JPH07285554A - 運搬物用荷崩れ防止方法及びその防止装置 - Google Patents

運搬物用荷崩れ防止方法及びその防止装置

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JPH07285554A
JPH07285554A JP9589994A JP9589994A JPH07285554A JP H07285554 A JPH07285554 A JP H07285554A JP 9589994 A JP9589994 A JP 9589994A JP 9589994 A JP9589994 A JP 9589994A JP H07285554 A JPH07285554 A JP H07285554A
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tightening
stacked
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JP9589994A
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Koji Muraoka
孝治 村岡
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MURAOKA KK
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MURAOKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積載台上に段積み状に積載した袋状の運搬物
を確実に結束し、積み降ろし、保管その他に際する運搬
物の荷崩れを防止し、また、繰り返し使用する。 【構成】 積載台P上に段積み状の運搬物C群の隅部夫
々に、断面ほぼL字形の保形支持部材10を積載方向に
沿って当接配置し、保形支持部材10の外側面にこの保
形支持部材10に対してほぼ直交した状態でスライドし
ながら緊締帯部材1を組み合わせて装着し、運搬物C群
を卷回する。卷回後、緊締帯部材1の端部相互を引き締
めて重ね合わせ、面ファスナーの如き固定手段2によっ
て連結固定する。このとき、緊締帯部材1の端部に付設
した剛性材製の保形材6、取っ手7を備えた牽引手段5
において、重ね合わせた緊締帯部材1端部の内側部分の
取っ手7を同じく外側部分に切欠開口外出した外出スリ
ット8に貫挿外出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば荷役用のパレッ
トあるいは台車上に段積み状に積載された各種の運搬物
を結束し、荷崩れを防止するようにした運搬物用荷崩れ
防止方法及びその防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の食品、製造物、生産品その他を梱
包した段ボール箱、ケース、また、穀物等を封緘した紙
袋、麻袋等の運搬物は、これらを纏めて運搬、保管する
ため、荷役用のパレットあるいは台車等の積載台上に段
積み状に積載して積載台毎に移動することで、トラック
荷台への積み降ろし、倉庫内での保管その他が行なわれ
ている。
【0003】これらの移動、積み降ろしに際し、積載台
上に積載された運搬物の荷崩れを防止するため、従来
は、積載された運搬物の周囲を透明な塩化ビニール樹脂
製のシートによって何回も卷回固定し、運搬物の周囲へ
の倒壊、飛散等を防止しているものである。この塩化ビ
ニール樹脂製のシートの卷回固定は、積載台上に積載し
てある運搬物の周囲を巡りながら、シート自身の接着性
を利用して互いに重ね合わせることで行なわれている。
【0004】また、例えば大規模な製品加工所からの出
荷に際して、積載台上の運搬物全体を囲繞する包装装置
を予め用意しておき、運搬物全体を包被した合成樹脂製
の収縮性シートを熱収縮等によってシュリンク包装する
ことで固定することも行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の塩化ビ
ニール樹脂製のシートの卷回固定は、運搬物を取り出す
とき等のシートが不要となるときでは、シート自体を切
断するため、再度の使用は不可能となるから、これをそ
のまま廃棄している。ところが、廃棄する場合に、これ
を焼却するとすれば、有毒ガス、悪臭を発生し、周囲の
環境を汚染する公害問題を惹起するばかりでなく、価格
的にも高価なものとなり、更には、運搬物の周囲を何回
も巡りながらの卷回固定は、極めて面倒な作業でもあっ
た。
【0006】一方、シュリンク包装で行なう場合には、
大型の包装装置が必要であり、一時的に荷崩れが防止さ
れれば済むような場合には、全く無駄であり、しかも、
上記のシートによる卷回固定と同様に、運搬物中から必
要な一部のサンプルを抜き出す場合であっても、全体を
破断しなければならず、一部でも破断した場合には、破
断後の荷くずれを防止するための修復も極めて困難なも
のであった。
【0007】更には、収容物が穀物その他であるときの
運搬物の外形が常時一定していない紙袋、麻袋等の袋状
物であると、下段から上段に至るまでに重ねられた袋状
物相互間の隅部では空隙が生じてきっちりと積み重ねら
れないために、パレットによる輸送中、更には保管中で
も外部からの振動、衝撃その他によって荷崩れが生じや
すく、また、一旦荷崩れが生じると再度の積み重ね、整
列作業は極めて面倒であった。
【0008】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、荷役用のパレット、
台車の如き積載台上に段積み状に積載された各種の運搬
物を結束固定してトラック荷台への積み降ろし、倉庫内
での保管その他に際する運搬物の荷崩れを防止し、特
に、袋状物である運搬物の積載、結束に好適であり、し
かも、その着脱作業も容易で、繰り返し使用できて無駄
がなく、また、不要時はコンパクトに保管でき、簡単に
携帯できるようにした運搬物用荷崩れ防止方法及びその
防止装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明方法に係る運搬物用荷崩れ防止方法にあっ
ては、段積みされた運搬物C群の周囲を卷回する緊締帯
部材1の端部相互を重ね合わせて固定手段2によって連
結固定するに際し、段積みされた運搬物C群の隅部夫々
に積載方向に沿って当接配置した保形支持部材10にこ
れの外側から装着した緊締帯部材1を卷回方向に沿って
スライドしながら運搬物C周囲を卷回し、緊締帯部材1
における端部相互を重ね合わせ、この重ね合わせ部分に
おける内側に位置する端部に設けた取っ手7を外側に位
置する端部に貫挿外出させて締め付け、重ね合わせ部分
を固定することを特徴とする。
【0010】また、緊締帯部材1端部夫々を剛性化し、
段積みされた運搬物C相互間に強制的に挿入されるよう
形成した仮止め手段(6)によって、卷回するときの緊
締帯部材1の一端を支持させるものとすることができ
る。
【0011】一方、上述の本発明方法を実施する本発明
装置に係る運搬物用荷崩れ防止装置にあっては、段積み
された運搬物C群の周囲を卷回するに足りる長さを有
し、端部相互を重ね合わせた状態で、互いに連結固定す
る固定手段2を形成した緊締帯部材1と、運搬物C群の
隅部に積載方向に沿って当接配置される保形支持部材1
0とを備えて成るものにおいて、緊締帯部材1の端部に
は、緊締帯部材1端部相互を重ね合わせ、位置決めさせ
る牽引手段5を付設し、この牽引手段5は、緊締帯部材
1における卷回方向に対してほぼ直交させて緊締帯部材
1に固定した剛性材製の保形材6と、この保形材6近傍
における緊締帯部材1に配置した取っ手7とを備えてお
り、保形支持部材10は、これの外側面に緊締帯部材1
をスライド自在に装着するスライド案内部12を設けて
あることを特徴とする。
【0012】また、重ね合わされる緊締帯部材1端部に
おける外側部分には、内側部分の牽引手段5の取っ手7
を外出させる切欠開口した細長い外出スリット8を形成
したり、緊締帯部材1のいずれか一方の端部に、運搬物
C相互間に挿入させる仮止め手段(6)を形成したりし
て構成することができる。
【0013】
【作用】本発明に係る運搬物用荷崩れ防止方法及びその
防止装置にあって、緊締帯部材1は、段積みされた運搬
物C群の周囲を、運搬物C群の隅部に当接配置した保形
支持部材10と共に卷回して運搬物Cを結束させ、固定
手段2は、緊締帯部材1両端部相互を連結して、運搬物
Cを結束状態で固定させる。
【0014】段積みした運搬物C群の隅部に当接配置し
た保形支持部材10は、不定形な運搬物Cの外形を保形
支持部材10の内側面に沿わせた形状で保形、固定化さ
せ、外部からの衝撃、振動等で荷崩れが生じやすい不定
形な運搬物Cでも、それらを段積み状態で緊締帯部材1
と共に周囲からしっかりと結束固定させる。また、スラ
イド案内部12は、緊締帯部材1を卷回方向でスライド
自在とさせることで、運搬物C群に対する卷回装着作業
を容易にさせ、両者1,10相互間の分離を阻止させ
る。
【0015】牽引手段5において、緊締帯部材1に固定
した保形材6は、その固定部分の緊締帯部材1を剛性化
し、取っ手7によって牽引するとき、牽引される緊締帯
部材1部分を歪形させずに全体を円滑に移動させ、緊締
帯部材1による連結作業を確実にさせる。
【0016】外出スリット8は、緊締帯部材1の重ね合
わせた端部相互における内側の取っ手7を外出させ、端
部相互の牽引作業による運搬物C群に対する卷回引き締
めをしっかりとしたものとし、連結固定後の緊締帯部材
1の脱落を防止させる。
【0017】緊締帯部材1端部に形成した仮止め手段
(6)は、段積み状になっている運搬物C相互間に挿入
されることで、卷回作業中での緊締帯部材1端部の仮止
めとなり、単独の作業者のみで卷回装着作業を行なわせ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1は帯状の緊締帯部
材であり、荷役用のパレット、台車の如き積載台P上に
段積み状に積載された各種の運搬物C、例えば穀物等を
収容した紙袋、麻袋である袋状物を、図1に示すよう
に、水平方向で卷回装着したり、図示を省略したが、上
下方向で卷回装着したりするに足りる長さと幅員とを備
えている。そして、運搬物Cを卷回するに際し、段積み
された運搬物C群における隅部をしっかりと保形支持す
る保形支持部材10に緊締帯部材1をスライド自在に組
み合わせ、保形支持部材10外側からの緊締帯部材1に
よる強い締め付け作用によって運搬物C群を固定するも
のとなっている。
【0019】すなわち、この緊締帯部材1は、例えばナ
イロン樹脂、ポリエステル樹脂系の合成樹脂製の所定肉
厚のシート生地である帆布生地等によって形成されてお
り、図1に示すように、段積みされた運搬物Cの上下方
向で複数段に跨がって掛け渡される上下方向の幅員と、
端部相互が重ね合わされるように、運搬物Cの周囲を水
平方向で囲繞するに足りる長さとを備えたものとする。
特に、上下方向に沿う幅員は、運搬物C相互間に十分に
跨がることが望ましく、保形支持部材10相互間の間隙
内においての運搬物Cの脱落等を阻止できるようにす
る。
【0020】また、この緊締帯部材1には、運搬物Cを
卷回装着した後の端部相互を重ね合わせた状態で、互い
に連結固定する固定手段2を有している。図示例におけ
る固定手段2は、緊締帯部材1の端部においての長手方
向の両側縁部に、重ね合わされる内側部分の外側面と、
同じく外側部分の内側面との間で、接離自在なものとし
た雌雄構造の面ファスナーによったものとしてある。こ
の面ファスナーは、緊締帯部材1の長手方向に沿って帯
状に長くし、例えば重ね合わされる内側部分の外側面に
配設する雌形の面ファスナーを、外側部分の内側面に配
設する雄形の面ファスナーに比し長くしておくことで、
卷回装着時の卷回長さの調整を容易にする。もとより、
この固定手段2は、図示例のような面ファスナー構造に
限定されるものではなく、フック、バックルその他の、
着脱自在で、長さ調整自在にして緊締帯部材1相互を固
定できるようになっていれば足りるものである。
【0021】緊締帯部材1の端部には、緊締帯部材1端
部相互を重ね合わせ、位置決めさせるための牽引手段5
を付設してある。この牽引手段5は、図例にあっては、
緊締帯部材1における卷回方向に対してほぼ直交させて
緊締帯部材1に固定、例えば緊締帯部材1端部内に配装
することで固定した棒状、リブを形成した帯板状の剛性
材製の保形材6と、この保形材6近傍における緊締帯部
材1のほぼ中央線上に配置した取っ手7とを備えて成
る。
【0022】保形材6は、例えば横断面における中央部
分に山形のリブを形成したアルミニウム製の帯状の板
材、あるいはパイプ材、棒材その他であり、例えば緊締
帯部材1の長手方向の端部に形成した袋部分内に収納さ
れている。そして、取っ手7によって牽引されたときの
牽引方向に対して、牽引部位自体における緊締帯部材1
の幅員全体を歪形させたり、変形させたりせずにほぼ直
線状のままで、特に、両縁部分が確実に牽引されるもの
とさせるようになっている。また、この保形材6自体に
よって、段積みされた運搬物C相互間に強制的に挿入で
き、運搬物C周囲に卷回させる緊締帯部材1を仮止めさ
せておくことができるものとしてある(図3参照)
【0023】取っ手7は、作業者の手指等を掛けること
ができるようなループ状の紐材、例えば緊締帯部材1と
同効材にて形成され、緊締帯部材1全体を牽引するとき
の牽引荷重に十分に耐えられるようにしてある。なお、
この取っ手7自体は、緊締帯部材1のほぼ中央線上に配
置する場合に限らず、保形材6の両端近傍位置夫々に計
一対にして配置したり、緊締帯部材1の長さ方向に直交
する方向における保形材6に関連位置させて複数にして
配置したりすることもできる。更には、必要があれば、
保形材6の両端位置、すなわち緊締帯部材1の両縁部に
配置することもでき、この場合には、後述する外出スリ
ット8の形成が要求されないこともある。また、この取
っ手7自体は、後述するように、運搬物Cの卷回後に緊
締帯部材1端部相互を連結するために重ね合わされると
きの内側のそれを緊締帯部材1の一端における外出スリ
ット8に挿通外出させるから、この挿通外出用の取っ手
7が緊締帯部材1の他端のそれと明瞭に識別できるよう
に、例えば色彩が異なるものとしておくこともできる。
【0024】更に、図示のように、重ね合わされる緊締
帯部材1端部における外側部分には、内側部分の牽引手
段5の取っ手7を外出させるよう切欠開口した細長い外
出スリット8が形成してある。この外出スリット8自体
は、図示のように、取っ手7を配置した緊締帯部材1の
ほぼ中央線上に沿った緊締帯部材1の長手方向に形成さ
れており、運搬物Cに卷回するときの調整代に相当する
長さを有する。なお、この外出スリット8は、取っ手7
の位置、数に対応しており、図示のように、緊締帯部材
1のほぼ中央線上に沿った位置に1個にして形成される
場合に限らず、前述のように、保形材6の両端近傍位置
夫々に計一対にして取っ手7を配置する場合には、これ
に対応して計一対にして形成されるのであり、取っ手7
が複数であれば、その位置、数に対応するのである。
【0025】なお、牽引手段5自体は、通常は、緊締帯
部材1の長手方向の両端部に付設してあるも、運搬物C
群の異なる周囲長さの夫々に緊締帯部材1自体が対応で
きるようにするため、緊締帯部材1の端部のいずれか一
方は、複数の牽引手段5を備えたものとする。例えば、
図例のように、外出スリット8を形成していない側の、
緊締帯部材1端部に、適宜間隔を設定して複数の牽引手
段5を付設しておくのであり、使用に際しての余長分
は、例えば内方に折り返し状に収納しておくのである。
【0026】更に、図示を省略したが、緊締帯部材1の
両側縁には、弾撥的に伸縮する紐状のゴムバンドを封入
しておくこともでき、不要時には、このゴムバンドによ
って自動的にコンパクトに纏まるものとなると共に、運
搬物Cに対する卷回装着時には、運搬物C周囲を適度な
締め付け状態で締結できる利点がある。
【0027】こうした保形材6、取っ手7を備えた仮止
め作用を有する牽引手段5は、図示例に代えて、他の構
造、形状のものによることも可能である。例えば、緊締
帯部材1の長手方向のいずれか一方の端部側の側縁に、
段積み状の運搬物C相互間に差し入れ、挿入されるよ
う、望ましくは金属、剛性の合成樹脂等の硬度が比較的
に高い素材によって形成された仮止め挿入片を突設し、
緊締帯部材1の両端部夫々に取っ手を付設したり、緊締
帯部材1の長手方向のいずれか一方の端縁に、段積み状
の運搬物C相互間に差し入れ、挿入される断面でほぼL
字形を呈する例えば硬質ゴム自体、ゴム被覆処理された
金属等によって形成され仮止め挿入具を付設したり、緊
締帯部材1の長手方向のいずれか一方の端部に、端縁に
至るに伴ない次第に狭幅に形成し、表面に滑り止めのた
めのゴム被覆処理を施すことで、運搬物C相互間に差し
入れ、挿入される仮止め挿入部を形成したりすることが
できる。これらの仮止め挿入片、仮止め挿入具、仮止め
挿入部を運搬物C相互間に挿入しておくことで卷回作業
中の緊締帯部材1の脱落を阻止し、卷回後に抜去して運
搬物C群の隅部等に当接することで緊締帯部材1を位置
決めするのである。いずれの実施例にあっても、緊締帯
部材1の長手方向のいずれか一方の端部を運搬物C相互
間に挿入して仮止め状態とし、緊締帯部材1の卷回終了
後では抜去し、緊締帯部材1両端部相互を適宜に連結固
定させるものとすればよいから、これらの構造、形状等
に限定されないことは勿論である。
【0028】一方、保形支持部材10は、段積み状にさ
れた運搬物C群における隅部に上下方向に沿って外側か
ら当接装着されるもので、装着状態において緊締帯部材
1によって運搬物C群に押し付けられ、不定形状な運搬
物C群の隅部を半ば固形化させたきっちりとした形状で
保持する。そのため、保形支持部材10自体は、段積み
された運搬物C群の隅部の外形に沿う断面形状、例えば
L字形を有する上下方向に長い長尺状本体11に、この
長尺状本体11外側面上で、緊締帯部材1の卷回方向す
なわち保形支持部材10に対してほぼ直交して緊締帯部
材1をスライドさせるスライド案内部12を形成したも
のである。
【0029】長尺状本体11は、例えば適宜肉厚の複数
の板紙を積層状に接着固定して成るものとし、その長さ
は、図例のように、段積みされる運搬物C群全体の高さ
に相当するものとしたり、運搬物C群のほぼ中央部を適
当な高さで装着するものとしたり、段積みされた運搬物
C群の上方に突出するものとしたり、運搬物C群の高さ
を適当数で分割する高さのものとしたり等、適当に選定
される。この長尺状本体11自体は、取扱う上では軽量
であることが望ましく、紙製に代え合成樹脂製のものと
することも可能であり、いずれにしても、運搬物C群の
重量に十分に耐え得る堅牢性を備えたものとしてある。
また、この長尺状本体11は、段積みされた運搬物Cの
隅部形状に合致するよう、断面の角度がほぼ直角である
ほぼL字形とするも、必要とすれば他の折曲角度の山形
形状にすることも可能であり、更には円弧状に形成した
り、多角形にしたりすることもできる。
【0030】なお、緊締帯部材1と保形支持部材10と
の組み合わせは、図示のように、一つの保形支持部材1
0に対して上下で計2本の緊締帯部材1を組み合わせる
ものとしたり、図示を省略したが、一つの保形支持部材
10に対して1本の緊締帯部材1を組み合わせるものと
したり等、結束する運搬物Cの高さ、結束重量その他に
対応して、種々に選定されることは勿論である。
【0031】図1乃至図3にあってのスライド案内部1
2は、長尺状本体11における水平方向に沿う前後部に
計一対にして、緊締帯部材1を挿通させるスリット状に
形成してあり、いずれか一方のスリット部に長尺状本体
11の縁部内方から挿通させて、長尺状本体11の角部
外側面に当接させながら他方のスリット部に外方から挿
通させることで、保形支持部材10をその外側から押圧
するものとしてある。また、図4にあっては、長尺状本
体11の外側に上下方向で係合したゴム製の押さえバン
ド13のものとしてあり、この押さえバンド13と長尺
状本体11外側面との間に緊締帯部材1を挿通させるこ
とで、緊締帯部材1と保形支持部材10とのスライド組
み合わせを可能にしてある。この図4にあっての押さえ
バンド13は、上下両端にフックを連結し、このフック
14を長尺状本体11自体に穿設した係合孔15あるい
は長尺状本体11自体の上下端部に係合するものとして
長尺状本体11に一体化してある。
【0032】次に、積載台P上に適宜に段積みされた袋
状物等の運搬物Cを本発明方法及び装置によって結束す
る使用の一例を説明すると、例えば予め緊締帯部材1と
保形支持部材10とを、緊締帯部材1をスライド案内部
12にスライド自在にして組み合わせておくのである。
そして、図3に示すように、緊締帯部材1の牽引手段5
における保形材6が封入されていることで剛性化された
緊締帯部材1のいずれか一方の端部、例えば外出スリッ
ト8が開口形成されていない側の端部側を運搬物C相互
間に強制的に差し入れ、挿入しておく(図3(A)参
照)。挿入によって仮止め状となった緊締帯部材1を運
搬物C周囲に卷回するのであり、このとき保形支持部材
10を隅部にあてがうことで隅部をきっちりと保持固定
化するのである(図3(B)参照)。緊締帯部材1の卷
回後は、外出スリット8が開口形成されている他方の端
部側を前記の一方の端部側の外側面上に重ね合わせ、外
出スリット8を経て一方の端部側の取っ手7を緊締帯部
材1外方に貫挿外出させる。次いで、緊締帯部材1両端
にある牽引手段5における取っ手7相互を牽引して(図
3(C)参照)、運搬物C周囲に緊締帯部材1をしっか
りと密着させ、重ね合わせた両端部相互を固定手段2に
よって連結固定する(図3(D)参照)。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、荷役用のパレット、台車の如き積載台P上
に段積み状に積載された各種の運搬物C、特に不定形と
なる袋状物であっても段積みされた隅部をきっちりと保
持固定して運搬物Cの周囲を卷回固定できるものとな
り、これによって運搬物C群を結束固定でき、トラック
荷台への積み降ろし、倉庫内での保管その他に際する運
搬物Cの荷崩れを防止することができる。しかも、運搬
物Cに対する卷回固定作業は、緊締帯部材1の一端の仮
止め手段6を運搬物C相互間に挿入して仮止めした後
に、緊締帯部材1に組み合わせる保形支持部材10を隅
部にあてがいながらそのまま卷回すればよいから、一人
の作業者が単独で行なうことができ、卷回後は、固定手
段2によって緊締帯部材1両端部相互を連結固定するこ
とで運搬物Cをしっかりと固定できるものである。
【0034】すなわち、これは、本発明において、段積
みされた運搬物C群の周囲を卷回する緊締帯部材1の端
部相互を重ね合わせて固定手段2によって連結固定する
に際し、段積みされた運搬物C群の隅部夫々に積載方向
に沿って当接配置した保形支持部材10にこれの外側か
ら装着した緊締帯部材1をスライドしながら運搬物C周
囲を卷回し、緊締帯部材1における端部相互を重ね合わ
せ、この重ね合わせ部分における内側に位置する端部に
設けた取っ手7を外側に位置する端部に貫挿外出させて
締め付け、重ね合わせ部分を固定するものとしたからで
あり、これによって、段積み状に積載された各種の運搬
物C、特に袋状物を結束して荷崩れを防止できるものだ
からである。
【0035】また、不要時は、固定手段2の解除、分離
によって運搬物Cから簡単に取り外し、また、緊締帯部
材1と保形支持部材10との分離等によってコンパクト
に纏めることができ、しかも、繰り返し使用できるから
無駄がなく、従来のように、塩化ビニール樹脂製のシー
トを廃棄していたことによる各種の公害問題を解決でき
る。そればかりでなく、不要時は緊締帯部材1を折り畳
むことでコンパクトに保管でき、簡単に携帯できること
で、荷積み、荷下ろし、運搬作業に際し、迅速に使用で
きるものである。
【0036】更には、例えば積載台Pと共に運搬物Cを
卷回固定することで、スーパーマーケット、大規模小売
店等での各種の品出し、オフィス等での書類の移動、工
場内での荷物の移動、宅配業者の納品等にも簡単に利用
できるものである。
【0037】特に、保形支持部材10は、段積みされた
運搬物C群の隅部にあてがわれ、これの外方から緊締帯
部材1によって囲繞押圧されたものとなるから、保形支
持部材10における内側面が不定形な運搬物Cの外形を
内側面に沿わせた形状で保形させ、それを固定化させる
ものとなる。そのため、例えば穀物等が収容されている
紙袋、麻袋等の外形が湾曲していて、積み重ねてもその
相互間に間隙が生じて、外部からの衝撃、振動等で荷崩
れが生じやすい運搬物C等でも、それらの段積みされた
状態で緊締帯部材1と共に周囲をしっかりと結束固定す
るのである。
【0038】また、保形支持部材10外側面に緊締帯部
材1を、保形支持部材10に設けたスリット状あるいは
押さえバンド13製のスライド案内部12によってスラ
イド自在にして装着するものとしてあるから、段積みさ
れた運搬物C群の隅部、周囲に自在に調整しながら囲繞
装着でき、周囲長さの相違、緊締帯部材1の固定手段2
における締め付け固定を適度に調整設定できるのであ
る。
【0039】また、緊締帯部材1の両端部を牽引手段5
によって牽引し、重ね合わせて連結するとき、重ね合わ
される緊締帯部材1端部における外側に位置する部分に
は、内側部分に位置する牽引手段5の取っ手7を外出さ
せるよう切欠開口した細長い外出スリット8を形成して
あるから、緊締帯部材1を重ね合わせる端部相互におけ
る内側の取っ手7を外出スリット8を経て貫挿外出で
き、端部相互の牽引作業を極めて容易に行なうことがで
き、その結果、運搬物Cに対する卷回引き締めをしっか
りとしたものとすることができる。しかも、取っ手7に
よって牽引するとき、緊締帯部材1には、緊締帯部材1
における卷回方向に対してほぼ直交させて剛性材製の保
形材6を固定してあるから、その固定部分全体が歪形す
ることなく、円滑に移動し、緊締帯部材1全体に皺が生
じることなく、保形支持部材10と共に運搬物C全体を
しっかりと卷回した状態で、固定手段2によって固定で
きるものである。したがって、卷回固定後では、段積み
された運搬物C群の隅部に保形支持部材10が保持され
ていることと相俟ち、緊締帯部材1が脱落することがな
いと共に、運搬物Cを部分的にでも強く締めすぎて損傷
させることもないのである。
【0040】緊締帯部材1には、この緊締帯部材1にお
ける卷回方向に対してほぼ直交させて緊締帯部材1に固
定した長尺状の剛性材製の保形材6と、この保形材6近
傍における緊締帯部材1に配置した取っ手7とを備えた
牽引手段5を設け、また、緊締帯部材1のいずれか一方
の端部に、運搬物C相互間に挿入させる仮止め手段
(6)を形成したから、緊締帯部材1を仮止めさせての
運搬物C群に対する卷回装着、卷回装着に際しての保形
支持部材10との組み合わせ、緊締帯部材1端部相互を
固定するときの運搬物C群に対する引き締め、取っ手7
の外出スリット8に対する貫挿外出等はいずれも作業者
一人で行なうことができ、結束作業を迅速、簡易手軽に
実施することができる。
【0041】更には、緊締帯部材1自体に固定した保形
材6等の仮止め手段を緊締帯部材1に設けてあるから、
段積み状になっている運搬物C相互間にこの仮止め手段
(6)を挿入しておくことで、卷回作業中での緊締帯部
材1の一端部を仮止めした状態となし、単独の作業者の
みで卷回装着作業を行なうことができ、作業性に優れる
ものである。
【0042】しかも、緊締帯部材1自体は、固定手段2
によって着脱自在に連結固定されるものであるから、卷
回装着後に運搬物Cの一部を取り出す必要があった場合
に簡単に取り外すことができ、また、取り出し後の再度
の引き締めによる卷回装着も容易なものである。
【0043】また、緊締帯部材1自体は、適当な幅員を
有するものであるから、その表面に、適宜内容の広告文
その他を記載表示でき、広告宣伝媒体としての利用も可
能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における使用状態の斜視図で
ある。
【図2】本発明装置における固定手段の一部切欠分解斜
視図である。
【図3】本発明方法を実施する際の作業手順を表わし、
その(A)は仮止め時、(B)は卷回装着時、(C)は
引き締め時、(D)は結束終了時夫々の斜視図である。
【図4】本発明装置における保形支持部材の他の実施例
を表わす斜視図である。
【符号の説明】
C…運搬物 P…積載台 1…緊締帯部材 2…固定手段 5…牽引手段 6…保形材 7…取っ手 8…外出スリッ
ト 10…保形支持部材 11…長尺状本
体 12…スライド案内部 13…押さえバ
ンド 14…フック 15…係合孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段積みされた運搬物群の周囲を卷回する
    緊締帯部材の端部相互を重ね合わせて固定手段によって
    連結固定するに際し、段積みされた運搬物群の隅部夫々
    に積載方向に沿って当接配置した保形支持部材にこれの
    外側から装着した緊締帯部材を卷回方向に沿ってスライ
    ドしながら運搬物周囲を卷回し、緊締帯部材における端
    部相互を重ね合わせ、この重ね合わせ部分における内側
    に位置する端部に設けた取っ手を外側に位置する端部に
    貫挿外出させて締め付け、重ね合わせ部分を固定するこ
    とを特徴とした運搬物用荷崩れ防止方法。
  2. 【請求項2】 緊締帯部材端部夫々を剛性化し、段積み
    された運搬物相互間に強制的に挿入されるよう形成した
    仮止め手段によって、卷回するときの緊締帯部材の一端
    を支持させる請求項1記載の運搬物用荷崩れ防止方法。
  3. 【請求項3】 段積みされた運搬物群の周囲を卷回する
    に足りる長さを有し、端部相互を重ね合わせた状態で、
    互いに連結固定する固定手段を形成した緊締帯部材と、
    運搬物群の隅部に積載方向に沿って当接配置される保形
    支持部材とを備えて成る運搬物用荷くずれ防止装置にお
    いて、緊締帯部材の端部には、緊締帯部材端部相互を重
    ね合わせ、位置決めさせる牽引手段を付設し、この牽引
    手段は、緊締帯部材における卷回方向に対してほぼ直交
    させて緊締帯部材に固定した剛性材製の保形材と、この
    保形材近傍における緊締帯部材に配置した取っ手とを備
    えており、保形支持部材は、これの外側面に緊締帯部材
    をスライド自在に装着するスライド案内部を設けてある
    ことを特徴とする運搬物用荷崩れ防止装置。
  4. 【請求項4】 重ね合わされる緊締帯部材端部における
    外側部分には、内側部分の牽引手段の取っ手を外出させ
    る切欠開口した細長い外出スリットを形成してある請求
    項3記載の運搬物用荷崩れ防止装置。
  5. 【請求項5】 緊締帯部材のいずれか一方の端部に、運
    搬物相互間に挿入させる仮止め手段を形成してある請求
    項3または4記載の運搬物用荷崩れ防止装置。
  6. 【請求項6】 仮止め手段は、緊締帯部材における卷回
    方向に対してほぼ直交させて緊締帯部材に固定した剛性
    材製の保形材としてある請求項5記載の運搬物用荷崩れ
    防止装置。
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