湾曲部31以外の活性層1
4とのなす角である。ここで、湾曲部31以外の活性層
14の幅Wa1と、湾曲部31の活性層14の幅Wa2
とは互いに同一寸法に設定されている。この場合、前記
湾曲部31においては、活性層14の幅が実質的に1/
cosθだけ広くなる。したがって、湾曲部31におい
て光を活性層14の内部に留保する割合(閉じ込め率)
は湾曲部31以外に比べて1/cosθ倍大きくなる。
光の活性層14外へのしみ出しを考慮すると、湾曲部3
1内の活性層14と外部とでは実屈折率が異なるため、
湾曲部31での等価屈折率が変化する。その量をΔnと
し、光波長をλ、湾曲部31の縦方向長さをLm1とす
れば、回折格子15の位相シフト量をΔφとすると、Δ
φ=2π(Δn・Lm1)/λ=±(π/2)となる条
件で、λ/4の位相シフトが得られる(IEEE PTL VolS,
No.6 June 1993,P616-618参照)。
における活性層14と、前記湾曲部31以外の活性層1
4とのなす角である。ここで、湾曲部31以外の活性層
14の幅Wa1と、湾曲部31の活性層14の幅Wa2
とは互いに同一寸法に設定されている。この場合、前記
湾曲部31においては、活性層14の幅が実質的に1/
cosθだけ広くなる。したがって、湾曲部31におい
て光を活性層14の内部に留保する割合(閉じ込め率)
は湾曲部31以外に比べて1/cosθ倍大きくなる。
光の活性層14外へのしみ出しを考慮すると、湾曲部3
1内の活性層14と外部とでは実屈折率が異なるため、
湾曲部31での等価屈折率が変化する。その量をΔnと
し、光波長をλ、湾曲部31の縦方向長さをLm1とす
れば、回折格子15の位相シフト量をΔφとすると、Δ
φ=2π(Δn・Lm1)/λ=±(π/2)となる条
件で、λ/4の位相シフトが得られる(IEEE PTL VolS,
No.6 June 1993,P616-618参照)。
【0043】本実施例において、その縦断面構造は図1
または図7に示した第1の実施例または第2の実施例と
類似の構造であるが、回折格子15について中央部のλ
/4シフト構造は省略され、その凹凸15cは縦方向の
全長に渡って同一周期に形成される。その他の構成は第
1の実施例または第2の実施例と同様である。本実施例
によっても、第1の実施例または第2の実施例と同様
に、へき開位置に位置ずれが生じても、単一モード発振
特性の劣化のない光半導体装置が得られる。なお本実施
例の光半導体装置は、活性層14のしきい値以下の電流
を流すことにより、λ/4シフト多電極DFB波長可変
フィルタとして用いてもよいことは言うまでもない。こ
の場合、第3の実施例と同様、波長選択性の劣化のない
DFB波長可変フィルタが得られる。
または図7に示した第1の実施例または第2の実施例と
類似の構造であるが、回折格子15について中央部のλ
/4シフト構造は省略され、その凹凸15cは縦方向の
全長に渡って同一周期に形成される。その他の構成は第
1の実施例または第2の実施例と同様である。本実施例
によっても、第1の実施例または第2の実施例と同様
に、へき開位置に位置ずれが生じても、単一モード発振
特性の劣化のない光半導体装置が得られる。なお本実施
例の光半導体装置は、活性層14のしきい値以下の電流
を流すことにより、λ/4シフト多電極DFB波長可変
フィルタとして用いてもよいことは言うまでもない。こ
の場合、第3の実施例と同様、波長選択性の劣化のない
DFB波長可変フィルタが得られる。
【0044】[第5の実施例]図9は本発明の第5の実
施例の光半導体装置(半導体レーザ装置)を示す平面視
断面図である。本実施例の光半導体装置は、活性層14
の回折格子15の中央部33での幅Wbを他の部分より
も広く設定し、これによって等価屈折率を変化させ、λ
/4の位相シフトを実現したものである。
施例の光半導体装置(半導体レーザ装置)を示す平面視
断面図である。本実施例の光半導体装置は、活性層14
の回折格子15の中央部33での幅Wbを他の部分より
も広く設定し、これによって等価屈折率を変化させ、λ
/4の位相シフトを実現したものである。
【0045】活性層14の外への光のしみ出しを考慮す
ると、活性層14と、その外の部分とでは実屈折率が異
なること、及び、活性層14の中央部を広くした場合は
光の閉じ込め係数が大きくなり、相対的に狭くなる部分
は閉じ込め係数が小さくなることにより、活性層14の
中央部(広い部分)での等価屈折率は活性層14の中央
以外の部分(狭い部分)の等価屈折率と異なる。その差
をΔnとし、波長をλ、中央部の幅を変化させた部分の
縦方向長さをLm2とすると、回折格子の位相シフト量
Δφ=2π/λΔn・Lm2=±π/2となる条件で、
λ/4の位相シフトが得られる。
ると、活性層14と、その外の部分とでは実屈折率が異
なること、及び、活性層14の中央部を広くした場合は
光の閉じ込め係数が大きくなり、相対的に狭くなる部分
は閉じ込め係数が小さくなることにより、活性層14の
中央部(広い部分)での等価屈折率は活性層14の中央
以外の部分(狭い部分)の等価屈折率と異なる。その差
をΔnとし、波長をλ、中央部の幅を変化させた部分の
縦方向長さをLm2とすると、回折格子の位相シフト量
Δφ=2π/λΔn・Lm2=±π/2となる条件で、
λ/4の位相シフトが得られる。
【0046】本実施例においても、その断面構造は図1
または図7に示した第1の実施例または第2の実施例と
類似の構造であるが、回折格子15について中央部のλ
/4シフト構造は省略され、その凹凸15cは縦方向の
全長に渡って同一周期に形成される。その他の構成は第
1の実施例または第2の実施例と同様である。本実施例
によっても、第1の実施例または第2の実施例と同様
に、へき開位置に位置ずれが生じても、単一モード発振
特性の劣化のない光半導体装置が得られる。なお本実施
例の光半導体装置は、活性層14のしきい値以下の電流
を流すことにより、λ/4シフト多電極DFB波長可変
フィルタとして用いてもよいことは言うまでもない。こ
の場合、第3の実施例と同様、波長選択性の劣化のない
DFB波長可変フィルタが得られる。
または図7に示した第1の実施例または第2の実施例と
類似の構造であるが、回折格子15について中央部のλ
/4シフト構造は省略され、その凹凸15cは縦方向の
全長に渡って同一周期に形成される。その他の構成は第
1の実施例または第2の実施例と同様である。本実施例
によっても、第1の実施例または第2の実施例と同様
に、へき開位置に位置ずれが生じても、単一モード発振
特性の劣化のない光半導体装置が得られる。なお本実施
例の光半導体装置は、活性層14のしきい値以下の電流
を流すことにより、λ/4シフト多電極DFB波長可変
フィルタとして用いてもよいことは言うまでもない。こ
の場合、第3の実施例と同様、波長選択性の劣化のない
DFB波長可変フィルタが得られる。
【0047】[変形例] (1)図2乃至図6に示すように、第1の実施例におい
て、各層の形成手順としてまず上クラッド層12、活性
層14、下クラッド層13および回折格子15の順に形
成していたが、回折格子15および下クラッド層13、
活性層14、上下クラッド層12,13の順に形成して
もよい。
て、各層の形成手順としてまず上クラッド層12、活性
層14、下クラッド層13および回折格子15の順に形
成していたが、回折格子15および下クラッド層13、
活性層14、上下クラッド層12,13の順に形成して
もよい。
【0048】(2)第5の実施例では、活性層の回折格
子の中央部での幅を他の部分よりも広く形成していた
が、逆に活性層の回折格子の中央部での幅を他の部分よ
りも狭く形成しても、同様の効果が得られる。
子の中央部での幅を他の部分よりも広く形成していた
が、逆に活性層の回折格子の中央部での幅を他の部分よ
りも狭く形成しても、同様の効果が得られる。
【0049】(3)上記各実施例では、活性層の縦方向
端面に無反射コーティング膜を形成していたが、無反射
コーティング膜を省略してもよい。
端面に無反射コーティング膜を形成していたが、無反射
コーティング膜を省略してもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明請求項1および請求項2による
と、製造時において活性層および両クラッド層の縦方向
両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離する際、
回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する
ことができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部
を除去するのを防止できる。したがって、回折格子の周
期性を縦方向両端部についても正確に保持できる。特に
請求項2のような場合、λ/4位相シフト点から回折格
子の縦方向端部までの長さは前後両方向について同等と
なり、回折格子の光との結合定数がλ/4位相シフト点
の前後で等しくなる。したがって、へき開位置に位置ず
れが生じても、単一モード発振特性の劣化を防止できる
という効果がある。
と、製造時において活性層および両クラッド層の縦方向
両端部をへき開にて分断し個々のチップに分離する際、
回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する
ことができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部
を除去するのを防止できる。したがって、回折格子の周
期性を縦方向両端部についても正確に保持できる。特に
請求項2のような場合、λ/4位相シフト点から回折格
子の縦方向端部までの長さは前後両方向について同等と
なり、回折格子の光との結合定数がλ/4位相シフト点
の前後で等しくなる。したがって、へき開位置に位置ず
れが生じても、単一モード発振特性の劣化を防止できる
という効果がある。
【0051】例えば、請求項3のように一般的なλ/4
位相シフト構造の光半導体装置についてもへき開時に回
折格子の一部を除去するのを防止できる。また、請求項
4または請求項5のように境界面の光の進行方向に対す
る角度等の条件を変化させて屈折率の荷重平均値(等価
屈折率)を変化させることでλ/4の位相シフト構造を
実現したものについてもへき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できるという効果がある。
位相シフト構造の光半導体装置についてもへき開時に回
折格子の一部を除去するのを防止できる。また、請求項
4または請求項5のように境界面の光の進行方向に対す
る角度等の条件を変化させて屈折率の荷重平均値(等価
屈折率)を変化させることでλ/4の位相シフト構造を
実現したものについてもへき開時に回折格子の一部を除
去するのを防止できるという効果がある。
【0052】本発明請求項6によると、活性層の縦方向
両端面に無反射コーティング膜を形成しているので、回
折格子の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に
回折格子の形成されない領域が形成されても、活性層の
へき開面が反射鏡となるのを防止できる。したがって、
回折格子の形成されない領域の長さが光波長特性に与え
る悪影響を防止できるという効果がある。
両端面に無反射コーティング膜を形成しているので、回
折格子の縦方向両端部と活性層等の縦方向両端部の間に
回折格子の形成されない領域が形成されても、活性層の
へき開面が反射鏡となるのを防止できる。したがって、
回折格子の形成されない領域の長さが光波長特性に与え
る悪影響を防止できるという効果がある。
【0053】本発明請求項7および請求項9によると、
回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する
ことができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部
を除去するのを防止できるという効果がある。
回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開する
ことができる。そうすると、へき開時に回折格子の一部
を除去するのを防止できるという効果がある。
【0054】本発明請求項8によると、多電極分布帰還
型光半導体装置をそのままの構造で注入電流を発光しき
い値未満にして動作させる。この場合、複数個の電極へ
の注入電流の割合を調整することによって透過光波長の
分布を変化させて、所定の波長の光のみを選択的に透過
させる。そうすると、光半導体装置を波長可変フィルタ
として利用できる。かかる波長可変フィルタの製造時に
おいて、活性層および両クラッド層の縦方向両端部をへ
き開にて分断し個々のチップに分離する際、回折格子の
縦方向両端部から離間した位置でへき開することができ
る。そうすると、へき開時に回折格子の一部を除去する
のを防止できる。したがって、正確に波長可変できる波
長可変フィルタを提供できるという効果がある。
型光半導体装置をそのままの構造で注入電流を発光しき
い値未満にして動作させる。この場合、複数個の電極へ
の注入電流の割合を調整することによって透過光波長の
分布を変化させて、所定の波長の光のみを選択的に透過
させる。そうすると、光半導体装置を波長可変フィルタ
として利用できる。かかる波長可変フィルタの製造時に
おいて、活性層および両クラッド層の縦方向両端部をへ
き開にて分断し個々のチップに分離する際、回折格子の
縦方向両端部から離間した位置でへき開することができ
る。そうすると、へき開時に回折格子の一部を除去する
のを防止できる。したがって、正確に波長可変できる波
長可変フィルタを提供できるという効果がある。
【図1】 本発明の第1の実施例の光半導体装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の光半導体装置の製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の光半導体装置の製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の光半導体装置の製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施例の光半導体装置の製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施例の光半導体装置の製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施例の光半導体装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施例の光半導体装置を示す
平面視断面図である。
平面視断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施例の光半導体装置を示す
平面視断面図である。
平面視断面図である。
【図10】 従来例の光半導体装置を示す縦断面図であ
る。
る。
【図11】 位相シフト点の位置ずれに対する基本モー
ドと高次モードとの利得差の変化を示す図である。
ドと高次モードとの利得差の変化を示す図である。
12 上クラッド層、13 下クラッド層、14 活性
層、15 回折格子、15a 上凹凸膜、15b 下凹
凸膜、15c 凹凸、16 無反射コーティング膜、1
7 表電極、18 裏電極、21,22,23 表電
極、31 湾曲部、33 中央部、P1 位相シフト
点、R1 非導波領域。
層、15 回折格子、15a 上凹凸膜、15b 下凹
凸膜、15c 凹凸、16 無反射コーティング膜、1
7 表電極、18 裏電極、21,22,23 表電
極、31 湾曲部、33 中央部、P1 位相シフト
点、R1 非導波領域。
Claims (9)
- 【請求項1】 回折格子による光帰還により共振器を形
成する分布帰還型光半導体装置であって、 活性層と、 該活性層の少なくとも一表面に形成される回折格子と、 該回折格子および前記活性層を両面側から挟み込む一対
のクラッド層とを備え、 前記回折格子の光が伝搬する縦方向の長さは前記活性層
および前記各クラッド層の縦方向の長さより短く形成さ
れて、該回折格子の縦方向両端部が前記クラッド層の縦
方向端面より内側に配置される光半導体装置。 - 【請求項2】 回折格子による光帰還により共振器を形
成する多電極分布帰還型光半導体装置であって、 活性層と、 該活性層の少なくとも一表面に形成される回折格子と、 該回折格子および前記活性層を両面側から挟み込む一対
のクラッド層と、 少なくとも一方のクラッド層の表面に形成される複数個
の電極とを備え、 前記回折格子の光が伝搬する縦方向の長さは前記活性層
および前記各クラッド層の縦方向の長さより短く形成さ
れて、該回折格子の縦方向両端部が前記クラッド層の縦
方向端面より内側に配置される光半導体装置。 - 【請求項3】 前記回折格子の中央部の格子位相は、四
分の一波長シフト構造となるよう半周期ずれて形成され
る、請求項1または請求項2記載の光半導体装置。 - 【請求項4】 前記活性層および前記回折格子の中央部
は、四分の一波長シフト構造となるよう横方向に湾曲さ
れて等価屈折率が変化される、請求項1または請求項2
記載の光半導体装置。 - 【請求項5】 前記活性層および前記回折格子の中央部
は、四分の一波長シフト構造となるよう幅寸法が変化さ
れて等価屈折率が変化される、請求項1または請求項2
記載の光半導体装置。 - 【請求項6】 前記活性層の縦方向両端面に無反射コー
ティング膜が形成される、請求項3、請求項4または請
求項5記載の光半導体装置。 - 【請求項7】 回折格子による光帰還により共振器を形
成する分布帰還型光半導体装置の製造方法であって、 第1のクラッド層を形成する工程と、 前記第1のクラッド層の表面に活性層を形成する工程
と、 前記活性層の縦方向両端部にマスクを形成する工程と、 前記活性層の前記マスクが形成されない領域に回折格子
を形成する工程と、 前記マスクを除去して前記活性層の縦方向両端部を露出
させる工程と、 露出された前記活性層の縦方向両端部および前記回折格
子の表面に第2のクラッド層を形成する工程と、 前記活性層および前記両クラッド層の縦方向両端部を前
記回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開す
る工程とを備える光半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記複数個の電極に前記活性層の発光し
きい電流未満の注入電流を供給し、前記複数個の電極へ
の注入電流の割合を調整することによって透過光波長の
分布を変化させて、所定の波長の光のみを選択的に透過
させる、請求項2記載の光半導体装置の使用方法。 - 【請求項9】 多電極分布帰還型光半導体装置の製造方
法であって、 第1のクラッド層を形成する工程と、 前記第1のクラッド層の表面に活性層を形成する工程
と、 前記活性層の縦方向両端部にマスクを形成する工程と、 前記活性層の前記マスクが形成されない領域に回折格子
を形成する工程と、 前記マスクを除去して前記活性層の縦方向両端部を露出
させる工程と、 露出された前記活性層の縦方向両端部および前記回折格
子の表面に第2のクラッド層を形成する工程と、 前記両クラッド層のうち一方のクラッド層の表面に複数
個の電極を形成し、他方のクラッド層の表面に単一の電
極を形成する工程と、 前記活性層および前記両クラッド層の縦方向両端部を前
記回折格子の縦方向両端部から離間した位置でへき開す
る工程とを備える光半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6970194A JPH07283479A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6970194A JPH07283479A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283479A true JPH07283479A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13410427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6970194A Pending JPH07283479A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283479A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005353761A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Mitsubishi Electric Corp | 分布帰還型半導体レーザ |
| JP2015103715A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 日本電信電話株式会社 | 直接変調レーザ |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6970194A patent/JPH07283479A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005353761A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Mitsubishi Electric Corp | 分布帰還型半導体レーザ |
| JP2015103715A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 日本電信電話株式会社 | 直接変調レーザ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6292503B1 (en) | Ridge type semiconductor laser of laterally-coupled distributed feedback and method of manufacturing the same | |
| US5020072A (en) | Semiconductor laser device | |
| US20110235659A1 (en) | Semiconductor laser | |
| JPH10117040A (ja) | 半導体レーザ素子及びその製造方法 | |
| US5701325A (en) | Compound semiconductor device and fabrication method of producing the compound semiconductor device | |
| JP3682367B2 (ja) | 分布帰還型半導体レーザ | |
| JP2982422B2 (ja) | 半導体レーザおよびその製造方法 | |
| JP2001036192A (ja) | 分布帰還型半導体レーザおよびその製造方法 | |
| JPH06338659A (ja) | レ−ザ素子 | |
| EP1104060B1 (en) | Optical semiconductor device and process for producing the same | |
| JPH11163464A (ja) | 分布帰還型半導体レーザ | |
| JPS63244694A (ja) | 分布帰還形半導体レ−ザ | |
| JP5310533B2 (ja) | 光半導体装置 | |
| US5212712A (en) | Laser device and method of manufacturing the same | |
| JPH07283479A (ja) | 光半導体装置、その製造方法、およびその使用方法 | |
| JPH06112570A (ja) | 分布ブラッグ反射型半導体レーザ | |
| JP4615184B2 (ja) | 分布帰還型半導体レーザ素子 | |
| JP2624310B2 (ja) | 多波長半導体レーザ装置 | |
| JPS63260185A (ja) | 分布帰還形半導体レ−ザ | |
| JP2004031402A (ja) | 分布帰還型半導体レーザ素子 | |
| Akiba | Distributed Feedback Laser | |
| JP3748654B2 (ja) | 分布帰還形半導体レーザ | |
| JP3817074B2 (ja) | 分布帰還型半導体レーザの製造方法 | |
| TW202534362A (zh) | 多波長雷射器的腔體結構 | |
| JP4005519B2 (ja) | 半導体光装置及びその製造方法 |