JPH07294307A - 容積計 - Google Patents

容積計

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JPH07294307A
JPH07294307A JP10620094A JP10620094A JPH07294307A JP H07294307 A JPH07294307 A JP H07294307A JP 10620094 A JP10620094 A JP 10620094A JP 10620094 A JP10620094 A JP 10620094A JP H07294307 A JPH07294307 A JP H07294307A
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container
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JP10620094A
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Yasushi Ishii
泰 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉のプラスチックボトルなど軟らかい容器
の容積も測定できるようにした、容器内部の気体の断熱
的な圧力変化を利用する音響式容積計を提供する。 【構成】 被測定容器が連通して結合された第1の容器
と、被測定容器を覆う第2の容器と、第1および第2の
容器に交番的体積変化を差動的に与える手段と、上記の
容器等よりなる音響系の内部の圧力変化を検出する手段
とからなり、この検出された圧力変化により被測定容器
の容積を求める。 【効果】 測定の際に圧力変化によって被測定容器の壁
が振動して第1の容器の容積がある体積だけ圧縮される
と、第2の容器の容積が同じ体積だけ膨張する。したが
って第1および第2の容器に絶対値が等しく符号が反対
の体積変化が差動的に与えられるという条件が、被測定
容器の壁の振動にもかかわらず成り立ち、精密な容積測
定ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複雑な形状の容器の容積
を測定する容積計、特に容器内の気体の圧力変化を利用
する方式の容積計にかかわる。
【0002】
【従来の技術】複雑な形状の容器の容積を測定する一つ
の方法として、スピーカなどの音源によって容器内部の
空間に交番的な体積変化を与えて内部の気体を断熱的に
圧縮膨張せしめ、そのときの圧力変化から容器の容積を
求めるという方法がある。
【0003】この種の測定方法の一つとして、出願人ら
は特公平2-33084 号および特開平5-223616号(以下これ
ら二つを前願発明と称する)において、基準容器と被測
定容器の双方に交番的体積変化を差動的に与え、そのと
きに生ずるこれらの容器内の気体の圧力変化の大きさの
比、すなわち音圧の大きさの比から、交番的体積変化の
大きさには無関係に、かつ、容器内の気体の静圧力にも
影響されないで容積を測定する音響式容積計を示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の前願発明の装置
は、ガラスビンなど固い容器の容積は精密に測ることが
できるが、薄肉のプラスチックボトルなど軟らかい容器
では、その容器の壁が内部の圧力変化に応じて振動する
ので、容積測定値に大きな誤差を生ずる。
【0005】本発明の目的は、上記のような軟らかい容
器の容積も測定できるようにした音響式容積計を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容積計は、被測
定容器が連通して結合された第1の容器と、被測定容器
を覆う第2の容器と、上記第1および第2の容器に交番
的体積変化を差動的に与える手段と、上記の容器等より
なる音響系の内部の圧力変化を検出する手段とからな
り、この検出された圧力変化により被測定容器の容積を
求めるようになっている。
【0007】
【作用と効果】この容積計の測定原理は、第1と第2の
容器に絶対値が等しく符号が反対の体積変化が与えられ
ることが前提になっているが、上記のような構造にする
と、測定の際に圧力変化によって被測定容器の壁が振動
して第1の容器の容積がある体積だけ圧縮されると、第
2の容器の容積が同じ体積だけ膨張する。したがって二
つの容器に絶対値が等しく符号が反対の体積変化が与え
られるという測定の前提条件は容器の壁の振動にもかか
わらず成り立ち、精密な容積測定ができる。
【0008】
【第1実施例】図1において、1は容積V1 の第1の容
器、3は被測定容器で測定すべきその容積VX は連通孔
10を通して容器1の内部につながっている。したがっ
て容器1の内容積は、VX も含めて、全体として(V1
+VX )になっている。2は容積V2 の第2の容器で被
測定容器3を覆っているが、その内容積は、容器3が内
部に突出しているので、(V2 −VX −VT )になって
いる。ここでVT は容器3の風袋の体積、すなわち容器
3を形成する材料の体積である。
【0009】容器1の上面4は容器1と2を分ける隔壁
となっているが、この隔壁には、これらの容器に交番的
体積変化を与える手段としてスピーカ6がつけられてお
り、信号発生器16から端子8、9を通して正弦波など
の交番的駆動信号が与えられるとスピーカ6の振動板7
が変位し、容器1と2に差動的に体積変化が与えられ
る。隔壁4にはまた、容器2内部の圧力変化を検出する
手段としてマイクロホン12がつけられており、その出
力e2 は端子17を経て計算機などの信号処理装置15
へ送られる。同様に、容器1内部の圧力変化を検出する
手段としてマイクロホン11が容器1につけられてお
り、その出力e1 は信号処理装置15へ送られる。導線
18を通して信号発生器16から信号処理装置15へ送
られる信号は、15において信号e1 、e2 をアナログ
ディジタル変換してとりこむ際などに用いられる同期信
号であるが、15内部のクロックによって独立にアナロ
グディジタル変換が行なわれる場合には、この同期信号
は不要である。
【0010】5は毛細管で、容器1と2の内部の静圧を
平衡させるものであるが、スピーカ6によって与えられ
る交番的圧力変化、すなわち測定周波数の音に対して
は、毛細管5の気体の粘性による抵抗が非常に大きく、
音響的には5は閉じていることに等価である。13、1
4も同様の毛細管で、これらはそれぞれ容器1および2
の内部の静圧を外部の大気圧と平衡させるものである
が、毛細管5があれば13、14は不要である。また1
3、14があれば5は不要である。さらに5、13、1
4がなくても、通常、装置を組み立てたときのすき間に
よって容器1、2の内部の静圧は外部の大気圧に平衡し
ているから、これらの毛細管は本発明に必須ではない。
【0011】いま、信号発生器16からの信号によって
スピーカ6が駆動され、その結果振動板7が変位し、容
器1の内容積(V1 +VX )がΔVS なる体積だけ膨張
したとすると、容器2の内容積(V2 −VX −VT )は
ΔVS だけ圧縮される。すなわち容器1と2にはΔVS
なる体積変化が差動的に与えられる。またこのとき、こ
れらの容器内部に生じた圧力変化によって被測定容器3
の壁が変位し、容器1の内容積(V1 +VX )がΔVB
なる体積だけ膨張すると、容器2の内容積(V2 −VX
−VT )はΔVB だけ圧縮される。ここで容器1および
2の内部の圧力変化をそれぞれ−ΔP1 、ΔP2 とし、
また
【0012】
【数1】
【0013】とすると、気体の断熱変化の関係式より
【0014】
【数2】
【0015】
【数3】
【0016】となる。ここでPは容器1および2内部の
気体の平均的な静圧力であり、γは気体の比熱比であ
る。上記二つの式より
【0017】
【数4】
【0018】となる。ここで
【0019】
【数5】
【0020】とすると
【0021】
【数6】
【0022】なる関係式がえられる。上式においてV
1 、V2 は一定値であり、またVT は被測定容器3の重
量を測りその材料の比重で除することなどにより別途に
知ることができるから、結局、圧力変化の大きさの比R
より被測定容器3の容積VX を求めることができる。
【0023】図2は図1の装置の音響系の電気的等価回
路である。容器1および2はそれらの容積V1 、V2
比例した大きさの容量C1 、C2 によってそれぞれ表わ
される。CX は被測定容器3の容積VX を表わす容量で
あるが、容器1の内容積は(V1 +VX )であるので、
X はC1 と並列に接続される。容器2の内容積は(V
2 −VX −VT)であるので、仮想的な負の容量−CX
2 に並列に接続される。また被測定容器3の風袋の体
積VT を表わす仮想的な負の容量−CT もC2に並列に
接続される。スピーカ6は交流電源SPKとその出力イ
ンピーダンスを表わすZ0 とによって表わされる。
【0024】被測定容器3の壁が内部の圧力変化によっ
て振動することの作用は、その壁のコンプライアンスに
比例した大きさの容量CB によって表わされるが、図1
の装置では、CB は電源SPKと並列に接続されること
になるので、CX の測定値に影響を与えない。一方、前
願発明の装置によって容器の容積を測定する場合には、
容器の壁は外部の大気に接しているので、その壁のコン
プライアンスを表わす容量CB は容器の容積を表わすC
X と並列に接続されることになり、CX の測定に誤差を
生ずることになる。
【0025】
【第2実施例】図3は量産されたほぼ同容積の多数の容
器の検査などを主たる目的とした実施例装置である。容
積V1 の第1の容器1、容積Vx の被測定容器3、これ
を覆う容積V2 の容器2、容器1と2に差動的に体積変
化を与えるスピーカ6は図1の装置と同じである。21
は、先端部23がネジ結合された連通管で、容器1およ
び2の内部空間を連通し、容器2の方の端からL2 なる
距離で他方の端からL1なる距離のところに管内の圧力
変化を検出するマイクロホン20がつけられている。2
2は容器2の内部の圧力変化を検出するマイクロホン
で、その出力e2 は端子28を経て信号処理装置25へ
送られる。同様に、マイクロホン20の出力e0 は端子
29を経て信号処理装置25へ送られる。なお、連通管
21を通してΔVP なる体積の気体が容器2に流入する
と、容器1から同じくΔVP なる体積の気体が21を通
して流出するから、容器1と2に絶対値が等しく符号が
反対の体積変化が与えられるという前提は、連通管があ
っても成り立っている。
【0026】連通管21の容器2の方の端での圧力変化
は容器2内部の圧力変化ΔP2 であり、他方の端での圧
力変化は容器1内部の圧力変化−ΔP1 である。連通管
21の内部断面積が一様であるとすると、管内の圧力変
化の分布はΔP2 から−ΔP1 まで管端からの距離L2
に対して直線的に変化している。一方、ΔP1 とΔP2
の間には(数4)で示した関係があるから
【0027】
【数7】
【0028】となる場合にはマイクロホン20の出力e
0 は0となる。連通管21の内部断面積が一様でない場
合でも、管内の圧力変化が0となるところが管の途中に
あるということは同じである。
【0029】ほぼ同容積の多数の容器の容積を測定する
には、そのうちの一つの容積VR を水などを使って精密
に測定し、これを基準容器として図3の装置において被
測定容器3の替わりにとりつけ、その状態で連通管先端
部23を回してL2 を変えてマイクロホン20の出力e
0 が0となるように調整する。そのあとで基準容器をは
ずし他の容器を被測定容器3としてとりつけると、その
容積VX と基準容器の容積VR との差(VX −VR )に
対応した大きさのマイクロホン出力e0 が発生するの
で、VR を基準としたVX の値を求めることができる。
上記の信号e0 の大きさと(VX −VR )との関係は、
R とは異なる既知の容積をもつ第2の基準容器を用意
し、その容積を測定してみることなどにより定められ
る。
【0030】図4は信号処理装置25の内部構造の一例
である。マイクロホン20の出力e0 は増幅器251で
増幅されたのち同期整流器253で同期整流される。マ
イクロホン22の出力e2 は増幅器252で増幅された
のち同期信号として253に与えられる。同期整流器2
53では、信号e0 のうちe2 とコヒーレントな成分の
大きさが検知され、その出力信号は表示器255に与え
られてVX とVR との差が表示される。増幅器252の
出力はまた整流器254によって整流されて信号e2
振幅に比例した大きさの直流信号となり、導線27を通
じて信号発生器26に与えられ、容器2の内部の圧力変
化ΔP2 の振幅が一定となるように26からスピーカ6
に与える駆動信号の大きさを制御する。しかし、被測定
容器3がすべてほぼ同容積の場合には、スピーカ6に一
定の大きさの駆動信号を与えればΔP2 の振幅もほぼ一
定となるから、上記の制御は必須というわけではない。
また、同期整流器253へ与えられる同期信号は信号発
生器26の出力の駆動信号をもって代えることができる
から、マイクロホン22も必須ではない。
【0031】以上の説明では、基準容器をとりつけてマ
イクロホン20の出力e0 が0となるように調整した
が、その際に連通管先端部23を回してL1 とL2 の比
を変えることは調整手段の一つであって、(数7)によ
って明らかなように、容器1の容積V1 、容器2の容積
2 の一方または両方を可変として増減することによっ
ても信号e0 を0にすることができる。また、ほぼ同容
積の多数の容器の中の一つを基準容器として用いること
は、そのようにすると、他の容器の容積測定のときにマ
イクロホン出力e0 が小さいので、わずかな容積差を拡
大して精度よく識別できるという理由による。したがっ
て測定精度の点で不利になるということを除けば、基準
容器の容積VR は自由に選ぶことができ、たとえば基準
容器を使わないで、VR =0、すなわち連通孔10を閉
じた状態を基準としてもよい。
【0032】さらにまた、基準容器をとりつけたときに
信号e0 が0ではなく、ある大きさを持っていたとして
も、基準容器を被測定容器につけ替えた時のe0 の変化
分が基準容器と被測定容器の容積差(VX −VR )に相
当するから、VR を基準にしてVX を求めることができ
る。要するに、連通管を用いることの本質は、その管内
の圧力変化が0となる零点が存在し、その位置は、(数
7)に示したように、容器の容積のみによって定まると
いうことである。したがって、なるべくこの安定な零点
付近の圧力変化を用いて容積測定を行なうことが、測定
精度の点からみて有利であるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の容積計である。
【図2】図1の装置の音響系の電気的等価回路である。
【図3】本発明の第二実施例の容積計である。
【図4】図3の装置の信号処理装置の内部構造の一例で
ある。
【符号の説明】
1 容積V1 の第1の容器 2 容積V2 の第2の容器 3 容積VX の被測定容器 4 隔壁 5 毛細管 6 スピーカ 7 スピーカの振動板 8、9 端子 10 連通孔 11、12 マイクロホン 13、14 毛細管 15 信号処理装置 16 信号発生器 17 端子 18 導線 20、22 マイクロホン 21 連通管 23 連通管の先端部 25 信号処理装置 26 信号発生器 27 導線 28、29 端子 251、252 増幅器 253 同期整流器 254 整流器 255 表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定容器が連通して結合された第1の
    容器と、被測定容器を覆う第2の容器と、上記第1およ
    び第2の容器に交番的体積変化を差動的に与える手段
    と、上記第1および第2の容器のそれぞれの内部の圧力
    変化を検出する手段とからなり、これら検出された二つ
    の圧力変化の大きさの比により被測定容器の容積を求め
    ることを特徴とする容積計。
  2. 【請求項2】 被測定容器が連通して結合された第1の
    容器と、被測定容器を覆う第2の容器と、上記第1およ
    び第2の容器に交番的体積変化を差動的に与える手段
    と、上記第1および第2の容器を連通する連通管と、上
    記連通管の内部の圧力変化を検出する手段とからなり、
    この検出された連通管内部の圧力変化により被測定容器
    の容積を求めることを特徴とする容積計。
JP10620094A 1994-04-22 1994-04-22 容積計 Pending JPH07294307A (ja)

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