JPH07293708A - 水力機械の端面型軸封装置 - Google Patents

水力機械の端面型軸封装置

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JPH07293708A
JPH07293708A JP6080109A JP8010994A JPH07293708A JP H07293708 A JPH07293708 A JP H07293708A JP 6080109 A JP6080109 A JP 6080109A JP 8010994 A JP8010994 A JP 8010994A JP H07293708 A JPH07293708 A JP H07293708A
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哲雄 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポンプ水車、又は調相運転が行われる水車など
の水力機械の端面型軸封装置において、密封流体が空気
となるポンプ水車の揚水起動時に発生しやすい、密封面
の発熱によるシールリングの破損を防止する。 【構成】ポンプ水車の回転軸1に周設しているフランジ
の上面に間接的に載設されるシールリング3と、ブラケ
ット8に間接的に固設されるシールリング6とにより形
成される密封面を有する端面型軸封装置において、パッ
キンボックス11の上側密封部を形成する、パッキンボ
ックスカバー7を貫通して少なくとも1個の排気孔1
5、排気孔15と連結する排気管16、及び排気管16
に付設した自動弁17を設け、揚水運転開始時に自動弁
17を開いてパッキンボックス11内の空気を排出し、
空気の排出完了時に自動弁17を閉じる構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水力機械の端面型軸封
装置に係り、特にポンプ水車、又は調相運転が行われる
水車などの水力機械の端面型軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水力機械の端面型軸封装置については、
従来から種々のものが開発されている。本発明で特に対
象とする水力機械は、ポンプ水車、又は調相運転が行わ
れる水車であるが、これに関連する技術は、特開昭63
−170566号公報に開示されている。ここでは、こ
の公知例を用い、図4により、従来の水力機械の端面型
軸封装置について説明する。図4は、従来の水力機械の
端面型軸封装置の略解図である。
【0003】回転軸1に周設されたフランジにはシール
ライナ2が固着され、シールライナ2にはシールリング
3が載設されている。なお、シールライナ2へのシール
リング3の固定は、シールライナ2とシールリング3と
の隙間に接着剤を充填することによって行われている。
【0004】回転軸1の周囲には、ケーシング4が設け
られ、ケーシング4の上面にはパッキンボックスカバー
7の下面の外周側が固着され、パッキンボックスカバー
7の内周面には、パッキン10を介して外周面上側が向
き合う形でブラケット8が設けられている。
【0005】ブラケット8にはシールライナ5が固着さ
れ、シールライナ5にはシールリング6が固設されてい
る。なお、シールライナ5へのシールリング6の固定に
は、上述のシールライナ2にシールリング3を固着する
場合と同様な方法が用いられている。
【0006】シールリング6は、パッキンボックスカバ
ー7とブラケット8との間に設けられたバネ9によっ
て、一定の力で下方に押圧されている。このため、シー
ルリング3の上面がシールリング6の下面によって押し
付けられるので、シールリング6の下面とシールリング
3の上面とが緊密に接触し、いわゆる密封面が形成され
ている。
【0007】上述のように、パッキンボックスカバー7
の内周面とブラケット8の外周面上側との隙間部には、
パッキン10が取り付けられてあり、また、フランジの
下方にも密封面を形成させることによって、ケーシング
4の内側にはパッキンボックス11が形成されている。
【0008】また、密封面に給水するための給水孔12
が、シールリング6、シールライナ5、及びブラケット
8の下部を貫通して設けられてあり、給水孔12は給水
管14に連結され、給水管14の端部に給水ポンプ13
が接続されている。
【0009】水力機械の端面型軸封装置では、このよう
にして密封面が形成され、水の漏れが防止されている。
特に、土砂の含有量の多い河川水、及び金属を腐食しや
すい海水が使用される水力機械の場合は、シールリング
3及びシールリング6に、耐摩耗性及び耐食性に優れた
セラミックス材が用いられている。
【0010】ポンプ水車は、水車運転からポンプ運転へ
の移行時、水車用として回転していた回転軸1は一旦停
止され、その後、回転軸1はポンプ用として逆方向に回
転される。この場合は、回転軸1に固着したランナを囲
むケーシング内に空気を注入し、電動機入力を少なくし
ている。一方、調相運転が行われる水車の場合は、調相
運転時、上述の場合と同様に空気を注入して電動機入力
を少なくしている。すなわち、このような運転時には、
パッキンボックス11内にも空気が充満している。
【0011】そして、ポンプ運転の場合では、回転速度
が定格に達したとき、注入した空気が排出され、揚水運
転が開始される。水車の調相運転の場合も、回転速度が
定格に達したとき、注入した空気が排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の端面型
軸封装置では、パッキンボックス11内における密封面
よりも上側の空気は、空気の排出後もそのまま残るた
め、残った空気が水面の動揺により密封面を通過するこ
とがある。この場合、密封面を構成する、セラミックス
からなる一対のシールリングは、乾燥摩擦により発熱す
る。また、空気が排出されたパッキンボックス内に流入
した水が、密封面に流れ込むとき、シールリングは、急
激に冷却されるので、熱衝撃により破損する欠点があ
る。
【0013】また、従来では、密封面が満足に形成され
ないことがあるので、それについて、図5を用いて説明
する。図5は密封面の圧力分布の説明図であり、Poは
密封圧、Piは給水圧、Paは大気圧を、それぞれ示し
ている。
【0014】従来の端面型軸封装置では給水圧Piが一
定であるため、種々の落差で使用される水力機械のよう
に、密封圧Poが落差によって大きく変化する場合、給
水圧Piを高落差側に設定したときは、ポンプ水車の揚
水起動時、又は水車の調相運転時若しくは低落差運転時
には、図3に示すように密封圧Poは小さくなる。すな
わち、この場合は、密封圧Poに比べて給水圧Piが大
きくなるので、密封面を形成する一対のシールリング
は、上下方向に引き離され、密封面が形成されず、漏水
量が増加する欠点がある。
【0015】一方、給水圧Piを低落差側に設定した場
合は、高落差運転時には給水圧Piに比べて密封圧Po
が大きくなるので、密封面の圧力分布は設定値より高く
なり、このため、シールリングが発熱により焼損する欠
点がある。
【0016】また、従来の高落差の水力機械の端面型軸
封装置の場合、密封面への給水は給水ポンプにより行わ
れている。したがって、給水ポンプが電源の遮断等によ
り停止した場合には、密封面への給水が断たれるため、
シールリングは焼損する危険性がある。
【0017】特に、従来のシールリングはセラミックス
製であるので、破損しやすく、破損したときには大量の
漏水が生じ、水力プラントが水没する可能性がある。
【0018】本発明の目的は、ポンプ水車の揚水起動
時、又は水車の調相運転時において、密封面の発熱によ
るシールリングの破損を防止し、信頼性の高い、ポンプ
水車、又は調相運転が行われる水車の端面型軸封装置を
提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次のように
して達成することができる。
【0020】(1)ポンプ水車、又は調相運転が行われ
る水車などの水力機械における回転軸に周設したフラン
ジ、フランジに固着した下側シールライナ、下側シール
ライナに載設した、セラミックス製の下側シールリン
グ、回転軸を囲むケーシング、ケーシングの上面に下面
の一部を固着したパッキンボックスカバー、パッキンボ
ックスカバーの内周面にパッキンを介して外周面上側が
向き合うブラケット、ブラケットの下面に上面を固着し
た上側シールライナ、及び上側シールライナの下部に固
設した、セラミックス製の上側シールリングを有し、下
側シールリングの上面が上側シールリングの下面を押圧
して密封面が得られ、ケーシングの内側に空気及び水の
少なくともいずれかを密封するパッキンボックスが形成
される水力機械の端面型軸封装置において、パッキンボ
ックスの上部密封部を形成するパッキンボックスカバー
を貫通する少なくとも1個の排気孔、排気孔に接続する
排気管、及び排気管に付設される弁を設けていること。
【0021】(2)(1)において、密封面を構成す
る、下側シーリング及び上側シーリングの少なくともい
ずれかの面の周方向に連通若しくは断続して、少なくと
も1個の円弧、又は円弧と直線とを組合わせた形状の周
方向溝、及び周方向溝に給水する給水孔と、給水孔に連
結する給水管と、給水管に接続する給水ポンプとをもつ
給水系統を有し、パッキンボックスの内部の水圧力を検
出し、水圧力の昇降に連動して給水の圧力を調節する手
段を備えていること。
【0022】(3)(2)において、周方向溝の幅の中
心を、密封面における半径方向の幅の中点よりもパッキ
ンボックスの側に近接させていること。
【0023】(4)(2)又は(3)において、密封面
を構成する、下側シーリング及び上側シーリングの少な
くともいずれかの面に、周方向溝とパッキンボックスと
を連通する半径方向溝を設けていること。
【0024】(5)(2)において、給水系統における
給水の圧力の最高値と同一、又は最高値よりも高い値の
給水の圧力を有し、給水系統の断水時に稼働する非常用
給水系統を併設していること。
【0025】(6)(1)において、端面型軸封装置の
下側又は上側に、半径方向にシールを押しつけて封水す
る円筒型軸封装置を併設していること。
【0026】
【作用】本発明では、パッキンボックスの上部密封部を
形成するパッキンボックスカバーを貫通する少なくとも
1個の排気孔、排気孔に接続する排気管、及び排気管に
付設される弁を設けてあり、ポンプ水車における揚水起
動時と同時若しくはその前後に、又は水車の調相運転に
おける発電運転開始時と同時若しくはその前後に、弁を
開いてパッキンボックス内の空気を排出し、空気の排出
完了時に弁を閉じるようにしている。
【0027】したがって、パッキンボックス内の空気の
排出時において、空気はすべて排出されるので、空気が
密封面に流れ込むことによる、シールリングの発熱を回
避することができる。
【0028】また、密封面を構成する、下側シーリング
及び上側シーリングの少なくともいずれかの面の周方向
に連通若しくは断続して、少なくとも1個の円弧、又は
円弧と直線とを組合わせた形状の周方向溝、及び周方向
溝に給水する給水孔と、給水孔に連結する給水管と、給
水管に接続する給水ポンプとをもつ給水系統を有し、パ
ッキンボックス内の水圧力を検出し、水圧力の昇降に連
動して給水の圧力を調節する手段を備えている。したが
って、密封面の圧力分布を常に一定に保持することがで
きる。
【0029】また、密封面の圧力分布では、高い圧力部
分がパッキンボックス側に偏る傾向にあるので、本発明
では、周方向溝の幅の中心を、密封面における半径方向
の幅の中点よりもパッキンボックス側に近接させてあ
る。したがって、密封面における圧力分布のうち、高い
圧力部分に給水圧の中央部分が一致する形となり、密封
面の密封精度を向上させることができる。なお、密封面
における反パッキンボックス側の低い圧力部分のシール
リングを排除しても、密封面の密封精度の保持について
大きな影響を及ぼさない。したがって、その部分を排除
して、シーリング製作上の経済的効果を向上させること
ができる。
【0030】また、密封面を構成する、下側シーリング
及び上側シーリングの少なくともいずれかの面に、周方
向溝とパッキンボックスとを連通する半径方向溝を設け
ているので、給水ポンプによる密封面への給水が、万一
断たれた場合でも、パッキンボックスから半径方向溝を
通して密封面に給水することができる。したがって、シ
ーリングの焼損を回避することができる。
【0031】また、給水系統における給水圧の最高値と
同一、又は最高値よりも高い値の給水圧を有し、給水系
統の断水時に稼働する非常用給水系統を併設しているの
で、通常運転用給水系統の電源が遮断された場合でも、
密封面に給水を続けることができる。
【0032】更に、端面型軸封装置の下側又は上側に、
半径方向にシールを押しつけて封水する円筒型軸封装置
を併設しているので、端面型軸封装置が破損しても、漏
水量の増大を防止することができる。
【0033】
【実施例】本発明の一実施例を、図1及び図2を用いて
説明する。図1は本実施例のポンプ水車の端面型軸封装
置の略解図、図2は本実施例の要部縦断面図である。す
なわち、本発明で対象とする水力機械としては、特にポ
ンプ水車と調相運転が行われる水車とがあげられるが、
本実施例では、ポンプ水車を実施の対象とした。
【0034】図1及び図2において、本実施例の従来例
(図4)と比較して異なる点をあげると、次のとおりで
ある。
【0035】(1)パッキンボックスカバー7に排気孔
15を穿設し、排気孔15に排気管16を連結し、更に
排気管16に自動弁17を付設した。
【0036】(2)従来設置してある給水管14を延長
して、途中に可変絞り21を付設し、その延長先で給水
管14を分岐し、一方には端部に従来の給水ポンプ13
を設置するが、他方は自動弁19及び絞り20を介し
て、端部を水源18に接続させた。
【0037】(3)給水管14の水圧を検出する圧力計
22と、パッキンボックス11内の水圧を検出する圧力
計23とを設置した。なお、圧力計22と圧力計23と
を用いて、給水圧を制御するが、その方法については後
述する。
【0038】(4)密封面を形成する一対のシールリン
グのうち、シールリング6に、溝幅の中心を密封面にお
ける半径方向の幅の中点よりもパッキンボックス11の
側に近接させて、周方向溝24を設けた。
【0039】(5)周方向溝24とパッキンボックス1
1とを連通する半径方向溝25を設けた。
【0040】ポンプ水車における揚水起動時、パッキン
ボックス11内の水は空気に置換され、パッキンボック
ス11内は空気で充満される。これが、揚水起動運転か
ら揚水運転に移行した場合、パッキンボックス11内に
水が流入することになる。
【0041】このような場合、本実施例では、排気管1
6の自動弁17を開いて、パッキンボックス11内の空
気を排出した後、自動弁17を閉じるようにしている。
【0042】この操作により、シールリング3とシール
リング6とにより形成されている密封面への空気の浸入
がなくなる。すなわち、密封面は、パッキンボックス1
1内に浸入してきた水によりブラケット8が下方に押し
つけられ、この押し付け力により、シールリング6がシ
ールリング3を押圧して形成されるものであるが、密封
面への空気の浸入を防止できるので、シールリング3と
シールリング6のいずれも焼損の危険性を回避すること
が可能となった。
【0043】また、密封面と給水ポンプ13とを連通す
る給水管14を用いて、密封面への給水を行うことは従
来通りであるが、この方法に対して、本実施例では、更
に、ケーシング4に密封面とほぼ同じ高さに圧力計23
を付設するとともに、給水管14には圧力計22と可変
絞り21とを付設している。
【0044】そして、圧力計23によりパッキンボック
ス11内の水圧を検出することにより、ポンプ水車の運
転時における密封面の圧力分布を推定している。また、
給水圧は圧力計22により検出している。すなわち、こ
れらの水圧の検出によって、給水圧が密封面の圧力分布
の最高圧よりも若干高くなるように、可変絞り21の開
度を調整し、密封面の圧力分布を一定に保持することが
可能となった。したがって、密封面からの漏水を防止す
ることができ、また、密封面の焼損の危険性を確実に回
避することが可能となった。
【0045】また、本実施例では、シールリング6に
は、周方向に連続して周方向溝24を設けている。これ
によって、密封面への給水を確実にしている。
【0046】また、密封面における高い圧力部分は、パ
ッキンボックス11側に偏る傾向にあるが、本実施例で
は、図2に示すように、周方向溝24の幅の中心をシー
ルリング6の幅の中点よりパッキンボックス11側に近
接して設けている。したがって、密封面の圧力分布にお
ける高い圧力部分に給水圧の中央部分を対応させること
が可能となり、密封精度を向上させることができた。更
に、シールリングにおける低い圧力を示す部分を削除す
ることにより、シールリングの幅を小さくすることがで
き、端面型軸封装置を安価に提供することが可能となっ
た。
【0047】また、本実施例では、図2に示すように、
密封面に設けられた周方向溝24とパッキンボックス1
1内とを連通する半径方向溝25を設けている。したが
って、給水が断水した場合でも、パッキンボックス11
内の水を、半径方向溝25を通して密封面に流入できる
ので、シールリングの焼損を防止することが可能となっ
た。
【0048】また、給水管14には、電源の遮断時に開
く自動弁19を付設してあり、電源の遮断時には自動弁
19を開いて、水源18から取水した水を、絞り20を
介して給水管14に流し込む非常用給水系統を設けてい
る。ここで、非常用給水系統の水源18の水は、端面型
軸封装置の密封圧よりも常時高い圧力を有する水圧鉄
管、又はポンプ水車における水力発電所の設備から取水
している。すなわち、電源遮断、又は給水ポンプ13の
故障などの非常時には自動弁19が開き、密封面への給
水ができるので、給水ポンプ13による取水が不可能な
場合でも、シールリングの焼損を防止することが可能と
なった。
【0049】図3は、密封面への給水系統のブロック線
図である。密封面への給水には、上述のように、水源と
給水ポンプとの2系統の給水源がある。通常は、給水ポ
ンプ用の電源スイッチを閉じることにより、給水ポンプ
から圧力水をが吐き出させている。
【0050】前述の自動弁19(図1参照)には、図3
における電源センサー、比較器及び選択器の各機能が付
加されている。上述のように、通常は、給水ポンプを用
いて給水するが、給水ポンプ用の電源の故障などによ
り、給水ポンプが稼働しない場合は、給水源を水源に切
り換えるようにしている。
【0051】圧力計23(図1参照)と圧力計22(図
1参照)との各圧力センサーの信号は、計算器に取り込
まれている。計算器は、2個の圧力センサーの信号の差
を計算し、その差に相応する最適な給水量となるように
可変絞り21(図1参照)を作動させ、密封面の圧力分
布が適切で、かつ一定であるように制御している。
【0052】本発明の他の実施例について説明する。本
実施例は、上述の実施例における端面型軸封装置の下方
に、パッキンケースカバーに支えられたカーボン材のセ
グメントシールと樹脂材のセグメントシールとを、輪環
状バネにより回転軸に押し付けて封水する、通常の円筒
型軸封装置を設けた場合である(図示省略)。
【0053】このように、円筒型軸封装置を併設するこ
とにより、万一、上述の実施例における端面型軸封装置
が破損し、漏水が増加した場合でも、封水が可能とな
り、漏水量を大幅に減少させることができる。
【0054】なお、本発明の実施例では、水車ポンプを
実施対象としたが、調相運転が行われる水車についても
実施した結果、同様の効果を得ることができた。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ポンプ水車、又は調相
運転が行われる水車における、セラミックス材からな
る、一対のシールリングを有する端面型軸封装置におい
て、密封流体が空気となるポンプ水車の揚水起動時、又
は水車の調相運転時に発生しやすい、密封面の発熱によ
るシールリングの破損を防止し、信頼性の高い端面型軸
封装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のポンプ水車の端面型軸封装
置の略解図である。
【図2】図1の端面型軸封装置の要部縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例の給水系統のブロック線図で
ある。
【図4】従来の水力機械の端面型軸封装置の略解図であ
る。
【図5】密封面の圧力分布の説明図である。
【符号の説明】
1…回転軸、2、5…シールライナ、3、6…シールリ
ング、4…ケーシング、7…パッキンボックスカバー、
8…ブラケット、9…バネ、10…パッキン、11…パ
ッキンボックス、12…給水孔、13…給水ポンプ、1
4…給水管、15…排気孔、16…排気管、17、19
…自動弁、18…水源、20…絞り、21…可変絞り、
22、23…圧力計、24…周方向溝、25…半径方向
溝、Pa…大気圧、Po…密封圧、Pi…給水圧。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ水車、又は調相運転が行われる水
    車などの水力機械における回転軸に周設したフランジ、
    前記フランジに固着した下側シールライナ、前記下側シ
    ールライナに載設した、セラミックス製の下側シールリ
    ング、前記回転軸を囲むケーシング、前記ケーシングの
    上面に下面の一部を固着したパッキンボックスカバー、
    前記パッキンボックスカバーの内周面にパッキンを介し
    て外周面上側が向き合うブラケット、前記ブラケットの
    下面に上面を固着した上側シールライナ、及び前記上側
    シールライナの下部に固設した、セラミックス製の上側
    シールリングを有し、前記下側シールリングの上面が前
    記上側シールリングの下面を押圧して密封面が得られ、
    前記ケーシングの内側に空気及び水の少なくともいずれ
    かを密封するパッキンボックスが形成される水力機械の
    端面型軸封装置において、前記パッキンボックスの上部
    密封部を形成するパッキンボックスカバーを貫通する少
    なくとも1個の排気孔、前記排気孔に接続する排気管、
    及び前記排気管に付設される弁を設けていることを特徴
    とする水力機械の端面型軸封装置。
  2. 【請求項2】 前記密封面を構成する、前記下側シーリ
    ング及び前記上側シーリングの少なくともいずれかの面
    の周方向に連通若しくは断続して、少なくとも1個の円
    弧、又は円弧と直線とを組合わせた形状の周方向溝、及
    び前記周方向溝に給水する給水孔と、前記給水孔に連結
    する給水管と、前記給水管に接続する給水ポンプとをも
    つ給水系統を有し、前記パッキンボックスの内部の水圧
    力を検出し、前記水圧力の昇降に連動して前記給水の圧
    力を調節する手段を備えている請求項1記載の水力機械
    の端面型軸封装置。
  3. 【請求項3】 前記周方向溝の幅の中心を、前記密封面
    における半径方向の幅の中点よりも前記パッキンボック
    スの側に近接させている請求項2記載の水力機械の端面
    型軸封装置。
  4. 【請求項4】 前記密封面を構成する、前記下側シーリ
    ング及び前記上側シーリングの少なくともいずれかの面
    に、前記周方向溝と前記パッキンボックスとを連通する
    半径方向溝を設けている請求項2又は3記載の水力機械
    の端面型軸封装置。
  5. 【請求項5】 前記給水系統における給水の圧力の最高
    値と同一、又は前記最高値よりも高い値の給水の圧力を
    有し、前記給水系統の断水時に稼働する非常用給水系統
    を併設している請求項2記載の水力機械の端面型軸封装
    置。
  6. 【請求項6】 前記端面型軸封装置の下側又は上側に、
    半径方向にシールを押しつけて封水する円筒型軸封装置
    を併設している請求項1記載の水力機械の端面型軸封装
    置。
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