JPH07283536A - 厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工方法 - Google Patents
厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工方法Info
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- JPH07283536A JPH07283536A JP7736194A JP7736194A JPH07283536A JP H07283536 A JPH07283536 A JP H07283536A JP 7736194 A JP7736194 A JP 7736194A JP 7736194 A JP7736194 A JP 7736194A JP H07283536 A JPH07283536 A JP H07283536A
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- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚膜多層配線基板の表裏両面を、該基板の厚
さのばらつきに関係なく加工過不足の発生を防止し、研
磨加工中に発生する基板材加工面とスルーホール加工面
との段差を低減して高精度に研磨加工し、薄膜配線形成
時における断線の発生を防止することができる厚膜/薄
膜混成基板とその研磨加工方法の提供。 【構成】ポリッシング加工において、平均砥粒径80nm以
下のコロイダルシリカを用い、研磨圧力を所定の圧力に
制御することで、厚膜多層基板をポリッシング加工した
場合に生じる、基板材加工面とスルーホール加工面との
段差を-0.5≦d≦+0.5の範囲とした厚膜多層基板。両面
研磨加工において、ダミー材を複数個用い、被削材を単
数個加工することにより、厚膜多層基板加工時に生じる
加工過剰と加工不足を防止し、基板の表面粗さ,平面
度,平行度を向上する加工方法。
さのばらつきに関係なく加工過不足の発生を防止し、研
磨加工中に発生する基板材加工面とスルーホール加工面
との段差を低減して高精度に研磨加工し、薄膜配線形成
時における断線の発生を防止することができる厚膜/薄
膜混成基板とその研磨加工方法の提供。 【構成】ポリッシング加工において、平均砥粒径80nm以
下のコロイダルシリカを用い、研磨圧力を所定の圧力に
制御することで、厚膜多層基板をポリッシング加工した
場合に生じる、基板材加工面とスルーホール加工面との
段差を-0.5≦d≦+0.5の範囲とした厚膜多層基板。両面
研磨加工において、ダミー材を複数個用い、被削材を単
数個加工することにより、厚膜多層基板加工時に生じる
加工過剰と加工不足を防止し、基板の表面粗さ,平面
度,平行度を向上する加工方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大形計算機に使用され
る厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工技術に係り、特
に、厚膜/薄膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の
表裏両面を、該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過
剰や加工不足の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生
する基板材加工面とスルーホール加工面との段差を低減
して高精度に研磨加工し、薄膜配線形成時における断線
の発生を防止するのに好適な厚膜/薄膜混成基板とその
研磨加工法に関する。
る厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工技術に係り、特
に、厚膜/薄膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の
表裏両面を、該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過
剰や加工不足の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生
する基板材加工面とスルーホール加工面との段差を低減
して高精度に研磨加工し、薄膜配線形成時における断線
の発生を防止するのに好適な厚膜/薄膜混成基板とその
研磨加工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大形計算機の演算処理の高速化に
ともない実装密度が大幅に向上しているが、高速LSI
を実装するモジュール基板には、日経エレクトロニクス
(1990.12.10)に記載されているように、セラミックスの
厚膜多層配線基板が用いられるようになった。しかし、
厚膜多層配線基板では微細な配線は困難であり、いきお
い配線長さも長くなり基板面積も大きくなって演算速度
の遅延を生じることになるため、さらに演算処理を高速
化するためには一部を薄膜化する必要があり、図6に示
すような厚膜/薄膜混成基板(以下、単に混成基板とい
う)が使用されるようになった。
ともない実装密度が大幅に向上しているが、高速LSI
を実装するモジュール基板には、日経エレクトロニクス
(1990.12.10)に記載されているように、セラミックスの
厚膜多層配線基板が用いられるようになった。しかし、
厚膜多層配線基板では微細な配線は困難であり、いきお
い配線長さも長くなり基板面積も大きくなって演算速度
の遅延を生じることになるため、さらに演算処理を高速
化するためには一部を薄膜化する必要があり、図6に示
すような厚膜/薄膜混成基板(以下、単に混成基板とい
う)が使用されるようになった。
【0003】従来の混成基板ではない厚膜多層配線基板
では、基板上にMCC(Micro Carrier for LSI
Chip)と呼ばれる10mm角程度の小さいセラミック
基板を乗せ、その上にLSIを乗せるため、表面粗さ,
平面度,平行度等の精度はさほど要求されず、焼成した
ままの状態で用いられていた。これに対し、前記図6に
示す混成基板からなるセラミックモジュール基板は、金
属導体をパターニングされ多数のスルーホール9を上下
両面に形成したガラスセラミックス10の厚膜を、多数
層重ねて焼成して厚膜多層配線基板を生成し、該生成さ
れた厚膜多層配線基板の上下両面に、絶縁膜13と薄膜
配線14からなる層を複数層重ねた薄膜層を形成し、該
薄膜層の上面側に複数個のLSIをはんだもしくはMC
C基板を介して搭載し、下面側には図示しないI/Oピ
ンを接続して形成される。混成基板に用いる厚膜多層配
線基板には、表面に薄膜回路を形成するため高い精度の
表面粗さ,平面度,平行度等が要求されており、このた
め、厚膜多層配線基板の上下両面を高精度に加工する技
術が必要になっている。
では、基板上にMCC(Micro Carrier for LSI
Chip)と呼ばれる10mm角程度の小さいセラミック
基板を乗せ、その上にLSIを乗せるため、表面粗さ,
平面度,平行度等の精度はさほど要求されず、焼成した
ままの状態で用いられていた。これに対し、前記図6に
示す混成基板からなるセラミックモジュール基板は、金
属導体をパターニングされ多数のスルーホール9を上下
両面に形成したガラスセラミックス10の厚膜を、多数
層重ねて焼成して厚膜多層配線基板を生成し、該生成さ
れた厚膜多層配線基板の上下両面に、絶縁膜13と薄膜
配線14からなる層を複数層重ねた薄膜層を形成し、該
薄膜層の上面側に複数個のLSIをはんだもしくはMC
C基板を介して搭載し、下面側には図示しないI/Oピ
ンを接続して形成される。混成基板に用いる厚膜多層配
線基板には、表面に薄膜回路を形成するため高い精度の
表面粗さ,平面度,平行度等が要求されており、このた
め、厚膜多層配線基板の上下両面を高精度に加工する技
術が必要になっている。
【0004】従来、このようなセラミックスを平坦化す
るための具体的な加工方法としては、焼成後のセラミッ
ク基板の両面を研削し、該研削面上に配線を形成してセ
ラミック基板の厚さ精度を高める方法(例えば、特開昭
60-55697号公報)、セラミック基板の表裏両面の平面
度、平行度等の精度を、該両面の研磨層に調整代を設け
て研磨加工して高める方法(例えば、特開昭平成3-2684
82号公報)等が提案されている。しかし、これら従来の
加工方法では、厚膜多層配線基板加工時における該基板
の表面状態、すなわち、前記図6に示す薄膜層を形成す
るための加工面であるガラスセラミックス10の加工面
20とスルーホール9の加工面21と間に生じる段差
や、該スルーホール9の加工面21の加工状態等により
変化する加工面の凹凸、鏡面精度に関する配慮が不十分
であった。
るための具体的な加工方法としては、焼成後のセラミッ
ク基板の両面を研削し、該研削面上に配線を形成してセ
ラミック基板の厚さ精度を高める方法(例えば、特開昭
60-55697号公報)、セラミック基板の表裏両面の平面
度、平行度等の精度を、該両面の研磨層に調整代を設け
て研磨加工して高める方法(例えば、特開昭平成3-2684
82号公報)等が提案されている。しかし、これら従来の
加工方法では、厚膜多層配線基板加工時における該基板
の表面状態、すなわち、前記図6に示す薄膜層を形成す
るための加工面であるガラスセラミックス10の加工面
20とスルーホール9の加工面21と間に生じる段差
や、該スルーホール9の加工面21の加工状態等により
変化する加工面の凹凸、鏡面精度に関する配慮が不十分
であった。
【0005】シリコンウエハ等のぜい性材料の両面の表
面粗さ,平面度,平行度等を、精度よく加工する好まし
い加工方法としては、粗加工工程としての両面ラッピン
グ加工と仕上げ加工工程としての両面ポリッシング加工
との組合せからなる両面研磨加工法が従来から行われて
いる。
面粗さ,平面度,平行度等を、精度よく加工する好まし
い加工方法としては、粗加工工程としての両面ラッピン
グ加工と仕上げ加工工程としての両面ポリッシング加工
との組合せからなる両面研磨加工法が従来から行われて
いる。
【0006】図7および図8を参照して従来の両面研磨
加工法について説明する。図7は両面研磨加工機の概略
構成説明図、図8はその動作説明図である。
加工法について説明する。図7は両面研磨加工機の概略
構成説明図、図8はその動作説明図である。
【0007】図において、1はワーク、2はワーク1を
嵌装して回転する外周に歯形が形成された円形状のキャ
リアで、嵌装したワーク1を平面内で回転させるための
治具、3は中心部を支持されて回転し該回転軸の周りに
自在に傾斜可能な上定盤、4は基台上に回転可能に設置
された下定盤で、該上下定盤3,4間にワーク1を挟
み、液状の研磨材を流し込み、かつ所定の圧力で加圧し
ながら研磨加工が行われる。5は太陽ギア、6はインタ
ーナルギアで、両者間に介装されたキャリア2を図8に
示す矢印方向に自転および公転させるようになってい
る。7は上定盤3の上下移動と、ワーク1及びキャリア
2のセッティング並びに取り外しを行うシリンダ、8は
前記研磨加工時の加圧力、すなわち研磨圧力を設定する
サブシリンダである。なお、図8は該図を簡単にするた
めキャリア2を1個のみ示しているが、実際は少なくと
も3個のキャリア2が等配されており、それら各キャリ
ア2にワーク1が1または複数枚嵌装されている。
嵌装して回転する外周に歯形が形成された円形状のキャ
リアで、嵌装したワーク1を平面内で回転させるための
治具、3は中心部を支持されて回転し該回転軸の周りに
自在に傾斜可能な上定盤、4は基台上に回転可能に設置
された下定盤で、該上下定盤3,4間にワーク1を挟
み、液状の研磨材を流し込み、かつ所定の圧力で加圧し
ながら研磨加工が行われる。5は太陽ギア、6はインタ
ーナルギアで、両者間に介装されたキャリア2を図8に
示す矢印方向に自転および公転させるようになってい
る。7は上定盤3の上下移動と、ワーク1及びキャリア
2のセッティング並びに取り外しを行うシリンダ、8は
前記研磨加工時の加圧力、すなわち研磨圧力を設定する
サブシリンダである。なお、図8は該図を簡単にするた
めキャリア2を1個のみ示しているが、実際は少なくと
も3個のキャリア2が等配されており、それら各キャリ
ア2にワーク1が1または複数枚嵌装されている。
【0008】両面研磨加工は、上下定盤3,4間に挟ん
だワーク1を、液状の研磨材を介して上下定盤3,4と
相対摺動させて行われる。このとき、キャリア2は自転
しながら、かつ太陽ギア5のまわりを自転方向と反対方
向に公転する。また、上定盤3はキャリア2の自転方向
と同方向に回転し、下定盤4はキャリア2の公転方向と
同方向に回転する。そして、前記研磨圧力は、サブシリ
ンダ8によりコントロールされる。
だワーク1を、液状の研磨材を介して上下定盤3,4と
相対摺動させて行われる。このとき、キャリア2は自転
しながら、かつ太陽ギア5のまわりを自転方向と反対方
向に公転する。また、上定盤3はキャリア2の自転方向
と同方向に回転し、下定盤4はキャリア2の公転方向と
同方向に回転する。そして、前記研磨圧力は、サブシリ
ンダ8によりコントロールされる。
【0009】一般に、加工前のワーク1は、厚さが一定
ではなくばらつきが大きいが、このようなワーク1を複
数枚上下定盤3,4間に挟んだ場合、該複数のワーク1
の厚さのばらつきにより、上定盤3との接触部が多いワ
ーク1と少ないワーク1とが発生すると同時に、上定盤
3が中心部の周りに自在に傾斜可能になっていることか
ら、回転中に上定盤3が下定盤4に対して傾き、上下定
盤3,4間の平行を保てない状態が発生する。しかし、
研磨加工では、圧力の高い部分ほど加工能率が高くなる
ことから、上記両面研磨加工では同時加工中の複数のワ
ーク1の内、厚さの大きいワーク1ほど加工が促進され
る。このため加工が進むにつれてワーク間の厚さのばら
つきが小さくなり、その結果、下定盤4と上定盤3の間
の傾きも小さくなる。そして、次第に上定盤3と下定盤
4は許容値内の平行が保たれるようになり、各ワーク1
の平行度をミクロンオーダに精度よく加工することがで
きる。
ではなくばらつきが大きいが、このようなワーク1を複
数枚上下定盤3,4間に挟んだ場合、該複数のワーク1
の厚さのばらつきにより、上定盤3との接触部が多いワ
ーク1と少ないワーク1とが発生すると同時に、上定盤
3が中心部の周りに自在に傾斜可能になっていることか
ら、回転中に上定盤3が下定盤4に対して傾き、上下定
盤3,4間の平行を保てない状態が発生する。しかし、
研磨加工では、圧力の高い部分ほど加工能率が高くなる
ことから、上記両面研磨加工では同時加工中の複数のワ
ーク1の内、厚さの大きいワーク1ほど加工が促進され
る。このため加工が進むにつれてワーク間の厚さのばら
つきが小さくなり、その結果、下定盤4と上定盤3の間
の傾きも小さくなる。そして、次第に上定盤3と下定盤
4は許容値内の平行が保たれるようになり、各ワーク1
の平行度をミクロンオーダに精度よく加工することがで
きる。
【0010】また、ワーク1の表裏両面の反り等のうね
りにより、該ワーク1内に厚さのばらつきがある場合に
おいても、両面研磨加工では上下定盤3,4により強く
接触する部分から先に加工されるため、反り量の大きい
部分から加工され、したがって、加工が進むにつれて反
りが矯正され平面度が向上する。研磨加工では、定盤の
平面度がワーク1に転写されるため、定盤の平面度をミ
クロンオーダにすれば、ワーク1の平面度もミクロンオ
ーダにすることができる。
りにより、該ワーク1内に厚さのばらつきがある場合に
おいても、両面研磨加工では上下定盤3,4により強く
接触する部分から先に加工されるため、反り量の大きい
部分から加工され、したがって、加工が進むにつれて反
りが矯正され平面度が向上する。研磨加工では、定盤の
平面度がワーク1に転写されるため、定盤の平面度をミ
クロンオーダにすれば、ワーク1の平面度もミクロンオ
ーダにすることができる。
【0011】ここで、前記両面研磨加工法のうちのポリ
ッシング加工について、その加工概念を示す図9を参照
して説明する。ポリッシング加工は、定盤(図9
(a),図9(b)では下定盤4)に研磨布12を張
り、その研磨布12上に砥粒11を含む液状の研磨材を
流し、この状態で前記図7に示す研磨加工機によりワー
ク1を研磨布12に加圧しながら相対摺動させることで
行われる。この相対摺動中、砥粒11はワーク1と研磨
布12間を転動し、該転動することによりワーク1の
面、すなわち、ガラスセラミックス10の加工面20と
スルーホール9の加工面21とを切り込み、該面が微小
加工される。
ッシング加工について、その加工概念を示す図9を参照
して説明する。ポリッシング加工は、定盤(図9
(a),図9(b)では下定盤4)に研磨布12を張
り、その研磨布12上に砥粒11を含む液状の研磨材を
流し、この状態で前記図7に示す研磨加工機によりワー
ク1を研磨布12に加圧しながら相対摺動させることで
行われる。この相対摺動中、砥粒11はワーク1と研磨
布12間を転動し、該転動することによりワーク1の
面、すなわち、ガラスセラミックス10の加工面20と
スルーホール9の加工面21とを切り込み、該面が微小
加工される。
【0012】ポリッシング加工中、ワーク1に対する加
工量、すなわち砥粒11の切り込み量は、i)砥粒11の
平均径が大きいほど、ii)研磨圧力が大きいほど、iii)
研磨布12が硬い(弾性変形量が小さい)ほど、iv)ワ
ーク1の加工面の硬度が小さいほど、大きくなる。
工量、すなわち砥粒11の切り込み量は、i)砥粒11の
平均径が大きいほど、ii)研磨圧力が大きいほど、iii)
研磨布12が硬い(弾性変形量が小さい)ほど、iv)ワ
ーク1の加工面の硬度が小さいほど、大きくなる。
【0013】金属とセラミックスの複合材からなる厚膜
多層基板をポリッシング加工した場合、上記砥粒11の
切り込み条件により差異はあるものの、硬くて砥粒11
が切り込みにくいガラスセラミックス10部分より、軟
らかくて砥粒11が切り込みやすいスルーホール9の金
属部分の方が、砥粒1個あたりの切り込み量が大きくな
る。その結果、ガラスセラミックス10部分よりスルー
ホール9の金属部分の方がより多く加工され、両者間に
図9(a)に示すような段差dを発生させるが、従来は
段差dに対する考慮は十分にはされていないのが実情で
あった。
多層基板をポリッシング加工した場合、上記砥粒11の
切り込み条件により差異はあるものの、硬くて砥粒11
が切り込みにくいガラスセラミックス10部分より、軟
らかくて砥粒11が切り込みやすいスルーホール9の金
属部分の方が、砥粒1個あたりの切り込み量が大きくな
る。その結果、ガラスセラミックス10部分よりスルー
ホール9の金属部分の方がより多く加工され、両者間に
図9(a)に示すような段差dを発生させるが、従来は
段差dに対する考慮は十分にはされていないのが実情で
あった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く厚膜多層配
線基板の仕上げ加工工程としての両面ポリッシング加工
では、図9(a)に示すようにガラスセラミックス10
部分とスルーホール9の金属部分との加工能率の差か
ら、ガラスセラミックス10の加工面20よりスルーホ
ール9の加工面21が窪んだ凹状態の段差dを発生させ
るが、この段差dが例えばミクロンオーダと大きく、ま
た該段差部の傾斜角度が垂直に近いような場合には、前
記図6に示す薄膜層を形成する過程において、ガラスセ
ラミックス10とスルーホール9との接合部から薄膜配
線14に粒界割れを発生させ、ついには断線に至る問題
点を有する。
線基板の仕上げ加工工程としての両面ポリッシング加工
では、図9(a)に示すようにガラスセラミックス10
部分とスルーホール9の金属部分との加工能率の差か
ら、ガラスセラミックス10の加工面20よりスルーホ
ール9の加工面21が窪んだ凹状態の段差dを発生させ
るが、この段差dが例えばミクロンオーダと大きく、ま
た該段差部の傾斜角度が垂直に近いような場合には、前
記図6に示す薄膜層を形成する過程において、ガラスセ
ラミックス10とスルーホール9との接合部から薄膜配
線14に粒界割れを発生させ、ついには断線に至る問題
点を有する。
【0015】このような薄膜配線14の断線を防止する
には、前記厚膜多層配線基板のポリッシング加工時に発
生する段差dを図9(b)に示すように小さくすること
が有効で、具体的にはサブミクロンオーダないしはそれ
以下に低減することが望ましい。また、段差形状として
は、段差dが凸形状で、0≦d≦0.5μmの範囲が最
も良いことが実験から分かっている。しかし、前述の如
く従来は段差dに対する考慮は十分にはされてなく、段
差dを小さくするための具体的な方法は提案されていな
い。
には、前記厚膜多層配線基板のポリッシング加工時に発
生する段差dを図9(b)に示すように小さくすること
が有効で、具体的にはサブミクロンオーダないしはそれ
以下に低減することが望ましい。また、段差形状として
は、段差dが凸形状で、0≦d≦0.5μmの範囲が最
も良いことが実験から分かっている。しかし、前述の如
く従来は段差dに対する考慮は十分にはされてなく、段
差dを小さくするための具体的な方法は提案されていな
い。
【0016】上記段差dを低減する目的で、スルーホー
ル9の表面にメッキをして段差dを変え、その上に薄膜
配線14をスパッタリングした本願発明者等が行った実
験によれば、メッキにより段差dをコントロールするこ
とは可能であるが、メッキしたスルーホール9の表面粗
さが粗く、しかもメッキ成長高さのばらつきが大きいた
め、メッキによる段差dの低減の実用化は困難である。
ル9の表面にメッキをして段差dを変え、その上に薄膜
配線14をスパッタリングした本願発明者等が行った実
験によれば、メッキにより段差dをコントロールするこ
とは可能であるが、メッキしたスルーホール9の表面粗
さが粗く、しかもメッキ成長高さのばらつきが大きいた
め、メッキによる段差dの低減の実用化は困難である。
【0017】また、厚膜多層配線基板は、従来の両面研
磨加工法において前記の如く厚さのばらつきや反り等が
ある場合にも、加工が進むにつれて平行度や平面度を精
度よく加工することができるが、厚さのばらつきや反り
量が大きい場合に所望の平行度や平面度精度を得るため
には加工量が必然的に増加する。従来の両面研磨加工法
は、原理的に複数個のワーク1を同時加工する方法であ
るから、厚さの大きいワーク1はより多く、そして厚さ
の小さいワーク1はより少なく加工されることになり、
ワーク1ごとに加工量が相違する結果、加工過剰と加工
不足とが発生することになる。
磨加工法において前記の如く厚さのばらつきや反り等が
ある場合にも、加工が進むにつれて平行度や平面度を精
度よく加工することができるが、厚さのばらつきや反り
量が大きい場合に所望の平行度や平面度精度を得るため
には加工量が必然的に増加する。従来の両面研磨加工法
は、原理的に複数個のワーク1を同時加工する方法であ
るから、厚さの大きいワーク1はより多く、そして厚さ
の小さいワーク1はより少なく加工されることになり、
ワーク1ごとに加工量が相違する結果、加工過剰と加工
不足とが発生することになる。
【0018】上記加工過不足の発生について図10によ
り具体的に説明する。図10はワーク1内に厚さのばら
つきSを有する状態を模式的に示した厚膜多層配線基板
の断面図である。図中、15は基板の上下両面にTの厚
さに形成されている多数のスルーホール9からなるスル
ーホール層、16は配線層である。ここで、両面研磨加
工は、配線層16を露出させないように上下両面のスル
ーホール層15のTの厚さの範囲内で行われなければな
らないが、厚さのばらつきSが大きい場合には、加工量
が増加するため厚さTを超えて加工される恐れがあり、
それを防止するためには当初から厚さTを大きくしなけ
ればならない。しかし、その場合には基板コストが高く
なるだけでなく、スルーホール9部の配線抵抗が増し基
板性能が劣化することになる不具合点があり、そのため
厚さTはできるだけ薄くすることが望ましい。ところ
が、前述の如く従来の両面研磨加工法は、原理的に複数
個のワーク1を同時加工するため、ワーク間またはワー
ク内において厚さのばらつきSが大きい場合には、どう
しても加工過剰と加工不足とが発生する問題点を有して
いる。
り具体的に説明する。図10はワーク1内に厚さのばら
つきSを有する状態を模式的に示した厚膜多層配線基板
の断面図である。図中、15は基板の上下両面にTの厚
さに形成されている多数のスルーホール9からなるスル
ーホール層、16は配線層である。ここで、両面研磨加
工は、配線層16を露出させないように上下両面のスル
ーホール層15のTの厚さの範囲内で行われなければな
らないが、厚さのばらつきSが大きい場合には、加工量
が増加するため厚さTを超えて加工される恐れがあり、
それを防止するためには当初から厚さTを大きくしなけ
ればならない。しかし、その場合には基板コストが高く
なるだけでなく、スルーホール9部の配線抵抗が増し基
板性能が劣化することになる不具合点があり、そのため
厚さTはできるだけ薄くすることが望ましい。ところ
が、前述の如く従来の両面研磨加工法は、原理的に複数
個のワーク1を同時加工するため、ワーク間またはワー
ク内において厚さのばらつきSが大きい場合には、どう
しても加工過剰と加工不足とが発生する問題点を有して
いる。
【0019】本発明は前記従来技術の問題点に鑑み、厚
膜/薄膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の表裏両
面を、該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過剰や加
工不足の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生する基
板材加工面とスルーホール加工面との段差を低減して高
精度に研磨加工し、薄膜配線形成時における断線の発生
を防止することができる厚膜/薄膜混成基板とその研磨
加工方法を提供することを目的とする。
膜/薄膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の表裏両
面を、該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過剰や加
工不足の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生する基
板材加工面とスルーホール加工面との段差を低減して高
精度に研磨加工し、薄膜配線形成時における断線の発生
を防止することができる厚膜/薄膜混成基板とその研磨
加工方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の厚膜/薄膜混成基板は、セラミックス等の
脆性材料からなる基板材を多数層重ねて焼成し、その上
下両面に多数のスルーホールを有するスルーホール層を
形成した厚膜多層配線基板と、該厚膜多層配線基板の表
面に形成した薄膜層とからなる厚膜/薄膜混成基板にお
いて、前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基板面にお
けるスルーホールの表面が、該厚膜多層配線基板面にお
ける基板材の表面と同一ないし凸または凹の微小量の段
差に形成されてなる構成である。
め、本発明の厚膜/薄膜混成基板は、セラミックス等の
脆性材料からなる基板材を多数層重ねて焼成し、その上
下両面に多数のスルーホールを有するスルーホール層を
形成した厚膜多層配線基板と、該厚膜多層配線基板の表
面に形成した薄膜層とからなる厚膜/薄膜混成基板にお
いて、前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基板面にお
けるスルーホールの表面が、該厚膜多層配線基板面にお
ける基板材の表面と同一ないし凸または凹の微小量の段
差に形成されてなる構成である。
【0021】そして、前記厚膜多層配線基板面における
スルーホール表面の基板材表面からの凸または凹の微小
量の段差を、0≦d≦0.5μmの範囲にすることが望
ましい。
スルーホール表面の基板材表面からの凸または凹の微小
量の段差を、0≦d≦0.5μmの範囲にすることが望
ましい。
【0022】また、前記薄膜層が形成される厚膜多層配
線基板面におけるスルーホールの表面および基板材の表
面の各表面粗さが、0.05μmRa以下の鏡面に研磨
加工され、かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルー
ホール表面の基板材表面からの凸または凹の微小量の段
差を、0≦d≦0.5μmの範囲にするとよく、さら
に、前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基板面におけ
るスルーホールの表面および基板材の表面の各表面が、
表面粗さ0.05μmRa以下、平面度10μm以下、
平行度10μm以下の鏡面に研磨加工され、かつ前記厚
膜多層配線基板面におけるスルーホール表面の基板材表
面からの凸または凹の微小量の段差を、0≦d≦0.5
μmの範囲にすることが好ましい。
線基板面におけるスルーホールの表面および基板材の表
面の各表面粗さが、0.05μmRa以下の鏡面に研磨
加工され、かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルー
ホール表面の基板材表面からの凸または凹の微小量の段
差を、0≦d≦0.5μmの範囲にするとよく、さら
に、前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基板面におけ
るスルーホールの表面および基板材の表面の各表面が、
表面粗さ0.05μmRa以下、平面度10μm以下、
平行度10μm以下の鏡面に研磨加工され、かつ前記厚
膜多層配線基板面におけるスルーホール表面の基板材表
面からの凸または凹の微小量の段差を、0≦d≦0.5
μmの範囲にすることが好ましい。
【0023】一方、本発明の厚膜/薄膜混成基板の両面
研磨加工方法は、互いに反対方向に回転する上下定盤間
に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に等
配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材を
介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜/
薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、スルーホー
ルの段差を微小な凸形状にする場合、前記研磨材に平均
砥粒径10nm以下のコロイダルシリカを使用し、かつ
研磨圧力を50〜150g/cm2とする条件でポリッ
シング加工する構成にしたものである。
研磨加工方法は、互いに反対方向に回転する上下定盤間
に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に等
配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材を
介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜/
薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、スルーホー
ルの段差を微小な凸形状にする場合、前記研磨材に平均
砥粒径10nm以下のコロイダルシリカを使用し、かつ
研磨圧力を50〜150g/cm2とする条件でポリッ
シング加工する構成にしたものである。
【0024】また、互いに反対方向に回転する上下定盤
間に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に
等配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材
を介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜
/薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、スルーホ
ールの段差を微小な凹形状にする場合、前記研磨材に平
均砥粒径80nm以下のコロイダルシリカを使用し、か
つ研磨圧力を100〜200g/cm2とする条件でポ
リッシング加工する構成にする。
間に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に
等配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材
を介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜
/薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、スルーホ
ールの段差を微小な凹形状にする場合、前記研磨材に平
均砥粒径80nm以下のコロイダルシリカを使用し、か
つ研磨圧力を100〜200g/cm2とする条件でポ
リッシング加工する構成にする。
【0025】さらにまた、互いに反対方向に回転する上
下定盤間に少なくとも3個のキャリアを自転および公転
可能に等配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の
研磨材を介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工す
る厚膜/薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、前
記各キャリアに嵌装するワークに、1個の未加工厚膜多
層配線基板と、該未加工厚膜多層配線基板と同一寸法・
形状を有する複数個のダミーガラスとを使用し、該複数
個のダミーガラスを各キャリアまたは前記未加工厚膜多
層配線基板を嵌装しているキャリアを除く各キャリアに
嵌装し、該嵌装した未加工厚膜多層配線基板および各ダ
ミーガラスの表裏両面を、前記相対摺動によりラッピン
グ加工の後、ポリッシング加工する構成にしてもよい。
下定盤間に少なくとも3個のキャリアを自転および公転
可能に等配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の
研磨材を介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工す
る厚膜/薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、前
記各キャリアに嵌装するワークに、1個の未加工厚膜多
層配線基板と、該未加工厚膜多層配線基板と同一寸法・
形状を有する複数個のダミーガラスとを使用し、該複数
個のダミーガラスを各キャリアまたは前記未加工厚膜多
層配線基板を嵌装しているキャリアを除く各キャリアに
嵌装し、該嵌装した未加工厚膜多層配線基板および各ダ
ミーガラスの表裏両面を、前記相対摺動によりラッピン
グ加工の後、ポリッシング加工する構成にしてもよい。
【0026】そして、前記未加工厚膜多層配線基板およ
び各ダミーガラスの表裏両面のポリッシング加工を、前
記研磨材に平均砥粒径10nm以下のコロイダルシリカ
を使用し、かつ研磨圧力を50〜150g/cm2とす
る条件で行うとよい。
び各ダミーガラスの表裏両面のポリッシング加工を、前
記研磨材に平均砥粒径10nm以下のコロイダルシリカ
を使用し、かつ研磨圧力を50〜150g/cm2とす
る条件で行うとよい。
【0027】
【作用】上記構成としたことにより、ワーク、すなわち
厚膜多層配線基板のポリッシング加工は、平均砥粒径8
0nm以下の小さい砥粒のコロイダルシリカにより行わ
れ、砥粒の1個当たりの切り込み量が小さくなるが、こ
のような小さな砥粒によりワークをポリッシング加工す
ると、例えば、スルーホールの材質が銅のように軟延性
を有する場合は、砥粒の切り込みにより加工される量よ
り銅表面の弾性変形による加工されない割合の方が大き
くなり、前記砥粒の切り込み量と実際に銅表面の加工さ
れる量との差が大きくなる。このため、スルーホールの
表面は、砥粒1個当たりの切り込み量が小さくなること
による実際の加工量の低下に加えて、銅表面の弾性変形
量分だけ加工量がさらに低下することになる。
厚膜多層配線基板のポリッシング加工は、平均砥粒径8
0nm以下の小さい砥粒のコロイダルシリカにより行わ
れ、砥粒の1個当たりの切り込み量が小さくなるが、こ
のような小さな砥粒によりワークをポリッシング加工す
ると、例えば、スルーホールの材質が銅のように軟延性
を有する場合は、砥粒の切り込みにより加工される量よ
り銅表面の弾性変形による加工されない割合の方が大き
くなり、前記砥粒の切り込み量と実際に銅表面の加工さ
れる量との差が大きくなる。このため、スルーホールの
表面は、砥粒1個当たりの切り込み量が小さくなること
による実際の加工量の低下に加えて、銅表面の弾性変形
量分だけ加工量がさらに低下することになる。
【0028】一方、ガラスセラミックスの場合は、前記
砥粒1個当たりの切り込み量が小さくなっても、ガラス
セラミックスの表面はほとんど弾性変形しないため切り
込まれた分だけそのまま加工が行われる。そして、当然
のことながら加工量は、砥粒1個当たりの切り込み量が
小さくなるのに応じて低下する。
砥粒1個当たりの切り込み量が小さくなっても、ガラス
セラミックスの表面はほとんど弾性変形しないため切り
込まれた分だけそのまま加工が行われる。そして、当然
のことながら加工量は、砥粒1個当たりの切り込み量が
小さくなるのに応じて低下する。
【0029】このように、研磨材の平均砥粒径を小さく
すると、銅のような軟延性材は砥粒の切り込み量よりも
さらに加工量が低下し、一方、ガラスセラミックスは切
り込まれた分だけそのまま加工されるから、両者間の加
工能率の差は小さくなり、スルーホールの加工面とガラ
スセラミックスの加工面との加工による段差が減少し、
従来、スルーホールの方がガラスセラミックスより大き
く切り込まれて発生していた凹状態の段差が、ゼロない
しサブミクロンオーダの凸状態の好ましい段差に形成さ
れる。
すると、銅のような軟延性材は砥粒の切り込み量よりも
さらに加工量が低下し、一方、ガラスセラミックスは切
り込まれた分だけそのまま加工されるから、両者間の加
工能率の差は小さくなり、スルーホールの加工面とガラ
スセラミックスの加工面との加工による段差が減少し、
従来、スルーホールの方がガラスセラミックスより大き
く切り込まれて発生していた凹状態の段差が、ゼロない
しサブミクロンオーダの凸状態の好ましい段差に形成さ
れる。
【0030】特に、平均砥粒径が10nm以下のコロイ
ダルシリカの場合には、スルーホールの加工面の加工能
率よりもガラスセラミックスの加工面の加工能率の方が
高くなり、両者の加工能率が逆転して前記段差をサブミ
クロンオーダのプラスの凸状態に形成することができ
る。
ダルシリカの場合には、スルーホールの加工面の加工能
率よりもガラスセラミックスの加工面の加工能率の方が
高くなり、両者の加工能率が逆転して前記段差をサブミ
クロンオーダのプラスの凸状態に形成することができ
る。
【0031】上記段差の減少は、研磨圧力を前記所定の
範囲に設定することにより一層効果的に行われるが、こ
の段差の減少によるワークの表裏両面の高精度の平滑面
により、薄膜配線形成時における断線の発生を防止する
ことが可能になる。
範囲に設定することにより一層効果的に行われるが、こ
の段差の減少によるワークの表裏両面の高精度の平滑面
により、薄膜配線形成時における断線の発生を防止する
ことが可能になる。
【0032】さらに、ほぼ同厚の1枚のワークと複数枚
のダミー材とを同時加工することにより、従来のように
厚さのばらつきによる加工過剰や加工不足の発生を確実
に防止することができ、ワークの表面粗さ、平面度、平
行度を向上させることが可能になる。
のダミー材とを同時加工することにより、従来のように
厚さのばらつきによる加工過剰や加工不足の発生を確実
に防止することができ、ワークの表面粗さ、平面度、平
行度を向上させることが可能になる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
3を参照して説明する。図1は薄膜層が形成される厚膜
多層配線基板面の好ましい研磨加工結果の一例を示す
図、図2は研磨材の平均砥粒径を変えて研磨加工した場
合の段差との関係を示す図、図3は研磨圧力と段差との
関係を示す図である。図中、前記図6、図9と同符号の
ものは同じものを示す。
3を参照して説明する。図1は薄膜層が形成される厚膜
多層配線基板面の好ましい研磨加工結果の一例を示す
図、図2は研磨材の平均砥粒径を変えて研磨加工した場
合の段差との関係を示す図、図3は研磨圧力と段差との
関係を示す図である。図中、前記図6、図9と同符号の
ものは同じものを示す。
【0034】混成基板を構成する厚膜多層基板は、前述
の如く平面度、平行度の形状精度のほか、鏡面状の表面
粗さを要求されるが、このため、前記図10に示すスル
ーホール層15を加工対象とし、その平面度、平行度の
形状精度をラッピング加工により粗加工して向上させた
後、表面粗さをポリッシング加工により仕上げ加工して
さらに向上させる。
の如く平面度、平行度の形状精度のほか、鏡面状の表面
粗さを要求されるが、このため、前記図10に示すスル
ーホール層15を加工対象とし、その平面度、平行度の
形状精度をラッピング加工により粗加工して向上させた
後、表面粗さをポリッシング加工により仕上げ加工して
さらに向上させる。
【0035】研磨加工は、前記図7,図8に示す従来の
両面研磨加工機を使用して行われる。そして、上下定盤
3,4に研磨布としてウレタンの含有率の高い不織布を
張り、複数の各キャリア2にワーク1として厚膜多層配
線基板をそれぞれ嵌装し、下定盤4の回転数40r/m
in、研磨圧力120g/cm2で粗加工としてのラッ
ピング加工および仕上げ加工としてのポリッシング加工
を順に行ったものである。ここで、ラッピング加工時の
研磨材には平均砥粒径が8μmのGC砥粒(SiC)を
使用し、ポリッシング加工時の研磨材には平均砥粒径が
100nm以上のGC砥粒(SiC)と平均砥粒径が1
00nm以下のコロイダルシリカ(SiO2)を使用し
た。図2に上記GC砥粒およびコロイダルシリカの平均
砥粒径を変えて研磨加工した場合の段差との関係グラフ
を示す。
両面研磨加工機を使用して行われる。そして、上下定盤
3,4に研磨布としてウレタンの含有率の高い不織布を
張り、複数の各キャリア2にワーク1として厚膜多層配
線基板をそれぞれ嵌装し、下定盤4の回転数40r/m
in、研磨圧力120g/cm2で粗加工としてのラッ
ピング加工および仕上げ加工としてのポリッシング加工
を順に行ったものである。ここで、ラッピング加工時の
研磨材には平均砥粒径が8μmのGC砥粒(SiC)を
使用し、ポリッシング加工時の研磨材には平均砥粒径が
100nm以上のGC砥粒(SiC)と平均砥粒径が1
00nm以下のコロイダルシリカ(SiO2)を使用し
た。図2に上記GC砥粒およびコロイダルシリカの平均
砥粒径を変えて研磨加工した場合の段差との関係グラフ
を示す。
【0036】図2において、白丸で段差がプラスの場合
は、図1に示すスルーホール9の加工面21が実線で示
すようにガラスセラミックス10の加工面20より僅か
にdだけ凸の状態を示し、反対に白丸で段差がマイナス
の場合は、図1に示すスルーホール9の加工面21が2
点鎖線で示すようにガラスセラミックス10の加工面2
0より僅かにd´だけ凹の状態を示す。図2から分かる
ように、平均砥粒径の大きいGC砥粒(図に黒丸で示
す)によりポリッシングを行った場合には段差が2μm
を超え、平均砥粒径が80nm以下のコロイダルシリカ
(図に白丸で示す)を使用してポリッシング加工した後
では段差は小さく、平均砥粒径が10nm以下のコロイ
ダルシリカの場合には段差がプラス0.3μmの凸状態
にすることができ、好ましい範囲±0.5μmの値に加
工することができる。
は、図1に示すスルーホール9の加工面21が実線で示
すようにガラスセラミックス10の加工面20より僅か
にdだけ凸の状態を示し、反対に白丸で段差がマイナス
の場合は、図1に示すスルーホール9の加工面21が2
点鎖線で示すようにガラスセラミックス10の加工面2
0より僅かにd´だけ凹の状態を示す。図2から分かる
ように、平均砥粒径の大きいGC砥粒(図に黒丸で示
す)によりポリッシングを行った場合には段差が2μm
を超え、平均砥粒径が80nm以下のコロイダルシリカ
(図に白丸で示す)を使用してポリッシング加工した後
では段差は小さく、平均砥粒径が10nm以下のコロイ
ダルシリカの場合には段差がプラス0.3μmの凸状態
にすることができ、好ましい範囲±0.5μmの値に加
工することができる。
【0037】なお、上記平均砥粒径80nm以下のコロ
イダルシリカを用いた場合は、ポリッシング終了時のガ
ラスセラミックス10およびスルーホール9の両加工面
20,21とも表面粗さ0.05μmRa以下の鏡面が
形成された。
イダルシリカを用いた場合は、ポリッシング終了時のガ
ラスセラミックス10およびスルーホール9の両加工面
20,21とも表面粗さ0.05μmRa以下の鏡面が
形成された。
【0038】前記段差をプラス0.3μmの凸状態にす
ることができるのは、つぎのような作用による。すなわ
ち、前述したように砥粒11の平均砥粒径が小さくなる
と、砥粒11の1個当たりの切り込み量が小さくなる
が、かかる小さな砥粒11により厚膜多層配線基板をポ
リッシング加工すると、例えば、スルーホール9の材質
が銅のように軟質で延性を有する場合、砥粒11の切り
込みにより加工される量より銅表面の弾性変形による加
工されない割合の方が大きくなり、前記砥粒11の切り
込み量と実際に銅表面の加工される量との差が大きくな
る。このため、スルーホール9の表面は、砥粒11の1
個当たりの切り込み量が小さくなることによる実際の加
工量の低下に加えて、銅表面の弾性変形量分だけ加工量
が低下することになる。一方、ガラスセラミックス10
の場合は、前記砥粒11の1個当たりの切り込み量が小
さくなっても、ガラスセラミックス10の表面はほとん
ど弾性変形しないため切り込まれた分だけそのまま加工
が行われる。そして、当然のことながら加工量は、砥粒
11の1個当たりの切り込み量が小さくなるのに応じて
低下する。
ることができるのは、つぎのような作用による。すなわ
ち、前述したように砥粒11の平均砥粒径が小さくなる
と、砥粒11の1個当たりの切り込み量が小さくなる
が、かかる小さな砥粒11により厚膜多層配線基板をポ
リッシング加工すると、例えば、スルーホール9の材質
が銅のように軟質で延性を有する場合、砥粒11の切り
込みにより加工される量より銅表面の弾性変形による加
工されない割合の方が大きくなり、前記砥粒11の切り
込み量と実際に銅表面の加工される量との差が大きくな
る。このため、スルーホール9の表面は、砥粒11の1
個当たりの切り込み量が小さくなることによる実際の加
工量の低下に加えて、銅表面の弾性変形量分だけ加工量
が低下することになる。一方、ガラスセラミックス10
の場合は、前記砥粒11の1個当たりの切り込み量が小
さくなっても、ガラスセラミックス10の表面はほとん
ど弾性変形しないため切り込まれた分だけそのまま加工
が行われる。そして、当然のことながら加工量は、砥粒
11の1個当たりの切り込み量が小さくなるのに応じて
低下する。
【0039】このように、研磨材の平均砥粒径を小さく
すると、銅のような軟延性材は砥粒11の切り込み量よ
りもさらに加工量が低下し、一方、ガラスセラミックス
10は切り込まれた分だけそのまま加工されるから、両
者間の加工能率の差は小さくなる。特に、図2において
平均砥粒径が10nm以下のコロイダルシリカの場合
に、段差が凸状態になるのは、スルーホール9の加工面
21の加工能率よりもガラスセラミックス10の加工面
20の加工能率の方が高くなり、両者の加工能率が逆転
した結果であり、従来、スルーホール9の方がガラスセ
ラミックス10より大きく切り込まれて発生していた前
記図9(a)に示すような段差Dは、図1に示す小さな
段差dまたはd´となる。
すると、銅のような軟延性材は砥粒11の切り込み量よ
りもさらに加工量が低下し、一方、ガラスセラミックス
10は切り込まれた分だけそのまま加工されるから、両
者間の加工能率の差は小さくなる。特に、図2において
平均砥粒径が10nm以下のコロイダルシリカの場合
に、段差が凸状態になるのは、スルーホール9の加工面
21の加工能率よりもガラスセラミックス10の加工面
20の加工能率の方が高くなり、両者の加工能率が逆転
した結果であり、従来、スルーホール9の方がガラスセ
ラミックス10より大きく切り込まれて発生していた前
記図9(a)に示すような段差Dは、図1に示す小さな
段差dまたはd´となる。
【0040】つぎに、ラッピング加工時の段差形状につ
いて説明する。ラッピングでは、平均砥粒径8μmの大
きい砥粒を用いているため、砥粒11の1個当たりの切
り込み量はミクロンオーダと大きくなるため、ガラスセ
ラミックス10はクラックを生じながら加工される。こ
のクラックが生じるためにガラスセラミックス10は砥
粒11の実際の切り込み量よりも大きな加工量で加工さ
れ、高能率に加工される。一方、延性材の銅からなるス
ルーホール9は、砥粒径11が大きくなり砥粒1個当た
りの切り込み量が大きくなっても、クラックを生じるこ
とがなく、従ってこの場合には、スルーホール9の加工
能率よりガラスセラミックス10の加工能率の方が高く
なり、ガラスセラミックス10の加工面20よりスルー
ホール9の加工面21の方が突き出す凸状態の段差を形
成する。
いて説明する。ラッピングでは、平均砥粒径8μmの大
きい砥粒を用いているため、砥粒11の1個当たりの切
り込み量はミクロンオーダと大きくなるため、ガラスセ
ラミックス10はクラックを生じながら加工される。こ
のクラックが生じるためにガラスセラミックス10は砥
粒11の実際の切り込み量よりも大きな加工量で加工さ
れ、高能率に加工される。一方、延性材の銅からなるス
ルーホール9は、砥粒径11が大きくなり砥粒1個当た
りの切り込み量が大きくなっても、クラックを生じるこ
とがなく、従ってこの場合には、スルーホール9の加工
能率よりガラスセラミックス10の加工能率の方が高く
なり、ガラスセラミックス10の加工面20よりスルー
ホール9の加工面21の方が突き出す凸状態の段差を形
成する。
【0041】上記平均8μmのGC砥粒径にて実際に加
工を行い、段差を測定した結果、ガラスセラミックス1
0の加工面20よりスルーホール9の加工面21が突き
出した凸状態の段差は、2〜2.5μmとなった。
工を行い、段差を測定した結果、ガラスセラミックス1
0の加工面20よりスルーホール9の加工面21が突き
出した凸状態の段差は、2〜2.5μmとなった。
【0042】このように大きい砥粒11を用いたラッピ
ング加工においても、砥粒径や研磨圧力をコントロール
することで、ガラスセラミックス10の加工面20より
スルーホール9の加工面21の方を凸状態に段差形成す
ることは可能であるが、この場合には、ガラスセラミッ
クス10の加工面20とスルーホール9の加工面21と
も表面粗さが低下し、また、表面にクラックが残ってい
るため、該表面に薄膜層をスパッタリングしたときの密
着性が悪くなるほか、基板表面の強度が低く、信頼性が
低下する。このため、前記凸形状の段差を確実にサブミ
クロンオーダに形成するには、ラッピング加工の後工程
として仕上げ加工としてのポリッシング加工を行うこと
が必要である。
ング加工においても、砥粒径や研磨圧力をコントロール
することで、ガラスセラミックス10の加工面20より
スルーホール9の加工面21の方を凸状態に段差形成す
ることは可能であるが、この場合には、ガラスセラミッ
クス10の加工面20とスルーホール9の加工面21と
も表面粗さが低下し、また、表面にクラックが残ってい
るため、該表面に薄膜層をスパッタリングしたときの密
着性が悪くなるほか、基板表面の強度が低く、信頼性が
低下する。このため、前記凸形状の段差を確実にサブミ
クロンオーダに形成するには、ラッピング加工の後工程
として仕上げ加工としてのポリッシング加工を行うこと
が必要である。
【0043】つぎに、研磨圧力と段差との関係を図3を
参照して説明する。図3には、研磨圧力により変化する
スルーホール部の断面プロファイルの測定例を併せて示
す。断面プロファイルは、ポリッシング加工後のもので
あり、凸部分が材質銅のスルーホール9の加工面21、
平らな部分がガラスセラミックス10の加工面20をそ
れぞれ示す。
参照して説明する。図3には、研磨圧力により変化する
スルーホール部の断面プロファイルの測定例を併せて示
す。断面プロファイルは、ポリッシング加工後のもので
あり、凸部分が材質銅のスルーホール9の加工面21、
平らな部分がガラスセラミックス10の加工面20をそ
れぞれ示す。
【0044】図3に示す各研磨圧力におけるポリッシン
グ加工は、前記図7,図8に示す従来の両面研磨加工機
を使用し、上下定盤3,4に研磨布としてウレタン含有
率の高い不織布を張り、平均砥粒径が10nm以下のコ
ロイダルシリカ(SiO2)を使用して下定盤4の回転
数を40r/minとして行った。ここで、研磨圧力
は、80,120,150g/cm2の3種類である。
グ加工は、前記図7,図8に示す従来の両面研磨加工機
を使用し、上下定盤3,4に研磨布としてウレタン含有
率の高い不織布を張り、平均砥粒径が10nm以下のコ
ロイダルシリカ(SiO2)を使用して下定盤4の回転
数を40r/minとして行った。ここで、研磨圧力
は、80,120,150g/cm2の3種類である。
【0045】図3に示すように、研磨圧力を変えること
で、ガラスセラミックス10の加工面20より凸状態に
形成されるスルーホール9の加工面21の段差を変えら
れることがわかる。また、図3から分かるように平均砥
粒径10nm以下のコロイダルシリカを用いた場合、前
記凸状態の段差をサブミクロンオーダで制御することが
できるが、この段差を0.5μm以下に抑制するために
は、図3より研磨圧力を150g/cm2以下にする必
要がある。しかし、研磨圧力が低過ぎる場合には加工能
率が低下するため好ましくなく、このため研磨圧力の下
限は、50g/cm2とする。
で、ガラスセラミックス10の加工面20より凸状態に
形成されるスルーホール9の加工面21の段差を変えら
れることがわかる。また、図3から分かるように平均砥
粒径10nm以下のコロイダルシリカを用いた場合、前
記凸状態の段差をサブミクロンオーダで制御することが
できるが、この段差を0.5μm以下に抑制するために
は、図3より研磨圧力を150g/cm2以下にする必
要がある。しかし、研磨圧力が低過ぎる場合には加工能
率が低下するため好ましくなく、このため研磨圧力の下
限は、50g/cm2とする。
【0046】上記したように、ガラスセラミックス10
の加工面20およびスルーホール9の加工面21は、凹
凸いずれの状態においても段差が0.5μm以下に抑制
され、しかもその表面を表面粗さ0.05μmRa以下
の鏡面に形成されるため、前記図6に示す薄膜配線14
形成時の密着性や膜厚精度が向上し、粒界割れの発生や
断線の発生を防止することが可能になる。
の加工面20およびスルーホール9の加工面21は、凹
凸いずれの状態においても段差が0.5μm以下に抑制
され、しかもその表面を表面粗さ0.05μmRa以下
の鏡面に形成されるため、前記図6に示す薄膜配線14
形成時の密着性や膜厚精度が向上し、粒界割れの発生や
断線の発生を防止することが可能になる。
【0047】つぎに、前記第1の実施例とは異なる材質
の基板およびスルーホールを使用した第2の実施例を、
図4を参照して説明する。図4は図2と材質の異なる厚
膜多層配線基板、すなわち、ムライト・タングステン厚
膜多層基板をポリッシング加工し、加工段差を測定した
場合における平均砥粒径と段差との関係を示す図であ
る。
の基板およびスルーホールを使用した第2の実施例を、
図4を参照して説明する。図4は図2と材質の異なる厚
膜多層配線基板、すなわち、ムライト・タングステン厚
膜多層基板をポリッシング加工し、加工段差を測定した
場合における平均砥粒径と段差との関係を示す図であ
る。
【0048】第2の実施例は、基板材としてムライトを
用い、スルーホール材としてタングステンを用いた。使
用した両面研磨加工機、研磨材とその平均砥粒径、研磨
布としての不織布、定盤回転数、研磨圧力は前記第1の
実施例と同じである。図4にGC砥粒およびコロイダル
シリカの平均砥粒径を変えて研磨加工した場合の段差と
の関係グラフを示す。
用い、スルーホール材としてタングステンを用いた。使
用した両面研磨加工機、研磨材とその平均砥粒径、研磨
布としての不織布、定盤回転数、研磨圧力は前記第1の
実施例と同じである。図4にGC砥粒およびコロイダル
シリカの平均砥粒径を変えて研磨加工した場合の段差と
の関係グラフを示す。
【0049】図4において、白丸で段差がプラスの場合
は、図1に示すスルーホール9の加工面21がムライト
の加工面より僅かにdだけ凸の状態を示し、反対に白丸
で段差がマイナスの場合は、図1に示すスルーホール9
の加工面21がムライトの加工面より僅かにd´だけ凹
の状態を示す。図4から分かるように、平均砥粒径の大
きいGC砥粒(図に黒丸で示す)によるポリッシング加
工の場合には段差が1μmを超え、平均砥粒径が80n
m以下のコロイダルシリカ(図に白丸で示す)を使用し
てポリッシング加工した後では段差は小さく、平均砥粒
径が10nm以下のコロイダルシリカの場合には段差が
プラス0.4μmの凸状態にすることができ、前記第1
の実施例と同様に好ましい範囲±0.5μmの値に加工
することができる。
は、図1に示すスルーホール9の加工面21がムライト
の加工面より僅かにdだけ凸の状態を示し、反対に白丸
で段差がマイナスの場合は、図1に示すスルーホール9
の加工面21がムライトの加工面より僅かにd´だけ凹
の状態を示す。図4から分かるように、平均砥粒径の大
きいGC砥粒(図に黒丸で示す)によるポリッシング加
工の場合には段差が1μmを超え、平均砥粒径が80n
m以下のコロイダルシリカ(図に白丸で示す)を使用し
てポリッシング加工した後では段差は小さく、平均砥粒
径が10nm以下のコロイダルシリカの場合には段差が
プラス0.4μmの凸状態にすることができ、前記第1
の実施例と同様に好ましい範囲±0.5μmの値に加工
することができる。
【0050】ムライト・タングステン基板とガラスセラ
ミックス・銅基板とを比較すると、タングステンは銅よ
り硬く、銅に比べて加工しにくいことから、基板材とス
ルーホール材の加工能率の差は、ガラスセラミックス・
銅基板よりムライト・タングステン基板の方が小さくな
る。これは図2と図4のグラフにも現われており、図2
と図4とを比較すると、図4の段差の測定結果は、図2
の結果よりも全体にグラフ上において上方にずれた値に
なっている。
ミックス・銅基板とを比較すると、タングステンは銅よ
り硬く、銅に比べて加工しにくいことから、基板材とス
ルーホール材の加工能率の差は、ガラスセラミックス・
銅基板よりムライト・タングステン基板の方が小さくな
る。これは図2と図4のグラフにも現われており、図2
と図4とを比較すると、図4の段差の測定結果は、図2
の結果よりも全体にグラフ上において上方にずれた値に
なっている。
【0051】なお、前記第1の実施例と同様に、上記平
均砥粒径80nm以下のコロイダルシリカを用いた場合
は、ポリッシング終了時のムライトおよびスルーホール
9の両加工面とも表面粗さ0.05μmRa以下の鏡面
に形成された。
均砥粒径80nm以下のコロイダルシリカを用いた場合
は、ポリッシング終了時のムライトおよびスルーホール
9の両加工面とも表面粗さ0.05μmRa以下の鏡面
に形成された。
【0052】以上の結果より、ガラスセラミックス・銅
基板およびムライト・タングステン基板以外の材料、す
なわち、基板材に誘電率の低いガラスを使用し、スルー
ホール9に電気抵抗の低い金、銀等の金属材料を使った
厚膜多層基板の場合においても、段差dを低減すること
が可能である。
基板およびムライト・タングステン基板以外の材料、す
なわち、基板材に誘電率の低いガラスを使用し、スルー
ホール9に電気抵抗の低い金、銀等の金属材料を使った
厚膜多層基板の場合においても、段差dを低減すること
が可能である。
【0053】つぎに、厚膜多層配線基板をダミーガラス
を使用して両面研磨加工する第3の実施例を、図5を参
照して説明する。図5はダミーガラスを使用して両面研
磨加工する場合のワーク配置を示す平面図である。
を使用して両面研磨加工する第3の実施例を、図5を参
照して説明する。図5はダミーガラスを使用して両面研
磨加工する場合のワーク配置を示す平面図である。
【0054】ワーク1となる厚膜多層配線基板の基板材
はガラスとアルミナ系の複合材であるガラスセラミック
ス、金属導体は銅、サイズは150mm×150mm×
5mmで、前記図10に示すスルーホール層15の厚さ
Tは200μmである。また、このガラスセラミックス
の厚みと反り量を測定した結果の1部を表1に示す。
はガラスとアルミナ系の複合材であるガラスセラミック
ス、金属導体は銅、サイズは150mm×150mm×
5mmで、前記図10に示すスルーホール層15の厚さ
Tは200μmである。また、このガラスセラミックス
の厚みと反り量を測定した結果の1部を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】上記各基板を従来の両面研磨加工機により
加工すると、前述の如く厚さの大きい基板No.1は加
工過剰になり、厚さの小さい基板No.2は加工不足と
なる。そこで、この加工の過不足を防止するため、上記
基板と縦、横同一サイズで、かつ同一形状のダミーガラ
スを用いて研磨加工する。ただし、下記理由により厚さ
のみ0.5mmだけ厚い寸法になっている。使用したダ
ミーガラスのサイズは、150mm×150mm×5.
5mmである。
加工すると、前述の如く厚さの大きい基板No.1は加
工過剰になり、厚さの小さい基板No.2は加工不足と
なる。そこで、この加工の過不足を防止するため、上記
基板と縦、横同一サイズで、かつ同一形状のダミーガラ
スを用いて研磨加工する。ただし、下記理由により厚さ
のみ0.5mmだけ厚い寸法になっている。使用したダ
ミーガラスのサイズは、150mm×150mm×5.
5mmである。
【0057】前記ダミーガラスの材質としては、厚膜多
層配線基板の基板材と同じガラスセラミックスを用いる
ことが望ましいが、ここではコストを考慮し、安価で入
手しやすいソーダガラスをダミー材として使用する。こ
のソーダガラスは硬度が低く、そのため一般のセラミッ
クスと比較して加工能率が高いため、厚膜多層配線基板
よりも僅かに厚さの大きいものを用いる。
層配線基板の基板材と同じガラスセラミックスを用いる
ことが望ましいが、ここではコストを考慮し、安価で入
手しやすいソーダガラスをダミー材として使用する。こ
のソーダガラスは硬度が低く、そのため一般のセラミッ
クスと比較して加工能率が高いため、厚膜多層配線基板
よりも僅かに厚さの大きいものを用いる。
【0058】研磨加工は、図5に示すように4個の等配
された各キャリア2に、それぞれ2枚のワークを嵌装
し、計8枚を同時に加工するが、図に示すように8枚中
1枚を厚膜多層配線基板のワーク1とし、他の7枚をダ
ミーガラス17とする。そして、まず、ラッピング加工
用の両面研磨加工機にて粗加工としての両面ラッピング
加工を行い、ついでポリッシング加工用の両面研磨加工
機にて仕上げ加工としての両面ポリッシング加工を行
う。加工条件を表2に示す。
された各キャリア2に、それぞれ2枚のワークを嵌装
し、計8枚を同時に加工するが、図に示すように8枚中
1枚を厚膜多層配線基板のワーク1とし、他の7枚をダ
ミーガラス17とする。そして、まず、ラッピング加工
用の両面研磨加工機にて粗加工としての両面ラッピング
加工を行い、ついでポリッシング加工用の両面研磨加工
機にて仕上げ加工としての両面ポリッシング加工を行
う。加工条件を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】ここで、加工前のワーク1とダミーガラス
17とでは、上記の如くダミーガラス17のほうが厚
く、前記図7に示す両面研磨加工機の上下定盤3,4間
にこれらを挟んだ場合、厚さの大きいダミーガラス17
は上下定盤3,4に接触して両面とも加工されるが、厚
さの小さいワーク1は加工初期には上定盤3と接触せ
ず、該ワーク1の自重により接触している下定盤4側の
み加工されることになり、加工終了時に表面と裏面との
加工量が不均一となって、場合によっては裏面だけ加工
過剰になる場合も生じるため、初期加工として、予めダ
ミーガラス7枚の厚さを、ワーク1より約100μm程
度厚くなるように両面ラッピングにより加工した。
17とでは、上記の如くダミーガラス17のほうが厚
く、前記図7に示す両面研磨加工機の上下定盤3,4間
にこれらを挟んだ場合、厚さの大きいダミーガラス17
は上下定盤3,4に接触して両面とも加工されるが、厚
さの小さいワーク1は加工初期には上定盤3と接触せ
ず、該ワーク1の自重により接触している下定盤4側の
み加工されることになり、加工終了時に表面と裏面との
加工量が不均一となって、場合によっては裏面だけ加工
過剰になる場合も生じるため、初期加工として、予めダ
ミーガラス7枚の厚さを、ワーク1より約100μm程
度厚くなるように両面ラッピングにより加工した。
【0061】前記ダミーガラス17の初期加工終了後、
ワーク1を1枚加え、図5に示す合計8枚で両面ラッピ
ングの2次加工を行い、ワーク1を表面粗さ2μmRm
ax、表面平面度4μm、裏面平面度2μm、平行度4
μmに加工することができた。なお、この2次加工後の
ダミーガラス17とワーク1との厚さの差は、10μm
以下に加工されている。
ワーク1を1枚加え、図5に示す合計8枚で両面ラッピ
ングの2次加工を行い、ワーク1を表面粗さ2μmRm
ax、表面平面度4μm、裏面平面度2μm、平行度4
μmに加工することができた。なお、この2次加工後の
ダミーガラス17とワーク1との厚さの差は、10μm
以下に加工されている。
【0062】次に、表面粗さの向上と段差dとを低減す
るため、前記両面ラッピング加工後のダミーガラス17
とワーク1とを、前記表2に示す条件にて両面ポリッシ
ング加工した。該ポリッシング加工後のワーク1は、表
面粗さ0.3μmRmax、表面平面度5μm、裏面平
面度4μm、平行度2μm、段差dを0.5μm以下の
精度で得られ、いずれの精度も好ましい加工精度である
表面粗さ0.05μmRa、表面および裏面の平面度1
0μm、平行度10μm、段差d±0.5μm以下の範
囲内にすることができた。
るため、前記両面ラッピング加工後のダミーガラス17
とワーク1とを、前記表2に示す条件にて両面ポリッシ
ング加工した。該ポリッシング加工後のワーク1は、表
面粗さ0.3μmRmax、表面平面度5μm、裏面平
面度4μm、平行度2μm、段差dを0.5μm以下の
精度で得られ、いずれの精度も好ましい加工精度である
表面粗さ0.05μmRa、表面および裏面の平面度1
0μm、平行度10μm、段差d±0.5μm以下の範
囲内にすることができた。
【0063】上記ワーク1をダミーガラス17を使用し
て両面研磨加工する第3の実施例においては、厚膜多層
配線基板としてのワーク1と該ワーク1と予めほぼ同厚
に加工された他の複数枚のダミーガラス17とを同時加
工するから、厚さのばらつきや反り等による加工過剰ま
たは加工不足は発生せず、また、前記第1および第2の
各実施例と同様に、段差dを±0.5μm以下の精度に
加工することができ、ワーク1の表裏両面を滑らかな精
度のよい鏡面に加工することが可能であるため、薄膜層
のスパッタリング時における粒界割れを発生させること
なく密着性および膜厚精度を向上させられ、薄膜層の断
線を防止することが可能になる。
て両面研磨加工する第3の実施例においては、厚膜多層
配線基板としてのワーク1と該ワーク1と予めほぼ同厚
に加工された他の複数枚のダミーガラス17とを同時加
工するから、厚さのばらつきや反り等による加工過剰ま
たは加工不足は発生せず、また、前記第1および第2の
各実施例と同様に、段差dを±0.5μm以下の精度に
加工することができ、ワーク1の表裏両面を滑らかな精
度のよい鏡面に加工することが可能であるため、薄膜層
のスパッタリング時における粒界割れを発生させること
なく密着性および膜厚精度を向上させられ、薄膜層の断
線を防止することが可能になる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、厚膜/薄
膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の表裏両面を、
該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過剰や加工不足
の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生する基板材加
工面とスルーホール加工面との段差を低減して高精度に
研磨加工し、薄膜配線形成時における断線の発生を防止
することができる効果を奏する。
膜混成基板を構成する厚膜多層配線基板の表裏両面を、
該基板の厚さのばらつきに関係なく加工過剰や加工不足
の発生を防止し、しかも研磨加工中に発生する基板材加
工面とスルーホール加工面との段差を低減して高精度に
研磨加工し、薄膜配線形成時における断線の発生を防止
することができる効果を奏する。
【図1】本発明の厚膜多層配線基板面の好ましい研磨加
工結果の一例を示す図である。
工結果の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の研磨材の平均砥粒径を
変えて研磨加工した場合の段差との関係を示す図であ
る。
変えて研磨加工した場合の段差との関係を示す図であ
る。
【図3】研磨圧力と段差との関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例で、図2と材質の異なる
厚膜多層配線基板における平均砥粒径と段差との関係を
示す図である。
厚膜多層配線基板における平均砥粒径と段差との関係を
示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例で、ダミーガラスを使用
して両面研磨加工する場合のワーク配置を示す平面図で
ある。
して両面研磨加工する場合のワーク配置を示す平面図で
ある。
【図6】厚膜/薄膜混成基板の構成を示す図である。
【図7】両面研磨加工機の概略構成説明断面図である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】従来のポリッシング加工概念図である。
【図10】厚膜多層配線基板の断面を模式的に示す図で
ある。
ある。
1…ワーク(被削材)、2…キャリア、3…上定盤、4
…下定盤、5…太陽ギア、6…インターナルギア、7…
シリンダ、8…サブシリンダ、9…スルーホール(金属
導体)、10…ガラスセラミックス(基板材)、11…
砥粒(研磨材)、12…研磨布、13…絶縁膜、14…
薄膜配線、15…スルーホール層、16…配線層、17
…ダミーガラス、20…ガラスセラミックスの加工面、
21…スルーホールの加工面。
…下定盤、5…太陽ギア、6…インターナルギア、7…
シリンダ、8…サブシリンダ、9…スルーホール(金属
導体)、10…ガラスセラミックス(基板材)、11…
砥粒(研磨材)、12…研磨布、13…絶縁膜、14…
薄膜配線、15…スルーホール層、16…配線層、17
…ダミーガラス、20…ガラスセラミックスの加工面、
21…スルーホールの加工面。
Claims (12)
- 【請求項1】 セラミックス等の脆性材料からなる基板
材を多数層重ねて焼成し、その上下両面に多数のスルー
ホールを有するスルーホール層を形成した厚膜多層配線
基板と、該厚膜多層配線基板の表面に形成した薄膜層と
からなる厚膜/薄膜混成基板において、前記薄膜層が形
成される厚膜多層配線基板面におけるスルーホールの表
面が、該厚膜多層配線基板面における基板材の表面と同
一ないし凸の微小量の段差に形成されてなることを特徴
とする厚膜/薄膜混成基板。 - 【請求項2】 前記厚膜多層配線基板面におけるスルー
ホール表面の基板材表面からの凸の微小量の段差が、0
≦d≦0.5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄
膜混成基板。 - 【請求項3】 前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基
板面におけるスルーホールの表面および基板材の表面の
各表面粗さが、0.05μmRa以下の鏡面に研磨加工
され、かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルーホー
ル表面の基板材表面からの凸の微小量の段差が、0≦d
≦0.5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄膜混
成基板。 - 【請求項4】 前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基
板面におけるスルーホールの表面および基板材の表面の
各表面が、表面粗さ0.05μmRa以下、平面度10
μm以下、平行度10μm以下の鏡面に研磨加工され、
かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルーホール表面
の基板材表面からの凸の微小量の段差が、0≦d≦0.
5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄膜混成基
板。 - 【請求項5】 セラミックス等の脆性材料からなる基板
材を多数層重ねて焼成し、その上下両面に多数のスルー
ホールを有するスルーホール層を形成した厚膜多層配線
基板と、該厚膜多層配線基板の表面に形成した薄膜層と
からなる厚膜/薄膜混成基板において、前記薄膜層が形
成される厚膜多層配線基板面におけるスルーホールの表
面が、該厚膜多層配線基板面における基板材の表面と同
一ないし凹の微小量の段差に形成されてなることを特徴
とする厚膜/薄膜混成基板。 - 【請求項6】 前記厚膜多層配線基板面におけるスルー
ホール表面の基板材表面からの凹の微小量の段差が、0
≦d≦0.5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄
膜混成基板。 - 【請求項7】 前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基
板面におけるスルーホールの表面および基板材の表面の
各表面粗さが、0.05μmRa以下の鏡面に研磨加工
され、かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルーホー
ル表面の基板材表面からの凹の微小量の段差が、0≦d
≦0.5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄膜混
成基板。 - 【請求項8】 前記薄膜層が形成される厚膜多層配線基
板面におけるスルーホールの表面および基板材の表面の
各表面が、表面粗さ0.05μmRa以下、平面度10
μm以下、平行度10μm以下の鏡面に研磨加工され、
かつ前記厚膜多層配線基板面におけるスルーホール表面
の基板材表面からの凹の微小量の段差が、0≦d≦0.
5μmの範囲である請求項1記載の厚膜/薄膜混成基
板。 - 【請求項9】 互いに反対方向に回転する上下定盤間に
少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に等配
し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材を介
して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜/薄
膜混成基板の両面研磨加工方法において、前記研磨材に
平均砥粒径10nm以下のコロイダルシリカを使用し、
かつ研磨圧力を50〜150g/cm2とする条件でポ
リッシング加工することを特徴とする厚膜/薄膜混成基
板の両面研磨加工方法。 - 【請求項10】 互いに反対方向に回転する上下定盤間
に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に等
配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材を
介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜/
薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、前記研磨材
に平均砥粒径80nm以下のコロイダルシリカを使用
し、かつ研磨圧力を100〜200g/cm2とする条
件でポリッシング加工することを特徴とする厚膜/薄膜
混成基板の両面研磨加工方法。 - 【請求項11】 互いに反対方向に回転する上下定盤間
に少なくとも3個のキャリアを自転および公転可能に等
配し、該各キャリアに嵌装したワークを液状の研磨材を
介して加圧しながら相対摺動させて研磨加工する厚膜/
薄膜混成基板の両面研磨加工方法において、前記各キャ
リアに嵌装するワークに、1個の未加工厚膜多層配線基
板と、該未加工厚膜多層配線基板と同一寸法・形状を有
する複数個のダミーガラスとを使用し、該複数個のダミ
ーガラスを各キャリアまたは前記未加工厚膜多層配線基
板を嵌装しているキャリアを除く各キャリアに嵌装し、
該嵌装した未加工厚膜多層配線基板および各ダミーガラ
スの表裏両面を、前記相対摺動によりラッピング加工の
後、ポリッシング加工することを特徴とする厚膜/薄膜
混成基板の両面研磨加工方法。 - 【請求項12】 前記未加工厚膜多層配線基板および各
ダミーガラスの表裏両面のポリッシング加工が、前記研
磨材に平均砥粒径10nm以下のコロイダルシリカを使
用し、かつ研磨圧力を50〜150g/cm2とする条
件で行われる請求項7記載の厚膜/薄膜混成基板の両面
研磨加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7736194A JPH07283536A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7736194A JPH07283536A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283536A true JPH07283536A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13631774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7736194A Pending JPH07283536A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 厚膜/薄膜混成基板とその研磨加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283536A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011035127A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多層セラミック基板の製造方法 |
| EP2365742A1 (en) | 2010-03-10 | 2011-09-14 | Omron Corporation | Electrode portion structure |
| JP2013232688A (ja) * | 2013-08-05 | 2013-11-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多層セラミック基板の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP7736194A patent/JPH07283536A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011035127A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多層セラミック基板の製造方法 |
| EP2365742A1 (en) | 2010-03-10 | 2011-09-14 | Omron Corporation | Electrode portion structure |
| JP2013232688A (ja) * | 2013-08-05 | 2013-11-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多層セラミック基板の製造方法 |
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