JPH07286643A - ロッカージョイントおよび動力伝達用チェーン - Google Patents

ロッカージョイントおよび動力伝達用チェーン

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JPH07286643A
JPH07286643A JP7050619A JP5061995A JPH07286643A JP H07286643 A JPH07286643 A JP H07286643A JP 7050619 A JP7050619 A JP 7050619A JP 5061995 A JP5061995 A JP 5061995A JP H07286643 A JPH07286643 A JP H07286643A
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links
guide
chain
apertures
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Jr Edward H Cole
エドワード・エッチ・コール・ジュニア
Philip J Mott
フィリップ・ジェイ・モット
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/18V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts in the form of links
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/04Toothed chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率を向上できるとともに摩耗を低減でき、
しかも構造を簡略化できるような、改良された単一ピン
のロッカージョイントを備えたロッカージョイントチェ
ーンを提供する。 【構成】 動力伝達用チェーン10のロッカージョイン
トは、単一ピン20と、これに関係するリンク開孔2
2,24,26,28(図2,図4)とから構成されて
いる。ピン20は、実質的に平坦な前面部94(図6)
と、複数の半径によって構成された凸状の背面部96と
を有している。ピン20はリンク開孔22,24内で支
持され、前面部94がリンク開孔の曲面部69と係合し
て揺動するようになっている。背面部96は、チェーン
10の関節運動時に各面が互いに動くときに、リンク開
孔22,24内で動き得るようになっている(図7ない
し図9参照)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、動力伝達用チ
ェーンに関し、詳細には、このようなチェーンのための
改良されたロッカージョイントに関する。このロッカー
ジョイントは、単一のピンと、これに関連するリンク開
孔から構成されている。本発明は、可変プーリトランス
ミッション(CVT:Continuously Variable Transmis
sion)とともに用いられる動力伝達用チェーンばかりで
なく、種々のサイレントチェーンを含む動力伝達用チェ
ーンに適用される。
【0002】
【従来の技術およびその課題】動力伝達用チェーンが自
動車産業において広く使用されている。このようなチェ
ーンは、エンジンからトランスミッションへの動力伝達
や、トランスファケース内の動力伝達、トランスミッシ
ョン内の動力伝達ばかりでなく、エンジンのタイミング
駆動にも用いられている。動力伝達用チェーンはまた、
一般産業でも広く使用されている。
【0003】動力伝達用チェーンの一つのタイプとし
て、「サイレントチェーン」が挙げられる。このチェー
ンは、交互に配置された内向き歯付きリンクの組から構
成されている。一組または一列のリンクは、互いに並ん
ですなわち横方向に隣接して配置された幾枚かのリンク
から組み立てられている。各リンクは、間隔をおいて配
置された一対の開孔を有するリンク本体を備えており、
一組のリンクの開孔は、隣接されたリンクの組の開孔と
一致して配置されている。リンクは、クロッチ部(股
部)によって隔てられかつ垂れ下がった一対のつま先部
を有している。
【0004】リンクは枢支部材によって連結されてお
り、該枢支部材は典型的には、リンク開孔内に支持され
た丸ピンである。この枢支部材はまた、ピン及びロッカ
ーを含むロッカージョイントから構成してもよい。各ピ
ン及びロッカーは、互いに接触し揺動する前面部を有し
ている。サイレントチェーンの一例は米国特許第 4,34
2,560号に見出される。該特許はこの明細書中に参考と
して組み込まれている。エンジンのタイミング駆動に適
用され得るサイレントチェーンの一例は、米国特許第
4,759,740号に見出される。該特許もこの明細書中に参
考として組み込まれている。
【0005】動力伝達用チェーンの第2のタイプは、C
VTの中における一対の可変プーリ間の動力伝達に用い
られている。このチェーンリンクは、一緒に配置された
リンクの組で与えられている。リンクは、枢支部材を受
け入れるための整列された開孔を有している。駆動噛合
い時においてシーブを枢支部材端部に直接接触させるよ
うにすることにより、枢支部材がチェーンおよびプーリ
シーブ間の動力伝達のための手段を提供することができ
る。
【0006】間隔をおいて配置された枢支部材間におい
てチェーン上に配置された負荷ブロックつまり荷重伝達
部材もまた、プーリ間の動力伝達の手段を提供すること
ができる。負荷ブロックは、リンク下方の通路内で運ば
れるストラットの形態をとり得る。あるいは負荷ブロッ
クは、チェーンのリンクの回りに延長され、チェーンリ
ンクを受け入れるための一つまたはそれ以上の窓を有し
ていてもよい。負荷ブロックは、プーリシーブ面と係合
してプーリおよびチェーン間を駆動状態にするテーパ状
の外側面または端面を有している。CVTでの使用に適
した動力伝達用チェーンの例が米国特許第 4,911,682号
や、同第 4,507,106号、同第 5,007,883号に示されてい
る。これらの特許は参考としてこの明細書中に組み込ま
れている。
【0007】本発明は、動力伝達用チェーンのための改
良されたロッカージョイントに関する。チェーンのロッ
カージョイントは従来より知られている。ロッカージョ
イントは、高効率と、丸ピンジョイントに比較しての低
摩耗性を得ようとして用いられている。丸ピンジョイン
トでは典型的には、チェーンの関節運動時において、丸
ピンとリンク開孔の円弧内面との間の摺動の結果とし
て、かなりの摩耗が発生する。これに対して、ロッカー
ジョイントでは、チェーンの関節運動時に、ピン及びロ
ッカー部分が揺動するために摩耗が少ない。
【0008】米国特許第 4,507,106号は、好ましい実施
例において、各ピンまたはロッカーが同一の横断面形状
を有している二つのピンを含むロッカージョイントを開
示している。各ピンは、隣接するピンの前面部上で揺動
する前面部を有している。
【0009】好ましい実施例では、ピンは、第1の半径
によって形成される前面部と、第1の半径よりも小さな
第2および第3の半径によって形成される背面部とを有
している。ロッカージョイントは、リンクを結合して関
節運動を許容するリンクの配列された組において、整列
された開孔の各グループ内に挿入される一対のピンから
構成されている。
【0010】米国特許第 4,911,682号は、一対のピンを
含むロッカージョイントを開示している。ロッカージョ
イントは、ピンを受け入れる大きな端部を備えかつ一般
に砂時計形状をした開孔を有している。ピンの前面部は
互いに揺動し、一方ピンの背面部は、開孔面の曲率によ
って実質的な回転が妨げられている。
【0011】これらの従来技術の特許は、二つの枢支部
材あるいはピン、またはピン及びロッカーを用いるロッ
カージョイントの例を示している。本発明は、単一のピ
ンがリンク開孔に対して揺動する、単一ピンのロッカー
ジョイントに関する。米国特許第 2,667,791号は、単一
ピンのロッカージョイントを備えたサイレントチェーン
を開示している。チェーンは、単一の半径によって形成
される円弧状の周辺部と、相対的に平坦な支持面とを備
えた単一のピンを有している。リンクは、円弧状の支持
面を備えた一般に半円状の開孔を有している。ピンの平
坦面は、リンク開孔の円弧状面に対して揺動する。
【0012】単一ピンのロッカージョイントの他のタイ
プが、米国特許第 4,337,057号に示されている。この特
許は、可変プーリトランスミッション用チェーンベルト
のための二つの非揺動ヒンジを開示している。ヒンジピ
ンの両側は、リンク開孔の内側に接触している。
【0013】米国特許第 1,564,798号もまた、単一ピン
からなる二つのエッジを有するロッカージョイントを開
示している。このピンは、中心部が頂上部や底部よりも
厚くなっている。リンク開孔を形成することにより、ピ
ンの側面が、隣接して配置されたリンクの開孔面に対し
て揺動する。
【0014】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、動力伝達用チェーンのための改良され
た単一ピンからなるロッカージョイントを提供すること
を目的とする。ピンは、その構成上、実質的に平坦なロ
ッカー面と、複数の半径から形成される円弧面とを含ん
でいる。サイレントチェーンの実施態様においては、ピ
ンの背面とこれに関連する開孔との間のクリアランス
が、その開孔についてのピンの動きを許容する。チェー
ンは、内側リンクとガイドリンクとを有しており、CV
T用の駆動ばかりでなくタイミング駆動にも適用され
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るロ
ッカージョイントは、リンクおよび枢支部材の組立体か
ら構成されたチェーンのためのロッカージョイントであ
って、該チェーンは、隣接するリンクの組が組み合わさ
れた複数の差し込まれたリンクの組を備え、各リンク
が、間隔をあけて配置されかつ連続面で形成された一対
の開孔を有するとともに、少なくとも幾つかのリンクが
一つの凸状円弧面を有し、一つのリンクの組の一組の開
孔が、隣接するリンクの組の一組の開孔とともに整列さ
れて配置されており、少なくとも一つの枢支部材が、前
面部と、複数の半径によって形成された凸状の背面部と
を有し、枢支部材の前面部とリンク開孔の凸状円弧面と
が係合し互いに揺動するように、枢支部材が幾つかのリ
ンクの開孔内で支持され、枢支部材の背面部が、チェー
ンの関節運動前に面同士が互いに動くときに、チェーン
の緊張スパン部分において開孔背面部からクリアランス
を隔てて配置されていることを特徴としている。
【0016】請求項2の発明に係るロッカージョイント
は、請求項1において、内側ノンガイド列リンクの組に
組み合わされた内側ガイド列リンクの組を構成するよう
に、チェーンが、内側リンクの組に入れられた複数組の
側部ガイドリンクを有していることを特徴としている。
【0017】請求項3の発明に係るロッカージョイント
は、請求項2において、内側リンクが、スプロケット歯
と接触する垂れ下がった一対のつま先部を有しているこ
とを特徴としている。
【0018】請求項4の発明に係る動力伝達用チェーン
は、リンクおよび枢支部材の組立体から構成された動力
伝達用チェーンにおいて、該チェーンが、隣接する内側
リンクの組が組み合わされた内側リンクの組に差し込ま
れる複数組のガイドリンクを備え、各リンクが、間隔を
あけて配置されかつ連続する面で形成された一対の開孔
を有し、一つのリンクの組の開孔が、隣接するリンクの
組の開孔の一組とともに横方向に整列されて配置され、
ガイドリンク内の開孔が少なくとも一つの曲面を有し、
少なくとも幾つかの内側リンク内の開孔が複数の凸状曲
面を有しており、枢支部材が前面部と凸状の背面部とを
有し、該背面部が複数の半径から構成されるとともに、
ガイドリンクによって形成される曲面部に枢支部材の背
面部が係合して、ガイドリンクに対する枢支部材の実質
的な回転が防止されるように、枢支部材がガイドリンク
の開孔内に支持されており、枢支部材の前面部と内側リ
ンク開孔の凸状曲面とが係合して互いに揺動するよう
に、枢支部材が少なくとも幾つかの内側リンクの開孔内
で支持され、チェーンが関節運動をする前において面同
士が互いに動くときに、チェーンの緊張スパン部分にお
いて開孔背面部からクリアランスを隔てて枢支部材の背
面部が配置されていることを特徴としている。
【0019】請求項5の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項4において、ガイドリンクおよび内側ガイド
列リンク内の開孔が、小さな曲率の前面部を有するとと
もに、内側ノンガイド列リンク内の開孔が、曲面状の前
面部を有しており、ガイドリンクおよび内側ガイド列リ
ンクの前面部を形成する半径が内側ノンガイド列リンク
を形成する半径よりも大きいことを特徴としている。
【0020】請求項6の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項5において、内側リンクが第1の距離のピッ
チ長を有するとともに、ガイドリンクが異なった距離の
ピッチ長を有していることを特徴としている。
【0021】請求項7の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項6において、内側リンクのピッチ長がガイド
リンクのピッチ長よりも長いことを特徴としている。
【0022】請求項8の発明に係る動力伝達用チェーン
は、スプロケットとともに用いられ、リンクおよび枢支
部材の組立体から構成される動力伝達用チェーンにおい
て、該チェーンが、内側リンクの組に差し込まれた側部
ガイドリンク対を含む複数組のガイドリンクを有すると
ともに、該内側リンクの組が、スプロケットと接触する
ための垂れ下がったつま先部対を備えたリンクを有して
おり、隣接する内側リンクの組が、内側ノンガイド列リ
ンクと組み合わされる内側ガイド列リンクの組を構成す
るように組み合わされ、各リンクが、間隔をあけて配置
されかつ連続する面で形成された一対の開孔を有してお
り、一つのリンクの組の開孔が、隣接するリンクの組の
一組の開孔とともに整列されて配置され、ガイドリンク
および内側ガイド列リンク内の開孔が少なくとも一つの
曲面を有し、内側ノンガイド列リンク内の開孔が複数の
曲面を有しており、枢支部材が、小さな曲率の前面部
と、第1の半径によって形成される凸状の背面部とを有
し、ガイドリンクおよび内側ガイド列リンクによって構
成される曲面部に枢支部材の背面部が係合して、枢支部
材のガイドリンクに対する実質的な回転を防止できるよ
うに、枢支部材がガイドリンクおよび内側ガイド列リン
クの開孔内で支持されるとともに、チェーンの関節運動
時に面同士が互いに動くときに、枢支部材の背面部が内
側ノンガイド列リンクの開孔内で動き得る状態で、枢支
部材の前面部と内側ノンガイド列リンク開孔の曲面部と
が係合して互いに揺動するように、枢支部材が内側ノン
ガイド列リンクの開孔内で支持されていることを特徴と
している。
【0023】請求項9の発明に係る動力伝達用チェーン
は、請求項8において、ガイドリンクおよび内側ガイド
列リンク内の開孔が、ロッカー半径によって形成される
小さな曲率の前面部を有し、内側ノンガイド列リンク内
の開孔が、ロッカー半径によって形成される曲面状の前
面部を有するとともに、ガイドリンクおよび内側ガイド
列リンクの前面部を形成するロッカー半径が、内側ノン
ガイド列リンクの前面部を形成するロッカー半径よりも
大きいことを特徴としている。
【0024】請求項10の発明に係る動力伝達用チェー
ンは、請求項9において、ガイドリンクおよび内側ガイ
ド列リンクが第1の距離のピッチ長を有し、内側ノンガ
イド列リンクが第2の距離のピッチ長を有していること
を特徴としている。
【0025】請求項11の発明に係る動力伝達用チェー
ンは、請求項10において、ガイドリンクおよび内側ガ
イド列リンクを形成するロッカー半径と、内側ノンガイ
ド列リンクを形成するロッカー半径との差が、内側ノン
ガイド列リンクのピッチ長と、内側ガイド列リンクおよ
びガイドリンクのピッチ長との差の半分になっているこ
とを特徴としている。
【0026】
【作用】本発明の一実施態様にしたがって、動力伝達用
チェーンは、リンク及び枢支部材の組立体から構成され
る。このチェーンは、内側リンクの組が交互に差し込ま
れた複数組のガイドリンクを含んでいる。各ガイドリン
クおよび内側リンクは、間隔をあけて配置された一対の
開孔を有している。このチェーンを組み立てるには、あ
るリンクの組の開孔は、隣接するリンクの組の開孔とと
もに横方向に一直線状に整列される。
【0027】開孔は連続する面で形成されている。ガイ
ドリンク内の開孔は少なくとも一つの曲面を有してお
り、少なくとも幾つかの内側リンク内の開孔は複数の曲
面を有している。
【0028】枢支部材は、ピンの形態でリンク開孔内に
嵌入されている。ピンは、実質的に平坦な前面部と、凸
状の背面部とを有している。枢支部材の背面部は第1の
半径によって形成される。枢支部材は、ガイドリンクに
より定められる曲面部に該枢支部材の背面部が係合する
ように、ガイドリンクの開孔内に密に圧入されている。
このように密に圧入することにより、ガイドリンクに対
してピンが実質的に回転するのが妨げられている。
【0029】ピンの背面と、これに関連する少なくとも
幾つかの内側リンクの開孔との間のクリアランスを必要
最小限にしたことにより、枢支部材の背面部が、チェー
ンの少なくとも幾つかの内側リンクの開孔内で自由に動
くことができる。枢支部材の前面部と、少なくとも幾つ
かの内側リンクの開孔の曲面部とが係合して、互いに揺
動する。
【0030】少なくとも幾つかの内側リンクの開孔は連
続する半径で構成されている。これらの開孔は、積極的
な傾斜角を形成するように、リンク本体部の水平方向の
中心線に対して回転している。一実施態様では、ガイド
リンクの開孔は、リンクのピッチラインのみならずリン
クの水平方向中心線に対して直角で、かつピンの平坦面
に適合するような平坦面を有している。少なくとも幾つ
かの内側リンクの開孔は、ガイドリンクのピッチ長より
も長いピッチ長が得られるように、間隔をあけて配置形
成されている。
【0031】本発明のロッカージョイントは、内向き歯
付きのサイレントチェーンやCVT用の動力伝達用チェ
ーンに用いられる。サイレントチェーンへの適用におい
ては、内側リンクが一対の垂れ下がった歯を有してお
り、該歯は、チェーン駆動のためのスプロケットと接触
するように形成されている。一つの実施態様においては
内側リンクの組がブロック配列されており、ガイド列内
に内側リンクが存在していない。他の実施態様において
は、内側リンクの組がガイドリンク列内に設けられると
ともに、他の内側リンクの組がノンガイドリンク列内に
設けられるように、内側リンクの組が組み合わされてい
る。CVTへの適用においては、リンクが、負荷ブロッ
クの形態をとる荷重伝達部材を含んでいる。負荷ブロッ
クは、リンクの回りにまたはリンク基部に形成された通
路を通って延びている。あるいは、動力伝達のためにピ
ンがプーリシーブに接触している。
【0032】CVT用の動力伝達用チェーンにおいて
は、チェーンはガイドリンクの組および内側リンクの組
を含んでいる。内側リンクの一つの組はノンガイド列に
あるリンクである。内側リンクのもう一つの組はガイド
列にある。内側リンクはピンに対して回転するように設
計されている。ガイドリンクの組は、列または組の外側
に配置された外部または側部ガイドリンク対を含んでい
る。
【0033】側部ガイドリンクは好ましくはピンに密に
圧入されている。すなわち、側部ガイドリンクに対して
回転しないように、ピンが側部ガイドリンクの開孔内に
嵌合している。また、内側ガイド列リンクがピンに密に
圧入されていてもよい。このようなチェーンでは、内側
ガイド列リンクもまた、ピン横断面に適合し、これによ
りピンに対するリンクの回転を防止するように設計され
た開孔を有している。あるいは、内側ガイド列リンク
が、ピンに対するリンクの回転を許容するように設計さ
れた開孔を有していてもよい。
【0034】内向き歯(すなわちサイレント)の動力伝
達用チェーンに用いられる本発明のロッカージョイント
もまた、密に圧入されかつ側部にないガイドリンクとと
もに用いてもよい。この側部にないガイドリンク(内側
ガイドリンク)は、側部ガイドリンクと同一の形状を有
し、また枢支部材の形状に適合するように設計された開
孔を有している。しかしながら、この実施態様では、内
側ガイドリンクは、チェーンをガイドするためのスプロ
ケット上の補充溝と係合する。CVTとともに用いられ
る実施態様の場合と同様に、この実施態様では、ノンガ
イド列の内側リンクの個数が、好ましくはガイドリンク
の内側リンクの個数を越えている。
【0035】ピンに密に圧入されたまたはピンとの嵌合
がしまりばめのガイドリンクを使用することにより、密
に圧入されていないリンクと比較して、リンクの疲労強
度が増加する。ガイド列に使用するリンクの個数をノン
ガイド列よりも少なくすることにより、チェーンにおけ
る接触応力が減少する。
【0036】内向き歯のすなわちサイレントチェーンの
ある特定の実施態様においては、チェーンは、ガイドリ
ンクの組と、組み合わされた内側リンクの組とを含んで
いる。ガイドリンクの組は、内側リンクの列または組の
外側に配置された外部または側部ガイドリンク対を含ん
でいる。あるいは、ガイドリンクが内側のまたは側部に
ないリンクであってもよく、この場合には、スプロケッ
トが内側ガイドリンクを受け入れるための補充溝を有し
ている。ガイドリンクは好ましくはピンに密に圧入され
ている。すなわち、ガイドリンクに対して回転しないよ
うに、ピンがガイドリンクの開孔内に嵌合している。
【0037】内側リンクの一組がガイド列に配置され、
かつノンガイド列にある内側リンクの他の組と組み合わ
されるように、内側リンクの組が組み合わされている。
内側リンクの組の形状は、開孔形状を除いて、とくにつ
ま先部のフランク面の形状に関して同一であるかまたは
異なっている。一つの組たとえばガイド列の内側リンク
の組内において、リンク形状とくにつま先部のフランク
面の形状は、同一であってもよいしまた異なっていても
よい。このように、幾つかのリンクは内側フランク面で
スプロケット歯と接触し、他のリンクは外側フランク面
でスプロケット歯と接触する。
【0038】好ましくは内側ガイド列リンクは、ピンに
対するリンクの回転を防止するために、ピン横断面と実
質的に適合するように設計された開孔を有している。内
側ノンガイド列リンクは、ピンに対して回転するように
設計された開孔を有している。しかしながら、内側ノン
ガイド列リンクのピッチ長は、内側ガイド列リンクおよ
びガイドリンクのピッチ長よりも長い。等間隔に配置さ
れた歯を有するスプロケットとともに本実施態様のチェ
ーンを使用するのが望ましいのであれば、ガイドリンク
列のリンクのロッカー半径は、ノンガイド列のリンクの
ロッカー半径と異なっていなければならない。好ましく
は、ガイド列のリンクのロッカー半径とノンガイド列の
リンクのロッカー半径との差は、ノンガイド列のリンク
のピッチ長とガイド列のリンクのピッチ長との差の半分
であるべきである。このようにして、スプロケット歯上
へのリンクの着座を意味する、スプロケット中心線から
ロッカー半径中心を通る線までの距離が、ノンガイド列
リンクおよびガイド列リンクについて実質的に同一にな
る。
【0039】本発明のロッカージョイントは、ブロック
状に配置された内向き歯付きリンクのタイミングチェー
ンに適用される。この構造では、内側リンクは、実質的
に同一であって、ブロックを形成するように一列に並ん
で配置されている。このブロック配列された内側リンク
の列または組は、好ましくはガイドリンク列に置き換え
られる。ガイドリンクとの組は内側リンクを含まない。
同様に、ロッカージョイントは、ブロック配列されたC
VTチェーンに使用することができる。
【0040】本発明のロッカージョイントもまた、内向
き歯付きリンクのタイミングチェーンやトランスミッシ
ョンチェーンの駆動に適用される。この構造では、内側
リンクの組は、ノンガイドリンク列の内側リンクの他の
組と組み合わされたガイドリンク列の内側リンクからそ
の一組が構成されるように、配置されている。リンク形
状は同一であってもよいし、また異なっていてもよい。
【0041】本発明による単一ピンのロッカージョイン
トを使用することは、丸ピンチェーンを使用するよりも
多くの利点がある。ロッカージョイントは、丸ピンジョ
イントよりも一般に高効率であり、低摩耗性を有してい
る。さらに、本発明による単一ピンのロッカージョイン
トは、もう一つのピンを除いたことによって、従来技術
である二つのピンのロッカージョイント設計よりも優れ
ている。
【0042】なお、フィリップ・ジェイ・モットによる
米国特許第 5,176,587号に参照個所が示されており、こ
の特許の名称は「単一ピンのロッカージョイントブッシ
ングチェーン」であって、本件出願の主題に関係してお
り、参考としてこの明細書中に組み込まれている。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明のロッカージョイントを使用
した動力伝達用チェーン10の一実施態様の一部を示し
ている。このチェーン10は、交互に配置されたリンク
の組または列を含んでいる。図1の実施態様では、チェ
ーン10は、内側リンク列14が挟み込まれたガイドリ
ンク列12を有している。ガイドリンク列12は、外側
のつまり側部に位置するガイドリンク16から構成さ
れ、内側リンク列14は内側リンク18から構成されて
いる。ガイドリンク16は図4により明確に示されてお
り、内側リンク18は図2により明確に示されている。
【0044】この実施態様では、内側リンク18の組は
ブロック状に配列されており、ガイドリンク16の組は
内側リンク18を含んでいない。図19ないし図35に
示され、以下により詳細に説明される他の実施態様にお
いては、内側リンクの組が、ガイドリンク列の内側リン
クの一つの組と、ノンガイドリンク列の内側リンクのも
う一つの組とに組み合わされている。
【0045】完成されたチェーン駆動装置(図示せず)
は、無端状に連結され、少なくとも一対のスプロケット
の回りに巻き掛けられたチェーン10を有している。ス
プロケットは、例えばエンジンのクランクシャフトやカ
ムシャフトのような軸に据え付けられている。スプロケ
ットは直径が異なっており、異なった形状の異なった数
の歯または均等間隔で配置された同一形状の歯を有して
いる。チェーン・スプロケット装置は、アイドラスプロ
ケットを含んでいてもよい。
【0046】リンクの列または組は、並んで配置された
複数のリンクから構成されている。差し込まれた組のリ
ンクは、好ましくは第1の組のリンクと交互に配置され
る。隣り合ったリンクの組は枢支部材20によって連結
されており、該枢支部材20は、平坦な前側作動面と円
弧状の背面とを備えたピンとして図6に示されている。
枢支部材は、整列された開孔の組22,24および2
6,28内に受け入れられている。各リンクは好ましく
は、リンク両端に配置された一対の開孔を有している。
【0047】サイレントチェーンの実施態様では、側部
ガイドリンク16は、スプロケット上のチェーンの横方
向の整列状態を維持している。この側部ガイドリンク1
6は、チェーンの外側に位置しており、スプロケット歯
とは何ら駆動噛合いを行わない。このように、ガイドリ
ンク16は、スプロケット歯が接触する部材を有しない
ことによって、内側リンクつまり駆動リンク18とは区
別される。スプロケットが接触する歯(図示せず)を有
しない内側ガイドリンクも、スプロケットに内側ガイド
リンク受け入れのための溝が形成されている場合には、
用いられる。
【0048】枢支部材20は、ガイドリンクの開孔2
6,28内に密に圧入されるように形成されている。サ
イレントチェーンの実施態様においては、枢支部材は、
チェーン組立体の完成状態を維持するために、典型的に
は頭部がかしめられているが、望ましいものであれば他
の方法を採用してもよい。CVT(Continuously Varia
ble Transmission)に適用される本発明の実施態様にお
いては、ピンを維持するようにガイドリンクが働く。側
部ガイドリンクがチェーンの列の外側に沿って配置され
ており、他のガイドリンクがピンに密に圧入され、チェ
ーンの列の内側に配置されている。
【0049】図4に示されるガイドリンクは、スプロケ
ット歯が接触する部材(内向き歯)がなく、側部ガイド
リンクとして知られている。側部ガイドリンク対は、チ
ェーンをスプロケット上で支持するために、ガイド列の
チェーン外側に配置されている。側部ガイドリンク対を
有しないノンガイド列は、内側リンクまたは内側ノンガ
イド列リンクを有している。外側または側部ガイドリン
クを、側部にない内側ガイドリンク、すなわち内側ガイ
ド列リンクと混同すべきではない。内側ガイド列リンク
は、ガイド列に存在するリンクである。サイレントチェ
ーンの実施態様では、内側ガイド列リンクは、スプロケ
ット歯と接触するように作られた内向き歯の対を含んで
いる。この内側ガイド列リンクもまた、ガイド列のピン
に密に圧入されていてもよい。CVTの実施態様では、
内側ガイド列リンクは、負荷ブロックのための通路を形
成するように作用する垂れ下がり部を有している。
【0050】チェーンが内側ガイド列リンクを含む場合
においては、ピンに密に圧入されるように、該内側ガイ
ド列リンクが側部ガイドリンクと同じ形状の開孔を有し
ている。あるいは、内側ガイド列リンクの開孔は、ピン
と開孔との嵌合が圧入に近い状態になるように、枢支部
材よりも若干小さくなっている。従って、図2の内側リ
ンクが内側ガイド列リンクとしてガイド列に配置されて
いるときには、リンク18は、図4及び図5に示すよう
な形状の開孔26,28を有する。
【0051】側部ガイドリンク16が図4に示されてい
る。ガイドリンク16は、本体部30と、両端部32,
34とから構成されている。ガイドリンク開孔は、実質
的に平坦な面38,40を有しており、これらの面はい
ずれも、リンクの本体部30の内側に向かっている。開
孔の背面42,44は、中心50,52から引かれた半
径46,48によって形成されている。半径の中心5
0,52は好ましくは、リンクの本体部内において開孔
26,28間に配置されている。開孔は、接続半径5
4,56を有するもう一つの接続円弧をそれぞれ有して
おり、これらは開孔26の側にだけ示されている。ガイ
ドリンクのピッチは、開孔の平坦面38,40間のリン
クピッチラインに沿った距離で測られる。
【0052】内側リンク18はガイドリンク16に差し
込まれている。リンク18は図2に示されており、間隔
をあけて配置された一対のつま先部58,60から構成
されている。これらのつま先部は、内側フランク面6
2,64および外側フランク面66,68から構成され
ている。開孔は複数の円弧面から構成され、これらの円
弧面は、図3の詳細図により明確に示されている。前面
69は、中心72から引かれた半径70の円弧面によっ
て形成されている。背面73は、中心76から引かれた
半径74の円弧面によって形成されている。接続面77
は、例えば半径78の円弧面のような複数の円弧面から
形成されている。内側リンク開孔の半径の中心は好まし
くは、リンクの両端部80,82に向かう開孔両端に位
置している。
【0053】内側リンクの開孔は好ましくは、それぞれ
中心線に関して対称である。左側の開孔22について中
心線84が示されている。右側の開孔24は、同様の対
称な中心線(図示せず)を有している。開孔は、積極的
に傾斜角を形成するように、リンクのピッチライン86
の回りに回転している。
【0054】内側リンクの開孔の好ましい傾斜角は約6
度であり、リンクの対称中心線とピッチラインとの間の
角度である。このことは、開孔の傾斜が零であるガイド
リンク16と相違している。内側リンクのピッチ長は、
開孔のピッチラインとの交叉点88,90間のピッチラ
インに沿って測られる。ピッチ点88,90は、開孔前
面の垂直方向の接点である。リンクのピッチラインの位
置は、スプロケットの形状ばかりでなく、リンク歯の形
態によっても決定される。内側リンクのピッチ長は、ガ
イドリンクのピッチ長よりも長い。
【0055】ピン20は図6に示され、その横断面の詳
細は図5に示されている。ピン20は本体部92を有し
ており、この本体部92は、実質的に平坦な前面作動面
94と、円弧状の背面96とを有している。背面96
は、複数の半径によって形成された円弧面から構成され
ている。これらの半径は、中心100から引かれた半径
98と、半径102,104とを含んでいる。
【0056】運転中において、サイレントチェーン実施
態様のロッカージョイントピン20のチェーンリンクに
対する挙動は、図7,図8および図9に示されている。
図7は、チェーンを真っ直ぐに引っ張った位置における
ピンを示している。この位置では、チェーンは二つのス
プロケット間で引き伸ばされており、このリンクはチェ
ーンの緊張スパン部分において示されている。ピンの前
側平坦面の揺動接触は、接触点110における開孔前面
側の円弧状部分から始まる。図7のチェーンを真っ直ぐ
に引っ張った位置においては、揺動接触点は、図2に示
されるように、垂直方向の接点88,90である。
【0057】揺動は、揺動型の運動として、ピンの平坦
面部分に沿って起こる。この揺動運動は、丸ピンジョイ
ントの丸い開孔内における丸ピンの摺動とは異なってい
る。ピンと開孔との小さなクリアランスは、揺動接触点
110とは逆側の点112において与えられている。ピ
ンの背面96と開孔の背面73との間の点112におい
て最小のクリアランスを与えることによって、チェーン
の関節運動時に、リンクに対するピン背面側の自由な動
きが実質的に許容される。チェーンを真っ直ぐに引っ張
った位置では、背面側におけるピンと開孔とのクリアラ
ンスは、チェーンの緊張スパン部分で与えられる。
【0058】ピン20は、チェーンリンクが十分に屈曲
した図8の位置までリンクに対して動く。この屈曲位置
では、チェーンがスプロケットの回りに巻き付き、リン
クがスプロケット内に十分に着座した状態の位置で示さ
れている。好ましくは、ピンの背面と開孔面との間の最
小のクリアランスは、この位置においても維持される。
【0059】タイミングチェーン駆動への適用において
は、チェーンにはバックベンディング能力または屈曲能
力が与えられる。この運動時には、チェーンの緩み側が
チェーンスナッバによって内方の位置に押さえ付けら
れ、リンクが最大のバックベンディング位置で示されて
いる(図9参照)。
【0060】サイレントチェーンの一実施態様において
は、本発明のチェーンはブロック配列で構成されてい
る。このようなブロック配列は図11に示されている。
エンジンのタイミング駆動用サイレントチェーンにおけ
るブロック配列の例は、米国特許第 4,759,740号にも示
されている。内側リンクは実質的に同一のものであり、
ブロックを形成する列に並んで配置されている。このブ
ロック配列された内側リンクの列または組は、好ましく
はガイドリンク列で置き換えられる。ガイドリンクの組
は、スプロケット歯が接触する部材を何ら含んでいな
い。すなわち、ガイドリンクの組は、スプロケット歯の
接触のための垂れ下がったつま先部を備えたリンクを何
ら含んではいない。
【0061】ブロック配列の構造では、ブロック内にお
ける内側リンクの開孔の曲面部が、ピンとの揺動接触の
ためにチェーン幅方向に沿って実質的に連続している曲
面を形成するように作動する。したがって、ブロック配
列されたリンクの開孔の内側曲面は、ピンに対する揺動
運動のためのロッカーを効果的に形成している。
【0062】このブロック構造によっても、内側リンク
の一つの型とともに用いられる単一ピンが使用できるよ
うになる。ブロック配列の構造がなければ、内側リンク
がガイドリンク列に存在しているだろう。ガイド列に内
側リンクを配置するためには、チェーンが配列できるよ
うに逆方向の開孔を備えた内側リンクの第2の型が必要
である。
【0063】あるいは、上述のように、以下に詳細に説
明されるような、側部にないガイドリンクまたは内側ガ
イド列リンクとして、内側リンクをガイド列に配置して
もよい。これらの内側ガイド列リンクは、リンクに対し
てピンの回転を阻止するために、ピンに密に圧入されて
いるか、ピンよりも若干小さな開孔を有している。密に
圧入することは、内側ガイド列リンクの開孔形状を、ピ
ンの形状に適合する側部ガイドリンクの開孔形状と同じ
にすることによって、達成される。内側ガイド列リンク
は、スプロケット歯と接触するのに適した垂れ下がった
一対のつま先部を有している。本実施態様では、ノンガ
イド列の内側リンクの個数は、好ましくはガイド列の内
側リンクの個数より多い。
【0064】ピンに密に圧入された、つまりしまりばめ
の内側ガイド列リンクを使用することにより、ピンに密
に圧入していないリンクに比較して、リンクの疲労強度
が増加する。ガイド列よりもノンガイド列に多数の内側
リンクを使用することによっても、チェーンの接触応力
が減少する。
【0065】本発明による単一ピンのロッカージョイン
トをブロック配列構造に使用することにより、ブロック
配列の利点と、ロッカーピンジョイントの利点とを併せ
持つようになる。ロッカージョイントは、一般に同等サ
イズの丸ピンジョイントよりも高効率であり、低摩耗特
性を有している。
【0066】本発明による単一ピンのロッカージョイン
トは、上述のようにサイレントチェーンとともに用いら
れる。またCVT(Continuously Variable Transmissi
on)用のチェーンとも用いられる。このようなチェーン
の一部が図10に示されている。このチェーンでは、動
力伝達は、リンクを囲むあるいはリンク下方の通路内に
位置する負荷ブロック部材110を介して行われる。
【0067】図10のチェーンは、ガイドリンク101
および内側リンク103とともに、単一ピン105を有
している。ガイド列の内側リンクには、ピンに対してリ
ンクが関節運動できるように、側部ガイドリンクの開孔
よりも大きな開孔が必要である。ガイド列における内側
リンクの開孔はまた、ノンガイド列における内側リンク
の開孔の逆方向に位置している。あるいは、ガイド列
(側部にないガイドリンク)における内側リンクが、ピ
ンの横断面と同一形状の開孔を有している。内側リンク
は、負荷ブロック110の支持のために、好ましくはブ
ロック配列されていない。
【0068】負荷ブロック部材がリンクを囲んでいるC
VTで使用される動力伝達用チェーンの一例が米国特許
第 4,507,106号に示されている。あるいは動力の伝達
は、プーリのシーブと接触するピンを介して行うことが
できる。
【0069】図12,図13および図14もまた、CV
T用の動力伝達用チェーンにおけるロッカージョイント
を示している。この種のチェーンの例は、米国特許第
5,007,883号に記述されており、該特許はこの明細書の
中に参考として組み込まれている。チェーン100また
はチェーンベルトは、差し込まれたあるいは配置された
多数の組のリンク102,104を含んでいる。各リン
クは、間隔をあけて配置された一対の開孔106,10
8を有している。開孔は、単一ピンの形態をとる枢支部
材が隣接するリンクを結合するように配置されており、
これによりチェーンが関節運動を行えるようになってい
る。チェーン配列のためには、異なる組のリンクが異な
る個数のリンクであってよい。
【0070】リンクは図15および図16に詳細に示さ
れている。各リンク102は、トランスミッションの軸
方向において下方に配置された一対のつま先部112,
114を有している。つま先部は間隔をあけて配置さ
れ、半径115によってそれらの間に形成される通路を
構成している。図15は、ガイド列に配置されるリンク
を示している。ガイド列リンクは、実質的にピンの横断
面形状と同じ形状を有する開孔106,108を含んで
おり、これにより、ピンに対するリンクの回転が阻止さ
れるようになっている。ガイド列リンクはしたがって、
ピンに密に圧入され、しまりばめの状態になっている。
開孔は、実質的に真っ直ぐな前面部116と、複数の半
径120,122によって形成される背面部118とを
有している。混成半径124が前面部および背面部を連
結している。
【0071】図16は、ノンガイド列に配置されたリン
ク104を示している。ノンガイド列リンクまたは内側
リンクは、ピンに対してリンクの回転を許容するように
形成された開孔を有している。開孔126,128は、
凸状曲面の前面部130と曲面状の背面部132とを含
んでいる。背面部は、半径134と混成半径136とに
よって形成されている。前面部は、半径131,133
によって形成されている。開孔は、水平線に対して積極
的に傾斜している。凸状の前面部は、わずかに円弧状に
なっている。ピンの前面部は、ロッカージョイントを形
成するように、内側リンク開口の円弧状前面部に対して
揺動する。前面部の半径131,133の曲率中心は、
開孔の逆側に位置している。
【0072】枢支部材は、図6に示されるピンと同様
に、好ましくはピンの形態をとっている。ピンの横断面
は、実質的にはガイド列リンクの開孔と同じである。ピ
ン145は図17に示され、半径140および半径14
2,144によって形成される背面部を有している。
【0073】負荷ブロック146は、リンクの各組に関
係しており、通路内に受け入れられている。負荷ブロッ
クの上部は通路と同じ形状をしているが、大きさは若干
小さくなっており、負荷ブロックを通路内に配置できる
ようになっている。負荷ブロックは通路から延びる下部
を有するとともに、CVTのプーリのフランジと係合す
るように設計された端部を有している。負荷ブロック
は、好ましくは固い金属から形成される。
【0074】図12,14は、チェーンのガイド列およ
びノンガイド列のリンク配列を示している。この配列パ
ターンでは、ノンガイド列154よりもガイド列152
の方がリンクの個数が少ない。この配列はチェーンの接
触応力を減少させる。図12および図14に示すよう
に、負荷ブロックは一端に溝または凹部148を有して
いる。この凹部はブロック内に位置しており、保持リン
クを配置するのに用いられる。保持リンクおよび凹部
は、チェーン運動方向を横切る方向のリンクのあらゆる
動きを規制するのに役立つ。
【0075】ガイド列は、外側(側部の)ガイドリンク
と、内側(側部にない)ガイドリンクとを含んでいる。
ノンガイド列は内側リンクを含んでいる。ガイドリンク
はピンに密に圧入されているが、内側リンクはピンに対
して回転し、単一ピンのロッカージョイントを形成して
いる。サイレントチェーンのジョイントと異なり、図1
2ないし図14のCVTチェーンジョイントは、チェー
ンの実質的なバックベンディングを許容しない。
【0076】図18は、図12のチェーンにおける内側
リンクの他の実施態様を示している。リンク160は、
大きな中央開孔162を有している。開孔162は、ピ
ンの回転を許容する一対の背面部164,166を含ん
でいる。大きな中央開孔は、図15のリンクにおける二
つの隔てられた開孔を結合している。開孔は、開孔背面
に対して揺動する位置にピンを保持するように構成され
た面168,170,172,174を含んでいる。
【0077】本発明によるチェーンのロッカージョイン
トを他の型のチェーンおよびリンク形状と結合すること
も可能である。たとえば、単一ピンのロッカージョイン
トは、リンク形状とくにつま先部のフランク面形状を組
み合わせたサイレントチェーンに用いることができる。
【0078】さらに、単一ピンのロッカージョイント
が、組み合わされた内側リンク面を有するサイレントチ
ェーンとともに使用することができる。図19は、本発
明のロッカージョイントを使用した、一般に200で示
されるサイレントチェーンの一実施態様を示している。
図19のチェーンは、内側リンクの組に差し込まれた側
部ガイドリンクとともに、隣接するガイドリンク列20
2およびノンガイドリンク列204を含んでいる。
【0079】内側リンクの組は、ガイドリンク210の
開孔に整列する開孔を有する内側ガイド列リンク410
と、該内側ガイド列リンク410とともに配列された内
側ノンガイド列リンク310とを含んでいる。この配列
パターンでは、ノンガイド列よりもガイド列の方が内側
リンクの数が少ない。この配列パターンは、チェーンの
接触応力を減少させる。
【0080】内側ガイド列リンク410および内側ノン
ガイド列リンク310の形状は、開孔部分を除いて、同
一であってもよいしまた異なっていてもよい。さらに、
ガイド列内の各内側リンクの形状は、同一でもよいし異
なっていてもよい。とくに、つま先部のフランク面の形
状は、図32および図33によく示されているように、
異なっていてよい。同様に、ノンガイド列内の各内側リ
ンクの形状は、同一でもよいし異なっていてもよい。
【0081】内側ガイド列リンクと内側ノンガイド列リ
ンクの隣接するリンクの組は、枢支部材500によって
連結され、該枢支部材は、前面の作動面502と円弧状
の背面508とを備えたピンとして図26に示されてい
る。枢支部材は、整列された開孔の組内に受け入れられ
ている。各リンクは好ましくは、リンク両端に配置され
た一対の開孔を有している。一つのリンク列を他のリン
ク列に対して関節運動させる方が好ましいので、内側ノ
ンガイド列リンク410は、枢支部材と実質的に同一形
状の開孔を有しており、これにより、枢支部材がリンク
に対して回転するのが防止されている。
【0082】ガイドリンクは、図4に示されるような適
切な形状であれば、どんな形状であってもよい。好まし
くは、ガイドリンクは図21に示されるような形状を有
している。より好ましくは、ガイドリンクは、内側リン
クの降伏荷重よりも小さな降伏荷重を有するような形状
および構造を備えている。これは、チェーンガイドリン
クという名称の米国特許出願第08/196,310号(弁護士事
件整理No.93003)により詳細に記述されている。この出
願は、本件出願の譲受人に譲渡されて、本件出願ととも
に出願されたもので、この明細書の中に参考として組み
込まれている。
【0083】図21では、ガイドリンク210は、本体
部212と、両端部214,216とから構成されてお
り、平坦な底部218と、間隔をあけて配置された一対
の開孔220,222とを備え、該開孔は、上方に延び
る一対のつま先部244,246によって囲まれてい
る。つま先部は好ましくは丸く形成されており、一方の
つま先部についてのみ示すように、半径248,25
0,252を有する接続円弧によって形成されている。
つま先部は、内側フランク面256,260と外側フラ
ンク面258,262とによって構成されており、内側
フランク面は、好ましくは丸いクロッチ部(股部)26
4によって連結されている。
【0084】ガイドリンクの底部は、一方の角部につい
てのみ示す半径270によって形成された丸い角部26
8を介して、側部270,272に結合されている。側
部は、開孔内に中心254を有する半径252で形成さ
れる円弧面を介して端部で外側フランク面に接続されて
いる。
【0085】開孔220,222は、クロッチ部と、リ
ンク端部との間に設けられている。開孔は、水平ピッチ
ライン224上に設けられており、各々好ましくは中心
線230に関して対称になっている。中心線は一方の開
孔について示されている。他の開孔は図示しない同様の
中心線を有している。開孔は、積極的に傾斜角を形成す
るように、ピッチラインに関して回転している。側部ガ
イドリンクにおける開孔の好ましい傾斜角は約3度であ
り、これは、対称中心線と、リンクのピッチラインとの
間の角度である。ガイドリンクのピッチ長は、各開孔の
ピッチラインとの各交叉点間において、ピッチラインに
沿って測られる。ピッチ点226,228は、開孔前面
部232における垂直方向の接点である。
【0086】開孔は、リンク本体部212の内方に向か
う前面部232と、リンク端部に向かう背面部236と
を有している。前面部232は、ピッチラインと対称中
心線との交叉点に位置する中心から引かれた半径234
の円弧によって形成される小さな曲率を有している。こ
の半径は、ガイドリンクのロッカー半径と呼ばれてい
る。開孔の背面部236は、開孔内の対称中心線上に位
置する中心から引かれた半径238(一方の開孔につい
てのみ図示)によって形成されている。開孔は、接続半
径240,242のもう一つの接続円弧をそれぞれ有し
ており、そのうちの少なくとも一方は、前面部と背面部
とを接続する混成半径242である。
【0087】内側ノンガイド列リンクの一実施態様が図
22に示されている。当業者が想到する他のリンク形状
ばかりでなく、図2に示すリンク形状もまた用いられ
る。図22の内側ノンガイド列リンク310は、本体部
312と、両端部314,316とによって構成され、
頂上部318と、間隔をあけて配置された一対の開孔3
20,322とを有している。各開孔は、スプロケット
歯と接触するように、間隔をあけて配置されかつ下方に
延びる一対のつま先部346,348によって囲まれて
いる。
【0088】各つま先部は好ましくは丸く形成され、一
方のつま先部についてのみ示された半径350,352
の接続円弧によって形成されている。つま先部は、内側
フランク面354,358と、外側フランク面356,
360とによって構成され、内側フランク面は、好まし
くは丸いクロッチ部362で連結されている。リンクの
頂上部は、一方の角部についてのみ示す半径370の丸
い角部368を介して、実質的に垂直な側部364,3
66に接続されている。側部は、両端部で外側フランク
面に結合されている。
【0089】開孔320,322は、クロッチ部とリン
ク端部との間に設けられており、図23により明確に示
すように、複数の円弧によって構成されている。開孔3
20,322は水平ピッチライン324上に設けられて
おり、好ましくは各々中心線330に関して対称になっ
ている。中心線は一方の開孔について示されている。他
方の開孔は同様の対称中心線(図示せず)を有してい
る。開孔は、積極的に傾斜角を形成するように、ピッチ
ラインの回りに回転している。開孔の好ましい傾斜角は
約3度であり、これは、対称中心線とリンクピッチライ
ンとの間の角度である。
【0090】内側ノンガイド列リンクのピッチ長は、各
開孔のピッチラインとの各交叉点間においてピッチライ
ンに沿って測られる。ピッチ点326,328は、開孔
前面部の垂直方向の接点である。リンクのピッチライン
の位置は、スプロケットの設計のみならず、リンク歯の
形状によっても決定される。内側ノンガイド列リンクの
ピッチ長は、ガイドリンクのピッチ長よりも長い。
【0091】開孔は、リンク端部に向かう凸状曲面の前
面部332と、リンク本体部の内方に向かう曲面状の背
面部336とを有している。曲面状の前面部は、ピッチ
ラインと対称中心線との交叉点上に位置する中心から引
かれた半径334の円弧から構成されている。この半径
は、ノンガイド列リンクのロッカー半径と呼ばれてい
る。開孔の背面部336は、開孔の対称中心線上方に位
置する中心340から引かれた半径338(一方の開孔
についてのみ図示)の円弧によって形成されている。開
孔は、接続半径342,344を有するもう一つの接続
円弧をそれぞれ含んでおり、それらの少なくともいずれ
か一方は、前面部および背面部を連結する混成半径であ
る。
【0092】内側ガイド列リンクの一実施態様は図24
に示されている。当業者が想到する他のリンク形状のみ
ならず、図4および図22に示されるリンク形状も用い
ることができる。図24の内側ガイド列リンク410
は、本体部412および端部414,416によって構
成されるとともに、頂上部418と、間隔をあけて配置
された一対の開孔420,422とを有しており、各開
孔は、間隔をあけて配置された一対のつま先部446,
448によって囲まれている。
【0093】つま先部は好ましくは丸く形成されてお
り、一方のつま先部についてのみ示された接続半径45
0,452の接続円弧によって形成されている。つま先
部は、内側フランク面454,458と、外側フランク
面456,460とによって構成されており、内側フラ
ンク面は、好ましくは丸いクロッチ部462で接続され
ている。
【0094】リンクの頂上部は、一方の角部についての
み示された半径466によって形成される丸い角部46
4を介して、好ましくは外方に傾斜する側部468,4
70に接続されている。側部は、開孔内に中心474を
有する半径472によって形成される円弧面を介し、端
部において外側フランク面に接続されている。
【0095】開孔はクロッチ部とリンク端部との間に設
けられており、図25により明確に示される複数の円弧
面によって構成されている。開孔の形状は、リンクが配
列できるように逆になっている点を除けば、ノンガイド
列のリンクの開孔と同一である。しかしながら、好まし
くは内側ガイド列リンクの開孔の形状は、側部ガイドリ
ンクと実質的に同一であり、その結果、枢支部材とも実
質的に同一になっている。
【0096】この形状は、内側ガイド列リンクがピンに
密に圧入されるようなものである。好ましくは、この形
状は、ピンが開孔に対してしまりばめになるように、開
孔横断面がピンよりも若干小さくなっている。このよう
にして、内側ガイド列リンクが、ピンに対して回転する
のが防止されている。その結果、内側ノンガイド列リン
クの組が、内側ガイド列リンクおよびガイドリンクに対
して関節運動をする。
【0097】内側ガイド列リンクの開孔420,422
は、水平方向のピッチライン424上に設けられてお
り、各々好ましくは中心線430に関して対称になって
いる。中心線は一方の開孔について示されている。他の
開孔は同様の中心線(図示せず)を有している。開孔
は、積極的に傾斜角を形成するように、ピッチラインの
回りに回転している。開孔の好ましい傾斜角は約3度で
あり、これは、対称線とリンクピッチラインとの間の角
度である。
【0098】内側ガイド列リンクのピッチ長は、開孔前
面部のピッチラインとの各交叉点間において、ピッチラ
インに沿って測られる。ピッチ点426,428は、開
孔前面部の垂直方向の接点である。内側ガイド列リンク
のピッチ長は、内側ノンガイド列リンクのピッチ長より
も小さくなっている。
【0099】とくに開孔420,422は、図25に最
もよく示されるように、リンク本体部の内方に向かう前
面部432と、リンク端部に向かう背面部436とを有
している。前面部432は、ピッチラインと対称中心線
との交点上に位置する中心から引かれた半径434の円
弧によって形成される小さな曲率を有している。この半
径は、内側ガイド列リンクのロッカー半径と呼ばれてい
る。内側ガイド列リンクのロッカー半径434は、内側
ノンガイド列リンクのロッカー半径334よりも大きく
なっている。
【0100】開孔の背面436は、開孔内の対称中心線
上に位置する中心440から引かれた半径438の円弧
によって形成されている。この開孔は、接続半径44
2,444を有するもう一つの接続円弧を含んでおり、
これらのうちの少なくとも一方は、前面部と背面部とを
結合する混成半径である。
【0101】枢支部材の横断面が図26に示されてい
る。枢支部材は好ましくはピンであり、該ピンは、ガイ
ドリンクおよび内側ガイド列リンクと実質的に同一の半
径を有する小さな曲率の前側作動面502と、円弧状の
背面部508とを有する本体部を含んでいる。背面部
は、ピン本体部内において水平方向の中心線514上に
中心512を有する半径510の円弧から構成されてい
る。ピンは、接続半径516,518から形成されたも
う一つの接続円弧を含んでおり、これらのうちの少なく
とも一方は、背面部を前面部に接続する混成半径であ
る。
【0102】内側ガイド列リンクおよび内側ノンガイド
列リンクのある特徴部分は異なっているが、この実施態
様では、各々のフランク面は好ましくは実質的に同一で
あり、これにより、両リンクがスプロケット歯に同じよ
うに接触するようになっている。しかしながら、上述の
ように、本発明のロッカージョイントは、内側リンクの
フランク形状が混合されたサイレントチェーンに使用す
ることができる。内側リンク形状が混合されたサイレン
トチェーンの一例は上述の米国特許第 4,342,560号に示
されて説明されており、該特許はこの明細書の中に参考
として組み込まれている。
【0103】図27ないし図35は、少なくとも幾つか
の内側リンクのフランク形状が異なっている本発明のロ
ッカージョイントを使用したサイレントチェーン100
0の他の実施態様を示している。さらに詳細には、ガイ
ド列1002内の少なくとも幾つかの内側リンクが異な
ったフランク形状を有している。同様に、ノンガイド列
1004内の少なくとも幾つかの内側リンクが異なった
フランク形状を有している。図27ないし図35に示さ
れた実施態様では、ガイド列およびノンガイド列の内側
リンクが二つの異なったリンク形状を有している。
【0104】ガイドリンクは、図4および図21に示さ
れるような適切な形状であれば、いかなる形状であって
もよい。好ましくはガイドリンクは、図28に示される
ような形状を有している。より詳細には、ガイドリンク
は、内側リンクよりも降伏荷重が小さくなるような形状
および構造を有している。このことは、本件出願の譲受
人に譲渡され、本件出願と同日に出願されたチェーンガ
イドリンクという名称の米国特許出願第08/196,310号
(弁護士事件整理No.93003)の中に十分に記述されてお
り、該出願はこの明細書の中に参考として組み込まれて
いる。
【0105】図28のガイドリンク1010は、本体部
1012と、端部1014,1016とによって構成さ
れるとともに、わずかに凹面状の底部1018と、間隔
をあけて配置された一対の開孔1020,1022とを
有している。各開孔は、上方に延びる一対のつま先部1
050,1052によって囲まれている。つま先部は好
ましくは丸く形成されており、一方のつま先部について
のみ示された半径1054の円弧によって形成されてい
る。つま先部は、内側フランク面1056,1060
と、外側フランク面1058,1062とによって構成
され、内側フランク面は好ましくは丸いクロッチ部10
64で結合されている。
【0106】クロッチ部の底部は、開孔中心線の下方、
好ましくは開孔の下方に延びている。ガイドリンクの底
部1018は、一方の角部についてのみ示された半径1
068によって形成される丸い角部1066を介して、
側部1070,1072に連結されている。側部は、底
部から外方にテーパ状になっており、開孔内に中心10
76を有する半径1074によって形成される円弧を介
して、外側フランク面と端部で接続されている。
【0107】開孔1020,1022は、クロッチ部と
リンク端部との間に設けられている。開孔は水平方向の
ピッチライン1024上に設けられており、各々好まし
くは中心線1030に関して対称になっている。中心線
は一方の開孔に示されている。他の開孔は同様の中心線
を有している(図示せず)。開孔は、積極的に傾斜角を
形成するように、ピッチラインの回りに回転している。
側部ガイドリンクにおける開孔の好ましい傾斜角は約3
度であり、これは、対称中心線とリンクピッチラインと
の間の角度である。ガイドリンクのピッチ長は、各開孔
のピッチラインとの各交点間において、ピッチラインに
沿って測られる。ピッチ点1026,1028は、開孔
前面部の垂直方向の接点である。
【0108】開孔は、リンク本体部の内方に向かう前面
部1032と、リンク端部に向かう背面部1036とを
有している。前面部は、ピッチラインおよび対称中心線
の交点上に位置する中心から引かれた半径1034の円
弧によって形成される小さな曲率を有している。半径は
ガイドリンクのロッカー半径と呼ばれている。開孔の背
面部1036は、開孔内の対称中心線上に位置する中心
1040から引かれた半径1038(一方の開孔につい
てのみ図示)によって形成されている。開孔は接続半径
1042,1044,1046,1048のもう一つの
接続円弧をそれぞれ含んでおり、これらのうちの少なく
とも一つは、前面部と背面部とを接続する混成半径であ
る。
【0109】内側ノンガイド列リンクの形状は、当業者
が想到する他のリンク形状のみならず、図2および図2
2に図示された形状を含む多くの形状をとり得る。好ま
しくはノンガイド列の内側リンクは、図29および図3
0に最もよく示されているように、少なくとも二つの異
なった形状を有する。
【0110】図29の内側ノンガイド列リンク1110
は、本体部1112および端部1114,1116によ
って構成されるとともに、頂上部1118と、間隔をあ
けて配置された一対の開孔1200,1202とを備え
ている。各開孔は、間隔をあけて配置された一対のつま
先部1120,1122によって囲まれている。つま先
部は好ましくは丸く形成されており、一方のつま先部に
ついてのみ示された半径1124の接続円弧によって形
成されている。つま先部は、好ましくは丸いクロッチ部
1134で接続される内側フランク面1126,113
0と、外側フランク面1128,1132とによって構
成されている。
【0111】リンクの頂上部は、一方の角部についての
み示す半径1142によって形成された丸い角部114
0を介して、好ましくは外方に傾斜する側部1136,
1138に連結されている。側部は、開孔の前面部上に
中心1146を有する半径1144の円弧を介して、端
部で外側フランク面に接続されている。
【0112】図30の内側ノンガイド列リンク1150
は、本体部1152および端部1154,1156によ
って構成されるとともに、頂上部1158と、間隔をあ
けて配置された一対の開孔1200,1202とを有し
ており、各開孔は、間隔をあけて配置された一対のつま
先部1160,1162によって囲まれている。つま先
部は好ましくは丸く形成されるとともに、一方のつま先
部について示された半径1164の接続円弧によって形
成されている。つま先部は、好ましくは丸いクロッチ部
1174で接続される内側フランク面1166,117
0と、外側フランク面1168,1172とによって構
成されている。
【0113】リンク1150の内側フランク面は、図2
9に示すリンク1110の内側フランク面よりも大きな
角度をなしている。これにより、図29のリンク111
0は外側フランク面上でスプロケットと接触し、図30
のリンク1150は内側フランク面上すなわちクロッチ
部内でスプロケットと接触することになる。リンクの頂
上部は、開孔内に中心1182を有する半径1180の
円弧によって形成された丸い側部1176,1178に
連結されている。側部は、端部で外側フランク面に連結
されている。
【0114】ノンガイド列の内側リンクは枢支部材に対
して揺動するのが好ましいので、開孔の形状は、図29
および図30で示されたリンク1110,1150の各
形状について同一である。開孔1200,1202は、
図31により明確に示される複数の円弧によって構成さ
れている。
【0115】内側ノンガイド列リンクの開孔は、水平方
向のピッチライン1204上に設けられており、各々好
ましくは中心線1210に関して対称になっている。こ
の中心線は一方の開孔について示されている。他の開孔
は同様の中心線(図示せず)を有している。開孔は、積
極的に傾斜角を形成するように、ピッチラインの回りに
回転している。開孔の好ましい傾斜角は約3度であり、
これは、対称中心線とリンクピッチラインとの間の角度
である。
【0116】内側ノンガイド列リンクのピッチ長は、各
開孔のピッチラインとの各交点間において、ピッチライ
ンに沿って測られる。ピッチ点1206,1208は、
開孔前面部の垂直方向の接点である。リンクのピッチラ
インの位置は、スプロケットの設計のみならずリンク歯
の形状によって決定される。
【0117】開孔は、リンク端部に向かう凸状曲面の前
面部1212と、リンク本体部の内方に向かう曲面状の
背面部1216とを有している。曲面状の前面部121
2は、ピッチラインと対称中心線との交点上に位置する
中心から引かれた半径1214の円弧によって形成され
ている。この半径は、ノンガイド列リンクのロッカー半
径と呼ばれている。開孔の背面部1216は、開孔外側
においてリンク端部方向に向かう対称中心線上に位置す
る中心1220から引かれた半径1218(一方の開孔
についてのみ示す)の円弧によって形成されている。開
孔は、接続半径1222,1224のもう一つの接続円
弧をそれぞれ含んでおり、これらのうちの少なくとも一
方は前面部および背面部を連結する混成半径である。
【0118】内側ガイド列リンクの形状は、当業者が想
到する他のリンク形状のみならず、図4および図24に
示された形状を含む多くの形状をとり得る。好ましく
は、ノンガイド列の内側リンクは、図32および図33
に最もよく示されているように、少なくとも二つの異な
った形状を有している。図29および30に示すリンク
形状を図32および図33に示すリンク形状と比較する
と、開孔の形状を除いて、図32のリンク形状が図29
に示されたリンク形状と同一であることが当業者には理
解される。同様に、図33のリンク形状は、図30に示
されたリンク形状と同一である。
【0119】図32の内側ガイド列リンク1310は、
本体部1312および端部1314,1316によって
構成されるとともに、頂上部1318と、間隔をあけて
配置された一対の開孔1400,1402とを有してい
る。各開孔は、間隔をあけて配置された一対のつま先部
1320,1322によって囲まれている。つま先部は
好ましくは丸く形成されており、一方のつま先部につい
て示す半径1324の接続円弧によって形成されてい
る。つま先部は、好ましくは丸いクロッチ部1334で
接続される内側フランク面1326,1330と、外側
フランク面1328,1332とによって構成されてい
る。
【0120】リンクの頂上部は、一方の角部についての
み示す半径1342の丸い角部1340を介して、好ま
しくは外方に傾斜する側部1336,1338に連結さ
れている。側部は、開孔前面に中心1346を有する半
径1344によって形成された円弧を介して、端部で外
側フランク面に接続されている。
【0121】図33の内側ノンガイド列リンク1350
は、本体部1352および端部1354,1356によ
って構成されるとともに、頂上部1358と、間隔をあ
けて配置された一対の開孔1400,1402とを有し
ている。各開孔は、間隔をあけて配置された一対のつま
先部1360,1362によって囲まれている。つま先
部は好ましくは丸く形成されており、一方のつま先部に
ついて示した半径1364の接続円弧によって形成され
ている。つま先部は、好ましくは丸いクロッチ部137
4で接続される内側フランク面1366,1370と、
外側フランク面1368,1372とによって構成され
ている。
【0122】リンク1350の内側フランク面は、リン
ク1310の内側フランク面よりも大きな角度をなして
いる。これにより、リンク1310は外側フランク面で
スプロケットと接触するのに対し、リンク1350は内
側フランク面つまりクロッチ部内でスプロケットと接触
するようになっている。リンクの頂上部は、開孔内に中
心1382を有する半径1385の円弧によって構成さ
れる丸い側部1376,1378に連結されている。側
部は、端部で外側フランク面に接続されている。
【0123】開孔の形状は、枢支部材の受入れのために
逆になっている点を除けば、ノンガイド列のリンクの開
孔と同一である。しかしながら、好ましくは内側ガイド
列リンクの開孔の形状は、側部ガイドリンクの開孔と実
質的に同一であり、この結果、枢支部材と実質的に同一
になっている。開孔の形状は、内側ガイド列リンクがピ
ンに密に圧入されるようなものになっている。好ましく
は開孔の形状は、ピンが開孔に対してしまりばめになる
ように、内側ガイド列リンクの開孔横断面がピンよりも
若干小さくなっている。
【0124】このようにして、内側ガイド列リンクがピ
ンに対して回転するのが防止されている。この結果、内
側ノンガイド列リンクの組が、内側ガイド列リンクおよ
びガイドリンクに対して関節運動をするようになってい
る。
【0125】ガイド列の内側リンクは枢支部材に対して
回転しない方が好ましいので、開孔の形状は、図32お
よび図33に示すリンクの各形状について同一である。
開孔1400,1402は、図34により明確に示すよ
うに、複数の円弧によって構成されている。
【0126】内側ガイド列リンク1310,1350の
開孔1400,1402は、水平方向のピッチライン1
404上に設けられており、各々好ましくは中心線14
10に関して対称になっている。中心線は一方の開孔に
ついて示されている。他の開孔も同様の対称中心線(図
示せず)を有している。開孔は、積極的に傾斜角を形成
するようにピッチラインの回りに回転している。開孔の
好ましい傾斜角は約3度であり、これは、対称中心線お
よびリンクピッチラインの間の角度である。
【0127】内側ガイド列リンクのピッチ長は、開孔前
面部とピッチラインとの各交点間においてピッチライン
に沿って測られる。ピッチ点1406,1408は、開
孔前面部の垂直方向の接点である。内側ガイド列リンク
のピッチ長は、内側ノンガイド列リンクのピッチ長より
も短い。
【0128】開孔は、リンク本体部側に向かう前面部1
412と、リンク端部側に向かう背面部1416とを有
している。前面部は、ピッチラインと対称中心線との交
点上に位置する中心から引かれた半径1414の円弧に
よって形成される小さな曲率を有している。この半径
は、内側ガイド列リンクのロッカー半径と呼ばれてい
る。好ましくは内側ガイド列リンクロッカー半径は、後
述のように内側ノンガイド列リンクよりも大きい。
【0129】開孔の背面部1416は、対称中心線上に
おいて開孔内に位置する中心1420から引かれた半径
1418の円弧によって形成されている。開孔は、接続
半径1422,1424,1426,1428のもう一
つの接続円弧を含んでおり、これらのうちの少なくとも
一方は前面部と背面部とを接続している。
【0130】枢支部材の横断面は図35に示されてい
る。枢支部材は好ましくは本体部および円弧状の背面部
1508を含むピンであり、該本体部は、ガイドリンク
および内側ガイド列リンクと実質的に同一の半径を有す
る小さな曲率の前側作動面1502を有している。背面
部は、水平方向の中心線1514上においてピン本体部
内に中心1512を有する半径1510の円弧から構成
されている。ピンは、接続半径1516,1518,1
520,1522から形成されるもう一つの接続円弧を
含んでおり、これらのうちの少なくとも一つは、背面部
を前面部に接続している。
【0131】運転中において、図19ないし図35に示
すサイレントチェーンの実施態様における、内側ノンガ
イドリンクに対するロッカージョイントの枢支部材の挙
動は、図7,図8および図9に示されたものと同一であ
る。ピン背面部508,1508と、開孔背面部43
6,1216との間には、最小のクリアランスが存在し
ているのが好ましい。この小さなクリアランスは、揺動
接触点の逆側の点に設けられる。
【0132】組み合わされた構造では、ノンガイド列に
おける内側リンクの開孔の曲面部は、ピンとの揺動接触
のための曲面部を形成するように働く。したがって、内
側ノンガイドリンクにおける開孔の内側曲面部は、ピン
との揺動運動のためのロッカーを効率的に構成する。
【0133】上述のように、本発明におけるサイレント
チェーンの実施態様については、内側ガイド列リンクの
ピッチ長は内側ノンガイド列リンクのピッチ長よりも短
い。このため、全てのリンクがスプロケット上に適切に
着座するためには、スプロケットのそれぞれ隣り合う各
歯間の間隔がピッチ長の差を埋めるように修正されなけ
ればならない。したがって、特定のチェーンにしか使用
されないようなスプロケットを製作することが必要にな
る。
【0134】しかしながら、意外にも、ガイド列リンク
のロッカー半径をノンガイド列リンクのロッカー半径と
異ならせることによって、ピッチ長の差が補償され得る
ことが分かってきている。とくに、ガイド列リンクのロ
ッカー半径とノンガイド列リンクのロッカー半径との差
が、ノンガイド列リンクのピッチ長とガイド列リンクの
ピッチ長との差の半分に等しくなるように、ロッカー半
径を設計することによって、ピッチ長の差が補償され得
ることが分かってきている。このため、等間隔に配置さ
れた歯を周囲に有するスプロケットを使用することがで
きる。
【0135】図20は、内側ガイド列リンクと、スプロ
ケット歯と接触する内側ノンガイド列リンクとを備えた
中心1602のスプロケット1600を示している。ス
プロケット中心から各リンクのロッカー半径の中心を接
続する線までの距離が、リンク各列のスプロケットへの
着座の示唆を与えるものであることが、当業者によって
理解されるだろう。より好ましくは、各列の各リンクが
スプロケットに最適な量で着座するためには、各列につ
いて距離は同じである。ガイド列のロッカー半径とノン
ガイド列のロッカー半径との間の差を、ノンガイド列の
ピッチとガイド列のピッチとの差の半分に設計した結
果、スプロケット中心からロッカー半径の中心を接続す
る線までの距離が、内側ガイド列リンクおよび内側ノン
ガイド列リンクについて等しくなることが分かるだろ
う。
【0136】本発明についての幾つかの実施態様が記述
され図示されてきたが、本発明はこれらの実施態様に限
定されるものではない。本発明が関連する分野の当業者
は、本発明の原理を利用する変形例や他の実施態様を構
築し得る。
【0137】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るロッ
カージョイントおよび動力伝達用チェーンによれば、効
率を向上できるとともに摩耗を一層低減でき、しかも構
造を簡略化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるチェーン、すなわち内
向き歯付きリンクを備えたブロック配列のチェーンの斜
視部分図。
【図2】本発明のチェーンに用いられる内側リンクのリ
ンク形状の正面図。
【図3】図2のリンクの開孔の詳細図。
【図4】本発明のチェーンに用いられるガイドリンクの
リンク形状の正面図。
【図5】本発明のチェーンに用いられるピンの横断面形
状の詳細図。
【図6】図5のピンの斜視図。
【図7】チェーンを真っ直ぐに引っ張った状態において
リンク開孔内のピンの位置を示す、内側リンク及びピン
の正面概略図。
【図8】チェーンが十分に屈曲した状態においてリンク
開孔内のピンの位置を示す、内側リンク及びピンの正面
概略図。
【図9】チェーンがバックベンド(背面側への屈曲)を
起こした状態においてリンク開孔内のピンの位置を示
す、内側リンク及びピンの正面概略図。
【図10】CVTに使用される本発明のチェーン(ロー
ドブロック部材を含む)の斜視部分図。
【図11】ブロック配列構造の本発明によるチェーンの
平面図。
【図12】CVTに使用される本発明によるチェーンの
一実施態様の平面図。
【図13】図12の実施態様の正面図。
【図14】図13の14−14線に沿って切断した横断
面図。
【図15】図12の実施態様におけるガイド列リンクの
正面図。
【図16】図12の実施態様における内側列リンクの正
面図。
【図17】図12のチェーンに使用されるピンの横断面
詳細図。
【図18】図12のチェーンにおける内側リンクの変形
例の正面図。
【図19】内向き歯付きリンクが組み合わされた、本発
明によるチェーンの変形例の斜視部分図。
【図20】スプロケットに着座した図19のチェーンの
実施態様の正面部分図。
【図21】〔A〕は図19のチェーンの実施態様に有用
なガイドリンクのためのリンク形状の正面図、〔B〕は
該リンクの開孔の詳細図。
【図22】図19のチェーンの実施態様に有用な内側ノ
ンガイド列リンクのためのリンク形状の正面図。
【図23】図22のリンクの開孔の詳細図。
【図24】図19のチェーンの実施態様に有用な内側ガ
イド列リンクのためのリンク形状の正面図。
【図25】図24のリンクの開孔の詳細図。
【図26】図19のチェーンの実施態様に有用なピンの
横断面詳細図。
【図27】異なる形状を有する内向き歯付きリンクが組
み合わされた、本発明によるチェーンの変形例の斜視部
分図。
【図28】〔A〕は図27のチェーンの実施態様に有用
なガイドリンクのためのリンク形状の正面図、〔B〕は
該リンクの開孔の詳細図。
【図29】図27のチェーンの実施態様に有用な内側ノ
ンガイド列リンクの一形態のためのリンク形状の正面
図。
【図30】図27のチェーンの実施態様に有用な内側ノ
ンガイド列リンクの他の形態のためのリンク形状の正面
図。
【図31】図29及び図30のリンクの開孔の詳細図。
【図32】図27のチェーンの実施態様に有用な内側ガ
イド列リンクの一形態のためのリンク形状の正面図。
【図33】図27のチェーンの実施態様に有用な内側ガ
イド列リンクの他の形態のためのリンク形状の正面図。
【図34】図32及び図33のリンクの開孔の詳細図。
【図35】図27のチェーンの実施態様に有用なピンの
横断面詳細図。
【符号の説明】
200,1000 動力伝達
用チェーン 202,204,1002,1004 リンク列 210,310,410,1010 リンク 220,222,320,322 開孔 420,422,1020,1022 開孔 1200,1202,1400,1402 開孔 346,348,446,448 つま先部 1120,1122,1160,1162 つま先部 1320,1322,1360,1362 つま先部 332,1212 曲面部 336,1216 背面部 500,1500 枢支部材 502,1502 前面部 508,1508 背面部 1600 スプロケ
ット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード・エッチ・コール・ジュニア アメリカ合衆国 ミシガン州 48317,ユ ーテ ィカ,フォックス・レーン・イース ト45415, ビルディング5,アパートメ ント106 (72)発明者 フィリップ・ジェイ・モット アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13053, ド ライデン,キンバリー・サークル 1

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンクおよび枢支部材の組立体から構成
    されたチェーンのためのロッカージョイントであって、 該チェーンは、隣接するリンクの組202,204また
    は1002,1004が組み合わされた複数の差し込ま
    れたリンクの組を備え、各リンク310,410が、間
    隔をあけて配置されかつ連続面で形成された一対の開孔
    を有するとともに、少なくとも幾つかのリンクが一つの
    凸状円弧面を有し、一つのリンクの組の一組の開孔が、
    隣接するリンクの組の一組の開孔に対して横方向に整列
    されて配置されており、 少なくとも一つの枢支部材500または1500が、前
    面部502,1502と、複数の半径によって形成され
    た凸状の背面部508,1508とを有し、枢支部材の
    前面部とリンク開孔の凸状円弧面332,1212とが
    係合し互いに揺動するように、枢支部材が幾つかのリン
    クの開孔内で支持され、枢支部材の背面部が、チェーン
    の関節運動前に面同士が互いに動くときに、チェーンの
    緊張スパン部分において開孔背面部336,1216か
    らクリアランスを隔てて配置されている、ことを特徴と
    するロッカージョイント。
  2. 【請求項2】 内側ノンガイド列リンク204または1
    004の組に組み合わされた内側ガイド列リンク202
    または1002の組を構成するように、チェーンが、内
    側リンクの組に入れられた複数組の側部ガイドリンク2
    10,1010を有している、ことを特徴とする請求項
    1記載のロッカージョイント。
  3. 【請求項3】 内側リンクが、スプロケット歯1600
    と接触する垂れ下がった一対のつま先部346,34
    8,446,448,1120,1122,1160,
    1162,1320,1322,1360,1362を
    有している、ことを特徴とする請求項2記載のロッカー
    ジョイント。
  4. 【請求項4】 リンクおよび枢支部材の組立体から構成
    された動力伝達用チェーンにおいて、 該チェーンは、隣接する内側リンクの組202,204
    または1002,1004が組み合わされた内側リンク
    の組に差し込まれる複数組のガイドリンク210または
    1010を備え、各リンクは、間隔をあけて配置されか
    つ連続する面で形成された一対の開孔を有し、一つのリ
    ンクの組の開孔は、隣接するリンクの組の一組の開孔と
    ともに横方向に整列されて配置され、ガイドリンク内の
    開孔220,222または1020,1022は少なく
    とも一つの曲面を有し、少なくとも幾つかの内側リンク
    内の開孔は複数の凸状曲面を有しており、 枢支部材500または1500がそれぞれ前面部50
    2,1502と凸状の背面部508,1508とを有
    し、該背面部が複数の半径から構成されるとともに、ガ
    イドリンクによって形成される曲面部に枢支部材の背面
    部が係合して、ガイドリンクに対する枢支部材の実質的
    な回転が防止されるように、枢支部材がガイドリンクの
    開孔内で支持されており、枢支部材の前面部と内側リン
    ク開孔332,1212の凸状曲面とが係合して互いに
    揺動するように、枢支部材が少なくとも幾つかの内側リ
    ンクの開孔内で支持され、チェーンが関節運動をする前
    において面同士が互いに動くときに、チェーンの緊張ス
    パン部分において開孔背面部336,1216からクリ
    アランスを隔てて枢支部材の背面部が配置されている、
    ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
  5. 【請求項5】 ガイドリンク210,1010および内
    側ガイド列リンク410,1310,1350内の開孔
    が、半径234,434,1414によって形成される
    小さな曲率の前面部232,432,1412を有する
    とともに、内側ノンガイド列リンク310,1110,
    1150内の開孔が、半径334,1214によって形
    成される曲面状の前面部332,1212を有してお
    り、ガイドリンクおよび内側ガイド列リンクの前面部を
    形成する半径が内側ノンガイド列リンクを形成する半径
    よりも大きい、ことを特徴とする請求項4記載の動力伝
    達用チェーン。
  6. 【請求項6】 内側リンクが第1の距離のピッチ長を有
    するとともに、ガイドリンクが異なった距離のピッチ長
    を有している、ことを特徴とする請求項5記載の動力伝
    達用チェーン。
  7. 【請求項7】 内側リンクのピッチ長がガイドリンクの
    ピッチ長よりも長い、ことを特徴とする請求項6記載の
    動力伝達用チェーン。
  8. 【請求項8】 スプロケットとともに用いられ、リンク
    および枢支部材の組立体から構成される動力伝達用チェ
    ーンにおいて、 該チェーンは、内側リンクの組に差し込まれた側部ガイ
    ドリンク対を含む複数組のガイドリンク210または1
    010を有するとともに、該内側リンクの組が、スプロ
    ケット1600と接触する垂れ下がったつま先部対34
    6,348,446,448,1120,1122,1
    160,1162,1320,1322,1360,1
    362を備えたリンクを有しており、隣接する内側リン
    クの組が、内側ノンガイド列リンク204または100
    4と組み合わされる内側ガイド列リンク202または1
    002の組を構成するように組み合わされ、 各リンクが、間隔をあけて配置されかつ連続する面で形
    成された一対の開孔220,222,320,322,
    420,422,1020,1022,1200,12
    02,1400,1402を有しており、一つのリンク
    の組の開孔が、隣接するリンクの組の一組の開孔ととも
    に横方向に整列されて配置され、ガイドリンクおよび内
    側ガイド列リンク内の開孔が少なくとも一つの曲面を有
    し、内側ノンガイド列リンク内の開孔が複数の曲面を有
    しており、 枢支部材500または1500が、それぞれ小さな曲率
    の前面部502,1502と、第1の半径510,15
    10によって形成される凸状の背面部508,1508
    とを有し、ガイドリンクおよび内側ガイド列リンクによ
    って構成される各曲面部236,1036,436,1
    416に枢支部材の背面部が係合して、枢支部材のガイ
    ドリンクに対する実質的な回転を防止できるように、枢
    支部材がガイドリンクおよび内側ガイド列リンクの開孔
    内で支持されるとともに、チェーンの関節運動時に面同
    士が互いに動くときに、枢支部材の背面部が内側ノンガ
    イド列リンクの開孔内で動き得る状態で、枢支部材の前
    面部と内側ノンガイド列リンク開孔の曲面部332,1
    212とが係合して互いに揺動するように、枢支部材が
    内側ノンガイド列リンクの開孔内で支持されている、こ
    とを特徴とする動力伝達用チェーン。
  9. 【請求項9】 ガイドリンクおよび内側ガイド列リンク
    内の開孔が、各ロッカー半径234,1034,43
    4,1414によって形成される小さな曲率の前面部を
    有し、内側ノンガイド列リンク内の開孔が、ロッカー半
    径334,1214によって形成される曲面状の前面部
    を有するとともに、ガイドリンクおよび内側ガイド列リ
    ンクの前面部を形成するロッカー半径が、内側ノンガイ
    ド列リンクの前面部を形成するロッカー半径よりも大き
    い、ことを特徴とする請求項8記載の動力伝達用チェー
    ン。
  10. 【請求項10】 ガイドリンクおよび内側ガイド列リン
    クが第1の距離のピッチ長を有し、内側ノンガイド列リ
    ンクが第2の距離のピッチ長を有している、ことを特徴
    とする請求項9記載の動力伝達用チェーン。
  11. 【請求項11】 ガイドリンクおよび内側ガイド列リン
    クを形成するロッカー半径と、内側ノンガイド列リンク
    を形成するロッカー半径との差が、内側ノンガイド列リ
    ンクのピッチ長と、内側ガイド列リンクおよびガイドリ
    ンクのピッチ長との差の半分になっている、ことを特徴
    とする請求項10記載の動力伝達用チェーン。
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