JPH07291398A - 貯油タンクのオーバフロー防止装置 - Google Patents

貯油タンクのオーバフロー防止装置

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JPH07291398A
JPH07291398A JP10448594A JP10448594A JPH07291398A JP H07291398 A JPH07291398 A JP H07291398A JP 10448594 A JP10448594 A JP 10448594A JP 10448594 A JP10448594 A JP 10448594A JP H07291398 A JPH07291398 A JP H07291398A
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JP
Japan
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pipe
end side
oil
storage tank
tank
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Application number
JP10448594A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Sekiya
和仁 関谷
Kenichi Sakaguchi
健一 坂口
Fumihiro Asaoka
文弘 浅岡
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Tokico Yuki Ltd
Original Assignee
Tokico Yuki Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯油タンクへの過剰な注油により、油液が外
部にオーバフローするのを防止し、既設の貯油タンクに
対して後付けできるようにする。 【構成】 地下タンク3内に開口する立上り管32の下
端側に内装管36を配設し、この内装管36の地下タン
ク3内に開口する下端側にフロート弁体45を設け、油
液4の液位が高液位となったときにフロート弁体45が
内装管36の下端側開口36Aを閉塞するように構成す
る。これにより、地下タンク3への過剰な油液4の注油
が行われても、フロート弁体45が内装管36の下端側
を閉塞することにより、蒸気導出管31を介して油液4
が外部にオーバフローするのを確実に防止できる。しか
も、内装管36、フロート弁体45等の外径を、立上り
管32の内径よりも小さく形成することにより、これら
内装管36、フロート弁体45等を、立上り管32を介
して既設の地下タンク3に簡単に取付けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば給油所の貯油タ
ンク内に注油等を行うときに、油液が外部に溢出(オー
バフロー)してしまうのを防止する貯油タンクのオーバ
フロー防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両にガソリン等の油液を給油
する給油所においては、給油所の地下に貯油タンクとし
ての地下タンクを埋設し、この地下タンク内にガソリ
ン、軽油、灯油等の油液をそれぞれの液種毎に貯留する
ようにしている。
【0003】そして、地下タンクには注油管が設けら
れ、地下タンク内に貯留された油液の残量が少なくなる
と、タンクローリ車等から注油管を介して地下タンク内
に油液が補給(注油)される。
【0004】また、給油所の敷地には上端側が外気に連
通する蒸気導出管が設けられ、該蒸気導出管の下端側を
地下タンクに接続することによって、地下タンク内で油
液から発生した蒸気(ベーパ)を蒸気導出管を介して外
部に排出するようになっている。
【0005】ところで、地下タンクへの注油時において
過剰な注油が行われると、地下タンク内の液位が上昇
し、油液が蒸気導出管を通じて外部にオーバフローして
しまうという問題が生じる。
【0006】このため、給油所の設備には、例えば特開
平3−200600号公報および特開平3−21240
0号公報等に記載されている如く、地下タンクへの注油
時におけるオーバフローを防止するためのオーバフロー
防止装置が備えられている。
【0007】そこで、図9に従来技術によるオーバフロ
ー防止装置を備えた給油所を示す。
【0008】図において、1は給油所の敷地、2は該敷
地1の地下に設けられたタンク室、3は該タンク室2内
に設置された貯油タンクとしての地下タンクを示し、該
地下タンク3内には、例えばガソリン、軽油または灯油
等の揮発性を有する油液4が貯留されている。
【0009】5は下端側が地下タンク3内に接続された
注油管で、該注油管5の上端側には注入口となる継手5
Aが設けられ、該継手5Aには後述するタンクローリ車
7からの注油ホース9が着脱可能に接続される。
【0010】6は一端側(下端側)が地下タンク3の天
井部に接続され、他端側(上端側)が敷地1上に延びて
外気と連通する蒸気導出管を示し、該蒸気導出管6は、
を地下タンク3内の油液4から発生した蒸気(ベーパ)
を外部に逃がすことにより、地下タンク3内の圧力を大
気圧状態に保つようになっている。なお、蒸気導出管6
の一端側は、通常、油液が達しない位置に開口してい
る。
【0011】7は地下タンク3内に油液4を注油するタ
ンクローリ車で、該タンクローリ車7は油液4を収容す
るタンク8を搭載し、該タンク8には注油ホース9の一
端側が接続され、該注油ホース9の他端側を注油管5の
継手5Aに接続した状態で地下タンク3内への注油が行
われる。
【0012】10は注油管5の下端側に設けられたオー
バフロー防止装置を示し、該オーバフロー防止装置10
は、例えば特開平3−200600号公報および特開平
3−212400号公報等に記載されている如く、地下
タンク3内の液位に追従して移動するフロート11と、
注油管5の途中に設けられフロート11と連動して注油
管5を開閉する開閉弁12とから大略構成されている。
そして、注油による地下タンク3内の液位の上昇に伴っ
てフロート11が上昇し、このフロート11の上昇によ
って開閉弁12が注油管5を閉塞することにより、過剰
な注油による蒸気導出管6からの油液4のオーバフロー
を防止するようになっている。
【0013】また、図10は他の従来技術によるオーバ
フロー防止装置を備えた給油所を示す。
【0014】図において、21は地下タンク3に設けら
れた液面計、22は注油管5の継手5Aに設けられた電
磁式の開閉弁、23は液面計21からの検出信号に基づ
いて開閉弁22を制御するコントロールユニットを示
し、例えば該液面計21によって検出された地下タンク
3内の液位が所定の高さに達すると、コントロールユニ
ットにより開閉弁22が注油管5を閉塞し、これによ
り、蒸気導出管6からの油液4のオーバフローを防止す
るようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、地下タンク3
に設けられる注油管5は、通常、注油時におけるベーパ
の発生を抑制するために地下タンク3の底部まで延びて
いるため、オーバフロー防止装置を後付けしようとする
場合には、注油管5の下端側を短縮する手間のかかる作
業を行わなければならない。
【0016】また、特開平3−200600号公報に記
載されたオーバフロー防止装置のように、地下タンク内
にパイプを挿入する構成をとるオーバフロー防止装置の
場合には、パイプの挿入長さを、取付ける地下タンクに
応じて変更する手間のかかる作業を行わなければならな
い。
【0017】さらに、他の従来技術によるオーバフロー
防止装置は、液面計21、電磁式の開閉弁22、コント
ロールユニット23および該コントロールユニット23
や開閉弁22の駆動源等が必要となるから、既設の地下
タンク3に後付けするのが困難であるだけでなく、設備
費用が嵩むという欠点がある。
【0018】さらにまた、いずれの従来技術において
も、オーバフロー防止装置は注油管5に関連して設けら
れ蒸気導出管6を直接遮断することができないため、オ
ーバフロー防止装置が故障して過剰な注油が行われた場
合には、蒸気導出管6からの油液4のオーバフローを阻
止することができないという問題がある。
【0019】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、貯油タンクへの過剰な注油が行われた場
合に油液が蒸気導出管を介して外部にオーバフローして
しまうのを確実に防止でき、かつ、既設の貯油タンクに
対して簡単に後付けすることができる上に、構造の簡素
化により設備費用を低減することができるようにした貯
油タンクのオーバフロー防止装置を提供することを目的
としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による貯油タンクのオーバフロー防止装
置は、注入口から注入される油液を貯留する貯油タンク
と、該貯油タンク内の油液から発生した蒸気を外部に導
出すべく、一端側が該貯油タンク内に開口し、他端側が
外気に連通した蒸気導出管と、該蒸気導出管の一端側に
設けられ、常時は該蒸気導出管の一端側開口を開き、前
記貯油タンク内の液位が油液の注入によって高液位とな
ったときにこの一端側開口を閉じる開閉弁とから構成し
てなる。
【0021】
【作用】上記構成により、貯油タンク内の油液が高液位
に達しない通常の場合には、開閉弁は蒸気導出管の一端
側開口を開き、これにより、貯油タンク内の油液から生
じた蒸気は、蒸気導出管を介して外部に排出される。
【0022】また、貯油タンク内に油液を注油すること
により、貯油タンク内の液面が高液位となると、開閉弁
が蒸気導出管の一端側開口を閉塞するから、油液が蒸気
導出管を介して外部にオーバフローするのを確実に防止
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例による貯油タンクのオ
ーバフロー防止装置を図1ないし図8に基づき説明す
る。
【0024】まず、本発明の第1の実施例を図1、図2
に示す。なお、図1は本実施例による貯油タンクのオー
バフロー防止装置を装備した給油所を示し、図1におい
て図9、図10に示す従来技術と同一の構成要素には同
一の符号を付し、その説明を省略する。
【0025】図1中、貯油タンクとしての地下タンク3
の上端側には、従来技術とほぼ同様に注油管5、蒸気導
出管31等が設けられているものの、蒸気導出管31の
地下タンク3内に開口する一端側に、オーバフロー防止
装置を構成する開閉弁としてのフロート弁体45が設け
られている点で従来技術とは異なる。
【0026】31は地下タンク3内に貯留された油液4
から発生する蒸気を外気中に排出する蒸気導出管を示
し、該蒸気導出管31は、一端側(下端側)が地下タン
ク3内に開口し、他端側(上端側)が地下タンク3上に
突出した立上り管32と、敷地1に起立するように設け
られ、一端側がタンク室2内に伸長すると共に他端側が
外気中に開口したガイド管33と、該ガイド管33と立
上り管32とを連通させ、立上り管32の内に導入され
た油液4からの蒸気をガイド管33に導く横引き配管3
4と、立上り管32の一端側に設けられる後述の内装管
36とから大略構成されている。
【0027】ここで、図2に示すように、立上り管32
は地下タンク3の上端側に形成された取付穴3A内に挿
入された状態で溶接等によって固着され、該立上り管3
2の上端側には円板状に形成された接続用のフランジ部
32Aが設けられている。
【0028】また、横引き配管34の一端側には、立上
り管32のフランジ部32Aに接続される円板状のフラ
ンジ部34Aが設けられており、立上り管32と横引き
配管34とは、フランジ部32Aとフランジ部34Aと
を複数のボルト35,35,…によって締結することに
より接続されている。
【0029】36は立上り管32の内周側に互いに同心
となるように配設された内装管で、該内装管36の外径
は立上り管32の内径よりも小さく形成されている。ま
た、内装管36の下端側は立上り管32の下端側から下
方に突出して地下タンク3内に開口し、上端側には前記
各フランジ部32A,34Aとほぼ同一の外形寸法を有
する円板状の取付用フランジ37が溶接等によって固着
されている。
【0030】ここで、取付用フランジ37は、その中心
部に雌ねじ37Aが形成され、該雌ねじ37Aの周囲に
は、例えば互いに90度の角度間隔をもって前記各フラ
ンジ部32A,34Aに穿設されたボルト挿通穴と共通
の4個のボルト挿通穴37B,37B,…が穿設されて
いる。また、取付用フランジ37の雌ねじ37Aと各ボ
ルト挿通穴37Bとの間には、例えば互いに90度の角
度間隔をもって4個の連通穴38,38,…が設けら
れ、該各連通穴38は内装管36内に開口しており、地
下タンク3とガイド管33とを連通させている。
【0031】そして、内装管36は、取付用フランジ3
7を立上り管32のフランジ部32Aと横引き配管34
のフランジ部34Aとの間に各ボルト35を介して締着
されることにより、立上り管32内に位置決めされてい
る。このとき、立上り管32のフランジ部32Aと取付
用フランジ37との間にはパッキン39が介在し、横引
き配管34のフランジ部34Aと取付用フランジ37と
の間にはパッキン40が介在し、これらパッキン39,
40により立上り管32と横引き配管34とが気密に連
結されている。
【0032】このようにして、立上り管32内に内装管
36を取付けることにより、内装管36、各連通穴3
8、横引き配管34およびガイド管33からなる蒸気導
出管31が構成され、地下タンク3内に貯留された油液
4から発生した蒸気は、蒸気導出管31を介して外部に
排出される。
【0033】41は内装管36内に設けられた円柱状の
ガイドロッドを示し、該ガイドロッド41の上端側と下
端側とには、それぞれ雄ねじ41Aおよび41Bが形成
されている。そして、該雄ねじ41Aが取付用フランジ
37の雌ねじ37Aに螺入されてナット42が締着され
ることにより、ガイドロッド41が内装管36と同心と
なるように固定され、このとき、ガイドロッド41の下
端側は内装管36の下端側よりも下方に突出するように
なっている。43はガイドロッド41の下端側に設けら
れ、後述するフロート弁体45の下限位置を規制するス
トッパで、該ストッパ43は雄ねじ41Bに螺入された
ナット44により固定されている。
【0034】45はガイドロッド41の下端側に設けら
れた開閉弁としての筒状のフロート弁体を示し、該フロ
ート弁体45の内周側はガイドロッド41が摺動可能に
挿嵌されるロッド挿嵌穴45Aとなっている。そして、
フロート弁体45は、地下タンク3内の液面高さに追従
して、内装管36の下端縁とストッパ43との間をガイ
ドロッド41に沿って昇降することにより、内装管36
の下端側開口36Aを開閉するようになっている。な
お、フロート弁体45の外径は、立上り管32の内径よ
りも小さく、かつ内装管36の外径よりも大きく形成さ
れている。また、フロート弁体45は、注油時における
地下タンク3内の圧力の上昇によっては変位(上昇)せ
ず、液位の上昇によってのみ変位するように、その重量
が設定されている。
【0035】上述の如く構成された本実施例によるオー
バフロー防止装置は、例えば地下タンク3内に貯留され
た油液4の液位が低いとき(通常時)には、フロート弁
体45が一点鎖線で示すように内装管36の下端側開口
36Aを開き、油液4から発生した蒸気(ベーパ)を蒸
気導出管31を介して外気中に排出させる。
【0036】一方、図1に示すようにタンクローリ車7
等から地下タンク3内への注油が行われることにより、
地下タンク3内の油液4の液位が高液位となったときに
は、液面に追従して上昇するフロート弁体45が、図2
中に実線で示すように内装管36の下端側開口36Aを
閉塞する。かくして、蒸気導出管31が遮断されるか
ら、過剰な注油によって地下タンク3内の油液4が蒸気
導出管31を介して外部にオーバフローするのを確実に
防止することができる。
【0037】また、本実施例によるオーバフロー防止装
置は、内装管36,フロート弁体45等の外径を、立上
り管32の内径よりも小径に構成しているから、内装管
36をガイドロッド41およびフロート弁体45と共に
立上り管32内に挿入した後に、内装管36の取付用フ
ランジ37を、立上り管32のフランジ部32Aと横引
き配管34のフランジ部34Aとの間で挟持することに
より、例えば既設の地下タンク3に対しても簡単に後付
けすることができる。
【0038】次に、図3および図4は本発明の第2の実
施例を示している。なお、本実施例では前述した図1、
図2に示す第1の実施例と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0039】図中、51は立上り管32の内周側に互い
に同心となるように配設された内装管で、該内装管51
の外径は立上り管32の内径よりも小さく形成されてい
る。また、内装管51の下端側は立上り管32の下端側
から下方に突出して地下タンク3内に開口する下端側開
口51Aとなり、上端側には環状平板からなる取付用フ
ランジ52が溶接等によって固着されている。
【0040】ここで、取付用フランジ52は、その中心
部に内装管51の外周側が嵌合する嵌合穴52Aが形成
され、該嵌合穴52Aの周囲には、例えば互いに90度
の角度間隔をもって4個のボルト挿通穴52B,52
B,…が穿設されている。そして、内装管51の上端側
は、嵌合穴52Aに嵌合した状態で溶接等によって取付
用フランジ52に固定され、横引き配管34内に開口し
ている。
【0041】即ち、本実施例においては、立上り管32
と、内装管51と、横引き配管34およびガイド管33
とにより蒸気導出管53が構成されている。
【0042】54,54は内装管51の下端側外周に設
けられ、径方向で対向した一対のブラケットで、該各ブ
ラケット54の下端側は内装管51の下端側開口51A
よりも下方に突出している。そして、該各ブラケット5
4の下端側には、図4に示すようにピン挿通穴54A,
54Aが穿設され、該各ピン挿通穴54A内には径方向
に伸長する1本のピン55の両端側が嵌着されている。
【0043】56は内装管51の下端側に設けられた開
閉弁としてのフロート弁体を示し、該フロート弁体56
は図4に示すように、基端側がピン55に回動可能に軸
支され係合凹部57Aが形成された半円状の凹型フロー
ト57と、基端側がピン55に回動可能に軸支され、凹
型フロート57の係合凹部57Aに係合する係合凸部5
8Aが形成された半円状の凸型フロート58とから構成
されている。
【0044】そして、凹型フロート57と凸型フロート
58とは、ピン55を支点として図3中に実線で示す閉
弁位置と一点鎖線で示す開弁位置との間を回動するよう
になっている。なお、閉弁位置にあるときのフロート弁
体56全体の外径は立上り管32の内径よりも小さく、
かつ内装管51の外径よりも大きく形成され、また、ピ
ン55は立上り管32の内径よりも短く形成されてい
る。
【0045】上述の如く構成された本実施例によるオー
バフロー防止装置は、例えば地下タンク3内に貯留され
た油液4の液位が低いときには、フロート弁体56が図
3中に一点鎖線で示すように、内装管51の下端側開口
51Aを開き、油液4から発生した蒸気を蒸気導出管5
3を介して外気中に排出させる。一方、地下タンク3内
の油液4の液位が高液位となったときには、フロート弁
体56が、実線で示すように内装管51の下端側開口5
1Aを閉塞し、蒸気導出管53を介しての油液4のオー
バフローを確実に防止する。
【0046】次に、図5は本発明の第3の実施例を示し
ている。なお、本実施例では前述した図1、図2に示す
第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0047】図中、61は立上り管32の内周側に互い
に同心となるように配設された内装管で、該内装管61
の外径は立上り管32の内径よりも小さく形成されてい
る。また、内装管61の下端側は立上り管32の下端側
から下方に突出し、上端側には環状平板からなる取付用
フランジ62が溶接等によって固着されている。
【0048】ここで、内装管61の下端側内周には、内
装管61の中心に向かって縮径し、内周側が内装管61
の内径よりも小さい内径を有する開口部63Aとなった
環状突起63が形成されている。また、内装管61に
は、環状突起63が設けられた部位よりも下方となる部
位に複数の透孔64,64,…が穿設され、内装管61
は該各透孔64を介して地下タンク3内に連通してい
る。
【0049】また、取付用フランジ62は、その中心部
に内装管61の外周側が嵌合する嵌合穴62Aが形成さ
れ、該嵌合穴62Aの周囲には、例えば互いに90度の
角度間隔をもって4個のボルト挿通穴62B,62B,
…が穿設されている。そして、内装管61の上端側は、
嵌合穴62Aに嵌合した状態で溶接等によって取付用フ
ランジ62に固定され、横引き配管34内に開口してい
る。
【0050】即ち、本実施例においては、立上り管32
と、内装管61と、横引き配管34およびガイド管33
とにより蒸気導出管65が構成されている。
【0051】66は内装管61内に位置して環状突起6
3よりも下方に配設された開閉弁としてのフロート弁体
を示し、該フロート弁体66は、内装管61の内径より
も小さく、環状突起63の内径よりも大きい外径寸法を
有する中空の球体として形成されている。そして、該フ
ロート弁体66は、地下タンク3内に貯留された油液4
の液面高さに追従して、図5中に実線で示す閉弁位置と
一点鎖線で示す開弁位置との間を昇降するようになって
いる。
【0052】上述の如くに構成された本実施例によるオ
ーバフロー防止装置は、例えば地下タンク3内に貯留さ
れた油液4の液位が低いときには、フロート弁体66が
図5中に一点鎖線で示すように、内装管61に設けられ
た環状突起63の開口部63Aを開き、油液4から発生
した蒸気を各透孔64および開口部63Aを通じて内装
管61内に導入させ、蒸気導出管65を介して外気中に
排出させる。一方、地下タンク3内の油液4の液位が高
液位となったときには、フロート弁体66が、実線で示
すように環状突起63の開口部63Aを閉塞し、油液4
が蒸気導出管65を介して外部にオーバフローするのを
確実に防止する。
【0053】次に、図6ないし図8は本発明の第4の実
施例を示している。なお、本実施例では前述した図1、
図2に示す第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0054】図中、71は立上り管32の内周側に互い
に同心となるように配設された内装管で、該内装管71
の外径は立上り管32の内径よりも小さく形成されてい
る。また、内装管71の下端側は立上り管32の下端側
から下方に突出し、上端側には環状平板からなる取付用
フランジ72が溶接等によって固着されている。
【0055】ここで、取付用フランジ72は、その中心
部に内装管71の外周側が嵌合する嵌合穴72Aが形成
され、該嵌合穴72Aの周囲には、例えば互いに90度
の角度間隔をもって4個のボルト挿通穴52B,52
B,…が穿設されている。また、内装管71の上端側
は、嵌合穴72Aに嵌合した状態で溶接等によって取付
用フランジ72に固定され、横引き配管34内に開口し
ている。
【0056】73は内装管71の下端側に溶接等によっ
て固着され、内周側が中空のフロート室74となった角
パイプで、該角パイプ73の上端側中央部には内装管7
1に開口する連通穴73Aが穿設され、角パイプ73の
上端側内周には、図7に示す如く傾斜面73Bが設けら
れている。また、角パイプ73には、連通穴73Aより
も下方となる部位に複数の透孔75,75,…が穿設さ
れ、内装管71は角パイプ73に設けられた各透孔75
および連通穴73Aを介して地下タンク3内に連通して
いる。
【0057】即ち、本実施例においては、立上り管32
と、内装管71と、角パイプ73と横引き配管34およ
びガイド管33により蒸気導出管76が構成されてい
る。
【0058】77はフロート室74内に配設された中空
矩形のフロートを示し、該フロート77上には、それぞ
れヒンジ結合によって回動可能に連結された回動弁板7
8A,78Aを有する一対の板状弁体78,78が、互
いに対向するように設けられ、該各板状弁体78はフロ
ート77と共に開閉弁を構成している。
【0059】79,79は一端側が角パイプ73の上端
側に取付けられた耐油性を有する吊糸を示し、該各吊糸
79の他端側は各回動弁板78Aの上端側に取付けられ
ている。
【0060】そして、フロート77は、地下タンク3内
に貯留された油液4の液面高さに追従して、図6中に実
線で示す閉弁位置と一点鎖線で示す開弁位置との間を昇
降し、開弁位置をとるときには各吊糸79の張力によっ
て各回動弁板78Aが各板状弁体78に対して直線状に
延びた状態となる。一方、閉弁位置をとるときには、各
回動弁板78Aが角パイプ73の傾斜面73Bに衝合す
ることにより、図7中の矢示A方向に回動して平板状の
弁板を形成し、該各回動弁板78Aはこの状態で図6に
示すように角パイプ73の連通穴73Aを閉塞する。
【0061】なお、図8に示すように、角パイプ73の
対角の距離は立上り管32の内径よりも小さく形成され
ている。
【0062】上述の如く構成された本実施例によるオー
バフロー防止装置は、例えば地下タンク3内に貯留され
た油液4の液位が低いときには、フロート77が一点鎖
線で示す開弁位置をとって角パイプ73の連通穴73A
を開き、油液4から発生した蒸気を各透孔75および連
通穴73Aを通じて内装管71内に導入させ、蒸気導出
管76を介して外気中に排出させる。一方、地下タンク
3内の油液4の液位が高液位となったときには、フロー
ト77の上昇によって、一対の回動弁板78A,78A
が回動して平板状の弁板を形成し、該各回動弁板78A
によって角パイプ73の連通穴73Aを閉塞することに
より、蒸気導出管76を介しての油液4のオーバフロー
を確実に防止する。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、貯油
タンク内に開口する蒸気導出管の一端側に、常時は該蒸
気導出管の一端側開口を開き、注油時等に貯油タンク内
の液位が高液位となったときにこの一端側開口を閉じる
開閉弁を設けたから、貯油タンク内の油液が高液面に達
しない場合には、貯油タンク内の油液から生じた蒸気
を、蒸気導出管を介して外部に排出することができ、ま
た、貯油タンク内の液位が高液位となる場合には、開閉
弁が蒸気導出管を閉塞することにより、油液が蒸気導出
管を介して外部にオーバフローするのを確実に防止でき
る。
【0064】しかも、簡単な構造により、貯油タンクの
外部から蒸気導出管の一端側に追加工等を行うことなく
取付けることができるので、例えば既設の貯油タンクに
対して簡単に後付けすることができ、設備費用を大幅に
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるオーバフロー装置
を設けた給油所の貯油タンク等を示す縦断面図である。
【図2】図1中の立上り管、内装管およびフロート弁体
等を拡大して示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図2と同様の縦断
面図である。
【図4】図3中のIV−IV方向矢示図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す図2と同様の縦断
面図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す図2と同様の縦断
面図である。
【図7】図6中のフロート等を拡大して示す要部縦断面
図である。
【図8】図6中の矢示VIII−VIII方向断面図である。
【図9】従来技術による給油所の貯油タンク等を示す縦
断面図である。
【図10】他の従来技術による給油所の貯油タンク等を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 地下タンク(貯油タンク) 4 油液 31,53,65,76 蒸気導出管 32 立上り管 33 ガイド管 34 横引き配管 36,51,61,71 内装管 43,56,66 フロート弁体(開閉弁) 78 板状弁体(開閉弁)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入口から注入される油液を貯留する貯
    油タンクと、該貯油タンク内の油液から発生した蒸気を
    外部に導出すべく、一端側が該貯油タンク内に開口し、
    他端側が外気に連通した蒸気導出管と、該蒸気導出管の
    一端側に設けられ、常時は該蒸気導出管の一端側開口を
    開き、前記貯油タンク内の液位が油液の注入によって高
    液位となったときにこの一端側開口を閉じる開閉弁とか
    ら構成してなる貯油タンクのオーバフロー防止装置。
JP10448594A 1994-04-20 1994-04-20 貯油タンクのオーバフロー防止装置 Pending JPH07291398A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127080A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Tokiko Techno Kk タンク設備
CN108793044A (zh) * 2018-07-11 2018-11-13 天津市正方科技发展有限公司 密闭自动卸车撬
CN112279210A (zh) * 2020-02-20 2021-01-29 福建恒劲科博测控技术有限公司 一种注油管随液位变化而移动的注油装置与方法
JP2024021768A (ja) * 2022-08-04 2024-02-16 Eneos株式会社 配管構造、配管接続方法および燃料供給装置

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