JPH0728633U - 導電性樹脂被覆鋼管 - Google Patents

導電性樹脂被覆鋼管

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JPH0728633U JP064970U JP6497093U JPH0728633U JP H0728633 U JPH0728633 U JP H0728633U JP 064970 U JP064970 U JP 064970U JP 6497093 U JP6497093 U JP 6497093U JP H0728633 U JPH0728633 U JP H0728633U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの低減を図り、かつ美観を高め得ると
共に被覆樹脂を丈夫とし得る導電性樹脂被覆鋼管を提供
する。 【構成】 樹脂被覆鋼管の被覆樹脂1bの表面に、樹脂
被覆鋼管の長手方向へ伸びる帯状の導電性合成樹脂1c
が一体形成されていることにより、静電気が帯状の静電
性合成樹脂を経てアース可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流動棚や駆動ローラコンベヤ等の樹脂被覆鋼管構造体の一部を構成 する導電性樹脂被覆鋼管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の導電性樹脂被覆鋼管としては、静電気の帯電を防止するため、 薄肉鋼管(例えば、肉厚約0.7mmのSPCC−1)の表面全面に、導電材料 であるカーボンブラックを添加した導電性合成樹脂を、約1mmの厚さに接着被 覆した直径28〜32mmのものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の導電性樹脂被覆鋼管では、カーボンブラックが高価であ り、かつ黒色であるので、コスト高となり、かつ美観を損なうと共に、導電性合 成樹脂が耐衝撃性に劣るので、被覆樹脂が損傷し易い不具合がある。 そこで、本考案は、コストの低減を図り、かつ美観を高め得ると共に、被覆樹 脂を丈夫とし得る導電性樹脂被覆鋼管の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の導電性樹脂被覆鋼管は、樹脂被覆鋼管の被 覆樹脂の表面に、樹脂被覆鋼管の長手方向へ伸びる帯状の導電性合成樹脂が一体 形成されていることを特徴とする。 前記帯状の導電性合成樹脂は、5〜15mmの幅であることが好ましい。 又、前記帯状の導電性合成樹脂は、被覆樹脂の厚さの約1/3〜3/4の厚さ であることが好ましい。
【0005】
【作用】
上記手段においては、静電気が帯状の導電性合成樹脂を経てアース可能となる 。 帯状の導電性合成樹脂の幅が、5mm未満であると通電不良を生じ易く、15 mmを超えると不経済となる共に、黒色が目立ち、美観を損ね、かつその損傷を 生じ易くなる。 又、帯状の導電性合成樹脂の厚さが、被覆樹脂の厚さ1/3未満であると通電 不良を生じ易く、3/4を超えると損傷を生じ易くなる。 一方、帯状の導電性合成樹脂は、被覆樹脂との共押し出しで形成される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案の導電性樹脂被覆鋼管の第1実施例を示す斜視図である。 この導電性樹脂被覆鋼管1は、厚さ約0.7mmの薄肉鋼管1aの表面にAA S(アクリロニトリル・アクリルラバー・スチレンコーポリマー)等の合成樹脂 を約1mmの厚さに接着被覆して直径28〜32mmの樹脂被覆鋼管とし、かつ この樹脂被覆鋼管の被覆樹脂1bの表面に樹脂被覆鋼管の長手方向へ伸びる帯状 の導電性合成樹脂1cを一体形成して構成されている。 被覆樹脂1bは、美観を高めるため、グリーンやアイボリー等の有彩色とされ ている。 一方、帯状の導電性合成樹脂1cは、カーボンブラック等の導電材料を添加し たABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンコーポリマー)等の導電性 合成樹脂からなる幅15mm、厚さ0.5mmのもので、被覆樹脂1bとの共押 し出しで一体成形される。 上記構成の導電性樹脂被覆鋼管1においては、被覆樹脂1bあるいはこの導電 性樹脂被覆鋼管1と継ぎ合わされる他の部材に生じる静電気が帯状の導電性合成 樹脂1cを経てアース可能となる。
【0007】 図2は上記導電性樹脂被覆鋼管1を用いた樹脂被覆鋼管構造体の一例であるプ リント基板用流動棚の斜視図である。 図中2はラック枠で、前記導電性樹脂被覆鋼管1を金属又は導電性合成樹脂か らなる継手3a,3b,3c,3dを介して台形状に継ぎ合わせ、かつ下部にキ ャスター4を取り付けた1対の側枠5の前部間及び後部間を、横桟となる複数の 前記導電性樹脂被覆鋼管1により金属又は導電性合成樹脂からなる継手6を介し て継ぎ合わせる共に、前部及び後部の横桟間は、縦桟となる複数の前記導電性樹 脂被覆鋼管1により金属又は導電性合成樹脂からなる継手7a,7bを介して継 ぎ合わせて複数の取出口8を形成し、かつ各取出口8の両側と対応する前後の横 桟間に、プリント基板Pを重力送り可能に載置する傾斜溝を多段に形成したガイ ドパネル9を取り付けて構成されている。 ラック枠2における各取出口8の横桟には、点灯によりプリント基板Pの取り 出しを指示する指示ランプ10が装着されていると共に、各取出口8の縦桟には 、プリント基板Pの取り出しを検出する回帰反射形の光電センサーとミラー(共 に図示せず)が対峙して装着されており、これらの指示ランプ10及び光電セン サーは、プログラマブルコントローラ等の制御装置とケーブル(共に図示せず) を介して接続されている。そして、点灯データと異なるプリント基板Pの取り出 し際し、ブザー(図示せず)等による警報を発する。 又、ラック枠2における一方の側枠5の最下部の導電性樹脂被覆鋼管1には、 アース線11を接続した断面Ω字状のアース端子12が嵌着されている。
【0008】 上記構成のプリント基板用流動棚において、プリント基板Pの摺動降下等によ って発生した静電気は、ラック枠2の導電性樹脂被覆鋼管1及び継手3a,3b ,6,7a,7bを経てアース端子12、アース線11を介してアースされ、プ リント基板P等の静電破壊を防止できる。 なお、上記実施例においては、ガイドパネル9を各取出口8の両側に取り付け 、アース端子12にアース線11を接続してアースしたが、これに限定されるも のではなく、ガイドパネル9を各取出口8の上下と対応する前後の横桟間に取り 付け、プリント基板Pを立てて重力送り可能に載置するようにしてもよい。 又、アース端子12及びアース線11を取り付けることなく、キャスター4を 導電性合成樹脂からなるものとしてキャスター4からアースするようにしてもよ く、このようにすることにより、流動棚の移動に際し、至便である。
【0009】 図3は本考案の導電性樹脂被覆鋼管の第2実施例を示す斜視図である。 この導電性樹脂被覆鋼管16は、厚さ約0.7mmの薄肉鋼管16aの表面に AAS等の合成樹脂を約1mmの厚さに接着被覆して直径28〜32mmの樹脂 被覆鋼管とし、この樹脂被覆管の被覆樹脂1bと一体に樹脂被覆鋼管の長手方向 へ伸びる2条の突条16cを形成し、かつ突条16cから約1/4周離れた被覆 樹脂16bの表面に突条16cと平行な帯状の導電性合成樹脂16dを一体形成 して構成されている。 被覆樹脂16bは、第1実施例のものと同様に、美観を高めるため、グリーン やアイボリー等の有彩色とされている。 一方、帯状の導電性合成樹脂16dは、カーボンブラック等の導電材料を添加 したABS等の導電性合成樹脂からなる幅15mm、厚さ0.5mmのもので被 覆樹脂16b及び突条16cとの共押し出しで一体成形される。 なお、突条16cは、2条に限らず、1条であってもよい。 上記構成の導電性樹脂被覆鋼管16においては、被覆樹脂16bあるいはこの 導電性樹脂被覆鋼管16と継ぎ合わされる他の部材に生じる静電気が帯状の導電 性合成樹脂16dを経てアース可能となる。
【0010】 図4,図5は上記導電性樹脂被覆鋼管16を一部に用いた樹脂被覆鋼管構造体 の一例である駆動ローラコンベヤの要部の分解斜視図、断面図である。 図中17はローラ枠で、前記導電性樹脂被覆鋼管16と、厚さ約0.7mmの 薄肉鋼管18aの表面にグリーンやアイボリー等の有彩色をしているAAS等の 合成樹脂を約1mmの厚さに接着被覆し、かつ被覆樹脂18bと一体に軸方向の 1条の突状18cを形成した直径28〜32mm(突条を除く)の樹脂被覆鋼管 18とを、互いの突条16c,18cにより係合して平行なダブルパイプとする 共に、導電性合成樹脂16dが内側となるようにし、AAS等の合成樹脂あるい は金属からなる継手(図示せず)を介して矩形状に継ぎ合わせて構成されている 。 ローラ枠17は、導電性樹脂被覆鋼管16を上方としてそのままあるいは脚枠 (図示せず)に支持されて使用されるものであり、その長手方向における両側の 導電性樹脂被覆鋼管16には、カーボンブラック等の導電材料を添加したABS (アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンコーポリマー)とPC(ポリカーボ ネート)とのアロイとした導電性合成樹脂からなる多数対のローラ支持部材19 が、相対向しかつローラ枠17の長手方向へ適宜に離隔して取り付けられている 。 各ローラ支持部材19は、導電性樹脂被覆鋼管16に嵌合可能は断面C字状の 固定部20a及びその外周面に一体形成された有底袋状の係合受部20bを有す るベース部材20と、ベース部材20の係合受部20bに係脱可能な断面L字状 の係合部21a及びその外側面に突設した軸部21bを有する支軸部材21とか ら構成されており、軸部21bがローラ枠17の内側で水平となるようにしてベ ース部材20を介して導電性樹脂被覆鋼管16に嵌合されかつ接着されるもので ある。
【0011】 前記各対向のローラ支持部材19には、ローラコンベヤローラ22が回転自在 に支持されている。 ローラコンベヤローラ22は、厚さ約0.7mmの薄肉鋼管23aの表面にカ ーボンブラック等の導電材料を添加したPE等の導電性合成樹脂を約1mmの厚 さの導電性被覆樹脂23bとして接着被覆した直径28〜32mmのローラ筒体 23と、その導電性被覆樹脂23bと同様の導電性合成樹脂からなり、ローラ筒 体23の端部に溶着されたプーリ付きエンドキャップ24及びエンドキャップ( 図示せず)とから構成されており、各エンドキャップ24に設けた有底の軸孔2 4aを介して対をなすローラ支持部材19の軸部21b,21bに回転自在に支 承されているものである。 そして、ローラ枠17の導電性樹脂被覆鋼管16には、アース線25を接続し た断面Ω字状のアース端子26が嵌着されている。
【0012】 上記構成の駆動ローラコンベヤは、プーリ付きエンドキャップ24の一方のベ ルト溝24bと、適宜の回転駆動装置によって駆動されるスプライン軸の駆動プ ーリとに巻回した丸又はVベルト(いずれも図示せず)によって伝動され、かつ 他方のベルト溝24bと隣接するローラコンベヤローラ22のプーリ付きエンド キャップのベルト溝とに巻回した丸又はVベルト(図示せず)によって隣接する ローラコンベヤローラが回転されるものであり、その運転に伴ってローラコンベ ヤローラ22に発生した静電気は、ローラ支持部材19及びローラ枠17の導電 性樹脂被覆鋼管16の帯状の導電性合成樹脂16dを経てアース端子26、アー ス線25を介してアースされ、作業者に対して電撃を生じたり、静電気に弱い被 搬送物に故障が生じたりすることはない。
【0013】 ここで、上記駆動ローラコンベヤと従来の樹脂被覆のローラ筒体を有する駆動 ローラコンベヤの静電位について、日、時を変え、デジタル静電位測定器(春日 電器(株)製 KSD−0102)を用いて測定(ローラ枠から100mm間隔 の位置)したところ表1に示すようになった。
【0014】
【表1】
【0015】 したがって、上記実施例の駆動ローラコンベヤでは、従来のそれに比して極め て導電性が良好で、静電位を低くし得ることがわかる。
【0016】 なお、上記実施例においては、ローラ枠17として、突条16c,18cによ って平行に設けた導電性樹脂被覆鋼管16と樹脂被覆鋼管18とからなるダブル パイプを用いる場合について述べたが、これに限定されるものではなく、図3に 示すような導電性樹脂被覆鋼管16のみのシングルパイプでローラ枠を構成して もよく、又は図1に示すような突条を有しない導電性樹脂被覆鋼管と樹脂被覆鋼 管とを継手により平行に連結したダブルパイプでローラ枠を構成するようにして もよい。 又、導電性樹脂被覆鋼管16は、ローラ枠17の全周に設ける場合に限らず、 ローラ支持部材19が取り付けられる少なくとも一側にのみ設けるようにしても よい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本考案の導電性樹脂被覆鋼管によれば、静電気が帯状の 導電性合成樹脂を経てアース可能となるので、被覆樹脂の全てを導電性合成樹脂 とする必要がなくなり、コストの低減を図ることができ、かつ被覆樹脂をグリー ンやアイボリー等の有彩色とすることによって美観を高めることができると共に 、被覆樹脂を丈夫なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の導電性樹脂被覆鋼管の第1実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1の導電性樹脂被覆鋼管を用いた樹脂被覆鋼
管構造体であるプリント基板用流動棚の斜視図である。
【図3】本考案の導電性樹脂被覆鋼管の第2実施例を示
す斜視図である。
【図4】図3の導電性樹脂被覆鋼管を用いた樹脂被覆鋼
管構造体である駆動ローラコンベヤの要部の分解斜視図
である。
【図5】図4の駆動ローラコンベヤの要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 導電性樹脂被覆鋼管 1b 被覆樹脂 1c 導電性合成樹脂 16 導電性樹脂被覆鋼管 16b 被覆樹脂 16d 導電性合成樹脂

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂被覆鋼管の被覆樹脂の表面に、樹脂
    被覆鋼管の長手方向へ伸びる帯状の導電性合成樹脂が一
    体形成されていることを特徴とする導電性樹脂被覆鋼
    管。
  2. 【請求項2】 前記帯状の導電性合成樹脂は、5〜15
    mmの幅であることを特徴とする請求項1記載の導電性
    樹脂被覆鋼管。
  3. 【請求項3】 前記帯状の導電性合成樹脂管は、被覆樹
    脂の厚さの1/3〜3/4の厚さであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の導電性樹脂被覆鋼管。
JP1993064970U 1993-11-10 1993-11-10 導電性樹脂被覆鋼管 Expired - Lifetime JPH085796Y2 (ja)

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CA002128943A CA2128943C (en) 1993-11-10 1994-07-27 Sheathed steel pipe with conductive plastic resin
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