JPH07294376A - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ

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JPH07294376A
JPH07294376A JP6092581A JP9258194A JPH07294376A JP H07294376 A JPH07294376 A JP H07294376A JP 6092581 A JP6092581 A JP 6092581A JP 9258194 A JP9258194 A JP 9258194A JP H07294376 A JPH07294376 A JP H07294376A
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lens
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receiver
display
meter
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幸男 池沢
Shinichi Kobayashi
信一 小林
Takeyuki Kato
健行 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フレーム入りの眼鏡レンズ等の単
焦点レンズ、累進焦点レンズの判別、加入度数の測定を
熟練を要することなく簡略に実行できるとともに、熟練
者による迅速な種類判別、加入度数測定にも対応できる
レンズメータを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、レンズ受5上に被検レンズLe を
載置し、この被検レンズLe の光学性能を前記レンズ受
5を透過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求め
るレンズメータ1において、前記レンズ受5上で被検レ
ンズLe を任意に移動したときの前記測定光学系の各測
定値から各々前記被検レンズLe の少なくとも2箇所の
測定点の球面度数又は円柱度数を求める演算手段46
と、この演算手段46で求めた少なくとも2箇所の測定
点の球面度数又は円柱度数の差を求めこの差が所定値を
越えたとき前記被検レンズLeが累進焦点レンズである
と判別する判別手段48とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ受上に被検レン
ズを載置し、この被検レンズの光学性能を前記レンズ受
を透過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求める
レンズメータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に被検レンズの光学性能を測定する
レンズメータにおいては、測定光学系にレンズ受を配置
し、このレンズ受上に被検レンズを載置してこの被検レ
ンズに対して測定光束を透過することで球面度数、円柱
度数等の光学性能を求めるようにしている。
【0003】しかしながら、例えば、フレーム入りの眼
鏡レンズ等の場合、この眼鏡レンズには単焦点レンズ、
累進焦点レンズの別や加入度数をを簡単に見られるよう
な表示がなされていないため、外観上からはこれらの区
別がつききにくいという問題があった。
【0004】また、眼科病院や眼鏡店等でレンズの知識
が少ない検者がフレーム入りの眼鏡レンズを測定する機
会も増加しており、簡略な単焦点レンズ、累進焦点レン
ズの別や加入度数の測定法が要請されているのが現況で
ある。
【0005】とくに近年では、累進焦点レンズを眼鏡レ
ンズとして装用することが増えていることから簡略な判
定法、測定法が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、フレーム入りの眼鏡レンズ
等の単焦点レンズ、累進焦点レンズの判別、加入度数の
測定を熟練を要することなく簡略に実行できるととも
に、熟練者による迅速な種類判別、加入度数測定にも対
応できるレンズメータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
レンズ受上に被検レンズを載置し、この被検レンズの光
学性能を前記レンズ受を透過する測定光束を備えた測定
光学系を用いて求めるレンズメータにおいて、前記レン
ズ受上で被検レンズを任意に移動したときの前記測定光
学系の各測定値の差を基に前記被検レンズが累進焦点レ
ンズである否かを判別するようにしたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、レンズ受上に被検
レンズを載置し、この被検レンズの光学性能を前記レン
ズ受を透過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求
めるレンズメータにおいて、前記レンズ受上で被検レン
ズを任意に移動したときの前記測定光学系の各測定値か
ら各々前記被検レンズの少なくとも2箇所の測定点の球
面度数又は乱視度数を求める演算手段と、この演算手段
で求めた少なくとも2箇所の測定点の球面度数又は乱視
度数の差を求めこの差が所定値を越えたとき前記被検レ
ンズが累進焦点レンズであると判別する判別手段とを有
するものである。
【0009】請求項3記載の発明は、レンズ受上に被検
レンズを載置し、この被検レンズの光学性能を前記レン
ズ受を透過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求
めるレンズメータにおいて、前記レンズ受上で被検レン
ズを任意に移動したときの前記測定光学系の各測定値か
ら各々前記被検レンズの各測定点の球面度数又は乱視度
数を求める演算手段と、この演算手段で求めた少なくと
も2箇所の測定点の球面度数又は乱視度数の差を求めこ
の差が所定値を越えたとき前記被検レンズが累進焦点レ
ンズであると判別するとともに前記演算手段で求めた各
測定点の球面度数が最小値のときこのときの測定点が被
検レンズの遠用部であると判別する判別手段と、前記レ
ンズ受に対応するレンズアライメントパターン及び累進
焦点レンズの累進帯に対応する測定点表示、レンズ誘導
案内表示、累進焦点レンズの加入度数に応じて変化する
加入度表示を伴うバーメータパターンの表示を行う表示
手段と、前記判別手段が前記被検レンズが累進焦点レン
ズであり、かつ、このときの測定点が被検レンズの遠用
部であると判別したとき、前記表示手段の表示をレンズ
アライメントパターンから測定点表示、レンズ誘導案内
表示、加入度表示を伴う前記バーメータパターンに切り
替える制御手段とを有するものである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記表示手段は、
制御手段の制御の基に前記バーメータパターンに表示さ
れる加入度表示において前記被検レンズの球面度数の最
大値を加入度数として反転表示するとともに数値表示す
る構成としたものである。
【0011】請求項5記載の発明は、レンズ受上にフレ
ーム入り眼鏡レンズを載置し、この眼鏡レンズの光学性
能を前記レンズ受を透過する測定光束を備えた測定光学
系を用いて求めるレンズメータにおいて、前記レンズ受
の眼鏡レンズの左右判別を行う左右判別手段と、前記レ
ンズ受に対応するレンズアライメントパターンと、前記
レンズ受上の左右いずれかの眼鏡レンズに対応して水平
方向のプリズム値を予め光学中心の値から所定量シフト
させた累進焦点レンズの遠用部、近用部に対応する所定
幅の平行線からなる移動案内パターン及び測定点パター
ンを表示する表示手段と、前記レンズ受上で眼鏡レンズ
を任意に移動したときの前記測定光学系の各測定値から
各々前記眼鏡レンズの少なくとも2箇所の測定点の球面
度数又は乱視度数を求める演算手段と、この演算手段で
求めた少なくとも2箇所の測定点の球面度数又は乱視度
数の差を求めこの差が所定値を越えたとき前記眼鏡レン
ズが累進焦点レンズであると判別する判別手段と、前記
左右判別手段による前記レンズ受上の眼鏡レンズの左右
の判別結果と、前記判別手段による前記眼鏡レンズが累
進焦点レンズであるとの判別結果を基に、前記表示手段
の表示をレンズアライメントパターンから左右いずれか
の眼鏡レンズに対応する移動案内パターン及び測定点パ
ターンの表示に切り替える制御手段とを有するものであ
る。
【0012】請求項6記載の発明は、レンズ受上にフレ
ーム入り眼鏡レンズを載置し、この眼鏡レンズの光学性
能を前記レンズ受を透過する測定光束を備えた測定光学
系を用いて求めるレンズメータにおいて、前記レンズ受
の下方のレンズ受台に付した累進焦点レンズ判別用の判
別パターンを備え、この判別パターンを被検レンズを介
して視認することにより生じる前記判別パターンの歪み
により被検レンズの累進焦点レンズか否かの判別を可能
としたものである。
【0013】請求項7記載の発明は、レンズ受上にフレ
ーム入り眼鏡レンズを載置し、この眼鏡レンズの光学性
能を前記レンズ受を透過する測定光束を備えた測定光学
系を用いて求めるレンズメータにおいて、累進焦点レン
ズ判別用の判別パターンを表示する表示手段を備え、表
示手段に表示される判別パターンを被検レンズを介して
視認することにより生じる前記判別パターンの歪みによ
り被検レンズの累進焦点レンズか否かの判別を可能とし
たものである。
【0014】
【作用】以下に、本発明の作用を説明する。
【0015】請求項1記載のレンズメータによれば、前
記レンズ受上で被検レンズを任意に移動したときの前記
測定光学系の各測定値の差を基に前記被検レンズが累進
焦点レンズである否かを判別するようにしたものである
あるから、被検レンズがフレーム入りの眼鏡レンズのよ
うな場合でも熟練を要することなく簡単に単焦点レンズ
か累進焦点レンズかを判別できる。
【0016】請求項2記載のレンズメータにおけるレン
ズ受上に被検レンズを載置し任意に移動すると、前記演
算手段は、前記レンズ受上で被検レンズを任意に移動し
たときの前記測定光学系の各測定値から各々前記被検レ
ンズの少なくとも2箇所の測定点の球面度数又は円柱度
数を求める。
【0017】判別手段は、前記演算手段で求めた少なく
とも2箇所の測定点の球面度数又は円柱度数の差を求め
この差が所定値を越えたとき前記被検レンズが累進焦点
レンズであると判別する。
【0018】これにより、被検レンズがフレーム入りの
眼鏡レンズのような場合でも熟練を要することなく簡単
に単焦点レンズか累進焦点レンズかを判別できる。
【0019】請求項3記載のレンズメータにおけるレン
ズ受上に被検レンズを載置し任意に移動すると、前記演
算手段は、前記レンズ受上で被検レンズを任意に移動し
たときの前記測定光学系の各測定値から各々前記被検レ
ンズの少なくとも2箇所の測定点の球面度数又は円柱度
数を求める。
【0020】判別手段は、前記演算手段で求めた少なく
とも2箇所の測定点の球面度数又は円柱度数の差を求め
この差が所定値を越えたとき前記被検レンズが累進焦点
レンズである判別するとともに前記演算手段で求めた各
測定点の球面度数が最小値のときこのときの測定点が被
検レンズの遠用部であると判別する。
【0021】制御手段は、前記判別手段が前記被検レン
ズが累進焦点レンズであり、かつ、このときの測定点が
被検レンズの遠用部であると判別したとき、前記表示手
段の表示をレンズアライメントパターンから測定点表
示、レンズ誘導案内表示、加入度表示を伴う前記バーメ
ータパターンに切り替える。
【0022】これにより、被検レンズがフレーム入りの
眼鏡レンズのような場合でも熟練を要することなく簡単
に単焦点レンズか累進焦点レンズかを判別でき、かつ、
累進焦点レンズである場合、表示手段に表示される測定
点表示、レンズ誘導案内表示、加入度表示を利用して簡
単に加入度数を測定できる。
【0023】請求項4記載のレンズメータによれば、前
記表示手段が、制御手段の制御の基に前記バーメータパ
ターンに表示される加入度表示において前記被検レンズ
の球面度数の最大値を加入度数として反転表示するとと
もに数値表示するので、累進焦点レンズである場合の加
入度数の把握が容易となる。
【0024】請求項5記載のレンズメータにおける左右
判別手段は、レンズ受上の眼鏡レンズの左右判別を行
う。
【0025】演算手段は、前記レンズ受上で眼鏡レンズ
を任意に移動したときの前記測定光学系の各測定値から
各々前記眼鏡レンズの少なくとも2箇所の測定点の球面
度数又は円柱度数を求める。
【0026】判別手段は、演算手段で求めた少なくとも
2箇所の測定点の球面度数又は円柱度数の差を求めこの
差が所定値を越えたとき前記眼鏡レンズが累進焦点レン
ズであると判別する。
【0027】制御手段は、前記左右判別手段による前記
レンズ受上の眼鏡レンズの左右の判別結果と、前記判別
手段による前記眼鏡レンズが累進焦点レンズであるとの
判別結果を基に、表示手段の表示を、レンズアライメン
トパターンから、左右いずれかの眼鏡レンズに対応して
水平方向のプリズム値を予め光学中心の値から所定量シ
フトさせた累進焦点レンズの遠用部、近用部に対応する
所定幅の平行線からなる移動案内パターン及び測定点パ
ターンを前記表示手段の表示をレンズアライメントパタ
ーンから左右いずれかの眼鏡レンズに対応する移動案内
パターン及び測定点パターンの表示に切り替える。
【0028】これにより、フレーム入りの左右いずれか
の眼鏡レンズの左右判別、累進焦点レンズか否かの判別
が簡略になるとともに、前記表示手段上の左右いずれか
の累進焦点レンズの遠用部、近用部に対応する所定幅の
平行線からなる移動案内パターン及び測定点パターンを
利用してこの眼鏡レンズの遠用部、近用部の測定を迅速
に実行でき、熟練者の測定にも対応できる。
【0029】請求項6記載のレンズメータによれば、前
記レンズ受の下方のレンズ受台に付した累進焦点レンズ
判別用の判別パターンに生じる歪みを利用して、被検レ
ンズの累進焦点レンズか否かの判別を極めて簡略に実行
できる。
【0030】請求項7記載のレンズメータによれば、表
示手段に表示される判別パターンを被検レンズを介して
視認することにより生じる前記判別パターンの歪みによ
り被検レンズの累進焦点レンズか否かの判別を極めて簡
略に実行できる。
【0031】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0032】図1に示すレンズメータ1は、箱型状の装
置本体1Aの正面上部にCRTディスプレイのような各
種の測定パターンを表示する表示手段2を備えるととも
に、この表示手段2の下側に測定光学系を内蔵した下部
支持箱3,上部支持箱4を所定の間隔で対峙する配置に
設けている。そして、下部支持箱3のレンズ受台3aの
上部にレンズ受5を配置している。さらに、レンズメー
タ1は、前記レンズ受5上に載置される被検レンズLe
を上面から押さえるレンズ押さえ6,レバー7の操作で
前記被検レンズLe に所定の印点を行う印点機構8を設
けている。
【0033】さらに、装置本体1Aの表示手段2の下部
には、後述する各種測定モードを設定するモードキー9
a,加入度測定キー9b,クリアキー9c等を備えた入
力手段9を設けている。
【0034】また、前記レンズ受台3aの両側には、レ
ンズ受5上に載置されるフレーム入り眼鏡レンズの左右
判別を行うための左右判別手段33を構成する変位レバ
ー34a,34bを備えている。
【0035】さらに、装置本体1Aの側面には、用紙に
測定結果をプリントするプリンタ48を配置している。
【0036】図2は、前記レンズメータ1の測定光学系
を示すものである。
【0037】この測定光学系は、レンズメータ1の測定
光軸Lに沿って測定光束を放射するLEDを用いた光源
21と、測定光軸Lに沿って順に配置した対物レンズ2
2,ターゲット23,コリメートレンズ24,被検レン
ズLe を載置する前記レンズ受5,結像レンズ25及び
CCDのような光電変換手段26を有している。
【0038】次に、図4を参照して前記レンズメータ1
の制御系について説明する。
【0039】このレンズメータ1は、制御プログラムを
格納したプログラムメモリ41及びCPU42からなる
制御手段43を具備し、前記CPU42に前記光源21
を駆動する光源駆動部31と、前記ターゲット23を駆
動するターゲット駆動部32と、前記光電変換手段26
とを接続している。
【0040】また、前記CPU22に、前記光源21か
らの光の波長に応じた前記光電変換手段26の光電変換
信号を基に被検レンズ10の球面度数S,円柱度数C等
の光学性能を演算する演算手段46と、この演算手段4
6の演算結果を記憶する記憶手段47と、前記表示手段
2と、前記入力手段9と、演算手段46の演算結果や各
種のメッセージをプリントアウトするプリンタ48と、
演算手段47の演算結果を基に単焦点レンズ、累進焦点
レンズの判別、遠用部、近用部の判別、加入度数の算出
等を行う判別手段49と、後述するレンズアライメント
パターン、バーメーターパターン、レンズ誘導案内パタ
ーン、左右いずれかの眼鏡レンズに対応して水平方向の
プリズム値を予め光学中心の値から所定量シフトさせた
累進焦点レンズの遠用部、近用部に対応する所定幅の平
行線からなる移動案内パターン等を記憶したパターンメ
モリ45と、前記左右判別手段33とを接続している。
【0041】次に、図4,図5を参照して累進焦点レン
ズ50及びこの累進焦点レンズ50を加工したフレーム
52付きの眼鏡レンズ50a,50bについて説明す
る。
【0042】累進焦点レンズ50は、光学中心Oから図
4において例えば8mm程度上方にずれた位置に遠用部
Xo を有し、光学中心Oから図4において例えば12.
5m程度下方で、かつ、2.5mm程度左側にずれた位
置に近用部X1 を有するように設計されている。
【0043】このような累進焦点レンズ50を用いるフ
レーム52付きの眼鏡レンズ50a,50bの場合、装
用者の左右両眼の視線の輻湊を考慮し、図5に示す用
に、左眼用の眼鏡レンズ50aと右眼用の眼鏡レンズ5
0bとでは各々近用部X1 がフレーム52の中心部側に
よった各累進帯51a,51bとなるように加工してい
る。
【0044】次に、前記レンズメータ1の作用を説明す
る。
【0045】前記CPU42の制御の基に、光源駆動部
24により前記光源21を点滅させる。これにより、光
源21からの測定光束は前記レンズ受5上に載置したレ
ンズLe の球面度数Sに応じて屈折しつつ通過し、結像
レンズ24により光電変換手段26の受光面の前記球面
度数Sに応じた位置に各々結像する。
【0046】これにより、光電変換手段26,球面度数
Sに応じた光電変換信号を前記CPU22に送る。
【0047】演算手段26は、CPU22の制御の基に
コンタクトレンズ10の屈折率に応じた光電変換信号を
取り込み、レンズLe の球面度数S等を算出する。
【0048】以上がレンズメータ1の一般的な動作であ
るが、次に、フレーム52付きの眼鏡レンズ50a,5
0bの累進焦点レンズか否かの判別、加入度数の測定等
について詳述する。
【0049】この場合には、当初前記表示手段2の画面
に図6に示すようなメニュー画面が表示される。
【0050】このメニュー画面を見て検者が前記モード
設定キー9aを操作し、累進焦点レンズ(自動)を選択
すると、前記表示手段2の画面は、図6に示す下段のレ
ンズアライメントパターン表示P1 に切り替る。
【0051】この状態で図7に示すように前記フレーム
52を手で持ち、眼鏡レンズ50aを前記レンズ受5上
に載置する。そして、この状態でフレーム52を任意方
向に複数箇所する。このとき、前記判別手段49は、演
算手段46の演算結果を基に図10に示すように眼鏡レ
ンズ50aがレンズ受5上に存在するか(S1)、動い
ているか否か(S2)を判別し、眼鏡レンズ50aが動
いた範囲での球面度数Sの少なくとも2箇所の初期最大
値Smax0、初期最小値Smin0を求める。この初期最大値
Smax0、初期最小値Smin0は前記記憶手段47に記憶さ
れる(S3)。
【0052】さらに、フレーム52を任意方向に移動
し、球面度数Sの測定を続けると(S4)、その測定の
都度前記判別手段49は、演算手段46の演算結果を基
に各測定点の球面度数Sを求めるとともに、その球面度
数Sと前記初期最大値Smax0、初期最小値Smin0との比
較を行い(S5,S6)、その球面度数Sが初期最大値
Smax0より大きければその球面度数Sを新たな最大値S
max として、その球面度数Sが初期最小値Smin0より小
さければその球面度数Sを新たな最小値Smin として更
新する(S7,S8)。
【0053】このような操作を繰り返すことで、前記眼
鏡レンズ50aの球面度数Sの最大値Smax 、最小値S
min を簡単、かつ、適確に求めることができる。
【0054】次に、前記判別手段49は、図11に示す
ように、上述のようにして求めた眼鏡レンズ50aの球
面度数Sの最大値Smax 、最小値Smin の差演算を行い
(S9)、この差が例えば0.5(D)よりも大きけれ
ばこの眼鏡レンズ50aが累進焦点レンズ50を用いた
ものであると判別する(S10)。この場合、眼鏡レン
ズ50aが累進焦点レンズ50を用いたものであるか否
かは上述した球面度数Sのみならず、円柱度数Cに基づ
いても判別可能である。
【0055】また、前記判別手段49は、演算手段46
の演算結果を基に眼鏡レンズ50aの円柱度数Cのを求
め、円柱度数Cが不変である場合測定点が遠用部X1 又
はその近傍であると判別する(S11)。円柱度数Cの
値が変化する場合には、このときの測定点は累進帯51
aの外側であるからである。
【0056】上述した場合、既述した少なくとも2箇所
の初期最大値Smax0、初期最小値Smin0の差演算を行
い、この差が例えば0.5(D)よりも大きければこの
眼鏡レンズ50aが累進焦点レンズ50を用いたもので
あると判別することももちろんでき、これにより、測定
開始後直ちに累進焦点レンズ50が累進焦点レンズ50
を用いたものであると知ることができる。
【0057】従って、このようなレンズ50が累進焦点
レンズであるとの判別結果と、測定点が遠用部X0 又は
その近傍であるとの判別結果を基に、前記CPU42は
前記表示手段2の表示を図12の表示から図13、さら
には図14に示す眼鏡レンズ50aの累進帯51aに対
応する測定点表示Px 、レンズ誘導案内表示P3 、累進
焦点レンズの加入度数に応じて変化する加入度表示P4
を伴うバーメータパターンP2 の表示に自動的に切り替
え(S12)、加入度測定モード(S13)に移行す
る。
【0058】以下、各モードの説明を行う。
【0059】遠用測定モードにおいては、まず、図8に
示すように眼鏡レンズ50aのフレーム52の上端から
10mm程度の位置、即ち、測定点が遠用部X1 と類推
できる位置をレンズ受5上に設置する。このとき、前記
表示手段2の表示は図13に示すように、遠用部X0 に
対応する丸印の遠用部表示x1 、測定点に対応する測定
点表示Px 、レンズ誘導案内表示P3 、加入度表示P4
を伴うバーメータパターンP2 を含む状態となる(S1
4)。
【0060】次に、加入度測定モードでは、検者は、図
9に示すように、眼鏡レンズ50aを前記レンズ誘導案
内表示P3 に従って矢印方向に累進帯51aと想定され
る方向に沿って移動し、近用部X1 がレンズ受5に臨む
位置とする。このとき、前記表示手段2の表示は図14
に斜線を付して示すように、バーメータパターンP2の
加入度表示P4 の部分が反転して表示され、加入度数
(ADD)の最大値として例えば2.00の数値も表示
される。
【0061】この場合、累進帯51aに沿った眼鏡レン
ズ50aの移動に伴い、加入度表示P4 は上下方向に変
動し、最大値としての2.00の数値が記憶手段47に
記憶されるとともに、加入度表示P4 の最大値としての
2.00の部分が図15に示すように反転してかつ固定
的に表示される(S15)。
【0062】尚、累進帯51aに沿った眼鏡レンズ50
aの移動に伴い測定点が累進帯51aから外れた場合に
は、図14に示すように、測定点表示Px はバーメータ
パターンP2 の外側に表示される。測定点表示Px が遠
用部X0 の近傍に戻った場合、図13に示すように、遠
用部X0 に対応する丸印の遠用部表示x1 、測定点に対
応する測定点表示Px 、レンズ誘導案内表示P3 、加入
度表示P4 を伴うバーメータパターンP2 を含む状態に
戻ることも有効である。
【0063】前記表示手段2に各パターンを表示しての
眼鏡レンズ50a(又は50b)の測定に際して、各パ
ターンの表示態様は上述した場合のほか、図16乃至図
19に示すようにすることができる。
【0064】即ち、図16に示すように、前記CPU4
2の制御で前記レンズアライメントパターンP1 からい
きなり図14に対応する加入度表示P4 を含むバーメー
タパターンP2 の表示に切り替えて、速やかに加入度測
定に移行したり、図17に示すように、前記レンズアラ
イメントパターンP1 から左右いずれかの眼鏡レンズ5
0a又は50bに対応する2本の平行線からなる移動案
内パターンP5 及び測定点表示Px を含む表示に切り替
えるようにすることもできる。
【0065】この場合、図18に示すように、左右いず
れかの眼鏡レンズ50a又は50bであるかの判別は前
記変位レバー34a,34bを備えた左右判別手段33
の判別結果を基に行い、かつ、眼鏡レンズ50a又は5
0bの水平方向のプリズム値が0のところを基準にして
水平方向のプリズム値が、例えば、±0.18ディオプ
タに対応する2本の平行線からなる移動案内パターンP
5 を表示する。このような表示により、検者は測定点表
示Px が移案内パターンP5 の中を入るようにして眼鏡
レンズ50a又は50bを移動するだけで速やかに加入
度数の測定を行うことができ、眼鏡レンズ50a又は5
0bの知識が豊富な熟練者の測定に対応できる。尚、水
平方向のプリズム値が出ない眼鏡レンズ50a又は50
bも存在するが実際にはプリズムシーニング加工により
大部分の眼鏡レンズ50a又は50bにはプリズム値設
定されているので実用上問題は生じない。
【0066】また、図19に示すように、前記CPU4
2の制御で前記図13に示す表示から直ちに図17に示
す下段の表示に切り替えるようにして速やかに加入度数
の測定を行うこともできる。
【0067】次に、図20を参照して本発明の他の実施
例を説明する。
【0068】図20は、前記レンズ受5の下方のレンズ
受台3aの上面に付した累進焦点レンズ判別用の格子状
の線からなる判別パターンP6 を備え、この判別パター
ンP6 を被検レンズLe を介して視認することにより生
じる図20の下段に示す前記判別パターンP6 の歪みに
より被検レンズLe の累進焦点レンズか否かの判別を可
能としたものである。このように構成することで、被検
レンズLe を前記レンズ受台3aの上方に配置するだけ
で直ちに累進焦点レンズか否かの判別を行うことができ
る。
【0069】また、図21は、前記表示手段2の画面に
予め前記パターンメモリ45に記憶した累進焦点レンズ
判別用の格子状の線からなる判別パターンP7 を表示
し、この判別パターンP7 を眼鏡レンズ30a(又は3
0b)を介して視認することにより生じる前記判別パタ
ーンP7 の歪みにより眼鏡レンズ30a(又は30b)
の累進焦点レンズか否かの判別を直ちに可能としたもの
である。このように構成することで、眼鏡レンズ30a
(又は30b)を前記判別パターンP7 の前方に配置す
るだけで直ちに累進焦点レンズか否かの判別を行うこと
ができる。
【0070】本発明は、上述した実施例の他、その要旨
の範囲内で種々の変形が可能である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0072】請求項1記載の発明によれば、被検レンズ
がフレーム入りの眼鏡レンズのような場合でも熟練を要
することなく簡単に単焦点レンズか累進焦点レンズかを
判別できるレンズメータを提供することができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、演算手段、
判別手段の動作で被検レンズがフレーム入りの眼鏡レン
ズのような場合でも熟練を要することなく簡単に単焦点
レンズか累進焦点レンズかを判別できるレンズメータを
提供することができる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、被検レンズ
がフレーム入りの眼鏡レンズのような場合でも熟練を要
することなく簡単に単焦点レンズか累進焦点レンズかを
判別でき、かつ、累進焦点レンズである場合、表示手段
に表示される測定点表示、レンズ誘導案内表示、加入度
表示を利用して簡単に加入度数を測定できるレンズメー
タを提供することができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、被検レンズ
が累進焦点レンズである場合の加入度数の把握が容易な
レンズメータを提供することができる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、フレーム入
りの左右いずれかの眼鏡レンズの左右判別、累進焦点レ
ンズか否かの判別が簡略になるとともに、前記表示手段
上の左右いずれかの累進焦点レンズの遠用部、近用部に
対応する所定幅の平行線からなる移動案内パターン及び
測定点パターンを利用してこの眼鏡レンズの遠用部、近
用部の測定を迅速に実行でき、熟練者の測定にも対応で
きるレンズメータを提供することができる。
【0077】請求項6記載の発明によれば、前記レンズ
受の下方のレンズ受台に付した累進焦点レンズ判別用の
判別パターンに生じる歪みを利用して、被検レンズの累
進焦点レンズか否かの判別を極めて簡略に実行できるレ
ンズメータを提供することができる。
【0078】請求項7記載のレンズメータによれば、表
示手段に表示される判別パターンを被検レンズを介して
視認することにより生じる前記判別パターンの歪みによ
り被被検レンズの累進焦点レンズか否かの判別を極めて
簡略に実行できるレンズメータを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズメータの実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】本実施例のレンズメータの測定光学系を示す配
置図である。
【図3】本実施例のレンズメータの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】累進焦点レンズの説明図である。
【図5】累進焦点レンズを用いた眼鏡を示す説明図であ
る。
【図6】本実施例のレンズメータの表示手段の表示態様
を示す説明図である。
【図7】本実施例における眼鏡のレンズ受ヘの載置状態
を示す説明図である。
【図8】本実施例における眼鏡レンズのレンズ受上での
測定状態を示す説明図である。
【図9】本実施例における眼鏡レンズのレンズ受上での
測定状態を示す説明図である。
【図10】本実施例装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】本実施例装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】本実施例におけるレンズアライメントパター
ンの表示を示す説明図である。
【図13】本実施例におけるバーメータパターンの表示
を示す説明図である。
【図14】本実施例におけるバーメータパターンの表示
を示す説明図である。
【図15】本実施例におけるバーメータパターンの表示
を示す説明図である。
【図16】本実施例におけるレンズアライメントパター
ンからバーメータパターンへの表示の変化を示す説明図
である。
【図17】本実施例におけるレンズアライメントパター
ンから移動案内パターンへの表示の変化を示す説明図で
ある。
【図18】眼鏡レンズのプリズム値を示す説明図であ
る。
【図19】本実施例におけるバーメータパターンから移
動案内パターンへの表示の変化を示す説明図である。
【図20】本実施例の他例を示す説明図である。
【図21】本実施例のさらに他例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズメータ 2 表示手段 3a レンズ受台 5 レンズ受 9 入力手段 33 左右判別手段 43 制御手段 46 演算手段 47 記憶手段 48 判別手段 50a,50b 眼鏡レンズ Le 被検レンズ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ受上に被検レンズを載置し、この
    被検レンズの光学性能を前記レンズ受を透過する測定光
    束を備えた測定光学系を用いて求めるレンズメータにお
    いて、 前記レンズ受上で被検レンズを任意に移動したときの前
    記測定光学系の各測定値の差を基に前記被検レンズが累
    進焦点レンズである否かを判別するようにしたことを特
    徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】 レンズ受上に被検レンズを載置し、この
    被検レンズの光学性能を前記レンズ受を透過する測定光
    束を備えた測定光学系を用いて求めるレンズメータにお
    いて、 前記レンズ受上で被検レンズを任意に移動したときの前
    記測定光学系の各測定値から各々前記被検レンズの少な
    くとも2箇所の測定点の球面度数又は乱視度数を求める
    演算手段と、この演算手段で求めた少なくとも2箇所の
    測定点の球面度数又は乱視度数の差を求めこの差が所定
    値を越えたとき前記被検レンズが累進焦点レンズである
    と判別する判別手段とを有することを特徴とするレンズ
    メータ。
  3. 【請求項3】 レンズ受上に被検レンズを載置し、この
    被検レンズの光学性能を前記レンズ受を透過する測定光
    束を備えた測定光学系を用いて求めるレンズメータにお
    いて、 前記レンズ受上で被検レンズを任意に移動したときの前
    記測定光学系の各測定値から各々前記被検レンズの各測
    定点の球面度数又は乱視度数を求める演算手段と、この
    演算手段で求めた少なくとも2箇所の測定点の球面度数
    又は乱視度数の差を求めこの差が所定値を越えたとき前
    記被検レンズが累進焦点レンズであると判別するととも
    に前記演算手段で求めた各測定点の球面度数が最小値の
    ときこのときの測定点が被検レンズの遠用部であると判
    別する判別手段と、 前記レンズ受に対応するレンズアライメントパターン及
    び累進焦点レンズの累進帯に対応する測定点表示、レン
    ズ誘導案内表示、累進焦点レンズの加入度数に応じて変
    化する加入度表示を伴うバーメータパターンの表示を行
    う表示手段と、 前記判別手段が前記被検レンズが累進焦点レンズであ
    り、かつ、このときの測定点が被検レンズの遠用部であ
    ると判別したとき、前記表示手段の表示をレンズアライ
    メントパターンから測定点表示、レンズ誘導案内表示、
    加入度表示を伴う前記バーメータパターンに切り替える
    制御手段とを有することを特徴とするレンズメータ。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、制御手段の制御の基に
    前記バーメータパターンに表示される加入度表示におい
    て前記被検レンズの球面度数の最大値を加入度数として
    反転表示するとともに数値表示するものである請求項2
    記載のレンズメータ。
  5. 【請求項5】 レンズ受上にフレーム入り眼鏡レンズを
    載置し、この眼鏡レンズの光学性能を前記レンズ受を透
    過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求めるレン
    ズメータにおいて、 前記レンズ受の眼鏡レンズの左右判別を行う左右判別手
    段と、 前記レンズ受に対応するレンズアライメントパターン
    と、前記レンズ受上の左右いずれかの眼鏡レンズに対応
    して水平方向のプリズム値を予め光学中心の値から所定
    量シフトさせた累進焦点レンズの遠用部、近用部に対応
    する所定幅の平行線からなる移動案内パターン及び測定
    点パターンを表示する表示手段と、 前記レンズ受上で眼鏡レンズを任意に移動したときの前
    記測定光学系の各測定値から各々前記眼鏡レンズの少な
    くとも2箇所の測定点の球面度数又は乱視度数を求める
    演算手段と、 この演算手段で求めた少なくとも2箇所の測定点の球面
    度数又は乱視度数の差を求めこの差が所定値を越えたと
    き前記眼鏡レンズが累進焦点レンズであると判別する判
    別手段と、 前記左右判別手段による前記レンズ受上の眼鏡レンズの
    左右の判別結果と、前記判別手段による前記眼鏡レンズ
    が累進焦点レンズであるとの判別結果を基に、前記表示
    手段の表示をレンズアライメントパターンから左右いず
    れかの眼鏡レンズに対応する移動案内パターン及び測定
    点パターンの表示に切り替える制御手段とを有すること
    を特徴とするレンズメータ。
  6. 【請求項6】 レンズ受上にフレーム入り眼鏡レンズを
    載置し、この眼鏡レンズの光学性能を前記レンズ受を透
    過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求めるレン
    ズメータにおいて、前記レンズ受の下方のレンズ受台に
    付した累進焦点レンズ判別用の判別パターンを備え、こ
    の判別パターンを被検レンズを介して視認することによ
    り生じる前記判別パターンの歪みにより被検レンズの累
    進焦点レンズか否かの判別を可能としたことを特徴とす
    るレンズメータ。
  7. 【請求項7】 レンズ受上にフレーム入り眼鏡レンズを
    載置し、この眼鏡レンズの光学性能を前記レンズ受を透
    過する測定光束を備えた測定光学系を用いて求めるレン
    ズメータにおいて、累進焦点レンズ判別用の判別パター
    ンを表示する表示手段を備え、表示手段に表示される判
    別パターンを被検レンズを介して視認することにより生
    じる前記判別パターンの歪みにより被検レンズの累進焦
    点レンズか否かの判別を可能としたことを特徴とするレ
    ンズメータ。
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