JPH072927A - ブタジエン重合体の製造方法 - Google Patents
ブタジエン重合体の製造方法Info
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- JPH072927A JPH072927A JP16742793A JP16742793A JPH072927A JP H072927 A JPH072927 A JP H072927A JP 16742793 A JP16742793 A JP 16742793A JP 16742793 A JP16742793 A JP 16742793A JP H072927 A JPH072927 A JP H072927A
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特定の触媒系を用いることにより、炭化水素
溶媒においても高活性で重合し、得られる重合体が高ビ
ニル結合含量で、分子量および融点の制御も容易な高ビ
ニル結合を有するブタジエン系重合体の製造方法を提供
する。 【構成】 1,3−ブタジエンを少なくとも50モル%
以上含有する共役ジエンを、(A)コバルト化合物、
(B)R1 3 Alで示される有機アルミニウム化合物
(R1 はアルキル基、アリール基、アラルキル基を示
す)、(C)水、(D)ホルフィン化合物および(E)
R2 n AlX3-n で示される含ハロゲン有機アルミニウ
ム化合物(R2 はアルキル基、アリール基、アラルキル
基、Xはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、
nは0、1、1.5、2を示す)、または(F)活性ハ
ロゲン化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物
からなる触媒を用いてポリブタジエンを不活性溶媒存在
下、または非存在下で製造するに当たり、(G)界面活
性剤を共存させて重合することを特徴とするブタジエン
重合体の製造方法。
溶媒においても高活性で重合し、得られる重合体が高ビ
ニル結合含量で、分子量および融点の制御も容易な高ビ
ニル結合を有するブタジエン系重合体の製造方法を提供
する。 【構成】 1,3−ブタジエンを少なくとも50モル%
以上含有する共役ジエンを、(A)コバルト化合物、
(B)R1 3 Alで示される有機アルミニウム化合物
(R1 はアルキル基、アリール基、アラルキル基を示
す)、(C)水、(D)ホルフィン化合物および(E)
R2 n AlX3-n で示される含ハロゲン有機アルミニウ
ム化合物(R2 はアルキル基、アリール基、アラルキル
基、Xはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、
nは0、1、1.5、2を示す)、または(F)活性ハ
ロゲン化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物
からなる触媒を用いてポリブタジエンを不活性溶媒存在
下、または非存在下で製造するに当たり、(G)界面活
性剤を共存させて重合することを特徴とするブタジエン
重合体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブタジエン系重合体の
製造方法に関し、さらに詳細にはビニル結合含量が高
く、かつ得られる結晶性重合体の融点を制御することが
可能な新規な触媒系を用いたブタジエン系重合体の製造
方法に関する。
製造方法に関し、さらに詳細にはビニル結合含量が高
く、かつ得られる結晶性重合体の融点を制御することが
可能な新規な触媒系を用いたブタジエン系重合体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,3−ブタジエンを主成分とするブタ
ジエン系重合体の構造は、触媒系に大きく左右される。
例えば、遷移金属化合物とアルキルアルミニウムからな
る触媒系では、シスあるいはトランスの1,4−ポリブ
タジエンが得られることが知られている。また、CoB
r2 (PPh3 )2 、トリアルキルアルミニウムおよび
水からなる触媒系からは、シンジオタクチック1,2−
ポリブタジエンが得られることが知られている[特公昭
44−32425号公報]。また、上記触媒系の分子量
調節剤として、活性ハロゲン化合物や含ハロゲン有機ア
ルミニウム化合物を使用する分子量の制御された結晶性
1,2−ポリブタジエンの製造方法も知られている[特
公昭61−29362、29363号公報]。しかしな
がら、この触媒系では、塩化メチレンに代表されるハロ
ゲン化炭化水素溶媒では高活性であるが、汎用的な炭化
水素溶媒では重合活性が著しく低下し、得られる重合体
の融点、分子量も十分ではないという問題がある。
ジエン系重合体の構造は、触媒系に大きく左右される。
例えば、遷移金属化合物とアルキルアルミニウムからな
る触媒系では、シスあるいはトランスの1,4−ポリブ
タジエンが得られることが知られている。また、CoB
r2 (PPh3 )2 、トリアルキルアルミニウムおよび
水からなる触媒系からは、シンジオタクチック1,2−
ポリブタジエンが得られることが知られている[特公昭
44−32425号公報]。また、上記触媒系の分子量
調節剤として、活性ハロゲン化合物や含ハロゲン有機ア
ルミニウム化合物を使用する分子量の制御された結晶性
1,2−ポリブタジエンの製造方法も知られている[特
公昭61−29362、29363号公報]。しかしな
がら、この触媒系では、塩化メチレンに代表されるハロ
ゲン化炭化水素溶媒では高活性であるが、汎用的な炭化
水素溶媒では重合活性が著しく低下し、得られる重合体
の融点、分子量も十分ではないという問題がある。
【0003】これに対し、BuLiまたはCr(aca
c)3 −Al(C2 H5 )3 からなる触媒系から、それ
ぞれアタクチックおよびアイソタクチック1,2−ポリ
ブタジエンが得られることが知られている[A. F. Hala
saら、J. Polym. Sci. Polym. Chem. Ed., 19, 1357 (1
981); G. Nattaら、Chem. Ind. (Millan), 41, 1163(19
59)]。この触媒系においては、工業的生産を考えた場
合、触媒活性に問題があり実用的ではない。
c)3 −Al(C2 H5 )3 からなる触媒系から、それ
ぞれアタクチックおよびアイソタクチック1,2−ポリ
ブタジエンが得られることが知られている[A. F. Hala
saら、J. Polym. Sci. Polym. Chem. Ed., 19, 1357 (1
981); G. Nattaら、Chem. Ind. (Millan), 41, 1163(19
59)]。この触媒系においては、工業的生産を考えた場
合、触媒活性に問題があり実用的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、特定の触媒系を調製
することにより、炭化水素溶媒においても高活性で重合
し、得られる重合体が高ビニル結合含量で、かつ結晶性
であり、しかも重合体の結晶化度(融点)を制御するこ
とが可能なブタジエン系重合体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
術の課題を背景になされたもので、特定の触媒系を調製
することにより、炭化水素溶媒においても高活性で重合
し、得られる重合体が高ビニル結合含量で、かつ結晶性
であり、しかも重合体の結晶化度(融点)を制御するこ
とが可能なブタジエン系重合体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、1,3−ブタ
ジエンを少なくとも50モル%以上含有する共役ジエン
を、(A)コバルト化合物、(B)一般式R1 3 Alで
示される有機アルミニウム化合物(R1 はアルキル基、
アリール基、アラルキル基を示す)、(C)水、(D)
ホスフィン化合物および(E)一般式R2 n AlX3-n
で示される含ハロゲン有機アルミニウム化合物(R2 は
アルキル基、アリール基、アラルキル基、Xはフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、nは0、1、1.
5、2を示す)、または(F)活性ハロゲン化合物から
選ばれる少なくとも1種以上の化合物からなる触媒を用
いてポリブタジエンを不活性溶媒存在下、または非存在
下で製造するに当たり、(G)界面活性剤を共存させて
重合することを特徴とするブタジエン重合体の製造方法
を提供するものである。
ジエンを少なくとも50モル%以上含有する共役ジエン
を、(A)コバルト化合物、(B)一般式R1 3 Alで
示される有機アルミニウム化合物(R1 はアルキル基、
アリール基、アラルキル基を示す)、(C)水、(D)
ホスフィン化合物および(E)一般式R2 n AlX3-n
で示される含ハロゲン有機アルミニウム化合物(R2 は
アルキル基、アリール基、アラルキル基、Xはフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、nは0、1、1.
5、2を示す)、または(F)活性ハロゲン化合物から
選ばれる少なくとも1種以上の化合物からなる触媒を用
いてポリブタジエンを不活性溶媒存在下、または非存在
下で製造するに当たり、(G)界面活性剤を共存させて
重合することを特徴とするブタジエン重合体の製造方法
を提供するものである。
【0006】本発明で用いられる1,3−ブタジエン以
外の共役ジエンとしては、1,3−ペンタジエン、高級
アルキル基で置換された1,3−ブタジエン誘導体、2
−アルキル置換−1,3−ブタジエンなどが挙げられ
る。このうち、高級アルキル基で置換された1,3−ブ
タジエン誘導体としては、1−ペンチル−1,3−ブタ
ジエン、1−ヘキシル−1,3−ブタジエン、1−ヘプ
チル−1,3−ブタジエン、1−オクチル−1,3−ブ
タジエンなどが挙げられる。
外の共役ジエンとしては、1,3−ペンタジエン、高級
アルキル基で置換された1,3−ブタジエン誘導体、2
−アルキル置換−1,3−ブタジエンなどが挙げられ
る。このうち、高級アルキル基で置換された1,3−ブ
タジエン誘導体としては、1−ペンチル−1,3−ブタ
ジエン、1−ヘキシル−1,3−ブタジエン、1−ヘプ
チル−1,3−ブタジエン、1−オクチル−1,3−ブ
タジエンなどが挙げられる。
【0007】また、2−アルキル置換−1,3−ブタジ
エンの代表的なものは、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン(イソプレン)、2−エチル−1,3−ブタジエン、
2−プロピル−1,3−ブタジエン、2−イソプロピル
−1,3−ブタジエン、2−ブチル−1,3−ブタジエ
ン、2−イソブチル−1,3−ブタジエン、2−アミル
−1,3−ブタジエン、2−イソアミル−1,3−ブタ
ジエン、2−ヘキシル−1,3−ブタジエン、2−シク
ロヘキシル−1,3−ブタジエン、2−イソヘキシル−
1,3−ブタジエン、2−ヘプチル−1,3−ブタジエ
ン、2−イソヘプチル−1,3−ブタジエン、2−オク
チル−1,3−ブタジエン、2−イソオクチル−1,3
−ブタジエンなどが挙げられる。これらの共役ジエンの
なかで、1,3−ブタジエンと混合して用いられる好ま
しい共役ジエンとしては、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエンが挙げられる。重合に供される単量体成分中の
1,3−ブタジエンの含有量は50モル%以上、好まし
くは70モル%以上であり、50モル%未満ではブタジ
エン系重合体中のビニル結合含量の制御が困難となり好
ましくない。
エンの代表的なものは、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン(イソプレン)、2−エチル−1,3−ブタジエン、
2−プロピル−1,3−ブタジエン、2−イソプロピル
−1,3−ブタジエン、2−ブチル−1,3−ブタジエ
ン、2−イソブチル−1,3−ブタジエン、2−アミル
−1,3−ブタジエン、2−イソアミル−1,3−ブタ
ジエン、2−ヘキシル−1,3−ブタジエン、2−シク
ロヘキシル−1,3−ブタジエン、2−イソヘキシル−
1,3−ブタジエン、2−ヘプチル−1,3−ブタジエ
ン、2−イソヘプチル−1,3−ブタジエン、2−オク
チル−1,3−ブタジエン、2−イソオクチル−1,3
−ブタジエンなどが挙げられる。これらの共役ジエンの
なかで、1,3−ブタジエンと混合して用いられる好ま
しい共役ジエンとしては、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエンが挙げられる。重合に供される単量体成分中の
1,3−ブタジエンの含有量は50モル%以上、好まし
くは70モル%以上であり、50モル%未満ではブタジ
エン系重合体中のビニル結合含量の制御が困難となり好
ましくない。
【0008】本発明で使用される(A)成分のコバルト
化合物としては、有機基を含むコバルト化合物を挙げる
ことができる。具体的には、コバルトの有機酸塩や錯体
がある。コバルトの有機酸塩としては、有機溶媒への溶
解性の面から、好ましくは炭素数4以上のコバルトの有
機酸塩である。具体的な有機酸塩としては、酪酸塩、ヘ
キサン酸塩、ヘプチル酸塩、2−エチル−ヘキシル酸な
どのオクチル酸塩、デカン酸塩やステアリン酸、オレイ
ン酸、エルカ酸などの高級脂肪酸塩、安息香酸塩、トリ
ル酸塩、キシリル酸塩、エチル安息香酸などのアルキ
ル、アラルキル、アリル置換安息香酸塩やナフトエ酸
塩、アルキル、アラルキルもしくはアリル置換ナフトエ
酸塩を挙げることができる。これらのうち、2−エチル
ヘキシル酸のいわゆるオクチル酸塩や、ステアリン酸
塩、安息香酸塩が有機溶媒への優れた溶解性のために好
ましい。
化合物としては、有機基を含むコバルト化合物を挙げる
ことができる。具体的には、コバルトの有機酸塩や錯体
がある。コバルトの有機酸塩としては、有機溶媒への溶
解性の面から、好ましくは炭素数4以上のコバルトの有
機酸塩である。具体的な有機酸塩としては、酪酸塩、ヘ
キサン酸塩、ヘプチル酸塩、2−エチル−ヘキシル酸な
どのオクチル酸塩、デカン酸塩やステアリン酸、オレイ
ン酸、エルカ酸などの高級脂肪酸塩、安息香酸塩、トリ
ル酸塩、キシリル酸塩、エチル安息香酸などのアルキ
ル、アラルキル、アリル置換安息香酸塩やナフトエ酸
塩、アルキル、アラルキルもしくはアリル置換ナフトエ
酸塩を挙げることができる。これらのうち、2−エチル
ヘキシル酸のいわゆるオクチル酸塩や、ステアリン酸
塩、安息香酸塩が有機溶媒への優れた溶解性のために好
ましい。
【0009】コバルトの錯体としては、配位子にアセチ
ルアセトン、アセト酢酸エステルホスフィン、カルボニ
ル、イソニトリル、ピリジンなどの含窒素化合物、サリ
チルアルデヒド、ジオキシム、ビニル化合物、シクロペ
ンタジエニル、π−アリル化合物、およびこれらの誘導
体が配位した化合物を挙げることができる。具体的に
は、塩化コバルト、臭化コバルト、ヨウ化コバルトなど
のハロゲン化コバルトのピリジン錯体、トリスアセチル
アセトナートコバルト、コバルトアセト錯酸エステル錯
体、コバルトカルボニル、コバルトビストリフェニルホ
スフィンジクロライド、コバルトビストリフェニルホス
フィンジプロミド、コバルトトリストリフェニルホスフ
ィンクロリド、コバルトトリストリフェニルホスフィン
プロミド、π−シクロオクテニル−π−1,5−シクロ
オクタジエンコバルトなどを挙げることができる。これ
らのコバルト化合物のうち、有機酸塩、アセチルアセト
ン錯体、ピリジン錯体、ホスフィン錯体が重合溶媒への
優れた可溶性のため、重合活性と分子特性制御の点から
好ましい。
ルアセトン、アセト酢酸エステルホスフィン、カルボニ
ル、イソニトリル、ピリジンなどの含窒素化合物、サリ
チルアルデヒド、ジオキシム、ビニル化合物、シクロペ
ンタジエニル、π−アリル化合物、およびこれらの誘導
体が配位した化合物を挙げることができる。具体的に
は、塩化コバルト、臭化コバルト、ヨウ化コバルトなど
のハロゲン化コバルトのピリジン錯体、トリスアセチル
アセトナートコバルト、コバルトアセト錯酸エステル錯
体、コバルトカルボニル、コバルトビストリフェニルホ
スフィンジクロライド、コバルトビストリフェニルホス
フィンジプロミド、コバルトトリストリフェニルホスフ
ィンクロリド、コバルトトリストリフェニルホスフィン
プロミド、π−シクロオクテニル−π−1,5−シクロ
オクタジエンコバルトなどを挙げることができる。これ
らのコバルト化合物のうち、有機酸塩、アセチルアセト
ン錯体、ピリジン錯体、ホスフィン錯体が重合溶媒への
優れた可溶性のため、重合活性と分子特性制御の点から
好ましい。
【0010】本発明で使用される(B)成分のR3 Al
(Rはアルキル、アリール基)で示される有機アルミニ
ウム化合物成分としては、トリメチルアルミニウム、ト
リエチルアルミニウム、トリn−プロピルアルミニウ
ム、トリn−ブチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリn−オ
クチルアルミニウム、トリドデシルアルミニウム、トリ
フェニルアルミニウムなどのトリアリールアルミニウ
ム、トリアルキルアルミニウムなどを挙げることができ
る。これらの有機アルミニウム化合物のうち、トリアル
キルアルミニウムが重合活性、分子特性制御の点から好
ましい。
(Rはアルキル、アリール基)で示される有機アルミニ
ウム化合物成分としては、トリメチルアルミニウム、ト
リエチルアルミニウム、トリn−プロピルアルミニウ
ム、トリn−ブチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリn−オ
クチルアルミニウム、トリドデシルアルミニウム、トリ
フェニルアルミニウムなどのトリアリールアルミニウ
ム、トリアルキルアルミニウムなどを挙げることができ
る。これらの有機アルミニウム化合物のうち、トリアル
キルアルミニウムが重合活性、分子特性制御の点から好
ましい。
【0011】また、本発明の触媒のうち、(D)成分の
ホスフィン化合物は、重合触媒の活性化、ビニル結合構
造および結晶性の制御に必須の成分であり、一般式
(I)で表わされる有機リン化合物である。
ホスフィン化合物は、重合触媒の活性化、ビニル結合構
造および結晶性の制御に必須の成分であり、一般式
(I)で表わされる有機リン化合物である。
【0012】
【化1】
【0013】R1 、R2 およびR3 の炭素数は特に限定
されないが、好ましくは1〜6である。(D)ホスフィ
ン化合物としては、トリ−(3−メチルフェニル)ホス
フィン、トリ−(3−エチルフェニル)ホスフィン、ト
リ−(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−
(3,4−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3
−イソプロピルフェニル)ホスフィン、トリ−(3−t
−ブチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3,5−ジエ
チルフェニル)ホルフィン、トリ−(3−メチル−5−
エチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3−フェニルフ
ェニル)ホスフィン、トリ−(3,4,5−トリメチル
フェニル)ホスフィン、トリ−(4−メトキシ−3,5
−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−(4−エトキ
シ−3,5−ジエチルフェニル)ホスフィン、トリ−
(4−ブトキシ−3,5−ジブチルフェニル)ホスフィ
ン、トリ(p−メトキシフェニルホスフィン)、トリシ
クロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシルフェニルホ
スフィン、トリベンジルホスフィン、トリ(4−メチル
フェニルホスフィン)、トリ(4−エチルフェニルホス
フィン)、トリ(4−クロロフェニル)ホスフィンなど
を使用することができる。これらのうち特に好ましいも
のとしては、トリフェニルホスフィン、トリ−(3−メ
チルフェニル)ホスフィン、トリ−(4−メトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)ホスフィンなどが挙げられ
る。
されないが、好ましくは1〜6である。(D)ホスフィ
ン化合物としては、トリ−(3−メチルフェニル)ホス
フィン、トリ−(3−エチルフェニル)ホスフィン、ト
リ−(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−
(3,4−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3
−イソプロピルフェニル)ホスフィン、トリ−(3−t
−ブチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3,5−ジエ
チルフェニル)ホルフィン、トリ−(3−メチル−5−
エチルフェニル)ホスフィン、トリ−(3−フェニルフ
ェニル)ホスフィン、トリ−(3,4,5−トリメチル
フェニル)ホスフィン、トリ−(4−メトキシ−3,5
−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ−(4−エトキ
シ−3,5−ジエチルフェニル)ホスフィン、トリ−
(4−ブトキシ−3,5−ジブチルフェニル)ホスフィ
ン、トリ(p−メトキシフェニルホスフィン)、トリシ
クロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシルフェニルホ
スフィン、トリベンジルホスフィン、トリ(4−メチル
フェニルホスフィン)、トリ(4−エチルフェニルホス
フィン)、トリ(4−クロロフェニル)ホスフィンなど
を使用することができる。これらのうち特に好ましいも
のとしては、トリフェニルホスフィン、トリ−(3−メ
チルフェニル)ホスフィン、トリ−(4−メトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)ホスフィンなどが挙げられ
る。
【0014】本発明で用いられる(E)成分のR2 n A
lX3-n で示される含ハロゲン有機アルミニウム化合物
(R2 はアルキル基、アリール基、アラルキル基、Xは
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、nは0、
1、1.5、2を示す)としては、ジメチルアルミニウ
ムクロリド、ジメチルアルミニウムセスキクロリド、メ
チルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムク
ロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、エチルア
ルミニウムジクロリド、ジ−n−プロピルアルミニウム
クロリド、ジ−n−ブチルアルミニウムクロリド、ジイ
ソブチルアルミニウムクロリド、臭化ジエチルアルミニ
ウム、ヨウ化ジエチルアルミニウムが挙げられる。
lX3-n で示される含ハロゲン有機アルミニウム化合物
(R2 はアルキル基、アリール基、アラルキル基、Xは
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、nは0、
1、1.5、2を示す)としては、ジメチルアルミニウ
ムクロリド、ジメチルアルミニウムセスキクロリド、メ
チルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムク
ロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、エチルア
ルミニウムジクロリド、ジ−n−プロピルアルミニウム
クロリド、ジ−n−ブチルアルミニウムクロリド、ジイ
ソブチルアルミニウムクロリド、臭化ジエチルアルミニ
ウム、ヨウ化ジエチルアルミニウムが挙げられる。
【0015】本発明で用いられる(F)成分の活性ハロ
ゲン化合物としては、3級炭素にハロゲンが結合した化
合物、アリル基にハロゲンが結合した化合物、ベンジル
基にハロゲンが結合した化合物、芳香族性を有するカチ
オン化合物にハロゲンが結合した化合物のことを意味す
る。ハロゲンの脱離したカルボカチオンが安定な化合物
である。具体的には、t−ブチルハライド、t−アミル
ハライド、アリルハライド、クロチルハライド、ベンジ
ルハライド、メチルベンジルハライド、クロルベンジル
ハライド、トリフェニルメチルハライド、トロピウムハ
ライドを挙げることができる。上記化合物のハロゲン原
子は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を挙げることができ
る。
ゲン化合物としては、3級炭素にハロゲンが結合した化
合物、アリル基にハロゲンが結合した化合物、ベンジル
基にハロゲンが結合した化合物、芳香族性を有するカチ
オン化合物にハロゲンが結合した化合物のことを意味す
る。ハロゲンの脱離したカルボカチオンが安定な化合物
である。具体的には、t−ブチルハライド、t−アミル
ハライド、アリルハライド、クロチルハライド、ベンジ
ルハライド、メチルベンジルハライド、クロルベンジル
ハライド、トリフェニルメチルハライド、トロピウムハ
ライドを挙げることができる。上記化合物のハロゲン原
子は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を挙げることができ
る。
【0016】本発明で用いられる(G)成分の界面活性
剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸などのアルキ
ルベンゼンスルホン酸やジイソプロピルナフタリンスル
ホン酸、ブチルナフタリンスルホン酸、ジイソブチルナ
フタリンスルホン酸などのアルキルナフタレンスルホン
酸などのナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、ジ
アルキルスルホコハク酸エステル、アルキルスルホ酢
酸、α−オレフィンスルホン酸、N−アシルタウリンな
どのナトリウム、カリウム、カルシウム塩で代表される
スルホン酸塩、硫酸化油、高級アルコール硫酸エステル
塩、第2級高級アルコール硫酸エステルなどのナトリウ
ム、カリウム、カルシウム塩で代表される硫酸エステル
塩などのアニオン系界面活性剤、塩化ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩
化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムなどの脂肪
族4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム塩、ピリ
ジニウム塩などのカチオン系界面活性剤を挙げることが
できる。
剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸などのアルキ
ルベンゼンスルホン酸やジイソプロピルナフタリンスル
ホン酸、ブチルナフタリンスルホン酸、ジイソブチルナ
フタリンスルホン酸などのアルキルナフタレンスルホン
酸などのナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、ジ
アルキルスルホコハク酸エステル、アルキルスルホ酢
酸、α−オレフィンスルホン酸、N−アシルタウリンな
どのナトリウム、カリウム、カルシウム塩で代表される
スルホン酸塩、硫酸化油、高級アルコール硫酸エステル
塩、第2級高級アルコール硫酸エステルなどのナトリウ
ム、カリウム、カルシウム塩で代表される硫酸エステル
塩などのアニオン系界面活性剤、塩化ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩
化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムなどの脂肪
族4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム塩、ピリ
ジニウム塩などのカチオン系界面活性剤を挙げることが
できる。
【0017】なお、本発明において使用される触媒の使
用量は、共役ジエン1モル当たり、(A)成分のコバル
ト化合物は、コバルト原子換算で0.001〜1ミリモ
ル、好ましくは0.01〜0.5ミリモル程度である。
また、(B)成分の有機アルミニウム化合物の使用量
は、(A)成分のコバルト原子に対するアルミニウム原
子の比、Al/Co比として、通常、1〜1000、好
ましくは5〜500である。また、(C)成分の水の使
用量は、(B)および(E)成分の有機アルミニウムの
アルミニウム原子に対する水の当量比、H2 O/Alと
して、通常、0.1〜2.0、好ましくは0.25〜
1.50モルである。さらに、(D)成分のホスフィン
化合物の使用量は、(A)成分のコバルト原子に対する
リン原子の比、P/Co比として、通常、0.1〜1
0、好ましくは0.3〜5である。また、(E)成分の
含ハロゲン有機アルミニウムの使用量は、(B)成分の
有機アルミニウムとのモル比、有機アルミニウム/含ハ
ロゲン有機アルミニウム比として、0.03〜30であ
る。また、(F)成分の活性ハロゲン化合物の使用量
は、(B)成分の有機アルミニウムとのモル比、有機ア
ルミニウム/活性ハロゲン化合物比として、通常、1〜
300、好ましくは3〜100である。また、(G)成
分の界面活性剤の使用量は、(A)成分のコバルト原子
に対する界面活性剤の当量比で、界面活性剤/Coとし
ては、通常、0.01〜10、好ましくは0.1〜5で
ある。
用量は、共役ジエン1モル当たり、(A)成分のコバル
ト化合物は、コバルト原子換算で0.001〜1ミリモ
ル、好ましくは0.01〜0.5ミリモル程度である。
また、(B)成分の有機アルミニウム化合物の使用量
は、(A)成分のコバルト原子に対するアルミニウム原
子の比、Al/Co比として、通常、1〜1000、好
ましくは5〜500である。また、(C)成分の水の使
用量は、(B)および(E)成分の有機アルミニウムの
アルミニウム原子に対する水の当量比、H2 O/Alと
して、通常、0.1〜2.0、好ましくは0.25〜
1.50モルである。さらに、(D)成分のホスフィン
化合物の使用量は、(A)成分のコバルト原子に対する
リン原子の比、P/Co比として、通常、0.1〜1
0、好ましくは0.3〜5である。また、(E)成分の
含ハロゲン有機アルミニウムの使用量は、(B)成分の
有機アルミニウムとのモル比、有機アルミニウム/含ハ
ロゲン有機アルミニウム比として、0.03〜30であ
る。また、(F)成分の活性ハロゲン化合物の使用量
は、(B)成分の有機アルミニウムとのモル比、有機ア
ルミニウム/活性ハロゲン化合物比として、通常、1〜
300、好ましくは3〜100である。また、(G)成
分の界面活性剤の使用量は、(A)成分のコバルト原子
に対する界面活性剤の当量比で、界面活性剤/Coとし
ては、通常、0.01〜10、好ましくは0.1〜5で
ある。
【0018】本発明に使用される触媒は、各触媒成分の
添加順序に特に制限はないが、(C)成分の水と(G)
成分の界面活性剤が連続の順序で添加された後、(B)
成分および(E)または(F)成分のアルミニウムまた
は活性ハロゲン化物を添加し、(A)成分のコバルト化
合物と混合する触媒の調製方法が好ましい。なお、触媒
は、これを本発明の1,3−ブタジエンを主成分とする
共役ジエンに接触させる前にあらかじめ各成分を混合し
て調製したおいてもよく、また重合反応器中で該共役ジ
エンの存在下で各成分を混合して調製することもでき
る。
添加順序に特に制限はないが、(C)成分の水と(G)
成分の界面活性剤が連続の順序で添加された後、(B)
成分および(E)または(F)成分のアルミニウムまた
は活性ハロゲン化物を添加し、(A)成分のコバルト化
合物と混合する触媒の調製方法が好ましい。なお、触媒
は、これを本発明の1,3−ブタジエンを主成分とする
共役ジエンに接触させる前にあらかじめ各成分を混合し
て調製したおいてもよく、また重合反応器中で該共役ジ
エンの存在下で各成分を混合して調製することもでき
る。
【0019】本発明では、1,3−ブタジエンを主体と
する共役ジエンを、前記触媒、すなわち(A)〜(G)
成分を主成分とする触媒を用い、不活性有機溶媒中で重
合する。重合溶媒として用いられる不活性有機溶媒とし
ては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン
などの芳香族炭化水素溶媒、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ブタンなどの脂肪族炭化水素溶媒、シクロペン
タン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂
環族炭化水素溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロルエチレ
ン、パークロルエチレン、クロルベンゼン、プロムベン
ゼン、クロルトルエンなどのハロゲン化炭化水素溶媒、
およびこれらの混合物が挙げれる。
する共役ジエンを、前記触媒、すなわち(A)〜(G)
成分を主成分とする触媒を用い、不活性有機溶媒中で重
合する。重合溶媒として用いられる不活性有機溶媒とし
ては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン
などの芳香族炭化水素溶媒、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ブタンなどの脂肪族炭化水素溶媒、シクロペン
タン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂
環族炭化水素溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロルエチレ
ン、パークロルエチレン、クロルベンゼン、プロムベン
ゼン、クロルトルエンなどのハロゲン化炭化水素溶媒、
およびこれらの混合物が挙げれる。
【0020】重合温度は、通常、−50〜120℃で、
好ましくは−20〜100℃である。重合反応は、回分
式でも連続式でもよい。なお、触媒中の単量体濃度は、
通常、5〜50重量%、好ましくは10〜35重量%で
ある。また、重合体を製造するために、本発明の触媒お
よび重合体を失活させないために、重合系内に酸素、水
あるいは炭酸ガスなどの失活作用のある化合物の混入を
極力なくすような配慮が必要である。重合反応が所望の
段階まで進行したら、反応混合物をアルコール、その他
の重合停止剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
などを添加し、次いで通常の方法に従って生成重合体を
分離、洗浄、乾燥して目的のブタジエン系重合体を得る
ことができる。
好ましくは−20〜100℃である。重合反応は、回分
式でも連続式でもよい。なお、触媒中の単量体濃度は、
通常、5〜50重量%、好ましくは10〜35重量%で
ある。また、重合体を製造するために、本発明の触媒お
よび重合体を失活させないために、重合系内に酸素、水
あるいは炭酸ガスなどの失活作用のある化合物の混入を
極力なくすような配慮が必要である。重合反応が所望の
段階まで進行したら、反応混合物をアルコール、その他
の重合停止剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
などを添加し、次いで通常の方法に従って生成重合体を
分離、洗浄、乾燥して目的のブタジエン系重合体を得る
ことができる。
【0021】本発明の製造方法によって得られるブタジ
エン系重合体は、ブタジエン部分のビニル結合含量が7
0%以上、好ましくは70〜99%、さらに好ましくは
80〜95%である。また、本発明によって得られるブ
タジエン系重合体は、結晶性を有し、その融点は40〜
150℃、好ましくは60〜130℃である。なお、本
発明で得られるブタジエン系重合体の分子量は、広い範
囲にわたって変化させることができるが、そのポリスチ
レン換算の数平均分子量は、通常、5,000〜1,0
00,000、好ましくは10,000〜800,00
0であり、5,000未満では強度的性質に劣るために
好ましくなく、一方、1,000,000を超えると加
工性が劣り、ロールやバンバリーでの混練り時にトルク
が過大にかかったり、配合薬品やカーボンブラックなど
の補強剤の分散が不良となり、加硫物の性能が劣るなど
の問題が生起し好ましくない。
エン系重合体は、ブタジエン部分のビニル結合含量が7
0%以上、好ましくは70〜99%、さらに好ましくは
80〜95%である。また、本発明によって得られるブ
タジエン系重合体は、結晶性を有し、その融点は40〜
150℃、好ましくは60〜130℃である。なお、本
発明で得られるブタジエン系重合体の分子量は、広い範
囲にわたって変化させることができるが、そのポリスチ
レン換算の数平均分子量は、通常、5,000〜1,0
00,000、好ましくは10,000〜800,00
0であり、5,000未満では強度的性質に劣るために
好ましくなく、一方、1,000,000を超えると加
工性が劣り、ロールやバンバリーでの混練り時にトルク
が過大にかかったり、配合薬品やカーボンブラックなど
の補強剤の分散が不良となり、加硫物の性能が劣るなど
の問題が生起し好ましくない。
【0022】また、本発明で得られるブタジエン系重合
体は、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)と重量
平均分子量(Mw)との比で表わされる分子量分布(M
w/Mn)を広い範囲にわたって変化させることができ
るが、通常、1.5〜5.0であり、1.5未満は技術
的に困難であり、一方、5.0を超えると物性が劣り、
また低分子量が増加し好ましくない。
体は、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)と重量
平均分子量(Mw)との比で表わされる分子量分布(M
w/Mn)を広い範囲にわたって変化させることができ
るが、通常、1.5〜5.0であり、1.5未満は技術
的に困難であり、一方、5.0を超えると物性が劣り、
また低分子量が増加し好ましくない。
【0023】本発明により得られるブタジエン系重合体
は、該重合体を単独で、または他の合成ゴムもしくは天
然ゴムとブレンドして原料ゴムとして配合し、必要なら
ばプロセス油で油展し、次いでカーボンブラックなどの
充填剤、加硫剤および加硫促進剤などの通常の加硫ゴム
配合剤を加えてゴム組成物とし、これを加硫し、機械的
特性および耐摩擦性が要求されるゴム用途、例えば、タ
イヤ、ホース、ベルト、その他の各種工業用品に用いる
ことができる。
は、該重合体を単独で、または他の合成ゴムもしくは天
然ゴムとブレンドして原料ゴムとして配合し、必要なら
ばプロセス油で油展し、次いでカーボンブラックなどの
充填剤、加硫剤および加硫促進剤などの通常の加硫ゴム
配合剤を加えてゴム組成物とし、これを加硫し、機械的
特性および耐摩擦性が要求されるゴム用途、例えば、タ
イヤ、ホース、ベルト、その他の各種工業用品に用いる
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は、特に断らない限り重量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、下記の方法に拠った。
ブタジエン系重合体のビニル結合含量は、赤外吸収スペ
クトル法(モレロ法)によって求めた。ブタジエン系重
合体の融点は、DSC(示差走査熱量計)を用い、AS
TMD3418に準じて測定した。重量平均分子量およ
び数分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)〔(株)島津製作所製、C−4A〕を用
い、40℃、テトラヒドロフランを溶媒として測定し
た。
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は、特に断らない限り重量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、下記の方法に拠った。
ブタジエン系重合体のビニル結合含量は、赤外吸収スペ
クトル法(モレロ法)によって求めた。ブタジエン系重
合体の融点は、DSC(示差走査熱量計)を用い、AS
TMD3418に準じて測定した。重量平均分子量およ
び数分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)〔(株)島津製作所製、C−4A〕を用
い、40℃、テトラヒドロフランを溶媒として測定し
た。
【0025】実施例1〜9 乾燥窒素雰囲気下で内容積100mlの硬質ガラス製耐
圧ビンにトルエン40g、1,3−ブタジエン(BD)
10g、表1に示すそれぞれドデシルベンゼンスルホン
酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジ
ステアリルジメチルアンモニウムのトルエン溶液の所定
量、水16mgを加え、10℃に冷却した。さらに、所
定量のトリエチルアルミニウムとエチルアルミニウムセ
スキクロイドの混合有機アルミニウム(Al)のトルエ
ン溶液を加え、30分間、有機アルミニウム成分の変性
を行なった。続いて所定量のオクチル酸コバルト(C
o)とトリフェニルホスフィン(P)混合物のトルエン
溶液を加えて、10℃で30分重合反応を行なった。な
お、使用した触媒濃度、組成は、BD/Co(モル比)
=15000、Al/Co(原子比)=100、Et3
Al/Et1.5 AlCl1.5 (モル比)=90/10、
H2 O/Al(当量比)=0.7、P/Co(原子比)
=2.5である。反応停止は、停止剤として2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾールを含む少量のメタノール
を反応系に加えることによって行なった。次いで、多量
のメタノール中に前記反応溶液を注ぎ、重合体を析出、
凝固させた。さらに、40℃で真空乾燥し、収量を測定
し、重合体収率を求めた。得られた重合体の1,2−ビ
ニル結合含量(%)、融点(℃)、重量平均分子量(M
w)、数平均分子量(Mn)、分子量分布(Mw/M
n)を測定した。結果を表1に示す。
圧ビンにトルエン40g、1,3−ブタジエン(BD)
10g、表1に示すそれぞれドデシルベンゼンスルホン
酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジ
ステアリルジメチルアンモニウムのトルエン溶液の所定
量、水16mgを加え、10℃に冷却した。さらに、所
定量のトリエチルアルミニウムとエチルアルミニウムセ
スキクロイドの混合有機アルミニウム(Al)のトルエ
ン溶液を加え、30分間、有機アルミニウム成分の変性
を行なった。続いて所定量のオクチル酸コバルト(C
o)とトリフェニルホスフィン(P)混合物のトルエン
溶液を加えて、10℃で30分重合反応を行なった。な
お、使用した触媒濃度、組成は、BD/Co(モル比)
=15000、Al/Co(原子比)=100、Et3
Al/Et1.5 AlCl1.5 (モル比)=90/10、
H2 O/Al(当量比)=0.7、P/Co(原子比)
=2.5である。反応停止は、停止剤として2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾールを含む少量のメタノール
を反応系に加えることによって行なった。次いで、多量
のメタノール中に前記反応溶液を注ぎ、重合体を析出、
凝固させた。さらに、40℃で真空乾燥し、収量を測定
し、重合体収率を求めた。得られた重合体の1,2−ビ
ニル結合含量(%)、融点(℃)、重量平均分子量(M
w)、数平均分子量(Mn)、分子量分布(Mw/M
n)を測定した。結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】比較例1 実施例1で界面活性剤を使用しないほかは、実施例1と
同様の操作を行なった。結果を表1に示す。
同様の操作を行なった。結果を表1に示す。
【0028】実施例10〜14、比較例2 実施例1で使用した含ハロゲン有機アルミニウムを、エ
チルアルミニウムセスキクロリドからジエチルアルミニ
ウムクロリドを所定の組成比になるように代えた以外
は、実施例1と同様の操作を行ない、ブタジエン系重合
体を得た。また、実施例2において界面活性剤を添加し
ないものを比較例2とした。結果を表1に示す。
チルアルミニウムセスキクロリドからジエチルアルミニ
ウムクロリドを所定の組成比になるように代えた以外
は、実施例1と同様の操作を行ない、ブタジエン系重合
体を得た。また、実施例2において界面活性剤を添加し
ないものを比較例2とした。結果を表1に示す。
【0029】実施例15〜17 乾燥窒素雰囲気下で内容積100mlの硬質ガラス製耐
圧ビンにトルエン40g、1,3−ブタジエン(BD)
10g、表1に示すそれぞれドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモ
ニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムのトル
エン溶液の所定量、水16mgを加え、10℃に冷却し
た。さらに、所定量のトリエチルアルミニウムのトルエ
ン溶液、続いてベンジルクロリド(R3 X)のトルエン
溶液を加え、2時間熟成した。続いて、所定量のオクチ
ル酸コバルト(Co)とトリフェニルホスフィン(P)
混合物のトルエン溶液を加えて、10℃で30分重合反
応を行なった。なお、使用した触媒濃度、組成は、BD
/Co(モル比)=15000、Al/Co(原子比)
=100、Et3 Al/R3 X(原子比)=10、H2
O/Al(当量比)=0.7、P/Co(原子比)=
2.5である。反応停止は、停止剤として2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾールを含む少量のメタノールを
反応系に加えることによって行なった。次いで、多量の
メタノール中に前記反応溶液を注ぎ、重合体を析出、凝
固させた。さらに40℃で真空乾燥し、収量を測定し、
重合体収率を求めた。得られた重合体の1,2−ビニル
結合含量(%)、融点(℃)、重量平均分子量(M
w)、数平均分子量(Mn)、分子量分布(Mw/M
n)を測定した。結果を表1に示す。
圧ビンにトルエン40g、1,3−ブタジエン(BD)
10g、表1に示すそれぞれドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモ
ニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムのトル
エン溶液の所定量、水16mgを加え、10℃に冷却し
た。さらに、所定量のトリエチルアルミニウムのトルエ
ン溶液、続いてベンジルクロリド(R3 X)のトルエン
溶液を加え、2時間熟成した。続いて、所定量のオクチ
ル酸コバルト(Co)とトリフェニルホスフィン(P)
混合物のトルエン溶液を加えて、10℃で30分重合反
応を行なった。なお、使用した触媒濃度、組成は、BD
/Co(モル比)=15000、Al/Co(原子比)
=100、Et3 Al/R3 X(原子比)=10、H2
O/Al(当量比)=0.7、P/Co(原子比)=
2.5である。反応停止は、停止剤として2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾールを含む少量のメタノールを
反応系に加えることによって行なった。次いで、多量の
メタノール中に前記反応溶液を注ぎ、重合体を析出、凝
固させた。さらに40℃で真空乾燥し、収量を測定し、
重合体収率を求めた。得られた重合体の1,2−ビニル
結合含量(%)、融点(℃)、重量平均分子量(M
w)、数平均分子量(Mn)、分子量分布(Mw/M
n)を測定した。結果を表1に示す。
【0030】比較例3 実施例3で界面活性剤を使用しないほかは、実施例3と
同様の操作を行なった。結果を表1に示す。
同様の操作を行なった。結果を表1に示す。
【0031】
【発明の効果】本発明のブタジエン系重合体の製造方法
によれば、特定の触媒系を採用することによって種々の
有機溶媒中で高活性の重合能を有し、得られる重合体も
高ビニル結合含量であり、かつ結晶化度、換言すれば融
点の制御が可能である。
によれば、特定の触媒系を採用することによって種々の
有機溶媒中で高活性の重合能を有し、得られる重合体も
高ビニル結合含量であり、かつ結晶化度、換言すれば融
点の制御が可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 1,3−ブタジエンを少なくとも50モ
ル%以上含有する共役ジエンを、(A)コバルト化合
物、(B)一般式R1 3 Alで示される有機アルミニウ
ム化合物(R1 はアルキル基、アリール基、アラルキル
基を示す)、(C)水、(D)ホスフィン化合物および
(E)一般式R2 n AlX3-n で示される含ハロゲン有
機アルミニウム化合物(R2 はアルキル基、アリール
基、アラルキル基、Xはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素の
ハロゲン原子、nは0、1、1.5、2を示す)、また
は(F)活性ハロゲン化合物から選ばれる少なくとも1
種以上の化合物からなる触媒を用いてポリブタジエンを
不活性溶媒存在下、または非存在下で製造するに当た
り、(G)界面活性剤を共存させて重合することを特徴
とするブタジエン重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16742793A JPH072927A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ブタジエン重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16742793A JPH072927A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ブタジエン重合体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072927A true JPH072927A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15849506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16742793A Pending JPH072927A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ブタジエン重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072927A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002090396A1 (en) * | 2001-05-09 | 2002-11-14 | Zeon Corporation | Sys-1, 4-polybutadiene production method |
| US7009013B2 (en) | 2002-07-22 | 2006-03-07 | Jsr Corporation | Process for producing crystalline 1,2-polybutadiene |
| WO2020116367A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 宇部興産株式会社 | ポリブタジエン、及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP16742793A patent/JPH072927A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002090396A1 (en) * | 2001-05-09 | 2002-11-14 | Zeon Corporation | Sys-1, 4-polybutadiene production method |
| US7009013B2 (en) | 2002-07-22 | 2006-03-07 | Jsr Corporation | Process for producing crystalline 1,2-polybutadiene |
| WO2020116367A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 宇部興産株式会社 | ポリブタジエン、及びその製造方法 |
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