JPH07284748A - 重金属含有アルカリ性物質中の重金属固定化方法 - Google Patents
重金属含有アルカリ性物質中の重金属固定化方法Info
- Publication number
- JPH07284748A JPH07284748A JP6078384A JP7838494A JPH07284748A JP H07284748 A JPH07284748 A JP H07284748A JP 6078384 A JP6078384 A JP 6078384A JP 7838494 A JP7838494 A JP 7838494A JP H07284748 A JPH07284748 A JP H07284748A
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- Japan
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- salt
- alkaline substance
- metal
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】重金属含有アルカリ性物質を特段の前処理をし
なくても、又ことさらに補助剤を用いなくても重金属を
固定化し、溶出を防止する。 【構成】重金属含有アルカリ性物質を、水分の存在下で
ジメチルジチオカルバミン酸又はその塩と混合する重金
属固定化方法。
なくても、又ことさらに補助剤を用いなくても重金属を
固定化し、溶出を防止する。 【構成】重金属含有アルカリ性物質を、水分の存在下で
ジメチルジチオカルバミン酸又はその塩と混合する重金
属固定化方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ性固体物質中
に存在する有害重金属類を固定し、固体物質中からの金
属の溶出を防止する金属固定化方法に関する。
に存在する有害重金属類を固定し、固体物質中からの金
属の溶出を防止する金属固定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】重金属含有の固体廃棄物は、そこから溶
出する有害重金属類が環境汚染を引き起こすことが問題
となっており、その有害重金属類の溶出を防止する技術
が各種提案されている。特に固体廃棄物から溶出する重
金属類を不溶化させる技術として、水酸化物、硫化物、
キレート剤と接触させる方法が提案されており、更にこ
れらの組み合せ並びに高分子化合物を添加すること等が
挙げられる。
出する有害重金属類が環境汚染を引き起こすことが問題
となっており、その有害重金属類の溶出を防止する技術
が各種提案されている。特に固体廃棄物から溶出する重
金属類を不溶化させる技術として、水酸化物、硫化物、
キレート剤と接触させる方法が提案されており、更にこ
れらの組み合せ並びに高分子化合物を添加すること等が
挙げられる。
【0003】例えば特開平1-218672号公報には、アルカ
リ含有飛灰を水分の存在下、その水相のpHが12以下
でキレート化合物によって重金属類を不溶化する処理方
法が開示されている。 又、特開平4-267982号公報に
は、種々の廃棄物重金属類が溶出するのを防止するため
金属捕集剤と水溶性高分子とによって固定化する方法が
開示されている。
リ含有飛灰を水分の存在下、その水相のpHが12以下
でキレート化合物によって重金属類を不溶化する処理方
法が開示されている。 又、特開平4-267982号公報に
は、種々の廃棄物重金属類が溶出するのを防止するため
金属捕集剤と水溶性高分子とによって固定化する方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゴミ焼却の際発生する
飛灰は、重金属を多く含んでいる他、焼却の排ガス中に
塩酸や亜硫酸ガスなどの酸性ガスを捕集するため添加し
た消石灰などのアルカリ剤が混在していて、アルカリ性
が強い。 特開平1-218672号公報に記載の方法では、高
いアルカリ性では充分にキレート化剤の性能を発現せ
ず、そこでpHが12以下になる様、あらかじめ種々の
調整を要している。
飛灰は、重金属を多く含んでいる他、焼却の排ガス中に
塩酸や亜硫酸ガスなどの酸性ガスを捕集するため添加し
た消石灰などのアルカリ剤が混在していて、アルカリ性
が強い。 特開平1-218672号公報に記載の方法では、高
いアルカリ性では充分にキレート化剤の性能を発現せ
ず、そこでpHが12以下になる様、あらかじめ種々の
調整を要している。
【0005】そこで本発明では、重金属類を含有する物
質を高アルカリ領域のまま特段の前処理をしなくても、
又ことさらに補助剤を用いなくても該重金属を固定化
し、溶出を防止する処理方法を提供する。
質を高アルカリ領域のまま特段の前処理をしなくても、
又ことさらに補助剤を用いなくても該重金属を固定化
し、溶出を防止する処理方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、重金属含有ア
ルカリ性物質を、水分の存在下でジメチルジチオカルバ
ミン酸又は、その塩と混合する重金属固定化方法であ
る。
ルカリ性物質を、水分の存在下でジメチルジチオカルバ
ミン酸又は、その塩と混合する重金属固定化方法であ
る。
【0007】本発明の重金属含有アルカリ性物質とは、
アルカリ性を示す飛灰、鉱滓、汚染、土壌などをいい、
重金属とは特段のものではなく鉛、クロム、カドミウ
ム、水銀、銅、亜鉛などをいう。
アルカリ性を示す飛灰、鉱滓、汚染、土壌などをいい、
重金属とは特段のものではなく鉛、クロム、カドミウ
ム、水銀、銅、亜鉛などをいう。
【0008】ジメチルジチオカルバミン酸の塩として
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属アンモニウム基で
あり、なかでもアルカリ金属が好ましい。
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属アンモニウム基で
あり、なかでもアルカリ金属が好ましい。
【0009】該ジチオカルバミン酸又はその塩の量は、
重金属含有アルカリ性物質100重量部当り0.01〜
100重量部であり、この量は、重金属の含有量により
適宜変更すればよい。
重金属含有アルカリ性物質100重量部当り0.01〜
100重量部であり、この量は、重金属の含有量により
適宜変更すればよい。
【0010】水分の量は、重金属含有アルカリ性物質1
00重量部当り、0.1〜50重量部程度である。 こ
の水分としては、該ジチオカルバミン酸又はその塩を水
溶液の形態として用いることで供給するのが好ましい。
00重量部当り、0.1〜50重量部程度である。 こ
の水分としては、該ジチオカルバミン酸又はその塩を水
溶液の形態として用いることで供給するのが好ましい。
【0011】重金属含有アルカリ性物質と、該ジチオカ
ルバミン酸又はその塩と水は、とにかく充分混合できれ
ばいかなる方法でもよく、周知の固−液混合、混練方法
が適用できる。 充分混合すれば、ただちに重金属が固
定化できる。
ルバミン酸又はその塩と水は、とにかく充分混合できれ
ばいかなる方法でもよく、周知の固−液混合、混練方法
が適用できる。 充分混合すれば、ただちに重金属が固
定化できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、重金属を含有するアル
カリ性物質をことさらに前処理をしなくても、又ことさ
らに補助剤を用いなくても簡便に重金属を固定化するこ
とができ、しかもその固定化が長期間安定で、つまり重
金属の溶出量が産業廃棄物の溶出基準値以下にして、投
棄上問題ない状態とすることができる。
カリ性物質をことさらに前処理をしなくても、又ことさ
らに補助剤を用いなくても簡便に重金属を固定化するこ
とができ、しかもその固定化が長期間安定で、つまり重
金属の溶出量が産業廃棄物の溶出基準値以下にして、投
棄上問題ない状態とすることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例によって何等制限されるもの
ではない。なお、評価、測定方法は以下の通りである。
飛灰中の含有重金属は、まず飛灰を王水と混合し、その
溶液をフレーム原子吸光法−日立製作所製Z-8200型によ
り測定した。 ・Cd濃度:JISK0102-55.2 ・Pb濃度:JISK
0102-54.2 ・Zn濃度:JISK0102-53.2 ・Cu濃度:JISK
0102-52.2 ・Cr濃度:JISK0102-65.1.2 ・Ca量: JISK
0102-50.2 ・Mg量: JISK0102-51.2 ・Na量: JISK
0102-48.2 ・K 量: JISK0102-49.2 ・Al量: JISK
0102-58.2 ・Hg濃度:飛灰を硫・硝酸と混合しその溶液を還元気
化原子吸光法JISK0102-66.1.1 溶出液中の希薄濃度の重金属濃度は、ICP 発光分析法−
島津製作所製ICPS-1000 により測定した。 ・Cd濃度:JISK0102-55.4 ・Pb濃度:JI
SK0102-54.4 ・Zn濃度:JISK0102-53.3 ・Cu濃度:JI
SK0102-52.4 ・Cr濃度:JISK0102-65.1.4 ・pH:JISK0102−12に準拠し、ガラス電極
PH計−東亜電波工業所製HM-40Sにて測定した。
が、本発明はこれら実施例によって何等制限されるもの
ではない。なお、評価、測定方法は以下の通りである。
飛灰中の含有重金属は、まず飛灰を王水と混合し、その
溶液をフレーム原子吸光法−日立製作所製Z-8200型によ
り測定した。 ・Cd濃度:JISK0102-55.2 ・Pb濃度:JISK
0102-54.2 ・Zn濃度:JISK0102-53.2 ・Cu濃度:JISK
0102-52.2 ・Cr濃度:JISK0102-65.1.2 ・Ca量: JISK
0102-50.2 ・Mg量: JISK0102-51.2 ・Na量: JISK
0102-48.2 ・K 量: JISK0102-49.2 ・Al量: JISK
0102-58.2 ・Hg濃度:飛灰を硫・硝酸と混合しその溶液を還元気
化原子吸光法JISK0102-66.1.1 溶出液中の希薄濃度の重金属濃度は、ICP 発光分析法−
島津製作所製ICPS-1000 により測定した。 ・Cd濃度:JISK0102-55.4 ・Pb濃度:JI
SK0102-54.4 ・Zn濃度:JISK0102-53.3 ・Cu濃度:JI
SK0102-52.4 ・Cr濃度:JISK0102-65.1.4 ・pH:JISK0102−12に準拠し、ガラス電極
PH計−東亜電波工業所製HM-40Sにて測定した。
【0014】用いた重金属含有アルカリ性物質として各
種飛灰の組成を表1に示す。
種飛灰の組成を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】実施例1〜3 表1に示す3種の飛灰各々100gにイオン交換水20
gにジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム1.5gを
溶解した液を添加して、乳鉢にて軽く混練して処理し
た。ついで処理飛灰を処理直後、1年後の処理飛灰10
gに対してイオン交換水90g、及びイオン交換水に塩
酸を添加してpH1の水90g中で常温にて6時間振と
うして重金属を溶出させ5Cの濾紙を用いて濾過し、得
られた濾液中の重金属濃度及びpHを測定した。結果を
表2及び表3に示す。
gにジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム1.5gを
溶解した液を添加して、乳鉢にて軽く混練して処理し
た。ついで処理飛灰を処理直後、1年後の処理飛灰10
gに対してイオン交換水90g、及びイオン交換水に塩
酸を添加してpH1の水90g中で常温にて6時間振と
うして重金属を溶出させ5Cの濾紙を用いて濾過し、得
られた濾液中の重金属濃度及びpHを測定した。結果を
表2及び表3に示す。
【0017】比較例1〜3 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムを用いない以外は、同様に行って処理した。処理
直後の飛灰を実施例1〜3と同様に重金属を溶出させて
重金属濃度及びpHを測定した。 結果を表2及び表3
に示す。
リウムを用いない以外は、同様に行って処理した。処理
直後の飛灰を実施例1〜3と同様に重金属を溶出させて
重金属濃度及びpHを測定した。 結果を表2及び表3
に示す。
【0018】比較例4〜6 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムに代えて同量のジブチルジチオカルバミン酸ナト
リウムを用いた以外は同様に行い、同様の測定を行っ
た。 結果を表4に示す。
リウムに代えて同量のジブチルジチオカルバミン酸ナト
リウムを用いた以外は同様に行い、同様の測定を行っ
た。 結果を表4に示す。
【0019】実施例4〜6 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムの量を3g、水の量を10gとした以外は同様に
行った。 結果を表4に示す。
リウムの量を3g、水の量を10gとした以外は同様に
行った。 結果を表4に示す。
【0020】実施例7〜9 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムの量を10g、水の量を20gとした以外は同様
に行った。 結果を表4に示す。
リウムの量を10g、水の量を20gとした以外は同様
に行った。 結果を表4に示す。
【0021】比較例7〜9 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムに代えて同量の市販のキレート化剤ユニポルバ50
0 (ミヨシ油脂社製)を用いた以外は同様に行い、同様
の測定を行った。 結果を表4に示す。
リウムに代えて同量の市販のキレート化剤ユニポルバ50
0 (ミヨシ油脂社製)を用いた以外は同様に行い、同様
の測定を行った。 結果を表4に示す。
【0022】比較例10〜12 実施例1〜3におけるジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムに代えて同量の市販のキレート化剤UML-8100(ユ
ニチカ社製)を用いた以外は同様に行い、同様の測定を
行った。 結果を表4に示す。
リウムに代えて同量の市販のキレート化剤UML-8100(ユ
ニチカ社製)を用いた以外は同様に行い、同様の測定を
行った。 結果を表4に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09C 1/02 1/08 C02F 11/00 ZAB C 101 Z // C07C 333/16 7106−4H B09B 3/00 304 A 304 K
Claims (1)
- 【請求項1】重金属含有アルカリ性物質を水分の存在下
でジメチルジチオカルバミン酸又はその塩と混合する重
金属固定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078384A JPH07284748A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 重金属含有アルカリ性物質中の重金属固定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078384A JPH07284748A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 重金属含有アルカリ性物質中の重金属固定化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07284748A true JPH07284748A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13660525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6078384A Pending JPH07284748A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 重金属含有アルカリ性物質中の重金属固定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07284748A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106955451A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-07-18 | 湖南云平环保科技有限公司 | 垃圾焚烧飞灰重金属螯合剂及其制备方法 |
| JP2019089050A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-13 | 栗田工業株式会社 | 鉛成分及び水銀成分を含有する重金属含有灰の処理方法、及び重金属含有灰に含まれる水銀成分の溶出抑制剤 |
| CN117919645A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-04-26 | 中南(上饶)冶金产业研究院有限公司 | 一种飞灰复合药剂及其制备方法 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6078384A patent/JPH07284748A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106955451A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-07-18 | 湖南云平环保科技有限公司 | 垃圾焚烧飞灰重金属螯合剂及其制备方法 |
| JP2019089050A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-13 | 栗田工業株式会社 | 鉛成分及び水銀成分を含有する重金属含有灰の処理方法、及び重金属含有灰に含まれる水銀成分の溶出抑制剤 |
| CN117919645A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-04-26 | 中南(上饶)冶金产业研究院有限公司 | 一种飞灰复合药剂及其制备方法 |
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