JPH07290024A - 有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料 - Google Patents
有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料Info
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- JPH07290024A JPH07290024A JP11016694A JP11016694A JPH07290024A JP H07290024 A JPH07290024 A JP H07290024A JP 11016694 A JP11016694 A JP 11016694A JP 11016694 A JP11016694 A JP 11016694A JP H07290024 A JPH07290024 A JP H07290024A
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/36—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing sulfur, sulfides or selenium
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有害重金属を含有する廃棄物を安全に固形化
処理しかつ処理生成物を天然資源の代替品として土木建
築用材料に再利用すること。 【構成】 有害重金属含有廃棄物および熔滓スラグの混
合物100重量部と、硫黄又は硫黄と石油系炭化水素と
の反応によって生成する硫黄ポリマーセメント(SP
C)5〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよ
び/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30
重量部とからなる混合物よりなり、前記混合物を約12
0〜150℃の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化さ
せることにより得られる土木建築用材料 【効果】 有害重金属を含む産業廃棄物からかかる金属
の溶出のおそれがほとんどなくかつ強度にすぐれた処理
生成品が得られ、これらは天然の砂利、砕石の代替とし
て土木建築用材料として再利用することができる。
処理しかつ処理生成物を天然資源の代替品として土木建
築用材料に再利用すること。 【構成】 有害重金属含有廃棄物および熔滓スラグの混
合物100重量部と、硫黄又は硫黄と石油系炭化水素と
の反応によって生成する硫黄ポリマーセメント(SP
C)5〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよ
び/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30
重量部とからなる混合物よりなり、前記混合物を約12
0〜150℃の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化さ
せることにより得られる土木建築用材料 【効果】 有害重金属を含む産業廃棄物からかかる金属
の溶出のおそれがほとんどなくかつ強度にすぐれた処理
生成品が得られ、これらは天然の砂利、砕石の代替とし
て土木建築用材料として再利用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有害廃棄物の処理生成物
を利用した土木建築用材料に係り、特に重金属を含有す
る廃棄物を固体化処理することにより得られる土木建築
用材料に関する。
を利用した土木建築用材料に係り、特に重金属を含有す
る廃棄物を固体化処理することにより得られる土木建築
用材料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】従来土木用
骨材に関しては、砂利、砕石、割栗石、玉石等の自然資
源が利用されているが、近年資源の枯渇あるいは採取規
制の強化による品不足が問題となっている。高炉、平
炉、転炉、電炉等の金属製錬所から発生する熔滓スラグ
等を破砕整粒して、砂利、砕石等の代替えとして利用す
ることも試みられているが、品質規格基準による制約も
あって総てが有効に利用されるには到っていない。また
建設現場から得られるコンクリート塊やアスファルト塊
等も一部で利用されているが、回収処理を行う場所の確
保、周囲環境への配慮、品質の均一性、経済性等により
未だその活用が不充分な段階である。
骨材に関しては、砂利、砕石、割栗石、玉石等の自然資
源が利用されているが、近年資源の枯渇あるいは採取規
制の強化による品不足が問題となっている。高炉、平
炉、転炉、電炉等の金属製錬所から発生する熔滓スラグ
等を破砕整粒して、砂利、砕石等の代替えとして利用す
ることも試みられているが、品質規格基準による制約も
あって総てが有効に利用されるには到っていない。また
建設現場から得られるコンクリート塊やアスファルト塊
等も一部で利用されているが、回収処理を行う場所の確
保、周囲環境への配慮、品質の均一性、経済性等により
未だその活用が不充分な段階である。
【0003】一方製鋼ダスト、一般焼却灰、フライアッ
シュ、熔滓スラグ等の発生量は年々増加する傾向にあ
り、反面それらの処分用地は近年ますます逼迫してい
る。特にこれら廃棄物中にCd,Pb,Zn,Hg,C
r・・・等の有害重金属が含まれている場合は、その投
棄地周辺が重金属の溶出によって汚染される恐れがある
ため処分方法自体が問題となっている。
シュ、熔滓スラグ等の発生量は年々増加する傾向にあ
り、反面それらの処分用地は近年ますます逼迫してい
る。特にこれら廃棄物中にCd,Pb,Zn,Hg,C
r・・・等の有害重金属が含まれている場合は、その投
棄地周辺が重金属の溶出によって汚染される恐れがある
ため処分方法自体が問題となっている。
【0004】これらの廃棄物の処理方法として、ポルト
ランドセメント(PC)による重金属の封鎖方法が一般
的に試みられているが、種々の欠点がを伴うため重金属
を完全に封鎖する技術の完成には到っていない。すなわ
ちこの方法はPCの水和反応によるものであるが凝固ま
でに長時間を要し、また廃棄物中に存在する多くの塩類
その他の不純物質等により凝固反応が妨害されるため、
セメント固化強度及び耐久力の劣化につながり、亀裂等
が発生しやすく、特に酸性に弱い欠点により重金属が溶
出して環境汚染を生じる恐れがある。
ランドセメント(PC)による重金属の封鎖方法が一般
的に試みられているが、種々の欠点がを伴うため重金属
を完全に封鎖する技術の完成には到っていない。すなわ
ちこの方法はPCの水和反応によるものであるが凝固ま
でに長時間を要し、また廃棄物中に存在する多くの塩類
その他の不純物質等により凝固反応が妨害されるため、
セメント固化強度及び耐久力の劣化につながり、亀裂等
が発生しやすく、特に酸性に弱い欠点により重金属が溶
出して環境汚染を生じる恐れがある。
【0005】さらに、硫黄の温度による形態変化に着目
して産業廃棄物に硫黄を混合して加熱し、溶融状態の硫
黄と混練された廃棄物粒子中の重金属を冷却時に凝固す
る硫黄の高分子鎖中に取り込んだ状態で廃棄物を固形化
することも提案されている。この方法は処理が迅速であ
り、かつ有害物質が凝固した高分子硫黄鎖中に取り込ま
れて外部に溶出し難い状態となるので、重金属を含む廃
棄物の固形化処理に適している。
して産業廃棄物に硫黄を混合して加熱し、溶融状態の硫
黄と混練された廃棄物粒子中の重金属を冷却時に凝固す
る硫黄の高分子鎖中に取り込んだ状態で廃棄物を固形化
することも提案されている。この方法は処理が迅速であ
り、かつ有害物質が凝固した高分子硫黄鎖中に取り込ま
れて外部に溶出し難い状態となるので、重金属を含む廃
棄物の固形化処理に適している。
【0006】しかし従来の硫黄処理方法においては、廃
棄物中に多量の塩類が存在していたり、廃棄物自体がた
とえば製鋼ダストのようにミクロン以下の超微粒子の場
合には、重金属を固定封鎖する際に被処理廃棄物以上の
多量の硫黄を必要とする場合があり、それでも尚完全に
二次的な溶出をおさえられるとは限らない。
棄物中に多量の塩類が存在していたり、廃棄物自体がた
とえば製鋼ダストのようにミクロン以下の超微粒子の場
合には、重金属を固定封鎖する際に被処理廃棄物以上の
多量の硫黄を必要とする場合があり、それでも尚完全に
二次的な溶出をおさえられるとは限らない。
【0007】本発明の目的は有害重金属を含有する産業
廃棄物の固体化処理によって、有害物質である重金属の
環境への流出がほとんどなく、高い密度および強度を有
しかつ耐酸性、耐塩性および耐液浸透性にすぐれた安定
な土木建築用材料を提供することにある。
廃棄物の固体化処理によって、有害物質である重金属の
環境への流出がほとんどなく、高い密度および強度を有
しかつ耐酸性、耐塩性および耐液浸透性にすぐれた安定
な土木建築用材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための技術的手段】前記本発明の目的
は、有害重金属含有廃棄物100重量部と、硫黄5〜1
00重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダ及び/又はキレ
ート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30重量部とから
なる混合物よりなり、前記混合物を約120〜150℃
の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる
土木建築用材料によって達成される。
は、有害重金属含有廃棄物100重量部と、硫黄5〜1
00重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダ及び/又はキレ
ート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30重量部とから
なる混合物よりなり、前記混合物を約120〜150℃
の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる
土木建築用材料によって達成される。
【0009】本発明の目的はまた有害重金属含有廃棄物
100重量部と、硫黄と石油系炭化水素との反応によっ
て生成する硫黄ポリマーセメント(SPC)5〜100
重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよび/又はキレー
ト剤からなる重金属封鎖安定剤を1〜30重量部とから
なる混合物よりなり、前記混合物を約120〜150℃
の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる
土木建築用材料によって達成される。
100重量部と、硫黄と石油系炭化水素との反応によっ
て生成する硫黄ポリマーセメント(SPC)5〜100
重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよび/又はキレー
ト剤からなる重金属封鎖安定剤を1〜30重量部とから
なる混合物よりなり、前記混合物を約120〜150℃
の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる
土木建築用材料によって達成される。
【0010】本発明の目的はまた有害重金属含有廃棄物
および熔滓スラグの1:0.5 〜2重量比の混合物100
重量部と、硫黄5〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化
ソーダおよび/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定
剤1〜30重量部とからなる混合物よりなり、前記混合
物を約120〜150℃の温度で加熱溶融混練し次いで
冷却固化させて得られる土木建築用材料によって達成さ
れる。
および熔滓スラグの1:0.5 〜2重量比の混合物100
重量部と、硫黄5〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化
ソーダおよび/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定
剤1〜30重量部とからなる混合物よりなり、前記混合
物を約120〜150℃の温度で加熱溶融混練し次いで
冷却固化させて得られる土木建築用材料によって達成さ
れる。
【0011】本発明の目的はまた有害重金属含有廃棄物
および熔滓スラグの1:0.5 〜2重量比の混合物100
重量部と、硫黄と石油系炭化水素との反応によって生成
する硫黄ポリマーセメント(SPC)5〜100重量部
と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよび/又はキレート剤か
らなる重金属封鎖安定剤1〜30重量部とからなる混合
物よりなり、前記混合物を約120〜150℃の温度で
加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる土木建築
用材料によって達成される。
および熔滓スラグの1:0.5 〜2重量比の混合物100
重量部と、硫黄と石油系炭化水素との反応によって生成
する硫黄ポリマーセメント(SPC)5〜100重量部
と、硅酸ソーダ、硫化ソーダおよび/又はキレート剤か
らなる重金属封鎖安定剤1〜30重量部とからなる混合
物よりなり、前記混合物を約120〜150℃の温度で
加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得られる土木建築
用材料によって達成される。
【0012】
【作用】本発明において処理対象とする有害重金属含有
廃棄物は、Cd,Pb,Zn,Hg、Cr等の有害重金
属を一種又は二種以上含有する廃棄物であり、特にかか
る有害な重金属を含む恐れの大きい産業廃棄物、たとえ
ば製鋼ダスト、一般焼却灰およびフライアッシュ等であ
る。
廃棄物は、Cd,Pb,Zn,Hg、Cr等の有害重金
属を一種又は二種以上含有する廃棄物であり、特にかか
る有害な重金属を含む恐れの大きい産業廃棄物、たとえ
ば製鋼ダスト、一般焼却灰およびフライアッシュ等であ
る。
【0013】硫黄は製鋼ダスト等の廃棄物中の重金属塩
と反応して硫化物を形成し、温度による形態変化に際し
冷却凝固する硫黄の高分子鎖中に廃棄物粒子中の重金属
を取込みかつ廃棄物全体を固形化する。
と反応して硫化物を形成し、温度による形態変化に際し
冷却凝固する硫黄の高分子鎖中に廃棄物粒子中の重金属
を取込みかつ廃棄物全体を固形化する。
【0014】硫黄は前記の廃棄物100重量部に対し、
硫黄5〜100重量部の割合で混合される。硫黄の量が
廃棄物100重量部に対して、5重量部よりも少ないと
廃棄物中の重金属をほぼ完全に取り込むことが困難であ
る。一方その量を100重量部より多くしても、それに
よって得られる効果はそれほど向上せず、むしろ強度お
よびコストの面で不利となる。廃棄物100重量部に対
する硫黄の好ましい混合量は処理対象とする廃棄物によ
って異なるが、たとえば電炉からの製鋼ダストの場合、
40〜50重量部とすることが適当である。
硫黄5〜100重量部の割合で混合される。硫黄の量が
廃棄物100重量部に対して、5重量部よりも少ないと
廃棄物中の重金属をほぼ完全に取り込むことが困難であ
る。一方その量を100重量部より多くしても、それに
よって得られる効果はそれほど向上せず、むしろ強度お
よびコストの面で不利となる。廃棄物100重量部に対
する硫黄の好ましい混合量は処理対象とする廃棄物によ
って異なるが、たとえば電炉からの製鋼ダストの場合、
40〜50重量部とすることが適当である。
【0015】本発明において用いる前記重金属封鎖安定
剤は溶融状態の硫黄又はSPCとよく混和し、化学的,
物理的に重金属の封鎖に寄与する。すなわち、硅酸ソー
ダ(Na2 SiO3 )は廃棄物中の重金属塩と反応して
珪酸金属塩または金属水酸化物、更に脱水されて金属酸
化物等となる。また、硫化ソーダ(Na2 S)は重金属
塩と反応して金属硫化物となり、水に不溶な化合物とし
て安定化される。更にNa2 SiO3 は脱水により強固
な被膜をつくりその接着効果により粉状廃棄物ダストの
減容化、即ち見掛け比重の上昇に寄与し硫黄の使用量を
減少させる。
剤は溶融状態の硫黄又はSPCとよく混和し、化学的,
物理的に重金属の封鎖に寄与する。すなわち、硅酸ソー
ダ(Na2 SiO3 )は廃棄物中の重金属塩と反応して
珪酸金属塩または金属水酸化物、更に脱水されて金属酸
化物等となる。また、硫化ソーダ(Na2 S)は重金属
塩と反応して金属硫化物となり、水に不溶な化合物とし
て安定化される。更にNa2 SiO3 は脱水により強固
な被膜をつくりその接着効果により粉状廃棄物ダストの
減容化、即ち見掛け比重の上昇に寄与し硫黄の使用量を
減少させる。
【0016】キレート剤は廃棄物中の重金属をキレート
化合物として安定化する。このようなキレート剤として
は、一般に金属塩の分離や精製および分析等に用いられ
て、アルカリ土類金属、希土類および遷移金属等と安定
な錯塩を形成するいわゆるキレート試薬が用いられ、エ
チレンジアミン、EDTA、NTA、アセチルアセトン
グリシン等が挙げられる。本発明に特に好ましく用いら
れる市販のキレート剤としては、例えばエポルバ500
(登録商標:ミヨシ油脂(株))およびNKK重金属安
定剤A−100(日本鋼管(株))等が挙げられる。
化合物として安定化する。このようなキレート剤として
は、一般に金属塩の分離や精製および分析等に用いられ
て、アルカリ土類金属、希土類および遷移金属等と安定
な錯塩を形成するいわゆるキレート試薬が用いられ、エ
チレンジアミン、EDTA、NTA、アセチルアセトン
グリシン等が挙げられる。本発明に特に好ましく用いら
れる市販のキレート剤としては、例えばエポルバ500
(登録商標:ミヨシ油脂(株))およびNKK重金属安
定剤A−100(日本鋼管(株))等が挙げられる。
【0017】上記のような硅酸ソーダ,硫化ソーダおよ
び/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定剤は単独又
は二種以上の混合物として廃棄物100重量部当り1〜
30重量部の割合で混合される。重金属封鎖安定剤の混
合量が1重量部よりも少ないと、意図する封鎖効果が不
安定となる。一方、30重量部以上の量で加えても封鎖
効果はそれに伴って向上せずコスト面で不利となる。
び/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定剤は単独又
は二種以上の混合物として廃棄物100重量部当り1〜
30重量部の割合で混合される。重金属封鎖安定剤の混
合量が1重量部よりも少ないと、意図する封鎖効果が不
安定となる。一方、30重量部以上の量で加えても封鎖
効果はそれに伴って向上せずコスト面で不利となる。
【0018】次に廃棄物に対し、硫黄と重金属封鎖安定
剤を混合して、加熱混練する際の温度は約120〜15
0℃である。このときの温度が120℃よりも低いと硫
黄の溶融が不充分で混練が困難となり、一方、150℃
よりも高いと硫黄が粘稠度の高いμ相に移行して混練作
業効率を低下させる。
剤を混合して、加熱混練する際の温度は約120〜15
0℃である。このときの温度が120℃よりも低いと硫
黄の溶融が不充分で混練が困難となり、一方、150℃
よりも高いと硫黄が粘稠度の高いμ相に移行して混練作
業効率を低下させる。
【0019】硫黄および重金属封鎖安定剤は、廃棄物に
対し同時に混合してもよく、またあらかじめ重金属封鎖
安定剤を廃棄物に混合して加熱した後に、硫黄を添加し
てもよい。あらかじめ金属封鎖安定剤を廃棄物に混合す
る場合は、約100〜120℃程度に加熱することが好
ましく、これによって重金属封鎖安定剤が廃棄物中に充
分に混合された状態で反応が起るため、その後硫黄を加
えて加熱溶融混練する際の作業時間を同時添加の場合に
比べて著しく短縮することができる。
対し同時に混合してもよく、またあらかじめ重金属封鎖
安定剤を廃棄物に混合して加熱した後に、硫黄を添加し
てもよい。あらかじめ金属封鎖安定剤を廃棄物に混合す
る場合は、約100〜120℃程度に加熱することが好
ましく、これによって重金属封鎖安定剤が廃棄物中に充
分に混合された状態で反応が起るため、その後硫黄を加
えて加熱溶融混練する際の作業時間を同時添加の場合に
比べて著しく短縮することができる。
【0020】硫黄と重金属封鎖安定剤および廃棄物とを
加熱溶融混練した後、適当な型に移して放冷固化する。
この場合、通常の加圧ないしは振動成形機により又は型
枠流し込みにより半ブリケット化および放冷することに
より重金属がほぼ完全に封鎖され、それらの溶出による
二次汚染をおさえることが出来ると共に得られた処理成
形品について少なくとも150〜200kg/cm2 以
上の圧縮強度が得られる。この圧縮強度は時間の経過時
間と共に増大する。
加熱溶融混練した後、適当な型に移して放冷固化する。
この場合、通常の加圧ないしは振動成形機により又は型
枠流し込みにより半ブリケット化および放冷することに
より重金属がほぼ完全に封鎖され、それらの溶出による
二次汚染をおさえることが出来ると共に得られた処理成
形品について少なくとも150〜200kg/cm2 以
上の圧縮強度が得られる。この圧縮強度は時間の経過時
間と共に増大する。
【0021】この固化生成物は後述する実施例に記載す
るように含有する重金属の溶出値が法的規制値を充分に
満足するとともに前記の優れた圧縮強度を有するため、
それ自体でたとえば路盤補強工事や壁面型流し込み工事
等に利用することのできる土木建築用材料となる。さら
にこれらを適宜な寸法および形状に破砕して砂利、砕
石、割栗石、玉石、沈石等の代替品として利用すること
ができ、さらにこれらを骨材としてポルトランドセメン
ト等と配合することにより強度の点で従来のPCコンク
リートに匹敵しかつ有害重金属の溶出のおそれのほとん
どないコンクリートを製造することができる。
るように含有する重金属の溶出値が法的規制値を充分に
満足するとともに前記の優れた圧縮強度を有するため、
それ自体でたとえば路盤補強工事や壁面型流し込み工事
等に利用することのできる土木建築用材料となる。さら
にこれらを適宜な寸法および形状に破砕して砂利、砕
石、割栗石、玉石、沈石等の代替品として利用すること
ができ、さらにこれらを骨材としてポルトランドセメン
ト等と配合することにより強度の点で従来のPCコンク
リートに匹敵しかつ有害重金属の溶出のおそれのほとん
どないコンクリートを製造することができる。
【0022】本発明においてはまた有害重金属を含む廃
棄物の処理に際して前記硫黄に代えて硫黄と石油系炭化
水素化合物との反応生成物であるいわゆるSPCを用い
ることにより硫黄によるセメント効果を一層向上させる
ことができる。SPCは従来からコンクリートまたはア
スファルト等の代替もしくは改良材料として用いられて
おり(米国特許第4190816、4391969号
等)、硫黄と一種又はそれ以上の石油系炭化水素とをた
とえば60〜80%:40〜20%の混合比(重量比)
で130〜150℃で反応させることによって得られ
る。このような石油系炭化水素の例としては、C4-20の
オレフィン系炭化水素、ジオレフィン系炭化水素、ジシ
クロペンタジエンやそのオリゴマ等のジエン系炭化水
素、その他ビニルトルエン、メチルスチレン等の芳香族
炭化水素が挙げられる。
棄物の処理に際して前記硫黄に代えて硫黄と石油系炭化
水素化合物との反応生成物であるいわゆるSPCを用い
ることにより硫黄によるセメント効果を一層向上させる
ことができる。SPCは従来からコンクリートまたはア
スファルト等の代替もしくは改良材料として用いられて
おり(米国特許第4190816、4391969号
等)、硫黄と一種又はそれ以上の石油系炭化水素とをた
とえば60〜80%:40〜20%の混合比(重量比)
で130〜150℃で反応させることによって得られ
る。このような石油系炭化水素の例としては、C4-20の
オレフィン系炭化水素、ジオレフィン系炭化水素、ジシ
クロペンタジエンやそのオリゴマ等のジエン系炭化水
素、その他ビニルトルエン、メチルスチレン等の芳香族
炭化水素が挙げられる。
【0023】加熱溶融状態のSPCは廃棄物中の重金属
塩と反応して硫化物を生成し、これらが冷却によって生
成したガラス状SPCと結合し、さらに前記重金属封鎖
安定剤による処理生成物も含めて高分子化し、廃棄物ダ
ストの微粒子がSPCに覆われた状態で結合されて一体
化する。この場合、SPC中の炭化水素は撹拌混練の際
の混合物の粘度を低下させて混合を効率化し、さらにそ
れによって反応の促進および均一化に寄与し、重金属封
鎖安定剤との併用による効果をより一層向上させ、それ
によって硫黄単体を用いた場合に比較してより少量でか
つより効果的な処理が行われる。重金属含有廃棄物に対
するSPCの配合量は廃棄物の種類によっても変わる
が、たとえば廃棄物が製鋼ダストと鉄製錬スラグとの
1:1混合物である場合には廃棄物の20〜30重量%
程度でも充分である。
塩と反応して硫化物を生成し、これらが冷却によって生
成したガラス状SPCと結合し、さらに前記重金属封鎖
安定剤による処理生成物も含めて高分子化し、廃棄物ダ
ストの微粒子がSPCに覆われた状態で結合されて一体
化する。この場合、SPC中の炭化水素は撹拌混練の際
の混合物の粘度を低下させて混合を効率化し、さらにそ
れによって反応の促進および均一化に寄与し、重金属封
鎖安定剤との併用による効果をより一層向上させ、それ
によって硫黄単体を用いた場合に比較してより少量でか
つより効果的な処理が行われる。重金属含有廃棄物に対
するSPCの配合量は廃棄物の種類によっても変わる
が、たとえば廃棄物が製鋼ダストと鉄製錬スラグとの
1:1混合物である場合には廃棄物の20〜30重量%
程度でも充分である。
【0024】さらに本発明においては、硫黄又はSPC
を用いてダストを溶融混練固化する際熔滓スラグ等の粒
状物質を混合することにより配合割合に応じて異なるが
固形化物の圧縮強度の高いものが得られる。
を用いてダストを溶融混練固化する際熔滓スラグ等の粒
状物質を混合することにより配合割合に応じて異なるが
固形化物の圧縮強度の高いものが得られる。
【0025】前記廃棄物の中でも製鋼ダストやフライア
ッシュのように粒径がミクロンオーダ又はそれ以下の微
粉末状の産業廃棄物を硫黄やSPCと溶融混練するため
には比較的大量の硫黄やSPCを必要とし、かつ得られ
る固化成形体の圧縮強度等の物性も必ずしも全ての用途
における土木建築用材料としての特性を完全に満足させ
るものではない。このような微粒状の廃棄物に対しては
これも典型的な産業廃棄物である比較的粒径の大きな熔
滓スラグの破砕片(ミリオーダ)を混合して用いると溶
融処理に際して用いる硫黄の量をスラグ添加量に対応し
て大幅に減少させることができ、かつ得られる固化成形
体の圧縮強度等の物性も格段にすぐれたものとなり、土
木建築用材料又は骨材としてさらに実用的な用途が期待
される。
ッシュのように粒径がミクロンオーダ又はそれ以下の微
粉末状の産業廃棄物を硫黄やSPCと溶融混練するため
には比較的大量の硫黄やSPCを必要とし、かつ得られ
る固化成形体の圧縮強度等の物性も必ずしも全ての用途
における土木建築用材料としての特性を完全に満足させ
るものではない。このような微粒状の廃棄物に対しては
これも典型的な産業廃棄物である比較的粒径の大きな熔
滓スラグの破砕片(ミリオーダ)を混合して用いると溶
融処理に際して用いる硫黄の量をスラグ添加量に対応し
て大幅に減少させることができ、かつ得られる固化成形
体の圧縮強度等の物性も格段にすぐれたものとなり、土
木建築用材料又は骨材としてさらに実用的な用途が期待
される。
【0026】熔滓スラグ等の粒状物質を混合して処理を
行う場合、使用される硫黄又はSPCの量は熔滓スラグ
の種類配合比などにより若干異なるがほぼスラグの混合
量に比例して減少する。また有害金属廃棄と熔滓スラグ
との混合比は1:0.5〜2.0重量部の範囲とするこ
とが好ましい。熔滓スラグの混合比を2.0以上にする
と硫黄(又はSPC)によるセメント結合力が全体とし
て減少するので、処理生成物の強度が低下する。また混
合比を0.5以下にするとスラグを混合することによっ
て得られる効果、すなわち硫黄(又はSPC)の所要量
の低下および処理生成物の強度の向上等が実質的に得ら
れなくなる。以下本発明を実施例によって説明する。
行う場合、使用される硫黄又はSPCの量は熔滓スラグ
の種類配合比などにより若干異なるがほぼスラグの混合
量に比例して減少する。また有害金属廃棄と熔滓スラグ
との混合比は1:0.5〜2.0重量部の範囲とするこ
とが好ましい。熔滓スラグの混合比を2.0以上にする
と硫黄(又はSPC)によるセメント結合力が全体とし
て減少するので、処理生成物の強度が低下する。また混
合比を0.5以下にするとスラグを混合することによっ
て得られる効果、すなわち硫黄(又はSPC)の所要量
の低下および処理生成物の強度の向上等が実質的に得ら
れなくなる。以下本発明を実施例によって説明する。
【0027】実施例1 表1に示す製鋼ダスト10kgに珪酸ソーダ0.5kg
を加え、温度100〜120℃で5分間攪拌混合し、次
いで硫黄4kgを加え温度130〜140℃で加熱溶融
し充分均一になる様に15分間攪拌混練を行い、直径5
cmおよび高さ10cmの円筒状の容器に移し冷却固化
させた(表2、No.1)。分析結果を表3に示す。
を加え、温度100〜120℃で5分間攪拌混合し、次
いで硫黄4kgを加え温度130〜140℃で加熱溶融
し充分均一になる様に15分間攪拌混練を行い、直径5
cmおよび高さ10cmの円筒状の容器に移し冷却固化
させた(表2、No.1)。分析結果を表3に示す。
【0028】実施例2 表1に示す製鋼ダスト7kgと銅製錬熔滓スラグ3kg
に硫化ソーダ0.5kgを加え、温度100〜120℃
で5分間攪拌混合し、次いで硫黄4kgを加え温度13
0〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように15
分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10cmの
円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
2)。分析結果を表3に示す。
に硫化ソーダ0.5kgを加え、温度100〜120℃
で5分間攪拌混合し、次いで硫黄4kgを加え温度13
0〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように15
分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10cmの
円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
2)。分析結果を表3に示す。
【0029】実施例3 表1に示す製鋼ダスト6kgと鉄製錬熔滓スラグ4kg
に珪酸ソーダ0.4kgを加え、温度100〜120℃
で5分間攪拌混合し、次いで硫黄3.2kgを加え温度
130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように
15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
3)。分析結果を表3に示す。
に珪酸ソーダ0.4kgを加え、温度100〜120℃
で5分間攪拌混合し、次いで硫黄3.2kgを加え温度
130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように
15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
3)。分析結果を表3に示す。
【0030】実施例4 表1に示す製鋼ダスト5kgと銅製錬熔滓スラグ5kg
に対して硫化ソーダ0.3kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し次いで硫黄3kgを加え温度
130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように
15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
4)。分析結果を表3に示す。
に対して硫化ソーダ0.3kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し次いで硫黄3kgを加え温度
130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるように
15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No.
4)。分析結果を表3に示す。
【0031】実施例5 表1に示す製鋼ダスト10kgに珪酸ソーダ0.5kg
を加え、温度100〜120℃で5分間攪拌混合し、次
いでSPC3kgを加え温度130〜140℃で加熱溶
融し、充分均一になるように15分間攪拌混練を行い、
直径5cmおよび高さ10cmの円筒状の容器に移し冷
却固化させた(表2、No.5)。分析結果を表3に示
す。
を加え、温度100〜120℃で5分間攪拌混合し、次
いでSPC3kgを加え温度130〜140℃で加熱溶
融し、充分均一になるように15分間攪拌混練を行い、
直径5cmおよび高さ10cmの円筒状の容器に移し冷
却固化させた(表2、No.5)。分析結果を表3に示
す。
【0032】実施例6 表1に示す製鋼ダスト7kgと銅製錬熔滓スラグ3kg
に対して硫化ソーダ0.5kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC3kgを加え
温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるよ
うに15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ1
0cmの円筒上の容器に移し冷却固化させた(表2、N
o.6)。分析結果を表3に示す。
に対して硫化ソーダ0.5kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC3kgを加え
温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるよ
うに15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高さ1
0cmの円筒上の容器に移し冷却固化させた(表2、N
o.6)。分析結果を表3に示す。
【0033】実施例7 表1に示す製鋼ダスト6kgと鉄製錬熔滓スラグ4kg
に対して珪酸ソーダ0.4kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC2.2kgを
加え温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一にな
るように15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高
さ10cmの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表
2、No.7)。分析結果を表3に示す。
に対して珪酸ソーダ0.4kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC2.2kgを
加え温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一にな
るように15分間攪拌混練を行い、直径5cmおよび高
さ10cmの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表
2、No.7)。分析結果を表3に示す。
【0034】実施例8 表1に示す製鋼ダスト5kgと銅製錬熔滓スラグ5kg
に対して硫化ソーダ0.3kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC2kgを加え
温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるよ
うに15分間攪拌混練を行い、直径5cm、高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No,
8)。分析結果を表3に示す。
に対して硫化ソーダ0.3kgを加え、温度100〜1
20℃で5分間攪拌混合し、次いでSPC2kgを加え
温度130〜140℃で加熱溶融し、充分均一になるよ
うに15分間攪拌混練を行い、直径5cm、高さ10c
mの円筒状の容器に移し冷却固化させた(表2、No,
8)。分析結果を表3に示す。
【0035】以上の各実施例において得られた固化生成
物を粉砕し、総理府令に定める溶出試験方法により試験
を行った。又同じく得られた各固化生成物(直径5c
m、高さ10cm)についてJISA1108に定める
圧縮強度試験方法により試験を行った。表3に示すよう
に実施例1〜8によって得られる産業廃棄物の固化生成
物からの有害金属の溶出値は全て環境基準以下であっ
た。
物を粉砕し、総理府令に定める溶出試験方法により試験
を行った。又同じく得られた各固化生成物(直径5c
m、高さ10cm)についてJISA1108に定める
圧縮強度試験方法により試験を行った。表3に示すよう
に実施例1〜8によって得られる産業廃棄物の固化生成
物からの有害金属の溶出値は全て環境基準以下であっ
た。
【0036】また各実施例によって得られる固化生成物
の一軸圧縮強度は全ての場合について150〜200kg
/cm2 以上であり、実際の製品として用いる場合には加
圧、圧縮成形により圧縮強度がさらに上昇することが予
想される。また本発明により処理加工された固化生成品
は経過時間と共にその圧縮密度又は安定性が更に増大す
る傾向にある。尚、表3中の各金属の数値はppmであ
り、NDは検出されなかったことを示している。また圧
縮強度の単位はkg/cm2 である。
の一軸圧縮強度は全ての場合について150〜200kg
/cm2 以上であり、実際の製品として用いる場合には加
圧、圧縮成形により圧縮強度がさらに上昇することが予
想される。また本発明により処理加工された固化生成品
は経過時間と共にその圧縮密度又は安定性が更に増大す
る傾向にある。尚、表3中の各金属の数値はppmであ
り、NDは検出されなかったことを示している。また圧
縮強度の単位はkg/cm2 である。
【0037】
【表1】 製鋼ダスト 鉄製錬スラグ 銅製錬スラグ (%) (%) (%) Fe 28 27 35 Zn 14 ー 1 Cd 3 ー ー Mn 2 7 ー Pb 2 ー 0.2 Cr 1 0.5 ー Cu 1 0.1 0.7 SiO2 ー 12 34 Al2 03 ー 4 5 粒度 0.5 〜3μm 0.5 〜5mm 0.5 〜5mm 嵩密度 0.5 〜 0.9 1.0 〜 1.5 1.5 〜 2.0
【0038】
【表2】 実施例 1 2 3 4 5 6 7 8 (kg) 製鋼 ダスト 10 7 6 5 10 7 6 5 鉄鋼 スラグ ー ー 4 ー ー ー 4 ー 銅鋼 スラグ ー 3 ー 5 ー 3 ー 5 珪酸 ソーダ 0.5 ー 0.4 ー 0.5 ー 0.4 ー 硫化 ソーダ ー 0.5 ー 0.3 ー 0.5 ー 0.3 硫黄 4 4 3.2 3 ー ー ー ー SPC ー ー ー ー 3 3 2.2 2
【0039】
【表3】 実施例 1 2 3 4 5 6 7 8 項目 Fe ND ND ND ND ND ND ND ND Zn <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 <1.0 Cd <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <0.03 <0.03 <0.03 <0.03 Mn ND ND ND ND ND ND ND ND Pd <0.4 <0.4 <0.4 <0.4 <0.3 <0.3 <0.3 <0.3 Cr <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 <0.15 <0.15 <0.15 <0.15 Cu ND ND ND ND ND ND ND ND 圧縮 強度 >150 >150 >200 >300 >200 >250 >300 >400 密度 3.4 3.3 3.2 3.2 3.5 3.5 3.2 3.1
【0040】
【発明の効果】本発明においては、有害重金属含有廃棄
物に硫黄又は硫黄ポリマセメント(SPC)および重金
属封鎖安定材を配合して加熱溶融混練し次いで冷却固化
させることにより自然環境下におかれても物理的および
化学的経時変化のほとんどない安定した固化生成物が得
られ、廃棄物中に含有されていた有害重金属の溶出がい
ずれも法的規制値を充分に下まわる。硫黄分の処理量が
低減されまた特に有害重金属含有廃棄物として処理の困
難な微粉末状の製鋼ダスト等とこれも同系の比較的粗粒
の熔滓スラグとを組合せて処理することにより、その密
度および圧縮強度等の物性が一層優れたものとなるので
そのままで土木建築用塗料として用いることができる。
また得られた生成物を適当な形状および寸法に破砕する
ことにより従来の砂利等の代替品としてセメント等と配
合することによりコンクリート製品として利用すること
もできる。
物に硫黄又は硫黄ポリマセメント(SPC)および重金
属封鎖安定材を配合して加熱溶融混練し次いで冷却固化
させることにより自然環境下におかれても物理的および
化学的経時変化のほとんどない安定した固化生成物が得
られ、廃棄物中に含有されていた有害重金属の溶出がい
ずれも法的規制値を充分に下まわる。硫黄分の処理量が
低減されまた特に有害重金属含有廃棄物として処理の困
難な微粉末状の製鋼ダスト等とこれも同系の比較的粗粒
の熔滓スラグとを組合せて処理することにより、その密
度および圧縮強度等の物性が一層優れたものとなるので
そのままで土木建築用塗料として用いることができる。
また得られた生成物を適当な形状および寸法に破砕する
ことにより従来の砂利等の代替品としてセメント等と配
合することによりコンクリート製品として利用すること
もできる。
【0041】本発明によれば特に各種金属製錬施設から
のダスト・フライアッシュ、スラグ等、有害金属を含有
する産業廃棄物に対する安全処理の問題が効果的に解決
され、しかもこれら処理生成物を土木建築材料として再
利用することによって天然資源の枯渇およびそれらの保
護に対する方策が併せて与えられる。
のダスト・フライアッシュ、スラグ等、有害金属を含有
する産業廃棄物に対する安全処理の問題が効果的に解決
され、しかもこれら処理生成物を土木建築材料として再
利用することによって天然資源の枯渇およびそれらの保
護に対する方策が併せて与えられる。
Claims (4)
- 【請求項1】 有害重金属含有廃棄物100重量部と、
硫黄5〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダ及び
/又はキレート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30重
量部とからなる混合物よりなり、前記混合物を約120
〜150℃の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させ
て得られる土木建築用材料。 - 【請求項2】 有害重金属含有廃棄物100重量部と、
硫黄と石油系炭化水素との反応によって生成する硫黄ポ
リマーセメント(SPC)5〜100重量部と、硅酸ソ
ーダ、硫化ソーダおよび/又はキレート剤からなる重金
属封鎖安定剤1〜30重量部とからなる混合物よりな
り、前記混合物を約120〜150℃の温度で加熱溶融
混練し次いで冷却固化させて得られる土木建築用材料 - 【請求項3】 有害重金属含有廃棄物および熔滓スラグ
の1:0.5 〜2重量比の混合物100重量部と、硫黄5
〜100重量部と、硅酸ソーダ、硫化ソーダ及び/又は
キレート剤からなる重金属封鎖安定剤1〜30重量部と
からなる混合物よりなり、前記混合物を約120〜15
0℃の温度で加熱溶融混練し次いで冷却固化させて得ら
れる土木建築用材料 - 【請求項4】 有害重金属含有廃棄物および熔滓スラグ
の1:0.5 〜2重量比の混合物100重量部と、硫黄と
石油系炭化水素との反応によって生成する硫黄ポリマー
セメント(SPC)5〜100重量部と、硅酸ソーダ、
硫化ソーダおよび/又はキレート剤からなる重金属封鎖
安定剤1〜30重量部とからなる混合物よりなり、前記
混合物を約120〜150℃の温度で加熱溶融混練し次
いで冷却固化させて得られる土木建築用材料
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016694A JPH07290024A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016694A JPH07290024A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290024A true JPH07290024A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14528731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016694A Pending JPH07290024A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07290024A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999001236A1 (fr) * | 1997-07-01 | 1999-01-14 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Procede d'elimination de dechets contenant du metal lourd et compose de scellement adapte a l'elimination |
| US6083431A (en) * | 1995-05-26 | 2000-07-04 | Ikari-Laboratory For Environmental Science Co., Ltd. | Method for solidifying and sealing in a toxic substance with sulfur |
| KR100460096B1 (ko) * | 2002-04-01 | 2004-12-04 | 주식회사 한테크 | 폐기물 처리 방법 및 그 폐기물 처리로 획득되는 고형화물질 |
| KR100738905B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-07-12 | (주)서우 | 유황 콘크리트의 제조방법 및 이를 이용한 토목구조물의제조방법 |
| WO2010012601A1 (en) * | 2008-08-01 | 2010-02-04 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Processes for preparing sulphur composites and organosilane coupling agents |
| GB2480686A (en) * | 2010-05-28 | 2011-11-30 | Philip Sutton | Construction products made from sulfur polymer cement |
| WO2011149368A1 (en) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | Mysłowski Włodzimierz | Polymeric construction material on the basis of flotation waste from copper ore flotation and waste sulfur |
| PL441951A1 (pl) * | 2022-08-05 | 2024-02-12 | Jacek Rybak | Sposób wiązania odpadów betonem siarkowym i prefabrykat otrzymany tym sposobem |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11016694A patent/JPH07290024A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6083431A (en) * | 1995-05-26 | 2000-07-04 | Ikari-Laboratory For Environmental Science Co., Ltd. | Method for solidifying and sealing in a toxic substance with sulfur |
| US6547712B1 (en) | 1995-05-26 | 2003-04-15 | Ikari-Laboratory For Environmental Science Co., Ltd. | Method for solidifying and sealing in a toxic substance with sulfur |
| WO1999001236A1 (fr) * | 1997-07-01 | 1999-01-14 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Procede d'elimination de dechets contenant du metal lourd et compose de scellement adapte a l'elimination |
| US6638204B2 (en) | 1997-07-01 | 2003-10-28 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Method of disposal of waste containing heavy metal |
| KR100460096B1 (ko) * | 2002-04-01 | 2004-12-04 | 주식회사 한테크 | 폐기물 처리 방법 및 그 폐기물 처리로 획득되는 고형화물질 |
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| WO2010012601A1 (en) * | 2008-08-01 | 2010-02-04 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Processes for preparing sulphur composites and organosilane coupling agents |
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| WO2011149368A1 (en) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | Mysłowski Włodzimierz | Polymeric construction material on the basis of flotation waste from copper ore flotation and waste sulfur |
| EA023085B1 (ru) * | 2010-05-28 | 2016-04-29 | Влодзимеж Мысловский | Полимерный строительный материал на основе флотационных отходов от флотации медной руды и серосодержащих отходов |
| PL441951A1 (pl) * | 2022-08-05 | 2024-02-12 | Jacek Rybak | Sposób wiązania odpadów betonem siarkowym i prefabrykat otrzymany tym sposobem |
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