JPH07284782A - オゾン要求量算出方法及びオゾン注入制御方法 - Google Patents
オゾン要求量算出方法及びオゾン注入制御方法Info
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- JPH07284782A JPH07284782A JP7685194A JP7685194A JPH07284782A JP H07284782 A JPH07284782 A JP H07284782A JP 7685194 A JP7685194 A JP 7685194A JP 7685194 A JP7685194 A JP 7685194A JP H07284782 A JPH07284782 A JP H07284782A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】被処理水のオゾン要求量を簡易にして高精度で
算出する。 【構成】被処理水と被処理水中のオゾン消費成分を除去
した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれオゾンを注
入して、オゾン注入後の前記オゾン消費成分除去水と前
記被処理水との溶存オゾン濃度差から被処理水中のオゾ
ン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求める。 【効果】被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン
量を簡易に高精度で測定することができる。処理水の最
適オゾン反応量測定方法を提供することができる。ま
た、制御精度の高いオゾン注入制御法を提供できる。
算出する。 【構成】被処理水と被処理水中のオゾン消費成分を除去
した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれオゾンを注
入して、オゾン注入後の前記オゾン消費成分除去水と前
記被処理水との溶存オゾン濃度差から被処理水中のオゾ
ン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求める。 【効果】被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン
量を簡易に高精度で測定することができる。処理水の最
適オゾン反応量測定方法を提供することができる。ま
た、制御精度の高いオゾン注入制御法を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水場または下水処理場
等において、被処理水をオゾン処理する際にオゾン注入
量を算出する方法及びオゾン注入制御方法に関する。
等において、被処理水をオゾン処理する際にオゾン注入
量を算出する方法及びオゾン注入制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】河川水及び湖沼水等の取水源の水質汚濁
に伴い、浄水場等では、現行の急速ろ過法に代わり、凝
集沈殿後の沈殿水をオゾン処理した後、生物活性炭処理
を行う高度浄水処理法を採用する傾向にある。この種の
高度浄水処理法は特開昭58−174288号公報,特開平2−2
33197 号公報及び特開平4−281893 号公報等に示されて
いる。
に伴い、浄水場等では、現行の急速ろ過法に代わり、凝
集沈殿後の沈殿水をオゾン処理した後、生物活性炭処理
を行う高度浄水処理法を採用する傾向にある。この種の
高度浄水処理法は特開昭58−174288号公報,特開平2−2
33197 号公報及び特開平4−281893 号公報等に示されて
いる。
【0003】この方法は、取水した河川等からの原水を
凝集沈殿処理した後、被処理水となる沈殿水をオゾン接
触槽に導入して、水中の有機物等を脱色,脱臭,酸化処
理または変性させるものである。その後、オゾン処理さ
れた処理水を生物活性炭槽に導入して、活性炭の表面ま
たは内部に繁殖した微生物の働きにより、オゾン処理で
は除去できないアンモニア性窒素等を硝化除去すると共
に溶存有機物を代謝除去する。
凝集沈殿処理した後、被処理水となる沈殿水をオゾン接
触槽に導入して、水中の有機物等を脱色,脱臭,酸化処
理または変性させるものである。その後、オゾン処理さ
れた処理水を生物活性炭槽に導入して、活性炭の表面ま
たは内部に繁殖した微生物の働きにより、オゾン処理で
は除去できないアンモニア性窒素等を硝化除去すると共
に溶存有機物を代謝除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オゾン処理において
は、高い有機物の除去率の維持と共にオゾン注入処理後
の水質が安定していることが要求される。また、必要最
小限のオゾン注入量で被処理水を効率的に処理すること
が要求される。
は、高い有機物の除去率の維持と共にオゾン注入処理後
の水質が安定していることが要求される。また、必要最
小限のオゾン注入量で被処理水を効率的に処理すること
が要求される。
【0005】一方、河川水及び湖沼等から取水する原水
中の有機物濃度及び組成は、季節的要因,気象条件さら
にはダム水の放流等の外的要因の影響を受けて大きく変
化する。
中の有機物濃度及び組成は、季節的要因,気象条件さら
にはダム水の放流等の外的要因の影響を受けて大きく変
化する。
【0006】水質変動が比較的少ない原水を取水源とし
て被処理水をオゾン処理する場合には、一般に水量に比
例した一定の注入率でオゾンを注入する水量比例制御が
行われている。
て被処理水をオゾン処理する場合には、一般に水量に比
例した一定の注入率でオゾンを注入する水量比例制御が
行われている。
【0007】しかし、上述した要因等でオゾン処理の対
象となる被処理水の水質が変化すると、前述した水量比
例制御法では、オゾンが過少または過剰に注入され、オ
ゾン注入処理後の水質が安定しない。オゾン接触槽から
排出される排オゾンは、例えば特開平5−15738号公報に
示されているようにオゾン分解触媒によって処理され
る。しかし、オゾンが過剰に注入されると排オゾン量が
多くなるため、触媒による排オゾン処理に係る負荷が大
きくなり、オゾンの処理量が減少する。オゾンの処理量
減少に伴う排オゾンの大気への排出抑制手段として、触
媒の反応温度を高くしているが、ランニングコストの上
昇を招く。
象となる被処理水の水質が変化すると、前述した水量比
例制御法では、オゾンが過少または過剰に注入され、オ
ゾン注入処理後の水質が安定しない。オゾン接触槽から
排出される排オゾンは、例えば特開平5−15738号公報に
示されているようにオゾン分解触媒によって処理され
る。しかし、オゾンが過剰に注入されると排オゾン量が
多くなるため、触媒による排オゾン処理に係る負荷が大
きくなり、オゾンの処理量が減少する。オゾンの処理量
減少に伴う排オゾンの大気への排出抑制手段として、触
媒の反応温度を高くしているが、ランニングコストの上
昇を招く。
【0008】このようなことから、例えば浄水場におけ
るオゾン処理では、オゾン注入後にオゾン接触槽から気
相に排出される排オゾンの濃度を検出して、このオゾン
濃度が一定値になるようにオゾン注入量を制御する排オ
ゾン濃度一定制御が行われている。また、オゾン接触槽
内の液相中に残留する溶存オゾン濃度を検出して、この
溶存オゾン濃度が一定値になるようにオゾン注入量を制
御する残留オゾン濃度一定制御が行われている。
るオゾン処理では、オゾン注入後にオゾン接触槽から気
相に排出される排オゾンの濃度を検出して、このオゾン
濃度が一定値になるようにオゾン注入量を制御する排オ
ゾン濃度一定制御が行われている。また、オゾン接触槽
内の液相中に残留する溶存オゾン濃度を検出して、この
溶存オゾン濃度が一定値になるようにオゾン注入量を制
御する残留オゾン濃度一定制御が行われている。
【0009】しかし、オゾンの水への溶解度及び液中で
の自己分解量は、被処理水の水温,pH及び接触時間等
の影響を受けて変化する。例えば、オゾン含有ガスを水
と接触させたとき、液中オゾン濃度は一般に知られた実
験式である(1)式で表せるが、水温が変化すると液中
オゾン濃度も変化し、被処理水の水温の影響によってオ
ゾンの溶解度が変わる。
の自己分解量は、被処理水の水温,pH及び接触時間等
の影響を受けて変化する。例えば、オゾン含有ガスを水
と接触させたとき、液中オゾン濃度は一般に知られた実
験式である(1)式で表せるが、水温が変化すると液中
オゾン濃度も変化し、被処理水の水温の影響によってオ
ゾンの溶解度が変わる。
【0010】 C=K・Y …(1) K={0.604×(1+t/273)}/1+0.06
3t ここで、C:液中オゾン濃度(g/m3),K:定数,
t:水温(℃) Y:気中オゾン濃度(g/m3) なお、定数Kは大気圧のもとでの水温との関係による一
般に知られた実験式による。
3t ここで、C:液中オゾン濃度(g/m3),K:定数,
t:水温(℃) Y:気中オゾン濃度(g/m3) なお、定数Kは大気圧のもとでの水温との関係による一
般に知られた実験式による。
【0011】一方、液中でのオゾンの自己分解はpHに
大きく依存し、低pHではオゾンの自己分解が遅いが、
高pH(アルカリ側)では速くなる。したがって、被処
理水のpHが変化すると、同一の注入率でオゾンを注入
しても液中の溶存オゾン濃度が異なってくる。この結
果、被処理水中の有機物濃度及び組成に変動がなく、か
つオゾン注入率が一定であっても、水温,pH等の変化
によって排オゾン濃度または溶存オゾン濃度が変わり、
恰も有機物濃度の変化のようにとらえられてしまう。
大きく依存し、低pHではオゾンの自己分解が遅いが、
高pH(アルカリ側)では速くなる。したがって、被処
理水のpHが変化すると、同一の注入率でオゾンを注入
しても液中の溶存オゾン濃度が異なってくる。この結
果、被処理水中の有機物濃度及び組成に変動がなく、か
つオゾン注入率が一定であっても、水温,pH等の変化
によって排オゾン濃度または溶存オゾン濃度が変わり、
恰も有機物濃度の変化のようにとらえられてしまう。
【0012】したがって、排オゾン濃度または溶存オゾ
ン濃度の検出値に基づくフィードバック制御では、被処
理水を効率的に安定して処理することが難しい。
ン濃度の検出値に基づくフィードバック制御では、被処
理水を効率的に安定して処理することが難しい。
【0013】本来、オゾン注入制御は、対象となる被処
理水中の有機物濃度などから求まるオゾン要求量に基づ
いて被処理水が必要とする量のオゾンを注入すればよ
い。しかし、現状では例えば特開平2−277596 号公報ま
たは「広がる上水のオゾン処理」(電学誌,113巻3月
号,p228,1993年)等に示されているように、
被処理水が必要とするオゾン注入量を短時間で直接的に
オンラインで検出できる適切な計測器が実在しない。こ
の結果、被処理水の水質とその変化に対応した制御精度
の高いオゾン注入制御は困難であり、運用上、安全性を
配慮して過剰にオゾンが注入しているため、ランニング
コストの低減も困難である。
理水中の有機物濃度などから求まるオゾン要求量に基づ
いて被処理水が必要とする量のオゾンを注入すればよ
い。しかし、現状では例えば特開平2−277596 号公報ま
たは「広がる上水のオゾン処理」(電学誌,113巻3月
号,p228,1993年)等に示されているように、
被処理水が必要とするオゾン注入量を短時間で直接的に
オンラインで検出できる適切な計測器が実在しない。こ
の結果、被処理水の水質とその変化に対応した制御精度
の高いオゾン注入制御は困難であり、運用上、安全性を
配慮して過剰にオゾンが注入しているため、ランニング
コストの低減も困難である。
【0014】このようなことから、例えば特開昭60−16
1797号公報に示されているように、オゾン消費量に対す
る外乱となる要因とその程度に応じてオゾン注入率を修
正することが提案されているが、この種のオゾン処理設
備は取水源水質の低下に伴い新たに設置されるケースが
多く、外乱となる取水源水質の変動特性及びオゾン接触
反応槽での反応特性等を把握するのに多大な時間と労力
を要する。
1797号公報に示されているように、オゾン消費量に対す
る外乱となる要因とその程度に応じてオゾン注入率を修
正することが提案されているが、この種のオゾン処理設
備は取水源水質の低下に伴い新たに設置されるケースが
多く、外乱となる取水源水質の変動特性及びオゾン接触
反応槽での反応特性等を把握するのに多大な時間と労力
を要する。
【0015】本発明は上述の不都合に鑑みてなされたも
ので、その主目的とするところは、被処理水中のオゾン
消費成分と反応するに必要なオゾン量(以下、必要に応
じて被処理水のオゾン要求量と称する)を簡易に高精度
で適切に算出するに好適な最適オゾン要求量算出方法を
提供することにある。
ので、その主目的とするところは、被処理水中のオゾン
消費成分と反応するに必要なオゾン量(以下、必要に応
じて被処理水のオゾン要求量と称する)を簡易に高精度
で適切に算出するに好適な最適オゾン要求量算出方法を
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的とするところは、制御精
度の高いオゾン注入制御方法を提供することにある。
度の高いオゾン注入制御方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、被処理水のオゾン要求量を高精度で測定する方
法について検討した結果、被処理水中のオゾンによる被
酸化性成分、いわゆる、オゾン消費成分を除去した後の
オゾン消費成分除去水(以下、必要に応じて比較水と称
する)と前記被処理水とにオゾンを注入して、オゾン注
入後の両者の溶存オゾン濃度の差分を求めれば被処理水
のオゾン要求量を測定できることを究明した。
ために、被処理水のオゾン要求量を高精度で測定する方
法について検討した結果、被処理水中のオゾンによる被
酸化性成分、いわゆる、オゾン消費成分を除去した後の
オゾン消費成分除去水(以下、必要に応じて比較水と称
する)と前記被処理水とにオゾンを注入して、オゾン注
入後の両者の溶存オゾン濃度の差分を求めれば被処理水
のオゾン要求量を測定できることを究明した。
【0018】被処理水のオゾン消費量Dgは次式(2)
で示すように、被処理水へのオゾン注入量と気相への排
出オゾン量との差分から被処理水中の溶存オゾン濃度を
除くことによって求めることができる。
で示すように、被処理水へのオゾン注入量と気相への排
出オゾン量との差分から被処理水中の溶存オゾン濃度を
除くことによって求めることができる。
【0019】 Dg=[{Qg(Cg1−Cg2)}/Qw]−Cw …(2) ここで、水量:Qw(l/h),注入オゾンガス量:Q
g(l/h),注入オゾンガス濃度:Cg1(mg/
l),オゾン含有排気ガス濃度Cg2:(mg/l),
溶存オゾン濃度:Cw:(mg/l),オゾン消費量:
Dg(mg/l) ところが、被処理水中のオゾン消費成分である被酸化性
成分が、例えばFeイオン,Mnイオンであるとする
と、次式(3),(4)及び(5)で示す被処理水中のオ
ゾン消費成分による反応の進行と共にオゾンの自己分解
による反応が進行する。
g(l/h),注入オゾンガス濃度:Cg1(mg/
l),オゾン含有排気ガス濃度Cg2:(mg/l),
溶存オゾン濃度:Cw:(mg/l),オゾン消費量:
Dg(mg/l) ところが、被処理水中のオゾン消費成分である被酸化性
成分が、例えばFeイオン,Mnイオンであるとする
と、次式(3),(4)及び(5)で示す被処理水中のオ
ゾン消費成分による反応の進行と共にオゾンの自己分解
による反応が進行する。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】水中でのオゾンの自己分解反応の機構は複
雑であるが、次式(6)から(12)で示すように分解の
過程でヒドロペルオキシラジカル(HO2・)やヒドロキ
シルラジカル(OH・)が生成し、これが(8)及び
(9)式で示すように連鎖的にオゾンを分解すると考え
られている。一方では、生成したOH,HO2 ラジカル
は(10)から(12)式で示すように消滅する。
雑であるが、次式(6)から(12)で示すように分解の
過程でヒドロペルオキシラジカル(HO2・)やヒドロキ
シルラジカル(OH・)が生成し、これが(8)及び
(9)式で示すように連鎖的にオゾンを分解すると考え
られている。一方では、生成したOH,HO2 ラジカル
は(10)から(12)式で示すように消滅する。
【0024】 O3+H2O→HO3 -+OH- …(6) HO3 -+OH・→2HO2・ …(7) O3+HO2・→OH・+2O2 …(8) O3+OH・→HO2・+O2 …(9) HO2・+HO2・→H2O2+O2 …(10) OH・+HO2・→H2O+O2 …(11) OH・+OH・→H2O2 …(12) 被処理水中では、オゾン消費成分による反応{(3),
(4),(5)}とオゾンの自己分解による反応{(6)
→(12)}とが並行して進行する。このため、被処理
水中のオゾン消費成分である有機物または無機物による
オゾン消費と自己分解によるオゾン消費を区別すること
ができず、両者のオゾン消費を含むオゾン消費量は測定
できても、オゾン消費成分のみによる被処理水のオゾン
要求量の測定は困難である。
(4),(5)}とオゾンの自己分解による反応{(6)
→(12)}とが並行して進行する。このため、被処理
水中のオゾン消費成分である有機物または無機物による
オゾン消費と自己分解によるオゾン消費を区別すること
ができず、両者のオゾン消費を含むオゾン消費量は測定
できても、オゾン消費成分のみによる被処理水のオゾン
要求量の測定は困難である。
【0025】両者のオゾン消費を区別する手段として、
蒸留水等の有機物等を含有しない水を比較水として、こ
の比較水にオゾンを注入すれば、オゾンの自己分解のみ
による消費量を求めることができる。そして、別にオゾ
ンを注入した被処理水側のオゾン消費量と対比すれば、
オゾンの自己分解の影響を除いた被処理水中のオゾン消
費成分によるオゾン要求量を測定することができる。
蒸留水等の有機物等を含有しない水を比較水として、こ
の比較水にオゾンを注入すれば、オゾンの自己分解のみ
による消費量を求めることができる。そして、別にオゾ
ンを注入した被処理水側のオゾン消費量と対比すれば、
オゾンの自己分解の影響を除いた被処理水中のオゾン消
費成分によるオゾン要求量を測定することができる。
【0026】この結果、オゾン注入に伴う被処理水中の
有機物等によるオゾン消費量をCR1とし、自己分解によ
るオゾン消費量をCR2とすれば、酸化反応と自己分解
の両者を含むオゾン注入後の溶存オゾン濃度K1は、前
述(2)式から次式(13)で表わされる。
有機物等によるオゾン消費量をCR1とし、自己分解によ
るオゾン消費量をCR2とすれば、酸化反応と自己分解
の両者を含むオゾン注入後の溶存オゾン濃度K1は、前
述(2)式から次式(13)で表わされる。
【0027】 K1=[{Qg(Cg1−Cg2)}/Qw]−(CR1+CR2) …(13) 一方、有機物等を含有しない蒸留水等を比較水として、
この比較水にオゾンを注入した場合、この比較水中には
オゾン消費成分が含まれていないから、有機物等の酸化
に要するオゾン消費はなく、主としてオゾンの自己分解
のみに支配されてオゾンが消費される。ここで、オゾン
注入に伴う自己分解によるオゾン消費量をCR2′とす
ると、オゾン注入後の溶存オゾン濃度K2は、前述
(2)式から次式(14)で表わされる。
この比較水にオゾンを注入した場合、この比較水中には
オゾン消費成分が含まれていないから、有機物等の酸化
に要するオゾン消費はなく、主としてオゾンの自己分解
のみに支配されてオゾンが消費される。ここで、オゾン
注入に伴う自己分解によるオゾン消費量をCR2′とす
ると、オゾン注入後の溶存オゾン濃度K2は、前述
(2)式から次式(14)で表わされる。
【0028】 K2=[{Qg(Cg1−Cg2)}/Qw]−CR2′ …(14) したがって、オゾン注入量及び水量等の反応条件等を等
しく保持すれば、自己分解によるオゾン消費量はCR2
=CR2′となり、次式(15)で示すように比較水と
被処理水の溶存オゾン濃度の差分(K2−K1)がオゾ
ンの自己分解を除いた被処理水中のオゾン消費成分によ
るオゾン要求量として求められる。
しく保持すれば、自己分解によるオゾン消費量はCR2
=CR2′となり、次式(15)で示すように比較水と
被処理水の溶存オゾン濃度の差分(K2−K1)がオゾ
ンの自己分解を除いた被処理水中のオゾン消費成分によ
るオゾン要求量として求められる。
【0029】 CR1=K2−K1 …(15) 既に説明したように、オゾンの水への溶解度及び液中で
の自己分解は、水温,pH等の影響を受ける。このた
め、比較水側と被処理水側の水温,pH等を整合させる
必要がある。具体的には、被処理水側の水温を検出し
て、比較水側を加温または冷却して同一水温に保持した
り、或いは、被処理水側のpHを検出して、比較水側に
酸,アルカリをpH調整剤としてに添加する等の制御が
必要になる。しかし、被処理水の水温,pH等の検出結
果に基づいて、比較水側の水温またはpHを整合させる
のでは時間遅れが生じる。この結果、被処理水の水温ま
たはpHの変動が大きい場合、短時間で同一反応条件に
保持することが困難となり、水温またはpHを被処理水
側と整合させることができない不都合が生じる。中で
も、pHの制御性はオゾンの自己分解を求める水の緩衝
能(緩衝指数)に影響され、緩衝能の大きい水は比較的
pHの調節が容易であるが、蒸留水等のpH緩衝能の小
さい水はpHの調整が難しく、短時間でpHを被処理水
側に整合させることができない。また、pH調整剤とし
て、アルカリまたは酸を用いる場合、これらの調整剤と
オゾンが反応するとオゾンの自己分解による消費量を正
確に求めることが困難になる。
の自己分解は、水温,pH等の影響を受ける。このた
め、比較水側と被処理水側の水温,pH等を整合させる
必要がある。具体的には、被処理水側の水温を検出し
て、比較水側を加温または冷却して同一水温に保持した
り、或いは、被処理水側のpHを検出して、比較水側に
酸,アルカリをpH調整剤としてに添加する等の制御が
必要になる。しかし、被処理水の水温,pH等の検出結
果に基づいて、比較水側の水温またはpHを整合させる
のでは時間遅れが生じる。この結果、被処理水の水温ま
たはpHの変動が大きい場合、短時間で同一反応条件に
保持することが困難となり、水温またはpHを被処理水
側と整合させることができない不都合が生じる。中で
も、pHの制御性はオゾンの自己分解を求める水の緩衝
能(緩衝指数)に影響され、緩衝能の大きい水は比較的
pHの調節が容易であるが、蒸留水等のpH緩衝能の小
さい水はpHの調整が難しく、短時間でpHを被処理水
側に整合させることができない。また、pH調整剤とし
て、アルカリまたは酸を用いる場合、これらの調整剤と
オゾンが反応するとオゾンの自己分解による消費量を正
確に求めることが困難になる。
【0030】本発明者らは、前述した事柄をふまえ、オ
ゾンの自己分解による消費量を簡易に精度よく求める方
法について検討した結果、被処理水中のオゾン消費成分
を除去した後の処理水を比較水として、この比較水にオ
ゾンを注入すれば、被処理水側の水温またはpH等と整
合させるための調整を不要にできることを見出した。被
処理水中のオゾン消費成分を除去した後の処理水をオゾ
ンの自己分解による消費量を求める比較水として用いれ
ば、水温またはpH等は実質的に被処理水側水温または
pHに整合する。この結果、水温またはpHの調整が不
必要になると共にpH調整に伴うオゾン消費の外乱的要
素もなく、簡易にして精度よく被処理水中の被酸化性成
分によるオゾン要求量を測定することができる。
ゾンの自己分解による消費量を簡易に精度よく求める方
法について検討した結果、被処理水中のオゾン消費成分
を除去した後の処理水を比較水として、この比較水にオ
ゾンを注入すれば、被処理水側の水温またはpH等と整
合させるための調整を不要にできることを見出した。被
処理水中のオゾン消費成分を除去した後の処理水をオゾ
ンの自己分解による消費量を求める比較水として用いれ
ば、水温またはpH等は実質的に被処理水側水温または
pHに整合する。この結果、水温またはpHの調整が不
必要になると共にpH調整に伴うオゾン消費の外乱的要
素もなく、簡易にして精度よく被処理水中の被酸化性成
分によるオゾン要求量を測定することができる。
【0031】したがって、本発明の特徴とするところ
は、オゾンと反応するオゾン消費成分を含む被処理水に
おいて、前記オゾン消費成分と反応するオゾン量と前記
被処理水中でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量と
を求めることにある。
は、オゾンと反応するオゾン消費成分を含む被処理水に
おいて、前記オゾン消費成分と反応するオゾン量と前記
被処理水中でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量と
を求めることにある。
【0032】さらに本発明の特徴とするところは、被処
理水中のオゾンによるオゾン消費成分を除去した後の比
較水と被処理水とにオゾンを注入して、比較水と被処理
水との溶存オゾン濃度差から被処理水のオゾン要求量を
求めることにある。
理水中のオゾンによるオゾン消費成分を除去した後の比
較水と被処理水とにオゾンを注入して、比較水と被処理
水との溶存オゾン濃度差から被処理水のオゾン要求量を
求めることにある。
【0033】前述のようにして被処理水のオゾン要求量
を求める場合、比較水を得る手段としては、被処理水に
オゾンを注入して被酸化性成分を除去した処理水を比較
水とする方法,被処理水中の被酸化性成分を活性炭等に
よって吸着除去して比較水とする方法,被処理水にオゾ
ン注入し、さらに活性炭等によって残留する被酸化性成
分を吸着除去して比較水とする方法等が、好ましい態様
である。
を求める場合、比較水を得る手段としては、被処理水に
オゾンを注入して被酸化性成分を除去した処理水を比較
水とする方法,被処理水中の被酸化性成分を活性炭等に
よって吸着除去して比較水とする方法,被処理水にオゾ
ン注入し、さらに活性炭等によって残留する被酸化性成
分を吸着除去して比較水とする方法等が、好ましい態様
である。
【0034】これらの各態様の内、オゾンを被処理水に
注入して被酸化性成分を除去する方法は、オゾンの有す
る強い酸化力により効率的にオゾン消費成分である被酸
化性成分を酸化除去することができるが、オゾンの自己
分解によるオゾン消費量を求める比較水側は、単に被酸
化性成分を含有しないというだけでは正確なオゾン要求
量を求めることができない。つまり、被処理水にオゾン
を注入してオゾン消費成分を除去し、これを比較水とす
る場合、自己分解量を求めるために再びオゾンを注入す
る前の段階では、比較水中には前段階で注入したオゾン
の一部が溶存オゾンとして残留する。この残留した溶存
オゾンの濃度は、常に一定濃度ではない。このため、オ
ゾンの自己分解を求めるために比較水にオゾンを注入し
た場合、オゾン注入後の溶存オゾン濃度は前述の残留溶
存オゾン濃度の影響を受けて変化する。この結果、オゾ
ン注入後の被処理水と比較水との溶存オゾン濃度差から
オゾン要求量を求める場合、前記の残留溶存オゾンの変
動が要求量を求める際の誤差となり、精度よくオゾン要
求量を求めることができない。
注入して被酸化性成分を除去する方法は、オゾンの有す
る強い酸化力により効率的にオゾン消費成分である被酸
化性成分を酸化除去することができるが、オゾンの自己
分解によるオゾン消費量を求める比較水側は、単に被酸
化性成分を含有しないというだけでは正確なオゾン要求
量を求めることができない。つまり、被処理水にオゾン
を注入してオゾン消費成分を除去し、これを比較水とす
る場合、自己分解量を求めるために再びオゾンを注入す
る前の段階では、比較水中には前段階で注入したオゾン
の一部が溶存オゾンとして残留する。この残留した溶存
オゾンの濃度は、常に一定濃度ではない。このため、オ
ゾンの自己分解を求めるために比較水にオゾンを注入し
た場合、オゾン注入後の溶存オゾン濃度は前述の残留溶
存オゾン濃度の影響を受けて変化する。この結果、オゾ
ン注入後の被処理水と比較水との溶存オゾン濃度差から
オゾン要求量を求める場合、前記の残留溶存オゾンの変
動が要求量を求める際の誤差となり、精度よくオゾン要
求量を求めることができない。
【0035】そこで、本発明においては、被処理水にオ
ゾンを注入した後の被酸化性成分及び溶存オゾンを含有
しない比較水と前記被処理水とにオゾンを注入して、前
記オゾン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度
差から被処理水のオゾン要求量を求めることにした。こ
の好ましい態様は、被処理水にオゾンを注入した後の処
理水中の溶存オゾンをエアレーション等の除去手段によ
って気相に放出し、その後比較水として再度オゾンの自
己分解量を求めるためのオゾンを注入することにある。
ゾンを注入した後の被酸化性成分及び溶存オゾンを含有
しない比較水と前記被処理水とにオゾンを注入して、前
記オゾン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度
差から被処理水のオゾン要求量を求めることにした。こ
の好ましい態様は、被処理水にオゾンを注入した後の処
理水中の溶存オゾンをエアレーション等の除去手段によ
って気相に放出し、その後比較水として再度オゾンの自
己分解量を求めるためのオゾンを注入することにある。
【0036】次に、被処理水のオゾン要求量を求めるに
際し、被処理水中の有機物濃度とその組成が大きく変動
しても、高精度で被処理水のオゾン要求量を求めること
ができる方法について検討した。このための本発明の特
徴とするところは、被処理水中の被酸化性成分を除去し
た後の比較水と前記被処理水とにオゾンを注入して、前
記オゾン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度
差から前記被処理水のオゾン要求量を求め、さらに前記
被処理水の溶存オゾン濃度の測定値が所定値以上に保持
されるように前記被処理水と比較水へのオゾン注入量を
制御することにある。この好ましい態様は、オゾン注入
後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定して、溶存オゾ
ン濃度の目標値との偏差に従って被処理水及び比較水へ
のオゾン注入量を制御する。
際し、被処理水中の有機物濃度とその組成が大きく変動
しても、高精度で被処理水のオゾン要求量を求めること
ができる方法について検討した。このための本発明の特
徴とするところは、被処理水中の被酸化性成分を除去し
た後の比較水と前記被処理水とにオゾンを注入して、前
記オゾン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度
差から前記被処理水のオゾン要求量を求め、さらに前記
被処理水の溶存オゾン濃度の測定値が所定値以上に保持
されるように前記被処理水と比較水へのオゾン注入量を
制御することにある。この好ましい態様は、オゾン注入
後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定して、溶存オゾ
ン濃度の目標値との偏差に従って被処理水及び比較水へ
のオゾン注入量を制御する。
【0037】本発明においては、被処理水のオゾン要求
量を測定するオゾン要求量計を構成するに際し、その装
置構成の簡素化を図る測定手法についても検討した。被
処理水のオゾン要求量を測定する装置構成としては、測
定装置の設置スペース,取扱性及び装置製造上の合理性
等の観点から、装置構成が簡素であり、小型化が要求さ
れる。また、被処理水のオゾン要求量を精度よく合理的
に測定するためには、前述の如く被処理水にオゾンを注
入して被酸化性成分を除去し、その後これを比較水とし
て水温及びpH等の水質条件を被処理水側に整合させる
操作が必要になる。さらに、水質が整合した比較水と被
処理水とにオゾンを注入する操作が必要になる。この場
合、操作数の増加は、水とオゾンを接触させる反応槽等
の増加に繋がり、装置構成の簡素化に逆行する。したが
って、操作数を最小限にして各操作を合理的に組合せる
ことが、オゾン要求量計を構成する上で重要な要素とな
る。
量を測定するオゾン要求量計を構成するに際し、その装
置構成の簡素化を図る測定手法についても検討した。被
処理水のオゾン要求量を測定する装置構成としては、測
定装置の設置スペース,取扱性及び装置製造上の合理性
等の観点から、装置構成が簡素であり、小型化が要求さ
れる。また、被処理水のオゾン要求量を精度よく合理的
に測定するためには、前述の如く被処理水にオゾンを注
入して被酸化性成分を除去し、その後これを比較水とし
て水温及びpH等の水質条件を被処理水側に整合させる
操作が必要になる。さらに、水質が整合した比較水と被
処理水とにオゾンを注入する操作が必要になる。この場
合、操作数の増加は、水とオゾンを接触させる反応槽等
の増加に繋がり、装置構成の簡素化に逆行する。したが
って、操作数を最小限にして各操作を合理的に組合せる
ことが、オゾン要求量計を構成する上で重要な要素とな
る。
【0038】そこで、本発明では、被処理水が導入され
るオゾン接触反応槽にオゾンを注入して被酸化性成分を
除去した処理水を前記オゾン接触反応槽の下流側に位置
する溶存オゾン除去槽に導入し、さらに前記溶存オゾン
除去槽の下流側に位置するオゾン接触比較反応槽に溶存
オゾンが除去された処理水を比較水として導入し、前記
オゾン注入後の被処理水及び比較水との溶存オゾン濃度
差から前記被処理水のオゾン要求量を求めることにし
た。
るオゾン接触反応槽にオゾンを注入して被酸化性成分を
除去した処理水を前記オゾン接触反応槽の下流側に位置
する溶存オゾン除去槽に導入し、さらに前記溶存オゾン
除去槽の下流側に位置するオゾン接触比較反応槽に溶存
オゾンが除去された処理水を比較水として導入し、前記
オゾン注入後の被処理水及び比較水との溶存オゾン濃度
差から前記被処理水のオゾン要求量を求めることにし
た。
【0039】さらにまた、本発明においては、被処理水
のオゾン要求量を測定するに際し、応答性に優れたオゾ
ン要求量の測定法について検討した。被処理水のオゾン
要求量は、オゾン注入後の被処理水と比較水との溶存オ
ゾン濃度の差分から求められるが、オゾン要求量を測定
する応答性はオゾン消費成分を含有しない比較水を得る
時間に左右される。そこで、被処理水中の被酸化性成分
を除去した後の比較水を短時間で得るために、オゾン注
入後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定する系とは別
に被処理水中の被酸化性成分を除去する水系を並列に配
設することにした。被処理水系と比較水系とを並列に配
設すると、被処理水中の被酸化性成分を除去するため
に、例えばオゾン注入量を多くして被酸化性成分の除去
を加速させることができ、応答性をよくすることができ
る。
のオゾン要求量を測定するに際し、応答性に優れたオゾ
ン要求量の測定法について検討した。被処理水のオゾン
要求量は、オゾン注入後の被処理水と比較水との溶存オ
ゾン濃度の差分から求められるが、オゾン要求量を測定
する応答性はオゾン消費成分を含有しない比較水を得る
時間に左右される。そこで、被処理水中の被酸化性成分
を除去した後の比較水を短時間で得るために、オゾン注
入後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定する系とは別
に被処理水中の被酸化性成分を除去する水系を並列に配
設することにした。被処理水系と比較水系とを並列に配
設すると、被処理水中の被酸化性成分を除去するため
に、例えばオゾン注入量を多くして被酸化性成分の除去
を加速させることができ、応答性をよくすることができ
る。
【0040】被処理水及び比較水に注入したオゾンは、
全て液相に溶解するのではなく、一部のオゾンは液相か
ら気相に放出される。オゾンは強い酸化力を有するの
で、オゾン漏洩防止は環境保全のためにも必要である。
全て液相に溶解するのではなく、一部のオゾンは液相か
ら気相に放出される。オゾンは強い酸化力を有するの
で、オゾン漏洩防止は環境保全のためにも必要である。
【0041】そこで、注入オゾンがオゾン要求量計の系
外に排出されるのを防止するために、被処理水及び比較
水から気相に排出される排オゾンガスをオゾン分解処理
手段を介して系外に排出することにした。
外に排出されるのを防止するために、被処理水及び比較
水から気相に排出される排オゾンガスをオゾン分解処理
手段を介して系外に排出することにした。
【0042】さらに、オゾン要求量を測定した後に排出
されるオゾン含有水についても、液相から気相に放出さ
れたオゾンをオゾン分解処理手段を介して系外に排出す
るようにした。
されるオゾン含有水についても、液相から気相に放出さ
れたオゾンをオゾン分解処理手段を介して系外に排出す
るようにした。
【0043】河川等から取水した原水を被処理水として
オゾン注入処理する場合、プラントでの被処理水のオゾ
ン注入処理は、被処理水とオゾンとの接触時間またはオ
ゾン接触反応槽の数と構造等の条件によって変化する。
このことから、実際のオゾン注入処理の結果を反映させ
た被処理水のオゾン要求量を測定することが重要であ
る。
オゾン注入処理する場合、プラントでの被処理水のオゾ
ン注入処理は、被処理水とオゾンとの接触時間またはオ
ゾン接触反応槽の数と構造等の条件によって変化する。
このことから、実際のオゾン注入処理の結果を反映させ
た被処理水のオゾン要求量を測定することが重要であ
る。
【0044】本発明においては、被処理水のオゾン要求
量を求めるに際して、オゾン処理の対象となる被処理水
が導入されるオゾン注入処理装置を規模の大きいオゾン
要求量計と見做して、処理対象の被処理水のオゾン要求
量を求めるようにした。
量を求めるに際して、オゾン処理の対象となる被処理水
が導入されるオゾン注入処理装置を規模の大きいオゾン
要求量計と見做して、処理対象の被処理水のオゾン要求
量を求めるようにした。
【0045】この種のオゾン注入処理装置は、被処理水
が導入されるオゾン接触槽とこのオゾン接触槽にオゾン
を供給するオゾナイザ及び前記オゾン接触槽の下流側に
配設されて前記オゾン注入後の処理水が導入される生物
活性炭槽とから構成される。この場合、被処理水中のオ
ゾン消費成分である被酸化性成分は、オゾン接触反応槽
でオゾン注入処理され、その後、生物活性炭槽で残留分
が除去されることになる。この結果、生物活性炭槽から
得られる処理水は、オゾン消費成分となる被酸化性成分
を含まず、この処理水を被処理水のオゾン要求量を求め
る比較水として使用することができる。従って、生物活
性炭槽からの処理水の一部をサンプリングして、この処
理水にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度と前記被処
理水にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度との差分を
求めれば、実際のオゾン処理を反映させた精度の高い被
処理水のオゾン要求量を測定できる。
が導入されるオゾン接触槽とこのオゾン接触槽にオゾン
を供給するオゾナイザ及び前記オゾン接触槽の下流側に
配設されて前記オゾン注入後の処理水が導入される生物
活性炭槽とから構成される。この場合、被処理水中のオ
ゾン消費成分である被酸化性成分は、オゾン接触反応槽
でオゾン注入処理され、その後、生物活性炭槽で残留分
が除去されることになる。この結果、生物活性炭槽から
得られる処理水は、オゾン消費成分となる被酸化性成分
を含まず、この処理水を被処理水のオゾン要求量を求め
る比較水として使用することができる。従って、生物活
性炭槽からの処理水の一部をサンプリングして、この処
理水にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度と前記被処
理水にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度との差分を
求めれば、実際のオゾン処理を反映させた精度の高い被
処理水のオゾン要求量を測定できる。
【0046】本発明の特徴とするところは、被処理水が
導入されるオゾン接触反応槽とこのオゾン接触反応槽に
オゾンを注入するオゾナイザ及び前記被処理水へのオゾ
ン注入後の溶存オゾン濃度を測定する溶存オゾン濃度計
とを備え、さらに前記オゾン接触反応槽の下流側に配設
されて前記オゾン注入後の処理水が導入される生物活性
炭槽とこの生物活性炭槽からの処理水をサンプリングし
て、このサンプリング水へのオゾン注入後の溶存オゾン
濃度を測定する溶存オゾン濃度計を備え、前記各溶存オ
ゾン濃度の差分から前記被処理水のオゾン要求量を求め
るようにしたことにある。
導入されるオゾン接触反応槽とこのオゾン接触反応槽に
オゾンを注入するオゾナイザ及び前記被処理水へのオゾ
ン注入後の溶存オゾン濃度を測定する溶存オゾン濃度計
とを備え、さらに前記オゾン接触反応槽の下流側に配設
されて前記オゾン注入後の処理水が導入される生物活性
炭槽とこの生物活性炭槽からの処理水をサンプリングし
て、このサンプリング水へのオゾン注入後の溶存オゾン
濃度を測定する溶存オゾン濃度計を備え、前記各溶存オ
ゾン濃度の差分から前記被処理水のオゾン要求量を求め
るようにしたことにある。
【0047】また、本発明の他の特徴とするところは、
被処理水が導入されるオゾン接触反応槽とこのオゾン接
触反応槽にオゾンを注入するオゾナイザ及び前記オゾン
接触反応槽の下流側に配設されて前記オゾン注入後の処
理水が導入される生物活性炭槽とを備え、前記生物活性
炭槽からの処理水をサンプリングした比較水と前記被処
理水とにオゾンを注入して、オゾン注入後の比較水と被
処理水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水のオゾン
要求量を求めるようにしたことにある。
被処理水が導入されるオゾン接触反応槽とこのオゾン接
触反応槽にオゾンを注入するオゾナイザ及び前記オゾン
接触反応槽の下流側に配設されて前記オゾン注入後の処
理水が導入される生物活性炭槽とを備え、前記生物活性
炭槽からの処理水をサンプリングした比較水と前記被処
理水とにオゾンを注入して、オゾン注入後の比較水と被
処理水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水のオゾン
要求量を求めるようにしたことにある。
【0048】本発明のオゾン注入制御方法は、前述のよ
うに比較水と被処理水との溶存オゾン濃度差から被処理
水のオゾン要求量を求め、この要求量に従って、オゾン
接触反応槽へのオゾン注入量を制御することにある。
うに比較水と被処理水との溶存オゾン濃度差から被処理
水のオゾン要求量を求め、この要求量に従って、オゾン
接触反応槽へのオゾン注入量を制御することにある。
【0049】オゾン処理においては、オゾン消費成分と
反応するに必要なオゾン量だけでなく、オゾンの自己分
解による消費量をも補償してオゾン注入量を求めること
が必要である。そこで、オゾンの自己分解を含めたオゾ
ン注入量の測定法の好ましい態様について検討した。
反応するに必要なオゾン量だけでなく、オゾンの自己分
解による消費量をも補償してオゾン注入量を求めること
が必要である。そこで、オゾンの自己分解を含めたオゾ
ン注入量の測定法の好ましい態様について検討した。
【0050】そして、被処理水と前記被処理水中のオゾ
ン消費成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそ
れぞれオゾンを注入して、前記被処理水中のオゾン消費
成分と反応するオゾン量と前記オゾン消費成分除去水で
のオゾンの自己分解によるオゾン消費量とを加算して、
オゾン注入処理の対象となる被処理水へのオゾン注入量
を求めることを見出した。
ン消費成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそ
れぞれオゾンを注入して、前記被処理水中のオゾン消費
成分と反応するオゾン量と前記オゾン消費成分除去水で
のオゾンの自己分解によるオゾン消費量とを加算して、
オゾン注入処理の対象となる被処理水へのオゾン注入量
を求めることを見出した。
【0051】本発明では、被処理水にオゾンを注入する
場合、オゾン注入量が過少となってオゾン注入後の処理
水中の溶存オゾン濃度(または排オゾンガス濃度)が不
検出となるのを防止している。前述のようにオゾン注入
量を算出して被処理水にオゾンを注入すれば、必要最小
限のオゾンが注入されることになるが、オゾン注入量を
求めるまでの時間及び該注入量に応じてオゾンを注入す
るまでの時間等、タイムラグが生じる。また、タイムラ
グ以上に被処理水の水質変動が大きいとオゾンが過少に
注入され、処理水質の低下を招く恐れがある。そこで、
水質変動の影響に対応するため、オゾン注入処理の対象
となる被処理水へのオゾン注入後の溶存オゾン濃度(ま
たは排オゾンガス濃度)を所定値以上に保持するための
補完オゾン注入量を必要オゾン注入量に加算して、オゾ
ン注入量が過少となるのを防止することが望ましい。
場合、オゾン注入量が過少となってオゾン注入後の処理
水中の溶存オゾン濃度(または排オゾンガス濃度)が不
検出となるのを防止している。前述のようにオゾン注入
量を算出して被処理水にオゾンを注入すれば、必要最小
限のオゾンが注入されることになるが、オゾン注入量を
求めるまでの時間及び該注入量に応じてオゾンを注入す
るまでの時間等、タイムラグが生じる。また、タイムラ
グ以上に被処理水の水質変動が大きいとオゾンが過少に
注入され、処理水質の低下を招く恐れがある。そこで、
水質変動の影響に対応するため、オゾン注入処理の対象
となる被処理水へのオゾン注入後の溶存オゾン濃度(ま
たは排オゾンガス濃度)を所定値以上に保持するための
補完オゾン注入量を必要オゾン注入量に加算して、オゾ
ン注入量が過少となるのを防止することが望ましい。
【0052】さらに、オゾン消費成分除去水側でのオゾ
ンの自己分解によるオゾン消費量を求める好ましい態様
について検討した。オゾンを液中に注入した場合、注入
オゾンの一部は排オゾンガスとして気相に放出されるこ
とから、オゾン消費成分除去水側でのオゾンの自己分解
によるオゾン消費量を求めるためには、液中での自己分
解に関係しないで気相に排出されるオゾン量を考慮する
必要がある。オゾン消費成分除去水へのオゾン注入前後
の気相オゾン濃度差から前記オゾン消費成分除去水での
オゾン消費量を求める一方、該オゾン消費量とオゾン注
入後のオゾン消費成分除去水との溶存オゾン濃度差から
オゾンの自己分解によるオゾン消費量を求める。このよ
うにすると、排オゾンを加味してオゾン消費成分除去水
でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量を精度よく求
めることができる。
ンの自己分解によるオゾン消費量を求める好ましい態様
について検討した。オゾンを液中に注入した場合、注入
オゾンの一部は排オゾンガスとして気相に放出されるこ
とから、オゾン消費成分除去水側でのオゾンの自己分解
によるオゾン消費量を求めるためには、液中での自己分
解に関係しないで気相に排出されるオゾン量を考慮する
必要がある。オゾン消費成分除去水へのオゾン注入前後
の気相オゾン濃度差から前記オゾン消費成分除去水での
オゾン消費量を求める一方、該オゾン消費量とオゾン注
入後のオゾン消費成分除去水との溶存オゾン濃度差から
オゾンの自己分解によるオゾン消費量を求める。このよ
うにすると、排オゾンを加味してオゾン消費成分除去水
でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量を精度よく求
めることができる。
【0053】したがって、本発明の特徴とするところ
は、被処理水と前記被処理水中のオゾン消費成分を除去
した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれオゾンを注
入して、該オゾン注入後の前記オゾン消費成分除去水と
前記被処理水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水の
オゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求め、さ
らに前記オゾン消費成分除去水へのオゾン注入前後の気
相オゾン濃度差から前記オゾン消費成分除去水でのオゾ
ン消費量を求めると共に該オゾン消費量とオゾン注入後
の前記オゾン消費成分除去水の溶存オゾン濃度差からオ
ゾン消費成分除去水での自己分解によるオゾン消費量を
求め、前記被処理水のオゾン消費成分と反応するに必要
なオゾン量とオゾン消費成分除去水でのオゾンの自己分
解によるオゾン消費量とを加算して、オゾン注入処理の
対象となる被処理水への必要オゾン注入量を求めるよう
にすることにある。
は、被処理水と前記被処理水中のオゾン消費成分を除去
した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれオゾンを注
入して、該オゾン注入後の前記オゾン消費成分除去水と
前記被処理水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水の
オゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求め、さ
らに前記オゾン消費成分除去水へのオゾン注入前後の気
相オゾン濃度差から前記オゾン消費成分除去水でのオゾ
ン消費量を求めると共に該オゾン消費量とオゾン注入後
の前記オゾン消費成分除去水の溶存オゾン濃度差からオ
ゾン消費成分除去水での自己分解によるオゾン消費量を
求め、前記被処理水のオゾン消費成分と反応するに必要
なオゾン量とオゾン消費成分除去水でのオゾンの自己分
解によるオゾン消費量とを加算して、オゾン注入処理の
対象となる被処理水への必要オゾン注入量を求めるよう
にすることにある。
【0054】前述のようにして、オゾン消費成分除去水
でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量を求める場
合、オゾン消費成分除去水へのオゾン注入量から気相へ
の排オゾン量及び前記除去水の溶存オゾン量を差し引い
て求めてもよい。
でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量を求める場
合、オゾン消費成分除去水へのオゾン注入量から気相へ
の排オゾン量及び前記除去水の溶存オゾン量を差し引い
て求めてもよい。
【0055】
【作用】被処理水のオゾン要求量を測定する場合、被処
理水とこの被処理水中のオゾン消費成分となる被酸化性
成分を除去した後の比較水とにオゾンを注入して、オゾ
ン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度差から
被処理水のオゾン要求量を求めているので、簡易にして
高精度で被処理水のオゾン要求量を測定することができ
る。すなわち、被処理水中の被酸化性成分を除去すると
共にこれを比較水とする。この比較水は、オゾン消費成
分の有無と無関係にオゾン要求量を求める被処理水と同
一の水で外乱的要素の影響を受けることが少ないから、
水温,pH等は実質的に被処理水側の水温,pH等に整
合することになる。
理水とこの被処理水中のオゾン消費成分となる被酸化性
成分を除去した後の比較水とにオゾンを注入して、オゾ
ン注入後の比較水と被処理水との溶存オゾン濃度差から
被処理水のオゾン要求量を求めているので、簡易にして
高精度で被処理水のオゾン要求量を測定することができ
る。すなわち、被処理水中の被酸化性成分を除去すると
共にこれを比較水とする。この比較水は、オゾン消費成
分の有無と無関係にオゾン要求量を求める被処理水と同
一の水で外乱的要素の影響を受けることが少ないから、
水温,pH等は実質的に被処理水側の水温,pH等に整
合することになる。
【0056】この結果、オゾンの反応条件を揃えるため
に、比較水側の水温,pHを被処理水側に整合させる手
段を付設したりすることがない。
に、比較水側の水温,pHを被処理水側に整合させる手
段を付設したりすることがない。
【0057】また、本発明においては、被処理水のオゾ
ンによる被酸化性成分を含有しない比較水を得る手段と
して、被処理水にオゾンを注入して被酸化性成分を除去
するようにしている。被処理水のオゾン要求量を測定す
る際、必然的にオゾンを使用することになるが、強い酸
化力を有するこのオゾンによって効率的に被酸化性成分
を除くことができ、かつ、オゾン要求量測定用のオゾン
と共に被酸化性成分の除去用として共通してオゾンを利
用することができる。したがって、簡易に被処理水中の
オゾンによる被酸化性成分を除去する利点を有する。
ンによる被酸化性成分を含有しない比較水を得る手段と
して、被処理水にオゾンを注入して被酸化性成分を除去
するようにしている。被処理水のオゾン要求量を測定す
る際、必然的にオゾンを使用することになるが、強い酸
化力を有するこのオゾンによって効率的に被酸化性成分
を除くことができ、かつ、オゾン要求量測定用のオゾン
と共に被酸化性成分の除去用として共通してオゾンを利
用することができる。したがって、簡易に被処理水中の
オゾンによる被酸化性成分を除去する利点を有する。
【0058】また、本発明においては、被処理水中の被
酸化性成分を除いて比較水を得る他の手段として、被酸
化性成分を吸着除去するようにしている。被処理水から
比較水を得る手段して、吸着によって被酸化性成分を除
けば、水温,pHを変化させる要因がなく、容易に被酸
化性成分を除去して被処理水側の水温,pH等に比較水
側を整合させることができる。
酸化性成分を除いて比較水を得る他の手段として、被酸
化性成分を吸着除去するようにしている。被処理水から
比較水を得る手段して、吸着によって被酸化性成分を除
けば、水温,pHを変化させる要因がなく、容易に被酸
化性成分を除去して被処理水側の水温,pH等に比較水
側を整合させることができる。
【0059】さらに、比較水を得る他の手段として、被
処理水にオゾンを注入し、その後さらに吸着によって被
酸化性成分を除くようにすれば、オゾン注入段階で被処
理水中に被酸化性成分残留していても、後段の吸着によ
って残留分の被酸化性成分を除くことができる。この結
果、被処理水中の有機物等の濃度変動に対応した被処理
水のオゾン要求量の測定が可能となる。
処理水にオゾンを注入し、その後さらに吸着によって被
酸化性成分を除くようにすれば、オゾン注入段階で被処
理水中に被酸化性成分残留していても、後段の吸着によ
って残留分の被酸化性成分を除くことができる。この結
果、被処理水中の有機物等の濃度変動に対応した被処理
水のオゾン要求量の測定が可能となる。
【0060】本発明ではまた、比較水中に溶存オゾンが
残留して被処理水のオゾン要求量に誤差が生じるのを防
止することにした。比較水に溶存オゾンが残留している
と、その残留オゾンの要因でその後オゾンを注入しても
オゾンの自己分解による消費量が少なく測定される。
残留して被処理水のオゾン要求量に誤差が生じるのを防
止することにした。比較水に溶存オゾンが残留している
と、その残留オゾンの要因でその後オゾンを注入しても
オゾンの自己分解による消費量が少なく測定される。
【0061】このために、本発明では、被処理水に自己
分解を求めるオゾンを注入する前段階で、被処理水中の
溶存オゾンをエアレーション等の手段によって気相に排
出することにした。この結果、自己分解を求めるオゾン
を注入する前段階では、比較水中に溶存オゾンが含有す
ることがないから、その後オゾンを注入しても比較水中
の溶存オゾン濃度は前段階で注入したオゾンの影響を受
けて高くなることはない。したがって、自己分解を求め
る前段階で溶存オゾンを除去すれば誤差のない被処理水
のオゾン要求量を求めることができる。
分解を求めるオゾンを注入する前段階で、被処理水中の
溶存オゾンをエアレーション等の手段によって気相に排
出することにした。この結果、自己分解を求めるオゾン
を注入する前段階では、比較水中に溶存オゾンが含有す
ることがないから、その後オゾンを注入しても比較水中
の溶存オゾン濃度は前段階で注入したオゾンの影響を受
けて高くなることはない。したがって、自己分解を求め
る前段階で溶存オゾンを除去すれば誤差のない被処理水
のオゾン要求量を求めることができる。
【0062】本発明の好ましい態様においては、被処理
水と比較水とにオゾンを注入して、両者の溶存オゾン濃
度差から被処理水のオゾン要求量を求める場合、オゾン
注入後の被処理水中の溶存オゾン濃度を所定値以上に保
持する。被処理水中の有機物濃度が高くなり、注入した
オゾンの全てが消費されると、その後の溶存オゾンは不
検出となり、被酸化性成分が残っていても残留分の被酸
化性成分は注入オゾンによって消費(酸化)されず、残
留分に相当するオゾン要求量が求められない。しかし、
被処理水に常に溶存オゾンが検出されるようにすること
により、被処理水中には被酸化性成分を酸化するに充分
なオゾンが注入され、オゾンによって酸化されない被酸
化性成分が残留することがなくなる。
水と比較水とにオゾンを注入して、両者の溶存オゾン濃
度差から被処理水のオゾン要求量を求める場合、オゾン
注入後の被処理水中の溶存オゾン濃度を所定値以上に保
持する。被処理水中の有機物濃度が高くなり、注入した
オゾンの全てが消費されると、その後の溶存オゾンは不
検出となり、被酸化性成分が残っていても残留分の被酸
化性成分は注入オゾンによって消費(酸化)されず、残
留分に相当するオゾン要求量が求められない。しかし、
被処理水に常に溶存オゾンが検出されるようにすること
により、被処理水中には被酸化性成分を酸化するに充分
なオゾンが注入され、オゾンによって酸化されない被酸
化性成分が残留することがなくなる。
【0063】本発明では、オゾン要求量計を構成する装
置を簡素化するために、被処理水にオゾンを注入して溶
存オゾン濃度を測定した後、この処理水中の溶存オゾン
を除去して次にこれを比較水としてオゾンを注入し、こ
の比較水の溶存オゾン濃度を測定する方法を提案してい
る。
置を簡素化するために、被処理水にオゾンを注入して溶
存オゾン濃度を測定した後、この処理水中の溶存オゾン
を除去して次にこれを比較水としてオゾンを注入し、こ
の比較水の溶存オゾン濃度を測定する方法を提案してい
る。
【0064】また、被処理水中の被酸化性成分を除去し
て比較水を短時間に得るために、オゾン注入後の被処理
水中の溶存オゾン濃度を測定する水系とは別に、被処理
水中の被酸化性成分を除去する水系を並列に配設するよ
うにした。このようにすると、被処理水へのオゾン注入
後の溶存オゾン濃度は別系で測定され、かつ比較水への
オゾン注入量と同等に設定する必要はないから、被処理
水中の被酸化性成分の除去に際して、オゾン注入量を多
く設定し、被酸化性成分の除去を加速させることができ
る。したがって、被酸化性成分が含有しない比較水を短
時間に得ることができ、オゾン要求量の測定を応答性の
よいものとすることができる。
て比較水を短時間に得るために、オゾン注入後の被処理
水中の溶存オゾン濃度を測定する水系とは別に、被処理
水中の被酸化性成分を除去する水系を並列に配設するよ
うにした。このようにすると、被処理水へのオゾン注入
後の溶存オゾン濃度は別系で測定され、かつ比較水への
オゾン注入量と同等に設定する必要はないから、被処理
水中の被酸化性成分の除去に際して、オゾン注入量を多
く設定し、被酸化性成分の除去を加速させることができ
る。したがって、被酸化性成分が含有しない比較水を短
時間に得ることができ、オゾン要求量の測定を応答性の
よいものとすることができる。
【0065】さらに、本発明においては、被処理水中の
被酸化性成分が除かれた比較水と被処理水へのオゾン注
入時に、これら比較水及び被処理水から気相に排出され
る排オゾンガスをオゾン分解処理手段を介して系外に排
出しているので、被処理水のオゾン要求量測定時に、測
定環境等へのオゾン漏洩を防止することができる。
被酸化性成分が除かれた比較水と被処理水へのオゾン注
入時に、これら比較水及び被処理水から気相に排出され
る排オゾンガスをオゾン分解処理手段を介して系外に排
出しているので、被処理水のオゾン要求量測定時に、測
定環境等へのオゾン漏洩を防止することができる。
【0066】また、前述とは別にオゾン要求量測定後の
被処理水及び比較水中に溶存したオゾンが液相から気相
に放出されるが、本発明においては、この気相に放出さ
れたオゾンをオゾン分解処理手段を介して系外に排出す
るようにしている。したがって、オゾンは無害な酸素と
なって系外に排出され、測定環境等へのオゾン漏洩が防
止される。
被処理水及び比較水中に溶存したオゾンが液相から気相
に放出されるが、本発明においては、この気相に放出さ
れたオゾンをオゾン分解処理手段を介して系外に排出す
るようにしている。したがって、オゾンは無害な酸素と
なって系外に排出され、測定環境等へのオゾン漏洩が防
止される。
【0067】また、本発明においては、被処理水のオゾ
ン要求量を求めるに際し、被処理水が実際にオゾン注入
処理される結果に基づいて被処理水のオゾン要求量を求
めるようにしているので、被処理水のオゾン注入処理装
置のプラント特性を反映したオゾン要求量を測定するこ
とができる。すなわち、被処理水が導入されるオゾン接
触反応槽にオゾンを注入すると共にオゾン注入後の被処
理水中の溶存オゾン濃度を測定する。そして、オゾン注
入後の処理水が導入される生物活性炭槽から処理水の一
部をサンプリングして、このサンプリング水を被酸化性
成分を含有しない比較水として、この比較水にオゾンを
注入すると共に溶存オゾン濃度を測定する。したがっ
て、前述の各溶存オゾン濃度の差分を求めれば、実際の
被処理水のオゾン注入処理を反映した被処理水のオゾン
要求量を測定することができる。
ン要求量を求めるに際し、被処理水が実際にオゾン注入
処理される結果に基づいて被処理水のオゾン要求量を求
めるようにしているので、被処理水のオゾン注入処理装
置のプラント特性を反映したオゾン要求量を測定するこ
とができる。すなわち、被処理水が導入されるオゾン接
触反応槽にオゾンを注入すると共にオゾン注入後の被処
理水中の溶存オゾン濃度を測定する。そして、オゾン注
入後の処理水が導入される生物活性炭槽から処理水の一
部をサンプリングして、このサンプリング水を被酸化性
成分を含有しない比較水として、この比較水にオゾンを
注入すると共に溶存オゾン濃度を測定する。したがっ
て、前述の各溶存オゾン濃度の差分を求めれば、実際の
被処理水のオゾン注入処理を反映した被処理水のオゾン
要求量を測定することができる。
【0068】また、本発明においては、被処理水中の被
酸化性成分を含有しない比較水を得る方法として、実際
のオゾン注入処理装置からの処理水を比較水として用い
るようにしている。すなわち、前述したオゾン注入処理
装置における生物活性炭槽からの処理水の一部をサンプ
リングして、これを比較水としたものである。そして、
この比較水と被処理水とにオゾンを注入して、オゾン注
入後の被処理水と比較水との溶存オゾン濃度差から被処
理水のオゾン要求量を求めるようにしたものである。こ
のように実際に被処理水がオゾン注入処理された後の被
酸化性成分を含有しない比較水を用いれば、実プラント
のオゾン注入処理特性を反映させることができ、精度の
高い被処理水のオゾン要求量を測定することができる。
酸化性成分を含有しない比較水を得る方法として、実際
のオゾン注入処理装置からの処理水を比較水として用い
るようにしている。すなわち、前述したオゾン注入処理
装置における生物活性炭槽からの処理水の一部をサンプ
リングして、これを比較水としたものである。そして、
この比較水と被処理水とにオゾンを注入して、オゾン注
入後の被処理水と比較水との溶存オゾン濃度差から被処
理水のオゾン要求量を求めるようにしたものである。こ
のように実際に被処理水がオゾン注入処理された後の被
酸化性成分を含有しない比較水を用いれば、実プラント
のオゾン注入処理特性を反映させることができ、精度の
高い被処理水のオゾン要求量を測定することができる。
【0069】本発明においては、このようにして求めた
オゾン要求量に基づいて被処理水へのオゾン注入量を制
御しているので、制御精度の高いオゾン注入制御ができ
る。さらに本発明においては、被処理水中のオゾン消費
成分と反応するオゾン量と前記被処理水中でのオゾンの
自己分解によるオゾン消費成分とを求めると共に、前記
オゾン消費成分と反応するオゾン量と自己分解によるオ
ゾン消費量とを加算してオゾン注入処理の対象となる被
処理水への必要オゾン注入量を求めるようにしている。
被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン量を求め
ることは、被処理水の水質によるオゾン消費量を測定す
る上で重要な要素である。しかし、被処理水をオゾン注
入処理する際、被処理水中の有機物等によるオゾン消費
量に対応した注入量では、オゾンの自己分解によって並
行してオゾンが消費されるので、有機物等のオゾン消費
成分によって消費されるオゾン量を注入しても過不足な
る。すなわち、オゾンを液中に注入した場合、オゾンは
自己分解によって消費されるため、オゾンの自己分解の
補償分をさらに注入しなければ、被処理水中のオゾン消
費成分を効果的に処理することができない。本発明で
は、被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン量に
さらにオゾンの自己分解によるオゾン消費量を加算して
補償し、被処理水への必要オゾン注入量を求めている。
したがって、被処理水のオゾン注入処理に際し、オゾン
の自己分解によるオゾン消費の影響を受けることなく被
処理水中のオゾン消費成分を処理することができる。
オゾン要求量に基づいて被処理水へのオゾン注入量を制
御しているので、制御精度の高いオゾン注入制御ができ
る。さらに本発明においては、被処理水中のオゾン消費
成分と反応するオゾン量と前記被処理水中でのオゾンの
自己分解によるオゾン消費成分とを求めると共に、前記
オゾン消費成分と反応するオゾン量と自己分解によるオ
ゾン消費量とを加算してオゾン注入処理の対象となる被
処理水への必要オゾン注入量を求めるようにしている。
被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン量を求め
ることは、被処理水の水質によるオゾン消費量を測定す
る上で重要な要素である。しかし、被処理水をオゾン注
入処理する際、被処理水中の有機物等によるオゾン消費
量に対応した注入量では、オゾンの自己分解によって並
行してオゾンが消費されるので、有機物等のオゾン消費
成分によって消費されるオゾン量を注入しても過不足な
る。すなわち、オゾンを液中に注入した場合、オゾンは
自己分解によって消費されるため、オゾンの自己分解の
補償分をさらに注入しなければ、被処理水中のオゾン消
費成分を効果的に処理することができない。本発明で
は、被処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン量に
さらにオゾンの自己分解によるオゾン消費量を加算して
補償し、被処理水への必要オゾン注入量を求めている。
したがって、被処理水のオゾン注入処理に際し、オゾン
の自己分解によるオゾン消費の影響を受けることなく被
処理水中のオゾン消費成分を処理することができる。
【0070】さらに本発明においては、被処理水中のオ
ゾン消費成分によるオゾン量とオゾン消費成分除去水で
のオゾンの自己分解によるオゾン消費量とを加算した必
要オゾン注入量に、さらに補完オゾン注入量を加算して
オゾン注入量を求めている。そして、該オゾン注入量に
応じてオゾン注入処理の対象となる被処理水にオゾンを
注入するようにしている。このようにした場合、必要オ
ゾン注入量等を求めるまでの間のタイムラグ等があっ
て、その間に被処理水側で水質が変動しても、オゾン注
入処理後の溶存オゾン濃度を所定値以上を確保する補完
オゾンが注入されているので、水質変動に伴うオゾン消
費量の増大に対応することができる。したがって、水質
変動によるオゾン消費の増大に伴い処理水の溶存オゾン
濃度が不検出となることがなく、処理水質の低下を招く
ことがない。
ゾン消費成分によるオゾン量とオゾン消費成分除去水で
のオゾンの自己分解によるオゾン消費量とを加算した必
要オゾン注入量に、さらに補完オゾン注入量を加算して
オゾン注入量を求めている。そして、該オゾン注入量に
応じてオゾン注入処理の対象となる被処理水にオゾンを
注入するようにしている。このようにした場合、必要オ
ゾン注入量等を求めるまでの間のタイムラグ等があっ
て、その間に被処理水側で水質が変動しても、オゾン注
入処理後の溶存オゾン濃度を所定値以上を確保する補完
オゾンが注入されているので、水質変動に伴うオゾン消
費量の増大に対応することができる。したがって、水質
変動によるオゾン消費の増大に伴い処理水の溶存オゾン
濃度が不検出となることがなく、処理水質の低下を招く
ことがない。
【0071】本発明においては、オゾンの自己分解によ
る消費量を求める態様として、オゾン消費成分除去水に
オゾンを注入して自己分解によるオゾン消費量を求める
ようにしている。オゾン消費成分除去水を用いてオゾン
の自己分解によるオゾン消費量を求めれば、他の要因に
よるオゾン消費の影響を受けることがないので、オゾン
の自己分解によるオゾン消費量を精度よく求めることが
できる。したがって、該手段によって求められた自己分
解によるオゾン消費量と、被処理水中のオゾン消費成分
と反応するオゾン量とから求められる被処理水への必要
オゾン注入量は精度の高いものとなる。また、前記の必
要オゾン注入量に応じてオゾンを被処理水へ注入すれ
ば、被処理水の水質変動に対応してオゾンを注入するこ
とができ、被処理水の水質が変動しても安定したオゾン
注入処理が可能となり、オゾン注入後の水質の安定化が
はかれる。
る消費量を求める態様として、オゾン消費成分除去水に
オゾンを注入して自己分解によるオゾン消費量を求める
ようにしている。オゾン消費成分除去水を用いてオゾン
の自己分解によるオゾン消費量を求めれば、他の要因に
よるオゾン消費の影響を受けることがないので、オゾン
の自己分解によるオゾン消費量を精度よく求めることが
できる。したがって、該手段によって求められた自己分
解によるオゾン消費量と、被処理水中のオゾン消費成分
と反応するオゾン量とから求められる被処理水への必要
オゾン注入量は精度の高いものとなる。また、前記の必
要オゾン注入量に応じてオゾンを被処理水へ注入すれ
ば、被処理水の水質変動に対応してオゾンを注入するこ
とができ、被処理水の水質が変動しても安定したオゾン
注入処理が可能となり、オゾン注入後の水質の安定化が
はかれる。
【0072】また、オゾンの自己分解によるオゾン消費
量を求める他の好ましい態様として、本発明ではオゾン
消費成分除去水へのオゾン注入前後の気相のオゾン濃度
差から、前記除去水でのオゾン消費量を求めて、該オゾ
ン消費量と前記除去水の溶存オゾン濃度差からオゾンの
自己分解によるオゾン消費量を求めるようにしている。
このようにしてオゾンの自己分解によるオゾン消費量を
求めれば、液中での自己分解に関与しないで気相に排出
されオゾンを除外することができる。
量を求める他の好ましい態様として、本発明ではオゾン
消費成分除去水へのオゾン注入前後の気相のオゾン濃度
差から、前記除去水でのオゾン消費量を求めて、該オゾ
ン消費量と前記除去水の溶存オゾン濃度差からオゾンの
自己分解によるオゾン消費量を求めるようにしている。
このようにしてオゾンの自己分解によるオゾン消費量を
求めれば、液中での自己分解に関与しないで気相に排出
されオゾンを除外することができる。
【0073】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1に示す被処理水のオゾン要求量測定装置
1Aのシステムフローにおいて、被処理水Wはオゾン接
触反応槽1へ導入され、この反応槽にはオゾナイザ2か
ら所定濃度に設定された濃度を有するオゾンガスOGが
注入される。この実施例では、オゾン発生量が例えば1
g/hから20g/h程度の小容量のオゾナイザ2を用
いている。
説明する。図1に示す被処理水のオゾン要求量測定装置
1Aのシステムフローにおいて、被処理水Wはオゾン接
触反応槽1へ導入され、この反応槽にはオゾナイザ2か
ら所定濃度に設定された濃度を有するオゾンガスOGが
注入される。この実施例では、オゾン発生量が例えば1
g/hから20g/h程度の小容量のオゾナイザ2を用
いている。
【0074】オゾナイザ2の入口側には除湿器3が配設
され、オゾナイザ2に供給する原料ガスG(空気または
酸素)中の湿分を除去し、露点が低くなった乾燥原料ガ
スGをオゾナイザ2に供給する。この実施例では、フィ
ルター4を介してエアーポンプ5で原料ガスGとしての
空気をオゾナイザ2に供給している。この場合、原料ガ
スとして酸素または酸素富化空気を用いてもよく、特定
されるわけではない。オゾナイザ2からのオゾン濃度
は、オゾン濃度計6で、例えば隔膜型ポーラログラフ電
極による方法または紫外線吸収式による方法等によって
測定される。オゾン濃度計の測定法の原理は特に限定さ
れない。
され、オゾナイザ2に供給する原料ガスG(空気または
酸素)中の湿分を除去し、露点が低くなった乾燥原料ガ
スGをオゾナイザ2に供給する。この実施例では、フィ
ルター4を介してエアーポンプ5で原料ガスGとしての
空気をオゾナイザ2に供給している。この場合、原料ガ
スとして酸素または酸素富化空気を用いてもよく、特定
されるわけではない。オゾナイザ2からのオゾン濃度
は、オゾン濃度計6で、例えば隔膜型ポーラログラフ電
極による方法または紫外線吸収式による方法等によって
測定される。オゾン濃度計の測定法の原理は特に限定さ
れない。
【0075】オゾナイザ2からのオゾン発生濃度は、制
御器7で制御される。この実施例ではオゾナイザ2を構
成する放電部(図示せず)への印加電圧を調節すること
によって発生オゾン濃度を制御している。この場合、後
述する他の実施例のようにプラント規模レベルでの多量
のオゾン発生量(例えば10kg/hから20kg/h程
度)が要求されるときは、高電圧印加時の周波数を調節
して発生オゾン濃度を制御する方法が採られるが、特に
発生オゾン濃度の制御方式にはとらわれない。
御器7で制御される。この実施例ではオゾナイザ2を構
成する放電部(図示せず)への印加電圧を調節すること
によって発生オゾン濃度を制御している。この場合、後
述する他の実施例のようにプラント規模レベルでの多量
のオゾン発生量(例えば10kg/hから20kg/h程
度)が要求されるときは、高電圧印加時の周波数を調節
して発生オゾン濃度を制御する方法が採られるが、特に
発生オゾン濃度の制御方式にはとらわれない。
【0076】オゾン接触反応槽1内に注入されるオゾン
OGの流量は、定流量弁8で調節され、所定の流量に設
定されたオゾンOGが流量計9を介してオゾン接触反応
槽1に注入される。
OGの流量は、定流量弁8で調節され、所定の流量に設
定されたオゾンOGが流量計9を介してオゾン接触反応
槽1に注入される。
【0077】オゾン接触反応槽1内に被処理水Wを供給
するサンプリングポンプ10は、測定対象となる被処理
水Wをサンプリングして前記反応槽1に導入する。そし
て、前記被処理水Wの流量は定流量調節弁11で所定流
量に調節され、流量計12を介してオゾン接触反応槽1
内に導入される。オゾン接触反応槽1内に導入される被
処理水Wは、同時に導入されるオゾンOGのガス流れに
対して対向流となってオゾンと接触し流下する。
するサンプリングポンプ10は、測定対象となる被処理
水Wをサンプリングして前記反応槽1に導入する。そし
て、前記被処理水Wの流量は定流量調節弁11で所定流
量に調節され、流量計12を介してオゾン接触反応槽1
内に導入される。オゾン接触反応槽1内に導入される被
処理水Wは、同時に導入されるオゾンOGのガス流れに
対して対向流となってオゾンと接触し流下する。
【0078】オゾンが注入された後の被処理水W中の溶
存オゾン濃度CW1を測定する溶存オゾン濃度計13に
は、前述の如く隔膜型ポーラログラフ電極法または紫外
線吸収式等によるオゾン濃度計を用いることができる。
溶存オゾン濃度計13の入口側に配設された気液分離器
14で、オゾン接触反応槽1からの処理水TW1中に含
まれるオゾンガスを気液分離し、溶存オゾン濃度計13
にオゾンガスが混入するのを防止する。そして、オゾン
が分離された処理水TW1は、溶存オゾン濃度計13に
導入される。この実施例では、オゾンが注入された被処
理水W中の溶存オゾン濃度CW1を測定するに際し、オ
ゾン接触反応槽1を出た処理水TW1中の溶存オゾン濃
度CW1を測定しているが、オゾン接触反応槽1内に溶
存オゾン濃度計13を配設して溶存オゾン濃度CW1を
測定してもよい。または、サンプリングポンプ(図示せ
ず)等でオゾン接触反応槽1からサンプル水を採取し
て、それを測定してもよく、特に測定個所及び採水法等
が限定されるものではない。また、本発明では溶存オゾ
ン濃度計13を導水管15中に配設しているが、処理水
TW1を例えばサンプリングポンプ(図示せず)でサン
プリングし、それを測定してもよい。
存オゾン濃度CW1を測定する溶存オゾン濃度計13に
は、前述の如く隔膜型ポーラログラフ電極法または紫外
線吸収式等によるオゾン濃度計を用いることができる。
溶存オゾン濃度計13の入口側に配設された気液分離器
14で、オゾン接触反応槽1からの処理水TW1中に含
まれるオゾンガスを気液分離し、溶存オゾン濃度計13
にオゾンガスが混入するのを防止する。そして、オゾン
が分離された処理水TW1は、溶存オゾン濃度計13に
導入される。この実施例では、オゾンが注入された被処
理水W中の溶存オゾン濃度CW1を測定するに際し、オ
ゾン接触反応槽1を出た処理水TW1中の溶存オゾン濃
度CW1を測定しているが、オゾン接触反応槽1内に溶
存オゾン濃度計13を配設して溶存オゾン濃度CW1を
測定してもよい。または、サンプリングポンプ(図示せ
ず)等でオゾン接触反応槽1からサンプル水を採取し
て、それを測定してもよく、特に測定個所及び採水法等
が限定されるものではない。また、本発明では溶存オゾ
ン濃度計13を導水管15中に配設しているが、処理水
TW1を例えばサンプリングポンプ(図示せず)でサン
プリングし、それを測定してもよい。
【0079】オゾン接触比較反応槽16は、前記したオ
ゾン接触反応槽1と同等の機能を有する。そして、この
オゾン接触比較反応槽16には被処理水中のオゾン消費
成分となる被酸化性成分が除かれた水が導入される。こ
の実施例では、オゾン接触反応槽1で被処理水中にオゾ
ンを注入して被酸化性成分を酸化した後の処理水を比較
水TW2として導入している。また、オゾン接触比較反
応槽16に導入される比較水TW2は、本実施例のよう
に前段階でオゾン注入によって被酸化性成分が酸化除去
された場合は、後述する実施例3のように溶存オゾンが
除去されて導入される。なお、被処理水中のオゾン消費
成分となる被酸化性成分の除去手段としては、例えば活
性炭による吸着,セラミック膜又は中空糸膜等による除
去手段、またはこれらの組み合わせがあり、比較水を得
る手段が特に本発明の実施例のみに限定されるものでは
ない。
ゾン接触反応槽1と同等の機能を有する。そして、この
オゾン接触比較反応槽16には被処理水中のオゾン消費
成分となる被酸化性成分が除かれた水が導入される。こ
の実施例では、オゾン接触反応槽1で被処理水中にオゾ
ンを注入して被酸化性成分を酸化した後の処理水を比較
水TW2として導入している。また、オゾン接触比較反
応槽16に導入される比較水TW2は、本実施例のよう
に前段階でオゾン注入によって被酸化性成分が酸化除去
された場合は、後述する実施例3のように溶存オゾンが
除去されて導入される。なお、被処理水中のオゾン消費
成分となる被酸化性成分の除去手段としては、例えば活
性炭による吸着,セラミック膜又は中空糸膜等による除
去手段、またはこれらの組み合わせがあり、比較水を得
る手段が特に本発明の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0080】さらに、このオゾン接触比較反応槽16に
はオゾナイザ2からオゾンガスOGが導入される。この
オゾンガスOGの流量及びオゾン濃度はオゾン接触反応
槽1内へのオゾン導入と同等に設定され、定流量弁17
にてオゾンガス流量が調節制御される。また、比較水T
W2の流量もオゾン接触反応槽1への被処理水Wの流量
と同等に設定される。
はオゾナイザ2からオゾンガスOGが導入される。この
オゾンガスOGの流量及びオゾン濃度はオゾン接触反応
槽1内へのオゾン導入と同等に設定され、定流量弁17
にてオゾンガス流量が調節制御される。また、比較水T
W2の流量もオゾン接触反応槽1への被処理水Wの流量
と同等に設定される。
【0081】前記定流量弁17の出口側には、流量計1
8が配設されている。槽1及び16にオゾンガスOGを
導入する場合、オゾン濃度の変動を避けるため、さらに
は経済性の観点から、本発明の一実施例では一つのオゾ
ナイザ2を用いて、このオゾナイザ2の出口側のオゾン
導入管19を途中で分岐している。さらに、被処理水W
と比較水TW2とに対するオゾンOGの接触時間及び各
水W,TW2の滞留時間等の反応条件を揃えるため、オ
ゾン接触反応槽1及びオゾン接触比較反応槽16の形状
及び容積さらに槽内壁の材質等を同等にしている。
8が配設されている。槽1及び16にオゾンガスOGを
導入する場合、オゾン濃度の変動を避けるため、さらに
は経済性の観点から、本発明の一実施例では一つのオゾ
ナイザ2を用いて、このオゾナイザ2の出口側のオゾン
導入管19を途中で分岐している。さらに、被処理水W
と比較水TW2とに対するオゾンOGの接触時間及び各
水W,TW2の滞留時間等の反応条件を揃えるため、オ
ゾン接触反応槽1及びオゾン接触比較反応槽16の形状
及び容積さらに槽内壁の材質等を同等にしている。
【0082】オゾン接触比較反応槽16の出口側に配設
された気液分離器20で、オゾンが注入された比較水T
W2中のオゾンを気液分離する。溶存オゾン濃度計21
で、オゾンが注入された比較水TW2中の溶存オゾン濃
度CW2を測定する。そして、前記気液分離器20でオ
ゾンが分離された比較水TW2は、オゾン濃度計21に
導入されて溶存オゾン濃度CW2が測定される。なお、
この実施例ではオゾン接触比較反応槽16を出た比較水
TW2の溶存オゾン濃度CW2を測定しているが、比較
反応槽16内の比較水TW2の溶存オゾン濃度CW2を
測定してもよく、特に測定個所及び採水法等は限定され
ない。なお、前述のように各溶存オゾン濃度計13,2
1で溶存オゾン濃度CW1,CW2が測定される場合、
オゾンを注入してから測定までの時間は同等に設定され
る。なお、前述のように各溶存オゾン濃度計13,21
で溶存オゾン濃度CW1,CW2が測定される場合、オ
ゾンを注入してから測定までの時間は同等に設定され
る。
された気液分離器20で、オゾンが注入された比較水T
W2中のオゾンを気液分離する。溶存オゾン濃度計21
で、オゾンが注入された比較水TW2中の溶存オゾン濃
度CW2を測定する。そして、前記気液分離器20でオ
ゾンが分離された比較水TW2は、オゾン濃度計21に
導入されて溶存オゾン濃度CW2が測定される。なお、
この実施例ではオゾン接触比較反応槽16を出た比較水
TW2の溶存オゾン濃度CW2を測定しているが、比較
反応槽16内の比較水TW2の溶存オゾン濃度CW2を
測定してもよく、特に測定個所及び採水法等は限定され
ない。なお、前述のように各溶存オゾン濃度計13,2
1で溶存オゾン濃度CW1,CW2が測定される場合、
オゾンを注入してから測定までの時間は同等に設定され
る。なお、前述のように各溶存オゾン濃度計13,21
で溶存オゾン濃度CW1,CW2が測定される場合、オ
ゾンを注入してから測定までの時間は同等に設定され
る。
【0083】排オゾン排出管23の入口側は前述したそ
れぞれの槽1,16の気相部に連通し、さらに、各気液
分離器14,20の気相部に連通している。そして、前
述した各槽の液相から気相に放出されるオゾン含有排気
ガスEGまたは各気液分離器からの排オゾンは、この排
出管23を介して系外に排出される。
れぞれの槽1,16の気相部に連通し、さらに、各気液
分離器14,20の気相部に連通している。そして、前
述した各槽の液相から気相に放出されるオゾン含有排気
ガスEGまたは各気液分離器からの排オゾンは、この排
出管23を介して系外に排出される。
【0084】オゾン注入の対象となる被処理水のオゾン
要求量を演算する演算器24で、オゾン接触反応槽1で
オゾンが注入された後の被処理水Wの溶存オゾン濃度C
W1が溶存オゾン濃度計13からの出力値として入力さ
れる。この演算器24にはオゾン接触比較反応槽16で
オゾンが注入された後の比較水TW2の溶存オゾン濃度
CW2が、別の溶存オゾン濃度計21からの出力値とし
て入力される。なお、本発明の一実施例では、被処理水
Wの溶存オゾン濃度と比較水TW2の溶存オゾン濃度の
測定に際し、2つのオゾン濃度計を用いてそれぞれ独立
して測定している。これに対し、1つのオゾン濃度計を
用いて交互に測定対象水のオゾン濃度を測定してもよ
く、オゾン濃度計の数及び測定手段等が限定されるもの
ではない。演算器24では、各溶存オゾン濃度CW2,
CW1との差分を次式(16)に従って求め、その差分
を被処理水のオゾン要求量DKとして出力する。
要求量を演算する演算器24で、オゾン接触反応槽1で
オゾンが注入された後の被処理水Wの溶存オゾン濃度C
W1が溶存オゾン濃度計13からの出力値として入力さ
れる。この演算器24にはオゾン接触比較反応槽16で
オゾンが注入された後の比較水TW2の溶存オゾン濃度
CW2が、別の溶存オゾン濃度計21からの出力値とし
て入力される。なお、本発明の一実施例では、被処理水
Wの溶存オゾン濃度と比較水TW2の溶存オゾン濃度の
測定に際し、2つのオゾン濃度計を用いてそれぞれ独立
して測定している。これに対し、1つのオゾン濃度計を
用いて交互に測定対象水のオゾン濃度を測定してもよ
く、オゾン濃度計の数及び測定手段等が限定されるもの
ではない。演算器24では、各溶存オゾン濃度CW2,
CW1との差分を次式(16)に従って求め、その差分
を被処理水のオゾン要求量DKとして出力する。
【0085】 DK=CW2−CW1 …(16) 次に係る構成の動作について説明する。
【0086】先ずオゾン要求量の測定対象となるオゾン
消費成分を含有する被処理水Wは、サンプリングポンプ
10によってオゾン接触反応槽1内に導入され、この被
処理水Wは設定された所定量が導入される。被処理水W
中の被酸化性成分となるオゾン消費成分は、測定対象の
被処理水によって、その組成と濃度が異なるが、例え
ば、有機物として色度の要因となるフミン質,臭気成分
となるジェオスミン(Geosmin,C12H22O)、2−メチ
ルイソボルネオール(2−Methylisoborneol,C11H
20O)、さらに無機物としてFeイオン,Mnイオン及
びSS(SuspendedSolids)等があげられる。
消費成分を含有する被処理水Wは、サンプリングポンプ
10によってオゾン接触反応槽1内に導入され、この被
処理水Wは設定された所定量が導入される。被処理水W
中の被酸化性成分となるオゾン消費成分は、測定対象の
被処理水によって、その組成と濃度が異なるが、例え
ば、有機物として色度の要因となるフミン質,臭気成分
となるジェオスミン(Geosmin,C12H22O)、2−メチ
ルイソボルネオール(2−Methylisoborneol,C11H
20O)、さらに無機物としてFeイオン,Mnイオン及
びSS(SuspendedSolids)等があげられる。
【0087】オゾン接触反応槽1内には、被処理水Wと
は別にオゾナイザ2から所定濃度のオゾンガスOGが注
入され、前記被処理水Wに対するオゾン注入率は所定値
に設定される。オゾン接触反応槽1内に被処理水Wとオ
ゾンが供給されることによって、この反応槽1内では被
処理水W中の被酸化性成分は注入されたオゾンによって
酸化されると同時に注入したオゾンは逆に消費される。
一方、前述した被処理水W中の被酸化性成分によるオゾ
ンの消費とは別に、注入されたオゾンの一部は自己分解
によって酸素に転化され、オゾン自身の自己分解によっ
て消費される。ここで、酸化反応と自己分解の両者を含
むオゾン注入後の溶存オゾン濃度K1は前述(13)式
で表わされるから、この溶存オゾン濃度K1に対応する
被処理水Wの溶存オゾン濃度CW1が、溶存オゾン濃度
計13で測定されて演算器24に入力される。
は別にオゾナイザ2から所定濃度のオゾンガスOGが注
入され、前記被処理水Wに対するオゾン注入率は所定値
に設定される。オゾン接触反応槽1内に被処理水Wとオ
ゾンが供給されることによって、この反応槽1内では被
処理水W中の被酸化性成分は注入されたオゾンによって
酸化されると同時に注入したオゾンは逆に消費される。
一方、前述した被処理水W中の被酸化性成分によるオゾ
ンの消費とは別に、注入されたオゾンの一部は自己分解
によって酸素に転化され、オゾン自身の自己分解によっ
て消費される。ここで、酸化反応と自己分解の両者を含
むオゾン注入後の溶存オゾン濃度K1は前述(13)式
で表わされるから、この溶存オゾン濃度K1に対応する
被処理水Wの溶存オゾン濃度CW1が、溶存オゾン濃度
計13で測定されて演算器24に入力される。
【0088】前述のようにして被処理水Wにオゾンが注
入される場合、他方のオゾン接触比較反応槽16では被
処理水にオゾン注入後、被酸化性成分を含有しない比較
水TW2が導入される。すなわち、オゾン接触反応層1
で被酸化性成分が除去された比較水TW2が導入され
る。そして、この比較水量は前述の被処理水量と同等に
設定される。さらに、このオゾン接触比較反応槽16に
は、前述したオゾン接触反応槽1に注入されるオゾンと
同等の濃度と注入量を有するオゾンが注入される。
入される場合、他方のオゾン接触比較反応槽16では被
処理水にオゾン注入後、被酸化性成分を含有しない比較
水TW2が導入される。すなわち、オゾン接触反応層1
で被酸化性成分が除去された比較水TW2が導入され
る。そして、この比較水量は前述の被処理水量と同等に
設定される。さらに、このオゾン接触比較反応槽16に
は、前述したオゾン接触反応槽1に注入されるオゾンと
同等の濃度と注入量を有するオゾンが注入される。
【0089】ここで、このオゾン接触比較反応槽16で
は、比較水TW2中にオゾン消費成分が含まれていない
ため、有機物等の酸化に要するオゾン消費はなく、注入
したオゾンの消費(減少)はオゾンの自己分解のみに支
配されてオゾンが消費される。
は、比較水TW2中にオゾン消費成分が含まれていない
ため、有機物等の酸化に要するオゾン消費はなく、注入
したオゾンの消費(減少)はオゾンの自己分解のみに支
配されてオゾンが消費される。
【0090】この結果、オゾン注入後の溶存オゾン濃度
K2は前述(14)式で表わされるから、この溶存オゾ
ン濃度K2に対応する比較水TW2の溶存オゾン濃度C
W2が、溶存オゾン濃度計21で測定されて演算器24
に入力される。
K2は前述(14)式で表わされるから、この溶存オゾ
ン濃度K2に対応する比較水TW2の溶存オゾン濃度C
W2が、溶存オゾン濃度計21で測定されて演算器24
に入力される。
【0091】なお、被処理水Wにオゾンを注入した後の
被酸化性成分を含有しない比較水TW2と、これとは別
に被酸化性成分を含有する被処理水Wとにオゾンを注入
して、両者TW2,Wの溶存オゾン濃度を比較した場
合、比較水TW2側はオゾンの自己分解によって注入オ
ゾンが消費されるのみであるから、溶存オゾン濃度計1
3,21で測定される各溶存オゾン濃度CW1,CW2の
関係はCW1<CW2となる。
被酸化性成分を含有しない比較水TW2と、これとは別
に被酸化性成分を含有する被処理水Wとにオゾンを注入
して、両者TW2,Wの溶存オゾン濃度を比較した場
合、比較水TW2側はオゾンの自己分解によって注入オ
ゾンが消費されるのみであるから、溶存オゾン濃度計1
3,21で測定される各溶存オゾン濃度CW1,CW2の
関係はCW1<CW2となる。
【0092】前述のようにして、被処理水W側の溶存オ
ゾン濃度CW1と比較水TW2側の溶存オゾン濃度CW
2が測定されて演算器24に入力され、前述(16)式
に基づいてその差分が求められる場合、測定対象となる
被処理水Wのオゾン要求量はオゾンの自己分解量を除い
た値となり、この差分が被処理水のオゾン要求量DKと
して求められる。
ゾン濃度CW1と比較水TW2側の溶存オゾン濃度CW
2が測定されて演算器24に入力され、前述(16)式
に基づいてその差分が求められる場合、測定対象となる
被処理水Wのオゾン要求量はオゾンの自己分解量を除い
た値となり、この差分が被処理水のオゾン要求量DKと
して求められる。
【0093】さらに詳述すると、被処理水Wと比較水T
W2との両者の溶存オゾン濃度K1,K2の差分DRは
前述(13)及び(14)式から次式(17)で示され
るが、オゾン注入量等のオゾン反応条件等が同一であれ
ば自己分解によるオゾン消費量CR2,CR2′は相殺
されるから、この差分DRは次式(18)に示すよう
に、自己分解によるオゾン消費量CR2を除いた被処理
水Wのオゾン消費量CR1と等しい値となる。
W2との両者の溶存オゾン濃度K1,K2の差分DRは
前述(13)及び(14)式から次式(17)で示され
るが、オゾン注入量等のオゾン反応条件等が同一であれ
ば自己分解によるオゾン消費量CR2,CR2′は相殺
されるから、この差分DRは次式(18)に示すよう
に、自己分解によるオゾン消費量CR2を除いた被処理
水Wのオゾン消費量CR1と等しい値となる。
【0094】 DR=(CR1+CR2)−CR2′ …(17) DR=CR1 …(18) そして、この差分DRは溶存オゾン濃度計13,21で
測定される溶存オゾン濃度の差分DKに対応する。した
がって、被処理水Wの溶存オゾン濃度CW1と比較水T
W2の溶存オゾン濃度CW2を測定して、この溶存オゾ
ン濃度CW2,CW1の差分DKを求めれば、被処理水
W側での自己分解によるオゾン消費量を除いた被処理水
のオゾン要求量DKが求められる。
測定される溶存オゾン濃度の差分DKに対応する。した
がって、被処理水Wの溶存オゾン濃度CW1と比較水T
W2の溶存オゾン濃度CW2を測定して、この溶存オゾ
ン濃度CW2,CW1の差分DKを求めれば、被処理水
W側での自己分解によるオゾン消費量を除いた被処理水
のオゾン要求量DKが求められる。
【0095】前述のようにして被処理水のオゾン要求量
を求める場合、測定対象の被処理水中の有機物濃度と組
成の変化と共にpH,水温等も変化すると、オゾンの溶
解度及び液中でのオゾンの自己分解量も変化することに
なる。このため、比較水TW2側のpH,水温等を被処理
水W側に整合させて両者の反応条件を揃えなければなら
ない。そこで、本発明においては、被酸化性成分を含有
しない比較水を得る際、被処理水Wをもとに該被処理水
中のオゾンによる被酸化性成分を除去して、被酸化性成
分を含有しない比較水を得るようにしている。このた
め、この比較水は水温またはpHを変化させる外乱的影
響を受けることがなく、被酸化性成分の有無とは別に元
の被処理水Wと同一の水であるから、水温,pH等の反
応条件は被処理水W側に整合することになる。
を求める場合、測定対象の被処理水中の有機物濃度と組
成の変化と共にpH,水温等も変化すると、オゾンの溶
解度及び液中でのオゾンの自己分解量も変化することに
なる。このため、比較水TW2側のpH,水温等を被処理
水W側に整合させて両者の反応条件を揃えなければなら
ない。そこで、本発明においては、被酸化性成分を含有
しない比較水を得る際、被処理水Wをもとに該被処理水
中のオゾンによる被酸化性成分を除去して、被酸化性成
分を含有しない比較水を得るようにしている。このた
め、この比較水は水温またはpHを変化させる外乱的影
響を受けることがなく、被酸化性成分の有無とは別に元
の被処理水Wと同一の水であるから、水温,pH等の反
応条件は被処理水W側に整合することになる。
【0096】したがって、自己分解によるオゾン消費量
を求める比較水側の水温,pHを被処理水側に整合させ
るための調整手段が不必要になると共にpH調整等に伴
うオゾン消費の外乱的要素も排除できるので、簡易にし
て精度よく被処理水の被酸化性成分によるオゾン消費か
ら被処理水のオゾン要求量を求めることができる。
を求める比較水側の水温,pHを被処理水側に整合させ
るための調整手段が不必要になると共にpH調整等に伴
うオゾン消費の外乱的要素も排除できるので、簡易にし
て精度よく被処理水の被酸化性成分によるオゾン消費か
ら被処理水のオゾン要求量を求めることができる。
【0097】(実施例2)図2は本発明の他の実施例を
示す。オゾン接触比較反応槽16の上流側には被処理水
W中のオゾンによる被酸化性成分を吸着除去する吸着槽
30が配設され、この吸着槽にはサンプリングポンプ1
0の吐出側で分岐されて被処理水Wが導入される。そし
て、流量計31で測定された被処理水Wの流量は流量調
節弁32にて調節され、オゾン接触反応槽1への被処理
水Wの流量と同等に設定される。ここで、吸着槽30で
は被処理水W中の被酸化性成分が吸着除去される。この
実施例では、吸着槽30内に例えば活性炭等の吸着剤3
3を充填している。なお、吸着槽30の上流側でオゾン
を注入して、被処理水中の被酸化性成分を酸化し、その
後さらに吸着槽30で被酸化性成分を除いてよい。
示す。オゾン接触比較反応槽16の上流側には被処理水
W中のオゾンによる被酸化性成分を吸着除去する吸着槽
30が配設され、この吸着槽にはサンプリングポンプ1
0の吐出側で分岐されて被処理水Wが導入される。そし
て、流量計31で測定された被処理水Wの流量は流量調
節弁32にて調節され、オゾン接触反応槽1への被処理
水Wの流量と同等に設定される。ここで、吸着槽30で
は被処理水W中の被酸化性成分が吸着除去される。この
実施例では、吸着槽30内に例えば活性炭等の吸着剤3
3を充填している。なお、吸着槽30の上流側でオゾン
を注入して、被処理水中の被酸化性成分を酸化し、その
後さらに吸着槽30で被酸化性成分を除いてよい。
【0098】オゾン接触反応槽の出口側に配設された配
水管34は、オゾン接触比較反応槽16からの配水管3
5と連通し、各槽1,16からの排水は該管34,35
を介して系外に排出される。
水管34は、オゾン接触比較反応槽16からの配水管3
5と連通し、各槽1,16からの排水は該管34,35
を介して系外に排出される。
【0099】吸着槽30で被酸化性成分が除去された処
理水は、比較水TW2としてオゾン接触比較反応槽16
に導入される。このオゾン接触比較反応槽16には、オ
ゾンOGが注入される。したがって、ここでは、比較水
中に被酸化性成分が存在しないから、オゾンの自己分解
によるオゾン消費が進行し、該比較水中の溶存オゾン濃
度CW2が溶存オゾン濃度計21で測定される。一方、
オゾン接触反応槽1には被酸化性成分を含有する被処理
水が導入されると共にオゾンが注入される。そして、オ
ゾン注入後の溶存オゾン濃度CW1が溶存オゾン濃度計
13によって測定される。
理水は、比較水TW2としてオゾン接触比較反応槽16
に導入される。このオゾン接触比較反応槽16には、オ
ゾンOGが注入される。したがって、ここでは、比較水
中に被酸化性成分が存在しないから、オゾンの自己分解
によるオゾン消費が進行し、該比較水中の溶存オゾン濃
度CW2が溶存オゾン濃度計21で測定される。一方、
オゾン接触反応槽1には被酸化性成分を含有する被処理
水が導入されると共にオゾンが注入される。そして、オ
ゾン注入後の溶存オゾン濃度CW1が溶存オゾン濃度計
13によって測定される。
【0100】前記オゾン注入後の各水の溶存オゾン濃度
CW1,CW2は、被処理水Wのオゾン要求量を求める
演算器24に入力され、ここで、各溶存オゾン濃度CW
1,CW2の差分から被処理水Wのオゾン要求量DKが
求められて出力される。
CW1,CW2は、被処理水Wのオゾン要求量を求める
演算器24に入力され、ここで、各溶存オゾン濃度CW
1,CW2の差分から被処理水Wのオゾン要求量DKが
求められて出力される。
【0101】前述のようにして被処理水Wのオゾン要求
量DKが求められる場合、被酸化性成分を含有しない比
較水を得る手段として、被処理水中の被酸化性成分を吸
着によって除去すれば、比較水の水温,pH等を変化さ
せる大きな要因がないから、被処理水側の水温,pHと
比較水側が整合し、容易に被酸化性成分を含有しない比
較水を得ることができる。
量DKが求められる場合、被酸化性成分を含有しない比
較水を得る手段として、被処理水中の被酸化性成分を吸
着によって除去すれば、比較水の水温,pH等を変化さ
せる大きな要因がないから、被処理水側の水温,pHと
比較水側が整合し、容易に被酸化性成分を含有しない比
較水を得ることができる。
【0102】(実施例3)図3は本発明の他の実施例を
示す。溶存オゾン除去槽36は、比較水TW2が導入さ
れるオゾン接触比較反応槽16の上流側に配設されてい
る。本発明の一実施例では、オゾン接触比較反応槽16
の上流側であって、オゾン接触反応槽1の下流側に配設
されている。
示す。溶存オゾン除去槽36は、比較水TW2が導入さ
れるオゾン接触比較反応槽16の上流側に配設されてい
る。本発明の一実施例では、オゾン接触比較反応槽16
の上流側であって、オゾン接触反応槽1の下流側に配設
されている。
【0103】溶存オゾン除去槽36には、N2 等の無機
性ガスまたは空気が無数の細孔を有する散気管37を介
して導入され、オゾン接触反応槽1からこの溶存オゾン
除去槽36内に導入された処理水TW1中にバブリング
される。
性ガスまたは空気が無数の細孔を有する散気管37を介
して導入され、オゾン接触反応槽1からこの溶存オゾン
除去槽36内に導入された処理水TW1中にバブリング
される。
【0104】さらに詳述すると、オゾナイザ2に空気を
供給するエアーポンプ5の吐出側から通気管39を通し
て、空気が溶存オゾン除去槽31内に放出される。この
結果、処理水中TW1中の溶存オゾンは、分圧の低下に
伴い、液相から気相に放出され、被処理水W中にオゾン
を注入した後の処理水TW1中に残留する溶存オゾンが
除去される。
供給するエアーポンプ5の吐出側から通気管39を通し
て、空気が溶存オゾン除去槽31内に放出される。この
結果、処理水中TW1中の溶存オゾンは、分圧の低下に
伴い、液相から気相に放出され、被処理水W中にオゾン
を注入した後の処理水TW1中に残留する溶存オゾンが
除去される。
【0105】この一実施例では、経済性の観点から空気
を用いてバブリング(エアレーション)をし、溶存オゾ
ンの除去を加速しているが、溶存オゾン除去槽36での
処理水TW1の滞留時間を長く確保してオゾンの自己分
解で溶存オゾンを除去してもよい。すなわち、液中のオ
ゾンは時間の経過と共に自己分解して酸素に転化する。
水温及びpH等によってオゾンの自己分解速度は異なる
が、短時間でオゾンの自己分解が進行し溶存オゾンがな
くなる。
を用いてバブリング(エアレーション)をし、溶存オゾ
ンの除去を加速しているが、溶存オゾン除去槽36での
処理水TW1の滞留時間を長く確保してオゾンの自己分
解で溶存オゾンを除去してもよい。すなわち、液中のオ
ゾンは時間の経過と共に自己分解して酸素に転化する。
水温及びpH等によってオゾンの自己分解速度は異なる
が、短時間でオゾンの自己分解が進行し溶存オゾンがな
くなる。
【0106】流量調節弁39Aで、溶存オゾン除去槽3
6に導入するガス(本実施例では空気)の流量を所定流
量に調節する。導入ガスは流量計39Bを介して溶存オ
ゾン除去槽36に導入される。
6に導入するガス(本実施例では空気)の流量を所定流
量に調節する。導入ガスは流量計39Bを介して溶存オ
ゾン除去槽36に導入される。
【0107】次に係る構成の装置の動作について説明す
る。被処理水Wにオゾンが注入されて、被処理水中の被
酸化性成分が除かれた処理水TW1は、次に比較水TW
2としてオゾン接触比較反応槽16に導入されるが、該
反応槽16に導入される前に溶存オゾン除去槽36に導
入される。
る。被処理水Wにオゾンが注入されて、被処理水中の被
酸化性成分が除かれた処理水TW1は、次に比較水TW
2としてオゾン接触比較反応槽16に導入されるが、該
反応槽16に導入される前に溶存オゾン除去槽36に導
入される。
【0108】ここでは、溶存オゾン除去槽36内に空気
が導入されてバブリングされ、オゾンが注入された後の
処理水TW1中に残留する溶存オゾンが液相から気相に
放出される。次に、前記の操作によって液相に残留する
溶存オゾンが除去された処理水は、自己分解によるオゾ
ン消費量を求める比較水TW2としてオゾン接触比較反
応槽16に導入され、該槽16にはオゾンが注入されて
その後比較水中の溶存オゾン濃度CW2が測定される。
そして、この溶存オゾン濃度CW2とオゾン注入後の被
処理水W中の溶存オゾン濃度CW1との差分DRから被
処理水のオゾン要求量DKとして求められる。
が導入されてバブリングされ、オゾンが注入された後の
処理水TW1中に残留する溶存オゾンが液相から気相に
放出される。次に、前記の操作によって液相に残留する
溶存オゾンが除去された処理水は、自己分解によるオゾ
ン消費量を求める比較水TW2としてオゾン接触比較反
応槽16に導入され、該槽16にはオゾンが注入されて
その後比較水中の溶存オゾン濃度CW2が測定される。
そして、この溶存オゾン濃度CW2とオゾン注入後の被
処理水W中の溶存オゾン濃度CW1との差分DRから被
処理水のオゾン要求量DKとして求められる。
【0109】前述のようにして被処理水のオゾン要求量
が求められる場合、オゾンの自己分解を求める比較水T
W2側には、オゾン注入前の段階で溶存オゾンを含有す
ることがない。したがって、その後オゾンを注入しても
比較水中の溶存オゾン濃度は前段階で注入した残留オゾ
ンの影響を受けることがなく、被処理水のオゾン要求量
の測定に際し、精度の高いオゾン要求量を求めることが
できる。
が求められる場合、オゾンの自己分解を求める比較水T
W2側には、オゾン注入前の段階で溶存オゾンを含有す
ることがない。したがって、その後オゾンを注入しても
比較水中の溶存オゾン濃度は前段階で注入した残留オゾ
ンの影響を受けることがなく、被処理水のオゾン要求量
の測定に際し、精度の高いオゾン要求量を求めることが
できる。
【0110】(実施例4)図4は本発明の他の実施例を
示す。
示す。
【0111】比較器40には、オゾンOGが注入された
後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定する溶存オゾン
濃度計13からの測定値CW1と、被処理水Wへのオゾ
ン注入後の溶存オゾン濃度の目標値K0 とが入力され
る。
後の被処理水中の溶存オゾン濃度を測定する溶存オゾン
濃度計13からの測定値CW1と、被処理水Wへのオゾ
ン注入後の溶存オゾン濃度の目標値K0 とが入力され
る。
【0112】この目標値K0 は、オゾン注入後の被処理
水中の溶存オゾン濃度を所定値以上に保持するための目
標値で、任意に設定される。この目標値は変更可能であ
り、被処理水中の被酸化性成分の濃度とその組成及び変
動幅等が加味されて設定される。この比較器40では、
溶存オゾン濃度CW1と目標値との偏差±ΔKn(以
下、単に偏差ΔKnと称する)が求められ、この偏差Δ
Knは演算器41に入力される。
水中の溶存オゾン濃度を所定値以上に保持するための目
標値で、任意に設定される。この目標値は変更可能であ
り、被処理水中の被酸化性成分の濃度とその組成及び変
動幅等が加味されて設定される。この比較器40では、
溶存オゾン濃度CW1と目標値との偏差±ΔKn(以
下、単に偏差ΔKnと称する)が求められ、この偏差Δ
Knは演算器41に入力される。
【0113】比較器40で求められた偏差ΔKnが負の
偏差−ΔKnである場合、演算器41では、この偏差Δ
Knに対応した修正オゾン注入率ΔFが求められ、この
修正オゾン注入率ΔFは次の演算器42に入力される。
偏差−ΔKnである場合、演算器41では、この偏差Δ
Knに対応した修正オゾン注入率ΔFが求められ、この
修正オゾン注入率ΔFは次の演算器42に入力される。
【0114】前記偏差ΔKnと修正オゾン注入率ΔFの
関係は、図5に示すように予め被処理水へのオゾン注入
処理特性の関係に応じて設定される。演算器42には、
さらに基準オゾン注入率Fnが予め入力され、次式(1
9)に従って被処理水Wへ注入するオゾン注入率Fmが
求められる。
関係は、図5に示すように予め被処理水へのオゾン注入
処理特性の関係に応じて設定される。演算器42には、
さらに基準オゾン注入率Fnが予め入力され、次式(1
9)に従って被処理水Wへ注入するオゾン注入率Fmが
求められる。
【0115】 Fm=Fn+ΔF …(19) 基準オゾン注入率Fnは、オゾン吸収特性等が加味され
て任意に設定され、かつ設定変更可能であり、予め被処
理水へのオゾン注入処理特性の関係に応じて求められ
る。
て任意に設定され、かつ設定変更可能であり、予め被処
理水へのオゾン注入処理特性の関係に応じて求められ
る。
【0116】前記のようにして求められた被処理水への
オゾン注入率Fmは、次に被処理水へのオゾン注入量F
jを求める演算器43に入力される。さらに、この演算
器43にはオゾン接触反応槽1への被処理水の流量Q1
を測定する流量計12からの出力値が被処理水流量Q1
として入力される。
オゾン注入率Fmは、次に被処理水へのオゾン注入量F
jを求める演算器43に入力される。さらに、この演算
器43にはオゾン接触反応槽1への被処理水の流量Q1
を測定する流量計12からの出力値が被処理水流量Q1
として入力される。
【0117】この結果、演算器43では、オゾン注入率
mと被処理水流量Q1との関係から、次式(20)に従
ってオゾン注入量Fjを演算する。
mと被処理水流量Q1との関係から、次式(20)に従
ってオゾン注入量Fjを演算する。
【0118】 Fj=Fm×Q1 …(20) 制御器44では、オゾナイザ2のオゾン発生量Sjをオ
ゾン注入量Fjに応じて制御する。オゾナイザ2への原
料ガス(空気または酸素)の供給流量を一定とした場
合、オゾン発生量Sjは、オゾナイザ2の放電部(図示
せず)への印加電圧を変化させることによって制御でき
る。そして、周波数を一定とすれば、印加電圧を高くす
るに従ってオゾン発生濃度が高くなりオゾン発生量が多
くなる。一方、印加電圧を一定とした場合、周波数を高
くするに従ってオゾン発生濃度が高くなりオゾン発生量
が多くなる。なお、印加電圧または周波数を下げれば、
オゾン発生量は少なくなる。この実施例では、オゾン注
入量Fjに応じて制御器44でオゾナイザ2への印加電
圧を変化させてオゾン発生量Sjを制御しているが、印
加電圧によらない場合は、周波数を制御してもよく、特
にその制御法は限定されない。
ゾン注入量Fjに応じて制御する。オゾナイザ2への原
料ガス(空気または酸素)の供給流量を一定とした場
合、オゾン発生量Sjは、オゾナイザ2の放電部(図示
せず)への印加電圧を変化させることによって制御でき
る。そして、周波数を一定とすれば、印加電圧を高くす
るに従ってオゾン発生濃度が高くなりオゾン発生量が多
くなる。一方、印加電圧を一定とした場合、周波数を高
くするに従ってオゾン発生濃度が高くなりオゾン発生量
が多くなる。なお、印加電圧または周波数を下げれば、
オゾン発生量は少なくなる。この実施例では、オゾン注
入量Fjに応じて制御器44でオゾナイザ2への印加電
圧を変化させてオゾン発生量Sjを制御しているが、印
加電圧によらない場合は、周波数を制御してもよく、特
にその制御法は限定されない。
【0119】前述のように制御される場合、オゾナイザ
2は制御器44によりオゾン注入量Fjに応じたオゾン
量を発生させる。そして、被処理水Wにはオゾナイザ2
から前記のオゾン注入量Fjに応じたオゾンが注入され
る。なお、比較水TW2にも被処理水Wと同量のオゾン
が注入される。
2は制御器44によりオゾン注入量Fjに応じたオゾン
量を発生させる。そして、被処理水Wにはオゾナイザ2
から前記のオゾン注入量Fjに応じたオゾンが注入され
る。なお、比較水TW2にも被処理水Wと同量のオゾン
が注入される。
【0120】次に係る構成の作用について説明する。オ
ゾン注入後の被処理水W中の溶存オゾン濃度CW1は、
溶存オゾン濃度計13によって測定される。該測定値は
出力値として比較器40に入力され、溶存オゾン濃度C
W1とは別に入力された目標値K0 との偏差ΔKnが求
められる。
ゾン注入後の被処理水W中の溶存オゾン濃度CW1は、
溶存オゾン濃度計13によって測定される。該測定値は
出力値として比較器40に入力され、溶存オゾン濃度C
W1とは別に入力された目標値K0 との偏差ΔKnが求
められる。
【0121】この偏差ΔKnは演算器41に入力され
る。ここで、オゾン注入後の被処理水W中の溶存オゾン
濃度CW1が目標値K0 よりも低く、負の偏差−ΔKn
である場合、演算器41ではその偏差−Knに対応した
修正オゾン注入率ΔFが求められ、この修正オゾン注入
率ΔFは演算器42に入力される。そして、該修正オゾ
ン注入率ΔFと基準オゾン注入率ΔFとに基づいた被処
理水へのオゾン注入率Fjが求められ、該オゾン注入率
Fjに従って求められたオゾン注入量Fjが被処理水W
に注入される。
る。ここで、オゾン注入後の被処理水W中の溶存オゾン
濃度CW1が目標値K0 よりも低く、負の偏差−ΔKn
である場合、演算器41ではその偏差−Knに対応した
修正オゾン注入率ΔFが求められ、この修正オゾン注入
率ΔFは演算器42に入力される。そして、該修正オゾ
ン注入率ΔFと基準オゾン注入率ΔFとに基づいた被処
理水へのオゾン注入率Fjが求められ、該オゾン注入率
Fjに従って求められたオゾン注入量Fjが被処理水W
に注入される。
【0122】一方、被処理水W中の溶存オゾン濃度CW
1が目標値K0 を上回る場合、目標値K0 と溶存オゾン
濃度CW1との偏差ΔKnは正の偏差+ΔKnとして比
較器40から演算器41に入力される。この場合、ここ
では溶存オゾン濃度CW1が所定値(目標値)以上に保
持されているので、オゾン注入量を補足するための修正
オゾン注入率ΔFは次の演算器42に加算されない。し
たがって、オゾナイザ2は基準オゾン注入率Fnに基づ
いて求められたオゾン注入量Fjに従ってオゾンを被処
理水Wに注入することになる。
1が目標値K0 を上回る場合、目標値K0 と溶存オゾン
濃度CW1との偏差ΔKnは正の偏差+ΔKnとして比
較器40から演算器41に入力される。この場合、ここ
では溶存オゾン濃度CW1が所定値(目標値)以上に保
持されているので、オゾン注入量を補足するための修正
オゾン注入率ΔFは次の演算器42に加算されない。し
たがって、オゾナイザ2は基準オゾン注入率Fnに基づ
いて求められたオゾン注入量Fjに従ってオゾンを被処
理水Wに注入することになる。
【0123】前述のようにして被処理水Wへのオゾン注
入率またはオゾン注入量が制御される場合、オゾン注入
後の被処理水W中の溶存オゾン濃度は、目標値との偏差
に従って所定値以上に保持されることになるので、オゾ
ン注入後の被処理水W中の溶存オゾン濃度が不検出とな
ることがない。
入率またはオゾン注入量が制御される場合、オゾン注入
後の被処理水W中の溶存オゾン濃度は、目標値との偏差
に従って所定値以上に保持されることになるので、オゾ
ン注入後の被処理水W中の溶存オゾン濃度が不検出とな
ることがない。
【0124】したがって、被処理水W中には、該被処理
水中の被酸化性成分を酸化するに充分なオゾンが注入さ
れ、オゾン注入量の不足によって未反応の被酸化性成分
の残留がなく、精度の高い被処理水のオゾン要求量を測
定することができる。
水中の被酸化性成分を酸化するに充分なオゾンが注入さ
れ、オゾン注入量の不足によって未反応の被酸化性成分
の残留がなく、精度の高い被処理水のオゾン要求量を測
定することができる。
【0125】一方、前述したオゾン注入後の溶存オゾン
濃度の制御とは別に、本発明の一実施例では、被処理水
のオゾン要求量を測定するに際し、その装置構成の簡素
化を図っている。
濃度の制御とは別に、本発明の一実施例では、被処理水
のオゾン要求量を測定するに際し、その装置構成の簡素
化を図っている。
【0126】前述した実施例の図3(または図4)に基
づいて説明すると、被処理水Wが導入されるオゾン接触
反応槽1の下流側にはオゾン注入後の処理水TW1中の
溶存オゾンを除去する溶存オゾン除去槽36が配設され
ている。前記溶存オゾン除去槽36の下流側にはオゾン
接触比較反応槽16が配設され、それぞれの槽1,36
及び16は水の流れに対し直列に配設されている。オゾ
ン接触反応槽1の出口側には、オゾンOG注入後の溶存
オゾン濃度CW1を測定する溶存オゾン濃度計13が配
設され、さらにオゾン接触比較反応槽16の出口側に
は、オゾンOG注入後の比較水TW2中の溶存オゾン濃
度CW2を測定する溶存オゾン濃度計21が配設されて
いる。
づいて説明すると、被処理水Wが導入されるオゾン接触
反応槽1の下流側にはオゾン注入後の処理水TW1中の
溶存オゾンを除去する溶存オゾン除去槽36が配設され
ている。前記溶存オゾン除去槽36の下流側にはオゾン
接触比較反応槽16が配設され、それぞれの槽1,36
及び16は水の流れに対し直列に配設されている。オゾ
ン接触反応槽1の出口側には、オゾンOG注入後の溶存
オゾン濃度CW1を測定する溶存オゾン濃度計13が配
設され、さらにオゾン接触比較反応槽16の出口側に
は、オゾンOG注入後の比較水TW2中の溶存オゾン濃
度CW2を測定する溶存オゾン濃度計21が配設されて
いる。
【0127】前記のようにそれぞれの槽1,36及び1
6が配設されている場合、先ずオゾン接触反応槽1には
オゾン要求量の測定対象となる被処理水Wが導入され
る。そして、ここで、オゾナイザ2からオゾンOGが槽
1に注入され、被処理水W中のオゾン消費成分となる被
酸化性成分が酸化されると共に、オゾン注入後の溶存オ
ゾン濃度CW1が測定され、測定値CW1は演算器24
に入力される。
6が配設されている場合、先ずオゾン接触反応槽1には
オゾン要求量の測定対象となる被処理水Wが導入され
る。そして、ここで、オゾナイザ2からオゾンOGが槽
1に注入され、被処理水W中のオゾン消費成分となる被
酸化性成分が酸化されると共に、オゾン注入後の溶存オ
ゾン濃度CW1が測定され、測定値CW1は演算器24
に入力される。
【0128】溶存オゾン濃度CW1が測定された前記オ
ゾン注入後の処理水TW1は、その後、下流側に配設さ
れた溶存オゾン除去槽36に導入される。ここで、前段
階で注入して液相中に残留している処理水TW1中の溶
存オゾンがエアーレーションによって気相に放出されて
除去される。
ゾン注入後の処理水TW1は、その後、下流側に配設さ
れた溶存オゾン除去槽36に導入される。ここで、前段
階で注入して液相中に残留している処理水TW1中の溶
存オゾンがエアーレーションによって気相に放出されて
除去される。
【0129】溶存オゾンが除去された処理水は、その
後、被酸化性成分及び溶存オゾンを含有しない比較水T
W2として、溶存オゾン除去槽36の下流側に配設され
たオゾン接触比較反応槽16に導入される。ここでは、
被酸化性成分を含有しない比較水TW2にオゾンOGを
注入することによって、オゾンの自己分解によるオゾン
消費を求め、オゾン注入後の比較水TW2中の溶存オゾ
ン濃度CW2を溶存オゾン濃度計21によって測定す
る。この測定値CW2は、出力値として演算器24に入
力される。演算器24では入力された各溶存オゾン濃度
CW1,CW2から前述(16)式に基づいて被処理水
のオゾン要求量DRを求める。
後、被酸化性成分及び溶存オゾンを含有しない比較水T
W2として、溶存オゾン除去槽36の下流側に配設され
たオゾン接触比較反応槽16に導入される。ここでは、
被酸化性成分を含有しない比較水TW2にオゾンOGを
注入することによって、オゾンの自己分解によるオゾン
消費を求め、オゾン注入後の比較水TW2中の溶存オゾ
ン濃度CW2を溶存オゾン濃度計21によって測定す
る。この測定値CW2は、出力値として演算器24に入
力される。演算器24では入力された各溶存オゾン濃度
CW1,CW2から前述(16)式に基づいて被処理水
のオゾン要求量DRを求める。
【0130】前述のようにして被処理水Wのオゾン要求
量を測定する場合、各操作を行う水槽1,36及び16
を直列に配設しているので、被処理水Wにオゾンを注入
して、該水の溶存オゾンCW1を測定し、その後、溶存
オゾンを除去し、これを比較水TW2として用いること
が可能となる。このため、被酸化性成分を含有しない比
較水を得るための操作は、被処理水Wにオゾンを注入し
て有機物等によるオゾン消費を求める操作によって兼用
することができる。
量を測定する場合、各操作を行う水槽1,36及び16
を直列に配設しているので、被処理水Wにオゾンを注入
して、該水の溶存オゾンCW1を測定し、その後、溶存
オゾンを除去し、これを比較水TW2として用いること
が可能となる。このため、被酸化性成分を含有しない比
較水を得るための操作は、被処理水Wにオゾンを注入し
て有機物等によるオゾン消費を求める操作によって兼用
することができる。
【0131】したがって、比較水を得るため別にオゾン
を注入して被酸化性成分を除く操作と、その操作のため
水槽が不必要となり被処理水のオゾン要求量を測定する
計器構成が簡素化される。
を注入して被酸化性成分を除く操作と、その操作のため
水槽が不必要となり被処理水のオゾン要求量を測定する
計器構成が簡素化される。
【0132】(実施例5)図6は本発明の他の実施例を
示す。被処理水Wが導入されるオゾン消費成分除去槽5
0の下流側にはオゾン接触比較反応槽16が配設されて
いる。被処理水Wはサンプリングポンプ10,定流量調
節弁51,流量計52を介してオゾン消費成分除去槽5
0に導入される。53はオゾン消費成分除去槽50への
オゾン注入流量を調節する定流量弁を示し、54は流量
計を示す。
示す。被処理水Wが導入されるオゾン消費成分除去槽5
0の下流側にはオゾン接触比較反応槽16が配設されて
いる。被処理水Wはサンプリングポンプ10,定流量調
節弁51,流量計52を介してオゾン消費成分除去槽5
0に導入される。53はオゾン消費成分除去槽50への
オゾン注入流量を調節する定流量弁を示し、54は流量
計を示す。
【0133】被処理水Wが分水して導入されるオゾン接
触反応槽1は、前記除去槽50の水系と並列に配設され
る。すなわち、サンプリングポンプ10の吐出側で分水
されて各槽1,50に導入される。
触反応槽1は、前記除去槽50の水系と並列に配設され
る。すなわち、サンプリングポンプ10の吐出側で分水
されて各槽1,50に導入される。
【0134】前述のように構成されている場合、被処理
水Wが分水して導入されるオゾン消費成分除去槽50で
は、該槽50にオゾンOGが注入されて被処理水W中の
被酸化性成分が酸化され、その後、溶存オゾン除去槽3
6を介して溶存オゾンが除去された後被酸化性成分を含
有しない比較水TW2としてオゾン接触比較反応槽16
に導入される。同時にこの比較反応槽16にはオゾンO
Gが注入され、オゾン注入後の比較水の溶存オゾン濃度
CW2が溶存オゾン濃度計21によって測定される。
水Wが分水して導入されるオゾン消費成分除去槽50で
は、該槽50にオゾンOGが注入されて被処理水W中の
被酸化性成分が酸化され、その後、溶存オゾン除去槽3
6を介して溶存オゾンが除去された後被酸化性成分を含
有しない比較水TW2としてオゾン接触比較反応槽16
に導入される。同時にこの比較反応槽16にはオゾンO
Gが注入され、オゾン注入後の比較水の溶存オゾン濃度
CW2が溶存オゾン濃度計21によって測定される。
【0135】一方、分水されてオゾン接触反応槽1に導
入された被処理水Wは、ここで、オゾンOGが注入され
被処理水W中のオゾン消費成分である被酸化性成分は酸
化され、これに伴いオゾンの自己分解と共に注入オゾン
は消費され、その後オゾン注入後の溶存オゾン濃度CW
1が溶存オゾン濃度計13によって測定される。
入された被処理水Wは、ここで、オゾンOGが注入され
被処理水W中のオゾン消費成分である被酸化性成分は酸
化され、これに伴いオゾンの自己分解と共に注入オゾン
は消費され、その後オゾン注入後の溶存オゾン濃度CW
1が溶存オゾン濃度計13によって測定される。
【0136】前述のようにして測定された各溶存オゾン
濃度CW1及びCW2は被処理水のオゾン要求量を求め
る演算器24に入力され、ここで、前述の(16)式に
基づいて濃度CW1,CW2差分から被処理水のオゾン
要求量DRが求められることになる。
濃度CW1及びCW2は被処理水のオゾン要求量を求め
る演算器24に入力され、ここで、前述の(16)式に
基づいて濃度CW1,CW2差分から被処理水のオゾン
要求量DRが求められることになる。
【0137】被処理水のオゾン要求量が前述のようにし
て測定される場合、この実施例では被酸化性成分を含有
しない比較水を得るために、被処理水を分水してオゾン
消費成分除去槽50に導入し、ここで、被処理水W中の
被酸化性成分を除くようにしている。ここでは、被酸化
性成分を除く操作であるから、オゾン接触反応槽1及び
オゾン接触比較反応槽16に注入するオゾン注入量と同
等に設定する制約を受けないので、オゾン注入量を多く
設定して被酸化性成分の除去を加速させることができ、
短時間に被酸化性成分を含有しない比較水を得ることが
できる。
て測定される場合、この実施例では被酸化性成分を含有
しない比較水を得るために、被処理水を分水してオゾン
消費成分除去槽50に導入し、ここで、被処理水W中の
被酸化性成分を除くようにしている。ここでは、被酸化
性成分を除く操作であるから、オゾン接触反応槽1及び
オゾン接触比較反応槽16に注入するオゾン注入量と同
等に設定する制約を受けないので、オゾン注入量を多く
設定して被酸化性成分の除去を加速させることができ、
短時間に被酸化性成分を含有しない比較水を得ることが
できる。
【0138】したがって、被処理水の水質変動が大きく
とも比較水を得るための時間的制約を少なくできるの
で、被処理水のオゾン要求量の測定に際し応答性に優れ
たオゾン要求量の測定ができる。
とも比較水を得るための時間的制約を少なくできるの
で、被処理水のオゾン要求量の測定に際し応答性に優れ
たオゾン要求量の測定ができる。
【0139】(実施例6)図7は本発明の他の実施例を
示す。溶存オゾン処理槽60は、オゾン接触比較反応槽
16の下流側に配設され、前記反応槽16からのオゾン
注入後の比較水TW2を系外に排出する際、この比較水
を直接系外に排出しないで溶存オゾンを除去した後排出
する機能を有する。
示す。溶存オゾン処理槽60は、オゾン接触比較反応槽
16の下流側に配設され、前記反応槽16からのオゾン
注入後の比較水TW2を系外に排出する際、この比較水
を直接系外に排出しないで溶存オゾンを除去した後排出
する機能を有する。
【0140】さらに詳述すると、溶存オゾン処理槽60
にはオゾン接触比較反応槽16からの比較水が導入さ
れ、さらに、この処理槽60には溶存オゾン除去槽36
に導入される空気と同じくエアーポンプ5から空気が導
入されてバブリング(エアーレーション)される。この
結果、オゾン接触比較反応槽16で注入されて比較水中
に残留するオゾン、すなわち、溶存オゾンは分圧の低下
に伴い液相から気相に放出される。なお、他の手段で溶
存オゾンを除去してもよいことは勿論である。
にはオゾン接触比較反応槽16からの比較水が導入さ
れ、さらに、この処理槽60には溶存オゾン除去槽36
に導入される空気と同じくエアーポンプ5から空気が導
入されてバブリング(エアーレーション)される。この
結果、オゾン接触比較反応槽16で注入されて比較水中
に残留するオゾン、すなわち、溶存オゾンは分圧の低下
に伴い液相から気相に放出される。なお、他の手段で溶
存オゾンを除去してもよいことは勿論である。
【0141】一方、実施例3で説明したように、オゾン
接触反応槽1の下流側には溶存オゾン除去槽36が配設
され、この溶存オゾン除去槽36の下流側にはオゾン接
触比較反応槽16が配設されている。そして、溶存オゾ
ン除去槽36には、被処理水W中にオゾンが注入された
後の被酸化性成分を含有しない処理水TW1が導入され
る。さらに、この溶存オゾン除去槽36にはエアーポン
プ5から通気管39を介して空気が導入される。この結
果、溶存オゾンは液相から気相に放出される。溶存オゾ
ン除去槽36は、オゾン注入後の溶存オゾンを気相に放
出する機能とその結果として溶存オゾンを含有しない比
較水を得る2つの機能を兼用する。
接触反応槽1の下流側には溶存オゾン除去槽36が配設
され、この溶存オゾン除去槽36の下流側にはオゾン接
触比較反応槽16が配設されている。そして、溶存オゾ
ン除去槽36には、被処理水W中にオゾンが注入された
後の被酸化性成分を含有しない処理水TW1が導入され
る。さらに、この溶存オゾン除去槽36にはエアーポン
プ5から通気管39を介して空気が導入される。この結
果、溶存オゾンは液相から気相に放出される。溶存オゾ
ン除去槽36は、オゾン注入後の溶存オゾンを気相に放
出する機能とその結果として溶存オゾンを含有しない比
較水を得る2つの機能を兼用する。
【0142】流量調節弁61で、フィルター4及びエア
ーポンプ5を介して溶存オゾン処理槽60に導入される
空気の流量を所定値に調節設定する。62は前記流量調
節弁を示し、61は流量計を示す。
ーポンプ5を介して溶存オゾン処理槽60に導入される
空気の流量を所定値に調節設定する。62は前記流量調
節弁を示し、61は流量計を示す。
【0143】一方、排オゾン排出管23の入口側は、前
述したそれぞれの槽1,16,36及び60の気相部に
連通されている。さらに、各気液分離器14,20の気
相部に連通されている。他方、この排オゾン排出管23
の出口側は、ミストセパレータ65を介してオゾン分解
処理手段66に連通されている。
述したそれぞれの槽1,16,36及び60の気相部に
連通されている。さらに、各気液分離器14,20の気
相部に連通されている。他方、この排オゾン排出管23
の出口側は、ミストセパレータ65を介してオゾン分解
処理手段66に連通されている。
【0144】そして、前述した各槽1,16,36及び
60に液相から気相に放出されるオゾン含有排気ガスE
Gまたは各気液分離器14,20からの排オゾンは、こ
の排オゾン排出管23を介してミストセパレータ65で
水分が除去された後、オゾン分解処理手段66に導入さ
れる。
60に液相から気相に放出されるオゾン含有排気ガスE
Gまたは各気液分離器14,20からの排オゾンは、こ
の排オゾン排出管23を介してミストセパレータ65で
水分が除去された後、オゾン分解処理手段66に導入さ
れる。
【0145】オゾン分解処理手段66は、排オゾン分解
槽67とこの排オゾン分解槽67内に充填されるオゾン
分解触媒63とから構成されている。本発明の実施例で
はオゾン分解触媒としてMnO2 触媒を充填している
が、活性炭、またはFe,Ni等の少なくとも一種の元
素,酸化物または複合酸化物,さらにはPt,Pd等の
貴金属触媒等を用いてもよい。
槽67とこの排オゾン分解槽67内に充填されるオゾン
分解触媒63とから構成されている。本発明の実施例で
はオゾン分解触媒としてMnO2 触媒を充填している
が、活性炭、またはFe,Ni等の少なくとも一種の元
素,酸化物または複合酸化物,さらにはPt,Pd等の
貴金属触媒等を用いてもよい。
【0146】オゾン含有排気ガスEGがオゾン分解処理
手段66を通過することによって、ガス中のオゾンが酸
素に転化され、オゾンを含有しない排ガスとして系外に
排出される。なお、この実施例では、排オゾン分解槽6
7内に触媒63を充填してオゾンを分解しているが、熱
分解によってオゾンを処理してもよく、特に排オゾン処
理法が触媒法に限定されるものではない。
手段66を通過することによって、ガス中のオゾンが酸
素に転化され、オゾンを含有しない排ガスとして系外に
排出される。なお、この実施例では、排オゾン分解槽6
7内に触媒63を充填してオゾンを分解しているが、熱
分解によってオゾンを処理してもよく、特に排オゾン処
理法が触媒法に限定されるものではない。
【0147】排水管68の一端は、溶存オゾン処理槽6
0に連通され、他端は系外に臨んでいる。そして、この
排水管68を介して溶存オゾン処理槽60で処理された
水が排水として系外に排出される。ミストセパレータ6
5からの排水も排水管68を介して系外に排出される
が、溶存オゾン処理槽60に導入してから排出してもよ
い。また、本発明の実施例では、各槽1,16,31及
び60から排出されるオゾン含有排気ガスを共通のオゾ
ン分解処理手段66によって処理しているが、それぞれ
独立して処理してもよい。例えば、オゾン接触反応槽1
及びオゾン接触比較反応槽16から排出されるオゾン含
有排気ガスを処理するオゾン分解処理手段(図示せず)
と、溶存オゾン除去槽36及び溶存オゾン処理槽60か
ら排出されるオゾン含有排気ガスを処理するオゾン分解
処理手段(図示せず)とに区分してもよい。
0に連通され、他端は系外に臨んでいる。そして、この
排水管68を介して溶存オゾン処理槽60で処理された
水が排水として系外に排出される。ミストセパレータ6
5からの排水も排水管68を介して系外に排出される
が、溶存オゾン処理槽60に導入してから排出してもよ
い。また、本発明の実施例では、各槽1,16,31及
び60から排出されるオゾン含有排気ガスを共通のオゾ
ン分解処理手段66によって処理しているが、それぞれ
独立して処理してもよい。例えば、オゾン接触反応槽1
及びオゾン接触比較反応槽16から排出されるオゾン含
有排気ガスを処理するオゾン分解処理手段(図示せず)
と、溶存オゾン除去槽36及び溶存オゾン処理槽60か
ら排出されるオゾン含有排気ガスを処理するオゾン分解
処理手段(図示せず)とに区分してもよい。
【0148】前述のように構成されている場合、オゾン
接触反応槽1及びオゾン接触比較反応槽16から気相に
放出されるオゾン含有排気ガスEGは、オゾン分解処理
手段66を介して系外に排出されることになるので、被
処理水のオゾン要求量を測定する際、測定環境の保全及
び環境へのオゾン漏洩を防止することができる。すなわ
ち、被処理水のオゾン要求量測定時、オゾン接触反応槽
1及びオゾン接触比較反応槽16に注入したオゾンの全
ては液相に溶解せず、一部のオゾンは液相から気相に放
出されるが、気相に放出されるオゾン含有排気ガスEG
はオゾン分解処理手段66によって含有オゾンが酸素に
転化された後系外に排出され、オゾンが直接系外に排出
されることがない。
接触反応槽1及びオゾン接触比較反応槽16から気相に
放出されるオゾン含有排気ガスEGは、オゾン分解処理
手段66を介して系外に排出されることになるので、被
処理水のオゾン要求量を測定する際、測定環境の保全及
び環境へのオゾン漏洩を防止することができる。すなわ
ち、被処理水のオゾン要求量測定時、オゾン接触反応槽
1及びオゾン接触比較反応槽16に注入したオゾンの全
ては液相に溶解せず、一部のオゾンは液相から気相に放
出されるが、気相に放出されるオゾン含有排気ガスEG
はオゾン分解処理手段66によって含有オゾンが酸素に
転化された後系外に排出され、オゾンが直接系外に排出
されることがない。
【0149】したがって、測定環境の保全及びオゾン漏
洩を防止できる被処理水のオゾン要求量の測定法を提供
することができる。
洩を防止できる被処理水のオゾン要求量の測定法を提供
することができる。
【0150】一方、前述した各反応槽1,16からのオ
ゾン含有排気ガスEGとは別に、オゾン要求量を測定し
た後に排出されるオゾン含有水からの環境へのオゾン漏
洩を防止するために、本発明の実施例ではオゾン注入後
の被処理水及び比較水中の溶存オゾンを液相から気相に
放出させて、そのオゾン含有排気ガスEGをオゾン分解
処理手段66を介して系外に排出している。
ゾン含有排気ガスEGとは別に、オゾン要求量を測定し
た後に排出されるオゾン含有水からの環境へのオゾン漏
洩を防止するために、本発明の実施例ではオゾン注入後
の被処理水及び比較水中の溶存オゾンを液相から気相に
放出させて、そのオゾン含有排気ガスEGをオゾン分解
処理手段66を介して系外に排出している。
【0151】すなわち、オゾン要求量測定後の被処理水
及び比較水中には前段階で注入したオゾンが溶存オゾン
として残留している。そこで、オゾン注入後の処理水T
W1を溶存オゾン除去槽36に導入すると共に、同じく
オゾン注入後の比較水TW2を溶存オゾン処理槽60に
導入する。そして、エアーレーション等の手段によって
溶存オゾンを液相から気相に放出させて溶存オゾンを除
去すると共に、排出されたオゾン含有排気ガスは、オゾ
ン分解処理手段66を介して系外に排出するようにした
ものである。この結果、被処理水のオゾン要求量を測定
時、系外には溶存オゾンを含有しない排水が排出され、
かつ溶存オゾン除去した後の気相に放出されるオゾン含
有排気ガスは、オゾン分解処理手段によってオゾンは酸
素に転化されて排出されることになる。
及び比較水中には前段階で注入したオゾンが溶存オゾン
として残留している。そこで、オゾン注入後の処理水T
W1を溶存オゾン除去槽36に導入すると共に、同じく
オゾン注入後の比較水TW2を溶存オゾン処理槽60に
導入する。そして、エアーレーション等の手段によって
溶存オゾンを液相から気相に放出させて溶存オゾンを除
去すると共に、排出されたオゾン含有排気ガスは、オゾ
ン分解処理手段66を介して系外に排出するようにした
ものである。この結果、被処理水のオゾン要求量を測定
時、系外には溶存オゾンを含有しない排水が排出され、
かつ溶存オゾン除去した後の気相に放出されるオゾン含
有排気ガスは、オゾン分解処理手段によってオゾンは酸
素に転化されて排出されることになる。
【0152】したがって、前述と同様に測定環境の保全
及びオゾン漏洩を防止できる被処理水のオゾン要求量の
測定法を提供することができる。
及びオゾン漏洩を防止できる被処理水のオゾン要求量の
測定法を提供することができる。
【0153】(実施例7)図8は本発明の他の実施例を
示す。オゾン注入例を浄水場を例にとり説明する。河川
等の取水源から取水口を経て取水された原水RWは、導
水管(図示せず)を経て沈砂池(図示せず)に至り、こ
こで粒径の大きな砂等が除去された後、着水井70に導
かれる。
示す。オゾン注入例を浄水場を例にとり説明する。河川
等の取水源から取水口を経て取水された原水RWは、導
水管(図示せず)を経て沈砂池(図示せず)に至り、こ
こで粒径の大きな砂等が除去された後、着水井70に導
かれる。
【0154】原水RWは、その後、薬品混和池71に導
かれ、ここで硫酸バンドまたはPAC(ポリ塩化アルミニ
ウム)等の凝集剤72、さらには凝集補助剤となるアル
カリ剤73と混和された後、フロック形成池74へ送ら
れる。
かれ、ここで硫酸バンドまたはPAC(ポリ塩化アルミニ
ウム)等の凝集剤72、さらには凝集補助剤となるアル
カリ剤73と混和された後、フロック形成池74へ送ら
れる。
【0155】フロック形成池74では、原水中の微粒子
が凝集したマイクロフロックの成長が促進される。その
後、大きく成長したフロックを含有する凝集水は、沈殿
池75に導かれ、ここで、フロックの沈降分離が行われ
る。
が凝集したマイクロフロックの成長が促進される。その
後、大きく成長したフロックを含有する凝集水は、沈殿
池75に導かれ、ここで、フロックの沈降分離が行われ
る。
【0156】前記のようなプロセスを経てフロックが沈
降分離された沈殿水SWは、その後オゾン注入処理の対
象となる被処理水としてオゾン注入処理装置76に導入
される。オゾン注入処理装置76は、オゾンを発生させ
るオゾナイザ77とこのオゾナイザ77からのオゾンO
Zが導入されるオゾン接触反応槽78及びこのオゾン接
触反応槽78から排出されるオゾン含有排気ガスEGを
処理するオゾン分解処理手段79から主要部が構成され
る。
降分離された沈殿水SWは、その後オゾン注入処理の対
象となる被処理水としてオゾン注入処理装置76に導入
される。オゾン注入処理装置76は、オゾンを発生させ
るオゾナイザ77とこのオゾナイザ77からのオゾンO
Zが導入されるオゾン接触反応槽78及びこのオゾン接
触反応槽78から排出されるオゾン含有排気ガスEGを
処理するオゾン分解処理手段79から主要部が構成され
る。
【0157】さらに詳述すると、原料ガスRA(空気ま
たは酸素)が除湿器80で湿分が除去された後、オゾナ
イザ77に供給される。なお、原料ガスRAはブロワー
Bで供給される。ここで、酸素がオゾン化され、オゾン
含有ガスは通気管81を介して多数の小孔(図示せず)
を有する散気管82からオゾン接触反応槽78に導入さ
れる。オゾン接触反応槽78に導入されたオゾンの大部
分は、液中に溶解するが、一部のオゾンは溶解せずに接
触槽78の上部からオゾン含有排気ガスEGとして気相
Gに放出される。
たは酸素)が除湿器80で湿分が除去された後、オゾナ
イザ77に供給される。なお、原料ガスRAはブロワー
Bで供給される。ここで、酸素がオゾン化され、オゾン
含有ガスは通気管81を介して多数の小孔(図示せず)
を有する散気管82からオゾン接触反応槽78に導入さ
れる。オゾン接触反応槽78に導入されたオゾンの大部
分は、液中に溶解するが、一部のオゾンは溶解せずに接
触槽78の上部からオゾン含有排気ガスEGとして気相
Gに放出される。
【0158】オゾン発生手段であるオゾナイザ77は、
制御器83と高周波インバータ84及び高電圧変圧器8
5さらに放電部(図示せず)とから主要部が構成され
る。そして、電源86から高周波インバータ84及び高
電圧変圧器85を介して放電部に高周波数の高電圧が印
加される。
制御器83と高周波インバータ84及び高電圧変圧器8
5さらに放電部(図示せず)とから主要部が構成され
る。そして、電源86から高周波インバータ84及び高
電圧変圧器85を介して放電部に高周波数の高電圧が印
加される。
【0159】さらに詳述すれば、放電部を構成する誘電
体(図示せず)とこれに対向する電極(図示せず)に高
周波数の高電圧が印加される。
体(図示せず)とこれに対向する電極(図示せず)に高
周波数の高電圧が印加される。
【0160】オゾンの発生手段としては、無声放電方
式,電解法,光化学反応法さらに高周波電解法などある
が、オゾン発生効率の点から一般的には無声放電方式が
採られる。そして、印加する電圧の種類に対応して直流
コロナ,交流コロナ放電等に区分されるが、効率の面か
ら交流コロナ放電によるオゾン発生が採られる。本発明
の一実施例では、交流コロナ放電によるオゾナイザを用
いているが、オゾン発生手段が特に限定されるものでは
ない。
式,電解法,光化学反応法さらに高周波電解法などある
が、オゾン発生効率の点から一般的には無声放電方式が
採られる。そして、印加する電圧の種類に対応して直流
コロナ,交流コロナ放電等に区分されるが、効率の面か
ら交流コロナ放電によるオゾン発生が採られる。本発明
の一実施例では、交流コロナ放電によるオゾナイザを用
いているが、オゾン発生手段が特に限定されるものでは
ない。
【0161】オゾナイザ77によるオゾンの発生量は原
料ガス流量を一定とした場合、放電部での消費電力W
(放電電力)によって決まり、消費電力を大きくするに
従って発生オゾン濃度は高くなる。そして、次式(2
1)に示すようにオゾナイザ77を構成する放電部の誘
電体の材質,放電の有効面積,放電ギャップ等の条件が
決まれば、消費電力は印加電圧と電源周波数によって決
まる。
料ガス流量を一定とした場合、放電部での消費電力W
(放電電力)によって決まり、消費電力を大きくするに
従って発生オゾン濃度は高くなる。そして、次式(2
1)に示すようにオゾナイザ77を構成する放電部の誘
電体の材質,放電の有効面積,放電ギャップ等の条件が
決まれば、消費電力は印加電圧と電源周波数によって決
まる。
【0162】 W=f・(εd/4πdd)・S・γ・dg[2√2Eeff−{1+(εg・dd)/ (εd・dg)}γ・dg]×1/9×10-11 …(21) ここで、f:電源周波数,εd:誘電体の誘電率,ε
g:反応ガスの誘電率,dg:放電ギャップ(cm),
dd:誘電体の厚さ(cm),S:放電の有効面積(cm2),E
eff:印加電圧,γ:臨海破壊電界(γ=(Vs+Ve)/
dg),Vs:放電開始電圧,Ve:減火電圧。
g:反応ガスの誘電率,dg:放電ギャップ(cm),
dd:誘電体の厚さ(cm),S:放電の有効面積(cm2),E
eff:印加電圧,γ:臨海破壊電界(γ=(Vs+Ve)/
dg),Vs:放電開始電圧,Ve:減火電圧。
【0163】したがって、消費電力を増加させてオゾン
発生量を大きくするには、印加電圧または電源周波数を
制御すればよい。本発明の一実施例では印加電圧を一定
として高周波インバータによって周波数を制御し、これ
によってオゾン発生量を変化させているが、両者または
印加電圧を制御してオゾン発生量を変化させてもよい。
発生量を大きくするには、印加電圧または電源周波数を
制御すればよい。本発明の一実施例では印加電圧を一定
として高周波インバータによって周波数を制御し、これ
によってオゾン発生量を変化させているが、両者または
印加電圧を制御してオゾン発生量を変化させてもよい。
【0164】オゾン接触反応槽78からのオゾン含有排
気ガスEG中の水分を除去するミストセパレータ87の
下流側には、オゾン分解処理手段79が配設されてい
る。オゾン分解触媒88としては,前述した実施例6で
説明した触媒があげられる。また、先に説明したように
熱分解等で処理してもよく、使用触媒及びオゾン分解法
が特に限定されるものではない。
気ガスEG中の水分を除去するミストセパレータ87の
下流側には、オゾン分解処理手段79が配設されてい
る。オゾン分解触媒88としては,前述した実施例6で
説明した触媒があげられる。また、先に説明したように
熱分解等で処理してもよく、使用触媒及びオゾン分解法
が特に限定されるものではない。
【0165】ブロワー89で、オゾン接触反応槽78か
らのオゾン含有排気ガスEGを吸引して系外に排出す
る。
らのオゾン含有排気ガスEGを吸引して系外に排出す
る。
【0166】オゾン接触反応槽78の下流側に配設され
た生物活性炭槽90には、活性炭91が充填され、オゾ
ン接触反応槽78からの処理水TWが導入される。活性
炭91を充填して通水した当初は、この活性炭の表面ま
たは内部に微生物の存在は少ないが、時間の経過と共に
この活性炭91の表面または内部には馴養されて繁殖し
た微生物(図示せず)が存在する。微生物の優占種とし
てはPseudomonas 等が上げられる。
た生物活性炭槽90には、活性炭91が充填され、オゾ
ン接触反応槽78からの処理水TWが導入される。活性
炭91を充填して通水した当初は、この活性炭の表面ま
たは内部に微生物の存在は少ないが、時間の経過と共に
この活性炭91の表面または内部には馴養されて繁殖し
た微生物(図示せず)が存在する。微生物の優占種とし
てはPseudomonas 等が上げられる。
【0167】オゾン接触反応槽78からの処理水TW
は、微生物の働きによりオゾン処理では除去できないア
ンモニア性窒素が硝化除去されると共に、オゾン処理に
よって低分子化された溶存有機物の代謝除去が行われ
る。前記のようにして処理された生物活性炭槽90から
の水は、その後配水池(図示せず)等に送られる。本発
明の一実施例では図示していないが、生物活性炭槽90
は必要に応じてこの槽90を出た処理水を用いて逆洗さ
れ、活性炭91に過剰に付着した微生物が取り除かれ
る。
は、微生物の働きによりオゾン処理では除去できないア
ンモニア性窒素が硝化除去されると共に、オゾン処理に
よって低分子化された溶存有機物の代謝除去が行われ
る。前記のようにして処理された生物活性炭槽90から
の水は、その後配水池(図示せず)等に送られる。本発
明の一実施例では図示していないが、生物活性炭槽90
は必要に応じてこの槽90を出た処理水を用いて逆洗さ
れ、活性炭91に過剰に付着した微生物が取り除かれ
る。
【0168】オゾン接触反応槽78の下流側に配設され
た溶存オゾン濃度計92は、オゾン接触反応槽78に導
入されてオゾンOGが注入された後の実プラント側の溶
存オゾン濃度CW1を測定する。サンプリングポンプ9
3で、生物活性炭槽90からの処理水BLの一部をサン
プリングする。
た溶存オゾン濃度計92は、オゾン接触反応槽78に導
入されてオゾンOGが注入された後の実プラント側の溶
存オゾン濃度CW1を測定する。サンプリングポンプ9
3で、生物活性炭槽90からの処理水BLの一部をサン
プリングする。
【0169】サンプリングされた生物活性炭槽90から
の処理水BLは、オゾン要求量測定装置1Bを構成する
オゾン接触比較反応槽94に導入され、該槽94にはオ
ゾナイザ2側からオゾンOGが注入される。前記オゾン
接触比較反応槽94は、前述した実施例1で説明した被
処理水のオゾン要求量測定装置1Aと同等の機能,構成
を有し、オゾン接触反応槽78及び生物活性炭槽90か
らなる処理プロセスとは別に設けられる。なお、サンプ
リング水Sに対するオゾン注入率は、被処理水Wに対す
るオゾン注入率と同等に設定される。さらに、図9にオ
ゾン要求量測定装置1Bの詳細を示すように、オゾン接
触比較反応槽94へのサンプリング水Sの流量は流量調
節弁95にて調節され、オゾン接触比較反応槽94にお
けるサンプリング水Sの滞留時間またはオゾンとの接触
時間が調節される。96は調節弁95の出口側に配設さ
れた流量計を示す。一方、前記槽94での滞留時間また
は接触時間は、この槽94とは別に被処理水Wが導入さ
れるプラント側のオゾン接触反応槽78での条件と同等
に設定される。
の処理水BLは、オゾン要求量測定装置1Bを構成する
オゾン接触比較反応槽94に導入され、該槽94にはオ
ゾナイザ2側からオゾンOGが注入される。前記オゾン
接触比較反応槽94は、前述した実施例1で説明した被
処理水のオゾン要求量測定装置1Aと同等の機能,構成
を有し、オゾン接触反応槽78及び生物活性炭槽90か
らなる処理プロセスとは別に設けられる。なお、サンプ
リング水Sに対するオゾン注入率は、被処理水Wに対す
るオゾン注入率と同等に設定される。さらに、図9にオ
ゾン要求量測定装置1Bの詳細を示すように、オゾン接
触比較反応槽94へのサンプリング水Sの流量は流量調
節弁95にて調節され、オゾン接触比較反応槽94にお
けるサンプリング水Sの滞留時間またはオゾンとの接触
時間が調節される。96は調節弁95の出口側に配設さ
れた流量計を示す。一方、前記槽94での滞留時間また
は接触時間は、この槽94とは別に被処理水Wが導入さ
れるプラント側のオゾン接触反応槽78での条件と同等
に設定される。
【0170】オゾン接触比較反応槽94の出口側には溶
存オゾン濃度計21が配設され、オゾン注入後のサンプ
リング水S中の溶存オゾン濃度CW2を測定する。前記
のようにして測定された各溶存オゾン濃度CW1及びC
W2は、被処理水Wのオゾン要求量を求める演算器24
に出力値として入力される。この結果、この演算器では
前式(16)に従って被処理水のオゾン要求量DKを求
めて出力する。
存オゾン濃度計21が配設され、オゾン注入後のサンプ
リング水S中の溶存オゾン濃度CW2を測定する。前記
のようにして測定された各溶存オゾン濃度CW1及びC
W2は、被処理水Wのオゾン要求量を求める演算器24
に出力値として入力される。この結果、この演算器では
前式(16)に従って被処理水のオゾン要求量DKを求
めて出力する。
【0171】前述のようにして被処理水のオゾン要求量
が求められる場合、被処理水Wが導入されるプラント側
のオゾン接触反応槽78では、有機物等の被酸化性成分
によるオゾン消費と自己分解によるオゾン消費との両者
を含むオゾン消費の反応が進行し、被処理水W側は実際
のオゾン注入処理の特性を反映させた結果としてオゾン
注入後の溶存オゾン濃度CW1が求められる。一方、自
己分解によるオゾン消費を求める比較水は、被処理水W
にオゾンを注入し、その後生物活性炭槽90を経た前記
被処理水と同一系の水で、この比較水を得る前処理工程
で水温,pH等を変化させる外乱的影響を受けることが
ないから、被酸化性成分を含有しないもの、被処理水側
に整合した水温,pH等を維持する。そして、この比較
水も前述の被処理水と同様に実プラントでの処理特性を
反映する。
が求められる場合、被処理水Wが導入されるプラント側
のオゾン接触反応槽78では、有機物等の被酸化性成分
によるオゾン消費と自己分解によるオゾン消費との両者
を含むオゾン消費の反応が進行し、被処理水W側は実際
のオゾン注入処理の特性を反映させた結果としてオゾン
注入後の溶存オゾン濃度CW1が求められる。一方、自
己分解によるオゾン消費を求める比較水は、被処理水W
にオゾンを注入し、その後生物活性炭槽90を経た前記
被処理水と同一系の水で、この比較水を得る前処理工程
で水温,pH等を変化させる外乱的影響を受けることが
ないから、被酸化性成分を含有しないもの、被処理水側
に整合した水温,pH等を維持する。そして、この比較
水も前述の被処理水と同様に実プラントでの処理特性を
反映する。
【0172】したがって、被処理水のオゾン要求量を求
めるに際し、被処理水が実際にオゾン注入処理される結
果に基づいて被処理水のオゾン要求量を求めることがで
きるので、精度の高い被処理水のオゾン要求量を測定す
ることができる。
めるに際し、被処理水が実際にオゾン注入処理される結
果に基づいて被処理水のオゾン要求量を求めることがで
きるので、精度の高い被処理水のオゾン要求量を測定す
ることができる。
【0173】(実施例8)図10は本発明の他の実施例
を示す。この実施例は被処理水Wのオゾン要求量を測定
するに際し、オゾン注入処理装置76を構成するオゾン
接触反応槽78の下流側に配設された生物活性炭槽90
からの処理水BLの一部をサンプリングして、このサン
プリング水を比較水としたものである。
を示す。この実施例は被処理水Wのオゾン要求量を測定
するに際し、オゾン注入処理装置76を構成するオゾン
接触反応槽78の下流側に配設された生物活性炭槽90
からの処理水BLの一部をサンプリングして、このサン
プリング水を比較水としたものである。
【0174】サンプリングポンプ100で、凝集沈殿終
了後の沈殿池75からの沈殿水SWを被処理水Wとして
サンプリングする。サンプリングされた被処理水Wは、
図11にその詳細を示すように、オゾン要求量測定装置
1Aを構成するオゾン接触反応槽1に導入される。
了後の沈殿池75からの沈殿水SWを被処理水Wとして
サンプリングする。サンプリングされた被処理水Wは、
図11にその詳細を示すように、オゾン要求量測定装置
1Aを構成するオゾン接触反応槽1に導入される。
【0175】他方のサンプリングポンプ93は、オゾン
注入処理装置76を構成するオゾン接触反応槽78の下
流側に配設された生物活性炭槽90からの処理水BLの
一部をサンプリングする。そして、サンプリングされた
処理水BLは比較水として、オゾン要求量測定装置1A
を構成するオゾン接触比較反応槽16に流量調節弁10
1及び流量計102を介して導入される。
注入処理装置76を構成するオゾン接触反応槽78の下
流側に配設された生物活性炭槽90からの処理水BLの
一部をサンプリングする。そして、サンプリングされた
処理水BLは比較水として、オゾン要求量測定装置1A
を構成するオゾン接触比較反応槽16に流量調節弁10
1及び流量計102を介して導入される。
【0176】被処理水及び比較水が導入される各槽1,
16には、オゾナイザ2からオゾンOGが注入される。
そして各槽1,16への被処理水及び比較水の流量は同
等に設定され、各水へのオゾン注入量も同等に設定され
る。
16には、オゾナイザ2からオゾンOGが注入される。
そして各槽1,16への被処理水及び比較水の流量は同
等に設定され、各水へのオゾン注入量も同等に設定され
る。
【0177】前述のようにしてオゾン要求量測定対象の
被処理水をオゾン接触反応槽1に導入し、かつ生物活性
炭槽90からの処理水BLを比較水としてオゾン接触比
較反応槽16に導入する場合、前記比較水中にはオゾン
消費成分となる被酸化性成分が含まれていないから、自
己分解によるオゾン消費を求める比較水を得るため被酸
化性成分を除去する手段が不必要となる。したがって、
装置構成を簡素化して被処理水のオゾン要求量を測定す
ることができる。
被処理水をオゾン接触反応槽1に導入し、かつ生物活性
炭槽90からの処理水BLを比較水としてオゾン接触比
較反応槽16に導入する場合、前記比較水中にはオゾン
消費成分となる被酸化性成分が含まれていないから、自
己分解によるオゾン消費を求める比較水を得るため被酸
化性成分を除去する手段が不必要となる。したがって、
装置構成を簡素化して被処理水のオゾン要求量を測定す
ることができる。
【0178】(実施例9)図12は本発明の他の実施例
を示す。
を示す。
【0179】制御器110は、被処理水へのオゾン注入
量を制御するもので、この制御器を構成する演算器11
1には、オゾン要求量測定装置1Aからの被処理水のオ
ゾン要求量DKが入力される。
量を制御するもので、この制御器を構成する演算器11
1には、オゾン要求量測定装置1Aからの被処理水のオ
ゾン要求量DKが入力される。
【0180】さらに詳述すると、被処理水中のオゾン消
費成分となる被酸化性成分が除去された比較水と前記被
処理水とにオゾンを注入して、前記オゾン注入後の比較
水と被処理水との溶存オゾン濃度CW1,CW2の差分
から求められた被処理水のオゾン要求量DKが入力され
る。このオゾン要求量は、オゾン要求量測定装置1Aを
構成する演算器24から入力される。
費成分となる被酸化性成分が除去された比較水と前記被
処理水とにオゾンを注入して、前記オゾン注入後の比較
水と被処理水との溶存オゾン濃度CW1,CW2の差分
から求められた被処理水のオゾン要求量DKが入力され
る。このオゾン要求量は、オゾン要求量測定装置1Aを
構成する演算器24から入力される。
【0181】オゾン要求量DKが入力される演算器11
1には、さらに、沈殿池55からオゾン接触反応槽78
に流入する被処理水の流量Fが流量計112で測定され
て入力される。
1には、さらに、沈殿池55からオゾン接触反応槽78
に流入する被処理水の流量Fが流量計112で測定され
て入力される。
【0182】この結果、この演算器111では被処理水
のオゾン要求量DKの測定結果に基づく必要オゾン注入
量Njを、オゾン要求量DKと被処理水の流量Fに基づ
いて次式(22)に従い演算する。
のオゾン要求量DKの測定結果に基づく必要オゾン注入
量Njを、オゾン要求量DKと被処理水の流量Fに基づ
いて次式(22)に従い演算する。
【0183】 Nj=DK×F …(22) 113は演算器で、前記の演算器111で求められた必
要オゾン注入量Njが入力され、さらに、前記流量計1
12からの被処理水の流量Fが入力される。この結果、
この演算器113では被処理水のオゾン要求量DKの測
定結果に基づく要求オゾン注入率Djを必要オゾン注入
量Njと被処理水の流量Fに基づいて次式(23)に従
い演算する。
要オゾン注入量Njが入力され、さらに、前記流量計1
12からの被処理水の流量Fが入力される。この結果、
この演算器113では被処理水のオゾン要求量DKの測
定結果に基づく要求オゾン注入率Djを必要オゾン注入
量Njと被処理水の流量Fに基づいて次式(23)に従
い演算する。
【0184】 Dj=Nj/F …(23) 114も演算器で、演算器113で求められた要求オゾ
ン注入率Djが入力される。さらに、この演算器114
には基準オゾン注入率Sjが入力され、次式(24)に
従ってオゾン接触反応槽78の被処理水へ注入するオゾ
ン注入率Pjを演算する。
ン注入率Djが入力される。さらに、この演算器114
には基準オゾン注入率Sjが入力され、次式(24)に
従ってオゾン接触反応槽78の被処理水へ注入するオゾ
ン注入率Pjを演算する。
【0185】 Pj=Sj+Dj …(24) なお、前記演算器114に入力される基本オゾン注入率
Sjは、予めオゾン吸収特性等が加味されて任意に設定
され、かつ設定変更可能である。そして前記基本オゾン
注入率Sjはオペレータ等によって入力設定される。
Sjは、予めオゾン吸収特性等が加味されて任意に設定
され、かつ設定変更可能である。そして前記基本オゾン
注入率Sjはオペレータ等によって入力設定される。
【0186】また、この実施例では前述の如く、演算器
114にオゾン吸収特性等を加味して基本オゾン注入率
Sjを入力しているが、基本オゾン注入率Sjの代わり
にオゾンの自己分解によるオゾンの自己分解消費量を入
力してもよい。すなわち、比較水へ注入したオゾン注入
量,溶存オゾン濃度及び気相へのオゾン含有排気ガス濃
度の関係から、比較水側におけるオゾンの自己分解によ
る自己分解消費量を求めて入力し、前記被処理水のオゾ
ン要求量と加算してオゾン処理対象の被処理水にオゾン
を注入してもよい。このようにすると、被処理水へのオ
ゾン注入はオゾン要求量と共に自己分解によるオゾン消
費も加味したものとなり、オゾン注入が過少となること
が抑制される。
114にオゾン吸収特性等を加味して基本オゾン注入率
Sjを入力しているが、基本オゾン注入率Sjの代わり
にオゾンの自己分解によるオゾンの自己分解消費量を入
力してもよい。すなわち、比較水へ注入したオゾン注入
量,溶存オゾン濃度及び気相へのオゾン含有排気ガス濃
度の関係から、比較水側におけるオゾンの自己分解によ
る自己分解消費量を求めて入力し、前記被処理水のオゾ
ン要求量と加算してオゾン処理対象の被処理水にオゾン
を注入してもよい。このようにすると、被処理水へのオ
ゾン注入はオゾン要求量と共に自己分解によるオゾン消
費も加味したものとなり、オゾン注入が過少となること
が抑制される。
【0187】115は演算器で、この演算器には前述し
た演算器114からのオゾン注入率Pjが入力される。
さらに、この演算器115には沈殿池55からオゾン接
触反応槽78に流入する被処理水の流量Fが流量計11
2から入力される。
た演算器114からのオゾン注入率Pjが入力される。
さらに、この演算器115には沈殿池55からオゾン接
触反応槽78に流入する被処理水の流量Fが流量計11
2から入力される。
【0188】この結果、この演算器115ではオゾン注
入率Pjと被処理水の流量Fに基づいて次式(25)に
従ってオゾン注入量Ojを演算する。
入率Pjと被処理水の流量Fに基づいて次式(25)に
従ってオゾン注入量Ojを演算する。
【0189】 Oj=Pj×F …(25) 前述のようにして求められたオゾン注入量Ojは、次に
オゾナイザ77のオゾン発生量Gsを制御する制御器8
3に入力され、この制御器83はオゾナイザ77のオゾ
ン発生量Gsを制御する。
オゾナイザ77のオゾン発生量Gsを制御する制御器8
3に入力され、この制御器83はオゾナイザ77のオゾ
ン発生量Gsを制御する。
【0190】さらに詳述すると、制御器83は入力され
たオゾン注入量Ojに基づいて、高周波インバータ84
の周波数を制御し、オゾン注入量Ojに応じたオゾン発
生量Gsを制御する。そして、被処理水にはオゾナイザ
77から前記のオゾン注入量Ojに応じたオゾンが注入
される。
たオゾン注入量Ojに基づいて、高周波インバータ84
の周波数を制御し、オゾン注入量Ojに応じたオゾン発
生量Gsを制御する。そして、被処理水にはオゾナイザ
77から前記のオゾン注入量Ojに応じたオゾンが注入
される。
【0191】なお、本発明の実施例では、被処理水への
オゾン注入量Ojをオゾン要求量DKに従って制御する
場合、必要オゾン注入量Njを演算器111で求め次に
要求オゾン注入率Djを演算器113で求めて、これを
基本オゾン注入率Sjに加算しているが、図13に示す
ように他の方法でもよい。すなわち、演算器116に基
本オゾン注入率Sjを入力し、さらにオゾン接触反応槽
78への被処理水の流量Fを入力して、この演算器11
6で次式(26)に従って基本オゾン注入量Stを演算
する。
オゾン注入量Ojをオゾン要求量DKに従って制御する
場合、必要オゾン注入量Njを演算器111で求め次に
要求オゾン注入率Djを演算器113で求めて、これを
基本オゾン注入率Sjに加算しているが、図13に示す
ように他の方法でもよい。すなわち、演算器116に基
本オゾン注入率Sjを入力し、さらにオゾン接触反応槽
78への被処理水の流量Fを入力して、この演算器11
6で次式(26)に従って基本オゾン注入量Stを演算
する。
【0192】 St=Sj×F …(26) そして、演算器116で求められた基本オゾン注入量S
tを演算器117に入力すると共に、前述の演算器11
1で求められた必要オゾン注入量Njを入力し、次式
(27)に従ってオゾン注入量Ojを演算してもよい。
tを演算器117に入力すると共に、前述の演算器11
1で求められた必要オゾン注入量Njを入力し、次式
(27)に従ってオゾン注入量Ojを演算してもよい。
【0193】 Oj=St+Nj …(27) 次に係る構成の動作について説明する。被処理水のオゾ
ン要求量DKは、オゾン注入後の溶存オゾン濃度CW
1,CW2の差分から求められ、このオゾン要求量DK
は被処理水へのオゾン注入量を制御する演算器111に
入力される。そして、この演算器111では他に入力さ
れる被処理水の流量Fとの関係から、被処理水のオゾン
要求量DKに基づく必要オゾン注入量Njを求め、この
必要オゾン注入量Njに応じて被処理水にオゾンが注入
される。
ン要求量DKは、オゾン注入後の溶存オゾン濃度CW
1,CW2の差分から求められ、このオゾン要求量DK
は被処理水へのオゾン注入量を制御する演算器111に
入力される。そして、この演算器111では他に入力さ
れる被処理水の流量Fとの関係から、被処理水のオゾン
要求量DKに基づく必要オゾン注入量Njを求め、この
必要オゾン注入量Njに応じて被処理水にオゾンが注入
される。
【0194】前述のようにして、被処理水にオゾンが注
入される場合、被処理水へのオゾン注入量は被処理水の
オゾン要求量DKの測定結果に応じて注入されことにな
る。この結果、被処理水中の有機物濃度等が変動してオ
ゾン消費成分が増減しても、それに対応するよう被処理
水のオゾン要求量DKが測定されて、このオゾン要求量
DKに応じたオゾンが注入されるので、被処理水へのオ
ゾン注入量が過少または過剰となることがなく、制御精
度の高いオゾン注入制御が可能となる。
入される場合、被処理水へのオゾン注入量は被処理水の
オゾン要求量DKの測定結果に応じて注入されことにな
る。この結果、被処理水中の有機物濃度等が変動してオ
ゾン消費成分が増減しても、それに対応するよう被処理
水のオゾン要求量DKが測定されて、このオゾン要求量
DKに応じたオゾンが注入されるので、被処理水へのオ
ゾン注入量が過少または過剰となることがなく、制御精
度の高いオゾン注入制御が可能となる。
【0195】したがって、被処理水へのオゾン注入量の
過少に伴う水質低下を抑制でき、一方、過剰注入に伴う
ランニングコストの上昇を防止でき、被処理水の水質と
その変動に対応した制御精度の高いオゾン注入制御方法
を提供することができる。
過少に伴う水質低下を抑制でき、一方、過剰注入に伴う
ランニングコストの上昇を防止でき、被処理水の水質と
その変動に対応した制御精度の高いオゾン注入制御方法
を提供することができる。
【0196】なお、この発明の実施例では、被処理水が
導入されるオゾン反応接触槽78へのオゾン注入量を被
処理水のオゾン要求量DKに従って制御する場合、実施
例1で説明した測定手段によって求められたオゾン要求
量DKを演算器111に入力して、その後オゾン注入量
を制御しているが、他の手段でもよい。例えば、前述の
実施例7または実施例8で説明した被処理水のオゾン要
求量の測定手段に従って求められたオゾン要求量DKを
演算器111に入力して、これに基づいて被処理水への
オゾン注入量を制御してもよく、本発明がこの実施例の
みに限定されるものではない。
導入されるオゾン反応接触槽78へのオゾン注入量を被
処理水のオゾン要求量DKに従って制御する場合、実施
例1で説明した測定手段によって求められたオゾン要求
量DKを演算器111に入力して、その後オゾン注入量
を制御しているが、他の手段でもよい。例えば、前述の
実施例7または実施例8で説明した被処理水のオゾン要
求量の測定手段に従って求められたオゾン要求量DKを
演算器111に入力して、これに基づいて被処理水への
オゾン注入量を制御してもよく、本発明がこの実施例の
みに限定されるものではない。
【0197】(実施例10)図14は本発明の他の実施
例を示す。演算器120には、オゾナイザ2からオゾン
接触比較反応槽16(またはオゾン接触反応槽1)に注
入されるオゾンガス濃度G1を測定するオゾン濃度計6
からの出力値、すなわち、オゾン濃度G1が入力され
る。オゾン濃度計123では、オゾン接触比較反応槽1
6から排出される排オゾンガスの濃度を測定する。該オ
ゾン濃度計で測定された排オゾンガス濃度G2は、演算
器120に入力される。演算器120では、オゾンガス
濃度G1,G2が入力されることよって、次式(28)
に従ってオゾン接触比較反応槽16でのオゾン消費成分
除去水(比較水)によるオゾン消費量G3が求められ
る。
例を示す。演算器120には、オゾナイザ2からオゾン
接触比較反応槽16(またはオゾン接触反応槽1)に注
入されるオゾンガス濃度G1を測定するオゾン濃度計6
からの出力値、すなわち、オゾン濃度G1が入力され
る。オゾン濃度計123では、オゾン接触比較反応槽1
6から排出される排オゾンガスの濃度を測定する。該オ
ゾン濃度計で測定された排オゾンガス濃度G2は、演算
器120に入力される。演算器120では、オゾンガス
濃度G1,G2が入力されることよって、次式(28)
に従ってオゾン接触比較反応槽16でのオゾン消費成分
除去水(比較水)によるオゾン消費量G3が求められ
る。
【0198】 G3=G1−G2 …(28) なお、オゾン消費量G3は、オゾンの自己分解によるオ
ゾン消費量とオゾン消費成分除去水に溶存する溶存オゾ
ン量を含む。
ゾン消費量とオゾン消費成分除去水に溶存する溶存オゾ
ン量を含む。
【0199】演算器121には、演算器120で求めら
れたオゾン消費量G4及び溶存オゾン濃度計21からの
溶存オゾン濃度CW2が入力される。そして、次式(2
9)に従ってオゾンの自己分解によるオゾン消費量DB
が求められる。本発明の実施例では、オゾン消費成分除
去水に注入されたオゾンの自己分解によるオゾン消費量
DBを求めている。
れたオゾン消費量G4及び溶存オゾン濃度計21からの
溶存オゾン濃度CW2が入力される。そして、次式(2
9)に従ってオゾンの自己分解によるオゾン消費量DB
が求められる。本発明の実施例では、オゾン消費成分除
去水に注入されたオゾンの自己分解によるオゾン消費量
DBを求めている。
【0200】 DB=G3−CW2 …(29) 演算器122には、演算器121で求められた液相にお
けるオゾンの自己分解によるオゾン消費量DBが入力さ
れる。この演算器122には、被処理水のオゾン要求
量、すなわち、被処理水中のオゾン消費成分によって消
費されるオゾン量DKも入力される。詳述すると、オゾ
ンが注入された後の被処理水中の溶存オゾン濃度CW1
が演算器24に入力され、さらにオゾン消費成分除去水
にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度CW2が入力さ
れて、前述の(16)式に従って求められたオゾン要求
量DK(オゾン消費成分によって消費されるオゾン量)
が入力される。
けるオゾンの自己分解によるオゾン消費量DBが入力さ
れる。この演算器122には、被処理水のオゾン要求
量、すなわち、被処理水中のオゾン消費成分によって消
費されるオゾン量DKも入力される。詳述すると、オゾ
ンが注入された後の被処理水中の溶存オゾン濃度CW1
が演算器24に入力され、さらにオゾン消費成分除去水
にオゾンを注入した後の溶存オゾン濃度CW2が入力さ
れて、前述の(16)式に従って求められたオゾン要求
量DK(オゾン消費成分によって消費されるオゾン量)
が入力される。
【0201】演算器122に、オゾンの自己分解による
オゾン消費量DBが入力され、さらにオゾン要求量DK
が入力されることによって、演算器122では次式(3
0)に従ってオゾン注入処理の対象となる被処理水に注
入する必要オゾン注入量FGが求められる。
オゾン消費量DBが入力され、さらにオゾン要求量DK
が入力されることによって、演算器122では次式(3
0)に従ってオゾン注入処理の対象となる被処理水に注
入する必要オゾン注入量FGが求められる。
【0202】 FG=DB+DK …(30) 前述のようにして、オゾン注入処理の対象となる被処理
水へのオゾン注入量が求められる場合、被処理水中のオ
ゾン消費成分によって消費されるオゾン量と、さらにオ
ゾン消費とは別にオゾンの自己分解によって消費される
オゾン消費量が加味されて実際のオゾン注入に必要なオ
ゾン注入量FGが求められる。
水へのオゾン注入量が求められる場合、被処理水中のオ
ゾン消費成分によって消費されるオゾン量と、さらにオ
ゾン消費とは別にオゾンの自己分解によって消費される
オゾン消費量が加味されて実際のオゾン注入に必要なオ
ゾン注入量FGが求められる。
【0203】この必要オゾン注入量FGに従ってオゾン
を注入すれば、オゾン注入量が自己分解によって過少と
なることがない。
を注入すれば、オゾン注入量が自己分解によって過少と
なることがない。
【0204】(実施例11)図15は本発明の他の実施
例を示す。演算器124には、前述の実施例10で説明
した演算器122で求められた必要オゾン注入量FGが
注入される。さらに、この演算器124には、オゾン注
入処理の対象となる被処理水のオゾン注入後の溶存オゾ
ン濃度(または排オゾン濃度)を所定値以上に保持する
ための補完オゾン注入量Tjが入力される。演算器12
4では、次式(31)に従ってオゾン注入量Jkが求め
られる。
例を示す。演算器124には、前述の実施例10で説明
した演算器122で求められた必要オゾン注入量FGが
注入される。さらに、この演算器124には、オゾン注
入処理の対象となる被処理水のオゾン注入後の溶存オゾ
ン濃度(または排オゾン濃度)を所定値以上に保持する
ための補完オゾン注入量Tjが入力される。演算器12
4では、次式(31)に従ってオゾン注入量Jkが求め
られる。
【0205】 Jk=FG+Tj …(31) 補完オゾン注入量Tjは、オゾン吸収特性等が加味して
予め任意に設定されている。
予め任意に設定されている。
【0206】演算器125には、演算器124で求めら
れたオゾン注入量Jkが入力される。また、オゾン注入
処理の対象となる被処理水の流量Fを測定する流量計1
12からの測定値Fが入力される。演算器125では、
オゾン注入量Jkに基づくオゾン量Gjが、オゾン注入
量Jkと流量Fに基づいて次式(32)に従い求められ
る。
れたオゾン注入量Jkが入力される。また、オゾン注入
処理の対象となる被処理水の流量Fを測定する流量計1
12からの測定値Fが入力される。演算器125では、
オゾン注入量Jkに基づくオゾン量Gjが、オゾン注入
量Jkと流量Fに基づいて次式(32)に従い求められ
る。
【0207】 Gj=Jk×F …(32) 演算器126には、演算器125で求められたオゾン量
Gj及び被処理水の流量Fが入力される。そして、次式
(33)に従ってオゾン接触反応槽78に流入する被処
理水へ注入するオゾン注入率Grが求められる。
Gj及び被処理水の流量Fが入力される。そして、次式
(33)に従ってオゾン接触反応槽78に流入する被処
理水へ注入するオゾン注入率Grが求められる。
【0208】 Gr=Gj/F …(33) 演算器127には、演算器126からオゾン注入率Gr
が入力され、また、オゾン接触反応槽に流入する被処理
水の流量Fが流量計112から入力される。そして、オ
ゾン注入率Grと被処理水の流量Fに基づいて、次式
(34)に従ってガスとなる注入オゾン量Hgを求め
る。
が入力され、また、オゾン接触反応槽に流入する被処理
水の流量Fが流量計112から入力される。そして、オ
ゾン注入率Grと被処理水の流量Fに基づいて、次式
(34)に従ってガスとなる注入オゾン量Hgを求め
る。
【0209】 Hg=Gr×F …(34) 前述のようして求められた注入オゾン量Hgは、次にオ
ゾナイザ77のオゾン発生量Gsを制御する制御器83
に入力され、制御器83ではオゾナイザ77のオゾン発
生量Gsを制御する。さらに詳述すると、制御器83に
入力された注入オゾン量Hgに基づいて、高周波インバ
ータ84の周波数を制御し、注入オゾンHgに応じたオ
ゾン発生量Gsを制御する。そして、被処理水にはオゾ
ナイザ77から前記の注入オゾン量Hgに応じたオゾン
が注入される。
ゾナイザ77のオゾン発生量Gsを制御する制御器83
に入力され、制御器83ではオゾナイザ77のオゾン発
生量Gsを制御する。さらに詳述すると、制御器83に
入力された注入オゾン量Hgに基づいて、高周波インバ
ータ84の周波数を制御し、注入オゾンHgに応じたオ
ゾン発生量Gsを制御する。そして、被処理水にはオゾ
ナイザ77から前記の注入オゾン量Hgに応じたオゾン
が注入される。
【0210】前述のようにして、被処理水にオゾンが注
入されて制御される場合、被処理水のオゾン要求量とオ
ゾンの自己分解によるオゾン消費量の両者が加味されて
注入されることになる。したがって、オゾンの自己分解
によってオゾンが消費されても注入したオゾン量が過少
となることがなく、処理水質の低下を防止することがで
きる。
入されて制御される場合、被処理水のオゾン要求量とオ
ゾンの自己分解によるオゾン消費量の両者が加味されて
注入されることになる。したがって、オゾンの自己分解
によってオゾンが消費されても注入したオゾン量が過少
となることがなく、処理水質の低下を防止することがで
きる。
【0211】
【発明の効果】本発明によれば、被処理水中のオゾン消
費成分と反応するに必要なオゾン量を簡易に高精度で求
めることができる。また、被処理水のオゾン注入に際
し、オゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量に基づ
いてオゾン注入量を制御しているので、制御精度の高い
オゾン注入制御法を提供することができる。
費成分と反応するに必要なオゾン量を簡易に高精度で求
めることができる。また、被処理水のオゾン注入に際
し、オゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量に基づ
いてオゾン注入量を制御しているので、制御精度の高い
オゾン注入制御法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すオゾン要求量測定方法
のシステムフロー図。
のシステムフロー図。
【図2】本発明の他の実施例を示すオゾン要求量測定方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図3】本発明の他の実施例を示すオゾン要求量測定方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図4】本発明の他の実施例を示すオゾン要求量測定方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図5】図4の部分機能図。
【図6】本発明の他の実施例を示すオゾン要求量測定方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図7】本発明の他の実施例を示すオゾン要求量測定方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図8】本発明の一実施例によるオゾン要求量測定方法
を適用した浄水場の水処理プロセスフロー図。
を適用した浄水場の水処理プロセスフロー図。
【図9】図8の部分詳細図。
【図10】本発明の他の実施例を示す浄水場の水処理プ
ロセスフロー図。
ロセスフロー図。
【図11】図10の部分詳細図。
【図12】本発明の一実施例を示すオゾン注入制御方法
のシステムフロー図。
のシステムフロー図。
【図13】本発明の他の実施例を示すオゾン注入制御方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図14】本発明の他の実施例を示すオゾン注入制御方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
【図15】本発明の他の実施例を示すオゾン注入制御方
法のシステムフロー図。
法のシステムフロー図。
1…オゾン接触反応槽、2,77…オゾナイザ、5…エ
アーポンプ、6…オゾン濃度計、13,21,92…溶
存オゾン濃度計、16,94…オゾン接触比較反応槽、
24,42,43,111,113,114,115,
116,117…演算器、30…吸着槽、36…溶存オ
ゾン除去槽、40…比較器、44,110…制御器、50
…オゾン消費成分除去槽、60…溶存オゾン処理槽、6
6…オゾン分解処理手段、67…排オゾン分解槽、70
…着水井、71…薬品混和池、74…フロック形成池、
75…沈殿池、78…オゾン接触反応槽、84…高周波
インバータ、85…高電圧変圧器、89…ブロワー、9
0…生物活性炭槽。
アーポンプ、6…オゾン濃度計、13,21,92…溶
存オゾン濃度計、16,94…オゾン接触比較反応槽、
24,42,43,111,113,114,115,
116,117…演算器、30…吸着槽、36…溶存オ
ゾン除去槽、40…比較器、44,110…制御器、50
…オゾン消費成分除去槽、60…溶存オゾン処理槽、6
6…オゾン分解処理手段、67…排オゾン分解槽、70
…着水井、71…薬品混和池、74…フロック形成池、
75…沈殿池、78…オゾン接触反応槽、84…高周波
インバータ、85…高電圧変圧器、89…ブロワー、9
0…生物活性炭槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 昭二 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 鈴木 実 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 小松 直人 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 原 直樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 山越 信義 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (24)
- 【請求項1】オゾン消費成分を含む被処理水に対して、
前記オゾン消費成分と反応するオゾン量と前記被処理水
中でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量とを求め、
前記オゾン消費成分と反応するオゾン量と自己分解によ
るオゾン消費量とを加算して被処理水のオゾン要求量と
することを特徴とするオゾン要求量算出方法。 - 【請求項2】オゾン消費成分を含む被処理水にオゾン含
有ガスを接触させてオゾン処理する方法において、前記
被処理水のオゾン要求量を請求項1に記載の方法によっ
て算出し、オゾン含有ガスの注入量を制御することを特
徴とするオゾン注入制御方法。 - 【請求項3】被処理水と、前記被処理水中のオゾン消費
成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれ
オゾンを注入して、前記被処理水中のオゾン消費成分と
反応するオゾン量と前記オゾン消費成分除去水でのオゾ
ンの自己分解によるオゾン消費量とを加算して被処理水
のオゾン要求量とすることを特徴とするオゾン要求量算
出方法。 - 【請求項4】オゾン消費成分を含む被処理水にオゾン含
有ガスを接触させてオゾン処理する方法において、前記
被処理水のオゾン要求量を請求項3に記載の方法によっ
て算出し、オゾン含有ガスの注入量を制御することを特
徴とするオゾン注入制御方法。 - 【請求項5】被処理水と、前記被処理水中のオゾン消費
成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれ
オゾンを注入して、前記被処理水中のオゾン消費成分と
反応するオゾン量と、前記オゾン消費成分除去水でのオ
ゾンの自己分解によるオゾン消費量とを求め、両者を加
算してオゾン要求量とし、更に、前記被処理水のオゾン
注入後の溶存オゾン濃度又は排オゾンガス濃度を所定値
以上に保持するための補完オゾン注入量を前記オゾン要
求量に加算してオゾン注入量とし、該オゾン注入量を満
足するように被処理水にオゾン含有ガスを注入すること
を特徴とするオゾン注入制御方法。 - 【請求項6】被処理水と、前記被処理水中のオゾン消費
成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれ
オゾンを注入して、該オゾン注入後の前記オゾン消費成
分除去水と前記被処理水との溶存オゾン濃度差から前記
被処理水中のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾン
量を求め、更に、前記オゾン消費成分除去水へのオゾン
注入前後の気相オゾン濃度差から前記オゾン消費成分除
去水でのオゾン消費量を求めると共に、該オゾン消費量
と該溶存オゾン濃度差からオゾン消費成分除去水でのオ
ゾンの自己分解によるオゾン消費量を求め、前記被処理
水のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量とオゾ
ンの自己分解によるオゾン消費量とを加算して、オゾン
注入量を決定することを特徴とするオゾン注入量算出方
法。 - 【請求項7】オゾン消費成分を含む被処理水にオゾン含
有ガスを接触させるオゾン処理方法において、請求項6
で算出したオゾン注入量を満足するオゾン含有ガスを被
処理水に注入することを特徴とするオゾン処理方法。 - 【請求項8】被処理水と、前記被処理水中のオゾン消費
成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれ
オゾンを注入して、該オゾン注入後の前記オゾン消費成
分除去水と前記被処理水との溶存オゾン濃度差から前記
被処理水中のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾン
量を求め、更に、前記オゾン消費成分除去水へのオゾン
注入量から該除去水の溶存オゾン濃度及び該除去水から
気相へ排出される排オゾン量を差し引いて前記オゾン消
費成分除去水でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量
を求め、前記被処理水のオゾン消費成分と反応するに必
要なオゾン量と前記オゾンの自己分解によるオゾン消費
量とを加算して、オゾン注入量を決定することを特徴と
するオゾン注入量算出方法。 - 【請求項9】オゾン消費成分を含む被処理水にオゾン含
有ガスを接触させるオゾン処理方法において、オゾン注
入量を請求項10に記載の方法で求めて、被処理水へオ
ゾン含有ガスを注入することを特徴とするオゾン処理方
法。 - 【請求項10】オゾン消費成分を含む被処理水にオゾン
含有ガスを注入してオゾン処理を行うにあたり、前記被
処理水中のオゾン消費成分と反応するオゾン量と、前記
被処理水中でのオゾンの自己分解によるオゾン消費量と
を求めてオゾン注入量を決定するようにしたことを特徴
とするオゾン処理方法。 - 【請求項11】被処理水と、前記被処理水中のオゾン消
費成分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞ
れオゾンを注入して、該オゾン注入後の前記オゾン消費
成分除去水と前記被処理水との溶存オゾン濃度差から前
記被処理水中のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾ
ン量を求めることを特徴とするオゾン反応量算出方法。 - 【請求項12】請求項11において、前記オゾン消費成
分除去水の製造を、前記被処理水にオゾンを注入するこ
とによって行うことを特徴とするオゾン反応量算出方
法。 - 【請求項13】請求項11において、前記被処理水中の
オゾン消費成分を吸着除去することによって前記オゾン
消費成分除去水を製造することを特徴とするオゾン反応
量算出方法。 - 【請求項14】請求項11において、前記オゾン消費成
分除去水の製造を、前記被処理水にオゾンを注入すると
ともに該被処理水中のオゾン消費成分を吸着除去するこ
とによって行うことを特徴とするオゾン反応量算出方
法。 - 【請求項15】被処理水と、前記被処理水にオゾンを注
入して該被処理水中のオゾン消費成分を除去する共にそ
の後エアレ−ションによって溶存オゾンを除去した後の
オゾン消費成分除去水とにそれぞれオゾンを注入して、
該オゾン注入後の前記オゾン消費成分除去水と前記被処
理水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水中のオゾン
消費成分と反応するに必要なオゾン量を求めることを特
徴とするオゾン要求量算出方法。 - 【請求項16】被処理水と該被処理水中のオゾン消費成
分を除去した後のオゾン消費成分除去水とにそれぞれオ
ゾンを注入して、該オゾン注入後の前記被処理水と前記
オゾン消費成分除去水との溶存オゾン濃度差から前記被
処理水中のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量
を求め、このオゾン量にさらに前記被処理水中の溶存オ
ゾン濃度を所定値以上にするためのオゾン量を加えた量
のオゾンを前記被処理水に注入するようにしたことを特
徴とするオゾン注入方法。 - 【請求項17】被処理水が導入されるオゾン接触反応槽
にオゾンを注入して前記被処理水中のオゾン消費成分を
除去した後のオゾン消費成分除去水を、前記オゾン接触
反応槽の下流側に位置する溶存オゾン除去槽に導入し、
更に前記溶存オゾン除去槽の下流側に位置するオゾン接
触比較反応槽に溶存オゾンが除去された前記オゾン消費
成分除去水を導入して、前記被処理水と前記オゾン消費
成分除去水とにそれぞれオゾンを注入し、前記オゾン注
入後の被処理水及びオゾン消費成分除去水との溶存オゾ
ン濃度差から前記被処理水中のオゾン消費成分と反応す
るに必要なオゾン量を求めることを特徴とするオゾン要
求量算出方法。 - 【請求項18】被処理水が導入されるオゾン接触反応槽
と、前記被処理水が導入されて該被処理水中のオゾン消
費成分が除去されるオゾン消費成分除去槽とを備え、前
記オゾン消費成分除去槽でオゾン消費成分が除去された
オゾン消費成分除去水と前記被処理水とにオゾンを注入
して、該オゾン注入後の前記被処理水と前記オゾン消費
成分除去水との溶存オゾン濃度差から前記被処理水中の
オゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求めるこ
とを特徴とするオゾン要求量算出方法。 - 【請求項19】請求項11において、被処理水及びオゾ
ン消費成分除去水とから気相に排出される排オゾンガス
をオゾン分解処理手段を介して系外に排出することを特
徴とするオゾン反応量算出方法。 - 【請求項20】請求項11において、被処理水及びオゾ
ン消費成分除去水とにオゾンを注入した後の前記被処理
水及びオゾン消費成分除去水中の溶存オゾンを液相から
気相に放出し、前記気相に放出されたオゾンをオゾン分
解処理手段を介して系外に排出することを特徴とするオ
ゾン反応量算出方法。 - 【請求項21】被処理水が導入されるオゾン接触反応槽
とこのオゾン接触反応槽にオゾンを注入するオゾナイザ
及び前記被処理水へのオゾン注入後の溶存オゾン濃度を
測定する溶存オゾン濃度計を備え、さらに前記オゾン接
触反応槽の下流側に配設されて前記オゾン注入後の処理
水が導入される生物活性炭槽とこの生物活性炭槽からの
処理水をサンプリングして、このサンプリング水へのオ
ゾン注入後の溶存オゾン濃度を測定する溶存オゾン濃度
計を備え、前記各溶存オゾン濃度の差分から前記被処理
水中のオゾン消費成分と反応するに必要なオゾン量を求
めることを特徴とするオゾン処理におけるオゾン要求量
算出方法。 - 【請求項22】被処理水が導入されるオゾン接触反応槽
とこのオゾン接触反応槽にオゾンを注入するオゾナイザ
及び前記オゾン接触反応槽の下流側に配設されて前記オ
ゾン注入後の処理水が導入される生物活性炭槽を備え、
前記生物活性炭槽からの処理水と前記被処理水とにオゾ
ンを注入して、該オゾン注入後の前記処理水と被処理水
との溶存オゾン濃度差から前記被処理水中のオゾン消費
成分と反応するに必要なオゾン量を求めることを特徴と
するオゾン反応量算出方法。 - 【請求項23】オゾン消費成分を含む被処理水へオゾン
含有ガスを注入してオゾン処理を行うにあたり、請求項
11で算出したオゾン量に従って、被処理水が導入され
るオゾン接触反応槽へのオゾン注入量を制御することを
特徴とするオゾン注入制御方法。 - 【請求項24】被処理水が導入されるオゾン接触反応槽
と、このオゾン接触反応槽からの処理水が導入される生
物活性炭槽とを備え、さらに被処理水と該被処理水中の
オゾン消費成分を除去した後のオゾン消費成分除去水と
にそれぞれオゾンを注入する手段と、該オゾン注入後の
前記オゾン消費成分除去水と前記被処理水との溶存オゾ
ン濃度差から前記被処理水中のオゾン消費成分と反応す
るに必要なオゾン量を求める手段とを備えたことを特徴
とするオゾン処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7685194A JPH07284782A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | オゾン要求量算出方法及びオゾン注入制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7685194A JPH07284782A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | オゾン要求量算出方法及びオゾン注入制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07284782A true JPH07284782A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13617166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7685194A Pending JPH07284782A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | オゾン要求量算出方法及びオゾン注入制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07284782A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017975A1 (en) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Sudhir Chowdhury | Method and device for detecting ozone consuming agents |
| EP1221318A3 (en) * | 1998-03-09 | 2002-12-18 | Otre AB | Method and apparatus for preparation and use of ozone water |
| CN113023966A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-25 | 浙江工商大学 | 一种电催化-臭氧-膜过滤三位一体的废水处理装置 |
| CN117616275A (zh) * | 2021-07-21 | 2024-02-27 | 三菱电机株式会社 | 臭氧量计算装置、臭氧贮藏容器及剩余臭氧量计算方法 |
| CN117615991A (zh) * | 2021-07-21 | 2024-02-27 | 三菱电机株式会社 | 臭氧供给计划制定装置、臭氧供给系统及臭氧供给计划制定方法 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP7685194A patent/JPH07284782A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1221318A3 (en) * | 1998-03-09 | 2002-12-18 | Otre AB | Method and apparatus for preparation and use of ozone water |
| WO2002017975A1 (en) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Sudhir Chowdhury | Method and device for detecting ozone consuming agents |
| CN113023966A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-25 | 浙江工商大学 | 一种电催化-臭氧-膜过滤三位一体的废水处理装置 |
| CN113023966B (zh) * | 2021-03-17 | 2022-10-04 | 浙江工商大学 | 一种电催化-臭氧-膜过滤三位一体的废水处理装置 |
| CN117616275A (zh) * | 2021-07-21 | 2024-02-27 | 三菱电机株式会社 | 臭氧量计算装置、臭氧贮藏容器及剩余臭氧量计算方法 |
| CN117615991A (zh) * | 2021-07-21 | 2024-02-27 | 三菱电机株式会社 | 臭氧供给计划制定装置、臭氧供给系统及臭氧供给计划制定方法 |
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