JPH07290802A - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH07290802A
JPH07290802A JP10765794A JP10765794A JPH07290802A JP H07290802 A JPH07290802 A JP H07290802A JP 10765794 A JP10765794 A JP 10765794A JP 10765794 A JP10765794 A JP 10765794A JP H07290802 A JPH07290802 A JP H07290802A
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淳 杉本
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慎治 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットカバーの開閉動作と印字ヘッド又は
プラテンの出退動作とを一の操作で行えるようにして、
使いやすさを向上して誤操作の可能性を少なくしたテー
プ印字装置を提供すること。 【構成】 カセットカバー29の蝶番部30に近接した
位置に上舌片33と下舌片32とが設けられている。プ
ラテンローラ16と押圧ローラ17とのサーマルヘッド
及びテープ送りローラに対する押圧及びその解除を行う
レバー22が、両舌片33、32の間に位置する。保持
部4にテープカセット3を装着後、カセットカバー29
を閉じるのに伴い、上舌片33がレバー22を押し下げ
て両ローラ16、17を押圧状態にする。テープカセッ
ト3を取り外すときには、カセットカバー29を開ける
と、下舌片32がレバー22を押し上げて両ローラ1
6、17を開放状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状の印字媒体に
印字するテープ印字装置に関し、特に、収納された状態
のテープカセットを覆うカセットカバーの開閉動作と連
動してテープに印字する印字ヘッド及びテープを送るプ
ラテンの出退動作が行われるような構造のテープカセッ
ト収納部分を採用して使いやすさを向上させたテープ印
字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、キーボード等の入力手段から
文字等を入力して作成されたテキストをディスプレイ上
に表示しつつ、長尺状の印字媒体である印字テープに印
字可能なテープ印字装置が各種提案されている。かかる
テープ印字装置では、一般に、印字テープをインクリボ
ンや裏打ちテープとともにそれぞれスプールに巻回して
所定形状のカセットに納めたテープカセットから、テー
プの供給を受けるようになっている。
【0003】そして、テープ印字装置のテープカセット
収納部分には、テープに印字する印字ヘッドとテープを
送り駆動するプラテンとが設けられ、印字の際はプラテ
ンにより印字テープを印字ヘッドに押圧しつつテキスト
を印字し、印字済みテープとして排出する。ここで、テ
ープカセットを交換のために脱着する場合には、印字ヘ
ッドとプラテンとによる印字テープの押圧を解除しなけ
ればならないので、印字ヘッド及びプラテンを印字テー
プ押圧位置から退避させなければならない。このため、
印字ヘッドとプラテンとの少なくとも一方が可動とされ
るとともに、これらの押圧位置と退避位置との移動をさ
せる解除部材を備えていた。また、テープカセット収納
部分には、収納したテープカセットを覆うカセットカバ
ーを備え、印字の際にはこれを閉じて外部からの異物の
進入等を防ぐようにしていた。
【0004】このような、従来のテープ印字装置におい
ては、カセットカバーの開閉動作と印字ヘッド及びプラ
テンの出退動作は別個独立であり、それぞれに操作用の
レバー又はボタン等を備えていた。中には、これら2つ
の動作に関連性を与えたものもあったが、カセットカバ
ーを開とする操作がなされた際に印字ヘッド及びプラテ
ンを退避位置(以下、「リリース位置」という)へ移動
させるのみの一方向的な関連性に留まっていた(実公平
3−6966号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のテープ印字装置においては、テープカセットの脱着頻
度はかなり高い。テープカセットに内蔵する印字テープ
を使用し尽くした後に新たなテープカセットに交換して
印字を続行する場合はもちろん、使用する印字テープの
種類を変更しようとする場合があるからである。即ち、
印字テープには、テープ幅、テープ種(ラミネートテー
プ、転写テープ等の別)、地色、印字色等に多様な種類
があり、一のテープカセットには一種類の印字テープの
みが装填されているため、使用する印字テープの種類を
変更する場合には必ずテープカセットを脱着しなければ
ならないのである。
【0006】このため、印字ヘッド及びプラテンをリリ
ースし、カセットカバーを開き、テープカセットを取り
除き、新たなテープカセットを載置し、カセットカバー
を閉じ、印字ヘッド及びプラテンを押圧位置(以下、
「セット位置」という)へ移動させるという煩雑な操作
を頻繁に行う必要があった。特に、実公平3−6966
号公報に記載されるようなテープカセット収納部分が裏
側に設けられたテープ印字装置では、カバー開閉や印字
ヘッド及びプラテン載置のための操作レバー又はボタン
も裏側にあり、操作はテープ印字装置をいちいち裏返さ
なければならずよけい煩雑であった。
【0007】一方、使用者がこの手順を知らなかったり
誤ったりする場合には、印字ヘッド及びプラテンをリリ
ースしないままカセットカバーをこじ開けようとした
り、新たなテープカセットを載置してカセットカバーを
閉じた後、印字ヘッド及びプラテンをセットしないまま
印字指令して、そのために印字エラーが発生する場合が
あった。前記した実公平3−6966号公報に記載され
るテープ印字装置では、カセットカバーを開けようとす
る場合のみ印字ヘッド及びプラテンが連動してリリース
されるが、カセットカバーを閉じようとする場合には連
動されず、誤って印字指令してエラーとなる場合が排除
できなかった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、カセットカバーの開閉動作と
印字ヘッド及びプラテンの出退動作とを開閉両方向にお
いて関連させ、カセットカバーを閉じるとこれに伴って
印字ヘッド及びプラテンがセットされると共に、印字ヘ
ッド及びプラテンがセットされたままでもカセットカバ
ーを開けようとするとこれに伴って印字ヘッド及びプラ
テンがリリースされてカセットカバーが開くようにする
ことにより、使いやすさを向上して誤操作の可能性を少
なくしたテープ印字装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るテープ印字装置は、印字用テープを内蔵し
たテープカセットを着脱可能に保持するカセット保持部
と、印字用テープに印字を施す印字ヘッドと、印字ヘッ
ドに印字用テープを圧接するプラテンローラとを有する
テープ印字装置において、前記プラテンローラと前記印
字ヘッドとの少なくとも一方を保持すると共に、そのプ
ラテンローラ又は印字ヘッドが他方に接近するセット位
置と離間するリリース位置との間で移動可能なホルダ
と、閉状態と開状態とを切換可能であると共に、閉状態
では前記カセット保持部に保持したテープカセットを覆
うカセットカバーと、押込位置と引出位置との間で切換
可能であると共に前記カセットカバーに連動され、カセ
ットカバーが閉状態のときには押込位置とされ、カセッ
トカバーが開状態のときには引出位置とされるレバー部
材と、前記レバー部材と前記ホルダとを連結すると共
に、レバー部材が押込位置にあるときにはホルダをセッ
ト位置とし、レバー部材が引出位置にあるときにはホル
ダをリリース位置とするリリースロッドとを有する構成
とされる。
【0010】また、本発明のテープ印字装置は、前記カ
セットカバーに形成された、カセットカバーを開状態か
ら閉状態に切り換えるときに前記レバー部材を押圧して
引出位置から押込位置に切り換える上舌片と、前記カセ
ットカバーに形成された、カセットカバーを閉状態から
開状態に切り換えるときに前記レバー部材を押出して押
込位置から引出位置に切り換える下舌片とを有すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明のテープ印字装置は、前記レ
バー部材に形成された下レバーと、前記レバー部材に形
成された上レバーと、前記カセットカバーに形成され
た、カセットカバーを開状態から閉状態に切り換えると
きに前記下レバーを押圧して前記レバー部材を引出位置
から押込位置に切り換え、カセットカバーを閉状態から
開状態に切り換えるときに前記上レバーを押出して前記
レバー部材を押込位置から引出位置に切り換える突起部
とを有することを特徴とする。また、本発明のテープ印
字装置は、前記ホルダにより保持されるのが、前記プラ
テンローラであることを特徴とする。
【0012】
【作用】前記構成を有する本発明のテープ印字装置で
は、テープカセットをカセット保持部に装着し、カセッ
トカバーを閉状態としてテープカセットを覆うと、カセ
ットカバーに連動されたレバー部材が押込位置とされ
る。このとき、レバー部材の動きがリリースロッドを介
してホルダに伝達される。このためホルダがセット位置
に移動してプラテンローラと印字ヘッドとの一方が他方
に接近し、テープ印字装置は印字用テープへの印字が可
能な状態となる。カセットカバーを開状態にすると、カ
セットカバーに連動されたレバー部材が引出位置とされ
る。このとき、レバー部材の動きがリリースロッドを介
してホルダに伝達され、ホルダはリリース位置に移動す
る。即ち、プラテンローラと印字ヘッドとの一方が他方
から離間し、テープ印字はテープカセットの取出が可能
となる。
【0013】また、本発明のテープ印字装置では、カセ
ットカバーを閉状態にするときに、カセットカバーに形
成された上舌片がレバー部材を押圧して引出位置から押
込位置に切り換える。カセットカバーを開状態にすると
きには、カセットカバーに形成された下舌片がレバー部
材を押出して押込位置から引出位置に切り換える。また
は、本発明のテープ印字装置では、カセットカバーを閉
状態にするときに、カセットカバーに形成された突起部
がレバー部材に形成された下レバーを押圧して、レバー
部材を引出位置から押込位置に切り換える。カセットカ
バーを開状態にするときには、突起部がレバー部材に形
成された上レバーを押出して、レバー部材を押込位置か
ら引出位置に切り換える。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化したテープ印字装置の
一実施例について図面を参照して説明する。先ず、テー
プ印字装置1の全体構成について図7に基づき説明す
る。図7は、テープ印字装置1をカセットカバーを取り
除いた状態で裏面側からみた斜視図である。テープ印字
装置1の裏面後方には、印字テープ9を所定形状のカセ
ットケースに収納したテープカセット3を装着する保持
部4が形成され、その保持部4には、テープカセット3
内の使用済みのインクリボン10を巻取るためのリボン
巻取カム5と、印字済みの印字テープ9を送り駆動する
ためのテープ送りローラカム6とが配置されている。保
持部4にはこの他、印字テープに印字するサーマルヘッ
ド7が、テープカセット3が装着された際にその開口部
8に位置するように配置されている。
【0015】保持部4は、本来は開閉可能なカセットカ
バーで覆われるものである。そして、保持部4の傍のレ
バー22はその開閉操作を行うと共に、後述するローラ
ホルダのセット及びリリース動作をも行うためのもので
ある。尚、図7においてテープ印字装置1の図示しない
表面側には、種々の文字入力や指令等を行うキーボード
や、キーボードからの文字入力等により作成したテキス
トの内容を表示する液晶ディスプレイその他、テープ印
字装置1の操作上必要な種々の機構が配置されている。
【0016】テープカセット3の内部の構造を、ラミネ
ートテープのカセットを例にとって図8に示す。図8に
は、説明上、テープカセット3の内部構造と共にテープ
印字装置1の印字機構の一部であり保持部4内に設けら
れるサーマルヘッド7やローラホルダ18等も示されて
いる。
【0017】テープカセット3には、透明なフィルムか
らなる所定幅の印字テープ9と、印字テープ9に転写さ
れるインクを表面に塗布されたインクリボン10と、印
字がなされた印字テープ9の裏面に貼り合わされる印字
テープ9と同一幅の両面テープ14とが、それぞれ回転
自在に設置された供給スプールにロール状に巻回されて
配置されている。そして、これらに挟まれる位置には、
印字に供した後のインクリボン10を巻き取る使用済み
リボン巻取スプール12が設けられている。更に、テー
プカセット3の内部には、その開口部8付近において、
印字済みの印字テープ9をテープカセット3の外部に排
出すると共に、印字済みの印字テープ9の裏面に両面テ
ープ14を貼り合わせるためのテープ送りローラ15が
内蔵されている。
【0018】テープカセット3をテープ印字装置1の保
持部4に装着すると、保持部4のリボン巻取カム5はテ
ープカセット3の使用済みリボン巻取スプール12に、
保持部4のテープ送りローラカム6はテープカセット3
のテープ送りローラ15に、それぞれ連結される。印字
時には使用済みリボン巻取スプール12とテープカセッ
ト3のテープ送りローラ15とが回転駆動される。これ
により、印字テープ9とインクリボン10とがそれぞれ
の供給スプールから引き出され、重ね合わされてサーマ
ルヘッド7に送られ、所定の印字がなされる。そして、
使用済みのインクリボン10は印字がなされた印字テー
プ9と離れて、使用済みリボン巻取スプール12に巻き
取られる。一方、印字がなされた印字テープ9には、供
給された両面テープ14が貼り合わせられて、テープ送
りローラ15により外部に排出される。
【0019】次に、印字中に印字テープ9をサーマルヘ
ッド7に押圧する機構を説明する。前記のように、図7
中保持部4に配置されるサーマルヘッド7は、テープカ
セット3が装着された際にその開口部8に位置する。そ
して、印字テープ9を挟んでサーマルヘッド7と対向す
る位置に、プラテンローラ16が配置されている。そし
て、テープカセット3のテープ送りローラ15と対向す
る位置に押圧ローラ17が配置されている。プラテンロ
ーラ16と押圧ローラ17とは、ローラホルダ18に回
転可能に取り付けられており、そのローラホルダ18は
ホルダ軸19上に回動可能に取り付けられている。ロー
ラホルダ18の回動により、プラテンローラ16と押圧
ローラ17とは、サーマルヘッド7及びテープ送りロー
ラ15に圧着するセット位置(実線)、或は、サーマル
ヘッド7及びテープ送りローラ15に圧着しないリリー
ス位置(2点鎖線)のいずれかの位置に保持される。
【0020】続いて、プラテンローラ16と押圧ローラ
17との押圧及びその解除、並びに保持部4を覆うカセ
ットカバーの開閉をレバー22により行う仕組みについ
て、図1を参照して説明する。図1は、保持部4を覆う
カセットカバー29と、保持部4に設けられる印字機構
とを示す斜視図である。
【0021】図1中カセットカバー29は、保持部4を
開閉可能に覆うものであって、蝶番部30、30により
テープ印字装置1の本体に取り付けられ、蝶番部30、
30を中心に回動して保持部4を開閉する。カセットカ
バー29の先端には係合片31が設けられている。係合
片31は、テープ印字装置1の本体側に設けられた係合
部(図示せず)と係合してカセットカバー29を閉状態
に保持するものである。係合片31は弾力を有している
ので、操作者が所定の操作をすれば係合が解除されカセ
ットカバー29は開状態となる。一方、カセットカバー
29の蝶番部30に近接した位置に上舌片33と下舌片
32とが設けられている。前記したレバー22は、上舌
片33と下舌片32との間に位置する。
【0022】カセットカバー29に覆われる保持部4に
は、印字機構が配置されている。テープ印字装置1の印
字機構は、プラテンローラ16と押圧ローラ17とを保
持するローラホルダ18を、テープ印字装置1に対して
固定されたフレーム20に回動可能に取り付けてなるも
のである。フレーム20には、ホルダ軸19が固定して
設けられており、前記のようにローラホルダ18は、ホ
ルダ軸19を中心に回動可能である。矢印Cのように動
くとリリース位置となり、プラテンローラ16及び押圧
ローラ17がサーマルヘッド7及びテープ送りローラ1
5から離間する。矢印Cの逆向きに動くとセット位置と
なり、プラテンローラ16及び押圧ローラ17が、テー
プカセット3の印字テープ9を挟持しつつサーマルヘッ
ド7及びテープ送りローラ15に圧着される。
【0023】また、ローラホルダ18には、後述するロ
ーラリリースロッド25の嵌合部27が摺動可能に嵌合
されるスライド溝26が形成されている。フレーム20
には、ホルダ軸19とは別に水平方向のレバー軸21が
設けられている。前記したレバー22は、レバー軸21
に上下方向に回動可能に取り付けられ、カセットカバー
29の上舌片33と下舌片32との間に位置する。
【0024】印字機構を反対側から見た斜視図を図2に
示す。レバー22には、レバー軸21より下方に端部2
4が延設されている。フレーム20内には、ローラリリ
ースロッド25が略水平方向に移動可能(図1の矢印B
参照)に保持されている。レバー22の端部24とロー
ラリリースロッド25とは互いに回動可能に結合されて
おり、レバー22の操作に伴い端部24が移動すると、
これに連動してローラリリースロッド25も移動する。
ローラリリースロッド25の後端には嵌合部27が設け
られており(図1参照)、嵌合部27はローラホルダ1
8のスライド溝26に摺動可能に嵌合されている。ま
た、フレーム20内には、ホルダ軸19にトグルバネ2
8が取り付けられており、ローラホルダ18をリリース
位置の方向へ付勢している。
【0025】レバー22が押し下げられローラリリース
ロッド25が図1の矢印Bと逆向きに動くと、嵌合部2
7がローラホルダ18を押圧して、ローラホルダ18は
矢印Cと逆向きに回動し、セット位置となる。レバー2
2が引き上げられローラリリースロッド25が矢印Bの
向きに動くと、ローラホルダ18はトグルバネ28の付
勢によりリリース位置へ移動する。
【0026】かかる印字機構を有するテープ印字装置1
を使用する場合には、保持部4にテープカセット3を装
着する。そして、カセットカバー29を押圧して係合片
31をテープ印字装置1の本体に係合させて閉状態とす
る。このとき、印字機構は以下のように作用する。即
ち、カセットカバー29が閉じられるのに伴い、カセッ
トカバー29の上舌片33が上舌片33と下舌片32と
の間に位置するレバー22を押し下げる。このため、レ
バー22の動きに連動して前記のようにローラリリース
ロッド25が図1中矢印Bと逆向きに移動し、ローラホ
ルダ18が嵌合部27に押圧されて、矢印Cと逆向きに
回動して、セット位置となる。従って、カセットカバー
29を閉じると必ずローラホルダ18がセット位置とな
り、特段のセット操作をしないで印字可能な状態となる
のである。
【0027】そして、印字を行いテープカセット3を取
り出す場合には、特段のリリース操作をすることなく、
直接カセットカバー29に指を掛けて引き上げ、カセッ
トカバー29を開けばよい。このときは、カセットカバ
ー29の下舌片32がレバー22を押し上げる。このた
め、レバー22の動きに連動してローラリリースロッド
25が図1中矢印Bの向きに移動し、ローラホルダ18
は押圧が解除され、トグルバネ28の付勢により、矢印
Cの向きに移動してリリース位置となる。従って、カセ
ットカバー29を開けば直ちに、テープカセット3を取
り出せる状態となる。即ち、テープカセット3の装着
時、取出時ともに、一動作で目的を達成できるものであ
る。
【0028】ここで、カセットカバー29を押圧し又は
引き上げる替わりに、レバー22自体に指を掛け押し下
げ又は引き上げることによっても、ローラホルダ18を
セット位置とし又はリリース位置とすることができる。
この場合には、レバー22を押し下げるときに、カセッ
トカバー29の下舌片32がレバー22により押し下げ
られるので、カセットカバー29は閉じられる。また、
レバー22を引き上げるときに、カセットカバー29の
上舌片33が押し上げられるので、カセットカバー29
は開かれる。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について述べ
る。この実施例は、カセットカバーとレバーとの係合部
分の形状以外は前記第1実施例のものと同様であるの
で、相違点のみ説明することとする。この実施例におけ
るカセットカバーと印字機構とを示す斜視図を図3に示
す。図1におけるレバー22は、図3では上レバー34
と下レバー23との2本に分かれている。むろん、上レ
バー34と下レバー23とは一体であり、伴って動くも
のである。一方カセットカバー29Aには、上舌片33
と下舌片32とが設けられる替わりに一の舌片35が設
けられている。舌片35は、上レバー34と下レバー2
3との間に位置する。印字機構を反対側から見た斜視図
を図4に示す。上レバー34及び下レバー23の下方に
は、図2に示す第1実施例の場合と同様に、端部24が
延設され、ローラリリースロッド25を介してローラホ
ルダ18と連結されている。
【0030】かかる第2実施例のものは、以下のように
作用する。カセットカバー29Aが閉じられるのに伴
い、カセットカバー29Aの舌片35が下レバー23を
押し下げる。このため、下レバー23及びこれと一体で
ある上レバー34が図3中矢印Aと逆向きに移動する。
この動きに伴い、第1実施例の場合と同様にローラリリ
ースロッド25が図3中矢印Bと逆向きに移動し、ロー
ラホルダ18が嵌合部27に押圧されて、矢印Cと逆向
きに回動して、セット位置となる。従って、カセットカ
バー29Aを閉じると必ずローラホルダ18がセット位
置となり、印字可能な状態となる。
【0031】テープカセット3を取り出す場合も同様
で、直接カセットカバー29Aに指を掛けて引き上げカ
セットカバー29Aを開けば、カセットカバー29Aの
舌片35が上レバー34を押し上げる。このため、上レ
バー34及びこれと一体の下レバー23が図3中矢印A
の向きに移動する。この動きに連動してローラリリース
ロッド25が図1中矢印Bの向きに移動し、ローラホル
ダ18は矢印Cの向きに移動してリリース位置となる。
従って、カセットカバー29Aを開けば直ちに、テープ
カセット3を取り出せる状態となる。
【0032】即ち、第1実施例の場合と同様、テープカ
セット3の装着時、取出時ともに、一動作で目的を達成
できる。また、カセットカバー29Aを開閉操作する替
わりに、上レバー34自体に指を掛け押し下げ又は引き
上げることによっても、同様の結果が得られる。かかる
第2実施例の場合、図5に示すように、カセットカバー
29Aの舌片35に替えてピン36を形成してもよい。
図5のものも、図3及び図4に示したものと同様に動作
する。
【0033】次に、本発明の第3の実施例について図6
を参照して説明する。この実施例は、前記第2実施例と
同様に、カセットカバー29Aの動きをローラリリース
ロッド25に伝達するレバーを上レバー34と下レバー
23との2本で構成したものである。図6は、この実施
例における上レバー34及び下レバー23及びその周辺
部分の断面図を示す。図6のものでは、カセットカバー
29Aの一部に凹みを設けて舌片35となし、舌片35
の側部に開口部37を設けたものである。上レバー34
がこの開口部37に挿入され、舌片35は上レバー34
と下レバー23との間に位置する。カセットカバー29
Aが蝶番部30を中心に回動して開閉する点、ローラリ
リースロッド25がレバー端部24とローラホルダとを
連結している点については前記の実施例の場合と同様で
ある。
【0034】この実施例のものも、前記第2実施例の場
合と同様の作用を示す。即ち、カセットカバー29Aを
閉じれば舌片35が下レバー23を押し下げ、ローラリ
リースロッド25を介してローラホルダがセット位置と
され、一方、カセットカバー29Aを開けば舌片35が
上レバー34を押し上げ、ローラリリースロッド25を
介してローラホルダがリリース位置とされる。かくして
テープカセット3の装着時、取出時ともに、一動作で目
的を達成できるものであり、上レバー34自体を指で操
作しても同様の結果が得られる。
【0035】以上詳細に説明した通り、前記第1実施例
に係るテープ印字装置1では、カセットカバー29に上
舌片33と下舌片32とを設け、その間にレバー22が
位置することとし、レバー22の端部24とローラホル
ダ18とをローラリリースロッド25で連結したので、
カセットカバー29を閉状態とすればローラホルダ18
がセット位置となり、逆にカセットカバー29を開状態
とすればローラホルダ18がリリース位置となる。従っ
て、カセットカバー29の開閉動作とプラテンローラ1
6による印字テープの挟持動作とが一の操作で行われ
る。かくしてテープ印字装置1では、ローラホルダ18
がセットされないまま印字指令されることによるカラ印
字や、ローラホルダ18がセットされたままテープカセ
ット3を取り外そうとすることによる操作のやり直しの
可能性が排除されている。
【0036】また、前記第2、第3実施例に係るテープ
印字装置1では、レバーを上レバー34と下レバー23
とで構成し、その間にカセットカバー29Aに設けられ
る舌片35又はピン36が位置することとし、レバーの
端部24とローラホルダ18とをローラリリースロッド
25で連結したので、前記第1実施例と同様にカセット
カバー29Aの開閉動作とプラテンローラ16による印
字テープの挟持動作とが一の操作で行われ、カラ印字や
操作のやり直しの可能性が排除されている。
【0037】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察されるものである。例え
ば、前記各実施例ではいずれも、プラテンローラ16を
回動可能なローラホルダ18に取り付け、このローラホ
ルダ18をレバーと連動させてセット位置とリリース位
置とを切り換えサーマルヘッド7に対し近接又は離間さ
せるものであったが、プラテンローラとサーマルヘッド
との関係を逆にし、サーマルヘッドを回動可能なヘッド
ホルダに取り付け、このヘッドホルダをレバーと連動さ
せてセット位置とリリース位置とを切り換えプラテンロ
ーラに対し近接又は離間させるものとしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係るテープ印
字装置は、カセットカバーの開閉動作と印字ヘッド及び
プラテンの出退動作とを開閉両方向において関連させ、
カセットカバーを閉じるとこれに伴って印字ヘッド及び
プラテンがセットされると共に、印字ヘッド及びプラテ
ンがセットされたままでもカセットカバーを開けようと
するとこれに伴って印字ヘッド及びプラテンがリリース
されてカセットカバーが開くようにすることにより、使
いやすさを向上して誤操作の可能性を少なくしたテープ
印字装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るカセットカバーと印字機構
とを示す斜視図である。
【図2】図1に示す印字機構を反対側から見た斜視図で
ある。
【図3】第2の実施例に係るカセットカバーと印字機構
とを示す斜視図である。
【図4】図3に示す印字機構を反対側から見た斜視図で
ある。
【図5】図3に示すカセットカバーと印字機構におい
て、カセットカバーの舌片に替えてピンを備えたものを
示す斜視図である。
【図6】第3の実施例に係る上レバーと下レバー及びそ
の周辺を示す断面図である。
【図7】テープ印字装置のカセットカバーを省略して背
面から見た斜視図である。
【図8】テープカセットの内部構造と印刷部とを説明す
る図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 テープカセット 4 カセット保持部 7 サーマルヘッド 9 印字テープ 10 インクリボン 14 両面テープ 16 プラテンローラ 17 押圧ローラ 18 ローラホルダ 22 リリースレバー 23 下レバー 25 ローラリリースロッド 29、29A カセットカバー 32 下舌片 33 上舌片 34 上レバー 35 舌片 36 ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字用テープを内蔵したテープカセット
    を着脱可能に保持するカセット保持部と、印字用テープ
    に印字を施す印字ヘッドと、印字ヘッドに印字用テープ
    を圧接するプラテンローラとを有するテープ印字装置に
    おいて、 前記プラテンローラと前記印字ヘッドとの少なくとも一
    方を保持すると共に、そのプラテンローラ又は印字ヘッ
    ドが他方に接近するセット位置と離間するリリース位置
    との間で移動可能なホルダと、 閉状態と開状態とを切換可能であると共に、閉状態では
    前記カセット保持部に保持したテープカセットを覆うカ
    セットカバーと、 押込位置と引出位置との間で切換可能であると共に前記
    カセットカバーに連動され、カセットカバーが閉状態の
    ときには押込位置とされ、カセットカバーが開状態のと
    きには引出位置とされるレバー部材と、 前記レバー部材と前記ホルダとを連結すると共に、レバ
    ー部材が押込位置にあるときにはホルダをセット位置と
    し、レバー部材が引出位置にあるときにはホルダをリリ
    ース位置とするリリースロッドとを有するテープ印字装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するテープ印字装置にお
    いて、 前記カセットカバーに形成された、カセットカバーを開
    状態から閉状態に切り換えるときに前記レバー部材を押
    圧して引出位置から押込位置に切り換える上舌片と、 前記カセットカバーに形成された、カセットカバーを閉
    状態から開状態に切り換えるときに前記レバー部材を押
    出して押込位置から引出位置に切り換える下舌片とを有
    することを特徴とするテープ印字装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するテープ印字装置にお
    いて、 前記レバー部材に形成された下レバーと、 前記レバー部材に形成された上レバーと、 前記カセットカバーに形成された、カセットカバーを開
    状態から閉状態に切り換えるときに前記下レバーを押圧
    して前記レバー部材を引出位置から押込位置に切り換
    え、カセットカバーを閉状態から開状態に切り換えると
    きに前記上レバーを押出して前記レバー部材を押込位置
    から引出位置に切り換える突起部とを有することを特徴
    とするテープ印字装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダにより保持されるのが、前記
    プラテンローラであることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3に記載するテープ印字装置。
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