JPH07294480A - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JPH07294480A
JPH07294480A JP9080294A JP9080294A JPH07294480A JP H07294480 A JPH07294480 A JP H07294480A JP 9080294 A JP9080294 A JP 9080294A JP 9080294 A JP9080294 A JP 9080294A JP H07294480 A JPH07294480 A JP H07294480A
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JP
Japan
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sample
analyzed
detector
analyzer
time
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JP9080294A
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English (en)
Inventor
Akio Sugama
明夫 菅間
Shozo Fujita
省三 藤田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分析装置に関し、検出器の特性の変化が許容
範囲を超えると予測される時間毎に検出器の校正を自動
的に行う分析装置を提供する。 【構成】 被分析試料6の測定とは別に、標準試料2に
よる検出器14の校正を自動的に行う。被分析試料6の
分析を行う際、前回の校正から、検出器14の特性の変
化が許容範囲を超えると予測される時間が経過している
場合は、検出器14の校正を自動的に行う。この場合
に、前回の校正から後の分析回数を、検出器14の特性
の変化が許容範囲を超えると予測される時間を決定する
条件に加える。また、この場合に、被分析試料の種類
を、検出器14の特性の変化が許容範囲を超えると予測
される時間を決定する条件に加える。これらの場合に、
検出器14の校正を、被分析試料6の測定の後に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析装置、特に、健康
管理や病状の経過管理を主目的として血液や尿等の分析
を行う分析装置に関する。
【0002】この種の分析を目的として、従来から種々
の分析装置が用いられており、血液や尿等の生化学的分
析装置においては、糖、総タンパク質、尿素(窒素)、
あるいはGPT,GOT等の酵素活性、あるいは、ナト
リウム、カリウム、塩素等のイオンが測定されている。
これらの分析装置を用途別にみると、通常の日々の検査
以外にも緊急検査用に限定した装置も用いられている。
このように、医療目的の分析装置は患者の病状を把握す
るための手段として重要な役割を果たしている。
【0003】
【従来の技術】このような分析装置では、主に酵素反応
や化学反応等により測定されているが、これらの反応は
被分析試料に含まれる測定対象物質の絶対値を求めるこ
とはできず、基準とする標準試料の測定値と比較するこ
とにより、被分析試料中の測定対象物質の濃度を算出す
る必要がある。したがって、大部分の医療用分析装置で
は、使われているセンサ、電極、検出器等を標準試料に
よって校正することが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの分析装置は、
病院等の医療機関で使用される場合は、使用頻度が高い
ことが期待でき、処理能力が高い場合がほとんどであ
る。さらにその分析装置を操作するのは医師、看護婦、
臨床検査技師のように専門知識を有している者であるた
め、分析装置がどのような原理で動作しており、どうい
う操作が必要であり、どのような注意が必要であるかを
認識していることが期待できる。
【0005】したがって、所定の期間、分析回数毎に、
センサ、電極、検出器等を標準試料によって校正する必
要があることは充分に認識され、検出器等の校正は分析
手順に組み込まれていると考えられる。しかしながら、
使用者が交代する場合等は、必ずしもその手順が確実に
実行されるとは限らない。
【0006】一方、家庭用として用いられる場合は、高
い処理能力は必要なく、使用頻度も医療機関用の分析装
置の使用頻度に比べるとはるかに低いといえる。したが
って、前回の分析から、検出器の特性の変化が許容範囲
を超える予定の期間が経過し、前回作成した校正データ
を適用することは不適当で、分析の度に校正を行う必要
が生じることが考えられるが、すべての場合に分析装置
の使用者に、校正の重要性を含む分析装置に関する充分
な知識を期待することは困難で、検出器の確実な校正を
期待することは困難である。
【0007】本発明は、家庭用の分析装置等、使用者に
充分な分析装置に関する知識を期待できない場合におい
ても、検出器の特性の変化が許容範囲を超えると予測さ
れる時間毎に検出器の校正を自動的に行う分析装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる分析装置
においては、被分析試料の測定とは別に、標準試料によ
る検出器の校正を自動的に行う構成を採用した。
【0009】この場合、被分析試料の分析を行う際、前
回の校正から、検出器の特性の変化が許容範囲を超える
と予測される時間が経過している場合は、検出器の校正
を自動的に行うようにすることができる。より厳密に
は、統計的に求められた許容範囲を超える時間を安全を
見越した分だけ短くして、許容範囲を超えると予測され
る時間とする。
【0010】また、この場合、前回の校正から後の分析
回数を、検出器の特性の変化が許容範囲を超えると予測
される時間を決定する条件に加えることができる。
【0011】また、この場合、被分析試料の種類を、検
出器の特性の変化が許容範囲を超えると予測される時間
を決定する条件に加えることができる。
【0012】また、これらの場合、検出器の校正を、被
分析試料の測定の後に行うようにして、使用者の待ち時
間を短くすることができる。
【0013】
【作用】図1は、本発明の分析装置の原理説明図であ
る。この図において、1は分析装置、2は標準試料、3
は希釈液、4,5はタンク、6は被分析試料、7は容
器、8は吸引部、9は被分析試料用ポンプ、10はバル
ブ、11は希釈液用ポンプ、12は混合部、13は温度
調節部、14は検出器、15はコントロール部、16は
時計、17はドレインである。
【0014】この原理説明図によって本発明の分析装置
の原理を説明する。分析装置1には、液体状の標準試料
2と希釈液3が収容されたタンク4,5が具えられ、被
分析試料6は液体状で分析装置の外に置かれている容器
7に入れられる。そして、容器7の中の被分析試料6は
被分析試料用ポンプ9の吸引力によって吸引部8と、被
分析試料6と標準試料2の流路を切替えるバルブ10を
経て、分析装置1内の混合部12に導かれる。
【0015】また、タンク4の中の標準試料2は、被分
析試料用ポンプ9の吸引力によってバルブ10を経て、
混合部12に導かれる。そして、タンク5中の希釈液3
は、希釈液用ポンプ11の吸引力によって混合部12に
導かれる。
【0016】被分析試料6の測定時には、混合部12に
導入された被分析試料6と希釈液3はここで混合された
後、温度調節部13で温度調節されて検出器14に導入
され、ここで測定対象物質を測定した後にドレイン17
から排出される。また、校正時には、混合部12に導入
された標準試料2と希釈液3はここで混合された後、温
度調節部13で温度調節されて検出器14に導入され、
ここで標準試料2中の被測定対象物質を測定した後にド
レイン17から排出される。
【0017】また、バルブ10、被分析試料用ポンプ
9、希釈液用ポンプ11、混合部12、温度調節部1
3、検出器14、時計16はコントロール部15に接続
され、検出器14の制御および検出器14からのデータ
の処理が統一的に行われる。
【0018】この分析装置においては、被分析試料6と
標準試料2との切替えがバルブ10の操作によって行わ
れるため、被分析試料6を吸引した後、バルブ10を切
り換えることにより標準試料2を連続して検出器に導く
ことができる。そのため、被分析試料6の測定と標準試
料2による校正を連続して行うことができる。
【0019】バルブ10の切替えをコントロール部15
によって自動的に行うようにすると、使用者は校正を意
識しないでこの分析装置を使用することができる。被分
析試料の測定と標準試料による校正の順序を逆にして、
校正を先に行ってもよいが、校正が先であると、使用者
が測定の指示を分析装置に与えてから分析装置の外に置
かれた容器7の中の被分析試料の測定までに若干の時間
が必要になり、使用者はその時間だけ操作を待たされる
ことになる。被分析試料の測定が先であるならば、指示
を分析装置に与えると直ちに分析を開始することができ
る。分析結果が得られるまでの所要時間は同じである
が、使用者の印象は前者の方が良いと考えられる。
【0020】コントロール部15において、これに接続
されている時計16を参照して、被分析試料を分析した
日時および検出器14を校正した日時を記憶させると、
前回の分析から今回の分析までに経過した時間を演算す
ることができる。
【0021】今回の分析が、前回の校正から、検出器1
4の安定性を考慮して決定された検出器14を校正する
ことが必要な期間を経過していない場合は、改めて検出
器14の校正を行うことなく、前回の校正データによっ
て分析することができるため、余計な校正操作を省略す
ることができ、迅速な分析が可能になる。
【0022】検出器14を校正することが必要な期間
は、検出器の特性から統計的に決定することができ、よ
り厳密には、その統計的に求められた時間から安全を見
越した分だけ短くした時間を採用する。その条件に、校
正後の経過時間のほか、前回の校正から後の分析回数、
あるいは被分析試料の種類を加えることができる。
【0023】温度調節部13は必ずしも必要ではない
が、化学反応や酵素反応等により検出器が動作する場合
は、その測定量は被分析試料や標準試料の温度に影響さ
れるため、それらの温度を一定に保つことは重要であ
る。この目的のために、タンク中の希釈液に温度調整を
施すこともあるが、検出器に入るまでにポンプ等を通過
するために、その温度が一定である保証はないため、検
出器14の直前の温度調節が好ましい。
【0024】希釈液は被分析試料や標準試料の希釈を行
うだけでなく、流路を洗浄する場合にも使用される。ま
た、検出器14や被分析試料によって希釈を必要としな
い場合もあり、その場合は希釈液は洗浄の働きだけを果
たすことになる。
【0025】
【実施例】図2は、第1実施例の分析装置の全体構成説
明図である。この図において、1は分析装置、2は標準
試料、3は希釈液、4,5はタンク、6は被分析試料、
7は容器、8は吸引部、9は被分析試料用ポンプ、1
0,19はバルブ、11は希釈液用ポンプ、12は混合
部、13は温度調節部、14は検出器、15はコントロ
ール部、16は時計、17はドレイン、18は表示器で
ある。
【0026】この全体構成説明図によってこの実施例の
分析装置を説明する。分析装置1には、標準試料2と希
釈液3が収容されたタンク4,5が具えられ、被分析試
料6は液体状で分析装置の外に置かれているコップ、試
験管、サンプル容器等の容器7に入れられる。そして、
容器7の中の被分析試料6は被分析試料用ポンプ9の吸
引力によって吸引部8と、三方電磁バルブ等の被分析試
料6と標準試料2の流路を切替えるバルブ10を経て、
分析装置1内の混合部12に導かれる。
【0027】また、タンク4の中の標準試料2は、被分
析試料用ポンプ9の吸引力によってバルブ10を経て混
合部12に導かれる。そして、タンク5中の希釈液3
は、希釈液用ポンプ11の吸引力によって混合部12に
導かれる。
【0028】校正時には、混合部12に導入された標準
試料2と希釈液3はここで混合された後に温度調節部1
3で温度調節されて検出器14に導入され、ここで測定
対象物質を測定した後にバルブ19を経てドレイン17
から排出される。また、被分析試料6の測定時には、混
合部12に導入された被分析試料6と希釈液3はここで
混合された後に温度調節部13で温度調節されて検出器
14に導入され、ここで測定対象物質を測定した後に、
流路を開閉するバルブ19を経てドレイン17から排出
される。
【0029】なお、標準試料2あるいは被分析試料6の
希釈倍率は、被分析試料用ポンプ9と希釈液用ポンプ1
1の送液量の比で決定される。希釈を必要としない場合
は、標準試料2あるいは被分析試料6を送液している間
は希釈液用ポンプ11を停止すればよい。
【0030】これらのポンプとしては、ペリスタポンプ
(チューブポンプ、ローラーポンプ)、シリンジポン
プ、定量ポンプ等を用いることができる。ポンプの精度
は定量ポンプが最も優れているが高価であり、ペリスタ
ポンプは比較的価格も低く、DCモータを使用したもの
は逆回転も可能であり、本発明に用いるのに適してい
る。
【0031】標準試料2あるいは被分析試料6を希釈混
合するための混合部12は、T字あるいはY字状のジョ
イントであり、ジョイントあるいはその下流側配管の内
部に例えば螺旋状の突起を設けると、混合効率を高める
効果があり望ましい。同様に、ジョイントあるいはその
下流側にスターラにより攪拌子を配管内で回転させると
確実な混合が期待できる。
【0032】混合部12を出た液の温度を調節するため
の温度調節部13は、例えば、温度調節を行った水中や
金属ブロックの内部に液を通す機構を具えている。前述
のように、検出器14の特性が温度によって変化するた
め、液の温度を一定の値に調節することが望ましい。検
出器14の詳細については後述する。
【0033】前述のように、検出器14を通過した液は
ドレイン17から排出されるが、ドレイン17が開放さ
れていると、停止時に分析装置内部の液が流れ出す可能
性があり、検出器14が乾燥して特性の劣化を招くのを
防ぐため、バルブ19を流路の途中に設け、被分析試料
用ポンプ9と希釈液用ポンプ11が動作している間だけ
バルブ19を開くようになっている。
【0034】被分析試料の測定および検出器14の校正
を行った後に、流路全体の洗浄を行うことが必要である
が、バルブ10を被分析試料6側に切替えて被分析試料
用ポンプ9を逆転させる。なお、この際、被分析試料6
が入った容器7は洗浄用容器に代えておく。この際、被
分析試料用ポンプ9に比べて希釈液用ポンプ11の送液
量が大きい場合は、希釈液3は吸引部8側とともに、検
出器14側にも送られ、吸引部8の洗浄とともに、温度
調節部13、検出器14を含む流路全体が洗浄される。
【0035】また、吸引部8、被分析試料用ポンプ9、
バルブ10、希釈液用ポンプ11、混合部12、温度調
節部13、検出器14、バルブ19、時計16および表
示器18はコントロール部15に接続され、検出器14
の制御および検出器14からのデータの処理が統一的に
行われるようになっている。コントロール部15は、C
PU、メモリ、ADコンバータ等からなるマイクロコン
ピュータシステムである。
【0036】図3は、第1実施例の分析装置の被分析試
料吸引部の構成説明図である。この図において、6は被
分析試料、7は容器、20はつまみ、21は吸引パイ
プ、22はアーム、23は下部スイッチ、24は下部ス
トッパ、25は上部スイッチ、26は上部ストッパであ
る。
【0037】この実施例の分析装置の被分析試料吸引部
においては、被分析試料6は、コップ、試験管、サンプ
ルビン、ビーカー、フラスコ等の容器7に液体状で入れ
られている。つまみ20をもって引き下ろすと、吸引パ
イプ21が容器7内の被分析試料6まで降りてくる。所
定の位置まで吸引パイプ21が降りると、アーム22が
下部ストッパ24に当たり、同時に下部スイッチ23を
操作し、コントロール部15(図2参照)が認識できる
機構になっている。
【0038】下部スイッチ23としては、リミットスイ
ッチ、マイクロスイッチ、光電スイッチ、フォトマイク
ロセンサ等を使用することができる。コントロール部1
5は、下部スイッチ23が入ったことを確認して、被分
析試料6の吸引を開始することができる。また、吸引パ
イプ21が上昇して、アーム22が上部ストッパ26に
当たり、上部スイッチ25を操作するようにすると、コ
ントロール部15にアーム22の状態をより正確に認識
させることができる。
【0039】アーム22として直線状または曲線状の梁
を採用することもできるが、図に示されているような角
度が変わる平行四辺形のパンダグラフ構造を採用する
と、吸引パイプ21が常に鉛直方向を向くようにするこ
とができる。これは、被分析試料として血液、尿等のよ
うに人体に有害な微生物や物質を含む可能性がある場合
に、吸引パイプ21の方向が一定であることは安全な取
り扱いに有利である。
【0040】図4は、第1実施例の分析装置のコントロ
ール部の制御とセンサ出力説明図である。この図におい
て、9は被分析試料用ポンプ、10,19はバルブ、1
1は希釈液用ポンプ、23は下部スイッチ、25は上部
スイッチである。ただし、実施例には測定器内部を液が
流れていく時間の遅れを補正しなければならないが、こ
の図では省略されている。実用装置においては、コント
ロール部15において、液の流れの遅れを見込んだタイ
ミングを設定することができる。
【0041】(1)吸引部パイプ21が引き下げられる
と上部スイッチ25が切れる。上部スイッチ25の信号
によってコントロール部15(図2参照)は、バルブ1
9を開放するとともに希釈液用ポンプ11を動作させて
下流を洗浄する。吸引部パイプ21が完全に引き下げら
れると下部スイッチ23が入る。
【0042】(2)下部スイッチ23が入ったことを示
す信号によって被分析試料用ポンプ9を動作させて被分
析試料6を測定に必要な量だけ吸引する。
【0043】(3)コントロール部15は、記憶してい
る前回の校正日時と時計16に示される現在の日時を比
較し演算することによって得られた時間、および必要に
応じて前回の校正後の分析回数、被分析試料の種類か
ら、検出器14の特性が変化して許容誤差を超える時間
を経過していると判断すると、バルブ10を切り換えて
校正用の標準試料2を吸引し検出器14によって測定
し、先に得た被分析試料6の測定値と比較して分析結果
を演算する。
【0044】(4)被分析試料の分析が終了すると、被
分析試料6が入った容器7を洗浄用容器に取り替え、希
釈液用ポンプ11を動作させつつバルブ10を被分析試
料側に切り替え、被分析試料用ポンプ9を反転させて上
流と下流の流路を希釈液3で洗浄する。被分析試料用ポ
ンプ9を停止させ、最後に希釈液用ポンプ11を停止
し、バルブ19を閉じる。
【0045】この場合、ジョイントあるいは混合部12
にスターラ等を使用する場合は、スターラ等に、希釈液
用ポンプ11やバルブ19と同じタイミングで信号を送
り測定する間回転させる。
【0046】検出器14として酸素電極にグルコースオ
キシダーゼを固定化したグルコースセンサを用いてグル
コースを測定した場合のセンサ出力の例をこの図の下部
に示している。検出器によって被分析試料および標準試
料に応じた出力が得られるが、グルコース濃度を、(被
分析試料における出力変化量)/(標準試料における出
力変化量)×(標準試料濃度)の関係を用いて求めら
れ、算出した濃度は表示器18に表示され、同時にコン
トロール部15はリアルタイムクロック(RTC)から
構成される時計16から日時を取り込み、校正データと
共に記憶する。
【0047】検出器14を校正することが必要な期間を
決定する条件に、校正後の経過時間のほか、前回の校正
から後の分析回数、あるいは被分析試料の種類を加える
場合は、分析の都度+1の回数を記憶し、また、被分析
試料の種類を記憶する。被分析試料の種類を記憶する場
合は、検出器14を着脱自在のカートリッジ型とし、着
脱機構に識別記号を付けることによって、コントロール
部15にその種類を伝送することができる。これらの記
憶は、バッテリーバックアップされたSRAMあるいは
EEPROMおよびこれらを用いたICカード等によっ
て行う。
【0048】この場合、コントロール部15から分析結
果を電話回線等を利用して医療センター等に伝送し、被
験者の過去の健康管理データを参照する等の処理をし、
必要に応じて医師の所見とともに被験者に返送すること
もできる。
【0049】この実施例の検出器14については、各種
センサ、例えばバイオセンサあるいはイオン電極を使用
することができる。その詳細は、「イオン電極と酵素電
極」鈴木周一編 講談社(1981)、「バイオセン
サ」鈴木周一編 講談社1984)、「バイオテクノロ
ジーの新展開」福井三郎他編 化学同人社(198
4)、「バイオセンシングとそのシステム」日本化学会
編 学術出版センター(1988)等に記載されてい
る。
【0050】バイオセンサとしては酸素電極、過酸化水
素電極、イオン感応性FET(ISFET)等に酵素を
固定化した電極密着型と、固定酵素を充填したカラムと
検出用のセンサを組み合わせたフローシステム型とがあ
る。
【0051】そして、測定対象と検出器の組合せは下記
のとおりである。 (1)グルコース・・・固定化グルコースオキシダーゼ
と酸素電極、固定化グルコースオキシダーゼと過酸化水
素電極、固定化グルコースオキシダーゼとISFET (2)尿素・・・固定化ウレアーゼとISFET (3)尿酸・・・固定化ウレアーゼと酸素電極 (4)アルコール・・・固定化アルコールオキシダーゼ
と酸素電極、固定化アルコールオキシダーゼと過酸化水
素電極 (5)アスコルビン酸・・・固定化アスコルビン酸オキ
シダーゼと酸素電極 (6)コレステロール・・・固定化コレステロールオキ
シダーゼと酸素電極、固定化コレステロールオキシダー
ゼと過酸化水素電極
【0052】イオン電極としては、ナトリウムイオン電
極、カリウムイオン電極、塩素イオン電極、アンモニア
電極、カルシウムイオン電極等を用い、これらをフロー
式のセルに装着して、それぞれのイオンを測定する。さ
らに、前段に固定化酵素を充填したカラムを接続するこ
とにより他の成分の測定も可能である。すなわち、測定
対象と検出器の組合せは、 (1)尿素・・・固定化ウレアーゼとアンモニア電極 (2)アミノ酸・・・固定化アミノ酸オキシダーゼとア
ンモニア電極 等である。
【0053】図5は、第1実施例の分析装置の検出器の
構成説明図であり、(A)〜(D)は各態様を示してい
る。この図において、28はバイオセンサ、29は測定
セル、30は小型バイオセンサ、31は酵素、311
カラムである。
【0054】図5(A)は、測定セル29中に、酵素3
1を固定化したバイオセンサ28を配置した電極密着型
検出器の構成を示している。このバイオセンサ28に代
えて、酸素電極、過酸化水素電極、イオン感応性FET
(ISFET)、イオン電極等を用いることができる。
【0055】図5(B)は、測定セル29中に、酵素3
1を固定化した小型バイオセンサ30を配置した電極密
着型検出器の構成を示している。なお、この小型バイオ
センサ30に代えて、小型酸素電極、小型過酸化水素電
極、イオン感応性FET(ISFET)、小型イオン電
極等を用いることができる。
【0056】図5(C)は、酵素31を充填したカラム
311 と、測定セル29中にバイオセンサ28等を配置
した検出器を組み合わせたフローシステム型検出器の構
成を示している。
【0057】図5(D)は、酵素31を充填したカラム
311 と、測定セル29中に小型バイオセンサ30を配
置した検出器を組み合わせたフローシステム型検出器の
構成を示している。
【0058】図6は、第2実施例の分析装置の被分析試
料吸引部の構成説明図である。この図において、6は被
分析試料、7は容器、20はつまみ、21は吸引パイ
プ、23は下部スイッチ、24は下部ストッパ、25は
上部スイッチ、26は上部ストッパ、27はガイドであ
る。
【0059】第1実施例の分析装置の被分析試料吸引部
においては、吸引パイプ21は円弧を描いて動作するた
め、使用しない場合は吸引パイプ21を分析装置内に格
納することができる利点を有するが、その分空間を確保
する必要があり、容器7の形状によっては、吸引パイプ
21の水平方向の移動が支障になることがある。
【0060】この実施例の分析装置の被分析試料吸引部
においては、垂直方向に設けたレール状のガイド27に
沿って移動する腕のつまみ20をもって、吸引パイプ2
1を上下動し、容器7中の被分析試料6を吸引するよう
にしている。ガイド27に沿って移動する腕に当接する
ように下部スイッチ23、下部ストッパ24、上部スイ
ッチ25、上部ストッパ26を設けることと、その機能
は第1実施例の場合と同様である。
【0061】この実施例の垂直方向に設けたガイド27
は、分析装置の内外水平方向に延びるレール等によって
水平方向に移動するようにして、使用しない場合は、被
分析試料吸引部を分析装置内に収容することができる。
この実施例の被分析試料吸引部を用いると、容器7が、
開口が試験管のように小さい場合であっても支障なく被
分析試料6を吸引することができる。
【0062】図7は、第3実施例の分析装置の全体構成
説明図である。この図において、1は分析装置、2は標
準試料、3は希釈液、4,5,33はタンク、6は被分
析試料、7は容器、8は吸引部、9は被分析試料用ポン
プ、10,19はバルブ、11は希釈液用ポンプ、12
は混合部、13は温度調節部、14は検出器、15はコ
ントロール部、16は時計、17はドレイン、18は表
示器、32は基質あるいは補酵素溶液、34は基質ある
いは補酵素溶液用ポンプである。
【0063】被分析試料だけでは充分な酵素反応が得ら
れず、正確な分析ができない場合があるが、その場合に
は、被分析試料に、ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チド(NADH)等の基質あるいは補酵素を添加する必
要がある。基質あるいは補酵素を希釈液中に混合してお
くこともできるが、希釈液によって流路を洗浄する場合
に支障を生じる場合は、別に基質あるいは補酵素を添加
する手段を設けることが必要になる。
【0064】この全体構成説明図によってこの実施例の
分析装置を説明する。分析装置1には、標準試料2と基
質あるいは補酵素溶液32と希釈液3が収容されたタン
ク4,33,5が具えられ、被分析試料6は液体状で分
析装置の外に置かれている容器7に入れられる。そし
て、容器7の中の被分析試料6は被分析試料用ポンプ9
の吸引力によって吸引部8と、被分析試料6と標準試料
2の流路を切替えるバルブ10を経て、分析装置1内の
混合部12に導かれる。
【0065】また、タンク4の中の標準試料2もまた、
被分析試料用ポンプ9の吸引力によってバルブ10を経
て混合部12に導かれる。また、タンク33の中の基質
あるいは補酵素溶液32は、基質あるいは補酵素溶液用
ポンプ34の吸引力によって混合部12に導かれる。そ
して、タンク5中の希釈液3は、希釈液用ポンプ11の
吸引力によって混合部12に導かれる。
【0066】混合部12に導入された標準試料2と希釈
液3はここで混合された後に温度調節部13で温度調節
されて検出器14に導入され、ここで測定対象物質を測
定した後にバルブ19を経てドレイン17から排出さ
れ、また、混合部12に導入された被分析試料6と希釈
液3と基質あるいは補酵素溶液32はここで混合された
後に温度調節部13で温度調節されて検出器14に導入
され、ここで測定対象物質を測定した後に、流路を開閉
するバルブ19を経てドレイン17から排出される。
【0067】なお、標準試料2、被分析試料6、基質あ
るいは補酵素溶液32の希釈倍率は、被分析試料用ポン
プ9、希釈液用ポンプ11、基質あるいは補酵素溶液用
ポンプ34の送液量の比で決定される。希釈を必要とし
ない場合は、標準試料2、被分析試料6、基質あるいは
補酵素溶液32を送液している間は希釈液用ポンプ11
を停止すればよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分析装置
によると、被分析試料の測定とは別に必要な時期に自動
的に検出器の校正が行われるため、校正が必要な時期を
意識しないで正確な測定を行うことが可能になる。さら
に、今回の分析が、前回の測定から検出器の特性が変化
すると予測される期間が経過していない場合は、検出器
の校正を省略することができ、迅速に分析を行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分析装置の原理説明図である。
【図2】第1実施例の分析装置の全体構成説明図であ
る。
【図3】第1実施例の分析装置の被分析試料吸引部の構
成説明図である。
【図4】第1実施例の分析装置のコントロール部の制御
とセンサ出力説明図である。
【図5】第1実施例の分析装置の検出器の構成説明図で
あり、(A)〜(D)は各態様を示している。
【図6】第2実施例の分析装置の被分析試料吸引部の構
成説明図である。
【図7】第3実施例の分析装置の全体構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1 分析装置 2 標準試料 3 希釈液 4,5,33 タンク 6 被分析試料 7 容器 8 吸引部 9 被分析試料用ポンプ 10,19 バルブ 11 希釈液用ポンプ 12 混合部 13 温度調節部 14 検出器 15 コントロール部 16 時計 17 ドレイン 18 表示器 20 つまみ 21 吸引パイプ 22 アーム 23 下部スイッチ 24 下部ストッパ 25 上部スイッチ 26 上部ストッパ 27 ガイド 28 バイオセンサ 29 測定セル 30 小型バイオセンサ 31 酵素 311 カラム 32 基質あるいは補酵素溶液 34 基質あるいは補酵素溶液用ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被分析試料の測定とは別に、標準試料に
    よる検出器の校正を自動的に行うことを特徴とする分析
    装置。
  2. 【請求項2】 被分析試料の分析を行う際、前回の校正
    から、検出器の特性の変化が許容範囲を超えると予測さ
    れる時間が経過している場合は、検出器の校正を自動的
    に行うことを特徴とする請求項1に記載された分析装
    置。
  3. 【請求項3】 前回の校正から後の分析回数を、検出器
    の特性の変化が許容範囲を超えると予測される時間を決
    定する条件に加えることを特徴とする請求項2に記載さ
    れた分析装置。
  4. 【請求項4】 被分析試料の種類を、検出器の特性の変
    化が許容範囲を超えると予測される時間を決定する条件
    に加えることを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載された分析装置。
  5. 【請求項5】 検出器の校正を、被分析試料の測定の後
    に行うことを特徴とする請求項2から請求項4までのい
    ずれか1項に記載された分析装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153623A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Dkk Toa Corp 校正データの自動消去判断機能付きpH計

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JP2006153623A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Dkk Toa Corp 校正データの自動消去判断機能付きpH計

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