JPH07294668A - 発光装置および発光装置を備えた電子機器 - Google Patents

発光装置および発光装置を備えた電子機器

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JPH07294668A
JPH07294668A JP6110114A JP11011494A JPH07294668A JP H07294668 A JPH07294668 A JP H07294668A JP 6110114 A JP6110114 A JP 6110114A JP 11011494 A JP11011494 A JP 11011494A JP H07294668 A JPH07294668 A JP H07294668A
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emitting device
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Masanobu Yamaguchi
正伸 山口
Masayoshi Okuyama
正良 奥山
Tatsuo Ohira
辰夫 大平
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高い寸法精度でかつ容易に製造することがで
き、しかも読取りが容易であるとともに、外観にも優れ
た表示形態を有するEL素子等を用いた発光装置および
この発光装置を備えた電子機器を得る。 【構成】 ケース内に配設された文字板16と、この文
字板16上に回転自在に配設された指針と、この指針を
駆動するアナログ時計機構とを備え、文字板16とし
て、表面透明電極19の裏面側に発光層16cと絶縁層
16dと背面電極16eとが順次積層され、その内部に
文字板の時字を表示する蓄光材18を介装した発光装置
を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL素子を用いた発光
装置およびこの発光装置が組込まれた電子機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発光装置の一種として、表面
透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順
次積層され、上記電極間に電圧を印加させることにより
上記発光層を発光させるEL(エロクトロルミネッセン
ス)素子が知られている。このEL素子は、例えば、図
12に示すように、各種のデジタル式電子機器において
液晶表示装置(LCD)1の裏面側に配設されて、その
照明装置(バックライト)2として用いられたり、ある
いは図13に示すように、アナログ式電子時計におい
て、支持基板3の上面に載置されることにより、指針4
の文字板5として用いられたりしている。このように、
EL素子が組込まれた各種の電子機器においては、上記
EL素子2、5により、暗い場所においても液晶表示装
置1による各種表示や、アナログ式電子時計における時
刻を読取ることができるという利点がある。
【0003】このような発光装置を備えた電子機器のう
ち、特に図13に示したような、EL素子が時計の文字
板として使用されるものにあっては、時刻の目盛となる
時字6や分目を文字板上に設ける必要がある。このた
め、一般に上記従来のEL素子を備えたアナログ式の電
子時計においては、文字板5とされる上記EL素子の上
面に、印刷等により上記時字6や分目等を形成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のEL素子を備えた電子機器にあっては、例えばその
表示形態である時字等を、EL素子の上面に印刷によっ
て形成する場合には、フィルム状のEL素子を各個形状
の打抜いた後に、これを反転して治工具で固定し、その
上面に印刷を行うことになるため、外径との位置ズレが
発生しやすく、高い寸法精度で製造することが難しいと
ともに、外観上も特にその質感に劣るという問題点があ
った。
【0005】本発明は、このような課題を解決すべくな
されたもので、高い寸法精度でかつ容易に製造すること
ができ、しかも読取りが容易であるとともに、外観にも
優れた表示形態を有するEL素子等を用いた発光装置お
よびこの発光装置を備えた電子機器を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る発光装置は、表面透明電極の裏面側に、発光層と
絶縁層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極
と上記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を
発光させる発光装置の内部に、蓄光材を介装したことを
特徴とするものである。この際に、請求項2に記載の発
明のように、上記表面透明電極から背面電極に至る少な
くとも一の貫通孔を穿設し、上記貫通孔に蓄光材を充填
してもよい。
【0007】また、請求項3に記載の発光装置は、表面
透明電極の裏面側に、発光層と絶縁層と背面電極とが順
次積層され、上記表面透明電極と上記背面電極との間に
電圧を印加させて上記発光層を発光させる発光装置にお
いて、上記表面透明電極の裏面側に、当該発光装置の表
示形態を印刷したものである。さらに、請求項4に記載
の発光装置は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
させる発光装置において、上記発光層を、当該発光装置
の表示形態に対応して相異なる色を発光する複数の発光
層によって構成したものである。
【0008】次に、請求項5に記載の発光装置を備えた
電子機器は、ケースと、このケース内に配設された文字
板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、こ
の指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機器
であって、かつ上記文字板として、請求項1または2に
記載の上記発光装置を用い、この発光装置に貫通孔を穿
設し、この貫通孔に上記指針の指針軸を挿通するととも
に、上記蓄光材を、少なくとも上記文字板の時字を表示
する位置に設けたものである。
【0009】また、請求項6に記載の発光装置を備えた
電子機器は、ケースと、このケース内に配設された文字
板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、こ
の指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機器
であって、かつ上記文字板として、請求項3または4に
記載の上記発光装置を用い、この発光装置に貫通孔を穿
設し、この貫通孔に上記指針の指針軸を挿通するととも
に、請求項3または4に記載の上記表示形態の少なくと
も一部が、上記文字板の時字であることを特徴とするも
のである。
【0010】さらに、請求項7に記載の発光装置を備え
た電子機器は、ケースと、このケース内に配設された文
字板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、
この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機
器であって、上記文字板は、表面透明電極の裏面側に、
発光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、上記表面
透明電極と上記背面電極との間に電圧を印加させて上記
発光層を発光させる発光装置と、この発光装置の上面に
載置され、少なくとも時字を表示する位置に上記発光装
置からの発光を通過させる貫通孔が穿設されたシート部
材とを備えてなり、かつ発光装置と上記シート部材とに
貫通孔を穿設し、この貫通孔に上記指針の指針軸を挿通
したものである。
【0011】また、請求項8に記載の発光装置を備えた
電子機器は、ケースと、このケース内に配設された文字
板と、この文字板と上記ケースとの間に介装された見切
板と、上記文字板上に回転自在に配設された指針と、こ
の指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機器
であって、上記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発
光層と絶縁層と背面電極とが順次積層され、上記表面透
明電極と上記背面電極との間に電圧を印加させて上記発
光層を発光させる発光装置からなり、かつ上記見切板の
内周部に、これから上記文字板の内方に突出して時字を
形成する凸部を一体的に設けたことを特徴とするもので
ある。そして、請求項9に記載の発光装置を備えた電子
機器は、請求項5〜8のいずれかに記載の上記電子機器
を、アナログ式電子腕時計に適用したものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発光装置によれば、内部に蓄
光材を介装しているので、当該発光装置の製造過程にお
いて上記蓄光材を封入することができ、製造が容易であ
る。しかも、従来の発光装置においては、暗い場所にお
いて発光操作を終了すると、直ちに消灯して時字等の表
示形態の読取りが困難になってしまうのに対して、上記
発光装置にあっては、内部の蓄光材による残照作用によ
り、発光層の消灯後においても上記表示形態を読取るこ
とができるため、その視認性が向上するとともに、発光
層の駆動時間を短縮化して電池の寿命を長くすることが
可能となる。
【0013】特に、請求項2に記載の発光装置のよう
に、表面透明電極から背面電極に至る貫通孔に蓄光材を
充填すれば、当該貫通孔を時字等の表示形態の位置に穿
設することにより上記表示形態の視認性を一層向上させ
ることができるうえ、さらに当該貫通孔を加工精度に優
れるプレス打抜き加工により穿設することができるた
め、製品精度にも優れる。
【0014】また、請求項3に記載の発光装置にあって
は、表面透明電極の裏面側に、その表示形態を印刷して
いるので、表面透明電極の裏面側に発光層と絶縁層と背
面電極とを印刷により順次積層する一連の製造工程中に
おいて、上記表示形態を形成することができ、製造が容
易であるとともに、上記表面透明電極を反転等する必要
がないため、印刷する表示形態に位置ズレを生じるおそ
れがない。
【0015】請求項4に記載の発光装置では、発光層
を、当該発光装置の表示形態に対応して相異なる色を発
光する複数の発光層によって構成しているので、別途上
面に印刷等により表示形態を設ける必要がなく、かつ発
光装置の一連の製造工程中に上記表示形態を構成するこ
とができるため、請求項3に記載の発明と同様に、製造
が容易である。加えて、発光層自体により上記表示形態
を構成しているので、表示形態が表示装置の全面にわた
る場合においても、これを印刷で形成する場合のように
発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうといったおそ
れがなく、よってさらに一段と優れた外観が得られる。
【0016】次に、請求項5に記載の発光装置を備えた
電子機器にあっては、請求項1または2に記載の上記発
光装置を文字板として用い、蓄光材を上記文字板の時字
を表示する位置に設けているので、内部の蓄光材による
残照作用により、発光層の消灯後においても時字を読取
ることができ、その視認性が向上するとともに、発光層
の駆動時間を短縮化して電池の寿命を長くすることがで
きる。
【0017】また、請求項6に記載の発光装置を備えた
電子機器では、特に請求項4に記載の発光装置を文字板
として用いた場合に、発光層自体によって上記表示形態
を構成しているので、表示形態が表示装置の全面にわた
る場合においても、これを印刷によって形成する場合の
ように、発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうとい
ったおそれがなく、優れた外観が得られる。
【0018】さらに、請求項7に記載の発光装置を備え
た電子機器にあっては、文字板として発光装置を用いて
いるので視認性に優れ、しかもシート部材の貫通孔から
透過される上記発光装置からの光により時字等を読取る
ことができるため、視認性にも優れる。また、シート部
材の材質や形状を適宜選択することにより、上記文字板
全体の質感および外観を向上させることが可能となる。
【0019】また、請求項8に記載の発光装置を備えた
電子機器は、見切板の内周部に時字となる凸部を一体的
に設けているので、部品点数を増大させることなく、そ
の製造が容易であるとともに、当該凸部を透明部材で形
成すれば、一層視認性を向上させることができる。した
がって、請求項5〜8のいずれかに記載の上記電子機器
を、アナログ式電子腕時計に適用した場合に好適であ
る。
【0020】
【実施例1】図1〜図3は、本発明の発光装置および発
光装置を備えた電子機器をEL素子を改良した発光装置
およびこれを組込んだアナログ式電子腕時計に適用した
一実施例を示すものである。図1において、図中符号1
0は、このアナログ式電子腕時計(以下、腕時計と略称
する。)のケースを示すものである。このケース10
は、上下面が開口した円環状のもので、その内部には、
回路基板11を上部ハウジング12および下部ハウジン
グ13で挟持して一体化されたモジュール14が組込ま
れている。なお、上記回路基板11の上面には、EL素
子駆動回路やステッピングモータ駆動回路等を有するL
SI15が取付けられている。このモジュール14の上
面には、EL素子からなる文字板16(発光装置)が載
置されている。
【0021】この文字板16は、図2および図3に示す
ように、透明樹脂16a、透明電極16b、発光層16
c、絶縁層16d、背面電極16eおよび背面絶縁層1
6fが順次印刷により積層されたEL素子からなるもの
で、その時字を表示すべき位置には、上記透明樹脂16
aから上記背面絶縁層16fに至る複数の貫通孔17…
が穿設されるとともに、これら貫通孔17…には、蛍光
塗料や蛍光ラミネート材等の蛍光材からなる蓄光材18
…が充填されている。なお、上記透明樹脂16aおよび
透明電極16bにより、表面透明電極19が構成されて
いる。そして、この文字板16の透明電極16bおよび
背面電極16eは、それぞれ上部ハウジング12を貫通
して配設された接続用ばね20、20により、上記回路
基板11と電気的に接続されており、上記透明電極16
bと背面電極16eとの間に電圧を印加させることによ
り、発光層16cを発光させるようになっている。
【0022】また、上記モジュール14の上部ハウジン
グ12中央には、アナログ時計機構21が組込まれてお
り、これによって回転駆動される指針軸22が、上記文
字板16の中央部に穿設された貫通孔23内に挿通され
ている。そして、上記指針軸22には、指針24、25
が、それぞれ上記文字板16の上方において回転自在に
取付けられている。さらに、ケース10の上部開口に
は、これを塞ぐ透明なガラス体26が嵌め込まれ、この
ガラス体26と文字板16との外周部間には、当該ガラ
ス体26と文字板16との間に指針24、25の回転空
間を確保するための見切板27が介装されている。他
方、ケース10の裏面開口には、内部の電池28を挿脱
するためのバックプレート29が開閉自在に設けられて
いる。なお、図中符号30は、この腕時計の操作用ボタ
ンを示すものである。
【0023】以上の構成からなる文字板(発光装置)1
6にあっては、時字を表示すべき位置に、表面透明電極
19から背面絶縁層16fに至る貫通孔17…を穿設
し、この貫通孔17…に蓄光材18…を充填しているの
で、蓄光材18…による残照作用により、発光層16c
の消灯後においても上記時字を読取ることができ、よっ
てその視認性に優れるとともに、さらに発光層16cの
駆動時間を短縮化して電池28の寿命を長くすることが
できる。また、上記貫通孔17…は、加工精度に優れる
プレス打抜き加工により穿設することができるため、製
造が容易であるうえ、製品精度にも優れる。
【0024】したがって、上記文字板16を組込んだ腕
時計にあっては、暗い場所においても文字板16を発光
させることにより、容易に時刻を読取ることができ、か
つ蓄光材18…を上記文字板16の時字を表示する位置
に設けているので、内部の蓄光材18…による残照作用
により、消灯後においても時字を読取ることができて一
層その視認性が向上することができる。
【0025】
【実施例2】図4および図5は、本発明の第二実施例を
示すもので、図1に示したものと同一構成部分には同一
符号を付して、その説明を省略する。この実施例の腕時
計においては、ケース10内に、上記文字板16に代え
て、図4および図5に示すようなEL素子を用いた文字
板(発光装置)31が組込まれている。この文字板31
は、表面透明電極32の裏面側に、裏面側に絶縁層を有
する発光層33と背面電極34と背面絶縁層35とが順
次積層されたEL素子の上記表面透明電極32の裏面側
に、この文字板31の時字36…が印刷されてなるもの
であり、上記表面透明電極32と背面電極34との間に
電圧を印加させることにより、発光層33を発光させる
ようになっている。
【0026】したがって、上記文字板31を組込んだ腕
時計によれば、文字板31の表面透明電極32の裏面側
に、時字36…を印刷しているので、当該文字板31を
製造するに際して、表面透明電極32の裏面側に発光層
33と背面電極34と背面絶縁層35とを印刷により順
次積層する一連の製造工程中において、上記時字36…
を印刷することができるために、製造が容易であり、し
かも従来のもののように上記表面透明電極32に時字を
印刷するためにこれを反転させるといった必要がないた
め、印刷する時字36…に位置ズレを生じるおそれがな
い。
【0027】
【実施例3】図6および図7は、本発明の第三実施例を
示すもので、この実施例の腕時計においては、ケース1
0内に、上記文字板31に代えて、図6および図7に示
すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)40が組
込まれている。この文字板40は、表面透明電極41の
裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層42と背面電
極43と背面絶縁層44とが順次積層されたもので、さ
らに上記発光層42は、この文字板面の色を発光する第
1の発光層45と、時字の色を発光する第2の発光層4
6とによって構成されている。そして、この文字板40
は、上記表面透明電極41と背面電極43との間に電圧
を印加させることにより、文字板面の第1の発光層45
と時字の第2の発光層46とを、それぞれ同時に発光さ
せるようになっている。
【0028】上記構成からなる文字板40およびこれを
組込んだ腕時計にあっては、文字板41の発光層42
を、文字板面の色を発光する第1の発光層45と、時字
の色を発光する第2の発光層46とによって構成してい
るので、文字板40の上面に印刷等により表示形態を設
ける必要がなく、かつ文字板40の一連の製造工程中に
上記2種類の色を発光する発光層42を形成することが
できるため、製造が容易である。しかも、発光層42自
体により上記文字板面の色と時字の色とを発光すること
ができるため、これを印刷で形成する場合のように文字
板40の発光面を隠蔽して発光量が減少してしまうとい
ったおそれがなく、よってさらに一段と優れた外観が得
られる。
【0029】なお、上記実施例においては、発光層42
を文字板面の色を発光する第1の発光層45と時字の色
を発光する第2の発光層46とによって構成したが、こ
れに限るものではなく、さらに文字板面にことなる色の
模様を施す場合には、当該模様の色を発光する第3の発
光層あるいはそれ以上の発光層を加えて発光層を構成し
てもよく、この場合には上記作用効果が一層顕著にな
る。
【0030】
【実施例4】図8および図9は、本発明の第四実施例を
示すもので、この実施例の腕時計においては、ケース1
0内に、上記文字板40に代えて、図8および図9に示
すようなEL素子を用いた文字板(発光装置)50およ
び金属板(シート部材)51とが組込まれている。すな
わち、上記文字板50は、表面透明電極52の裏面側
に、裏面側に絶縁層を有する発光層53と背面電極54
と背面絶縁層55とが順次積層され、上記表面透明電極
52と背面電極54との間に電圧を印加させることによ
り発光層53を発光させるようになっている。そして、
この文字板50の上面に、金属板51が載置されてい
る。この金属板51は、その中央部に大径の開口部が形
成されるとともに、時字を表示する数字部分の位置に、
上記発光層53からの発光を通過させる貫通孔56…が
エッチング等の加工手段により形成されている。
【0031】この例の文字板50を組込んだ腕時計によ
れば、文字板50としてEL素子を用いているので視認
性に優れる。加えて、金属板51の貫通孔56…から透
過される発光層53からの光により時字を読取ることが
できるため、視認性にも優れる。また、金属板51の材
質を適宜選択することにより、全体の質感および外観を
向上させることが可能となる。
【0032】なお、上記実施例においては、中央部に大
径の開口部が形成された金属板51を用いた例について
説明したが、これに限らず、腕時計のデザインに応じて
金属板の中央部をメッシュ状等にしても良い。また、金
属板51の下面に位置決め用の足ピンを設ければ、金属
板の組立精度をより向上させることができるとともに、
同時に文字板50の固定も行うことができることから好
適である。
【0033】
【実施例5】図10および図11は、本発明の第五実施
例を示すもので、この実施例の腕時計においては、ケー
ス10内に、上記文字板50および金属板51に代え
て、図10および図11に示すようなEL素子を用いた
文字板(発光装置)60および見切板61とが組込まれ
ている。すなわち、上記文字板60は、表面透明電極6
2の裏面側に、裏面側に絶縁層を有する発光層63と背
面電極64と背面絶縁層65とが順次積層されたもので
あり、上記表面透明電極62と背面電極64との間に電
圧を印加させることにより、上記発光層63を発光させ
るようになっている。そして、この文字板60とケース
10との間に、上記見切板61が介装されている。この
見切板61は、透明な樹脂からなる円環状のもので、そ
の内周部には、これから上記文字板60の内方に突出し
て時字を形成する凸部66…が一体に形成されている。
【0034】したがって、この例の腕時計によれば、見
切板61の内周部に時字となる凸部66…を一体に形成
しているので、部品点数を増大させることなく、その製
造が容易である。しかも、上記凸部66…が透明な部材
で形成されているので、発光層63からの発光が透過
し、凸部66…の部分が浮き上がるようにして目視され
るため、一層その視認性を向上させることができる。
【0035】なお、この例の見切板61は、リューズ等
の回転スイッチにより回転させる、いわゆるベゼルリン
グと同様に使用することも可能であり、この場合には、
凸部66…の一部における透明色を他のものと変えてお
けばよい。このような構成とすることにより、夜間にお
いても時間経過を即座に認識できるようになる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る発光
装置および発光装置を備えた電子機器によれば、高い寸
法精度でかつ容易に製造することができ、しかも読取り
が容易であるとともに、優れた外観を得ることができ
る。特に、内部に蓄光材が充填された発光装置を用いれ
ば、内部の蓄光材による残照作用により、発光層の消灯
後においても上記表示形態を読取ることができるため、
その視認性が向上するとともに、発光層の駆動時間を短
縮化して電池の寿命を長くすることができる等の効果が
得られる。また、表面透明電極の裏面側に表示形態を印
刷すれば、当該発光装置の一連の製造工程中において、
上記表示形態を形成することができるため、一層製造が
容易であるとともに、印刷する表示形態に位置ズレを生
じるおそれがない。また、上記発光層を相異なる色を発
光する複数の発光層によって構成すれば、別途上面等に
表示形態を設ける必要がないため、発光面を隠蔽して発
光量が減少してしまうといったおそれがなく、かつ同様
に、発光装置の一連の製造工程中に上記表示形態を構成
することができる。
【0037】さらに、文字板上に表示形態部分に貫通孔
を有するシート部材を載置すれば、上記発光装置からの
光により時字等を読取ることができるため、視認性に優
れるとともに、上記文字板全体の質感および外観を向上
させることが可能となる。また、見切板の内周部に時字
となる凸部を一体的に設ければ、部品点数を増大させる
ことなく、その製造が容易であるとともに、当該凸部を
透明部材で形成すれば、一層視認性を向上させることが
できるといった効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光装置を備えた電子機器の一実施例
を示す側断面図である。
【図2】図1の電子機器に組込まれた本発明の発光装置
の一実施例を示す平面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】本発明の第二実施例における発光装置を示す平
面図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】本発明の第三実施例における発光装置を示す平
面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】本発明の第四実施例における発光装置を示す平
面図である。
【図9】図8の縦断面図である。
【図10】本発明の第五実施例における発光装置を示す
平面図である。
【図11】図10の縦断面図である。
【図12】従来の発光装置を備えた電子機器を示す要部
の側面図である。
【図13】従来の他の発光装置を備えた電子機器を示す
要部の側面図である。
【符号の説明】
10 ケース 14 モジュール 16、31、40、50、60 文字板(発光装置) 16c、33、42、53、63 発光層 16d 絶縁層 16e、34、43、54、64 背面電極 16f、35、44、55、65 背面絶縁層 17 貫通孔 18 蓄光材 19、32、41、52、62 表面透明電極 20 接続用ばね 21 アナログ時計機構 22 指針軸 23 貫通孔 24、25 指針 26 ガラス体 27、61 見切板 36 時字 45 第1の発光層 46 第2の発光層 51 金属板(シート部材) 56 貫通孔 66 凸部(時字)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G04G 9/00 308 B 9109−2F G09F 9/33 7610−5G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
    層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
    記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
    させる発光装置において、その内部に蓄光材を介装した
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 上記表面透明電極から上記背面電極に至
    る少なくとも一の貫通孔を穿設し、上記貫通孔に蓄光材
    を充填したことを特徴とする請求項1に記載の発光装
    置。
  3. 【請求項3】 表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
    層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
    記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
    させる発光装置において、上記表面透明電極の裏面側
    に、当該発光装置の表示形態を印刷したことを特徴とす
    る発光装置。
  4. 【請求項4】 表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
    層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
    記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
    させる発光装置において、上記発光層を、当該発光装置
    の表示形態に対応して相異なる色を発光する複数の発光
    層によって構成したことを特徴とする発光装置。
  5. 【請求項5】 ケースと、このケース内に配設された文
    字板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、
    この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機
    器であって、 上記文字板として、請求項1または2に記載の上記発光
    装置を用い、この発光装置に貫通孔を穿設し、この貫通
    孔に上記指針の指針軸を挿通するとともに、上記蓄光材
    を、少なくとも上記文字板の時字を表示する位置に設け
    たことを特徴とする発光装置を備えた電子機器。
  6. 【請求項6】 ケースと、このケース内に配設された文
    字板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、
    この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機
    器であって、 上記文字板として、請求項3または4に記載の上記発光
    装置を用い、この発光装置に貫通孔を穿設し、この貫通
    孔に上記指針の指針軸を挿通するとともに、請求項3ま
    たは4に記載の上記表示形態のうちの少なくとも一部
    が、上記文字板の時字であることを特徴とする発光装置
    を備えた電子機器。
  7. 【請求項7】 ケースと、このケース内に配設された文
    字板と、この文字板上に回転自在に配設された指針と、
    この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機
    器であって、 上記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
    層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
    記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
    させる発光装置と、この発光装置の上面に載置され、少
    なくとも時字を表示する位置に上記発光装置からの発光
    を通過させる貫通孔が穿設されたシート部材とを備えて
    なり、かつ発光装置と上記シート部材とに貫通孔を穿設
    し、この貫通孔に上記指針の指針軸を挿通したことを特
    徴とする発光装置を備えた電子機器。
  8. 【請求項8】 ケースと、このケース内に配設された文
    字板と、この文字板と上記ケースとの間に介装された見
    切板と、上記文字板上に回転自在に配設された指針と、
    この指針を駆動するアナログ時計機構とを備えた電子機
    器であって、 上記文字板は、表面透明電極の裏面側に、発光層と絶縁
    層と背面電極とが順次積層され、上記表面透明電極と上
    記背面電極との間に電圧を印加させて上記発光層を発光
    させる発光装置からなり、かつ上記見切板の内周部に、
    これから上記文字板の内方に突出して時字を形成する凸
    部を一体的に設けたことを特徴とする発光装置を備えた
    電子機器。
  9. 【請求項9】 上記電子機器は、アナログ式電子腕時計
    であることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載
    の発光装置を備えた電子機器。
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